RRR日記(10)
長嶋 洋一
2025年11月1日(土)
11月になった。 ちょうど1年前の今日は、思い立って RRR日記(4) の冒頭の「2024年11月1日(金)」のところに、この日が誕生日だった僕の親父について、初めてみっちりと書いていた。 そしてその最後には、以下のように書いていた。しかしこの予告は全く実行されずに1年が経過していたのだった。 まぁ、そんなものだろう。さて、これで終わりではないのである。 発掘してきた「JR1UDK」という圧縮ディレクトリの中には、親父の遺品などを処分の前にスキャナで取り込んだ 「records」というディレクトリがあって、ファイル総数145個、合計45MBの厖大なデータ類、それもなかなかに貴重なものがサッと見ただけで豊富に あった。 これを今日のうちに吟味してここに追記するのは不可能なので、とりあえず「仕掛かり作業」というところに置いてみて、おいおい時間がある時に きっちりと発掘(再発見)してみることにした。
1年間で「RRR日記」はpart4からPart9まで進んだことになるが、どれだけ生産的だったのか、自分として満足度は75%ほどだろうか。
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今日は竜王戦第3局(仁和寺)の2日目であり、50手目の封じ手を開くところから観戦である。 ロボット教室には14時〜18時あたりに出掛けるので、たまにある「あっさり終局」でない限り、帰宅してから終局までの瞬間に立ち会える可能性に期待したい。
ネットニュースからは Adobe対抗「Affinity」が無料に デザイン、写真編集、レイアウトツール統合「本当に無料です」 というのが流れてきた。 僕はもっぱらこれまで「Graphic Converter」一択で来たのだが、これはちょっと試してみるかもしれない。
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そしてロボット教室に行って、無事に生徒のロボット制作が進むように支援した。 自分のサンプル教材のプログラミングは教室の合間に行ったが、今回のものは「リモコンで操縦するだけ」ということで、一発で動いた。 YouTube動画 のように、なかなか可愛い動きなのだった。
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そして帰宅してみると、「藤井曲線」が順調に進展していて、ロボット教室のお仕事(家族宛に報告メイルを出す)をしている最中に、「投了」の瞬間を見届けることになった。 今回は仁和寺だったが、第4局も同じ京都で、何故か会場は「京都競馬場」なのだという。 空港というのもあったが、色々と話題作りに頑張っているようだ。
2025年11月3日(月)
昨日はワールドシリーズ最終戦を「1分遅れテキスト中継」で細々と堪能した。
文化の日に相応しいというのか、 【絵画が動く】世界初公開『Moving Paintings』福田美術館とGoogle Arts & Cultureがコラボ というのがニュースで流れてきた。
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YouTube動画 を見てみると、成る程とも思えるが、やや不気味だとも思えるボーダーラインだった。 これも「文明のAI病」の一つと言えそうだ。
これまで漠然と構想していた内容を上のようにまとめて、来年2月に日大で開催される「日本音楽即興学会 2025年度第17回大会」への発表応募として出してみた。 具体的なEXPO2025の報告は ここ にあるのでそこはパスして、あのEXPOイベントそのものが、行き当たりばったり(「高校の学園祭みたい」と言われていた)の運営だったところを「即興」と捉えての発表としてみたい。「成り行き即興」と「作り込み即興」についての考察 ー EXPO2025に参加して ー 情報処理学会・音楽情報科学研究会において、「EXPO2025プロジェクトに参加して」というタイトルで報告した★(https://nagasm.org/ASL/SIGMUS2509/)。 本発表では、この体験(詳細は報告★を参照のこと)を契機として再発見することになった、即興における対極的な特性 : 「成り行き即興」と「作り込み即興」に注目して 考察した事項について報告すると共に、即興の本質に関する問題提起を試みる。 筆者がこれまでComputer Musicの領域で行ってきた作曲/公演活動において、即興性を「環境として作り込む」ことは公演を事故なく成立させるために不可欠であり、 個々の音楽要素を即興的にライヴ生成するアルゴリズムにしても、演奏者の即興的身体表現のセンシングにしても、音響/映像を聴衆に提示するシステムにしても、 事前に十分に作り込んで会場に持ち込み、トラブルに対する安全装置を二重三重に準備することは常識だった。いわば「お釈迦様の掌の空間内で即興する孫悟空」と いう世界観である。 一方、成功裏に終わったと言われる大阪万博2025において筆者が参加した「伝統文化未来共創Project(The Future in Tradition)」の中の「伝統の中にある未来 ー Japanese Experience ー」など多くの企画については、公演の「場」としてのパビリオンは建設し割り当てられたものの、時間的・運営的・財政的などの要因から個々の 公演内容の準備は直前まで不透明なまま当日を迎えた。これは従来手法での即興の実現というよりも、「場」そのものの存在や運営が即興的という対極的な皮肉となり、 関係者を翻弄した。この貴重な体験から「成り行き即興」と「作り込み即興」という視点、「どんな時でも揺るがない即興」について体験した事例を報告すると共に、改めて 即興について見つめ直してみたい。2025年11月4日(火)
今週はロボット教室の「谷間」なので予定が空白の日々が続く。 そこで、うまくいかないままだった RRR日記(9) の「2025年10月29日(水)」の最後あたりに置いた Matrix.swf について、決着を付けるべく実験してみた。 元々は以下( この動画 )のように、「FlashコンテンツをFlashPlayerで走らせる」というだけの事である。
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ところがここには重大な問題があった。 上の環境は、「Intel Macで、Flash Playerアプリが存在する」という時代のものだったのである。 新しいMacBookAirはApple Siliconになっていて、これだと「Flash PLayerアプリ」というものが存在しない。 Flashの位置付けが「時代の寵児」から「悪しき者」へと激変した結果なのだ。
そこでネットを調べてみると、2つの解決法が提示されていた。 まず「Riffle」というエミュレータがあり、これは簡単にゲット出来たのだが、Matrix.swfを指定して開こうとすると、以下のように「arm64.dylib」が未認定のために使えない、とメッセージが出てきた。
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これを構わず「Done」連打で続行すると、一見して以下のようにFlashが開いて、動作としてもマウス操作は正常に動いているように見えた。 ところが、肝心の「リアルタイム動作」と共に「サウンド」が出なくて、このFlashの持っている機能は実現できていないのだった。
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そこでもう1つの解決法、Flashが走るという「Elmedia Video Player」をダウンロードしてみた。 ところがこれも、そのままではMatrix.swfを認識せず、駄目だった。 ただしさらに検索してみると、Intel対応アプリをApple Silicon環境で走らせるための「Rosetta 2」というものがあり、さらに このページ に従って、ターミナルから「$ softwareupdate --install-rosetta --agree-to-license」と打ってみると、それだけで「Rosetta 2」をダウンロードしてインストールまで完了してしまった。
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そして「Elmedia Video Player」の情報の中の「Rosettaで開く」check boxを入れると上のように、見事にMatrix.swfが本来の機能で走ってくれた。 これは素晴らしい。 そのあたりの顛末を この動画 に記録してみたが、これでこの件は無事に決着した事になる。 Windowsの人については、たぶんAdobeあたりからFlash Playerがゲット出来るだろうという推測で、これにて、来年の京都精華大での新しい講義の中に、「 Matrix.swf を皆んなで体験する」というメニューが実現できることとなった。
2025年11月5日(水)
ほぼ毎日届くKickStarterからのカタログMLだが、今日のはちょっとソソラレてしまった。コンパクトに畳める机上スキャナで、アーム先端のカメラでA4サイズをきっちりスキャン出来るという 優れもの である。
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デモのアニメGIFの「スキャン作業」そのものは、昔からある高額な「プリンタのように自動読み込みするタイプのスキャナ」と違って旧態依然とした姿なのだが、コンパクトに畳んで持ち運びできて、価格がEarlyBirdで HK$770、約15,261円 というのは凄いことで、送料もなんと「Free Shipping - United States, European Union, Canada, Australia, United Kingdom, Japan」と無料なのだ。
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思わず「バックする」をクリックしかけたのだが、僕の部屋には昔からCanonの薄型A4スキャナがあって活躍中なので、この可搬型を嬉しそうに持ち歩く局面もなさそう・・・と気付いて、ググッと堪えた。 ムービーの最後にあった「A4サイズのカメラとしてフロジェクタにも繋げる」というのも、まぁ大抵は「紙原稿」でなく電子化されたドキュメントとなっているので、考えてみるとあまり用途は無いのだった。
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それよれも驚いた(納得した)のは、上の「人工知能(AI)が予測した25年後の人類の姿。腹部肥満や肌の老化など、現代人が今の生活習慣を続けた場合に現れるかもしれないさまざまな身体的変化を示している」という画像である。 こういうところに生成AIの役目があったのか、というのも細やかな発見である。 僕はこういう姿勢でスマホに没頭する日々ではないものの、色々と思い当たるような痛いところもある。 これはもう「他山の石」ではなく、「明日は我が身」と思っていかなければ。
そしてネット記事としては、 ChatGPTを使ったAI学習は「浅い理解」しか生まない:最新研究が解き明かす知の危機とは というものもあった。 まぁ、中身としては「当たり前田のクラッカー」なのだが、研究者が行った実験のプロセスは明瞭で、「(1)LLMグループ: ChatGPTのような大規模言語モデル(LLM)を使い、AIが生成した要約から情報を得る、(2)Web検索グループ: Googleのような従来の検索エンジンを使い、表示された複数のWebサイト(リンク)を自分で閲覧して情報を集める」という2群で行った。米国のポイ活アプリ「WeWard」は「今のように座りっぱなしの生活を続ければ、2050年の私たちはどうなるのか」というテーマでAIモデルを提示した。 このモデルは、世界保健機関(WHO)や米疾病対策センター(CDC)などの関連資料を収集し、それをChatGPTに入力して生成したものだ。 WeWardは、AIが予測した人物を「サム(Sam)」と名付け、「運動不足が身体の外見と健康に及ぼす影響を医学的に視覚化した結果」と説明した。 公開されたサムの姿は、長時間の座式生活で消費カロリーが少なく、新陳代謝が低下して腹に脂肪が蓄積し、腹部肥満になっている。長時間、前かがみの 姿勢でスマートフォンを使ってきたため、背中は丸まり、頭部が前方に傾き、いわゆる“猫背”の状態だ。目は充血している。 臀部や膝などの関節も硬くなり、血液循環が悪いため足首や足はパンパンにむくんでいる。また、座りっぱなしの生活による疲労や血行不良、栄養バランスの 乱れによって髪の毛は細くなり脱毛が起こり、血管の健康も悪化して肌のハリを失い、色素沈着が進んでいる様子だ。 WeWardは「WHOの調査によれば、青少年の80%が推奨される身体活動量を満たしていない」とし「食事の注文、会議、友人との会話まですべてソファの 上で済ませ、SNSでコンテンツを見る時間まで合わせると、私たちはほとんどの時間を画面の前で座って過ごしている」と指摘した。 さらに「身体活動の不足は、心臓病、脳卒中、糖尿病、がん、認知症の発症リスク増加などの健康問題と直接的に関係しており、睡眠、筋肉・骨の発達、 うつや不安に至るまで、日常生活の質に影響を与える」と強調した。 そして「今回のプロジェクトは、単に恐怖をあおるためのものではなく、現代人がいかに動かない生活をしているかを警告する試み」とし「もし動かなければ、 私たち全員が“サム”のようになってしまう」と警鐘を鳴らした。
その結果、「LLMグループの参加者は、Web検索グループに比べて、情報収集に費やす時間が大幅に短かった」という予想通りのものだったのだが、被験者のアンケートとして「LLMグループの参加者は、Web検索グループの参加者よりも『トピックについてあまり学べなかった』・『得られた知識に対する個人的な納得感や所有感が低い』と主観的に報告した」というところは、まず興味深い。
報告が面白いのはその後で、LLMグループが作成したアドバイスには、(1)内容が短い: 全体的な文字数が少なく情報量が乏しい、(2)事実の引用が少ない: 具体的なデータや根拠となる事実への言及が少ない、(3)内容が画一的: 他のLLMグループの参加者が書いたアドバイスと内容が酷似していて独創性に欠ける、という特徴があったという。 それだけでなく、このアドバイスを受け取った第三者グループの評価として、LLMグループによって書かれたアドバイスを、Web検索グループのものと比較して、「役に立たない」「情報量が少ない」「信頼できない」と明確に評価した、という部分が面白い。 つまり、能動的な「探求」 vs 受動的な「消費」という問題点が明確に出てきたわけである。 これを教育の場に関係する者はしっかりと認識すべきだろう。 僕が日頃、あれこれ検索する時に「AI検索」を使わずにWeb検索しているのは、正解だったのだ。2025年11月7日(金)
