Sketching日記(12)

(実際のところは「Max8日記」あるいは「Mozzi日記」かも)

長嶋 洋一


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2021年11月29日(月)

新しい週となった。 今日はまず、今週の「インタラクティブプロダクト演習」の教材ページに、これまであまり紹介していなかったGuthman Musical Instrument Competitionの今年の入選作品リンクを並べてみた。 さらに「メディア数理造形演習」の教材ページに、ペンタトニックとダイアトニックのスケール(ランダムでも音楽的に妥当と聴取される)を自動生成するアルゴリズムを追加してみた。 さらに、午後に予定されていた某X社とのZOOMミーティングは「今日はパス」という依頼連絡が届いた。 つまりは僕の提供している試作システムはトラブルもなく順調に稼動していて、現在は某X社での色々なテスト/リサーチ中なのだった。 この状況は「No news is good news.」(便りの無いのは良い便り)という典型である。(^_^)
    • 「SUACスタジオレポート2020と書評3件」、 2020年6月7日 情報処理学会音楽情報科学研究会
    • 「Jean-Claude Risset 温故知新」、 2020年8月24日 情報処理学会音楽情報科学研究会
    • 「オンライン会議ツールは楽しくないのか?」、 2020年8月29日 エンタテインメントコンピューティング2020
    • 「Risset Rhythm 温故知新」、 2020年10月25日 日本音楽知覚認知学会2020年秋季研究発表会
    • 「インタラクティブな錯覚体験システムの試作報告」、 2020年11月1日 電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーション基礎研究会
    • 「脳波センサ"Muse 2"・"Muse S"は新楽器として使えるか」、 2020年11月2日 情報処理学会音楽情報科学研究会
    • 「ライヴComputer Musicパフォーマンスにおける身体運動とインタラクションについての考察」、 2021年1月23日 電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーション基礎研究会
    • 「メディアデザインにおけるバイオフィードバック応用の事例報告」、 2021年1月28日 電子情報通信学会MEとバイオサイバネティックス研究会
    • 「メディアアートにおけるサウンド素材のライヴ・サンプリング手法についての議論」、 2021年3月5日 電子情報通信学会パターン認識・メディア理解研究会
    • 「メディアアートにおける 数 の効果とデザイン手法について」、 2021年3月8日 映像表現・芸術科学フォーラム2021
    • 「音楽情報科学研究とリモート/オンラインとの相性について 〜COVID-19が齎したもの〜」、 2021年3月17日 情報処理学会音楽情報科学研究会
    • 「COVID-19対応リモート講義の構築 - 専門科目 サウンドデザイン ・ 音楽情報科学 での事例 -」、 2021年3月18日 情報処理学会全国大会2021
    • 「ライヴ"Risset Rhythm"音楽への道」、 2021年6月20日 日本時間学会第13回大会
    • 「インタラクティブ錯聴実験に関する2つの考察」、 2021年6月27日 日本音楽知覚認知学会2021年春季研究発表会
    • 「ウェルネス・エンタテインメントのためのインタラクティブな錯覚体験システムに向けて」、 2021年8月22日 電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーション基礎研究会
    • 「 Real Time Risset Rhythm Generator から Live Sampling Risset Rhythm への道」、 2021年8月25日 情報科学技術フォーラム2021
    • 「「新楽器をデザインする」というエンタテインメント」、 2021年9月1日 エンタテインメントコンピューティング2021
    • 「ライヴComputer Musicにおける情報可視化についての考察」、 2021年9月10日 可視化情報シンポジウム2021
    • 「新・生体センサシステム"EmotiBit"は新楽器として使えるか」、 2021年9月16日 情報処理学会音楽情報科学研究会
    • 「ライヴ・サンプリングの与える臨場感と即興感について」、2022年1月9-10日 日本音楽即興学会第13回大会
    • 「触覚/触感インターフェースとライヴ生成フラクタル/音響によるウェルネス・エンタテインメント」、2022年1月21-23日 電子情報通信学会非線形問題研究会
    • 「プログラミングの壁を避けるエンタテインメント・デザイン手法」、2022年3月3-5日 情報処理学会第84回全国大会
そして、いよいよ今週末に応募締め切りが迫ってきた音楽情報科学研究会への応募ネタを検討するために、上のように、COVID-19によって2020年3月以降の全ての学会が消えた後に全てオンラインとなった時期に発表したタイトルを並べてみた。 最後の3件は既に発表申し込みをした、これから発表するもの(オンライン、琉球大学、愛媛大学)である。 新しく実験などして発表したものも多少あるものの、たいていは過去の蓄積から拾い上げて、よくもここまで発表できたものだが、さすがにここに来て、パッと思い付くネタが無い(ネタ切れ?)と気付いたのだ。 今回はここから新たに実験する時間が無いので、あくまで過去からネタを発掘するというのがポイントとなる。

そのネタ探しの関係でネットを彷徨っているうち、どこを経由してか「Mozzi」という単語に何度か遭遇して、 このページ に到達した。 どうやらArduino単体で色々なサウンドを出す(単音のみ。PWMポートから直接スピーカを鳴らす)らしいというライブラリで、このページにあるサウンドサンプルを鳴らしたり、 ギャラリー というページのYouTubeデモを眺めると、なかなか面白そうなものだった。 OpenSourceに貫かれていて、ライブラリは Github に全て公開されていた。 さらにYAHOO.COMで検索してみると、 The Top 4 Arduino Mozzi Open Source Projects on Github というページから4つ、さらに2つの計6つの以下のようなサンプルへのリンクがあっさりと出てきた。 もう数年前ぐらいから出ていたらしいが、これを知らなかったというのはちょっと迂闊だった(^_^;)。

そこでさっそく、手元のArduinoUNO(秋月電子の互換ボード)で実験してみることにした。 まず このように Arduinoの9ピンとGNDにスピーカを繋いでからGithubに行って、以下のように ZIP をダウンロードして、解凍したディレクトリをArduinoディレクトリ下の「libraries」ディレクトリ(既に342個もライブラリがインストールされいた!)に置いて、Arduino IDEを起動してみると、ちゃんと以下のように、Examplesの下の方にどっさりと「Mozzi」のサンプル集が並んでいた。 そして、「Sinewave」というスケッチをコンパイルしてArduinoに送ると、超小型スピーカなので蚊の鳴くような音ながら、ちゃんと440Hzのサイン波が鳴ってしまった。 これは素晴らしい。(^_^)

そして、なんだか凄くサンプルが多いなぁ・・・と全部を開いていったところ、なんと以下のように膨大なサンプルが並んでいた。 これはもう、完全にオタクの世界である。 さらに「Control_Gain」というスケッチで試してみると、蚊の鳴くような音だったのはピッチが低かったからで、3300Hzあたりであればスピーカだけでも十分に聞こえると判明した。 そして「FMsynth」というスケッチを書き込んでみると、超小型スピーカとは思えない鳴り方であのFMサウンドが出てきた。

上の膨大なサンプルについても、 examples というページで、お試しサウンドが置かれているので、かなり効率的に欲しいサウンドを探せるし、 learn というページには、以下のように内部的にちゃんとやっている・・・という解説を含めて、相当に本格的なTutorialその他が完備していた。 これは本当に素晴らしい。(^_^)

こうなれば、木曜日の「インタラクティブプロダクト演習」でも、このMozziを紹介しない訳には行かなくなってきた。 もちろん、金曜日の「メディア数理造形演習」でも紹介してみたくなったが、考えてみると両方に松下さんと五十川クンは重複していて、金曜日だけの2人はとりあえず「Arduinoでサウンドを鳴らす」という方向に進展しないプロジェクトを進めているので、あとの紹介は来週のゼミということになりそうだ。 僕にとっては今日初めて触れた新ネタのMozziが面白いのだが、数年前から世界的に公開されているのでは音楽情報科学研究会での発表ネタには成り得ない。 ただし、 Arduino Organ(Combo organ with 12 arduinos)という事例(どうやらペーパーマシン)では、12個のArduinoNanoを12等分平均律のクロマに対応させて別々に並べて、7オクターブのトーンホイールによるサイン合成(5本のドローバーでの任意の音色生成)によって4オクターブのオルガンを実現するという、新しいのか古いのか分からないようなシステムもあった。 ただし、オクターブ違いで同一クロマのMIDI入力については対応する各Arduinoが内部的に加算処理することで、アサイナ不要でポリフォニック(同時発音数は音域全部!!)という可能性を持つという意味では画期的なアイデアである。 GitHubのプログラム をざっと見たところでは、MIDI入力でもなく、やはりペーパーマシン(アイデアのみ)のようだったが、Mozziの最大の欠点である「単音only」というのは、考え方によってはこのような温故知新の宝庫であるとも言えそうだ。

そこで、久しぶりに 「作るサウンドエレクトロニクス」の第4章 を眺めてみると、 Arduino Organ とは違うものの、その思想を解説できる情報がほとんど完備している・・・と気付いた。 そうなると、今日初めてMozziを知ったという事実を棚上げして(^_^;)、敢えてこのMozziの思想から古代の電子楽器の思想を眺め直すような話題が提供できるのでは、というアイデアに到着した。 これは、元々はCQ出版から出した コンピュータサウンドの世界 の続編として1994年に執筆したのに世に出なかった 作るサウンドエレクトロニクス という「幻の単行本」に光を当てることにもなる。 Arduino Organ では全てのクロマに対応するために12個のArduinoを用意したが、ペンタトニックと限定すれば5個のArduinoでOK、という可能性もあり、そうなると温故知新どころか「新しい音具の可能性」と言えなくもないのだった。

1999年に筆者が出版した「コンピュータサウンドの世界」(CQ出版)には、同時進行で執筆した「作るサウンドエレクトロニクス」という上級編もあったが、
「幻の本」(未出版)となり全てをインターネットに公開した。ここでは世界の楽器メーカが開発してきた古典的な電子楽器群を網羅的に解説しつつ、まだ
ArduinoもGainerも存在しない20世紀に秋月電子のAKI-H8やディスクリート回路によって実際にポリフォニックシンセサイザを実現した。2015年以降
はArduino用の各種音源shield(MIDI・mp3)が豊富に提供されるようになったが、パイプオルガン/ハモンドオルガンの古典的な音色生成を完全(同時
発音数=鍵盤数)ポリフォニックで実現するのはいまだ困難である。GitHubで公開されているArduinoのサウンド生成ライブラリ「Mozzi」は、ビープ音
だったArduinoの生成サウンド(Shieldなど外部ハードウェアを使わない)を画期的に改善させた優れたアルゴリズムであるが、その限界はモノフォニック
(単音)にある。Mozziを活用したオープンソース・プロジェクトとしてGitHubに紹介されている「Arduino Organ」は、60年代のHammondサウンドを実現
するためにドローバーとトーンホイールの概念にこだわった特殊なシステム(ペーパーマシン)であるが、新しい楽器や音具をデザインする上での有益な多く
のポイントを提供している。本稿では、Mozziの内部処理とともにこのシステムのアイデアを再検討し、「幻の本」と共に温故知新として音楽情報科学
コミュニティに問題提起してみたい。
そして、帰宅時間にまで食い込んで、上のように発表応募を完了させてしまった。 これでますます、Mozziをキチンとこれからcheckすることが必要になったが、まぁこれを苦境でなく、むしろ一挙両得だと対応していく姿勢が肝心なのである。

2021年11月30日(火)

今日は午前にゼミ・永井さんのアポがあり、午後4-5限は「基礎演習E」の個別シリーズ初日である。 昨日の音情研への発表応募「Arduinoによるハモンドオルガンの実現」(Realizing a Hammond Organ with Arduino)を契機に、夜中には色々なハモンドオルガンに纏わるエピソードが夢か現か去来したので、朝イチで Wikipediaのハモンドオルガン を見てみると、いやいや、さすが熱い記事が満載だった。 以下の「レスリースピーカの仕組み」というアニメGIFも秀逸である。 レスリーから空間に放射されるサウンドは、どうやっても電子的(音楽情報処理的)には出来っこないのだ。

そして「衰退と再評価」の最後あたり、「しかしながら、旧式のトーンホイールから生み出される深みのある太い音は、現在の技術で完全に代替出来ているとは言い難い。このため、今でもヴィンテージのハモンドオルガンを買い求める演奏家は多い」という記述には意を強くした。 ハモンドスズキ のページに行ってみても、最高峰「B-3」には「オリジナルに迫る伝統のトーンホイールサウンドを」と書かれていて、「並ぶ」でも「超える」でもない現状をハモンドスズキが認めていた。 その現状の最高峰 ハモンドオルガン Porta B-3mk2 (価格:オープンプライス、受注生産品)のページには、オリジナルを真似た以下の「多列接点鍵盤」が採用されている・・・というレアな写真もあった。 なかなか頑張っているものの、しかし電子楽器の限界は厳然と存在しているのだった。

1限に永井さんが1106に来て相談したが、より強力なネオジム磁石が必要・・・ということになって業者に発注すると、とりあえずする事がなくなって終了となった。 そこで2限には、マルチメディア室に行って秋月電子のArduinoUNO互換ボードを持ってくるついでにオーディオテクニカの小型スピーカを持ってきて、1106の部品棚に小型アンプも発見したので、 このように アンプとスピーカ用のミニジャックを取り付けて、さらに6つのアナログ入力に6個のボリュームを繋いでみた。 そして、昨日の Using Mozzi Library With 5 Potentiometers というサイトに行って、中身が不明なまま、そこにあった こんなZIP を解凍してスケッチを入れてみると、なんと こんな風に動く 凄いFMシンセが簡単に出来上がってしまった(^_^)。

そして4-5限の「基礎演習E」は、今回は51人と多い学生が4人ずつのグループに分かれてのディスカッションとアイデア出し、という作業の横で待機するという時間になった。 今日のところは問い合わせに来た学生は3人だけだったが、明日以降には全員のアイデア企画が届いて、その全てにコメントするという作業がスタートする。

2021年12月1日(水)

遂に今年も12月になった。 COVID-19は新たなオミクロン株のために再び外国人入国禁止となり、もう1年半も入国を待たされている北京の王さんのこれからに再び暗雲が漂ってきたが、ここはひたすら状況を見守るしかない。 ふと Mozzi のサイトから ここ とか ここ とか ここ とかを眺めていると、だいぶ全体像が「見えて」きた。 まず、Mozziは間違いなく、IRCAMのMuller PucketteのPd(PureData)がベースとなっている。 Audio RateとControl Rateという概念をこれだけキチンと設定しているのは、もろPureDataそのものである。 さらに ここ のTIPSを読んでみると、Arduinoの性能ギリギリの割り込み処理と両立させるために、「乗算・除算はダメ。シフト演算を推奨」とか「浮動小数点表現はダメ。整数、それも出来ればunsignedで」などと、ほぼアセンブラでの要請となっていた。 これはちょうど、僕が 作るサウンドエレクトロニクス の中で、AKI-H8のアセンブラでアナログシンセを実現して、VCO・VCF・VCAに相当するブロックをそれぞれAKI-H8で実装した、あの世界と共通の風景である。 音楽情報科学研究会での発表応募の方針は間違っていなかったのだ。(^_^)

そして音楽情報科学研究会での発表「受理」の連絡が届いたので、いよいよ今月の課題として、上のように残る3つの学会発表のための予稿の執筆というのが表面化してきた。 いずれも中身としては自信があるものなので、これから頻発してくる課題制作に関する学生アポをどうやりくりしながら執筆するか・・・という勝負となる。 情報処理学会全国大会の原稿は2ページだし締め切りは来年なので、まずはNLPと音情研をやっつけることになる。 そこでMozziの印象が新鮮なうちに、後から応募したという前後関係は別にして、音楽情報科学研究会の方に取り掛かることにした。 ただし今日は「総合演習I」の中間発表があり、ぼちぼち今週後半からとなる。

2021年12月2日(木)

今日は1-2限の「インタラクティブプロダクト演習」の担当回の第2週で、今週になって知ったMozziまで含めてあれこれをびしばしと紹介した。 「完全アナログで行きたい人は1限だけで終えてもOK」と告知したが、出席した全員が2限まで残ってくれたのは嬉しい(^_^)。

そして3限のアポで、「メディア数理造形演習」の五十川クンのアポがあり、 このように 電子工作キットの「ショックセンサ」を作るところから始めて、回路図も描かずにArduinoに繋いで、1時間ちょっとでArduinoスケッチからMax8サンプルパッチまで完成してしまった。 このキットは感度調整の半固定抵抗だけでなく、ONを持続させるタイマー時間調整の半固定抵抗もあり、最小の0.6秒にすると丁度いい感じの不応期となって、ArduinoやMaxの方で不応期アルゴリズムを用意する必要がなくなった。 この模様は明日に全員に紹介できるので、なかなかの収穫となった。

2021年12月3日(金)

2週間ぶりで眼科通院したが、ソフトコンタクトレンズで保護されてやや角膜の荒れが小さくなったものの、まだまだ視力は低かった。 この「片眼」のまま、来年に入ればもう2年間も続いていることになるが、再び両眼視できるのはいつになるのだろう。 今週の何かの講義の中で、過去にゼミの学生が制作したFLASHゲームの力作を紹介しようとして上手くいかなかったのを思い出して、以下の2本のFLASH( 板垣真美子 「ももたろう」権平雄一 「爆発太郎」 )を発掘整理してみた。 現在ではブラウザはswfを無視するので、手元にダウンロードしてFlashPlayerで見るしかないが、いずれも僕はゴール出来ないものの(^_^;)、素晴らしい作品である。

「メディア数理造形演習」までの3限の時間帯(いつもの本番勝負の講義に向けてぼちぼちテンションを上げていく時間)は、話題提供する予定のSuperColliderがちゃんと走るかどうかの確認とか、さっそく音楽情報科学研究会での発表予稿のスケルトンなどを書き連ねて過ごした。 そして「メディア数理造形演習」では このように SuperColliderの紹介をした上でそれぞれのプロジェクト(実験/制作)に入り、今回は松下さんと1106に戻って このように 強力LED光源を作って、さらに3種類の光センサのうちの1つを 実験 してみた。 可能性は見出せたので、あとはさらに実験を進めるだけなのだ。

  

2021年12月4日(土)

今日は午後〜晩にJoyJoyヒトカラを予約していてワクワクしながら研究室に出てきたが、ネットニュースを検索する中でたまたま こんなご機嫌な動画 を発掘してさらにテンションが上がった。 そしてさらに、年末のテレビ不毛時間帯に向けて、ちょっと調べてみただけで長尺(2時間程度)の20本以上のMJのライヴ動画を見つけることが出来た。 今年は「笑ってはいけない」が無くなったので、去年の大晦日と同様に「ももクロ紅白」を視聴するために5日間のレンタルWiFiを予約したところだったのだが、このMJシリーズと合わせて、つまらないテレビを観ることなく年末年始を過ごせそうだ。

今日の午後にはJリーグの清水エスパルスの試合もある(観戦しないが(^_^;))。 J2に降格していたジュビロ磐田がようやくトップでJ1に昇格したが、今日の清水は「残留争いでは、清水エスパルス、湘南ベルマーレ、徳島ヴォルティスの中で1チームがJ2に降格する。勝ち点39の清水はC大阪に引き分け以上で残留が決定。ただ、得失点差が-18で、敗れれば、勝ち点36で並ぶ湘南(同-5)と徳島(同-19)がともに勝利した場合、一転、降格になる。得失点差で有利の湘南は勝てば残留できそうだ。徳島は勝った上で他会場の結果を待つ」という状況である。 両方がJ1にいるからこそ「静岡ダービー」が面白いのだが、こういう肝心な時にやらかすのがエスパルスの持ち味でもある。 そして午後の帰宅まで、音楽情報科学研究会での発表予稿を少しずつ執筆するという半日となった。

2021年12月6日(月)

一昨日、土曜日の清水エスパルスは逆転勝ちでJ1残留となったらしいが、JoyJoyヒトカラ6時間62曲を完走していたので結果を知ったのは晩に帰宅してからだった。 昨日の日曜日はのんびりと音情研の予稿執筆を続けたが、ネタがネタだけに遠い昔のあれこれあれこれが想起されてきてスローペースとなった。

そして今日は、朝イチで発表者に 日本音楽即興学会第13回大会のプログラム が届いたぐらいで、たまたま何も予定がない日なので、まさに原稿執筆日和である。 上のようなご機嫌な図を探してきたり、 こんなサンプルサウンド を作ったり・・・という至福の執筆時間を終日、過ごすことになった。

昼前には、「月刊『bit』の個人向け販売をAmazon Kindleで開始しました。技術雑誌 電子復刻の"デジタル化して絶版をなくし、誰もの手に届く 所に置き、後世に伝える"に沿い、税込み198円としました。Amazonが倒産するまで?10年後も20年後も販売が続きます」ということで、上のような このサイト の案内が届いた。 僕は この本 の執筆者としてWeb版に「同意」しているのだが、果たしてbitの「別冊」まで出てくれるのかどうか、見守っていきたい。
そして夕方には、5ページとちょっと小振りであるものの、 このように 予稿を完成させて、情報処理学会に送ってしまった。 プリントアウトを家に持ち帰って読み直すと必ずバグがあって修正するのだが、とりあえず今日で「やっつけた」という事実はとても大きい。(^_^)

2021年12月7日(火)

今日は午後の3限に某マル秘作業があり、4-5限は「基礎演習E」がある。 空いている午前には、朝イチで昨日の音情研の予稿のプチ修正を再送して、あとはいよいよ残ってきた、NLPの予稿に取り掛かった。 2015年以来の 日記シリーズ を発掘しつつ、原稿のために以下のようなスクリーンショットを撮ったり こんな動画 を撮ったりした。

さらに研究室ページから発掘して、PAWセンサのシステムを操作して「ウケる人たち」シリーズとして、 Sketching2015SI2015Sketching2019 のページも拾い出した。 これでだいぶ、原稿執筆のための材料が用意できたので、原稿執筆の続きは明日以降に切れ切れになるとしても、なんとか今週中ぐらいにやっつけられそうな気がしてきた。(^_^)

