Sketching日記(16)

(実際のところは「Max8日記」かも)

長嶋 洋一


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2022年10月3日(月)

いよいよ後期初日である。 ただし僕の担当科目は月曜日には無いので、明日の「基礎演習E」、水曜日のゼミ、木曜日の「インタラクティブプロダクト演習」、金曜日の「メディア数理造形演習」という学部科目と、時間割としては金曜日のM1・王さんの「メディアデザイン特論」の大学院科目の準備を進める日となった。
基礎演習E については、後期開講ということは1回生が対象だが、この学年は来年度(僕の最終年度)に2回生ということであまり深入りできないので、これまでにも増して「淡白」な表現/扱いを心掛けた。 来年度に「サウンドデザイン」を履修しても「音楽情報科学」への発展が無いので、これは仕方ない。

   

   

   

   

   

   

インタラクティブプロダクト演習 については逆に一念発起して、 このように 研究室にあった「楽器/音具」を新たに11種、蔵出しして並べることにした。 上のように、これで計17種ということになった。 また、内容として「Arduino〜Firmata〜maxuino〜Max8」というパスよりも(→こちらは「メディア数理造形演習」で深入り)、今年はより簡単に「TouchMIDI32〜Max8」というパスを前面に押し出してみる事にしよう。
その一方で、和田先生のUnityの2-3限に続いて金曜4-5限に位置しているために履修者が減少し続けている メディア数理造形演習 については、敢えて前期の「サウンドデザイン」の時にも「ステップアップでメディア数理造形演習を!!」と言わずに淡白を貫いたためか、manabaで見ると履修登録者が極少だった去年よりもさらに極少であると判明した。 これは仕方ないので、場合によってはマルチメディア室でなく1106で「個別特訓(ほぼゼミ)」形式で進めることも検討していこう。
さらに、大学院科目の履修登録をチェックしていて、王さんが先月末に教務室に提出していた「特論演習履修登録依頼」が、教務室のどこかに引っかかって登録されていないというバグも発見することが出来て、これで無事に王さんの後期履修もスタートできると確定した。 あれこれ水面下で準備して、合間に少しずつ1106研究室のお片付けも進めつつ後期スタートなのだが、もう今週末にはさっそく、日本音楽知覚認知学会大会への出張(発表はゼミの吉田さん)が待ち構えている。

2022年10月4日(火)

人間ドックのレントゲン検査で初めて「結節影」というのが見えて「要精密検査」(;_;)となり、先週は初めてのCT検査を受けてきたが、今日は朝イチで遠州病院にその結果を聞くために出かけた。 ところが、「医師から検査結果を聞くだけ」という筈だったのに何故か「レントゲン検査を受けろ」という事になって、X線検査をしてから内科医の面談となった。 結論から言えば「結節影」というのは何かの間違いではなく僅かに写っていたものの、医師がCT検査結果を見たところ、X線では2センチぐらいだった「影」がCTでは8mmほどだったので確認のためにまたX線を撮ったとのことで、1ヶ月後の今日はほぼ見えるか見えないかぐらいまでその「影」が小さくなっていた。 そこで3ヶ月後に再度のCT検査/面談を予約して、一応の「経過観察」ということで落ち着いた。
ところが非常勤で行く奈良学園大は、看護学科があることも関係しているのかもしれないが、「胸部X線に所見の記載がございますので、結核予防の観点から念のためのご連絡をさせていただきました。大変失礼なお願いでございますが、結核検査の報告が必要なため、ご受診後にご連絡いただけましたら幸いでございます」とのことで、「結核の心配はありません」的な正式な診断書を発行してもらう事になった。 ただしこの診断書が「2〜3週間後に届く」ということで(その頃は奈良学園大での集中講義が終わってる)、さらに診断書を郵送するための封筒に貼る切手を病院内のコンビニに買いに行ったらSuicaもクレジットカードも使えない(^_^;)ということで久しぶりに現金の支払いをしたり・・・とドタバタした。 SUACの方は? と問い合わせるとこちらも一応はその診断書のコピーが欲しいとのことで、まぁ色々とあるのだった。 やれやれである。

ネットではあいかわらず「AIが生成する画像」というのが話題となっていて、上は「ある人」の顔(あまり見たくない)、下は「同人誌を深層学習したAI」の生成した画像だというが、後者は一体どんなキーワードを与えたのか、なかなか不気味である。
そして気掛かりなのが、以下のRSコンポーネンツへの注文メイルの行く末である。 この会社は「電子部品のアスクル」みたいなもので、膨大な在庫を持っていて、基本的にはカタログの部品は全て翌日には届く(のでやや割高)、というビジネスモデルなのだが、これまで例が無かったほど珍しいことに、今回のNucleoF401REについては「【自動配信】ご注文のリクエストを承りました」で止まっていて、『このメールはご注文を受領したことを確認するもので、お取引の成立をお約束するものではございません。納期や配送についての詳しい情報は、「受注のお知らせ」や「出荷のお知らせ」メールでご確認ください』という末尾の但し書きが有効になりそうな雲行きなのだ。 やはり、既に世界的に枯渇してしまったのかもしれない。

「インターフェース」誌にNucleoF401REを使った筋電センサの記事を書いたのはたしか2015年あたりなので、もうmbed陣営もだいぶ新しい後継機種が出てきているから仕方ないかも・・・というのは正論である。 この場合、おそらく性能が向上して価格もそこそこ練れている、新しいものに置換していくことになるのだ、と秋月電子のサイトで「STM32」と検索してみると、なんと驚いたことに以下のように、NucleoF401REだけでなく他のボードも、ほぼ全て全滅の「在庫切れ」となっていた。 これはコロナ禍の時代の世界的な半導体不足によるものなのか、それとも最近ではmbed陣営がArduinoファミリに擦り寄ってきているからなのか、ちょっと調べる必要があるのかもしれない。

そこで、本家の総本山であるARM社のサイトに行き、以下(上)のようにラインナップにNucleoF401REがあることをまず確認した。 そして以下(中)のように、NucleoF401REのページに行くと、「Order Direct」というタブを発見した。 普通であれば、ここから世界中のショップに繋がり、数量を指定して必要なだけオンライン購入できるという、見慣れたルートである。 ところが、以下(下)の画面では「In stock」(在庫あり)と表示されているものの、実際には数量を2より大きくインクリメントするとポップアップが出て「その数量は指定できません」となり、仕方なく数量=1の状態で「Add to Cart」すると、2-3秒後に「その数量は許容されている数量を超過しています」というWarningが出て、結局のところたった1個でも発注できなかった。(;_;)

つまりこれは、本家ARMのサイトで発注にリンクされないという事で、「世界的に欠品」という事実が確認できた事を意味する。 しばらく放置するとしても、いずれRSコンポーネンツからも「手配できませんでした。ごめんなさい」のメイルが届くことになるのだろう。 とりあえず、手元のVPP-SUACは12セット、PAW-doubleも12セット、と在庫を確認できたが、今後の増設についてはちょっと新たな検討が必要かもしれない。 いっそのこと、まったく新しく別のマイコンを使うという可能性も視野に入れていくことにした。

2022年10月5日(水)

午前には後期ゼミの初日が このように 快調に進んで、メンバーそれぞれのプロジェクトがスタートした。 そして午後には、今週末の日本音楽知覚認知学会大会で発表する、ゼミ吉田さんの発表練習が このように あって、「念のため」の プレゼン動画 も撮影した。 これで準備は万端である。(^_^)

2022年10月6日(木)

またもやMicrosoftがやらかしてくれた。 この企業はどこまで糞なのか。 日頃のお仕事メイル、SUACアドレスは仕方なくOffice365ベースなので、Microsoftアプリを入れたくない僕はWeb版Outlookを使っているのだが、なんだか「リボン」というのが出てきて、これまであったメニュー「まとめて削除」がちょうど隠されて、クリック出来なくなってしまった。 そこで調べてみると、詳細は こんなこと らしくて、「Outlook Web版メニューバーは非表示にできない?」→「Microsoftサポートである知人に聞いたところ、非表示にはできないとのことでした」だという。 こうなると、不要なメイルをいちいちクリック+リターンでゴミ箱に移動して、さらにその中身を一括表示したところで、またまたいちいちクリック+リターンで完全消去しないといけない、という、日々のとんでもない手間が確定した。 まさにこれこそ「Microsoft クオリティ」、糞の極致としか言いようがない。 プーチンと並んで最悪である。

2022年10月7日(金)

午前には大学院「メディアデザイン特論」ということでゼミの王さんがやってきて、これからの進め方について作戦会議を行った。

そして、午後になって、音信不通だと思っていたのが実は「受注メイルの送付は不要」としていたRSコンポーネンツから、 このように 注文していた15個のNucleoF401REが届いた(^_^)。 さすがのRSコンポーネンツである。 これは今後の製作に向けて、とても朗報なのだ。

2022年10月10日(月)

世間は3連休の最終日という祝日らしいが、SUACは「月曜講義日」という普通の日である。 一昨日と昨日は、日大芸術学部での、日本音楽知覚認知学会2022秋季研究発表会(日本音響学会音楽音響研究会共催)に このように 参加した。 今回は初めて、僕でなくゼミ3回生の吉田さんが発表ということで、僕は前列で見守るというなかなか新鮮な学会発表となったが、さすが吉田さん、発表をバッチリと決めてくれた。 あとは会場に配布・回収したアンケートの結果が楽しみというところだ。

       

       

       

COVID-19のためにほぼ全ての学会で参加者が減っていて、今回も2日間とはいっても、1日目の午後に始まって、2日は午前だけで終わりというものだった。 帰途の新幹線では、乗った「ひかり」が正常に静岡駅に停車したところでアナウンスがあって、以下のように豊橋駅でのトラブルで停車することになった。 しばらくすると、普通であれば静岡駅に停まっているこだま/ひかりを抜き去っていく「のぞみ」のための追い越し線路にしずしずと「のぞみ」がやってきて並んで停車した(^_^;)。 これはなかなかレアな体験だった。

上りと下りの両方が止まったのに停車時間が36分で無事に発車したということは、「人身事故」ではなくて、緊急停止ボタンが押されたための安全点検だったのだろうと思われる。 人身事故(飛び込み自殺)だったとすると、広範囲に吹き飛んだ人体のあちこちを拾い集めるために、とうてい30分ほどでは終わらないのだった。 やれやれである。
そして今日は1日がかりで、これまで届いて溜まっていたり、さらにどんどん飛び込んでくる 基礎演習E のレポートにいちいちコメントしてWebに上げたりしているうちに過ぎ去った。 その合間には、OMMF2022参加の作戦会議のための日程打診とか、来週に迫ってきた奈良学園大での集中講義の準備などにも追われた。 さすがの新学期なのだった。

2022年10月11日(火)

今日もまた、朝に出てきたら前夜に届いて溜まっていたり、さらに昼間どんどん飛び込んでくる 基礎演習E のレポートにいちいちコメントしてWebに上げたりしているうちに過ぎ去った。 そしてOMMF2022に参加する3回生3人との作戦会議の予定も「明日(ゼミの日)の3限」と決まった。 さらに午後には、「OMMF2022 プレゼンテーション発表の選考結果について」というタイトルで、以下のように学生の作品展示だけでなく僕のプレゼンもacceptという連絡が届いた。 これでさらにヤル気が出てきたというところである。
OMMF2022 プレゼンテーション発表希望者の皆さま

表題の件について運営事務局で協議致しました。
結果としてプレゼンテーション発表をご希望された皆さまにつきましては、是非発表をお願いさせていただきたいと思います。
プレゼンテーションのタイムテーブルは現在調整中です。
こちらにつきましては確定次第通知させていただきますので、しばしお待ちいただけますと幸いです。
さらに電子情報通信学会の研究会開催案内をチェックしてみると、なんと1月末にいつものNLP(非線形問題研究会)が、「はこだて未来大」での研究会開催を計画している事を新たに発見した。 この研究会はちょうど1年前の2022年1月に、COVID-19に対抗して「琉球大学で断固リアル開催!」と宣言していたので応募していたが、オミクロンのために直前になってオンラインになってしまった(;_;)という曰く付きの研究会なのだ。 そこで今回こそは、今夏の札幌も含めてのリベンジだと一気に、「フラクタル/カオスのライヴ生成に関する高速化の検討」というタイトルで研究発表を申し込みした。 ちょうどGenを勉強していたので、それを絡めて、以下のような簡単な「概要」とした。
フラクタルやカオスを応用した「数理造形」デザインに関して、筆者は2022年1月に「触覚/触感インターフェースとライヴ生成フラクタル/音響に
よるウェルネス・エンタテインメント」という報告を行った。本稿ではその続編として、Max8環境において詳細な動的フラクタル・グラフィクス生成を
スムーズ/高速に実装するためのGENという枠組みの適用について検討し、具体的なシステム/作品の試作として追求した実験について報告する。
そして、溜まっていたANAのマイルをSKYコインに替えて、なんとセントレア〜函館の「往復」チケットを13,860円でゲット(マイルが18,620円)できた。 ホテルはと言えば、いつもの東横インとかは函館駅前にしかないので、 3度目の「函館」 で泊まった、五稜郭の近くにある「ルートイングランティア函館五稜郭」を予約できた。 これには理由があり、研究会の会場である「はこだて未来大」に近いというのもあるが、何よりも毎晩行きたい「LARK」という素敵なお店があるからなのである。 セントレアから函館のフライトは1日1便なので、研究会は2日間なのに前泊+後泊の3泊4日の出張となったが、今からあの 冬の北海道の雪景色 2011 2014 を楽しみにすることになった。(^_^)
そして、今月末までに回答するよう依頼されていた、来年5月のParisでのISEA2023のパネル(7人のうちの1人)参加のOfferについては、やはり来年度の海外出張の機会はおそらく一度きりであり、さらに本命のICMC/NIMEの開催時期/開催地が年内は不明であることから、謹んでお断りするというメイルを出した。 久しぶりのパリというのもソソラレルものの、やはりここは堪えるべきという苦しい判断なのだった。

2022年10月12日(水)

ゼミの日である。 朝イチで研究室に出てくると、昨夜の23:59まで、としていた 基礎演習E のレポートがさらに17人も届いていて、計49人のレポートがこのページに追記されることになった。 履修登録が57人なので、なかなかの提出率である。 中身としては残念ながら薄いものの、とりあえずきちんと提出する、というのが最近のSUACデザイン学生の印象なのだ。
    • 「マルチメディア・ワークステーションを用いた情報基礎教育の試み」 1994年9月29日『第49回情報処理学会全国大会』(北海道大学)
    • 「生体センサによる音楽表現の拡大と演奏表現の支援について」、 1998年8月8日『情報処理学会音楽情報科学研究会』(北海道大学)
    • 「音楽的ビートが映像的ビートの知覚に及ぼす引き込み効果(3)」、 2003年9月13日『情報科学技術フォーラム2003』(札幌学院大)
    • 「著作権フリー音楽クリップ生成システム「FMC3」のユーザインターフェースについて 」、 2006年7月6日『情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会』(函館)
    • 「マルチメディア心理学実験において提示するサウンド素材の検討」、 2007年5月26日『日本音楽知覚認知学会2007年春季研究発表会』(北海道大学)
    • 「新しい筋電楽器のジェスチャ・表現の検討について」、 2010年5月30日『日本音楽知覚認知学会2010年春季研究発表会』(はこだて未来大学)
    • 「非線形科学の視点から「コンピュータ音楽」を考える」、 2011年1月24日『電子情報通信学会非線形問題研究会』(北海道大学)
    • 「コンテンツ制作支援のためのエンタテインメント科学とエンタテインメントデザイン」、 2011年9月13日『電子情報通信学会 2011年ソサイエティ大会』(北海道大学)
    • 「サウンド知覚のカオス共鳴によるモデル化に向けて」、 2014年1月21日『電子情報通信学会非線形問題研究会』(ニセコパークホテル)
    • 「カオスに対する聴覚的なアプローチ(2)」、 2014年7月22日『電子情報通信学会非線形問題研究会』(函館市中央図書館)
    • 「内受容感覚コントローラとしての筋電楽器 --- 癒し系エンタテインメントのために ---」、 2015年6月7日『日本音楽知覚認知学会2015年春季研究発表会』(北海道教育大学)
    • 「内受容感覚バイオフィードバックによる"癒し系エンタテインメント"の考察」、 2015年9月26日『エンタテインメントコンピューティング2015』(札幌教育文化会館)
    • 「バイオフィードバック・リハビリテーションの実現を支えるメディアデザインとシリアスゲーム」、 2019年8月23日『第34回リハ工学カンファレンスinさっぽろ』(北海道科学大学)
    • 稚内と礼文島と利尻島 (海外出張の無かった2017年に一人旅)
昨日、「冬の函館」を目指して発表申し込みをしたが、上は Sketching日記(13) の「2022年6月29日(水)」のところにあった、「これまで行った北海道」の記録である。 なんとなく、「雪のはこだて未来大学」という風景の記憶があったような気がしていたが、上の一覧の日付を見てみると、これまで函館に行った3回は全て5月か7月で、どうやら今回の「4回目の函館」が初めての冬になるらしい。

2限のゼミ(後期2回目)は このように 快調に進んだ。 3回生も4回生も「企画審査」はゼミ単位ということで、実質的にはどんどん進めていくだけなのだった。

ネットのニュースからは、京都の四条通りに上のような看板(裏と表が違う)が立って効果を上げている、というものがあった。 これは実に素晴らしい。 さすがである。 そして午後にはOMMF2022作戦会議(初回)があり、参加3人はそれぞれの構想を考えていく、という宿題を抱えて終了した。 次回のミーティングは碧風祭の終わった11月9日と決めたが、それまでには僕の2週にわたる非常勤も終わっている予定なので、皆んなと一緒に全力投球体制に入れそうだ。

2022年10月13日(木)

NIMEコミュニティのMLに、「Music and Digital Media: A Planetary Anthropology」(音楽とデジタルメディア 惑星人類学)という本が出たよ、という情報が流れてきた。 下のような表紙で、ハードカバーなら60ポンド、ペーパーバックだと40ポンドという値段が付いているものの、フリーで ダウンロード すれば、544ページのこの本が無料である。

共著者からの紹介だと、「この本は、ジョージナ・ボーンが編集した新しい共著書です。本書は、デジタルメディアが世界の音楽に与える影響について、初めて比較民族学的研究を行ったものである。本書は、音楽を通してデジタルメディアを理解するための先鋭的で明快な理論的枠組みを提供し、音楽が今日、デジタルの約束と問題が喧伝される場所であることを示す。さらに、本書は音楽を活用し、音楽・音響学、デジタル/メディア研究、科学技術研究との学際的な関連を通して、デジタル人類学の視野を広げている。本書は10章からなり、そのうち8章はオリジナルのエスノグラフィーを紹介している。5つの章では、ケニア、アルゼンチン、インド、カナダ、イギリスのポピュラー音楽、フォーク音楽、アート音楽、クロスオーバー音楽について取り上げています。3つの章では、デジタルを前面に押し出し、非合法なピアツーピアサイトとストリーミングプラットフォームのスポティファイ、インターネットを介した一連の著名な音楽ジャンル、そしてグローバルなソフトウェアパッケージである音楽プラットフォーム Max に関する初のエスノグラフィーを紹介している。本書は、南半球と北半球のポピュラー音楽、フォーク音楽、芸術音楽、クロスオーバー音楽に関する民族誌的研究を比較の枠組みに組み入れ、比較人類学に革新的なパラダイムを創出するものである。本書は、人類学理論の古典的なテーマを参照しながら理解することを求めつつ、音楽がいかに人類学を拡大させるかを示している」ということである。