昨日は週一のルーティンのJoyJoyヒトカラ6時間で60曲を完走したのだが、ちょっと新しい展開があった。 その一つは、これまで6時間(15-21時)だったパターンを変更して、翌週の予約を「5時間」(14-19時)としたことで、まぁ、色々と身の丈を考慮したものである。 もう一つは、今回の6時間飲みっ放し歌いっ放しの最中「No Drug」だった、という画期的な事実である。 別にDrugと言っても怪しいものではないが、これまでいつも必ず、マルチビタミンとか葛根湯とか「のどぬーる」、そして必殺の「響声破笛丸料」などを途中で補充することで乗り切ってきた。 ところが、どうも昨日は調子が良さそう・・・という事で、長らく続けてきたヒトカラ歴史上、初めての事として最初から最後まで「No Drug」だったのだ。 これはかなりレアな事で、新しくプリントした このリスト の第1欄(以前とのカブりを気にせず好きな曲を入れる)ということでなかなか強めの60曲を押し通した回なので、完全に個人的体験であるものの、その感慨はひとしおである。上のようなニュースも流れてきたが、流石に「パスワードをLouvreにしていた」というのは、超一流のジョークだろう。 その代償はあまりにも大きかった。2025年10月19日にルーブル美術館で発生した盗難事件をきっかけに、美術館のセキュリティがずさんだった可能性があることが指摘されています。過去には 監視カメラのパスワードを「ルーブル(Louvre)」にしていたことがあるなど、特にITシステムの脆弱(ぜいじゃく)性は特筆に値するとのことです。 10月19日、ルーブル博物館に目出し帽をかぶった4人の強盗が侵入し、複数の美術品を盗み出しました。犯行時間がわずか10分未満と短いことから、周到に 計画されていた可能性や、美術館側の警備体制があまりにも脆弱だった可能性があることが指摘されています。 強盗事件の直後、フランス文化大臣のラシダ・ダティ氏は繰り返し「セキュリティ装置は故障していなかった」と主張しましたが、10日後にその口調は変わり、 「警報は作動した」と主張しつつも「確かにセキュリティ上の欠陥は存在した」と強調。そして「欠陥、過失、責任について徹底的に解明する」と述べ、セキュリティ 上の欠陥を監査し、修正するための最初の緊急措置を発表しました。 こうしたセキュリティ上の欠陥は、10年以上前から存在し続けていたことが、現地メディアのLiberationが確認した資料から明らかになりました。
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夕方からのロボット教室に出掛ける前には、ミドル教室の生徒にも「ロボプロ」という世界を見せようか・・・と思い付いて、リンクロボットの上に搭載した8×8マトリクスLEDに「芸」をさせつつ、プレステのリモコンで操縦するというversionに改訂してみた。 狭い部屋の半分くらいを使って、 記録動画 も撮ってみた。
上がそのArduinoスケッチである。 単に「LED芸」を改訂して、「リモコン操縦」と合体させただけだが、これでメインloopでは10msecのdelayしか無いように仕立てたので、さらに色々な処理を増設することが容易になった。 これがミドル教室の生徒にウケるのかどうか、荷物が増えて大変なのだが、今回は「電子工作」セットを持参する代わりにこれを持っていくことにした。#include <RPlib.h> #include <PS2X_lib.h> #include <Sprite.h> #include <Matrix.h> RPmotor mcl(MC2); RPmotor mcr(MC1); PS2X ps2x; Matrix myMatrix = Matrix(11, 13, 1); float ll, rr; int x,y,x1,y1,x2,y2,counter,mode; void setup(){ myMatrix.clear(); myMatrix.setBrightness(3); ps2x.config_gamepad(13, 11, 10, 12, true, true); x1=1; y1=6; x2=6; y2=1; counter=0; mode=2; } void loop(){ rx_controller(); matrix_led_display(); delay(10); } void rx_controller(){ ps2x.read_gamepad(); ll = ps2x.Analog(PSS_LY); rr = ps2x.Analog(PSS_RY); ll = constrain(ll, -127, 127); rr = constrain(rr, -127, 127); mcl.rotate(-2 * ll); mcr.rotate(2 * rr); } void matrix_led_display(){ if(++counter < 8) return; counter = 0; mode = ++mode % 3; switch(mode){ case 0: myMatrix.write(x1, y1, LOW); myMatrix.write(x2, y2, LOW); x=x2; y=y2; area_check(); x2=x; y2=y; myMatrix.write(x2, y2, HIGH); x=x1; y=y1; area_check(); x1=x; y1=y; myMatrix.write(x1, y1, HIGH); break; case 1: case 2: myMatrix.write(x1, y1, LOW); x=x1; y=y1; area_check(); x1=x; y1=y; myMatrix.write(x1, y1, HIGH); break; } } void area_check(){ if( x>0 && x<7 && y>0 && y<7 ) dice(0); else if( x==0 && y==0 ) dice(1); else if( x==7 && y==0 ) dice(2); else if( x==0 && y==7 ) dice(3); else if( x==7 && y==7 ) dice(4); else if( y==0 ) dice(5); else if( x==0 ) dice(6); else if( x==7 ) dice(7); else dice(8); } void dice(int z){ int i; switch(z){ case 0: i = random(4); if(i==0) x = x + 1; else if(i==1) x = x - 1; else if(i==2) y = y + 1; else y = y - 1; break; case 1: i = random(2); if(i==0) x = x + 1; else y = y + 1; break; case 2: i = random(2); if(i==0) x = x - 1; else y = y + 1; break; case 3: i = random(2); if(i==0) x = x + 1; else y = y - 1; break; case 4: i = random(2); if(i==0) x = x - 1; else if(i==1) y = y - 1; break; case 5: i = random(3); if(i==0) x = x + 1; else if(i==1) x = x - 1; else y = y + 1; break; case 6: i = random(3); if(i==0) y = y + 1; else if(i==1) y = y - 1; else x = x + 1; break; case 7: i = random(3); if(i==0) y = y + 1; else if(i==1) y = y - 1; else x = x - 1; break; case 8: i = random(3); if(i==0) x = x + 1; else if(i==1) x = x - 1; else y = y - 1; break; } }2025年11月8日(土)
この週末はロボット教室も無く、来週月曜にはリベンジ献血で浜松駅に行くぐらいの予定なので、サンプル教材ロボットの改訂とか週一routineのMartin弾きぐらいで緩く過ぎていく。 Amazonで仕入れて手元に置いて眺めていたブツに関して、次第にイメージが湧いてきたので、ぼちぼち何かを作り始めるかもしれない。
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ネットからは「富士吉田市で撮られた富士山」という上の写真が流れてきた。 僕のいる浜松からは、空気が澄んでいる時に11階の研究室から微かに見える富士山が限度だったので、こういうクリアなのは珍しい。 とりあえず以下のように、過去の 研究室ページ から「富士山」という写真を発掘して並べてみた。 ちなみに一部、 NIME2011(オスロ) からの帰途に上空から見た富士山とか、たまたま出張の新幹線から撮った富士山も混じっている。
SUAC開学の2000年から数年間は富士山が当たり前に見えていたので記録など残しておらず、上の先頭の写真は2007年4月だった。 しかし中国から「PM2.5」とか「黄砂」が来襲するようになり、どんどん見える頻度が低下して、2020年頃には冬季シーズン全期間で一度か二度、という感じになっていった。
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ロボット教室・ミドルクラスでは1回目で「ロープウェイ」のようなロボット(紐をピンと張ったところにぶら下がって移動)だったのだが、2回目に向けて大幅な改訂作業を行った。 今回の「肝」となるのは、ちょっと小学生には理解が難しい「重心」なのだが、実際に作ってみると、どうも左右に長く伸びた「脚」でバランスさせても、重心が微妙に支点(ロープ)と同じような高さのために安定しなかった。 そこでテキストに書かれていないが「脚」ブロックをさらに1本追加して、ようやく倒れない「やじろべえロボット」が完成した。 またまた狭い部屋の半分くらいを使って 記録動画 も撮ってみたが、これでだいぶ雑然とした僕の部屋が丸見えになってしまった。
2025年11月10日(月)
今日は 午前からバスに乗って浜松駅前に行き、(1)「みゅうず」で66回目の400cc献血、(2)ABCマートで靴の受け取り、(3)「坐・茶土家(ざ・ちゃっと)」でのいつもの「飲みランチ」、(4)JoyJoy駅前店で3時間ほどのヒトカラ、という予定を粛々とクリアした。 献血センター「みゅうず」では約1ヶ月前に行ったところ、 この日記のPart9 の「2025年9月26日(金)」のところに書いていたように、ヘモグロビン濃度が「12g/dl」ということで「献血NG」となっていたのだが、リベンジの今回は「15.1g/dl」ということで通常に戻っていて、問題なく献血できた。
そしてJoyJoy駅前店でのヒトカラでは「季節外れ特集」の選曲(春もの/夏もの)で冒頭からマル1時間、かなり「攻めた」曲を選んでちょっと喉が枯れてきたのだが、そこで投入した「響声破笛丸料」が予想外に効いて、その後2時間、全力で絶唱しきった。 これは最近の自分の体調(声帯)について、また一つ、新たな実感を獲得したという意味で、単なる打ち上げ以上の成果となった。 今週は、明日に耳鼻科[火]、明後日に内科[水]、そして新たな5時間ヒトカラ体制[木]、さらにロボット[金][土][日]、と実質的にはスカスカなのだが、予定的には埋まって過ごしていく感じである。2025年11月11日(火)
予定では今日は耳鼻科に行って、明日に内科に行くつもりだったが、考えてみれば朝イチで耳鼻科に行くとまだ薬局がopenしていないものの、その足でさらに内科に行けば薬局がopenしていて両方を一日で終えられる・・・と気付いて、そのようにした。 内科ではコレステロールの詳細な情報のために2日連続の血液検査となったが、僕は注射とか採血は全く気にならないので無問題である。
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過去には献血日から1ヶ月ほどして届いていたハガキだったのが、現在は翌日には献血の結果がスマホや「ラブラッド」で過去3回分まで見られる。 上のように今回の結果はこれまでで一番良好で、内科のコレステロール血液検査結果も、「総コレステロール=166mg/dL」・「善玉コレステロール=72mg/dL」・「悪玉コレステロール=75mg/dL」・「中性脂肪=95mg/dL」と、これまで出たことの無い良好な結果だった。
1項目だけ、「アルブミン」が規定外だったのだが、以下のようにギリギリ低いだけであり、それ程、心配は要らないらしい。 昨日も盛大に「飲み歌い」してきた事もあり(医師には言わなかったが(^_^;))、まぁ肝臓に負担がかかっていたのは自覚ありなのだ。
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これで明日に予定していた内科通院も無くなって、耳鼻科と内科からの常用処方薬も満タンになった。 手元には、Amazonで仕入れたブツがずっと置かれたままになっているのだが、まだアイデアが熟していないので、着手をググッと堪えた状態である。 いつものパターンだと、そのうち具体化のアイデアが「夢に出てくる」ので、それまで焦ることなく熟成を続けていこう。
2025年11月12日(水)
午前にちょっと買い物の運転手をしたりしていて、午後になってから気付いたのだが、今日と明日の2日間は、第3局(仁和寺)に続いてまたまた京都にて、竜王戦の第4局だった。 以下の巨大な「馬」にあるように会場は京都競馬場ということで、いつも素晴らしい「書」や「絵」が背景にあるのだが、来年の干支が関係しているのかどうか、この立派な「馬」というのも面白い。
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角換わりから藤井竜王が「右玉」という展開でじっくりと進んでいきそうで、明日のJoyJoyヒトカラ(パターン変更)は19時までなので、もしかすると帰宅直後に終局を見届けられるかもしれない。
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竜王戦は午後も両者の評価値が50%のまま、夕方までじりじりと推移していった。 途中で藤井竜王の右玉が初期位置の51に戻って、さらに両者の4枚の桂馬が全て上のように「桂馬繋がり」で繋がったり・・・と、競馬場対局らしく「馬」が主役で推移していった。 そして結局、AbemaTVで隣のチャンネルで並行していた麻雀LIVE中継の2件をCMの時間中に見たりしつつ、85手での封じ手まで見届けた。
2025年11月13日(木)
そして竜王戦第4局2日目の朝となった。 考えてみればここで勝つと、藤井竜王は単にタイトル保持というだけでなく、5期連続の「永世竜王」となり、それも渡辺九段の記録を抜いて最年少永世竜王という記録となるのだった。 AbemaTVの生中継を見てみると、なんと立会人の並びにレジェンド武豊騎手の姿もあった。