2021年12月8日(水)

2限のゼミでは体調不良+就活もあって清水さんがお休みだったが、以下のようにそれぞれの進捗などを交換して このように 快調に進んだ。 ちなみに(リンク切れするが)全52分の記録動画は これ である。

午後には、「基礎演習E」の2週目のコメント集を書いてアップした後には、アポが入らなかったので、鋭意ずっと、NLPの予稿執筆に没頭した。 この予稿をやっつければだいぶ肩の荷が下りるので、ここは頑張りどころである。 そして夕方には、4ページとやや小振りであるものの、 このように 予稿を完成させて、電子情報通信学会に送ってしまった。 プリントアウトを家に持ち帰って読み直すと必ずバグがあって修正するのだが、とりあえず今日で「やっつけた」という事実はとても大きい。(^_^)

帰り間際には、今年の11月に東京(オンライン)で開催されていたという国際会議 CMMR2021 の記録が全て、上のようにオンラインに上げられた、という情報が届いた。 CMMRはこれまで行ったことがなかったのでノータッチだったが、はこだて未来大の平田さんをはじめとして、音楽情報科学研究会の運営委員などが頑張っていたようである。 とりあえず音楽セッションの入選作品のYouTube動画13本をゲットしたものの、年末年始あたりに観るかどうかは不明である。

2021年12月9日(木)

昨日完成して電子情報通信学会に送ったNLPの予稿は、帰宅してプリントアウトを読み直したところ、間違いを発見しなかったのでこのまま放置プレイと決まった。 今日は1-2限の「インタラクティブプロダクト演習」で、学生がアイデア企画を考えている合間にMozziを実験していたが、「基礎演習E」でこれを使う学生の支援が決まったこともあり、ちょっとキッチリとMozziをしゃぶり尽くしてみようか・・・という気になってきた。 原稿執筆もあとは情報処理学会全国大会の2ページだけなので、この年末年始あたりにこの日記のメインテーマとしてみよう。

その「インタラクティブプロダクト演習」の中では、非常勤の佐々木先生が持ってきた「色々な電子楽器」という感じの本に触発されて、僕の研究室にあった、上の ヴィンテージコンピュータの美 を持参して皆んなに見せた。 そこで思い出したのが、ドイツ・ベルリンにICMC2000で行った時に圧倒された「テクノロジー博物館」である。 そこで過去を発掘して、 こんなページ にまとめてみた。 圧巻である(^_^)。

そして午後には「メディア数理造形演習」の作品に関して松下さんが1106にやってきて、 このように 光センサの実験を続けた。 浜松ホトニクスの光センサは信号ラインにコンデンサが入っていて交流(パルス光)専用なので駄目、と判明して、結局、過去に「Peller-Min」を作った時に使ったJRCの NJL7502L をまた使うことになった。 そして光源の方を強化するためにAmazonにビーム型ランプを発注して、ArduinoMicro(USB_MIDI仕様)の12チャンネル分だけNJL7502Lを並べるという作戦になった。

2021年12月10日(金)

1限には見習いゼミの東本くんのアポがあり、「Kinectで画像認識してパーティクルを放出する」というスケッチの質問を受けた。 Processing IDEの下段に赤い文字で表示されるエラーの解読が出来ていなかったのだが、パーティクルの総数を減らす、という解決方法でとりあえず現状で以下のように動いた、というのはおおいなる進展なので、4-5限の「メディア数理造形演習」では皆んなに見せることにした。

  

そして2限から3限にかけて上のように、昨日の続きで このように ArduinoMicroに12個のNJL7502Lを取り付けた。 Arduinoスケッチは超簡単なものにして、12個の識別はMIDIチャンネルとして、とりあえず稼働するMax8パッチまでを作ったところで4-5限の 「メディア数理造形演習」 の時間となったので、こちらも皆んなに見せることにした。

2021年12月11日(土)

もう週末である。 COVID-19のために、2019年まで毎週1回学生有志とやっていたアカペラが無くなり、その代替措置として歌唱力維持のために続けてきた ヒトカラ だけが毎週の楽しみであり、確かに歌唱力は維持あるいは向上しているものの、楽譜を読まない(アカペラではいつも初見を心掛けて覚えないようにしてきた)ので、初見歌唱能力は視力と共にやや低下しているかもしれない。 そんな今日も午後にはいつものJoyJoyヒトカラを予約していて、テンションやや高めで1106研究室に出てきた。
    1. 誰かを偉そうに見せるための取り巻き(受付係、ドアマンなど)
    2. 雇用主のために他人を脅迫したり欺いたりする脅し屋(ロビイスト、顧問弁護士など)
    3. 誰かの欠陥を取り繕う尻ぬぐい(バグだらけのコードを修復するプログラマーなど)
    4. 誰も真剣に読まないドキュメントを延々と作る書類穴埋め人(パワーポイントを量産するコンサルタントなど)
    5. 人に仕事を割り振るだけのタスクマスター(中間管理職など)
ネットニュースをチェックしていて、たまたまビジネスっぽい 日本にあふれる「無意味な労働」、生産性が低いのはこれのせいだ (時事通信社「金融財政ビジネス」より)、という記事を眺めたが、その中で「無駄な労働(ブルシット・ジョブ)」という用語を初めて知った。 「ブルシットとは牛のふんの意味だ。牛のふんを乾かして燃料にする国もあるから、あながち全く役に立たないとは言えないのだが、確かにブルシット・ジョブが多い。これがホワイトカラーの生産性を下げ、全体の労働生産性をも下げている」という文脈で、そのブルシット・ジョブは上の5種類に分類されているのだという。 これがデザインの教育の場で関係するのか?? というと、実は関係するのではないかと思う。 ドアマンやロビイストは別としても、油断するとデザイン学生も将来は(3)〜(5)に陥ってしまう可能性はあるのだ。 遠い昔、思い立って個人的に 技術士 という資格を2部門で得てみると、企業内での自分の将来は技術を活かせず単なる管理職しかない・・・という事実に思い至ったのが、その後に退社独立して 現在にまで至る きっかけだったので、 この記事 はホワイトカラーに限らず、エンジニアでもデザイナでもそのまま当てはまる警鐘として読むべきだと思う。
#include <MozziGuts.h>
#include <Oscil.h>
#include <tables/cos2048_int8.h>
#include <Smooth.h>
#include <AutoMap.h>

Oscil<COS2048_NUM_CELLS, AUDIO_RATE> aCarrier(COS2048_DATA);
Oscil<COS2048_NUM_CELLS, AUDIO_RATE> aModulator(COS2048_DATA);
Oscil<COS2048_NUM_CELLS, CONTROL_RATE> kIntensityMod(COS2048_DATA);

long fm_intensity; // carries control
byte gain_d; // A5 master volume
float mod_speed, smoothness = 0.95f;
Smooth <long> aSmoothIntensity(smoothness);
int loop_counter = 0;
int carrier_freq, i_calibrated, knobValue, FRQ, mod_freq, input_data[5];

AutoMap map_A0_carrierFreq(0,1023,22,440);
AutoMap map_A1_intensity(0,1023,10,770);
AutoMap map_A2_freq(0,1023,1,50);
AutoMap map_A3_freq(0,1023,1,20);
AutoMap map_A4_modSpeed(0,1023,1,10000);
AutoMap map_A5_volume(0,1023,0,255);

void setup(){
  Serial.begin(9600);
  startMozzi();
}

void updateControl(){
  for(int i=0;i<6; i++){ input_data[i] = mozziAnalogRead(i); }
  carrier_freq = map_A0_carrierFreq(input_data[0]);
  i_calibrated = map_A1_intensity(input_data[1]);
  FRQ = map_A2_freq(input_data[2]);
  knobValue = map_A3_freq(input_data[3]);
  mod_speed = (float)map_A4_modSpeed(input_data[4])/1000;
  kIntensityMod.setFreq(mod_speed);
  mod_freq = carrier_freq * FRQ; 
  gain_d = map_A5_volume(input_data[5]);
  aCarrier.setFreq(carrier_freq);
  aModulator.setFreq(mod_freq);
  fm_intensity = ((long)i_calibrated * knobValue * (kIntensityMod.next()+128))>>8;
  if(++loop_counter >9){
    loop_counter = 0;
    for(int i=0;i<5; i++){
      Serial.print("\tA"); 
      Serial.print(i); 
      Serial.print(" = "); 
      Serial.print(input_data[i]);
    }
    Serial.println();
  }
}

int updateAudio(){
  long modulation = aSmoothIntensity.next(fm_intensity) * aModulator.next();
  return MonoOutput::from16Bit(aCarrier.phMod(modulation) * gain_d);
}

void loop(){
  audioHook();
}
そして、「基礎演習E」でMozziを活用した初めてのケースとして作品制作に向かう学生が出てきたのを契機に、Mozziの応用例として発見していた Using Mozzi Library With 5 Potentiometers のシステムをスタートラインとして、6つあるアナログ入力に6番目として追加したボリュームは「全体の音量」として乗算するパラメータとして、さらに5つのパラメータの順番を変えたり値の変化範囲を調整しつつ全体をスッキリと整理して、上のようなスケッチが完成した。 相当なバリエーションでリッチなFMサウンドをびしばし生成しつつ、シリアルポートから5つのボリューム設定値を表示出力しているので、これを書き留めて定数配列としておき、加速度センサでの検出値に対応させて選んでFM音源アルゴリズムに送る・・・という構想である。
午後には帰宅してJoyJoyヒトカラ6時間で69曲を完走したが、冒頭1時間があまりに好調でスッ飛ばし過ぎて喉が警戒領域になったので、そこから「割り込み選曲」20連発の救済ゾーンによって回復するなど、なかなかレアな体験を堪能することができた。

2021年12月13日(月)

土曜日に完成した「Mozziに6個のボリュームを付けて、任意のFMサウンドを実験的に生成して、パラメータをシリアルから出す」というスケッチでは、updateControl()のループの10回に1回という頻度でシリアル出力しているが、どうもその間隔が当初のものよりも広がった(どこかに無駄な処理で足踏みしているところがある)気がしていた。 そこで、以下のようにまずは9600bpsだったシリアル出力を115200bpsにして、Max8の方にデータ間隔を計測するパッチを走らせて調べてみると、およそ234msecごと(毎秒5回程度)という成績で、これはちょっといただけない感じだった。 シリアルのスピードが原因では無いらしい。 なお、以下の6枚のスクリーンショットには、後で気付いたしょーもないバグがあった(^_^;)ので、[5]を[6]と読み替えていただきたい。

ざっとArduinoスケッチを見た感じでは、6チャンネルのMozziAnalogRead()を格納するinput_data[]を広域変数と定義して、そこにループを回すための変数をいちいち入れている・・・というのがまず最初に気になった。 そこで以下のようにinput_data[](←この[5]というのがバグで正解は[6])をupdateControl()内に移動させてみると、効果テキメンで154msecと相当にスピードアップした(^_^)。

そこで、さらに以下のように他の広域変数をupdateControl()内に移動させたり、元のスケッチと同様に呼び出し時に定義したり、シリアル出力要素を減らしたり・・・とあれこれしたものの、スピードはまったく向上しなかった。 これはまずまずの経験値ということで、今後にも生きることになるかもしれない。

以上の実験のArduinoスケッチ6種は これ である。 そして午後には、「インタラクティブプロダクト演習」で非常勤の佐々木先生が持ってきていたのをチラッと眺めて、結局欲しくなってAmazonに行き、新品で2970円する本を「程度は良好」という中古本のショップから2000円で購入していた、以下の本が届いた。 これは僕も知らなかったレアな楽器が満載であり、暇な時に眺めるには最高な本をゲットできたようだ。(^_^)

2021年12月14日(火)

今日は4-5限に「基礎演習E」がある日であり、支援しそうな学生には「アポを早めに」とメイルしてみて1日が始まった。 昨日の「Mozzi高速化」については、6チャンネルのMozziAnalogRead()を格納するinput_data[]を広域変数の配列として、それを毎回ループで回していたのをローカル配列にしたことで画期的に速くなったものの、それ以外についてはほとんど影響ナシという結果だった。 しかし、この配列input_data[]を全て普通のint変数にバラす・・・という可能性がまだあった事に気付いて、朝イチで実験してみたのが以下のスクリーンショットである。

結果としては、「影響ナシ。高速化されず(;_;)」ということになった。 当面、FMパラメータを実験するArduinoスケッチとしては「NO.2」を使って、調べるMax8パッチは当初のものを使う、という経験則がこれにて決定した。 次のテーマとしては、ArduinoUNOだった実験をNANOとかNanoEveryに、さらには出来ればSeeeduinoXIAOでもやってみたいというところだが、まぁこれは冬休みのお楽しみにとっておこうか。

そして「基礎演習E」でのmp3再生シールドを調べて Sparkfun のサイトに行き、国内在庫を調べるためにスイッチサイエンスに行ったところで見つけたのが、上の DFR0299 という「DFPlayer - A Mini MP3 Player For Arduino」である。 なんと 秋月電子 で1050円、 スイッチサイエンス では825円だった。 データシート を見た感じでもしっかりしているようなので、さっそくSUAC取引業者に発注してみた。 Arduino対応のライブラリはGitHubにあるようだが、アンプ内蔵、そしてスタンドアロンも出来るようなので、簡単なサウンドインスタレーションであれば、これを活用すると「Arduino抜き」で実現できてしまう可能性がある。

僕はBluetoothのサウンドというのを基本的に信じていない(^_^;)ので、出張中にiPodTouchで音楽を聴くのも、Apple純正イアホンを愛用していて、あの「耳からうどん」は使っていなかった。 それがどうも、最近では「耳うどん」からケーブルのある古典的なイアホンに回帰している・・・という上のような記事(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)があった。 まぁ、Computer Musicの世界ではもう40年以上もずっと常識なのだが、「有線"Wired"こそ大事」なのだ。 ・・・と書いていたら、 Jeff Beckの"Wired" をまた久しぶりに聴きたくなってきたので、3限のお仕事中はこれをずっと鳴らしていることにした。 まったく、いい時代である(^_^)。
そして4-5限の「基礎演習E」では、5人が交代に1106にやってきて、あれこれ作戦会議などを進めた。 いよいよこの時期の到来となったのだ。

2021年12月15日(水)

水曜日、今年「ラス前」のゼミの日である。 北京の王さんはCOVID-19のブースター接種で「お休み」の連絡が来ているが、今週はZOOMの理子ちゃんを含めてあとは全員が参加の予定となっている。 サーバ業者からは「緊急メンテナンス」という連絡も届いて、どうも今日の00:00から明日の19:00までのどこかで「サーバの再起動が1回発生し、サーバは最大で30分間停止します」とのことで、いやー困ったことだ・・・と思っていたら、朝イチ8時台の作業中に[nagasm.org]が止まっていたので、2限のゼミまでには終了してくれそうだ。
今朝はふと思い付いて、以下のように2台のコンピュータ画面では謎の作業が続いているが、これは昨日の作業からの継続でもある。 謎なのだが、お仕事Mac miniでは以下の上画面のように、SeeeduinoXIAOでエラーが出てコンパイル出来ないので、File Shareingをかけて、エラーの起きないM1MacBookAirからリモート接続して、そちらのSeeedinoライブラリを全部コピーして置換してみよう・・・という実験なのだ。 881MBの転送には10数分かかり、その合間にAppStoreからは「GarageBandとXcodeをUpdateしてよ」と問い合わせされたりして、なんか騒然としている。

そして、ダメ元でやってみたこの実験が、なんと上手く成功してしまった(^_^)。 場所は、隠しディレクトリである「~/Library/Arduino15/packages/」以下にある「Seeeduino」ディレクトリなのだが、以下のように、これまであれこれライブラリをインストールして2.39GBにもなっていた全体をSeeeduino_oldとリネームしておいて、M1MacBookAirからコピーしてきた882MBにマルマル置換したところ、コンパイルエラーが起きずに無事にSeeeduinoXIAOへの書き込みに成功した。 成功したからには、混乱の元なので「Seeeduino_old」は一気に削除であり、なんだかスッキリした。

これは大いなる進展で、これまで「SeeeduinoXIAOのプログラミングだけはお仕事Mac miniでなくM1MacBookAirで行う」としてきたルールが解除されて、全てのArduinoの実験をお仕事Mac miniで出来るようになったのだ。 「ダメ元」でやってみた実験だったが、やはり、やってみるものだ。 ・・・とやっているうちに、止まっていたサーバも無事にリブートして再開したようで、まだ午前9時前なのだが、なんだか今日はスタートから快調なのだった。
こうなれば次の実験は、このSeeeduinoXIAOにMozziを走らせることである・・・と調べ始めてみたが、これはアッサリと「無理」が判明した(^_^;)。 Mozziのページ にあった GitHubのMozziのページ に行ってみると、「Quick Start」の下にあった「Mozzi対応Arduinoの出力ピンの表」は拡充されていたが、ここにSeeeduinoXIAOは無かった。 そしてこのページの下の方の「Hardware specific notes」を見ると、要するにMozziは特定のCPUコアに対して開発されていて、「STM32(duino)」・「Teensy 3.0/3.1/3.2/3.4/3.5/LC」・「Teensy 4.0/4.1」・「ESP8266」・「ESP32」に対応しているのだった。 一方、 SeeeduinoXIAOのページ の冒頭には、CPUとして「Powerful CPU: ARM Cortex-M0+ 32bit 48MHz microcontroller(SAMD21G18)」とあった。 これで、「MozziGuts.h」や「Oscil.h」をイジれば何とかならないか・・・という希望は完全に打ち砕かれてしまった。

2限のゼミは上のようにそれぞれの進捗などを交換して このように 快調に進んだ。 ちなみに(リンク切れするが)全45分の記録動画は これ である。 ARMのmbed developerサイトからは、「Keil Studio Cloud introduction and Mbed Online Compiler retirement」という不穏なメイルが届いた。 どうやらこれまでのオンラインIDEはいずれリタイアして、GitHubと結び付いた新しいIDEでユーザを縛るという模様である。 とりあえずチラッと眺めてみた感じでは、ますます使いにくくなった印象なのだが(^_^;)、とりあえず「old version」で過去のコンパイルは出来たので、しばらくは様子見することにしよう。 mbedの開発は、Arduino陣営でも取り込みに向けて進めているので、まだ片方に即決するのは時期尚早なのだ。

4限には「メディア数理造形演習」の松下さんがやってきて、先週は このように 光センサの反応がいまいち芳しくなかったのに対して、 このように ビームタイプの光源に強化することでほぼ問題を解決できた。 これで金曜日には新たなところに進めることになった。

2021年12月16日(木)

今日は午前の1-2限が「インタラクティブプロダクト演習」であり、学生それぞれの作品制作企画がまとまる週である。 五十川くんは「3次元加速度センサ+ArduinoMicro」のMIDI情報を受けて、自分が弾くギターのエフェクトをライブ・コントロールするという意欲的な企画で、これは絶対に「支援」である。 東本くんはネットの制作例を参考に、「プッシュスイッチを並べた鍵盤でArduinoはピッチに対応したブザー音?GMシールド?を鳴らす」というピアノを、木工のピアノ的な筐体までレーザープリンタで全て自力で制作するという企画案を持ってきた。 しかしピアノは低音域が左側なので響板/筐体も左側の方が長いという常識に対して、なんとイメージイラストの左右が反対だった(^_^;)。 ちょっと心配はあるものの、以下のようにちょうどそのまんま(というか性能はずっと上)の電子工作キットを紹介した上で、敢えての制作に対して「頑張れ」と送り出した。

  

  

そして五十川くんのために「3次元加速度センサの載ったArduinoMicro」を作って提供し、さらに合間には以下のように このように タミヤのギアボックスキットを作ったりしたのだが、そこで気付いたのが、「ラック&ピニオン」のキットがようやく届いたものの、肝心のベースとなるキットがメーカ在庫切れで入手できていない・・・という事実だった。 これでは肝心の「ラック&ピニオン」が作れないと知って、慌ててAmazonに行ったがこちらも「在庫なし」となっていて、仕方なく楽天ショップから行ったJoshinショップで注文してみたが、果たしていつ届くかは不明である。

2021年12月17日(金)

もう週末である。 角膜上皮剥離性糜爛の後遺症で通院していよいよマル2年になろうとしているが、復活した保護用ソフトコンタクトレンズに守られつつ、左目の視力は0.5と遅々とした回復状況のまま越年となりそうだ。 ふと思い付いて「静岡県と沖縄県を同じスケールで並べて比較したい」というのを実験してみたが、2つのウインドウを開くと両方の縮尺が微妙にズレで比較できなかったが、「くらべ地図」というサイトによって、以下のように並べて比較できた。 沖縄本島を端から端までドライブすると、浜松から静岡のちょっと先まで行く感じなのだ、と初めて知った。

そして午前中から昼休みを挟んで1時間半ほどで、今度はArduinoNanoを使って このように MozziのFMサウンドを実験/試作するための「2号機」を完成させた。 出来上がってから気付いたのだが、A0〜A5までのボリュームの並びが、ArduinoUNOで作った「1号機」と逆順になっている(^_^;)というバグがあったが、こういうのは「ソフトで尻拭いする」というのが業界の常識であり、迷うことなくそのように対策をとった。 つまり、Arduinoスケッチとして「_rev」というバージョンを作り、シリアルモニタに115200で表示する6個のアナログ入力値を逆順にして「A0からA5」まで、正しいように見せかける、ということである。 リスト冒頭に「(rev) 」と表示することで注意喚起しているので、まぁ、これで何とかなるだろう。

