RRR日記(1)

長嶋 洋一


2024年3月17日(日)

晩に、たまたまN響の(あまり好きではない(^_^;)が2000回公演記念らしい)「マーラー千人」を久しぶりに視聴した。 それがトリガとなって、これを機に Sketching日記(20) を終了して、リンクの無いこの日記に切り替えることになった。 「RRR日記」というのは、「Retire/Recover/Revenge日記」という意味であり(謎)、とりあえず先週末で去ったSUACの「Retire」と、これから何だか不明だが復活して行くであろう「Recover」と、やり残した事を「Revenge」する、という日記にすると決めたのだった。 それもこれも、Marler「千人」(すごく久しぶりに視聴したが結構覚えていた)のお陰なのだった。 今日はもう遅いので、とりあえずここまでWebに上げて終了となる。

2024年3月18日(月)

今回、兼職していたSUACを退職して元のフリーに戻ったのだが、「技術士事務所所長」というのは自称だけでそれだけでは何も仕事に繋がってこないので、要するに「無職」である。 そしてこの土日を自宅自室で過ごしてみると、棋王戦とかを追いかけてはいたものの、いやいや一日がとても長かった。 たまたま先週、 こんなページ を発見して、とりあえずプリントして持ち帰っていたのだが、先週は読んでもちょっとピンと来なかった。 ところがこの週末の2日間、「何もない日」を過ごしてみたことで、 このページ の内容がビンビンに響くようになったのだ。
そして昨夜、たまたま「マーラー千人」を久しぶりに堪能したところで一念発起、 Sketching日記(20) を店仕舞いしてこの日記をスタートさせた。 当面はRRRのうち、「Retire日記」として、これからの日々、いかに社会貢献するかを模索するところから、日々、綴っていってみよう。 今日の「お仕事」は2つだけであり、そのうち(1)「マイナカードが保険証と紐付けされていない」現象については、健康保険組合に電話して、「送られてくる書類に記入してマイナカードのコピーと一緒に返送すれば解決する」と判明した。 わざわざ徒歩数分のコンビニにコピーを取りに行かなくても、この部屋にはスキャナとプリンタがあるので、この作業はものの数分で完了してしまったので、あとは書類の到着を待つだけ、と一件落着した。 今日のお仕事その(2)は、かつてKAWAIを退社独立して無収入になった頃に何年か非常勤講師をしていた某学校に、とりあえずまた行ってみようかな・・・という検討である。 こちらはだいぶ前だったので、現在では某学校の名前も場所も変わっており、まずは下調べから開始した。 関連したリンクとして、上のようなところもメモしてみた(今後もここに追記)が、これらは「技術士事務所」からの「営業メイル」を送る候補となる。 それが上手くいかなければ、次は同時期にやっていた「学習塾の講師」というところにアタック・・・という作戦である。 ただし途中で気付いたが、有休消化期間でもう行っていないものの、3月31日までは肩書きが「SUAC教員」なので、その身分でフライング就活というのもちょっと中途半端な気もする。 その意味では、電話をかけるのは4月1日以降となるのかもしれない。

RRRのうち、「Retire日記」は上記のような感じだが、「Recover/Revenge日記」としては、昨日フトやってみた上図のような実験がある。 このMaxパッチは、もう30年以上も昔にやったLogistic関数 [ X(n+1) = μ・X(n)・(1-X(n)) ] の可聴化なのだが、かつては小数点以下6桁目の数値を1ずつ変化させて、相当に長い(10数秒〜数十秒)スパンでの変化に耳を傾けるという作業は、そんな暇はないのでやっていなかった。 しかし「時間だけは十分にある」日々となったので、「3.634848」・「3.634847」・「3.634846」・「3.634845」というのをやってみた様子である。
基本的にはこのあたりでは倍周期分岐が3からさらに倍の「6周期」で回っているのだが、μの値をこの付近にすると、完全なカオス(ランダム)でもなく、安定の6周期でもなく、「カオスの淵」近傍なので、6つの値のうち下から2番目の値が微妙に揺れ動く。 可聴化しているので、等間隔の音符の長さが37.5msecとかなり高速のアルペジオのフレーズのうち、この下から2番目のサウンドだけに注目する「耳フィルタ」で聞き取ることが出来る。 そしてこの音が3音周期フレーズ、時に2音周期フレーズで繰り返しているのだが、異なる音になると「カオスの淵」をかすってグチャッと6周期が壊れるのだが、おいおいまた元に戻る。 ここが、僕には「押し返してくる(生き物?)」ように感じられて好きなのである。
今回、上記の4つのμの値で実験したところ、数値計算の精度限界のところでそれぞれ異なるキャラの変化を初めて比較して聞くことが出来た。 これは正に温故知新、時間があるからこその体験である。 6周期のところでこれだったが、μを上手く調べれば、5周期や7周期などの「窓」の近傍にも「カオスの淵」がある筈なので、それらをしらみつぶしに調べる・・・という作業は、こういう日々だからこそ、出来るのだ。

いくつかの連絡メイルに対応した後で、午後にこの「μの散策(探求)」をさらに進めてみた。 まず昨日の実験Maxパッチを過去のものと差し替えて「0.1」・「0.01」・「0.001」・「0.0001」・「0.00001」・「0.000001」のそれぞれをμに加算する/減算する「可聴化」Maxパッチに改良した。 さらに過去にNLP研究会で発表していた「ロジスティック関数の拡大描画」Maxパッチを発掘して、μの値を調べてみると、昨日の「3.634848」あたりというのはごく一部であって、上のように以下のゾーンをそれぞれ攻めるという可能性が見えてきた。

そして遂に、上の「5分岐の『窓』」の右側のカオスの淵で「μ=3.7447775」というピンポイントの地点で、とても面白い挙動をする場所を発見した。 これは30年前の初期カオス実験でも、その後のNLPでのカオス可視化・可聴化の実験でも、ここまで精緻に時間をかけて探索する暇がなかったので、まさに僕にとっては「発見」となった。 Maxから内蔵QuickTime音源のピアノで鳴っているこのサウンドをどう記録するか・・・でまたしばし悩んだ(これも楽しい)が、Mac miniのヘッドホン出力のステレオミニのところに「二股に出す分岐アダプタ」を挿していた事を思い出して、安易な方法としてここから別のMacBookAirのQuickTimeProでアナログ的に「録音」してall2mp3で変換したのが 1分間version2分間version  であるが、なかなか「聞き応え」のあるサウンドである。