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そんな竜王戦を眺めつつ日々のroutineでネットニュースをチェックしていると、「まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散」というのが流れてきた。 最近では中国のロボットがその場でバク宙したり、ロボットらしからぬ人口筋肉/皮膚を纏ったり・・・というニュースが多かったが、遂にロシアも出てきたか、と身構えた。 なんせ中国もロシアも高齢化が著しく進んでいて、もはや介護の人材は絶対的に不足して、「ロボット介護」は必須となっているのだ。
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問題の動画はYoutubeでなくTwitterに上がっていたのだが、なんと このように 簡単に「MacX YouTube Downloader」で手元にゲット出来てしまった。 荘厳にロッキーのテーマで始まる動画は、二度見どころか三度見にも耐える内容であり、ウクライナ侵攻で色々と脆弱になっているロシアの科学技術/経済の現状を見事に示していた。 倒れたロボットをスタッフが舞台裏に引きずっていくのを別のスタッフが慌てて隠すカーテンが裏返っているところも含めて、たった40秒間でこれだけ笑わせてくれる動画というのは、ちょっと久しぶりだったかもしれない。 狙って作ろうもとして作り上げられない「演出」であり、これぞ「ライヴ記録動画」の醍醐味だろう。
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一方、ハイテク成長の著しい中国で、今年の1月に完成したばかりの巨大な「橋」(上の写真は建設中)が「竣工わずか10ヶ月」で壊れた・・・というニュースも流れてきた。 広大な谷間の両側の山と山を一直線に結ぶ「橋」で、上空に何も「吊り構造」が無い(大丈夫???)という驚くべき設計なのだが、これが このように 崩れてしまったのだという。 ちょっと日本では、「道路と脚部だけ」というこんな構造の「橋」は設計されないだろうという確信があるのだが。
佐々木勇気八段が僅かに優勢か・・・という状況で昼食休憩(12:30〜13:30)時間となったのだが、Abemaの画面はいつも豪食する佐々木八段が離席せずにずっと盤面を見つめ続ける、という異様な風景となった。 果たして昼食抜きで午後〜晩の終盤戦に向かうのか??という謎を残しつつ、これまでより1時間ほど早くJoyJoyに向かう時間が迫ってきて、いつものように後ろ髪を引かれつつの外出となりそうだ。 果たして帰宅まで対局が続くのかどうか、それは京都競馬場だけが知っている。2025年11月14日(金)
昨日は今シーズン初めて「冬うた」・「雪うた」を解禁する日となり、JoyJoyヒトカラ(新パターン:14-19時)で5時間で52曲を完走した。 これまでの6時間(15-21時)では、後半の2時間が夜の「アルコール類フリー」で時間単価が高くなるのに対して、新パターンでは昼間価格帯(ノンアルのドリンクバーだけ)で、さらに5時間フリータイム(満員退出ナシ)も適用されて、費用はなんと半額以下となる事が判明した。 JoyJoyには申し訳ないが、今後はこのパターンで歌唱密度を上げていく方針である。
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竜王戦第4局(佐々木八段は昼食を摂らず指していた)は、帰宅すると既に「感想戦」となっていたのだが、改めて棋譜を見てみるとなかなかの熱戦だった。 いつも翌朝には出ている「ひふみんEYE」が無かったので、ちょっとひふみんの体調が心配である。 今日は朝のテレビニュースから「藤井永世3冠」とのことで盛り上がっていた。 藤井6冠といっても現在のところ、「永世竜王(5期)」・「永世王位(6期)」・「永世棋聖(6期)」に加えて「名人3期」・「棋王3期」・「王将4期」継続中であり、さらに現在はタイトルから外れているものの「叡王3期」・「王座2期」のカウントがあるのだ。
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僕の日記シリーズに「藤井」の名前が出てきたのは、調べてみると2017年8月からの 続・Max7日記(1) に遡る。 ここに発掘してきた3枚の写真(藤井聡太6段と師匠の杉本昌隆7段との初めての公式戦対局・千日手指し直し)は、 続・Max7日記(4) の「2018年3月9日(金)」のところにあった。 公式記録 によれば、2016年12月24日に加藤一二三九段に勝利してから公式戦連勝記録が始まり、2017年6月26日に増田康宏四段に勝って「29連勝」という記録を樹立した。 そして2017年7月2日にこの連勝記録を止めたのが、昨日の竜王戦で対局した佐々木勇気八段(当時は五段)だったのも因縁深い。
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このような前人未到の壮大な記録が現在進行形でさらに積み重ねられているものの、そこからまだ10年も経っていないのだ。 こういう記録と同時代に生きて、それも2011年4月の 将棋名人戦・永世名人vs永世名人 の時のように実際に会場に行かなくても、AbemaTVでライヴ観戦できる、というのは「幸せ」の一言しかないのだ。
僕は経済や政治のことは詳しくないので、自分の手で真実を求めて検索するしかない。 たまたま、YAHOOから「集英社オンライン」の「投資の神様・バフェットが株を大量売却し市場騒然「これから日本は本当の地獄に向かう」世界的投資家がみる「株価大暴落の日」」という記事を見る機会があったので、「見出し」だけ上に列記しておくことにした。 冷静に読んでみるとなかなか怖いことを言っているのだが、説得力は十分にあり、真実かどうかは、これから歴史が証明することになるのだろう。 ここにきちんと反論する「経済」「政治」の専門家が出てきて欲しいものだ。
- 世界で最も強烈に「買わない」という意思を示すバフェット
- 家計の苦しみの上に成り立つ税収を成功と誤認した日本政府
- 金利は、政策の忖度によって「見なかったこと」にされている
- 天井で売りつけ、底で拾う海外マネー
- いま必要なのは祝祭の延長ではなく、覚悟の家計簿
- 本当の地獄と本当の祝祭が交錯する
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今日は晩にロボット教室に出掛ける予定しかないので、上のように、新MacBookAir(MacOS 15.7.1)にProcessingを入れてみた。 最新のProcessingはVersion4.4.10となっていたが、適当にサンプルスケッチを呼び出すと、ちゃんとライヴ・グラフィクスが走ってくれた。 ウインドウの外見(色)などが変わっていたものの、まぁProcessingのIDEはArduinoと似たようなものなので、操作性は変わっておらず安心した。
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そこで調子に乗って上のように、新MacBookAirにSuperColliderも入れてみた。 最新のSuperColliderはVersion3.14.10となっていたが、過去の SuperCollider日記(1) からサンプルスケッチを呼び出すと(「選んで+コマンド+リターン」で鳴る、「コマンド+ピリオド」で鳴り止む、というのを10秒ほどで思い出した)、ちゃんとサウンドが鳴ってくれた。
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ちなみに現状の「お仕事Mac mini」では上のように、ProcessingはVersion3.5.4であり、SuperColliderはVersion3.9.3ということだったが、まぁとりあえず両者の環境に大きなスキップは無かったので、今後もプログラミングは同じように進められそうだ。
午後には「双子の男女の赤ちゃんをシングルマザーが15年間にわたって同じ場所で撮影」という こんな 素敵な動画も流れてきて、思わずゲットしてしまった。 背景の風景が15年間、ちっとも変化していないところが最高なのだった。2025年11月15日(土)
昨日のロボット教室でアドバンス[3]回目をやったものの、明日の教室ではアドバンス[4]回目をやるという事で、今日の午前中には慌てて「A3→A4」サンプル教材改訂作業を行うことになった。 実は[3]回目のロボットは、木琴を移動しながら叩くものなので、移動距離の誤差は光センサで抑えられるものの、移動時間のために「音楽の長さ」は移動の遅延で確保できずに、durationはボロボロになるという欠点があった。 [4]回目のテーマは「複数のロボットで輪唱」ということで、ダサいのだが「かえるのうた」のメロディーを全曲、演奏させることになるため、モーターを全て外して移動しない「孤立ロボット」をオリジナルデザインする、という方向に進めることにした。 モーター移動のループが無ければ、「かえるのうた」全曲のデータに2種の「PWM-LED」オプションを点灯させても、マイコンにプログラム転送できるサイズ(1024bytes以内)である事も確認した。 上手くいけば、僕のロボットと生徒(今回は振替が多くてたぶん2人)のロボットの計3台での「輪唱」を実現できるかもしれない。2025年11月16日(日)
朝イチでAmazonから届いていたメイルは、ちょうど1ヶ月前、10月15日に予約注文していた以下のブツなのだが、これがなんと「注文時の価格から¥491安くなりましたのでお知らせいたします」とのことだった。 今日はロボット教室(ミドル+アドバンス)に出掛ける予定なのだが、上手く進展すれば、帰宅するとガスメーター(配送指定先)にこれが届いていることになった。 Amazonも、ちゃんとやる時にはやるのだなぁ。
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帰宅すると上のブツは届いていたのだが、家庭宛のレポートを出すまでは触れないので、実際には明日になったら遊ぶことにした。 そんな今日のロボット教室の午前には、ミドルの3人がなんとか「やじろべえロボット」を時間内に完成させる事が出来た。 メロディーを奏でるマイコンのプログラミングまでは到達できなかったものの、皆んな、よく頑張った。
ところが午後のアドバンスは、振替のため2人だと思っていたところ、朝の出掛ける直前に家族から「体調不良のため本日欠席→振替」というメイルが届いて、珍しく「たった1人」となる事が確定した。 3人いれば輪唱になるが、2人ではちょっと寂しい。 そこで、 この動画 のシステムを急遽、会場に持参して、作っていたロボットのプログラムを書き込んで、会場のパーツを適当に組み立てて「もう1台」を臨時に制作した。
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そして生徒はホワイトボードに僕が書いた長大な「楽譜」プログラムを打ち込んで、そのマイコンブロックを使って「自由にロボットにしよう」という特別テーマで制作してもらった。 その結果、上のように、僕のロボットと臨時組み立てロボットと生徒のロボットでの3体による「輪唱」が成立することになった。 現場で2回、一発撮りしたのが この動画 と この動画 である。 まぁまぁ、特殊なケースとなったのだが、この生徒には持参したロボプロRP1の リンクロボット も特別に操縦してもらったりして、「特別な日」を無事に乗り切ることが出来た。
2025年11月17日(月)
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上のように、「矜持」という言葉の重みを久しぶりに感じるニュースが届いた。 「台湾は独立した主権国家、中国は台湾を統治したことがなく、中国は口出しする権利ない」 。 なんという明確で真摯な言葉だろう。 素晴らしい。
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「天気が良ければ台湾が見える」という、与那国島の西崎灯台に行ったのは、2012年の 13回目の沖縄 の時だったが、この時には見えなかった。
僕が最初に台湾の地を踏んだのは、2005年のバンクーバーでの NIME2005 の時に、珍しく チャイナエアラインの台北経由のフライトとなり、往路と復路で以下のように綺麗な台北空港で乗り継いだ。
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そして何より2007年3月には、 2007台湾ツアー として6日間、国際会議の基調講演や特別講演、コンサートでの公演とフルに「台湾」を行き来した。 僕を招待してずっと同行してくれた Shing-kwei Tzeng教授 はもう天国にいるのだが、教授の台湾愛も素晴らしいものだった。 また機会があれば台湾にも行ってみたいものである。
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昨日のロボット教室では、また生徒のスライドスイッチが「断線故障」となったために、教室のスライドスイッチを貸し出して、親御さんには「新しいスイッチを注文して下さい」とメイルした。 故障となったスイッチを僕はこのように ★ ★ ★ 簡単に修理できるのだが、ロボット教室の方針として「故障の場合には買い直し」というルールがあるので、僕の手元には故障品として引き取ったスイッチやモーターなどが修理された完動品としてどんどん増えている。 今回は写真は同じなので撮らず、スライドスイッチの「断線故障→修理」の ビフォアー と アフター の動画を撮ってみた。
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そして午後には、届いたばかりのTAMIYAのリモコン走行ロボットを作ってみた。 制作はとても容易なのだが、どうもマニュアルにはバグがあって、「リコモンを逆さまに持つ」という対応でないと、全ての操作が反対だった。 左右のモーターの配線の部分の間違いなのだが、まぁ誰でもこれは簡単に見破って修正できるだろう。 アタッチメントを付け替えると、そこそこの坂道とか障害物を乗り越えるようで、せっかくなので こんな動画 も撮ってみた。 まぁ、ロボット教室の生徒にとっては、駆動部分もリモコンもマイコンのプログラムも全て「メーカお任せ」なので(自分で改造できない)、ちょっと物足りない感じだろう。
2025年11月18日(火)
今日も今日とて、KickStarterの新製品広告MLが届くが、けっこう以前に来たものとの重複もあって、なかなかここに取り上げるものは出てこない。 最近の傾向として、「Made in Japan」というのが増えてきていて、ベンチャー以下の「工房」的なプロジェクトが進出しているようだ。 Cycling'74からは「12月1日までのキャンペーンでMax9+RNBOがお安いでっせ!」というのも届いた。