昨日には、発注していた SKU:DFR0299 の納品もあったので、こちらの実験にも取り掛からないといけない。 このページをチラッと見た感じでは、3つあるモードのうち、まずは「3. I/O Mode」で実験して、その後にシリアル制御の「1. Serial Mode」を試す・・・という感じだろう。 小型の基板なので、ここはSeeeduinoXIAOと組み合わせたいところだが、それだと高精度のD/Aコンバータがあるので、「2. AD KEY Mode」の入力に可変電圧を与える、という技が使えるかもしれない。

そして4-5限の「メディア数理造形演習」が始まったが、途中で研究室に戻って、実験のために上のような図をプリントしていたら、「愛知県東部に暴風警報」というのが流れてきて、これはSUACではルールで「そこで休講」ということになり、なんとも今年最後の講義は途中の5限前で打ち切りとなってしまった。 僕の SKU:DFR0299 の実験も今後に持ち越しである。(^_^;)

2021年12月20日(月)

一昨日のJoyJoyヒトカラは先週の反省を踏まえて、声帯の状態を考慮したペース配分でほぼ最良の状態を続けつつ6時間65曲(濃いめ)を完走できた。 今週は水曜日のゼミが今年最終講義日ということで、月曜と火曜にはアポが入っているが、後半の木曜日は「共通テスト監督者説明会」という気が重い会議があるだけであり、12/24(金)はせっかくなので振休を取って冬休みモード(12/29と12/31にも予定)のヒトカラを予約している。

今日は午後に「インタラクティブプロダクト演習」の学生のアポがあるので、午前から宿題だった SKU:DFR0299 の実験に取り掛かった。 上のようにマイクロSDカードに0001.mp3から連番でmp3ファイルを入れて、勝手に裏で作られている邪悪なファイルを消せば準備完了である。 そして このように 作業を進めたのだが、実はドキュメントをきちんと読んでいなかったためにSeeeduinoXIAOを昇天させる(^_^;)というミスもしたものの、最終的には無事にArduinoUNO(秋月電子の互換機)での動作を確認できた。 以下が備忘録としての「 SKU:DFR0299 の使い方」である。

  

これでMozziと並んで、ArduinoUNOにmp3シールドを載せるという凡庸なシステムとちょっと違う、「Arduinoで音を出す」という道具立てが新たに確立したことになる。 3限のアポでは先週の金曜日に作った2台目の「Mozzi-FM機」を学生に貸し出して、パラメータの試行錯誤を勧めた。 そして明日の今年最後の「基礎演習E」に向けた学生のアポもどんどん埋まってきて、ようやく年末らしくなってきた。

  

その後、さらに明日の学生アポに向けて このように タミヤのギアボックスキット2種を組み立ててみたが、肝心のベースユニットがまだ届かない(業者経由は在庫なしで断念、楽天ショップのJOSHINも在庫問合せでキャンセル、最後はヤフオクでようやくゲット)ので、焦点の部分は冬休みの宿題となりそうな感じである。

そして帰宅間際には、「メディア数理造形演習」の松下さんから、「ここまで出来たので」と上の写真と共にアポのメイルが入って、水曜日の午後に予定が決まった。 こちらの作品も「SeeeduinoXIAO+3軸加速度センサ」+「ArduinoMicro/MIDIUSB+12チャンネル光センサ」というなかなか意欲的なシステムなので、頑張って進めていきたい。

2021年12月21日(火)

明日にはゼミと午後の松下さんアポで今年も終わりそうな火曜日である。 今日は午後には既にアポがだいぶ埋まった「基礎演習E」があるが、まず朝イチでアポを入れたゼミの永井さんがやってきた。 先月に このように 予備的な実験をしていて、その5体の載る「台座」までを制作したところで、新しく採用した強力ネオジム磁石のテストと、新しく購入した導電ゴムの様子を見る・・・という、システムの実験としては実質的に「中核」となるところを このように 進めた。 収穫としては、以前から使っていた信越シリコーンの導電ゴムと違って、今回の導電ゴムはピンがまったく刺さらずに反発する・・・という新事実に直面したが、なんとか密着しての電極装着に成功した。 新しい円筒形のネオジム磁石(8mmφ×8mm)は相当に強力であり、作品では「舞台」部分に厚みのある材料を使うことも確認できた。 途中では永井さんの造形イメージスケッチから、僕がロシアでゲットしてきたマトリューシカ(10段!)などに脱線した(^_^;)ものの、作品に向けての大きなステップとなった。

  

そして4-5限の「基礎演習E」の時間には、「1106にやってくる」30分間の時間枠を貼り出して、 このように 次々にやってくる学生たちに対応した。 ニトリで買ってきた目覚まし時計をいきなりバラして半田付けしてケーブルを引き出して・・・という改造も無事に出来て、なかなか冴えた時間となった。 それぞれの作品に向けての支援というのは、なかなか手応えがあるお仕事なのだ。

  

2021年12月22日(水)

今年最終講義日、ゼミの日である。 2限のゼミは2人の欠席連絡(進捗データあり)を受けて、以下のようにそれぞれの進捗などを交換して このように 快調に進んだ。 ちなみに(リンク切れするが)全45分の記録動画は これ である。

3限までには、これまで書き進めていた、3月の情報処理学会全国大会の予稿を このように 書き上げて学会に送ってしまった。 まぁ2ページなのでこんなもんであり、あとは当日勝負なので、何としても松山に行きたい。 ハイブリッドだからと旅程をキャンセルしてZOOMになるようなら、当日発表キャンセルでも仕方ない。 そして組み立てアトリエに行って、 このように 頑張っているゼミの理子ちゃんを記録してきた。 最終的にどんな卒業制作になるのかは、まだ誰にもわからない。

さらに午後には、「メディア数理造形演習」の松下さんのアポがあり、これまでに制作した2つのArduinoからのセンサ情報を統合して、造形にプロジェクションマッピングするための映像をスイッチングして投射するMax8パッチの雛形をサッと作って手渡した。 今後のステップとしては、本番を想定した街並みの造形と、最大12種類のプロジェクション動画の編集制作・・・というなかなか大変な作業がある事がしっかりと判明してきた。
そして夕方には、会場となるマルチメディア室の予約とともに SUACメディアデザインウィーク2022 「スケッチング(物理コンピューティング)」ワークショップ 参加者募集 というページを完成させて、まずは「メディア数理造形演習」の学生に、さらにゼミの清水さんと王さん、そして過去のワークショップ参加者などにこの情報を伝えた。 果たしてどのようになるかは、まだ不明/未定のままである。

2021年12月23日(木)

学生たちが後期集中講義期間に突入したこの日は、午後に「共通テスト監督者打合せ」という会議があるだけの日で、僕にとってはいよいよ冬休みのあれこれ仕込み期間に突入したことになる。 「スケッチング(物理コンピューティング)」ワークショップ 参加者募集 に対しては、早くもゼミの王さんと東本クンから参加申し込みのメイルが届いていた。 とりあえず今日は、最大の宿題である「タミヤのギア」シリーズとの格闘から・・・と思っていたら、同じプラモねたで「原寸のかっぱ巻きを1粒ずつのお米のパーツを貼り付けて作る」というトンデモ系の商品の情報が届いた。

さすがにこれをピンセットで作っていくような暇は無いので軽くスルーしたものの、こういうのを実際に商品として出すというのは大したものである。 さらに、「この図の中に曲がったモノを探そう」という以下のような新しい錯視図形の情報も届いた。 どこにも曲線が無いのに、視線を彷徨わせてみると、緑の「道」みたいなところが視界の淵あたりで見事に曲がってくるし、クリックして出てくる拡大図だけでなく、この縮小図(サムネイル)でもしっかり曲がりまくっている(^_^;)。 素晴らしい錯視図形であり、また来年の「音楽情報科学」に向けた新ネタとなった。

その後、 「スケッチング(物理コンピューティング)」ワークショップ 参加者募集 に、ゼミ卒業生で現在は茨城大学の博士課程に進んでいる馬ブンさんからも、前回に続いて参加申し込みのメイルが届いた。 今回はZOOMとなるが、活躍する先輩が現在の学生と交流するというのも、いいものだ(^_^)。 そして午後には、COVID-19のためになかなか計画のように進まないSUAC特別研究の来年度の申請について、あれこれ考えつつ書類作りに着手した。 「現場での確認」という最大のステップに着手できないのが辛いのだが、ここは何とかして研究を進めていきたいものだ。

2021年12月24日(金)

昨日の「共通テスト監督者打合せ」会議が終わって1106研究室に戻ってみると、 「スケッチング(物理コンピューティング)」ワークショップ 参加者募集 への参加申し込みとして、東本クンに続いて「メディア数理造形演習」の吉田さんからのメイルが届いていた。 彼女の作品はぜひ、参加者に見せたかったので、これは朗報である。(^_^)

そして昨日のうちに届いていたものの速攻で帰宅(耳鼻科通院)していたために今日ここに書くのだが、明治大学の宮下芳明先生が作っていた「料理の味を再現するディスプレイ」が公開された、という こんな記事 のニュースが届いた。 実はこのシステムは、緊急事態宣言が明けた10月初旬に 19ヶ月ぶりの出張 として東京に行った際に宮下研究室を訪問した時に、製作途上のいい感じのブツが置かれていて写真に撮ったのだが、「まだ発表前なので」ということでこれまで伏せていたのだった。 伏せていた写真4枚、そして晩に繰り出した歌舞伎町の某所も全て写っているノーカット版は こちら なのだが、このURLはここだけの話として、以下にカットしていた宮下研の写真を置いておこう。

そして午前のお仕事(メイルチェック、ニュースチェック、書類作成切り貼り事務仕事)を始めたが、ふとVivaldiでAbema将棋チャンネルを見てみると、以下のように「竜王戦1組ランキング戦」ということで、「豊島vs渡辺」という豪華な対局の直前だった。 去年までと違って「無冠」になってしまった豊島九段と、これから藤井四冠と対局してタイトルが減りそうな渡辺名人との対局だが、なんと「現場のライブカメラだけ」、つまり将棋ファンが期待している「解説」と「利き手」がナシの、静かな静かなライヴ中継である。 隣(画面手前)では、放送すらされない別の棋士のランキング戦の対局も行われている模様だ。 藤井四冠の対局であれば全て「解説」と「利き手」がいるのに対して、なんとも対照的な扱いであり、つまりはこれが「ビジネス」なのだった。

午前〜午後にかけて、書類作成のために整理・調査しているうちに、緊急事態宣言が明けた10月下旬に行った 20ヶ月ぶりの京都/奈良 の出張で奈良学園大の辻下先生からいただいた、以下の「認知神経リハビリテーション学会学術集会」のProceedingsを読みかけていた事を思い出し、そこからネットで数本の論文をゲットして、さらに関連書籍として以下の本をAmazonに注文することになった。

「日々是勉強」というのは正にこのことで、お仕事に関して新しい知見に触れてそれがまたお仕事の発展に役立つ・・・というループを生きる日々というのは幸せなことである。 その後も、駒音だけが鳴るという静かな「豊島vs渡辺」の対局画面を壁紙として、プリントアウトをハサミで切ってPITで貼る・・・という前時代的な作業によってのいつもの書類作成を続けて、対局の行方は不明なまま午後2時過ぎには帰宅となった。 今日はクリスマスイヴというのも関係なく、いつものヒトカラ6時間でJoyJoyに向かうためである。

2021年12月25日(土)

昨日、書いていた明治大学の宮下芳明先生の「料理の味を再現するディスプレイ」のデモYouTube動画は これ である。
その昨日のJoyJoyヒトカラは6時間で69曲を完走。前週と前々週と3週連続で「カブり無し」の計203曲となったが、来週水曜は新しくプリントした リスト を持参するので、今回のトライはここまでとなった。 そのヒトカラ中に僕のガラケーに届いたSMSは「お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。下記よりご確認ください」といういつもの アレ だったが、今日の午後にもまた同じSMSが届いた。 スグに消したもののURLのドメインで「duckdns」というのを覚えていたのでYAHOOで検索してみると、 こんな解説 のページに行き着いて、「duckdns」というのを新たに知ることとなった。 まぁ、僕のガラケーはインターネット接続しないように設定しているので、せっかくの詐欺SMSもクリック出来ないので関係ないのだが、まだしばらくは届きそうである。

「大友克洋監督の『大友克洋全集』が発売されることを記念して、アニメーション映画『AKIRA』(1988)が、YouTubeチャンネル『フル☆アニメTV』にて、24日から28日まで期間限定で無料公開されている。『AKIRA』は、第三次世界大戦による新型爆弾の投下から復興しつつある2019年のネオ東京が舞台にした大ヒットコミックを、原作者である大友監督の手でアニメーション映画化したもの。2020年には、4KリマスターがIMAXシアターで上映されたことでも話題となった」というニュースも流れてきたので、出来るかどうか、 ここ から360pと720pで2時間ほどかけてダウンロードしているのだが、これを観るかどうかというのは別である。 ちょうど今年、 この日記のPart11 の「2021年9月5日(日)」のところで、25年ぶりに原作(漫画)の6冊を一気に完読したところだった。 それがアニメ映画を観てガッカリするのも嫌なので、しばらく塩漬けしておきそうだ。

2021年12月26日(日)

素晴らしく充実した休日となった。 終日かかって、自宅にAmazonから届いていた この本 を一気に読んだ、というのがその全てなのだが、これはここ10年ほどの勉強の成果を実感する幸せな時間となった。 途中に出てきた"Science"誌の Hearing sounds, understanding actions: action representation in mirror neurons という論文を(ゼミの清水さん作品にも関係しそうなので)購入しようと思ったが、ユーザ登録とかがえらく面倒なのでパスしてAbstractだけDeepL翻訳に投げたのが以下である。
物体に関連する多くの動作は、その音で認識することができます。私たちは、サルの運動前野で、動物が特定の動作をしたとき、それに関連する音を
聞いたときに放電するニューロンを発見しました。また、サルが同じ行動を観察しているときにも、ほとんどのニューロンが放電しています。これらの
聴覚・視覚ミラーニューロンは、動作が行われたか、聞かれたか、見られたかに関係なく、動作をコード化します。このサルのブローカ野のホモログに
おける発見は、言語の起源を明らかにするかもしれない。視聴覚ミラーニューロンは、抽象的な内容(行動の意味)をコード化し、その内容に対して
人間の言語特有の聴覚的アクセスを持つのである。
もし10年前に この本 (初版が2019年9月なので10年前には存在していなかったが)を読んだとしたら、僕には端から端まで全くどこも理解できない、とんでもなく難解な本だったのだが、今の僕にはサクサクと小気味よく入って来たことに驚いた。 全7章のそれぞれ第1節には関連した「哲学」が紹介されていて、デカルト・フッサール・メルロポンティ・ギャラガー・ハイデガー・ギブソン・ダマシオ・アンリ・ジェームズ・レヴィナス・ブーバー・ポランニー・デネット・リクールなど錚々たる人々の難解なお話があるのだが、一部は初めての名前もあったにせよ、その大部分がここ10年近くの勉強によって自分の血となり肉となっていたことで、さっくりと読めてしまったのだ。 そして一読しただけでおそらく10件以上、これから実験したい事、講義で紹介したい事、試作してみたい事、学会発表してみたい事などが浮かんできたのである。
さらに関連して検索しているうちに、かつて「内受容感覚」の勉強で出会った重要な論文2本が載っていた「心理学評論」とまたまた久しぶりに出会ってしまった。 そして このページ から、論文15本(合計133ページ)をゲットしてプリントし、この年末年始の勉強の材料となった。 たまたま10月に辻下先生からいただいた「認知神経リハビリテーション学会学術集会」のProceedingsの論文を契機として新しく始まったテーマ「We-mode認知」であるが、これはどうも、ここから何年も自分の中で発展していきそうな予感がある。

2021年12月27日(月)

午前中には日本時間学会の理事会があり、「国際時間学会ISST2022は翌年2023に延期」(ISSTからの依頼)がまず決まり、さらに2023年の大会についての議論が進んだ。 まぁ、オンサイトは論外で、ハイブリッドも色々と大変ということで、結論としてはほぼ想定内の「2023年もオンライン」ということになった。 午後には1106研究室のMax8の入っているMac8台全てを最新のUniversal Max8.2.1に上げて(ついでにWindowsもMax8にして)、モバイルWiFiルータからライセンス確認して、年末のお片付けを完了した。 さらに午後には、今年最後のお仕事となる、受託研究の某X社とのZOOMミーティングがあった。

ネットニュースからは、「電気自動車のテスラ・モデルSのオーナーが、バッテリーの交換に2万ユーロ(約260万円)もかかるといわれたことから、爆破専門YouTuberであるPommijatkatからの協力を得て、およそ30kgのダイナマイトで愛車を爆破するムービーが公開されています」という ニュース が流れてきて、 このような なかなかファンキーな動画をゲットすることが出来た。 日本国内でも、先進的な姿勢でこれまでにEVを購入した人は、バッテリ交換が出来ないとか交換がものすごく高価だとか、バッテリの劣化で走行距離が低下して大変だとか、あまり表面化しないけれど色々とトラブルがあるらしい。 2012年の非線形問題研究会では、初めての 五島列島・福江島 に行って、レンタカーで初めてのEVを体験していたのだが、その頃からあまり問題は変わっていないのだ・・・と実感した。
夕方に音響学会から届いたのは、論文査読の第2回というものだったが、膨大に指摘したところをきちんと修正/補足した素晴らしい論文に仕上がっていたので、今度は「OK」と伝えた。 明日は午前に東本クン、午後に清水さんのアポがあるが、それで今年は仕事納めとなる予定で、次回のこの日記の再開は新年になりそうである。

2021年12月31日(金)

日頃は自宅にはパソコンもネット環境も置かないので、1106研究室から帰宅すればネットから途絶するのだが、年末年始は去年に続いてモバイルWiFiルータをレンタルして大晦日に「ももクロ紅白」をAbemaTVで視聴するために自宅に出張用MacBookAirを持ち帰ってきた。 そんな一昨日の12月29日、午後からJoyJoyヒトカラ歌い納め6時間67曲に行って帰宅した夜にメイルをチェックすると、ゼミ見習いの2回生・東本クンから届いていたメイルは、以下の2枚の写真と共に「表面のはんだ付けし終わりました。裏面は鈴メッキ線ではんだ付けするべきですか?」というものだった。

  

東本クンは「メディア数理造形演習」では[Kinect+Processing]での[画像認識+パーティクル生成]のインスタレーションに挑戦しつつ、「インタラクティブプロダクト演習」ではArduinoの実験キットや部品などを仕入れて自力でピアノを作るということで、敢えて僕は手を出さずに製作を見守っているところである。 前日12/28にはアポを入れて1106にやってきて、僕は半田付けのポイントを見せたり、リード線をカットしてハンダメッキすること、スズメッキ線という存在などを紹介したところだったので、この年末年始は半田付け三昧となっている模様だ。 そこで以下のように返信すると、「ありがとうございます!!やってみます!」というのが深夜に返ってきた。

長嶋です。写真を拝見しました。

Arduinoに3枚の基板が増設されています。まず大切なのは、以下のチェックをする前にUSBとか電源を繋がないように
注意して下さい。これはベテランの僕も現在でも必ず注意する事です。これをしないと、それぞれの基板上の部品が壊れたり、
最悪は繋がれているパソコンを壊します。

===========================
●チェックすること

(1)ArduinoのGNDと、それぞれの基板のGNDとを繋ぐ。
回路図はGNDは省略されているものの、それぞれのGNDが繋がれていないと正しく動作しない。

(2)Arduinoの「+5V」と、それぞれの基板の「+5V」とを繋ぐ。
回路図は+5Vは省略されているものの、それぞれの+5Vが繋がれていないと正しく動作しない。

(3)上の(1)と(2)が確認できた後で、テスターを使って「+5V」ラインと「GND」との間のショートチェックする。
どこかで間違えていると、+5VラインとGNDがショート(抵抗がほぼ0Ωとか1Ωになっている状態)していることはよくある。

(4)上の(3)の電源とGNDがショートしていない事を確認してから、初めて電源(USB)を繋ぐ。
これをきちんとしないと、電源ユニットや、最悪はパソコンのUSBポートやパソコンのマザーボードが破損する。
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それぞれの基板の裏面の配線ですが、スズメッキ線であっても他のリード線であってもどちらでも構いません。
それぞれの基板同士をまたぐところにスズメッキ線を使うのは、接触のトラブルがあるので避けて下さい。
この記録を年明けに研究室に出てから追記せずに自宅で年末年始というのに書いた(実際にWebに上げたのは新年1月3日)のは、明日に放送される「格付けチェック2022元日」の前哨戦としていつも大晦日の午前に放送している「格付けチェック2021元日」をぼーっと眺めているところに、わざわざ年末に日本音楽即興学会から3本、芸術科学会から1本、とどんどん消せないメイルが届いて溜まってきたためである。 去年はCOVID-19で断念したが、今年は博多から長男が久しぶりに帰省して、静岡空港に迎えに行った次男と一家揃って昼に年越し蕎麦をいただき、午後には息子たちとJoyJoyサンカラに行き、「笑ってはいけない」の無くなった晩はももクロ紅白で年越しした。
      • 2021年12月4日(土) 6時間 62曲
      • 2021年12月11日(土) 6時間 69曲
      • 2021年12月18日(土) 6時間 65曲
      • 2021年12月24日(金) 6時間 69曲
      • 2021年12月29日(水) 4時間 14曲 ※息子2人とサンカラ
上は今月のJoyJoy記録であり、先月の記録は この日記のPart11 の「2021年11月28日(日)」のところに、10月の記録も同じ この日記のPart11 の「2021年10月31日(日)」のところにあり、それ以前の過去の記録は ここ に全部ある。

2022年1月5日(水)

新年になってもう3日目だが、ようやくこの日記を追記する時間ができた。 一昨日の1月3日には、いよいよ調達した部品が届いたので このように まずはラック&ピニオンギアをユニバーサルボード上に組み立てて、さらにモータ制御にTA7291Pが使えそうだ・・・というところまで、空中配線のバラックで動作確認できた。

