RRR日記(9)

長嶋 洋一


→ RRR日記(1)

→ RRR日記(2)

→ RRR日記(3)

→ RRR日記(4)

→ RRR日記(5)

→ RRR日記(6)

→ RRR日記(7)

→ RRR日記(8)

→ RRR日記(10)

2025年8月25日(月)

今週末に迫った音楽情報科学研究会・夏のシンポジウムの予稿集が情報処理学会からダウンロード出来る・・・というこの日、気付いてみれば前回の「音学シンポジウム」の予稿集をまだダウンロードしていなかったと判明したので、情報処理学会電子図書館のページから全てゲットした。 ちなみにタイトル一覧は RRR日記(7) の「2025年5月27日(火)」のところにあるので、ここでは再録再掲しない。
そして今回の音楽情報科学研究会・夏のシンポジウムの予稿集のタイトル一覧も、 RRR日記(8) の「2025年8月8日(金)」のところにあるので、ここでは再録再掲しない。 ゲットした予稿集は、今週中、時間がある時に眺めるかもしれないが、基本的には会場に持参して見ることになりそうだ。

ネットニュースからは 【若者の旅離れ】若者の6割が「移動時間は無駄」 - 旅の意識に現れる成長至上主義「限られたリソース」をいかに有効に使うか なんて記事の情報が届いたが、なるほどそういう時代なのか・・・と思った。 別にこの記事を読むつもりもなくタイトルだけで十分なのだが、試しに、僕と同世代の年寄りが多い5ちゃんのスレからの意見を拾ってみると、 「いや金が無いんだって」・「貧しい精神」・「旅は道連れ世は情け」・「毎日5chで無駄な時間を使ってるお前ら」・「旅行してるけど? 若者。嘘調査ばっか」・「VRゴーグルかぶってリモート旅行」・「フェリーで1泊とか最高だと思うけどな。船旅には飛行機や高速バスにはない雰囲気がある」・「バイクツーリングなんて移動そのものが目的なのに。まず走りたい道を選んでから目的地を決める。目的地なんてどこでもいい」・「通勤片道1時間はどう考えても無駄」・「旅行楽しいっていうのがわからんよね。移動する時間で他のことするほうがタイパいいし」・「リニア最高」・「移動時間を自分の成長に繋げられない低脳馬鹿が増えたな」・「電車乗りまくりな発達障害の鉄道系YouTuberいっぱいいるじゃん」・「クマも出るしな」・「田舎廃線だらけだもんな。免許持ってない若者に旅行はハードル高かろう」・「そのくせコロナ禍の修学旅行中止は二度と戻らない学生時代の大事な時間を奪われたとかまるで悲劇のヒロイン面してたくせに?」・「いや、やろうと思えば外人みたいにバックパック背負って極低予算で世界中を旅することもできるんだよ」・「同世代の底辺にはまったく同情心とかないよ」・「バイク乗れよバイク」・「旅行が嫌いと言うと変人扱いされるのがつらい。観光なんてネットで十分なのに」・「時間だけ無駄に余ってる人間がタイパ言う間抜けさ」・「無駄を楽しめない世代って余裕なくて可哀想ではある」・「『有漏路より無漏路へ帰る一休み雨ふらばふれ 風ふかば吹け』(一休宗純)この境地まであと一息だから頑張れ若者。人生だって旅だろ」・「旅行こそ最高の人生勉強だろ。未知の土地に行くのは脳にめちゃくちゃ良い。スマホは馬鹿の製造装置でしかない」・「ホテル代がクソ高いもんな。詰んでる」・「偏差値教育の弊害が色んなところに」・「金があればどこだって行くさ。若者に稼がせない老人たちの責任だ」・「どこでもドアや瞬間物質輸送装置が必要ですか」・「流れる景色を見て色んな想いを馳せるんだよ」・「ゆとりZ世代の存在が無駄」・「無駄を楽しむ余裕すら奪われた。そういうことなんだろう」・「これはちょっとわかるなぁ。スキーはやってる時は楽しいが行くまでが手間なんだよね」・「もう珍しい場所も食べ物もない。旅行に行っても目新しいことなど何もない」・「昔と違って移動時間に出来ることがいくらでもあるのにバカじゃねえの」・「運動音痴しかいねえもんな」・「旅にいく余裕ないだけでは…」・「たしかに若い頃は全く興味なかったな。旅行は非日常だからめちゃくちゃ楽しいのに」・「で、ずっとスマホ見てると」・「時間が無限にあると思えるのが若者の特権なのに今の若者は可哀想」・「お前の人生、時間だけは無駄に余ってるじゃん?」・「アベノミクス世代可哀想と思ったが全員が等しく貧しくなっていけば不幸も感じにくいか」・「甥っ子も姪っ子もよく旅行行きますけど」・「若者は道中の楽しみ方をまだ知らないだけだろ。俺も昔は移動時間苦痛だったし」・「どうせ家でボーッとショート動画見てるだけだろ」・「まあ旅するにしても宿確保せんといかんのがきついよな。一昔前までは思い付きでふらっと一人旅できたのに今はへたしたらビジホどころかカプセルホテルですら泊まれず飛び込みだと宿泊難民になることある恐怖。まじでインバウンドて最悪だわ」・「この行き過ぎたタイパ思想の行き着く先って、どうせ老いさらばえて死んで無くなるんだから生きる事なんか無駄ってなるだろ」・「移動時間が楽しいんじゃねーか。高い料金はらって乗る時間が短くなるってかの渥美清も言っていた」・「移動が醍醐味なのに」・「江戸時代とかの若者も似たようなもんだったんじゃね?」・「旅はグーグルアースでいいよ。付き合いで数ヶ所世界遺産を見てきたけど画像見るのと特に何も感じなかったし」・「旅行ってただの罰ゲームだし」・「結果客足が遠のいた地方がインバウンドで害人呼び込んでますます国内の客足が遠のく負のスパイラル」・「生きてるのは無駄はまだ?」・「飛行機13時間で睡眠不足とか苦痛でしかないわな。毎度嫌になる」・「昭和の頃によくやってた各駅停車で旅して無人駅で野宿とか今無理だしな」・「これぞ貧困って感じだな。これはあらゆる意味でビンボーの極致」・「わいは会社で出張しまくる部署にいったら出不精から旅行好きに変わったわ」・「現地で睡眠削って限界まで楽しむために機内は寝るだな」・「青春18きっぷが無駄なのはマジ。ああいう無駄な旅をしていいのは大学生の夏休みまでだよ」・「移動中の風景や会話などを楽しむことも出来ないスマホいじるだけのバカだもん」・「個人的にはいろんな無駄を楽しめるてのが素敵なことやなーとはおもうんやがな」・「無駄なことを好きなだけできるゆとりが大切なのに」・「乗り鉄の方が人として上等に思える」・「人が移動する必要はない。モノと情報の側が移動すれば良い」・「海外は無い外国人が信用できないから心休まらない」・「グーグルアースで十分」・「行く過程がワクワクするのにな」・「土日の休みで旅行とか無理だわ」・「移動時間は無駄だっていって、じゃあ時間があったら何するの?って聞くとネットのしょうもない動画見てるという」・「乗り鉄全否定かな?」・「なんのために旅行するの?俺はあんなところにも旅行したぞお前あそこにも行ったことないの?というマウント合戦と承認欲求のため?」・「そりゃ国内旅行なんか代わり映えしないし」・「少子化の理由の一つに結婚して子供が出来ても旅行は嫌だという若者がいるからか」・「大学生に海外の写真見せたらマジで映像で見ればいいと言って終わり。金がないから現地に行くって発想がない」・「スマホポチポチで楽しいんだから安上がりだなこの世代は。どうせ旅行先でも移動中もスマホ触ってる訳だし。スマホでなんでも調べられるから旅の冒険感も薄いだろうしね」・「遠くの観光地に行くより近場の温泉地で午前中から入浴して酒飲んでのんびりするのがいいわ」・「外国人多いから萎えるよね」・「旅行好きな人は長時間通勤も転勤も楽しめそうでうらやましい」・「やっぱ石炭で走るのと電気で走るのは違うんだよ」・「旅行はガキの頃だけでええやろ。仕事しだしてから自分のために行くのは無駄や。ガキがいればガキのために行った方がいい」・「貧乏暇なしって正直に言えばいいのに」・「旅には横方向の旅と縦方向の旅の二種類があって、横方向の旅は物理的な旅行、縦方向の旅は心理的な旅行とも言える」・「無駄だと感じる人が多いから新幹線の最高速度が上がっていく」・「近場の温泉より秋田・岩手・青森の混浴露天風呂の方が夢があるだろ」・「YouTubeに大量の旅動画上がってるし、それで十分って人もいるかもね」・「好奇心も行動力もない無気力が行かない理由並べてるだけで聞く価値もない」・「若者のカネ離れ」・「旅は思いっ切り成長につながるけど旅を成長につなげられないやつは何やっても無能だから自意識高く持つなよ」 などなど(スレには1000本の書き込みがあったが、ここまで189本で、以下のチェックは断念した)、玉石混交ながら、珍しく正論が飛び交う「名スレ」だった。
僕はもちろん「旅好き」だが、 海外渡航歴(備忘録) の「★は自費」という欄がほとんど無いように、自費での旅行でなく「出張」と絡めてあちこちに行けた事には感謝である。 ここ にあるように、上のような切符を作って「4泊5日、本州一周、ずっと列車にただ乗りづめという一人旅」をしたのが高1の春だった。 そして 僕のサイト というのは、特にまとめたページ を除いても、そこら中に「旅の記録」が並んでいるのだった。

そして一昨日からの続きで、音楽情報科学研究会・夏のシンポジウムでの発表のために、 一昨日version の暫定バージョンに手を加えた。 まずこの予稿の重要なキーワードである「伏線」にカラーリングして、さらに 予稿 の末尾にあった「参考文献URL」を全て文中に埋め込んだ。 そしてとりあえず 予稿 に乗っている全ての「図」を組み込んで、まだまだ暫定であるものの プレゼンHTML の改訂バージョン(今日のところ)が出来た。 この作業はまだ今週、続くのだった。

2025年8月26日(火)

来月のロボット教室では、一人でベーシック+ミドル+アドバンスを担当する予定があるために、サンプル教材として初めてのベーシックと、いつものミドルを作ってみた。 3クラスとなると手持ちのパーツの持ち合わせが限界に近くなるものがあり、一部は教室に連絡して補充する必要がありそうだ。 午前から初めて両方が完成したのは午後に入ってからとなったが、これを90分で作る生徒は立派である。 そして残りの時間は引き続き音楽情報科学研究会・夏のシンポジウムのブレゼンPageの追記に没頭した。 その結果、とりあえず プレゼンHTML が完成したので、冒頭の「暫定」を外してみた。 まだ微調整が入る可能性は少なくないが、とりあえずこれで最低限の準備は出来た感じである。

2025年8月28日(木)

昨日は孫と「ぶどう狩り」に行って、ほぼ初めてとなるシャインマスカットを腹一杯に堪能した。 そんな昨日は王位戦第5局の2日目だった(一昨日は気付かなかった)のだが、帰宅して午後3時過ぎというかなり早い時間に藤井王位が投了して3勝2敗となった。 ひふみんアイでも「藤井王位は不出来な連敗で嫌な気分では」と書かれていたが、今日になって棋譜を追いかけてみると、途中でまっすぐ上に上がった金が左に動いて再び右に動く・・・なんていう無駄の極致(手渡し)をやっていた。 これでは駄目だろう、と素人でも分かる。 次の第6局は静岡県牧之原市だそうで、駄目元で待っていた市民は喜びそうだ。 そして昨日は「音学シンポジウム」の予稿から気になったPDFを読んだり、さらに今回の「音楽情報科学研究会・夏のシンポジウム」の予稿から気になったPDFを読んだりした。
そんな今日は午後にJoyJoyの予定がある位である。 昨日の続きで今回の「音楽情報科学研究会・夏のシンポジウム」の予稿から気になったPDFの残りを読んでみたが、けっこう「突っ込みどころ」のある研究がいくつかあったので、これは当日に突っ込んでみよう。 さらに プレゼンHTML の改訂を続けて、遂には冒頭に「(予稿を学会に提出した後に発覚したバグも直しているのでこちらの方が正確です)」と追記した。 実際、細かいバグの改訂だけでなく、学会に出したPDFよりもかなり こちら の方が参考画像など充実しているのだが、これを発表冒頭で告知すると会場のネットが激重になって僕がアクセス出来なくなるので、事後に発表する予定である。

2025年8月29日(金)

朝イチで届いたニュースは「フェリカに重大な脆弱性 交通系ICデータ改ざんの恐れ」という、なかなか怖いものだった。 「古いカードはDESってマジかよ。そらやられるわ」というコメントもあったが、果たしてどうなるのか。

僕はずっと古いSuicaを使っていたが、 ここ にあるタイミングで「東京駅100周年」に切り替えた。 ただしそれも2016年なので、こりゃ駄目かもしれない。

ちなみに、内部の暗号化されている部分には入れないものの、 のように、僕はFelicaリーダを何台も作って、学生作品でも色々と使ってきた。 SonyがそれぞれのFelicaにユニークに割り当てている「製造番号」だけは読み取れるのである。

上は SUACインスタレーション(4) にある「せんべい屋さん」であり、YouTube記録 プレゼン も残っている。 これは動態保存版ということで、自宅の自室にまだあるのだった。

上は SUACインスタレーション(4) にある「召喚 ICカードバトラー」であり、 メイキング も、YouTube記録 も残っている。 この作品は OMMF2018 で展示発表したのだった。

上は SUACインスタレーション(4) にある「ごはん vs パン」であり、 YouTube記録 も残っている。

上は SUACインスタレーション(5) にある「ひだまりのおもちゃ屋さん」であり、 YouTube記録プレゼン も残っている。

上は SUACインスタレーション(5) にある「乾パイ! カメレオン先パイ!」であり、YouTube記録 プレゼン も残っている。

最近では「Felicaリーダ」と調べると こんなの(17,490円) とか こんなの(3,527円) とかの「製品」しか出てこないのだが、かつてはスイッチサイエンスで、もろ「Felicaリーダ」(部品)を売っていて、さらにSony本家のデータシート が提供されていたのだ。 そこで僕は頑張ってSonyマニュアルを読み解いて、上のようにちゃんと「Felicaリーダ」と通信して製造番号を受け取るMaxパッチを作り上げていたのだった。 こういうハックは面白くて、なかなか頑張っていた時代である。

2025年8月31日(日)

ここは横浜、慶応大学日吉キャンパスの音楽情報科学研究会・夏のシンポジウム会場である。 一昨日あたりに何故か左足の小指の根元付近を打撲?捻挫?して痛い・・・という片足引きずり出張となったのだが、いざセッションが始まってしまえば、中身に集中して痛さも忘れて過ごした。
1件目の「音楽基盤モデルは音高情報を螺旋構造に埋め込むか?」にはいきなり質問/コメントしてしまったが、後藤さん平田さんまで質問/コメントに出てきたので収穫だった。
2件目の「運指を考慮したピアノ演奏ジェスチャーからのリアルタイム音高系列推定手法」は、エアギターならぬエアピアノの可能性を提起するものの、欠点としては「適当に弾いてもシステムが適当に補正してくれる」と慣れてくるとどんどん鍵盤演奏としての正確性が低下する、という非教育的効果があった。
3件目の「音楽表現のために作られる演奏タイミングの規則性と逸脱」は、どうも時間学会的なアプローチっぽい感じもするが、せっかくのバッハを楽曲の途中までのデータで見るというのはちょっと僕としては納得が行かなかった。
4件目の「異なる強弱や間隔が混在するリズムパタン打叩時の予備動作の解明」は、あれこれツッコミたいところが満載だった。結局つっこんでしまったが、やはり「音楽経験1年以上5人」という被験者の品揃えというのはちょっと問題アリのように思う。
5件目の「名前のついていない演奏要素に対するマルチモーダル共同注視の実現 - LLMのエレキベース演奏学習支援システムへの応用 -」はとても興味のあるテーマだったのだが(被験者のセレクションは最高!)、なんせChatGPT-4oを使ったLLMということで、後半はお手上げだった。
6件目の「オーガナイズドセッション : 音楽情報処理×質的研究」はそういうものだった。 まぁ、時間学会/音知学会/即興学会に参加している身としては、質的研究なんてのはアタリマエなのだ。 ISMIRでも「シングルケーススタディを行う意義」をわざわざ言及しているとのこと。 自由記述のアンケートを求めるのでなく、「長所」・「短所」を求めると質的研究として有効になる。
平山先生の「創作実践に基づく研究方法と学際的理解の重要性」はいろいろと思うことが多かったが、ちょうど「内観」というキーワードを思い出してしまったので(会場はWiFi未提供(;_;)で関連情報を調べられず)、深入りしきれなかった。 Reineckeの演奏は当時はモーツァルトの大家だが、演奏データを分析すると現代から見てメチャクチャ(でも個人的には嫌いではない)。

2025年9月1日(月)

今日も横浜、慶応大学日吉キャンパスの音楽情報科学研究会・夏のシンポジウム会場である。 いつもの定宿、東横イン新宿歌舞伎町からは電車1本ということだったが、歩きを含めると50分ほどかかると判明したので、到着がギリギリになった。
7件目の「歌声・伴奏・歌詞ごとの嗜好と許容度を考慮できる楽曲推薦インタフェースの検討」は、僕があまりソソラレない「楽曲推薦」ネタ(余計なお世話)なので、謹んで拝聴した。
8件目の「音楽言語モデルを用いた歌声MIDI採譜の定式化と比較」は、「採譜」transcriptionの最新研究という感じで、色々なこれまでの研究成果に、さらに深層学習の要素も盛り込んでいた。 まぁ、採譜→MIDI化となると、「いつがNote Off?」という永遠の課題があるので、それを評価から外すというのは仕方ないのかもしれない。
9件目の「特定の楽曲を繰り返し聴くことにより生じる「飽き」の理解」はちょっと面白い視点で注目していた。 気楽に空気のように音楽が聴けるという現代では、そりゃ飽きるというのが一番大きい気がする。
10件目の「音楽と映像のパラメトリック対応付けのための自由エネルギー原理に基づく目的関数の導入」はつまり、自動VJ生成システムということだが、冒頭のデモだけで「飽き」てしまった。
11件目の「EXPO2025プロジェクトに参加して」は自分の発表なのでノーコメントである。 例によって時間切れで肝心のところを話せなかった。
午後の国際会議既発表・デモセッション(1)では、paperの無いものもあって、僕が一番見たかった、莱さんのSony Mocopiネタの発表は paper無しだった。 paper付きは、13件目の「ASAPを用いた演奏表情付けに関する一報告」、14件目の「GNNを用いた音楽分析の一検討」、15件目の「歌声分析における音源分離の影響の調査」、16件目の「ProjectDAWIY --- GriCo: Excel VBA を用いた確率的自動作曲システム」、17件目の「自然言語と演奏表情の埋め込みベクトルを利用した演奏表情伝達手法の検討」である。 受け付けでは「瞬間冷却パック」まで配っていたが、ポスター/デモ会場は空調が故障とかで陽光溢れる暑い会場だったので、莱さんデモを見た(予想通りにレイテンシがそこそこ悪かった)ぐらいでセッションroomに戻ることなった。
18件目の「歌詞とダンスモーションの関係性を定量化するデータ駆動型手法」は素晴らしい研究だった。松原さんから「手話」との関係が質問に出ていた(まさに僕も質問したかった)が、「手話はよくやられてきた」で終わりというのはちょっと寂しい気がした。
19件目の「ボーカロイドと歌手の人気楽曲の歌詞フレーズにおける想起される感情の差異と経年変化の分析」は、ボカロ曲も歌手曲も要は人間が作って(作曲・歌詞・[歌唱])いるので、これを生成AIにやらせて比較して欲しい・・・とコメントした。
20件目の「2015-2024年の邦楽および洋楽の人気楽曲におけるコード進行の傾向分析」は、予稿を見て一番ツッコミたいものだったのだが、時間一杯までのプレゼンでツッコミ防止されてしまった。 最後に「サーベイ不足」を指摘されていたので、まぁ良かった。
21件目の「テンポ変動の確率モデルに基づくピアノ演奏分析の検討」は、さすが産総研の研究という迫力があった。 対象曲が1曲ということで、いずれこれが一般化される?のが楽しみである。

2025年9月2日(火)

3日目の朝はちょっと早めに日吉に到着して、WiFiのある環境(タリーズ)で束の間のメイルチェックである。 日本時間学会から届いたのは「日本時間学会理事として学会に多大な貢献をなさった、大阪公立大学農学研究科の青野靖之先生が、今月8月5日享年63歳にて永眠されました」との訃報だった。 「サクラの開花による古気象解析は、世界的な学術雑誌にも掲載され、大変評価されていました」ともあったが、僕がこれまでの時間学会の発表でもっとも感銘を受けたのがこの研究だった。 2000年の文字文献の歴史がある日本でなければ不可能なのだが、古典の文献あれこれを読み解き、いくつかの植物の開花情報(花見の宴など)とその植物の特性を検討して、なんと1700年ぐらいにわたる気温の変化(地球温暖化)のグラフを作り上げたという、素晴らしい業績だった。 合掌。
日本赤十字社【ラブラッド】からは「前回は献血にご協力いただきありがとうございました。本日から400mL献血にご協力いただけます」とのメイルも届いた。 ただし、既に献血の予約はしていて、今月末に浜松駅に行って、またまた3割引の切符をジパング倶楽部で購入して、昼飲みして、さらにまねきねこに行く・・・というルーチンが出来ているのだった。

