これは、「第10期虎の穴」の5人の学生(加藤美咲・大山真澄・池谷綾香・加藤奏子・高野結花)とともに、
2001年12月から2002年2月にかけてコラボレーションで制作した作品「靄夜」(もや) についての
記録・解説である。この作品は2002年2月28日・3月1日にSUAC「瞑想空間」に東野珠実さんを迎えて
検討・実験・記録を行ったものの、まだ公式には作品としての公開・展示・公演・発表を行っていない。
今後、機会を求めて(おそらく「靄夜2」として、場合によっては新たなメンバーを加えて)発表の予定である。
(2002.03.06 長嶋洋一)
- 発端
伏線となっているのは、Computer Musicあるいはメディアアートの領域で活動している
Art & Science Laboratory、これまでコラボレーションしてきた東野珠実さんとの活動、
そして東野さん自身のテーマである "Breathing Media Project" である。「笙の息づかいで
音響とともに明かりをコントロールする」というのがその象徴的形態である。
そして、きっかけとしては、2001年11月に高崎で行われた東野さんの個展で、建築家(照明/造形作家)の
日詰明男さんの構築した照明システムに感銘を受けたことが大きい。技術的にはかなり強引な方法
ながら、空間にいくつも吊るしたオブジェの白色LEDの息づく明かりは、自分でもこれを実現したい、
という強い興味となった。
また、「場」としてSUACの芸術文化センター内ホール、通称「瞑想空間」の存在も必須
である。この空間では、これまで巨大な周囲の壁面をスクリーンとして利用したことはあった
ものの、「空間そのものの中空」が利用されたことは一度もなかった。これを使ってみたい、
というのも大きな動機である。また、造形や映像・照明を伴ったメディアアートといえば、
コラボレータとしてSUAC学生有志を募集しての「虎」である。これで役者は揃った。
- 準備
10虎として参加表明したメンバー4名(加藤美咲・大山真澄・池谷綾香・加藤奏子)に、照明演出の
特別チーム「輝虎(ぴかとら)」から合流した高野結花の計5名とともにミーティングを行い、
タイトル「靄夜」を決定、さらにコンセプトやキーワードを検討した。あわせて、現場となる「瞑想空間」に
ついて、加藤美咲・大山真澄とともに計測したのが以下のマップである。
10虎の準備としては、造形や光オブジェの素材をいろいろとホームセンターで仕入れて試作するための
「買い出しツアー」を行い、それぞれ春休みの時間にいろいろと制作実験した。加藤奏子は、独自に
照明と絡んだ造形の制作も宣言した。
ホームセンターでは、「瞑想空間」の上空に農業用の「網」を仕入れて、これを
長さ10メートル、幅2メートルで5枚並べて、10メートル四方の平面を構成した。ここに発光体オブジェ「螢」
を8*8の等間隔メッシュとして配置し、それぞれの上空からの長さについては、最終的には大山真澄の設計に
より以下のような配置となった。
- 照明
MIDIでリアルタイム・インタラクティブに照明を制御する、といえば、定番はアメリカンDJ社の
MIDIPAKである。このマシンは日詰明男さんの照明システムでも活用され、名著「トランスMaxエクスプレス」の
中でも、著者の赤松正行さんが紹介している。SUAC「瞑想空間プロジェクト」でも4台を整備したが、今回は
スポットライトは全部で3チャンネルということで、1台(4ch制御可能)だけ使用した。
「靄夜」では、基本的には照明は不要で、なるべく真の暗黒の中でオブジェによって「光り」を
演出し、照明用途としてのスポット等は不要である。しかし今回はPerformerとしての
東野珠実さんが見えないのでは困る、ということで、最小限の光量となるように現場でMaxに
より調整して、バトンによって壁面中央上空に釣り上げた1台のスポットライトをPerformer用照明に使用した。
- 映像
映像作品を制作することを宣言した3名(加藤美咲・大山真澄・池谷綾香)とは、
浜松フラワーパークに映像素材の取材ロケに行った。2回生の二人(映像共同制作)は、過去の「半虎」で
取材した映像素材も利用した。映像の編集には、Premiereでなく、「瞑想空間プロジェクト」で
