参加申込は締め切りました。応募ありがとうございました
SUACメディアデザインウィーク2023 「スケッチング」ワークショップ
- 会場 静岡文化芸術大学 マルチメディア室
- 日時 2023年2月11日(土)13:00 〜 2月12日(日)17:00
- 講師 (プロフィールURL)
- 概要
過去にSUACで開催してきた「メディアデザインウィーク」(MDW)は、COVID-19のために2021年は中止、去年2022年2月はハイブリッド(SUAC学生のみリアルで、学外参加者はZOOMリモート)という開催形式でしたが、今回の2023年2月11-12日では「完全リアル」(リモート無し)で、デザイン/メディアの領域で注目されている「スケッチング」(物理コンピューティング)をテーマとしたワークショップを開催します。 これは、パソコンやスマホ等の「中」に閉じていない、コンピュータを活用して「外」の人間や現実世界とのインタラクションを実現する、というアプローチです。
今回は久しぶりに、ミュージシャンのRAKASU PROJECT.さん(京都精華大学 教授)を講師に招き、SUACデザイン学部教授・長嶋洋一と共に、「サウンド」・「音楽」を一つの柱として、さらにこれまで進めてきた「新楽器」・「新インターフェース」・「生体情報センシング」なども視野に入れたテーマを掘り下げていきたいと思います。 チームに分かれた「スケッチング」においては、音楽から離れて、最近続いていた「福祉テーマ」・「リハビリ」などの領域への応用をテーマとするように誘導するのも自由です。
まず初日前半のレクチャーの部で、講師2人がそれぞれのテーマから紹介講演(一部デモ)します。 長嶋の講演では、2022年9月にオーストリア・リンツで行ったArs Electronica2022での招待講演の話題も紹介する予定です。 そして初日の後半から2日目の午前・午後をかけて、参加者がグルーブに分かれて2日間で「実際に何か制作してみる」(ハンズオン)というデザイン体験を行います。 2人の講師やSUAC学生/院生/実習指導員も、各グループに加わって支援します。
基本としては「デザイン」における「物理コンピューティング」「スケッチング」の意義、という広い視点を提供し、またMax8やセンサ群を使ったシステムをグループ単位で実際に「企画して・作って・動かして・プレゼンしてみる」という、ビギナー(学生中心)向けに役立つ内容を予定しています。- こんな人はぜひ参加を!
SUAC学生に対しては、ここで体験・実験・試作したものが発展して、デザイン学部の総合演習/卒業制作の作品として、コンペ応募やSUAC卒展に作品発表展示する可能性も視野に入れています(このワークショップ後も、参加者の制作を支援していく予定です)。
また、過去のワークショップ同様、他大学の学生、また視野を広げたい社会人の参加も歓迎しています(SUAC学生にとっても、この交流が大きな収穫となります)。 以下のような事に興味がある人はぜひ、参加を検討してみて下さい。
- 各種センサやマルチメディアの最新技術や、インタラクションを実現するための「プログラミング」について知りたい
- ただ眺めるだけのビジュアル(ポスター/DVD)でなく、反応したり変化したりするグラフィック/映像の見せ方を知りたい
- 「新楽器」・「新インターフェース」・「ライヴパフォーマンス」などの話題に興味がある
- 「音具」・「サウンド・インスタレーション」・「生体情報」・「音響体験空間」などの話題に興味がある
- 科学館の体験展示や、アミューズメントパーク/お化け屋敷など、一種のゲームとして楽しめる「仕掛け」を知りたい
- カタチ(造形)だけでなく電気仕掛けやプログラムによって「光る」「鳴る」「動く」モノを実現してみたい
- 内容予定(一部、変更される予定です)
- 1日目(2023年2月11日(土))
- 12:45 開場・受付開始
- 13:00〜13:20 オープニング : ワークショップの進め方/参加者の自己紹介
- 13:20〜14:20 インタラクティブ・システムの作り方 長嶋
- 14:20〜15:20 ライヴ・パフォーマンスの極意 RAKASU PROJECT.
- 15:20〜17:30 スケッチング(1) : グループ分けから企画案検討まで
- グループ分けの相談
- (グループごとに)企画検討ディスカッション → イメージスケッチ、ネットリサーチ、実験
- 「プランのプレゼン」の準備
- 17:30〜18:00 各グループの作品のプレゼン大会、質疑討論、終了
- 2日目(2023年2月12日(日))
- 09:45 開場・受付開始
- 10:00〜16:30 スケッチング(2) : 実際にグループに別れて何かを作ってみる(^_^)
- 講師、およびSUAC院生等が各グルーブのサポートに入り支援します
- 必要なハードウェアは可能な限りその場で長嶋が制作します
- テーマの検討、実現方法の検討
- 実験・試作・アレンジ → 何か「見せられる」ものを目指す
- 16:30〜17:00 各グループの作品のプレゼン大会、質疑討論
- 17:00 終了
- 過去のワークショップ/メディアデザインウィークの様子
- SUAC学生作品などの事例
現在の申し込み状況
参加の条件など
- コロナ対策のため、「ワクチン3回接種証明」または「PCR検査または抗原検査の陰性証明」を必須条件とし、当日の検温で37.5℃以上の方の参加はご遠慮いただきます。マスクをご用意下さい。
- 事前登録の参加募集を行う理由は、SUACの特別な工房(一般学生も利用禁止)を使用し、Arduino/センサ類/コンピュータ等も全てSUACの機材を利用するためです。
- このため、事前参加申込み(住所/氏名/所属などの事前登録と、身分証明書による当日確認)が必要となります。当日の飛び込み/見学は不可です。
- 参加申込みのために提出いただいた個人情報は、連絡などワークショップ開催のためのみに使用し、終了後は責任をもって削除いたします。
- 参加費は無料です。
- 2日がかりのプロジェクトですので「1日だけの参加」は受け付けません。