そして今日も横浜、慶応大学日吉キャンパスの音楽情報科学研究会・夏のシンポジウム会場である。
22件目の「LLMを用いた楽器練習者のための解釈指示譜自動生成に関する検討」はなかなか深い問題提起がありそうだ。 LLMはあくまでブラックボックスであり、音楽的解釈のバックボーンを明確なモデルが不明なまま、その指示に信頼を置けるのだろうか・・・という本質的問題があると思っている。
23件目の「MORTM: Mixture of Expertsを用いた旋律生成モデル」は素晴らしい研究だった。 複数のExpert同士の矛盾と選択の方針が気になった。 質問の回答からすると、またまた「ブラックボックス」とのことだった。
24件目の「アカペラ練習支援のためのピッチ・タイミング・パワーの分析と可視化 ― 基準パートに対する相対ピッチの可視化 ―」では、学生とアカペラをやってきたので、色々と議論に参加してしまった。
25件目の「ポピュラー音楽の進化過程の可視化」は超面白かった。 なんといっても「根性マイニング」は凄かった。
26件目の「Tonal Pitch Spaceによる和音間距離の音楽的解釈」もなかなか骨太な研究のようだが、ちょっと内観からはしっくりこなかった。
27件目の「作曲スタイルの時代変化に関する進化駆動力の統計的推論手法の構築」では、作曲家は西洋音楽の入り込みに影響されていったのに、聴衆は古来の形式を嗜好した、という「私感」が面白かった。 しかし流石の中村さん、難しかったぁ。
午後の国際会議既発表・デモセッション(2)では、paperの無いものもあって、僕が一番見たかった、莱さんのSony MocopiネタのICMC2025発表報告は paper無しだった。 paper付きは、29件目の「コード進行に基づく情緒表現を実現するリアルタイムVJシステム:ライブ演奏と連動した音楽ビジュアライゼーション」、30件目の「即興演奏初心者の支援を目的とした演奏入力対応型メロディ生成システムの検討」、31件目の「評価関数と機械学習を用いた合唱曲自動ピアノアレンジの左手パート生成」、32件目の「バズりフレーズにおける微分音程の分析」である。
そして最後の「新博士セッション2025 ー 博士ノスヽメ」の途中(残り15分ほど)で退出して浜松に帰ることになった。 新横浜駅で「みどりの窓口」に行って、来月の奈良学園大の集中講義のチケットを3割引で購入する(ジパング倶楽部)ためである。

2025年9月3日(水)

3日間の音楽情報科学研究会・夏のシンポジウムにほぼフル参加してきて、今日になって レポート のページを置き、さらその中身から 「美術館」・「博物館」などの記録 のページに 新横浜ラーメン博物館 を付記して、中身のコメントだけ当日に現場で書き付けただけだった上の8/31から9/2までの日記のそれぞれの日に1枚だけ、写真のリンクを置いてみた。
      • 2025年8月4日(月) 5時間 50曲 (まねきねこ)
      • 2025年8月13日(水) 5.5時間 55曲
      • 2025年8月19日(火) 6時間 64曲
      • 2025年8月28日(火) 6時間 58曲
      • 2025年8月31日(日) 3時間 9曲 (ルクソール)
その初日に久しぶりにルクソールに行って、これが今月最後のカラオケとなった。 今月の戦果は上のようになったが、先月およびそれ以前の記録へのリンクは、 この日記のPart8 の「2025年8月1日(金)」のところにある。
そして最終日9/2に片寄さんからいただいた情報として、 entertainment-design-catalog というのがあったのだが、どうも僕はPythonサンプルをgetできないようだと判明した。 古今東西のEC研究をクラスタリング/可視化して、「あなたの研究の位置付け」・「新規性/妥当性」などをAI判定できるという「禁断の統計分析ツール」らしい。

なかなか取り上げるほどのネタが無いのに毎日1本届くKickStarterからの案内だが、今日は上のように「どんな水でもこれを通すと飲める」というフィルタのあるボトルの情報があった。 しかし、自然水/汚水にふくまれるあらゆるものを99.999%フィルタリングするといくら言われても、ちょっと僕は躊躇してしまうのだった。
そして今日はたまたまの休養日だが、明日の木曜日は眼科(視野検査+散瞳検査)とJoyJoyヒトカラ、金曜日は朝から孫の幼稚園見学(何か「会」があるらしい)で晩にはロボット教室(Advance)、土曜日はロボプロRP1でテーマが「ラーメンタイマーを作ろう」、日曜日はロボット教室(午前Middle、午後Advance)、と予定が満載である。 それぞれの中身は事前に予習していて、サンプル教材も金曜日には「Basic+Middle+Advance」を持参するところまで準備完了している。 ぼちぼち1週間かかっている「何故か左足の小指の根元付近を打撲?捻挫?して痛い」症状も、奥さんが買ってきてくれた鎮痛剤シールのお陰でだいぶ楽になってきた(腫れていて履きにくかった靴もだいぶ入るようになった)ので、このまま治ってくれることを期待しよう。

Abemaニュースによれば、上のように明日からシンガポールで「王座戦」の第1局が始まるらしく、マーライオンの前の棋士の映像が流れてきた。 時差がどれだけあるか不明だが、断片的には観戦できるかもしれない。 記録 によれば、僕が過去にシンガポールに行ったのは2003年の ICMC2003 と、2015年の SI2015 の二度だけなのだが、「マーライオン」という記載があったのは前者だけだった。 観光ボートに乗って、 という感じで、海上から見ていた。

音楽情報科学研究会・夏のシンポジウムでは「LLM祭り」となっているのを体感したので、ふと「生成AI 音楽 作成 作品」と検索してみると、 「任意の音声と動画からボーカル、伴奏、さまざまな楽器を抽出します」 とか 「【2025年最新】音楽生成AIツールおすすめ26選」 とか 「AI・人工知能が作曲?自動で音楽を生成するおすすめソフト10選」 とか 「生成AIと音楽業界の未来について」 とか 「AI作曲 - 無料音楽生成AI」 とか 「音楽制作は作詞も作曲もAI任せ!2025年音楽生成の最前線」 とか 「著作権フリーのAI作曲 - Soundraw」 とか 「音楽生成AI・作曲AIサービスのおすすめ人気ランキング【2025年】」 とか 「初心者におすすめのAI音楽ツール ランキングTOP5」 とかが出てきた(YAHOO検索出力順)。 これまで興味が無かったのだが、音楽情報科学研究会・夏のシンポジウムで背景知識を得たところで読んでみる価値はあるカモ、と調べてみる気になった。

上の LALAL.AI というのは「任意の音声と動画からボーカル、伴奏、さまざまな楽器を抽出します」ということで、「次世代のボーカル抽出と音源分離サービスにより、高速、簡単、正確なステム抽出を実現します。ボーカル、インストルメンタル、ドラム、ベース、ピアノ、エレキギター、アコースティックギター、シンセサイザーのトラックを音質を損なうことなく削除します」というものだった。 ちょっと今回の調査対象とは違うのでこれはパスした。

上の 【2025年最新】音楽生成AIツールおすすめ26選 というのは明らかに網羅的っぽいので、順に眺めてみる価値ありである。 以下、「おすすめツール」で実際に試せるものを試してみることにした。

とりあえず上の品揃えを眺めた後に続く、「音楽生成AIを活用するポイント」・「音楽生成AIに関するよくある質問」という記事もザッと読み流したが、中身はほぼ無かった。 このサイト自体は、「生成AI関係のコンサル」的な立場のようで、その宣伝ツールとしてのページだった。
上のサイトのページをチェックするだけでだいぶ大変だったので(さらに今後、追加チェックする◎サイトが6箇所もあったし)、残りについては以下のように簡単にリスト化して、コメントを付加することにした。 ということで、とりあえず、「26選」のうち、チェックしてみたいと◎印を付けた6件(英語版と日本語版とでダブルカウントがあったので、実質的には5件)については、まずはどこかで時間がある時にじっくりと調べてみる、という課題が明確になった。 音楽情報科学研究会・夏のシンポジウムに参加した最大の収穫は、こんな作業を厭わないほど、そこそこ「LLM慣れ」させてくれた事にあるかもしれない。
ネットからは、「本当に手作りでフロッピーディスクを作る」という とんでもないYouTube動画 の情報が届いて、おもわず見入ってしまった。 これはちょっと、僕には出来ないなぁ。

2025年9月5日(金)

日本のスグ近くで発生して、そのまま高速に日本列島を横断(九州→四国→紀伊半島→東海→関東)して台風15号が通り抜けるらしく、線状降水帯発生の恐れがあるという浜松は、朝からなかなかの雨模様である。 ただし午後には通過して、晩のロボット教室の頃は晴れていそうだ。 昨日のJoyJoyヒトカラでは久しぶりの「雨」特集から入って、6時間で56曲を完走していた。

昨日の王座戦第1局は「ひふみんEYE」によれば「新研究で手中にした藤井聡太王座の雁木 : 両対局者の1年間の成長問うシリーズ」とのことで、中身の濃い66手だったらしい・・・と確認してから棋譜を鑑賞した。 短手数の「大駒が至近距離で飛び交う」激しい将棋で、これで投了というのが素人には分からないのだが、いつも「成り行き自然流」の藤井七冠が、ちょっと本気で「研究」するとこうなるのか、と納得した。

一昨日にチェックした「音楽生成AI」のリストのうち、◎印を付けた最初の、上の AIVA に行ってみたが、アプリをゲットしてみると「僕の環境では走らないので断念バーグ(;_;)」というものだった。

次にチェックしたのは、上の Beatoven AI である。 メイルアドレスを入力すると、そのアドレスから起動できる状態で、AI生成まではフリーであり、生成したサウンドをmp3ダウンロードとかしようとすると「有料コース」のメニューが出てくる仕組みだった。 ただし、長さなどの制限があるとしても、ブラウザ上で試作して試聴したものをrecordingすることは可能だろう。 一昨日は「duration=15sec, sadly, slow, asian」というプロンプトで生成させてみたのだが、今回は「japan, traditional, gagaku, slow, sad」として生成してみた。
モードには「"maestro" Model」と「"Composer" Model」があり、前者はbeta版ということで「もわっとしたプロンプトで生成」、後者は「アルゴリズム」ベースでの生成とある。 「プロンプトTips」(お勧めのプロンプティングのコツ)というのがあったが、この指示は両モデルの違いが良く分かるので、以下に転載しておこう。

本格的にやるには、プロンプトの数をもっと増やして(Works best for 20-100 words とあった)みたいのだが、とりあえずこれはキープということで次に進んだ。

次にチェックしたのは、上の Ecrett Music である。 最上部に「Like Ecrett? Try its big brother SOUNDRAW!」と書いてあって、そちらは断念バーグしていたのでやや微妙である。 パートとして「Melody」・「Backing」・「Bass」・「Drum」・「Fill」という構成なのでちょっと「見えて」いるのだが、ユーザ登録ナシでも試作・試聴までは進んだ。 このファミリでは他に日本語版の Ecrett Music にも◎を付けていたのだが、ちょっと古風だったので、ここで「パス」を選択した。

次にチェックしたのは、上の Soundful である。 こちらはユーザ登録(メイルアドレス。プロモのメイル受け取りをOKしないと駄目)で、フリーでも試作・試聴まで可能だった。 いかにもなメニュー(品揃え)によって大枠を押さえているのだが、生成AIに対するプロンプティングというよりは、色々なスタイルのデータベースを参照する感じだったので、ここで「パス」を選択した。

最後にチェックしたのは、上の Mubert である。 チェックの段階では気に入っていたのだが、実は無料体験ゾーンでは「試作GO!」というボタンが押せなくて、要するに「有料登録」直行という構造になっていると判明して、ここで断念バーグ(;_;)となった。 結局、残ったのは Beatoven AI だけという結果になった。

お昼が近付くにつれて、いよいよ台風15号の本体が浜松に迫ってきて、雷鳴も響いてきた。 お仕事Mac miniはノートPCではないので、停電(瞬停でも駄目)が怖い感じだが、果たしてどうなるか。 とりあえずここまでをWebに上げておけば、それがバックアップとなるのだった。

だいぶ雨が収まってきた(ただし途中の低い箇所の道路が不安)午後になって、 Beatoven AI を少しだけ進めてみて、ちょっと感じが分かってきた。 無料体験では1ヶ月あたり5件の「"maestro" Model」と3件の「"Composer" Model」ができるらしい。 「"maestro" Model」の方で「70's british progressive rock, with guitar, bass, drums, organ and piano」と入力すると出来上がったプロジェクト名は「Crimson Echoes」、アコギが気になったので「70's british progressive rock, with electric guitar, electric bass, drums, hammmond organ and brass section」入力すると出来上がったプロジェクト名は「Crimson Dawn」だった。 瞬時瞬時の「響き」は確かにプログレ風なのだが、要するにHarmonyもリズムも無くtextureが多重になっているだけで、おいおい当時のプログレはそんなに出鱈目じゃなかったぞ・・・と突っ込んでしまった。 「雅楽」と「プログレ」の4つの様子をまとめて YouTube動画 に残してみたが、プロンプトが著しく不備であるのは百も承知として、それでもまぁ、聞けたもんじゃない。 これはちょっと、有料ゾーンに登録して試すほどのこともなさそうだ。

2025年9月6日(土)

今日は午後にロボプロRP1がある日ということで、ちょっとテキストを眺めてみたが、再来週にあるRP2のアームロボットと共用しているスイッチが1個、不足していると気付いた。 もちろんRP2のやつを外してこちらに持ってくればいいのだが、そこで「じゃあ新設しよう」と考えるのが、移動の手間(と取り替えミスのリスク)を避けたい「物臭」の本能である。

このスイッチのソケットはピンが短くて手持ちのピンヘッダでは挿さらない・・・と判断して、シールドの基板に直付けすることにした。 たいていは2個のスイッチなのだが、せっかくなのでD0/D1/D2の3個並列(D3はたいてい圧電スピーカ)タイプとして、半田ごてを出してパーツboxからスイッチを選んで半田付けまで、ものの10数分で上のように完成した。 ノーマルopenなので、ソケットに他の部品を挿しても問題なく、これは今後も使えるツールとなった。

2025年9月7日(日)

2025年9月8日(月)

朝から月イチの耳鼻科通院(CPAP経過観察、アレルギー薬の処方)、そして午後には今日から来月まで6回シリーズの「健康ボウリング教室」に行く。 浜松市からの案内で、参加費たった1000円ということで、もう何十年もやった事のないボウリングである。 今週はロボット教室が金曜日だけ(来週は火水金土日と凄い予定)なので、明日と明後日の予定は、今月末に迫ってきた奈良学園大の集中講義の準備などとなっている。

そんな午前には、 この日記のPart8 で書いていた内容をreviseして、 Life Game いろいろ というページにまとめた。 このページへのリンクは以下のようにASLのページの最上部左端に「★」マークとして置いておき、後日に消す。

来週末のロボット教室のロボプロRP1のテーマに「人工生命」というのがあるのだが、「8×8ドットマトリクスLED」という貧弱な空間ではLife Gameの面白さが伝わらないので、テキストを大幅に逸脱して、このページを使って(生徒のパソコンで、会場からWiFi経由でネットアクセスは確認済)、みっちりと「アルゴリズムの世界」を伝授したいのだ。 生徒は「arduino.cc」をURL欄に入れてアクセス出来たので、「nagasm.org」を入れる(→その上端左端の★をクリック)というのは簡単だろう。

2025年9月9日(火)

ときどき届くArs Electronicaからのメイルで「This was the Ars Electronica Festival 2025!」というのが届いた。 そうか、いつも9月上旬に開催されるので、たぶん昨日か一昨日に終了したのだろう。 「A New Record: More than 122,000 Festival-Visits」とのことで、「1,472 artists, scientists, developers, entrepreneurs and activists from 83 countries presented 379 works and organised 684 events in 19 locations over the past 5 days. It was Ars Electronica's final appearance at POSTCITY - and with over 122,000 visits it was the most successful one yet」という記録で、コロナの残滓も消えて過去最多の来場者だったらしい。

「This was Ars Electronica 2025」ということで、上のように膨大な記録があるようだが、どれどれこのページを精緻に見に行くか・・・というとそうでもない。 もはや海外どころか国内の学会に参加する数少ないチャンスにも難儀している身なので、寂しさに負けそうだからである。 むしろ、これまでに参加してきた過去のArs Electronicaをここで整理してみよう(まだやった事が無かった)、という気になった。 ボケ防止のためにも、遠い記憶を掘り起こすという作業は大切なのだ。
スタート地点はいつもの 海外渡航歴(備忘録) である。ここから、過去にArs Electronicaに行った記録を「リンツ」をキーワードとして探してみると、以下のように計11回だと判明した。

    1. 2004年7-9月 パリ(フランス) ・ アムステルダム(オランダ) ・ リンツ(オーストリア)
    2. 2005年9月 リンツ(オーストリア) ・ バルセロナ(スペイン)
    3. 2007年8月 コペンハーゲン(デンマーク) ・ ロンドン(英国) ・ リンツ/ウイーン(オーストリア)
    4. 2009年9月 パリ(フランス) ・ ウイーン/リンツ(オーストリア)
    5. 2010年9月 リンツ(オーストリア)
    6. 2011年9月 リンツ(オーストリア)
    7. 2012年9月 リンツ/ウイーン(オーストリア) ・ ブラチスラバ(スロバキア) ・ リュブリャナ(スロベニア) ・ リエカ/オパティヤ(クロアチア)
    8. 2013年9月 ウイーン/リンツ(オーストリア) ・ ブダペスト(ハンガリー) ・ プラハ(チェコ)
    9. 2014年9月 リンツ/ザルツブルク/ウイーン(オーストリア) ・ ヴァルナ/ネセバル(ブルガリア)
    10. 2018年9月 ヴュルツブルク(ドイツ) ・ リンツ(オーストリア) ・ ブルノ(チェコ) ・ クラクフ/ポズナン(ポーランド)
    11. 2022年9月 リンツ(オーストリア) ・ チェスケーブジェヨヴィツェ(チェコ)
そこで、テンプレートとなる「枠組み」を11個作って、それぞれの中身を埋めていく作業を開始した。 基本的には、それぞれリンツに行った「経緯」(他の国際会議と絡めてとか受託研究費で単独とか)、(いた時には)一緒に同行した学生とその事情、その年のArs Electronicaの「トピック」の記憶、リンツへの入り方と出方の「経路」情報、そして「その他」(宿泊施設など)とした。

2004年9月 パリ・アムステルダム・リンツ

  • 経緯
    Sabbatical 2004 で基本的に7月から9月までパリ滞在の58日間のうち、途中でアムステルダム(スタジオSTEIMでの滞在研究)1週間に続いて初めてのリンツに行ってArs Electronicaにフル参加(9月1日〜9月8日)して、またパリに戻った
  • トピック
    初めてのArs Electronicaをフル堪能。CAMPASテーマはIAMASが主役で、日本から数十人が大挙して展示/公演など大活躍していた。新設「Net Vision」部門の金賞は"Creative Common"で、この日からオーストリアは(C)を止めて(CC)にする、と宣言されていた。ちなみに「Digital Community」部門の金賞は"WikiPedia"
  • 経路
    アムステルダムから空路でフランクフルトを経由してリンツ(ルフトハンザがほぼ独占)へ。帰路もフランクフルト経由でパリへ
  • その他
    リンツ駅前の"Hotel IBIS"(全世界チェーン)は安価で快適。ドナウ川畔での花火ショー、ハウプト広場の中華料理屋、登山トラムでの山頂ハイキングなども初回から堪能

2005年9月 リンツ・バルセロナ

  • 経緯
    未踏 に採択されて、研究の一環として(異国の環境で自動作曲をプログラミングする)、リンツとバルセロナに行った EU tour 2005
  • トピック
    基本的に「観光」ナシでホテルの部屋でprogramming、という日々だったのでぐるっと一巡した程度。インタラクティブアートの入賞作品(鳥籠の中のガス炎が白金線に触れて音声が鳴るのだが、その演説はヒットラーやムッソリーニ)が印象的
  • 経路
    成田からフランクフルト経由でリンツへ。帰路もフランクフルト経由でバルセロナへ
  • その他
    この年はリンツ駅前でなく、市内中心部の古風/安価なホテルを利用

2007年8月 コペンハーゲン・ロンドン・リンツ/ウイーン

  • 経緯
    受託研究などで旅費が潤沢だったためか、 台北(3月)ニューヨーク(6月) に加えてICMC2007 / ArsElectronica2007にも行った
  • トピック
    「Digital Musics」部門で金賞を受賞した三輪さん(IAMAS)に密着できた
  • 経路
    ロンドンからフランクフルト経由でリンツへ。帰路は特急列車で1時間半のウイーンへ
  • その他
    ホテルは、前半はリンツ駅前にある"Hotel Locomotive"、後半は何故かカジノのある市内のホテル

2009年9月 パリ・ウイーン/リンツ

  • 経緯
    メインは ICEC2009チュートリアル 講師として 欧州ツアー2009 - 4度目の巴里 のパリに行き、さらにリンツとウイーンにも足をのばした
  • 同行学生
    第30期・虎の穴 メンバーの1回生・林美緒さん/奥山愛悠弥さんが同行
  • トピック
    この年は新しくなった「アルスエレクトロニカセンター」のお披露目というのが最大のニュース
  • 経路
    パリ→ウイーンはエールフランスで、ウイーン→リンツは特急。帰路も特急列車で1時間半のウイーンへ
  • その他
    ホテルはリンツ駅前の"Hotel IBIS"