2024年3月19日(火)

今日は何も予定がない(明日はJoyJoy、明後日は通院、その翌日は運転手など細切れ予定あり)という日であり、昨日の続きで温故知新の「Chaos探訪」の計画が夢の中に出てきたので、終日、Maxプログラミングと実験の日となりそうだ。 ネットからは 円周率が105兆桁まで明らかに という記事が届いた。 かつて手元の非力なパソコンで、それぞれ数日かかって 10万桁の「π」 とか 100万桁の「π」 とかを計算していたが、この領域になると、CPUパワーも重要であるものの、それぞれの「桁」の数字を保持して演算を続けたり最終的なテキストファイルの出力のために、バックエンドのストレージがボトルネックになる(この例では30.72TB×36基分のSSD)というのは面白い。
ちなみにこのGIGAZINE記事の「関連リンク集」に載っていた2015年の記事 円周率を12進数に変換すると神秘的で美しいメロディを奏でるようになった というやつは、デモのYouTubeも聞いたが、「ランダム数値列を恣意的に操作すれば『聞きやすい音楽』に仕立て上げられる」という好例となっていた。 別にπを「12進数に変換」しなくてもこれは出来るし、下の方にあったYouTubeのように「レクイエム」にも「メタル」にも「タンゴ」にも仕立てられる。 ポイントは「音価を恣意的に選択し、さらに恣意的に休符を入れて、メロディーのリズムを恣意的に作り込んでいる」点であり、さらに「数値からマッピングしたメロディー音高に、恣意的なハーモナイズによる和音を配置する」ことで、どのようにでも「よくある音楽スタイル」に編曲できるのだ。 これらを作っているというJim Zamerski氏のサイト The Cosmic Melodies に行ってみると、案の定、瞑想系というか宗教系というか、Donateを求める「そういう人」だった。 これは僕もある意味で内心狙っている世界に近い(^_^;)ような気もするが、このサイトにハマっている暇はないのだ。

そして午前中から午後まで、なんせ時間は十分にあるという事で、楽しい楽しいMax8プログラミングに没頭した。 過去に作ったLogistic Functionの「可聴化」パッチと「可視化」パッチとを合体させて、上のように、μの値を「可視化」マウスによって当たりを付けて[スペースキー]で微調整用の新たなμの値として確定させ、そこからはマウスでなくカーソルキーの上下によって小数点以下1桁から小数点以下6桁までの値を選んで[リターンキー]によってインクリメント/デクリメントした新たなμの値として、長時間の「可聴化」によって挙動を見る・・・という仕様とした。 最初はやはり、最も大きな「カオスの窓」である3周期の部分の「左端」からである。 上のようにおよそ「μ=3.8284」あたりに当たりを付けて、試しに「μ=3.82847」としてみると、いくら待っても3音フレーズが繰り返されるので、ここは「カオスの淵」よりも3周期に分岐した「窓」のゾーンであり、「淵」はこれより小さいμのところにある。

そこで上のように「μ=3.8283」としても挙動に変化はなかったが、「μ=3.8282」にすると、10数秒ほどして3周期フレーズが崩れる瞬間(後には戻る)が出現した。 これはμを減らしすぎたからであり、見極めたい値は3.8283と3.8282の間にあることになり、調整の桁は小数点以下6桁目に移動して、今度は下限の「μ=3.8282」から「μ=3.82821」と少しずつ増加していくことになる。 この「μ=3.82821」でも、しばらくすると3周期フレーズが崩れる瞬間が現れた。

小数点以下6桁の数字を1つずつ、つまりμの値を0.000001ずつ増やすという作業を続けていくと、上のように「μ=3.82822」から「μ=3.82826」まで、3周期フレーズが崩れる瞬間が訪れるという現象が続いたが、それぞれの所要時間はまちまちで、さらに「崩れ方」もそれぞれ異なっていて、簡単には傾向が掴めないというのが、カオスの面白いところである。

そして上のように、「μ=3.82827」となってみると、だいぶ(1分以上)待ったものの、3周期フレーズが崩れる直前に出てくる「3音のどこかが変化する」という挙動が消えて、どうやらここまで来ると「カオスの淵」を離れて「窓」に出た・・・ということになった。 これ以上の精度での演算はこのままでは出来ないので、ここから先はまた探索手法を検討することが必要である。
今日の実験は「カオスの窓」の左端を攻めてみたが、このような「カオスの窓」が3周期だけでなく5周期・6周期・7周期・9周期・11周期・・・といくらでも拡大してみると存在している。 さらに、「カオスの窓」の右端は次第に倍周期分岐を繰り返すゾーンではあるが、ここも詳細に追いかけてみる価値がある。 始まったばかりのカオスの探索は、まだまだ厖大な未踏領域を提供してくれているのだ。

2024年3月20日(水)

世間は休日だが、こちらは毎日休日となったのでとりたてて何も変わらない。 朝から奥さんの実家に行く運転手をして、Martinを弾いて、午後にJoyJoyヒトカラという予定の一日で、合間に今週末からの湯治旅行について確認してみた。 旅程は Sketching日記(20) の「2024年1月15日(月)」のところ、もう2ヶ月も前に立てて切符も購入したが、1箇所だけ、2日目の最後の列車 「一ノ関 16:27 → 17:17 花巻 東北本線・盛岡行 10駅」を「一ノ関 16:14 → 16:41 新花巻 新幹線やまびこ63号 3駅」と変更した。 これは、東北本線だと大沢温泉に向かう「花巻南温泉峡 無料シャトルバス」への乗り換えがギリギリなためで、早めに新幹線で新花巻に着いて1本前のシャトルバスに乗るだけでなく、「 JR新花巻駅内「ステップイン・はなまき」に7日、花巻東高校出身で、大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の23年最優秀選手(MVP)・ホームラン王獲得を記念した記念モニュメントと、ブルージェイズの菊池雄星投手のサイン入りユニホームなどがお目見えした 」というニュースを受けて、せっかくなのでここも覗こう・・・と計画したためである。

  