    1. Introduction: music, digitisation and mediation - for a planetary anthropology
    2. Soundtracks in the silicon savannah: digital production, aesthetic entrepreneurship and the new recording industry in Nairobi, Kenya
    3. ‘In the waiting room’: digitisation and post-neoliberalism in Buenos Aires’ independent music sector
    4. Oral traditions in the aural public sphere: digital archiving of vernacular musics in North India
    5. Online music consumption and the formalisation of informality: exchange, labour and sociality in two music platforms
    6. Max, music software and the mutual mediation of aesthetics and digital technologies
    7. Remediating modernism: on the digital ends of Montreal’s electroacoustic tradition
    8. The dynamics of pluralism in contemporary digital art music
    9. Music and intermediality after the internet: aesthetics, materialities and social forms
    10. Postlude: musical-anthropological comparativism - across scales
上がその章立てで、僕が最も苦手な音楽美学的なお話なので、ちょっとこれは読めない(^_^;)。 とにかく全体が「文字だけ」であり、「Max」の章だけ、かろうじて5つの図/写真があるだけという強烈な本である。 興味があって英語力が強力な人は、どうぞ これ を読んでみて欲しい。 僕には無理である。

2022年10月14日(金)

朝イチで届いていたメイルの一つは、いつものSeeed社からの 新製品 の案内で、下のようにプラスチックケースに入った「XBee互換」だという「Home Assistant SkyConnect USB Stick - compatible with Zigbee/Thread/Matter, ideal for Home Automation integration」というものだった。 ちょっと面白いのだが、シリアルのWiFi延長でしかXBeeを使っていない僕にとって、「XBeeネットワーク」をこれで構築するという目的意識はちょっと乏しいので、頭に置いて考えてみることにした。

そして、ゼミ4回生の清水さんからは、コース演習室の引越しの際に前期に制作していた全てが何かの手違いで廃棄されてしまっていた、という衝撃的なメイルが届いた。 引越し関係の情報は全て転送しているので、このトラブルは基本的に本人の自己責任ということになるのだが、前期マルマルかけて制作したあの「頭部」を再び作るとなると、とうていその発展系の卒業制作まで進めるのは不可能である。 ここは方針転換して、なんとか対応策を検討していく必要がある。 とりあえずまず、消滅してしまった前期の仕事を SUACインスタレーション(5) のページに追記した。 卒業制作で完成する予定だったので掲載していなかったのだが、消えてしまったのではこのように残すしかない。

今日は2限にゼミ・M1王さんのアポがあり、中国と日本の信仰の違いから文化人類学のような感じでの意見交換となった。 お寺で鳴らす楽器、神社(雅楽)で鳴らす楽器のお話、日本では大晦日にお寺に行って除夜の鐘を鳴らし、元日になると神社に初詣に行き、子供が生まれれば神社にお参りして、七五三もたいてい神社で、しかし結婚式になると何故かキリスト教会(風)が好きで、葬式となるとお寺に行くという不思議な無宗教であること、等々、とても面白かった。 木魚を叩くとお葬式のイメージ、鈴を鳴らすと神社のお神楽、などというのも面白い。 これは来週のゼミでも皆んなに聞いてみる事となった。
午後には久しぶりにMax8プログラミングをちょっと進めたが、これは来年1月の非線形で発表するネタのためのGenの復習という意味もあり、今後の作曲(サウンドだけでなくGenによるLiveフラクタル生成画像にも関係)とも並行することになる。
そして4-5限(実際には17時には終わる)の「メディア数理造形演習」では、たった2人の特訓としてjitter講座からスタートした。 こちらも、確実にMaxプログラミングの「プロ」に成長するのをしっかり支援していこう。

2022年10月15日(土)

ちょっと驚くネットニュースがあった。 「【北京共同】中国が新型コロナウイルスの封じ込めを図る「ゼロコロナ」政策を、少なくとも来年春までは解除しない方針を固めたことが13日分かった。共産党筋が明らかにした。16日開幕の党大会後の大幅緩和を期待する声も出ていたが、感染が拡大すれば医療体制が追い付かなくなると判断した。コロナ対策を優先し、今年の経済成長率目標は未達を容認する。訪日中国人観光客の本格的な回復も当面は見込めなさそうだ」という、想定されたニュースへの5ちゃんねるの反応で、以下のページへのリンクと共に「10月11日からの水際対策大幅緩和で、中国製ワクチンの接種証明も有効に、証明書は日本語または英語で」という驚くべき情報があった。

いやいや、もし本当に中国製のCOVID-19ワクチンが「効く」のであればこんな騒ぎにならないだろう、良く作られたフェイクニュースだなぁ・・・と調べてみると、なんとなんと厚生労働省のページには、以下のように本当にシノファームの記述があった(^_^;)。 これは政府を上げてのフェイクニュースなのか。

いやいや、いくら日本経済のために中国人のインバウンドによる爆買いを喚起したいとしても、ちょっとこれは無理筋なのではないだろうか。 プーチンもそうだが、負けていない。 岸田さんは一体、何を考えているのかなぁ。
そして、過去に何度もSUACでのワークショップに来ていただいた、RAKASU PROJECT.さん(京都精華大)とのメイルのやりとりから、来年のワークショップの日程は「2023年2月11日(土)-12日(日)」というところがほぼ確定した。 また、その中身などについても、メイルを書きつつ思い付いたアイデアがあったりして、ちょっと「先」の楽しみが見えてきた。

2022年10月19日(水)

月曜日は奈良学園大学保健医療学部リハビリテーション学科での久しぶりの非常勤に行った。 2週にわたる集中講義の1週目で、4-5限の2コマで、自己紹介から「Maxでこんな事が出来る」という話題で多くのデモを見せた。 来週は3-5限の3コマで、Maxの簡単なプログラミング入門、リハに効果的なインスタレーションのアイデアを練りあい、一部は実際に試作してみる・・・というあたりを展開する予定である。 いつも思うのだが、やはり文化の異なる異領域への武者修行というのは、楽しいのだ。

ゼミ吉田さんからは「カエルBAND」の映像の 最終版 が届いたので、YouTubeに上げて SUACインスタレーション(5) のページにも追記した。 これで、去年の前期末から続いていた「カエルBAND」シリーズは完了であり、OMMF2022ではこれを展示するというのは最低限の安全牌として確保しつつ、可能であれば新作に挑戦していって欲しい。

そして2限には、ゼミが このように 快調に進んだ。 ゼミM1・王さんからは「SHARPの距離センサの付いたArduino」の借用依頼があったが、ちょうど集中講義のために全てを奈良に送っていたので、新たに1個を作るところを見せることで、院生の指導としてはなかなか充実した1時間を過ごした。 上の写真のシステムで、2個のSHARPセンサからの情報をMax8で受けるまでの全て(センサの仕様、センサ周りの配線、Arduinoのセットアップ、Arduinoプログラミング、Maxパッチ、等々)をゼロから解説付きで進めたので、大きな収穫となった。

2022年10月26日(水)

一昨日は奈良学園大での集中講義の2週目だったが、 このように なかなか充実した内容で、こちらもおおいに刺激になった。 そして学生たちからはレポートが届いてきたので、これは「届いたらコメントを追記」というのが、しばらく続くことになる。
そして今朝届いていたメイルは、ゼミ卒業生で「チームラボ」で活躍しているリュジュンヒー君からのものだった。 来週末、碧風祭のある期間(金-日)に浜松にくる予定があるので、1106に遊びに来てくれるという。 最近の活躍をまた聞けるかと思うと、おおいに期待が高まってくる。(^_^)

5ちゃんねるニュースヘッドラインからは毎日、99%のゴミ情報に混じって、たまに面白い情報が届くのでチェックを止める訳にはいかない。 今日届いた情報で、 【脳科学】脳に電極を埋め込まなくても「思考」がリアルタイムで読めるAI技術が登場 というのがあって、 ここ から プレプリント をゲットした。 査読を通過した論文ではなくて、とりあえずポストされた論文だが、流行りの深層学習で、時間的に処理が遅いfMRIによる脳波計測をリアルタイム化するというアイデアである。 16時間もの学習によって、被験者が種々たくさんの文章に接して発生する脳波パターンを「デコーダ」としてDeepLearningしておき、いざライヴに色々な文章をこのデコーダに入力して結果との比較を行うというもので、まぁニューラルネットの基本的王道である。 結果は「そこそこ」ということで、まぁこれは想定内なのだった。
それよりも、このGigaZineの「最新ニュース40件」の中に 幾何学折り紙のパイオニアである藤本修三氏の自費出版折り紙教本5冊がパブリックドメインに というのがあって、そこから5冊の「折り紙」文献 という貴重な文献をゲット出来てしまった(^_^)。 それぞれ、122/202/75/55/55ページもある貴重な文献だが、まずはプリントせずに眺めてみることにした。 いやー、本当にいい時代である。

そして2限には上のように、ゼミが このように 快調に進んだ。 先週、学生に渡した「ぷにるんず」は、愛でた1匹は大きく(ただし可愛くない)成長し、放置プレイの1匹は子供のままだった。 触覚センサ内蔵ということで購入したのだが、いまいちだったので、このまま完全放置するかどうか、ちょっと考えてみたい。

午後には、先週に注文していたブツが届いたので、さっそく実験に着手した。 届いたブツとは、 スイッチサイエンス で見つけた、 ロータリーエンコーダー と、これをUSBに繋ぐための JACKシリアルUSB変換デバイス というもので、捨てられたしまった清水さん作品の「リベンジ頭部」のための部品である。
とりあえずMax8に繋いでみたところ、シリアルを認識しなかったので、CH340Gというデバイスというので「ch340G driver download」で検索して このページ から このページ にたどり着いた。 最新の「ch340g-ch34g-ch34x-mac-os-x-driver」というのは「macOS Sierra/High Sierra-compatible driver」ということでOSX 10.12以降であり、さらに「Do not install if you have the current macOS Mojave 10.14 or later」なんて書いてある。 そこでOSX 10.11.6の僕は、横線で消してある Previous macinstosh downloads if the above doesn’t work for you というzipを落として解凍してpkgからインストール(要reboot)したところ、アッサリとMax8にシリアルが出現してくれた。 清水さんは最新のOSなのでちょっと心配である。

そして、久しぶりに「fromsymbol」だの「tosymbol」だの「zl」だのをあれこれして、無事に このように (YouTube) 動くパッチが完成した。 これで、清水さんへの引き渡しは順調に進みそうだ。 やはり、このところMax8プログラミングをやっていたので、試行錯誤の「勘」が残っているのだった。

2022年10月27日(木)

チームラボで活躍するリュ君は、11/5の午後に1106に来てくれることになった。 そして朝イチでOpenBCIから「Help Spread The Word!」と届いていたのは以下のようなメイルだった。 翻訳するまでもない超簡単な内容だったのだがDeepL翻訳コピペを置いておくと、 「このメールは、過去にOpenBCI Hardwareを購入された方、またはOpenBCI GUIをダウンロードされた方が受信されています。私たちのお客様の20%までが、MacOSを使用しています。もし、そのような方がいらっしゃいましたら、重要なアップデートがあります」・ 「まだMacOS 13にアップデートしていない方は、お待ちいただくことをお勧めします。現在提供されているProcessing 3ベースのOpenBCI GUIは、MacOS 13と互換性がありません」・ 「ご存知のように、OpenBCIのGUIは、JavaベースのIDEであるProcessing 3で構築されています。先日、Processing 4のベータ版リリースが発表されました。OpenBCIのGUIをProcessing 4に移行し、MacOS 13に対応させるべく作業を行っています」・ 「私たちの開発チームは、OpenBCIのフリーでオープンソースのソフトウェアの継続的な改善に取り組んでいるため、皆様の忍耐に感謝しています。ご質問、ご意見、ご感想は、このメールに直接返信していただくことで共有することができます」 とのことである。 まぁ、1106にOpenBCIはあるものの、僕にとっては「過去のもの」なので何も関係なかった。

それより驚いたのは、「MacOS 13」というやつである。 なんとなく、OSXが10.12になっているのは知っていたが、いざ「MacOS 12」と検索すると、 このページ が出てきた。 ただし、ザッと眺めてもそれほどソソラレル機能も無くて、まだまだ現状の10.11.6でいいな、と思っていた。 そして「MacOS 13」と検索すると、なんと このページ が出てきた。 しかし、それでも何も響かず、さすがにAppleも苦しんでいるなぁ、と実感した。 現状でそこそこ使えるという場合、なかなか大幅な新バージョン(当然、バグもリスクもある)に飛び込んでいけないというのは老化の証明なのだが、何も困らないので仕方ないのだ。(^_^;)
そして朝イチのアポで清水さんがやってきたが、やはり このページ にあるように、OSX 10.14の清水さんMacBookにはAppleのドライバがちゃんと入っていたので、僕のパッチはそのまま走ってくれた。 重要なのは、ロータリーエンコーダの軸を回転させる部分で、人間の手が回すハンドルの動きのうち、軸の回転以外の成分(傾き方向など)を全て、何らかの軸受け機構で受け止める必要がある。 この作戦を伝授して、あとは清水さん作業に任せることにして、とりあえずの支援は完了となった。 あとは卒制に向けて頑張って欲しい。

2022年10月28日(金)

今日と明日は富士宮で竜王戦の第3局があるので、AbemaTVの画面は出しっぱなしである。 午前のゼミ・王さんアポでは、作曲のためにSuperColliderを研究したい・・・ということで、久しぶりに SuperCollider日記 を眺めたりした。 それに関して、こちらの見た目は変わっていないが、 「日記」シリーズの記録 のページから飛んでいくそれぞれのページの末尾に、まさにこの 「日記」シリーズの記録 のリンクを追加する、という作業を行った。 とても地味な作業なのだが、新しく来た人にとっては嬉しい筈だ、というサービスである。
2-3日前にNIMEコミュニティから届いてきた情報は、来年のNIME2023についてだった。 来年の今頃には消えているであろう本家のページは これ であり、とりあえずローカルに保存したのは これ である。 5月末から6月初旬の「May 31st-June 2nd 2023, Mexico City」ということで、未達の地、メキシコである。 そして今日、ICMAから届いた超簡潔なメイルは 「We are delighted to announce that ICMC 2023 will be held at the Chinese University of Hong Kong (Shenzhen) Oct. 15-21. More information, and links, soon」というもので、来年のICMC2023はなんと中国・深センでの開催だという。

思い返せば、ICMC2001が「キューバ」で開催された時には、流石にキューバには行けないなぁ・・・とパスした記憶があるが、僕が参加した ICMC1999 は北京の清華大学で開催されたが、実施の実体はイギリスの大学だった。 そして僕はパスしたICMC2006香港は、やはりイギリスの大学が実質的に運営していたようである。 そして今回のICMC2023も、深センの「香港大学」を会場とするにしてもアイルランドの大学が実質的には進める模様だが、平和だった1999年当時に比べて、習近平独裁国家となった来年の中国本土というのは、2001年のキューバと並んで、ちょっと尻込みしてしまう情勢である。 だいたい、今のゼロコロナをそのまま進めていたら、中国に入国したら10何日?もホテル缶詰になった後でないと市内に出られないのだ。 こうなると、ここは本腰を据えてNIMEメキシコシティを目指すという作戦が中心になりそうだ。
そして4-5限の「メディア数理造形演習」では、実習指導の藤石さんもやって来て、Arduinoの本当の基礎からみっちりと理解する、というのを進めた。 これは来週以降も続くのだが、それより収穫だったのは、たった2人の受講者のうちたった1人の2回生の小野山さんが3回生の佐々木クンと一緒に、MDW2023ワークショップだけでなく、OMMF2022にも参加することになったことで、意欲ある学生を伸ばしたい僕としては最高の学生が来てくれたというところである。

2022年10月30日(日)

昨日の竜王戦第3局は、僕がJoyJoyに出かけるために帰宅する午後2時にはAbemaのAI判定では藤井25%とピンチだった筈なのに、今日になって結果を知ると夕方に圧勝していたらしい。 そんな昨日は、同期の結婚式がSUAC向かいの結婚式場で・・・とのことで、 このように メディア造形学科のOG3人が大阪からやってきた。 ゼミOGのうららはUSJに就職したが、現在では映像班としてSNSなどのUSJ情報発信を担っているらしい。

そして昨日はJoyJoyヒトカラ6時間で61曲(長めの曲があったので妥当なところ)を完走した。 以下は先月と今月の記録で、9月は渡欧していたのでスキップしている週があったり、あと東京の出張や奈良の非常勤などで寄ったお店などが入った。 これ以前の記録の情報は この日記のPart15 の「2022年9月4日(日)」のところにある。

そしてこのところ進めている断捨離の一環で、自宅に何冊もあったアルバムを捨てるために、中身から厳選してスキャナで取り込むという作業を先週に続いて行って完了し、さらにプリント写真も全てスキャナで取り込んで「紙」は破棄する、という作業まで完了した。 スキャン画像(プリント写真は3-4枚を並べたものを合体して1枚にした)は250枚を超えて全部で50MBほどだが、まぁ、Webに自分の子供の頃(生後10時間というのもある!)の写真をさらに置くのは、とりあえずは遠慮しておこう。(^_^;)

2022年11月2日(水)

今日はゼミの日であるが、朝イチで届いていたメイル10数本(この数はまずまず穏やか)のうちの3本は、あれこれズッシリしたものだった。 そのうち1本は事務局からの依頼文書で、「教員個人調書の改訂」というものである。 大学の専任教員は年に一度、この事務作業をしなければならないのだが、「去年からの1年間にやった業績など」を追記するというこの作業はけっこう面倒で、僕の場合にはそのために このページ にいちいち追記しておいて、そこからコピペという作戦をとっている。 今年は、これまで無視していた「査読者・審査員」の記録として新たに10件を追記することになったが、あとは「論文」・「学会発表」・「発表講演」が4件/4件/3件というところになった。

届いたメイルの2本目はSMC2023である。 なんせ来年の「本命的」国際会議のうち、深センのICMC2023はちょっとパス確定、メキシコシティのNIME2023は時期的に5月末-6月初旬ということもありちょっと躊躇モードだったのだ。 そして来年のSMC2023は、6月中旬にスウェーデンのストックホルムで開催という情報が届いたのである。 欧州と北米であれば迷わず欧州を選んできた僕としては、これは正に「渡りに船」なので、当面、初めてのSMC2023にロックオンして進めていこう、と決意した。

そして地味にCycling'74から届いていた3本目の「Introducing RNBO」というタイトルのメイルが、なかなか凄い情報だった。 とりあえずDeepL翻訳で簡潔なこのメイルの翻訳を置いておくと、「 7年前、私たちはMaxがデスクトップソフトウェアの枠を超えるための方法を見つけることに着手しました。Maxが誕生して以来、テクノロジーは進化を続け、ウェブブラウザ、モバイル、組み込みハードウェアなど、音楽ソフトウェアの新しいコンテクストが生まれてきました。 このような新境地を開拓する上で、Maxのパッチワークの使い勝手を維持・継承し、Maxユーザーに素早く導入してもらうことが重要でした。 その成果が、RNBOという形で今日に至りました。 RNBOは、私たちがMax環境に追加した新しいパッチャーで、パッチを当てたものはすべて、ウェブ体験、ハードウェア音楽機器、オーディオプラグイン、新しいMaxオブジェクトにエクスポートすることができ、そのすべてがソースに忠実であることが保証されています。また、効率的で自己完結したC++コードを生成して、あなたの作品を他のソフトウェアプロジェクトに取り入れることができます。 私たちは、この最新のMaxを皆さんと共有し、世界がもう少しパッチワークできるようになった今、何が可能かを発見することに興奮しています 」とのことである。 この意味するところはとても大きいのだ。 そのRNBOのページは ここ である。

