Sketching日記(9)

(実際のところは「Max8日記」かも)

長嶋 洋一


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2021年3月26日(金)

タイトルが新しくなっていないまま「Sketching日記」がもうPart9になってしまったが、ここで新しいページとしたのには理由がある。 その起点はどこか・・・と探してみると、 postGainer日記(4) の「2016年02月26日(金)」であり、その直前の「2016年02月24日(水)」には以下のように、なんとちょうど5年前のSUAC設備機器更新で、それまで並んでいたマルチメディア室のMacの写真があった。(^_^;)

そして5年前の3月の春休みに作っていたのが、以下の「VFB-10」だった。 学会発表したのは2016年6月の音楽情報科学研究会で、予稿は これ である。 まるまる5年間、塩漬けしていたのだが、今回のスタートはここが起点となりそうである。 2020年度の学会発表は計12件だったが、早くも2021年度の学会/研究会のCFP(call for paper)がぼちぼち届いていて、早くも4月の上旬に発表申込み締切りが設定しているものが2件(EC研究会、時間学会)、出てきている。 そしてこの「VFB-10」を出してきたのは、「HCI193・EC60合同研究会」(6月1/2日、テーマ「人工現実感,エンタテインメント,メディアエクスペリエンス」)に対応するためなのだ。

午後にはZOOMで「日本時間学会・理事会」に参加しつつ、さらに「VFB-10」の記録を探していったところ、遂に以下のように、 postGainer日記(5) の「2016年04月07日(木)」に、以下のように完成した様子を発見した。 実際には来週になりそうだが、まずはこれを動作させて、自分の身体にこの時の「感じ」を蘇らせるところからスタートしてみよう。

その後、SUACの特別研究に申請していた結果通知が届いて、とりあえず3年計画の2年目も無事に続けられる(減額されたのも想定内)と判明したが、続けてあれこれ調べているうちに判明したのが、上の「HCI193・EC60合同研究会」というのは、なんと「火・水曜日」という事実だった。 オンライン学会としてもこれではとても参加できないので、ここへの発表応募は「幻」となった。 ただし「VFB-10」ネタについては、別な機会での発表にシフトすればいいので、計画通りに来週にやってみよう。

2021年3月29日(月)

後半には4月に入ってしまうという新しい週である。 この週末は、土曜日には産院で「出待ち」をして初孫の顔を見たり、日曜日にはJoyJoyヒトカラ6時間65曲(新曲追加のための練習開始)を完走したり、と充実していた。 そこで朝イチで、ふと思いついた実験をやってみた。 まず、SHARPの赤外線距離センサが付いているArduino Nanoを持ってきて、サンプルから以下のスケッチを書き込んで、シリアルモニタでデータが出力されていることを確認した。
void setup() {
	Serial.begin(9600);
}

void loop() {
	int sensorValue = analogRead(A0);
	Serial.println(sensorValue);
	delay(50);
}
そして次にProcessingを立ち上げて、Referencesから「import processing.serial.*;」をライブラリ追加したスケッチで「printArray(Serial.list());」とするとシリアルの一覧が見えることから、このArduinoが「Serial.list()[5]」であると確認した上で、以下のスケッチによって、刻々とセンサの値をArduinoから受けてProcessingのステータス欄に表示できることを確認した。 これで、とりあえず前期のインタラクション「領域専門演習」の準備の第一段階は完了である。(^_^)
import processing.serial.*;
Serial myPort;

void setup() {
  myPort = new Serial(this, Serial.list()[5], 9600);
}

void draw(){
  if (myPort.available() > 0) {
    String val = myPort.readStringUntil('\n');
    if(val != null){
      print(val);
    }
  }
}
そして先週からの宿題となっていた「VFB-10」をセットして、久しぶりに掌にビリビりの振動を与えてみた。 Max8のパッチは以下のように、リニア振動子の駆動の部分は何もしないで、サウンドの方だけにtapinとtapoutを入れて、「振動子のトリガに対してサウンドを遅らせる」という実験とした。 さすがに100msecとか150msecほどの値にすると、サウンドよりも先行して駆動されるリニア振動子のタイミングが不自然にズレてきて、ディレイタイム=0(バンドパスフィルタの後段のピーク検出[積分]の遅延によっておそらく振動子が遅れている)よりも、ディレイタイム=60msecあたりの方がノリが良好という感じになった。

ただしここで判明したのが、5チャンネルのバンドパスフィルタのうちchannel=3(主としてスネアドラムに反応)のリニア振動子がまったく動いていない(^_^;)という問題だった。 5年前に製作した際には全チャンネルの動作を確認しているので、可能性としては「振動子の寿命」・「ケーブル断線」・「ドライバICの寿命?」ぐらいである。 そこで基板上のコネクタを差し替えして調べてみると、channel=3の振動子は隣のチャンネルに差し込めばちゃんと動作したので「振動子の寿命」・「ケーブル断線」ではなかった。 可能性としては「ドライバICの寿命?」とか基板の裏配線に断線があるかどうかなどぐらいだが、作ってから時間が経過しているので、ちょっと調べるのに時間がかかりそうである。 そこでこのパッチでは、channel=3の真下にあったchannel=7(6-10は未使用)にMax8の指定を差し替えて完全な動作としてみた。 今後、さらに「VFB-10」を使った実験(1-5chだけでなく6-10chも全て使う)を行う場合があれば、またそこで調べてみることにしよう。

2021年3月30日(火)

昨日のVFB-10の実験で「ディレイタイム=60msecあたりの方がノリが良好という感じ」と書いたが、考えてみればレイテンシとジッタの問題がここでも発生しているのでは??と気付いて、朝からちょっと実験をしてみた。 以下のMaxパッチは大きく左右に3つのブロックが並んでいるが、右側のブロックは「bang入力でスタート」→「ホワイトノイズを50msec幅のバーストで発生」→「これをmeter~によって音量データ(float)に変換」→「この音量値が0.9を超えたらbangを出す」→「スタートからここまでの経過時間を1msec精度のclockerで計測」、というものである。 レイテンシとジッタに関する疑問点の第一は、この「meter~」のインスペクタに「Refresh Interval in Miliseconds」というものがあり、これがdefaultでは50msecとかなり大きかったのが気になったのである。 入力サウンドを整流平滑、つまり積分処理をしていることになるので、これが50msecというウインドウ幅では、ちょっと誤差が大きくて、昨日の「60msecが良好」というレンジと拮抗しているからなのだ。

そしてパッチの中央ブロックは、その右ブロックを連続して20回、トリガするというループである。 その間隔を生成するmetroの時間は、100msec〜250msecという幅でランダムにしているが、これを一定値にすると、20回とも右ブロックの経過時間がまったく同じになってしまうためである。 metroの出力のbangをマウスによってクリックすると、いくらほぼ等間隔にクリックしてもちゃんと値はバラつくので、このランダムで擬似的にクリック連打したイメージ、元のシステムではリアルな音楽音響のイメージとしている。
そしてパッチの左側ブロックは、この中央ブロックを5000msecごとにスタートさせつつ、右ブロックから出力される20個のmeter~経過時間を1行に並べて、さらに全部で15行のテキストファイルにする、というものである。 この計300個のデータの並ぶテキストファイルは、それぞれplain textファイルとしても書き出した。 defaultの「meter~」の「Refresh Interval in Miliseconds」インスペクタの値が50msecである場合には、以下のようになった。

	44	22	4	10	4	39	14	10	16	24	10	40	13	16	49	32	4	10	18	20
	44	17	24	30	42	18	27	43	43	44	7	23	15	8	38	11	49	32	43	36
	44	18	18	38	21	21	49	2	19	49	48	36	27	20	30	15	49	13	49	16
	44	14	24	32	49	37	27	49	18	15	25	14	37	18	31	44	11	43	8	8
	44	17	12	34	9	49	49	40	21	33	12	15	49	18	39	15	6	31	21	8
	44	39	34	47	8	23	17	34	15	25	12	48	49	28	16	49	47	49	44	33
	44	26	23	21	10	40	27	13	26	36	5	49	28	48	28	27	49	36	35	19
	44	45	29	36	33	35	23	35	17	8	27	37	13	24	33	47	10	34	23	31
	44	15	18	19	42	15	39	17	14	37	43	44	27	22	34	33	34	18	32	14
	44	26	49	49	28	5	29	14	43	1	38	49	49	41	33	10	6	10	46	39
	44	49	33	31	16	4	28	37	45	36	42	4	28	16	30	36	11	28	27	10
	44	19	40	43	45	40	38	13	22	17	44	35	11	11	42	39	27	7	27	5
	44	45	20	24	25	41	42	49	15	31	38	36	29	49	25	25	21	11	25	41
	44	49	12	10	43	13	45	26	15	30	37	19	27	41	9	49	38	22	47	39
	44	26	17	48	5	23	28	31	2	35	40	21	49	49	35	49	30	33	12	49 
先頭の44msecというデータは共通になっているが、最大値は49msec、最小値は1msec(本当かな?)と相当にバラついているのがよく分かる。 そして、ここでMaxの「meter~」の「Refresh Interval in Miliseconds」インスペクタの値を25msecにしたパターンと、最小値である10msecにしたパターンも実験してみて、そのばらつきを比較してみることにした。 以下の上の方が「meter~」の「Refresh Interval in Miliseconds」インスペクタの値を25msecとしたもの、下の方が「meter~」の「Refresh Interval in Miliseconds」インスペクタの値を10msecとしたものである。 明らかに、内部的に「meter~」の処理能力(priority)を変えて、結果としてきちんとばらつきが反映されている事が分かった。