上が、今回「ここに行こう!!」と選んだ決め手となった湯治場の案内である。 温泉といえば豪華な料理が付きものだが、僕はあまりグルメに固執しないので、この「自炊湯治場」(実際には料理とかせずに食堂で安価なものをいただく)というのは最適なのである。 そしてここに持っていくのは、2012年に 13回目の沖縄 で与那国島に行って、 入波平酒造 を訪れて、当時は内地では無理で那覇市内でないと入手できなかった「舞富名」、それもこの工場に来た人しか購入できない「沖縄の本土復帰40周年記念につくられた65度」(下の小さい方[720ml])をゲットして、そこから12年間、じっと自宅で寝かしていた古酒である。 当時は実感もなく「定年になったらこれを飲もう」などと言っていたのだが、本当にそれを実行することになった。

6泊の湯治場で、毎晩これをチビチビやりつつ、24年間のデトックスをすることが、今回の旅行の第一目的なのだ。 ただしWikipediaで「入波平酒造」と調べてみると、「 1949年に創業した入波平酒屋を前身とする。その後、合名会社として国泉泡盛を立ち上げたが、1989年に初代入波平浩伸が国泉泡盛から独立して新たに入波平酒造を設立。2006年に現在地に移転した。2代目が病に斃れた後、弟が跡を継いでいたが、後継者不在のため2023年1月から工場及び敷地が競売に掛けられている 」とあったので、もう現在では「舞富名」は本当に幻の泡盛になってしまったようだ。

そしてもう一つは上のように、東海道新幹線と東北新幹線で行けば浜松から新花巻まで列車2本で最短「4時間57分」で行けるところを、往路も復路もわざわざ故郷の水戸を経由することである。 往路の1日目には「水戸→郡山」に水郡線(3時間半)[高1〜高2の2年間、常陸津田〜水戸の2駅間を往復していたが、そこから先は乗ったこと無し]を走破するとか、往路の2日目には仙台から石巻に行き、さらにわざわざ「柳津→気仙沼(気仙沼線BRT)」(2時間)に乗るなど、「乗り鉄」を堪能するところにある。 復路も仙台からずっと常磐線[中学生の時に水戸〜仙台は鈍行で全駅走破済]で東京まで乗ることで、震災後の福島原発のあたりを通過するところがポイントなのだ。

1泊目はわざわざ仙台に泊まるという旅程は、もちろん久しぶりに国分町の arpeggio に行くためである。 このお店(残念ながらJoySound)のリモコンには、1ページ50曲が登録できるのだが、僕の名前の記録は既に3ページ目に入って(100曲を軽く突破)いるのだ。
そして、arpeggioの前に行く夕食の居酒屋まで決まっている。 arpeggioから歩いてスグの、同じ稲荷小路の 大衆酒場 稲虎2 に行って、またサイコロを振って、「チンチロハイボール」を飲むのだ。

2024年3月21日(木)

東北湯治旅行まであと2日となったが今週は「冬に逆戻り」の寒さで、どうも現地の気温もそこそこ低い予報なので、この冬もずっと着用していたダウンコートで行くことになりそうである。 このダウンコート(袋に詰め込むと驚くほど小さくなり、袋から出すとフワッと膨張して復活する)は、2010年12月に「マイナス25℃」だという ロシア・エカテリンブルク に行った時に仕入れたもので、その防寒特性から、翌月の札幌出張の際にわざわざ流氷砕氷観光船「おーろら」に乗るために 網走 に行った時にも活躍して、流氷の海の甲板上「マイナス10℃」でも平気だった。 ところがこの防寒特性の一方で、フロントのドットボタン(スナップボタン)を止めずに羽織っただけの状態にすると、通気がいいので相当に暖かくなっても着ていられるのだ。

午前は常用薬を処方してもらうために耳鼻科に通院して終わったので、午後には一昨日の「カオス探訪」の続きをちょっとだけ進めることにした。 一昨日の実験では、もっとも大きな「カオスの窓」である「3周期」ゾーンの左端、つまりその境界のμの右側ではきっちりとした3値に収束していて、境界の左側に入ると3周期が崩れてきて、さらに左側に行けば一気にカオス状態(ほぼランダム)になっていた。
そこで今日は、同じ「3周期」ゾーンの右端を攻めてみた。 こちらは、3周期がそれぞれ倍周期分岐して6値になり、さらにその先でまた倍周期分岐して12値に・・・とどんどん複雑になり、3周期のそれぞれにまたまた「3周期の窓」が出現(ここで全体は9周期)したりしていくが、その後に次第に真っ白に埋まっていく「カオスゾーン」となる。 ここの境界の左側では、大きくは3つの離れた領域で変動する一種の繰り返しフレーズとなるが、問題の境界の右側ではその挙動が不自然に変動することになる。 上のように、小数点6桁の数字をコツコツと変化させつつ、数十秒という長いスパンで可聴化したフレーズの変動を追いかけた結果、「μ=3.856022」と「μ=3.856023」の間にこの境界があり、「μ=3.856024」とさらに増やすと変動が大きくなるポイントを特定できた。 このMax8パッチを走らせている時のCPU温度は通常の40℃付近から頑張って82℃ぐらいまで上昇しており(描画を繰り返すともっと上昇する)、なかなかのお仕事である事も確認した。

2024年3月25日(月)

一昨日の土曜日に浜松を発って水戸から水郡線全線走破など遠回りで仙台に行き、昨日の日曜日には仙台から 気仙沼線BRT に乗ったりして遠回りで花巻にやって来て、花巻南温泉の「大沢温泉 湯治屋」で 湯治屋ツアー2024 の3日目の朝となった。 今回のツアーのキーワードは、往路の車中に思い付いて「デトックス」とした。 これから6日間、3つある風呂に朝に昼に晩にいつでも入り、晩には「舞富名」をちびちびして、館内WiFiでネットからは途絶せず、部屋のテレビはなるべく見ない・・・という生活を続けることになる。 露天風呂などは撮影禁止ということもあり、館内でもあまり写真を撮ることもなく過ごすことになった。

2024年3月28日(木)