2010年9月 リンツ

  • 経緯
    受託研究などで旅費が潤沢だったためか、 シドニー(6月)エカテリンブルク(12月) の間に 5度目のリンツ - Ars Electronica 2010 にも行った
  • トピック
    この年のアルスエレクトロニカのメイン展示会場は、リンツ市内にあるかつてのタバコ工場の跡地(バスで約10分)とやや変則的で、例年のOKセンターやLentosミュージアムやブルックナーハウスは何も無かった
  • 経路
    セントレア→成田→ミュンヘンからリンツへ。帰途はその逆順
  • その他
    リンツ駅前にある"Hotel Locomotive"は、朝食バイキングでホットプレートを使って自分で好きな卵料理を作れて、また"Hotel IBIS"との間(至近)にはスーパーもあって、便利で安価で快適

2011年9月 リンツ

  • 経緯
    受託研究などで旅費が潤沢だったためか、 オスロ(5月)ハッダーズフィールド(8月) に続いて 6度目のリンツ - Ars Electronica 2011 に行った
  • トピック
    CAMPASテーマはつくば大学が主役だった。「テスラオーケストラ」ライヴを堪能
  • 経路
    セントレア→成田→フランクフルトからリンツへ。帰途はその逆順
  • その他
    宿はいつもの、リンツ駅前の"Hotel Locomotive"

2012年9月 リンツ/ウイーン・ブラチスラバ・リュブリャナ・リエカ/オパティヤ

  • 経緯
    14回目となる欧州ツアーとして 欧州ツアー2012 - 「リア」「キア」「ニア」「チア」 に行った。 写真以外の途中の記録は こちら にもある。 オーストリア(リンツ・ウイーン)と、 初めてとなるスロベニアのリュブリャナに行き、途中2回の休養日にはそれぞれフト思い立って、スロバキアと、クロアチアにも(※EU外だったので大変なことになった)初めて足を延ばした。 帰途には 水戸 の上空から母校がくっきりと見えた
  • 同行学生
    M2の鈴木千裕さん(アカペラ仲間)とM1(指導)の伊熊千晶さん・小畑志織さんがリンツとウイーンまで同行して、ウイーン空港に3人の帰国を見送ってからリュブリャナに向かった
  • トピック
    いつものコースを巡回。ただし学生の興味は、よりウイーンの方が大きかった
  • 経路
    セントレア→成田→フランクフルトからリンツへ。帰路は特急列車で1時間半のウイーンへ
  • その他
    宿はいつもの、リンツ駅前の"Hotel Locomotive"

2013年9月 ウイーン/リンツ・ブダペスト・プラハ

  • 経緯
    メインはウイーンでのISPS2013発表ということで 欧州ツアー2013 - 4回目のウイーン、8回目のリンツ に行ったが、ウイーン→リンツと直行せず、会期の繋ぎとしてハンガリーのブタペストとチェコのプラハを経由(全て「鉄道旅」)した。 記録は こちら にもある。
  • トピック
    この年のアルスエレクトロニカのメイン展示会場は、再びリンツ市内にあるかつてのタバコ工場の跡地(バスで約10分)という変則的運用。レトロゲームの圧巻の展示には圧倒された
  • 経路
    プラハから最終目的地のリンツまで、鉄道の切符を買っていたつもりだったが、なんと途中の駅で降ろされてバスで国境越えの移動をして、その後の別の列車がリンツに着いて、これで時刻表は「1本」となっているのに驚いた。帰途はリンツ→フランクフルト→成田→セントレア
  • その他
    宿はいつもの、リンツ駅前の"Hotel Locomotive"

2014年9月 リンツ/ザルツブルク/ウイーン・ヴァルナ/ネセバル

  • 経緯
    ブルガリアの黒海沿岸のリゾートホテルで開催されるという国際会議への参加(唯一の汚点)として 欧州ツアー2014 - 初のブルガリアと9回目のリンツ に行った。 道中の記録は こちら にもある
  • トピック
    慣れたリンツから足を伸ばしてザルツブルク一日観光などしたが、持参したMacBookAirがリンツ最終夜に立ち上がらなくなり、出張後半の通信/記録はウイーン市内のApple Storeで購入したiPad miniで乗り切った
  • 経路
    ウイーンから特急でリンツへ。帰途はソフィア→ミュンヘン→成田→セントレア
  • その他
    宿はいつもの、リンツ駅前の"Hotel Locomotive"

2018年9月 ヴュルツブルク・リンツ・ブルノ・クラクフ/ポズナン

  • 経緯
    メインは ICEC2018ワークショップ 講師として 欧州ツアー2018 - ドイツ、オーストリア、チェコ、ポーランド に行った。 道中の記録は こちら にもある
  • トピック
    国際会議VS-Games2018に参加、10回目のアルスエレクトロニカ視察だけでなく、途中でチェコ(Bruno)とポーランドのKrakow(アウシュビッツ)にも寄った。この年のアルスエレクトロニカのメイン展示会場は、リンツ駅の横にある郵便局の跡地
  • 経路
    Wurzburg駅から鉄道でリンツに入った。リンツからは国際バスでプラハへ、さらにプラハから国際バスでブルノに移動
  • その他
    この年は市内、トラム沿いから徒歩数分の民泊風ホテル

2022年9月 リンツ・チェスケーブジェヨヴィツェ

  • 経緯
    COVID-19のために世界的に移動がストップした期間を越えて3年ぶりの海外出張は20回目のヨーロッパ行きとして、 欧州ツアー2022 - 11回目のリンツ に行った。 Ars Electronicaのシンポジウム Expanded Animation 2022 では 招待講演 を行った。 道中の記録は こちら にもある
  • トピック
    途中で1日、国境を越えて隣国チェコのチェスケーブジェヨヴィツェに出かけて、バドワイザーの元祖の工場見学に行った
  • 経路
    羽田→フランクフルト→ウイーン→特急でリンツ入り。帰路は逆順
  • その他
    宿はいつもの、リンツ駅前の"Hotel Locomotive"
ほぼ一日かかって、ここまでまとめてみた。 そして、一気にこのHTMLを丸コピーして、 Ars Electronica の記録 (2004-2022) というのも作ってみた。 そちらには、時間がある時に、それぞれのスナップ写真でも追加できたら・・・という構想である。
・・・ここまで書いてきたところで気付いたのだが、なんと今日と明日は、王位戦第6局だった。 2日制なのでまだまだとはいえ、封じ手まで見届けることにした。

2025年9月10日(水)

王位戦第6局の2日目は、封じ手の開封で立会人の青野照市九段が「片方の封筒を少し残しつつもう片方の封筒を全てカットする」という二刀流を演じたり、対局中に立会人でもない佐藤天彦九段が記録係の隣に侵入してきて覗き込んだり、というハプニングの連続となった。

その王位戦を観戦しつつ、ロボット教室のアドバンス教材を3回目から4回目に改造してみたが、この「光センサ」というのが曲者で、スレショルド設定をしても、教室ごとに照明環境が異なるのでなかなか安定動作しない。 とりあえずのversion を作ってみたが、これは教室に行くと、それぞれの場で動いたり動かなかったりするのだった。
そして午後じゅうかかって、 Ars Electronica の記録 (2004-2022) のページにそれぞれの年のスナップ写真を追記するという作業をしながら、じりじりと進む王位戦を観戦し、いつもの夕食時刻より1時間半ほど遅い終局まで、終盤の劇的な展開を見届けた。

2025年9月11日(木)

今年もセプテンバーイレブンがやってきた。 過去の「9月11日に何をやっていたか」という記録は、写真と共に2015年までを 続・Max7日記のPart2 の「2017年9月11日(月)」のところに、さらに2000年〜2024年を網羅的に この日記のPart3 の「2024年9月11日(水)」のところにまとめてある。

昨日の王位戦第6局は、ひふみんEYEによれば「『肉を切らせて骨を断つ』藤井将棋の真骨頂 : 決め手を与えずによく辛抱」とのことだったが、いやー、凄かった。 あらためて棋譜を眺めてみたが、意表を突いた25角は最後まで効いた22「壁金」を誘導するためのもの(続く34角に33歩を打たせるのとセット)、そして解説者が絶叫した87金は「AI超え」の妙手(→驚きの桂合い[歩でも香でも角でもなく桂限定]への伏線)だったのだと納得した。

CPAPがずれてきてエアリークで目覚めた夜中にフト思い付いてしまったのは、昨日に完成した Ars Electronica の記録 (2004-2022) という記録に関して、同様にこれまで、数回〜10回以上、「お馴染み」として参加してきた上の3つの国際会議についても、記録を整理しておくべきではないか・・・という悪魔の囁きだった。
いずれも、僕のサイトに全ての情報があるので、基本的には(国内開催のICMC1993とNIME2004を別途に加えれば) 海外渡航歴(備忘録) のページから拾って辿っていけば、実現は可能なのである。
    1. 1991年10月 モントリオール(カナダ)
    2. 1992年10月 サンノゼ(米国)
    3. 1993年9月 早稲田大
    4. 1994年9月 オーフス(デンマーク)
    5. 1995年9月 バンフ(カナダ)
    6. 1997年9月 ローマ(イタリア) ・ テッサロニキ(ギリシャ)
    7. 1998年10月 ミシガン(米国)
    8. 1999年10月 北京(中国)
    9. 2000年8月 ベルリン(ドイツ)
    10. 2003年9月 シンガポール ・ クアラルンプール(マレーシア)
    11. 2005年9月 リンツ(オーストリア) ・ バルセロナ(スペイン)
    12. 2007年8月 コペンハーゲン(デンマーク) ・ ロンドン(英国) ・ リンツ/ウイーン(オーストリア)
    13. 2011年8月 ハッダーズフィールド(英国)
    14. 2012年9月 リンツ/ウイーン(オーストリア) ・ ブラチスラバ(スロバキア) ・ リュブリャナ(スロベニア) ・ リエカ/オパティヤ(クロアチア)
    15. 2016年8-10月 ブリュッセル(ベルギー) ・ ボルドー(フランス) ・ バルセロナ(スペイン) ・ ユトレヒト(オランダ) ・ エカテリンブルク/モスクワ(ロシア) ・ ウイーン(オーストリア)
上がICMCの記録で計15回と多く、Ars Electronicaと絡めて両方に参加したことが3回ほどあった。 中身としては研究発表、(一部)単なる視察などで、さらにワークショップ1回、音楽作品入選公演はナシなのだが、写真の記録が残っているのは1999年から後なので、記録としては前半はかなり貧弱/貧相になりそうである。
Ars Electronicaはリンツ限定、下記のNIMEやSketchingも開催地に偏りがあるのに対して、ICMCは「世界中」を志向している。 これまでにパスした「香港」・「キューバ」・「ブラジル」・「韓国」なども加えると、範囲としては相当になるのだが、ICMC1999北京の運営実態は香港の連中だったし、色々と「裏」もあるのだった。
    1. 2003年5月 モントリオール(カナダ)
    2. 2004年6月 SUAC
    3. 2005年5月 バンクーバー(カナダ)
    4. 2006年6月 パリ(フランス)
    5. 2007年6月 ニューヨーク(米国)
    6. 2009年6月 ピッツバーグ(米国)
    7. 2010年6月 シドニー(オーストラリア)
    8. 2011年5月 オスロ(ノルウェー)
    9. 2016年7月 ブリズベン(オーストラリア)
上がNIMEの記録で、計9回だった。 ただし研究発表だけでなく、音楽作品入選公演というのも4回ほどあるし、NIME2004で大会委員長をやって国際組織委員も担当したこともあり、自分としてはメインフィールドという意識である。
    1. 2008年7月 プロビデンス(米国)
    2. 2009年7月 ロンドン(英国)
    3. 2012年7月 ポートランド(米国)
    4. 2013年7月 パロアルト(米国)
    5. 2015年7月 ツーソン(米国)
    6. 2019年9月 デトロイト(米国)
上がSketching in Hardwareの記録で、計6回だった。 ただしSketchingは全ての参加者がプレゼンを行うし、チームに分かれてのワークショップみたいな事もやるので、中身は最大に「濃い」のだった。 Covid-19が無ければ、おそらく2020年あたりに「日本で開催?」(主催者のMike Kuniavskyさんの息子が日本に留学していた?)という可能性もあったのだが、残念である。 基本的にSketchingは他と違って学会のバックボーンの無い「privateなmeeting」なので、世界情勢の変化によって、今後どうなるかは最も未確定なものと言える。

今日は午後からJoyJoyヒトカラの予定なので、それまで午前〜午後の時間には、いよいよ再来週に迫ってきた、奈良学園大での集中講義の準備を始めることにした。 去年までは段ボールで機材あれこれを送付して、現地でデモを見せるだけでなく、学生のWindowsにMax(Application化したパッチ)を走らせてPAWセンサの「体験」をしてもらったのだが、どうも最近の若者はこんなものでは響かないという印象もあったので、「デモは全て持参動画(YouTubeでなく)を見せる」という基本方針を立てた。

プレゼンについては、 技術士会での講演 のようにHTMLベースを基本としたいのだが、それも今年はパターンを変えて、PDFを使ったスライドショー的プレゼンも一部に交えることとして、上の3件のPDFの大元のソース(Keynote)をバックアップ倉庫から発掘して、それらから適当にpickup/継ぎ接ぎすることにした。

2025年9月13日(土)

今日から世間は3連休だというが、僕の予定はゼロで「集中講義準備」などという文字列が予定表を埋めている。 ただし火曜日からは予定満載の日々が待っている。 昨日から続いている資料作成は、色々と改訂アイデアが夜中に浮かんできて、まだまだ続きそうな気配だ。
ブラザー工業、『ジョイサウンド』事業を譲渡 → 『カラオケまねきねこ』展開のコシダカHDに」という、ごく一部の人間にだけ驚くべきニュースが舞い込んできたが、そうか、あのJOYのひどい音はブラザーだったのか・・・と納得。 ところがそれで終わらないのが5ちゃんの凄いところで、以下のような情報が細々と続いていた。 さすが高齢者独占の5ちゃんねる、古い情報がどんどん出てくるのだった。

そして午前中は、ロボット教室「ミドル」の9月教材「ダンゴム」を2回目に向けて改訂する作業に没頭した。 どうも今回のやつも衝撃に弱い気がする・・・と心配していたが、とりあえず部品が外れても「外側からの作業」で復活できるのは助かった。 せっかくなので無粋なスピーカを鳴らすのをやめて、「PWM両極LED」をダブルに取り付けてみたのが、この YouTube である。 最後にはお約束のようにバラバラになりかけたのだが、これもよくある御愛嬌ということで、一発撮りでノーカットとした。
そして午後じゅう、引き続き奈良学園大での集中講義の準備を進めた。 まだまだ終わらないので、明日も続くことになる。

2025年9月14日(日)

午前中には買い物に出たりしたが、それまでに何とか完了したのが、今週のロボプロRP2の教材「アームロボット」の改訂である。 超音波センサを取り付けて、「手を近づけると左に回転して逃げる」・「手をもっと近づけると右に回転して逃げる」というスケッチを実装した。 本当はこの後に、ブロックとの距離を超音波センシングしつつ近付いて進むというのがあるのだが、これは現場で生徒と一緒にアドリブで進めることにした。
この YouTube がその様子なのだが、Arduinoスケッチの大部分を解説せずにブラックボックス化していて、その隠れた部分にも多数のライブラリが潜んでいて複雑なことをやっているのだが、それを伏せてこれを完成したところで「ロボットが動いた」と実感できるのかどうか、ちょっと微妙なところである。

午後には、昨日は集中講義の準備に没頭して忘れていた「週一」のMartinも愛でた。 その後は再び集中講義の準備に没頭したり、再来週に近付いてきた技術士会中部支部の例会(名古屋)での準備に関するメイルをやりとりしつつ、何もない3連休の中日も過ぎ去っていった。 「仕込み」というのはいつもこういう地味な作業なのだが、これが本番に近いところで何か急に舞い込んだ時に備える意味でも大切なのだ。 合間に自室の「エアコンの掃除」というのもやったのだが、昼間はひと夏ほぼ運転していたので埃だらけを覚悟していたが、フィルタは想定外に綺麗だった。

2025年9月15日(月)

今日も今日とて、奈良学園大での集中講義の準備である。 これまでとちょっと違ったアプローチとして、以下のような項目を追加/改訂しつつ、これまでの「段ボールで機材を送ってのデモ祭り」というスタイルをちょっと軽減しようとしている。 果たしてどうなるか。 まだまだ内容が確定しないのは、今年はリハビリテーションの大学院生がいて、僕の講義を取ることになるかもしれないという情報が届いたためである。 これは明日以降に予備的な連絡が来るものの、奈良学園大の「後期開始」(→履修登録)というのが来週の9月22日で、それなのに僕の集中講義の1週目は9月23日だという鬼のような予定によるものなのだ。

2025年9月16日(火)

秋元康、AIに敗北 という記事が出た。 実はこのテレビ番組、前日に内容予告はネット記事で知ったものの、静岡県では「オモうまい店」再放送となっていて(;_;)、放送終了後の昨日夕方にTverで見た。 「秋元康と彼の考え方を学習したAI秋元康が対決する特別番組」ということで、Geminiと過去の秋元作品秋元発言その他を学習させた「AI秋元」と秋元本人(なんと僕と同い年というのを初めて知った)とが、AKB48の新曲を作るというものだった。
いつまでネット上に残っているか不明だが(自分ではbackupを取った)、5ちゃん情報によれば 秋元康AI秋元康 というものである。

ただしネットの評判を見るとそこには大きな誤解があり、「作曲」は全て、「AIでなくて人間」なのである。 AKBビジネスというのは、(1)秋元康が「テーマ」を示して多くの音楽制作スタジオ/ミュージシャンに「一斉FAX/メイル連絡」する(※発注にあらず) → (2)多くのスタジオ/ミュージシャンは「AKB新曲!」(売れる!)ということで寝ずに作曲して提出(上納)する → (3)数百曲〜1000曲以上が集まった中から秋元康が曲を選ぶ → (4)秋元康が作詞する → (5)作品が完成する → (6)選ばれなかった曲は全て捨て去られ1円にもならない → (7)選ばれた曲は「買い取り」でその後にいくら売れても「追加の印税ナシ」(作曲者クレジットのみ)という契約 → (8)売れた場合には秋元康にいつまでも印税が入り続ける、というスタイルなのだ。
「AI秋元」は事前に(1)のテーマ傾向の学習結果からテーマを決め、(3)と同様に人間の作曲で集まった多数の曲を分析してテーマに合致する曲を選択し、(4)の作詞傾向の学習結果によって作詞するので、「過去のAKBっぽい」エッセンスが凝縮されたような新曲が出現することになった。 結果はまぁ予想通りであり、「秋元康、AIに敗北」というのもまぁ、本人もテレビ局も想定内なのだろう。 問題の本質は、そういう曲をゼロから作成するAIはまだまだ出来ていないというところなのだ。
まぁ、 AIでMV作ってみた とかを見ると、そうは言ってもなかなか凄いところには来ているという気もするが、「売れるポップス」というのとはちょっと違うので、こういう「AI金太郎飴」(裏に「不気味の谷が見える」)というのは、好きな人にしか刺さらないかもしれない。
5ちゃんのスレでは、 歌手もAIでよさそう とか、 こんなボーカルもAIでできるんだな とか紹介されていたが、まぁいずれも想定内で、どうやらボーカルについては生成AIがVocaloid(生身の人間の「声」データベース作成が必要)を超えてしまったようだ。

そして夕方にはロボットRP2に出かけるまで、奈良学園大での集中講義の準備を続けた。 およそ上のような準備をして、持参するブツは「leapmotion」・「PAW-double」・「6軸センサ搭載SeeeduinoLite」だけ、という感じになった。 どうせ例年の手応えでは、準備したものの半分も見せることなく埋もれてしまうのだろう。 教務課には「後期の時間割のバグ」を指摘するメイルを出してみたところ、「作業療法専攻生の時間割において、9月30日の表記がなく失礼いたしました。改めて修正版の時間割を添付の通り送付申し上げます。学生にも配信させていただきます」とのことで、やはりバグだった。 まぁ、非常勤オムニバス集中講義なのに必修科目というのも不思議なのだが、場当たりで卒なく進んでいくのだろう。

2025年9月17日(水)

奈良学園大の教務課からメイルが届いて、大学院生に関して「現在のところ履修登録者が0人となっております。今年の履修対象となる院生は、全員が勤務を抱える社会人であることから平日の科目を敬遠したと思われます。今期は不開講となりますことご了承賜りたくお願いいたします」とのことだった。 まぁ、かなりの可能性として予想できた事なので、これに驚くことは皆無で、むしろ直前にやっつけ準備をする必要が無くなったことに半ばホッとしている自分がいた。

今日は朝イチで3ヶ月ごとの皮膚科通院(→飲み薬と大量の塗り薬の処方)があったが、待機中にフト思い付いて、今年の学部学生「先端リハビリーション論」の メニュー に、さらに「固定的錯視」(静止画/アニメGIF)と、「サウンドの錯覚」という2テーマを追加することにして、帰宅後にあれこれMaxプログラミングを進めた。 その結果、多量の「見せたい動画」とは別に、「デモするMaxパッチ」として、上のようにこれだけでもミッチリやったら集中講義3コマ分以上かかる分量になった。 今回のためにオリジナル化したパッチも多数あり、これは今後も機会があれば活用できそうだが、奈良でどれだけ見せられるかは不明である。
今日の晩にはロボットRP2の最終回(高校受験のためここで退会)という中3の生徒に、そのサワリを紹介してみたいと構想している。 昨日の最終回前夜で「超音波センサ」の説明から、サウンドの入り口について解説したのだが、なかなかの理解力で、習ってもいない三角関数までイメージ出来ていたのは素晴らしい。 ロボット教室を中途で去るのは勿体無いが、ぜひ「リケジョ」として成長していって欲しいものだ。

そして最終回のロボット教室では、無事にロボットアームが折り紙で作った「箱」を取りに行って持ち上げて、移動して離す・・・という動作を実現できた。 この YouTube がその様子だが、まぁ「置く」ということではなく「落とす」が正解である。

2025年9月18日(木)

