Sketching日記(5)
(実際のところは「Max8日記」かも)長嶋 洋一
2020年5月5日(火)
おおかたの予想通りに、COVID-19の対策としての緊急事態宣言は5月末まで延長されることになったが、明日までの連休が明ければ、予定通りにSUACの新学期が「完全遠隔授業」体制でスタートする。 事務局から学生に伝わったガイダンスや履修登録の情報によって、直接にメイルで問合せしてくる学生もいるが、manabaで見てみると「黙って履修登録」している学生が、履修登録期間初日の今日だけで「サウンドデザイン」は10数人になっていた。 そして、仮ゼミに興味をもって、木曜日のゼミZOOM会議を見学したい・・・という3回生もすでに2人となり、いい感じである。 このところ御一緒している、奈良学園大の辻下先生、パスツール研の照岡さんも、ゼミZOOM会議を覗いてくれるかもしれない。(^_^)
北京から新しい試作Maxパッチを送ってくれた、研究生の王さんへのリプライのための時間は、あれこれあれこれ届く怒涛のメイルに阻害されたものの、とりあえず上のようにやっつけてメイルした。 解説については、せっかくなので明後日のゼミZOOM会議でやってみよう。 メイルの中では、今回の「減算方式」と並んで重要な「加算方式」について、僕の書いた 音律について の解説も研究してね、と紹介しておいた。 これは基本中の基本だが、音楽情報科学する者であれば必須の常識なのだ。
2020年5月6日(水)
例年であれば「浜松まつり」で騒然としている5月3日から5日まで、今年の浜松市内はまったく静音平穏、ゴーストタウンのように不気味な静けさで過ぎ去った。 いよいよ明日から遅れに遅れた新学期だが、ゼミZOOM会議には新しい顔ぶれの参加も期待されて、今日は準備日として過ごすことになる。 朝からテンション高めに起床して研究室に出てきて、昨日作ったMaxパッチをさらに以下のように(5thを一緒に鳴らす)改良してみた(まだ発展途上)が、このお披露目は明日まで温存しておこう・・・と思ったらちょうど王さんから質問のメイルが来たので、追加で送ってみた。
その後、某ライヴのためにレパ候補10曲のコードを耳コピする作業にとりかかったが、正しい歌詞が欲しいのでネットで曲目を検索してみると、以前に比べてグッと「楽曲練習サイト」が増えていて、歌詞どころかコードネームが振ってあるサイトがばんばんヒットした。 それも、コード譜だけでなくタブ譜があったり、さらにはカポを付けて移調した簡単コードを表示したり、曲に合わせてゆっくりとスクロールしてくれたり、さらにはYouTube動画を一緒に表示したり・・・と、いやいやとんでもなくこの手のサービスが充実していた。 コードの嘘や間違いも少なくないとはいえ、こんな便利なものがあるなら使わない手はないので、とりあえず11曲(1曲はキーを2通り)の「歌詞+暫定コード」という資料が完備できてしまったので、いよいよ次はGuitar伴奏に向けてのアレンジ(コード置換)という段階に一気に進めそうである。
連休に外出できないので昔の写真をスキャナで取り込んで復活させた・・・という高校の同窓生からの懐かしい写真とメイルが届いたのを契機に、ちょっとHDDの奥底の古いデータを発掘していたら、上のような「昭和のパソコン集」という画像が出てきた。 ただしこれを見て「懐かしい」と言えるのはアラフィフ以上だし、むしろ今の学生に見せたらとても新鮮なのかもしれない。 当時はまだ、日本の電気メーカーに元気があったのだ(遠い目)。
2020年5月7日(木)
COVID-19と戦う医療従事者を讃えるバンクシーの新作が話題となったこの日は、いよいよ連休明けのゼミZOOM会議室の日である。 履修登録などに関する事前メイルから、インタラクション領域の古谷さん(メディア数理造形演習ではteam「でんぷん」で活躍)が準ゼミとして、ビジュアルサウンド領域からは、これまで僕の専門科目を取っていなかった富田さんが、理子ちゃんパターンの仮ゼミとして、いずれもゼミZOOM会議室に「見学」参加し、さらに日立市からはOGの馬ブンさんも参加してくれた。
そして1時間にわたったゼミZOOM会議も無事に終わり、古谷さんと富田さんもゼミメンバーとして参加を続けることとなった。 「サウンドデザイン」と「音楽情報科学」をダブルで受講しつつMaxプログラミングを特訓で追いかける富田さんには、1106研究室のMax7の入ったMacBookを貸し出してフォローしていくことにした。 ちなみに(リンク切れするが)全70分の記録動画は これ である。 そしてその後、富田さんと連絡を取り合って、明日の午後イチで守衛室に来てもらった富田さんにMacBookを渡して、下宿に戻ったところでZOOM会議で最初の一歩を進めることになった。 こういう話がサクサク進むというのは、いいもんである。(^_^)
夕方あたりになって、新たなメイルが2件届いて、それぞれ「確定」した。 まず、情報処理学会からの案内で、予想していたものの、遂に「FIT2020は新型コロナウイルス感染症への対策として、現地開催を中止し、同期間にオンライン開催することといたしました」というのが来た。 そこで迷わず、FITサイトに行って「講演取り消し」として、次に東横インのサイトに行ってホテルの予約をキャンセルし、最後にANAのサイトに行って手数料880円を払ってフライトをキャンセルした。 これで今年の学会出張は、全て完全に消滅したことになる。
もう1本は、時間学会の学会誌に連載されている「学会員の自己紹介」みたいな連載で、どうも最近まで、学会理事が次々に指名していたのだが、なんと京都工繊大の小山先生から僕が次の執筆者に名指しされていたので、ちょっと事務局に問い合わせをしていた件である。 原稿は好きなように書いて締め切りは年内、そして次の執筆者を指名しても指名しなくてもOK、という編集委員会の右田先生(山口大学時間学研究所)からのメイルをいただいたので、正式に執筆する、と決まったのだ。 まぁ、今年は時間はまさに膨大にあるので、ここに備忘録として書いておく、という事なのだ。2020年5月8日(金)
過去には1106研究室ページに これ とか これ とか これ とか これ とかを置いていたが、その中に潜んでいた「コカコーラの日」というのは、気付かなかった。
というわけで、研究室に出てくると、アカペラOGの立仙智子ちゃんからメイルが届いていた。 彼女は特別で、「5月8日になるとお互いに『誕生日おめでとう』を言い合う」、という超レアな関係なのである。 そして午後には守衛所のところに来てくれたゼミ3回生の富田さんに1106貸し出しMacBookを渡して、その後になんと初回からみっちり90分以上、という「Max特訓講座」を進めた。 ちなみに(リンク切れするが)全93分の記録動画は これ である。 今期の「サウンドデザイン」と「音楽情報科学」のページには、「全15週の分量を、濃い12週の"中身増し"で行います」と明記したが、まさにそれを確信することになった。 ZOOMというのは大したものである。
2020年5月10日(日)
いよいよ明日から変則的な遠隔授業体制での新学期が始まる。 土日のSUACは、いつもならほとんど誰も出てこないのに、さすがに明日からの準備のために多くの教員が出てきている模様だ。 今日は3-4時間かけて、某ライヴのためのコード取り(コードWebサイト情報のバグの修正)5曲などをして、ずっとギターを弾くという幸せな時間を過ごした。 すでに準備の仕込みはしているものの、火曜日にWebに上げる動画2本(金曜日の「サウンドデザイン」・「音楽情報科学」)は、まだ撮っていない。 明日の月曜日の午後には、新たに仮ゼミで加わった3回生の富田さんのZOOM特訓のpart2があるが、その前後に一発撮りでササッと作ってしまう予定で、今日のところはまだテンションを温存しているのだ。
緊急事態宣言はまだ出ているものの、ぼちぼち全国的にまばらに「経済をリスタート」という動きがあり、いつもcheckしているJoyJoyのトップページも、上のように5/22から週末営業が再開する・・・というのが出てきた。 ただしこれは先月にもあったように、状況によってその日にパッと消えれば休業継続となるので(このショックは大きかった)、この情報は何の約束も提供しないのである。 とりあえず、じっと我慢して5/22を待っていよう。
そして、「音楽情報科学」のネタに関係して、ネットで「感覚の地図帳」というのを調べてみると、上のように定価は3800円であるこの本が、あちこちで古本として安価で出ていることが確認できた。 もっとも、古書店とかブックオフとかに出ているものは、ちゃんとアマゾンにも並んでいて、さすが最近はこういう感じなのだ、と納得した。 これは看護師の教科書のような本なので、看護師試験に受かってしまえば、もう手元に置かずにブックオフ等で売ってしまうらしく、いつでも安定的に安い古本が供給されているので、学生にも安心して紹介できるのだ。
2020年5月11日(月)
上のJoyJoyの泣ける画像を確認して始まった講義初日、あれこれあれこれ事務連絡とかが行き来する中、「サウンドデザイン」の初回の動画を撮影したが、27分ほどの動画サイズは3.3GBとなって、ゼミの富田さんのZOOMでの「Max特訓part2」の裏でYouTubeでずっとアップロードしていたが、所要2時間ということで何度もZOOMから「ネットワークが重いよ」と叱られた(^_^;)。 それでも、順調にMax講習が進んで、水曜日のゼミZOOM会議では新しいドラムマシンのお披露目を期待できるところまで進んだ。 ちなみに(リンク切れするが)全72分の記録動画は これ である。
2020年5月12日(火)
僕は時間割としては金曜日になっている「サウンドデザイン」と「音楽情報科学」、そして「基礎演習E」の長嶋担当回については、毎週火曜日には教材をWeb公開して、それに対するレポートの締め切りを金曜日に設定する、というスタイルで行くことにした。 そして今日は遠隔授業シーズンの初日である。 昨日のうちに撮っていた、 「サウンドデザイン」の初回の動画 があるので、オフラインで追記していた 「サウンドデザイン」教材ページ をFTPでサーバに上げて、受講者に一斉連絡で「Webに上げました」と告知したら、こちらはオシマイである。 しかし「音楽情報科学」については、わずかな時間でとにかく動画を撮って、YouTubeに上げるところから必要である。 そんな中、以下のように「音学シンポジウム」のオンラインについての情報が、ようやく届いた。そして昼休み前に、20分で2.3GBという「音楽情報科学」初回動画を一発撮りしてYouTubeに上げた(所要1時間)。 さらに、自宅に届いた新しい「トランジスタ技術」の新製品情報から、以下のように「世界最小のArduino」というのを発見して、さっそくSUACの出入り業者に発注してみた。 アナログ入力は1チャンネルしかないものの、PWM出力が10チャンネルもある、という仕様は、何か新しいアイデアを待っているように感じた。音学シンポジウム2020オンライン開催に関するご案内 新型コロナウイルス感染症の拡大を防止すべく、音学シンポジウム2020をオンラインで開催することを決定いたしましたので改めてご連絡いたします。 感染拡大を決して起こすことなく、安心して学術的な議論の場を提供するべく、出来るだけ早くから開催準備に取りかかる必要があるため、上記の決断を致しました。 ご理解頂けますと幸いです。 ■皆様へのお願い事項 ポスター発表ではオンラインツールを使って実施します。5分程度でご自身の研究を説明できるプレゼン資料を発表当日までにご準備ください。 ※個別の口頭発表と、少人数でのグループディスカッションをできる環境の構築を検討しております。 オンラインツールが決まり次第、改めてご連絡いたします。また、開催日前日の6/5(金)に接続テストを実施することも調整中です。 ■プログラム [招待講演]: 講演者自身の研究成果を中心とした招待講演 [チュートリアル]: 招待講演の理解を深めることを目的としたショート講演 [一般発表]: 未発表の研究成果に関するポスター発表 [研究紹介]: 既発表の研究成果に関するポスター発表 [ディスカッション]: 議論を目的とした発展途上の成果に関するポスター発表 [エキシビジョン]:新型コロナウイルス感染症の影響で発表の機会が失われた研究成果 --- 1日目: 6/6(土)--- 08:50 - 09:00 開会の辞 (1) 音学シンポジウム2020の開催にあたって ○森勢将雅(明治大学), 大石康智(NTT), 高島遼一(神戸大学),小川哲司(早稲田大学),小山翔一(東京大学), 寺島裕貴(NTT), 藤島琢哉(ヤマハ株式会社) 09:00 - 10:10 チュートリアル・招待講演 (2) [チュートリアル] 嚥下機能の重要性とその評価 ○古川大輔(中央病院) (3) [招待講演] 音で知る心身の健康 〜 食べることと話すこと 〜 ○西村雅史(静岡大学) 10:20 - 11:30 招待講演 (4) [招待講演] 音響シーン識別、音響イベント検出、機械音異常診断の世界へのご招待 ○川口洋平(日立製作所) 11:40 - 12:50 ポスター発表1 + 全体Q&A 12:50 - 14:00 ポスター発表2 + 全体Q&A 14:00 - 15:10 ポスター発表3 + 全体Q&A 15:10 - 16:20 ポスター発表4 + 全体Q&A 16:20 - 17:10 ポスター発表5 + 全体Q&A 17:20 - 18:30 招待講演 (5) [招待講演] ヤマハにおける音楽AI技術の研究と応用 ○前澤陽, 須見康平, 山本和彦(ヤマハ) (6) [招待講演] 『AIでよみがえる美空ひばり』における歌声合成 ○大道竜之介, 才野慶二郎(ヤマハ) --- 2日目: 6/7(日)--- 09:00 - 10:10 招待講演 (7) [招待講演] 会話音声を対象とした実環境向けニューラル音声認識技術 ○福田隆(日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所) 10:20 - 11:30 チュートリアル・招待講演 (8) [チュートリアル] 木構造に基づく認知的音楽理論とその展開 ○松原正樹(筑波大学) (9) [招待講演] インタラクション可能な仮想演奏者 ○浜中雅俊(理化学研究所) 11:40 - 12:50 ポスター発表6 + 全体Q&A 12:50 - 14:00 ポスター発表7 + 全体Q&A 14:00 - 15:10 ポスター発表8 + 全体Q&A 15:10 - 16:20 ポスター発表9 + 全体Q&A 16:20 - 17:30 ポスター発表10 + 全体Q&A 17:40 - 18:50 チュートリアル・招待講演 (10) [招待講演] 聴覚心理学と音韻論をつないでみよう ○中島祥好(サウンド株式会社/九州大学)(名誉教授) 18:50 - 19:10 表彰・閉会 --- ポスター発表題目リスト --- ◎: 音学シンポジウム 学生優秀発表賞 対象発表者 ☆: 音声研究会学生ポスター賞 対象発表者 ○: それ以外の発表者 ■1日目: 6/6(土) 11:40 - 12:50 ポスター発表1 + 全体Q&A (11) [エキシビジョン(ASJ)] rtMRI高速度撮影動画を利用した調音可動域における運動量変化の計測 〇浅井拓也, 菊池英明(早稲田大学), 前川喜久雄(国立国語研) (12) [エキシビジョン(ASJ)] クラウドソーシングによる快-不快評価における評価傾向の解析 〇吉永剛, 浅井拓也, 菊池英明(早稲田大学) (13) [エキシビジョン(ASJ)] 大規模日常会話コーパスにおけるイントネーションラベリング 〇菊池英明(早稲田大学/国立国語研), 小磯花絵(国立国語研),山田高明(一橋大学) (14) [エキシビジョン(SP)] 音声の基本周波数に対する聴覚の影響の測定への周波数領域ベルベットノイズの応用について 〇河原英紀(和歌山大学), 榊原健一(北海道医療大学), 津崎実... (15) [エキシビジョン(SP)] 模擬難聴システムWHISを用いた発声訓練音声の発声特徴量と聴覚特徴量 ☆東山宗一, 吉木華子, 河原英紀, 入野俊夫(和歌山大学) (16) [一般発表] 深層学習を用いたコルトー式ピアノ練習パターン自動生成システム手法と実装 「Artificial Cortot(コルトー)」 ◎加藤綾規, 陶山晴南, 廣瀬友亮, 堀之内陽介, 久野文菜, 濱川礼(中京大学) 12:50 - 14:00 ポスター発表2 + 全体Q&A (17) [一般発表] 異なる応答特性をもつ電子ピアノを用いたタッチ制御過程の観察 ◎島日向子, 饗庭絵里子(電気通信大学) (18) [一般発表] オペラ歌唱におけるハイパーソニックエフェクトの検証 〇森亮太, 山本一公, 中川聖一(中部大学) (19) [ディスカッション] テクノトラックを想定した遺伝的アルゴリズムを用いた音色変化生成システム ◎町田拓斗, 伊藤彰教(東京工科大学) (20) [一般発表] 位相を含めた雑音スペクトルの瞬時推定に基づくスペクトラルサブトラクションによる雑音抑圧 ◎竹中幸輝, 小澤賢司(山梨大学) (21) [エキシビジョン(ASJ)] 分離ベクトル同時更新による独立低ランク行列分析の収束性と性能向上の検討 〇中嶋大志, シャイブラー ロビン, 若林佑幸, 小野順貴(東京都立大学) (22) [エキシビジョン(ASJ)] リフティングスキームによる離散ウェーブレット変換を導入した深層ニューラルネットに基づく時間領域音源分離 〇小塚詩穂里, 中村友彦, 猿渡洋(東京大学) 14:00 - 15:10 ポスター発表3 + 全体Q&A (23) [エキシビジョン(ASJ)] 動的な同期加算による微弱周期信号の強調 〇住吉亨介, 若林佑幸, シャイブラー ロビン, 小野順貴(東京都立大学) (24) [エキシビジョン(ASJ)] 分離行列のランク1更新によるブラインド音源分離 〇小野順貴, シャイブラー ロビン(東京都立大学) (25) [エキシビジョン(SP)] 機械学習における乗算を用いない次元削減 〇小野順貴(東京都立大学) (26) [ディスカッション] 声質変換手法を用いた自己音声生成の検討 ◎野々山大樹, 西野隆典(名城大学) (27) [ディスカッション] 複合正弦波モデルと動的計画法を用いた喉頭挙上音声への声質変換システムの提案 ◎金井郁也, 荒川薫, 森勢将雅(明治大学) (28) [一般発表] 『転声こえうらない』利用者の基本周波数分析 ◎堀部貴紀(グリー株式会社 / 明治大学), 石原達馬, 白井暁彦(グリー株式会社), 森勢将雅(明治大学) 15:10 - 16:20 ポスター発表4 + 全体Q&A (29) [一般発表] テキスト音声合成における劣化音声を活用したデータ拡充に関する検討 ◎五来丈瑠, 須田仁志, 齋藤大輔, 峯松信明(東京大学) (30) [一般発表] LPCによる声門流推定のパラメータの簡易選択GUI ◎平野雄大, モクタリパーハム, 森川大輔, 平原達也(富山県立大学) (31) [エキシビジョン(SP)] 長期文脈を考慮したPointer-Generator Networkに基づく話し言葉・書き言葉変換 〇庵愛, 高島瑛彦, 増村亮 (NTT) (32) [一般発表] 話題の対象に対する親密度に応じて応答する音声対話システムの検討 ◎加藤大地, 原直, 