「meter~」の「Refresh Interval in Miliseconds」インスペクタの値 = 25msec
	8	21	6	16	11	11	25	15	28	20	7	9	10	18	17	12	11	12	30	25
	8	15	7	17	27	10	11	29	19	19	30	6	9	25	22	11	24	12	11	9
	8	35	17	23	16	3	17	11	8	26	14	16	16	29	16	16	10	27	2	14
	33	14	9	23	21	23	13	15	23	15	11	27	22	28	23	14	14	9	12	19
	8	32	23	15	19	5	23	27	21	24	12	5	20	17	24	17	10	27	15	24
	8	33	19	16	11	14	4	22	25	13	4	18	26	21	28	18	27	28	31	19
	8	13	15	9	13	8	21	4	12	9	25	9	25	28	15	24	17	11	22	22
	8	10	18	27	24	13	30	12	25	18	22	24	11	19	7	12	7	13	20	3
	33	10	3	9	16	12	13	10	21	4	10	9	7	29	20	1	14	20	20	20
	8	12	16	12	11	26	27	32	16	21	17	11	24	26	5	25	30	15	29	26
	8	9	25	23	19	18	20	20	17	4	13	26	21	24	19	6	19	31	18	28
	8	16	4	8	25	16	17	19	28	9	12	15	12	18	9	3	17	16	2	28
	33	28	16	22	14	17	13	18	10	14	15	25	13	22	19	14	20	10	24	24
	8	17	23	19	14	29	7	22	21	31	21	10	26	30	7	21	17	27	16	21
	8	12	30	20	16	21	23	19	16	7	7	8	8	14	5	7	29	22	18	9 


「meter~」の「Refresh Interval in Miliseconds」インスペクタの値 = 10msec
	12	3	15	12	7	5	15	10	8	6	10	13	12	2	9	9	9	14	9	12
	2	10	14	7	12	9	15	17	4	8	10	14	9	3	9	10	13	13	10	5
	12	4	15	12	12	10	8	8	20	7	12	10	8	10	14	15	6	9	3	17
	12	14	8	12	5	4	8	14	10	15	11	3	2	15	5	12	3	18	13	7
	12	10	16	11	7	17	6	8	3	9	12	8	11	7	18	15	8	12	14	9
	2	8	12	8	6	17	15	1	15	12	3	15	8	5	14	6	11	5	13	9
	12	11	17	7	10	2	13	11	10	9	16	8	7	8	10	13	6	12	5	10
	12	12	8	2	11	5	4	1	12	14	4	8	7	9	18	16	14	4	3	10
	12	2	13	10	8	6	10	17	10	2	16	8	13	10	14	13	7	8	5	8
	2	2	10	11	5	1	10	9	7	5	11	5	15	18	8	8	16	11	7	7
	12	14	6	14	8	1	10	8	7	17	14	11	4	7	16	8	10	12	11	10
	12	8	3	17	14	5	8	7	5	16	9	4	7	13	12	8	9	10	15	7
	12	5	2	10	10	8	10	2	7	16	11	5	7	15	8	14	11	15	5	15
	2	8	12	16	10	12	10	7	6	13	13	9	9	5	14	10	14	9	10	9
	12	15	10	8	17	16	7	12	9	17	7	2	17	11	10	13	6	17	11	9 
ちなみにMax PerfrencesのSchedulerは1msecという最大性能になっていて、もちろんOverDriveもONである。 これで、昨日の実験ではdefaultの50msecだった「meter~」の「Refresh Interval in Miliseconds」を最大性能の10msecに変更することは「必須」と判明した。 一歩前進である。
そして実はさらにもう1点、音楽音響の周波数成分によって帯域分割しているノッチフィルタの遅延についても調べる必要があるのでは・・・と思い付いていたので、これも実験してみることにした。 もちろん、「meter~」の「Refresh Interval in Miliseconds」を最大性能の10msecにしてある。 以下はそのMaxパッチで、マイケルジャクソンの音楽を「biquad~」によって5バンドのノッチフィルタに分割した、最低音域(Frequency=101.050217Hz, Amplitude=8.057534, Q=11.258102)の実験の模様である。 前の実験ではホワイトノイズだけだったので「meter~」の出力は常に0.9を超えたが、こちらはフィルタによる減衰でレベルが下がっているので、手調整によって増幅ゲインを上げて、確実にピークでトリガされるようにした結果、この音域でのゲインは6.0倍とした。 遅延の最大値は49msec、最小値は1msecで、幅広くバラついているのがよく分かる。


"Frequency=101.050217Hz" のバンド
	15	19	8	1	15	21	44	20	26	14	28	8	5	16	7	35	15	12	14	32
	15	13	9	15	17	13	26	3	14	38	6	27	11	49	6	2	13	7	23	13
	35	20	9	1	2	49	6	27	4	14	8	36	11	7	27	8	8	13	49	9
	5	18	13	15	17	46	47	6	13	14	14	7	12	49	36	7	14	8	30	14
	15	21	4	8	15	17	49	43	49	22	10	13	8	15	49	3	33	49	16	24
	15	12	5	9	49	18	49	15	16	8	4	5	16	11	9	16	32	10	8	9
	45	34	4	9	25	49	48	21	6	6	44	15	13	9	19	14	12	34	16	9
	5	2	2	2	16	9	9	9	12	10	8	14	5	16	46	2	2	17	9	8
	25	12	7	22	12	5	12	8	3	8	9	10	17	12	15	14	8	8	35	49
	15	11	3	12	16	11	6	12	7	6	30	23	2	15	15	6	11	15	6	19
	5	49	14	33	34	6	4	13	24	4	12	27	15	11	10	31	13	49	3	10
	5	5	12	17	10	11	43	6	5	7	20	9	8	16	8	4	23	32	20	17
	15	9	13	8	3	15	25	14	4	5	19	3	15	14	18	14	27	9	8	3
	25	24	9	6	12	5	5	32	12	49	8	9	12	39	49	12	18	9	9	40
	35	7	14	11	16	11	8	49	11	2	23	6	49	12	8	22	25	6	16	8 
以下は下から2番目の音域(Frequency=205.516312Hz, Amplitude=7.305326, Q=11.258102)の実験の模様である。 この音域でのゲインは4.0倍とした。 遅延の最大値は49msec、最小値は1msecであるものの、パッと見ただけでも最低音域よりも成績が上がっている感じである。


"Frequency=205.516312Hz" のバンド
	12	13	49	20	20	5	34	3	7	14	15	13	5	7	19	19	8	2	9	10
	2	12	11	6	23	38	11	6	15	11	11	13	25	6	16	16	29	3	4	1
	12	13	8	5	15	20	15	8	49	29	8	5	40	8	9	10	49	28	15	8
	22	36	15	8	25	12	9	18	15	7	7	5	26	7	0	29	9	15	49	9
	12	42	12	24	9	11	13	9	17	11	7	28	10	8	20	9	10	2	8	5
	2	11	3	7	5	16	11	13	12	8	8	9	6	20	4	17	16	8	45	6
	12	17	4	9	34	14	8	6	13	10	39	12	4	11	8	2	11	17	5	4
	12	18	6	4	8	32	9	1	35	6	1	1	27	9	6	31	36	12	5	22
	12	34	10	44	12	10	5	12	32	20	5	9	15	24	2	1	12	6	14	10
	12	1	17	17	10	9	9	15	39	13	8	6	6	49	8	49	13	44	22	5
	2	46	9	6	4	22	23	4	5	7	8	4	14	49	12	8	9	33	14	0
	12	26	30	14	27	11	25	17	5	10	11	12	16	33	10	5	9	33	47	4
	12	8	12	13	13	9	17	35	15	41	3	5	24	24	7	22	9	10	10	12
	49	17	18	8	10	2	9	16	7	15	12	29	37	20	10	32	16	14	6	13
	2	11	26	26	6	40	12	14	25	11	26	15	6	12	13	44	30	15	10	13 
以下は真ん中の音域(Frequency=400.768402Hz, Amplitude=4.699974, Q=11.258102)の実験の模様である。 この音域でのゲインは3.5倍とした。 ここでの遅延の最大値は49msec、最小値は2msecであるものの、パッと見ただけでも下の2つの音域とは明らかにデータの分布の状態が異なっている。 これが周波数特性に起因するのか、バンドごとに手作業で設定しているゲインに関係するのかは、また後で調べてみる必要があるかもしれない。


"Frequency=400.768402Hz" のバンド
	23	17	2	4	18	10	23	13	12	13	17	24	42	49	13	49	11	49	7	6
	23	34	13	39	12	12	49	17	15	8	40	35	16	13	19	27	18	11	5	36
	23	19	26	47	49	6	4	13	49	26	13	11	8	25	11	9	10	7	35	5
	3	14	13	11	8	34	11	22	49	4	12	5	5	10	5	15	12	5	28	14
	23	14	9	17	49	49	42	41	49	47	47	12	29	49	12	36	14	5	13	11
	13	17	32	12	13	37	49	19	18	36	18	49	30	13	9	24	41	25	32	23
	13	3	49	11	6	13	6	14	44	7	26	23	8	25	19	13	15	16	16	7
	43	13	14	5	5	49	5	44	22	49	14	49	49	25	18	30	2	8	7	25
	13	11	10	30	37	29	11	21	20	36	13	16	25	20	49	38	14	21	26	44
	13	17	21	44	18	13	18	14	9	23	3	39	32	23	13	10	25	49	5	14
	43	35	24	12	8	11	31	49	33	25	2	4	23	7	49	26	3	6	30	49
	33	17	11	12	38	18	14	13	49	18	32	5	23	6	4	14	13	12	3	28
	49	49	28	35	13	13	12	31	13	15	12	8	35	48	11	26	12	13	12	10
	13	7	23	49	32	17	26	11	9	16	9	17	22	21	10	9	9	8	31	19
	23	23	27	16	31	9	14	16	6	3	31	32	11	32	11	19	37	16	32	7 
以下は上から2番目の音域(Frequency=809.07074Hz, Amplitude=4.475187, Q=11.258102)の実験の模様である。 この音域でのゲインは2.4倍とした。 遅延の最大値は49msec、最小値は1msecであるものの、こちらも見た感じだけで、下の3バンドとはなんとなく分布の特性が違っているようにも見える。(^_^;)


