NIME07 - 2度目のNY

2007年6月 長嶋洋一

NIME07 の研究/作品の発表参加のために、2度目のニューヨークに行きました。 国際会議NIMEには NIME03(モントリオール)、 NIME04(浜松)、 NIME05(バンクーバー)、 NIME06(パリ) に続いて5年連続の発表参加、ニューヨークへは New York Tour 2003 に続いて4年ぶりです。

6月5日(火)

今回は大学から、e-wingに乗るために、「くるる」で浜松駅に行きました。

浜松駅に着いてみると、やはりe-wingに乗るという、ゼミの学生5人と出会いました。 セントレアに行くe-wingは、ほぼ貸し切り状態に空いていました。

僕のフライトも学生のフライトも翌朝だということで、 セントレア空港のテラスから行き来する飛行機を見物しました。

翌日のフライトを前にした前夜祭として、セントレアホテルのバーでちょっと大人っぽく 盛り上がりましたが、この様子は 秘密のページ にあります。(^_^;)

6月6日(水)

翌朝となりました。 僕のフライトも学生のフライトも成田まで一緒です。 学生5人のうち3人が飛行機は生まれて初めて、ということで盛り上がりました。

あっという間に成田に付きました。

成田からのフライトは、学生も同じNY行きということで、一緒に乗り込みました。

前週の健康診断で胃の再検査、と出たので、飲んだことのない胃の漢方薬を 成田空港で買って、ずっと飲んでいました。

機内では数独とかゲームとか。

10数時間後に、無事にJFK空港に到着しました。 同じフライトには、京都精華大の平野先生、阪大の寺田先生、東大大学院の橋田さんなど、 お馴染みの顔が一緒でした。

空港に着いて、さてどうやってNYCに行こうかな・・・と考えていると、 サングラスをした、でっかい黒人のおっさんが「リムジンはどうだい?」と言ってきました。 学生も同じホテルで一緒だったので、6人で乗るならタクシー2台よりも安い、とのことでした。 学生はどこかに連れていかれるんじゃ・・・とビビりましたが、 握手をして信用した僕は、彼のリムジンに乗り込みました。 なお、この様子は 秘密のページ にあります。(^_^;)

日付け変更線を越えたので、まだ同じ日の昼過ぎ、ということで、 ホテルに荷物を置いて、ニューヨークの土地勘を得るために出かけることにしました。 Hotel Carterはタイムズスクエアから徒歩2分の絶好のロケーションですが、 かなり古いためか格安でした。 まずはニューヨーク中心部の、色彩の渦をご覧ください。

なにをするにもまずは地下鉄、ということで、Subwayに行って1週間有効のカードを購入、 NYにきたらまずはここ、という場所を目指しました。

前回のニューヨークでもそうでしたが、最初に訪れるのはここ、グラウンド・ゼロ。

そこからマンハッタン島の南端、バッテリーパークとフェリーターミナルを目指しました。

バッテリーパークから、前回は見れなかった自由の女神が見えました。

ここから、自由の女神のリバティー島に渡る船が出ている、 ということで、乗ってみることにしました。 けっこう揺れたので、時差ぼけも加わって、この時の船酔いは翌日まで残ったのですが、 間近にニューヨークのシンボルを堪能しました。

タイムズスクエアに戻ってくると、ホテルのある43th Streetの1本南の42th Streetには、 サンリオショップや吉野屋がありました。

6月7日(木)

いよいよNIME07の初日、6月7日となりました。 前日に聞いたところによれば、学生はメトロポリタン美術館に行くとかいう話でした。 僕はNIME会場のニューヨーク大学(NYU)に行きました。

これが会議の行われた会場の風景です。

午前のセッションが終わったので、NYUの隣にある、ワシントンスクエア公園に行きました。 ここで学生と待ち合わせをして、一緒に昼食をとりました。 NIMEの3日目のコンサートで、学生にスタッフと記録をお願いすることになり、 NYUの場所を覚えてもらうためです。

学生と別れてNYUに戻り、ポスターセッションでの研究発表、 デモセッションなどを覗きました。

このあと、事前に依頼されていた、NIMEドキュメンタリー制作のために、 インタビューを受けました。 この模様は別途にビデオ撮影されていますが、ここにはありません。