- プラットフォームとして、インタラクティブ・マルチメディア環境「Max8」を使います。Max8未経験の方も問題なく参加できますが、事前に少しだけでも予習することを推奨します(Max8(8.3.3)はここからダウンロードでき、インストール後にメイル登録すれば30日間は無料で使えます。Mac版とWindows版があり、両者のパッチは互換です)。Max8を使えるSUAC学生が初心者のサポートに付く予定です。
※ 現在のMax8は最近になって新機能のRNBOを加えたMax8.5.1になっていますが、このワークショップでは話題としてRNBOの紹介をするものの、まだ「出始めの不安定期」なので、従来の安定板であるMax8.3.3をより推奨します- 機材やコンピュータを持参することは必要条件ではありません。関連機材、センサ等のパーツもSUACに完備しています。
- 実験・体験・制作したMaxパッチ(プログラム)を持ち帰りたい人は、自分のUSBメモリを持参して下さい。WindowsフォーマットでもOKです。
- 素材データ、たとえば拍手をしたら出現する静止画、前を通過すると出現する動画、何かのきっかけで聞こえてくるサウンド、などはそれぞれUSBメモリで持参して下さい(HDDは読めない場合あり)。静止画はPNGかJPEGで、動画はQuickTime Movie(MP4)で、サウンドはMP3かAIFFかWAVで。当日にスキャナで静止画を取り込んだりビデオカメラで撮影して編集したりネット上のフリー素材を収集する時間的余裕はそれほど潤沢にはありません。
- 会場の環境は、iMacG5(MacOS 10.15)、Max8 です。一般来訪者は学内のコンピュータから学外のインターネットにアクセスできませんが、ワークショップの内容に対応してインターネットをアクセスする必要がある場合には、SUACスタッフがサポートして会場のコンピュータからアクセスします。なお会場内に臨時にフリーのSUAC-WiFiを飛ばすことも画策しています(未確定)。
- 会場の「マルチメディア室」は、SUAC南棟4階の東端にあります。 南棟の西端(講堂スグ)のエレベータ で4階に行き、廊下を端から端まで行けば会場です。
- 初日の受け付け(開場)は12:45です。
- SUACは全域禁煙です。学内に喫煙スペースはありません。
- 会場のマルチメディア室は原則飲食物持込禁止の工房です。ペットボトルは蓋付きのものを、Macから離れた位置に置いて下さい。
- 昼食時間は限られていますので、SUAC近くのコンビニ等でお弁当など仕入れることを推奨します。飲食のためにマルチメディア室の隣の492・491演習室を控室としてご利用下さい(暖房は入らなくて恐縮ですが(^_^;))。
- 定員(SUAC学生等を含めて最大15人の予定)に達したら募集を終了します。なおSUAC学生については、申込みの段階で定員を超過していた場合、サポートスタッフとして現場で一緒に参加していただきます。
募集期間と応募方法
- 募集期間は、2023年2月10日(金) 12:00 までです。ただし定員(SUAC学生等を含めて最大15人の予定)に達したらこれ以前に募集を終了します。
- 一般の参加希望者(SUAC関係者以外。他大学の学生は「所属機関」を「大学」と読み替えて、適宜記入して下さい)は、以下を 長嶋までメイルして下さい。 基本的には24時間以内に確認の返信を出します。24時間しても何も応答がなければ、2-3日後に再度、メイルして下さい。
- タイトル : SUAC MDW「スケッチング」ワークショップ参加応募
- 氏名
- 年齢
- 所属機関、部署名
- 所属機関住所(〒)、電話番号
- 自宅住所(〒)
- 連絡先(携帯tel)
- 連絡先(携帯メイル)
- 連絡先(PCメイル)
- 参加の理由
- 簡単な自己紹介、自分の活動との関係
- SUACの学部学生/院生/教員は、以下を 長嶋までメイルして下さい。 基本的には24時間以内に確認の返信を出します。
- タイトル : SUAC MDW「スケッチング」ワークショップ参加応募
- 氏名
- 学科
- 学年
- 学籍番号
- 連絡先(携帯tel)
- 連絡先(携帯メイル)
- 連絡先(PCメイル)
- 参加の理由
- 自分の指向する作品制作/デザインとの関係
関連資料
- OMMF2022参加レポート
- Arduino
- Bio-sensing Platforms for "Wellness Entertainment" System Design
- コンピュータサウンド教育のためのインタラクティブ環境について
- ウェルネス・エンタテインメントやバイオフィードバックを実現するフレームワーク/ツールキットとしてのメディアアート
- フィジカル・コンピューティングとメディアアート/音楽情報科学
- 筋電センサ
- 新・筋電センサシステム「VPP-SUAC」
- 新・触覚センサシステム「PAW-double」
- 「靄夜」(もや)
- 電子十二影坊
- ジャミネータと遊ぼう
- 新楽器「GHI2014」
- インタラクティブアートの統合的システム・プラットフォームとしてのMax/MSP
- 電気刺激フィードバック装置の開発と音楽パフォーマンスへの応用
- メディア・アートと生体コミュニケーション
- インタラクティブ・メディアアート
- 音楽/芸術表現のための新インターフェース
- 宇宙人音楽と人体音楽
- 生体センサによる音楽表現の拡大と演奏表現の支援について
- シーズ指向による新楽器のスケッチング
- 改造による新楽器の創造
- 作るサウンドエレクトロニクス
- Sketching in Hardware 2008
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- Ars Electronica "Expanded Animation 2022" Symposium - "Synaesthetic Syntax: Gestures of Resistance"
- ↑その講演の模様