MaxがGenで発展させてきた流れがこのRNBOでさらに具現化したということのようで、上のようにCyclint'74のSHOPページは「Max」と「RNBO」のライセンス購入だけに特化していて、Maxそのものが本流としてこの展開に関与していることが一目瞭然である。 ダウンロードページを見ると「Max 8.5.0 Release Version」というのが出ていて(リリースは昨日だった!)、そのメインは「Bundled : This release includes RNBO v1.0.0」なのだった。 つまり、これまでMax8で作っていたパッチ(Genを含む)の「行き先」として、パソコンだけでなく、外に置かれたRaspberry Piにこのコンパイルされた信号処理コードをエクスポートすることで、「Raspberry Piの処理をMaxで開発できる」ということになったのである。 遠い遠い昔に、「AKI-H8のアセンブラをMaxパッチから出力する」というコンバータの構想を話し合ったことがあったのだが、Raspberry Piの時代になって、遂にこれが出現してしまったのである。 素晴らしい時代だぁ。(^_^)
その他にも、Cycling'74のサイトには地味に Generating Sound and Organizing Time という「Gen本」の紹介もあったりして、なかなか頑張っていることがヒシヒシと伝わってきた。 COVID-19などにへこたれていては駄目なのだった。

 

そして2限のゼミはお休みの日崎クンを除いた4人で、 このように ビシバシと進んだ。 皆んなそれぞれ、いい感じに検討・実験・試作を進めているので、今年のゼミは心配が要らないのは嬉しいことである。(^_^)

2022年11月3日(木)

祝日であるが、明日の金曜日が碧風祭の前日の設置日で全学休講となるために「金曜講義日」となっている。 昨日は、フト思い付いて 過去のMOM/OMMF参加の記録 というページを作っていたのだが、今日もフト思い付いて、朝イチから1時間ほどかけて 過去のSUAC碧風祭の記録 というページを作ってみた。 あくまで僕が個人的に撮った写真というだけなのだが、開学からずっとという記録はそこそこレアではないかと思う。 海外出張で2回パス、さらに会津大学への学会出張で最後の3時間だけ、あるいは2日間のうち1日だけ、というものもあったが、だいたいは網羅している。 過去に3回、メディア造形学科の有志が実現した「お化け屋敷」の記録も添えてみた。

そして、昨日のゼミでM1・王さんがだいぶSuperColliderを勉強してきたのに刺激を受けて、 このページ を発掘して、とりあえず上のようなSuperColliderプログラムとMax8パッチのセットとして こんなデータ を作って、王さんがやって来るのを待つことにした。 Max8の方で「マウスぐりぐり」すると、その座標がOSC経由でSuperColliderに飛んでサウンドを鳴らす、という嬉しいサンプルである。

2限には、王さんとの「特論」でこの「Max8からSuperColliderの音源をぐりぐり」の試行錯誤を繰り返して、完全には解明されていないものの「来週への宿題」とした。 その後の3限の時間には、金曜講義日なので4-5限に佐々木くんと小野山さんが1106に来るまでの時間があったので、上のように王さんが作ってきたSuperColliderプログラムをOSC経由で制御するという試行錯誤の実験を続けて、なんとか2つのパラメータで面白いサウンドが出た。 ただし、スライダーを5本並べたものの、他のパラメータ(Randomのレンジ)では聴感上はそれほどの違いもなく、この手法の限界もちょっとだけ垣間見えた。

そして4-5限は このように たった2人の「メディア数理造形演習」があり、「Arduinoで6チャンネルのアナログ電圧を検出」・「アナログA0チャンネルの値でLEDをPWM点灯」・「6チャンネルのアナログ情報をUSBシリアル(115200)で送信」というスケッチを完全に理解した上で、Max8のパッチでこの情報を受け取って6系列のスライダーで表示するパッチを提供した。 これにより、受講する2人の学生は今後、アナログ→Arduino→Max8というシステムを自力で開発できる基礎を完全にモノにしたのだった。(^_^)

2022年11月4日(金)

碧風祭の前日(設置日)ということで「SUACはお休み」のこの日、なんの邪魔も入らない貴重な時間ということで、まずは昨日、Webに上げた 過去のSUAC碧風祭の記録 のページに、僕がアカペラ学生のソロ(ゲリラ)ライヴを手伝った 碧風祭ライヴの記録 のページへのリンクを追加した。 そしてついでに、このページに記録動画(リンクは秘密)の1コマ静止画も追加してみた。 本当は2020年の碧風祭で、アカペラの森ちゃんのソロライヴの予定で10曲の選曲も完了してMartinギターでの練習も始めていたのだが、翌2021年のラストチャンスまで全てCOVID-19のために消えて(;_;)、卒業となってしまったのだ。

そして、久しぶりにMax8プログラミング(作曲)の幸せな時間がやってきた。 来年の目標がICMC(深セン)でもNIME(メキシコシティ)でもなく、6月中旬のスウェーデン・ストックホルムのSMCとロックオンしたので、2月のMDWワークショップでのライヴ(この記録動画をエントリーに使えば一石二鳥)とセットで、いよいよ作品の形に仕上げていく段階に進まないといけない。 現状では、フラクタルベースの抽象的なライヴCGの生成、ライヴ生成BGM音響として2種類、サウンド生成アルゴリズムとして2種類まで、Genを活用しつつ全て部分的に試作が進んでいて、あと1種類のサウンド生成「案」が残っているという状態である。 全体のシーン構成/推移についてはまだ棚上げしておいて、多数のGenモジュールでどこまでCPU専有率が高くなるかを見定めるためにも、まずはこのサウンド生成「案」もサブパッチとして組み込むというのが喫緊の課題となっている。 Max8を起動すると、「RNBO」を組み込んだ「Max8.5.0に上げてよ」というメッセージが出るようになっているが、最後がゼロというバージョンはどうせバグが出てすぐに改訂されるので、ここは無視して進めるのが得策である。 Cycling'74のサイトで確認すると、やはりこの8.5.0の直前のバージョンは8.4をとばしていて8.3.3となっていて、新しい8.5.0を除く現行の8.3.3バージョンが「安定版・最新版」ということなのだった。

 

そして残り1種類のサウンド生成アルゴリズムの試作版を作って、次に「フラクタルベースの抽象的なライヴCGの生成」をちょっと拡張する実験に進んだ。 すると、画質低下を避けるために「1920*1280」などというjit.lcdを使っているためか、一緒に鳴らしていた2種の「ライヴ生成BGM音響」によって、なんとCPU専有率は瞬間的には50%から60%を越して、ほんの一瞬は100%を超える(4コアのCPUなのでこれもあり得る)という状態になってしまった(^_^;)。 Intelの「CPU温度計」は90℃あたりに張り付いたままになったので、相当に過酷な信号処理なのだった。 しかし、Gen内に以下のようなJavascriptのスクリプトを仕込んで、トリガされると左右のチャンネルそれぞれに10個のサイン波オシレータが新たに生成され、その10個のピッチが小数点以下6-7桁まで「適当に(調和しないランダム)」生成される・・・というその歪んだ響きはどうしても捨て難い。
そこで決断したのは、ライヴにこのGenブロックを2つ(計4系統)を走らせるのでなく、オフラインで多数の音響クラスターファイルをmp3として作っておいて、ライヴ演奏の際にはそれら多数からランダムに選んでミックスする、という作戦である。 上のスクリーンショットは、そのための900個ほどのサウンドファイル(AIF)をランダムに自動生成してサウンドファイルに連番で自動保存するMax8パッチが実際に走っている間に撮ったものである。 1つのファイルはおよそ13.5秒ほどで、100から999まで連番で生成するようになっている。 久しぶりに文字列処理によって「現在のディレクトリの下に置かれたディレクトリ内のファイルをアクセス」というのを実装した。

function bang() {
	var gen_patcher = this.patcher.getnamed("thegen").subpatcher();
	gen_patcher.apply(function(b) { gen_patcher.remove(b); });
	var out1_box = gen_patcher.newdefault([20, 120, "out", 1]);
	var osc_box = gen_patcher.newdefault([20, 20, "cycle", 1000*Math.random()*Math.random()]);
	gen_patcher.connect(osc_box, 0, out1_box, 0);
}

function biggerer() {
	var gen_patcher = this.patcher.getnamed("thegen").subpatcher();
	gen_patcher.apply(function(b) { gen_patcher.remove(b); });
	var out1_box = gen_patcher.newdefault([20, 400, "out", 1]);
	var mul_box = gen_patcher.newdefault([20, 360, "*", 0.1]);
	gen_patcher.connect(mul_box, 0, out1_box, 0);
	for (var i=0; i<10; i++) {
		var osc_box = gen_patcher.newdefault([20 + i*50, 20 + i*20, "cycle", 1000*Math.random()*Math.random()]);
		gen_patcher.connect(osc_box, 0, mul_box, 0);
	}
}
このHTMLはそのパッチが走って次々に「不思議音響」ファイルが生成され保存されている最中に書いているが、最初の100個を作るのに25分ほどかかる計算なので、午後3時半ごろスタートしたという事は、このままMaxパッチを走らせて帰宅して、明日の朝に出てくるとたぶん完成している筈・・・という作業となった。 AIFサウンドファイル100個でディレクトリのサイズはおよそ260MBなので、ちゃんと最後に止まっていてくれればHDDは一杯にはならないという読みである。 明日には、これを「ALL2MP3」でmp3に一括変換して、今度はライヴ用に読み出すブロックを作ることになる。 試しにこのGenのBGM音響生成部分を止めてみたところ、CPU専有率はドッと少なくなったので、この改良によってだいぶ軽くなることを期待しよう。

2022年11月5日(土)

碧風祭の初日であるが、過去のように学生のゲリラライヴで出演するとか学生企画「お化け屋敷」に協力するとかの関係が無いので、今年は普段と同じで「邪魔の入らない休日」というだけである。 朝イチで研究室に出てくると、Max8パッチは「sounds」ディレクトリの中にそれぞれ2.6MBのaifファイル計900個、合計2.3GBを作って、最後のサウンドが鳴ったまま(スピーカをOFFっておいた)だった。 最後のファイルが作られたのは19時過ぎだったので、そこから12時間以上、じっと待機していたようである。 この900本のmp3を全て「ALL2MP3」に投げ込んだところ沈黙してしまったので(^_^;)、quitして「ALL2MP3」を再起動して、50個を投げ込んだら自動変換(+元ファイルをTrashに移動)はOK、60個でもOK、・・・とやって100個までOKを確認した。 さらにこれを数回やったら900個のmp3変換は完了して、「sounds」ディレクトリは480.9MBまで小さくなってくれた。 今日はこれをランダムに読み出すパッチ作りから、作曲を再開することになる。
The Mbed Online Compiler will be switched off at the end of December 2022

Last year we announced that the Mbed Online Compiler would be switched off at the end of 2022. 
Mbed development continues to be supported in our next generation online IDE, Keil Studio Cloud, 
which is available now and can be accessed using your existing Mbed account.

From January 2023:
    You will no longer be able to access the Mbed Online Compiler.
    You will no longer be able to create Mbed-hosted Mercurial repositories. Learn how to migrate from Mercurial to Git.

Your projects will not be affected and can be easily accessed from Keil Studio Cloud. Read the guide on importing 
Online Compiler projects into Keil Studio Cloud.

What you need to do

Most users don't need to do anything. Just log in to Keil Studio Cloud and either start a new Mbed project or import 
an existing one from the Online Compiler.
If you have a lot of projects or use the Online Compiler in an educational setting, we recommend logging in to Keil 
Studio Cloud to make sure you have understood how the new IDE works and can access everything you need.
You can also download your projects from the Online Compiler. Right-click (or Ctrl+click) a project, select 'Export' 
and set the Export Toolchain to 'ZIP Archive'.
ところが朝イチで届いていたメイルはARMからのもので、去年の この日記のPart12 の「2021年12月15日(水)」に書いていた、ARMのmbed developerサイトからの「Keil Studio Cloud introduction and Mbed Online Compiler retirement」という不穏なメイルの続き(確定版)、「The Mbed Online Compiler will be switched off at the end of December 2022」というタイトルの上のようなものだった。 そこでさっそく、SUACと個人との2つのメイルアドレスでmbed developeのアカウントを持っていたようなので、両方とも arm KEIL Studio というところにログインして、過去のプログラムをコンパイル出来ることをとりあえず確認した。 ダウンロードしたbinを実際にNucleoF401REに投げ込むまではやっていないのだが、まぁ、たぶん大丈夫だろう。(^_^;)

そして午前中に このように 「出会いの広場」に行って、今年はバレー部のお好み焼きが無いのでフットサル部の焼きそばを仕入れてちょっと早い昼食としつつ、Max8プログラミングに精を出した。 無事に900個のmp3ファイルを100個ずつ9ブロックに分割して、それぞれをランダムな時間間隔でトリガ(→[R]フェードイン→[L]フェードイン→持続→[R]フェードアウト→[L]フェードアウト)していく、というサブパッチはあっさりと完成した。 想定通りにCPU専有率は50%とかにならずに30-40%程度までに収まるようになったが、GenでリアルタイムにフラクタルCG生成しているためか、インテルのCPU温度計は90℃あたりに張り付いたままになっている。 これをMacBookAirに持っていったらどうなるか、もおいおい実験してみる必要がありそうだ。

午後には、ゼミOBで現在はチームラボで活躍しているリュ・ジュンヒー君が1106にやって来るというアポがあったので、その前に再び arm KEIL Studio にログインして、 この日記のPart12 の「2021年12月15日(水)」にやっていたらしいNucleoF401REプログラム「test20211215」をコンパイルして、出来たbinを実際にマウントされたドライブアイコンにドラッグ&ドロップして、無事に実行できるところまで確認した。

手元には、過去のNucleoF401REプロジェクトの全てのソースを持っているのだが、これをどうやって新しいオンラインツールに再び登録しようかな・・・と触っていたところ、なんと「File」メニューの中に「Import from Mded Online Compiler・・」というのを発見して、ずらっと出てきた全てを一括選択して走らせたところ、上のように、なんとあっさりと全てのプロジェクトが新しい環境に取り込まれてしまった。 実際に「Uniuni_03」というプロジェクト(おそらくPAW_double)は、「最後の}の後に新しいラインが無い」というエラーが出たので1行ダミーを追加したら、問題なくコンパイル成功してbinが出来た。 これはなんとも素晴らしい(^_^)。

そして午後には1106にリュ君がやってきて、チームラボで最近やっている仕事として、 リコネクトボタニカル東急リバブル不動産検索サイト妖怪遊園地、 などを教えてもらうと共に、内部資料から超貴重なお仕事の動画をいただいた。 この動画は、その裏にあるコンテンツ/デザインのビジネスの重要な要素が満載であり、リュ君がリーダーとして進めている仕事の重要性の、まさに「生きた証」である。 さっそく、これを来週の「基礎演習E」で紹介してみることにした。 なんせ「チームラボ」という殺し文句には、SUACデザイン学生は全員が目を覚まして集中してくるのだ。(^_^)

2022年11月7日(月)

昨日は碧風祭の最終日ということで このように ちらっと学内を散歩して、2日連続でのフットサル部の焼きそばの昼食、そしてほぼ終日、Max8プログラミングに精を出した。 しかし、CPU温度が92℃あたりに貼り付いたままの高速処理でライヴ・フラクタル画像を生成してくれるのはいいが、パラメータの小数点以下の僅かな変化でも劇的に変わるという現象に圧倒されて、昨日はまさに文字通り「試行錯誤」しただけの1日となった。 パラメータは現状、5種類あるが、これらの組み合わせは完全に非線形(それも不連続)であり、あるパラメータを変域全体でスイープしても、途中で劇的に変化し過ぎる領域があって、そこをスキップしないとぐちゃぐちゃになるのだ。 これをスマートに突破する方法はまだ見出せないのだが、こんな幸せな苦行(作曲)はまだまだ可能な限り、続けていくしかない。

そして今日もまた、ほぼ終日、Max8プログラミングの続きである。 既に作曲のために少しずつ改訂したたびに番号をインクリメントしている試作パッチの番号は「30」にまで増えている。 まずはパッチを起動して、MSP/GenのサウンドをOFFにしたまま、リアルタイムGen/jitterのライヴ・グラフィクスの部分だけ走らせてIntelのCPU温度計を見ていたところ、フルスクリーン(1920*1080)に拡大するとCPU温度は84℃ぐらいまで上昇して、jit.screenを通常サイズ(400*225)に戻すとCPU温度は72℃ぐらいに下がった。 せっかくなのでjit.screenのウインドウサイズをさらに大きくして調べてみると、描画サイズが大きくなるとCPU温度も大きくなるという関係性を確認できた。 これはライヴなどの現場では、「公演の直前まではフルスクリーンにしないでおく」という作戦が、ノートパソコンの保護として有効になりそうだ。
この状態からGen/jitterのqmetroをOFFにしてみるとCPU温度はずんずん下がっていき、室温のまま小型ファンで空冷してみるとCPU温度は50℃あたりになったが、これは裏でFirefoxなどが(アドオンも別途に)起動しているためである。 そこで小型ファンを止めて、今度はMSP/GenのサウンドをONにしてBGMパート(2種とも)を起動してみると、3つあるセンサ音源ブロックを全て走らせてみても、CPU 専有率はピークで25%程度、そしてCPU温度は55℃ぐらいまでだった。 そして、ここで再びGen/jitterのライヴ・グラフィクスをONにしてみると(jit.screenは通常サイズ)、CPU専有率はピークでは40%あたりまで触れて、さらにCPU温度は74℃ぐらいにまで上がっていった。 ここまでをまとめると、現在のパッチ「Dodecahedron_30.maxpat」においては、サウンド関係とグラフィック関係がCPU専有率とCPU温度に寄与するのは以下のような関係らしい。

この経験則を踏まえて、当面の課題はGen/jitterのグラフィックをいかにセンサ群とマッピングさせて、さらにシーンを設けて切り替えていくかなので、サウンドをOFFにして、さらにjit.screenを通常サイズの2倍程度にして実験し、時々ESCキーで臨時にフルスクリーンにして眺める、という作戦をとる事にした。 これだと、画面のCPU専有率はサウンドOFFなので見た目は「0%」のままで、CPU温度はあまり健康的でない78℃あたりが続くことになるので、Mac miniの横には小型ファンをずっと回しておくことにした。 以下が、そのスタート段階での画面の一部である。

そして午前中、昼休み、午後、とずっと時間をかけて少しずつ調べてみると、なんと以下のように、5つのパラメータを小数点以下の細かいところで変化させただけで、まさに「千変万化」としか言えないような素晴らしいフラクタルのグラフィックをライヴ生成できるのだ・・・と確認できた。 これは非常に大きな収穫だが、これだけ厖大なパラメータの組み合わせの世界は、ちょっと小数点以下のレンジを1桁間違うだけで、画面全体が塗り潰されてしまったり消えてしまったり・・・となかなか厄介な相手なのだった。 とりあえずいくつか面白そうなスクリーショットをアトランダムに24枚ほど撮ってみたが、これがstaticに止まった静止画ではなくて、ライヴにセンサを「演奏」した時に、ヌルヌルと柔らかく、時には劇的に変化してくれるのだ。 まだまだ時間が必要だが、ここは没頭するに足りる、幸せな時間なのだった。








2022年11月8日(火)

今週からいよいよ、オムニバス担当の科目の担当回がぼちぼち始まる。 今日と来週の2週は 基礎演習E の担当回であり、今月末からの2週には インタラクティブプロダクト演習 も待ち構えていて、それぞれ担当回が終われば、いよいよ学生が個別テーマでの企画/制作の段階に進むので、個別サポートの時期がスタートする。