大沢温泉 湯治屋 の湯治もすでに5泊目となり、明後日には浜松への帰途つく(ただし遠回り)・・・という終盤に差し掛かっている。 素晴らしい露天風呂など浴場は撮影禁止ということで、残念ながら このページ の写真は大部分が朝食と夕食とその後の部屋飲みの模様という状況である。 既に自宅で「古酒」にしていた「舞富名」は昨日に飲みきって、今日は地元の「稗(ひえ)焼酎」というのを頂いているのだが、もう残りは少ない。 露天風呂には毎日、朝・午前・午後・夕方と4回ほど行っていて、その合間は「今後、一生かかっても視聴できない量」の動画ライブラリHDDを持ってきたので、部屋を暗くしてイアホンで堪能する日々なのだ(周囲の部屋からはテレビの音声が漏れてくるが、せっかく湯治に来て、その部屋で自宅と同じテレビというのもいかがなものか)。
昨日のBrues Blothersも良かったし、今日のTapDogsもStompも良かったのに加えて、何といってもMJの「This is It」は痺れた。 昨今の商業音楽シーンで生きている人々には、是非、正座してMJの「This is It」を一度、鑑賞して欲しい。 音楽の本質は「ライヴ」だし、これぞ、生きる全てを「ライブ」に注いできた「証」という素晴らしいDVDであると再確認/確信した。 シーケンサ(「再生」しかない音楽)に頼っている連中は(YMOまで含めて)、糞ったれなのだ(リハーサル中に曲のテイストのために1小節を加えることなど、お前達には出来ないだろう)。 さらに言えば、「SDGs」などと言っている全ての人々に、まず2009年のこれ(MJ this is It)を視聴せよ、と言いたい。
今日まで、いつもは朝食をとらないのに対して湯治屋の予約コースが「朝食+浴衣」セットだったので、毎朝きちんと朝食を摂り、その分、お菓子で軽い昼食という日々を過ごしてきたが、最終日の明日の昼食では、地元の名産という「お蕎麦」をいただく予定である。

2024年3月29日(金)

「湯治屋」も6日目となり、 大沢温泉 湯治屋 の宿泊も今夜で最後、明日はいよいよ浜松に(遠回りしつつ)帰る日である。 初日は夕方に着いたので入浴は1回だったものの、その後は毎日ほぼ、朝・午前・午後・夕方と4回の露天風呂の入浴を堪能した。 何日か前の夕方に雪が舞う中での露天風呂、また全国的な前線通過で土砂降りの露天風呂、いずれも最高だった。 明日の朝も、チェックアウト(→送迎バス予約済)までに2回(起床直後と朝食後)は入浴する予定である。

昨日、府省共通研究開発管理システム(e-Rad)から届いたメイルに従ってチェックしてみると、上のように今日で年度末となるSUAC事務局は昨日のうちに事務手続きをしてくれたようで、実際の切れ目は今年度末の3/31と来年度初日の4/1ではあるものの、どうやら僕はSUAC教授を無事に退職して(退職辞令交付はこの湯治旅のために欠席で辞令は郵送依頼)、4月からの所属は引き続きSUACの「名誉教授」という立場になるらしい。 定年退職によって「無職」になるものと思っていたが(「技術士事務所所長」というのは登記されていて事実ではあるが、看板だけでは無収入なので実質的には無職)、自称の「ASL技術士事務所所長」(自営)に加えて、肩書きとしては所属研究機関としてSUACが続く・・・というのは、学会発表などの場では甚だ有効のようだ。

たまたま僕は小林製薬のサプリメントは飲んでいなかったが(調べてみるとDHCが多かった)、あれこれ多種のサプリを愛用している(ビタミン剤と、酒飲み愛用のウコンなど)身にとっては、社会問題となっている「紅麹」の薬害は他人事とは思えない。 今日のニュースで登場してきた「プベルル酸」というやつは、WikiPediaで検索しても出てこないものだったが、なんと上のようにベンゼン環の「6角形」でなく「7角形」という異常なものだった。 こんなものは当然、毒性があるに決まっている・・・と化学のド素人は断定してしまう。 しかしそれより心配なのが、沖縄・那覇で幾度となく愛してきた「豆腐よう」だ。 これは紅麹を使ってあの鮮やかな赤色となるのだが、今回の小林製薬問題でマイナスイメージとなるのはとてもとても悲しい。
僕は人間ドックで「コレステロールが高い」と診断されたが、酒好きはともかく(^_^;)、母親(元・看護婦/助産婦)もコレステロール値は高く、ある意味では遺伝性である。 そこで内科に通院し、後に近所の内科に紹介してもらって「かかりつけ医」となり、サプリメントでなく処方薬として「コレステロールを下げる薬」を常用している。 ただしこの「コレステロールを下げる薬」というのが厄介で、副作用として「筋肉を溶かす」(^_^;)(^_^;)というのがある。 実際に最初に処方された薬によって、何ヶ月か経って筋力が衰えてきて、一旦服用を止めると回復したので「これは駄目」と医者に相談した。 そして変更された次の「コレステロールを下げる薬」もまた、しばらくして筋肉が溶ける感じとなったので(いったん止めて快方を確認するまで数カ月かかる)これも止めて、現在の薬は3代目なのだ。 これは幸いにも副作用が現れず、毎月の血液検査で実際にコレステロール値が正常値(上限ギリギリ)に収まるので、これを続けているのだが、ここを医者に通院して処方薬を求めるのでなく安易にサプリメントで「コレステロールが下がる」というのに飛びつく人々を、僕はまったく笑えない。

静岡文化芸術大学 長嶋洋一 教授

お世話になっています。◯◯◯◯◯◯の◯◯◯◯と申します。

第136回MUS研究発表会にて、研究発表を聴講させて頂き、その際に、USBメモリを郵送すれば、
研究成果のドメインの全データをご提供頂けるとの話をうかがいました。
是非ご提供頂きたいと考えていますが、ご対応頂く事は可能でしょうか?