インタビューを終えてセッション会場に戻りました。

午後のセッションが終わり、晩のNIMEコンサートまでの時間があったので、 ちょっと周辺を散歩しました。 学生と日曜日の晩に、オフブロードウェイ・ミュージカル「STOMP」を観ることにしたので、 シアターでそのチケットを買いました。

NIMEコンサートの初日は、各種の「新楽器」が登場しました。 ビデオをたくさん撮った(ここには載せません)ので、写真はごく一部です。

この晩には、学生はTicketsで半額で入手したチケットで、 「ライオンキング」を楽しんだようです。

6月8日(金)

さて、NIMEも2日目になりました。 この日は、1日目のポスターの発表とインタビュー、3日目のコンサートでの作品公演、 という予定に比べて「何もない」日だったので、 ホテルの部屋からずっと写真を撮りながら会場のNYUに向かいました。

早めに会場に着いて。コーヒーと甘い甘いパンとの朝食を済ませると、 ぼちぼち参加者がやってきて、いよいよ2日目のスタートです。

午前のセッションが終わり、またまたワシントンスクエア公園に行き、 ホットドッグの昼食、そして散歩をしました。 トランペットを同時に2本吹いてハモらせるおじさんには驚きました。

NYUに戻り、午後のポスター/デモセッションです。 この日は平野さん、寺田さんのデモ発表もありました。

さらに午後のペーパーセッションです。

午後のセッションが終わりました。 この日は、(1)学生がNIMEコンサートを見てみたい、 (2)日曜日の晩のSTOMPのシアターを確認する、 ということで待ち合わせました。 夕食はぼちぼち日本の味が恋しくなってきたので、 近くにあった日本食レストランに入り、ラーメン、 やきそば、アイスクリームの天ぷら、などをいただきました。

2日目のコンサートはNIMEというよりはICMC的なものでした。 夜中も安全なNYの地下鉄で、ネオン華やかなタイムズスクエアに帰りました。

6月9日(土)

さて、NIMEも3日目になりました。 この日は晩のコンサートで作品公演があるので、 研究発表セッションはほとんど覗くことができず、 コンサート会場でのセッティングに集中しました。

リハーサルが終わると、 コンサート本番でスタッフをしてくれる学生2人と、 ワシントンスクエア公園に行きました。 この日はインドのお祭りみたいなのをやっていました。 昨日もいた「トランペット2本吹き」のおじさんのバンドの演奏も楽しみました。

NYUに戻り、コンサートの記録をしてもらう残り3人の学生と合流して、 全員で近くのレストラン「DOJO」で夕食です。

コンサート会場に戻りました。

コンサート公演の模様の一部です。

無事にコンサート公演も好評のうちに終わり、 機材とともにタクシーに分乗してホテルに戻りました。 そして、いよいよ打ち上げです。 コンサートスタッフ、記録スタッフとして手伝ってくれた学生に感謝して、 ホテルから3分ほどのJAZZクラブ「バードランド」に行きました。 ここで乾杯、さらにライブを堪能しました。 学生は美術館が割引きになる国際学生証を作っていったのですが、 これでライブチャージも半額になりました。

6月10日(日)

NIMEも4日目になりました。 この日はNYUでなく、コロンビア大学に会場を移して、 ワークショップ、インスタレーション、コンサートなどが予定されていました。 前日のコンサートを無事に終えて、抜け殻のようになったので、 この日はNY市内を散歩して、コロンビア大学ではインスタだけ眺めることにしました。 これが吉野屋での朝食です。

42th Streetから、ミッドタウンを目指して散歩することにしました。 この日は市内全域で、プエルトリコ人種のデモが盛大に行われていました。 まずは、タイムズスクエアの風景です。

とりあえず、メトロポリタンミュージアムショップのある、 ロックフェラーセンターに行きました。

このロックフェラーセンターの屋上展望台が「Top of the Rock」ということで 派手に宣伝されていたので、チケットを買って、登ってみました。 たまたま発見しただけなのですが、これがヒットとなりました。