阿部匡伸(岡山大学) (33) [エキシビジョン(SP)] ブラックボックス型敵対的攻撃に対する話者照合システムの脆弱性に関する調査 ☆甲斐優人, 塩田さやか, 貴家仁志(東京都立大学) (34) [エキシビジョン(SP)] 系列分類型ニューラルネットワークを用いた日本語方言識別の検討 ☆今泉遼(東京都立大学), 増村亮(NTT), 塩田さやか, 貴家仁志(東京都立大学) 16:20 - 17:10 ポスター発表5 + 全体Q&A (35) [エキシビジョン(ASJ)] 半教師ありEnd-to-End音声認識のための系列単位Consistency Trainingの検討 〇増村亮, 庵愛, 高島瑛彦, 森谷崇史, 安藤厚志, 篠原雄介(NTT) (36) [エキシビジョン(SP)] 音声認識におけるEncoder-Decoderモデルの注意重みを用いたCTCモデルへの知識蒸留の評価 〇森谷崇史, 佐藤宏, 田中智大, 芦原孝典, 増村亮, 篠原雄介(NTT) (37) [エキシビジョン(SP)] 時間反転音声を用いた音声認識のためのデータ拡張 〜 特徴量系列における反転 〜 〇芦原孝典, 田中智大, 森谷崇史, 増村亮, 篠原雄介, 柏野牧夫(NTT) (38) [エキシビジョン(ASJ)] ボトルネック特徴量の合成に基づく音声認識のためのデータ拡張の検討 〇高木景矢, 秋葉友良, 塚田元(豊橋技術科学大学) ■2日目: 6/7(日) 11:40 - 12:50 ポスター発表6 + 全体Q&A (39) [ディスカッション] 聴覚印象を考慮したインパルス応答測定信号設計 〇高橋勇希(長岡高専), 小口純矢(明治大学), 高道慎之介(東京大学),矢野昌平(長岡高専), 猿渡洋(東京大学) (40) [一般発表] 刺激音の周波数帯域が両耳間差による音像の分離知覚の検知限に与える影響 ◎酒井翼, 森川大輔, 平原達也(富山県立大学) (41) [一般発表] 刺激音の音圧レベルが片耳遮音時の音像定位に及ぼす影響 ◎高井沙綾, 森川大輔, モクタリパーハム, 平原達也(富山県立大学) (42) [一般発表] すべての2音周波数組み合わせに対して知覚的同時性の範囲を予測可能な数式 〇岡崎聡(京都市立芸術大学), 一川誠(千葉大学), 津崎実(京都市立芸術大学) (43) [研究紹介] スペクトル包絡によるヴァイオリンの音色の識別 〇横山真男(明星大学) (44) [一般発表] Doc2vecの応用によるメロディ検索 〇平井辰典(駒澤大学) 12:50 - 14:00 ポスター発表7 + 全体Q&A (45) [ディスカッション] Life-M: ランドマーク画像を題材としたフリーの音楽コーパス ◎大森陽(早稲田大学), 小口純矢(明治大学), 高道慎之介(東京大学) (46) [一般発表] SUACスタジオレポート2020と書評3件 〇長嶋洋一(静岡文化芸術大学) (47) [エキシビジョン(ASJ)] 音光変換デバイス「ブリンキー」による音高のリアルタイム可視化 〇石井奏人, 堀池大樹, シャイブラーロビン, 若林佑幸, 小野順貴 (東京都立大学) (48) [エキシビジョン(ASJ)] 音光変換デバイス「ブリンキー」を用いたDNNに基づく複数音源定位 〇堀池大樹, 石井奏人, シャイブラー ロビン, 若林佑幸,小野順貴(東京都立大学) (49) [一般発表] ステレオ分散録音された対話音声に対するDNNを用いた発話区間検出 ◎河内秀人, 若林佑幸, 小野順貴(東京都立大学), 越智景子(東京工科大学),大和田啓峰, 児島正樹, 嵯峨山茂樹... (50) [一般発表] レシピ情報に基づく調理行動認識における音響識別器の中間特徴量利用に関する検討 ◎宮澤要二, 齋藤大輔, 峯松信明(東京大学) 14:00 - 15:10 ポスター発表8 + 全体Q&A (51) [一般発表] 相反法による頭部伝達関数の高速計測 -被測定者が変装した場合- ◎寺島眞生, 森川大輔, モクタリパーハム, 平原達也(富山県立大学) (52) [エキシビジョン(SP)] ガウス過程に基づく場の計測のための推定・候補領域を独立に設定可能なセンサ配置法〇西田智哉, 植野夏樹, 小山翔一, 猿渡洋(東京大学) (53) [エキシビジョン(ASJ)] 聴覚実験に用いるヘッドホンアンプのクロストーク 〇森川大輔, 酒井翼, 平原達也(富山県立大学) (54) [エキシビジョン(ASJ)] HRTF測定距離を考慮した分散マイクロフォンアレイ信号からのバイノーラル信号生成 〇飯島尚仁(東京大学), 小山翔一(東京大学/JSTさきがけ), 猿渡洋(東京大学) (55) [研究紹介] VOCALOID曲の歌唱におけるブレス位置の自動推定 ◎内藤悟嗣(木更津高専), 齋藤佑樹, 高道慎之介(東京大学),齋藤康之(木更津高専), 猿渡洋(東京大学) (56) [一般発表] PJS:音素バランスを考慮した日本語歌声コーパス ◎小口純矢(明治大学), 高道慎之介(東京大学) 15:10 - 16:20 ポスター発表9 + 全体Q&A (57) [一般発表] ソースフィルタ分解に基づく複数歌唱者の調和制御に関する検討 ◎山内孔貴, 須田仁志, 齋藤大輔, 峯松信明(東京大学) (58) [ディスカッション] 歌唱学習支援を目的とした音声属性の対話的実時間表示の検討について 〇河原英紀(和歌山大学), 榊原健一(北海道医療大学), 羽石英里,萩原かおり(昭和音楽大学) (59) [研究紹介] 人間GAN:人間による知覚評価に基づく敵対的生成ネットワークと生成音声の自然性評価 〇藤井一貴(徳山高専), 齋藤佑樹, 高道慎之介(東京大学),馬場雪乃(筑波大学), 猿渡洋(東京大学) (60) [エキシビジョン(ASJ)] End-to-End音声認識を用いた音声合成の半教師あり話者適応 〇井上勝喜, 原 直, 阿部匡伸(岡山大学), 林 知樹(名古屋大学),山本龍一(LINE), 渡部晋治(Johns Hopkins University) (61) [エキシビジョン(SP)] DNNに基づく話し言葉音声合成における追加コンテキストの効果 ☆山下優樹, 郡山知樹, 齋藤佑樹, 高道慎之介(東京大学), 井島勇祐,増村亮(NTT), 猿渡洋(東京大学) (62) [エキシビジョン(SP)] 日本語end-to-end音声合成を用いた韻律シンボル教示とその音響的実現に関する音声教育的考察 ☆吉澤風希(東京大学), 熊野正(NHK), 峯松信明(東京大学), 栗原清(NHK) 16:20 - 17:30 ポスター発表10 + 全体Q&A (63) [一般発表] 学習者間相互シャドーイングの実現に向けた音声分析条件と発音教示生成に関する実験的検討 ◎青谷和真, 安藤慎太郎, 井上雄介, 齋藤大輔, 峯松信明(東京大学) (64) [エキシビジョン(SP)] Experimental study on prosodic error detection in English utterances using DNN-based acoustic models trained with prosodic features and labels ☆Yang Shen, .... (65) [エキシビジョン(SP)] 日本人による英語自然発声を対象とした流暢さの高精度自動スコアリングの実現 ☆安ヵ川彩乃, 安藤慎太郎, 紺野瑛介, 林振超, 井上雄介, 齋藤大輔,峯松信明(東京大学), 斉藤一弥(UCL) (66) [研究紹介] ストロー発声法の音声リハビリテーション支援システムの開発 〇川村直子(姫路獨協大学), 北村達也, 濱田賢汰(甲南大学) (67) [エキシビジョン(ASJ)] 高齢者向け発話の韻律的特徴の分析 〇岡本泰秀, 水野秀之(公立諏訪東京理科大学), 中嶋秀治(NTT) (68) [エキシビジョン(ASJ)] 高齢者にとって聞き取りやすい音声合成の実現に向けた模範話者データの収集と分析 〇中嶋秀治, 青野裕司(NTT)
その後、午後には早く帰宅する用事があったものの、なんとか 「音楽情報科学」の初回の動画 をYouTubeにアップロードして、それを参照している 「音楽情報科学」教材ページ のページを上げて、学生に告知するまで、なんとか駆け込みできた。 これは教訓として、「講義ページの動画は土日には完成しておくこと」という重要な確認になった。
2020年5月13日(水)
昨日の昼過ぎにアップして受講学生に告知した「サウンドデザイン」だが、もう昨日の日付で3人からレポートのメイルが届いていた。 これにいちいちコメントするので、なかなか前途は多難である。 そして2限には、5/11から開始の新学期としては初めての「ゼミZOOMミーティング」を開催した。 初めてとなった理子ちゃんは「顔出しナシ」というスタイルを貫いたが、3回生で加わった古谷さんと富田さんも参加、茨城県日立市から参加のOG・馬ブンさんを含めてゼミ全員が揃って、以下のようにそれぞれの進捗を報告した。
SUACの402から参加する富田さんはMax特訓のパッチを紹介し、さらに理子ちゃんのバイト先(スタバ)の藤枝の出身であることも判明して、二人が繋がった。 ちなみに(リンク切れするが)全46分の記録動画は これ である。
そして、北京の王さんからは「減算方式シンセサイザ」の改良版(LPFにADSRのエンベロープを与えるところで、鍵盤の音域に対応させるようリクエストしていた)が届いたのでチェックして、さらに一気に上のように、ビブラートとトレモロまで加えたものを完成させてしまった。 ここには周波数とデプスに色々な経験的ノウハウがあるのだが、そこは元・楽器メーカの研究者ということで熟知しているので、何故そうなるのか不明な微妙な塩梅を盛り込んだアナログシンセになっている。
ここに、インタラクション領域のゼミに参加した古谷さんからメイルが届いて、的場先生がシーズとして提供している、上のような無限回転エンコーダについての質問があった。 これがMaxで使えるか、と言えばもう楽勝だ、と即答返信したが、ついでに ここ から購入できるとわかったので、業者に発注をかけてみた。 なんせ今期は旅費が大幅に余るので、面白そうな部品はどんどん仕入れるシーズンなのだ。
2020年5月14日(木)
昨日も朝5時過ぎに起きたが、新学期のテンションで今日もまた5時起きで、6時半ころに研究室に出てきて、学生から続々と届くレポートへのコメントを書いたり、Max8のインストールのトラブルに返信したり・・・と充実である。 そんな中、たまたま「Appleが新しいタブレットを発表」というので行ってみると、いやいや最近のiPad(もうiPadとは言わないらしい)はずいぶん安くなっていたので、事務局財務室に電話で研究費での購入OKを確認した上で、一気に最新の8インチのタブレットと、ついでに10インチのタブレットをAmazonに注文してしまった。 「遠隔授業のため」という「錦の御旗」はなかなか強力である。 miraやMUSEだけでなく実際に遠隔授業でも使うので、まさに今期はこういう感じの衝動買いのシーズンなのだろう。 新しい8インチは6月になって届くが、10インチはもう来週には届くらしい。
・・・そして2時間後、さらにお仕事しながらニュースをチェックしていたところで気付いたが、なんと注文したタブレットはiPadでは無かった(^_^;)。 「Appleが新しいタブレットを発表」と勝手に誤って読んでいたが、実は「Amazonが新しいタブレットを発表」だったのだ。 つまりmiraもMUSEもたぶん使えず、普通の安価なタブレットだった模様である。 iPadがこんなに安い筈がなかったのだが、まぁ、WiFiでネットに繋がるタブレットということは、何か使える可能性もある筈なので、届いてから考えることにした。 新学期のテンションから思わずヘンな買い物になってしまったが、転んでもタダでは起きず、せっかくなのでこの2つのタブレットで何かやってみよう。
そんなこんなしているところに、毎日チェックしているJoyJoyのサイトの画像が変わっているのに気付いた。 なんと上のように、来週5/22でなく、1週間早まって、明日5/15から「週末営業」とのことだった(*^o^*)。 これは朗報である。 一気に元気が漲ってきて、あれこれお仕事が捗った。
そして午後にいつものようにギターを弾いていると、学生から続々とレポートなどのメイルが届いたが、その中でMaxのインストールで厖大なエラーが出る・・・という2回生の青木さんとの対応から、大きな成果を得ることが出来た。 しばらくメイルを行き来させたが、様子がわからないのでZOOMを入れて・・・とお願いして、上のように臨時ZOOM会議で遠隔サポートして、無事に問題を解決して、ついでに期間限定ライセンスまで入れてしまった。 これで今後、トラブルが起きても参考情報が得られた。 このZOOM動画は、背景である下宿の部屋が見えては困るとの青木さんの要請でYouTubeには上げずに、僕の手元のサポート教材動画とすることにした。
2020年5月15日(金)
この日は予想されていたことだが、なんとも高密度な日となった。 まず、朝9時に予約していた眼科に一番で受診するために1時間前から受付前の椅子で待機して、大学には9時半に到着した。 ここに届いていたのは、この日が時間割としては初日となる、1限「 サウンドデザイン 」・2限「 音楽情報科学 」の受講学生からのレポートのメイルの山である。 それに1本ずつコメントしては授業ページに追記してFTPで上げて、出席簿に記載して、学生に「レポート受領」を返信して・・・というのを延々と行うことになった。 その途中で、アカペラの綾花ちゃんからはレポートの他に「Max8インストールのトラブル」SOSが来てZOOMで支援することになったり、さらに別にもう1人からもSOSが来て数本のメイル行き来で解決したり・・・というのが挟まった。
そして、昼休みには綾花ちゃんとZOOMで繋いで、無事にMax8のインストールと、さらにSUAC期間限定ライセンスのセットまで完了できた。 ちなみに(リンク切れするが)全46分の記録動画は これ である。 「音楽情報科学」のレポートへのリプライと受領返信は、頑張ったが4人ほど残ったので、教材ページにその旨を記載して詫びた。 というのも、今日は15時で早退だからである。 早退の理由についてここでは多くを語らないが、実は、このページのちょっと上に置いた画像が全てを物語っているのだ。(*^o^*)
2020年5月16日(土)
昨日は久しぶりに5時間半で54曲を熱唱したが、ちょっと飛ばし過ぎた感じで、かなり疲れた。 それでも元気になって研究室に出てくると、「音楽情報科学」で残っていた4人のレポートにコメントして、これで1週目は完了である。 その後、基礎演習Eの1週目の的場先生の教材動画への補足(前田さん作品「つながるヒト」の解説)を上げたりしていたが、どうもnagasm.orgだけがアクセス不調になってきた。 他サイトは問題ないのでSUACのネット環境ではなく、nagasm.orgを置いているサーバ側の問題である。 業者の用意している「コントロールパネル」でサーバをリセットしたものの状況は変わらず、とりあえずメイルを出した後で調べてみると、FTPやSSHは出来ると判明、そこでSSHしたところから「sudo service httpd restart」とやったら、とりあえずアッサリと解決してしまった。 しかしその後もどうも重い状態が続いており、もしかすると各地から学生が教材のリンクをずんずんアクセスしているのかも・・・という気もしてきた。
そういえば、昨日はテンションが上がっていたノリで、上のようなものを業者に発注していたのだった。 ゲームをやらない僕はまったく知らないゲームばかりだが、こういう攻めた製品を出してこられれば、さっそく購入して分解しないわけにはいかない。 届いたら、おそらくゲームをほとんどやらずに解体してしまうことになるが、そのためにも視力が回復して欲しいものだ。
2020年5月18日(月)
昨日は「 基礎演習E 」の 授業動画 60分7.1GBを一発撮りしてYouTubeに上げ、「 サウンドデザイン 」の 授業動画 75分9GBを一発撮りしてYouTubeに上げたら、あと1時間ほどGuitarを弾いて、それだけで1日が終わった。 1080pの巨大な動画をそのままバックアップするのは資源の無駄遣いだからといちいちmp4に変換しているのだが、昨日の夕方にQuickTimaPlayer7Proでこの2本の動画のmp4化エンコードを走らせて帰宅したものの、今日になって朝6時半に研究室に出てきても両方とも終わっていなかった(^_^;)。 まだ今週の「 音楽情報科学 」の授業動画を撮影していないのだが、裏でCPU温度が90℃になるほど、CPU使用率が150%のプロセスが2本も走っている(4コアなのでCPU使用率は最大400%)ので、とてもその裏でMax8を走らせつつQuickTimePlayerXでの全画面スクリーン録画は出来ず、おそらく午後に予定しているゼミの富田さんとのZOOM特訓指導も満足に出来ない可能性がある。そして、Amazonからは「Fire HD 10」が届いたというメイルが来たので、慌ててYAHOOで「fire hd 10 できること」と調べてみると、 「Fireタブレットに出来ること・出来ないこと」 とか 「Fireタブレットを買ったら何ができる?できること、できないことをわかりやすく解説」 とか 「Fireタブレット(Fire HD 10 / Fire HD 8 Plus / Fire 7)」 とか出てきたが、 「Fire HD10を絶対に買ってはいけない理由」 なんてのもあった(^_^;)。 なんせiPadと勘違いして購入してしまったので、研究費で購入するだけの理由と実績が必要なのだ。 ざっと項目をピックアップしてみると、以下のようなことが判明した。
ということで、午前10時過ぎにようやく「 基礎演習E 」の 授業動画 60分7.1GBがmp4(1.46GB)になったものの、昼休みになっても「 サウンドデザイン 」の 授業動画 75分9GBのmp4エンコードが終了せず、CPU温度は80℃でCPU使用率も合計200%ほどのまま、13時からの富田さんとのZOOM会議に突入した。 同じSUAC構内ではあるものの、音声に時々ノイズが入ったのはmp4エンコードの影響だったようだが、ZOOM特訓でMaxプログラミングを手取り足取りで教える、というのはなかなかに効率が良くて、気付いたら1時間半ほどやってしまって、無事に特訓は進んだ。 ただし「 サウンドデザイン 」の 授業動画 75分9GBのmp4エンコードは、Max8とZOOMの走る裏でずっと進んでいるものの、終わる気配がないままだった。 ちなみに(リンク切れするが)全90分の記録動画は これ である。
- Fireタブレットにできること
- Amazonプライムの動画が見れる
- Amazonプライムの音楽が聴ける
- AmazonプライムやKindleの本が読める・画像が見れる
- 軽めのゲームなら普通に動く
- パソコンのサブディスプレイになる(spacedeskアプリ)
- ホーム画面がAmazonコンテンツと一体
- アプリを追加すればAmazonプライム以外の動画・音楽配信サービスも使える
- SDカードでYouTubeなどのオフライン動画が見れる
- SDカードで音楽mp3が聞ける
- Google PlayをインストールすればAndroidアプリが使えるようになる ★ ★
- Alexaを使用可能
- 独自のSilkブラウザを搭載(まずまず快適)
- Bluetoothで外付けキーボードを接続しての入力作業も可能