いろいろとお忙しい時期かと思いますが、ご検討頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げます。
東北旅行から明日には帰るというこの日、露天風呂から部屋に戻ってくると届いていたのが、上の嬉しいメイルだった。 具体的にはこだて未来大での音楽情報科学研究会で自分がどう話したのかは忘却の彼方なのだが、自分の全ての知的財産はオープンソースで公開するよ・・・とたぶん話していたのだ。 さっそく、浜松に帰ってから対応しますよ、と返信したが、こういう新しい可能性が生まれることこそ、フリーの楽しいところ(醍醐味)なのである。 とりあえず、その返信メイル内の文脈で紹介することになりそうな、拙著「 マイコン技術者スキルアップ事典 」(絶版となった時に静岡県工業試験場の某氏がPDF化してくれた)をここにメモっておこう。

2024年3月31日(日)

昨日は8日間の湯治旅行の最終日だった。 もともと計画していた復路の旅程は以下のようなものだったのだが、これが「強風による運行遅延」というやつで破綻した。 写真は 湯治ツアー2024 のところに置いてある。
大沢温泉 9:57 → 10:45 新花巻駅 花巻南温泉峡シャトルバス
新花巻 11:20 → 12:22 仙台 新幹線やまびこ58号・東京行 6駅
仙台 12:40 → 13:59 原ノ町 常磐線・原ノ町行 17駅
原ノ町 14:08 → 15:29 いわき 常磐線・水戸行 17駅
いわき 16:18 → 18:52 品川 特急ひたち22号・品川行 12駅
品川 19:10 → 20:27 浜松 新幹線ひかり659号・新大阪行 4駅
仙台までの「やまびこ」までは順調だったのだが、常磐線ホームで12:40発を待っていると放送があり、強風のため折り返し「原ノ町」行きは10分ほど遅れるという。 しかし、この列車から乗り継ぐ次の「いわき」行きは9分しかなくて、おそらくこの手の遅延は連鎖するので、計画したようには行けないと判明した。 仙台からわざわざ太平洋岸を南下するこの常磐線は、いわきからの特急しかないので無理である。 そこで「みどりの窓口」で30分ほど並んで、乗車券は仙台までの「事故中止」証明、そして特急券は「事故見合せ」証明をしてもらって後日に払戻しすることにして、東北新幹線と東海道新幹線で計画より早く浜松に戻ってくることになった。 まぁ、往路が計画通りに行けたので、良しとすることにした。
      • 2024年3月2日(土) 4.5時間 26曲 (JoyJoyサンカラ安田/海老名)
      • 2024年3月8日(金) 2時間 8曲 (函館LARK)
      • 2024年3月9日(土) 2時間 9曲 (函館LARK)
      • 2024年3月10日(日) 3時間 12曲 (函館LARK)
      • 2024年3月14日(木) 6時間 61曲
      • 2024年3月20日(水) 6時間 63曲
      • 2024年3月23日(土) 3時間 6曲 (仙台arpeggio)
ということで、今回の湯治ツアーの初日に仙台・国分町のarpeggioに行った記録を含めて、今月のヒトカラ/お店の戦果は上のようになった。 過去の記録については、今年の1-2月については Sketching日記(20) の「2024年2月29日(木)」のところにあり、それ以前の情報は同じ Sketching日記(20) の「2023年12月29日(金)」のところにある。
その後、いよいよ明日4/1よりスタートするあれこれを確認しつつ、その準備を始めた。 6月の時間学会での発表ネタは Sketching日記(20) の「2024年3月2日(土)」のところにあったが、なんと32年前に最初に出版した この本 の142-144ページあたりには僕の作った「究極チップ」の事をけっこう書いていたし、同じ本の162-164ページでは「NECのデータフロー・プロセッサμPD7281」についても詳しく書いていたのを発見した。
お土産
このワークショップの参加者への「お土産」として、オープンソース文化の反映として、「長嶋がこれまでに開発してきた全てのソースコード類
(1990〜2023)」(約20GB)をプレゼントします。そのカテゴリとしては、Max、AKI-80、AKI-H8、Arduino、Propeller、NucleoF401RE、
Processing、SuperCollider、Myoなどであり、これまでに開発してきた多数の機器に内蔵されているマイコン類のファームウェアのソース
コード、これまでに公演/展示してきた長嶋作品の全てのMaxパッチや関連ソースコード、「実験中」とある仕掛かり状態のMaxパッチ、長嶋の
担当する講義で学生が課題作品として開発したMaxパッチ、学生の自主制作やMAFなどイベントで展示した作品に関するソースコードやMax
パッチ、筋電センサ"Myo"を解析/ハックして同時に2個/3個使用できるためのXcodeソース、過去に参加したワークショップで入手した
サンプル類などがあります。著作権などの関係でWeb全公開できない資料の私的譲渡ですので、条件に同意いただいた方にプレゼントします。
一昨日の日記で書いていた、某◯◯◯◯◯◯社の◯◯◯◯氏への対応(はこだてSIGMUS参加者限定プレゼント)については、去年12月の 「スケッチング」ワークショップ のところに書いていた上の部分を発見し、せっかくなのでこの余っているデータの入ったSDHCカードもプレゼントすることに決めた。 その記述も、 ここの部分 のコピペで行けそう・・・ということで、以下の部分だけは「常体」でなく「敬体」でいくことにした。


↓はこだてSIGMUS参加者限定プレゼントについて

  • 第136回MUS研究発表会(はこだて未来大)の講演において、「オープンソース文化に則り、USBメモリを郵送してくれれば、長嶋の知的財産である研究成果など、自分のドメインで公開している全データをご提供します」と宣言しました
  • この発言に反応して打診いただいた人が出てきましたので、この部分を作りました
  • 基本的には第136回MUS研究発表会(はこだて未来大)の参加者が対象ですが、参加していなかったとしても、ここの記述をWebから発見した「マニアな人々」も対象に含めることにします
  • 個人的なコンテンツを除くと、長嶋のWeb[nagasm.org]で公開しているコンテンツは以下のようなものです
  • 全てのコンテンツは、「相対リンク」によって繋がっているので、このUSBメモリ内だけで閉じており、ネットに繋がっていなくても「ASL」ディレクトリの中の「index.html」から全てのコンテンツに行けます(他者の外部リンクは無理)
  • 学会の論文集/研究会資料/Proceedingsなどから提供されている全ての長嶋の論文等は、「ASL」ディレクトリの中の「paper」ディレクトリに置いてありますが、論文等の参考文献としてここのURLを使わないでください
  • 基本的にはこれをマルマルzip化して、送っていただいたUSBメモリ(64GB)にコピーして返送します