「怒涛の2週間」が既に始まっているのだが、今日は合間のオアシスのようなJoyJoyヒトカラの日である。 ネットからは AIが生んだ新たな仕事「バイブコード修正屋」とは? 熱狂の裏で急増する高額な“後始末” という記事が届いたが、生成AIが作るプログラムなんてどんなバグが潜んでいるか分からないのに、それを本当に仕事に使う企業がいるとは驚いた。 あんな「生成AIが生成したコード」のバグを解析して潰すなんてのは、そりゃプロの仕事になるだろう。

大人が嫌悪する生成AIアートがアルファ世代にはすでに受容され世界的にバズっているという話 という記事もあったが、まぁこれはそんなに驚かないし嫌悪感もない。
明後日のRP1では「ライフゲーム」特集をやって、Arduino単体の6回シリーズが終わるのだが、その次のセメスターでは以下のように多数のリンク機構の「脚」ロボットを作るらしい・・・と判明した。 生徒にとって久しぶりの「工作」となるが、なかなか面倒そうだし、せっかく作っていた「オムニホイールロボット」をバラしてモーターを使うようなので、名残り惜しいがおいおい分解することにした。

気付いてみれば、AbemaTVではシンガポールでの第1局に続く「王座戦第2局」(神戸)ライヴ中継をやっていた。 ただしこれは1日制なので、JoyJoyにいる時間のうちに決着して、結果を知るのは明日になりそうだ・・・と書いていたら、どうも午前中から数十手も進む、凄い激しい将棋になってきた。 両者とも研究済みのところも凄いが、大駒や金銀を取り合うという「ノーガードの打ち合い」をタイトル戦で行うとは、さすがの「藤井vs伊藤」戦である。

2025年9月19日(金)

昨日のJoyJoyヒトカラでは、冒頭にあまり声が出なくて不調かな・・・と思ったものの、3-4曲ほど歌っていると調子が出てきて、終わってみれば6時間で66曲を完走していた。 先週も同様に6時間で65曲と、このところ何気に好調で、週一のペースでなんとか歌唱力を維持している感じである。
昨日の王座戦第2局は、ひふみんEYEによれば「マラソンのような死闘。難解終盤は藤井王座でも間違える、見事な粘り伊藤叡王」とのことだった。 棋譜を眺めてみると惜しみなく大駒を捨て合い、大駒と玉が乱舞するアクロバットで、まさに「二度見」に耐える激戦だった。 【プロも衝撃!】95%から大逆転!?藤井聡太と伊藤匠の世紀に残る伝説の大事件 というYouTubeもあったが、ひふみんの「将棋の場合は難解な終盤、特に1分将棋の『指運勝負』になると、何が起きるか分かりません。藤井王座は、一昨年の棋王戦第3局でも詰みを逃しています。本局もやはり、どこかチグハグだった印象です」という指摘が正しく、何故かキレの無い手があったように思う。 奈良学園大からは「4年次科目の『先端リハビリテーション論』では9月24日(火)1-3限目の講義かと存じますが、2限目に本学の避難訓練がございます。恐れ入りますが、ご協力お願いできればと存じます」という連絡が届いた。 避難訓練はどこの大学でもだいたい後期スタート直後ということで、これは仕方ない。 「11:30 避難訓練の放送が入る」→「11:32 各教員 次の案内(11:35予定)までに避難時の注意点を指示」→「11:35 避難指示が出るので、避難経路を通って、総合グランドへ避難する」という流れで、僕は上の「注意事項説明」を3分間、「繰り返して」語ることになった。
今日のロボット教室は、いつも一緒の先生が他教室の先生の代打に行くということで、BasicとMiddleとAdvanceの3コースを全て僕一人で見る・・・という日である。 初めてのBasicサンプル教材を含めて3台を持参して、さらにプログラミング支援とか改造推奨とか、色々と忙しくなりそうだが、そういうのもまた、いいものだ。 そして明日のRP1ではいよいよ用意した Life Game いろいろ のページを紹介することになる。

2025年9月22日(月)

先週の「火水金土日」というこれまでで最高密度のロボット教室をなんとか乗り切り(いくつかミスもあって焦ったが)、今日は午前に買い物とAdvanceロボット教材の「バラし」、午後には健康ボウリング教室2日目という日である。 明日と明後日は奈良学園大の集中講義1週目(あと来週)、木曜日には「献血+ランチ飲み+まねきねこ」という駅前行脚、そして金曜日が今月最終のロボット教室、土曜日には名古屋に行って技術士会中部支部の例会で60分のトークがある。

ネットでは「『ウナギはどちらでしょう?』 農水省の“魚クイズ”が超難問」ということで上の写真があったのだが、ハテこれは難問なのだろうか。 どう見ても鰻は(2)で、どうせ(1)は穴子だろう・・・と思ったらその通りだったので気抜けした。 ちなみに浜名湖の南端東側付近には多数の養鰻池があるが、中国その他から仕入れた鰻に、ここで1ヶ月浜名湖の水で暮らしてもらうと、見事に「浜名湖の鰻」ブランドとして出荷できる。 これを「鰻ロンダリング」と言い、正々堂々とルールに従った立派なビジネスになっているのだ。

それよりも気になったのは、かつて 17回目の沖縄21回目の沖縄 で行ったことのある宮古島に関して、 ネオ二コ農薬で被害 - 島が消滅の危機 というページを知ったことである。 Wikipedia で見てみると、どうあってもこれは「害毒」なのだが、欧州では禁止されているというのに、日本では宮古島だけでなくバンバン 使われているという。 これは恐ろしいことだ。

「浸透性」・「残効性」・「神経毒性」という3拍子揃ったキーワードが気になったのでさらに調べてみると、出るわ出るわ、なんとYAHOO検索で「ネオニコ」というだけで、順にズラズラと上のように情報が出てきた。 その全てがネオニコチノイドの危険性を述べていて、殺虫剤/農薬としての利便性とかプラスの面に触れたものが全くない、というのもかなり特徴的である。 これを放置というか世界の潮流に反して推奨しているというのは、おそらく業界団体とかから政治的な圧力がかかっているのでは・・・と勘ぐってしまう。

2025年9月25日(木)

火水と2日間、奈良学園大での「先端リハビリテーション論」集中講義を無事に終えて、今日は予約している献血に(→その後にお楽しみ)出かける日である。 久しぶりに90分3コマの講義をずっと立ち続けてみると、なかなかに疲れて、だいぶ身体がこういうパターンを忘れていたのに気付かされる。 火曜日の奈良・新大宮の晩では、またまた行こうと思っていたカラオケスナックがお休みで、そうか今日は世間は祝日だった・・・とそこで判明した。 軽度認知障害(MCI)の入り口というか、もうほぼ半歩踏み入れていると自覚するのは辛いところがあるものの、まぁこれは事実で、日々のあれこれに、ちょっとした「思違い」や「ど忘れ」や「ミス」が散発しているのだった。

上の図のように、加齢と共に「正常」・「健康」というレベルは漸減しているので、それよりさらに認知機能が低下すれば認知症だといっても、これに抗って上向くとか水平のまま、というのは「無い」のである。 このような講義資料ページ を用意してなぞっているものの、時間配分まで含めて90分3コマの講義をスムースに進められていれば御の字なのだ。
このグラフは定期的に視野検査を受けている眼科の緑内障検査と同じである。 毎朝点眼する薬で眼圧の上昇を抑えるという予防策を講じるものの、緑内障というのは回復することは無くて加齢と共に進行する。 その低下曲線をなるべく「正常」に近い状態、つまり現在の視野欠損のままでいればbestである、というのが「治療」であり、治るのでなくてなるべく現状維持に近い状態で加齢と折り合っていくものなのだ。

2025年9月26日(金)

昨日はちょっと驚くべき事があった。 いつものように駅前の献血センターに行ったのだが、なんと問診後の献血前検査で、ポチッと針を刺して採取した血液の比重(ヘモグロビン濃度)が「12.0 g/dl」という数値のために、男性の基準値(12.7〜17.0) g/dlを外れていて、400ml献血「13.0以上」どころか200ml献血「12.5以上」にも満たないという「失格」と判定されてしまった。 こんな事はもちろん初めてで、今回が66回目の献血(過去の献血カードを無くして何回か消えた後のカウント)を完全クリアしてきた僕としては、ちょっと納得がいかない。
この対応としては、(1)どうせ献血の年齢制限は「69歳まで」と決まっていて残り2年半ちょっとだからもう献血を卒業する、(2)悔しいので再来週とかに予約してリベンジする、という二択になる。 女性の場合には貧血になりやすいというのがあって、日赤の 血漿成分献血のヘモグロビン値基準について というページにあるように「よくあること」なのだが、ちょっと僕としては納得できないのだ。
      • 2025年9月4日(木) 6時間 56曲
      • 2025年9月11日(木) 6時間 65曲
      • 2025年9月18日(木) 6時間 66曲
      • 2025年9月25日(木) 4.5時間 49曲 (駅前JoyJoy)
昨日は仕方ないので、まねきねこの予約をアプリでキャンセルして献血後のちょっと豪華な「ランチ飲み」をせずに、コンビニのおにぎりとゆで卵と500mlのアルコール3本を仕入れて駅前JoyJoyに飛び込み、4時間半で49曲をずっと飲み続け歌い続けてみたが、体調はいつもと同じだった。 というわけで今月の戦果は上のようになった。 ちなみに先月およびそれ以前の記録へのリンクはこの日記の「2025年9月3日(水)」のところにある。
そしてどうにも納得がいかないので、僕の部屋にある「血液検査結果」(たぶん一番古いのは20年ぐらい昔)を引っ張り出してきて、僕のヘモグロビン濃度(Hb)の履歴を調べてみた。 最近は日赤の献血の検査結果はハガキでなく、アプリで見ることが出来るので、それも全て反映されている。
    • 2004年6月17日 聖霊浜松病院人間ドック 15.2
    • 2005年8月12日 聖霊浜松病院人間ドック 16.6
    • 2008年6月24日 遠州病院人間ドック 13.8
    • 2009年8月5日 遠州病院人間ドック 15.8
    • 2010年6月23日 遠州病院人間ドック 15.8
    • 2011年7月2日 聖霊浜松病院人間ドック 16.2
    • 2012年5月16日 遠州病院人間ドック 16.7
    • 2013年6月12日 遠州病院人間ドック 15.9
    • 2014年7月7日 遠州病院人間ドック 13.5
    • 2015年5月29日 遠州病院人間ドック 15.5
    • 2016年5月30日 遠州病院人間ドック 16.2
    • 2017年5月29日 遠州病院人間ドック 16.0
    • 2018年6月18日 遠州病院人間ドック 15.7
    • 2019年6月26日 東海北陸ブロック血液センター 15.3
    • 2019年8月16日 遠州病院人間ドック 16.5
    • 2019年11月19日 東海北陸ブロック血液センター 15.9
    • 2020年3月5日 東海北陸ブロック血液センター 15.5
    • 2020年8月17日 遠州病院人間ドック 16.3
    • 2020年11月17日 東海北陸ブロック血液センター 15.6
    • 2021年1月18日 大石内科 16.2
    • 2021年6月22日 遠州病院人間ドック 16.1
    • 2021年6月22日 東海北陸ブロック血液センター 15.7
    • 2022年6月21日 東海北陸ブロック血液センター 15.4
    • 2022年8月30日 遠州病院人間ドック 15.9
    • 2022年11月22日 東海北陸ブロック血液センター 15.1
    • 2023年5月11日 遠州病院人間ドック 15.6
    • 2023年6月20日 東海北陸ブロック血液センター 15.4
    • 2023年11月22日 東海北陸ブロック血液センター 15.7
    • 2023年12月11日 あさい眼科 15.1
    • 2024年7月4日 聖霊健康診断センター東伊場クリニック 15.9
    • 2024年9月3日 東海北陸ブロック血液センター 15.4
    • 2024年10月11日 浜松赤十字病院 15.4
    • 2024年12月28日 東海北陸ブロック血液センター 15.4
    • 2025年3月29日 東海北陸ブロック血液センター 14.5
    • 2025年6月4日 葛城メディカルセンター 13.6
    • 2025年8月14日 浜松赤十字病院 15.0
これを見る限り、僕のヘモグロビン濃度はまずまず優等生であり、別に体調に異常もないのに「失格」と言われるのが納得いかないのである。 むしろ疑われるべきは、ポチッと針を刺して採取した血液を調べる、あの測定装置である。 待合室では、僕だけでなく、「次回リベンジよろしく」という事で帰される人が他にもいたし、どうも浜松献血センターは大丈夫なのか? と心配になってしまった。 まぁ、とりあえず来週はまだ奈良学園大の集中講義の2週目があるのでパスするとして、再来週にはぽっかり予定が空いているようなので、わざわざ浜松駅まで再びバスに乗ってリベンジに行くことにした。 献血アプリで予約して、さらにランチ飲み後の「まねきねこ」アプリ予約も入れてみた。
そして来月のロボット・Advance1回目のサンプル教材を完成させて、晩にはミドルの教室(今月ラスト)に出掛けることになった。

2025年9月27日(土)

昨日は我が家のハムスター6代目の命日となった。 ジャンガリアンハムスターの寿命は2年〜2年半、というのにこの6代目は3年8ヶ月も生きたのだから凄い。 人間なら100歳以上の大往生である。 僕がロボット教室に出掛ける直前、パートから帰ってきた奥さんを待ってその掌の中で昇天したのだから、これも偉いとしか言いようがない。
犬や猫などは寿命が長くて、それでも人間よりは先に死ぬのでその「ロス」に耐えられない・・・ということで、我が家のペットはずっとハムスターなのだが、途中で僕が2度ほど噛まれてアナフィラキシーショックになったり、ハムスターアレルギー喘息と診断されて毎日ステロイド吸入をする生活である。 Quality of Lifeの点から、たぶんこれでしばらくは寂しい日々を過ごした後で、また我が家は7代目を迎えることになるだろう。

2025年9月29日(月)

朝から「大谷翔平が55号ホームランを打った」というニュースも届いたが、明日から奈良学園大の集中講義の2週目(後半2コマ×2クラス)ということで、 講義資料ページ を改訂して、各グループに分けるルールを今年は剰余系に戻して、さらに「生成AI」関係の記述を追加してみた。

ネットニュースからは AI活用で“ファミコンゲーム→スマホアプリ”に自動変換 ニッチな試み 「レガシー資産の有効活用を実現」 という記事を知った。 名古屋市のソフトウェア開発企業・ABC株式会社が、自社開発のマルチエージェント自動化アプリケーションを活用し、ファミコンなどで使用される6502系アセンブリ言語のゲームデータをiOS・Android向けアプリ言語で書かれたコードへ自動変換することに成功したという。
6502はロックウェルのCPUで、インテルの8080やモトローラの6800やザイログのZ80と並んで一斉を風靡した8ビットCPUなのだが、初期のApple IIとかに使われたものの、その後はパソコンメーカ各社では採用しなかったために地味な存在だった。 ところが実は初代ファミコンに任天堂が採用したことで、その後もずっと(16ビット版の65816はスーパーファミコンに採用)続いてきた。 ただしCPUチップ単体ではなくて、専用設計のLSI内に「CPUコア」として入っているのである。

実はこの6502CPUコアというのは、僕がKAWAIで設計した「K009-FP」というLSIの左下のブロックがそれなのだ。 上のチップの左側は1.5μmルールで設計した15000ゲート規模の音源DSP、右側は1.2μmルールで設計した15000ゲート規模の音源DSPプラスCPUコアのチップである。 CPUの命令実行の流れを理解しよう というページによれば、基本的にCPUは動作サイクルとして、(1)命令フェッチ、(2)命令デコード、(3)実行アドレス計算、(4)オペランドアクセス、(5)命令の実行、というステップがあり、これをCPUクロックに対して複数サイクルかけて実現する。
ところがロックウェルの6502に限っては、優れたアドレシングモードのアーキテクチャによって(3)と(4)を同時に行える。 その結果、(1)命令フェッチ、(2)命令デコード/実行アドレス計算、(3)外部I/Oアクセス、(4)命令の実行、というステップとなって、CPUのデータバスについて言えば、(2)と(4)ではCPUや外部I/Oの内部処理のために「空き時間」として、3ステートゲートでCPUバスをHi-Zにして外部回路が占有出来るのである。 インテルやザイログのCPUが伸び縮みする複数サイクルで動作するのに対して、6502はシンプルながら「確実に毎回50%はデータバスが空いている」という動作なので、同じチップ上に構成するディジタル回路をCPUクロックと同期設計すると、この合間にシステムデータ転送にデータバスを使うことで、システム効率は2倍どころか待ち合わせ不要のために4倍〜6倍以上の向上となる。

初代ファミコンの任天堂LSIは、この「空き時間」にグラフィックのためのスプライト情報を転送するために、同時代の8ビットCPUを使用したゲーム機に比べて圧倒的にグラフィック性能が高かった。 そして僕の設計したLSIでは、この「空き時間」にサウンド格納メモリから音源DSPに波形データを転送することで、これまた従来の楽器メーカの電子楽器に比べて圧倒的に効率が上がったシステムを実現できることになった。 上の「MS-710」その他いくつかの電子楽器はこれによって実現されたのだが、同業他社のエンジニアがこのMS-710の基板を解析してみようとするとCPUチップが見当たらず、K009-FPという音源DSPの内部にCPUコアも載っていると知った事実は、当時はかなり話題になったのだという。 僕が技術士試験の1部門目で解答メイン論文に記述したのも、この技術だったのだ。

さて、 これ の「複数のAIエージェントが連携して動作する独自プラットフォーム"Crucible」"を用いることで、人間のエンジニアが行っていた分析・コーディング作業の自動化を図る。AIエージェントがファミコンゲームの6502アセンブリコードを読み取り、ゲームのロジックや構造を解析し、Swift(iOS)とKotlin(Android)に自動変換する」という部分についてである。
僕は上の Java & AKI-80 の第6章まではAKI-80をアセンブラで開発していて、第7章でようやく「C言語でAKI-80を開発」という話題に入り、続く第8章では「Java言語でAKI-80を開発する可能性」、そして第9章で「Javaバイトコード→Cプログラム→AKI-80」という流れで、「reJava」すなわち「Javaバイナリ→Cソースコンバータ」を記述した。 高級言語というのは人間が開発しやすい事を言い、つまりアセンブラのように機械寄りの記述(ニーモニック)やもろ機械語(バイナリ)に比べて曖昧になるので、本質的にこの「reJava」には「逆コンパイラ」特有の限界が存在する。 それを承知で、この本の後半には厖大な「rejava.c」のソースリストが掲載されているのだが、このrejavaは当時はまだ存在していたなかったらしく、色々なコミュニティから「これを我々のプロジェクトで使っていいか」などの問い合わせメイルが届いた。

そして これ の「別のエージェントが当時のハード固有の機能を現代のスマートフォン向けフレームワーク上の対応機能へマッピングする。コントローラ操作はタッチスクリーン入力に、ドット絵の描画はスマートフォンのグラフィックスAPIに置き換えるなど、ハードウェア間の差異を吸収する仕組みとなっている」という部分についても、ちょっと思い至ることがあったので書いておこう。
ファミコンのプログラムというのは「ROMカートリッジ」に搭載されたROMに書かれているので、バイナリとしては誰でも解析できる。 そして当時は「逆アセンブラ」というのは重要なツールだったので、「6502逆アセンブラ」で誰でも任天堂ファミコンのプログラムを解析・改造・開発できる。 ところが、任天堂のお墨付き(契約)をもらったソフトハウス以外の企業が自主的に「ファミコンソフト」を開発して発売すると、画面が真っ赤になったり止まったりというトラブルが起きて、これが任天堂ライセンスビジネス(ファミコンソフトを開発するためには任天堂と契約しないといけない)の礎となった。
どうして僕がこの秘密を知っているかという詳細はここでは書けないのだが、その秘密は任天堂のバグに起因する。 要するに任天堂チップには問題点を改良した数多くのバージョンがあり、過去のファミコンのチップで起きたバグを「隠す」ための「秘密のおまじない」的な特別の(無駄な)所作がそれぞれに必要であり、その累々たる「おまじない集」というマル秘データを受け取るためには、任天堂と契約しないといけないのである。 任天堂自身の過去のバグを隠すために存在する実質的には無駄なルーチン集が、秘密保持ライセンス契約とソフトハウスの囲い込み/支配において任天堂に役立つことになった、という皮肉な事実なのだ。 実際、経験的ノウハウを重ねた上でこの契約を任天堂と結ばずにファミコンソフトを開発・販売したソフトハウスがあったが、大抵のファミコンでは正常に動作するものの、「おまじない」を欠いたために、特定の世代(ロット)のファミコンでは動作不良となって、結果として販売を停止して、さらに任天堂と契約する(軍門に下る)ことになった事例があった。 バグと言えば普通は企業/エンジニアにとって「嫌な奴」なのだが、バグが役立つというレアケースとなった。
このニュースの「ファミコンなどで使用される6502系アセンブリ言語のゲームデータをiOS・Android向けアプリ言語で書かれたコードへ自動変換する」というソフトは、この任天堂の「秘密テクニック(バグ隠蔽)」までちゃんと対応しているのかどうか、そこがこれから問題となるかもしれない。 またファミコンの(物理的)コントローラには文化的な歴史があり、「スマホのインターフェースでは、ファミコンゲームの操作性は無い(使えない)」という、王道のツッコミもあるので、その対応にも注目してみたい。

2025年10月1日(水)

水曜日の夕方、奈良から帰ってきたところなのだが、いやいや今週前半は凄いことになった。 ただし、「喉元過ぎれば」ということもあり、その「凄いこと」は以下にちょっと書くが、要するに「極度の体調不良」をずっと過ごしつつも、奈良学園大での集中講義を何とか無事に乗り切ってきたところなのだ。