  

そして昨日の1月4日には、午前にアポの入っていたゼミ4回生の永井さんが曜日変更でキャンセル、さらに午後にアポの入っていたゼミ3回生の清水さんの相談に対応するのが1時間ちょっとで完了した、その残りの全ての時間を使って、 このように 組み込みボード上にArduinoNanoとTA7291P、さらに開発用のプッシュボタン2個でモータの前進と後退をテストしつつ、 このように とりあえずリミットスイッチに進むまでの動作を実現するところまで行き着いた。

  

そして今日は朝イチで眼科通院した後の午前から昼過ぎまでかけて、 このように リミットスイッチの動作を含めて、さらに過去に作ったCyberKendangのマイク部分を切り出して(コネクタにより今後も使用可能)アナログ入力に繋ぎ、さらにスレショルド設定の半固定VRと「おまけ」の2個のブルーLEDを取り付けた。 そして遂に、 このように 「基礎演習E」の山崎さんに依頼されていた、「手を叩くとその音でビスケットを押し出す」というメカが完成した(^_^)。

  

今日は振休を出しているので、この情報を山崎さんにメイルしたら帰宅して、新年初歌いのJoyJoyヒトカラに向かう予定である。 沖縄のオミクロン株の大流行で、どうも今月下旬の琉球大への出張はもはや風前の灯となりつつあるが、まずは足元の「やるべき事」を片付けていくしかない。

2022年1月6日(木)

昨日のJoyJoyヒトカラ6時間は、長めの曲(「さとうきび畑」とか「Stairway To Heaven」とか)があったためか曲数がやや少なく、しかし「濃い」全59曲を完走した。 今週末には日本音楽即興学会の大会が近付いてきて、 抄録(予稿集) とかZOOM接続情報などが届いてきたが、発表の準備は前日の土曜日と決めている。 今日はとりあえず、昨日までの3日間で完成したシステムの詳細について、備忘録としてここにメモすることから始めよう。

上が今回使ったもので、 このように 作った「シングルギアボックス」(ギヤ比 344.2:1, トルク 2276 gf・cm, 回転数 38rpm)であり、 ここ で作った2種類のものは使用しなかった。

  

上(左)がメーカ在庫切れのためヤフオクで仕入れた「ユニバーサルプレート」であり、ここに上(右)の「ラック&ピニオンギアセット」を組み合わせて「並進運動」を実現するという構想である。 そして このように 製作していき、上(下)のようにとりあえず往復運動の枠組みが完成したが、このままだと端まで進んだ直前でモーターを止めないとピニオンギアが悲鳴を上げて壊れてしまうことになる(^_^;)。

  

そこで上(左)のように、まずは空中配線で、上(右)のモーター制御IC「TA7291P」(データシートはこれ)で方向制御できるかどうか、やってみた。 回路図(最終的にArduinoまで含めたもの)は上(下)のようなものであり、モータ電源(Vs)はなんと+3Vである。 モータの直流抵抗が約1.5Ωであり、TA7291P内の電圧降下が実測でほぼ1.5Vなので、通常は3Vで駆動するモーターを半分の1.5Vで低速回転させて、それをさらにギアボックスで低速化することで、まずまずピニオンギアがしずしずと動いてくれた。

        

        

翌日(1月4日)の作業は このように 進んだが、Arduinoで制御する段取りより前に必要となるのは、まずOMRONのマイクロレバースイッチをリミットスイッチとして配置して、ピニオンギアが端の付近に来たところを検出するところである。 上のような感じでとりあえずスイッチ2個をSCOTCH「超強力両面テープ」で固定した(→最終的にはエポキシで固めた)。 そして、ユニバーサル基板をカットして「ユニバーサルプレート」の下側に取り付けるためにドリルで穴あけしてから以下のように基板を配線し、Arduinoのアナログ入力(本来はマイク入力の1チャンネルだけ)に2個のプッシュスイッチを増設して、手作業で「リミットスイッチのふり」をして、 このように 動くところまで進展した。

  

そして昨日(1月5日)の作業は このように 進んだ。 集中して作業しているので、寝ている間にアルゴリズムは夢に出てきてほぼ完成していたので、最終的には以下のようなArduinoスケッチとなった。

int val, on_level, phase;

void motor_stop(){
  digitalWrite(4, LOW);
  digitalWrite(5, LOW);
}

int motor_pull(){
  val = digitalRead(3);
  if(val == 0){
    digitalWrite(4, HIGH);
    digitalWrite(5, LOW);
    return(0);
  }
  else{
    digitalWrite(4, LOW);
    digitalWrite(5, HIGH);
    delay(200);
    motor_stop();
    return(1);
  }
}

int motor_push(){
  val = digitalRead(2);
  if(val == 0){
    digitalWrite(4, LOW);
    digitalWrite(5, HIGH);
    return(0);
  }
  else{
    motor_stop();
    return(1);
  }
}

void setup() {
  pinMode(2, INPUT);  // push limit
  pinMode(3, INPUT);  // pull limit
  pinMode(4, OUTPUT); // in 1
  pinMode(5, OUTPUT); // in 2
  pinMode(6, OUTPUT); // LED 1
  pinMode(7, OUTPUT); // LED 2
  motor_stop();
  digitalWrite(6, LOW);
  digitalWrite(7, LOW);
  phase=0;
}

void loop() {
  on_level = analogRead(A3);
  switch(phase){
    case 0:
      val = motor_pull();
      if(val == 1){
        phase = 1;
        digitalWrite(6, LOW);
        digitalWrite(7, LOW);
      }
      else{
        delay(5);
      }
      break;
    case 1: // waiting for trigger
      val = 1023 - analogRead(A0);
      if(val > on_level){
        phase = 2;
        digitalWrite(6, HIGH);
        digitalWrite(7, HIGH);
      }
      break;
    case 2:
      val = motor_push();
      if(val == 1){
        phase = 0;
      }
      else{
        delay(5);
      }
      break;
  }
  delay(5);
}
マイクの部分は、NIME2007に入選してニューヨークで公演した作品 "Cyber Kendang" のために作った新楽器"Cyber Kendang"に取り付けてあったものを活用することにした。 2芯ケーブルをカットして中継コネクタを挟んで、今回のシステムからのラインも同じコネクタにすることで、切り替えつつ両方で使用するという作戦である。 シリアルモニタで計測してみたところ、このマイク信号は中央値(512)付近から、音圧に対応して数値が下がるような仕様だったので、上のスケッチでは「val = 1023 - analogRead(A0);」としてある。 そして、さらに新たに以下のように半固定抵抗をアナログ入力に接続して、その値を閾値として動作するようにしたので、マイク感度を変更したい場合に、Arduinoスケッチはそのまま変更せず、この半固定抵抗だけマイナスドライバーで回して変更すればいい。

  

こうして完成したシステムの動作が これ であり、メイルで連絡した山崎さんは日曜日に取りに来ることになった。 ここから造形に進んで、作品が構想通りに制作できるかどうか、楽しみに見守りたい。

2022年1月7日(金)

COVID-19オミクロン株のために沖縄県・山口県・広島県に「蔓延防止等重点措置」が出る・・・という局面となったために、潔くフライトとホテルとレンタカーをキャンセルして1日が始まった。 以下のキャンセル費用(払戻手数料880円、取消手数料5,980円)はいずれ、研究費から出せるらしい。 「2年ぶりの沖縄」の夢は儚く消えた。(;_;)

そして午前にはゼミの永井さんがやってきて、 このように 卒業制作のための仕込みの続きを進めた。 5体の造形の台座の部分は綺麗に仕上がってきたので、今回は5体を識別するために、導電ゴム電極をつなぐ5種類の抵抗を、実測しながら決めていった。 ここからさらに、ステージ/全体部分の造形があり、台座に乗っかる5体のキャラクタの造形があり、さらに5パートmixの音楽データ(5体のうちどれが載っているか、に対応して計31曲分のmp3)を作成する、という膨大な仕事が待ち構えているのだ。

午後には、いよいよ最後に残ってきた懸案として、学内の特別研究の申請書類の作成作業に取り掛かった。 サッサと片付けてしまいたいものの、これはまだまだ来週まで続く予感がある。

【重要】NC-MBE-MICT-NLP合同研究会・開催形態変更のお知らせ

各研究会の幹事団で慎重に検討した結果、新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑みて、
1/21(金)〜23(日)に開催されますNC-MBE-MICT-NLP合同研究会を
【ハイブリッド開催もしくは完全オンライン開催】へ変更を検討しておりますことをお知らせいたします。

沖縄に発令されますまん延防止等重点措置の内容、および、それに伴う沖縄県からの要請内容を検討後、
ハイブリッド開催とするか、完全オンライン開催とするかを決定し、近日中に改めて連絡いたします。

※ハイブリッド開催とした場合、参加者制限を行う可能性がありますこと、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
※緊急事態宣言が発令された場合には完全オンライン開催へ移行いたします。
そして夕方には、遂に上のようなメイルが届いた。 さすがのNLPでもCOVID-19[オミクロン]の直撃には耐えられないのだ。 まぁ、ハイブリッドにしてもどうせオンライン参加にするしかないので、これは完全に想定内のことであり、朝のうちに全て旅程をキャンセルしていたのは正解ということだった。

2022年1月8日(土)

昨日の今日、というのはこういう事だろう。 朝イチで研究室に出てみると、コピペ一部修正の以下のようなメイル(昨日の夕方のメイルの2時間半後に発信)が届いていた。 まさに想定内の展開であり、沖縄に行けない(;_;)となれば、自分の発表時間帯の他は密かにトンズラする可能性も出てきた。
【重要】NC-MBE-MICT-NLP合同研究会・完全オンライン開催のお知らせ

各研究会の幹事団で慎重に検討した結果、新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑みて、
1/21(金)〜23(日)に開催されますNC-MBE-MICT-NLP合同研究会につきまして、たいへん残念ながら、
現地会場での参加者の受け入れを中止し、【完全オンライン開催】とすることを決定いたしました。

プログラム自体に変更はなく、全ての講演をオンラインでご聴講いただけます。
沖縄県にまん延防止等重点措置が適用される予定であること、また、沖縄の感染者数が日々増えており、かつ、
沖縄県から不要不急の県外との往来自粛要請が出ていること等をふまえまして、このような判断に至りました。

現地会場での研究会参加を楽しみにしておられた皆様には大変申し訳ございませんが、ご理解いただけますと幸いに存じます。
この日のテーマとしては、明日の日本音楽即興学会大会での発表の準備というよりも、ここ2年近くZOOMのオンライン学会で約20回ほど発表してきた中で何度も遭遇してきたトラブルの原因と対策を確立することが最大の目標となった。 それはつまり「ZOOMとMax8/QuickTime/Firefoxとの相性の悪さ」というものである。 これまで何度も、リハーサルまで上手くいっていたのに何故か本番でZOOMの向こうで「音が出ない」というトラブルに悩まされてきていて、いまだ解決してしなかったのだ。
そこで今日は本腰を入れて、お仕事Mac miniからZOOMのホストとなって開設したミーティングに研究室のMacBookAirから接続して、つまり自分が発表者とZOOMミーティング参加者との両方を体験しつつ、設定関係の試行錯誤を繰り返して法則性を見出そうとした。 設定項目としては「ZOOMのAudio設定」・「Macのサウンド設定」・「Max8のAudio Status」・「MacのAudio MIDI設定の中のAudio Devices設定」などがあり、この組み合わせの一部ではちゃんとMax8のサウンドやQuickTimePlayerのサウンドやFirefox内のmp3再生のサウンドがZOOMの相手に鳴ることがあるのだが、どうやっても確実な再現性で「必ず鳴る」という手順を見出せないまま、もうじき2年になるのである。 2時間ほどあれこれした結論としては、何ともアナログ(^_^;)な方法であるが、上のように対応することにした。 デスクトップには、Maxプロジェクトの"Risset Rhythm"ディレクトリのエイリアスと、YouTubeに置いた2回生の吉田さん作品(カエルバンド)の4本の動画 のオリジナルを並べて、あとは SUACインスタレーション(5)メディアアートにおけるサウンド素材のライヴ・サンプリング手法についての議論「Risset Rhythm」 温故知新「Risset Rhythm」 からの発展に向けて という4つのWebページのリンクをこの日記に置いただけで、肝心のプレゼンの中身は、もちろん即興学会なので、明日にぶっつけ本番のアドリブまで何も準備しないことにした。

2022年1月11日(火)

一昨日の1/9には無事に日本音楽即興学会大会1日目での発表を終え、昨日の1/10には昼まで2日目の大会に参加した後で帰宅してJoyJoyヒトカラ6時間67曲を完走した。 その即興学会大会の合間の内職で、ずっと懸案だったSUAC学内の特別研究への応募書類もなんとか書き上げて本日提出、これでやっと片の荷が下りて、残る今月の発表はいずれもオンラインで2件、「幻の沖縄」電子情報通信学会 非線形問題研究会と、その翌々日の情報処理学会 音楽情報科学研究会だけとなった。 今週末にはオミクロンで揺れる中の全国共通テストがあるが、今日からいよいよ後期の最終月間もスタートである。 朝イチで「棋譜データベース」に行き、昨日まで2日間の「藤井聡太 竜王 vs 渡辺明 王将 第71期王将戦七番勝負第1局」を眺めて 将棋の「名局」を体験しよう のページに追記したが、プロ棋士が驚いた86歩だけでなく、後半の戦いの凄さには参った。 去年の暮れに、日本音楽即興学会MLからの情報として「R. マリー・シェーファーの“The Thinking Ear”の日本語訳」というのが流れてきた。 公開されているサイトは これ であるが、えてして永続しないので上のように手元に置いてみた。 「2018年のJASMIM第10回大会のシンポジウムにゲストとして登壇していただいたジョン・コールさんが,梅崎由紀さんとともに,R. マリー・シェーファーの“The Thinking Ear”を日本語に翻訳しました」とのことで、「梅崎さんが『読むたびに音楽との関わり方について新たな発見がある』と仰っているように,たいへん示唆に富む内容です」とのことである。 これは今後、どこかで時間が作れたときに、一つ一つ噛み締めながら読んでみることにしよう。

そして4-5限の「基礎演習E」は、51人中48人がデータを提出してプレゼンを行った。 プレゼンの一部を並べてみた上のように、それぞれの作品は実際に完成したとしたら結構1回生としては凄いことになるのだが、果たしてどうなるか、ここから今月中の地獄がいよいよスタートする。

2022年1月12日(水)

新年最初のゼミの日である。 王将戦恒例「勝者の記念撮影」で藤井四冠がどういう格好をするのかと思っていたら、「乗り鉄」ということで天竜浜名湖鉄道での乗務員姿だった(^_^)。 そして東海道線が飛来物で止まっていて理子ちゃんが遅れるというメイルも届いた。

そして2限のゼミは上のようにそれぞれの進捗などを交換して このように 快調に進んだ。 ちなみに(リンク切れするが)全58分の記録動画は これ である。



さらにゼミの合間に清水さんに聞いたことで、吉田さん(カエルBAND)のMax8プログラミングの際に忘れていた「BEAPなどのcapsule化されたモジュールのバラし方」(かつて清水さんとやっていて発見した方法)を改めて連絡してもらって、上のようにBEAPモジュールを このように バラして自分なりに中身をカスタマイズするという「技」を再確認できた。 これはなかなか重要な整理である。
そして午後には見習いゼミの東本クンがやってきて、 このように あまりに悲惨な(えてしてパソコンを壊しかねない)ハンダ付けを改めるために、「リード線の剥き方」・「ハンダメッキの仕方」・「コネクタピンに繋ぐ」・「スズメッキ線での配線」などを見せて、さらに自分で練習する時間とした。 明日の「インタラクティブプロダクト演習」の時間にも練習を続けそうだが、ここできちんとしたハンダ付けを身に付けることは重要な修練となるだろう。

2022年1月18日(火)

日記としては先週の水曜日から6日が経過しているが、その間に以下のようにバタバタと過ごしてきていたので、ふと 「葉から芽」にまた花が咲いた というのを追記してみたものの、「Sketching日記」としては、書くべきものも無かったのである。
大学入試共通テストの1日目には、会場である東大の前で東海高校2年生が刃傷事件を起こしたが、電車/駅/路上で不発だった彼の可燃性液体/火炎瓶に関し盛り上がったネット情報から、試しに行ってみたYAHOOの検索トップで「腹腹時計」の生PDFをゲット出来てしまった事に驚いた。 今週末には「幻の沖縄(;_;)」のNLP研究会、さらに来週は続いて音楽情報科学研究会と発表があるが、その準備はもちろん、何もやっていない(^_^;)。 月曜日には「SUACの複数学生がCOVID-19に感染した」という連絡が出回り、今年度の最終回となる水曜日のゼミは「基本ZOOMで」とメンバーに連絡した。 他にもあれこれ、制作支援の学生アポがいくつも入っているが、これは1106でやらないと仕方ないので、しずしずと進めていくしかない。 帰宅直前には「SUAC教職員も1人がCOVID-19に感染した」という連絡が届いたが、これもどうしようもない。 そして火曜日になって、ようやく1週間後の音楽情報科学研究会のプログラムが以下のように公開された。 遂にここまで来たか・・・というほど貧相なプログラムであり(^_^;)、続いてきたオンラインの弊害が極致に達した感がある。 4研究会の合同とはいえ、ちょうど前日まで開催予定の NLP研究会 の凄い盛り沢山の中身との違いは明白である。
□ 10:00-10:15 オープニング
□ 10:15-11:45【一般発表】
 1. Arduinoによるハモンドオルガンの実現
 2. 国際会議CMMR 2021開催報告
 3. 演奏に対する聴取者の解釈を収集するための入力支援システム
□ 13:00-14:30【一般発表】
 4. 和声構造を表現した木の改変によるリハーモナイゼーションシステム
 5. ドメイン敵対的ニューラルネットワークを用いた対数周波数スペクトログラム上の音色変換
 6. 声質の可視化を用いた所望音声検索システムの提案
□ 14:45-16:30 【国際会議既発表・デモ・萌芽・議論 概要発表】 
 7. 第7回国際会議既発表・デモ・萌芽・議論セッション

        

        

そして午前からゼミ永井さんのアポで制作支援を3限まで進めて、さらに4-5限には「満員御礼」のアポ学生4人とあれこれ進めて、 このように 長い1日は18時半ぐらいまで続いた。 いよいよ、この季節となってきたのだ。

2022年1月19日(水)

今日は朝7時には研究室に出てきて、昨日の宿題の永井さんシステムのArduinoプログラミングに集中した。 そして2限のゼミは北京の王さんは都合で欠席したものの、上のようにそれぞれの進捗などを交換して このように 快調に進んだ。 ちなみに(リンク切れするが)全38分の記録動画は これ である。

さらに午後には、引き続き永井さん作品のArduinoプログラミングに没頭して、ぼちぼち「こんな感じかな」というものを完成してみた。 あとは明日の午後みっちり入っているアポの際に確認ということになる。

2022年1月20日(木)

午前の「インタラクティブプロダクト演習」では、東本クンと今村さんの支援をぼちぼち進めて、午後にはアポを入れていたゼミの永井さんが このように 1106にやってきた。 しかし、昨日の午後に集中してArduinoプログラミングをほぼ完成させていたので、mp3データの差し替えでほぼ瞬殺で対応は完了した。 何かがあってはイケナイという事で、全体としてはまだ未完成ながら、YouTube動画記録 を撮ったところで、本日の1106での作業は完了である。 あとは来週月曜のアポまで、永井さんが自宅で制作する細部のところに集中するのだ。(^_^)

2022年1月21日(金)

いよいよ、電子情報通信学会・NLP(他3つ)研究会が始まった。 今回はパラレルセッションのために、ZOOMのメイン2室に加えて予備に3つもBreakout Roomsが設けられていたので、講演が続いている佳境の時間にその一つに2台のMacで「何れもクライアント」という環境でログインして無人の部屋に入り、この日記の「2022年1月8日(土)」のところにメモした手順とかを試行錯誤してみた。 その結果、うまくMax8のサウンドがZOOMから出たこともあれば、出なかったこともある・・・といういつもの状況(^_^;)である事を確認した。 明日の本番では、何とかしてこのサウンドをライヴで鳴らしているところを見せたいので、駄目モトで挑戦してみよう。

  

そして5限には吉田さんのアポがあるのでマルチメディア室に向かった。 いろいろ忙しい週末なのだ。

2022年1月22日(土)

昨日は18時過ぎまで、マルチメディア室で吉田さんと松下さんと五十川クンが このように 頑張っていた。 そして今日は朝イチで、無事に電子情報通信学会・NLP研究会での発表を済ませた。 なんと、これまで2度も失敗していた「ZOOMでMax8のデモ」を、無事に遂行できたのはとても大きい。 明日の研究会は午前中までなので、「脱出」の負い目もなく、その後のJoyJoyヒトカラを予約することになった。

  

2022年1月24日(月)

いよいよ静岡県でもCOVID-19のオミクロン株のために「蔓延防止」になりそうな気配となった。 昨日のJoyJoyヒトカラでは6時間でなかなかの70曲を飲み歌い完走したが、「蔓防」になると「素面ヒトカラ」になるのだが、それでも緊急事態宣言の休業よりはマシである。 そんな昨日は大阪での王将戦第2局の2日目だったが、藤井四冠が後手なのに「巧みな圧勝」を演じていたので、さっそく棋譜リンクを 名局を求めて のページに追記した。

午前にはゼミの永井さんが1106に来て、午後にはゼミの清水さんが1106に来て、 このように それぞれ進めた。 もう明日の夕方には「卒業制作」の最終合評の作品搬入であり、清水さんの最終合評も来週なのだ。

  

2022年1月25日(火)