  • また、手元の在庫の関係で先着 12 11 10 名までですが、 SUAC「最終講義イベント」 の中の「スケッチング」ワークショップ参加者に提供したSDHCカードも付けてお送りします。 その詳細は ここ にあります
  • この「プレゼント」は、希望者への長嶋から個人的な贈り物です。これをWeb等で公開することは以下のような理由により禁止です
  • フォルダ内には、データやコンテンツが多数ありますが、長嶋でなく他者の著作物だったりするものも多数あります。また一部には公序良俗に反する情報へのリンクが残っている可能性があります
  • これらの著作権について注意して、個人的な参考情報/勉強資料としてのみ活用して下さい。Web公開だけでなく、第三者への譲渡も禁止です
  • ソースコードからアセンブル/コンパイルする開発環境については自己責任で入手して下さい
  • Arduinoなどは開発時にネットからダウンロードしていた膨大なライブラリを省略しているので、ソースプログラムから呼び出された場合には「存在していない」エラーとなります。必要に応じて最新版ライブラリをインストールして下さい
  • ハードウェアとリンクしているファームウェアは、該当するハードウェアが存在しない/改訂されている場合もある事にご注意下さい
  • 上記の内容に同意できる方は、まずは 長嶋 まで、以下の内容のメイルをお送りください
    • Subject(件名) : はこだてSIGMUS参加者限定プレゼントについて
    • 氏名
    • 年齢
    • 所属
    • 所属先住所、電話番号
    • 自宅住所、電話番号
    • メイルアドレス
    • ここに書かれている事項の全てに同意します、という記述
    • その他メッセージ(歓迎)
  • 長嶋から送り先の住所の返信をしますので、「64GB USBメモリ」と「返信用封筒」(切手を貼ってください)とを入れた封筒を、長嶋からの返信にあった住所に発送すると共に、「郵送しました」とのメイルをお送りください
  • 市販のUSBメモリの多くはFAT(MS-DOS)フォーマットされていますが、これだと2GB以上のファイルが扱えないので、exFAT(GUID partition)にフォーマットし直してからzipをコピーします。ご了承ください
  • 作業は1日程度の予定ですが、不在の時期があればそれだけ延びます
  • 返送が無事に到着した時には、その旨を連絡いただけると嬉しいです
  • 内容についての質問については、 このページ のいちばん下にあるような対応をとる予定です。つまり、匿名にしてその情報交換は公開する・・・という立場ですのでご理解ください
  • 関連して、非公開で、より高度な依頼をしたい場合(相談/レクチャー希望/特注機器開発/コンサルティング等)には、「技術士法」で秘密保持が保証されている「技術士」モードにて対応しますので、別途に打診してください

↑はこだてSIGMUS参加者限定プレゼントについてはここまで


はこだてSIGMUS参加者限定プレゼントについての説明はここまでなので、ここからは「常体」に戻して日記を続けることにする。 今後、また新たに同様の依頼が来た場合には、「https://nagasm.org/ASL/RRR01/index.html#present」というURLを示せばいいことになる。 明日にはあれこれメイル★を出したりして、その後にバスでSUACに行って保険証を変更のために提出したり、さらに駅に行ってJR東海ツアーズで切符の払い戻しをしたり・・・という予定になった。 まだ春休み期間中ということでJoyJoyの予約は明日も明後日も満杯のため、水曜日に再開となった。 火曜日には近所のかかりつけ医にコレステロールを下げる薬を処方してもらいに行く予定もある。 油断すると何もない毎日になってしまうので、あれこれ★「撒き餌」をすることも重要なのだ。

2024年4月2日(火)

昨日は無事に「旅程変更した切符の払い戻し」も出来て、今日は常用薬の処方のため通院したが、保険証切替手続中で提出できないので原則的には一旦「10割負担」で支払って、後日に差額の手続きに行く必要があるのだが、おそらく余計な手間を避けるためか、何もなく医院も薬局もそのまま3割負担だった。 昨日に2件、今日も1件、今後に向けての連絡メイルを出して、こちらは何かコンタクトがあるかどうか「待ち」のフェーズとなる。
そして昨日の1人に続いて、今日ももう1人、「はこだてSIGMUS参加者限定プレゼント」への反応が届いた。 さすが、ここを読んでくれている人がごく若干名、いるのだった。 USBメモリと返送用封筒が届くまではこちらも「待ち」となるが、同封するSDHCカード2枚もそれぞれ用意した。
そしてこの依頼者からのメイルで、 このページ のいちばん下のやりとりを指摘されて、おそらく30年ぶりぐらいにここを読んでみたが、いやーなかなかの読み応えだった。 これぞ「オープンソース文化」そのものなのだ。(^_^)

その後、まだ自宅の自室に戻ってきてからMax8プログラミングはしたものの「ハードウェア」に触っていなかったので、久しぶりにPropellerのQuickStart Boardを出してきて、別にハンダ付けすることもなく、とりあえずサンプルプログラムのコンパイル/ローディングが出来ることを確認したのが上の写真である。 かつて今から25年前に このページ を執筆していた頃は以下のような感じだったのだが、この机は現在もまったく同じものなのだ。

あとは、この机の余白の部分に半田ごてを出してきてあれこれすれば、久しぶりの我がラボが再スタートすることになるのだが、当面、何か新しく作る・・・というその「何か」が見当たらないので、ここも「待ち」のフェーズなのだった。 これまでは学生の制作プロジェクトの下請けをしてきたのだが、これからどうするかはちょっと考えていきたい。

2024年4月3日(水)

すっかり忘れていたが、6月のICMC2024(Seoul)にインスタレーション作品を応募していた。 ただしそれから2ヶ月も経過してみると、どうも隣国とはいえ国際会議に出かけるというのは、完全な私費旅行としては大きいこともあり、どうもこれは「withdraw」(取り下げ)かなぁ・・・と昨夜、ICMC2024の応募者サイトに行ったのだが、いつものEasyChairでなくMicrosoftのシステムで、簡単に「withdraw」のボタンが見つからなかった。 さらにICMC2024のページで発見したのが以下の情報で、なんとAtau Tanakaが3人目の基調講演として来ると判明した。(^_^)

そして今日になって再びICMC2024のサイトを調べてみると、「How can I withdraw or delete my paper?」というのを発見した。 そこには「Authors can delete their own submission when "Edit Submission" activity is enabled in the conference. They can also request the Conference Chairs who can delete papers at any time.」とあったので、査読プロセスに入っている現在では自分で簡単にはwithdrawできないのだった。 とりあえず結果を待って、rejectであれば放置、acceptであってもregistrationをしなければ自動取下げとなるので、ここは「放置」と決めた。