- Fireタブレットにできないこと
- 家の外でネットできない(WiFiのみ)
- カーナビに使えない(GPSが無い)
- 位置情報ゲームには向いていない
- 単体でテレビにつなげない(HDMI無し)
- アプリの品揃えが超悪い(Amazonアプリストア)
- HD10は重いので手で持てない
- (画面に何も貼らずに使おうとするとめちゃくちゃ映り込みする)
そして このように 届いたFire HD10を開けてみたが、SUACの場合にはまず情報室に機器のMACアドレスを登録しないとWiFiにDHCP接続できないので、その書類を出したところでストップした。 そして16時過ぎになって、ほぼ24時間かかってようやく「 サウンドデザイン 」の 授業動画 75分9GBがmp4(1.76GB)になったので、そこからギターの練習を棚上げして「 音楽情報科学 」の 授業動画 を一発撮りして、YouTubeにアップロード(所要2時間、またまた放置して夜にやっておくことに)したところで本日は終了である。 やれやれ。
2020年5月19日(火)
今日は、3科目(「 基礎演習E 」・「 サウンドデザイン 」・「 音楽情報科学 」)の新しい教材を公開する、と宣言した日であるが、今週は既に昨日の段階で公開していたので、だいぶ先週に比べると気分的に楽である。 朝から続々と、Max8のSUACライセンスキーを求めるメイルが届いては返信する・・・というのもスタートした。 音響学会からは久しぶりに論文査読の依頼が来て、 こんな 資料(あと2本)が届いて、これから1ヶ月で、これはどうしても僕が査読しないといけない論文の査読というボランティア作業が始まる。
そして今日も このように 届いたのは、注文していた これ と これ だった。 こちら の方は僕のMacではOSのバージョンの関係でライブラリとかが使えないものの、Maxに繋いだら「何か出た(^_^;)」ので、最大2個までは同時に使えそうであるが、3個目は何故か認識されなかった。 そして こちら の方は、ライブラリをインストールしたらBoardsに名前が出たものの、何故かシリアルポートが出現せずに書き込みが出来なかった。 とりあえず時間がなくて、王さんから届いたMaxパッチへのコメントも含めて、全ては明日への宿題となった。
2020年5月20日(水)
もう水曜日、ゼミZOOMミーティングの日である。 昨夜は自宅にMacBookAirを持ち帰って、王さんパッチの改訂という宿題をやっつけていたので、朝イチで王さんに送った。 以下はそのパッチであり、上段の2つのパッチは元のもので、下段のパッチは僕が改訂したものである。 見た目はだいぶ変わっているものの、王さんがやろうとした事は変えずにそのままにしてある。 いくつかの重要な改訂をした解説は、ゼミの場で全員に紹介してみよう。
そして2限には、所用で抜けた理子ちゃん(進捗報告PDFを紹介)以外が全員集合して、ゼミZOOM会議となった。 僕は直前にZOOMをインストールしたfireHD10とiPadでもZOOMをやってみたが、どうタブレットは非力なせいか、画像がカクカクと止まっていてスグに抜けることになった。 メンバーはそれぞれの進捗を以下のように報告して、なかなか実り多いゼミZOOMミーティングとなったが、その合間にも刻々と「MaxのSUACライセンスを求める」という学生からのメイルが届いた。
ちなみに(リンク切れするが)全60分の記録動画は これ である。 ところが、しばらくしてYouTubeから「お客様もご承知のことと存じますが、コミュニティ ガイドラインでは YouTube で許可されているコンテンツと、許可されていないコンテンツをご確認いただけます。 お客様の動画 meeting20200520 は、審査対象として報告されました。 審査した結果、この動画はガイドラインに違反していると判断し、YouTube から削除しました」・「この度の措置にご満足いただけない点があることは重々承知しておりますが、YouTube をすべてのユーザーにとって安全な場所にするために必要な措置として、ルールに違反しているコンテンツは削除されます。今回の判断について、YouTube 側に誤りがあると思われる場合は、再審査請求を行うことができます。読み進めて詳細をご確認ください」・・・というメイルが届いた。 Maxのデモで既存の曲を素材に使ってサウンドを消されたりすることもあるのだが、どうも今回のは心当たりが無くて困ったが、どうやら富田さんが進捗報告で紹介してくれた、既存の絵本(アイデアの元)で、表紙だけでなく中のページも大写しになっていたのがまずかったらしい。 とりあえず異議申し立てではないが「絵本なのでしょうか??」と質問を出してみた。 その後、Maxライセンスに難儀している学生の救済ZOOMなどをして1日が終わった。 ぼちぼち、さらに来週のコンテンツを作っていかないといけない週末が近づきつつある。
2020年5月21日(木)
音響学会からは論文査読の依頼が来て、これは1ヶ月以内ということで「仕掛かり案件」となったが、そういう時に限って新たな話がやってくる。 今朝届いていたのは、「 こんばんは、突然のメールで申し訳ありません。○○大学情報○○学部4年の○○○○と申します。早速、メールさせて頂いた理由についてなのですが、openbciを使用しての感想を聞きたいというところです。現在、卒業研究に取り組み始めました。もともと脳について興味があり、いろんな本を読んでいることもありテーマを脳に関してのものにしようと考えてます。そこで、脳波を使った論文をちらほら見かけるようになりopenbciに辿り着き、長島教授に辿り着きました。やはりデバイス自体は高価なものなので、学生の僕としては簡単には買えません。なので、ある程度センサーからの情報がどういったものなのかを使用している人に聞きたいと思い、長島教授に連絡させて頂きました。もし、お時間があればopenbciについて聞きたいです。よろしくお願いします 」というメイルである。 だいたい、「脳に興味」という程度で、卒業研究ということはあと10ヶ月ほどでOpenBCIを使って何か出来る・・・と考えるのが無茶苦茶なのだが、指導教官はどういう人なのだろう。
とりあえず忘却の彼方にあったので、過去の「日記」シリーズを発掘してみると、僕がOpenBCIと遊んでいたのはけっこう短期間で、上のようなところだけだった。 その後、 このページ の「2019年5月27日(月)」には、上の写真のように「湿式」電極が出たよ・・・ということになり、なんだ「乾式」はやっぱり駄目なのかと納得したのだった。 そして、それよりも収穫だったのは、「音楽情報科学」に関連して、 このページ の「2018年6月13日(水)」のところで、イリュージョンフォーラムの錯視・錯聴サンプルの一覧を以下のように作っていたことである。 さっそくフォントを落として、以下のようにコピペしてみた。
- 錯視
- 幾何学的錯視
- ミュラーリヤー錯視 page flash
- ヘリング錯視 page flash
- オービソン錯視 page flash
- ポンゾ錯視 page flash
- 水平垂直錯視 page flash
- ツェルナー錯視 page flash
- カフェウォール錯視 page flash
- ポッゲンドルフ錯視 page flash
- ポッゲンドルフ錯視 2 page flash
- デルブーフ錯視 page flash
- エビングハウス錯視 page flash
- オッペルクント錯視 page flash
- 三角形分割錯視 page flash
- フレイザー錯視 渦巻き page flash
- フレイザー錯視 LIFE page flash
- フレイザー錯視 シンプルLIFE page flash
- ジャストロー錯視 page flash
- 重力レンズ錯視 page flash
- 主観的輪郭
- 明暗の錯視
- 明るさの対比 page flash
- 明るさの対比 2 page flash
- コフカのリング page flash
- ベナリーの十字 page flash
- チェッカーシャドウ錯視 page flash
- ログヴィネンコ錯視 page flash
- スネーク錯視 page flash
- ホワイト錯視 page flash
- ダイナミックルミナンス page flash
- ハーマン格子 page flash
- ハーマン格子 2 page flash
- バーゲン錯視 page flash
- きらめき格子 page flash
- 円盤消失錯視 page flash
- クレイク・オブライエン・コーンスウィート page flash
- マッハバンド page flash
- シェブルール錯視 page flash
- ヴァザレリ錯視 page flash
- 色彩の錯視
- 形の錯視
- 運動錯視
- リバースパースペクティブ page flash
- 運動残効 page flash
- ライラックチェイサー page flash
- マッカイの光線 page flash
- 止まっているのに動く page flash
- 止まっているのにゆれる page flash
- エニグマ錯視 page flash
- エニグマ錯視 2 page flash
- ピンナ錯視 page flash
- 呼吸する四角形 page flash
- 運動誘発盲 page flash
- 運動の対比 page flash
- 運動の同化 page flash
- 存在しない正方形のジャンプ page flash
- エイムズの窓 page flash
- 動くと位置がずれる page flash
- サイクロイド運動 page flash
- ジター錯視 page flash
- だまし絵
- 陰影(シャドーとシェード)
- 錯聴
- 知覚的補完
- 言語音知覚の頑健性
- 音脈分凝
- 空間知覚
- 時間知覚
- 音の高さ
- 視聴覚統合
そして、午後にはゼミの富田さんのZOOM特訓で、Maxプログラミングをびしばし進めた。 ちなみに(リンク切れするが)全76分の記録動画は これ である。 そしてその後は、ようやくWeb教材に気付いた学生たちの課題レポートのメイルが届くたびに、コメントを追記して、台帳に登録して、受領の返信をして・・・というのを延々と繰り返した。 「 基礎演習E 」も加わった今週は、気付いてみれば合計で50人分くらい繰り返すことになってちょっとだけ後悔しつつも、ここは気合いで頑張るしかない。
2020年5月22日(金)
この前期の第一のピークの日である。 朝イチで眼科に行ったものの、「角膜上皮剥離性糜爛」は最後に残っている深い溝がちょうど視点の真上にあるため、まだ視力は0.1程度と牛歩の回復だった。 そして研究室に来てみると、火曜日から公開していると告知しているのに直前/当日になって教材ページを見た学生からの「Max8臨時パスキー」のリクエストのメイルが8本届いていたのでまずはそこにキーを発信し、あれこれ届いていた他のメイルを消したところで、以下のように昨日から今朝までに届いていた学生のメイル(レポート)は16本もあった(^_^;)。
この全てにコメントして公開するところから始まったが、午前中どころか、実際には上のメイルを処理している最中にもどんどんどんどんメイルが届いて、大変なことになった。 結局、先週に続いてこの日も某所に行くために早退ということで、「 サウンドデザイン 」と「 音楽情報科学 」の全てにコメントして、さらに「 基礎演習E 」の10人ぐらいにコメントしたところで時間切れとなった。
2020年5月24日(日)
金曜日は前週に続いて15時で早退してJoyJoyに行って5時間でちょうど54曲(前週とはカブり無し)を絶唱、そして昨日の土曜日の午前をかけて「 基礎演習E 」の残り17人にコメントした。 その後、 「 サウンドデザイン 」の 教材動画 (85分10.2GB)を一発撮りしたが、YouTubeへのアップロードに4時間かかって、ほとんどこれだけだった。 そして今日は「 音楽情報科学 」の 教材動画 (49分5.9GB)を一発撮りして、YouTubeへのアップロードは2時間45分ということで、まぁそんなこんなで、まずまずの充実感とともに週末は過ぎ去っていくのだった。 勢いついでに午後には、懸案だった音響学会からの論文査読について、2300文字ほどの意見を書いて、1回目の査読提出を完了した。2020年5月25日(月)
いつもは火曜日と予告しているが、今週は 「 サウンドデザイン 」では内容が通常の2週分ほどと膨大なため、さらに「 音楽情報科学 」ではPAW-doubleを配布/手渡しする段取りがあるため、例外的に月曜日に公開して、manabaで受講学生に告知した。 午前中スグに1人の学生から「教材のzipがNot Foundになる」とメイルが届いて、HTMLはアップロードしたもののzipをアップロードし忘れていたことが発覚したが、まぁ最初の1人目が報告してきたので、これはなんとかフォロー出来た。
そして、午後にはゼミの富田さんのZOOM特訓で、今回は番外編(講義ではスキップ予定)の「GarageBand」特集をびしばし進めた。 ちなみに(リンク切れするが)全76分の記録動画は これ である。 業者からメイルがあり、明日には注文していた「ちょっと面白い?ブツ」が届くことになったので、今から楽しみである。2020年5月26日(火)
全国的にCOVID-19の緊急事態宣言が解除されたこの日、遅い朝と早い午後の送迎の予定が無くなったために、朝6時には研究室に出てきて、ほぼマル1日の時間が出来た。 そこで、どうなるか分からないが、このところ次第に蓄積していた、以下のような問題点の探求をやってみる日にすることにした。 うまく行かない可能性もかなりあるが、とりあえず「思い出し」しておく事に意義があるのだ。どうも、2項目目と3項目目は「USBシリアル回り」ということで問題点の根源は同じであるような予感がある。 そこで今日は、これらの開発を進めている1106研究室の4台のコンピュータ(mac Mini と3台のMacBookAir)で、同じチェック項目を並行して試して比較して、その「差分」から原因を考えていきたいのである。 このところ遠隔授業の教材開発と、ゼミ/特訓のZOOMとでまとまった時間が取れなかったが、今日はたまたまエアポケットのように時間が出来たので、こういう「じっくり」系のお仕事には好適なのだ。 主たる作業としては、 このページの「2017年10月10日(火)」から「2017年10月11日(水)」 のところでやった、「FTDI USBドライバを最新のv2.3から安定版のv2.2.18に戻す」というあたりの確認である。 1台ずつ作業すると準備環境などを忘れる可能性があるので、以下のようにお仕事デスクに4台をぎっしり並べた。
- mbedのサイトのオンラインコンパイラでfatal errorが出るのでNucleoF401REの開発が出来ない
- Propeller IDEのbstがPropellerチップを認識しない(USB)
- Arduino IDEでSeeeduino XIAOを開発できない(USBシリアルが認識されない)
環境の確認
順にチェックしていくために、以下、4台のチェック項目をいちいち並列にメモしつつ進めることにした。 まずはそれぞれの環境の確認である。 これがあまりに異なっていると比較検討の邪魔になるので、適宜、不揃いは整えつつ(バージョン統一)進める。それぞれFirefoxも最新のversion77になっている。 Arduinoのバージョンは異なっていることが判明したが、ここで一気に上げずに、次のチェックをしてみた。
- お仕事Mac mini - OSX 10.11.6, 2.6GHz Core i5, 8GB, デュアル27インチ, Arduino1.8.12
- MacBookAir 3 - OSX 10.11.6, 1.4GHz Core i5, 4GB, 13インチ, Arduino1.8.10
- MacBookAir 4 - OSX 10.11.6, 2.2GHz Core i7, 8GB, 13インチ, Arduino1.8.10
- MacBookAir 5 - OSX 10.11.6, 1.3GHz Core i5, 8GB, 11インチ, Arduino1.8.10
FTDI USBドライバの状況
このページの「2017年10月10日(火)」から「2017年10月11日(水)」 にある記述から思い出したのは、マルチメディア室にタブレットを入れた際に、タブレットのインストーラが勝手に(当時)最新のv2.3のFTDI USBドライバをインストールしてしまって、それまで入っていた安定板のv2.2.18が消えて、Arduino IDEがArduinoを認識しなくなってしまったトラブル(^_^;)である。 その時に作成した「シリアルドライバ回復手順」というのを発掘したのが以下である。(一部改訂)
(1) Macを管理者権限で立ち上げる (2) 「/Applications/Utilities/Terminal」でターミナルを起動する。全ての操作はターミナルからUnixコマンドで行う (3') v2.2.18がインストールされているかを確認する 「ls /System/Library/Extensions/FTDIUSBSerialDriver.kext」で「Contents」と出たら何か(v2.2.18?)がインストールされていて、「No such file or directory」ならナシ (3) 念のため「sudo rm -rf /System/Library/Extensions/FTDIUSBSerialDriver.kext」で既存のFTDI kernel extension (.kext)を消去する (4) v2.2.18以外のVCPが存在していない事を確認する 「ls /Library/Extensions/FTDIUSBSerialDriver.kext」で「Contents」と出たら何か(v2.4.2?)がインストールされていて、「No such file or directory」ならナシ (5) 念のため「sudo rm -rf /Library/Extensions/FTDIUSBSerialDriver.kext」で既存のFTDI kernel extension (.kext)を消去する (6) v2.3でもv2.4.2でもなくv2.2.18をインストールする。「FTDIUSBSerialDriver_v2_2_18.dmg」の方 ★ここから(14)までは今回は修復しなくてもOKです (脳波センサ等でUSBシリアルからstreamingモードで多量のデータを取得するためにはbufer sizeを拡張する必要がありますが講義では使いません) (7') (これは今回はしない) OS X 10.10以下であれば「sudo nvram boot-args="kext-dev-mode=1"」でenable kext dev mode and disable signature verificationする (7) OS X 10.11以降であれば、まずいったん「hold the Cmd-R key」でMacをリセットして、recovery modeに入る。そこで「csrutil disable」として再起動する (8) ここでUSBシリアルデバイスをUSBポートに繋ぐ (9) 「sudo kextunload /System/Library/Extensions/FTDIUSBSerialDriver.kext」でFTDI kernel extensionをunloadする (10) 「kextstat | grep FTDI」でunloadされた事を確認する(何もなくなればOK) (11) 「sudo emacs /System/Library/Extensions/FTDIUSBSerialDriver.kext/Contents/Info.plist」でInfo.plist fileを開く(メイルで2行のようでも実際は長い1行)。 emacsでなくvimで編集する場合には「sudo vim /System/Library/Extensions/FTDIUSBSerialDriver.kext/Contents/Info.plist」 (12) config dataを編集する。「FT X Series」というのを探して「InBufferSize」に「64」を指定する。エディタをsaveしてcloseする (13) 「sudo kextload /System/Library/Extensions/FTDIUSBSerialDriver.kext」でkernel extensionをリロードする (14) 「kextstat | grep FTDI」でreloadを確認する (15)これでようやく環境の修復が完了(^o^)ここから、いきなり消すのでなく、まずはターミナルを開いて「ls /System/Library/Extensions/FTDIUSBSerialDriver.*」とやって「Contents」と出たら2.3が存在していて、「ls Library/Extensions/FTDIUSBSerialDriver.*」とやって「No such file or directory」と出たら2.2.18は存在しない事になる(これはお仕事Mac miniの場合。どこかで新しくしてしまっていたらしい)。これを調べてみたのが以下である。