昨日の昼休みにZOOM開催された音楽情報科学研究会・運営委員会に続いて、今日は このような発表 を朝イチで行う、音楽情報科学研究会の当日となった。 今回は「ライヴでMax8でデモる」というような危険なことは無いので、以下のように机の上にあれこれ並べて、これを見せつつ、ZOOMパソコンのマイクでMozziのサウンドを拾う予定である。

ネットのニュースをチェックしていると、以下のような「鉄道とバスを使い、立命館大の衣笠キャンパス(京都市北区)の1限目の講義(午前9時)に間に合う範囲はどこか。同大地理学研究会が地図を作った」という「1限マップ」の情報があった。 京都駅から衣笠キャンパスまでのバスはそこそこかかるので、新幹線浜松駅から徒歩10分のSUACであればどうなるのか、ぜひSUAC学生にも作って欲しいものだ。

そして無事に発表を終えて、昼休みにはゼミ永井さんのマイクロSDカードのmp3を改訂しつつ、午後まで音楽情報科学研究会に参加した。 その後、音情研の最終セッションを抜けての4-5限は「基礎演習E」の学生アポ5人が満載となっていて、 このように あれこれあれこれ進めた。 放課後には、明日の「卒業制作」の作品提出検収ということで木材加工室に行ったりして、なかなか充実の1日となった。

2022年1月26日(水)

・・・遂にこの日が来てしまった。 COVID-19の「まん防」が明日から静岡県にも出て、また あの時 のように、唯一の楽しみであるJoyJoyヒトカラに暗雲が漂ってきた。 まだ今回は「20時まで営業」なのでここは無問題(やや時短)だが、「酒類提供/持込不可」というのが、いつもと違うパターンとなる。

そして午前中には、インタラクション領域4回生の「卒業制作」最終合評があり、僕のゼミの3人は冒頭で このように 作品のプレゼンを無事に終了した。 まずはこれで一段落である(^_^)。 理子ちゃんの作品は純然たる彫刻作品なので動画記録は無いが、永井さん ( リハ 本番 )・古谷さん ( リハ 本番 )の記録動画をなんとか撮ることが出来た。 おいおい、この2人の作品の記録は「SUACインスタレーション」のページに追記することになる。

2022年1月27日(木)

学期末のこの日も一日中ギッシリとなった。 午前中は「インタラクティブプロダクト演習」の今村さんのアポに対応して、ロボット造形に取り付けられる4種類のセンサからのパラメータでMozziのFMサウンドを鳴らすところまで作って、「あとは造形!!」と送り出した。 午後には「基礎演習E」の学生2人のアポがあり、 このように ばったばったとなぎ倒して対応した。

  

その合間には、昨日から着手した作業として、 SUACインスタレーション(5) の最後のところに、ゼミ卒業生のうち永井さんと古谷さんの作品を追加した。 さらに午後にはデザイン学部と大学院の教授会(Teams)があってオシマイとなった。

2022年1月28日(金)

またまた充実の1日となった。 朝イチで眼科通院(進展無し(;_;))、そして午前に1人、午後に1人、とそれぞれ「基礎演習E」の学生のプロジェクト(Arduino+mp3シールドを鳴らすインスタレーション)を速攻で完成させて造形にバトンタッチして、さらにメイルでのアドバイスでもう1人の作品も完成への道筋を付けた。 以下は手元のメモであり、今回は8人の作品制作を支援する感じとなった。
============================
	ろうそく→加速度センサ→ArduinoNANO/Mozzi→イアホン
============================
	眼鏡を置くロボット(恒高物体3個の上に乗る)
	焦電センサ/明るさセンサ/マイクロレバースイッチ
		→Arduino→LEDテープ(+12V)
============================
	アルコールセンサ→Arduino+mp3シールド→スピーカ
	濃度に応じて「酒臭い!」
============================
	3台の宇宙船を2bit磁石で識別してそれぞれの動画をjitterで出す
============================
	おふろ水位センサ→Arduinoで検出して何かする
	イメージとしてスマホで表示する画面もデザインする
============================
	鍵センサ(マイクロスイッチ)→Arduino+mp3シールド→スピーカ
	鍵を置くと「おかえり」
============================
	ビスケット送り装置
============================
	明るさセンサ→Arduino+mp3シールド→アンプ→スピーカ
	本/箱を開くと音楽が鳴る
============================
そしてJoyJoyに明日のヒトカラ(素面覚悟)の予約電話を入れてみると、なんとなんと明日までは猶予期間として「飲みOK」(明後日から種類提供持込禁止)と判明した。 滑り込みという感じだが、最後の飲みカラを堪能することにしよう。

そして4-5限の「メディア数理造形演習」の時間には、 このように 学生4人がそれぞれの作品制作を進める一方で、僕と実習指導の藤石さんとであれこれと「作業」を進めた。 結論として、マルチメディア室でのワークショップの環境としては、参加者一人ずつ2台のMacを使う(ZOOMは自分のIDで、Arduino IDEはroot権限で使う)というリッチな体制になる事が判明した。

           

           

明日と明後日は、今年はSUACが静岡県の全国共通テストの再試験会場となっているために入構禁止であり、追い込みしたいのに学生が大学に入れない。 僕はぼちぼち、あれこれ研究室の整理でも進める予定である。

2022年1月29日(土)

大学に出てきてニュースをチェックしていて気付いたが、今日と明日は王将戦の第3局だった。 いつもはAbemaTVの無料中継を見ているのだが、王将戦は有料中継しかない・・・と諦めていたら、以下のように毎日新聞の棋譜中継(解説ナシ)と、YouTubeの「評価値放送」(棋譜ナシ)とを開いておけば、棋士の解説は無いものの、一応はライヴで棋譜と評価値の推移を見られると判明した。 これをBGVとして出していると、お仕事Mac miniのCPU温度は80℃ほどに上昇した(Firefoxでライブ画面を同時に4つ開いているため)ので、横からファンを回して空冷することになった。

そして午後には早々に帰宅して、これでしばらく御無沙汰となるJoyJoy「飲み」ヒトカラ6時間で62曲を完走した。 今回は帰宅途中のクルマの中で発声練習をしていたので、冒頭から最後まで快適に絶唱したが、次回からはしばらく「素面」ヒトカラとなる。 上は今月のJoyJoy記録であり、先月の記録はこの日記の「2021年12月31日(金)」のところにあり、 11月と10月の記録は この日記のPart11 の「2021年11月28日(日)」と「2021年10月31日(日)」のところにあり、それ以前の過去の記録は ここ に全部ある。

2022年1月31日(月)

昨日は終日、王将戦第3局をウォッチしつつあれこれ調べ物をしていて1日が過ぎ去った。 第3局は2日目の夕方までずっとAIの評価値が「互角」という面白い展開となったが、地下鉄飛車の線路を敷設するなど、結局のところは藤井四冠が大局観を制して、最後は23手詰めを見切って「すーん」と快勝した。 朝イチでさっそく 名局を求めて のページに追記した。
●音楽を聴きながら勉強や運転、効率が低下? 東北大が脳波で研究調査
音楽やラジオを聴きながら勉強や運転をする「ながら作業」は、効率が低くなる可能性も---。東北大大学院医工学研究科の川瀬哲明教授らの
グループが被験者を対象に調べたところ、そんな結果が明らかになった。研究では、被験者に両側の耳から別々の音を聴かせた。左耳にはテスト
音(聴くべき音)を流し、聞こえる度にボタンを押してもらう。同時に右耳にはジャズピアノの音楽(無視したい音)を流し、「脳磁図」と呼ばれる磁場
を用いた脳波の計測で、反応を調べた。右耳から雑音を聴かせた状態では、ほとんど影響がなかった。一方、音楽を流した場合には、音量の大きさ
に関係なく反応が抑制され、ボタンを押すまでの時間にも遅れが出た。音楽の影響で、テスト音への注意が邪魔されたことが原因と考えられると
いう。研究グループは「音楽を聴きながらの運転や勉強などの注意を要する作業は、大音量でなくとも注意力の低下が生じ、作業効率に影響を
与えうることを示す」と指摘する。研究論文は昨年12月、米科学誌プロスワン(電子版)に掲載された。
昨日のネットニュースでは上のようなものが流れていたが、何を今更、という感じである。 僕は「ながら作業」はとても無理で、音楽などを流していたら、無意識下にコード進行を追いかけてしまっていて、ちょっと趣味的な進行があったりしたら手が止まってしまうので、これまでもやった事がなかった。 そして無事に、SUACを静岡県会場とした共通テストの追試も終わったようで、いよいよ来月は一般入試の本番がやってくる。 今日は午前から午後まで学生2人のアポがあり、午後には受託研究の某X社とのZOOMミーテンィグが予定されている。
初めてご連絡させて頂きます。◯◯◯◯◯の◯◯◯◯と申します。著作権の許諾につき、ご連絡させて頂きました。

この度、◯◯◯◯社様が出版元となり、「SDGs x イノベーションの動向」(仮題)とする書籍の発行を予定(2022年2月中)しております。
その中の原稿に、CQ出版社の公式ウェブサイトで開示しておられる、先生がご執筆の記事(「生体信号の基礎知識」『Interface』2015(4), pp.34-38)
から引用させて頂けないかと考えております。現時点での原稿案は以下となっております。掲載のご承諾を賜りたく、ご確認頂ければ幸甚でございます。
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生体情報は、バイタルサイン、反射、随意運動に関わる情報にわけられる。バイタルサインは、生命体として生きていることを示す情報であり、血圧、脈拍、
呼吸速度、体温、排尿・排便、瞳孔反射、脳波(生きている場合に特定のパターンとなり居眠りやリラックス、興奮などを推定)があげられる。反射は無意識
の反応であり、飲酒により血中に吸収されたアルコールの脳内の麻酔作用で酔うなどの化学的反射、打腱器で膝を叩くと筋が損傷するのを防ぐ生理的な
防御反応として筋が緊張して膝が伸びるなどの物理的反射、低周波治療器で電気刺激すると筋が収縮するなどの電気的反射があげられる。随意運動は
反射、意志・意図に基づき、運動、発声・発音、脳波(脳が処理している内容によって発生源や形、振幅が変化)があげられる[1]。
[1] 長嶋洋一, 2015. 「生体信号の基礎知識」『Interface』2015(4), pp.34-38
ーーー
ご多用の折、お手数をお掛け致しますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
そんな新しい週の朝イチ(08:10)に、上のようなメイルが届いた。 CQ出版「インターフェース」に執筆したこの特集記事は、現在では奈良学園大でリハビリテーション学科を立ち上げた(当時は甲南女子大)辻下先生がこの記事を読んで僕にコンタクトしてきた・・・という思い出深いものであり、その冒頭の「生体情報とは」という部分は、まぁ誰が書いてもほぼ同様になる教科書的な内容を、コピペでなく自分の文章としてかなり頑張って書いた記憶があるものだ。 これがまた新しい可能性に繋がれば本望であり、快諾のOKを出したが、「CQ出版」という名前が抜けているところだけ改善を希望した。

国際学術論文ジ ャーナル創刊のご案内

表題の件、突然のご連絡になり失礼いたします。国際学術論文ジャーナル「◯◯◯◯◯◯」事務局を運営している、株式会社◯◯◯◯の◯◯と申します。
本ジャーナル「◯◯◯◯◯◯」は、ゲームやeスポーツを含む、デジタル領域を幅広く扱うオープンアクセスの専門ジャーナルです。今後ますます本領域での研究ニーズ
が大きくなる中、それを集約した日本発の国際論文ジャーナルに必要性を強く感じております。産学官連携プラットフォームとして、あらたな事業創出を目指し「◯◯◯ 
Program」を展開するなど、既成概念にとらわれない独自の展開も進めております。他にも、小社のビジネスニュースサイト「◯◯◯◯◯」と連携しており、特設ページを
開設し、研究成果の紹介を積極的に進めております。
ぜひ、本ジャーナルの取り組みや、論文投稿のお願い、編集委員会へのご参画などについて、ご説明をさせていただく機会を頂戴したく存じます。お手数をお掛け
いたしますが、よろしければご返信を賜れましたら、事務局より候補日時をご返信させていただきます。今後、より皆様の研究が広く認知される機会を多数展開いたし
ますので、ご期待をいただけたら幸甚です。それでは、取り急ぎのご連絡にになり恐縮ながら、何卒ご検討を宜しくお願い申し上げます。
続く時には続くもので、午前にはさらに上のような謎のメイルも届いた。 さっきの話が日経系ならこっちは産経系(^_^;)、とさすがに出版業界も新しい方向性を模索しているのがヒシヒシと伝わってくるのだが、日本語非対応の海外向け専用ジャーナルというのでは、ちょっとこの忙しい日々には厳しいものがある。 DeepL翻訳に突っ込めば言語の壁はだいぶ低くなっているものの、どうせこんなメイルは全国の大学教員に一斉発送しているのだろうから、まぁここはしばらくはシカトする事にした。
長嶋です。このメイルは「基礎演習E」で僕が支援した学生に出しています。いくつか連絡がありますのでよく読んで下さい。
(1) manabaで連絡があったように明日の最終合評はリモートです。自宅か402で現物を見せるのですが、本番でトラブルがあった時のために事前に動画を
	撮影しておいて下さい。僕は全体の発表を見るので402には行けません
(2) そこでのプレゼンはパワポでなくPDFを推奨します。https://nagasm.org/1106/kiso_E/PDF_truble.htmlのページを参考に、化けないデータを作りましょう
(3) 皆さんの作品は僕の「SUACインスタレーション(5)」のページhttps://nagasm.org/1106/installation5/に追記したいです。そのために、「作品タイトル」・
	「写真を数点」・「記録動画」・「プレゼンPDF」などが欲しいです。おいおい送って下さい(サイズが大きい場合にはアップローダに上げてURLをお知らせください)
(4) 撮影スタジオで作品記録をきちんと撮りたい人は春休みに支援します。以下は先輩が撮影していた事例です
		https://nagasm.org/1106/news2/20090326/
		https://nagasm.org/1106/news3/20120807/
		https://nagasm.org/1106/news4/20130815/
		https://nagasm.org/1106/news4/SandArt/
		https://nagasm.org/1106/news5/20160516/
		https://nagasm.org/1106/news5/20190128/
		https://nagasm.org/1106/news6/20210913/
(5) 作品に使用した電子系の部品(1106研究室から提供)の費用は学生の自費負担が原則ですので、[a]撮影記録後に作品を壊して返却するか、[b]作品を
	手元に残して部品代に相当するものを購入して提出するか、を選択して下さい。それぞれのコストが違うので別途に連絡して相談して下さい
以上です。頑張っていきましょう(^_^)
そして履修者51人の「基礎演習E」の最終合評は完全リモートになる事が決定したので、僕が支援している7人の学生に上のようなメイルを送った。 さらに午前には、僕のMax8でjitterを走らせるデモを下宿では撮れないので、 このように 「基礎演習E」の清水さんが1106にやって来た。 まだ一部が未完成であるものの、とりあえず こんな動画 を撮ってプレゼンに使うことにした。

その後、いよいよ水曜日に「総合演習I」の最終合評で「咀嚼パフォーマンス」をする予定のゼミの清水さんがやって来て、 このように Max8パッチを練り上げつつ、実際にテストの動画を撮影した。 2002年に1106研究室にやって来てもう20年が経過し、ホワイトだったボディの上部が焼けてがうっすらとクリーム色になっている iPig で鳴らしてみると、ハウリングも無くいい感じのサウンドが鳴ったので、デモではこれを使うことになった。 いろいろ試しながら記録してみたのは、こんな動画 (1) (2) (3) である。

2022年2月1日(火)

「唐辛子の生産量日本一の大田原市で勝利した藤井四冠」という、第1局・第2局と違って分かりにくい第3局の藤井コスプレ写真をゲットして始まったこの日は、朝イチで「基礎演習E」で支援した酒井クンから、今日の4-5限の最終合評(リモート)に向けて こんなプレゼンこんな動画 が届いていた、というところからスタートした。 秋月電子で仕入れたアルコールセンサを初めて使った作品だったが、ちょうどCOVID-19でアルコール除菌スプレーが出回っている昨今、なかなかタイムリーな作品となった。

そして午前中は「メディア数理造形演習」の吉田さんが1106に来て(途中で3回生の展示用機材貸し出しもあり)、最初はMax8パッチのバグ改良だったが、その後はあれこれと「濃い」話をすることができた。 この時間がいずれ、豊かな実りとなってくれれば、僕としても嬉しいところだ。 さらに午後の3限は、「基礎演習E」に提出された学生提出コンテンツを入手して変形/整形する作業に忙殺された。 そして4-5限、と言いながら実際には1時間以上も超過して19時に近いところまで、上のように「基礎演習E」の最終合評が続いた。(^_^;)

2022年2月2日(水)

オンラインとは言え昨日の「基礎演習E」の最終合評がなんとか終わり、サッカー日本代表がサウジアラビアを破り、いよいよ今日は「総合演習I」の最終合評という朝は、いつもより早く目覚めて7時前には研究室に出てきた。 そこに届いていたのは「訃報」だった。 この歳になれば訃報に接することもぼちぼち増えてきて、2018年には立て続けに 「じんじん」マスター古田先生、そして去年の夏にも Shing-Kwei Tzeng 教授と、 お世話になった人々の訃報に接しては「思い出のページ」を作ったりするようになった。 大学時代の同級生(と奥さん)の訃報に東京まで墓参に駆け付けたもあった。 そして今朝、届いていたのはICMAのMLからの転送メイルで、「From Jon Appleton’s son, JJ Appleton」というものだった(DeepL翻訳、一部修正)。
重い気持ちでこれを投稿します。父ジョン・アップルトンは、長い間肺炎と闘った末、昨夜亡くなりました。ジョンは家族と一緒にいて、
多くの友人たちに別れを告げていました。父とは絶対に型破りな関係でした。とても寂しいです。私たちは、ジョンを愛しています。
The Village at WRJ と DHMC の医師、看護師、介助員、スタッフは本当に素晴らしかったです。父がケアと尊厳を保ちながら、
安らかに、心地よく逝くことができたことを、言葉にできないほど感謝しています。
作曲家のJon Appleton先生とは、2010年12月、ロシア・エカテリンブルクでの SYNC.2010 で、一緒にコンペティションの審査員をしたりガラコンサートに出演したりして、みっちりご一緒したのだった。 途中では、現地スタッフとの言葉の齟齬から来る誤解で、Appleton先生がカッとなって建物から出たのを僕が雪の中庭を追いかけて説得して引き戻した・・・などという劇的なシーンもあったり、一緒にまったりとカフェでお茶したり、ホテルのロビーでウォッカの乾杯をしたり、一緒に一面の雪原を散歩したり・・・という思い出に溢れる経験があった。 さらに翌年、イギリス・Hudderfsfieldでの ICMC2011 でも、朝食会場のカフェでばったりと出会ったことが SuperCollider日記(5) の「2011年8月2日(火)」のところに書いてあったが、「なんとJonはこの朝からストックホルムに飛び、さらにヘルシンキに行き、ラジオバトンで計2つのコンサートをこなしてから ボストンに帰るのだという」ということで、その時もパワフルな72歳だった。 そこで、ここは再び「思い出のページ」を・・・と思い立ち、 SYNC.2010 のページにある写真を全て探って、 作曲家 Jon Appleton の思い出 というページを作ってみたが、あの笑顔が懐かしく思い出された。

「思い出のページ」を作っていなかった巨匠としては、Max Mathews先生とかRobert Moog先生とかがいたなぁ・・・と1106研究室のページを検索していたら、 ロバート モーグ生誕78周年、 というGoogleの特設ページへのリンクを発掘してしまった。 なんとこのWeb版のMoogシンセサイザーは、個々のパラメータを調整して鍵盤で演奏できて、そのサウンドをレコーディングして再生できるのだった。 Webコンテンツとしてこんなものを2012年に提供していたとは、流石のGoogleである。
そして、2限から4限までかけて「総合演習I」の最終合評が このように 進んで、ゼミの清水さんのプレゼン(パフォーマンス)も、 こんな感じ に無事に終わった。 5限には重要な某業務もあり、またまたヘトヘトになって1日が終わった。

2022年2月4日(金)

昨日の2/3(木)は、午前の1-2限に「インタラクティブプロダクト演習」の最終合評が このように 無事に行われたが、僕が支援した3人の学生の以下の作品は、残念ながら SUACインスタレーション(5) のページに追記するほどのものでは無かった(^_^;)。 そして午後には、「基礎演習E」の一部の学生作品の記録を SUACインスタレーション(5) のページに追記したところで一段落したので、JoyJoy素面ヒトカラ4時間に出掛けて43曲を全力で感想した。 順位戦B級1組の藤井四冠は勝ったようだが、まだA級への昇級はおあずけとなった。

     

そして今日の午前には、「基礎演習E」の一部の学生から、写真データや動画データが届いたのを受けて SUACインスタレーション(5) のページに追記した。 さらに このように、 デジカメに埃や塵が入っていたようなのでまたまた分解して修理した。 ちょっと一部の塵が残っているが、フルズームしない限りはこれは見えなくなるので、まだまだこの中古デジカメは活躍しそうだ。

そして4-5限の「メディア数理造形演習」では、 このように 来週の最終合評に向けて、それぞれ学生ごとのプロジェクトを粛々と進めた。 なかなか楽しみな風景である。(^_^)

2022年2月5日(土)

北京冬季五輪が開幕したらしいこの日、29年間続いたA級が終わって羽生善治九段はB級1組陥落となった。 かつて第19期名人戦第2局が浜松で開催された時には、 このように ホテルコンコルドの大盤解説に駆け付けて、2人の永世名人の揮毫が書かれた扇子をゲットしたが、これは現在でも1106研究室に飾ってある。

今日は大学院デザイン研究科の入試であるが、僕は関係なく研究室でお仕事である。 大学からは上のような難解なマップと共に、なんとか今年も「卒展」が開催される・・・という連絡が届いた。 経路を固定して、来場者が「密」にならないための工夫であるが、自由に会場をウロウロ出来ないので、去年もちょっと残念だった記憶がある。