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そして今日はフト思い付いて、 こんな動画 を撮ってみた。 defaultでgoogleのアカウントだけは残しているものの、他は「履歴をクリア」(キャッシュもクリア)した状態で、ブラウザFireFoxを強制終了してから再起動して、YAHOOとか5ちゃんに行った時に、アクセスの裏でcookieとかキャッシュが増殖している様子である。
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なお、僕の環境は上のようなものでかなり古風であるが、メカニズムとしては最近でもこんなものだろう。 5ちゃんからあちこち「裏路地」に立ち寄ると、このcookieは謎のアドレスのものがズラズラと数十個も並んでいて、こっそり裏でそんな事がされているのか・・・と、ちょっと慄然とするのだ。
2025年11月19日(水)
病院でも薬局でも「マイナ保険証」は活躍している・・・と思っていたのだが、なんと 「マイナ保険証」で年収がバレる!? というニュースが届いた。 この情報の信憑性は、けっこう下世話なニュースが並ぶ ここ の信憑性に依存する。
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僕は自分の収入については全く知らない(1985年に結婚して以来ずっと、給与明細は開けずに奥さんに渡してきたので年収も不明、SUAC退職金も知らない)が、たしかまだ年金を受け取っていない「無職」なので、ロボット教室のバイト程度ではカテゴリ「エ」かもしれないし、奥さんのパートも合わせると何とか「ウ」かもしれない。 それにしても、病院はともかく街の処方薬局の人にまで自分の収入モロバレというのは、ちょっと気持ち悪い気もする。
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ネットニュースからは こんな動画 と共に、<観光名所「天国への階段」で自動車メーカー「奇瑞汽車」が起こした大事故にSNS騒然。7年前に同じスタントを行った英メーカーとの残酷な対比も> という以下のような情報も流れてきた。
ただしこれは、EVという「重くてパワー少ない」車と、ランドローバーのエンジン車との比較、というちょっと「無理ゲー」だったような気がする。 EVというのはスポーツ用途(速度やパワー)の対極にあるものなので、この企画そのものに無理があったと言うべきだろう。 「天国への階段」などというのは、簡単に触れてはイケナイのである。 僕は将棋を指さずにネット/TVで観戦するだけの「観る将」なのだが、AbemaTVの無料中継では、途中にCMが入るので、その時間は隣の「麻雀チャンネル」に行くことが多い。 そして僕は麻雀を打たずにネット中継/記録動画で「観る雀」なのだが、その中でも面白いと思うのは「役満」の瞬間を記録した動画である。 結果が分かっているとしても、ライブ中継をしていた時の司会者と解説者の叫びは臨場感を煽るのだ。 今日の午後にはそんな「役満集」をちょっと楽しんだついでに、今後のちらほら鑑賞に向けて上のような役満記録のリンク集も置いてみた。中国を代表する自動車メーカー「奇瑞汽車(Chery Automobile)」が、湖南省・張家界にある天門山国家森林公園での宣伝スタントが失敗に終わったことを受けて謝罪した。 同社は11月12日、新型SUV「風雲X3L(Fengyun X3L)」のプロモーション動画を撮影中に予期せぬ事態に直面した。 プロモーションでは、風雲X3Lが天門山の象徴である「天門洞」へと続く999段の階段を駆け上がる姿を撮影する予定だった。天門山のこの石段は「天国への階段」とも呼ばれ、 2018年には英ランドローバーの「レンジローバースポーツ(Range Rover Sport)」が、PRで同様のスタントを行った。 しかし今回は、まったく異なる結末となった。 2018年にレンジローバースポーツが傾斜60度超とされる石段を見事に登り切ったのに対し、風雲X3Lは途中で勢いを失い、ついには後方へと転落した。 映像には、斜面を転落した黄色の風雲X3Lが保護用ガードレールに衝突する様子が映っている。観光名所の一部を破壊した衝撃の瞬間に、現場にいた見物客は驚いている。2025年11月21日(金)
昨日のJoyJoyヒトカラでは、2度目となる「No Drug」で5時間51曲を完走した。 Totalとして飲む酒量もやや減って、費用は半分になって、中身がこう充実すれば、これは今後も基本ペースとなりそうだ。
今日は晩にロボット教室の日なのだが、なんと朝から「インターネットが繋がらない」という状態がずっと続いた。 僕は自宅に「浜松ケーブルテレビ ウィンディ 光回線」を契約しているのだが、これがトラブルで途絶するのは2度目である。 電話しても「障害の復旧に努めています」との自動音声だけで、結局、数時間も途絶していて、午後13時過ぎになってようやく復旧した。
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自宅で飛んでいるWiFiは掴めるものの、インターネットに繋がれていないので、上のような障害情報を見ることも出来ないのだ。 スマホで(WiFiでなく)Gmailだけ接続して、緊急性の高いメイルが届いていない事だけは確認していたので、午前中はオフラインの作業などをずっと続けることになった。 まぁ、地方のごく限られた地域のインターネットサービスなので、途絶しても騒ぎになる事もないのだろうが、午前9時を過ぎると電話が繋がらなくなってきたので、使っている企業から「どうしたんだ??」という電話が殺到した模様である。 インフラは空気のように「繋がっていてナンボ」の世界なので、このようなトラブルが肝心な時に起きないことを祈るしかない。
ちなみに、僕のドメイン[nagasm.org]にtracerouteとpingをかけたところ、上のようになって、ちゃんと「catv.winde.jp」を経由していた。 かつてはアメリカ西海岸にサーバの実体があったのだが、最近は神奈川県あたりにサーバの実体がある筈で、まぁ使っていると違いはわからないのだった。traceroute to nagasm.org (157.7.245.215), 64 hops max, 72 byte packets 1 192.168.11.1 (192.168.11.1) 2.853 ms 2.313 ms 1.987 ms 2 100.68.0.3 (100.68.0.3) 3.247 ms 2.276 ms 2.194 ms 3 10.212.254.122 (10.212.254.122) 2.366 ms 2.151 ms 2.021 ms 4 10.212.254.106 (10.212.254.106) 3.416 ms 2.382 ms 2.089 ms 5 * 219-100-244-73.catv.winde.jp (219.100.244.73) 2.938 ms 2.653 ms 6 219-100-244-66.catv.winde.jp (219.100.244.66) 1.852 ms 2.357 ms 2.081 ms 7 210.171.224.65 (210.171.224.65) 7.328 ms 8.331 ms 7.289 ms 8 * * * 9 * * * 10 157.7.173.66 (157.7.173.66) 8.061 ms 7.262 ms 7.275 ms 11 nagasm.org (157.7.245.215) 7.664 ms 7.513 ms 7.482 ms PING nagasm.org (157.7.245.215): 56 data bytes 64 bytes from 157.7.245.215: icmp_seq=0 ttl=53 time=7.551 ms 64 bytes from 157.7.245.215: icmp_seq=1 ttl=53 time=7.594 ms 64 bytes from 157.7.245.215: icmp_seq=2 ttl=53 time=8.409 ms 64 bytes from 157.7.245.215: icmp_seq=3 ttl=53 time=8.371 ms 64 bytes from 157.7.245.215: icmp_seq=4 ttl=53 time=8.942 ms 64 bytes from 157.7.245.215: icmp_seq=5 ttl=53 time=8.757 ms 64 bytes from 157.7.245.215: icmp_seq=6 ttl=53 time=8.057 ms 64 bytes from 157.7.245.215: icmp_seq=7 ttl=53 time=8.673 ms 64 bytes from 157.7.245.215: icmp_seq=8 ttl=53 time=7.678 ms 64 bytes from 157.7.245.215: icmp_seq=9 ttl=53 time=8.287 ms --- nagasm.org ping statistics --- 10 packets transmitted, 10 packets received, 0.0% packet loss round-trip min/avg/max/stddev = 7.551/8.232/8.942/0.473 ms
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ネットニュースによれば、上のような画像が中国軍の広報SNSに上げられたらしいが、どうも生成AIの使い方としてはイマイチだ、という意見がネット上には多かったようである。 こういうのを出すと、5ちゃんとかあちこちでこの画像をおちょくり改変した「ネタ画像の大喜利」大会に発展するのではないかと思われるが、ちょっと様子見してみよう。
・・・と思っていたら、さっそく5ちゃんでは生成AIの大喜利が始まっていた。 とりあえずいくつか、以下に並べてみた。
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こういうネタを投入してくれるところが、流石の中国軍である。 大喜利大会の顛末は、そのうちどこかに「まとめサイト」が出来てくると思われるので、これぐらいにしておこう。 それにしても、かつてはこの手の大喜利大会では「絵師」が活躍したのだが、もはや誰でも生成AIで簡単に作れる状況になってしまった。
2025年11月22日(土)
通常だと毎週金曜日にはロボット教室があるのだが、昨日から次回まで、会場の都合でぽっかり2週間もの空白がある、という珍しい期間となった。 手元には「何かを作るパーツ」を置いたままなのだが、まだアイデアは熟成されていない。 来月のテキストを眺めてみると、12-1月のアドバンスの教材がちょっとタイトルだけ「思わせぶり」なのだが、実態はなかなかトリッキーなもので、これは同時進行というよりも、一旦、最終形まで作り上げてしまいたい・・・という衝動にかられたので、着手するかもしれない。
今日は当初予定では「七五三」だったのだが、主役の孫が発熱ということで何もない連休3日間となった。 このところ進めていた某作業をまとめるぐらいで、あとはのんびり過ごすことになりそうだ。2025年11月23日(日)
久しぶりにKickStarterのカタログMLから「おぉぉっ!?」と思わせる ブツ の情報が届いた。 壁に蜘蛛などを発見した時に、これを戸外に出すための算段では結構、苦労するのだが、このブツはその解決法であり、電気など使っていない。
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我が家のマンション(3階建ての3階)の周りはちょっとした「森」なので、そこから無害な益虫であるものの巨大な蜘蛛(アシダカグモ)がときどき3階の部屋まで侵入するのだ。 ただしこのブツは日本円で5000円ちょっと、という事でボタンをクリックするのは踏みとどまった。 これがダイソーとかで1000円台で出て来れば、迷わず購入する気がするのだが。
いつも日曜日の午後のテレビというのはスポーツ系の番組が多い。 ただし僕は基本的に、その時間帯にはテレビに没頭しない(CMタイムという奴が嫌いなので)生活を続けてきた。 ところで今日は上のように、各局でスポーツの見どころがギュッと凝縮されている事が判明した。 それも大相撲は、両横綱と安青錦の3人が3敗で並んで、安青錦が勝てば(両横綱の勝者との)優勝決定戦が確実に「ある」・・・という状況で、これだけは見ないと・・・と思っていた。
- 11:50〜14:54 TBS クイーンズ駅伝2025
- 13:55〜16:30 テレ朝 フィギュアグランプリシリーズ2025
- 14:00〜16:00 Eテレ ラグビー早慶戦
- 15:00〜16:00 フジ 競馬マイルチャンピオンシップ
- 15:00〜16:25 日テレ ゴルフ エリエールレディースオープン最終日
- 15:00〜16:54 TBS ゴルフ ダンロップフェニックス最終日
- 15:05〜18:00 NHK 大相撲九州場所千秋楽
- 19:00〜20:54 フジ 鬼レンチャン・男子400m走サバイバル
ところがお昼のニュースに「横綱・大の里が休場」というのが流れてきて、一気に大相撲への期待が低下した。 そこで、逆に、今日は夕方まで奥さんはパートに出ていて不在ということもあって、テレビのあるリビングにMacBookAirを持ち込み、CM時間帯は他局にザッピングしつつ、合間の時間(ゴルフや競馬はこれが多い)にはYouTubeの「役満特集」を待機させておいて、自室でなく「日曜午後をずっとリビングで過ごしてテレビ漬け」、という稀な一日にする事にした。 まぁ、たまにはこういう日もいいだろう。2025年11月24日(月)
たまたまテレビの録画で「美ら海水族館」というのを観たのだが、そこで思い付いたのが、僕のサイトの 「美術館」・「博物館」などの記録 のページに「美ら海水族館」を載せていたかな?? という不確かな記憶だった。 そして調べてみると案の定、載せていなかった。
そこで 「沖縄行き」の記録 のページで「美ら海水族館」と検索すると、どうも過去3回、行っていると判明した。 そしてブラウザの「ページのソースを表示」とかテキストエディタ(JeditX)の編集機能などを駆使して、ものの10分もせずに 美ら海水族館 (2009) のページと 美ら海水族館 (2017) のページと 美ら海水族館 (2018) のページの増設作業を完了してしまった。
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せっかくなので、それぞれ同行した学生たちの写真を並べてみたが、もうなかなか沖縄も行けないなぁ・・・とちょっと淋しくなった。
午後には、大阪万博2025で このように ご一緒していた東野珠実さんからメイルが届いた。 来月初旬にIRCAMでレクチャー(トーク)をするのだが、「笙ブレスセンサ」IBUKIを機内持込み手荷物で持っていけるか? との質問だった。 そこで、僕はずっといつも怪しいブツを機内持ち込みしているのでOKですよ、と回答しておいた。 セキュリティチェックの透視装置はしっかりしているので、何か聞かれても「楽器です」で大丈夫なのだ。2025年11月25日(火)