"Frequency=809.07074Hz" のバンド
	7	2	16	6	3	15	46	28	17	20	5	48	23	11	12	5	9	23	24	19
	17	49	9	33	32	13	27	41	5	24	12	0	49	26	13	15	20	47	7	16
	17	10	13	32	21	3	22	16	9	18	6	32	9	3	11	27	12	4	9	22
	37	49	4	30	13	9	16	37	14	49	1	32	49	9	36	14	6	11	16	9
	17	12	5	11	9	7	11	21	30	34	12	36	17	38	16	26	15	23	33	10
	37	19	3	11	49	6	9	16	19	20	30	32	14	11	9	11	11	13	16	11
	7	4	14	24	8	18	6	14	21	49	3	43	32	13	6	21	11	16	11	7
	7	3	36	49	47	17	8	34	25	12	26	10	22	10	11	26	16	6	17	49
	7	15	49	10	15	39	24	16	7	10	47	24	7	8	28	20	49	25	23	8
	27	13	11	6	20	26	9	19	47	10	16	9	28	14	12	44	27	25	9	11
	7	8	9	6	19	15	21	15	8	2	10	13	20	6	40	17	17	31	8	22
	7	18	18	5	16	11	20	35	1	29	25	39	3	10	49	13	7	3	24	17
	27	15	7	7	33	27	15	19	4	49	32	49	8	28	9	19	28	15	43	37
	37	16	5	44	6	33	47	38	41	3	9	49	10	3	6	9	11	14	14	15
	7	7	29	15	14	2	17	40	14	17	11	11	19	18	14	14	18	37	30	42 
以下は最高音域(Frequency=1602.0Hz, Amplitude=4.936048, Q=11.258102)の実験の模様である。 この音域でのゲインは1.3倍とした。 ここでも遅延の最大値は49msec、最小値は1msecであるものの、モニタしている生サウンドの影響もあるのか、高域の鋭さの影響なのか、やはり分布の特性が違っているようにも見えなくもない。


"Frequency=1602.0Hz" のバンド
	24	22	12	16	49	21	11	23	20	28	5	43	9	9	20	19	33	7	8	12
	49	6	18	5	20	26	49	9	4	49	19	5	5	29	49	16	15	34	1	49
	34	45	33	44	10	24	31	12	12	4	13	8	10	47	5	2	27	19	32	14
	4	8	18	3	14	25	27	12	3	49	23	18	1	16	17	11	15	15	11	1
	14	12	49	31	5	6	49	33	9	28	1	12	14	19	49	10	7	5	20	49
	14	6	19	15	23	49	30	18	17	12	17	13	11	4	6	12	12	5	49	22
	4	13	4	9	17	6	22	5	21	12	22	17	3	23	24	3	49	8	1	15
	14	16	9	27	11	35	9	38	38	14	15	42	2	10	22	35	8	15	11	37
	24	15	41	22	16	49	10	31	19	12	14	47	14	38	49	9	30	9	35	9
	44	35	16	20	24	46	17	1	26	9	3	11	23	23	27	22	3	34	11	16
	49	13	2	30	6	3	14	41	13	42	22	9	35	11	21	24	13	49	14	35
	49	15	14	11	15	27	17	49	7	38	18	46	23	9	15	37	15	35	9	44
	44	20	42	37	19	41	23	49	29	25	5	23	13	14	11	10	34	7	6	14
	14	22	11	6	11	14	18	10	11	18	19	18	38	30	10	9	13	4	27	21
	4	3	21	6	17	49	49	28	8	12	6	6	34	33	10	19	12	15	45	19 
とりあえずHTMLソースに並んだ数値だけではピンとこないのでこれをWebに上げて眺めてみることにしたが、レイテンシとジッタについては、この「MaxからMIDIを出力した"後"」についても調べてみる必要があるのは当然だ。 これまでの経験則として、「MaxからRoland UM-2を経由してのMIDI信号出力」→「MIDIをフォトカプラ Sharp TL552で受けてPropeller(80MHz clock)で受信FIFO処理のcog(内部CPU)へ」→「Propellerで並列処理パイプライン(circle)を介して出力cogへ」→「Propellerの出力ポートから電流ドライブICを経てリニア振動子へ」という流れのレイテンシはトータルでも数msec以内、そしてジッタもさらに小さい事は分かっている。 ただしこれも実際には、最終段のリニア振動子の動きを加速度センサで計測しての実測実験が必要である。 これについては、いま裏で進んでいる某プロジェクトに関して、いずれきちんと実験する(→まとめて学会発表まで行う)ことになるかもしれない。

2021年3月31日(水)

朝イチで届いていたメイルは、Sketchingでいつもご一緒している、Carla Diana女史からの 「新しい本が出たよ」 というものだった。 「My Robot Gets Me: How Social Design Can Make New Products More Human」というタイトルはDeepL翻訳だと「ソーシャルデザインがもたらす新製品の人間らしさ」ということなので、せっかくだからデザイン学部教員MLにも紹介しておいた。 Carlaの紹介はAmazonでは以下のようになっている。

Siriに天気予報を聞いたり、ルンバに家の中を掃除してもらったり、Alexaに電気をつけてもらったりすることが、今では当たり前のように
行われていることを考えてみてください。料理、掃除、エンターテインメント、セキュリティ、衛生など、私たちの生活習慣と真に融合した
製品が登場することで、「スマートホーム」市場は今後5年間で1,000億ドルを超える規模になると考えられます。
しかし実際には、これらの第一世代の "スマート "な製品は、まだそれほどスマートではありません。私たちの生活をどのように向上させる
ことができるかという点では、まだ氷山の一角に過ぎないのです。どうすれば次のレベルに到達できるのか。
一言で言えば「デザイン」であり、特に「ソーシャルデザイン」です。本書では、プロダクトデザインの第一人者であるカーラ・ダイアナ氏が、
新しい技術によってデザイナーがいかに繊細に消費者製品を人間らしくすることができるかを、魅力的かつ有益な方法で説明しています。
「製品の存在感」、「オブジェクトの表現」、「インタラクション・インテリジェンス」などのソーシャルデザインの原則を用いて、光、音、動きなど
を工夫することで、ありふれた製品であっても人間の反応を呼び起こすことができることを、鮮やかな例を挙げて説明しています。ダイアナ
は、ボディストーミング、シナリオ・ストーリーボード、ビデオ・プロトタイピング、ビヘイビア・チャートなどの手法を用いて、製品をコンセプト化
し、構築し、最適化するための明確なガイドラインと指針を示しています。
「My Robot Gets Me」は、製品設計者、開発者、経営者、ベンチャーキャピタリストなど、急速に発展するスマート市場に興味を持ち、
関わっているすべての人に、鋭い洞察力と実践的なアドバイスを提供します。
せっかくなので、DeepL翻訳によってAmazonの紹介を上のように置いてみた。 英語でなければザッと読んでみたいところだが、なかなかこれはしんどいかもしれない(^_^;)。 そして、ハーバードから出版されたこの本のバックカバーに載っているという「書評」も、ついでに以下に並べてみた。 なかなか素晴らしい仕事である。
カーラ・ダイアナは、「My Robot Gets Me」において、ロボットや「スマート・オブジェクト」の未来を、新しい思慮深いデザインのアプローチ
で形作ることを提案しています。このテーマに対して、実践的かつ感情的な専門知識を用いてアプローチし、ハイレベルな分析と有益な事例
を融合させています。次に何が来るのか、どうやってそこに到達するのか、これ以上のガイドはありません。
			- ロブ・ウォーカー(『The Art of Noticing』著者)

ルンバを家族のように扱ったり、Alexaを日常的に叱ったりしていても、あなたはおかしくありません。カーラ・ダイアナが『My Robot Gets Me』
で見事に示しているように、テクノロジーとの社会的関係が人間の感情と調和していれば、私たちは製品とより深い関係を築くことができます。
新製品の開発に携わる人は、人間中心の目的を持ってデザインし、人間のニーズに密接に応える製品を作る方法について、ダイアナの専門的
なガイダンスを受け入れるべきであると述べています。
			- J.ケリー・ホーイ、『夢のネットワークをつくろう』著者

カーラ・ダイアナは、私たちが依存している多くの「スマート」製品との共生関係の核心に迫っています。これらの製品が無生物であった頃は奇妙
に思えたかもしれませんが、新しい技術のおかげで、今ではますます生き生きとしています。私たちの身の回りにある多くの優れたデザインの製品
に深い愛情と敬意を抱いてきた者としては、「この本は私を理解してくれている」という感覚を禁じ得ません。
			- ジョン・マエダ(テクノロジスト、『How to Speak Machine』著者、エバーブリッジ社チーフ・カスタマー・エクスペリエンス・オフィサー

カーラ・ダイアナは、テクノロジーとプロダクトデザインの世界に、常に異なる視点をもたらしてきましたが、ついに世界が彼女に追いつきました。
私たちとデジタル製品との個人的な関係についての彼女のユニークな洞察は、私たちがデザイナーであるかどうかにかかわらず、深く関連して
います(そして共鳴しています)。『My Robot Gets Me』は、なぜAlexaに「ありがとう」と言わずにはいられないのか、なぜスマートフォンを使うと
馬鹿らしくなるのか、といったことに興味がある人には必読の書です。
			- ロバート・ファブリカント(Dalberg Designの共同設立者、『User Friendly』の共同執筆者
そして、Cycling'74のフォーラムでは、いまだに New Apple M1 chips - MacBook Pro /Air /Mac mini というスレッドに、Cycling'74から公式なリアクションが無い状態が続いていることを確認した。 とりあえずSUACのマルチメディア室のiMacは「最後のIntel CPU」のモデルを確保したが、今度の新プロジェクトの研究費でMacBookAirを購入したとすると、それはM1 chipのものになるので、ちゃんとMax8が動くかどうかというのは死活問題なのだ。 そこでせっかくなので、去年からCycling'74のスタッフとやりとりしていた続きとして、「無事にSUACの新しいMax8は稼働した!」という連絡のおまけの振りをして(^_^;)、「Max8はM1チップでも走るの?」とさりげなく聞いてみた。 果たして返事はどうなるか。

