参加申込は締め切りました。応募ありがとうございました
SUACメディアデザインウィーク2022 「スケッチング」ワークショップ
- 会場 静岡文化芸術大学 マルチメディア室 + オンライン(ZOOM)
- 日時 2022年2月13日(日) 10:00〜17:00
- 講師 長嶋 洋一 (SUACデザイン学部 教授) http://nagasm.org
- 概要
過去にSUACで開催してきた「メディアデザインウィーク」(MDW)ですが、2021年はCOVID-19のためスキップしたものの、今回は2022年2月に開催の予定です。 その一部として今回も、デザイン/メディアの領域で注目されている「スケッチング」(物理コンピューティング)をテーマとしたワークショップを開催します。 これは、パソコンやスマホ等の「中」に閉じていない、コンピュータが「外」の人間や現実世界とのインタラクションを実現する、というアプローチです。
これまでは、インタラクティブ・マルチメディア開発環境「Max8」を活用したインスタレーション作品などを1日半で制作するスタイルを行ってきましたが、オミクロン株などCOVID-19の状況が予断を許さないため、今回は「1日コース」・「SUAC内(学生)+ZOOM(オンライン)」という新しいスタイルで開催します。 過去には全国から事前登録した参加者がSUACに集ってチーム構成してそれぞれ「作品」の実現に向かってきたのですが、今回は「事例デモ付きのレクチャー」という形態です。 日頃からSUACで対面授業/演習を行っている学生の中から希望者が実際にSUACでリアルに集いますが、学外からの参加者はZOOMでのリモート参加となります。
今回のテーマは「Arduinoとサウンドの新しい展開」として、デザインの世界で広く普及してきたArduinoに関して、これまでと異なる2つの新しい「サウンド」のテクニックを題材とします。 2つの新しいテクニックが実際に「使える」ようになるまでレクチャーするとともに、具体的な作品に展開するためにセンサ等を絡めた実験/試作をSUAC学生が行って、ZOOM越しに全ての参加者がそのノウハウをマスターすることを目標としています。 基本としては「デザイン」における「物理コンピューティング」「スケッチング」の意義、という広い視点を提供し、ビギナー(学生中心 : 学部2-3回生)向けに役立つ内容を予定しています。- こんな人はぜひ参加を!
SUAC学生に対しては、ここで体験・実験・試作したものが発展して、後にデザイン学部の総合演習/卒業制作の作品として、コンペ応募やSUAC卒展に作品発表展示する可能性も視野に入れています(このワークショップ後も、参加者の制作を支援していく予定です)。
また、過去のワークショップ同様、他大学の学生、また視野を広げたい社会人の参加も歓迎しています(オンラインですが、SUAC学生にとってもこの交流が大きな収穫となります)。 以下のような事に興味がある人はぜひ、参加を検討してみて下さい。
- スケッチングの最新技術や、インタラクションを実現するための「プログラミング」について知りたい
- Arduinoを購入してみたものの、書籍やサイトの「サンプル」の再現から先に進めない状況を打開したい
- 新しいテクニックで効果的なArduinoシステムが実現できる、という世界をモノにしてみたい
- 内容予定(変更される可能性があります)
- 09:50 開場・受付開始
- 10:00〜10:20 オープニング : ワークショップの進め方/参加者の自己紹介
- 10:20〜10:50 スケッチングの実例 : 「メディア数理造形演習」4作品の紹介デモ、「総合演習I」作品のパフォーマンス
- 10:50〜11:15 サウンドボード「DFR0299」でのmp3サウンド再生
- 11:15〜12:00 サウンドライブラリ「Mozzi」でのリアルタイム音響生成
- 12:00〜13:00 休憩+ZOOM交流タイム
- 13:00〜14:20 スケッチング(1) : センサを使う実験
- 14:20〜15:00 スケッチング(2) : LEDを使う実験
- 15:00〜16:20 各自の実験/試作タイム
- 16:20〜16:50 プレゼン大会
- 17:00 終了
- 過去のワークショップ/メディアデザインウィークの募集とその様子
- ワークショップ2008の募集 → その様子
- ワークショップ2009の募集 → その様子
- ワークショップ2010の募集 → その様子
- ワークショップ2013の募集 → その様子 ・ 展示の様子
- ワークショップ2014の募集 → その様子 ・ 展示の様子
- ワークショップ2015の募集 → その様子 ・ 展示の様子
- レクチャー2016の案内
- ワークショップ2017の募集 → その様子(1) ・ その様子(2)
- ワークショップ2018の募集 → その様子(1) ・ その様子(2)
- ワークショップ2019の募集 → その様子(1) ・ その様子(2) ・ その様子(3)