「レゲエ界の大御所、ジミー・クリフさん死去 81歳」というニュースが流れてきた。 さっそく検索して、 Many Rivers to Cross のライヴ動画を発見して、味わいつつ視聴して手元にも保存した。 20年前のライヴ(61歳)映像ということになるが、実に素晴らしい。
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僕は大学に入ってスグ、3月末の身体検査から4月上旬の入学式までの期間に、確か7つのサークルに入っていた。 「バロック(リコーダー)音楽サークル"いびつな真珠"」・「11月祭(京大の学園祭)事務局」・「生協組織部」・「現代数学研究会」の4つは1ヶ月もしないうちに辞めて、残ったのは「京大合唱団」と「フォークサークル」と「京大軽音」との3つだけになった。 京大軽音では1回生だけのバンド"軟性下疳"でドラム/コーラスを担当していたが、写真も録音もなく夏までに解散して、軽音での活動は冬眠状態に入った。
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残ったうちの一つ、京大フォークサークル"ZET'S"が6月あたりに開催した、我々新入生を歓迎(勧誘)する「京文コンサート」で、僕はトップバッターの3人グループ"WINCLE"の1人として、さらにトリの"JALLA"のメンバーとしてステージに乗っていて、この曲"Many Rivers to Cross"のドラムを叩きながらコーラス(一番上)を担当していた。 "JALLA"の写真は残っていなかったが、上は"WINCLE"の写真(左から4回生、3回生、1回生)、この3人はそのまま"JALLA"のメンバーでもあり、4回生がキーボード、3回生がギター/バンマスを担当した。 ちなみにサウンドだけだが、"WINCLE"と"JALLA"のライヴ録音が ここ の上半分にある。
その後、1回生の夏休みの時期に京大合唱団の合宿(1週間)と"ZET'S"の合宿の日程がカチ合うという二択の葛藤の末に、初めての合唱曲作曲などでハマッてきていた京大合唱団を取り、"ZET'S"を「退部」した。
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そこから約2年間の僕は、完全に合唱だけの人となった。 このあたりの写真を発掘したページが 「古き写真」シリーズ(音楽活動編) にある。
京大合唱団の演奏会のPOPSステージではギターを弾いたりドラムを叩いたりしつつ、指揮者をして、さらにおよそ100曲の 合唱曲 を作曲した。 上の写真は3回生、京大合唱団(混声・女声・男声で活動)で「男声指揮者」をしていた時に、京都会館に東北大と九州大を招いて3団で行ったジョイントコンサートの合同演奏で指揮をしている様子である。 翌年4回生の春には、京都合唱祭の「大学部会」演奏で、市内のいくつもの大学合唱団の合同演奏(400人)の指揮者を依頼されて、限られた練習で本番まで乗り切った。
そして京大合唱団定期演奏会を男声指揮者として終えた3回生の冬あたりから、フォークサークル"ZET'S"のバンド"JALLA"でベースを弾いていたわたなべひろゆき氏(ずっと軽音と"ZET'S"の二刀流を継続)と再び繋がって、京大軽音でのバンドを再開して、そこから卒業までは、「合唱団と軽音」という二刀流で過ごした。
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ひろゆき氏がバンマスを務めた軽音のバンド"Dancin' Bomb"は、京都市内のライヴハウスなどにも出演したが、我々が出演するとそのライヴハウスが潰れる・・・というプチジンクス(2件)も生んだ。 ここの写真は、僕が4回生の夏ころに、銀閣寺のライヴハウス「サーカス&サーカス」でのライヴの模様である。 2回生のツインボーカル(カメ&ヤマ)、ベースは3回生のホースケ、ドラム/コーラスは4回生の僕、さらに写っていない隅でピアノを弾いていたのは、3年前に軽音バンド"軟性下疳"で一緒だった4回生イシグマくん、ギター/コーラスは5回生のバンマスひろゆき、さらにゲストとして軽音レジェンド7回生のスガ氏まで加わった大所帯だった。
ちなみにサウンドだけだが、ライヴ録音が ここ の下半分にある。
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そして注目すべきは、京大フォークサークル"ZET'S"のバンド"JALLA"の演奏曲と、京大軽音"Dancin' Bomb"の演奏曲とで、唯一、 Many Rivers to Cross だけが共通に重複しているのだった。 これは、R&Bやレゲエにハマッていたバンマスひろゆき氏の嗜好が大きく影響しているのだが、僕はなんとマル3年のインターバルを経た2つのステージで同じこの曲のドラムを叩きつつコーラス(一番上)をしていたのだった。 (関連情報 ★ ★ )
それだけに思い入れが深い曲であり、ジミー・クリフの「魂」も受け継いでいるつもりなのだ。 「レゲエのジミー・クリフ」ではあるが、この曲"Many Rivers to Cross"演奏の「肝」はR&Bテイストの「タメ」にあり、僕のドラムのスネアも3年積み上げた音楽経験とバンマスひろゆきに鍛えられて、タメにタメていた。
合掌。
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午後には、今週はロボット教室が何もない事もあって、来月のミドルクラスの「チクタクロック」サンプル教材を作り上げてしまった。 ただし、これまでロボット教室では基本的に、「テキストそのまま」を製作してサンプルとして生徒に提示してきたのだが、今回はテキストを読んでみると、ちょっと不満が残ってしまった。
ミドルは1テーマを2回/月で完了するのだが、1回目テキストは全体の造形と「モーターでゆっくり針を回す」内容で終わっていた。 そして2回目には、(1)マイコンとブザーでモーターを間歇動作させて音も鳴らす、(2)モーターを外してしまい、重り(プーリーの軸に糸を巻き付け)によって針を駆動し、自由運動の振り子を増設する、(3)モーターを外した駆動ギアに「 脱進機構 」を付けて振り子を往復させる、というアンバランスに盛り沢山の内容となっていた。
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これまで(約1年半)の講師経験からすると、2回目のテキスト内容(1)(2)(3)を全て実現することは、時間的にも生徒の力量/負担からもちょっと困難である。 一部内容のスキップ(前回の「やじろべえロボ」ではモーターで動くまでで、テキスト後半の「マイコン搭載で声でスタートしたりメロディーを鳴らしたり」の部分は未達だった)となりそうな予感がする。 しかし最後の脱進機構だけは、このところ何度か登場してきた「ラチェット機構」の発展系として教育的意義が大きい(針を回転させるエネルギー源としてモーターと重力の2種類がある、という意図も重要ではある)。 作戦としては、どうせモーターを外すので(1)をスキップしてまず (2)へ、そして必ず(3)へと進める方がよさそうだ。
そこで今回初めて、僕が作って持参する「サンプル」としてテキストを逸脱して、最終形の「モーターとブザーとLEDを間歇動作させて、針の回転と振り子の往復を同時に駆動する」というものに仕立て上げたのである。 生徒にとっては「そのまま真似する」サンプルにならないが、全体としては今回のテーマは製作が容易なので、少なくとも僕の担当クラスではこれもアリ、という判断である。
せっかくなので記録した YouTube動画 のように、ぐるっと一周してみたが、新たなモーターの位置はテキストに無い下部の内側に隠れていて、そこから柱沿いに上まで駆動ギアが連なっているのが、作った当人としても気に入った。2025年11月26日(水)
今日のネットニュースで届いたのは、「AI Goes Legit」というタイトルの、 AIが合法化された というものだった。 サブタイトルは「AI音楽界の重鎮Sunoが訴訟和解後、ワーナーミュージックグループと提携」とのことで、概要としては「3大レーベルのうち1つがAI音楽との戦いを正式に終了した。ワーナーミュージックグループは代わりに、最大のAI音楽プラットフォームであるSunoと提携する」とのことだった。 これはかなり大ニュースなので、原文をコメント内に隠しつつGoogle翻訳に大活躍してもらって、大部分を日本語化して置いておこう。これに対応して世界の各社が、あるいは日本のあちこちがどう反応するか、ちょっと「見もの」である ( ←「みもの」・「見物」では意味が伝わり難い? )。 ここは注目していきたい。世界最大級のレコードレーベルがAIを採用しつつあることを示す最も強力な兆候として、大手AI音楽プラットフォームのSunoは火曜日、Sunoのトレーニングデータに おける同グループの楽曲の使用をめぐるワーナー・ミュージック・グループとの訴訟を和解し、SunoとWMGが「次世代のライセンスAI音楽」で提携すると発表した。 「Sunoとのこの画期的な契約は、クリエイティブコミュニティにとっての勝利であり、すべての人に利益をもたらします」と、ワーナー・ミュージック・グループのCEOは声明で 述べています。「Sunoはユーザー数と収益化の両面で急速に成長しており、私たちはこの機会を捉えて収益を拡大し、新たなファン体験を提供するモデルを構築しました。 AIは、ライセンスモデルへのコミットメント、プラットフォーム内外における音楽の価値の反映、そしてアーティストやソングライターに対し、AIによる新作楽曲における氏名、 画像、肖像、声、楽曲の使用に関するオプトインの提供という、私たちの原則を遵守することで、プロアーティストとなるのです。」この契約は、Sunoが先週発表した 2億5000万ドルの資金調達ラウンドに続くものです。 2024年6月、ワーナー・ミュージック・グループはユニバーサル・ミュージック・グループとソニー・ミュージックエンタテインメントに加わり、Sunoとそのはるかに小規模な ライバル企業であるUdioの両社を相手取り訴訟を起こし、AI企業による大規模な著作権侵害を訴えました。レーベル側は、両プラットフォームが膨大な著作権保護された 録音データを許可なく使用してモデルを学習させていたと主張しました。AI企業はこれをフェアユースとして擁護しました。ユニバーサル・ミュージック・グループは10月 下旬にUdioと和解し、それに続きワーナー・ミュージック・グループも先週Udioと和解しました。 伝説的なアーティスト・マネージャー、アーヴィング・アゾフ氏が設立した非営利団体「ミュージック・アーティスト・コーリション」は、AIとの最近の一連の契約を慎重に歓迎 する一方で、その条件について鋭い疑問を投げかけている。「誰もが『パートナーシップ』について語る一方で、アーティストは結局、わずかな利益しか得られないという 状況は、これまでにも見てきました」と、アゾフ氏は先月のユニバーサルとオーディオの和解後の声明で述べた。「アーティストはクリエイティブ・コントロール、公正な報酬、 そして自身のカタログに基づいて行われる契約の透明性を確保しなければなりません」。(契約に関するローリングストーン誌のコメント要請にすぐには応じなかった) UdioとUniversalの契約により、ユーザーはプラットフォームから作品をダウンロードできなくなり、ユーザーから激しい抗議が起こりました。しかし、SunoはWMGとより 有利な条件で合意しました。有料ユーザーは引き続きダウンロードできますが、月間制限は後日発表されます。(パワーユーザー向けのSuno Studioは引き続き無制限 ダウンロードが可能です。)「Sunoで作成した曲をダウンロードできることはSunoコミュニティにとって非常に重要であり、この機能は今後も継続されます」と記しています。 SunoとWMGの提携により、Sunoは「ファンエンゲージメントのための新たな体験」と表現する機能も導入される。ユーザーは、参加するワーナーのアーティストの声、楽曲、 肖像を使ったコンテンツを作成できるようになる。両社によると、アーティストとソングライターは参加するかどうかを選択できるという。 買収の一環として、SunoはWMGからコンサート情報プラットフォームSongkickを買収した。同社のプレスリリースによると、その狙いは「インタラクティブ音楽の力とライブ パフォーマンスを融合すること」だという。両社とも、今回の和解における金銭的条件や継続的な提携関係については明らかにしていない。 最後にSunoユーザーに対し、「私たちは、ユーザーが単に再生ボタンを押すだけでなく、音楽を楽しむ世界に向かっています」と約束した。
ここでせっかくなので新MacBookAirで、その「suno.ai」に行ってみることにした。 上はスクリーン、以下はその経過メモである。
この結果、ブラウザ版では全て全滅したものの、WebCatalogを経由してMac版のsunoアプリケーションをゲットできた。 これを立ち上げると、3種類のレイアウトを聞いてきたのでdefaultの「Minimalist」として画面が出てきて、適当に作曲プロンプトを入れて「生成」に進もうとすると、またまたサインアップを聞いてきたのだが、このアプリ(suno専用ブラウザ)でも4つのブラウザによるWeb-based accessと全く同様のCAPTCHAエラーが出て、結局、入れなかった。
- マシンの環境は、MacBookAir(Apple M4) macOS 15.7.1
- 「suno.ai」へのWeb-based accessは、Firefox 145.0.1では「非対応」としてgoogleアカウント経由でのサインアップを断られた
- 「suno.ai」へのWeb-based accessは、Chrome 141.0.7390.78では「非対応」としてgoogleアカウント経由でのサインアップを断られた
- 「suno.ai」へのWeb-based accessは、Safari 26.0.1(20622.1.22.118.4)では「非対応」としてgoogleアカウント経由でのサインアップを断られた
- 「suno.ai」へのWeb-based accessは、Vivaldi 142.0.7444.180では「非対応」としてgoogleアカウント経由でのサインアップを断られた
- 「suno.ai」へのDedicated desktop applicationは、Macでは"WebCatalog Desktop"環境で得られるということで、まずはWebCatalogを 70.1.0をインストール
- WebCatalogを立ち上げて「suno」を検索すると、「Suno」・「Suno AI Music」・「Sunoapi.com」・「SunoAI.ai」の4種類が出てきたので、最初の2つをインストール(後の2つは有料なのでとりあえずパス)
仕方がないので、駄目モトでsunoのhelpにメイルを出してみた。 結果は明日以降にチェックしてみることにしよう。