新しく導入したローランドのDV-7Rをともに使用した。今回はサウンドは敢えてサイレントとして
制作した。
今回は、加藤美咲+大山真澄の竹虎コンビも、1回生の池谷綾香も、事実上の第1号映像作品という
ことで、ノンリニアデジタルビデオ編集機の操作に慣れたかどうか、という程度のものとなり、
完成度はいま一つであった。しかし、このようなステップを踏んでこそ、自分の表現したい
映像作品の創作があるのであり、貴重なマイルストーンであるとも言える。今回の「靄夜」では、
加藤美咲+大山真澄作品はカラー版と、一部モノクロ化した2本の映像で、池谷綾香の作品と
計3本を3台のプロジェクタにより壁面に3面スクリーンとして投射した。
なお、東野珠実さんの作品「I/O」のグラフィックパートとしては、もともとコラボレータで
あるDigital Creatorの佐沢徳実さんが、ソフトウェア "Videodelic" を用いて制作したリアルタイムCG
をプロジェクタで投射し、笙ブレスセンサからのライブMIDI情報でアニメーションさせている。
今回は「I/O」の記録として、(1)このスタイルのもともとの形態、(2)このCGと「靄夜」とを笙の
ブレスで同時に制御する形態、(3)「靄夜」だけを笙で明るさ制御する形態、の3種類を実験した。
- 造形
発光体オブジェ「螢」は、中心に高輝度白色LEDを持つ、ということ以外は何も決めない状態で、
ミーティングにおいて学生全員にその「造形」を宿題として提示した。ここでは、もっとも
頑張ってこの造形に取り組んで試作実験した、高野結花の制作例を以下に紹介する。
最終的には採用しなかったが、高野は木工用ボンドを下敷きに分厚く塗布して一夜乾燥
させた「半透明ビニール」状の物質を素材として加工工作して、以下のような色々な
造形を実験した。
いろいろに実験した結果、最終的には、梱包緩衝材(いわゆる「プチプチ」)を円筒形に
巻いて、さらにこれを和紙で巻いたものに決定した。
一方、単独の造形創作に取り組んだ加藤奏子は、全員作業となった発光体オブジェ「螢」の
制作(量産)と並行して、以下のような造形を制作した。一つは、連続点灯する4個の高輝度白色LED
を内部に光源として持つ「花」であり、もう一つはフロア上に上向きに置いた二つのスポットライト
の筒体を花瓶のように見立てた一対の「花」である。後者については、照明システムのMIDIPAKの
2チャンネルを受けて、東野さん演奏の笙ブレスセンサによる、呼気・吸気の息づかいに呼応して
それぞれが滑らかに明るさを変化させた。この3個の造形物は、今回は東野さんの椅子の周囲に
配置した。
- 発光体オブジェ「螢」
発光体オブジェ「螢」を実現するために、テクニカルには新しい技術を2件、採用した。一つは
超高輝度白色LEDである。従来の「赤」「黄」「緑」「青」のLEDと違って、白色LEDの持つ
無色というキャラクタは重要である。今回は秋月電子の、定電流ダイオードとセットになった
5mm、4000mcdのものを使用した。これにより、電流制限抵抗値などに悩むこともなく、
単純にビットごとに+5Vラインから74HC245でLEDをドライブして確実な点灯を実現した。
64個の高輝度LEDを大電流で同時スイッチングすることは、電線が膨大・複雑になり、電磁環境の問題も
懸念された。一方で、MIDI受信のAKI-H8を「瞑想空間」の上空まで移動させれば、バトン越しに
MIDI規格を超える30メートル程度のMIDI延長が必要となり、これも電磁環境の問題がある。そこで
光ファイバにより32ビットのディジタル信号を伝送するモジュールを2個使用して、MIDIからAKI-H8
まではフロアで行い、そこから上空に光ファイバで伝送することにした。この方法であれば、1000mまで
このまま遠隔地に伝送することが可能である。
具体的な回路図、AKI-H8のソフトウェア等については、このページの最終章で詳細に紹介する。
これは、「LEDがアナログ的に仄かに光る」といっても、実際には+5Vの電圧によりディジタル
的に点灯させており、あとはLEDの個数だけ単調な配線があるだけで、このシステムは比較的、