ということで、最高スペックの「MacBookAir 4」だけ、何故かいずれのドライバも無かった。
- お仕事Mac mini - FTDI USBドライバは v2.3
- MacBookAir 3 - FTDI USBドライバは v2.3
- MacBookAir 4 - 何故かどちらも「No such file or directory」(^_^;)
- MacBookAir 5 - FTDI USBドライバは v2.3
mbedとbst
mbedの方はおそらくARM社に原因がありUSBドライバの問題ではないので、まずはいずれのAirでも最新のFirefox経由で同じ現象である事を確認して、この問題点は「継続」ということで片付けた。 そしてbstについては、とりあえず「MacBookAir 4」のFTDI USBドライバが謎だったので、手順に従っていったん全てをremoveしてから2.2.18を入れてみたが、現象としては同じだった。 内心は「2.2.18に戻したらbstのPropellerは解決する」と期待していたが、どうも違うようである。 これまた問題点は「継続」ということになった。Seeeduino XIAO
3台のAirはArduinoのバージョンが最新の1.8.12でなくまだいずれも1.8.10だったが、まぁ過去の経験ではArduino IDEは基本的に「最新にしておいた方がいい」ものである。 まずはMacBookAir 3(FTDI USBドライバは v2.3)で1.8.10の状態で現象が同じである事を確認して、Arduinoを最新の1.8.12にしたものの結果は同じだった。 そしてMacBookAir 4でドライバをいったんクリアしてv2.2.18にして、Arduino IDEが1.8.10でも1.8.12でも現象が同じである、と確認した。 他のArduinoは問題なく認識するが、どうもSeeeduino XIAOだけは、ボードマネージャもライブラリマネージャも見た目は正しく動いているものの(Arduino IDEの下端のステータス表示ではUSBserial番号まで表示している)、メニューとして選べないので書き込み出来ない、という現象が共通であると確認した。ここまでやって9時過ぎ・・・というところだが、結局、問題はほぼ解決しなかった。 まぁ、昔やったことを思い出しただけでもちょっとは収穫である。 そして北京の王さんからは、GaragaBandネタに反応してオリジナル曲のmp3なども届き、さらに日本の伝統楽器ネタの話題にも展開したので、以下のようにリプライした。 だいぶ昔になるが、考えてみれば伝統楽器との絡みもかなりやってきていたのだった。
あの「和風アレンジ」は、耳だけ(つまり日本人としての僕の奥底に染み込んだ感覚)でやったものです。 過去には、日本の伝統音楽「雅楽」の伝統楽器「笙」の演奏家/作曲家とコラボレーションをして、笙の演奏を検出するブレスセンサを作ってプレゼントしました。 https://nagasm.org/ASL/breath/index.html https://nagasm.org/ASL/sho/index.html https://nagasm.org/ASL/sensor03/index.html https://nagasm.org/1106/moya/index.html https://youtu.be/MjY5Zaz4dx0 この笙(+センサ)を活用した作品は以下のように公演しています。 神戸国際現代音楽祭1998 http://www.youtube.com/watch?v=0u0QCU1PH00 欧州ツアー(ドイツ・カッセル/ハンブルク)2001 http://www.youtube.com/watch?v=uKQ1xyt9oIs http://www.youtube.com/watch?v=eWjOJOmevqg SUAC(国際会議NIME04オープニング)2004 http://www.youtube.com/watch?v=b-snUQ1I1VM http://www.youtube.com/watch?v=EceZpD3A4Do また、2001年の欧州ツアーでは、筝の師匠の演奏をライヴサンプリングした作品を発表しました。 SUACメディアアートフェスティバル(17弦+13弦) http://www.youtube.com/watch?v=aqprdIm-nrw http://www.youtube.com/watch?v=DmXhSn_IV1Y ドイツ・カッセル公演 http://www.youtube.com/watch?v=7lkdas4I6Xs さらに、この欧州ツアー2001では、さきの笙演奏家と、さらに尺八の大師範も連れていったので、コンサートの最後には日本の伝統楽器+コンピュータの謎のセッションを作曲しました。 http://www.youtube.com/watch?v=vtbUT2R2qmE http://www.youtube.com/watch?v=SwXvlhsB8qw これらの作曲のために、邦楽のコンサートに行ったり伝統楽器の音組織について勉強しました。(^_^) アジアの民族楽器のサウンドについては、1996年に公演した「Asian Edge」という作品(センサを身につけたperformerがライブ即興で身体表現する)では、背景に流れるサウンドを、 時間をかけて作り上げました。「民族楽器のサウンド集」というCDから切り出したサウンド断片に対して、あれこれ音響処理をして作曲しました。東南アジアや中国あたりの楽器の音もあると思います。 http://www.youtube.com/watch?v=hdYImL-CyH0 http://www.youtube.com/watch?v=n0E-CFRrNCc http://www.youtube.com/watch?v=ZL61siGkcNw http://www.youtube.com/watch?v=zhu_0fygaaU
そして研究室には このように 注文していたブツが届いたのだが、これはまったく手が出ない感じの代物だった。 まぁ、購入理由が「解析(分解・改造)」なので、それでいいのだ。 また、久しぶりに6月の「音学シンポジウム」のページを見てみると、「WebEX」で概要をプレゼンして、個々のポスター発表者は「Remo」を使うのだ・・・という。 ようやくZOOMが使えてきて、今週の教授会は「Teams」なので嫌だなぁ・・・と思っているところに、また新しい謎なのが2種類も出てきたぞ。(^_^;)
2020年5月27日(水)
そして水曜日、ゼミZOOMミーティングの日である。 直前に田口さんから「WiFiが不調で駄目っぽい」とメイルが来たり、さらに直前に持田さんから「WiFiが不調なのでスマホのG4でやってみる」とメイルが来たりしたが、不運な田口さん以外は全員が集まって、以下のように充実したゼミmeetingとなった。 ちなみに(リンク切れするが)全60分の記録動画は これ である。
2020年5月28日(木)
午後には3限にゼミ富田さんのZOOM特訓、さらに4限にはデザイン学部教授会とデザイン研究科教授会がTeamsで開催される、という日である。 昨日の晩から続々と「 サウンドデザイン 」の受講学生からのレポートも届いていて、コメントを書いたり一部のMaxパッチを添削したり・・・とお仕事が目白押しなのだ。 そんな中、高校時代の同級生(鉄道愛好会)との懐かしいメイルが行き来していて、発掘して以下のようなページのURLを教えたりしている。そして、午後イチで以下のように、ゼミの富田さんをいわば実験台として、ちょっと例年よりも充実した内容のMSPを盛り込む・・・という特訓が順調に進展した。 ちなみに(リンク切れするが)全82分の記録動画は これ である。懐かしい写真をどうもです。こちらは日々、遠隔授業とZOOM指導の毎日です。 以下は約18年前に学生のために作った教材ページです。C58401です。 http://nagasm.org/1106/news/photo1/ ・・・また、思い出しました(^_^;)。2010年頃に書いたものです。 http://nagasm.org/1106/news3/ticket/ 乗り鉄というのは海外出張でも続いていて、最近は欧州に行くと、都市間はフライトでなくなるべく鉄道(あるいは長距離バス)、というのが好きです。 http://nagasm.org/ASL/abroad.html で調べてみましたが、 http://nagasm.org/ASL/icmc2003/ ではシンガポールからクアラルンプールまで鉄道 http://nagasm.org/1106/EUtour2012/ ではスロベニアのリュブリャナからリエカ/オパティヤ(クロアチア)に国境を越えて日帰り列車旅、さらに帰途の水戸上空 http://nagasm.org/1106/news3/mito/ http://nagasm.org/1106/Sketch2013/ ではサンフランシスコからパロアルトまでこれぞ米国という巨大ディーゼルカー http://nagasm.org/1106/EUtour2013/ では、ウイーン→ブタペスト、→プラハ、→リンツ、→ウイーン、が全て列車旅(^_^;)。プラハ→リンツは途中で切れてる部分がバス http://nagasm.org/1106/SI2015/ ではシンガポールのMRTを端から端まで乗り倒し http://nagasm.org/Sabbatical2016/ では、ロシアのエカテリンブルクからモスクワまで、わざわざフライトでなくてシベリア横断鉄道の寝台車 http://nagasm.org/ASL/EUtour2018/ では一部は鉄道だったものの、長距離は全てバス ・・・という感じでした(^_^)。コロナで東京にすら行けず、今年は出張予定だった学会が全てオンラインになったので、現地に行けないのならパス・・・と全てキャンセルです。(;_;)
その後は、刻々と学生から届くレポートに対応するという内職をしつつ、ほぼデザイン全教員が参加したTeamsの教授会を小さなウインドウで開きつつ、両方をびしばしと進めた。 コロナ対応のテレワークで「効率が上がった」という話をよく聞くが、まさに「教授会の合間に学生レポートにコメントを書ける」というのは、効率が上がった典型例になった。
2020年5月30日(土)
昨日の金曜日は午前に眼科に行き、午後は夕方からの某JoyJoy行きのため研究室滞在時間は数時間だけ、といういつものパターンで、その金曜日がレポート期限である「サウンドデザイン」と「音楽情報科学」のコメントを書いては上げ書いては上げしているうちに終了した。 JoyJoyでは5時間半で前々週とも前週ともカブり無しの60曲を絶唱、これで合計168曲となったがまだ来週ぐらいまでは続けられそうだ。 そして今日は、「 サウンドデザイン 」の 教材動画 77分(9.26GB)を一発撮りして書き出しに1時間、YouTubeアップロードに3時間半、バックアップ用mp4変換に一晩・・・といういつもの作業で1日が終わった。2020年5月31日(日)
「虫の知らせ」というのは本当にあるものだ。 この日は「 音楽情報科学 」の番外編課題「お気に入りの錯覚」の学生レポートが届いて、それを講義ページに追記する作業からスタートした。 そして、中路さんが選んだ「縦断勾配錯視」というのを見て、ちょうど去年の 23回目の沖縄(久米島) でソレを見たな・・・と思い出して、「(ここは長嶋の追記です。去年「23回目の沖縄」で久米島に行って、ガイドマップの名所を巡ったのですが、その「NO.26 おばけ坂」というのがコレでした(^_^)。 写真で判るか、どうでしょう )」とコメントを追記して、以下のような「おばけ坂」の写真を紹介した。
そして、 このページ のリンクから、「じんじん」を思い出して、そういえば今年の最後の出張(これ以降は海外出張も国内出張も全てがキャンセルとなって消滅)は 24回目の沖縄 だったなぁ・・・と眺めているところに電話がかかってきた。 それはじんじんのママさんからで、「 じんじんのお店をたたむ 」という驚くべき知らせだった。 COVID-19によって沖縄への旅行客も激減(ほぼゼロ)していること、「じんじん」のお店はだいぶ古くて「密集・密閉」であること、などから決断したのだという。 最後の出張 で3晩続けて「じんじん」に通ったのがせめてもの思い出だが、いやいや、これはさすがにショックである。
思えば 初めての沖縄 というのは、SUACが開学する前年の1999年6月、「ASL長嶋技術士事務所」として受けたお仕事(情報処理技術者試験対策セミナー講師)であり、同年11月にも同じ仕事でまた呼ばれて沖縄に行き、その時にたまたま立ち寄って「じんじん」を知ったのだった(写真ナシ)。 そして2000年7月には、再び同じ仕事で呼ばれて 3回目の沖縄 に行ったところから「じんじん」の写真が登場していた。 2002年9月には あらえっさっさの8月 を乗り切ったご褒美に 4回目の沖縄 に行って、もちろん「じんじん」に行き、さらにその後に何度も行くことになる、慶良間諸島の座間味島にも渡った。 2004年3月には、初めて学生5人と一緒に 5回目の沖縄 に行き、座間味島に渡ったり島内観光したりネーネーズのライヴに行ったり、そしてもちろん「じんじん」にも行った。 2005年3月の 6回目の沖縄 は、那覇市内にある温泉「りっかりっか湯」を堪能したり「ゆいレール」に乗り倒したりしつつ、もちろん「じんじん」。 2006年2月の 7回目の沖縄 は、座間味ホエールウォッチング協会に予約してザトウクジラに癒され、もちろん「じんじん」。 2007年2月の 8回目の沖縄 では、その後の那覇行きではいつも飲み歩き歌い歩きの友となった、琉球大学の河野先生と待ち合わせしたのも「じんじん」。 2008年2月の 9回目の沖縄 は、座間味島だけでなくその後に色々な「島」を訪ねる先駆けとなった、石垣島、そして波照間島(人の住む最南端)でも泊まったが、初日と最終日は必ず「じんじん」。 2009年2月の 10回目の沖縄 は久しぶりに学生3人と行き、島内観光バス、座間味島ホエールウォッチング、伊計島ビーチ、ネーネーズのライヴ、美ら海水族館、首里城、とほぼフルコースを堪能しつつ、初日と最終日はまた「じんじん」。 2009年9月には、隣の1105研究室の佐藤先生から こんな写真メイル が届いた。僕が絶賛する「じんじん」にハネムーンで寄った・・・という嬉しい話である。 ちなみに奥さんはSUACの1期生、 僕の研究室ページ には何度となく登場 ★ ★ ★ した、小島瞳ちゃんである。 2010年2月の 11回目の沖縄 では石垣島に渡って2泊して、そこから西表島・由布島・竹富島に行ったものの、最終日は「じんじん」に行くために那覇で1泊。 2011年3月の 12回目の沖縄 は学生3人と行き、レンタカーで島内観光、ネーネーズのライヴ、座間味島ホエールウォッチング、伊計島ビーチ、体験工房「むら咲むら」、とほぼフルコースを堪能しつつ、最終日はまた「じんじん」。 2012年2月の 13回目の沖縄 では石垣島から与那国島(最西端)に渡って泊まったが、起点は那覇であり、初日と最終日は「じんじん」。 2012年5月の 14回目の沖縄 は珍しく学会出張での那覇だが、学会懇親会には出ずに両晩とも「じんじん」。 2013年2月の 15回目の沖縄 は学生4人と行き、座間味島ホエールウォッチングを含む、ほぼ同様の盛りだくさんのメニューがあり、僕はまたまた「じんじん」。 2014年2月の 16回目の沖縄 ではまた石垣島に行き、小浜島と黒島を訪れて、「葉から芽」も仕入れてきたが、後半は那覇で2夜連続の「じんじん」。 2015年2月の 17回目の沖縄 では初めての宮古島に渡って2泊して、伊良部島・下地島・池間島・来間島をクリアしてきたが、初日と最終日は那覇で「じんじん」。 2015年11月の 18回目の沖縄 は学会出張だったが、レンタカーで沖縄本島の北部/東部を巡って辺戸岬・屋我地島・古宇利島などをクリアし、無残な辺野古の無念さも確認し、晩は4日連続で「じんじん」。 2016年3月の 19回目の沖縄 は院生2人と行き、ネーネーズのライヴ、座間味島ホエールウォッチング、伊計島ビーチ、体験工房「むら咲むら」など網羅しつつも、僕は「じんじん」に2夜。 2017年2月の 20回目の沖縄 は学生2人と行き、海が荒れて座間味島に渡る船が結構となったのでホエールウォッチングが美ら海水族館になったものの、あとはほぼ網羅して、初日と最終日は「じんじん」。 その翌月、2017年3月の 21回目の沖縄 は学会が宮古島で開催ということで、往路も復路も那覇空港を乗り継ぎで通過しただけで、珍しく「じんじん」無し。 といっても前月に行っていたのでOK。 2018年3月の 22回目の沖縄 は学生2人と行き、この時はホエールウォッチングを含めてまたまたフルコースを堪能しつつ、僕は「じんじん」に2夜。 2019年3月の 23回目の沖縄 は、初めての久米島に渡って2泊したが、初日と最終日は那覇で「じんじん」。 そして今年の2月中旬、学会出張で琉球大学医学部に出かけた 24回目の沖縄 では、4泊のうち3晩は「じんじん」で最高の泡盛を堪能したのだった。
2020年6月1日(月)
もう6月である。 COVID-19の緊急事態宣言は明けたものの、まだまだ全国的に警戒モードは続いたまま、いよいよ前期もあと2ヶ月(後半というよりは中盤)となった。 今日は以下のように、ゼミの富田さんの特訓があった。 ちなみに(リンク切れするが)全70分の記録動画は これ である。