2022年2月7日(月)

新しい週になった。 今週末の金曜日に「メディア数理造形演習」の最終合評があり、そこで4人の学生はそれぞれの作品をマルチメディア室に設置したまま週末を迎えて、SUACメディアデザインウイーク・ワークショップに参加して、それぞれの作品をデモ発表する・・・という流れである。 その ワークショップの参加募集 も、延長した今日の正午をもって締め切りとなり、僕を入れて最大12人(リモート5人ほど)という、いい感じの規模となった。 そこで明日あたりに、全参加者に一斉発信を送ることにした。 今日はその週末を睨んで、またまた午後に退出してJoyJoyヒトカラに向かう予定となっている。
    • 「コンピュータ音楽における「時間」」、 2010年6月5日『日本時間学会第2回大会』(山口大)
    • 「身体に加わる加速度とサウンドの音像移動に関する心理学実験報告(3/4)」、 2012年6月10日『日本時間学会第4回大会』(立教大)
    • 「音楽における人間の知覚認知と時間」、 2013年6月8日『日本時間学会第5回大会』(山口大)
    • 「聴覚的クロノスタシスと音楽の時間について」、 2014年6月8日『日本時間学会第5回大会』(保険医療経営大学)
    • 「内受容感覚バイオフィードバック反応を高速化する情動/感情」、 2016年6月11日『日本時間学会第8回大会』(京都工芸繊維大学)
    • 「自動運転車に関する時間学的考察」、 2018年6月9日『日本時間学会第10回大会』(千葉大学)
    • 「音楽情報科学における永遠の課題: レイテンシとジッタ」、 2019年6月9日『日本時間学会第11回大会』(山口大学)
    • 「ライヴ"Risset Rhythm"音楽への道」、 2021年6月20日『日本時間学会第13回大会』(オンライン)
そして、6月の日本時間学会大会(6/18-19)への参加エントリー期間となったので、今週の宿題として考えてみることにした。 上にあるのが、これまで僕が発表したタイトルと開催地などの情報であり、これをググッと眺めて新しいネタを捻り出して発表応募する・・・といういつもの作業である。 流石にネタ切れ感が強いが、時間学会はA4で1枚こっきりの「概要」しか無いので、まぁなんとか出てくるのだ。 今年は音楽情報科学研究会の「音学シンポジウム」が6/17-18とぶつかっているのだが、考えてみると両方ともオンラインなので、普段では有り得ないものの「日程が重なっている2つの学会の両方に発表参加」というのが可能なのがオンラインだった。 そこでいっそのこと、こんな機会は滅多にないので、両方に発表エントリーしてみることにした。 エントリーの際に発表日時の希望を書けるので、音楽情報科学研究会を6/17と希望して、時間学会を6/19と希望しておけば、万一、片方が別の日になっても大丈夫なのだ。

2022年2月8日(火)

昨日はJoyJoyヒトカラ4時間半で53曲を全力で歌いきったが、なんせ素面だったので今日へのダメージは殆ど無かった。 やはり直前に車内でのウォームアップはとても重要なのだ。 そして今朝は、研究室に出てみると2件の案内が届いていた。

  

上の案内は、東京藝大の後藤さんがコンサートをする、というもので、新作を含む5作品(うちComputer Musicは3作品)というなかなか力の入ったものである。 場所は東京オペラシティのリサイタルホールとのことで、だいぶ後援を頑張って獲得したのが伝わってくる。 ただし、まだCOVID-19のブースター接種の接種券が届かない現状では、とてもオミクロン株が跳梁跋扈する東京には行くことが出来ない(;_;)。 招待券もいただいたのだが、しばし様子見となった。

そしてもう1件は上のような、 15th International Conference on Game and Entertainment Technologies という、タイトルからは物凄くソソラレル国際会議のCFPである。 場所はポルトガルのリスボンで、7月下旬の開催ということで、Webページからはオンラインだのハイブリッドだのという弱気な情報は見当たらず、「断固現地開催」というものだ。 隣のスペイン(バルセロナ)には2度、行っているもののポルトガルはまだで、COVID-19の直前に計画していた欧州ツアーで初のポルトガルを狙っていた・・・という曰く付きの場所とも言える。 しかしこちらも、とても現状の日本では「海外出張」と言える状況には無いので、グググッと断念バーグすることになった。

午前中には、前作品で3体のカエルのバンドだったところにボーカルを加えて4体のバンドを目指す吉田さんが1106にやってきて、 このように LEDをもう1システム、増設した。 さらに、ワークショップに向けて、Amazonで多種の「Arduino用センサキット」を仕入れたのが届いて、これで日曜日の本番がだいぶ楽しみになってきた。

2022年2月9日(水)

朝イチで届いていたのは、Kickstarterからの「Dawn of EmotiBit!」というメイルだった。 以下のように、いよいよ出荷・・・ということだったが、よく読んでみると、2月に届くのではなくて、どうも3月末に発送ということだった。(^_^;)

  
現在、コンフォーマルコーティングを仕上げ、最終的な付属品の到着を待っているところですが(一部は7月に発注しました!)、3月の第1週には
Kickstarterの注文に対応できるようになる見込みです。新しいフルフィルメント・パートナーとゆっくり着実に進めていく予定なので、不具合を
解消するのに数週間かかるかもしれませんが、3月末にはすべてのKickstarterの注文を満たし、予約注文の発送を開始できると考えています。
そして、SUAC MDWワークショップに(仮)参加申し込みをしてくれていた、京都精華大学のRAKASU PROJECT.さん(落先生)からは、色々と忙しいのでやはり参加は無理・・・というメイルが届いた。 「ここ何年も、どうにか毎回参加させていただいていたのに大変残念です。参加者のみなさまにどうぞよろしくお伝えくださいませ。また何か企画される際はご連絡くださいませ。会のご盛況をお祈りいたしております」とのことだった。 ただし、そこの学生さんが製作したというシンセサイザーのYouTube動画のリンクをいただいたので、これは当日に参加者に紹介することにしよう。 以下である。

2022年2月11日(金)

昨日はまたまたJoyJoyヒトカラ4時間半で56曲を全力で歌いきったが、なんせ素面だったので今日へのダメージは殆ど無かった。 1月29日から昨日までの4回で、カブりは1曲だけで62+43+53+56-1=213曲となったが、 このリスト  には、まだまだ歌いたい「残り◎」がたくさんある。ただし次回にその縛りを実行するかどうかは、まだ不明だ。 今日(祝日だが講義日)は午前にゼミ4回生が卒展の展示に使うハレパネを1106研究室に取りに来るアポと、4回生に貸し出していたスモークマシンの返却アポぐらいとなっている。 スモークマシンは最終的には映像作品に使われなかったというのはちょっと残念(^_^;)。 午後の3限には「カエルBAND」を4体にversion upした吉田さんのアポ、そして4-5限は「メディア数理造形演習」の最終合評があるが、そのセッティングを明後日まで置いておき、MDWワークショップの冒頭でそのままデモ展示する・・・という計画になっている。 COVID-19蔓延防止が延長されたというニュースを受けて、3月上旬の情報処理学会全国大会(ハイブリッド)で松山に行く予定だったのも断念して、以下のようにANAフライトとホテルもキャンセルした(;_;)。

  

そして午前は、宿題となっている時間学会大会へのエントリーについて考える時間としてあれこれ沈思黙考し、「"We-mode認知"に関する時間学的考察」というタイトルでエントリーした。 アブストラクトの条件が不明なので「去年と同じですか?」と質問しつつ、音楽情報科学研究会との重複のために「発表は2日目の6/19が希望」とも書き添えてみた。 とりあえずこれで様子見である。
そして4-5限には「メディア数理造形演習」の最終日として、実質は明後日のMDWワークショップの準備を このように 進めた。 どうも当日は多数のZOOMを起動したりするので相当に早く出てくることになりそうだが、まぁ楽しみになってきた。

           

           

2022年2月12日(土)

明日はMDWワークショップであるが、会場であるマルチメディア室に準備に行くこともなく、午前の眼科通院(進展ナシ(;_;))から1106研究室に来て、終日、王将戦第4局をBGVとして流す1日となった。 王将戦はAbemaTVで無料中継をしていないので比較的淡白にときどき眺めるぐらいだったが、藤井四冠の手は今日も確実で、午後には次第に形勢が「最年少五冠」に傾いてきた。 「カーリング女子が最終ショットでデンマークに逆転勝ち」などという情報も流れてきたが、まぁ日本も平和というところだろうか。

先月、ネットニュースで上の右の本の情報を知ってAmazonに予約しているのだが、その時に上の左の既刊本を知ってAmazonで購入した。 デビュー以来の快進撃から計101局の藤井「鬼手」を紹介しているのだが、全ページがある対局の場面で相手が打った手が太文字になっていて、そこでどんな「藤井鬼手」を打ったか??・・・というクイズ形式となっている。 「えいや」と手を予想してページを繰ると解説があるのだが、なんと101局のうち、僕が当たったのはたった3局だけだった(^_^;)。 まぁ、凡人には予想できないからプロの「鬼手」なので当然だが、本局でもそんなのが出ている模様である。

2022年2月13日(日)

2022年2月14日(月)

昨日は朝イチで上のような朗報が飛び込んできて(^_^)、終日、MDW2022ワークショップを このように 進めた。 終了後、久しぶりのマインシュロス(日曜というのにあまりに閑散としていて気の毒)を学生4人と堪能したが、その写真は無い。

  

今日はまず、マルチメディア室に置いていた機材一式を1106研究室に運搬するところから始まり、 このページ を作り、この日記に追記して、さらに「メディア数理造形演習」の4人の作品を SUACインスタレーション(5) のページに追記する・・・という1日となった。

2022年2月16日(水)

今週は昨日から卒展が始まっているが、僕はまだカメラを持って学内を巡るという「記録モード」に入っていない。 日曜日のワークショップで台車一杯の機材/部品を1106に持ち帰ったのを機会として、何も予定の無い今週に、1106研究室の大清掃/大整理に着手したところで、研究室の床やテーブルの上はとんでもない状態になっているのだ。 そんな昨日の午後にはまたまたJoyJoyヒトカラに行き、4時間半で61曲を歌いきった。 これで1月29日から昨日までの5回でカブりは1曲(2回)だけであり、62+43+53+56+61-2=273曲となった。

せっかくなので、この5回でどのように このリスト  を消化したかを上のようにまとめてみたが、第1列(1/29)にはいつも最初に歌うものが並んでいるようで、実は今回のシリーズでは敢えて吉田拓郎と井上陽水を後回しにしたので、ちょっと普段と違った消化具合になっている。 「ハモり担当」の★印の曲は今回も敢えて歌っていないので、曲数カウントという事ではあと1回ぐらいはカブり無しで行けそう(やはり計300曲あたりが僕のキャパらしい)だが、5列のチェック欄(飲み歌いで今日歌った曲を忘却して再度入れる事態を避けるため(^_^;))が満杯になって このリスト  を新たにプリントしたので、まぁ次回からは新たにスタートする事になる。 そして昨日に続いて、 このように 106研究室にお店を広げて、ひたすら整理整頓に挑戦した。 これはまだまだ終わらず、さらに明日以降に続く。

2022年2月18日(金)

昨日は厖大なセンサ類の整理をなんとか完了させて、さらにずっと懸案だった6月の日本時間学会大会の予稿(アブストラクト)を完成させて学会に送って、とりあえず一段落となった。 来週末はいよいよ「前期入試」という大仕事があるものの、この週末は「卒展」の他には何も予定が無く、今日は昼前にカメラを持って卒展を巡回するぐらいとなりそうだ。 ほぼ隔週ぐらいで新製品の情報が届くSeeed社からは、以下のような Seeed XIAO RP2040 という新製品の情報が届いた。

なんと、あの極小のSeeeduino XIAOと同じサイズの基板にRaspberry Pi RP2040 chipを搭載しているのだった。 さらに Seeeduinoファミリ のページを見てみると、同じサイズで Seeed XIAO BLE nRF52840 - Supports Arduino / MicroPython - Bluetooth5.0 with Onboard Antenna なんてのも出ていた。 さすがのSeeed社である。
そして、今年の卒展記録のために、順路を このように 巡って、250枚ほどの写真を撮った。 ゼミの3人の作品も、以下のようにきちんと撮れた。 皆んな、よく頑張った。(^_^)

午後になると、情報処理学会から、こちらも「幻の現地開催(;_;)」となってしまった全国大会の講演論文集の情報が届いた。 そこでまずは僕が発表するセッションの論文を計6本、そして「音楽情報科学」に関連した論文を計40本、ダウンロードした。 しかし、「どのような教材でプログラミングを学びたいか−ジェンダーインクルーシブなプログラミング学習教材の開発に向けて−」・「女性向けITリカレント教育におけるプログラミング学習支援の試み -デジタル刺繍ミシンを活用したプログラミングワークショップ-」・「デッサン教育への活用を意図した視線情報の分析手法の検討」・「デバイスレスな教育学習環境における適応的なUIの提供方法」・「Blenderを用いた3Dモデリングおよびアニメーションの反転授業について」・「プログラミングの壁を避けるエンタテインメント・デザイン手法」という僕が発表するセッションのタイトル6件は、まさに「十把一絡げ」というか「雑種混淆」というか、なかなかである。

そしてせっかくなので、上のように8つのセッションプログラム一覧ページを全てPDF化して、それを一気にズラーーーーッと眺めて、タイトルが気になったものを適当に選んでゲットする・・・という作業に没頭した結果、以下のタイトルの計29本の論文をさらにダウンロードした。 これらの中には今後の研究に繋がる「種」があるかもしれないし、単にタイトルが面白そうなだけ、というものもある。 しかし、おいおいいずれ、これらを眺める暇があるのかどうかは、ちょっと不明である。
    • 音声情報と画像処理で作動する自動ドアの開発
    • CoCoBo: 生体情報と機械学習を用いた人の心をリアルタイムに理解するロボット
    • 重力波望遠鏡に現れる突発性雑音の教師なし分類
    • 深層生成モデルによる時系列モデルの同定
    • アルコールパッチテストのための皮膚色測定システムの構築
    • ユーザの感情に応じたインタラクティブインタフェースの提案
    • インタラクティブな花火作成と鑑賞を実現した児童向け論理的思考教材の開発
    • 歩行情報取得とエンタテインメント要素を組み合わせた歩行リハビリ支援システムの開発
    • 料理のイメージに合致する調理音とBGMの自動合成システム
    • 楽曲メディアコンテンツを対象とした動画メディアコンテンツの色彩特徴に起因する印象に合致した楽曲推薦システムの構築
    • 感覚運動予測学習による物体形状表現の獲得モデル
    • 視覚の時間積分特性および時間応答特性に基づく多重画像提示
    • 超音波センサを用いた隠れた物体を含む3次元シーンの推定
    • 個人の好みに合わせた写真を提供するシステムの構築
    • 撮影者を含まない全方位パノラマ画像の生成
    • 芸術性と可読性を備えたくずし字の生成
    • ヒントの少ない数独パズルの効率的な生成について
    • 脳血流量に基づく共感性伝播ネットワークの構築による共感性推定手法の提案
    • 精神状態推定のための非接触な瞳孔径測定手法
    • 視覚応答遅れが運転の操作感知覚に与える影響の評価
    • スマートバーベルの開発
    • 複数のLeap Motion を用いたトラッキング精度向上手法の検討
    • 振動モータアレイを用いた触覚グローブによる多様な幾何形状の提示
    • 認知症予防の自助促進策としての「旅」(01) 仮説と課題の設定
    • 光と音の操作に着目した若年層の初学者向けプログラミング教材の開発と実践
    • Processingコードをブラウザ実行するライブラリP9asJ9の開発
    • オンライン講義での教え合いにおけるオンライン飲み会用サイトの活用可能性
    • Meetly -歌詞から出会う曲発見アプリ-
    • 表情ミラーリングシステムと表情応答への効果

2022年2月19日(土)

COVID-19ワクチンのブースター接種をなるべく早く受けたいのに、65歳未満のため条件を満たさず接種券が来ないので悶々としていたが、「基礎疾患(ハムスターアレルギー喘息でステロイド処方中)の63歳」と駄目モトでネット申請したらアッサリと接種券が届き、明日の昼前にザザの集団接種会場に行けることになった(^_^)。 こうなれば明日の予定だったJoyJoyヒトカラは今日のうちに行くことになりそうだ。

情報処理学会からは、来月初旬の全国大会に関して、蔓延防止が全国的に延長されたために、上のような告知が来た。 こちらはもうそのつもりで、フライトもホテルも既にキャンセル完了していたのだった。 なんともズルズルと続くCOVID-19だが、今回こそ北京の王さんが無事に2年ぶりにようやく入国できるかどうか、ひたすら見守る日々である。

2022年2月21日(月)

一昨日のJoyJoyヒトカラでは5時間で54曲、それも最後まで頑張り続けられたという意味では過去最高の出来高となった。 やはり当然だが、飲まない方が歌えるのだった(^_^;)。
そして昨日は昼前にザザまで歩いて3回目モデルナを接種して、大学への帰途には駅に寄って豪勢に「うな重」(「竹」(鰻1/2匹)でも「松」(鰻3/4匹)でもなく奮発して「上」(鰻1匹メロン付き))をいただいた。 料理が出てくるまで待っている間に、次第にひたひたと幸せな感覚に包まれて、あぁぁやっぱり、3回目接種を待たされているここ2ヶ月ほどの日々は無意識下にストレスだったのだ・・・と実感した。 夜中にはそこそこ痛んだものの「モデルナアーム」になる気配もなく接種は無事に過ぎ去った模様であり、いよいよ久しぶりに「最強の日々」が始まる。
今日の卒展は15時までが展示期間で、そこから4回生の「撤収」が始まる。 残念ながらクロージングなどは開催されないが、機材の返却のアポも入ってきた。 ゼミの卒業生との「打ち上げ」は、規制が解除された後までずっと我慢ということだ。

2022年2月25日(金)

先週の火-水曜日には振休+祝日という2日間の「孫と旅行」ということで、 このように 三島スカイウォークとか虹の郷とかに行ってきた。 そして木曜日の午後にはまたまたJoyJoy素面ヒトカラ5時間53曲を完走した。 これで今月はオシマイとなる予定で、この2022年2月は以下のようになった。 それ以前の記録の場所については、この日記の「2022年1月29日(土)」のところにある。
      • 2022年2月3日(木) 4時間 43曲
      • 2022年2月7日(月) 4.5時間 53曲
      • 2022年2月10日(木) 4.5時間 56曲
      • 2022年2月15日(火) 4.5時間 61曲
      • 2022年2月19日(土) 5時間 54曲
      • 2022年2月24日(木) 5時間 53曲
木曜日に帰宅してみると、以下のようにCOVID-19のワクチンパスポートが浜松市から届いていたが、 前回のもの と違って、ようやく今回は国内でも海外でも参照できるようにQRコードが入っていたので、スマホもマイナンバーカードもまだまだ不要で生きていけそうだ。

そして今日、金曜日は「ロシアがウクライナに侵攻した日」と記憶されることになった。 僕はかつて2度、 2010年2016年 にロシアに行っているが、ロシアの人々はいい人たちばかり、ロシアも素晴らしい国である。 何故、プーチンはこんな馬鹿な事をするのか。
そして今日から明日土曜日までSUAC前期入試である。 いつもの実技試験監督に続いて、僕は土曜日午後と、さらに日曜日に終日、某業務のためにSUACで缶詰になることになった。

2022年2月26日(土)

朝、起きてみると、身体のあちこちが痛くてボロボロの状態だった。 理由は明白で、昨日の前期入試鉛筆デッサン実技試験の監督で、いつもの「苦行」をしたからである。 まだ建物が建築中のためにSUAC開学直前(2000年2月)の最初の入試会場は浜松北高だったが、その時からもう23年も毎年ずっと続けている、僕の個人的な「儀式」であり、SUACの実技試験の監督をする際に、他の教員のように椅子に座ったり一時退出して休憩したり・・・というのを絶対に行わずに「立ち続ける」というものだ。 もちろん試験室内を巡回するので立っているだけでなく歩くのだが、とにかく絶対に座らない。 3時間とか4時間とか、全てを解答のために全力で集中している受験生を心の中で応援し続ける、という完全に自分勝手な「苦行」だが、今回も4時間20分を無事に経ち続けたものの、終わった後はヘロヘロに疲れるのだ。

もちろん、これまでに比べてそのダメージがとても大きかったのには理由があり、今週の火水に三島〜修善寺への 家族旅行 に行ったのが最大の理由である。 スカイウォークのジップスライダーをやったり、そもそもCOVID-19のためにここ2年間は出張も無いために「まったく歩かない」日々が続いたので、プチ旅行程度の「歩き」でも久しぶりの運動で疲れていたのだ。 今朝もいつものように、上の「壁に手をついての脚回し」を計2000回(500回×4方向)やったが、それに加えて、サンコーレアモノショップで仕入れた「腹筋ローラー」というのを始めたところだったので、この30回というのもなかなかキツかった。 まぁ、ここ2年間の唯一の朝イチ運動に「腹筋」も加わったので、これを続けていくしかない。

2022年2月27日(日)

昨日の午後に続けて、今日は午前から午後(夕方?)までずっと、缶詰で某業務である。 SUACとしては終わったのだが、この某業務が完了しないと僕にとって前期入試は終わらない。 それにしても独裁者プーチンは歴史にどんな汚名を残そうとしているのか。 とりあえず僕が出来ることは、ネットから拾ってきた「戦争反対」の文字を研究室と自分のドメインの冒頭に置くことぐらいである。

2022年3月1日(火)