初心者でも確実に再現されて動作するものであること、最近低価格化が激化しているLEDを
単純なON/OFFでなく制御することは、色々なアートの領域で応用が効くために、この技術を
広く無償公開して誰にでもどんどん自由に作って欲しいこと、等が理由である。(^_^)
- サウンド
今回は「明かりと呼吸」というテーマと、明るさの変化するオブジェや映像のテストという
意味合いから、新規なサウンドの制作(作曲)は行わなかった。これは次回への課題という
ことである。そこで、今回のサウンドとしては、「東野作品 [I/O] のサウンド」および
「東野珠実の笙による即興演奏」という二つだけが要素として記録された。笙をマイクで
拾った音響は、音響処理ワークステーション "Kyma" でリアルタイム処理された。
- システム
今回は以下のようなシステムを全体として構築した。笙のブレスセンシング、照明関係、音響関係の
全ての制御情報はMIDIベースでMax/MSPで処理した。
システム図の一番上にあるPowerBook2400c/G3では、笙ブレスセンサからのMIDIを受けて
発光体オブジェ「螢」をライブに制御する以下のMaxパッチを走らせた。
システム図の2番目にあるG3PowerBookでは、笙ブレスセンサからのMIDIを受けて
2つの造形物の光源となったスポットライトと、東野さん照明用のスポットライトを
制御する以下のMaxパッチを走らせた。
システム図の3番目にあるiBookでは、笙ブレスセンサからのMIDIを "Videodelic" のパラメータ
であるピッチベンドに変換するだけのパッチを走らせた。
システム図の3番目にあるG3PowerBookでは、以下のフォルダのデータを読み出すように "Videodelic"
のプレイヤーを走らせ、ミラーリング出力をビデオプロジェクタにより投射した。
- 記録
以下は、「靄夜」の記録ビデオの一部である。雰囲気を感じていただけるかどうか(^_^;)。(禁無断転載)
以下は、「[I/O] 靄夜version」の記録ビデオの一部である。雰囲気が伝わるかどうか(^_^;)。(禁無断転載)
- 笙ブレスセンサの出力記録
今回の東野さんのSUAC来訪の大きな目的の一つとして、笙ブレスセンサの今後の改良と
さらなる応用のために、笙ブレス情報をMaxによってMIDIシーケンスとして記録した。
以下は、記録の模様のビデオの一部である。(禁無断転載)
以下は、記録のためのMaxパッチである。
以下は、テキスト形式化した、今回記録した5種類の笙ブレスセンシングのデータである。
- AKI-H8による64個白色LEDの連続値MIDI制御
プラットフォームは秋月電子のAKI-H8である。これについては今さらここで解説することは
ないので、以下を参照・勉強されたい。
上記のAKI-H8開発環境とまったく変更はないが、確認のために関連するドキュメントを以下に
あらためて並べておく。秋月電子の提供するツールとこれだけで誰でも手元で開発ができる。
回路図は以下であり、ソフト開発の際にメモしたタイミング設計が以下である。これしかない。
AKI-H8のソースプログラム、およびフラッシュROMに転送すれば動作するオブジェクトファイルは
以下である。今回は時分割処理により64個のLEDの点灯時間を別個に、かつ並列処理として行うと
いうことで、自分としてはこれまでのAKI-H8ソフトの中でおそらく最も高速化を意識して開発した。
従って、このソースをヘタに改造した場合の動作についての相談はお受けできないことを予めここに
宣言しておく。自分がとことんチューニングしたソフトなどというのは、自分でも数日たてば読めなく
なるからである。
上記の回路図は、上空まで光ファイバでLEDの信号を延長しているが、これは通常のインスタレーション
であれば不要であり、AKI-H8のそれぞれの出力ポートに74HC245をつなぐだけでよい。AKI-H8から
直接にLEDをドライブするのは避けた方が賢明である。この点に注意すれば、今回開発したシステムは、
「高輝度LEDを最大64個まで、個別に127段階で連続調光できる汎用システム」
であることが重要である。アナログ信号は存在せず、+5VかGNDか、というディジタル信号だけである