そして、午後さらに「 音楽情報科学 」の 教材動画 65分(7.9GB)を一発撮りして書き出しに30分、YouTubeアップロードに3時間(バックアップ用mp4変換は明日)・・・といういつもの作業で1日が終わった。 「音楽情報科学」の中身は例年よりもかなり充実しているが、まぁ遠隔授業なんてのはそうでなければ成立しないのだろう。 明日には来週末のために「音学シンポジウム発表コンテンツ制作」という予定が入っているが、果たしてどうなるかはまだまだ未定である。
2020年6月2日(火)
朝イチで、昨日までに完成していた サウンドデザイン と 音楽情報科学 の教材ページのHTMLをサーバに上げれば、今日のお仕事のメインはとりあえず完了である。 ネットニュースからは、以下のような「ウォークマンの形をしたモバイルバッテリー」という記事が届き、思わずそのサイトに行って、1個(39.99ドル)の購入手続きでPayPalまで行って最後のクリックの直前、Shippingが50ドル以上になると判明したので、珍しくグググッと堪えて購入を踏み止まった。 コロナで消費が落ち込む・・・というのは、こういう事を言うのだろう。
しかし、購入をグッと踏み止まっただけでは済まなかった。 1時間以上たって忘れていたところに「Come on back and save!」というメイルが届いた。 そこでは「You left some super cool stuff in your cart! Come on back now and use check out code COMEONBACK10 to save 10% on your order!」ということで、10%引きのクーポンコードとともに「購入ページに戻って来て!」と太字の本文に続いて、「Hi Yoichi, you added a sweet New Wave Toys collectible in your shopping cart but didn't take the plunge. Come on back now and use check out code COMEONBACK10 to save 10% on your order!」と、わざわざ購入を取り消してから立ち去ったつもりなのに、「Hi Yoichi,」と名指しで個人情報が筒抜けで残っていた。 なかなか怖い世界なのだ。(^_^;)
2020年6月3日(水)
人間、頭のどこかに問題意識を置いておくと、寝ていてフト解決することがある・・・というのは本当だった。 この日記の「2020年5月26日(火)」のところに書いていた問題点3つのうちの1つが、スッキリと解決してしまった。 昨日はintelでなくPowerPCのMacまで出してきて実験したが同じ状況だったのだが、帰りがけにチラッと眺めていた このページ のやりとり、昨日は読んでもピンと来なかったのに、夜中にフト目が覚めた瞬間に全てを理解して、確認の実験をしていないのに「解決を確信」した。 PropellerのIDEであるbstがPropellerクリップを認識しない、というトラブルは、「Arduinoと同じように扱った」のが原因だったのだ。 つまり、PropellerクリップのUSB端子は、そこからbstがプログラムをEEPROMにアップロードするためのインターフェースではあるものの、Propellerの電源をUSBから取っていないので、別に電源を接続する必要があるのだ。 最近はいつもArduinoをMacに繋いで、その状態で「軽い」(LEDを多数点灯させるような電流消費が無い)システムではUSBからArduinoに供給される電源を使ってきたので、しばらくぶりのPropellerクリップもそのノリで単体を「USBで繋いだだけ」にしていたのが敗因だった。 とりあえずこれで1件は解決である。
そしてゼミZOOMミーティングを前にしてちょっとテンションが上がってきたので、しばらく仕舞っていたままになっていたMyoとMUSEを出してきて、上のように「Max紹介シリーズ」としてMyoとMUSEをライヴで繋ぐ、という 1発撮り動画 (24分、2.9GB)を作ってYouTubeに上げたが、アップロード時間が1時間半ということで、ゼミZOOMの裏でYouTubeアップロードがずっと走ることになった。 いつもツアーで持参しているMacBookAirでなく「お仕事Mac mini」だったので一部は環境が異なってデモれなかったものの、まずまず十分に出来た。
そして、上のようにYouTubeアップロードと並行してゼミZOOMミーティングを行ったが、さすがにメインのMac画面の皆んなの顔はほとんど真っ黒だった(^_^;)。 ただし、それぞれのプロジェクトは順調に進展しており、トップバッターとして持田さんの「就職内定」(^o^)という嬉しいニュースもあった。 ちなみに(リンク切れするが)全53分の記録動画は これ である。 その後は帰宅するまで、以下のような新たなモノをゲットしてみたところで時間切れとなったので、できれば明日に続きを進めたいところである。
2020年6月4日(木)
この週末には「音学シンポジウム」があるので、このところ3週連続で金曜日に行っていたJoyJoyを今週は木曜日、つまり今日に行こうか・・・というテンションで早起きして1106研究室に出てきた。 そして、3人から届いていた「サウンドデザイン」のレポートにコメントして、その後に以下のようなパッチを作ってしまった。 これは昨日のゼミZOOMミーティングの時に高見さんから教えてもらった「pitchshift~」というオブジェクトを使って、10種類のコードにピッチシフト値を設定する4声のハーモナイズを行うもので、ちょっとボコーダーとは違うものの、路線としてはそういう雰囲気を狙ったものなのだ。 そしてscreen recordingして、 このように YouTubeにも上げてしまったが、それでまだ朝8時半である。
そして、昨日の帰り際にゲットした「mbedのスタンドアロンIDE」についての実験を始めた。 ArduinoのIDEはスタンドアロンが王道だが、最近ではオンラインIDEもある・・・というのでちょっとだけ実験したが、実はローカルにIDEとセットで裏で動く巨大なアプリケーションをインストールする必要があって、呼ばなくても立ち上がっているこの正体不明な奴がどうも気持ち悪いので、オンラインIDEは使わないことにした。 ところがmbedについてはまったく真逆で、スタートからARM社のオンラインIDEでしか開発できない・・・という高飛車なスタイルだったのだが、最近はエラーが出て困っていたところなのだった。 そしてmbedのユーザーForumで「スタンドアロンIDEにしたら?」という人がいたので、昨日の夕方、 このページ に行って、とりあえずスタンドアロンIDEをダウンロードしたところまでだった。
しかし、Webのチュートリアルに従ってやってみても、上のように過去のNucleoF401REプログラムは何故か「Active Program」に出来ないし、さらにdefaultのサンプル(blink)2種もエラーとなり、さらにはスタンドアロンIDE自体がハングアップしたり自分でエラーを表示して止まったり・・・と、まったく進めないまま2時間ほど苦闘するだけの時間となった。 その合間にも刻々と「サウンドデザイン」と「音楽情報科学」のレポートが届いてはコメントして、というのを続けているので、どうにもなかなか集中しきれない。 午後にはゼミの富田さんの特訓ZOOMもあり、こんな重いアプリを裏で走らせたくなかったので、今日はここまでとなった。 そして以下のようにゼミの富田さんの特訓ZOOMを進めた。 ちなみに(リンク切れするが)全75分の記録動画は これ である。
2020年6月5日(金)
先週まで毎週金曜日の午後に早退してJoyJoyにてヒトカラを続けてきたが、今週は1日早めて木曜日、つまり昨日にこれを続けてきた。5時間半で61曲、これで4週合計でカブり無しの229曲まで進んだが、ぼちぼちリストが苦しくなってきた。しかし、さすがにこれはベタだから・・・と避けている曲がまだまだあるので、来週はベタ上等でさらにカブり無しヒトカラを続けてみる覚悟である。 そして今日は午前に眼科に行って、いまだ回復しない視力を確認して薬局で処方点眼薬を受け取って研究室に出てくると、 サウンドデザイン と 音楽情報科学 の学生レポートのメイルが30本近く届いていて、いちいちコメントを書いてはWebに上げて学生に「受け取りました」の返信を出していたら、昼休みをまたいで午後までどっぷり潰れてしまった。
明日と明後日の「音学シンポジウム」はヤマハ本社からオンラインになったので、これまで使ったことのないWebEXというのとRemoというのを「事前テスト」として使ってみる必要があるが、実際には週末には大事な教材作りがあるので、「音学シンポジウム」へのアクセスはほとんど絶望なのだった。 とりあえず今日は上のように、WebEXというのをインストールして、待機していてくれたスタッフと話をして、なんとかプレゼンが出来ることだけ確認できたが、Remoの事前テストは明日なのだそうだ。
2020年6月6日(土)
昨日、帰宅途中のマックスバリュのレジの前に並んでいたのは、「ペヤングソース焼きそば」と「不二家ホームパイ」のコラボだという謎のお菓子だったが、今朝は朝イチのコーヒーと共にこれをつまんで、なんとも後味の悪い、今日の前途多難を予感させる不気味なスタートとなった。 残念ながら、これは「ハズレ」だった(;_;)。
そして予定の9時を過ぎたので、「Remoの事前テスト」に出かけてみたが、どうやってもFirefoxではカメラとマイクのブロック(defaultでブラウザがブロックする)を解除できなかったので、仕方なく普段は使わないSafariを使ってみたのが以下の写真の上の方である。 そこでようやく、Remoで待ち構えているスタッフと会話することが出来たのだが、今度は「Share Screen」がどうしても開かないというトラブルに遭遇した。 仕方ないので、このMacBookAirには入れていなかったChromeをまずダウンロードしてインストールして、再びRemoに入ったのが以下の写真の下の方である。
ここでようやく、スクリーンの分配(デスクトップでもアプリでもOK)を確認できた。 まったくこの1ヶ月ほどで、Web会議システムとして「ZOOM」と「Teams」と「WebEX」と「Remo」とを使い、ブラウザも「Firefox」と「Safari」と「Chrome」とを同時に使い倒すことになるとは思ってもいなかった。 ちなみに実際には明日のプレゼン時間帯では、与えられた会議室にずっと待機するのでなく、自動ループする このページ を置いておくだけで、裏でせっせと教材制作をする予定である。
そして午前から一念発起して、上のように サウンドデザイン の 教材動画 9.4GB(78分)を一発撮りして、YouTubeに上げてみるとどうやらアップロードには4-5時間かかると判明した。 そこで「音学シンポジウム」の方に行ってみると、以下のように1日目のポスターが佳境のようだった。 上の画面はWebEXのアプリ画面で、最初に繋いだ時には参加者110人ぐらいだったのが、どうやら昼休みで70人ぐらいに減っていた。 下の画面はChromeで繋いだRemoの状態で、どうやら新しい会議室に入室するとノックの音がするようだが、「会議室には最大6人しか入れない」という仕様の制限のお詫びや、WebEXと一緒に開いているとマイクの音が出ないらしいトラブルなど、裏方の苦労が偲ばれる「修羅場」となっていた。
そしてポスターセッション紹介の全体会議というのを眺めてみると、何のことはない、皆んなPowerPointのスライドショーを5分間という時間に圧縮してやっているのだった。 僕としてはいつものパターンで、ライブでざくっと話してオシマイにしたいので、何の参考にもならなかったが、まぁこれは明日になって考えよう。 そして午後の残り時間には、このところ忙しくてGuitarを弾く時間が作れなかったので、みっちり練習してみた。 なんせ指先の皮とか握力とか、ちょっと怠けるとまったく駄目になってしまう厳しい世界なのだ。
2020年6月8日(月)
昨日は「音学シンポジウム」で無愛想な対応(ポスター会議室には このページ を置いたまま放置1時間半)で乗り切って、あとはひたすら、 音楽情報科学 の「錯覚コメント」を書いていたが、終わらなかった。 そして今日は、朝イチで サウンドデザイン に 補足動画 1.6GB(14分)を一発撮りして、YouTubeに上げることから始まった。 午前中には音楽情報科学研究会の運営委員会がTeamsで行われて、1時間ずっと内職しつつ無言で見守った。
午後イチには上のようにゼミの富田さんのZOOM特訓があった。 ちなみに(リンク切れするが)全73分の記録動画は これ である。 そしてその後に、昨日から続いていた 音楽情報科学 の「錯覚コメント」を全て書き終えた後で、教材動画(公開は明日の火曜日)を撮らなければならない、というヒイヒイの午後となった。 毎日、なかなか充実の日々なのだ。
2020年6月9日(火)
上のような美しい投了図が出現した昨夜に続いて、今日は朝イチ(06:30)に研究室に出てきてまず、 音楽情報科学 と サウンドデザイン の講義ページを更新FTPして、1日が始まった。 昨日になってようやく届いていたのは、 このような ものであり、iPadと間違って一気注文してしまった最新のAmazon FireHD8というタブレット、そして以下のような「基礎演習E」のために的場先生と和田先生が学生に送った「キット」である。 部品を並べて最初に驚いたのは、ケミコンもパスコンも無い・・・という驚くべき風景だった。 まぁ、電気屋でない的場先生と和田先生なので仕方ないのだが、初級の学生向け教材としては、これはちょっと残念なところだ。
的場先生の方は3Vのコイン電池に定電流ダイオードを経てスイッチで3色LEDに繋ぐ・・・というものなので、そこからArduinoやMaxなどに発展することもないStand Aloneであり、あまり見るところはないが、和田先生のキットには、ArduinoシールドにLCDモジュールが載っているという超安易なものを発見して驚いた。 そして何より気になったのが、単3アルカリ電池が4本とその電池ケースが入っていたことである。 僕はいつでも、Arduinoの電源は、(1)USBから給電するか、(2)直接、外部の+5VスイッチングレギュレータからArduinoの+5Vラインに繋ぐ(Arduino上の3端子レギュレータをパスする)か、(3)Arduinoの外部電源入力に「+7V〜+12V」の普通の「ACアダプタ」(トランス+整流平滑だけで消費電流によって電圧が変動する)を接続するか、という三択である。 アルカリ乾電池やリチウム乾電池を使って+6Vの場合には、必ず秋月電子の 低ドロップ3端子レギュレータ を使って(2)のところに繋いできたし、006P電池(+9V)であれば(3)のところに繋いできた。 「和田キット」の、単3を4本で「+6V」というのは、特別な低ドロップ3端子レギュレータを使う場合しか許されない筈であり、Arduino UNOはそういう特殊なものではなかった筈なのだ。
Arduinoのサイト の「Tech Specs」を見ると、やはり「Input Voltage (recommended) 7-12V」・「Input Voltage (limit) 6-20V」とあった。 そしてYAHOO.COMで「arduino uno power voltage 6V limit」と検索してみると、やはり このページ には、「Below 7V may cause the 5V levels on the board to waver, fluctuate, or sag, causing board instability and less accurate analog readings when using analogRead().」とキチンと書かれており、コピペ丸投げしたDEEPL翻訳は「7V 未満では、ボードの 5V レベルがふらついたり、変動したり、たるんだりして、ボードが不安定になったり、 analogRead() を使用しているときに正確なアナログ測定値が得られなくなったりすることがあります」とほぼ正確に翻訳してくれた。 このページ は「Arduinoに電源を供給する4つの方法」というものだが、実際には上に僕が書いた3つの方法のうち、ACアダプタか006P(+9V)を(3)に繋ぐ、というのを二つに分けているだけなので、実質的には僕の方法と一致している。そして このページ にはどこにも、「limit」だとされる「+6V」というタームが存在しておらず、当然ながら外部に繋げるバッテリは006P(+9V)だけであり、「単3を4本」などという方法は一切、言及していない。 これが電気の世界での常識というものである。
Arduinoのサイト の「Documentation」から Arduino UNOの回路図 を見てみると、外部電源入力から+5Vを作り出すために使われているオンボード3端子レギュレータは「NCP1117ST50T3G」であり、再びYAHOO.COMでこのICを調べると DIgiKeyのデータシート によれば「Voltage Dropout (Max) 1.2V @ 800mA」とあり、やはり「低ドロップ」ではなかった。 つまり結論として、「Arduino UNOの外部電源として単3を4本で+6V というのは駄目」(信頼性が大幅に低下し、ノイズに弱くなり、アナログ入力を誤計測したり、誤動作する可能性がある)ということになる。 これは僕の回でキチンと解説しないといけない。 ドロップ電圧が1.2Vの3端子レギュレータに対して、入力電圧として単3を4本で+6Vを与えるということは、接触不良の電圧降下や電池消費による電圧降下がゼロである理想条件(→現実にはさらに低下する)としても、既に3端子レギュレータの出力は4.8Vしかない。 全ての+5V系ディジタル電子回路は、電源電圧として「変動のない+5V」を正しい動作条件として要請しており、その範囲は「±5%」である。 「+5Vから5%」というのは、低い方は「+4.75V」がギリギリの限度ということであり、ここに理想条件で+4.8Vが供給される(簡単にここから低下する)というのは、電気屋の感覚で言えば「論外」の危険な設計なのだ。 ケミコンもパスコンもキットに無くてArduinoオンボードのチップコンデンサだけに頼り、接触不良の邪悪な環境であるブレットボードでこの電源条件というのは、信頼性の「反面教師」的な教材(問題が起きるように仕組んだ)とすら言える。 「電子おもちゃ」ということでとりあえず動けばいい・・・という小学生の自由研究あたりの範囲では許容されるのかもしれないが、デザインの学生がこんな事をしてはイケナイ。 せっかく制作したインスタレーション作品やパフォーマンス作品が、電磁環境の劣悪な環境(照明機器などからのノイズは強烈)であるギャラリーやロビーやホール等では、誤動作・暴走・再起動の山・・・という致命的なトラブルに繋がるのである。