昨日は某X社との定例ZOOMミーティングの最終回ということで、無事に2021年の1年間という契約だったSUAC受託研究は終了ということになった。 このネタで音楽情報科学研究会あたりで発表するためには、COVID-19が収まって東京出張に行って、某X社のスタジオでの実際の動作の様子あたりを取材する必要があるので、まだ先になりそうだ。 そして、この日記でも最近はめっきり「Sketching」の話題が減っているが、実は裏で粛々と「考察」を続けているのだが、これが表面化するのも、またちょっと先になる模様である。

上の左の本が出る・・・という記事を見て速攻でAmazonに発注予約して、さらに右の本が出ていたというので発注して読んでいたが、遂に新刊の方も届いた。 全100問(既刊の方は訳ありで101問)の「鬼手」がクイズのようにページの裏表で並んでいるが、これが面白いように全く当たらない。 そして届いた新刊の方でも、とりあえず最初の数ページを読んでみたが、やはりほとんど当たらない。 当たらないぐらいなので全く記憶されることもなく、この2冊はいつまでも何度でも楽しめる本なのだった。 そんな今日は、午後にはまたまたJoyJoyヒトカラ素面5時間を予約している。 体力維持の一環としての歌唱力維持のために、これは必須のルーティンなのだ。

2022年3月3日(木)

静岡県でも「まん防」が延長される・・・というニュースが伝わったこの日から3日間は、「幻の松山(;_;)」情報処理学会全国大会である。 僕の発表は最終日の土曜日だが、今日から3日間はオンライン参加ということで、今日の教授会は「対面」となったために欠席届を出してある。 オンライン教授会であれば研究室で両方(ZOOMとTeams)を開いて同時参加できるのだが、3階の会議室というのでは内職の学会参加は無理なのだ。

プーチン認知症説が囁かれているが、いまだウクライナの状況は先が見えない。 「隣国ポーランド」というフレーズもニュースによく出てくるが、COVID-19の前には 欧州ツアー2018 でポーランドのKrakowにも寄り、「人類の愚かな証」アウシュビッツを見てきた身としては、とても他人事とは思えない心苦しさである。

2022年3月4日(金)

情報処理学会全国大会の2日目、午前の「音楽情報科学」学生セッションをBGVとして眺めつつ、明日には僕も発表ということでぼちぼち準備をしようか・・・と、忘却していた 自分の予稿 を眺めてみたが、ここで主役となっているPropellerに関して、「数年来」という大いなる進展があったことを発見できた(^_^)。 せっかくなのでここで整理してみると、Propellerプロセッサとの出会いは2008年2月の Propeller日記(1) からスタートする。 そして、世界でも1000人程度、日本国内でも20人程度という極小オタクCommunityに支持されるこの優れた技術に関しては、「トランジスタ技術」誌に2ヶ月連続で特集記事を寄稿したり、学会発表もたぶん全部で10件以上の収穫を上げた。 当初はParallax社のWindows限定(回路図用の専用フォント付き)の使いにくいIDEだったが、Brad Campbell氏の優れたツール bst のお陰で、たくさんの新楽器を開発したり、関連して優れた学生作品の支援にも貢献してきた。 しかしこの「bst」は、おそらくMacOSX10.7.5あたりの時代までは問題なかったものの、その後のOSXへの対応がストップしたこと、ちょうどArduinoファミリの性能が飛躍的に発展する時期だったこともあり、その後は「Propellerはご無沙汰」という時期が続いていた。

そして今朝、手元に多数キープしている P8X32A Propeller QuickStart ボードを繋いで「bst」を起動してみたところ、「OSX10.11.6(敢えてここで止めている)ではbstが正しく起動しない」という現象を再発見した。 そこでYAHOO.COMで調べてみると、「bst」のサイトは上記のように2009年からストップしたままだったが、なんとPropellerの開発元であるParallax社に PropellerIDE An easy-to-use, cross-platform IDE for the Parallax Propeller というページが出現しているのを発見したのだ。 対応OSはなんと「Ubuntu」・「OS X」・「Windows」・「Linux」となっていて、その OSX版dmg をダウンロードしてインストールすると、上のようにあっさりとサンプルコードのコンパイルと転送、さらにボード上のEEPROMへの書き込みまで、「bst」と同じ快適さで実行できる事を確認できたのである。 上のスクリーンショットに到達するまで20分ほどだったのだが、その中身は「数年ぶり」という大きな成果なのだった。

「メイン環境としているOSX10.11.6でPropeller開発が出来る」という収穫は大きな進展なので、ここでさらに余勢をかって、M1チップのMacBookAirにも試みてみると、無事にPropellerIDEはインストール成功した。 ただし、P8X32A Propeller QuickStartボードを繋いでサンプルブログラムをコンパイル・アップロードしようとすると、上のようにエラーが出て失敗した。 どうやら、IDEから呼ばれている外部プログラムはインテルCPU用としてコンパイルされているために、M1チップでは動かないという状況のようで、これはParallax社のスピードからすると、もうしばらくは時間がかかりそうである。 ただし、現状のメイン環境(OSX10.11.6)は当面は変更する予定がないので、お仕事環境としてPropellerが戻ってきた、という重要な進展は確認できたことになる。

Dear Parallax staff and LameStation LLC,

Thanks very much for PropellerIDE:
https://developer.parallax.com/propelleride/

I have been working with Propeller for a long time.
https://nagasm.org/ASL/paper/NIME09_2.pdf
https://nagasm.org/ASL/paper/NIME2010.pdf
https://nagasm.org/ASL/paper/ACMP2011_nagasm.pdf
https://nagasm.org/ASL/paper/SI2015_nagasm.pdf

Now I can enjoy Propeller again with this tool.

By the way, please watch this:
https://nagasm.org/ASL/Sketch12/fig5/009.jpg
With M1 chip Mac, the PropellerIDE install is OK. However, "bstc" does not work.
The PropellerIDE(for OSX) seems to be developed for Intel chip.

I hope that the PropellerIDE will work with M1 chip.

Best,

Yoichi Nagashima
Professor, PE, PhD, Composer
https://nagasm.org/ASL/profile/
そして、「PropellerIDE is developed for Parallax Inc. by LameStation LLC. Contact us at contact@lamestation.com」ということだったので、せっかくなので「PropellerIDE with Mac M1chip」というタイトルで上のようなメイルを出してみた。 すると、2-3分もしないうちに以下のメイルが返ってきた。 さすがである(^_^)。
Hi Yoichi,

Thanks for reaching out. I am glad that you've found value with PropellerIDE. It has been a few years since I've worked 
on this project, but it makes me happy to know people are still using it.

It does not surprise me that bstc is failing on your Mac. bstc is a closed source component, and the maintainer had 
long abandoned it. It was a very good piece of software, which is why I included it, but it was doomed to stop working 
eventually, because it can't be rebuilt.

PropellerIDE ships with both bstc and openspin, so if you go into the settings, you can change the default compiler 
from bstc to openspin. That should get you going. If not, let me know.

Sincerely,
Brett
そして、言われるままに「PropellerIDE」のPreferencesのコンパイラ指定を変更してみると、無事にMaMacBookAirでもBuildが成功した。 ところが、「Run」のボタンでも「Write」のボタンでも、コンパイル(build)が成功したところでストップして、肝心のコードをPropeller側に転送してくれない・・・と判明した。 これはM1のマシンだけでなく、お仕事IntelMac(10.11.6)でも同じだった。 そこで以下のようにメイルしてみた。
Dear Brett,

Thanks for your quick reply.

> PropellerIDE ships with both bstc and openspin, so if you go into the settings, you can change the default 
> compiler from bstc to openspin. That should get you going. If not, let me know.

I changed the default compiler from bstc to openspin.
Then, the build works well.
However, the next "upload to Propeller" or "upload to EEPROM" steps do not work with the "Run" or "Write".
This trouble is the same - not only M1Mac but also IntelMac.

Please inform the solution.

Best,
Yoichi Nagashima
そして、このメイルの返信がスグに来るのか来ないのか不明なので、だいぶ久しぶりにParallax社のサイトに行ってみると、なんとアナウンスから14年も経過して、「We undertook a 14-year R&D cycle and completed the Propeller 2 Multicore Microcontroller, released in November 2020」ということで、遂に「Propeller2」チップが出来上がっていた、という事実に遭遇した。 これは地味に大ニュースである。 ただし、全て自前でチップを作ってボードを作るので仕方ないが、以下のようになかなか高価なものだった。 世界は多種の強力なArduinoファミリ、mbedなどARM勢力、そしてRaspberry Pi陣もArduinoに擦り寄ってきていて、14年前の「マルチコアのPropeller」という強烈なインパクトは完全に薄れているので、まぁ来期になって研究費が取れたら考えることにしよう。

そして午後からはBGVを「音楽情報処理」セッションへと引っ越して眺めつつ(途中であまりに酷い発表があったので思わずZOOMを切ってしまったが(^_^;))、まずは SUACインスタレーション(2) のページの「電子十二影坊(Dodeca Propeller)」にはデモYouTube動画が無かった上に写真リンクも無かったことを発見して、オープンキャンパス2008のページと 電子十二影坊(Dodeca Propeller) のページから写真リンクを発掘して、 このページこのページ とを作った。 「★」リンクをクリックするより、このように写真がズラッと並んでいるページの方がプレゼンには便利なのだ。 そしてさらに、「万変鏡」・「ジャミーズ娘」・「光るワンピース」・「窓が光る家」の4作品の動画を発掘しつつ、Propellerソースブログラム(フォントを大きくしたもの)を用意して、だいたい明日のプレゼンの準備が完了した。 当然のことながらパワポ的なものはナシで、アドリブで話し倒す予定である。

2022年3月5日(土)

というわけで、ZOOMで見せるデスクトップを上のように変更して発表に臨んだが、チラチラするので早々に元に戻すことになった。 アウェーの「プログラミング教育」セッションだったが、エンタテインメントコンピューティング研究会の水口先生がやってきてくれて、どうもEC発表で学生以外が僕だけだったというのが、このセッションに回された理由であると判明した。 まぁ、仕方ないだろう。(^_^;)

2022年3月9日(水)

今週は歌い続ける週である。 3月7日(日)にはいつものJoyJoy素面ヒトカラ5時間52曲。 昨日はまねきねこ2時間WarmUpで20曲の後に、アカペラ残党の森ちゃんと萌子ちゃんとのBIGECHO追いコン5時間で20曲。 そして明日にはゼミ卒業の2人とのBIGECHO追いコン5時間が予定されているが、朝イチで眼科検診のためWarmUpは微妙である。 一昨日の月曜には、「PropellerIDE」のトラブルの連絡に返信が来ないので こんな動画 と共に再度の質問メイルを出したが反応が無く、もしかすると相手にとって予想外のバグなのかもしれない(^_^;)。

ウクライナへの狂気プーチン侵攻が止まらないために、上のような寄付をしたが、それ以外には為す術もない。 新たに届いたメイルとしては、僕が会員である電子情報通信学会(HCGグループ)とリハビリテーション工学協会の両方から届いた情報として、以下のような「LIFE2022」という案内が届いた。 「本学会LIFE2022は、人の生命・生活を維持・向上させるための生命関連分野、リハビリテーション・生活支援分野、生体計測・制御分野等における技術研究開発、利用技術に関する講演・発表をもって社会貢献することをめざし、3学会(日本機械学会、日本生活支援工学会、ライフサポート学会)で合同開催する学術講演会であり、日本機械学会福祉工学シンポジウム2022・第37回ライフサポート学会大会・第21回日本生活支援工学会大会の合同開催です」とのことで、何より「8月中旬の札幌」というのが強烈にソソラレル(^_^)。

去年のオーガナイズドセッションは以下のような品揃えだったとのことで、これはもしかすると、辻下先生や照岡さんや鈴木先生にも呼びかけて、「バイオフィードバック」ねたでの提案というのもアリなのかなぁ・・・などと妄想を膨らませた。 関連しそうな研究者を発掘し「釣る」ためには、「一般公募」として自分たちのテーマをここに「公開」してしまう、というスゴ技の可能性とも言える。 そして、その去年の全体(OSだけでなく全部)のプログラムは これ だということで、OSでなくても一般セッションへの発表応募というのもアリ(リハ工学カンファレンスと似たようなもの)、と確認できた。

そしてふとAbemaTVを覗いてみると、なんと今日は順位戦のB級1組の最終戦ということで、藤井五冠がA級昇格をかけて佐々木勇気七段と対戦するという中継がスタートするところだった。 どうせ最後までは見られないのだが、最高のBGVを無音でサブウインドウに開きつつのお仕事、という1日がこれで決定した。

午前中かかって、SUAC MDWワークショッブ等でもご一緒している、辻下先生・照岡さん・鈴木先生に宛てて、「LIFE2022」のOS提案に応募する際に連名をヨロシク・・・というメイルを出したが、鈴木先生からは速攻で「OK」のリプライが届いた。 そして続いて辻下先生からのリプライも速攻で前向きに届き、僕の「夏のサッポロでのジンギスカンとビールを求めて、何度、敢えて夏の札幌のいろいろな学会に出張してきたことか」というフレーズに呼応するように、「札幌への学会出張ありがたい!思いっきりカニとラーメンとビールを堪能したいという気持ちが先行して止められません」と共鳴したフレーズが踊っていた。 さらに、まだ昼休みも半ばというのに照岡さんからの前向きなリプライまで揃ってしまったので、こうなればと頑張って、OS応募を進めることになった。 結局、4人がオーガナイザになる・・・という文面案を作成して送り、続報待機となった。

そして午後には、音楽情報科学研究会/音声言語処理研究会からの「音学シンポジウム」の開催案内(発表募集)が流れてきた。 既に日程的に重複する時間学会大会の発表申し込みを完了しているが、両方ともオンラインなので、発表希望日として異なる日を指定することで、普通であれば不可能な「2学会同時参加」というのが可能になるのだ。 元々「音学シンポジウム」では、一昨年(当初計画:ヤマハ本社)では「SUACスタジオレポート2020と書評3件」というタイトルで、来日して研究生となった王さんを連れて行く計画だったのがCOVID-19のために来日がご破算となり、昨年も王さんの来日が消えて休学となったのでパスしていたのだが、いよいよ今年は来日することを期待して、オンラインであるものの「王さん絡み」というネタでの発表を検討するのもアリかも・・・というところである。 研究生時代、「幻の院生」休学時代、ともう王さんとはリモートで2年間も繋がっているので、頑張ればポスター発表のネタは出てきそうな気もする。

これに触発されて、ちょうど目先の目標として「時間学会大会」・「音学シンポジウム」・「LIFE2022」という3つが浮上してきたのを契機に、だいぶ久しぶり(半年ぶり位?)で、電子情報通信学会ホームページの「 研究会 開催スケジュール 」を眺めてリストアップするという、いつもの楽しい「空想妄想作業」に着手した。 チェックする視点としては、(0)「発表申込締切」より前であるという当然の条件に続いて、(1)開催地 (2)開催研究会 (3)開催曜日、という順番であるところがポイントで、基本的に(1)「いい場所」であれば発表参加を模索し(「ハイブリッド」と書かれていないところ優先)、さらに(2)自分が発表できそうなテーマがあるか、そして(3)曜日によっては出張によって休講となってしまうので考慮条件とするという、なかなか不純な動機で満ちているように見える(^_^;)。 しかし、その成果として「アウェー」の新しい研究会などの場で発表することで新たな専門家との議論とかヒューマンネットワークが構築されて、これがまた新しい研究の発展に貢献してきたのも事実なので、強ち「筋違い」とは言えないメリットもあるのだった。 そして調べてみた結果、いつも素晴らしい場所で研究会を開催するNLP(非線形問題研究会)が何故かリストに全く載っていないこと、ほぼ全ての研究会が「ハイブリッド」という保険をかけていること、結局ET(教育工学研究会)だけがハイブリッドでなく唯一の候補であること(「7月9日(土)室蘭工業大学」・「9月17日(土)広島大学」・「10月15日(土)佐賀大学」)、が判明した。 先週の情報処理学会全国大会ではちょうど「プログラミング教育」のセッションで発表したので、こうなるとETでの発表参加出張というのが新たなターゲットとなりそうだ。

2022年3月11日(金)

昨日はまねきねこ2時間WarmUpで21曲の後に、永井さん古谷さんとのゼミ追いコン5時間で21曲。 明日の後期入試の試験監督でちゃんと声が出るかがやや心配である。 国連UNHCRからは先日の寄付を受けてか以下のようなメイルが届いた(これをこのページに載せているのが「緊急拡散」への協力なのだ)が、こういうメイルの到着(希望していないのに届く)がいつまでも繰り返されると、ちょっと困る。

   

そして「LIFE2022」については、4人のオーガナイザがそれぞれ発表しつつさらに一般発表も募集する・・・という形で、OS名「バイオフィードバック・リハビリテーションを容易に実現する支援技術/環境」、そしてOS要旨として『生体計測/マルチメディア技術とオープンソース文化の進展により、セラピスト・クライアント自身がバイオフィードバック・リハビリテーションを「ウェルネス・エンタテインメント」として実現できる可能性の発展について、事例紹介や課題検討から議論していきたい』とすることで申し込みを完了させた。 後はどうなるか、見守りつつ待つだけである。

2022年3月13日(日)

昨日の後期入試でも鉛筆デッサン実技試験監督として4時間ずっと立ち続けて、今年の入試シーズンは無事に終了した。 今日は午前にNHK杯準決勝「羽生vs豊島」戦を堪能したが、午後にはこのところ数日かけて読んでいた、以下の「2読目」の精読が完了した。 最初に読んだ時もそうだったのだが、今回はさらに隅々まで染み込んできて、いい読書となった。 こんな難解な本がこれ程、精緻に理解できつつ読めるというのは、まさにこれまでに培ってきたものの集大成という感じだった。

先週の日曜から火曜・木曜と歌い続けたので今日のJoyJoyヒトカラは断念バーグしてちょっと休養期間を置くことにした。 明後日はもう卒業式だが、COVID-19のため短縮versionで3年連続で謝恩会とかも無いので、その午後にでも行けばいいのだ。

2022年3月14日(月)

昨日はなんとなくダラっと過ごした感じがしたが、実はその前日の「実技試験監督として4時間ずっと立ち続け」というのがだいぶ身体に負担だったらしく(^_^;)、10時間以上も寝たら今朝は「回復の気配」とともに目覚めた。 そしてフト思い立ち、午前から午後にかけて このように 購入したまま放置していた「ミニ・グランドピアノ」という電子工作キットを開封した。 もちろん、このまま作ってしまうのはあまりに面白くないので、キットに入っているマイコンは捨ててArduinoに置換して、音源はもちろんMozziで、鍵盤スイッチのスキャンから音源までをArduinoで作ろう・・・という構想である。 午後には学科会議があるので途中までであり、明日は卒業式などのために、作業は今週後半に続く感じだ。

ちなみにまだ途中であるものの備忘録として補足しておくと、上の作業の途中で上のような点を確認したり方針変更したりして進めた。 まぁ、忘れては調べて思い出して・・・という繰り返しそのものが楽しいのである。(^_^)

2022年3月15日(火)

朝7時のニュースでいきなり以下のような画像を見た時には驚いたが、当然ながら、まだロシア国内にも「心ある人たち」はいるのである。 ただし、これまでコラボレーションしてきた多くのロシア人たちがどうなっているのか、まったく心休まらない日々が続く。

今日は昼頃に簡易版の卒業式があり、午後にはJoyJoyヒトカラを予約している日である。 Ars Electronicaからは このような お馴染みさん宛MLからの情報が届いたが、まぁまだ今年のアルスに行けるという感触は、到底、得られない。 新聞記事にあった「これまでの、世界のどこにでも自由に行けて、世界のどことも貿易交流できて、世界のどこにでも投資できたという日々は、もうしばらく(10数年)は無いのかもしれない」という予言が、なんとしても外れて欲しいと願う。

昨日の このページ の冒頭の写真にチラッと写っていたガーベラであるが、これは後期実技試験のモチーフとして利用したもので、「好きなだけお持ちください」と事務局から教職員MLに案内があって、速攻の一番乗りで良さそうなものを10本ほどゲットしてきたものだった。

これをホワイトデーとして自宅に持ち帰ったところ、奥さんがサッと以下のように玄関に生けた。 さすが華道の師範である。 夜に暗めの暖色照明の下で撮ったのが左の写真で、それをGraphicConverterで色調整してみたのが右の写真である。 元々がかなり暗いので色調整の余地はあまり多くなかったが、だいぶマシになった。 ただし朝になってみると萎んできていて、花屋さんが茎の下に取り付けていた小さなカプセル(これで金曜日の午後から月曜日の晩まで全ての花が元気に咲いていた!)の中身は相当に凄い成分なのだと実感した。

 

そして卒業式が無事に このように 挙行されて、卒業生は無事に巣立っていった。 5回生のゼミ理子ちゃんは卒業式/学科授与式の後で大学に取りに来たようだが、既に帰宅していた僕はJoyJoy-WiFiでそれを知ってメイルでやりとりした。 お土産の「Matcha7」は美味しく頂くことにしよう。

2022年3月16日(水)

昨日のJoyJoyヒトカラは5時間で54曲を攻めて完走して、まずまず歌唱力の維持ないし微向上を確認できた。 そして今日の午前には、テンション爆上がりの新たな進展があった。 過去に何度も甲子園球場ライトスタンドで巨人戦を観戦してきたが、前世紀(毎週、浜松から関西に3日間通っていた1993年から2000年)には、神戸の大学から梅田の定宿への帰り道の阪神電車の甲子園駅で降りると、ダフ屋のおばちゃんからチケットが買えた。 その後はもっぱらヤフオクで、年間指定席を購入しては販売する「転売ヤー」からチケットを入手していたが、なんと今回初めて、タイガースファンクラブ会員限定というチケットを正規購入できてしまった。 ライトスタンド外野席はさすがに熱烈なファンで買い占められていて取れなかったが、ライトのアルプスの外野席寄りの席をゲット出来たので、ほぼ気分はあのライトスタンドのノリ そのものである。 ローソン/ミニストップでチケットを受け取れる「Loppi」というのも初めてやってみたが、SUACから徒歩圏のミニストップ(遠州病院のちょっと先)まで散歩して、手続きはまずまず快適だった。 あとは当日の天気を祈るばかりである。