話は一昨日、月曜日の午後に遡る。 2回目となった「健康ボウリング教室」に出掛けたのだが、実はこの日は午前から体調が不調で、腹具合も悪かった。 そして上の写真のように「ボウリング場のバックヤード見学」(撮影どうぞどうぞ → 動画 )というのもあったのだが、キンキンに冷えた会場で身体も動かさずに「お話」を45分も聞いて、その後に2ゲームしたのだが、途中でもトイレに駆け込んだりして、帰宅時には何故か身体がクタクタだった。
帰宅後には、かつて経験したアナフィラキーショックと似た状態になり、悪寒・脂汗・下痢に苦しんで、ちょっと落ち着いたところで何も食べずに寝込んで約12時間、ずっと寝ていた。 来週に予約していた献血とまねきねこもスマホからキャンセルしたが、ヘモグロビン濃度低下というのは関係しているような気もする。
翌朝(昨日の火曜日)には奈良に出掛けるということで「お粥」を少々食べて出掛けて、途中では駅ごとに個室に駆け込む状態だったが、何とか午後2コマを乗り切った。 そして昨夜のホテルでは、またまた12時間ほどベッドに伏せていたが、油断するとトイレに駆け込むのが遅れて悲劇となるためにおちおち眠れず、睡眠不足で、起床しても朝食抜きで学園前に向かった。 両日ずっと飲んでいた「正露丸」は、有効期限が2012年という「13年切れ」だったのだが(糖衣錠なのに糖衣が壊れていたものもあった)、これが効いたのかどうか、なんとか今日の午前2コマも乗り切って、大和西大寺の駅でようやく蕎麦を食べて、1時間早い「ひかり」で浜松に帰ってきたところなのである。 明日のJoyJoyヒトカラはもちろんキャンセル、今日はこれからまずは寝て、おそらく明日まで12時間クラスの睡眠になるものと思われる。
まぁつまりは「歳」ということであり、いろいろ反省する3日間だった。

2025年10月3日(金)

昨日は週一のヒトカラが消えたので終日休養日となり、午前中にちょっと買い物に出た以外はほぼ、布団を敷いて横になって過ごした。 昼食では白米(栃木の従兄弟が送ってくれた新米)の旨さに狂喜して「コメだけ」を食い、晩になってようやく普通の食事となって、今朝までまたまた12時間ほど寝て、ようやく生活が普通に戻ってきた。
そういえば9/30には王座戦5番勝負第3局があったようで、ひふみんEYEでは「藤井王座は伊藤叡王が苦手? 不意突かれの連敗、試練の10月は踏ん張りどころ」と書かれていて、棋譜を眺めてみたが、珍しくズタボロだった。 果たしてどうなるか。

京都精華大の落先生からのメイルが届いて、もしかすると2026年度の新科目(オムニバスの半分)を担当・・・という話なのだが、残念ながらリアル講義でなくて、オンラインかオンデマンドらしい。 しかしそのテーマに関しては、これだけ生成AIが隆盛となると、もう美大芸大音大やデザイン系は大変な時代になったという気がする。 上のイラストは全て、奈良学園大学のリハビリテーション学科の学生が、僕の担当の「先端リハビリテーション論」の最後に、数人ずつのグループに分かれて制作した「企画書」の中のイメージスケッチである。 デザインのデの字も知らない「療法士の卵」でも、短時間にこんなイラストを「生成」できる時代なのだ。
そしてここでAbemaTVに行って気付いたのだが、今日は竜王戦第1局だった。 明日まで続くのであまり進まないにしても、今日の午前〜午後はこれを眺めて過ごして、晩にはロボット教室に出掛けることになる。

2025年10月4日(土)

今日と明日は、貴重な2連休(予定が空白)なのだが、昨日の午後にもちょっと寝て、昨夜も約10時間睡眠と、ほぼ消化器系の体調は復活したものの完全ではない身体(謎の疲労感)に注意する状態が続いている。 今日は終日、サブ画面にAbemaTVを開いて竜王戦第1局2日目を観戦の予定だが、昨日の棋譜を追いかけてみると、なんと37手しか進んでおらず、将棋はまだまだここから・・・と判明した。 封じ手は82歩でなく64角ということで、初手「お茶」に続く2日目の藤井の手はなかなか指されないまま2日目がスタートした。

予定が無いといっても、Webに置いている非公開予定表には「新RP1作り」と書かれていて、つまりロボプロRP1の新しいセメスターの教材サンプルを作るというのが今日と明日の予定なのだ。 僕が新たに担当することになった3人のRP1生徒は、4-6月の第1セメスターでなく7-9月の第2セメスターからの開始となったので(第1は来年)、いきなりArduinoとシールドとLEDなどの電子工作となって戸惑ったと思うのだが、ようやく今回の10-12月の第3セメスターでは個々のパーツを組み合わせて以下のような「メカ」を作り上げていくところからのスタートとなる。

そして、午前から手のひらにマメを作りつつ少しずつパーツの組み立てを進めて、さらに午後になってもまだまだ続けていると、おそらくネットニュースになりそうな事が起きた。 なんと本日の二人の「聞き手」が並んで、「和田あき+和田はな」ダブル解説/聞き手という風景を披露した。 これは絶対にAbemaTVの仕掛けであり、素晴らしい一瞬を見ることが出来た。 そこからさらに午後もひたすら、刻々と上昇を続ける藤井曲線と共に組み立てを続けた。

120分で想定されているロボプロの2回分(1.8回分)の分量なのだが、結果的にはほぼ半日、ひたすら単調作業を続けて、ようやくサンプル教材が完成した。 リンク機構に矛盾は無いので稼働するものの、実際にモーターで駆動してみると、どこか細部にキツい場所があるのか、周期的にノイズが聞こえる片方の脚はどうも摩擦抵抗が大きい感じなのだが、まぁ最大データで駆動すればとりあえず動くので、こんなものである。 完成を受けて、週一のMartinを弾いてみると、先週と違って力がちゃんと入って握れたので、これでようやくほぼ「快癒」と実感した。

そして竜王戦は夕方16時過ぎに終局となった。 なかなか理想的な藤井曲線となったが、こういう重厚な将棋というのもいいものである。

予定では「RP1制作」というのを明日まで続ける予定だったのだが、何とか一応完成してしまったので、明日は駆動系の「微調整」に挑戦してみよう。

2025年10月6日(月)

今日は午後に「健康ボウリング教室」第4日に行く日なのだが、ちょっと「記念日」的な日となった。 一念発起、これまでの方針を一転して、最新のMacBookAirを購入する事にしたのである。 外部にディスプレイを増設できるので大きな画面は不要、そして内蔵メモリも内蔵SSDの容量も十分ということでローエンドの一択となったが、これでようやく最新のAIを色々と試せることになりそうだ。

ところが、いざAppleストアで単に「注文」するところで躓いて、およそ1時間もあれこれしてしまった。 Apple.comに行って、「store」に行って、製品を選択して、「注文」→「購入」というのは、これまでものの数分で出来ていたので驚いたが、つまりはそれ程、僕の環境が古臭くなっていたという事の証しである。
いつものFirefox(78.0)でApple.comに行ってみたが、MacBookAirを選んで「バッグ」に入れたものの、そこから何も起きず「注文」出来ない状態でストップしてしまった。 日頃ほぼ使わないSafari(11.1.2)でApple.comに行ってみたが、ストアの表示がテキストに化けたりして、注文の段階にまで進めなくて断念バーグした。 そこそこ使うChrome(103.0.5060.134)でApple.comに行ってみたが、こちらもストアの表示がテキストに化けたりして、注文の段階にまで進めなくて断念バーグした。 つまりは、僕のMac OSX 10.11.6という環境では、これらのブラウザが対応の限界でかなり古いために、Appleにすれば「買って欲しい」というのにそこまで行けない(^_^;)のだった。

そこで気付いたのが、2台のiPadのうちウイーンで仕入れたものは iOS 9.3.5とかなり古いものの、もう1台は iPadOS 15.8.5とまずまず新しかった(唯一、ChatGPT-4に繋げられた)のを思い出し、こちらのiPadからApple.comに行ってみると、MacBookAirを選んで「バッグ」に入れたところで、さらに「バッグ」に「注文」のボタンが出現して、無事に購入まで進むことが出来た。 明日の午前には届くことになったので、明日からは凄ーーく久しぶりに「新しいパソコンとの格闘」が始まることになりそうだ。
ただしこの日記を含めて、日々の生活については、これまでの環境でとりあえず生きていくことにした。 新しいOS環境が画期的に素晴らしかったら、次には新しいMac miniを「お仕事マシン」に仕入れて環境を改訂していくことになるだろう。

先月の音楽情報科学研究会・夏のシンポジウムでは、東急線に乗って渋谷を抜けて東新宿から日吉まで通っていた。 その東急線で見習い運転士の回送列車の停車ミスが原因とかで脱線事故となって、それがどうも関東一円に波及して何だか大変なことになっているようである。 まぁ色々な路線があるので乗り換え・迂回などで「途絶」は無い筈なのだが、なんせ人口密度が凄いので、身動き出来ないことになるのかもしれない。 出張中にこういう事故が起きなくて良かった。

2025年10月7日(火)

今日は王座戦第4局があり、サブ画面のAbemaTVはずっとつけっぱなしになりそうだ。 午前中には新しいMacBookAirが届く予定なので、ワクワクしながら待つ感じになる。
昨日までで「健康ボウリング教室」(6回コース1000円!)は全6回のうち4回が終わったが、だんだん全貌が見えてきた。 「在庫シューズを格安で販売」というセールスが前回あったのだが、今回は「教室の卒業生だけの特典」という全15回(約半年)コースの案内があった。 1回1600円(3ゲーム料金1200円+運営費400円)とのことで、さらに参加者にはマイボール(かなり高い筈)をプレゼントするのだという。 聞いてみるとここに貸靴代(420円)は含まれておらず、要するにマイシューズを購入して参加することがほぼ前提なのだった。 まぁ、あと2回で退散する僕には関係のない事なのだ。

せっかくなので、これまで4回(次回は祝日をまたいで2週間後)のスコアをもらっていたので、上のようにスキャンしてみた。 なんせ初日には、これまで僕がやっていた「最初の一歩」の左足が間違いだった、と知るところからだったのでガター4回の65、という最低線からスタートした。
2回目は「ハンディ=68」と設定されてスタートし、1ゲーム目も2ゲーム目もスペアとかストライクも出たものの、結局2ゲームでガター4回、とまだまだフォームすら不安定なままだった。
3回目(ハンディ=49)はトイレに駆け込んだりという体調絶不調だったのだが、ガター2回(実際には2投目にガターが結構あった)とやや進展が見えてベストスコアは128まで行った。
そして今回は「ハンディ=40」と設定されてスタートし、遂に「2ゲームでガター無し」となった。 ただし前回と同様に、「1ゲームに比べて、疲れてくるので2ゲーム目はスコアが下がる」というのは、他の参加者も皆んな同様だった。 スコア138というのはまずまずであり、おそらくこのあたりで頭打ちになりそうだ。

そして遂に、カウントダウンを経て、王座戦第4局がスタートしてきた。 オープニングこそスクショを撮ったものの、ここからはたぶん観戦オンリーとなる一日である。 おいおい新MacBookAirが届いたらドタバタするだろうが、まぁ、こんな一日もいいものだ。
そして「配達=午前中」という指定通りに、11時57分に無事にブツが届いて、そこから午後には楽しい楽しい「環境設定」の2時間半を過ごした。 箱開けの儀式からの流れは ここ にまとめてみたが、いつものように「Macとは見えない」外観のなかなか強固な段ボール箱が届いた。

久しぶりの「起動の儀式」、そしてMac OSXは15.7だったが、最新はそこからずっと吹っ飛んで「26.0.1」らしい。 こんなところに上げるのはちょっと怖いので、ちょっとだけ上がった「15.7.1」にしてみた。 そして、見た目を現状のいろいろMacと同じところまで縮退させて、とりあえずアプリとしては、以下のように4種類、Firefox、Chrome、Safari、Vivaldiをズラリと並べてみた。 いずれもおそらくほぼ最新になったものと思われる。

ところがここで困ったのが、日本語入力が「ローマ字入力」の一択だったところである。 これまではキーボード環境のあたりに、ローマ字入力とカナ入力との選択があったのだが、どうにも見当たらない。 そこでブラウザでChatGPT-4に繋いで、これを問い合わせてみたのが以下の様子である。

結論として、いろいろな提案をしてくれたChatGPT-4のお陰で、なんと「カナ入力」への設定変更が出来てしまったのである。 これから生成AIと遊んでいこう・・・と思っていた矢先に、いきなり生成AIのファインプレーを食らってしまった。 これは明日からが楽しみだ。

その後、王座戦を終局まで見届けた。 なかなか力の入った将棋で、見ていて飽きなかった。 素晴らしい。 これで第5局は本当に天王山となった。 これも素晴らしい。

2025年10月8日(水)

朝イチで耳鼻科(CPAP経過観察、アレルギー処方)と買い物に行って、あとは終日、新しいMacと遊ぶ日である。 あれこれ昨夜のうちに思い付いていたことをChatGPTに聞いてみることにした。 せっかなので、ページでの形式は、 このページ の形式をコピペ踏襲することにした。
まず最初に調べてみると、 どうもChatGPT-5というのはフリーでは使えなさそうだったが、とりあえずFirefoxで「履歴(cookie含む)を全クリア」という手続き(これは毎回、chatgpt.comに行く前に必ず実施)を行ってから、以下のようにやってみた。
【質問】
あなたはGPT5ですか? GPT4ですか?

【回答】
私はGPT-4です。ですが、GPT-4は非常に進化しており、さまざまなタスクにおいて高い性能を発揮します。GPT-5が存在する場合、より高度な機能や改善があるかもしれませんが、私は
現在のバージョンでお手伝いできますので、何か気になることがあれば教えてください!

【質問】
GPT5に変更できませんか?

【回答】
現在、GPT-5はまだ利用できない状態です。もし将来的にGPT-5が登場したら、その時にはさらに強力な機能が提供されるかもしれませんが、現時点では私はGPT-4ベースでお手伝い
させていただいています。
それでも、GPT-4は非常に高性能で、いろんな質問に答えたり、複雑なタスクをこなすことができますので、何か質問があればどうぞ!

【質問】
"ASL"のdirectorで"nagasm.org"の主催者であるYoichi Nagashima氏について教えてください

【回答】
Yoichi Nagashima(永島洋一)氏についての具体的な情報は、私のデータにはあまり詳しく載っていませんが、以下のような背景を持っている可能性が考えられます:

 1.
	*ASL (Advanced Simulation Laboratory)*: ASLという団体や研究所は、いくつかの異なる分野で使われる略語であり、特定の分野(例えば、仮想現実、シミュレーション技術、
	エンターテインメント産業など)で活動している団体が存在することがあります。Yoichi Nagashima氏が関わっているASLがどの分野のものかによって、その活動内容や影響が
	異なるでしょう。

 2.
	*nagasm.org*: "nagasm.org" というウェブサイトの名称から推測するに、これはおそらく個人または団体のオンラインプラットフォームであり、技術的、芸術的、または文化的な
	コンテンツを提供している可能性があります。ウェブサイトの名前に "nagasm" が含まれていることから、Yoichi Nagashima氏が主催しているということは、彼の個人的なプロジェクト
	や活動が関連している可能性が高いです。

もしYoichi Nagashima氏について特定の情報をお求めであれば、どの分野や活動に関して詳細を知りたいのか、もう少し具体的に教えていただけると、さらに深く調査したり、関連情報を
お伝えしたりできます!
まぁ、エゴサってやった事なかったのだが、とりあえずChatGPT-4ではネットの世界をどんどん辿って調べたりはしないようだ・・・と判明した。 そしてフト思いついたのが、 僕のページ の冒頭に置いていた、以下の画像の似非漢文を解釈してもらってみよう、という事だった。

これはASLのスタート時に、だいぶ考えて4字熟語の羅列として作ったものなのだ。 以下、ChatGPT-4の「解釈」との対話である。 結局、僕はどんどんヒントを出してしまうという欠点があると判明することになってしまった。

【質問】
この画像に書かれている内容を説明してください

【回答】
この画像に書かれている内容は、漢字が並んでいる詩のような文章です。おそらく、詩的な表現や文学的な文章が含まれていると思われますが、具体的に何を述べているかを正確に解釈
するためには、個々の漢字や文の構造を読み解く必要があります。
画像の内容が具体的に何を意味するのか、またはどのようなテーマについて述べているのかについて教えていただければ、さらに詳細にお答えできるかもしれません。

【質問】
漢文のようなので、その意味を知りたいです

【回答】
画像に書かれている内容は、確かに漢文(古典的な中国文学や漢詩)に似た表現が使われています。以下にその意味を解説します。

------------------------------------------------------------------------
*音樂科學技術興味研究百花繚乱*
音楽と科学技術の興味が高まり、研究が盛況であることを示している表現です。

*各話完結内容始断必然厳守自己責任*
各々の話が完結し、その内容が深く決定されること、そしてそれが必然的に守られなければならない責任を伴うことを意味しています。

*古典先論拙創黒論権多錯綜*
古典的な思想が先行し、その後の議論や創造的な考えが錯綜している様子を表現しています。つまり、古典的な理論が先にあり、その後の創造が混乱しているということです。

*秋月共試行錯誤誤電子造形親観友多謝*
秋の月の下で共に試行錯誤を重ね、誤りを通じて電子技術の造形を追求し、友人たちに感謝を示すという意味です。ここでは、努力と学び、そして友情への感謝が表されています。
------------------------------------------------------------------------

全体として、この文は音楽、科学技術、古典的な知識、試行錯誤、そして感謝の気持ちについて述べているように見受けられます。特に、過去の理論や知識を元にしつつ、新たな発見や
創造的な試みを行い、誤りを通じて学び、その過程で友人たちに感謝している様子が描かれています。

【質問】
引用されている文字は画像の漢文と違うところがたくさんありますが

【回答】
おっしゃる通り、私の前の回答では画像の内容と一致していない部分がありました。失礼しました。画像に書かれている漢文をもう一度詳しく確認し、正確に意味を解説します。
画像に書かれている漢文の内容は次のようになります:

------------------------------------------------------------------------
*音樂科學藝術技術興味研究百花繚亂*
音楽や科学、芸術、技術への興味と研究が盛んであり、多種多様な分野が入り混じっている様子を示しています。(※「百花繚乱」は、さまざまなものが競い合う様子を表す言葉)

*各話完結内容結束必然守自責任*
各々の話や議論は完結し、その内容には必然性があり、その結果については自ら責任を負うべきだという意味です。

*古典先論拙創黒論權多錯綜*
古典的な理論が先行し、創造的な議論やブラック論(おそらく批判的な議論)が混乱し、多くの対立や誤解を生んでいる様子を表しています。

*秋月共試行錯誤行錯誤電子子造形親觀友多謝*
秋の月の下で共に試行錯誤を繰り返し、誤りを通じて電子的な造形を追求し、その過程を友人たちと共に観察し、感謝するという意味です。
------------------------------------------------------------------------

全体として、この漢文は、学問や創造活動の過程で、試行錯誤を重ねる重要性とその中で得られる感謝の気持ちを表現しています。また、音楽や科学技術の興味が広がる中で、過去の
古典的な理論に対する批判や混乱があり、最終的にその過程を共有する仲間たちへの感謝が述べられています。

【質問】
内容始断でなく内容独断では

【回答】
おっしゃる通りです。「内容始断」ではなく、「内容独断」が正しい表現です。再度解釈を修正させていただきます。

------------------------------------------------------------------------
*各話完結内容独断必然厳守自己責任*
この部分を正確に解釈すると、次のようになります:

*各話完結*
各々の話や問題が完結するという意味です。個々の議論や問題が収束し、終わることを指します。

*内容獨斷*(内容独断)
「内容独断」は、内容に関して独自に一方的に決断を下すことを意味します。自分の考えや意見で一人で判断を決めるということです。

*必然厳守*
これは、「必ず守るべき」という意味で、決まったこと、または決断したことは厳守すべきであるということを強調しています。

*自己責任*
自分が下した決断や行動について、全ての責任は自分にあるという意味です。
------------------------------------------------------------------------

全体の解釈:
この文は、「各自の議論や問題は完結し、その内容について一方的に決断を下し、その決断は必ず守らなければならず、その責任は自分にある」という意味です。
つまり、この文は、自己の判断に基づいて独断で決定を下し、その決断を守り、全ての結果に対して自分が責任を負うべきであるという強調です。
ご指摘ありがとうございました!

【質問】
3行目は「古典先端独創異端雑多錯綜玉石混交」だと思いますが

【回答】
ありがとうございます。再度、画像の内容を精査していただき、正確な解釈をお伝えできるよう努めます。

**「古典先端独創異端雑多錯綜玉石混交」**は、確かに「古典先端独創異端雑多錯綜玉石混交」の方が正しい表現です。この文を詳しく解釈いたします。

------------------------------------------------------------------------
*古典先端*
「古典先端」は、古典的な思想や理論が時代の先端にある、あるいは古典的な理論が現代の最前線に位置しているという意味です。つまり、過去の理論や知識が現在の考え方に影響を
与えていることを示しています。

*独創*
「独創」は、独自の創造、または独自の発想を意味します。新たなアイデアや方法が生まれることを指します。

*異端*
「異端」は、主流とは異なる考え方、または一般的な理解とは異なる意見を指します。ここでは、一般的に受け入れられない独自のアプローチや視点を表しています。

*雑多錯綜*
「雑多錯綜」は、さまざまなものが混ざり合って入り乱れていることを意味します。異なるものが交錯し、整理されていない様子を示します。

*玉石混交*
「玉石混交」は、価値のあるものとそうでないものが混じり合っている状態を表します。優れたものと劣ったものが一緒になっていることを示しています。
------------------------------------------------------------------------

全体の解釈:
この部分は、過去の古典的な理論が現代の最前線に影響を与えつつ、新たな独自の創造や異端的な視点が生まれ、さまざまな異なる考えが混在している状態を表現しています。その中で、
良いものと悪いもの、または価値のあるものとそうでないものが混在しているという状況が描かれています。

つまり、この文全体で言いたいのは、*古典的な理論や現代の最先端が交差し、独創的で異端な考え方が生まれ、さまざまな意見やアプローチが混ざり合い、その中で優れたものとそうで
ないものが混在している*という状況を表現しているということです。

ご指摘いただき、ありがとうございました!