そして、とりあえず和田キットに入っていたArduino(何かが書き込みしてある筈)はファームウェアを上書きせずに残しておいて、1106に1個だけ残っていたArduino UNO(学生に貸し出しするために28個ほど提供した)に、その謎の「LCDモジュールの乗ったシールド」を挿してみると、なんだか部品が当たってちゃんと挿さらない(^_^;)というブサイクなものだった。 調べてみたら、スイッチサイエンスに LCDシールドキット(青) というのがあったので、どうやら、これを学生数だけ組み立てたようだ。 この手のLCDモジュールはもはや標準化されているので、YAHOO.COMで「arduino lcd module」と検索して出てきたサイトから2つをやってみると、上の写真のように、どちらもコピペそのままで簡単に走ってしまった(^_^)。 所要時間はゆっくり進めておよそ10分、これぞオープンソース・ハードウェアの面目躍如というところだ。
写真の上の方は このサイト (Arduino本家) に載っていた上のソースコードを走らせた様子である。#include <LiquidCrystal.h> LiquidCrystal lcd(12, 11, 5, 4, 3, 2); void setup() { lcd.begin(16, 2); lcd.print("hello, world!"); } void loop() { lcd.setCursor(0, 1); lcd.print(millis() / 1000); }写真の下の方は このサイト に載っていた上のソースコードを走らせた様子である。 この2つのArduinoスケッチをまとめたzipは これ である。 いずれもArduinoのピン配置は以下のようになっているので、さらにシールド2階から、「2,3,4,5,11,12」以外の空いているピンに周辺回路を拡張できることになる。#include <LiquidCrystal.h> LiquidCrystal lcd(12, 11, 5, 4, 3, 2); void setup() { lcd.begin(16, 2); lcd.clear(); } void loop() { lcd.print(" Hello world! "); lcd.setCursor(0, 1); lcd.print(" LCD Tutorial "); }ただし、今日はビジュアルサウンド領域の4回生「総合演習II」の企画書提出期限であり、僕のゼミは2人だけだが他の先生のゼミ学生は多数いて、その全ての企画書にコメントを書く・・・というお仕事が控えていたので、この「Arduino+LCD」2階建てシールドでさらに遊ぶのは明日以降になる。 明日はゼミZOOM会議なので、ここまでのところを紹介してみることにしよう。
- LCD RS pin to digital pin 12
- LCD Enable pin to digital pin 11
- LCD D4 pin to digital pin 5
- LCD D5 pin to digital pin 4
- LCD D6 pin to digital pin 3
- LCD D7 pin to digital pin 2
2020年6月10日(水)
遂に「梅雨入り」したこの日、情報室からMACアドレス登録の連絡を受けて、まずは届いたばかりのFireHD8にZOOMを入れて このように セットアップしてみた。 明らかに、前に買ったFire10に比べて高性能になっていて、画像があまり荒くならなかった。
そしてここからゼミZOOM会議となり、欠席の理子ちゃんもメイルで経過報告PDFを送ってくれて、以下のように全員で有意義な情報交換ゼミを進めた。 皆んなそれぞれ、遠隔環境ながら、ちゃんとプロジェクトを進めているのはさすがだ(^_^)。 ちなみに(リンク切れするが)全60分の記録動画は これ である。
2020年6月11日(木)
昨日は午後に早退して、傘をさしながら近所のJoyJoyに行き、これで緊急事態宣言が解除されて5週連続となるヒトカラ5時間半を完走した。 その戦果が これ であり、5列ある□の中で■が歌った日に対応している。 結局、5/15に54曲、5/22に54曲、5/29に60曲、6/4に61曲、そして6/10に60曲、とカブり無し計289曲まで記録を延ばしたところで、この挑戦シリーズを打ち上げた。 そして今日は午前にゼミの梅田さんアポのZOOM作戦会議があった。 ちなみに(リンク切れするが)全25分の記録動画は これ である。そして昨日からぼちぼち、 音楽情報科学 と サウンドデザイン の学生たちからのレポートが舞い込んできたが、3回生からの「Maxパッチ制作について分からない箇所があるので質問します。lcdでの描画で、文字や数字を以下の条件で規則的に配置するにはどうすればいいですか? (1)描画する範囲を指定できる (2)文字の間隔を指定できる (3)描画するのは同じ文字や数字。 サウンドデザインでは三角関数を用いた描画は扱っていましたが、格子状や規則的な配置などは扱っていなかったように思います」というメイルには、「多数の学生のレポートが舞い込んでいますので、すいませんがlcdオブジェクトのヘルプを引いて下さい。いま2回生もヘルプを引いて頑張っています。この質問はいちいち回答するほどのものではありません。3回生なら自力解決できるものです」と返信してシカトすることにした(^_^;)。 午後にはゼミ富田さんのZOOM特訓があるし、さらにデザイン学科会議(Teams)があったりして、あれこれ追われているのである。
2020年6月12日(金)
今日はいつものように朝に眼科に行き、午後イチで、都合で木曜から移動したゼミ富田さんのZOOM特訓をやった。 ちなみに(リンク切れするが)全85分の記録動画は これ である。 さらに朝から続々と届いた サウンドデザイン の学生たちからのレポートに全てコメントしてWebに上げた。 しかし 音楽情報科学 の方は、いつもの「感想レポート」でなくて「Maxパッチの試作」としてみたところ、全員から全て未完成のMaxパッチが届いて、それを全て修正しつつ解説しつつ・・・という膨大な宿題として返ってきた。 そして「基礎演習E」の和田先生の回のArduino特集もあったりして、いよいよキツキツになってきた。2020年6月13日(土)
昨日はまだ暫定ということながら、和田先生の 基礎演習E教材 が公開されて、あまりに堂々と「Arduinoの外部電源入力に単三4本の+6V」が謳われているので、これはちょっとキチンと実験しないと・・・という状況になってきたが、昨日から続いて、今日は 音楽情報科学 の学生パッチの修正に没頭することにした。 昨日は2人分を片付けて帰宅したので、残りは7人分である。 午前中には、添付で送ったパッチが読めないという池田クンのZOOMアポもある。
上のパッチは昨日の夕方にやっていたもので、「透視視」を元にした永井さんのパッチを改良したものである。 ここでは「swatch」を使ってシンプルに作ってみたが、これでも十分に色彩感覚のトレーニングに使えそうだ。
上のパッチも昨日の夕方にやっていたもので、「たるんだリボン」を元にした古谷さんのパッチを改良したものである。 Draw系で数学的に描画するのでなく、移動させる元図形をイラレで作っていたが、透過していていい感じである。 元パッチもきちんと動いていたが、ここはサブパッチでスッキリさせるとともに、それぞれのパーツが移動できるとともに、同類のパーツが一斉に同じように動くことも実装した。
上のパッチは池田クンの「9の中に6が一つ紛れているもの」であり、上が元の馬鹿正直に作られたパッチで、これでも正しく動いてやりたい事は実現できているが、数字を表示する座標はX軸もY軸も等間隔なので、明らかに「数学的に整然と並べる」ことが出来る筈である。 下が改訂したバージョン「1824005_rev.maxpat」であり、サブパッチも何ない、たったこれだけであるものの、元パッチと比較してその美しさは全く違う。 「uzi」とは特殊なオブジェクトで、例えば「uzi 9」とあると、入力のbangに対して、「可能な最高速でbangを9回、出す」。 ただしこの「可能な最高速で」というのがポイントで、「bangを出す」と、そのパッチで「そのbang出力によって影響される全てのことが起きた」後で、すかさず次のbangが出るということで、ここにdelayが入らないのが「最高速」という意味である。 実際の使い方としては左端出力のbangでなく、右端出力の「index」(整数)を使うが、ここはゼロ起点でなく「1から始まる」ことが注意点である。 つまり「uzi 9」は、左端入力のbangがあると、まず最初に右端出力にスタートの「1」を出してからbangを出して、パッチ内でこの出力に関連する全てが行き渡った後で、delayナシに次に右端出力に「2」を出してからbangを出して・・・というように続けて、最後の「9」まで出してストップする。
上のパッチは清水さんの「ヤニーかローレルか」を確認するパッチで、サンプルを再生して「pitchshift~」であれこれ変えれば、まぁ「ヤニー」か「ローレル」に聞こえる??・・・というそのもので、ちょっと僕としてはあまり意外性が感じられなかった。 やっぱりMaxの「pitchshift~」は、ちょっと反則だよなぁ。(^_^;)
上のパッチは富田さんの、間の文字が入れ替わり、正しい言葉を当てる「タイポグリセミア」のゲームを元に、一気に簡易的なゲームとして作ってしまった「1824068_rev.maxpat」である。「metro 800」(0.8秒間隔)でランダムに表示を切り替えて、そこから500msec以内にスペースキーを叩くようにした。タイミング勝負の部分など、あちこち参考になると思うので、教材としてはまずまずだろう。
上のパッチは中路さんの「たるんだリボン」の試作パッチをとりあえず完成まで作ってみたものである。
上のパッチは清水さんの「補色残像」の元パッチを完成させたものである。元画像が「イモムシ???」とギョッとした。「fpic」というオブジェクトは初めてだったが、こういう便利なものも増えていたのか。
上のパッチは広瀬クンの「赤い巻物」の未完成状態そのものである。ここまでjitterでやりかけているのであれば、ここは何も手出しせずに見守っていこう。 そしてここでちょっと、Arduinoに簡単なスケッチを走らせて実験してみたが、新品のアルカリ単三電池4本の電圧は6.57Vもあったために、何か情報が得られるか・・・と思った期待は裏切られた。 やはり、現象を起こすには、ちゃんと電流負荷をスイッチングして揺すってみる必要がありそうである。 そして最後に残した王さんの「risset rhythm」のパッチだが、どうも単一のMIDI音源では実装が難しそうだ・・・という判断に傾いてきた。 漸増するドラムと漸減するドラムが同じテンポ(倍刻み)で変化しつつシェパードトーンのようにmixされるので、おそらく外部に2系列あるいは3系列のMIDI音源を用意して、それぞれを別個にコントロールする必要がありそうだ。
2020年6月14日(日)
今日はとりあえず サウンドデザイン の教材を一発撮りしてYouTubeに上げたいのだが、北京の王さんから「ネットで、risset rhythmのオーディオを解析しましたが、リズムサンプリングを使うだけでは、「無限に速くなっていくビート」の錯覚現象は実現できないかもしれません。「シェパードトーン」も必要があると思いますので、「drum machine」パッチで、「シェパードトーン」の部分を加えました。しかし、risset rhythmの効果もありません。リズムをどう処理すれば無限に加速の錯覚がありますか。どうしたら良いかわからなくて、すごく迷っています。」との切実なメイルが届いていたので、作戦を変更した。
まずは「このパッチは一定のドラムに普通のシェパードトーンを重ねただけなので、まったく関係ありません。risset rhythmでは、「シェパードトーン的に」次第に音量変化する要素が必要だ、という意味です。僕は原理を完全に理解しているのですが、実装の方法をちょっと思いつかないので考えているところです。このテーマは面白いので、メイルでなく、ZOOMでライヴに議論したいです。そして、王さんだけでなく、「音楽情報科学」を受講している学生の中で希望者がいれば一緒にやりたいと思います。そこでまず、「https://nagasm.org/1106/schedule.html」を見てください。今週の中で、[ ◎「音楽情報科学」"risset rhythm" ZOOM特講 候補 ] と書かれている日と時間があります。この中で、王さんが都合の悪いところを教えて下さい。それを開催候補からまず、外します。この開催候補が揃ったら、「音楽情報科学」を受講している学生に一斉連絡で打診します。このZOOMに参加した学生は、今週はレポート免除です。そして、問題点をしっかり解説して、議論して、なんとか実現するための作戦会議をして、あとは各自でまた、頑張ってみたいと思います。」と返信して、 音楽情報科学 の受講学生に「ZOOM特講」の案内を出した。 そして次に向かったのはYAHOO.COMである。 おそらくrisset rhythmのために、簡易なサウンドエディタが欲しくなるという読みである。まずは「mac sound waveform editor」と検索すると、案の定トップに出てきた The 9 Best Free and Cheap Audio Editors for Mac というサイトから、上のフリーのサウンドエディタを全てゲットしてみることにした。 なおYAHOO.COMの検索結果としては他にも、Appleの WavePad Audio Editor とか、本格的っぽい Wave Editor for Mac というものもあった。
- Audacity
- WavePad Audio Editing Software for Mac
- OcenAudio
- PreSonus Studio One Prime
- Avid Pro Tools First
- GarageBand
- Reaper ($60)
- Adobe Audition (Subscription from $20.99/month)
- Fission ($35)
上は Audacity というエディタであり、シンプルで十分な感じもするが、英語環境にしている僕のMacでダウンロードしたのに勝手に表示が(サブメニューとかアラートまで)日本語化されているのがとっても気持ち悪い(^_^;)。 これは使うとしても後回し候補である。
上は WavePad Audio Editing Software for Mac というエディタであり、最初に日本語にするか英語にするか(もちろん英語)を聞いてきたのは良かったが、いったん終了するともうさっそく「半額にするので購入してね」が出てきて閉口した。 これも使うとしても後回し候補である。
するとここで、次の OcenAudio のダウンロードに「あと1時間」というのが出てきた。 というのも、午前から昼休みをまたいで サウンドデザイン の 6回目の教材動画 9.6GB(80分)を一発撮りして、YouTubeに上げていてるためで、こちらも「残り3時間」とある。 つまり、今日はここまでということである。
2020年6月15日(月)
昨日はその後、「基礎演習E」の担当回のHTML原稿を書いていたら OcenAudio のダウンロードが無事に終わって、以下のようなものが出てきた。 なかなかファンキーなアイコンだが、これも十分に使えそうな印象である。 そして、その次の PreSonus Studio One Prime に行ってみると、どこにもFreeのダウンロードリンクが見当たらず、さらにそこかしこに「Buy Now」のボタンがありまくりだったので(^_^;)、当面パスしたのだった。
前日に夜更かしをしたのでタップリ寝て出てきた今朝は、さっそく次の Avid Pro Tools First に行ってみると、これはなんと天下のProToolsだったが、以下のように価格帯で3つのボタンがあり、無料で体験するFreeというのがあった。 ただし、ダウンロードのサイズが2.5GB以上で、ダウンロードに「あと1時間30分」というのが出てきた。 別途にiLokのライセンスまで作ることになった(忘れないようにここで「パスワードは"ProTools2020"」と書いておこう)が、午前には田口さんのZOOM相談があり、午後には富田さんのZOOM特講があるので、その邪魔になりそうな勢いである。
午前のゼミの田口さんアポのZOOM作戦会議では、実験してみて「miraは使えない」ことが判明したので、3回生後期に制作した作品の木製枠組みを活用する可能性の検討に入った。 ちなみに(リンク切れするが)全68分の記録動画は これ である。 そしてようやくProToolsのダウンロードが終わったものの、田口さんの工房使用申請の手続きなどを調べていて何も手出しできず、午後にはゼミの富田さんアポのZOOM特講(これで最終回)があった。 ちなみに(リンク切れするが)全72分の記録動画は これ である。 そしてその後はとりあえずProToolsを放っておいて、いよいよ来週に迫ってきた「基礎演習E」の教材作りの検討に没頭した。 ここはある意味で、この前期の勝負どころなのだ。
2020年6月16日(火)
予告では「毎週火曜日に公開(レポート締め切りは金曜日)」としてきた サウンドデザイン と 音楽情報科学 の講義ページを、今週についてはちょっと異例で昨日のうちに公開してしまったので、今日の予定は「15時 不在予定」だけである。 つまり今週のJoyJoyヒトカラは今日だ(*^o^*)・・・というテンションで、「遠足の当日」「運動会の当日」現象で朝4時前には起床して、研究室に朝5時台に出てきてしまった。 基礎演習E の教材は今週末の土日に最終追い込みの予定なので、今日は木曜日の「ZOOM特講」の下調べである。 「ZOOM特講」の参加希望者は次第に増えてきて現在5人、いい感じなのでこちらも気合いが入る。
The 9 Best Free and Cheap Audio Editors for Mac からゲットするためにチェックしたサウンドエディタはここまで5種(1つは「買ってね」攻撃のためパス)、ただし上のようにあまりにProToolsのサイズが突出しているので、当面これを解凍/インストールするのは待って放置して、次に進むことにした。 しかし6番目はなんと GarageBand だった(^_^;)。 これはお仕事Mac miniにもちょっと古いバージョンが入っているが、機能的に今回は使えない(サウンドファイルの保存の際に余計な部分が加わる)と知っているので、これまたパスである。 するとその後の7番目のReaper は$60、8番目の Adobe Audition は「Subscription from $20.99/month」、9番目の Fission は$35、と全て有料なのでこれまたパス、ということで、ここまでで「サイズが小さくてFree」という候補は Audacity と WavePad Audio Editing Software for Mac と OcenAudio の3つということになった。 あと2つの候補だったのは、 WavePad Audio Editor と Wave Editor for Mac である。
このうちApp Storeで上のようにFree版をダウンロードした(アップグレードは99.99ドル) WavePad Audio Editor は、実はすでにインストールしていた WavePad Audio Editing Software for Mac と同じものだった。 ただしサイズが前者は12.9MB、後者は7.9MBとちょっと謎である。