ために初心者でも確実に再現できる。必要なLEDが少ない場合にはそれだけを配線すればいい。
プログラムを開発するというスキルがなくても、フラッシュROMにライタで転送する上記のファイル
があれば、これは誰でも手元で再現できるマシンなのだ、という事である。ただしソフトの改造希望は
開発した長嶋本人でもなかなか根性がいるので、別途有償にて相談されたい。(^_^;)
そこで、以下に、このAKI-H8システムを
「高輝度LEDを最大64個まで、個別に127段階で連続調光できる汎用システム」
として製作したい人のための情報として整理しておく。健闘を祈る。(^_^)
- MIDIフォーマットは以下 (変更不可、必要なら変換Maxを外付け)
- MIDIステータス = アフタータッチ (ポリフォニックプレッシャー)
- MIDIチャンネル = 16 (status=0xAF)
- ノートナンバ = 0 - 63
- データ = 0 - 127
- 各LEDはそれぞれ、128*Tの周期ごとに上記 data*T の値だけ点灯する。データ=1ならば
128*Tごとに1*Tだけ点灯することで、いいカンジにチラチラする。(^_^)
- 実際にはデータが半分以上になると点灯が飽和傾向にあるので、データは必要に応じて
変換テーブルで補正する。これは定番テクニック。「靄夜」Maxパッチでも採用している。
- AKI-H8のポートとLEDの対応は以下 (変更不可)
- MIDI note = 00 : AKI-H8 [P1] - bit0
- MIDI note = 01 : AKI-H8 [P1] - bit1
- MIDI note = 02 : AKI-H8 [P1] - bit2
- MIDI note = 03 : AKI-H8 [P1] - bit3
- MIDI note = 04 : AKI-H8 [P1] - bit4
- MIDI note = 05 : AKI-H8 [P1] - bit5
- MIDI note = 06 : AKI-H8 [P1] - bit6
- MIDI note = 07 : AKI-H8 [P1] - bit7
- MIDI note = 08 : AKI-H8 [P2] - bit0
- MIDI note = 09 : AKI-H8 [P2] - bit1
- MIDI note = 10 : AKI-H8 [P2] - bit2
- MIDI note = 11 : AKI-H8 [P2] - bit3
- MIDI note = 12 : AKI-H8 [P2] - bit4
- MIDI note = 13 : AKI-H8 [P2] - bit5
- MIDI note = 14 : AKI-H8 [P2] - bit6
- MIDI note = 15 : AKI-H8 [P2] - bit7
- MIDI note = 16 : AKI-H8 [P3] - bit0
- MIDI note = 17 : AKI-H8 [P3] - bit1
- MIDI note = 18 : AKI-H8 [P3] - bit2
- MIDI note = 19 : AKI-H8 [P3] - bit3
- MIDI note = 20 : AKI-H8 [P3] - bit4
- MIDI note = 21 : AKI-H8 [P3] - bit5
- MIDI note = 22 : AKI-H8 [P3] - bit6
- MIDI note = 23 : AKI-H8 [P3] - bit7
- MIDI note = 24 : AKI-H8 [P4] - bit0
- MIDI note = 25 : AKI-H8 [P4] - bit1
- MIDI note = 26 : AKI-H8 [P4] - bit2
- MIDI note = 27 : AKI-H8 [P4] - bit3
- MIDI note = 28 : AKI-H8 [P4] - bit4
- MIDI note = 29 : AKI-H8 [P4] - bit5
- MIDI note = 30 : AKI-H8 [P4] - bit6