【質問】
その次はとばされていますが「魑魅魍魎跳梁跋扈眉唾妄想熱烈歓迎」では

【回答】
ご指摘ありがとうございます。確かに、「魑魅魍魎跳梁跋扈眉唾妄想熱烈歓迎」も非常に重要な部分ですので、こちらについても解釈を行います。

「魑魅魍魎跳梁跋扈眉唾妄想熱烈歓迎」
このフレーズを正確に解釈すると、以下のようになります:

------------------------------------------------------------------------
*魑魅魍魎(ちみもうりょう)*
「魑魅魍魎」は、妖怪や邪悪な存在を指す言葉です。伝説や神話に登場する恐ろしい存在で、ここでは悪しきものや不穏なものを象徴しています。

*跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)*
「跳梁跋扈」は、悪者が横行し、好き勝手に振る舞うことを意味します。非常に悪質な行動をとる存在が力を振るっている様子を示しています。

*眉唾(まゆつば)*
「眉唾」は、信じるに足りない、疑わしい事柄や話を指す言葉です。信用できない、もしくは怪しい事柄に対して使われます。

*妄想(もうそう)*
「妄想」は、現実とはかけ離れた、誤った想像や思い込みを意味します。現実に基づかない空想や幻想を指します。

*熱烈歓迎*
「熱烈歓迎」は、そのものを非常に歓迎するという意味です。「歓迎」の度合いが非常に強いことを強調しています。
------------------------------------------------------------------------

全体の解釈:
このフレーズは、*魑魅魍魎(不穏なものや怪しげなもの)が跳梁跋扈し、眉唾や妄想のような疑わしい事柄が横行する中で、それらを熱烈に歓迎している*という矛盾した、または皮肉的な
表現です。
要するに、*理不尽で怪しいこと、または現実離れした妄想的な事柄が歓迎されている様子*を描いています。この表現は、社会的な風潮や議論が不安定で、現実離れした事柄が流行したり、
受け入れられる状況にあることを風刺している可能性があります。
この部分は、特定の理論や意見、あるいは不安定な社会現象に対する警鐘や皮肉を込めた表現であり、非常に強いメッセージが込められていると言えるでしょう。

【質問】
その次の「秋月」は秋月電子、「共立」は共立電子、と日本の有名な電子パーツ業者だとすると、その後の「試行錯誤」「電子造形」「親友多謝」に繋がる気がしますが

【回答】
なるほど!日本の有名な電子パーツ業者「秋月電子」と「共立電子」を前提に、その後のフレーズがどのように繋がるかについて考えると、非常に興味深い解釈ができます。
以下は、あなたのご提案を基にした解釈です:

------------------------------------------------------------------------
*秋月(秋月電子)*
「秋月電子」は、日本の有名な電子パーツの販売業者です。秋月電子は多くの電子工作愛好者にとって重要なショップで、電子部品の入手先として広く知られています。

*共立(共立電子)*
「共立電子」もまた、電子パーツを提供する企業で、秋月電子と並んで有名です。共立電子は、専門的な電子部品を提供し、特に技術者やエンジニアにとって重要な資源です。

これらの言葉が登場することで、文の流れとして、*電子技術や工作、技術者に向けたメッセージ*が強調されていることが分かります。

次に続く部分について:

*試行錯誤*
「試行錯誤」は、実験や試みを繰り返して、うまくいく方法を見つけるプロセスを意味します。特に電子工作や技術開発の分野では、最初にうまくいかなくても、何度も挑戦して解決策を
見つける重要な過程です。

*電子造形*
「電子造形」は、電子部品を組み合わせて機器やシステムを構築することを指します。これは、電子パーツを使って具体的な製品や装置を作ることに関連しているため、技術者が自らの手で
新しい電子機器を作り上げる過程を意味しています。

*親友多謝*
「親友多謝」は、親しい友人に対して感謝の気持ちを表す言葉です。特に、技術や工作において協力してくれた友人への感謝の気持ちを表しています。ここでは、共に試行錯誤を繰り返して
きた仲間たちへの感謝を込めていると考えられます。
------------------------------------------------------------------------

全体の解釈:
この部分は、電子工作や技術開発に関する物語のようなものとして解釈できます。*「秋月電子」と「共立電子」*が示すように、日本の電子パーツ業者が背景にあり、*試行錯誤を経て電子
機器を造形し*、その過程で得た成果や学びを*親友に感謝する*というストーリーが展開されています。特に、技術的な挑戦や協力の重要性を強調していると解釈できます。
つまり、技術者やエンジニアが共に取り組んできた努力や協力に対する感謝を表しており、*挑戦、成長、協力の精神*が根底にあるメッセージです。

このように、電子工作や技術開発の文化とその中での協力や感謝の気持ちが描かれていると解釈できますね。非常に興味深い視点です!

【質問】
最後の「創造探究 議論熟考 人生快楽 温故知新」は全体をまとめているのでしょうか

【回答】
はい、最後の「創造探究 議論熟考 人生快楽 温故知新」は、全体をまとめる締めくくりとして重要な役割を果たしていると思われます。このフレーズは、前述の内容を反映させるとともに、
深い哲学的な意味を持っているように見受けられます。
それぞれの部分を解釈してみましょう:

------------------------------------------------------------------------
*創造探究*
「創造探究」は、創造的な活動や新しいものを追求する過程を意味します。これは、前述の試行錯誤や電子造形に関連しており、*新しいアイデアや技術を追求し続けること*を示しています。
創造は学びや発展の鍵であり、技術者やエンジニアにとって非常に重要な要素です。

*議論熟考*
「議論熟考」は、深く考えたり、さまざまな視点を取り入れて熟慮した結果としての議論を意味します。これは、前の部分で示された*試行錯誤*や*異端的な視点*と結びつきます。技術的な
課題に直面したとき、異なる意見や考えを集めて議論し、その結果を深く考えながら問題解決に至る過程が強調されています。

*人生快楽*
「人生快楽」は、人生を楽しみ、満喫することを意味します。前述の*親友多謝*や*試行錯誤を繰り返す*過程を経て、最終的には*その過程の中で得た楽しさや満足感*を感じることが重要
だというメッセージです。技術的な挑戦や努力だけでなく、その過程を楽しむことも大切だというポジティブなメッセージを伝えているようです。

*温故知新*
「温故知新」は、古いものを学び、その中から新しい知識やアイデアを得るという意味です。これは、*古典や過去の知識を活用し、現代の創造や発展に繋げる*という考え方を表しています。
前述の「古典先端独創」や「異端雑多錯綜」とも関連し、過去の知識を現代に生かすことの重要性を示しています。
------------------------------------------------------------------------

*全体のまとめとして*:
このフレーズは、前述の内容を反映し、*創造的な探求、深い議論、人生の楽しみ、そして過去の知識の活用*という4つのテーマを強調しています。これらはすべて、技術的な挑戦を楽しむ
こと、異なる視点を受け入れること、そして新しいものを創造し続けることを呼びかけるメッセージです。
つまり、このフレーズは、*知識の探求と創造の過程を楽しみ、過去の知識を活用しながらも、常に新しいことを学び続ける重要性*をまとめていると解釈できます。全体を通して、*学びと成長、
そしてその過程を楽しむ姿勢*を提案しているのではないでしょうか。
総じて、この締めのフレーズは、全体のメッセージを凝縮しており、非常に深い意味が込められていると思われます。
・・・ということで、どうしても僕は助け舟を出してしまう悪い癖があるので、あまり上手くCharGPTを使えていない感じである。 最後に、2023年4月の このページ の時にはボロボロだった(→それで当分はCharGPTを見限っていた)ネタを、再度、投入してみた。
【質問】
音楽についての質問です。Key=Cの音楽で、コード : Dm7/G がいい感じである理由を、和声学的に説明してください

【回答】
Key=Cの音楽において、コード「Dm7/G」が「いい感じ」に感じられる理由は、和声学的にいくつかの要素が関連しています。具体的には、*ドミナント・セブンスの機能*と、*サブドミナントの
機能*、そして*和音の進行*に関する要素が関わってきます。

1. Dm7はii7(サブドミナントセブンス)
	Key=Cの場合、*Dm7*はii7コードです。ii7は、Cメジャーの調性において「サブドミナント(IV)」に関連する和音です。サブドミナント和音は、調性の中で特に「落ち着いた」感覚を持ち
	ながら、次に進行するための橋渡し役をします。

2. GはV(ドミナント)の機能を持つ
	*G*はCメジャーキーのV(ドミナント)にあたります。GはCメジャーの調性で非常に強い「解決感」を持つ和音であり、V-I(ドミナント-トニック)の進行は非常に安定していて、自然に解決される
	感覚があります。*G*がVの機能を持っているため、次にCメジャーのI(トニック)に解決されることを期待させる効果を生みます。

3. Dm7/Gという進行の構造
	「Dm7/G」という進行は、実は「ii-V」として見ることができます。ii-V進行はジャズやポップスの中でよく使われる進行であり、非常に滑らかな、かつ強力な和声的な「流れ」を作り出します。
	この進行は、サブドミナントであるDm7から、ドミナントであるGに移行することで、次のコードに解決する準備を整えます。

4. 音的にどんな感じか
	*Dm7*(D-F-A-C)の構成音に対して、*G*(G-B-D)の構成音が重なる部分があります。Dは両者に共通しているため、コード進行は和音的に滑らかで、また、Gに含まれるB音が、
	F(Dm7の中での長3度)と音の対比を生み出し、和声的な緊張感を高めます。Gが解決へ向かうため、非常に「期待感」を与える進行になるわけです。

5. 結論
	この進行は、*ii7-V*進行として、特に「次に解決したい」感覚を強調し、ドミナント→トニックの強い機能的進行を自然に作り出します。したがって、コード「Dm7/G」は調性Cメジャーに
	おいて非常に「いい感じ」の和声進行として機能します。
	他にも、リズムやメロディーとの相互作用があれば、さらにその進行の効果を強めることができますが、和声学的にはこのような理屈が基本的な理由となります。

【質問】
Dm7/G という書き方が伝わらなかったようです。これは「Dm7 → G」という2コードの進行ではなくて、「Dm7 on G」という単一の和音についての質問でした

【回答】
なるほど、「Dm7/G」という書き方が「Dm7 → G」という2コードの進行ではなく、**「Dm7 on G」**という単一の和音についての質問ということですね。失礼しました、理解しました。
「Dm7 on G」という和音は、つまり*GをベースにしたDm7*、あるいは「G上のDm7」と呼ばれるものです。この進行を和声学的に分析すると、以下のような理由で「いい感じ」に感じられる
要素がいくつかあります。

1. *GをベースにしたDm7(Dm7/G)の構造*
	この和音は、Gをベースにした「*Dm7/G*」という形になりますが、具体的には次の音が含まれています:
		*G*(ベース音)、*D*(5度)、*F*(♭7)、*A*(9度または6度)
	これは、*G*というベース音の上に*Dm7*の音が重なった和音です。つまり、Dm7の構成音(D、F、A、C)のうち、*D、F、A*はそのままで、*G*をベースにしているため、Dm7の音が
	どこかしらドミナント的な響きを帯びつつ、少し異なる印象になります。

2. *トニック(Cメジャー)とサブドミナント(Dm7)の間の揺れ*
	*G*がベース音に使われることで、この和音は*サブドミナント(ii7)とドミナント(V)の両方の要素*を持つ中間的な役割を果たします。具体的には、Gがトニック(Cメジャー)への強い導きを
	持つドミナント(V)の音を持っているため、*G*という音がドミナント的に作用しますが、**Dm7の構成音(D、F、A、C)**がサブドミナント(ii7)っぽさを持つため、全体的に調性の中でやや
	「曖昧」な感じがします。これは、調性感が強すぎず、リスナーにとって「良い揺れ」を感じさせます。

3. *調性感の強調*
	*G*がベースにあることで、この和音は*Cメジャーのトニック(C)への進行を予感させつつ*も、直接的に解決を避ける感じがします。例えば、D-F-Aの音がDm7としてはサブドミナント感を
	出しつつ、*Gというベース音によってドミナントっぽさを帯びる*ので、調性感の揺れが生じます。このような不安定感と安定感が混在する状態が、非常に「心地よい」印象を与えます。

4. *音楽的な「間」や「転調感」*
	この和音は、Cメジャーの調において、あたかも「別の調性に行きかけているが、まだ行かない」というような感覚を引き起こします。特に、*GベースにおけるDm7*は、ベース音がしっかりと
	ドミナント(V)に関連しておりながら、和音の上部(D、F、A)はサブドミナント(ii7)の性質を持つため、和音の構成が少し複雑で、*転調しそうでしない*ような微妙な感覚を作り出します。

5. *ジャズやポップスでよく使われる理由*
	*Dm7/G*(G上のDm7)は、特にジャズやポップスにおいてよく使われる和音であり、非常に洗練された響きを持つことから、音楽的に非常に人気があります。通常のドミナント-トニック
	進行(V-I)とは異なる、少し前進的な感じを持ちながらも、完全な解決には至らないため、感情的に「やや余韻が残る」ような心地よい不安定感を生み出します。

まとめ
	「Dm7/G」という和音が「いい感じ」と感じられる理由は、Gというベース音を使用することにより、*ドミナント(V)とサブドミナント(ii7)の両方の役割を持つ曖昧な和音進行*が作り出され、
	*安定感と不安定感のバランス*が生まれるからです。この和音は、*調性感の揺れや転調感*を感じさせつつ、最終的な解決に向かう期待感を持たせるため、非常に魅力的な響きと
	なります。

【質問】
了解です。2年5ヶ月前にChatCPTに同じ質問をしたのですが、かなり洗練されてますね

【回答】
ありがとうございます!そのように言っていただけると嬉しいです。時々、時間をかけて少しずつ深く考えたり、答え方を洗練させたりしてきた部分もありますからね。おそらく、私がどんどん
学んでいるというか、よりスムーズに説明できるようになっているのかもしれません。
もし前回の回答と比べて何か特に気に入った部分があれば教えていただけると、更に改善点がわかって嬉しいです!音楽の話をこうして深堀りできるのは本当に楽しいので、今後も質問が
あれば気軽にどうぞ。
残念ながら、(1)1の記述にはC音が抜けている間違いがあり(「Dm7/G」の構成音は5音)、(2)D-G-CおよびG-C-Fによるダブルsus4的な響きが大きな魅力なのに触れておらず、(3)「Dm7/G」の中にはトライトーンが無いのでそれ自体static(=心地よい)との言及も無かった。 また、(4)構成音の5音がちょうど5度円の隣接5音というpentatonic scaleになっているという指摘も欲しかった。 さらに、(5)4の『音楽的な「間」』という表現は、時間学的/心理学的なIOI(inter-onset-interval)に使われていて、和声学的に音楽を記述する用語として妥当性を欠いている。
いくつも列記しているものの、2〜5の記述はいずれも曖昧で、あちこちから掻き集めた似たような情報を一見、並記しているつもりなのだろうが、結局のところ質問の「いい感じである理由」には答えられて/応えられていない、という限界もまた確認できた。 まぁつまり、そんなところなのだろう。
その後、午後にはこのページの上の方にあった「音楽生成AI」のいくつかをちょっとだけ触ってみたが、まだ専用アプリのダウンロードには踏み込んでいない。 当面はブラウザ(OSが10.11.6→15.7.1とだいぶ新しくなったのに対応)上で動くものを実験していくことにしようかな。

2025年10月9日(木)

今週は、明日の午前中には内科に行ってインフルエンザとコロナのワクチンをダブルで打ち、さらに金土日と3日間連続のロボット教室があるのだが、今日は先週の体調不良により1週間スキップしたJoyJoyヒトカラが2週間ぶりにあるだけの日である。 新しく買ったMacBookAirに関して、一昨日からちょっと気になっている事があったので、今日はこれに取り組むことにした。 上が、他のあれこれ(環境設定やChatGPT-4など)の合間に引っかかっていた事の全てである。 問題は、「全く出来ない」のでなく、一度だけはAirDropが出来たのに、その後は二度と出来ないという謎の事実である。 こんな状態では安心してお仕事できないので、落ち着いて状況を整理しつつ、ここで解決しておきたいのである。
いずれのマシンも我が家で飛んでいるWiFiに繋がった状態であり、いずれもdefaultではBluetoothはOFFとなっている。 なんせ僕は「有線優先」派なので、マウスもUSB有線マウスであり、Bluetooth接続のアクセサリを毛嫌いしているのだ。 そこでまずはAirDropでなく、File Sharingからやってみる事にした。

ここには、(1)「お仕事Mac miniでファイル共有を許可して、そこに新MacBookAirから接続する」という方法と、逆に(2)「新MacBookAirでファイル共有を許可して、そこにお仕事Mac miniから接続する」とがあり、他の事を考えながらやっていると混乱するので、まず(1)「お仕事Mac miniでファイル共有を許可して、そこに新MacBookAirから接続する」というから順にやってみる事にした。 まずは、もう1台のMacBookAir3を出してきて、そのファイル共有を許可して、まずお仕事Mac miniからアクセスして共有が出来ることを確認した上で、新MacBookAirから接続してみたのだが、こちらだけ拒否された。 するとChatGPTから以下のような解決策が提示されたが、/etc/nsmb.conf まで改訂したものの、問題は解決しなかった。