夕方に届いたニュースで、 音楽の快感は「アルコールと同じ脳領域」で発生していたことが判明 という論文の紹介記事があったが、研究はMontrealのMcGill大学のチームだということで、これはガセネタではないだろう。 まぁ、脳の報酬系(ドーパミン)の「快楽中枢」を調べて、音楽を聴かせて気持ち良い状態になったらそこが活性化されている・・・というのは、太古の昔からの真実を単に検証しただけ、という気もする。

2021年4月1日(木)

新しい年度となった。 「コロナに感染した」という類いのエイプリルフールは逮捕される・・・というギスギスした社会風潮の中、COVID-19は着実に拡大していて、国内でも海外でも「東京オリンピックの中止」を誰が言い出すのか、をただ黙って見守っている日々である。 Cycling'74に出したメイルの質問への返信では、「最終的にはApple Siliconマシンをネイティブにサポートする予定で、現在積極的に取り組んでいます。現在行っている作業の詳細については、こちらの記事をご覧ください」ということで、「Announcement - Max and new Apple Silicon computers」という このようなページ を紹介してくれた。

Andrew Benson

Appleの最新のコンピュータを楽しみにしている皆様に、私たちがRosettaの公式サポートに取り組んでいること、そして2021年初頭までに
Apple Silicon上でのMaxの実行を公式にサポートするアップデートを予定していることをお伝えしたいと思います。しかし、皆さんが知りたいのは、
「今すぐにMaxが動くのか」ということです。
社内でのテストとコミュニティからのフィードバックの両方から好意的な報告を受けていますが、これまでのところ、Rosettaでの完全なサポートを
完全に確認することはできませんでした。初期の段階では、Chrome Embedded Frameworkを使用した組み込み型のウェブビュー(認証
ウィンドウを含む)に問題があるとの報告を受けていましたが、これらはAppleによって対処されたようです。今後も注意深く観察し、できるだけ早く
サポートを提供できるよう努力します。以上、楽観的な見通しではありますが、今から飛び込む方には現実的な期待を持っていただきたいと思います。
また、Apple Silicon向けのMax 8のネイティブバージョンの開発も進めています。これはより段階的なプロセスとなりますが、進捗状況については
随時お知らせしていきます。他の大きなアーキテクチャの変更と同様に、このネイティブバージョンのMaxは、新しいAppleチップ用に再コンパイル
されていないサードパーティの外部機器やパッケージでは動作しません。具体的に何が必要なのかが分かり次第、Maxの開発者の方々と連絡を
取り合い、スムーズに作業を進められるようにします。現在わかっていることは、2021年半ばまでにこのバージョンを提供したいということです。
いつものように、お客様からの問題点のご報告をお待ちしておりますし、その結果、お客様の仕事に影響を与えるようなことがあれば、それに対処
できるよう努力してまいります。 皆さんの経験を共有していただければ幸いです。ありがとうございました。
上がその冒頭、Cycling'74のスタッフであるAndrew Bensonのアナウンスである。 さすがMaxの総本山、素晴らしい(^_^)。 AppleはこれまでのアプリをM1で動かすためにRosettaという仲介役を提供しているが、やはり「Rosettaによって過去のMax8が完全に動く」というのは難しいようである。 そして大きな問題は、歴史の長いMaxだからこその悩みだが、これまで世界中のMax猛者たちが開発・提供してきた膨大なオブジェクト群については、新しいM1チップで再コンパイルしないと駄目なので、、過去の膨大な資産があるMaxだからこそ、その過去の膨大な資産の亡霊に悩まされることになっているのだ。 以下、このアナウンスに続くコメントを、引き続きDeepL翻訳で並べておくことにしよう。

AudioMatt

アンドリュー・・・。 私は、あなたの作品に対する私の個人的な敬意がそのバランスとは全く対照的であるため、賞賛するよりも批判する方がより多くの
言葉を必要とすることは、とても残念に思います。 これを1000倍にしてください : 
Maxは素晴らしく、この会社のサポートは誰にも負けません。ありがとうございます
非常に興奮していますし、遅れていることは理解できます。開発者として、Maxを新しい時代に導くために必要なことを、できるだけ早く私たちに教えて
ください。古いエクスターナルについてはとても残念です。多くの素晴らしい修士論文を残していくことになりますが、まあいいでしょう。

Vichug

まず、Audiomattさんがおっしゃっていたように、Cycling74には感謝と祝福の意を表します。
さて、質問ですが、近い将来、Apple Silicon以前のmacにはアップデートが適用されなくなるということでしょうか?例えば、私が今使っているmacbook
は2019年半ばに発売されたもので、前のものは9年近く使っていましたが、その間、私は最新のMaxのアップデートにすべてついていくことができました。
正直なところ、私はこの先少なくとも8年間はこの状態を維持したいと思っています。

Andrew Benson

インテルベースのMacコンピュータのサポートを終了する必要性がいつ発生するかを予測する方法はありません。すぐには起こらないでしょう。このような
決断は決して軽々しくできるものではありませんし、Appleが提供するツールに大きく依存していますので、可能な限りベストを尽くすとしか言えません。

Roman Thilenius

最新のmelodyneとlogicは、今日からR2に正式に対応しました。R2はトラブルもなく、CPUも軽いようです。

Rudemath

私のMacbook Proは今朝早く、新しいApple M1を入れて、16GBメモリのアップグレード、ベースの256GBハードドライブを搭載して届きました。
RudemathというMAXで作られたAIシンセの作品があります。http://www.rudemath.co.uk/ (Twitch ストリームに移動します)
M1をテストするために、私はまず、Rudemathアプリケーションを開発した16インチのMacbook Proで実行しました。このマシンには8コア2.4GHz
Intel CPUと32GB RAMが搭載されています。開くのに1分弱かかりましたが、3つのニューラルネット(ml.starパッケージを使用)が音符で満たされる
ときに少し吃音がありましたが、すぐにファンが作動してスピーカーからのRudemathの音がかき消され、マシンはどんどん熱くなっていきました。CPUの
使用率をチェックすると、50〜75%の間を行き来し、時には90%台になることもありました。
RudemathアプリをM1 Macbook Proにコピーして実行しました。Rosetta 2をインストールする必要があるとのことで、インストールしました。
Rudemathアプリを再度実行しました。瞬時に開いたRudemathは問題なく再生され、スタッタリングは全くありませんでした。CPU使用率をチェック
すると、最大で50%に達しており、通常は32〜44%の間です。16インチのMacbookと同じように数分間放置してみましたが、ファンは作動せず
(私が聞いた限りでは)、触っても涼しいままでした。
私が実際に使ってみて思ったのは、M1は16インチのMacbookと同等の性能を持ち、ただ小さくて軽く、膝の上に置いても疲れないということでした。
しかし、M1は16インチのMacbookをはるかに凌駕し、しかもRosettaエミュレーションではその性能を発揮しました。 驚きました。
どなたか16inchのMacbookを買いませんか?

Antonio Florenca

Apple Siliconは、特にAppleのデスクトップに届いたら火を噴くことになるでしょうね...。しかし、私が見る限り、マルチコアのベンチマークスコアは
依然としてIntel Mac(コア数が同じでもCore i7以上)に大きなアドバンテージを与えています。
いずれにしても、コンシューマー向けテクノロジーにとっては興味深い時代になりましたね。
・・・ということで、とりあえずRosettaでもlogicが動くということは、そこそこ使える模様である。 M1ネイティブのMax8が出来たとしても、過去の膨大で有益な資産が使えないのではちょっと寂しいので、まだまだ悩ましい時代が続きそうである。

その後、満開を過ぎてすっかり「葉桜」になった構内に出て、 このように マルチメディア室、495準備室、電子制御機器製作室、と回ってみたが、機器更新の余波で、あちこちに準備不足が発覚して、情報室などに連絡を入れることとなった。 これが講義初日まで放置されていれば、「講師席のパソコンの画像がプロジェクタに出ない」(マルチメディア室)とか、「ライセンス設定不備でMax8が使えない」(電子制御)・「入っている筈のArduinoが入っていない」(電子制御)とかのドタバタとなるので、行ってみた甲斐があった。 まだまだ始まってみればドタバタするのだろうが、それでも新学期に向けて、なんとなく気分が高揚してくる。(^_^)

2021年4月2日(金)

今日は午後に眼科検診で、1年以上ぶりに眼底検査のため散瞳することになり、瞳孔を開くのでクルマで行けず眼科まで徒歩かバスという予定だ。 そこで入試業務のために溜まりに溜まった「振休」をとって「お休み」なのだが、いつものペースで朝から研究室に出てきていて、新学期に向けてのメイルがあれこれ飛び交っている。 3年間、実習指導者として僕の講義を手伝ってくれた高見さん(IAMAS出身、 Max Summer School 2018 in 藝大 の現場とか OMMF(Ogaki Mini Maker Fair) 2018 の現場とかでもバッタリと会った)が次のステップに向けて退職して、その後釜として、なんとかつて僕のゼミに「準ゼミ」として参加して活躍した、藤石さんが来ることになった。 僕の日記シリーズでの中で、藤石さんの名前が出ていたのは、 post-Gainer 日記(3) の、以下の「2015年12月16日(水)」のところだった。 来週月曜には1106に来て打合せという予定が決まって、楽しみが増えた。