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このところ各地で「熊」の出没や被害が頻出しているが、上のように生成AIで簡単にフェイク画像が作られることで、ますます混乱に拍車がかかっている。 細部には現実離れして色々とツッコミどころがある画像なのだが、これは駄目なやつである。
2025年11月27日(木)
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僕はCPAPをしている事もあり(CPAP装着時間[≠睡眠時間]は毎日9〜10時間)、晩には19時を過ぎると眠くなって20時あたりから布団に入り、朝は6時頃に目覚める。 そこで、毎週、ほぼ欠かさず観ている3つのテレビ番組(「月曜から夜ふかし」・「水曜日のダウンタウン」・「全力・脱力タイムス」)は全て睡眠時間帯のために、この3つだけ tver で観ている。 そんな昨夜の水ダウでは、「電気イスゲーム」の「ひとりvs津田」がなんと「名探偵津田シリーズ」のイントロになっている・・・という「全員ドッキリ」だった、という見応えあるものだった。 調べてみると 「名探偵津田」新章が電気イスゲームから開幕!流行語「長袖をください」と2025年末の水ダウを総まとめ という解説記事があった。 なかなかやるもんだ。
ぼくは「名探偵津田」というのは観たことが無かったが、関連記事から『水曜日のダウンタウン』人気企画「名探偵津田」過去回全5本をTVerで無料配信「長袖をください」は流行語大賞ノミネートというページに行ってみると、上の5本が「配信終了まで1週間以上」として並んでいた。
- 犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説
- 犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説 第2弾
- 犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説 第2弾〜完結編
- 名探偵津田 第3話
- 名探偵津田 第3話 怪盗vs名探偵〜狙われた白鳥の歌〜
そして1本目を何とか全部、観たところで、「もういい」となった。 僕は「ドッキリ」系は好きではない(水ダウでも「クロちゃん」関係はallスルー)ので、「電気イスゲーム」はいいのだが、これは、もういい。 第2弾と第3弾は、たぶん観ないし、年末にあるというこの続きは、たぶん tver でも観ないだろうと思う。
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2025年11月28日(金)
今朝、ネットニュースから流れてきた下の画像は、別に「仲間はずれ」を探す錯視画像ではない。 米データ分析サイト「Codify Baseball」が2025年のワールドシリーズで先発投手が記録した球速ランキングトップ40の選手の顔写真を並べて紹介した、というものである。 球速ランキング上位40件のうち39件が大谷翔平だ、ということで、また伝説が加わったのだった。 流石なのだ。
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昨日のJoyJoyヒトカラでは、5時間で50曲を完走(今回は冒頭不調だったのでDouble Drug)したが、ちょっと驚くべき体験をした。 今回は2階の部屋だったのだが、同じフロアのちょっと離れた部屋で歌っている人(達?)が、凄いことをしていたのである。 マイクのボリュームを上げ過ぎると「ハウリング」が起きるのは誰でも知っている。 しかしこの部屋の人は、なんと「ずっとハウリングしっ放し」という音響セッティング(音楽より歌より漏れ聞こえるピーガーの方が大きい)で数時間ずっと(たぶん5時間フリータイム)、歌い続けていたのだ。 最初、機器の操作を知らない人が困っているのでは・・・と店員に言ったのだが、店員によれば「あれが普通」だということで、どうもいつもの事らしい。 ミラーボール設置の部屋でキラキラしながら楽しむ(僕は嫌)、という演出の部屋もあったりするが、巨大音量のハウリングを言わば「環境音響」演出として鳴らせ続ける、というのは、まぁ「好き好き」とはいえ、初めて知った世界だった。
というわけで今月の成果としては上のようになった。 先月の成果およびそれ以前の記録へのリンクは RRR日記(9) の最後、「2025年10月31日(金)」のところにある。
- 2025年11月6日(木) 6時間 60曲 (No Drug)
- 2025年11月10日(月) 3時間 34曲 (駅前JoyJoy)
- 2025年11月13日(木) 5時間 52曲
- 2025年11月20日(木) 5時間 51曲 (No Drug)
- 2025年11月27日(木) 5時間 50曲
ちなみに、ちょうど月の区切りで このリスト の5つの欄が埋まって新しくプリントする事になったので、久しぶりに配置を全面改訂してみた。 かつては「PV観賞用(誰か歌って下さい)」が冒頭にあったのだが、これはアカペラの学生と一緒にカラオケに行った際に、僕がお気に入りのPVが出る番号リクエスト用のリストなので、現在では無意味なので最後に移動させた。 また、冒頭その次にあった「アニソン(^o^)」も最後に移動してみた。 どうせあちこち探しつつ歌うので、これはたぶん早々に慣れるだろう。
そしてついでに、過去を伝っていき、 我が「ヒトカラ」の歴史 のページにも追記してみた。 まぁ、我ながら、よく歌っているもんだ。2025年12月1日(月)
日々、いろいろな事が起きていて、時にはトントン拍子に進むこともある。 先週から今週はそういう期間(訳あり)なのだが、この日記にあれこれ書くこともなく進んでいったりするのも、まぁ、面白い。 そのうち結果だけ、書くことになりそうだ。
今日は朝イチで ロボット教室について というページを作ったり、 ASLのページ の内容の微修正(項目の移動)などをしてみた。
先週はロボット教室がスキップした週だったので、今週金曜日までまだ空いているのだが、昨日は遂に我慢できずにアドバンスのロボットサンプル教材を作ってしまった。 ただし今回の「2足歩行ロボット」は、全4回コースの内容がかなり薄くて、どうやっても1回目で終わらずに2回目まで作ってしまった。 本当は最後の4回目が面白いのでそこまで一気に作りたかったのだが、それだと今月の1回目と2回目は、まるで生徒に見せる「姿」が違ってしまうので、そうもいかない。 なかなか悩ましいのだった。
そして、CAPTCHAエラーでまだサインアップ出来ていなかったsunoについて、「sunoもどうせ生成AIなんだから生成AIのChatGPTに質問する」という王道の解決方法を思い付いて、やりとりしてみたのが上の様子である。
結論として、どうも日本はsunoに怪しまれているというのか、僕がアクセスしているIPアドレスが疑われて上手くいっていない・・・という懸念が生じてきたので、ChatGPTが作ってくれた問い合わせメイルをコピペして送ってみた。 また結果が変化するのはしばらくしてからになりそうだ。2025年12月2日(火)
この日記の「2025年11月18日(火)」のところに書いていたように、いろいろなところで「Black Friday」絶賛キャンペーン中のいま、またまたCycling'74から「Cyber Monday Deal: 50% Off Max and RNBO」というのが届いた。 どうやら僕の手元にあったMax8.5あたりでも「RNBO」は付いていたのだが、これはあくまでDemo版であり、フルセットのRNBOを使うには「Maxライセンスとは別にRNBOライセンスを買う」というものだと知った。
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まぁ、僕の持っている大部分のMacBookAir(+お仕事Mac mini)は全てOSX 10.11.6で止めている(上げると使えなくなるアプリケーションが多い)のだが、新しく仕入れたMacBookAir(M4)はmacOS 15.7.1なのでMax9にも対応していて、ちょっと気になってきた。 そして Max9 のページを見たものの、Max歴30年超の僕にとって、まぁこれはほぼ既知だった。 ところが、 Introducing RNBO のページを見てみると、これまで以上に凄いところを知ってしまった。 Raspberry PiやLiveのコードを書き出すのはそれ程ソソラレなかったのだが、以下の「Web版」にはマイッタ。
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これは楽しい。 思わず YouTube動画 にも撮ってしまったが、これがWebページに置ける「Embed your RNBO sound engine into a website using Web Export」というのだとすると、それだけでも価値がある。 そこで以下のようにMax9をダウンロードして(RNBO本体もフルセットで入っているが、有償activateしない限りDemo版の機能だけが有効になるという素晴らしいビジネスモデル!)、さらに一気にSHOPに行って半額で永久ライセンスを購入してしまった。
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こうなれば、漠然と「Max/MSP/jitterで作ったサウンドパッチをターゲット環境にコンパイルしてアップロード/インストール出来る」と理解しているものの、実際にどうやるのか謎だった「RNBO」のWeb版を、ようやく実験できることになった。 これは音楽生成AIなどよりもずっと面白そうだ。 今日の午後には、理由ありで1日また1日と変更/移動してきてJoyJoyヒトカラの予定なのだが、おいおいRNBOを実験してみよう。
2025年12月3日(水)
朝からカラフルな写真がネットニュースで流れてきたが、これは「転売ヤー」・「MLBファン」・「カプセルトイ収集家」にとっては衝撃的な朗報らしい。 別に僕はこの手の収集癖は無いので心配ないのだが、相当に貢ぐ人とか、転売ヤーにとっては大きな経済効果があるのだろうか。米大リーグ球団の公式キャップを多数手掛ける帽子メーカー「NEW ERA」の日本版公式Xは1日、日本の大手玩具メーカー「バンダイ」とコラボした ガシャポンシリーズの販売を発表。 同公式Xは「株式会社バンダイ ベンダー事業部が製造・販売するオリジナルカプセルトイブランド『ガシャポンR』とのコラボレーションコレクション」と記して、 各チームの帽子のミニチュアにMLBの公式ロゴのタグがついた商品写真を公開した。 続けて「今回の企画ではMLBナショナルリーグの全15球団をフィーチャーしています」として、ナ・リーグ球団全チームの収録を発表。過去発売されたものは 大谷翔平投手らが所属するドジャースや今永昇太投手らのカブスなど人気球団のみだった。
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昨日のJoyJoyヒトカラは5時間で51曲を完走した。 先週に比べて歌い出しの体調が絶好調で、むしろ油断しないように抑え目にして快走した。 まぁ、こういう日もあるのだろう。
さらに余勢をかって、SFTPクライアントのCyberduckも新MacBookAirに入れてみた。 10ドルのdonationで正規にregistration keyもゲットした。 RSA Keyの設定にちょっと難儀したが、過去の設定ログを発掘して何とか出来た。 こういう作業は久しぶりなので、「メモ命」という感じだ。
そしてCycling'74のページに行って(勝手に日本語サイトにリダイレクトされるので、いちいち「ja」を削らないといけないのが手間)、まずは Introducing RNBO のページの一昨日の続きとして、上のような解説を眺めた。 ただしこのページの一番下あたりには、「To get started using RNBO, download and install Max 8.5. RNBO will run in a trial mode.」とあり、ちょっと古いversionのページだと判明した。
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そこで次に、新しく出来たらしい、その名もずばり RNBO というページに行ってみると、上のように「Get Started」として、以下の4つの項目が並んでいた。 このページはこの4つの入り口に導くだけなので、実質的には何も無い。
上の4項目のうち、後ろの2つは当面、対象外なので、基本的には1つ目の「解説」を眺めてから、2つ目の「Quickstart」に進むことになりそうだ。 だいぶ御無沙汰しているのだが、これを機に、久しぶりにRaspberry Piと遊ぶ・・・というのも、おいおいアリかもしれない。
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ということでやってきたのは、上の「Learning Synths and RNBO」のページなのだが、ここはかなり本格的できちんとした解説のようである。 最初の解説のリンクをちょっと辿っただけで、これはじっくりやるべきだ・・・と確信したので、これからじっくりとなぞって行くことにした。 何より、新MacBookAir(M4+15.7.1)でなくても、お仕事Mac mini(Intel+10.11.6+Firefox78.0)でもキチンと動くのだから、かなり凄いことなのだ。 第1段落の「We've seen several groundbreaking milestones in Web Audio, including Patatap, Typatone , Gibber , Pink Trombone , Leimma & Apotome, and Google's Shared Piano. To that list I’d also add Learning Synths, released by Ableton in 2019, a completely free, interactive tool for learning about sound synthesis. When you first navigate to Learning Synths, you’re presented with a big, inviting XY pad with a one-word prompt: drag.」の中には8つのリンクがあるのだが(一部は消えている)、その一つ一つが素晴らしいことになっているので、以下に登場順に整理してみることにした。
つまりは、これまで僕はあまり対象としてこなかったのだが、Web Audioという技術がどんどん進化してきていた、という事である。 上のサンプルではそれぞれ、ブラウザ上のマウス操作やキー入力に対応して、サンプル再生でなくリアルタイム・シンセシスを実行しているのであり、どうも Learning Synths のページも「お勉強」しておく必要がありそうだ。 なかなか凄い世界のようなので、手間をかけても「動くYouTube動画」を記録する意義があるとみて、 Patatap + Typatone + Pink Trombone という動画と、 Google's Shared Piano + Learning Synths という動画の2本を撮ってみた。 「Learning Synths」は冒頭のデモサンプルだけである。