次にAmazonに行って、まずはこれまでの発送先の中にあったSUACの住所を削除した。 そして「デスクライト」・「アームライト」というのを検索した。 部屋の照明はそこそこ暗くて、これでは机の上にお店を広げてハンダ付けが出来ないので、何か「Zライト」みたいなものが必要なのだ。 しかし「Zライト」というのは山田照明のなかなか高額なものだったが、現在ではMade in Chinaの強烈に安いLEDライトがずらっと並んでいて、これならわざわざヤフオクで中古を探すこともない、と上のような安価なものを注文してしまった。 いい時代である。

次に行った作業は、RAKASU PROJECT.さんに依頼されて、再来週に行う京都精華大の特別講義(オムニバスの1コマ)の担当に向けての準備である。 defaultだと首が自動で回って人間を追跡するWebカメラを簡易三脚に取り付けたものがあったので、これを新しい環境として動作チェックしてみたのが上の様子である。 自宅の自室で背景がごちゃごちゃしているのだが、うまく窓側寒気防止のカーテンと、全面が棚である背景の前に引っ張り出してきたアコーディオンカーテンで隠れて、けっこう不気味にシンプルになる事を確認できた。

このアコーディオンカーテンを全開にした「絵」は上のようになって(^_^;)、ちょっとこれではリモートの講義や学会では背景として使えないだろう。 「自宅の自室が技術士事務所」というのは、言うはカッコイイものの、実態はこんなものなのだ。 そして、ごくわずかに写り込んでいるMartinを弾いたりして、午後に予約のJoyJoyヒトカラに備えることになった。 今日は終日の雨だが、雨にも負けず風にも負けず花粉にも負けず、行くのだった。

2024年4月4日(木)

今日は何も予定のない日なので、ちょっとフラクタルの世界に行ってみることにした。 スタートラインは SUAC「最終講義イベント」 のミニライヴで初演した作品 "Profound Recursion" に使うベースとなった、以下のようなJitter/GENのパッチである。 これはCycling'74のサイトにあった「Genサンプル集」から発掘したもので、そこには「A port of subblue's Fractal Explorer (http://www.subblue.com/projects/fractal_explorer)」とコメントが付いていたのでそこに行ってみると、現在では名前を変えた FRACTAL LAB というサイトにリダイレクトされた。

そして、その中にあったのは、 3D Mandelbulb Ray Tracer という興味あるページであり、さらにマンデルブロとジュリアはセットということで、 4D Quaternion Julia Set Ray Tracer というページも発見した。

当然、ここの数式を解明していくためには、 このページこのページ を勉強しないといけないので、だいぶ道のりは遠い感じである。 しかし このページ には、上のようなカッコイイ画像がサンプルとして載っていて、こういうのを作れたら(単なる静止画の描画でなくセンサでパラメータを変えるとうにゅうにゅ動く)というのは、大きなモチベーションとなりそうだ。
そして、このページ には難解な数学だけでなく、以下のようなアニメGIF画像が置かれていた。 こうなると、シンプルなマンデルブロも何かやってみたくなる。

午後には「はこだてSIGMUS参加者限定プレゼント」希望者の第1号からのUSBメモリが届いたのだが、ここで問題が発覚した。 一般に市販されている64GBのUSBメモリは、defaultでは昔からほぼ全てのWindowsマシンが認識するように「FAT(MS-DOS)」フォーマットされている。 もちろんこれは僕のMacも認識できるのだが、「WindowsフォーマットのUSBメモリをMacに入れると裏で起きる」あの出来事(ファイル1個ごとにそれぞれ、先頭が「.」で始まる管理用の隠しファイルが作られることでデータ量が倍増以上に膨れる)によって、全ファイルでもたかだか40GBちょっと(個人的なディレクトリは除外するため。現在の[nagasm.org]の全体では52GBほど)のファイルを、そのまま全てコピーすると「disk full」で止まってしまった。
仕方なく、これを全てzipにまとめて41.14GBのzipファイルとしたのだが、これをUSBメモリにコピーしようとすると「出来ません」と断られる。 昔ながらのFATでは、1ファイルの容量が2GBしかないためである。 そこで、結局はDisk Utilityを使ってUSBメモリを「exFAT(GUID partition)」にフォーマットし直して、ここにコピーすることになった。 これで最近(おそらくWindows95以降あたり)のPCであれば認識できるので、あとはzipを解凍して元に戻せばいい。 Macのユーザであれば何も考えずに進めるのだが、このあたりは今後、いちいち対応する必要がありそうだ。

2024年4月6日(土)

当初は今日に行くつもりだった浜松城のお花見(香具師を冷やかし)は明日の方が暖かそうなので順延となり、今日は終日、Jitter/Genの試行錯誤という幸せな日となった。 SUAC「最終講義イベント」 のミニライヴで初演した作品 "Profound Recursion" に使ったJitter/GENのパッチのライヴ・グラフィクス生成部分をそのまま使って、GenウインドウのCodeBoxの中をあれこれ変えつつ、必要なパラメータを一つずつ切り出してみるテストをしたところ、このアルゴリズムの概要と本質がちょっと見えてきた。

そして作品"Profound Recursion"で見せていたフラクタル生成画面は、そのコードが持っている可能性のごくごく一部であると判明した。 そうなると、パラメータの総数と組み合わせも相当に膨大になるのだが、グラフィクスとして表現できる世界はそれはそれは壮観であり、ここはあと少し、じっくりと攻めてみたいステージになってきた。 昨日は某所に「面接」に行ってきたが、まだ「これから」については未定であり、拠点が自宅自室になったものの、「あれこれ探索」という日々はまだまだ続きそうだ。

ネットの情報で、「ピンク・フロイド『狂気』の全楽曲を使用したプラネタリウム・ショー 爆音上映決定」という 凄い企画 の情報があった。 これは垂涎ものだが、残念ながらこの期間に東京に行く予定はないので、涙をのんで見送ることにした。 まぁ、いずれ再びこういう機会があることを祈ろう。

2024年4月7日(日)