そして最後の Wave Editor for Mac をダウンロードしてみると、サイズはそこそこだったが、「15日間のトライアルはFree」というのが出てきた。 その後は有料になるとしても、このサイズのままだとするとどうなっているのだろう(^_^;)。
これらのエディタのどれを使おうか・・・というテストのために、ここでMax8を立ち上げて、上のようなShepard Toneを生成するパッチをササッと作ってみた。 「徐々にピッチが上がっていく」という漸増特性はリニアでは駄目で指数関数を使うのだが、ここで利用したのが「mtof」オブジェクトの入力は整数だけでなく浮動小数点数がOKだ、という「フォルマント兄弟」の知見である。 つまりMIDIノートナンバの世界であればここは単純に「line」オブジェクトでリニアに増加させていけばいいわけで、指数変換は「セント(MIDI)→周波数(ピッチ)」という「mtof」が勝手に綺麗に数値を補間してくれるのだ。 「cycle~」ではちょっと響きが淋しいので「phase~」を使い、さらに左チャンネルは単純に漸増していくのに対して、右チャンネルではパーシャルのスタート時間を5秒ごとにわずかにズラしているので、長時間にわたって「完全に同一でない」Shepard Toneという、以下のような15MBほどのサウンドファイルが出来た。 これを素材として、「ループサウンド」に編集する(フェイドインとフェイドアウトをかけて、真ん中に切れ目を入れてから移動させて、クロスフェードして、両端がこの切れ目になるような波形を書き出す)というサウンドエディタが欲しいのである。
そして、再びそれぞれのサウンドエディタを起動しては実験してみて、結局、 Audacity が「後で有料」というoptionもなく、さらにPreferencesで日本語から無事に英語に戻せたことで、ほぼやりたい事が出来る、と判明した。 調べてみるとけっこうフリーのサウンドエディタとして有名らしく(Windows/Mac/Linuxのマルチプラットフォームというのもポイント)、YAHOO JAPANに日本語のマニュアル的サイトもたくさんあったので、これを使うことにした。 カーソル位置で波形をサッと分割できればいいのだが、それが出来ない(Command+Bでマークを付けて、マークの前後をファイルでマルチに書き出す)という仕様には、慣れていくしかないことになる。
そして午後は、早退までの残り時間いっぱい、 基礎演習E で提示する資料のために研究室ページを過去からなぞる・・・という作業に没頭して終わった。 まだまだやる事は多くて、なかなかに充実の日々である。
2020年6月17日(水)
昨日は5.5時間で49曲を完走して元気を充電した。 そして今日の午前には以下のようにゼミZOOMミーティングがあった。 皆んなそれぞれのプロジェクトを進めているのは心強い。 ちなみに(リンク切れするが)全42分の記録動画は これ である。
午後には、昨日から続けている 基礎演習E で提示する資料のための作業を続けた。 具体的には、たとえば 「あらえっさっさ」の日記 のHTMLを複製して改訂した 学生が頑張っている写真 のページを作ったりしつつ、「これぞハンダ付けの成果」という膨大な写真の記録をSUACでの20年間から発掘してズラリと並べる、という作業である。 ずっと頑張ったものの、2017年10月までしか出来なかったので、さらに明日にこれが続く。
さらに途中で、 サウンドデザイン の学生レポートに関連して、僕が"Coin's Journey"を作曲した2004年のパリの記録から発掘して、 こんなページ をわざわざ作った上でコメントを書いたりした。 過去に膨大な資料があるのだから、このように発掘して整理することも重要なのだ。2020年6月18日(木)
一昨日から足掛け3日目になる作業がようやく終わり、午前中に 基礎演習E の講義ページに追加するコンテンツとともにこの部分だけ切り出した、 確実な動作を目指すなら「ハンダ付け」を身に付けよう というページをアップすることが出来た。 研究室ページの20年間の項目をとりあえず全てチェックした、というのはなかなかの手応えである。 そして予告通りに、 音楽情報科学 の「ZOOM特講」というのを以下のように行った。 メインテーマは「risset rhythmの秘密を探る」であるが、最後に皆んなに「遠隔授業で困っていること」をヒアリング出来たのも大きかった。 ちなみに(リンク切れするが)全70分の記録動画は これ である。 ちょうど午後には学生委員会があるので、ここで皆んなが教えてくれた「不満点」をばっちり報告することにしよう。
2020年6月20日(土)
昨日の金曜日は午前に眼科通院(ほとんど進展ナシ(;_;))、そして多数の サウンドデザイン 受講学生からのレポートメイルにいちいちコメントを書いてアップしているうちに午後になり、さらに 音楽情報科学 のレポートメイルの対応やZOOM特講の整理をして、学生委員会に出て、引き続き「基礎演習E」の講義ページを作っていたら終わった。
そして今日はまず、 音楽情報科学 のページを「今週も教材動画はナシ」として完成させて、次に昼から サウンドデザイン の教材動画(40分)を一発撮りしてみると、YouTubeへのアップロード時間が「2時間半」と表示されて、ようやく1週間まったく触れることが出来なかったギターを愛でることが出来た。 これであとは明日と明後日の2日間で、残された「基礎演習E」の講義ページに全力投球という体制である。2020年6月23日(火)
一昨日の日曜日には サウンドデザイン の講義ページも完成して早めに公開し、そこから 基礎演習E の講義ページの制作を進めて1本目の教材動画(55分)を一発撮りしてYouTubeに上げ、さらに昨日の月曜日と、ほぼマルマル2日を費やして、ようやく 基礎演習E の講義ページが完成した。 音楽情報科学 の方のRisset Rhythmの宿題はまだ手付かずだが、夜中に目覚めた時とか、極端には夢の中で考え込んでいたりするので、もう少しで何か光明が見えてくるような予感もある。 今日は朝から 基礎演習E の2つ目の教材動画(78分)を一発撮りして、YouTubeに上げたら、もうオシマイである。 こうなれば午後はまたまた早退してJoyJoyへ(*^o^*)・・・という計画だった。 が、どうも朝から「眼」に違和感があり、昼あたりになってなんだか痛くなってきたので、急遽予定変更して、「早退→ヒトカラ」が「早退→眼科」となった(;_;)。 電話したものの予約ナシの飛び込みなので、だいぶ待つことを覚悟しないといけないようだ。2020年6月24日(水)
もうゼミZOOMの日である。 昨日はヒトカラを諦めてまで眼科に行ったが、正解だった。 突然に眼が痛くなった理由は、保護用のソフトコンタクトレンズが無くなっていたためだった。 過去にも保護用のソフトコンタクトレンズが外れてしまって眼科に行ったことがあったが、今回は「気付かずに取れていた」というもので、早めにクルマで眼科に行ってドアの前の椅子で1時間ほど待った甲斐があって午後診察の1番目であり、予約していなかったので待たされたものの30分ちょっとで原因が判明し、しばらく外れていたためにやや傷が大きくなっていたものの、再びソフトコンタクトレンズをつけてもらって帰宅する頃には嘘のように痛みが取れていた。 そこでJoyJoyに電話予約して、結局、昨夜は当初予定通りにヒトカラ5時間51曲、と無事にルーティンをこなしたのだった。
今朝は研究室に出てくると、懸案だったrisset rhythmにちょっとだけ浮かんだアイデアを実験してみて、まだまだであるものの、上のようにちょっとそれっぽい感じになった。 この日記HTMLを書いているところで気付いたが、ちょっとしたバグがあったので、さらに改訂する必要があるものの、さっそくこれは、ゼミZOOMで皆んなに提供してみよう。
そして理子ちゃんと馬ブンさんは欠席だったものの、上のようにゼミZOOMミーティングではお互いの進捗報告などを進めた。 遠隔という苦しい環境でも、皆んな頑張ってそれぞれのプロジェクトを進めていて、とても心強い日々なのだ。 ちなみに(リンク切れするが)全43分の記録動画は これ である。
ところがこの動画をアップしてYouTube内の処理が終わった頃に、YouTubeから「動画が YouTube から削除されました」というタイトルのメイルが届いた。 「お客様もご承知のことと存じますが、コミュニティ ガイドラインでは YouTube で許可されているコンテンツと、許可されていないコンテンツをご確認いただけます。 お客様の動画 meeting20200624 は、審査対象として報告されました。 審査した結果、この動画はガイドラインに違反していると判断し、YouTube から削除しました。この度の措置にご満足いただけない点があることは重々承知しておりますが、YouTube をすべてのユーザーにとって安全な場所にするために必要な措置として、ルールに違反しているコンテンツは削除されます。今回の判断について、YouTube 側に誤りがあると思われる場合は、再審査請求を行うことができます。」とのことである。 前回のZOOMゼミmeeting動画の削除は、絵本のデザインに関して富田さんが市販の絵本の表紙とか中のページをZOOM画面共有機能でゼミメンバーに紹介したところがひっかかった・・・と判断していたが、今日のZOOMゼミmeetingではそのような著作物は何も思い当たらない。 仕方ないので「削除の理由が不明なのでご教示ください」という「異議申し立て」メイルを出してみたが、まぁたいていはシカトされるので、ここは様子見である。
・・・と書いたあとで、ちょっと事務仕事をしているとYouTubeから「動画の異議申し立てに関わる決定」というタイトルのメイルが届いて、「Yoichi Nagashima 様 動画の異議申し立てを YouTube にお送りいただきありがとうございます。 さらに詳しく調査した結果、お客様の動画を復旧いたしました。」とのことだった(*^o^*)。 なるほど、動画の削除はおそらく自動でやっていて、例えば永田さんが制作しているゲームの画面とか、古谷さんが紹介したゲーム試作の画面とか、何かが自動判別のルールにひっかかったのだろうが、このレスポンス(ものの数分で復旧してくれた!!)は、僕の「異議申し立て」メイルをYouTubeの「中の人」が読んで、その内容からサッと判断したのだろうが、この素早さは流石である。 これが現在の世界中のリモート文化を支えてくれているのだ。(^_^)
2020年6月28日(日)
もう日曜日である。 木曜日も金曜日も土曜日も、とりたてて何をしたという記憶もないまま、ひたすら サウンドデザイン と 音楽情報科学 と 基礎演習E の教材作りと、学生レポートに対するコメントやMaxパッチの改訂などに文字通り「忙殺」されて過ぎ去っていた。
そして今日は、 サウンドデザイン の教材動画(51分、5.8GB)を一発撮りしてYouTubeに上げたらもう終わり(アップロード所要2時間40分)である。 明日には 音楽情報科学 の教材を考えたいが、まだRisset Rhythmの宿題に手が届かない。2020年6月30日(火)
日々の疲れが溜まってきた感じがして、日曜日は早めに帰宅してタップリ睡眠、そして昨日の月曜には朝6時半には研究室に出てきて、気合いで 音楽情報科学 の教材動画を一発撮りしてYouTubeに上げた。 そして午後には、アポが入っていたゼミの田口さんを迎える予定だったのだが、その直前の午前中に、SUAC出入りの業者から納品があった。 今期は出張がほぼ全滅ということで、サンコーレアモノショップでいくつか購入したものの最後が入荷したのである。 それは下のような「薄型ディスプレイ」というやつで、どうせサンコーなので外れでもOK、という覚悟だった。
しかしこれが素晴らしいヒットとなった。 ちょうど田口さんが制作しようとしていた「窓型のインスタレーション」に、まさにピッタリだったのだ。 業者の納品が1日でも遅かったら、一緒に見に行ったマルチメディア室に置いてある、田口さんの前作品で使った大型モニタの入った箱を改造する計画だったのだが、これは重くていろいろと大変ではないか・・・と危惧していたのだが、このサンコーのディスプレイであれば制作も容易なのだ。 そして、今回は2台を購入していたのだが、何か作品に応用できそうな気がしたので、業者に電話して「あと2台」を発注した。
想定外に速攻で田口さんに一式を渡してアポが終了してしまったので、そのノリで、1日前に サウンドデザイン と 音楽情報科学 の教材を公開してしまい、当初は今日、火曜日の予定だった「早退→JoyJoy」を1日繰り上げて15時に早退して、昨日は結局、5時間半のヒトカラで57曲を絶唱してきたのだった。 今日はネットで「HDMIスプリッタ」を調べて業者に発注して、「4画面インスタ」の体制が整った。 これでどうなるかは、まだ白紙だが、明日のゼミZOOMミーティングで皆んなに意見をもらう予定である。
そして、ようやくRisset Rhythmの実験をする時間が作れたので、やってみた。 スタートラインは上のようにシンプルなMIDIドラムのパッチであるが、ポイントは強弱をつけてゴーストノートをたくさん散りばめたところである。 これをseqオブジェクトでレコーディングして45秒ほどのmidiファイルを書き出して、それをQuickTime Player7で読み込んで、適当に11回ほどのループが入るようにトリミングして「11times.aif」というaiffに書き出して、次に以下のようなMSPベースのパッチで読み込むことにした。
このパッチはまず、「11times.aif」をバッファメモリに読み込んで、まったく同一のサブパッチ「part_sub」を13秒ごとに順に叩くという無限ループになっている。 サブパッチ「part_sub」内では、バッファメモリの読み出しに「groove~」を使うことで、「一定のペースで加速する」という難題を片付けることにした。 つまり、シェパードトーンで「一定の速度でピッチが上昇する」ことを実装するために、「mtof」にlineオブジェクトで線形増加関数を与えたように、「expr pow(2.,$f1/12)」という指数変換式を呼び出すためのlineオブジェクトに「-6., 12. 39000」を与えることで、「6半音下」→「ピッタリ」→「オクターブ上」までに相当するgroove~の相対ピッチ(相対再生速度)を39秒間かけて線形に生成しているのである。
この出力に乗算する「*~」には、「ゼロ→1」までを13秒間(6半音下→ピッタリ)、次に1のままで13秒間(ピッタリ→6半音上)、最後に「1→ゼロ」までを13秒間(6半音上→オクターブ上)という等脚台形エンベロープが生成される。 これが3ブロックあって、次々に13秒ごとに起動する(「ピッタリ→6半音上」という区間だけが最大音量で、それ以前とそれ以後は線形でクロスフェードする)、というシンプルなものである。
そして、結果として得られたサウンドを「sfrecord~」で適当な時間(52秒ほど)のaiffファイルに書き出して、All2MP3でmp3化したものが こんなサウンド である。 どうだろうか。 これまでの中では一番、「加速し続ける」感じがしないでもないと思うのだが。 とりあえずこれを 音楽情報科学 の教材に追記して、学生の反応を待つことにした。 まぁ、宿題が一つ、終わったので、今日はここまでである。
2020年7月1日(水)
激動の2020年も折り返しの7月1日である。 今日は午前にゼミZOOM会議だ・・・というテンションで早起きして研究室に出てきたが、中国では長引く豪雨で三峡ダムが洪水のピンチだ、という以下のニュース写真とともに、こんな動画が流れてきた ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ が、その人民の逞しさには脱帽である。
そして、以下のようにゼミZOOM会議があった。 メンバーそれぞれのプロジェクトがほぼ順調に進展しているのは力強いところである。 梅田さんのプロジェクトは一部、作戦変更が必要となってきたが、これも後期の卒制に繋がるように頑張っていくための「助走」としたい。
ちなみに(リンク切れするが)全58分の記録動画は これ である。 午後には、今年の学会発表に関して検討を開始した。 ほぼ全ての学会/研究会がオンラインとなっていて、出張好きの僕としてはまったくソソラレないのだが、何も発表しないというのも寂しいので、「音楽情報科学研究会・夏のシンポジウム」・「エンタテインメントコンピューティング2020」・「日本音楽即興学会大会」という、案内の届いている3件についての検討である。 このうち「日本音楽即興学会大会」だけは、一応まだ「神戸大学かオンライン」となっている。 あと、「紙」がなくなったので投稿を止めていたSUAC紀要が、今年は20周年ということで冊子になるとのことで、これを含めて4件が現在の候補なのだ。
そして、まずは明後日が発表申し込み期限だという「エンタテインメントコンピューティング2020」について、テーマが「オンライン時代のエンタテインメント」だということで、とりあえず上のように申し込みを完了した。 あとは中身はこれから考えていく・・・というのは、いつもの通りである。発表タイトル オンライン会議ツールは楽しくないのか? Aren't online conferencing tools fun? アブストラクト COVID-19のために失われた機会を補うべく、それまで忌避していたオンライン会議ツールを初めて使うことになった5ヶ月の体験から、筆者が触れた 4種類のオンライン会議ツールについて、「楽しいのか?」という視点で検討した。全体としてまとめてみると、「どうしてZOOMは楽しいのに、Teamsと WebEXとRemoはそれほど楽しくないのか」という考察となった。 分野(複数回答可、3個程度) コミュニケーション 体験 オンライン/リモート
そして久しぶりにギターを愛でていたら、上のような「仮チラシ」とともに、神戸大学という一縷の望みが消えて、やはり「日本音楽即興学会大会」もオンラインだ、というメイルが届いた。 ブルータス、お前もか、という事である。 こうなると、ここでのネタは「コロナと共存する即興」とかいう感じになるのだろうか。 こちらは月末まで応募期限があるので、ちょっと考えてみることにした。
2020年7月2日(木)
今週の サウンドデザイン の教材は全3週の「Maxでグラフィック」の1週目ということで、さりげに誘導したために学生の感想レポートの多くはその前週のお互いの課題に対する感想シリーズとなったが、皆んな真面目によくチェックしていて、熱いレポートがどんどん届くというのは嬉しい限りである。 ここにはまったく詳しく書けない某お仕事に関して、事務局入試室の人との詳しく書けないミーティングも無事に終わって、今日はぽちぽち届く学生レポートにコメントしてはWeb上げつつ、Chromeを開いてAbemaTVの王位戦を眺める日となった。
この日記のpart4を読み返してみると「ZOOMのバージョンチェック法」というのも書いていたが、調べてみると既に最新ではなくなっていた(^_^;)ので、慌てて上のように最新バージョンにアップデートした。 さすがに古いバージョンのオンラインミーティングツールというのは、ちょっと怖い「道具」である。