- Patatap - 画面内でクリックするとMIDI音源でジングルを鳴らしつつCGが生成される
- Typatone - キーボードから文章を入力すると、スペル毎の音階のサウンドが鳴り、文章全体をメロディーとしてLoopする
- Gibber - (サイトが消えていた)
- Pink Trombone - フォルマント特性(母音)をマウスで自在に変化させて「喋る」インタラクティブ音声生成
- Leimma & Apotome - マイクロチューニングを色々に生成/編集できるBrowser-basedツール
- Google's Shared Piano - ピアノ鍵盤でシンセを演奏できる
- Learning Synths - 最初のデモから分厚いシンセサウンドをマウスで操作できる
- Ableton - (これはCycling'74と提携したAbletonのサイトそのもの)
いつも安易に「Google翻訳」にコピペしてしまうのだが、このあたりの話は流石にそのまま英語で読み進めたいので、「Google翻訳」を封印して読み進めてみた。 上のサンプル達は「WebAssembly and Audio Worklets」という技術によって実現されているのだが、 Learning Synths and RNBO ではそこに深入りせずに、RNBOでこれを実現する話に進むとのことだった。
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背景となっている技術については、 WebAssembly (highly efficient machine language that can run in a browser)と Audio Worklet (browser technology that lets sound processing happen in its own high-priority thread) という2つが重要であるものの、とりあえず体験するためにはこっちに来い、と誘導されたのは、どこかで見たことがあった(おそらくこの日記シリーズのどこかに画像だけは置いた気がする)、上の Learning Synths Playground のページである。 ここは重要なので、またまた時間をかけて全てのPresetsをなぞって、 YouTube動画 を撮って記録してみた。
Audio Worklet というのはどうもGoogleがChromeをベースとして開発した技術らしいが、ちゃんとFirefoxでも動くところが素晴らしい。 まぁ名前からして、JavaのApplet(ブラウザ上で動く一種のプログラム)を意識しているのだろう。 オーディオに限定することで、JavaやShockwaveが解決できなかったセキュリティ懸念を回避しているのだろうか。
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解説の中にあった、上のイラストは印象的である。 左上では「FLASH」が海に沈みかけているのだが、「Audio Software Mainland」のためには幾多の技術が開発されていたのだ。 「ブラウザのcompatibility」という怪物が暴れているのも面白い。 この地図で、大海に面したところ(先端)にいるのがMaxやPuredataやSuperColliderということで、正にRNBOは「Maxで作ったものをWebに実現する」という時代の要請を受けたものだったようである。 あまり深入りせずに行きたいのだが、インターフェースとしてはJavaScripかTypeScriptということになるので、 RNBO.js というのも重要らしい。
次のトピックは「The Poli Synthesizer」である。 ここまでの話は全て「単音」のシンセサイズに限定されていたが、音楽であればポリフォニック音源は必須であり、ここが楽器メーカーの技術の拠り所だったのだ。 ただし半導体技術の進展は、楽器メーカのDSPを必要とせずにSoft SynthesiserやWeb Synthesizerをポリフォニック化させているのだ。 Maxでは「Poli」というテクニックがあるので、まぁコンピュータpowerさえOKであれば、Max→RNBO→Webでもポリフォニック音源は容易ということになるのだろう。ここまでの解説(次に続くのは「Technical Demo」となる)の「まとめ」的なところの3項目については、全体はなんとなく理解できたが、用語の正確性も必要なので、ここでようやく「Google翻訳丸投げ」を活用することにした。 上のように、メカニズムとしてはきちんと踏まえて全体が構成されていることがわかった。
- このサイトは大きく分けて2つのコンポーネントに分かれています。ユーザーインターフェースとシンセサイザー用のオーディオ処理エンジンです。インターフェースの開発にはNode.js、TypeScript、HTML、CSSなどの標準的なツールを使用し、シンセサイザーエンジンの開発にはRNBOを使用しています
- チームメンバーの何人かはRNBOでシンセサイザーのパッチを作成し、WebAssemblyコードをJSONファイルとしてエクスポートしてサイトに組み込みました。その後、他のチームメンバーがTypeScriptコードを記述して、シンセサイザーの機能を活用した視覚エフェクト、コントロール、ページを追加しました
- RNBO シンセは単一の JSON アセットのように扱うことができ、RNBO はシンセサイザーからメッセージを送受信するための npm パッケージの形式で優れた SDK を提供するため、プロジェクトへの統合はかなり簡単でした
今日は「訳あり」の関係で、晩に孫(+その両親)が来訪するという事もあり、RNBO探検はここまでである。 この続き( Learning Synths and RNBO の「Technical Demo」から)はおいおい、進めていくことにした。2025年12月4日(木)
先週からドタバタしているのだが、どうも今週で収まらずに来週あたりまでドタバタしそうである。 そんな今日、KickStarterから届いたのは、「USB-Cで受けて」→5Gで飛ばして→「HDMIで出力する」というアダプタだった。 初期投資だと54%offの59ドル、ということで、そこそこのコストでよく頑張っている。 研究室にいれば即決で申し込むところなのだが、残念ながら現在では「使う場」も殆どなくなっているので、これはスルーした。
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ここで一旦、床屋に出かけて速攻で散髪して帰ってくると、昨日の続きを進めることにした。 ただし、昨日は「お仕事Mac mini」だったものの、いよいよ今日からは新MacBookAirになるので、まず最初にブラウザFirefoxでやっておかないといけない事があった。 これまでのFirefoxでは、以下のような設定で、リンクURLの下の「アンダーライン」を消すことが出来たのだが、これが最近ではPreferncesメニューに見当たらなくなってしまったのである。
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そこで、当然だがChatGPTである。 質問してみると、現在ではPreferncesメニューには無くて、defaultではURLの下線は消せないのだった。 そしてCSSの設定で出来るよ・・・というので、その通りにやってみると、アッサリと設定が出来てしまった。 以下がそのChatGPTとのやりとりであり、ちゃんと僕は「Thanks!」と御礼を言ってからChatGPTを終えた。
そしていよいよ、 Learning Synths and RNBO の Technical Demo から始めることになった。 ここは頑張って「Google翻訳」の助けを受けずに自力で読み進んでいこう。
要するに、「ブラウザ内でインタラクティブなアニメーション」を実現する機構があり、RNBO(Max9)で作った RNBO JavaScript API を経由して、そのインタラクティブ・パラメータをRNBOのサウンドモジュールに投げてやる・・・という事らしい。 RNBO側はともかくとして、ProcessingでもなくJavascriptでインタラクティブ・アニメーションを記述する必要がありそうだ。
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その後、視界に入ってくるあちこちに寄り道して深入りしているうちに「本日終了」となった。 Learning Synths のページは、昨日見たのは最初のページのデモだけだったものの、実はその後に延々と「Continue」で続くダンジョンであり、WebSynthでアナログシンセサイザーの概念を全部、網羅して実装している凄い世界だった。
JavaScript Webpage Template とか、GitHubの The JavaScript Webpage Template とかにも行ったりした。
そして上のように、初めて開くMax9から「rnbo~」というのを発見して、とりあえず「Webにexport」というメニューにまでは到達した。 ただしまだまだ間隙が埋まっていないので、また改めてここらを訪問することになりそうだ。
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ネットからは、今年も「ももいろ歌合戦」という情報も届いた。 基本が「フルコーラス生歌唱」といい、この「濃い顔ぶれ」といい、これは注目である。 松崎しげるの名前もあってヨカッタ。 「笑ってはいけない」が無くなった昨今、この他に大晦日を過ごすアテがない。 どうせCPAP生活(良好な睡眠の日々)の睡魔に襲われて、21時過ぎには限界を迎えて寝てしまうような気もする。
2025年12月5日(金)
今日は晩に久しぶりのロボット教室に出掛ける予定があるだけという日なので、さっそく朝から昨日の続きに取り掛かった。 机の上はちょっと混雑するが、お仕事Mac miniの前に新MacBookAirを置いて、 Quickstart から開始して、そのscreenshotは自分から自分宛にGmailで送ってここに置く、という段取りである。 Maxサンプルを即座にMaxで起動する、というメカニズムがあるので、正にQuickstart、簡単に開始できた。
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追いかけてみると、単に Quickstart の内容をなぞるだけだった。 Maxの環境で、「rnbo~」というGENのようなオブジェクトがあって、それをダブルクリックするとGENのように、内部に見慣れたMaxオブジェクトやサブパッチ、GENブロックなどがあるのだが、そのウインドウ右側のsidebarには「export」というのがある・・・というのがポイントで、「C++ Source Code Export」・「Web Export」・「Devices」(defaultでは何もない)・「Audio Plugin Export」・「Max External Export」などが並んでいる。 当面は「Web Export」が目的なのだが、むしろ最後の「Max External Export」というのが非常に気になった。
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そして約1時間ほどかけて、「RNBOからExportする」という部分が出来てしまった。 上のscreenshotを見ると、左側のパッチは「rnbo~」を使ったサンプル(簡略版)なのだが、それを右側のように「feedback_synth~」という名前のMax ExternalにExportしたものになっているのだ。
ここで行った作業は、(1)RNBOオブジェクト「rnbo~」をダブルクリックして開く、(2)その右側sidebarの「export」から「Max External Export」を選ぶ、(3)ウインドウ右下隅をクリックしてexportコンパイル開始、(4)コンパイルはオンライン(Cloud)でCycling'74のサーバ上で行うのでじっと結果が出るのを待つ、(5)export成功すると「mxo」ファイルが出来る。(6)それをMaxパッチから直接呼び出すと動く(^_^)、というものだった。 せっかくなので、大部分が「じっと待つ」という時間なのだが、その模様を YouTube動画 として記録してみた。これはおおいなる進展で、これまで「Maxプロ」の方々、赤松さんとか平井さんとかがサクッとXcodeで作っていた「Max External」が、RNBOによって誰でも(僕にでも)このように簡単に作れてしまうのである。 VSTプラグインでのexportは、別に僕はDAWを使わないのでそれほどソソラレナイのだが、これまで作った色々なパッチやGENがオリジナルのMax Externalオブジェクトに出来る、というのは涙が出るほど、嬉しいことである。
考えてみれば、今回「Max(RNBO)のコンテンツをWeb上で走らせる」というのをやっているわけだが、Webコンテンツのユーザインターフェースと言えばマウスぐらいなので、NIME peopleである僕とすれば、これは「新楽器」というわけでもなく、priorityとしては2番目であり、ここで成功した「rnbo~ → Max External」が最大の収穫という気がする。
これで「Quickstart」はオシマイなので、続いて RNBO Basics に進んでみた。 重要なのは「Patching in RNBO (differences from Max/Gen)」という部分である。 「rnbo~」というのはまさに「gen~」と似ているので、コロナ禍の時期にGENを勉強していた事がおおいに役立つことになった。 「The work flow is very similar to gen~. You create an interface to the RNBO patcher by using special input and output objects for signal, event, and MIDI messages. Use the in~ and out~ objects for audio signals, the in and out objects for events, the param and param~ objects for event input, the inport and outport objects for event input/output, and an assortment of MIDI objects for MIDI input/output.」 と書かれて即時にハイハイと理解できるのは嬉しい。「Audio signal processing in RNBO is vector-based, just like in Max. If you do wish to patch on a per-sample basis, then you can use codebox~ or gen~. Gen is fully functional inside of rnbo~. All you have to do is put a gen~ object in your RNBO patch. You can take filters, delays, reverbs and other audio effects that work inside of gen~ in Max, and use them in RNBO without any changes.」というのも嬉しい。 要するにRNBOはMax/MSP/GENの音響信号処理関係(jitterのグラフィックは除く?)を全て包含しているのだ。