NIMEコミュニティのMLから朝イチで届いたのは、 28th International Conference on Auditory Display (ICAD)のcfpだった。 過去にも採択されて発表参加した事があったが、あらゆるものの「可聴化」をテーマとするこの国際会議は、「ソニフィケーションとは、非音声の音声を使用して情報を伝達したり、データを表現・知覚したりすることです。ソニフィケーションとは、音声以外のものを使って情報を伝えたり、データを表現・認識させたりすることです。過去30年にわたるソニフィケーションの研究により、以下のことが明らかになりました。聴覚は、視覚化やインタラクションの代替・補完として有効であることが分かっています。にもかかわらず、ソニフィケーションは有用なツールとしてまだ広く普及していません。ICAD2023では、ソニフィケーションが大衆や日常生活のために設計された、一般的に使用されるツールになり得ることを実証しましょう。ソニフィケーションは、次のようなことができることを示しましょう。ソニフィケーションの研究者やデータドメインの専門家、そして一般人など、誰にとってもアクセスしやすく、理解しやすいツールであることを実証しましょう。研究対象が、パラメータマッピングソニフィケーション、サウンドトランスフォーメーション、ミューシフィケーション、オーディオアイコンであろうと、一般人であろうと。音楽化、聴覚アイコンなど、研究対象を問いません」というものである。
ICAD2023の「Norrkoping, Sweden, 26th June - 1st July 2023」というのは素晴らしい情報である。 SMC2023はスウェーデンのストックホルムだが、こちらICAD2023も6月末-7月初旬でスウェーデンだということで、いずれも未踏の地なのだ。 いっそのこと全ての講義を休講(後に集中補講)にして、6月14日〜17日のSMCに行って、どこかで足踏みして(^_^;)、6月26日〜7月1日までのICADに行き倒す・・・という強烈なアイデアも湧いてきたのだが、残念ながらこれは全て断念バーグ(;_;)となりそうだ。

その理由の一つは、僕は日本時間学会の理事なのだが、来年の日本時間学会大会は世界時間学会大会と合体して7月1日〜7日に予定されていて、もしかすると僕は世界時間学会の方はパスするかもしれないが、日本時間学会にだけは参加する必要がある、という事である。 そしてもう一つの理由は、上のYUMINGの最新アルバムを購入したのだが、その中の応募券がなんと当選して、来年2023年の6月24日(土)と25日(日)には2日連続で、ECOPAスタジアムでのYUMINGコンサートに行くという予定が確定しているのだった。
ウチの奥さんが大のYUMINGファンであり、過去に大学時代にYUMINGの曲を演奏していた僕も連れられて、これまで過去にも浜松アリーナとか日本武道館でのYUMINGコンサートに行っていた。 有名な話だが、YUMINGコンサートというのは「儲けナシ」のYUMINGが趣味でやっているイベントであり、物凄いお金をかけて素晴らしいライヴを実現している。 過去に行ったコンサートでも、当時1台500万円ぐらいしていた最新の「Moving Spotlight」を20台ほど盛大に組み合わせたステージ演出に圧倒されたり、ミキサーコンソールを覗いてみると全ての照明機器のコントロールにパソコンを使って、ライヴ操作の情報を刻々とMIDIレコーディングしているのを発見(トラブルがあればMIDIシーケンスデータを再生して照明は自動継続)したり・・・と、常に圧倒されてきた。 チケットがいくらであっても、泊まりがけであっても、絶対にモトの取れるのがYUMINGコンサートであり、なかなか当選しないプラチナチケットだが、当選したからには何を置いても行くべきものなのだ。 ICAD2023のスケジュールはまだ最終確定していないとはいうものの、頭の部分がYUMINGコンサートの翌日ということで欠けて、最後あたりの部分が日本時間学会大会にかかるので欠けて、いずれにしてもちょっと「駄目」なのだった。 うーむ残念。

午前には、ちょっと思い付くことがあって、昨日の実験の続きをしてみた。 今日と明日は竜王戦第4局なので、お仕事パソコンのサブモニタではずっとVivaldiでAbemaTVのライヴ中継を表示し続けているので、IntelのCPU温度計はMaxを起動してパッチのjitterやサウンドをONにしない状態で60℃となっている。 ここでまずはjit.screenが小さいままGen/jitterのグラフィック関係を走らせてみると76℃あたりに上昇し、フルスクリーンにすると91℃あたりまで上昇した。 そこで、jitterのOpen-GLのマテリアル属性のカラー情報を与えていた「jit.lcd」が、いつもの「jit.lcd 4 char 320 240」だったのを思い出して、考えてみれば単純にswatchで塗りつぶしているだけなので、320*240どころか4*3でも、極端には1*1でもいいのでは・・・という実験である。 そして実際にやってみると、Max8パッチとしては「jit.lcd 4 char 1 1」にしても問題なく走ったが、しかしCPU温度計は全く変化が無かった。 まぁ当然と言えば当然だが、ついでにOpeningのCGシーケンスの「delay」に、全てイニシャライズ時に「stop」も与えるようにしたので、とりあえずちょっとだけ進んだという事にしよう。

2022年11月9日(水)

昨日の午後は、3限に 基礎演習E の準備をあれこれ進めてからマルチメディア室に行き、4限で終える予定が5限にまで食い込んで課題レポート解散して1106に戻ったのは17時あたりだったが、竜王戦は第3局のダメージから回復しない広瀬八段が弱気な封じ手としたところまでだらだらと(つまり藤井側としては着々と)進んだ。 そして予想通りの封じ手が開いた今日はゼミとOMMF作戦会議の予定だったが、事情があって後者は延期となった。 ネットからは 「色」に課金…Adobe上のPantoneの色、月15ドルで阿鼻叫喚 などというトンデモナイ情報が届いたが、MicrosoftだけでなくAdobeお前もか、という事である。 その一方で、ネットからは以下のような「歪みや損傷を与えずにねじったり伸ばすことができる、世界初の高解像ストレッチャブルディスプレイ(12型)」という情報も届いたが、こういうのが出てくると、またシーズ指向で色々と面白いものを作るアイデアが出てきそうだ。

2限のゼミは今週もお休みの日崎クンを除いた4人で、 このように ビシバシと進んだ。 3限に予定されていたOMMF作戦会議は金曜4限に移動して、別画面で粛々と藤井優勢で進んでいる竜王戦を別にすると、ラッキーな時間が空いたので、いつものGuitarタイムを除いて、またまたMax8にチャレンジする時間が生まれることになった。 そして午後になり、いくら聞いていても飽きないいい感じのライヴ生成BGM音響を鳴らしつつGen/jitterのフラクタルパラメータを変化させる実験を進めていたところ、「藤井曲線」が快調に進展して、AI推奨手を上回る藤井攻勢の前に、午後3時の「おやつタイム」直後には以下のように(よく見るとMax8のCPUは123%にもなっている(^_^;))、パラパラと一気に終局に向かって投了の瞬間を迎えた。

ライヴで将棋の対局を見ていたといっても、サブ画面のVivaldiでAbemaTVを開いているものの凝視しているわけではないので、「その瞬間」に立ち会うというのはなかなかレアな体験である。 これはどうも次の第5局で決まってしまいそうな雲行きだが、まぁ様子を見守ることにした。

2022年11月10日(木)

1-2限の「インタラクティブプロダクト演習」はまだ僕のオムニバス担当回になっていないので、今日は4限の学科会議(Teams)だけしかない、という正にお仕事日和の日である。 先週から今週にかけて、風邪気味らしくやや咳・痰・声枯れなどの症状があり、コロナと疑われると面倒なので市販の風邪薬だけで数日間かけて回復したが、先週末のJoyJoyヒトカラをskipしたので、今週末の土曜日に行くのは、普段では有り得ないインターバルでマル2週間ぶりとなる。 体調回復と共に、次第に行きたくてウズウズしてくる部分がある(これぞ快癒の証明)のをグッと堪えるというのも、まぁいいもんだ。 そして、VivaldiでAbemaTVを見ていない通常状態ではIntelのCPU温度計が46〜48℃である事を確認すると、発熱に備えて小型ファンの空冷を添えつつMax8を立ち上げ、プログラミング(作曲のための実験)を開始した。

Max8に限らないが、プログラミングというのは面白いもので、非線形再帰的フラクタル演算に特有のパラメータ(5種)の微細な変化で劇的に変貌するライヴ・グラフィクスも、毎日少しずつ触っていくうちに次第に「手の内」に入ってきて、個々のサブモジュールや制御体系も洗練されてくる。 既に完成しているセンサ部分を繋がずに「seq」エミュレーションのみで進めてきたが、もう少ししたところで、いよいよセンサと組み合わせたシーン構成のステップに作曲が進んでいく・・・という漠然とした予感もあり、とても幸せな時間が続いている。 ずっと継続するのはしんどい作業なのだが、SMCスウェーデンを目指して、ここは気合いを入れて続けていくだけなのだ。 午前中の2時間はあっという間に経過して、昼休みにはちょっとしたアイデア(作業としてはとても細かい細かいもの)が浮かんできたので、さらに午後に没頭することにした。

 

 

そして午後にも幸せな時間を過ごして(学科会議はTeamsのパソコンを隣に置いて聞いているだけ(^_^;))、上のようにとりあえず4種類のパターンのパラメータを探し当ててみたが、これは氷山の一角であり、Gen/jitterのアルゴリズムを全く変更することなく、与える5種のパラメータ(実際には3個とか4個)をちょっと変えるだけで、このフラクタル描画がリアルタイムに「ぬるぬる」と動くようにしてみた。 まだまだこの作業は延々と続く予定であり、その途中でライヴ・グラフィクスと連携したサウンドもマッピングさせていく・・・というのが、今回の「作曲」なのだ。

2022年11月11日(金)


この状態が5分間以上続く放送事故

午前にはゼミM1・王さんのアポがあり、「SuperColliderをOSC経由でMax8からうりうり」・「SuperColliderのcode集サイト SuperCollider Code を発見」(→これを王さんは探究予定)などの濃い中身が進展した。 午後4-5限の「メディア数理造形演習」の冒頭にはOMMF作戦会議があり、来週と再来週も4限冒頭に開催することにした。 ちょうどそこにOMMF2022事務局から 会場レイアウト図 なども届いて、我々SUACのテーブルは1階→3階のエレベータ到着口のすぐ真ん前と判明したが、その正面には邪魔な「メインパネル」があって(^_^;)、もしかすると絶好の場所なのに来場者から見えないという可能性も露呈した。 その後は、 このように 「メディア数理造形演習」の2人のプロジェクトがガンガン進んで、こちらも実りある時間となった。 まさに「実りの秋」なのだ。(^_^)

  

2022年11月12日(土)

今日は午後に2週間ぶりのJoyJoyヒトカラの予約があるという、朝からテンション微増の日である。 今年のサッカーW杯は暑いカタールなので今月から開催だというのだが、J1からJ2に降格するようなチームのGK権田がW杯日本チームの正GKだということで、全く期待できる余地が無い(;_;)。 そして日本チームの対戦予定が流れてきたが、初戦のドイツ戦11/23にはルクソールで飲んでいるし、第2戦のコスタリカ戦は四国での同窓会から浜松に帰る新幹線の中だし、第3戦のスペイン戦はOMMF2022出発前日の朝4時だし、まったく日本チームを観戦できないと確定したので、まぁ今回のW杯は東京五輪と同じで「どうでもいい」ものと判明した。 そしておよそ半日ほどの時間、1106ページからのリンク先ページ中にいくつかのバグを発見して微修正したり、1106にストックされている部品/材料の中から断捨離で一部を廃棄したりして過ごした。 限られた時間の際にMax8プログラミングするというのは、経験上あまりいい事がないので、これは来週以降に持ち越しである。

2022年11月14日(月)

一昨日のJoyJoyヒトカラは2週間ぶりの嬉しさを噛み締めつつ6時間で64曲を完走した。 今週末は、土曜日に推薦入試(いつも夕方までビッシリと面接)があるので日曜になるのかな・・・と思っていたら、今年はちょっと違う担当で午後はお役御免となるため、また土曜日に行けそうだと判明した。 なんせその翌週には、東京に行ったり四国に行ったりする予定があるので、日曜よりは土曜というのが助かるのだ。 VivaldiでAbemaTVを開いてみると、なんと順位戦A級の「藤井vs広瀬」という対戦が始まっていた(他のA級は映像only中継なのに立派に解説付き)が、この2人は来週末の11月25・26日(金・土)にも竜王戦第5局を迎えるという、なんとも忙しいことになっているのだった。
いつもはSUACには午後に届くAmazonが、何故か今日は朝イチで納品があり、ゼミ・吉田さんの作品のための素材(人肌ゲル原液)が無事に届いたので、取りに来るようにメイルしてこちらも案件完了となった。 そして今日は午前から午後まで終日、先週の 基礎演習E の「2グループ」のレポート提出期限のために、続々と届くメイルにいちいちコメントしてはWebに上げる・・・という作業に忙殺されることになった。 いつも、夜になって期限の時間ギリギリになったレポート(明日に読むことになる)は中身が薄くて大したことないのだが、さすがに昼間に届くものはよく考えられていて、こちらも気合いを入れてコメントを書き続けた。 なかなか作曲のまとまった時間が取れないのだが、まぁ、ぼちぼち行くしかない。

2022年11月16日(水)

昨日は朝にどっさり届いていた 基礎演習E の「2グループ」のレポートに対してコメントを書いたり、4-5限では先週とほぼ同じメニュー(ただし「活躍する先輩」はチームラボのリュ君だけ共通で他は完全に別ネタ)を進めてヘロヘロに疲れたものの、無事に2週をやり切った。 そして今日は午前〜午後には「卒業制作」の中間報告会(→そのために2限のゼミを臨時に5限に開催)なのだが、当初予定と違って、午後の中間報告会を13:50で退出(早退)する(そして再びSUACに帰ってきて→ゼミ)ことになっている。 というのも、月曜の夕方に帰宅すると、浜松市から「COVID-19の5回目ワクチン接種券」が届いていたので、4回目を接種した自宅近くの内科医院に電話で予約申し込みしたところ、ぎりぎり「11/16(水)の午後に残席あり、その次は埋まっているので12月まで無理」との事だったので、迷わず予約したのだった。 昨日は東京都と北海道で感染者が1万人超え、と第8波がやってきているので、今日に5回目を接種できるというのは、綱渡りではあるものの、来週の東京行き、その週末の四国行き、さらに翌週の大垣(OMMF)行き・・・と遠くへの外出が続くので、既に先月にインフルエンザのワクチンも打っている僕としては、だいぶ「安心」に繋がるのだ。

そして予定通りに5回目ワクチンを打ち、接種証明書の発行を浜松市のサイトから申請して、5限のゼミは このように それぞれのプロジェクトの報告と検討と共に、サクサクと進んだ。 2年前のインタラクティブプロダクト演習で清水さんが制作した「世界キーボード」を1106に持ってきてもらって皆んなで操作したが、この作品は良く出来ているので、OMMF2022での展示作品に窮した場合の「保険」として持っていくことにした。 これは金曜日のOMMF作戦会議でも皆んなに紹介することにしよう。

2022年11月17日(木)

 

議題ナシのため学生委員会が消えたこの木曜日は、普段だと教授会とか委員会など何かがあるのに珍しく「何もない」日となったため、午後にちょっと抜けて遠州病院に行って処方薬をゲットする予定以外はずっと1106に篭って作曲(Max8プログラミング)に没頭する、という幸せな日となった。 昨日、接種した5回目のコロナワクチンの影響はちょっと肩が硬いぐらい(痛感はほぼ無し)の微々たるものであり、これでインフルエンザワクチンと両輪で冬に向かう抗体の体内生産に勤しんでくれるかと思うと心強い。(^_^)

2022年11月18日(金)

午前にM1・王さんのアポ、4-5限にはOMMFミーティングに続いて「メディア数理造形演習」という日であるが、明日は推薦入試ということで、どことなく学内に入試前のピリッとした空気が漂っている。 インフルエンザに続いて5回目のCOVID-19ワクチンを接種して、次第に「無敵モード」が内受容感覚的に充満してきたためか、朝イチに気合いで色々と一気に進展させてしまった。 NIME2023はメキシコシティで駄目、ICMC2023は深センで駄目、ICAD2023はYUMINGライブで駄目、と退路を断たれてきたが、ここにきて迷いを無くして一気にSMC2023に集中すべく、ストックホルムへのフライトチケットをANAで購入してしまったのだ。 ロシアのために円安だけでなく燃油サーチャージが凄いことになっていて(燃油だけで13万円)、なんと朝から377,650円、まだ7ヶ月前というのに来年度の個人研究費の約2/3が吹っ飛ぶというお買い物である。 ANAサイトの「最安値」だと往路(羽田→フランクフルト)がコードシェアのルフトハンザで座席指定できないために高いANAにしたのと、ランクをbasic(手数料を払えば払い戻し可能)にしたために、「最安値」に比べて10万円ほど高くなったのだが、この差は譲れないので仕方ない。 こうなれば何としてもSMCにあれこれ全て(論文/作品/ワークショップ等)応募して、入選を目指さないといけないという自分自身へのプレッシャーなのだ。 まぁ、全て落ちても最終年度なので「聴講」でも行くつもりなのだが、その決断をさせたのが、今回の5回目ワクチン接種だったという事であり、まずはちゃんと読んでいなかったcfpをしっかり読むところからスタートしよう。 そして来年度の研究費削減に関しては、既に情報処理学会を正会員から音楽情報科学研究会登録のみの準会員に変更し、電子情報通信学会も今年度(2023年3月まで)で退会手続完了、さらにZOOM(月額2000円)も今月までで自動支払いを停止して来月中旬には自動退会ということになった。 日本リハビリテーション工学協会も会計年度の区切り(2023年6月)までで退会予定であり、残るのは少しだけ(ICMA・芸術科学会・時間学会・音知学会・即興学会)と半減する予定である。

  

そして2限にはM1・王さんが1106にやって来た。 このところ、SuperColliderを活用しているのだが、いよいよパフォーマンスの実験に向けて「SHARPの距離センサを使いたい」というリクエストがあったので、 このように 過去に作ったセンサを引っ張り出してきて実験して、SuperColliderをコントロールできるところまで確認した。 このセンサは2010年の ロシア(Yekaterinburg)ツアー     と、翌年2011年の NIME2011(ノルウェー・Oslo)   と、東京電機大での ACMP2011   のコンサート公演で活躍したものである。 同じSHARPの距離センサを用いることで、王さんと僕のパフォーマンスの形態が似てきそうなので(ただしニュアンスは新しい挑戦があるのだが)、ちょっと作戦をさらに練ることにした。

 

 

 

そして合間となる午後の3限には、いつもの楽しい作業に没頭した。 なんせ世界的にCOVID-19だのプーチンだの不確定要素があるために最安値でなく払い戻し可能なANAフライトを購入したのだが、いつものBooking.comはキャンセルも可能だったので、さっそく未知のStockholmの宿を探してみた。 上のようにSMA2023の会場は「Both SMC 2023 and SMAC 2023 are located at the main campus of KMH Royal College of Music in Stockholm」ということでけっこうストックホルムの中心にあり(最寄駅は地下鉄の「Stadion」駅)、ザッと見ると相当に高額なホテルがひしめいている。 空港からの鉄道は1時間もかからずに市内中心部の「Stockholms Ostra」駅に着き、この駅に隣接(乗り換え)する地下鉄駅「Tekniskaなんとか」という駅で、何とその次がSMC会場至近の「Stadion」駅だった。 こうなると、この両駅を繋ぐ「13」・「14」路線の地下鉄(Tunnelbanen)の駅に近ければ、宿は高額な市内ど真ん中でなくてもいい事になる。

 

 

そして、乗り換え不要なこの地下鉄の駅に近いところを探して、「Slussen」駅の近くにシングルルームが確保できる宿を見つけて、ちょっとだけ高くなるものの「キャンセル無料」・「当日カード支払い」という条件を確認して、久しぶりにBooking.comで「Hotel Point」を予約した。 「Slussen」駅までは歩くと1kmほどあるが、より近くには「T」という別の公共交通の駅があり、これで1駅ないし2駅で「Slussen」に行ける。 フライトチケットの高騰に比べれば、まずまずリーズナブルな宿が確保できた、というところである。 これで外堀が埋まったので、いよいよきちんと気合いを入れて CFP を読むことになったが、なんとICMCやNIMEと違ってTutorial/Workshopは無いと判明した。 こうなれば、何としても論文と作品で応募ということになり、これまで続けてきたMax8プログラミング(作曲)にも、いよいよ力が入ることになった。 SMCは初めてなので、 このロードマップ を熟読することも必須である。