- ワークショップ2020の募集 → その様子
- SUAC学生作品などの事例
現在の申し込み状況
参加の条件/準備など
- 今回はMax8を使いませんが、参加者(SUAC学生を含む)はそれぞれ「自分のパソコン」(Mac/Windows)を用意して「Arduino IDE 1.8.19」アプリケーション(https://www.arduino.cc/en/software)をインストールしておく必要があります。SUAC学生はワークショップを対面で受講しますが、学外の参加者はさらに「ZOOM」が使えるようにZOOM最新版のインストールとZOOM通信できるネットワーク環境が必須となります
- 「この場で初めてArduinoに触れてみたい」という人は対象外です。既に実際に自分の手で、Arduinoにサンプルスケッチ「Blink」を書き込んで、Arduino上のLEDの点滅まで実現している、という人が最低限のレベルとなりますのでご了承ください(COVID-19で全国的/全学的にリモートとなった2020年4月に長嶋がアドリブ一発撮りで作って公開した YouTube教材 の内容の前半を、眺めるだけでなく実際に自分の手で実行した経験が必要条件)
- SUAC学生参加者(パソコン持参が困難な場合には事前相談により先着若干名に対応します)には、Arduinoと後述のハードウェアを用意して貸与します。学外参加者はArduino(UNO/Nano/Megaのいずれか)と共に、以下のハードウェアも手元に用意しておく必要があります
- 「Mozzi」については、まず このzip を事前にダウンロードしておいて下さい。インストールについては当日に解説します。 さらに、Arduinoの9ピンとGNDとの間に、小型スピーカかイアホンを接続しておく必要があります。 SUAC会場と同様にセンサまで繋いで実験したい人は このページ を参考にして、各部品を用意して下さい(「AD Button」は不要です)
- 「DFR0299」については、まず このzip を事前にダウンロードしておいて下さい。インストールについては当日に解説します。 さらに、 秋月電子 か スイッチサイエンス で、「DFPlayer - A Mini MP3 Player For Arduino」を購入して用意して下さい。 さらに「32GB以下のマイクロSDカード」(+書き込みのためのアダプタ)と小型スピーカかイアホンも必要になります。 詳しくは このページ を参考にして、各部品を用意して下さい
- 事前登録していない人がワークショップ当日にZOOMで視聴参加することは出来ません
- 事前登録していない人がワークショップ当日に会場(SUACマルチメディア室)で見学するために入室する事は出来ません(情報系工房として重要な機器が置かれた演習室のため)。SUACの学生(1回生など)で、ワークショップへの「参加」でなく興味があるので「見学」したい場合には、「体験でなく見学希望」と明記したメイルで参加申し込みをして下さい
- 会場の「マルチメディア室」の受け付け開始(開場)は09:50です
募集期間と応募方法
- 募集期間は、2022年2月7日(月) 12:00 までです。ただし定員(SUAC学生10人以内を含めて最大でも20人の予定)に達したらこれ以前に募集を終了します。
- 一般の参加希望者(SUAC学生以外。他大学の学生は「所属機関」を「大学」と読み替えて、適宜記入して下さい)は、以下を 長嶋までメイルして下さい。 基本的には24時間以内に確認の返信を出します。24時間しても何も応答がなければ、2-3日後に再度、メイルして下さい。
- タイトル : SUAC MDW「スケッチング」ワークショップ参加応募
- 氏名
- 年齢
- 所属機関、部署名
- 連絡先(メイル)
- 参加の理由
- 簡単な自己紹介、自分の活動との関係
- SUAC学生は、以下を 長嶋までメイルして下さい。 基本的には24時間以内に確認の返信を出します。
- タイトル : SUAC MDW「スケッチング」ワークショップ参加応募
- 氏名
- 学科
- 学年
- 学籍番号
- 連絡先(メイル)
- 参加の理由
- 自分の指向する作品制作/デザインとの関係
関連資料
- Arduinoのサイト
- (一発撮り)Arduinoの簡単な紹介
- ウェルネス・エンタテインメントやバイオフィードバックを実現するフレームワーク/ツールキットとしてのメディアアート
- Sketching in Hardware 2008
- Sketching in Hardware 2009
- Sketching in Hardware 2012
- Sketching in Hardware 2013
- Sketching in Hardware 2015
- Sketching in Hardware 2019
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