ただし注意点もあった。 「Some RNBO objects are slightly different from their Max counterparts」とのことで、Maxで重宝する「zl.」ファミリは、「list.」に置き換わるなど、いくつかの変更点もあるらしい。 RNBOオフジェクトwindowの下段ツールバーには「Auto Compile」トグルがあり、基本的には何かするたびに自動コンパイルしてくれるらしい。
GENと同様に、パラメータはその名前で参照されることになる。 Exportされた場合には、そのホストから、パラメータの名前でインタラクションを実現するという。 このあたりが、ここから始まる「Web版」(Javascript)での主題となっていきそうだ。「Dynamic and Fixed Attributes」については、「RNBO objects support attributes, just like Max objects. However, in RNBO these actually break down into two categories: those that are settable after compilation (such as changing the loop points on groove~), and those that can only be set at instantiation, like the @min and @max attributes of a param object. Settable attributes are called "dynamic attributes", while those that can only be set once at initialization are called "fixed attributes".」 とのことで、ちょっと注意が必要のようだ。 まぁ、基本的には起動時にどうせ全てのパラメータを初期設定するので、「ライヴ屋」にはこのあたりは釈迦に説法である。
ここまでで RNBO Basics はオシマイとなったが、次の Key Differences (想像するだけで色々と皺寄せもあれば制限もありそうなので、実際かなり厖大なページ)こそ、重要なのだろう。 冒頭「Many things in RNBO work like they do in Max, however, there are some key differences that are important to understand.」ということで、以下に、部分的にGoogle翻訳の助けを受けつつきちんと整理しておくことにした。いやー、なかなか大変であるが、これは重要だ。 Max経験者であるからこそ、ここの記述の重要性がよく分かるし、それぞれ、苦渋の決断として生じた「差異」も理解できる。 特に「Send and Receive」は重要なので、上のリストの階層を上げて記載してみたが、ここは走りながら考えることにしよう。
- RNBO vs Max (イントロ)
- MaxとRNBOの目的はそれぞれ異なる問題を解決することなので、それぞれ長所と制限が異なる
- Maxベテランでも初心者でも、重複部分と相違点を明確に認識することが重要な出発点となる
- Floating-point Numbers are Central to RNBO
- Maxの「数」にはintとfloatがあるが、RNBOは全てfloatである
- RNBOはdefaultで全て64ビット浮動小数点数である
- RNBOはターゲット(export先)が64ビットに対応していない事に備えて32ビットにも対応している
- オブジェクトをintで使用することも可能で、単純な論理比較やスイッチ、ゲートなどに役立つ
- ただし異なるデータ型ではなく、単に浮動小数点を整数に丸めただけである
- Symbol Messages are not supported
- 最も大きな相違点として、RNBOではメッセージには数値のみが許可され、「シンボル」は使えない
- オブジェクト属性とのやり取りは全て、数値メッセージを使用して行われる
- 専用のインレットを持たないRNBO内の属性を制御する場合、「set」という特別なオブジェクトを用いる
- Object Attributes can be Fixed or Dynamic
- RNBO内のオブジェクトと演算子には、それらの動作を決定するプロパティがある
- Fixed attributesはコンパイル時に設定されて、変更できない
- Dynamic attributesはコード実行中に変更できる → 詳細についてはオブジェクトのプロパティを参照
- The Message Object
- Genファミリーのオブジェクトではメッセージオブジェクトを使えないが、RNBOパッチャーはメッセージオブジェクトの使用をサポートしている
- ただしRNBOのメッセージはMaxにある多くの機能をサポートしていない !
- RNBOはシンボルをサポートしていない
- RNBOでは、「;」セミコロンと、「$」ドル記号と、「,」コンマ によって提供される特殊な動作は機能しない
- gen~
- RNBOは「gen~」と全てのgenオブジェクトや演算子をサポートしている
- Maxと同様に、RNBOパッチャーでgen~オブジェクトを作成するだけ
- gen~オブジェクトはRNBOパッチャーで直接パッチすることも、ディスクからgendspファイルをロードすることもできる
- RNBOのgen~環境はRNBOとMax で同じように動作し、単一サンプルのDSP処理を提供する
- 唯一の違いは、RNBOではオーディオ処理が常にオンになっていること↓
- elapsed~(RNBO内および内部gen~オブジェクト内)などのオブジェクトは、Max内のdspの切り替えに応答しない
- 「Event-based gen」は現在サポートされていない
- gen~パッチャーのパラメータはデフォルトではトップレベルのrnbo~オブジェクトに反映されない
- ただしRNBOパッチャーとサブパッチャーのパラメータには反映される
- gen~属性を「@exposeparams 1」に設定するとパラメータが反映され、エクスポートされたコードおよびMaxでトップレベルのパラメータとしてアクセスできる
- Unsupported Aspects of MSP
- RNBOは現在、Maxに実装されているDSPのすべての側面をサポートできていない
- Timestretching - Maxのピッチまたはタイムストレッチ機能の組み込みサポートを提供しない
- MC~ - RNBOは「mc.*」オブジェクトのサポートを提供しない
- Other Unsupported Max Features
- Jitter - RNBOテクノロジーは現在、DSPおよびMIDIコード生成に限定されている。GLSLシェーダーコードのエクスポートについては、jit.gl.pixおよびgenコードのエクスポートを参照のこと
- Mappings - UIオブジェクトはparameter_modeにアクセスできず、MIDI およびキーボードマッピング機能には反映されない
- Pattr - RNBOはpattrファミリーのオブジェクトをサポートしていない。ただしrnbo~オブジェクトを使用したスナップショットはサポートしている。詳細についてはrnboスナップショットガイドを参照のこと
- Event Probing - シグナルプロービングはRNBOの機能であるが、イベントプロービングは現在サポートされていない
- UI objects in Top-Level Polyphony - RNBOパッチャーでは動作しない。回避策としては、ポリフォニックサブパッチャーを使用→詳しくは、RNBOにおけるポリフォニーに関するガイドを参照のこと
- Max and RNBO Object Parity
- RNBO環境には、Maxで使用されるオブジェクトの多くが含まれている。同等性に努力しているもののオブジェクト名や機能に差異が生じる場合がある。場合によってはオブジェクトの機能がMaxレベルのオブジェクトではなく、gen~のオブジェクトの機能に似ていることもある
- Object Names
- ほとんどの場合、オブジェクト名の一貫性を維持している
- ただし一部のオブジェクトについては、名前を変更する決定がなされた
- これは主に、オブジェクトの識別と発見を容易にするため
- 例えば、Maxのリスト処理オブジェクトの一種であるzl.*オブジェクトは、list.*に変更された
- Object Functionality
- RNBOオブジェクトは、対応するMaxバージョンで利用可能なすべての引数とオプションをサポートしていない場合がある
- シンボルサポートの欠如により、RNBOバージョンのオブジェクトとのやり取りが変わる可能性がある
- 個々のオブジェクトの違いについては、対応するヘルプファイルやリファレンスファイルを参照のこと
- Send and Receive
- RNBO環境は、コードレスパッチングのためのsendとreceive(およびsend~とreceive~)をサポートしている
- send/receiveのペアはrnbo~オブジェクトのパッチャー、サブパッチャー、およびアブストラクションの各インスタンスに分離されている
- RNBOでのsendとreceiveの使用には、以下の制約が適用される
- 同じ名前のsend(~)およびreceive(~)オブジェクトを持つ異なるトップレベルのrnbo~パッチャーは、互いに接続されない
- rnbo~オブジェクトとそれがホストするgen~パッチャーの間では送受信は機能しない
- rnbo~パッチャー内のトップレベルのgen~パッチャー間では送信と受信は共有されない
- 詳細はここを参照のこと
「Getting Started」という大きな括りでは、あと2件、 Why We Made RNBO と Coding Resources というアーティクルだけとなった。 前者はなかなか「熱い」文章だが、要するにMaxのデザイン思想をより広い世界に拡張していきたい、ということだった。 後者はいよいよこれから僕も勉強すべき情報源がずらりと並んでいた。 RNBOからexportするターゲットのうち(Max externalは今日、ものにした)、後半にあった「Plugin/Standalone Development」はとりあえずは不要なのだが、前半の「Web Export」こそ、まさにここから学ぶべき世界である。 「Tasks」として8項目(これは項目のみ)、「Tutorials」として6項目★、「Tools」として8項目★、そして★は全て厖大な世界へのリンクなのだった。Tasks
- Navigating a file system using the command line
- Downloading a git repository
- Creating a Node project and installing packages with npm
- Running a local, static web server
- Using your web browser's developer tools
- Loading JavaScript into an HTML webpage
- Using fetch to asynchronously load remote resources
- Connecting an audio graph using the Web Audio API
Tutorials
- Web Basics https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Learn/Getting_started_with_the_web
- JavaScript https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Learn/Getting_started_with_the_web/JavaScript_basics
- Working with git https://git-scm.com/docs/gittutorial
- Using the command line https://www.freecodecamp.org/news/command-line-for-beginners/
- Web Audio API https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/API/Web_Audio_API/Using_Web_Audio_API
- Developer Tools https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Learn/Common_questions/Tools_and_setup/What_are_browser_developer_tools
Tools
せっかくなので全部、上に置いてみたが、その大部分は、何となくこれまで、「Max使い」として僕が避けてきたものだった。 これをMax-RNBO絡みでここから勉強するというのは、いやー、こんな楽しい世界に入っていくのか・・・と感慨深い。 今日はここまでなのだが、ぼちぼち、頑張っていこう。
- Node https://nodejs.org/en
- npm https://www.npmjs.com/
- webpack https://webpack.js.org/
- git https://github.com/
- VSCode https://code.visualstudio.com/
- WebAssembly https://webassembly.org/
- npx https://docs.npmjs.com/cli/v8/commands/npx
- Netlify https://app.netlify.com/start
「日記」シリーズ の記録