そして、デザイン学科2回生担任の迫先生からは、いつものような飲食は出来ないものの、「新2年による新入生を歓迎する会」という案内が届いて、即答で「駆け付けます」と返信した。 その内容は、「新入生が前期の生活に安心して臨めるよう、学内の主な講義室や工房、迷いやすい場所などをまわって案内します。新入生と新2年生をいくつかの少人数のグループに分けて行います。詳細なルート等は検討中です」とのことである。 かつて、「虎の穴」や「Open Campusスタッフ」のメンバーを集めて、SUACの構内の、それも一般学生が4年間まったく入らないようなレアな場所を巡るツアーを何度かやっていたが、発掘してみると、 これ とか これ とか これ とか これ とか これ とかを発見した。 いやー、眺めているだけで、ナツカシス。(^o^)

2021年4月5日(月)

先週、大学院デザイン研究科の卒業生へのアンケートを依頼されて、ゼミ出身の馬ブンさんとリュジュンヒー君からの回答が届いたところだったが、リュ君が最近、関わっていた仕事というのを、ちょうどテレビでやっていた。 以下のようなプロジェクトで、「サウナ+メディアアート」という このような ものである。 そのページ内にある YouTube動画 もいずれはこのサイトとともに消えてしまうのだろうか。

そして、新学期の「サウンドデザイン」と「音楽情報科学」の初日のページには、せっかくなので冒頭にこのチームラボのプロジェクトのリンクを置いて、学生と眺めてみることにした。 「活躍する先輩」という話題で、なんといっても最近は「チームラボ」がダントツであり、SUAC卒業生の先輩がチームラボで活躍している・・・という話を聞くと、学生たちの目の色が変わってくるのだ。

2021年4月6日(火)

今日は午後イチで臨時ゼミZOOMがあり、その後に2回に分けた片方のデザイン入学式があり、さらに大学院の顔合わせがある。 せっかく入学したのにいきなり休学の王さんが可哀想だが、とりあえず顔合わせに出席してみる予定である。

ネットのニュースで「AIがジミヘンの新曲を作った」というのが届いた。 各トラックは、AIプログラムがジミヘンの30曲を分析し、ヴォーカル・メロディー、コードチェンジ、ギターリフ&ソロ、ドラムパターン、歌詞などを詳細に分析して、 ジミヘンの「新曲」がどのようなサウンドになるかを推測した結果で、ヴォーカルを除いて、そのほとんどすべてがコンピューターの仕事であるという。 このプロジェクトは、精神疾患に苦しむ音楽業界の人々を支援するトロントの団体、オーバー・ザ・ブリッジによるものであり、メンタルヘルスの危機によって失われたものを世界に示し、また、より多くの音楽業界関係者が必要なメンタルヘルスのサポートを受けることを奨励するために、このプロジェクトを行っているという。 その「AIジミヘン新曲」が これ であるが、そこそこジミヘンっぽいものの、やはりどこかジミヘンでは無いのだった。(^_^;)

そして「春休み臨時ZOOMゼミ」を行ったが、上のように、来てくれたのは北京の王さんと浜松の古谷さんだけだった(^_^;)。 まぁ、それでもお互いに近況を交換したところに大きな意義がある。 ちなみに(リンク切れするが)全53分の記録動画は これ である。

[著作権侵害の申し立て] 動画はブロックされました:

Yoichi Nagashima 様

Content ID を使用している著作権者が、お客様の動画内のコンテンツに対し申し立てを行いました。
そのため、動画はブロックされており、YouTube で再生できなくなっています。
これは、「著作権侵害の警告」ではありません。この申し立てによるアカウントのステータスへの影響はありません。

動画のタイトル: meeting20210406
著作権で保護されたコンテンツ: Purple Haze (Live at the Atlanta Pop Festival)
申立人: SME

理由
    著作権で保護されたコンテンツが動画に含まれている可能性があります。
    著作権所有者は自分のコンテンツが含まれている YouTube 動画をブロックすることができます。

この著作権侵害の申し立てが有効な場合
    動画についてなんらかの対応や削除の必要はありません。

動画のブロックを解除する方法
    なんらかの問題のために著作権者または YouTube のシステムが誤認した場合は、異議申し立ての手続きを行うことが
    できます。すべてのコンテンツを動画内で使用する権利を所有していることが確実な場合のみ、使用してください。
    Studio の編集ツールを使用して、申し立てが行われたコンテンツを削除することもできます。

- YouTube チーム	
そして、この動画をYouTubeに上げて数分したところで、突然に上のようなメイルが届いた。 ゼミZOOMの中で、「AIがジミヘンの新曲を作った」という情報を紹介するのに、画面共有をかけてYouTubeに行って、もっとも有名なジミヘンのPurple Hazeを鳴らしたのだった。 動画の画面は静止画だったが、そのサウンド部分をYouTube内の自動検出機能がキャッチして、これがSony Music Entertainmentの著作物だと自動判定して、このメイルを自動送付したのである。 さすがだが、僕としてはこれはどうせ非公開動画なので、放置プレイするのだった。 手元にこの手のYouTubeからの警告メイルを保管しているが、これが25件目である(^_^;)。 そして 入学式2021 がチャッチャと済んで、これで新学期スタートの初日となった。

2021年4月7日(水)

昨日の水曜日は新入生の健康診断に合わせて新入生ガイダンスがあったが、デザイン学部教員は例年のように全員集合でなく「密を避ける」ために関連教員だけ、ということで出番が無かった。 今日は2-4回生の健康診断に合わせてそれぞれの学年/領域のガイダンスがあるので出番もあり、さらに午前には新3回生・清水さんのアポが入っていて、去年の「インタラクティブプロダクト演習」で制作したものの一部に調整項目が残っていた、カシオトーンの鍵盤を取り出して改造製作したオリジナルキーボードの改訂という作業が待っている。 かつてはアベマTVをChromeで観ていたが、最近ではもっぱらVivaldiの軽さに乗っかっているが、ちょうど今朝は名人戦第1局2日目ということで、会場の椿山荘からの生中継が始まろうとしていたが、どうせ終局は帰宅後の深夜なので、さすがにこれをずっと観ることは出来ないだろう。

そして午前中に清水さんがやってきて、以下のようなオリジナル「秋月Keyboard」の補修作業を このように 行った。 1箇所だけ、ネオジム磁石の「駒」への反応が異常である磁気スイッチがあったのだが、調べた結果、リード部分が内部で破損しているらしい・・・と判明して、新しい磁気スイッチに交換して、さらにこのスイッチと2本のUSBケーブルを出すところをエポキシ接着剤で固めることで、今後に活用できる素晴らしいキーボードが完成した。 ここに、新しいアイデアの自動演奏システムをMax8で実装していけば、学会発表などでよくある「ヤマハのMIDIキーボード」・「カシオのMIDIキーボード」等のインターフェース部分が、「手作りのオリジナルMIDIキーボードです(^o^)」という、力強いアピールとなるのが楽しみである。

  

2021年4月9日(金)

昨日の2-4回生ガイダンス、今日の「デザイン新歓」で、新学期冒頭の1週間が終わりとなり、いよいよ来週から実質的な講義週間がスタートする。 去年はCOVID-19のために入学式もなく、上回生による例年の「熱い」新歓も受けていなかった新2回生だが、「有志」ということで新入生を引率して学内を巡るというイベントに多数が集まったのは流石である。 そして、 このように デザイン「新歓」2021が行われた。 素晴らしい。(^_^)

2021年4月10日(土)