そして4-5限は このように OMMF作戦会議があり、続いて「メディア数理造形演習」で、佐々木クンと小野山さんがそれぞれMaxプログラミングに没頭する・・・という幸せな時間を過ごした。 とりあえずそれぞれのインターフェースを活用してのMaxプログラミングを進めて、次のステップでまた新しいテクニックを伝授する、というのを交互に続けていこう。

電子情報通信学会 非線形問題研究会(NLP)/ニューロコンピューティング研究会(NC)
会場名 公立はこだて未来大学

1月28日(土)
(1) 	09:50-10:15 	成功履歴を使用した差分進化法SHADEによる多目的最適化問題への適応と性能評価
(2) 	10:15-10:40 	水冷式エンジンに対する排熱回収システム検討
(3) 	10:40-11:05 	Study on minimal diagonal line length effect on recurrence quantification analysis.
  	11:05-11:20 	休憩 ( 15分 )
(4) 	11:20-11:45 	切削速度が断続振動切削法におよぼす影響について
(5) 	11:45-12:10 	充放電効率を考慮したリチウムイオン蓄電池群制御の適応的割り当ての一検討
(6) 	12:10-12:35 	ヒステリシスを有する蓄電池に対する高精度充電状態推定手法の開発と評価
  	12:35-13:35 	昼食 ( 60分 )
(7) 	13:35-14:00 	フラクタル/カオスのライヴ生成に関する高速化の検討
(8) 	14:00-14:25 	分岐問題計算再考 -続報-
(9) 	14:25-14:50 	誤差逆伝播法によるボートレースの1=2着予測法の提案
(10)14:50-15:15 	Variable Notch-Frequency Digital Filters with Guaranteed Stability
  	15:15-15:30 	休憩 ( 15分 )
(11)15:30-15:55 	公職選挙ポスター掲示問題について
(12)15:55-16:20 	正の気分変化時における音楽嗜好性・音楽嗜好性関連脳波
(13)16:20-16:45 	1バック課題時に誘導される飽きと脳波
(14)16:45-17:10 	位相記述された発振器の数理モデルを梯子状に結合した系にみられる位相波の調査

1月29日(日)
(15)09:50-10:15 	片側膝上切断者による非対称な重心軌道の速度依存性
(16)10:15-10:40 	スパイキングニューラルネットワークにおける抑制の減弱がもたらす神経活動の複雑性の低下
(17)10:40-11:05 	モジュール型レザバーコンピュータを用いたロボットアームの適応的な軌道制御
  	11:05-11:20 	休憩 ( 15分 )
(18)11:20-11:45 	ネットワークモチーフ解析によるスーパーファミリー現象を用いた力学系の解分類法の検討
(19)11:45-12:10 	膵β細胞のATP感受性K+チャネルと膵α,δ細胞の傍分泌効果によるインスリン分泌の調節
(20)12:10-12:35 	植物の映像情報を利用した風光風速推定法の提案 〜 環境計算の原理検証 〜
  	12:35-13:35 	昼食 ( 60分 )
(21)13:35-14:00 	LSI化の検討に使用するSNNシミュレータSULIの開発と評価
(22)14:00-14:25 	培養神経細胞の知見に基づくスパイキングニューロンを用いたリザバー計算モデルの性能評価
(23)14:25-14:50 	Actor-Criticレザバーモデルを用いたロボット制御
	14:50-15:05 	休憩 ( 15分 )
(24)15:05-15:30 	拡張畳み込み構造によるSource-Target Attentionを導入したVision Transformerが少数データから獲得する識別性能とAttention Mapの解析
(25)15:30-15:55 	ヒト走行挙動を模擬するバウンシング型モデルの構築に向けて 〜 無次元化による同定精度の向上 〜
(26)15:55-16:20 	状態フィードバックモデルに基づくバランス運動のパラメータ表示 〜 1自由度非線形モデルの提案 〜
(27)16:20-16:45 	Indoor air quality prediction using multi-reservoir echo state network with attention mechanism
そして夕方になって、ようやく発表申し込みしていた、来年1月末の電子情報通信学会非線形問題研究会(NLP)のプログラムが届いた。 今年の1月末に沖縄・琉球大学で開催される予定だった「幻の」NLP(;_;)でも発表希望が殺到していたのだが、今回の函館もまた同様のようで、2日間の開催枠が1日目の午前から2日目の夕方まで完全にギッシリと埋まって、穴埋め時間稼ぎの招待講演などの余地が無いという状態になった。 皆んな、沖縄とか北海道に行きたいのだ。 もちろん僕はこれを予想して、前泊・後泊の旅程を立ててフライトと宿を取っているので無問題である。 ただしCOVID-19は現在、北海道で新規感染者が最高記録を更新し続けているので、また去年のように1週間前になって「ごめんなさい(→完全オンライン)」という可能性は否定できない。 今年はこの研究会がもし完全オンラインになったとしても、僕の身体は予定通りに函館に飛んで、函館のホテルからオンライン発表する、と決めているのだ。

2022年11月20日(日)

昨日は推薦入試があり僕は筆記試験の監督だったので、例年の「午後びっしり」の面接試験は担当しなくて済んだのだが、受験生の全員がマスクをしているために、受験票の写真と本人の顔確認をするためには、一人一人の横で、『しゃがんで小声で「マスクを外して下さい」と囁いて顔と写真をじっと見比べて「はいOKです」と囁いて立ち上がる』という動作を60人分、連続して続ける必要があった。 これは短時間に60回のスクワットをする事そのものであり、日頃スクワットしていない僕はその途中から汗だくになり、さらに90分の試験が終わった後でも「足腰がガクガク」という状態になった(^_^;)。
その後、研究室に戻るとOMMF2022事務局からの続報が届いており、今回はリアル展示だけでなく こんなマニュアル  に従って、オンライン上にも展示をしなさい・・・という連絡が届いた。 さっそく、 こんな謎ページ を作った上で、OMMF2022参加学生4人にSOSを出して、色々と協力を依頼してみた。 そして午後には入試業務がお役御免となったので、足腰ガクガクのままでJoyJoyヒトカラに向かい、6時間で63曲を完走したのだが、特記すべき事項として初めて「ノードラッグ(喉に良い漢方薬を飲まず)」での完走となった。 やはり、5回目ワクチンで体力強化?になったのが大きいのだろうか。

2022年11月21日(月)

今日は朝イチで1ヶ月毎の眼科検診に行き、研究室に戻ってくると、あとはぽちぽち届いていた 基礎演習E の「1グループ」のレポートに対してコメントを書くぐらいしか予定がなく、午後にはフト思い立って、懸案でテーブルに置きっぱなしになっていた作業を片付けた。 それは「1106に在庫しているXBeeのペアにconfigrationを書き込む」という地味な作業なのだが、しばらく放置しているとやり方を忘却してしまって思い出すのに手間がかかるので、先日やっていた作業の残り(5ペアのXBee=10個)を片付けておきたかったのである。

日頃は全く触れないWindowsパソコンで、上のようにおまじないのような単純な作業をサクサクと進めて、なんとか10個(5ペア)の書き込みを完了した。 これまでに僕が実験のためにXBeeに書き込んできたデータは このリスト に備忘録として残しているが、いずれも基本的には115200bpsでペアが相互に双方向シリアル通信するだけ、という超簡単なプロトコルにしてある。 そのために、当面はVPP-SUACシステムに搭載しているものの、今後のプロジェクトで「WiFiで飛ばす」という用途にはいつでも使えるのだ。(^_^)

2022年11月22日(火)

浜松市からCOVID-19ワクチン5回目接種証明書が届き、明日の祝日には東京に行く予定があってTensionプチ上げというこの日は、午後イチで献血、その後に臨時ゼミ、そして4-5限の 基礎演習E ではいよいよ個人制作に向けてスタートするという予定があり、午前中にのお仕事は昨夜の締め切りまでに届いた残り9人分のレポートにコメントを書く・・・という朝である。 たまたま5ちゃんのカシオペアのニュースから、16年前の こんなご機嫌なライヴ  の動画リンクを叩いてしまって、朝からさらにTensionアゲアゲとなった。

そして献血の後に火曜日13:40と超変則的に開催したゼミは このように 3回生たった2人だけがやってきたが、必要な連絡を進めた。 その後、4-5限の 基礎演習E はもう、バタバタといつものように進んで1日が終わった。 明日は東京に行って、約50年ぶりに従兄弟と会う予定があり、晩はいつものルクソール(翌日SUACに朝帰り)である。

2022年11月28日(月)

ばたばたと忙しい状態の時にはこの日記はスキップしまくる。 先週の土日は久しぶりの同窓会合宿ということで 四国 に行ってきた。 そして今日は1106に小野山さんが来てくれて、無事に GatherTownのOMMF2022サイト からguestとして入ってみると、スタート地点から左に行って上にいったあたりの35番のエリアに入り口が完成して、 我々のページ に行けるようになった(^_^)。
そしてあとは終日、木曜日に向けた作業に没頭することになり、まず完成したのは木曜日午後の SUAC特別研究成果発表会 のプレゼンである。 この内容をちょっと話すとスグに1時間は軽く経ってしまうので、たかだか25分ぐらいだとリンクをなぞっているだけで終わりそうだ。 残るは木曜日1-2限の インタラクティブプロダクト演習 の教材なのだが、ゼミの3回生が1年遅れで2人履修しているものの、メインは今年の2回生であり、その学年は来年になっても僕のゼミには取らない方針(4回生になって指導できない)なので、あまり気乗りしないのだが、それでもやり出すとハマッてしまうもので、過去にない充実した内容を盛り込むことが出来た。

2022年12月1日(木)

一昨日の火曜日は午後の 基礎演習E でバタバタ、昨日の水曜日は「総合演習I」の中間報告会でバタバタしていて、その合間には基礎演習で支援するために調べた以下のような情報もあった。 そして昨日の水曜日の5限には このように ゼミがあり、無事に4人全員が集合して進捗報告などを済ませた。
Arduino Mega PWM情報 : D0, D1は外す / D2 - D13 12本 / D44, D45, D46 3本
PWM: 2〜13および44〜46 analogWrite()関数で8ビットのPWM出力
モーター制御では以下のようにタイマーの同期が問題となるがLEDであればOK
https://qiita.com/srs/items/68981b6e695e6f4468ff
Arduinoについてまとめたページではmegaは15本のPWMが出せると書いてあります。実際Arduinno megaの回路図を見ると
P2~13,44~46の15本がPWMのピンに割り当てられています。しかしこれらすべてがフルに使えるわけではありません。タイマーに
2,3個のチャンネルがぶら下がって合計15本のPWMになっていて、まともに使えるPWMはtimer1,3,4の8本のPWMになります。
http://rtmrw.parallel.jp/laboratory7/lab-report-187/lab-187.html
Arduino MEGA には多数のI/Oポートがあり、PWMを出力できるポートも15ポートありますが、これらのポートは6個のタイマーで制御
されており、パルスタイミングが一致するとは限りません。 一つのタイマーから3個のポートを制御しているのは、タイマー3,4,5のみで、
他は2個のポートしか制御していません。このために、出力を制御するDCモータドライバを上手く利用することが必要となります。

今日は朝イチから インタラクティブプロダクト演習 があり、午後は SUAC特別研究成果発表会 のプレゼンで埋まってしまうという日だが、朝イチで届いたのは、体調不良が回復しないので日崎クンはOMMF2022参加を辞退する・・・という連絡だった。 前日のゼミでも気になる咳をしていたのでこの判断は尊重して、とりあえずホテルのキャンセルを完了した。 さらに、メンバー全員のコンテンツが出揃って、 我々のページ もほぼ完成した。

ライブコーディングの歴史と文化に関する新刊で、MIT Pressから出版され、オープンアクセスで入手できます。ペーパーバックと自由にダウンロードできるeBook/pdfの両方があります。
ライブコーディング:ユーザーマニュアルは、ライブコーディングの実践と、その可能性に関するより広い文化的な解説を含む、初の包括的な入門書です。ライブコーディングの可能性に
ついて、より広範な文化的解説を加えたものです。ライブコーディングは、現代の文化的生産とコンピュータ文化に関するより深い問いを切り開くための に関するより深い問いを投げかける
ライブ・コーディングの可能性についての、初の包括的な紹介書です。この本は アーティスト、ミュージシャン、ソフトウェアデザイナー、研究者らが執筆したこの本は この本は、アーティスト、
ミュージシャン、ソフトウェアデザイナー、研究者らによって執筆され、ライブコーディングの起源、願望、進化に関する実践に焦点を当てた説明を提供します。ライブコーディングの起源、
志、そして進化について、幅広いライブコーディングの実践者たちによる解説を含んでいます。の実践者からの説明を含んでいます。より概念的な領域では、著者らは以下のことを考察して
います。ライブコーディングに関連した活力、時間性、および知識について考察しています。また、この実践の将来の形態について推測しています。
また、NIMEコミュニティからは、上のような Live Coding: A User's Manual  というのが出来たよ・・・という案内が届いて、太っ腹に 353ページの本  がゲット出来てしまった。 いい時代である。

2022年12月2日(金)

困った。
これまでもうっすらと感じていた事だが、遂に「確定」ランプが点灯してしまった。 サッカー日本代表の試合を僕がテレビでライヴ観戦していると日本が負けて、僕がテレビ観戦していない時には日本が勝つ・・・というのは、過去のW杯でもうすうす感じていたが、去年から今年の日本代表テストマッチでもたいていそんな感じだった。 そして始まった今年のカタールW杯の1次予選、初戦のドイツ戦は深夜だったので見ずに寝たら翌朝に「奇跡的逆転勝利」となっていて、第2戦のコスタリカ戦は四国から帰る新幹線の中でライヴ観戦していたら「残念な敗戦」となった。 そこで今朝4時キックオフのスペイン戦は、家族は早起きして観戦したものの、僕は意地でも一瞬も見ない、と決めて6時過ぎまで布団にいて起き出してみると、なんとまたまた逆転勝利でベスト16に進出していた。 カタールW杯で、僕のジンクスは100%の確度となってしまったのだ(下の写真のボールが「出ていない」とした流石のVAR判定)。 こうなると、日本の勝利のために、次のクロアチア戦は「絶対に見ない」という応援をするしかない。

2限のアポでやってきたM1・王さんは、SuperColliderで作ったプログラムを僕の赤外線8ch-MIDIセンサで駆動しているが、最初にやった「MIDIセンサ→Max8→OSC→SuperCollider」のシステムでいい感じのサウンドが出たのに、SuperColliderを調べて「MIDIセンサ→SuperCollider」で同じプログラムにしているつもりなのに出てくるサウンドが違う・・・という悩みを抱えていた。 そこで二人で以下のようにじっくりと原因究明のために実験を進めて、遂に「SuperColliderでは[kr]と[ar]とでデータ処理のレンジが違う」という本質に到達して、完全に問題をクリアすることが出来た(^_^)。 これは大いなる進展であり、わざわざMax8とOSCを裏で走らせることなく、MIDIセンサ(マルチchannelでの受信のテクニックも王さんが発見)から直接にSuperColliderに情報伝達して、その高品位のサウンドを扱うことが出来たのは、僕にとっても収穫となった。

そして午後には、いつもの「メディア数理造形演習」は来週以降にまた進めるとして、OMMF2022参加チームの直前ミーティングと機材準備などを このように 進めた。

2022年12月6日(火)

先週土曜日から日曜日、そしてSUACに帰着した昨日の月曜日までの、上のようなOMMF2022については OMMF2022参加レポート を参照されたい。 そして昨夜はW杯の決勝トーナメントの初戦だったが、ジンクスを守って爆睡していたので今朝になって結果を知ったが、僕の「見ない応援」は延長引き分けまでは有効だったようだが、さすがにPK戦については無理だった。
朝イチでいつものルーチン(脚回し+腹筋ローラー)を復活させると、まずは既に完成してWebに置いていた(リンク無し) MDW2023ワークショップ参加者募集 のページへのリンクを1106のページに置き、ゼミなどの学生たちと、過去に参加した人たち(BCC)に一斉に案内した。 果たして今回はどうなるか、期待して待つことになる。 さらに「基礎演習E」で僕が支援することになりそうな学生には、別途アポを早めに入れるようにメイルした。 今週は木曜日の「インタラクティブプロダクト演習」の僕の担当回の2回目もあり、せっかくなので学生たちに色々な新楽器を見せよう・・・とも計画している。
そしていよいよ、これから1ヶ月ほどが「勝負の期間」となる。 来年のSMC2023に応募するための作曲、そのネタは1月末のNLP(はこだて未来大)での発表ネタと絡めているので一石二鳥なのだが、まずNLPの原稿提出期限が事実上は年内(新年早々)、そしてSMCの提出期限が1月末なので、これまでに作曲を完成させてスタジオでビデオを撮るところまで進めなければならず、予定はなかなかにタイトなのだった。

そして4-5限の基礎演習Eを前にした昼休みから3限かけて、懸案だった「ArduinoMega2560で5系統(計15チャンネル)のRGB-LED制御PWM」というシステムを このように 作ってみた。 まだ完成しないのは、造形の計画が未定なために、ケーブル等が不確定だからなのだが、まずまずここまでは順調に進んできた。

2022年12月7日(水)

朝、目覚めた瞬間に昨日の半田付けの配線ミスに気付いたために7時前から研究室に出てきたが、ミスはごく単純なもので数分で修正完了した。 そして2限のゼミ、さらに3限に吉田さんのアポが入って、新たに仕入れたSeeed社の GSRセンサ を使っての実験が このように 快調に進んだ。 GSRの値はちょっと深呼吸するとググッと下がるなど感度は十分だったが、個人差の問題、そもそもGSRで情動を検出できているのか・・・などの興味深い課題は山積だが、これはちょっと面白い感じになってきた。

そして明日の インタラクティブプロダクト演習 では、ちょうどOMMF2022から帰ってきたところで展示発表した3作品がまだ1106にあるので、YouTube動画のある「カエルBAND」以外の2作品は、台車に積んでマルチメディア室に向かうことにした。 禁断のアレ(^_^;)を含めて、デモや提示する話題の準備も完了して、テンション高めに朝イチから飛ばす・・・という目論見である。

2022年12月8日(木)

今日の インタラクティブプロダクト演習 では以下のように進めて、「前半で退出OK」とした上で、居残りして学びたい5人にはミッチリとadvancedな内容を伝授した。 これで再来週からの「個人制作」フェーズでは、基本的に、最大でもこの5人を支援していけばいい・・・という方向性が見えてきた。

 

   

 

そして午後には、いよいよ今月一杯という締め切りが見えてきた、来月のNLP研究会のための予稿の執筆に取り掛かった。 中身としては十分にある(与太話としてMaxの話、プログラミング言語の話、Open-GLとかopenFrameworksの話など)ので、ぼちぼち焦らずにじっくりと執筆していくことにしよう。

2022年12月10日(土)

昨日の金曜日は、2限にはゼミM1・王さんの指導で「作曲スランプ」に陥った王さんにComputer Music作曲の秘儀を伝授し、3限には「システムが動かなくなった」というゼミ・清水さんのSOSアポに対して、「2本のケーブルの挿し方が反対」というのを1分で解決し、4-5限の「メディア数理造形演習」では OMMF2022 に行った3回生の佐々木くんと2回生の小野山さんに昨日の インタラクティブプロダクト演習 で紹介した中級編をさらにレベルアップしてFirmata/maxuinoまでキッチリと伝授した。 そして5限には就活関係で佐々木くんが抜けたが、Arduinoに関する電子回路の基本の基本をしっかり理解したい・・・という小野山さんにみっちりとマンツーマン講習を行って、 この本  (実は前半の中身は ここ にマルマル上げてある) を貸し出した。
そして今日は3週間ぶり(先々週は四国、先週はOMMF)のJoyJoyヒトカラまでの間に、懸案だった来月のNLP研究会のための 予稿  の執筆を済ませて、一気に学会に提出してしまった。 これで心置きなく絶唱できるというものだ。(^_^)

2022年12月12日(月)