ロックフェラーセンターを後にして、MOMAに向かいました。 なお、MOMAで展示されていた絵画については、 現場でタテだったのかヨコだったのか、後で判らないものが 多数ありますので、違っていたらごめんなさい(^_^;)。

MOMAを後にして、地下鉄で125th Street駅に行き、コロンビア大学に向かいました。 慶應SFCの魚住クンのインスタも展示されていました。

晩には2度目となる「STOMP」を観ました。 前回のNYより、さらに切れ味がアップしていました。 写真はありません。

6月11日(月)

この日は当初、NIME国際組織委員会が予定されていました。 しかし、NIMEと同時期にパリで開催されているワークショップ、 さらに西海岸で開催された国際会議のために、メンバーの多くが参加 できなくなり、直前になってメイルでの検討となりました。 来年のNIMEはイタリアのジェノバ、再来年はコペンハーゲン、 という路線が決まりました。

このため、NY最終日となったこの日は突然にフリーとなり、 ホテルの観光ガイドを見て、マンハッタン島を一周するクルーズに乗る ことにしました。 ものすごい快晴です。

これがこの日の朝食。ダブル目玉焼き+トースト+ポテトで99セント。 庶民のお見せを捜せば、安くすみます。

サークルラインのハーバーに行き、いよいよ乗船です。

そして3時間のクルーズです。これもなかなかのヒットでしたが、 えらく日に焼けました。

これまで行ったことがなかった「ハーレム」に行って、散歩しました。

北部のハーレムから、今度は南端に近いCanal Streetに行き、チャイナタウンまで散歩しました。

ここでお腹が空いたので、遅い昼食をいただきました。

すると携帯が鳴り、学生からでした。 取ろうと思っていた「美女と野獣」のチケットが取れなかったので、 夕食を一緒にどうか、という話でした。 そこで再びチャイナタウンを通って、タイムズスクエアに帰りました。

学生たちと待ち合わせてみると、この日は5番街のおしゃれなところに買い物に行った、 ということで、普段と違ってドレスアップしていました。

ニューヨーク最後の夜、ということで、やっぱり「肉」だろう、 と「BBQレストラン」に行きました。 肉も凄かったのですが、デザートの甘さは半端ではありませんでした。 さすがメタボリック国家のアメリカでした。

ホテルへの帰途にあった「Hard Rock Cafe」ショップで、 お土産を仕入れました。 店内でこっそり撮った写真です。

6月12日(火)

前日のうちにホテルに連絡が来ていたのですが、 日本でANAの機体に落雷があり、NY便の機材のやりくりの関係で、 JFK空港からの出発が3時間以上、遅れるというアナウンスがありました。 学生はこの時間を利用して、さらに買い物に行ったようです。

そして、予約していた空港までのリムジンが迎えに来ました。 なお、この様子は 秘密のページ にあります。(^_^;)

JFKに着いてみると、出発はさらに1時間遅れて、4時間以上の遅れとなっていました。 成田からセントレアに乗り継ぐフライトは無理なので、ANAが成田泊のホテルを用意している ことを確認しました。

学生が免税店で最後の買い物をしている間、空港ワイヤレスでネットをしました。

ようやく搭乗時刻となり、帰途のフライトに乗り込みました。

機内のなんでもない風景。

帰途は太陽を追い掛けるので日が暮れないので、窓は閉めます。 その眼下には、こんな美しい風景があったのですが、 爆睡していた学生は気付きませんでした。

日付けが6月13日(水)になって、ようやく成田に着きました。 本来であれば既にセントレアに着く頃だったので、 学生は一斉に電話をしていました。

ANAの用意したホリディ・インの遅い夕食では、 なつかしい日本のカレーライスを堪能しました。

6月14日(木)、本来であれば帰宅していた翌日の朝、ホテルから成田空港へ、 そしてセントレアへのフライトです。 なんとフロペラ機で、1時間半かけての、のんびりフライトでした。

セントレアに着くと、雨でした。 日本はこの日から梅雨入りでした。

浜松までのe-wingは、またまたガラガラでした。

浜松駅から大学にタクシーで行き、そのまま待ち構えていた学生に対応して、 イキナリお仕事に戻りました。

・・・お疲れさまでした。(^_^)