昨日のデザイン新歓でちょっと立ち話をした2回生の2人が、日曜なのに明日、1106研究室に来るという予定が決まった。
SUACデザイン学部は数年前、かつての3学科(生産造形・メディア造形・空間造形)がまとまった1学部1学科体制となり、それが緩やかな区分として5領域(フィロソフィー/プロダクト/ビジュアルサウンド/建築/インタラクション、現在は「匠」が加わって6領域)に分かれて、学生は2回生の後期からいずれかの領域に所属する体制になった。 3学科体制の時代には、入学してから興味/進路希望が変わっても「転学科」というのは行き先に欠員が無いので事実上不可能であったが、最近では昔のように明確に「○○○をデザインしたい」と決め打ちして学科を選んで受験してこない学生が増えてきた(入学してから考える)という状況に対応してのことである。 ただし実際には3学科の入試倍率に大きな「差」が生まれてきてしまった(時代の風を受けたメディア造形の倍率上昇、ものづくり日本の衰退と共に生産造形の倍率低下)ので、全部をミックスして学科間の人気差を見えなくした・・・という裏の理由もあるらしい。
入試で決まる「学科」と違って、「領域」は半年ごとの区切りに「領域変更」という手続きも比較的容易に申請可能で、実際に僕のゼミにも、過去に違う領域だった学生が志願して入ってきて、新天地で生き生きと成長してきた。 ただしゼミには定員があって多数の人気ゼミには行けないのと同じように、領域にも定員があり、当然、定員満杯の領域には領域変更できない。 そして2回生前期の終盤には、過去には無かった「領域選択」という悩ましい「壁」(儀式)が出現した。 これまで毎年必ず、領域選択で希望する学生が定員をオーバーしてきたのは「ビジュアルサウンド領域」だけであり、これは「グラフィック」と「映像」という、学生に人気のある内容を一つの領域に無理矢理にまとめているから当然なのだ。
実際の運用では「ビジュアルサウンド領域」は最初から「グラフィック」と「映像」の2つのまったく異なるコースに分かれていて、同じ領域なのに別のコースで何をしているか知らず互いの学生作品に触れることもなく、実質的にはまったく別の領域のように進んでいる。 「体制の改編」という制度的な事務手続きはなかなか進まないので、「グラフィック」と「映像」が別々の領域に分かれて問題が解決するには、まだまだあと何年もかかるだろう。 ちなみに僕はインタラクション領域を担当する筈だったのに、制度改編の当時は映像とグラフィックの教員が少なかったために、当時のデザイン学部長に懇願されて引き受け、ビジュアルサウンド領域の担当となって「窓際」でインタラクティブ作品の学生を支援したり、一部は映像作品やグラフィック(漫画)の学生も支援してきた。 新制度から4年で一巡して、去年の新入生からようやくインタラクション領域の専任となったが、今年度の新4回生までは両方の領域のゼミ学生を指導する日々である。
領域選択において、定員を超える希望があった領域(実際はビジュアルサウンド領域のこと)では、希望者の90%はGPA(成績)上位から無条件にOKとなる。 つまり領域定員は40人なので、ビジュアルサウンド領域の希望者のうちGPA上位の36人は自動的に領域がそのまま決まり、残りの枠は10%の4人となる。 ここに、例えば全部で50人が希望してきた場合には14人が、夏休み中(9月上旬)の「領域選択面談」というのに出てきて、ずらりと並ぶ領域教員との面談を行って、その結果として最後の4人が決まって、残りの10人は他領域に行くことになる。 これが、領域体制となってから毎年ずっと続いてきたので、新2回生が「領域希望」を出すのはだいぶ先であるけれど、おそらく今年もビジュアルサウンド領域だけは定員超過でシビアな領域選択が待っているだろう、と誰もが感じているのだ。
そして今回のアポは、「GPAに不安があるがビジュアルサウンド領域に行きたい」という学生の相談なのである。 過去に何度も「領域選択面談」の現場に立ち会い、そこで勝ち残る学生と脱落する学生との「差」を実感し、さらに敗者復活(GPA下位10%以下)から滑り込んだ後に大きく成長して、卒展で学部長奨励賞(成績トップ)を獲得したり就職後に活躍している先輩の事例をいくつも知っている僕としては、「領域選択サバイバル作戦」を自信を持って伝授できるので、この2人はたまたまの立ち話でラッキーな可能性をゲットしたのだ(^_^)。 実際に作戦がうまく行くかどうかは本人次第だが、これは本人の成長にもとても寄与するので、新学期のタイミングというのもbestである。
今後、この手のアポがどんどん来たら同じ作戦をとるライバルが増えて生き残りが難しくなるので困ってしまうが、まぁ来週からは講義スタートでそうそう相談の時間も取れなくなるので、今年はたぶんこの2人への作戦伝授でオシマイとなるだろうか。 COVID-19に負けず今年の「新歓」はとてもユニークな形態となったが、研究室ページから過去の「新歓」を発掘してみると、上のようになった。 写真として記録が残っているのは2005年からだが、その前年にも(もしかするとさらにその前年も?)開催していたのは、 こんな記録 が残っていたので事実のようである。 そこからは毎年、欠かさず記録写真を残してきたようだ。 過去には写真を「★」としてクリックすると別ウインドウを開いて写真が出るようにしていたものは、手作業で写真が全部並ぶように改訂した。 チラッと眺めるだけで、いやー、懐かしい顔ぶれが並んでいた。(^_^)

2021年4月11日(日)

久しぶりに晴れの日曜日となった。 このところ、毎週のように日曜日は「雨」模様だった・・・と覚えているのは、COVID-19対応で続いているJoyJoyヒトカラに行くのが、このところ毎週日曜日となっていて、雨にも負けず風にも負けず、雨雲レーダーの予測で確実に大雨や暴風になると分かっていても予約して、自宅から徒歩数分(ゆっくり歩いて10分)のJoyJoy住吉店に通ってきたからである。 今日も朝イチで午後〜晩の6時間予約を入れて(電話に出るスタッフもいつもの人で、お互いお馴染みとなっている(^_^;))、昨日のアポがあった2回生2人が来るのを待っている1106なのだ。
以下は先月、2021年3月のヒトカラ戦果であるが、2月のヒトカラ戦果は 「Sketching日記(part8)」 の「2021年3月2日(火)」のところに、1月のヒトカラ戦果は同じ 「Sketching日記(part8)」 の「2021年2月1日(月)」のところに、去年2020年の12月のヒトカラ戦果は同じ 「Sketching日記(part8)」 の「2020年12月29日(火)」のところに、11月のヒトカラ戦果は同じ 「Sketching日記(part8)」 の「2020年12月1日(火)」のところに、10月のヒトカラ戦果は 「Sketching日記(part7)」 の「2020年10月28日(水)」のところに、9月のヒトカラ戦果は 「Sketching日記(part6)」 の最後に、そして、それ以前の去年のヒトカラ戦果も、同じ 「Sketching日記(part6)」 の「2020年9月2日(水)」のところに載っている。
      • 2021年3月7日(日) 5時間 58曲
      • 2021年3月14日(日) 6時間 68曲
      • 2021年3月21日(日) 6時間 68曲
      • 2021年3月28日(日) 6時間 65曲
昨日は、過去のSUACデザインの「新歓」の記録を発掘して並べてみたが、同様に写真の記録を続けていたのは「卒業式」である。 技術造形学科→メディア造形学科と続いた10数年間は、SUAC講堂での卒業式から中講義室に移動して学科ごとに卒業証書授与があり、午後にはSUACから徒歩10分ほどのアクトシティのホテルオークラ大広間での謝恩会という「1次会」がある。 続いて夕方に学科の謝恩会としてオークラ内のレストランや楽器博物館1階のカフェやアクト周辺の居酒屋で開催される「2次会」があり、さらにその後に学科の伝統として、古田先生がこの日のためにオークラに予約したスイートルームに多数が集まっての「3次会」があった。 この伝統は学科が無くなったり古田先生が亡くなったりしたことでだいぶスリム/スマートになってきた。 そして卒業式の時期というのは多くの学会があってその出張のために欠席したこともあったり、稀に卒業学年のゼミ生がいない年に2次会をパスすることもあったような遠い記憶がある。 そこで研究室ページをザッと調べてみたところ、こちらは枚数が多いので「★印をクリックしたら別ウインドウ内に写真が出る」というスタイルのままだったが、 200420052006200720082009201020112012201320142015201620172018201920202021、 となった。 なんと欠席した年にも、学生から写真をもらって「卒業式ページ」としては継続していたことが判明し、COVID-19で超簡素化した年も含めて、連続記録は途絶えていなかったのだった(^_^)。

2021年4月13日(火)

新学期初日の昨日は講義は無かったが、水面下のメイルであれこれ準備・連絡が飛び交ったり、新しいゼミ運用としては、準ゼミ参加の富田さんは卒業して「自主制作では別途にアポ」という体制となった。 そして今日はインタラクション「領域専門演習」の初日として、全体で集まらずに希望教員の研究室に集合・・・ということになって待機していると、この日記の「2021年4月7日(水)」に1106に来てオリジナルキーボードの改修をした清水さんだけがやってきて、とりあえずの前半戦は清水さん一人をみっちり個人指導するという、ほぼ大学院と同じ体制で進めることが決まった。 そして以前から構想していたように、この前期から清水さんも「仮ゼミ」として毎週水曜2限のゼミ(+ZOOM)に、明日から参加することになった。 4回生や院生との交流は、大きな刺激と収穫の元なのだ。(^_^) そして、ゼミ恒例「脳の栄養」のチョコとお茶とともに、ザッと上のような話題を話して、なかなか初日にしては「濃い」スタートとなった。 清水さんは去年の「インタラクティブプロダクト演習」のインスタレーション作品において、吹奏楽の音楽経験を基にして、きちんと自分の感覚から正しい世界各地の音楽スタイルを生成するMax8パッチを作成していた。 過去のデザイン学生と比べても相当に有望なので、さらに成長していけるように全力で支援したい、という気にさせてくれるのだ。

2021年4月14日(水)

今日は2限に前期ゼミ(+ZOOM)初日である。 どうやら少なくとも2021年内はほぼ出張ゼロ、学会等も全てオンラインとなる状況が確定してきた(我々のワクチンは秋よりは冬)ので、本年度もオンライン学会発表について調べているが、情報処理学会音楽情報科学研究会の「音学シンポジウム」は時間学会大会とモロにぶつかっていて参加断念、そして多くの研究会がある電子情報通信学会を調べてみているが、開催曜日が講義日とぶつかっているものを避けると、どうやら前期(〜9月)は発表参加できそうなものが無い・・・と判明してきた。 そこで現状では、この前期に発表するのは上の3件ほどになりそうな気配である。 ここまで整理したところで2限となり、 このように 前期ゼミの初日が全員参加で行われた。 さっそく参加の清水さんを加えて学生4人でちょうど満杯となった。 さらに、北京の王さんは来期以降として、永井さんと清水さんと共に「音楽理論特訓講座」を毎週火曜日の4限に、とりあえず6月初旬あたりまで進めてみることも決まった。

ちなみに(リンク切れするが)全84分の記録動画は これ である。 今回も提示したコンテンツにYouTubeの自動検出機能が働いて「表示できません」と警告メイルが届くのは重々、承知の上である。 これで、あとは金曜日の「サウンドデザイン」と「音楽情報科学」と「基礎演習E」がどのようなメンバーで始まるか・・・で、この前期の概要が見えてくることになる。 午後の3限にはゼミの杉山さんとの作戦会議で、ちょっと意欲的なアイデアがどんどん出てきて、これも来週の「続き」が楽しみになった。

2021年4月15日(木)

明日の金曜日(1限と2限と4-5限に初日を迎える怒涛の日)を前にして、今日は4限のデザイン学科会議と5限の学生委員会の予定があるだけ・・・という穏やかな日(嵐の前の静けさ)であるが、朝イチで届いていたメイルで一気に目が覚めた。 いつも届いても見過ごすだけだったOpenBCIからのメイルに、久しぶりにKickStarterへのリンクがあったが、それに乗ったのである。 EmotiBit: Wearable biometric sensing for any project! というタイトルで分かるように、小さな基板モジュールにギッシリと生体センサを搭載(当然、WiFiで無線伝送)した、Open Sourceの素晴らしいシステムである。 KickStarterのページは ここ であり、それをとりあえずPDF化したものは これ である。 そしてページ内に置かれていたYouTubeデモ動画は これこれこれこれこれ であり、さらにページ内に置かれていたアニメGIFも(内容にはダブりもあるが)、せっかくなので並べてみたのが以下である。