NLPの予稿を提出したので、いよいよ本格的に作曲期間に突入して、しばらくインターバルがあったので朝から不気味な音響を鳴らしつつ「思い出し」に精を出した。 そして10時にアポを入れてやってきた、「基礎演習E」で支援の予定の石間さんと共にマルチメディア室に行ってロッカーから久しぶりに以下の「ブツ」を1106に持ってきた。 それはMAF2001の時に SUACインスタレーション(1) のページの作品「はち」にスタンドアロン(AKI-H8+赤外線反射型近接センサ)として使って、翌年のMAF2002の時には作品「閃(きらめ)き」のためにMIDI受信版に改造した、巨大なステッピングモータのシステムである。

発掘してみると、この手の作業としては初めて記録したという メイキング のページを発見した。 石間さんの作品で、テーブル状の造形を回転させる・・・というためにこれに思い至ったのだが、考えてみればちょうど20年前に作ったシステムだが、その後は20年間一度も通電すらしていないこれを活用しようという事なのだ。 ところが、「閃(きらめ)き」のMaxパッチ(当時はversion 2)を発掘してみると、 このように  同時期のMAF2002で開発した「奏工房」のパッチしかなくて、どうもバックアップし忘れていた、と判明した。
こうなると、Max側では見当たらないのでAKI-H8側から探すことになり、「MS-DOS」というディレクトリの下の このような  「AKI-H8」ディレクトリに並ぶソースをタイムスタンプでソートしてみると、ようやく以下のようにMAF2002のために同時期2002年7月に作った4つのシステムのAKI-H8ソースが見つかって、懸案の「Gun-Min」の このような  ソースプログラムが見つかった。

なんと20年ぶり、そして現在では開発環境も全て消えていて書き換え不可のこのAKI-H8ソースを解読して、対応するMaxパッチを作ればステッピングモータは動く筈である。 そして以下のAKI-H8ソースプログラムの該当部分をグググッと睨んで、MIDIステータスはAfter Touch、MIDIは14チャンネル、0と1の二つのノートに対して7ビットのデータ(回転パルス数)を送る・・・と解読して、以下のような簡単なMax8パッチで、無事にパルス毎にも一定数パルスの回転も実現できることを確認できた。(^_^)

20年前に作ったシステムがしっかりと現在の学生作品の裏方として動くことが確認できたので、あとは回転させる造形に関するアドバイス(慣性モーメントの話など)をして、いよいよ今後は作品に向けての実験と試作が始まることになった。 こういうのが、スケッチングのいちばん楽しいことなのだ。

2022年12月13日(火)

今日は4-5限の「基礎演習E」に向けて学生のアポも入ってきているが、1-3限はマルマル空いているので、また新しいアイデアを思い付いた作曲に没頭する日である。 NIMEコミュニティからは、3年に一度という国際会議「Timbre 2023 Conference : 1st CfP : 10-12 July, Thessaloniki, Greece」というのが届いて、ギリシャのテッサロニキには ICMC1997 で行ったので懐かしかったが、日程的にはSMC2023に引っ付くものの既にフライトを購入していたこともあり、断念バーグする事にした。

昨日の石間さんアポの際にマルチメディア室のロッカーを捜索した時に、配線うじゃうじゃの基板群が出てきたが、これが上の SUACインスタレーション(2) のページの作品「 Beat Box 」のために作った以下のようなシステムである事は一瞥するだけで分かった。 そこでせっかくなので メイキング を発掘して、その情報を知らせてみた。 これは15年前に作ったシステムだが、「384個のスイッチを検出してMIDIで送る」というこのシステムも、たぶんちゃんと動くのだ。

1月末のNLP発表に関しては、YouTubeに上げた過去の動画から発掘して、 実はこの段階であまり気付かずにGENを使っていたという Fractal test の動画と、GENナシでほぼ限界まで頑張っている PAW eight demo の動画も拾い出したので、ここに置いておくことにした。 このページ内で、キーワードとして「NLP発表」と検索するとここに来るという作戦だが、果たして見つけることが出来るかどうかが不安だったので、スクリーンショットも以下に並べることにした。

そしておよそ1ヶ月ぶりに作曲の作業を再開すると、まずは今朝の寝起きにフト思い付いていたアイデアで、シンプルな「noise~」に「biquad」による高Q(レゾナンス)をかけてその中心周波数を高速で変化させ、さらに左右の音像定位も高速で移動させた音源を3系列ほど束ねてみたmixサウンドを実験した。 しかし寝起きのアイデアの常として、いざ実際にやってみるとそれほど面白いサウンドでもなく、とりあえずpendingとなった。
そこで次に、Genによるリアルタイム生成フラクタルの新しいパラメータ領域の探索作業の「思い出し」に取り掛かり、なんとか先月に11パターンほど見つけていたものに新たに1つを追加できた。 4限が迫ってくるという時間の関係で追加したのは1つだけだったが、「新たに追加する手順」を発掘して思い出した(→次にはスグにその中身に入れる)、というのがポイントなのだ。

4-5限の「基礎演習E」では、アポを入れていた学生2人の他に1106来訪が無い・・・という理想的な展開のために、たまたまネットで発見した日本基礎心理学会第41回大会(千葉大)の プログラム を眺めて過ごした。 日程はOMMF2022と重なっていたのでどうせ参加できなかったのだが、特別講演の他は全てがposterというなかなか異色なこの大会のあの雰囲気が、プログラムを眺めているだけで蘇ってきた。 基礎心理学会の特徴なのだが、タイトルが「運動のための視覚情報処理の時間的変化」みたいな面白くないものだけでなく、「ラットは砂糖を暗期に与えられると多く食べるが、明期に与えられる方が体重は増える」みたいに結論まで言い切っているタイトルという伝統があるので、タイトルだけが並ぶ(それもコピペすら出来ない)プログラムであっても、眺めてみるだけで収穫が大きいのだ。

2022年12月14日(水)

今年もこれがやってきた。 卒展委員会からの依頼で、「作品図録」の末尾にデザイン学部教員のメッセージが並ぶので、プロフィール写真とメッセージを送れ・・・という依頼である。 今年は、写真(jpeg/png)が何故か「13mm×13mm」というデザイン学生では考えられないdpiを無視した謎の依頼、そしてコメント(250文字以内)はWord形式で出せ、という。 写真は以下のように、Ars Electronicaで招待講演した時のビデオからキャプチャして用意してみた。 そして僕はずっと、卒展図録のメッセージは常に同じで ここ に書いている「Today is the first day of the rest of your life.」だけを贈ることにしているのだが、Word形式と言われた事にトリガされて、過去にたしか古きMac画面のスクリーンショットとして出した画像を発掘してPagesに貼り込んでdocにexportする作戦にした。

ところが毎度のことだが、この発掘作業が難航したのである。 なんと僕の手元には、SUACスタートからでも22年間分、そしてそれ以前からのデータのバックアップ等を含めて、自分でも判明しない数のデータがあちこちに保存されている。 「その画像」を過去に自分で作って、その年の卒展委員に提出したのは間違いないのだが、「図録」「卒展」あたりで検索して出てこないとなると、自分のデータなのに大海原の真っ只中で彷徨することになるのだ。 一生懸命、記憶を辿ってみると、OSXでなく過去のMacのデスクトップ「風」にしたものの、たぶんClassicモードのMacを使ってOS9時代のデスクトップを再現したような作業がうっすらと蘇ってきた。 そしてあちこちあちこち(1106研究室のページをほぼ全て上から下まで、を含めて)1時間ほど探索した末に、なんと日頃から接しているお仕事Mac miniのPitcuresディレクトリに置いていた、以下の「贈る言葉.jpg」という画像を発見した。 2017年の12月に作ったものだったが、さっそくこのファイル名を今後の検索に備えて「図録.jpg」に変更したのは言うまでもない。

そして2限のゼミでは このように それぞれの進捗報告、その他あれこれ確認してスムースに終わった。 あとは午後にアポもなく、週2ペースのGuitar弾き、あとはまたまた楽しくも苦しい作曲作業に没頭という日になった。 明日の「インタラクティブプロダクト演習」はアコースティック楽器制作の発表があるものの、それを覗くとしても他に予定のない珍しい木曜日なので、さらに作曲に没頭する時間が待っている。 このために日々(一年間ずっと)頑張っている、という幸せな作曲の時間なのだ。

2022年12月17日(土)

昨日の金曜日は、朝イチで見つけた 「宇宙」を感じよう という素晴らしいサイトの情報からスタートした。 2限のM1・王さんアポでは、ネットからゲットしてきた多数のSuperColliderプログラムを検討したり、「Computer Musicパフォーマンス勘所」などの濃い内容が盛り込まれた。 4-5限の「メディア数理造形演習」でも、学生2人がそれぞれのMax8プログラミングを進めていて、上達しているのが実感できる。
そして今日は午後にJoyJoyヒトカラに出かけるまでの作曲となったが、目覚めの瞬間に思い付いたアイデアでMax8のパッチがだいぶスマートになる・・・と気付いて、さらに同一の動作をしながらパッチを洗練させるプログラミングのアイデアも思い付いたので、さっそく作ってみた。 すると、大規模で複雑になっていたMax8パッチのサイズは1.2MBから1MBに小さくなり、さらにCPUの「使用%」がだいぶ小さくなる、という一挙両得の効果を確認できた。 プログラミングというのは面白いもので、こういうことの繰り返しなのだった。(^_^)

2022年12月25日(日)

先週土曜日のJoyJoyヒトカラは6時間で58曲、昨日は6時間で60曲とまずまずの成果だった。 もう1週間も経ってしまったが、この日記に追記できなかったのは何もなかったからという事ではなくて、そこそこ忙しかったためである。 火曜日の「基礎演習E」と木曜日の「インタラクティブプロダクト演習」が、共に後半の「課題制作(自主テーマ)期間」に突入して、今年は控えめにしていたのが功を奏して、いずれも約2-3人の支援で行きそうだ・・・という見通しが立ってきた。 ただし、まだ具体的に何かを作るという段階に入っていないので、ちょうどこの1週間はデジカメが登場することもなく、この日記の追記も無かったのだ。 ただし明日には冬休み期間の学生アポが入っていて、年明けからはあれこれ制作の日々となりそうだ。 2月末の音楽情報科学研究会(オンライン)のcfpも届いたのだが、さすがにネタ切れ気味で(^_^;)、即応することなく発表応募ネタを考えつつの年越しとなるが、まぁそういうのもいいだろう。

2022年12月27日(火)

cfwをWebに置いてしばらく経過したが、 MDW2023ワークショップ には、ぼちぼちのペースで参加申し込みが舞い込んできている。 まだ1月になってからさらに増えると期待して、こちらはしばし静観の年越しとなりそうだ。 今日は晩にゼミ有志と「焼肉会」の予定があってバスで大学に出てきたが、その期待でテンションはプチ上げであり、その影響か2月末の音楽情報科学研究会での発表ネタも思い付いてしまったので、今日のお仕事はここに傾注することにして、 このページ からの検索大会からスタートした。
●任意団体時代の音楽情報科学研究会(JMACS)
「音楽研究と電子楽器の相性について」、 1989年7月23日『音楽情報科学研究会・夏のシンポジウム』(浜松)
「音群技法作品演奏支援システムの動作について」、 1990年9月2日『音楽情報科学研究会・夏のシンポジウム』(立教大学) 
「Computer World及びVercoe氏Lecture報告」、 1990年12月22日『音楽情報科学研究会』(東京) 
「音律の評価・実験システムについての一考察」、 1991年8月4日『音楽情報科学研究会・夏のシンポジウム』(神戸、ジーベックスタジオ)
「ミュージック・シアターのためのHyper System N」、 1991年12月8日『音楽情報科学研究会』・『東京現代音楽祭』(東京、音楽之友社ホール)
「ICMC1991参加報告」、 1992年2月11日『音楽情報科学研究会』(東京) 
「An Experiment of NEURO GRANULATION」、 1992年9月2日『音楽情報科学研究会・夏のシンポジウム』(早稲田大学)
「ICMC1992参加報告」、 1992年12月12日『音楽情報科学研究会』(東京) 

●情報処理学会の音楽情報科学研究会(SIGMUS)
「Musical Concept and System Design of "Chaotic Grains"」、 1993年4月23日(ICOT)
「マルチメディアComputer Music作品の実例報告」、 1994年8月7日(長野高専) 
「マルチメディア生成系におけるプロセス間情報交換モデルの検討」、 1995年7月22日(合歓の郷) 
「マルチメディア・インタラクティブ・アート開発支援環境と作品制作・パフォーマンスの実例紹介」、 1996年7月28日(千葉能力開発短期大学) 
「[広義の楽器]用ツールとしてのMIDI活用」、 1996年12月14日(大阪芸術大学) 
チュートリアル講演「MIDIの活用とMIDIプログラミング」、 1997年7月19日(京都)
ワークショップパネラ「なぜ作曲にコンピュータを使うのか」、 1997年7月20日(京都) 
「"Improvisession":ネットワークを利用した即興セッション演奏支援システム」、 1997年7月21日(京都) 
「生体センサによる音楽表現の拡大と演奏表現の支援について」、 1998年8月8日(北海道大学) 
シンポジウムパネラ「コンピュータミュージックにおけるパフォーマンスをめぐって---人とステージ---」、 1998年10月17日(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー) 
「International Computer Music Conference参加報告」、 1998年12月13日(神戸)
チュートリアル講演「センサ@コンピュータミュージック」、 1999年8月6日(筑波)
「MIDI音源の発音遅延と音源アルゴリズムに関する検討」、 1999年8月7日(筑波)
「International Computer Music Conference参加報告」、 1999年12月12日(早稲田大学)
「メディアアートにおける画像系の制御について」、 2000年8月5日(香川大学)
「静岡文化芸術大学スタジオレポート」、 2000年12月17日(東京工科大学)
「新・筋電センサ"MiniBioMuse-III"とその情報処理」、 2001年8月4日(静岡文化芸術大学) 
「生体センサとMax4/MSP2による事例報告」、 2002年2月17日(和歌山大学) 
「電気刺激フィードバック装置の開発と音楽パフォーマンスへの応用」、 2002年5月18日(図書館情報大学) 
「GDS Music--- ネットワーク遅延を伴う音楽セッション・モデル」、 2002年7月7日(ATR) 
「メディアアートフェスティバル2002開催報告」、 2002年12月22日(くらしき作陽大学)
「宇宙人音楽と人体音楽の作曲事例報告」、 2003年2月22日(日本文理大学湯布院研修所) 
シンポジウムパネラ「JMACS/SIGMUS Only Live Twice」、 2003年5月17日(情報処理学会) 
「音楽的ビートが映像的ビートの知覚に及ぼす引き込み効果(2)」、 2003年8月5日(東京大学) 
「NIME(New Interfaces for Musical Expression)03参加報告」、 2003年11月8日(北陸先端科学技術大学院大学) 
「音楽インターフェースとしての Scanned Synthesis」、 2004年5月7日(情報処理学会) 
「NIME04/MAF2004開催報告」、 2004年11月5日(会津大学)
「欧州のComputer Music研究の状況報告」、 2004年12月12日(九州大学) 
「PGS (Polyagogic Graphic Synthesizer) の検討」、 2005年2月18日(東京大学) 
「作品系コンテンツのための自動作曲システムに向けて(1)」、 2005年8月5日(けいはんなNTT研究所) 
「作品系コンテンツのための自動作曲システムに向けて(2)」、 2005年10月14日(東京電機大学) 
「作品系コンテンツのための自動作曲システムに向けて(4)」、 2005年12月23日(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー) 
「著作権フリーBGM自動生成システムの拡張について(2) - FMC3からの発展 -」、 2006年5月15日(東京芸術大学) 
「サウンドは映像酔いを抑止できるのか」、 2006年8月8日(香川) 
「NIME06参加報告」、 2006年10月27日(関西学院大学) 
「サウンドによる映像酔いの抑止にむけて(2)」 2006年12月16日(京都精華大学) 
「GHIプロジェクト - 楽器が光ってもいいじゃないか」、 2007年5月10日(パナソニックセンター)
「2次元空間のサウンド知覚と音響素材の検討」 2007年8月2日(長崎)
「WOCMAT2007/NIME07 参加報告」、 2007年8月3日(長崎) 
「メディアコンテンツ・デザイン教育におけるコンピュータサウンドの活用事例」、 2007年10月11日(ヤマハ)
「サウンドの空間的予告による映像酔いの抑止について」、 2007年12月15日(多摩美術大学) 
「サウンド・インスタレーションのプラットフォームについて」、 2008年5月29日(神戸) 
「並列処理プロセッサを活用したメディアアートのための汎用インターフェース」、 2008年8月27日(名古屋大学) 
「フィジカル・コンピューティングとメディアアート/音楽情報科学」、 2008年9月22日(同志社女子大学) 
「MAF2008開催報告」、 2009年2月18日(産業技術総合研究所) 
「シーズ指向による新楽器のスケッチング」、 2009年5月21日(筑波大学)
「並列処理プロセッサ"Propeller"によるプラットフォームの検討」、 2009年12月5日(国立音楽大学) 
「新しい筋電楽器のための筋電情報認識手法」、 2010年5月27日(東北大学) 
「ロシアの電子音響音楽とマルチメディアの状況報告」、 2011年2月11日(九州大学)
「エンタテインメント・コンポージング教育に向けて 」、 2011年5月13日(京都産業大学) 
「改造による新楽器の創造」、 2011年12月11日(首都大学東京) 
「身体に加わる加速度とサウンドの音像移動に関する心理学実験報告(2/4)」、 2012年6月3日(東京大学) 
「Computer Musicパフォーマンスはこの20年間で進歩したのか」、 2012年8月11日(金沢)
「SUACスタジオレポート2013」、 2013年5月12日(お茶の水女子大学) 
「非斉次倍音の強い音色に関する実験心理学的検討」、 2013年12月23日(九州大学) 
「GHI2014 - 楽器が光ってもいいじゃないか」、 2014年8月25日(京都大学) 
「音楽エンタテインメントを「作る」 〜SUACスタジオレポート2014〜」、 2015年3月2日(甲府) 
「お触り楽器」、 2015年9月1日(名古屋大学)
チュートリアル講演「新楽器へのアプローチ」、 2015年9月1日(名古屋大学)
「脳波センサ”MUSE”は新楽器として使えるか」、 2016年3月1日(相愛大学)
「皮膚から音を聞く可能性・第2弾」、 2016年5月22日(東海大学高輪キャンパス) 
「欧露ツアー2016報告」、 2017年2月28日(ヤマハ本社)
「自動運転車のためのリアルタイム作曲システムに向けて」、 2018年2月20日(筑波)
「post-Gainer時代の音楽情報科学platform」、 2018年6月17日(東京大学) 
「基礎心理学実験プロトタイピングツールとしてのMax7とウェルネスエンタテインメントプラットフォームとしてのMax7」、 2018年8月22日(広島工業大学) 
「音楽心理学実験ツールとしてのPC環境性能の再検討」、 2019年6月23日(京都大学) 
「音楽情報科学ツール"Max"を用いたメディアデザイン - RFIDの活用例を中心として」、 2019年8月27日(静岡文化芸術大学) 
「楽器と演奏される音楽との関係について」、 2019年8月28日(静岡文化芸術大学) 
「SUACスタジオレポート2020と書評3件」、 2020年6月7日(オンライン)
「Jean-Claude Risset 温故知新」、 2020年8月24日(オンライン) 
「脳波センサ"Muse 2"・"Muse S"は新楽器として使えるか」、 2020年11月2日(オンライン)
「音楽情報科学研究とリモート/オンラインとの相性について 〜COVID-19が齎したもの〜」、 2021年3月17日(オンライン) 
「新・生体センサシステム"EmotiBit"は新楽器として使えるか」、 2021年9月16日(オンライン)
「Arduinoによるハモンドオルガンの実現」、 2022年1月25日(オンライン)
「"We-mode認知"による新しい音楽セッションモデルの検討」、 2022年6月18日(オンライン) 
「あちら側の聞こえ方をいかにしてこちら側に呼び込むかという無謀な挑戦について」、 2022年9月15日(オンライン)
そして、上のような基礎データ(僕が過去の任意団体時代の音楽情報科学研究会、そして1993年に音楽情報科学研究会が情報処理学会の正式な研究会となって以来の、過去の発表全ての記録)が完成したが、ついでに このページ の数カ所にバグがあった事も判明して、それもさりげに修正してみた。 ここから、音楽情報科学研究会での発表に向けてさらに練り上げるとして、まずはとりあえず発表応募について、以下のような感じで(後でどのようにでも変更してadjustできる)学会に送ってしまった。
過去のJMACS/SIGMUSでの発表から新たな地平を展望する
Prospects for new horizons from past JMACS/SIGMUS presentations