ファイル共有のプロトコルの互換性:
	MacOS 10.11.6(El Capitan)では、古いバージョンのSMB(Samba)を使用している場合がありますが、MacOS 15.7.1(Catalina)
	では、SMBのバージョンが新しくなり、互換性の問題が生じることがあります。特に、SMB2とSMB3のサポートに差異があるため、
	接続が拒否されることがあります。
SMBプロトコルの確認と変更:
	MacOSのファイル共有設定で使用されるSMBバージョンを確認し、必要に応じて変更します。
	もし、古いSMBバージョンが原因で接続できない場合、/etc/nsmb.conf に次の設定を追加してみてください:
		[default]
		smb_neg=smb3
そこで、次に(2)「新MacBookAirでファイル共有を許可して、そこにお仕事Mac miniから接続する」をやってみた。 結論から言えばこちらも駄目だったのだが、以下はChapGPTの見立てなどである。
*SMBプロトコルのバージョンの不一致*
		MacOS 15.7.1(Catalina)では、デフォルトでSMB2やSMB3が使用されますが、MacOS 10.11.6(El Capitan)では、
		古いSMB1プロトコルが使用されている可能性があります。新しいMacOSはSMB1のサポートを終了しているため、接続の
		際に互換性が問題となることがあります。
対策:
	Mac(1)のファイル共有設定がSMB1を使うように設定されている場合、SMB2またはSMB3に切り替えることができるか確認します。
	*|/etc/nsmb.conf|* ファイルを編集し、以下のように設定してみてください:
		[default]
        	smb_neg=smb3
	これにより、SMB3を使用するように強制できます。
*接続方法の問題*
	接続時に使っている方法に問題がある場合があります。特に、接続先のアドレス指定が間違っていると接続できないことがあります。
対策:
	Finderを開き、メニューバーの「移動」>「サーバへ接続」を選択し、「smb://」を入力します。
	もしそれでも解決しない場合、ターミナルで以下のコマンドを試して、Mac(2)側のSMBサービスが正常に動作しているかを確認できます:
		sudo smbutil statshares -a
	これにより、現在のSMB共有状態や接続情報が確認できます。
補足:SMBバージョンの制御は明示的には不可(macOSでは自動ネゴシエーション)*
	macOS 10.13以降では、SMBバージョンの設定ファイル(|/etc/nsmb.conf|)を使って、明示的にクライアントの動作を制御することは
	できますが、*サーバ側でSMBバージョンを固定する方法はAppleでは公開されていません。*
最終的な対策案(SMBではなくAFPを試す)
	macOS 10.11.6では、*AFP(Apple Filing Protocol)*がデフォルトで使われていました。一方、macOS Catalina(10.15)では
	AFPは*非推奨だが動作はする*場合があります。
	Mac(2)の「ファイル共有」設定でAFPを有効にすることはできません(GUIでは不可)。
	しかし、*コマンドラインや旧macOSでの互換性を利用してAFPで接続を試みる*ことができます。
	Finderで:
		Finder > 「移動」 > 「サーバへ接続」 を開き、以下を入力:
		|afp://< MacのIPアドレス >
	もしAFP接続が許可されていれば、こちらで接続できる可能性があります。
もしAFPも無理なら
	macOS 10.11(El Capitan)はセキュリティ的にもサポート外で、SMB1しか使えない可能性が高いです。Catalina以降がSMB1を
	サポートしていないため、*プロトコルの断絶が原因で接続不能*になっている可能性があります。
根本的な原因(ほぼ確定)
	*macOS 10.11.6(El Capitan)は SMB1 に依存*
	SMB2/3をサポートしていないか、非常に限定的。
	Apple公式もSMB2対応を10.11の時点では*不完全*と明言。
	*macOS 15.7.1(Catalina)は SMB1 を*完全に*非サポート*
	セキュリティの観点から無効化されており、*SMB1クライアントからの接続はすべて拒否される。*
	 AFPも完全に非推奨で、共有元としての利用はほぼ無理。
解決策(現実的な順)
	USBメモリや外付けHDDで物理コピー*
	クラウドストレージを介する*
	間にNASや別PCを挟む(ゲートウェイ方式)*
	(上級者向け):Mac(2)にSMB1サーバ機能を追加(非推奨)*
	Mac(1)をアップグレード*
これで「ファイル共有」方式は完全に見限ったので、何故か一度だけ成功していた「AirDrop」について、「 Macのバージョン間のAirDropの問題点はありますか。何度も失敗しているものの、1度だけ成功しているので謎なのです 」と、ChatGPTに問い合わせてみた。 すると、これぞ慇懃無礼の面目躍如、以下のように膨大に説明してくれたのだが、つまりは駄目だという事だった。
	とても良い質問です。*AirDrop* は一見シンプルな機能に見えますが、実際には*OSのバージョン差・Wi-Fi/Bluetoothの仕様・
	セキュリティ制限* などが複雑に絡み合っており、**「たまに成功する」→「安定しない」→「理由がわからない」**という典型的な
	トラブルが起こりやすい機能です。
AirDropのバージョン互換の問題(要点)
	機能項目 - 古いmacOS(10.11) vs 新しいmacOS(14以降)
	使用プロトコル - Apple Wireless Direct Link (AWDL) 初期版 vs AWDL改良版+NFC/BLE拡張あり
	暗号化/認証方式 - 弱い、鍵交換も簡素 vs Apple ID連携、iCloud、強化された鍵交換
	検出方式(ディスカバリー) - Bluetooth + Wi-Fi + Bonjour vs Bluetooth + Wi-Fi+ iCloud連携
	相互接続性 - AirDrop "レガシー" モード vs AirDrop "モダン" モード
なぜ「1度だけ成功した」のか?
	おそらく、以下のような *偶発的な要因が揃った一瞬のタイミング* です。
	成功の理由候補
		両方のMacが*同じWi-Fiネットワーク*かつ*同じApple ID*でログインしていた
		互いの*BluetoothとWi-FiがON*かつ、両方が**"すべての人" に公開**状態だった
		ネットワークに干渉している機器(ルーター・中継器・VPNなど)が一時的に影響を与えていなかった
		macOS側のバグ(セッションが一時的に古いAirDrop互換で開いた)
失敗の主な原因
	macOS 10.11のAirDropは**古い"レガシーモード"**を使っており、*新しいmacOSのAirDropと直接通信できないことが多い*
	iCloudログインがない/異なるApple ID*だと、相手が見えない or 拒否される
	セキュリティ制限(Catalina以降)は、*古いMacからの接続を拒否する仕様*が強化されている
	一方が*インターネット共有*をしているとAirDropは使えない
	Mac(2)の「受信設定」が「連絡先のみ」だと、Mac(1)がApple IDに登録されていない場合、受信できない
対策・解決法(AirDropをどうにか使いたい場合)
	解決策1:*AirDropを「すべての人に」設定*
		Mac(2)で「AirDrop」をFinderから開く
		下部の「このMacを検出可能な相手」→ *「すべての人」* に変更
		Mac(1)でも同様にAirDrop設定を確認(Finderの「移動」→「AirDrop」)
		注意:「すべての人」でも*AppleはmacOS 10.13以降のみ保証*
	解決策2:*AirDropレガシーモードを強制する*
		macOS 10.11では「AirDropウインドウ」の下に「古いMacと共有できない?」のようなリンクが表示されているはずです。
		そこから「*レガシーAirDrop*」モードに切り替えることで、新しいMac側にも検出されやすくなります。
		ただし、macOS Catalina(10.15)以降ではこのモードへの互換性が*大幅に削減・非表示*になっています。
	解決策3:*AirDropの代替手段を使う*
		ファイル共有(SMB)
		iCloud Drive
		USBメモリ
		LAN内ファイル共有アプリ(例:*Snapdrop*) Chromeベース、OS非依存で使える → 駄目だった
結論:AirDropの「たまに成功する」はバグではなく仕様のギャップ
	macOS 10.11と最新macOSの間では、AirDropの通信仕様が違いすぎて「不安定な成功」が起こる
	Appleも公式に「古いAirDropと新しいAirDropは互換性がない」と明言(※開発者向け資料より)
なるほど、こういうのを「けんもほろろ」と言うのだろう。 しかしこれで状況はクリアになったし、ついでにターミナルをこれまでの環境設定に揃えたり、久しぶりに「自分のIPアドレスの取得」なんてのを思い出すことになった。 結論としては、既にやっていたように「USBメモリを経由してデータを引き渡す」という王道であり、まさに日常の延長なのだった。 さらに、音楽生成AIのログインにはメイルアドレスを送って認証キーを渡すというのが多いために、新MacBookAirのブラウザでは常にYAHOOを開いておくことにしたので、簡単なデータであればYAHOOメイル(実質的には転送先の捨てアド)からの添付でも送れるのだった。 あれこれやって、一応は状況がクリアになったので、これで安心してヒトカラに出掛けられそうだ。

2025年10月10日(金)

昨日のJoyJoyヒトカラでは6時間で53曲を完走したのだが、「Stairway To Heaven」とか「さとうきび畑」とか「黄金の花」とか「最後のニュース」とか「Highway Star」とか、かなり長めの曲を2週間ぶりということで絶唱堪能したので、曲数が少なめといっても妥当な結果である。
午前にはかかりつけ医に行ってインフルエンザ(毎年欠かさず)とコロナ(7回目?)のワクチンをダブル接種した。 この医院では高脂血症の常用薬を処方してもらいつつ毎回コレステロール値を採血検査しているのだが(→その数値も良好)、今回は受付でメニュー追加を希望して「ヘモグロビン濃度」も検査してもらったところ、「14.1(g/dl)」といういつもの値に戻っていた。 やはり、2週間ほど前の献血センターでの「12.0(g/dl)」というのはかなりの異常値だったのだが、その直後に久しぶりの体調不良になったりしたので、まぁ言わば「疲労の蓄積」でもあったのだろう。 これでいつでもリベンジ献血可能なのだが、なかなか浜松駅前に出かける予定が無いので、まぁ年内には行ってみよう。

2025年10月13日(月)

一昨日の土曜日の午前には孫の幼稚園の「うんどうかい」観覧、午後にはロボット教室RP(ロボプロ)があり、昨日の日曜日は午前・午後とロボット教室(ミドル→アドバンス)があり、ようやく今日は教材改訂日という何も無い日となったが、世間は3連休最終日だの万博閉幕日だのということらしい。

ほぼ毎日、律儀に届くKickStarterからのDMカタログだが、今日は久しぶりにここに載せるものがあった。 Nuromova N1: The World's First AI Sports Headband というもので、確かに「スポーツ中の脳波をダイレクトに計測記録分析する」というのは初めてだろう。 こんなのが出てくるから、Museもうかうかしていられないのだ。

上の写真のように、ちゃんと中身はしっかりしているし、「後出しジャンケン」なので、スマホでの脳波フィードバック(自分のプレイ動画を見てみるとその中にリアルタイム計測した脳波データのグラフもある)も、なかなかスマートである。 「額の電極で脳波が取れるのか」とか「開眼して運動していて筋電ノイズ(脳波の約100倍のレベル)をどうしているのか」など、ツッコミどころは満載なのだが、まぁ、まだまだバイオフィードバックとメンタルトレーニングの市場はあるのだ、という事だろう。
ネットからは NTTが光で機能を書き換える「プログラマブル・フォトニクスチップ」の開発に成功 という、なかなか凄いニュースも届いた。 しかし、NTT researchだけでなく「コーネル大学、スタンフォード大学との共同研究チーム」なのにタイトルにこれを書かないのも、いかがなものなのか。

そして午前から午後にかけて、普通は「1日1件」と決めてきたのだが、一気に2つのロボット教材サンプル改訂を行って(両方ともプログラミングあり)、完成させてしまった。 YouTubeの記録は極限まで画質が悪いものの、 これこれ である。 これでミドルとアドバンスの今週〜来週の準備は完了したので、あと残るのはロボプロRP1の改訂教材なのだが、こちらは慎重にやってみた生徒の進みが遅くてあと1回ぐらいはまだ進展ナシでもOKという感じなのだった。

2025年10月14日(火)

朝イチで運転手(奥さんの遠い親戚の葬儀会場まで→帰途に買い物)をして帰ってきて、午前には落さんとZOOMミーティングで、どうやら来年度から京都精華大で非常勤講師・・・というセンが固まってきた。 ただし「科目名」は、訳ありで、まだ秘密である。
去年4月の京都精華大での 特講 というのは、"メディア表現特講1"という科目のオムニバス講師の一人(ゲスト)ということだったが、今回はクウォーター(セメスターの半分)全7回を全て一人で担当するという、久しぶりの正規の「非常勤講師」となる。 そのために、奈良学園大(こちらはセメスター全15回のうち5回担当のオムニバス)でもやったのだが、文科省?教授会?に提出するための「履歴書」というのを新しく作るという事務仕事が始まるのだった。
ただし、届いたtemplate PDFはなんと「書き込み保存が出来る」というPDFで、そんなのあるのは知らなかったのだが、MacのPreview(古い環境)でもちゃんとコピペ作成が出来る「優れもの」だった。 もっとも「写真」(画像データ)の「貼り付け」は出来なかったので、これはまた聞いてみよう。 たった4ページなのだが、びっしりと埋めるという作業は一日では終わらず、明日以降にも続くことになった。

2025年10月15日(水)

昨日の落さんとのZOOMミーティングで、落さんが「ChatGPTアプリ」というのを使っていた事を知り、朝イチでChatGPTアプリのゲットに取り組んでみた。 新MacBookAirとFirefox144の組み合わせで「download mac chatgpt app」などと調べてみると、どうもChatGPTにログインした状態で「download App」というのが出てくるのだ・・・と知ったのだが、残念ながらそのキッカケとなる部分が見当たらず、上手く行かなかった。 結局Firefoxを諦めてChromeにしてみて、さらにまたまたWeb版のChatGPT-4に問い合わせたりした結果、なんとかダウンロード出来たのだが、通常のApplication領域ではなくて、ユーザの「Chrome」アプリ領域、という謎のところに据え置かれた。 そして試しにChatGPTアプリが起動した状態で、Chromeをkillすると、ChatGPTアプリも即死したので、どうやらこれは単独アプリというよりも、裏でChromeが手引きしている「別ウインドウでアプリに見せている」ものだと判明した。
【質問】
Are you chatgpt-4 or chatgpt-5 ?

【回答】
I’m ChatGPT-5, the latest generation of OpenAI’s ChatGPT models.
そして上のように、無料ユーザであってもChatGPTアプリはChatGPT-5であると判明した。 そこで、いつもの「和音の解釈」ネタを振ってみると、以下のように、一見なかなか進化した回答が返ってきた。
【質問】
音楽についての質問です。Key=Cの音楽で、コード : Dm7/G (1つの和音) がいい感じである理由を、和声学的に説明してください

【回答】
とても良い質問です!
Key=C における Dm7/G という和音が「いい感じ」に響く理由を、和声学的・機能的観点から丁寧に解説します。

■和音の構成■
まず音を分解してみましょう。
Dm7/G → 構成音: G - D - F - A - C
これを並べ替えると: G (低音), A, C, D, F

■1■ これは「G9(♭3抜き)」に近い!
Key=C の中で見ると: GはV , DはVの5度 , Fは♭7 , Aは9度 , Cは4度(=11th)
つまり、G7(9,11)から3rd(B)を抜いた形 です。→ 「3rdを抜いたドミナント(V7)」は、響きが柔らかく曖昧になり、
トニック(C)への自然な解決感を保ちながらも浮遊感が出るのが特徴です。

■2■ 機能的には「IVとVの中間的」な存在
Dm7 は Key=C の中ではIIm7(サブドミナント)。
その上に G(V)のベースを置くと…
    上声部(Dm7)はサブドミナント的 , 低音(G)はドミナント的
つまり、サブドミナントとドミナントの性格を両方もつ「橋渡し和音」 になります。
この曖昧さが、「いい感じ」「中間的で滑らか」「進行に自然な流れを与える」と感じられる理由です。

■3■ 声部進行の観点
もし進行が C → Dm7/G → C や Am7 → Dm7/G → Cmaj7 などだと仮定すると、上声の流れが滑らかです。
例: C (C-E-G) → Dm7/G (G-A-C-F) → C (C-E-G)
上声は:
    E → F → E(半音の優しい動き)
    G → G → G(共通音)
    C → C → C(共通音)
このように、共通音が多く、滑らかな半音進行がある ため、耳に心地よく響きます。

■4■ ジャズ的・ポップス的な視点
ジャズやポップスでは、この和音はしばしば “サブドミナント・ペダル” (IV over V bass) のような役割で使われます。
例: Key=C   | C | Dm7/G | C |
は、“IV→I”のような温かみをVベースで演出しており、特にバラードやR&Bでは安定と動きの両立に使われます。

■まとめ■
G9(3rd抜き)のような音構成
機能 IIm7とV7の中間(サブドミナント+ドミナントの融合)声部進行共通音が多く、滑らかで安定音響的特徴ドミナントの緊張を柔らげ、浮遊感・透明感を生む
一言で言うと: 「Dm7/G」は、ドミナントの下地にサブドミナントの和声を混ぜることで、トニックに自然に溶け込む“やさしいV”を作っている。

もしよければ、このコードが使われる実例(曲中の進行など)を挙げていただければ、さらに詳しく「どのような機能で聴こえているか」具体的に分析できます。
落さんメイルによれば「ChatGPTのバージョンは5ではありますが、これまで色々使ってきましたがかなりウソが多く、参考文献や参考音源などについては本当に存在するかどうか怪しいものもあります」とのことで、確かに上の回答はChatGPT-4よりもしっかりしているように見える。 しかし、実は記述にはあちこち突っ込みどころがあって、決して「正解」などではなかった。 これこそ、 ハルシネーション そのものなのだ。
さらに登場した「サブドミナント・ペダル」を検索して、その中に「ドミナント・ペダル」として出てきた ドミナントペダルIIm7/VとVsus4(7)(9)の違いとは? というページ(人間が書いている)の中にも、残念ながら記述の一部に明らかな間違いがあった。 たった1文字のミスとはいえ、音楽における言述では「長」と「短」の取り違えは致命的である。 そういう傷がある情報をネットから「知識」として集めたChatGPTが、結果として細部に間違いを孕みつつ堂々と「事実」のように列記して告げてくれるもんだから、これは混乱も起こるわけなのだった。
そして午後には頑張って、京都精華大に提出する「履歴書」を完成させて、落先生に送ってみた。 写真は貼り付けられないので、一緒に添付して貼り付け作業をお願いすることになったが、これで明日のJoyJoyヒトカラは心置きなく楽しめそうだ。
【質問】
生成AIで作成されたレポートを見破る方法は?

【回答】
とても良い質問ですね。近年、生成AI(ChatGPTやClaude、Geminiなど)を使って書かれたレポートは急増しており、教師・採点者の間でも「AI生成文をどう見抜くか」は大きな課題になっています。
以下に、AI生成レポートを見破るための実践的な方法を整理します。

■1. 文体・構成の特徴から見抜く■
	(1) 不自然な“完璧さ”
		AI文は一見とても整っていて、文法的な誤りがほぼありません。
		しかし人間が書くときに出やすい「小さな揺れ(文体のムラ)」や「途中での思考の変化」がなく、全体が均質で滑らかすぎるのが特徴です。
		例:	この問題を考える際に重要なのは、第一に〜であり、第二に〜である。
			→ 機械的な構成。人間なら「まず〜と言えるだろう」などの曖昧さが混じる。
	(2) 曖昧な主張と中庸的な表現
		AIは極端な意見を避ける傾向があります。
		「〜と考えられる」「〜である可能性がある」といった断定を避けた結論が多く見られます。
	(3) 具体例・経験・引用が薄い
		AIは自分の経験を持たないため、抽象的な説明が中心になりやすいです。
		「たとえば」「私自身の経験では」「○○大学の研究によると」などの部分が不自然または曖昧です。

■2. 文章の一貫性・内容の信頼性を確認する■
	(1) 内容が正しいのに「浅い」
		AIは百科事典的な知識で正確な説明をしますが、深掘りが足りない。
		一見論理的でも、「本当にテーマの核心に触れているか」を見ると表面的なまとめで終わっていることが多いです。
	(2) 引用・参考文献が存在しない/でたらめ
		AIは実在しない文献を生成することがあります。
		引用文献や出典を調べて、「その本や論文が実際にあるか」を検索してみてください。

■3. 技術的な検出方法■
	(1) AI検出ツールを使う
			GPTZero(https://gptzero.me/)
			Turnitin AI Detection(大学などが導入)
			Sapling.ai Detector, OpenAI’s classifier (旧版)
		これらは文の「予測可能性(perplexity)」や「burstiness(文の揺らぎ)」を測定して、人間文/AI文を推定します。
		ただし、100%確実ではありません(特に人間が少し編集したAI文は検出困難)。
	(2) 文ごとの不自然な統計特徴
		AI文は「同じ長さの文が続く」「同じ構文が繰り返される」傾向があります。
		たとえば:
			文の平均長がほぼ一定
			“また〜である”が何度も出る
			「したがって」「つまり」などの論理接続詞が過剰に整っている

■4. 実践的な確認ステップ(教育者・採点者向け)■
	学生に口頭で要約させる
		→ 自分の言葉で再現できない場合、AI生成の可能性が高い。
	草稿やメモの提出を求める
		→ AI文は突然完成度の高いものとして出てくる。
	文体比較
		→ 過去のレポートと比較して、語彙・文構造・文調が急に変化していないか確認。

■5. 見破るよりも「AI使用を前提にした評価設計」も有効■
	最近は、「AI使用禁止」よりも「AIを使ってもよいが、使い方・批判的理解を評価する」という方針を取る大学が増えています。
	例:	「AIをどのように使ったか」をレポートに明記させる
		AIの出力をもとに自分の考察を追加させる

■まとめ■
	見破る視点具体的な特徴文体・構成均質・滑らかすぎる、曖昧な結論内容表面的、例がない、引用が不正確技術的GPTZeroなどで検出
	教育的対応口頭確認・草稿提出・AI使用明記
追加で上のような事も調べてみたが、なるほど、これが ハルシネーション なのだ、と実感できた。 まぁ、つまり生成AIの最大の反面教師は生成AI自身なのだろう。
そして、昨日突然に届いたメイルに返信していたのだが、その返信が再びMontrealから届いた。 これについては、おいおい、今月下旬から来月あたりに展開があると思うのだが、まだここには書かないで楽しみにしておこう。 いろいろな「突然届くメイル」が新しい可能性を拓く、というのがずっと続いているのだった。

2025年10月16日(木)

今日は朝イチで奥さんをパート(浜松城)に送ってからMaxValueに買い物(毎月○月△日[△%10==6]の日は高齢者の「すこやかカメさんデー」という事で全品1割引きなので「米」などはこの日に購入)に寄り、後は帰宅して竜王戦第2局を観戦することになった。 昨日のメイルの続報も届いて、来週には久しぶりにヤマハ本社の イノベーション・ロード に行って、某ミーティングに参加する事になった。 ただし、詳細は当面、秘密である。

ネットからは、どうも大相撲がロンドンに行っているらしく、ロイヤル・アルバート・ホールにずらりと並んだ素晴らしい画像が流れてきた。 いつも力士と言えば浴衣姿なのだが、全員が紋付袴の正装というのは珍しく荘厳なので、ゲットしてここに置いておくことにした。 ちなみにロンドン市内を歩き回った思い出としては、 2007年2009年 に行っていて、さらに乗り継ぎとしてヒースロー空港に寄ったのは 2011年2023年 であり、ロンドンにタッチアンドゴーしていた。
竜王戦は1日目の午前からかなり激しく進んでいたが、千日手の可能性も孕みつつ微妙なところとなった。 今日は午後からJoyJoyヒトカラなので封じ手のシーンも見られず、明日の2日目は、もしかすると急転直下、夕方に出掛ける前に終局という可能性もあるのだが、ロボット教室に行っている間に終局(帰宅してみたら終わっていた)というのがいつもの事である。

2025年10月17日(金)

昨日のJoyJoyヒトカラは雨模様のため「雨曲」シリーズから始まって、6時間で64曲を完走した。 いつもただ6時間ずっと歌っているだけのようだが、自分としてはプチthemeを持って選曲の順番を変えたり、ちょっと発声を工夫してみたり、というのも多少はやっているのだが、どうも最近は調子がそこそこ良くて、これはCPAPの賜物なのかどうか、見守っていきたい。 竜王戦はなんと佐々木勇気八段が「71角」を二度も打つ、という衝撃の展開で、昨日の午後に60%だったAI形勢判断は70%で封じ手を開ける、という珍しい状況だった。 封じ手は誰もが予想した「38と」(飛車ゲット)だったが、これで大駒1枚分の駒損ということになる。

ネットからは SRAM並みの速度と不揮発性を持つ次世代メモリ「SOT-MRAM」開発の壁がついに破られる:TSMCら量産化に大きな前進 という記事が流れてきた。 英語の元記事は Next-generation memory: Tungsten-based SOT-MRAM achieves nanosecond switching and low-power data storage であり、Natureに出た論文は A 64-kilobit spin-orbit torque magnetic random-access memory based on back-end-of-line-compatible β-tungsten である。
これは地味に凄い凄いことで、これまでの常識からすれば革命的な新技術であり、TSMCがメンバーに加わっていることから、「研究室内の新発見」でなく「量産可能な新技術」という重みがあるのだ。 タングステンとコバルトを交互に多層に重ねるぐらい、TSMCであれば余裕だろう。 ひとこと「不揮発性のSRAM」というこの技術、ちょっと今後の発展を見守っていきたい。