  

  

  

システムの仕様は以下のようなものであり、Macにも対応していてOSCが出るらしいので、もう完璧である。 既にブロジェクトを進めるための金額に到達しているので実現できそうだが、これは久しぶりにプレッジ(実行される場合には援助するという意思表明)をすべき、と即断した。 ちょうど去年から引き継ぎの研究費があったり、今年も獲得できたSUAC特別研究費があったり、さらに受託研究もあるので、予算的には大丈夫なのだ。

  

KickStarterのプレッジのページに行ってみると、とりあえず最小システム「EmotiBit Emo」は$199であり、先着25人だけ「Early-bird」割引の$179は既に完売していた。 ここに温度センサまで搭載された「EmotiBit MD」は$299、そしてこの「EmotiBit MD」の先着25人「Early-bird」割引の$269はまだ残っていたが、ここまではいずれも納品が「2022年 2月」だった。 ところがメニューにはその先に「EmotiBit Beta Bundle」(EmotiBit MD + Research Kit)というのがあり、この納期はなんと「2021年6月」という先行試作バージョンであり、手作業なので当然割高になっていて$499だった。 しかし同じものを8ヶ月も待たされるのは面白くないので迷わずこちらを選択して、さらに追加で同じ試作のEmotiBit Emoまで追加した記録が以下である。

デモ動画にもあったように、この生体センサシステムは明らかに「脚」をターゲットにしているが、僕の手元には4個のMyoがあるので(ダブルMyoを2セット)、両腕にダブルMyo、そして足腰にこのEmotiBitを装着すれば、いよいよ「全身でのライヴパフォーマンス」が実現できるのである。 そのために8ヶ月のアドバンテージを求めて総額10万円、というのは、まさにここに注ぎ込むために存在する研究費であると確信してポチった。 しかしこの 膨大なページ のいちばん下には「リスクと課題」というのが書かれていて、「私たちはEmotiBitを作るために努力してきましたし、アルファとベータのパートナーたちは、その過程で多くの問題を解決してくれました。COVID-19や複数のシリコンウエハ工場の火災により、現在、世界的に電子部品が不足しており、納期が2022年春まで延びる可能性があります。このリスクを軽減するために、Connected Future Labsは、吟味された製造パートナーやフルフィルメントパートナーとの関係を構築し、EmotiBitsを確実に大規模生産できるように、複数のチャネルを通じて部品の調達をすでに開始しています。生産規模を拡大し、製造や部品調達の交渉力を高めるためには、皆様のご支援が必要です」とあった。 確かにいくつかの半導体メーカの工場火災で世界中の半導体状況はエラいことになっているので(^_^;)、ここはまぁ、焦らずに続報を待つ、ということになるだろう。

2021年4月16日(金)

朝イチで届いていたメイルはKickStarterからの「100% funded in the first 12 hours!!!」という以下のようなものだった。 やはり、世界はコンパクトで「使える」新しい生体センシングシステムを熱烈に欲しているのだと実感できる。 まして、「An open-source (Arduino-driven) sensor for capturing high-quality emotional, physiological, and movement data that is 100% user-owned」というのだから、これは生体センシング業界だけでなく、世界のArduino関係者にとっても、脳科学やリハビリやバイオフィードバックの人々にも、パフォーマンスやスポーツ関係者にも、そしてトンデモ系の連中にも、全てホットなニュースなのだろう。

そしてマルチメディア室に行って、1限の サウンドデザイン と、2限の 音楽情報科学 とを終えてヘトヘトになって研究室に戻り、3限には、4-5限にある 基礎演習E のページを改訂したりして、密度の濃い1日となった。 合間には事務局入試室に行って過去のSUACの「入試募集案内」資料を閲覧させてもらって、僕が某業務を担当したのが2001年から2010年までの10年間だった・・・という事実を確認したりした。

2021年4月17日(土)

昨日は無事に3つの科目の初日が終わり、さらに「音楽情報科学」には他科目の初日を覗いて出席していなかったものの、「サウンドデザイン」→「メディア数理造形」と王道のコースを辿る橋本さんから「受講したい」とのメイルが届いてOKを即答して(^_^)、およその全体像が見えてきた。 さらに有志による特別講義のプロジェクトとして、以下の2つが来週からスタートすることになって、こういう学生たちの意欲を浴びて、なんだか僕も元気になってきている。
長嶋です。このメイルは「Max8補習特訓」を希望した3人に出しています。当面、5/13は僕の予定があり有休なので、
	2021.04.22(木)、2021.04.29(木)、2021.05.20(木)、2021.05.27(木)
と予定しています。1106に来て下さい。持っている人は自分のPC持参もOKです。
Max8は1ヶ月だけ無料で体験利用できるので、可能であれば連休中(5/3から5/6まで)に半日やれると、最終の5/27をナシにして、
5/20までの1ヶ月(無料期間)となります。(Max未経験の中村さんだけでも来れれば開催します。4/22に相談)
4月21日になったら、自分のPC(WindowsかMac)に
	https://cycling74.com/downloads
からMax8をダウンロードして解凍してインストールして実行させると「メイルアドレスを登録して」と出てくるのでそれを登録すると体験利用
(保存まで全て)できます。4/21より前に実行するとタイマーが開始してしまうので、4/21まではダウンロードだけで解凍実行しないで下さい。
1106にもMax8の入ったMacがあるので、持参せずそれでもOKです。予習/復習は不要ですが、去年のリモートでやった
	https://nagasm.org/1106/sound/index2020.html
を見てもらうと、教材動画があるので実は自習可能です。ということで、頑張っていきましょう。(^_^)
上のメイルは、「Max8補習特訓」の3人に出したメイルである。 今日は朝イチで眼科検診(わずかに不良上皮の面積が縮退した?(^o^))に行った。 明日には息子関係の予定があるために今日の午後から今週のJoyJoyヒトカラを予約して、暴風雨の予報に歯向かって行く予定であり、テンション上げ上げの新学期となっている。

2021年4月18日(日)

前日のJoyJoyヒトカラは6時間で67曲、世間的には昔の曲であるものの自分としては新レパとして加えようと「練習」している新曲14曲を引き続き頑張っている。 今年の時間学会大会に関する理事のメイルが日々、行き来しているのだが、そこで思い出したのは、 この日記のpart8 の「2020年11月29日(日)」のところに書いていた、時間学会誌「時間学研究」に書いたエッセイ「学会交流抄」が、3月末に学会から届いた学会誌に載っていた、ということだった。 せっかくなので以下に小さく転載しておこう。
「端から端まで」を見渡す		長嶋洋一(静岡文化芸術大学)