今日は昼間に浜松城のお花見に出かけて一杯やってくるという予定だけである。 フリーに戻って初めての「お仕事」として、RAKASU PROJECT.さんからお誘いがあって、京都精華大の「メディア表現特講I」というオムニバス科目の1回分(2コマ)を担当することになっていて、午前中にはその準備をぼちぼち進めることにした。 以下のように、この科目ではお友達(VPP)の照岡さんも講師をするのだが、シラバスでは「音響エンジニア、作曲家としての実務経験を有する教員がその経験を活かし担当する授業科目です」とあった。 ところが最新のRAKASU情報では、「現時点で履修者名簿をみたところ、246名でした(汗)」・「音楽専攻の学生はあまりおらず、ほとんど他の学部やコースの学生なので、入門編ですと大変助かります」とのことだった。

SUACのデザイン学部では、COVID-19の頃にはオンライン/リモートの講義もあったが、現在ではほとんど「リアル対面」に戻ってきていたが、さすが大規模な私大では、フルオンラインのこういう科目で非常勤講師の交通費を削減しているのだ・・・と感心した。 そして「リアルタイムで受講生の反応を見ることのできる”mentimeter”を使うことを予定しています」とのことだったので、とりあえず Mentimeter のサイトに行って、以下のようにいろいろ触ってみた。

まぁ、全体の挙動としてはまずまず想定内であり、要するにネットの向こうに自分のプレゼンを置いて、ZOOMのようにこのコンテンツを指定したユーザ(学生)がそれをアクセスするというもののようである。 manabaのようなオンデマンドでなく、オンラインで多数が接続してもいいように「向こうのシステム」が最適化されているのだろう。 そこでちょっと検索して、 このような 解説サイトを発見したが、クイズを出したりアンケートを出して、それをリアルタイムに集計したりするのが得意らしい。 まぁ、僕はコンテンツをこのように相手の中に作るというのは嫌いだし、クイズなどでライヴに注目されて講義を盛り上げるというのも好きではないので、これは最小限の利用になりそうだ。

そして このように 浜松城の桜を堪能してきた。 考えてみれば浜松市民となってこのかた43年間、浜松城はもちろん、浜松近郊の「桜の名所」というのも含めて、一度も「お花見」というのは出かけたことが無かった。 なんせ歴史に名高い「天竜美林」(天竜杉→花粉飛散量全国1位)の地であり、花粉症にとっては過酷な土地なのだ。 途中で鼻をかんだりしたものの、今回なんとか無事だったのは、年間を通して耳鼻科で処方してもらったアレグラその他を飲み続けているからである。

2024年4月10日(水)

来週末に近付いてきた京都精華大でのオンライン特別講義の準備を少しずつ進めている週である。 SUACからMLアドレス削除ミスで届いていたメイルも消えてスッキリとしてきたが、定期的に届くのは以下のように、Seeed StudioとかMuseとかOpenBCIとかからの「見捨てないで」案内である。

他と違ってこれらはunsubscribeしないで継続しているのだが、たまーに面白い最新技術の情報がアナウンスされるからなのだ。 まぁ、SUACを去って研究費も無いので、簡単に飛び付いて即オーダーすることはないのだが、このアンテナは今後も続けていこう。
明日・木曜日は東京を通過して弟夫婦と一緒につくばの施設の母親に会って、その後に牛久大仏への墓参、そして東京泊である。 明後日・金曜日の午後に浜松に帰ってきたところで、京都精華大でのオンライン講義(初回)のZOOMを覗く予定で、そんなこんなで今週が過ぎ去りそうだ。

2024年4月13日(土)

一昨日・木曜の晩にはいつものルクソールに行き(3時間で10曲)、昨日・金曜日のお昼頃に帰宅して、14:40からの京都精華大「メディア表現特講I」のZOOMにフル参加した。 それまでの情報の通りに200人を超える接続があったが、予想外だったのは「2回生科目」なのに3回生や4回生がとても多かったこと、そして「音楽系は少なさそう」という話だったのに対して、初回ガイダンスの回に2人の担当教員(牛山先生・落先生)が「自己紹介」としてかなり「濃い」プレゼンをしたのに対して、”mentimeter”で刻々と集計した学生たちの反応はなかなかに「濃い」ものだった。

上は牛山先生のプレゼンの時の学生の反応であり、牛山先生は僕が2004年のパリでのワークショップ Acousmonium 2004 でご一緒していた檜垣さん、の教え子だということで、いろいろ懐かしかった。 アクースモニユームについては、檜垣さんのリハーサルの様子を録画していたので(これはYouTubeには置けない)、これを見せてちょっと補足することにした。

上は落先生のプレゼンの時の学生の反応であり、時間が差し迫ってきたのでコメント数は少なかったものの、こちらも「ミンもの」の列挙でなかなか素晴らしかった。 結論として、3/4回生が多いこと、こういう現代音楽にも学生は意欲的に反応したことから、用意していた 幻のプレゼン を全て捨て去って、この1週間で全く新しいプレゼンを準備する、と決意した。 以下は、その「翌週のゲストに聞いてみたいこと」である。 こうなると、ますます気合いが入ってきた。

その後に両先生とZOOMでちょっと打ち合わせや実験をしてみたが、今回のZOOM接続で判明したのは、SUACの研究室からのZOOMで超不調だった「ZOOMでMax」がほぼ無問題だったこと、180分の接続(下り)で約1GB程度だったことである。 これなら、来週の本番には「無制限」のWiFiレンタルを使うので、何でも出来そうだ。 ただし、「ZOOMからブラウザでYouTube動画を見せる」というのは、やはりなかなかトラブルの可能性があったので、まずは手元にある動画教材/素材(約1TB)から関係しそうな動画を全てローカルにコピーして、講義に使う素材をラベル付けと共に準備することにした。 さらに写真素材もせっかくなので発掘整理することにした。

上の5枚の写真は、「自己紹介」のところで扱う写真を整理している中で発掘したものなのだが、たぶんプレゼンに使わないのでここに置いておくことにした。 上から3枚は NIME2007 でコンサート部門に入選してニューヨークに行った時に、何故かNYUの学生が出演者を取材したい・・・という申し入れがあって「取材されている」様子である。 下から2番目は、だいぶ昔の学生インスタレーション作品(牧田クン)のために作ったMaxパッチ、というサンプルであり、いま見るとなかなかである。 一番下は、いつの年か不明な卒業生の「寄せ書き」色紙の一部であり、ちゃんとMaxを描いてくれていたものである。 やはり「長嶋と言えばMax」なのだ。






「日記」シリーズ の記録