任意団体(JMACS)時代の音楽情報科学研究会に1988年頃から参加し、後に情報処理学会研究会(SIGMUS)となった音楽情報科学研究会での
過去の単独発表(チュートリアル/ワークショップ/シンポジウムパネラ6件を含む)は84件ほどになる。約1年後の2024年3月にSUAC(静岡文化芸術
大学)を去るのを前にIPSJ正会員からSIGMUS準登録会員に移行するのを機に、これまでの発表を整理しつつ音楽情報科学について再考し、ASL
(Art & Science Laboratory)代表として社会貢献を含む音楽情報科学の発展への寄与について展望する。
I have been participating in the Computer Music Study Group since around 1988 when it was a voluntary organization (JMACS), 
and my past solo presentations (including 6 tutorials/workshops/symposium panelists) at the Computer Music Study Group, 
which later became a Study Group of the Information Processing Society of Japan (SIGMUS), total about 84. On the occasion of 
the transition from IPSJ regular member to SIGMUS associate member before I leave SUAC (Shizuoka University of Art and Culture)
in March 2024, I will reconsider Computer Music Science while organizing my past presentations, and will make a contribution to 
the society as the director of ASL (Art & Science Laboratory).
2月末の音楽情報科学研究会は「2/27-28の2日間、発表者が少ない場合には1日開催」とあったが、2/27は前期入試の翌日であり、僕は某業務のために缶詰になるので絶対にこの日は無理なので「2/28(火)の発表を希望します。1日開催で2/27(月)となった場合には発表キャンセルせざるを得なくなります。よろしくお願いします」と付記して申し込みした。 学会からは機械的に「講演申込受理のお知らせ」メイルが届いたが、今回は「原稿ページ数:原則2〜8ページ以下(8ページを超える場合は予め運営委員にご相談ください)」とあった。 いつもの6ページよりちょっとマシだが、過去にうっかり「ページ数制限ナシ」となっている時には、便乗して厖大な原稿     を送ったこともあった。 まぁ、今回はSMC2023への応募という優先事項があるので、音楽情報科学研究会の方は、分量ぼちぼちになると思われる。

2023年1月1日(日)

  

2023年1月5日(木)

いつものように新年がスタートしたが、今年は上のように元日に家族で近所の白山神社と信貴山(遠州信貴山別院毘沙門天)、そして雄踏の三嶋神社にお参りした。 ちなみに今回も大晦日に「笑ってはいけない」が無かったので、前年に引き続いてレンタルWiFi業者の高速WiFiで「ももいろ歌合戦」を7時間ずっと堪能したのだが、W杯中継のためにAbemaTVが設備増強したためか、前年に比べて画質が画期的に向上していたのが印象的だった。
      • 2022年11月12日(土) 6時間 64曲
      • 2022年11月19日(土) 6時間 63曲
      • 2022年11月23日(水) 3時間 8曲 (ルクソール)
      • 2022年11月27日(日) 3時間 15曲 (京大合唱団同窓会四国合宿)
      • 2022年12月10日(土) 5時間 55曲
      • 2022年12月17日(土) 6時間 58曲
      • 2022年12月24日(土) 6時間 60曲
      • 2022年12月27日(火) 2時間 8曲 (ゼミ焼肉・BIGECHO)
      • 2022年12月30日(金) 5時間 52曲
上が11月/12月のヒトカラ(一部それ以外)の成果であり、東京に行って久しぶりのルクソールとか、ゼミ有志との焼肉忘年会の後でちょっと行ったりというサプライズもあった。 ちなみにこれ以前の記録の情報は、この日記の「2022年10月30日(日)」のところにある。 今日は午後から新年最初のヒトカラを予約しているが、来週には研究棟の水道工事のために代休をとってまたヒトカラの予定なのでいずれも5時間とやや抑えた。
昨日は新年初日から振休をとって、家族と以下のように 名古屋 リニア・鉄道館 に行ってきた(家族の写っているのはいつものように秘密URL)が、これで鉄道博物館の記録も リュブリャナ鉄道博物館ユトレヒト鉄道博物館京都鉄道博物館 と計4つになったので、こうなればいよいよ、機会があれば大宮まで出掛けていって、秋葉原から移転した鉄道博物館に行ってみようという気になってきた。

結婚祝いのプレゼントとして1985年に頂いて以来、ずっと我が家の年賀状はプリントゴッコを続けてきたのだが、とうの昔に製造中止となって、Amazonで購入する消耗品(ランプ、インク、メッシュマスター等)も全てプレミア価格が続いていて、ランプフラッシュの電極も乾電池の液漏れによって錆びたところをアルミホイルで補修して10年以上になり、いよいよ続けることが困難になってきた。そこで去年からスタートした断捨離シリーズの続きとして、昨年末のプリントゴッコ年賀状をラストと決めて、たしか前回にも匂わせていたので「年賀状じまい」として、友人関係はどこにも年賀状を出さず、新年に届いた人にだけ「年賀状じまいします」と出す、と決めていた。 そして届いたのは想定通りに過去の半分以下だったので、元日の22枚と3日の6枚、計28枚の「年賀状じまい」年賀状を出した。

新年という区切りがあったので恐る恐るCycling'74のサイトに行ってみたが、無事に上のようにMax8の対応OSバージョンは、まだ「OS X 10.11.6 or later」のままだった。 新しいRNBOという機能が追加されて8.5(現状で8.5.2)になったものの、当面はそれ以前の安定版8.3.3のままで行く予定で、今年は対応OSがおそらく一気にOSX10.15あたりに上がるのをドキドキしながらチェックし続ける日々となりそうである。

2023年1月7日(土)

昨日は冬休み期間中なのにゼミ・M1王さんのアポがあった。 就活ということで、某有名ゲーム会社のサウンドデザイナに応募するための「テスト」に挑戦していて、北京のゲーム会社でばりばりやっていた「動画に効果音を入れる」という課題はパーフェクトの仕上がりだったが、他の課題(色々な条件に対応したサウンドファイルを作成)については、一緒に考えてアドバイスして、さらに来週月曜(祝日)にもアポを入れてくることになった。 修士としてComputer Music作品の制作に取り組みつつ、ちゃんと1年後に向けて就活を進めているのは、さすがである。(^_^)

そして今日から世間は3連休だが、さらに来週末には全国共通テスト(入試)があって、たまたま今年は業務から外れた僕には、またまた3連休がある。 この2回の3連休が、SMC応募に向けての最後のチャンスであり、ひたすら作曲に没頭する3日間*2ということになる。 こんな幸せな時間を持てることに、ひたすら感謝だ。

2023年1月12日(木)

コロナがひたひたと流布している中、上記のように作曲三昧の3連休でほぼ作品の概形が完成して、新楽器「Dodecahedron」を用いた新曲のタイトルも「Svear Power (Live Computer Music with Interactive Multimedia)」と決まった。 SMCのコンサート部門への応募のためにはビデオ記録を添える必要があるので、MacBookに移行して(スクリーンサイズとファイルパスのMax8パッチ変更が必要)、どこかで簡単に録画する必要があるが、これで半分に近いところまで達成した。
火曜日はSUAC研究棟の水道工事ということで代休をとってJoyJoyヒトカラに行ったが、1/5は5時間48曲だったのに対して、1/10は5時間51曲だった。 今週末の日曜日には連続3回の5日間インターバルなので5時間の予定で、その後に1週間ペース(6時間)に戻ることになる。 昨日の水曜日2限のゼミは二人の3回生が寝坊などで欠席(^_^;)して このように 進んだが、清水さんの卒制はまずまず順調、そしてM1王さんのサウンド作成の「技」を皆んなで堪能した。 そんなテンションもあって、2月末の音楽情報科学研究会での発表応募に続いて、切れ切れの合間に書き付けていた原稿がほぼ揃ったので、一気に このように 書き上げて情報処理学会に送ってしまった。 これで後顧の憂いが無くなり、明日からの3連休では、いよいよSMCのpaper部門への応募の執筆に没頭できることになる。
そんなこの日に届いたのは「Jeff Beckの訃報」だった。 色々な思い出が走馬灯のように行き来して、思わずYouTubeに行って この曲 とか この曲 とか この曲 とか この曲 とか このライヴ とか このライヴ とかに見入って聞き入ってしまった。 合掌。

2023年1月16日(月)

先週の金曜日は全学休講、そして一昨日と昨日は全国共通テスト(今年は担当業務ナシ)、とまたまた3連休になった。 「インタラクティブプロダクト演習」の学生からは「ブルグミュラーの作品100『スティリァンヌ』を『和風』と『スペイン風』にアレンジして(^_^;)」という無理難題とGaragebandに打ち込んだ元データをもらったので、金曜日にはマルチメディア室に行き(1106のMacはOSが古いままなのでGaragebandのversionが対応していない)、かつての 和風にアレンジ のような感じで、日頃は全く使わないGaragabandの打ち込み画面で悪戦苦闘・四苦八苦したものの、とりあえず1時間ほどでやっつけた。 そして日曜の午後にはまたまた5日間インターバルでJoyJoyヒトカラに行って5時間55曲を完走したものの、それ以外の金土日3連休の時間は全て、SMCの応募論文の執筆に没頭するという幸せな作業に費やした。 かつてはSUAC同僚のネイティブ教員に英語の添削をお願いしていたが、DeepL翻訳の登場でこのステップが省略できるようになったので、とても助かっている。
週明けの今日は、明日あたりから嵐の予感の「基礎演習E」学生アポがあるのでは・・・と戦々恐々出てきたものの何も無く、有難いことにさらに終日、論文執筆作業に没頭できることになった。 そして午後には遂に、paperの応募論文(6ページ)が完成してしまったので(脱力でフラフラというのはいつもの事)、まずはSMCサイトに送uploadすると共にプリントアウトした。 これを帰宅した合間にちらちら眺めてバグを取って改訂すれば、他にする事はないのでpaperの方はほぼオシマイである。 なんせ2023年についてはこれまでと違って、採択されてもしなくても出掛ける・・・と決めているので、ここまで最善を尽くせば、あとはもう、どうなってもいいのだ。 そして残りはmusicの方だけとなった。

2023年1月17日(火)

多数の履修者がいる「基礎演習E」の最終合評に関して「密」を避ける・・・という観点から「動画提出」という方針が出てきたために、ちょっと学生支援の負担も軽くなったこの日、まずは昨日提出したSMC2023のpaperの応募論文を一部修正してupdateし、さらにmusic応募のうちPDFの方の提出まで完了してしまった。 これで残るはmusicのmovie提出だけである。 今回のMax8パッチでは、多数の外部参照データを別ディレクトリに入れたために、パッチにそのディレクトリパスを明示的に記述する必要があり、「マシンごとに微妙にパッチが異なる」という分化を甘受する必要がある。 そこで、かつてどこかでやったような気がするのだが、あらためて1106にある5台のMaxBookAir(M1マシンは廃棄)について、CPUクロックとCPUタイプとメモリについて以下のように整理してみた。 Stockholmには性能の高い方から2台を持参することになる。 インテルのMacBookAir、特に日本人に向いている小型の11インチが製造終了だと判明した時期に、ポケットマネーで中古のMacBookAirを何台か仕入れたので(TimeMachine経由copyしたため、3台も同じ"Air4"があるのは御愛嬌)、ディスプレイの外側の縁にちょっとした凹みがあるのが(傷)というやつなのだが、なかなかどうして高性能なものが揃っていることを確認できた。 ちなみに作曲してきた「お仕事Mac mini」は「2.6GHz Core i5 8GB」というものなので、コア数だけで言えばMacBookAirの方が上だったりしたのだ。 そして、今月末の函館のNLP研究会への出張に持参するのは、チラッとだけ新作のグラフィクスの一部を見せるために、「11インチ(傷)」と決めた。

2023年1月18日(水)

今日の2限のゼミは このように 僕の新作を応募するための参考ビデオを録画して、以下のようにこんな動画 が撮れたので、 こんな説明 を添えたzipを作ってeasychairの投稿サイトに行ってみた。 しかしアップロード出来るのは100MBまでと判明したので、自分のサイトにzipを置いて、そのリンクを示すtextファイルを「メディアデータ」としてアップロードして、これにて「SMC2023への応募」は全て完了してしまった。 ここまでやればもう悔いは無いので、あとは採択されてもしなくても(Notification of acceptanceは3月21日)、SUAC海外出張ラストの今年6月にはStockholmに行くだけである。

2023年1月20日(金)

学期末のあれこれがヒシヒシと迫ってくる時期となった。 昨日は「インタラクティブプロダクト演習」の学生支援で このように 久しぶりに半田付けしたが、続きはまた来週となった。 この科目の支援学生はたぶん2人、そして「基礎演習E」の支援学生はたぶん3人・・・と、今年の目標だった「淡白対応で少人数」という路線がほぼ確定した。 ゼミでは某1名の自主脱落が決まったりしたが、まずまず残党は頑張って進めている。 ネットからは「ピンク・フロイド『The Dark Side of the Moon』50周年記念デラックスボックスセット発売決定」というニュースが届いたが、過去にLPを聞き潰したりCDを二度買いしたりmp3をHDDに完備している現在、さすがにこれを新たに買うことの意味が何も見いだせないので、これは華麗にスルーという事になりそうだ。

1限にはゼミ吉田さんのアポで「総合演習I」に関する作戦会議、2限にはM1・王さんのアポでSuperColliderによる新しいサウンド制作実験のあれこれを進めた。 そして4-5限の「メディア数理造形演習」(来週は僕の函館出張でナシ、その翌週が最終)では このように 佐々木クン(次回はインターンシップのため今日が最終日)の新作「圧筆」が完成して、記録動画を YouTube に上げて、いい味のサンプル画像5枚を含めて SUACインスタレーション(5) のページにも追加した。 なかなかの成果となったので、これはMDWワークショップで皆んなに紹介することにした。

2023年1月21日(土)

今日は休日なのにゼミ・清水さんのアポがあり、 このように 卒業制作の追い込みをフォローした。 自力で進めているMax8プログラミングに幾つかのアドバイスをしただけで、僕はもう何も手出ししなくていいのだ。 来週水曜日に迫った最終合評に向けた作戦、そして本番の卒展での展示に向けた作戦などを相談して、あとは本人が自宅に持ち帰ってのプログラミング最終盤が勝負となった。

そして午後には、予約していたJoyJoyヒトカラ6時間に向かうことになり、今日はそんな感じで終わることになった。 来週末には函館に向かい、あの伝説のカラオケバーに連日、通い倒すという予定であり、それに向けての最終練習という意味合いもあるヒトカラなのだった。(^_^;)

2023年1月24日(火)

この日記のpart15 の「2022年9月25日(日)」と「2022年9月26日(月)」と、この日記(part16)の「2022年10月4日(火)」のところに「CT検査」と書いていたが、その3ヶ月後の経過観察ということで、朝イチで予約していた遠州病院(SUACから徒歩数分)に行ってきた。 もちろん結果は「完全正常」、過去にうっすら映っていたのはちょっとした過労などによる軽い「影」だったようで、これにて完璧に無罪放免となった。 人間というのは面白いもので、当然そうなると確信していたのに、実際に呼吸器科の専門医からそのように聞くと、なんだか無敵の鉄人になったような気分になるもので、ますます今週末の「雪の函館行き」が楽しみになってきた。 眼科の方はちょうどCOVID-19とほぼ同時期だったのでもう3年になるが、なんとかだいぶマシになってきたとはいえ、完璧に元通りというのは加齢のために無理なので、まだまだぼちぼち付き合っていくしかなさそうだ。
ICMAコミュニティからは、「この度、"プレイアブルCsoundリファレンスマニュアル"の更新版を公開しました。このマニュアルのすべての例には、オンラインエディタ/プレイヤーを呼び出すボタンがあります。ほとんどの例は、Csoundの組み込みWebAssemblyビルドを使用して再生されます。サンプルのようなファイルからのロードリソースに依存するサンプルは、HTMLサンドボックスがファイルのロードを防ぐため、再生されません。これらのサンプルのコードを変更し、再度実行することで、変更の効果を確認することが可能です」ということで、 このサイト が紹介された。 今時、まだCsoundなのか・・・とツッコミたいところだが、Playableということでリアルタイム化しているところは素直に評価したい。 ここで実験したスクリプト(Csoundプログラム)のアルゴリズムによるリアルタイム信号処理/楽音合成は、そのまま「gen~」にいただけると考れば、Max8ユーザにとっても朗報とも言えるのである。 機会があれば試してみよう。

2023年1月27日(金)

今は27日の午前10時前、場所はセントレアのラウンジ(以下の写真)である。 予想していた通りに学期末の日々は、この日記に追記する余裕もなく過ぎ去ったので、ここで函館に飛ぶフライトまでの合間に、上の火曜日の記載の続きを思い出した範囲で書いておこう。
24日(火)は朝イチで上のように書いていたが、午後には「基礎演習E」のサポートで このように ある学生の作品に関して経過的にサポートした。 そして25日(水)は終日、インタラクション領域の卒業制作の最終合評が このように 粛々と進んで、前期に作った経過作品が無残に捨てられていたゼミの清水さんも、ゼロから作り直して無事に作品展示発表を済ませた。 そして昨日の26日(木)の午前には「インタラクティブプロダクト演習」のサポートで このように 学生2人の作品のサポートを進めたが、まだ終わらないので、続きは来週の火曜日の午前にそれぞれがアポを入れた。

そしてようやく金曜日となったが、明日と明後日のはこだて未来大での電子情報通信学会非線形問題(NLP)研究会は、1日目の朝から2日目の夕方まで このプログラム のようにビッシリと発表が並んで、当初の想定通りに「前泊」「後泊」の3泊4日の出張となった。 セントレアから函館のフライトは往路も復路も午前11時頃の出発しかないので(実はこれは誤解で午後にはまだ別のフライトがあった)、今朝は5時起きして6時半のバスで浜松駅に行き、豊橋までJR、そしてセントレアまで名鉄特急を乗り継いで来たところなのだ。 財務室のモバイルWiFiルータを予約借用しているので道中のネット環境も快適で、「紙」でもプリントしてきたものの、今日のANAゲートインでは、初めて「スマホ(内の画像)をかざして搭乗」というのをする事になっている。 すっかり忘却していた(当然、プレゼンは何も作っていない)自分の発表も、 予稿PDF を眺めていたら思い出して、MacBookAirの中にあった過去のNLPでの「カオスねた」Max8パッチを発掘したので、これを見せて新作の一部に繋げれば、SMCに出したデモ動画まであるので、もう十分に明日の午後イチの発表は大丈夫・・・という確信を持った。

その後については実際には以下の翌日の学会会場での内職として簡単に記しておくと(^_^;)、無事に函館空港に到着、リムジンバスで函館駅前に行って「函館朝市」の中の居酒屋でランチ(海鮮丼)、その後、市電で五稜郭に移動してホテルにチェックイン、ホテル最上階の温泉大浴場でまったりした。 晩には土地勘のためにホテル周辺を散策してLARKの位置を確認、そのスグ近くの居酒屋「アルテ」で時間潰しを兼ねて夕食、そして満を持して久しぶりのLARKに行って元気なマスターと再会して、およそ3時間ほどで11曲を絶唱して1日目が終わった。 スタッドレスの雪国専用シューズを履き、慎重に歩みを進めたのだが、この1日目に滑って転んだのは計2回である。 歩道の雪はまずまず大丈夫なのだが、クルマの轍と交錯して凍結したあたりがなかなかに要注意である、と学んだ。