その後、ようやくRisset Rhythmについてちょっと調べ始めたところ、色々な情報が一気に入手できた。 例えば、 このサイト には、このところいつも聞いているRisset Rhythmのあのサウンドを生成したという、以下のようなSuperColliderプログラムが載っていた。
こうなれば、えらく久しぶりだが、SuperColliderをまたやってみる価値がある。 また、 Jean-Claude_RissetのWikipedia からは、 こんなページ にある、どうやらその素材となったらしい11個のmp3サウンドファイルをゲットした。 さらに このサイト からは、ICMC2011で発表したらしい こんな論文 までゲットできた。 そこで「お仕事Mac mini」に入っているSuperColliderのバージョンを調べると3.6.3だったが、 ダウンロードサイト ではなんと3.11.0だというのでダウンロードを開始したが、なんとも細いgithub、「残り17時間」などと表示された(^_^;)。b = Buffer.read(s,"sounds/break2.snd"); // Provide a simple breakbeat loop ( var ampTable = Signal.hanningWindow(1024,100).squared; var ampBuf = Buffer.loadCollection(s, ampTable); SynthDef("accelerando_inf1", { arg out=0,bufnum=0; var pos, posses, pitches, amps, sons; // "pos" is a kind of master pitch control, linear varying between one and zero pos = Phasor.ar(1, 0.007 / SampleRate.ir, 0, 1); posses = (pos + ((0..4)/5)).wrap(0.0, 1.0); // Evenly spaced circularly within 0 to 1 pitches = (0.2 * 2.0.pow(posses * 5)); amps = BufRd.kr(1, ampBuf.bufnum, posses * BufFrames.ir(ampBuf.bufnum)); sons = (PlayBuf.ar(1, bufnum, pitches.poll(100), loop:1) * amps * 10); Out.ar(out, Pan2.ar(sons.mean.softclip) ) }).play(s,[\out, 0, \bufnum, b.bufnum]); )
そこで「お仕事Mac mini」のdownloadフォルダを見ると、解凍/インストールしていない「SuperCollider-3.9.3-macOS.zip」というのがあったのでまずはこれをインストールしてみた。 ところが、既にかつての SuperCollider日記 というのは約10年前と完全に忘却の彼方で、上にあるRissetのSuperColliderプログラムを試しに鳴らす方法がまったくわからなかった。 これは久しぶりに「思い出し大会」である。 YAHOO.JAPANで検索したら 東京藝大のテキスト が出てきたので、ようやく「command+B」でサーバを起動して、カーソルを合わせて「command+return」でサウンドを鳴らして、「s.freeAll;」で音を止めることが出来た。 ただし、上のSuperColliderプログラムは、"sounds/break2.snd"が無いのでダメ、というのも判明した。 せっかく勉強した過去のpart1からpart7までの SuperCollider日記 が陳腐化で使えなくなる事も無く、現在でもしっかり現役だった、というのは朗報である。
その後、サンコーレアモノショップから追加で購入したディスプレイが上のように届いたが、なかなかうまく点灯せずにやや難儀した。 結論としては、かなり安価な「HDMIスプリッタ」(分配器)に付属していたUSB電源ケーブルが、あまりに細くて容量不足で誤動作していたようで、このケーブルを捨てて他のものに取り替えると、無事に3台の同時点灯を確認できた。 もう1台はゼミの田口さんに貸し出し中なので、4台が並ぶのは、まだ先のことになる。
夕方には、来年4月からSUACの全てのコンピュータ環境が新しくなることに関する打ち合わせで業者が研究室にやってきて、業者のまた業者がZOOMで参加したりしていたが、マルチメディア室に関する相談だったのでそこそこアッサリと終了した。 そしてAbemaTVを見てみると、上のように中年の星にとってはなんとも辛い状況になっていた。
2020年7月4日(土)
昨日の金曜日は、 サウンドデザイン のレポート締切日、また 音楽情報科学 のレポート締切日であり、さらに 基礎演習E の「制作シリーズ」初日ということで、学生から届く多数のメイルを受けてはコメントを追記してWeb教材に上げて「受け取りました」返信をして・・・というのを延々と繰り返しているうちに終わった。
そして今日、土曜日には、ゼミの梅田さんと上のようにZOOMアポのミーティングで、「総合演習II」のプロジェクトに関する若干の軌道修正の作戦会議を行って、およその方向性が見えてきた。 ちなみに(リンク切れするが)全24分の記録動画は これ である。 そして、それ以外の時間はとりあえず来週公開の教材作りを棚上げして、何かを見出したような気がする(夜中にフト目覚めても、さらには夢の中でも、Maxプログラミングを考えている(^_^;))幻想を追いかけて、懸案のRisset Rhythmの実験を進める・・・という幸せな週末となった。
2020年7月6日(月)
土曜日は結局、Risset Rhythmの実験をある程度進めたところで方針転換して、またまたJoyJoyを予約してヒトカラ5時間半、最初から飛ばすというタスクをクリアして56曲を完走した。 そして昨日の日曜日は午前から サウンドデザイン の教材動画を一発撮りしてWebに上げて、残りの時間を費やしてRisset Rhythmの実験を続けて、どうやらこれで・・・というイメージを掴んだところで帰宅した。 そして今日は朝からずっとサクサクと作業を進めて、なんと 「Risset Rhythm」への道 というページを、とりあえずのところまで一気に完成させてしまった。 サウンドサンプルは充実しているし、パッチも全て公開しているし、解説も丁寧に詳述して、久しぶりに充実の時間となった。 そして水曜日のゼミZOOMでお知らせするより前に、まずは北京の王さんにメイルしてこのページを知らせておいた。 このネタは温故知新ではあるものの、まだ何かやれそうな気がするので、これを音楽情報科学研究会の夏シンポで発表する方向を検討してみよう。そして、DEEPL翻訳の助けも借りて、今週末が発表申し込み期限だという「音楽情報科学研究会・夏のシンポジウム」について、とりあえず上のように申し込みを完了した。 あとは中身はこれから考えていく・・・というのは、いつもの通りである。発表タイトル Jean-Claude Risset 温故知新 Learning from the past : Jean-Claude Risset アブストラクト ピッチに関する有名な錯聴の「Shepard Tone」を、Jean-Claude Rissetがリズムに拡張した錯聴が「Risset Rhythm」であり、いずれも 音楽情報科学する者であれば教養として知っていたい古典的な話題である。メディアデザイン教育において「錯覚」をテーマで取り上げると、 必ずと言っていいほど「Shepard Tone」は登場するものの、「Risset Rhythm」については本人監修?のデモサウンドYouTubeを鑑賞する程度で 過ぎ去ってしまうことも多い。本稿では、「錯覚」を鑑賞の対象として再生するだけでなく、インタラクティブな錯覚体験を指向するメディアデザイン 教育に関連して、COVID-19のために遠隔教育体制となった2020年前期にあらためて「Risset Rhythm」を温故知新として取り上げた事例を 紹介するとともに、音楽における「Risset Rhythm」の新たな可能性について検討してみたい。 The "Shepard Tone" is the famous illusion of hearing about pitch. The "Risset Rhythm" is an illusion that Jean-Claude Risset has extended the idea to rhythm, and both are classic topics that any information scientist should be familiar with. Whenever the theme of illusion is taken up in media design education, it is almost always the case that "Shepard Tone" appears, not appears about "Risset Rhythm". I will not only aim the illusion as an object of appreciation, but also provide an interactive illusionary experience. In this paper, I will report about media design education in SUAC with a distance education system against COVID-19, with taking up "Risset Rhythm". I also will discuss and examine the new possibilities of "Risset Rhythm" in music.2020年7月7日(火)
今日は サウンドデザイン と 音楽情報科学 の教材公開日ということで、まず朝イチで、既に完成していた サウンドデザイン の教材をWebにFTPした。 音楽情報科学 の教材はこの場で考える(教材動画ナシ)、という計画通りに完成してWebにFTPした。 そしてあとは、ちょっと思いついて、 「Risset Rhythm」への道 のページをさらに「第9段階」に発展させるという、楽しい1日となった。 出演者は僕と「同級生」の、マイケルジャクソン(鬼籍入り) と 石川さゆり(同年生まれ1学年上) と 山口百恵 の3人である。 せっかくの音楽がこんな形になるとは思ってもみなかっただろうが、まったく破壊されるわけでもなく、逆に元の音楽の持っている個性が強調されるようで、ちょっと面白い発見だった。 そして夕方の帰りがけにまたフト思い出して、「第10段階」として、「逆Shepard Tone」を実装してサウンドサンプルまで作った上で、最後に「逆Risset Rhythm」の可能性について書いてみた。 ただしまったく攻略の糸口が見えない(^_^;)、完全な「投げ掛け」だけである。2020年7月8日(水)
朝イチで、これまでの 「Risset Rhythm」への道 というページのタイトルを 「Risset Rhythm」 温故知新 と変更した。 というのも、攻略の糸口ではないものの、ちょっと実験してみたいアイデアを思い付いたからである。 そして、午前のゼミZOOMまでの時間に、「第11章」の加筆まで済ませてしまった。
そして、上のようにゼミZOOM会議があった。 ちなみに(リンク切れするが)全54分の記録動画は これ である。 今朝の「めざまし占い」は最下位だったが、夜中に思い付いたアイデアがそれほどでも無かったのがコレか・・・と納得しつつ、それでもゼミの皆んなの頑張りを含めていろいろ順調だということで、午後に早退していつものJoyJoyに向かった。 先週土曜日からインターバルとしてちょっと早いが、明日(午前にはディーラーに行ってクルマの定期点検)の午後には学科会議Teams、明後日の金曜は午前に眼科通院、 サウンドデザイン のレポート対応、そして5限には「基礎E」Teamsがあるので、ここは気合いということで、無事に5.5時間で55曲、今回も最初から飛ばして完走した。
2020年7月11日(土)
木金はあっという間に過ぎ去って、もう週末である。 「基礎演習E」に関しては、来週の月火に3人ほど相談ZOOMの予定が立ち、ゼミの2人のZOOMアポもそれぞれ入っていたので、2日でZOOMアポが5件となった。 そして、このところ他学会とのバッティングで参加できていなかった、日本音楽知覚認知学会の2020秋季大会(もちろんオンライン)の案内が届いたが、ちょうど他とぶつかっていないので、ここは「Risset Rhythmねた」で応募するしかない・・・という状況になってきた。 そして、 サウンドデザイン の教材作りは明日にするとして、ほぼ終日、 「Risset Rhythm」 温故知新 について、実験と試行錯誤と考察に沈潜する、という幸せな1日となった。2020年7月13日(月)
新しい週である。 いつもWebに上げている今週の予定を見ると以下のようになっていて、月火には学生5人のZOOMアポ、そして水曜日はゼミZOOM会議、金曜日には学生の作品制作期間に入って「質疑Teams」などもあるが、ちゃっかり火曜日の夕方には「早退→ヒトカラ」というルーティンも入っている。 昨日の日曜日は、まずは サウンドデザイン の最終回となる教材動画を一発撮りしてYouTubeに上げて(公開は火曜日)、その後は土曜日の午後にある程度までまとまっていた 「Risset Rhythm」 温故知新 に関して、新たな実験を開始して、いい感じに進んだところなので、今週は合間を見つけてさらに進めよう。
2020.07.13(月) ★14:00〜 ゼミ富田ZOOMアポ 2020.07.13(月) ★16:00〜17:00 「基礎E」藤田ZOOMアポ 2020.07.14(火) 「サウンドデザイン」教材公開 10 2020.07.14(火) ★09:30〜10:30 「基礎E」田中ZOOMアポ 2020.07.14(火) ★11:00〜12:00 「基礎E」玉木ZOOMアポ 2020.07.14(火) ★3限 ゼミ田口ZOOMアポ 2020.07.14(火) 15時〜 不在予定 2020.07.15(水) ★10:40(北京09:40)〜 ゼミZOOM会議(^o^) 2020.07.16(木) 実験/論文執筆 2020.07.17(金) 〜10:30 眼科通院不在 2020.07.17(金) 5限 「基礎演習E」質疑Teams 2020.07.18(土) 実験/論文執筆 2020.07.19(日) 実験/論文執筆上の予定の金曜日午前の「眼科通院」とは「角膜上皮剥離性糜爛」であり、まだ治っていない。 発掘してみると、一つ前の Sketching日記(4) ではなくて、なんとその前の Sketching日記(3) の「2020年2月1日(土)」のところに最初の記載があった。 それによれば、発端の罹患は「2020年1月29日(水)」だったということで、今月末でマルマル6ヶ月となる。 この半年、毎週1日、欠かさず通院している医療費が3割負担で1200円/日ほど、そして毎週欠かさず処方箋薬局で点眼薬(計4種類)が処方されているのだが、合計でいくらかかっているのだろう(^_^;)。
その角膜上皮剥離性糜爛の経過であるが、だいぶ「穴ぼこ→溝→2つの離島」と状態は少しづつ改善しているのだが、最後に残った離島(不良上皮)の部分がちょうどジャストで左眼の視野の中心ぴったりなのである。 暗いところでは瞳孔が開くからか、ちょっとは見えてきているのだが、明るいところではいまだ視力が0.2とか0.3である。 かつては主力の左眼として1.2あたりだったのが夢のようである。 半年も実質的に見えていないことで、無意識化に脳内で「左眼の情報は無視する」というような処理が進行しているのではないか・・・というのが当面の危惧なのだ。
そんなところに上のようなニュースも流れてきたが、これに反応する人はとっても少ないのだろうなぁ。 日本の半導体メーカが、かつては世界を牽引してこういうニュースの花形だった・・・と言っても信じてもらえないのがとっても寂しい。 そして午前アポの2回生の相談ZOOM、以下のように午後のゼミ富田さんのZOOM(ちなみにリンク切れするが全63分の記録動画は これ )、さらに夕方アポの2回生の相談ZOOM、と続いて1日が終わったが、その合間に 「Risset Rhythm」 温故知新 もちょっとだけは進めていたのである。
2020年7月15日(水)
昨日は「基礎E」の2回生ZOOMアポが2人、そしてゼミの田口さんZOOMアポ(ちなみにリンク切れするが全48分の記録動画は これ )があって、その後に田口さん作品のArduinoシステムの一部をハンダ付けして、予定通りに「早退→ヒトカラ」(5時間半、しかし41曲と異常に少ないのが謎)とこなして1日が過ぎ去った。 そして今日はゼミの日であるが、さらにゼミの梅田さんに、購入した「パルスオキシメーター」と「GSRバイオフィードバック装置」を貸し出すアポ、さらに追加の「基礎E」の2回生ZOOMアポなども入っていて、ぼちぼち学期末に向けて中身が濃くなってきている。
そしてメンバー全員が集まって、上のようにゼミZOOM会議があった。 ちなみに(リンク切れするが)全44分の記録動画は これ である。 午後には「基礎演習E」の田中さんZOOMアポがあり、課題制作のおよその作戦が立って、来週に工房利用するための申請も済ませた。 そしてその後で、ゼミの田口さん作品に使うための「4つのCdSを付けたArduino」の製作が途中までだったのを再開して、 このように 完成させてしまった。 まだまだ片眼で不自由なのだが、この程度であればなんとか出来るのである。
2020年7月18日(土)
もう週末である。 COVID-19は相変わらず、というよりも「東京だけ除外のGoToキャンペーン」などという状況で、全国的に東京圏に由来する感染が拡大している状況である。 木曜日は学科会議で、金曜日は基礎Eで、いずれも「疲れる」Teamsに閉口しているうちに終わってヘトヘトになった。 ただ、既に来週には2日連続で「基礎E」のZOOM相談アポも入っていて、部品も研究室に届いてズラッと並んでいるのが唯一の救いなのだ。 遠隔というのは疲れるのだ、とだいぶ実感してきて、今朝はなかなか起き上がれずにいて、研究室に出てきたのが10時半になったが、基礎Eに関して新たに相談のメイルが舞い込んでいたので急遽ZOOMで相談して、新たにもう一人、支援する学生が出てきた。 そしてそこから一念発起、まだよく見えない片眼と戦いながら、以下のような「6つのスイッチと6つのLED」というシステムのハードを、 このように 一気に作ってしまった。(^_^)
しかしまだまだ油断大敵、昨日には 「Risset Rhythm」 温故知新 についても「第13章」を加筆したが、これをあと数日で論文にして情報処理学会に送らないといけない(^_^;)。 ということでHTMLも200KBを超えたので、ここを区切りとして、次は → Sketching日記(6) に進むことにしよう。
「日記」シリーズ の記録