そして今日は、午後に「インタラクティブプロダクト演習」の打ち合わせ会議があるだけということで、TimeMachineのバックアップHDDが残り20GBほどになったので新しいHDDに切り替えて、上のようにのんびりと5時間ほどかけてのバックアップを進めることにした。 前回の500GBからは2年ほど経過しているので、まずまずのペースでのバックアップであり、滅多にないものの「凄く過去のアレ」というような探索にはTimeMachineは最高である。 もちろん、過去に一度あったが、このお仕事Mac miniがクラッシュした際にも、Time Machineからフルバックアップすることで何事も無かったようにお仕事が続けられたので、その安心感も重要である。

そして、時間学会の理事会でウクライナ情勢に関して意思表明をする・・・というような厖大なメイルが行き来し、打ち合わせ会議に出たりする合間に、 このように 「Mozzi電子ピアノ」に向けてやりかけていたハンダ付けを進めて、とりあえずハードは完成した。 そこで多数のMozziサンプルから単音楽器の音源として使えそうなものを選んで、並んだスイッチのうち左端を押した時に鳴るだけ、という このような ところまで進んで、今日はオシマイとなった。 残りはキーマトリクスをスキャンしてイベント検出してMIDI類似形式でサウンドのモジュールを呼び出すだけ、という楽しいパズルだが、なんせMozziなのであまりグズクズしないで処理を終えるという必要がある。 これは明日以降のお楽しみだ。(^_^)

2022年3月17日(木)

そして、とりあえずArduinoのプログラムは こんな感じ となって、 このように とりあえず完成した。 まずまずの出来である。(^_^)

2022年3月22日(火)

遂にマンボウが今日から解除となった。 一昨日のJoyJoyヒトカラでは、 このリスト  が新しくなった前週の54曲と全くカブり無く、さらに来月の某予定を視野に「昭和」からスタートという初めての試みでかなり強気に攻め続けて5時間を完走したが、翌日に数えてみるとまたまた54曲だった。 今週からは「素面」版でなくいつもの「飲みヒトカラ」再開となるのが、何といっても嬉しいのだ。
そして今日は1日かけて、新学期に向けた1106研究室の環境整備に没頭した。 実際には「領域専門演習」の進め方に関して領域教員との検討をスタートさせたり(僕のテーマ案内は こんな感じ )、MacからLAN接続するためのアダプターのSUACネット認証が期限切れとなっていたのを復活させたり、お仕事Mac miniと研究室MacBookAirの作業領域で異なっていた「最新データ」(主として学生作品支援のArduinoスケッチやMax8パッチ、さらに学会発表のための実験関係など)を整理してバックアップしたり・・・などという地味な作業である。 これで明日には全てのMacのMax8ライセンスの最新更新なども行えば、新学期での学生作品の制作支援体制が整うことになる。 地味ではあるが、あれこれドタバタする時期になるとなかなか出来ないのだ。

2022年3月23日(水)

今日は懸案の「コンピュータ環境を最新に」という作業の日である。 こう書くと簡単なように思うが、なかなか大変な作業なのだ。 まずはいつも最新の環境のつもりでいる「お仕事Mac mini」が起点となるので調べてみると、色々なソフトウェアのバージョンが上がっていたので、以下のようにそれらをゲットしてインストールし、起動して動作確認する事から始まった。 そして、1106に多数残っている(けっこう古いものは廃棄した)Macは、1台のM1MacBookAirを除いて全てOSX 10.11.6に統一しているので、それらに対して、以下のような作業を淡々と進めるということになった。 例えばArduinoIDEについては、新しいバージョンをインストールするだけでなく、実際にArduinoプログラミングする際には「ボードマネージャ」と「ライブラリマネージャ」で延々とupdateやinstallを繰り返す必要があるが、まずはここからである。 この作業対象となるMacは合計で7-8台になるので(^_^;)、作業はマル1日かかりそうだ。

そして、この作業をしていて発見したのが、これまでMax8.2.1まではライセンス確認のプロトコルがSUACネットでは通らなくてモバイルWiFiルータを持参していたのに、どうやらMax8.2.2でこの問題が解決されて(SUAC側は何も変えていない)、ようやくSUAC学内でもサクサクと通るようになった。 これで当面、これまでの「RadioSilenceのFirewallでMax8をブロック」というのは外すことになった。 まだ、ZOOMで通信中にMax8を走らせたらどうなるかは不明だが、地味ながら進展の確認である。
そして夕方には、しばらく懸案だった音学シンポジウムへの発表申込を完了させてしまった。 タイトルはずばり、「We-mode認知"による新しい音楽セッションモデルの検討」であり、ネタは時間学会大会ともろに同じ"We-mode認知"なのだが、あっちは時間学的考察、そしてこっちは音楽情報科学的考察であり、中身はだいぶ違ってくる。 なんせ僕にとってこれは2022年度の本命キーワードなので、使い回しできるだけ使い回す覚悟なのだ。(^_^;)

2022年3月24日(木)

いつもの眼科検診に行って(進捗ほぼナシ(;_;))、午前中に研究室に出てくると、EmotiBitのKickStarterから「EmotiBit starts shipping this week!」という、以下のような元気な画像が届いていた。 僕は最初のキットを8ヶ月前にゲットして、既に去年の夏には、音楽情報科学研究会で このように 発表して「過去の話」となっていたのだが、そのキットと一緒に「追加でEmotiBitボードだけあと1枚」というのを注文していた。 これを某社の受託研究予算で購入していたのだが、年度内には届かないということで、来期の個人研究費で支払うように付け替えてもらったりしてドタバタしていたのだった。(^_^;)

  

そしてさらに、新規ユーザのための EmotiBit forum というのを作ったから参加してね、とか、最新のバージョンのEmotiBitは「In addition to adding a new temperature stream from the MAX30101 in the most recent software release, the latest firmware added several derivative metrics to the data stream, including heart rate (HR) and interbeat intervals (IBIs) as well as skin conductance response (SCR) amplitude, rise time, and frequency」と以下のように性能が上がった(→なので追加で購入してね!)という涙ぐましい営業情報も続いていた。

果たして、去年の4月あたりに燦然とアナウンスが世界を賑わしてから10ヶ月も経過してしまったのだが、このEmotiBitが新しい生体情報センシングの世界を生み出すのかどうか、とりあえず僕としては「模様見」することにした。 そして、日本音楽知覚認知学会から届いていた最新の学会誌「音楽知覚認知研究」(第27巻 第1号 2021年)を眺めてみると、「ジャズの即興演奏における協同的創発」という論文が今回の音楽情報科学研究会での発表のテーマとうまく組み合わされるという事実を再確認できて、もう予稿の執筆はスグにも行ける感じとなった。 予稿の執筆期限はゴールデンウイークの先の5月なので、ここはグッと堪えて、ちょっと中身をさらに掘り下げて考察していこう。

2022年3月25日(金)

今日は午後に「春休みゼミZOOMミーティング」があり、その後は帰宅してマンボウ明けの「JoyJoy6時間飲みヒトカラ」を予約済み・・・というテンション高めの日である。 ちなみに2年前の今日は、COVID-19のために「東京オリンピック1年延期」と決定したのを受けて、当選していた男子サッカー(予選/準決勝)のチケットと東北へのフライトと10日間の宿の予約を全てキャンセルするという「キャンセル祭」の日だったようだ。 研究室に出てくると、ときどき(ほぼ毎月)届いているOpenBCIからの ニュースレター が届いていた。 上が今回の目次であり、3番目は「世界的な半導体状況によって今後(5月中旬以降)はOpenBCIの価格が上がる(→だから今、買って!!)」というもの、4番目は「Head of Software」・「Sr. Electrical Engineer」・「3D Technical Artist」という3種類の職種のリクルート(採用)情報だったが、1番目と2番目にちょっと気になる情報があったのでしっかりと眺めてみることになった。

最初の案内は「The NeuroTech Challenge Series: Phase 1」というもので、 The NeuroTech Challenge 「The NeuroTech Challenge Series is a citizen (neuro)science initiative for all skill levels」という企画で、世界中の「脳波マニア」を対象としたオープン・コンテストのようなものであるらしい。

NTCSは、研究者、臨床医、教師、学生、趣味の愛好家にとって、モバイルEEG神経技術をより良く、より利用しやすくすることに焦点を当てた
一連の研究調査とデータ分析コンテストです。OpenBCI、NeuroTechX、The Centre for Addiction and Mental Health(CAMH)、および
トロント大学の科学者と業界関係者からなるコンソーシアムによって運営されています。
このシリーズの各チャレンジは、参加者にエキサイティングな賞品を獲得するチャンスと、認知神経科学のハードウェアおよびソフトウェアツールの
経験を得る機会を提供するものとします。NTCSの活動の一環として作成されたすべての解析ツールおよび収集された(非識別化)EEGデータは、
オープンアクセスで一般に公開されるものとします。
初回のチャレンジとなるNTCS Phase1は、CAMH/UofTの研究チームが主導する研究です。この"市民科学"研究では、参加者は被験者で
あると同時に実験者でもあり、古典的なEEG実験から自分の脳データを収集し、大規模なオープンアクセス・データセット構築イニシアチブに
貢献する機会を得ます
という触れ込みで、要するに結果的にはOpenBCIの売り上げに貢献するためのものなのだ(^_^;)。 今回のアナウンスはその第一段階「NTCS Phase 1: Open Access EEG Data」ということで、 EEG-Notebooks というオープンソース・ソフトウェアを使用して、世界中の脳波オタクが、自分の脳波データを共有公開するということなのだが、そのためにはハードウェアとしてOpenBCIが必要になるのだ。

そして、上の写真が今回の注目の最大の起点となったのだが(ちなみにこの画像をクリックしたら飛ばされた論文は サメの鰓に着想を得た伸縮自在な傾斜型マルチチャンネル自己発電型呼吸センサ という超面白い研究だった(^_^))、なんと「 耳に電極を入れて脳波をセンシング 」というものだった。 思えばもう35年ぐらいの付き合いで VPP の仲間でもあり、最近でも共同研究を進めている照岡さんのアイデア(一部実験中)として、「鼻の奥に電極を入れて脳波をセンシング」というのがあるのだが、この「耳」というのは「鼻の奥」と極めて近いアプローチである。 さっそく、この情報を照岡さんに伝えることにした。

ニュースレターの最後には上のような写真もあったが、こうやって世界先端のシステムをいちいち手作りしている(→OpenBCIが世界ののニューロサイエンスを牽引している)という姿はなかなか羨ましい感じもある。 「38番」・「39番」という通し番号がなかなか生々しい。 僕は両眼の視力のアンバランスから「HMD」・「3D立体視」には何の興味も無いのだが、この「脳波HMD」がどんなアプリケーションに化けるのか、という点については今後も注目していきたい。

その後、13時からのゼミZOOMまでの合間に、 Sabbatical2016のページ の別バージョンとして作った 写真1万枚を一気に見るページ(ほぼブラクラ) を眺めて過ごした。 こんな風に海外に、それも毎日このところ世界的ニュースの舞台であるポーランド(ウクライナ避難民が殺到)を含む東欧にも気楽に行けていた日々が懐かしい。
そしてゼミZOOMミーティングは、何故か現れなかった東本クンを除く上のような4人で開催された。 ちなみに(リンク切れするが)全40分の記録動画は これ である。 皆んなそれぞれの近況と元気な顔を交換して、いよいよ新学期に向けて、期待が高まってきた。

2022年3月26日(土)

昨日の金曜日には、マンボウ解除でJoyJoy「飲み」ヒトカラが復活して、6時間で61曲を完走したが、そのうち練習曲を7回繰り返した(^_^;)。 今朝は大学に着いてみると自由創造工房の前の桜が満開だったので、研究室からカメラを持ち出して このように 記録してみた。 桜はあっという間に葉桜になって散ってしまうので、このタイミングは重要なのだ。

そして午後から晩にかけて暴風雨との予報だったので、午後に早めに帰宅するまでの時間、 Sabbatical2016のページ の別バージョンとして作った 写真1万枚を一気に見るページ(ほぼブラクラ) の続きを眺めて過ごした。 なんせ昨日(1時間ほど眺めた)は、日本を出てベルギーのブリュッセルを経由してボルドーに着いたところまでだったのだが、今日も3時間ほどスクロールして眺められたのは、ボルドーでのアーティストミーティングやワインシャトーのツアーを経て、鉄道でバルセロナに移動して、国際会議の前にサグラダファミリアを堪能したところまでだった。 まだまだここから、バルセロナでのVS-Gamesでの発表があって、オランダ・ユトレヒトに行ってICMCでの発表があって、その後にプラハを経てロシアに行って・・・と膨大に残っている。

2022年3月29日(火)

嵐の前の静けさというのか、新学期の直前のこの時期は、COVID-19以前の時代には学生の自主制作を支援したり色々な企画/イベントがあったものだが、一昨年だけでなく去年も今年も「何もない」。 研究室の整理整頓ということで不要なブツを壊して捨てたり一部はヤフオクで廉価放出したりして、少しだけだがスッキリしてきた。 昨日は、センサ類を整理したり Sabbatical2016のページ の別バージョンとして作った 写真1万枚を一気に見るページ(ほぼブラクラ) をようやく最後まで眺めて過ごした。 そこでフト思い立って、 欧州ツアー2018 の別バージョンとして、新たに 写真5千枚を一気に見るページ(ほぼブラクラ) というのを作ったので、いずれこれを暇な時に眺めてみることにしよう。
ウクライナ侵攻から1ヶ月を過ぎてもプーチンの蛮行は止まず、どうも この画像 は新学期になっても、僕のサイトからも1106研究室のページからも消えそうもない。 ヤマダ電機は こんな記事 の「流れ弾」に当たって気の毒である。
そして午後には、ZOOMで学生委員会に参加しつつ、研究室から発掘された過去の記事をスキャナで延々と取り込んで(自炊)、 CQ出版「インターフェース」誌への寄稿 というページを完成させてしまった。 遠い遠い昔に頑張って書いていた記事/特集だが、まだまだ新しい内容があるような気もする。 まさに温故知新なのだ。

2022年3月31日(木)

昨日は新学期に向けた準備を進め、午後には帰宅してまたまたJoyJoyヒトカラ6時間60曲を完走した。 マンボウの時期でもアカペラ残党2人の追いコンとゼミ2人の追いコンがあったので、この2022年3月は以下のようになった。 ちなみに先月の記録はこの日記の「2022年2月25日(金)」のところにあり、それ以前の記録の場所については、この日記の「2022年1月29日(土)」のところにある。
      • 2022年3月1日(火) 5時間 54曲
      • 2022年3月7日(日) 5時間 52曲
      • 2022年3月8日(火) 2時間 22曲 (まねきねこ warmup)
      • 2022年3月8日(火) 5時間 20曲 (BIGECHO アカペラ追いコン)
      • 2022年3月10日(木) 2時間 21曲 (まねきねこ warmup)
      • 2022年3月10日(木) 5時間 21曲 (BIGECHO ゼミ追いコン)
      • 2022年3月15日(火) 5時間 54曲
      • 2022年3月21日(日) 5時間 54曲
      • 2022年3月25日(金) 6時間 61曲(うち練習曲7回)
      • 2022年3月30日(水) 6時間 60曲
実は昨日のヒトカラ6時間にはちょっと画期的なことがあった。 ヒトカラというのはずっと連続して歌い続けるので、それも熱唱派の僕としては声帯にかなりの負担がかかる。 ウォームアップに男性の曲を1時間ほど続けて次第に声域を上げていって、松任谷由実や中島みゆきを挟んでから高域の女性の曲に進む・・・というルーチンをサボって、調子に乗っていきなり飛ばすとアッという間に声が枯れてしまう。 そしてこのところ、色々な曲順を変えて自分の発声状況を観察しつつ連続歌唱を続けているのだが、これまでは常に途中にドラッグタイムがあった。 別に怪しい薬(^_^;)ではなくてAmazonで購入できる以下の漢方薬であるが、歌手や声優の御用達というこのクスリで、疲弊した声帯が驚くほど回復するのだ。

そして昨日は、これまでに一度も無かった初めての記録として、「この薬(響声破笛丸料)ナシに6時間を走破」したのである。 これはなかなか地味に凄いことで、マンボウ(素面5時間)が明けて6時間の飲みカラに戻って、前回3/25は嬉しくてついつい飛ばしたものの、昨日はしみじみと状況改善の嬉しさを堪能しつつ、無理せずに「上げて」いく・・・というスタイルを落ち着いて楽しむ時間となった。 あとは、2年前から途絶えてしまったままの、歌好きの仲間との「カラオフ」の復活を期待したいのだが、まぁこれはまだまだ1年ぐらいは無理だろうか。

  

ネットニュースからは、「開発には6年の期間を要し、500以上のプロトタイプが作られた」という、ダイソンのノイズキャンセリング機能付き空気清浄ヘッドフォン「Dyson Zone」の写真が流れてきた。 「ハウスダスト、粒子状物質、有害なガスなどの空気中の汚染物質の除去機能に加え、高度なノイズキャンセリング機能と高品質な音響システムにより、騒音も遮断するというウェアラブルデバイス」とのことで、PM2.5など空気清浄への関心が高まっているので開発してきたのだろうが、もしこれがCOVID-19に対しても有効であれば注目である。 ただし、お高いだろうし、重いだろうし、何より不気味なのがちょっと難点かもしれない。
その後、1106研究室のお掃除をしていたところ、「情報処理学会45周年DVD」という8枚組の分厚いのを発見して、とりあえずDVDを全てHDDにコピーして(計31GB)、さらに過去の情報処理学会音楽情報科学研究会で僕が発表していた記録のうち、LaTeXソースとかplain textのままだった(^_^;)ものを発掘して、2005年あたりまでの全てについてpdfのリンクを置く作業を完了した。 見た目には地味な作業であるが、 このページ の中身としては(1993年から2005年あたりまでの古いところに関して)かなり充実したことになった。
さらに午後には久しぶりにProcessingの「sound」ライブラリのサンプルなどを触ったり鳴らしたりしてみた(リハビリに近い)が、新学期のゼミでは音楽/サウンド系の学生が集まりそうなので、これも使うような展開になるかもしれない。

2022年4月1日(金)

4月1日になったが、世界中でシャレにならない状況が進展しているためか、過去に盛り上がった「エイプリルフールWebサイト」という話題は皆無だった。 研究室のお掃除の一環で、袋いっぱいに詰め込まれた「会議・学会・イベント等の【名札】たち」が出てきたために、エイヤと全ての「入れ物」を燃えないゴミに出して、さらに中身を このように 並べて写真を撮った後で、これも全て燃えるゴミとして捨ててしまった。 こういう過去を引きずっても仕方ないし、COVID-19のために次にこのようなNameTagを受け取る機会がいつになるかも分からない・・・という悲しい儀式となった。

そして午後には、新学期からゼミに合流する吉田さんのアポがあって、作戦会議をスタートさせた。 1106にある参考図書を貸し出ししたり、色々な参考動画を見たり、1106の面白グッズを体験したり・・・と実質ゼミ初日はなかなかに充実した。 これで、来週のガイダンス週の間にどんなアイデアが出てくるか、期待して待つことにしよう。

2022年4月2日(土)

そろそろ桜も満開を過ぎて葉桜となってきたこの週末には何の予定もなく、ぼちぼちと新学期の準備などを進めるだけの「助走」の日々である。 ネットからは「2021年度に活躍した棋士、女流棋士を顕彰する第49回将棋大賞選考会が1日、東京都渋谷区の将棋会館で開かれ、藤井聡太竜王(19)=王位、叡王、王将、棋聖=に最優秀棋士賞が贈られることになった。2年連続となる。東京将棋記者会に加盟する各社の将棋担当記者による投票で満場一致で決まった」というのに続いて「【名局賞】第34期竜王戦第4局 豊島将之竜王対藤井聡太三冠(肩書きは当時)」とあったので、さっそく このページ から検索して、 この棋譜 を追いかけて堪能した。 まぁ本当に、凄い対局だった(^_^)。

僕は日本時間学会の理事であり、上の ウクライナ情勢についての理事会声明 を先月に公開するにあたっては、裏方として理事の先生がたと色々とやりとりしていた。 静岡大だか県立大だかでは、教員一同として同じような意見表明をしたらしいが、SUACではそういう気配が皆無なのがちょっと残念である。
北京の王さんが来日するのは5月初旬になるので、新学期に関して事務的なやりとりをしつつ、せっかくなので「4月の演習」として、「Processingでsound」という「お題」を出してみたが、さっそく「初回ゼミまでに実験してみます」という返信があった。 そこで僕の方でも、SeeeduinoXIAOに3軸加速度センサを付けたモジュールを引っ張り出してきて、コンソールで「screen /dev/tty.usbserial114611 115200」などとするとその出力を表示できることを確認し、さらに11チャンネルのアナログ入力のうち最初の加速度センサの軸成分の3つをグラフ表示するMax8パッチを作った。 ところがその先で、「Processingでserial」というのでこのメッセージを受けてparseingする・・・という部分はまだ手付かずだった事に気付いた。 新学期の最初のお仕事として、これは明日にでも実験を始めて/進めておかないといけない事になった。(^_^;)
気付いてみれば既にこのページのHTMLはもう222kBにもなったので、ちょうど新学期の区切りということもあり、ここでpart12を終えて、 Sketching日記(13) に続けていくことにしよう。 まだまだ、まだまだ「Sketching」が続くのだった。

→ Sketching日記(13)

「日記」シリーズ の記録