1468-02 喝采(かっさい) ちあきなおみ ★Key="-1"
1645-02 氷の世界 井上陽水
1932-95 時代遅れのRock'nRollBand 桑田佳祐・他
2132-24 埠頭を渡る風 松任谷由実(荒井由実) ★Key="-2" (通常 2799-67)
2133-01 翳りゆく部屋 荒井由実 ★Key="±0"
2378-10 木綿のハンカチーフ 太田裕美 ★Key="-1"
2422-44 勝手にしやがれ 沢田研二 (通常 2422-02) ★Key="+2"(original)
2578-10 ジョバイロ ポルノグラフィティ
4190-04 愛をこめて花束を Superfly ★Key="-4"
5025-04 奏(かなで) スキマスイッチ
6953-17 Story AI ★Key="-1"
このリスト の中で、この夜にLARKで歌ったのは上の11曲である。ただし上の並びは実際に歌った順番とは違うので注意されたい。

2023年1月28日(土)

さて、粉雪が舞う中たどり着いた、雪の中のはこだて未来大での電子情報通信学会非線形問題(NLP)研究会の会場である。 いかにもNLPっぽい「濃い」人々が集っている中、午前の前半のセッションで、1件目「多目的最適化問題に対する成功履歴を使用した差分進化法SHADEの性能評価」という発表が始まったが、もう最初から完全によく分からない分野の研究であり、心置きなく内職モードに入れることになった。
2件目「水冷式エンジンに対する排熱回収システム検討」は一転して、ゼーベック効果によって排熱で発電する・・・という岡山県に支援された研究開発に関するものだった。 どこがNLPなのかと思ったが、システムに必須のDC-DCコンバータの動作に関して非線形動作解析をする、という古典的な部分なのだった。 非線形電子回路の動作解析をすると、微分方程式が非線形なので、どうやってもリターンマップが出てきて、さらにアトラクタ解析とか時にはカオスに発展していくというのは、その分野の教科書では最初のあたりに書かれている。 しかしDC-DCコンバータでカオスは良くない(電力変換効率が著しく低下する)ので、やはり周期解が出てくるようにしているそうである。
3件目「Study on minimal diagonal line length effect on recurrence quantification analysis」は、邦題は「再帰性定量化分析における最小斜め線長さの影響に関する調査」とのことだが、中身もさることながらネイティブ?の英語発表だったので、リカレンスプロットに関する数値解析的なテクニック(ディジタル演算であれば最小単位の誤差が効いてくる?)というぐらいで、詳細を理解するのはちょっと無理だった。 この3件の午前・前半セッションから、フル2日間にわたる長い研究会がスタートした。

そして午前の後半のセッションが始まった。 4件目「切削速度が断続振動切削法におよぼす影響について」というのは面白い話題で、回転させて切削加工するという従来の切削でなく、工具を微小に断続振動させて対象物に当てることで精密に加工できるというものらしい。 ただし「振動」が出てきて、当然ながらその切削面の運動方程式をモデル化すると非線形結合しているので、微分方程式は綺麗な非線形表現となって、もろNLPになるのだった。 会場からフト出た「周期的より非周期の方が面白い」という意見はさすがNLPである。
5件目「充放電効率を考慮したリチウムイオン蓄電池群制御の適応的割り当ての一検討」の冒頭の話題として、2021年には世界の水力発電よりも太陽光発電の方が越えた、というのはちょっと驚きだった。 太陽光発電は時間的に断続する(昼に発電、夜はゼロ)ので、蓄電池が重要になるのだった。 この研究はタイトルにあるように、多数の蓄電池群で最適な効率を実現するというもので、どう考えても非線形になる。 手法として提案するのはカルマンフィルタや機械学習等の組み合わせだそうで、ある意味では古典的なNLPとなっていた。
6件目「ヒステリシスを有する蓄電池に対する高精度充電状態推定手法の開発と評価」では、リチウムイオン電池としてレアメタル(ニッケルやコバルト)を使わずにリン酸鉄を使うというところからスタートしているという。 この電極ではヒステリシス特性が問題になるらしく、まぁヒステリシスと言うことであればもう、もろNLPになっているのだった。 ここでもカルマンフィルタが登場していた。

ここで昼食休憩となり、午後のトップバッターとして、僕の7件目「フラクタル/カオスのライヴ生成に関する高速化の検討」となったが、パソコンの準備とかに忙殺されたため、この写真は何もない。 中身についても、なんせプレゼンも準備していないアドリブでどたばたしたのだが、NLPにおいて僕がアウェーであるのと同様に、NLPの人にとって僕は外来種(擾乱要因)なので、どうせ空を切るのはそれでもいいのだった。 とりあえず無事に発表を終えたので、今夜は乾杯なのだ。
そして8件目「分岐問題計算再考 -続報-」は、ちょうど僕の発表と並んでドタバタだったので、個人的にはなかなか安心した。 PYTHONを活用した演算環境の提案の続編の続編というお話だったようである。 ここで気付いたのだが、その次の発表はボートレースの予測だというし、どうやらこのセッションは「ゴミ溜め」なのではないか・・・という懸念である(^_^;)。 まぁ、雪の函館に来れたので、それでもいいのだ。
9件目「誤差逆伝播法によるボートレースの1・2着予測法の提案」は、全国に24箇所もある競艇場、そして公営ギャンブルの収益は地域振興に活用されているので、研究対象として取り上げることに社会的意義があるのだ・・・というトンデモな主張からスタートした。 しかし、ニューラルネットを使って「競艇に勝つ」(投資より回収の方が大きい)方法が実現出来るのであれば、誰でもそれを使って大金をゲット出来てしまうのではないだろうか。 研究では過去の平和島競艇のレース結果を使ったらしいが、これが未来の未知のレースでの「勝ち」に敷衍できるのかどうか、なかなか疑問だった。
10件目「Variable Notch-Frequency Digital Filters with Guaranteed Stability」は、可変ノッチフィルタの安定性(発散しない)の 関するフィルタ構成法に関するものだった。 まぁ、フィルタの伝達関数の数式表現はバリバリ非線形なので、これまたNLPとなっていた。 自分の発表も終わってホッとしたこともあり、このあたりで午後の睡魔が襲ってきたが、なんせ昨夜は夜更かししてしまったので、さらに今夜、夜更かし出来るかどうか、ここは一つ、勝負となりそうだ。

そしていよいよ今日の最後のセッションとなった。11件目「公職選挙ポスター掲示問題について」は、配送計画問題の最適化解を求めるというものであり、厳密解法と発見的解法の解探索性能について議論するという。 ようやくお話が良く分かる発表だったが、まぁこれは「応用」ということなのだろう。 応用の場が政治というのはちょっと面白い。
12件目「正の気分変化時における音楽嗜好性・音楽嗜好性関連脳波」も非常に良く分かる研究だった。 positiveなエピソード想起をしてもらってpositiveな気分になっている被験者の脳波がどのような傾向を持つか、を調べるというなかなか正攻法な研究である。 この手の研究は、まぁだいたいそんな感じだよなぁ・・・という結果になることが多いが、まさにそんな感じだった。 音楽嗜好性脳波、というのは、うーむ、ちょっとだけ気になるものの、なかなか深入りしてみたいとは思わないのも正直なところだ。
13件目「1バック課題時に誘導される飽きと脳波」というのは、「同じ」か「違う」かを判定する単純作業(これが「1バック課題」らしい)を続けていると、ミス/エラーが起きてくると共に「飽き」が出てくる、そして「飽き」に気付くといったん「飽き」がリセットされるということらしい。 ただし、この実験の被験者はかなり気の毒な気がする。 実験をしていて、被験者が1人だけ「いくらやっても飽きない」ので除外されたらしいが、もしかするとこれは発達障害(気味)という「個性」なのかもしれない。
そして今日のラストの14件目「位相差の伝搬現象がみられる結合発振器の数理モデルの開発」は、なんとこれだけがオンラインでZOOMの向こうからの発表だった。 さすがNLP、14人中13人はちゃんと函館にやって来たのだった。 中身はオシレータを連結していたら位相が伝播する、という、ちょっと当然みたいなお話だった。 これで今日の研究会はオシマイであり、「晩」に向けて元気に五稜郭に帰ることになった。

1237-06 M(エム) PRINCESS PRINCESS ★Key="-2"
1359-01 岬めぐり ウイークエンド ★Key="+2"(original)
1404-69 サナトリウム さだまさし
1645-58 飾りじゃないのよ 涙は 井上陽水
1829-21 白い恋人達 桑田佳祐 (生音 1829-77)
1868-01 恋人よ 五輪真弓 ★Key="-3"
1896-05 魂のルフラン 高橋洋子 ★Key="-2"
2127-98 SWEET MEMORIES 松田聖子 ★Key="-2" (通常 2127-09)
2422-04 時の過ぎゆくままに 沢田研二 ★Key="+2"(original)
2651-01 また逢う日まで 尾崎紀世彦 ★Key="+2"(original)
2796-02 夢の途中 来生たかお ★Key="+4"(original)
5254-56 粉雪 レミオロメン (通常 5254-36)
6167-17 サウダージ ポルノグラフィティ
6656-23 ワインレッドの心 井上陽水
6706-12 柊(Piano版) Do As Infinity ★Key="-2" ←JOYはPV(;_;)
6906-42 川の流れのように 美空ひばり ★Key="-1"(original)
7075-10 三日月 絢香 ★Key="-3" (Live版 1092-29)
このリスト の中で、この夜にLARKで歌ったのは上の17曲である。ただし上の並びは実際に歌った順番とは違うので注意されたい。

2023年1月29日(日)

昨日は終日、雪雲に覆われて薄暗かったが、函館3日目の今日は一転して好天の朝となった。 ただし気温は昨日も今日もほぼマイナス10度と、なかなか寒い朝である。 朝イチのセッション会場(昨日に比べてちょっと減っているので、昨日の発表だけ未来大に来て今日は観光している人もいる模様)の内職でこれを書いているが、昨日の「晩」についてメモを残しておくと、前夜と同じ居酒屋「アルテ」に行って夕食、そして前夜と同じくLARKに行って、およそ4時間ほどで17曲を絶唱して函館の2日目が終わった。 ちなみにスタッドレスシューズで慎重に歩みを進めた結果、2日目の昨日に滑って転んだのは1回だけであり、3日目のこの日も、最終日の翌日もゼロとなった。
さて学会2日目の午前のセッションの前半はNLPでなく共催のNC(ニューロコンピューティング)研究会であり、15件目「片側膝上切断者による非対称な重心軌道の速度依存性」は、奈良学園大で見慣れたトレッドミルの上を歩行する人間のモーション解析の研究で、重心移動の軌道を見てみるとリサジュー図形あるいはアトラクタ曲線のようで、さすがNLPという感じだった。 先天的に義足を使う人の左右アンバランスを調べていたが、質疑では健常者が怪我して急にアンバランスになった場合も調べて欲しい、という鋭い指摘があった。
16件目「スパイキングニューラルネットワークにおける抑制の減弱がもたらす神経活動の複雑性の低下」はもう、タイトルからもろNCという発表である。 スパイキングNNというのは初耳だったのだが、「興奮性ニューロンと抑制性ニューロンから構成されるニューロングループを複数結合したネットワー クで、ニューロン間の興奮性シナプスにスパイクタイミング依存性可塑性(STDP)則を適用する」というものらしい。 この研究の応用領域としては、「自閉症スペクトラム(ASD)」児(これに対して発達障害のない多数派を[定型発達]TD児という)の脳の異常性について説明するモデルを狙っているらしい。
17件目「モジュール型レザバーコンピュータを用いたロボットアームの適応的な軌道制御」では、一時期ちょっと注目していたリザバーコンピューティングという用語が出てきて嬉しかった。 ネットで確認すると「リザバーコンピューティングとは、リカレントニューラルネットワークの特殊なモデルを一般化した概念で、時系列情報処理に適した機械学習の枠組みのひとつです。 リザバーコンピューティングの最大の特徴は、他のリカレントニューラルネットワークモデルに比べて、学習が極めて高速であるという点です。現在、時系列パターン認識への応用が期待されるとともに、エネルギー効率が高い機械学習デバイスを実現するための基礎技術としても注目されています」というのが出てきた。 ちなみにRaspberry Piあたりを「出張所」とするシステムで、機械学習を周辺で勝手にやってしまうというのが僕の理解である。 目標としてはカオスにならずリミットサイクルを構成するように軌道制御する、ということで、NCでもありながら立派にNLPだった。

午前のセッションの後半は再びNLPである。 18件目「ネットワークモチーフ解析によるスーパーファミリー現象を用いた力学系の解分類法の検討」は、タイトルだけでは何のことか不明だったが、こちらもリザバーコンピューティング関係であり、「時系列データをネットワークデータへと変換し,モチーフ解析することで,非線形力学系においてスーパー ファミリー現象が生じることが報告されている」というスタートから、新しい用語さえ理解すれば、ちょっと興味深いものであると判明した。 「時系列データをそのまま解析するのではなく, ネットワークデータへと変換し,そのネットワークデータを複雑ネットワーク理論の観点から解析することで時系列の性質を捉えようとする試みが行われるようになった.ネットワークモチーフを用いた解析では,非線形力学系が示す多様な振る舞いごとにスーパーファミリー現象が生じることが報告されている」ということで、必要な用語は「ネットワークモチーフ」と「スーパーファミリー現象」である。 ネットは便利なもので、「ネットワークモチーフ」については この論文 で良くわかった。 そして「スーパーファミリー現象」については、「スーパー遺伝子ファミリー」が「似通った構造や機能を持つ遺伝子の集合。免疫グロブリンスーパーファミリーなど」という解説から類推することが出来た。 わざわざここまでテーブル(道具立て)を広げて頑張ることで、どんな新しい「時系列データの解析」が出来るのかどうかがちょっと不明だったが、どうやら周期解というよりもカオス解の分類において役立つらしい。
19件目「膵β細胞のATP感受性K+チャネルと膵α,δ細胞の傍分泌効果によるインスリン分泌の調節」は、タイトルだけ眺めたら全く畑違いでワケワカメなのだが、要するに各種イオンが絡んだ化学反応のお話なので、古典的な非線形の教科書にも載っているアレなのだった。 当然ながら、化学反応の微分方程式は非線形になって、現象としてはリミットサイクルとかになってくるのだった。 応用(目的)としては、糖尿病とインスリンのあたりで効果的な医療(血糖値が異常振動しないように制御したい)を実現することになるらしい。
20件目「植物の映像情報を利用した風向風速推定法の提案 〜 環境計算の原理検証 〜」も、なんとリザバーコンピューティングねただった。 「環境計算」という新しい用語を提案しているのだが、例えばカメラ側に組み込んだ物理リザバーコンピューティングによって、環境をモニタリングしていて異常性などを検出/警告したりするような応用を考えているらしい。 交通状況とか感染症とかも対象になるらしいが、中央集権的にビッグデータ解析するのでなく端末(周辺機器)側をAI化するところがミソのようだ。 この研究では、植物を眺めているカメラにリアルタイム画像処理(AI)をリザバーコンピューティングとして組み込んで、風にそよぐ植物の様子から風向きや風の強さまで推定/検出してしまおう・・・というものだった。 交通状況の画像認識の先行研究では、深層学習に比べてリザバー計算では学習に必要な時間が2000倍も高速になるらしい。

午後のセッション(2件のみ参加)は2件とも、またまたリザバーコンピューティング、そしてまたまたSNN(スパイキングNN)ねただった。 どうもこれが最近のトレンドのようである。 21件目「LSI化の検討に使用するSNNシミュレータSULIの開発と評価」は、将来的にLSIの設計を自動化することにSNNを使うためのシミュレーションというものだった。 今日はここまで6件全てが未来大(リアル発表)だったが、ここで初めてオンライン発表となった。 ただし性能評価のために実験した音源定位判定をやったのだが、その正答率が50%以下と悲惨なことになっていることにちょっと驚いた。 50%というのは、YESかNOであればデタラメ(random)と同等なので、性能評価としてはちょっと悲しい気がする。
22件目「スパイキングニューロンモデルによる培養神経系のリザバー計算の性能評価」も同じようなテーマの研究であるが、より細かい部分、「ニューロンの結合パターンが培養神経系の物理リザバーの時系列生成に与える影響を解析」ということだった。 このように色々とアプローチがあるというのは、やはり分野としてタイムリーなのだろう。 しかし、「培養神経系の数理モデル」のためのパラメータはなんと41個もあって、これではあまりに複雑で途方もない印象である。
研究会の2日目については、最後まで参加すると未来大から帰るバスを寒い中で1時間以上も待たないとイケナイと分かっていたので、当初からここまでで会場を退出する(帰途の関係での研究会早退はよくあること)と決めていた。 そこで、23-27件目の「レザバーアクタークリティックモデルによるロボットの連続値制御」・「拡張畳み込み構造によるSource-Target Attentionを導入したVision Transformerが少数データから獲得する識別性能とAttention Mapの解析」・「ヒト走行挙動を模擬するウンシング型モデルの構築に向けて〜無次元化による同定精度の向上〜」・「状態フィードバックモデルに基づくバランス運動のパラメータ表示 〜 1自由度非線形モデルの提案 〜」・「Indoor air quality prediction using multi-reservoir echo state network with attention mechanism」はパスとなった。 そしてまだ明るいうちに市内に戻ったので、ホテルか至近の「五稜郭タワー」で、雪景色の函館市内を見下ろした。 晩には3晩続けて、またまた「アルテ」→「LARK」である。

1374-07 雪が降る日に かぐや姫 ★Key="+1"(original)
1404-01 主人公 さだまさし ★Key="+2"(original)
1489-50 時の流れに身をまかせ テレサテン ★Key="-1"
1508-49 海雪 ジェロ
1555-82 氷雨 ジェロ
1645-04 心もよう 井上陽水 ★Key="+3"(original)
1645-19 最後のニュース 井上陽水 ★Key="+2"
1680-01 ラヴ・イズ・オーヴァ 欧陽菲菲 ★Key="-1"
1766-01 落陽 吉田拓郎
2026-01 ルビーの指環 寺尾 聰 ★Key="+4"
2339-24 春夏秋冬 泉谷しげる ★Key="±0"
2344-42 雪列車 前川清 (曲:糸井重里+坂本龍一)★Key="+3"(orig)★Tempo="-1"
3480-01 雪 猫 ★Key="+2"
5626-21 Everything Misia ★Key="-2" 25.2/24.4/24.0/24.0/24.0Kcal
6172-84 楽園 Do As Infinity ★Key="-3"
6192-14 fragile(Live) ELT ★Key="-3" (LIVE 2383-46 PV 4716-61)
6308-33 雪の華 中島美嘉 ★Key="-3"
このリスト の中で、この夜にLARKで歌ったのは上の17曲である。ただし上の並びは実際に歌った順番とは違うので注意されたい。

2023年1月30日(月)

函館で後泊して、この日は1日目と逆順で浜松に帰るだけである。 ホテルを出て五稜郭から函館空港までバスで行き、空港のラウンジで前日までの写真を並べて 雪景色2023 - 4回目の函館 のページの概形を整えた。 ちなみに、約800枚の全部の写真が並んでいるバージョン(非公開)は これ である。 そしてランチは「空弁」の絶妙に美味い「のり弁」と地ビール、帰途もAirDoのフライトでセントレアに飛び、名鉄からJRで浜松駅に、そして遠鉄バスで帰宅した。 函館ではマイナス10℃ぐらいと寒いものの、ヒートテックの長袖にモモヒキを履いているのでまったく平気だったが、函館空港に入ると暖かいのでこれらを脱いで浜松に帰る支度となったので、JRを待つ豊橋駅ホームとかバスを待つ浜松駅バスターミナルは、むしろ体感としては函館より寒かった。 そして、無事に久しぶりの函館の4日間が終了した。






「日記」シリーズ の記録