竜王戦第2局は、やはり二度の「71角」(手順前後)が祟って、苦しくなった佐々木勇気八段が長考(後悔)に沈んで、ほとんど手が進まない展開となった。 その午前中には、ロボット教室「ロボプロ」RP1のサンプル教材の組み立てを進めた。 本来、テキストの1回目で「右脚」を組み立てて動作確認し、2回目では「左脚」の組み立て(右脚と完全に同じ)とマイコンボード搭載の全体組み立てと動作確認までを行うというのが、セメスター全6回のプランなのだが、初めてRPの組み立てに挑戦した生徒は3人とも1回目は未完成のまま終わっていたので、次回は「引き続き右脚の組み立て」となり、3回目に「左脚の組み立てと全体の組み立て」を行うという予定にしている。 テキストの3回目以降はちょっと冗長で、リンク機構の解説とかリモコンでの操縦、数学的な考察と共にアルゴリズム自動走行、そして最終回は「ロボット相撲」(致命ポイントにスイッチを付けてLEDでHP残量を表示する)という品揃えなので、まだまだスローペースでも挽回できるのだ。
そして竜王戦第2局は、どう足掻いても駄目ということで、68手で14時過ぎの投了という結果になった。 AbemaTVの視聴者の中には2日目午後のおやつは何か?と期待する人もいたかもしれないが、残念ながら日の目をみることなく終局となった。

2025年10月18日(土)

昨日の晩のロボット教室では、合間に改造サンプルとして作ったものを動画記録できたので、 トップページ の「いろいろロボット」に置いていた、画質の悪かった これ を、上の こちら に置き換えることにした。

明日(下記)に備えて、今日は終日、何もない日なのだが、週一ルーティンのMartin弾きを除いて、とりたてて予定もなく「待機」である。 昨夜は阪神タイガースが怒涛の3連勝で一気に「日本シリーズ進出」を決めてしまったのだが、今日のテレビはたまたま、上のようにスポーツ関係でテレビ番組の面白そうなものが満杯であり、珍しく「テレビ漬け」の日になりそうな予感もある。
・・・と書いていたところ、「 1回表を3者連続三振で封じた大谷翔平が、1回裏に先頭打者ホームランを打つ 」という、あまりに出来過ぎで漫画でも描けないベタな瞬間をライヴで観てしまった。 いやいやこれは、本当に素晴らしい。

その明日には、朝イチ(タクシーが05:40に来る)で水戸に行って、第17回「水戸一高 復活・歩く会」に参加する。 今年の参加者は52人+恩師3人、全9クラスから全て参加していて、僕の38組は最多の9名が参加、と凄いことが続いている。 水戸一高の卒業生で、同期の学年が毎年こんな事をやっているのは超レアらしく、3年下級生の弟も「そんなの聞いたことない」と言う。 過去の関連記録としては ここここ にあったが、どうせ67歳のじじぃとばばぁしか写らないので、今回はカメラも持たずに行くのだった。
実行委員会が作った 「復活・歩く会」案内 にしても、同行する恩師が書いてくれた 水戸城の資料 にしても、力が入っている。 ちなみに水戸一高は水戸城「本丸」跡にあり、通った茨城大学教育学部附属小学校は「二の丸」跡に、茨城県庁は「三の丸」跡にある。 極限まで運動不足の日々を続けている僕が、この10kmを無事に歩けるのかどうか(翌日には浜松に朝帰りして午後に「健康ボウリング教室」もある)、まったく先は見えない。

そして午前にぼちぼちMartinを弾いていて気付かなかったのだが、なんと「 4回まで完封の大谷翔平が、4回裏に2本目のホームランを打つ 」という、さらに出来過ぎで漫画でも描けないベタな瞬間のライヴを見逃していた。 まぁ、これは仕方ない。
その後、昼食の焼きそばを作りつつテレビをチェックしていると、「 6回0/3まで完投10奪三振して交代した大谷翔平が、7回裏に3本目のホームランを打つ 」という、さらにさらに出来過ぎで漫画でも描けないベタな瞬間を今度はちゃんとライヴで観てしまった。 なんということだ。
そして今日のランチは、昨日に続いて最終回リリーフの佐々木朗希が締めてリーグ優勝決定となる瞬間を見届けつついただいた。 箱根駅伝予選会結果発表の瞬間には、本番の箱根駅伝に滑り込んだ日体大・立教大と、ギリギリ届かなかった法政大・明治大・専修大などの姿も見ていたのだが、いやぁこれこそライヴの醍醐味なのだった。

2025年10月20日(月)

昨日の朝は、いつも浜松駅のホームで待機している06:20発の始発「こだま」で品川に行き、常磐線の特急「ときわ」(停車駅から見ると「ひたち」と違って昔の「急行」)で水戸に着いて、無事に「復活・歩く会」に参加して、何とか10kmを歩破した。

今日の朝は水戸発08:20の特急「ひたち」で東京へ、そしていつも利用している岡山行きの「ひかり」で浜松に帰ってきた。 さらに「健康ボウリング教室」にも行ってきたが、全身の疲労と筋肉痛は明日か明後日に出てくるので気付かないものの、要するに疲れているので無理な力が抜けて、そこそこのスコアだった。

2025年10月22日(水)

昨日は朝に奥さんを駅まで送って帰りにMaxValueで買い物しただけで、あとは終日、「水戸一高 復活・歩く会」のダメージからの回復に努めた。 ただし、この年になると筋肉痛とかは2日後とか3日後とかでなく、1週間後あたりの忘れた頃にやって来るので、まぁ効果は不明である。 今日は同様に静養の日で、夕方にヤマハに出かけて某meetingの予定がある。
毎日毎日、律儀に届くKickStarterからのカタログだが、これまでにも何度も登場したのは「チタン製の◯◯◯」というやつで、恐らくチタンの加工に秀でたところがあれこれやっているのだろう。 今回届いたのは、なんと以下のような「チタン製の扇子」ということで、扇子の風を送る部分(Fan Panel)は破れない「Superior Silk」ということなのだが、カバーの部分がチタン製なので、「何でも破壊できる」ということなのだった。(^_^;)

「チタン」で思い出すのは ネジマキウォール である。 この「第30期・虎の穴」のプロジェクトは 30虎 レポート のページにメイキングの日々の記録があるが、その中の 30虎・鋭意制作中 (6) から 30虎・鋭意制作中 (7) のあたりに「チタン」の思い出がある。

計96個のステッピングモータを取り付けた8面の3mmアルミパンチングメタル(2000mm×500mm)を立てて並べるために特注したステンレス製のスタンドに、取り付け用の穴あけ作業を行ったのだが、この「ステンレスへの穴あけ」が大変だった。 鋼鉄製のドリルが何本も折れて、ホームセンターで仕入れたチタン製のドリルまで先端が丸まって駄目になったのには驚いたものだった。

チタンとは違うが、上のNeXTコンピュータ(東邦大の松島さんにいただいた)の筐体は「マグネシウム合金」ということで、これにドリルで穴あけした時にも、チタン製のドリルが駄目になって難儀したのを思い出した。 ステンレスにしてもマグネシウムにしても、チタンでの穴あけの際には大量の火花が出るので、火事にならないように注意すべきである・・・というのを、だいぶ後になってから知って、冷や汗をかいた記憶もあった。

しかし、ザザッと MAF2009フォトレポート を見返してみて、よくもまぁこんなプロジェクトを進めたもんだ、と自分でも感心した。 とても今ではこんなパワーは出てこないなぁ・・・と、ちょっと反省したところである。
ネット情報で「OpenAIがウェブブラウザ"ChatGPT Atlas"公開 --- Chromeの支配に挑戦。macOSから」というのが届いたので、どれどれ新しいMacがあるので試してみるかな・・・と思いかけた。 しかし5ちゃん上で「早々にインストールしたが、不具合が多いし重いし、速攻アンインストール」というのを見つけて、人身御供になるのを踏みとどまった。 もう少し、様子を見てみることにしよう。

そして、水戸行きなどでストップしていた「新MacBookAirで遊ぶ」というのを再開して、まずはこの日記の「2025年10月15日(水)」のところで知った、「生成AIで作成されたレポートを見破る方法」の「AI検出ツール」第一候補の「GPTZero(https://gptzero.me/)」というのに行ってみた。 上のように、とりあえず最初の画面にはフリーのエリアがあり、ここに問い合わせ文章をコピペすればたぶん判定してくれる・・・と明瞭である。 そこでさっそく、ChatGPT-5が書いてくれた「Key=Cの音楽で、コード : Dm7/G (1つの和音) がいい感じである理由」という質問への回答を、まるまるコピペしてみた。

すると上のように、「15%がAI生成」・「1%がミックス」・「84%が人間による作成」との評価で、「我々は高い信頼性をもって、この文章の大部分が人間によって書かれたと判定します」との結果が出てきてしまった。 完全にChatGPT-5が書いてくれた文章なのに、これはかなりの低成績であると言わざるを得ない。 ところが、それならChatGPT-4が同じ質問に対して出してくれたものはどうか・・・と再度、コピペを試みると、出てきたのは案の定、以下のような「有料サブスク登録してね」というアレだった。

こんな低水準の「AI検出ツール」に金を出すとすれば、自分の懐でなく研究費から出る大学教員ぐらいなものだろう。 とても現在の僕には、ここに月額1000円でも1500円でも出すというモチベーションにはならない、と判明した。 GPTZeroについては、まぁ、しばらく(数ヶ月)してから、再度、能力をチェックしてみることにしよう。
そして夕方には、今回はたった1時間だったが、なかなか有意義なmeetingを行った。 新しい検討テーマも見出したし、ちょっと何かお手伝いできそうな事もありそうなので、これは楽しみだ。 うまく進展すると、来年の音楽情報科学研究会での発表か、音楽即興学会のネタ(defaultは万博だったのだが)になりそうな予感もある。

2025年10月23日(木)

明日から今週末の金土日にはロボット教室3日間という予定がある(来週末も同様)が、今日は午後にJoyJoyヒトカラ6時間に行くだけ、という穏やかな日である。 「水戸一高 復活・歩く会」のダメージ/筋肉痛については、恐れていたものの今日までのところは自覚していない。 ただし明日以降に出現してくる可能性も、全く否定できない。







その水戸一高同窓会(ML管理者)の小久保くんからは、「38組・海老沢くんと39組・佐々木くんが撮影した写真です」というメイルが届いた。 最近はこのパターンなのだが、Googleドライブ(Googleフォト?)に巨大な写真データが膨大に置かれているので、上のようにスクリーンショットを縮小して並べてみた。 これでも膨大なのだが、だいたい手元に必要なのは「全体写真」・「クラス写真」・「自分が写った写真」・「気になった写真」ぐらいなものであり、結局は以下のような10枚になった。

全体写真

クラス写真

自分が写った写真

気になった写真

まぁ、曇り空(ときどき小雨)の水戸市内を、こんな67歳の老人集団が50数名もゾロゾロと歩いているという風景はなかなか異常なのだが、市民にすれば「水戸一高の歩く会」というのは、ヒットした「夜のピクニック」(恩田陸さんは水戸一高の後輩になる)もあって、市民は何となく知っているので、実際に「あれは歩く会のOB会?」という囁きも聞こえていた。
上の「気になった写真」は、途中で立ち寄った「茨城県立歴史館」の敷地内にあった 旧水海道小学校本館 ( この写真のバック ) の中に展示されていた「昔の学校給食」(下記)の中で、僕が食べていた時代のものである。

同級生は皆んな「脱脂粉乳、懐かしい」とか言っていたが、僕は牛乳瓶の記憶はあっても、脱脂粉乳の記憶は無かった。 そして何より、ここで展示されていた「ソフトめん」(+カレースープ)は、必ず「早食い・お代わり競争」に参加して勝ち取っていたものだったのだ。

2025年10月24日(金)

昨日のJoyJoyヒトカラでは、先週や先々週などとのカブりを最小限にする「落穂拾い」で、6時間65曲を完走した。 その昨夜から今日にかけて、ようやく日曜日の「水戸一高 復活・歩く会」のダメージが実感されてきて、足腰が痛くなってきた。 やはり、出てくるのは5日後なのだった。

ほぼ毎日届くKickStarterのカタログメイルだけでなく、止めていない幾つかの「登録ユーザー向けDM」(MyoとかOpenBCIとかNVIDIAとかAppleDeveloperとかArmMbedとか)の一つ、Seeed社からの情報はなかなかの迫力だった。 「Over 100 Contestants Joined Our Embodied AI Hackathon!」ということで、深センで行われたハッカソンの 記録動画 は、なかなかに見応えするものである。 思わず、「MacX YouTube Downloader」で手元のコレクションとしても保存した。

2025年10月25日(土)

KickStarterと言えば、僕にすれば「世界中のSketcherが新しい技術を発揮した新製品を開発するために行うクラウドファインディング」という視点で見ているのだが、中にはそうでないものも散見する昨今である。 今日は遂に、日本の大山の麓から、「Rare Honey from Japanese Honeybees - 2025 Vintage」という日本ミツバチの蜂蜜セットの情報がKickStarterメニューの冒頭に登場した。

100gと150gの2種類のサイズで、「Japanese honeybee-made raw honey」と「White Honey [Raw Honey Caramel]」の2種類セットがあるのだが、例えば150gで2種類セットの価格は、「Early Bird」で21,000円、「Launch Special」で19,600円、一般で25,200円と相当に高価である。 いくらマーケットの0.1%で超レアだからといっても、これはなかなか強気なものだ。 おそらく、ふるさと納税では駄目なので、世界中のお金持ちをターゲットとしたのだろうが、これはshippingで有利な日本国内でも、ちょっと手が出ない。

2025年10月27日(月)

昨日の日曜日は午前・午後とロボット教室があったが、その会場の近くにある自衛隊浜松基地では「エアフェスタ」があり、ブルーインパルスやAWACSなどがまたまた騒音を撒き散らす・・・と覚悟していたものの、天候がそれ程良くなかったためか、思いの外、騒音は気にならなかった。

そして今日の午後には、6回シリーズだった「健康ボウリング教室」の最終回に参加した。 上が上下ひっくり返っているものの、5回目と6回目のスコアであり、1〜4回目までのスコアは これ である。 つまりは、大した成長をするわけでもなく、最後は3ゲームだったので力尽きて疲れた・・・ということ。 とりあえず、「右利きの人のボウリングの最初の一歩は右足から」というのをなんとなく覚えた、というのが収穫になった。
教室では、その後にボウリングの「クラブ」に参加して、という熱烈な勧誘を今回もやっていたのだが、とてもあのワンワンと煩い空間に好き好んで行こうとは思わないので、クールに退出した。 これでまぁ、体験ボウリングは「終わり」ということである。

2025年10月29日(水)

昨日の「2025年10月28日(火)」というのは、ちょっと記憶されるべき日かもしれない。
朝から始まった王座戦は、今日の「ひふみんEYE」では「藤井6冠には大きな課題が残ったシリーズ。将棋界は伊藤2冠と2強時代へ」と書かれたように、晩の20時ぐらいまでAbemaTVで隙間観戦して、藤井投了→「藤井6冠・伊藤2冠時代の始まり」に立ち会った。 「ひふみんEYE」は「1日制の5番勝負とはいえ、藤井6冠からタイトルを2度も奪ったのは同学年の伊藤2冠だけ。すごく価値があることです。7番勝負で2勝しているのは22年竜王戦の広瀬章人現九段、23年王将戦の羽生善治九段、24年竜王戦の佐々木勇気八段、今年の王位戦の永瀬拓屋九段と4人いますが、タイトルを奪取した棋士はいません。これで将棋界は藤井・伊藤の2強時代になると思います」と続いた。
その裏の米国ワールドシリーズは、地上波テレビ放送していないのでYAHOOの「1分遅れ速報」ウインドウをデスクトップに開いていたのだが、9時に開始した試合が終わったのは15時半過ぎ(日本時間)というとんでもない試合で、延長18回裏にドジャースがサヨナラ勝ちした。 大谷翔平はなんと「2塁打→ホームラン→2塁打→ホームラン→申告敬遠→申告敬遠→申告敬遠→申告敬遠→敬遠四球」という「9打席連続出塁」などの記録を作っていた。 その翌日、今日には投手として6回まで登板したのだ。
その裏の裏では「トランプ来日」もあったらしいが、完全に霞んでいた。

昨日はそんなドタバタした日だったが、ロボット教室の「サンプル教材改訂」作業を進めた。 前回のバージョン では、ロボットの左右の移動はモーターの持続時間とパワーで調整するだけなので、跳躍幅が大きかったり回数を重ねると「誤差の蓄積」がでてくる欠点があった。
これを、鍵盤幅に対応した白黒交互バーを印刷した「紙」を台座に固定して、光センサ(光源内蔵の反射型)をその「紙」に密着させることで、誤差のない確実な移動動作を実現する、というのが「アドバンス3回目」のテーマだった。 実際にはテキストPDFを印刷するための縮小比率が整数のために誤差が出たりしたのだが、上のようになんとか実現できた。 ただし、 YouTube動画 で示したバージョンは、泣く泣く大幅に「削った」結果なのだった。 本来はこの2.5倍ほどのフレーズを、きちんと移動しつつ演奏するプログラムをタブレット(専用ソフト)で開発したのだが、いざマイコンに転送しようとすると「1024バイトの規定サイズを超過していて書き込めません」というようなエラーが出て困った。 仕方なく、少しずつ処理を削っても同じエラーが出て、最終的には作り上げた元々のプログラム(12音演奏)の半分以上を削りに削って5音演奏まで減らして、ようやく書き込めた。 ただし動画のように、移動距離も跳躍が大きいのだが、何度走らせても寸分の狂いもなく初期位置に復帰した。

せっかくなので、タブレットのスクリーンショット画像をマイクロSDカードに溜め込んで、切り貼りして作り上げたのが、上の「泣く泣く短縮版のプログラム」である。 元々はこの2.5倍ほどまで、タブレット上に作ったのだが、「コピペ機能を持たない」開発ソフトなので、なかなかの力作だったのだ。
そしてサンプル教材の改訂として作業がまだ残っているのが、RP1(ロポプロ1年目)の「リンクロボット」である。 前回のサンプルの YouTube動画 では、単純に機構が動くことの確認として、両脚に「 +250 → -150 → +100 → -250 → +150 → -100」という段階的で極性反転のモータ制御データを送っただけのものである。 これを、まずはBluetooth経由でプレステ用リモコン操縦バージョンにするのが、次の目標となる。
夕方にはフト思い付いて、 Matrix.swf という素晴らしいFlashを置いてみたが、これは自分のパソコンでは「Flash Player」アプリで走るものの、新しいMacBookAirでは対応していなくて、ちょっと悩みそうだ・・・と判明した。

2025年10月30日(木)

今日は午後からJoyJoyヒトカラの予定があるだけなのだが、ここには書かないものの、色々な「水面下の連絡」が行き来していて、メイルが届いたり返信したり・・・という仕事がそこそこ頻発している。 そのうち、どれか一つでも実際に「何か」に結実してくれればラッキーである。 ネットからは 「伸ばさないカタカナ」使ってたらちょっとヤバい…IT用語で分かる『おじさん認定』の基準が話題 という、まさに余計なお世話の記事の情報が届いた。 しかし、上の「使ってたらヤバいおじさん用語13選」というのには参った。 これは今後も直りようが無いので、申し訳ないが、まず左側を使うことだろう。
勝手な思い込みなのだが、僕にとって違うものとなっている用語もあるのだ。 「ドライバ」というのは「駆動用ソフトウェア」のことであり、「ドライバー」というのは「工具」なのだ。 「エディタ」というのは「編集用ソフトウェア」のことであり、「エディター」というのは「編集者(人間)」なのだ。 「メモリ」というのは「記憶用半導体」のことであり、「メモリー」というのは「思い出の記憶」なのだ。 「モニタ」というのは「表示用装置」のことであり、「モニター」というのは「評価する人」なのだ。 さらに、僕が「メイル」と書いているのは世間では「メール」と書くらしい。

2025年10月31日(金)

昨日のJoyJoyヒトカラでは、 マイリスト のさらに「落穂拾い」を進めて、6時間で68曲を完走した。 今月の戦果は以下であり、先月およびそれ以前の記録へのリンクはこの日記の「2025年9月26日(金)」のところにある。
      • 2025年10月9日(木) 6時間 53曲
      • 2025年10月16日(木) 6時間 64曲
      • 2025年10月23日(木) 6時間 65曲
      • 2025年10月30日(木) 6時間 68曲
この マイリスト には記入欄が5列あって今回で一杯になったので新しくプリントしたが、数えてみると先月末の「2025年9月25日(木) 4.5時間 49曲 (駅前JoyJoy)」と上の今月の4回の計5回で、のべ258曲を歌っていた、と判明した。 5回で全299曲なので、41曲の重複があるが、その中には「5回とも歌った」曲(魂のルフラン、時代遅れのRock'nRollBand、夢一夜)もあるので、かなり意図的に散らして選曲してきた感じだ。

名古屋からは、アカペラで一緒だった晴那ちゃんからのメイルが届いた。 彼女との4年間については、 Sketching日記(8) の「2021年3月24日(水)」のところに詳しく書いていた。 近況として「最近では、大垣共立銀行の新CMに出ることになりました」とのことで、 メイキング を見ると、準主役的に目立っていた。 「続編も期待できるとのお話で楽しみです」とのことで、こちらも楽しみである。
AbemaTVでは「竜王戦第3局(仁和寺)」の1日目が始まっていたが、気付いてみるとこのHTMLがもう211KBになっていた。 明日も明後日もロボット教室があるので続きはちょっと不明だが、ここで区切りとして、次は RRR日記(10) としていくことにしよう。






「日記」シリーズ の記録