- MIDI note = 31 : AKI-H8 [P4] - bit7
- MIDI note = 32 : AKI-H8 [P8] - bit0
- MIDI note = 33 : AKI-H8 [P8] - bit1
- MIDI note = 34 : AKI-H8 [P8] - bit2
- MIDI note = 35 : AKI-H8 [P8] - bit3
- MIDI note = 36 : AKI-H8 [P8] - bit4
- MIDI note = 37 : AKI-H8 [P6] - bit0
- MIDI note = 38 : AKI-H8 [P6] - bit1
- MIDI note = 39 : AKI-H8 [P6] - bit2
- MIDI note = 40 : AKI-H8 [P5] - bit0
- MIDI note = 41 : AKI-H8 [P5] - bit1
- MIDI note = 42 : AKI-H8 [P5] - bit2
- MIDI note = 43 : AKI-H8 [P5] - bit3
- MIDI note = 44 : AKI-H8 [P6] - bit3
- MIDI note = 45 : AKI-H8 [P6] - bit4
- MIDI note = 46 : AKI-H8 [P6] - bit5
- MIDI note = 47 : AKI-H8 [P6] - bit6
- MIDI note = 48 : AKI-H8 [PA] - bit0
- MIDI note = 49 : AKI-H8 [PA] - bit1
- MIDI note = 50 : AKI-H8 [PA] - bit2
- MIDI note = 51 : AKI-H8 [PA] - bit3
- MIDI note = 52 : AKI-H8 [PA] - bit4
- MIDI note = 53 : AKI-H8 [PA] - bit5
- MIDI note = 54 : AKI-H8 [PA] - bit6
- MIDI note = 55 : AKI-H8 [PA] - bit7
- MIDI note = 56 : AKI-H8 [PB] - bit0
- MIDI note = 57 : AKI-H8 [PB] - bit1
- MIDI note = 58 : AKI-H8 [PB] - bit2
- MIDI note = 59 : AKI-H8 [PB] - bit3
- MIDI note = 60 : AKI-H8 [PB] - bit4
- MIDI note = 61 : AKI-H8 [PB] - bit5
- MIDI note = 62 : AKI-H8 [PB] - bit6
- MIDI note = 63 : AKI-H8 [PB] - bit7
- 各ポートの出力からそれぞれビットごとに74HC245のバッファを経由して、
定電流ダイオードと直列接続された高輝度LEDを「負論理」で受ける。
つまり、+5Vラインから高輝度LED-定電流ダイオードと流れた電流を
74HC245の出力が吸い込む (74HC245の出力がHIなら消灯、LOなら点灯)、
という形で配線すること。最初に1ビットだけ配線して動作確認してから量産する方が、
反対接続のミス(点灯しないだけで壊れることは無い)のダメージは少ない。(^_^;)
- LEDの個数は1個でも64個でも点灯の様子は同一である。
- AKI-H8の出力1ポートから複数のLEDを同時に点灯したい場合には、AKI-H8の
出力から複数の74HC245の入力に接続して、あくまで「高輝度
LEDと245バッファの個数は一対一」として、複数個を並列ドライブしない。
- 一例として、ポリフォニックプレッシャーのノートナンバの最初の8個(0-7)を点灯制御
するMaxサブパッチの例は以下である。必要なオブジェクトはたった1個である。右端の
数値ボックスの値により、8個が同時に同じ明るさでも制御できる。ただし、これを64個
それぞれ高速に動かすと、MIDI規格の転送レートを超えてMaxが固まるので注意すること。