いつも届く「時間学研究」をパラパラと眺めていて、まさか小山先生の記事に自分の名前が出てくるとはびっくりでした。たまたま11年前に出会った「時間学会」という
名称に惹かれて即入会し、翌2010年の第2回大会から7回ほど発表参加してきました。基本的に音楽と共に生きてきたつもりですが、思い返してみれば色々な局面で
「時間の端から端まで」を見渡してきた私にとって、時間学会との出会いは必然だったようにも思います。
大学時代は、学部で加速器(タンデム・バンデグラーフ)実験できるのは当時ここだけ、という京大理学部の原子核物理学研究室(OBには湯川秀樹・朝永振一郎)で
素粒子物理を学びつつ、2/3/4回生と3年連続「憧れだけ」で林忠四郎先生(世界で本当に一般相対論を理解している10人のうちの一人)の「一般相対性理論」の
講義に出て、ミクロの世界から宇宙物理(マクロの世界)までのスケール時間(10の−44乗秒〜10の27乗秒)を行き来しました。理論は無理なので48時間連続
寝泊まりの加速器実験で液体窒素を真空ポンプに注いだり、加速器ビームのスリットをマイコンで制御しましたが、軽音のバンドでのライヴ活動や、合唱団では独学で
合唱曲を100曲ほど作曲したり指揮したりと、基本はあれこれ音楽漬けの大学生活でした。
卒業後に楽器メーカーの研究開発者としてエレクトロニクスの世界に入り、幸運にもテクノロジーの劇的発展の時期を同時代体験できました。電子楽器の制御マイコンの
ソフトウェア開発、アナログ/デジタル電子回路の設計、音楽処理PCアプリケーション開発、さらに音響信号処理(DSP)の極致である「音源」カスタムLSIの設計に至るまでを
担当しました。現在のLSIは微細化が進展して、回路レベル設計でなく言語記述の自動設計(冗長な回路も微細化のお陰でチップ上に実現可能)に任せていますが、
当時は半導体製造の技術的限界からチップサイズの制約があり、いかに高機能な回路を効果的に小さく設計するかというテクニックの極限が求められました。缶詰出張は
1ヶ月ほどで、半導体メーカ内の鍵付き設計個室の壁に、合計で6万トランジスタを超える巨大な回路図を計20枚ほど貼り出し、ミクロ側では半導体チップのゲート遅延
(100ピコ秒オーダ)からマクロ側では生成されるサウンド(100秒オーダ)までの時間スケールを行き来してシミュレーション検証しました。開発の最終盤には、数万
トランジスタの全動作が瞬時にイメージ出来るかどうかという、脳細胞と回路規模の極限の戦いとなりました。
調査のため参加した「学会」という場で音楽情報科学の研究者コミュニティを知って木乃伊取りが木乃伊になり、エンジニア最高国家資格と言われる「技術士」(情報工学・
電気電子の2部門)を取ると、約10年間のサラリーマンから独立しフリーになりました。コンサルティングとともに京都・神戸の大学と大阪の研究所に毎週3日、浜松から
通うという生活が8年間ほど続きましたが、その間に研究/教育を行い、論文を書き、システムを開発し、作曲家として新楽器を開発しつつ作曲/公演を行い、多くの
コラボレーションを進めました。現在でも興味あるテーマの非線形現象(→カオス/同期/創発)も1990年代前半に触れました。当時は、コンピュータ音楽に使うニューラル
ネットワークを「学習」させるために高性能ノートパソコンを2週間ほど連続運転する必要がありましたが、現在の深層学習マイコンはその1万倍ぐらいの規模のシステム
学習を1秒かからずに実現でき、ここでも時間スケールの幅に直面しています。
2000年4月に開学した静岡文化芸術大学の専任教員となって21年ですが、ここ10年ほどは「他流試合」を心がけています。いつも参加する学会というのは、もちろん
専門が同じ「仲間」なので居心地も良いですが「井戸の中」も懸念されます。音楽は人間の本質に関わるために、心理学・認知科学などの分野、さらに生体情報計測に
注目して生理学・脳科学などの分野の学会等にも積極的に発表参加することで知見が広がりました。入会してみた時間学会では、基礎心理学の分野などで何度も
見かけていた千葉大の一川先生と再会して、その広い守備範囲に改めて驚嘆しました。京都市立芸術大学の博士課程(メディアアート)に社会人入学し、美学・哲学など
新しい世界に触れて大きく視野が広がり、一川先生からも学んだ基礎心理学(錯覚)研究を含めて発展させ、リミットの6年がかりで2020年3月に無事にPh.Dを取得
できました。時間学と同様、一生「勉強」できる素晴らしさに感謝しています。今後も知的刺激を求めて参加していきたいと思っています。
・・・というわけで、「会長」を指名するのは甚だ恐縮ですが、私にとって時間学会を含めておおいなる刺激の源泉である一川先生に、いち「学会員」として、次回のエッセイを
お願いしたいと思います。
今日は朝から昼過ぎまで研究室に出たが、Max8がこれまでの8.1.10から8.1.11になっていた事を知って、「Max8補習特訓」のために提供するかもしれない1106の2台のMacBookの8.0.8から上げるのも含めて、お仕事Mac miniと、研究室の5台のMacBookAirのMax8を全て8.1.11に更新した。 そしてさらに、研究費でレンタルしているモバイルWiFiルータを使って、全台のライセンス確認を施した。 なんせ研究室からだとLANでもWiFiでも、何故か確認のプロトコルがCycling'74と行き来せず、その状態を6ヶ月続けると「お試しモード」に戻ってしまうので、何かの機会にはこの「思い出し」作業が必要なのである。 その後、自宅にいったん帰り、雄踏に寄って、さらに金指駅前の この土地 に行って、息子が建て始めた家の「餅撒き」をやってきて1日が無事に終わった。

2021年4月19日(月)

新しい週、2週目の「履修登録変更期間」に入った。 僕は自分の専門科目「サウンドデザイン」・「音楽情報科学」については、掲示で1週目から本論に入ると宣言しているので、原則として2週目からの合流は推奨しないという立場であるが、今朝、manabaで履修登録者を調べてみると「サウンドデザイン」で1人減っていた(想定内)だけで、どうやらこれでスタートできそうである。 明日の火曜日からは「音楽理論特訓講座」も開始するが、前期の月曜日は何もない日なので、この日は今期の学会発表シリーズに関して、ちょっとだけ進めることにした。 上の「2021年4月14日(水)」のところに書いたように、9月あたりの学会については追って何か出てくるかもしれないものの、当面の目標は「日本時間学会大会」・「FIT2021」・「エンタテインメントコンピューティング2021」の3つである。 そのうちEC2021は「発表申込締切:2021年6月16日(水)」とまだちょっと先なので、これからのゼミや「音楽情報科学」での学生プロジェクトの進展に乗っかる可能性を留保しておいて、ここでは「日本時間学会大会」(アブストラクト提出期限 5月10日)・「FIT2021」(受付期限 5月7日)という2件が先行することになる。 時間学会では、どうやら僕がいつもエントリーも原稿提出もトップバッターらしいのだが(^_^;)、ネタはいつも毎年アドリブなので、油断すると過去に発表したネタとかぶる恐れがある。 そこで毎回恒例のプロセスとして、過去の時間学会大会で発表した自分のタイトルを ここ から発掘したところ、上のようになっていた。 そして、何かデジャヴのような気がして発掘してみると、なんと この日記のpart4 の「2020年2月26日(水)」のところで、いずれCOVID-19で中止となる事などまだ知らない時にまったく同様に過去の発表を発掘して(ちゃんと予稿のリンクまである)、国際時間学会とのタイアップを意識して、英語で このような予稿 を提出しており、その後の中止決定でこれを取り下げていたと思い出した。
しかし、この原稿は来年の世界時間学会へのエントリー(今年の8月)の候補ではあるものの、より「時間学会っぽい」ネタがある事に気付いた。 そう、もろに時間(テンポ)が関係する「Risset Rhythmネタ」であり、これは去年の前期から夏あたりに音情研と音知学会で発表したものの、まだ時間学会では未発表だったのである。 そうなれば、途中で「To Be Continued...」として止まっていた 「Risset Rhythm」 温故知新 のページを少しでも進めて新ネタを加えた上で、これを発表するというのが、まさにタイミングとしても王道である。 新ネタの部分はライヴComputer Musicへの発展に関わる部分となるので、そのテクニカルな部分にfocusしてFIT2021でも発表する・・・というのが自然な流れであり、これはもう、「Real Time Risset Rhythm Generator」から「Live Sampling Risset Rhythm」へ、という、しばし棚上げしていた新展開への挑戦となるのだ。(^_^)
そこで改めて、去年の夏〜秋の 音情研音知学会 での発表予稿を眺めた上で、ちょっと作戦変更して、先に締め切りが来週にやってくる、申し込みはアブストラクト応募でいい FIT2021 へのエントリを先行させることにした。 当然であるが「架空の進展」を前提としたアブストラクトであり、後からそこまで追いつけばいい・・・というやつである(^_^;)。 そして300字以内ということで、「ピッチに関する有名な錯聴の"Shepard Tone"を、Jean-Claude Rissetがリズムに拡張した錯聴が"Risset Rhythm"である。筆者はMax8環境下での"Risset Rhythm"再構築として、リズムだけでなくピッチ要素を持つ音楽フレーズでの実装、左右チャンネルで無限加速と無限減速する実験、生成する"Risset Rhythm"のパターンをライブ変容させる「Real Time Risset Rhythm Generator」を提案した。本稿ではこの先にある「常にテンポが連続的に加速/減速する音楽」のための手法へのアプローチについて検討報告する」とサッと書き上げて、エントリを完了してしまった。
そしてさらに余勢を駆って、時間学会の原稿についても一気に執筆してしまい、 このように 書き上げたPDFを学会事務局に送ってしまった。 中身はまだ何もない(^_^;)のだが、ここまで書いてしまえば、あとは実際にこれを実現するだけである。

2021年4月20日(火)

前期(前半)の火曜日は、1-2限の「領域専門演習」に清水さんがやって来て、さらに午後の4限には「音楽理論特別講座」に、仮ゼミの清水さんと、満を持してゼミの永井さんがやってくる。 さっそく朝イチで、ちょっとだけ改訂して、 このページ を置いた。 中身は進行に合わせて、次第に追加して開けていく予定である。

Ars Electronicaからは このような 2021年版のイベントページ(これはローカル保存なので文字化けするかどこかをクリックすれば本家に飛ぶ)の案内が届いたが、まぁCOVID-19のために実質的にはまだ今年もリモートであり、Linzに出かける可能性はゼロである。 ほとんど隅々まで覚えてしまったあの街を歩いて、Ars Electronicaのイベントと作品たちを楽しめるのは、早くて2022年だろう。

1-2限にはみっちり、仮ゼミの清水さんの「領域専門演習」としてComputer Music関係の話題をあれこれあれこれ提供しつつ議論した。 中身は「pitch trackingはかつてのfiddle~が現在ではfzero~になった」とか「産総研の後藤真孝さんのCindy」とか「はこだて未来大の平田さんのハービー君」とか「関学の片寄さんのVSG(voice shooting game)」とか「ICMAデモビデオ1990のRoger Dannenbergのトランペット追従自動伴奏」とか、さらに「Processingの自習のやり方」とか、とても学部3回生のレベルどころではないハイレベルな話となり、それはそれは「濃い」ものとなった。
そして4限には このように 「音楽理論特別講座」に志願した2人とともに初日の特訓を進めた。 二人とも吹奏楽とかピアノとかの経験があってGarageBandでの作曲も出来るので有望であるが、「固定ドを捨てて移動ドに切り替えないと音楽が聞こえてこない」という壁をどのように越えていくか、ここから正念場である。

2021年4月21日(水)

遂に、Appleから「M1チップのiMac」が出た。 これがSUACで5年ぶり、この4月からの機器更新に間に合っては困る(出始めのモデルは確実にトラブルが起きてきた歴史が証明)・・・ということで最後のIntel iMacを確保してもらっていた、というソレである。 消費電力がとても小さくなって、ファンレスで薄くなったのに高性能、というのは想定通りだが、このようなカラーバリエーションを出すというのは、過去のAppleのパターンから言えば「あまりアピールポイントが無い時の苦肉の策」なので、まぁ今回は静観するということになりそうだ。

そして2限となった。 今回は就活のため古谷さんが欠席、バイト先の会社の打ち合わせのため北京の王さんが欠席、そして杉山さんが静岡からZOOMで参加して このように ゼミの2回目が行われた。 1106に出てきた2人が帰った後に、引き続きZOOMで杉山さんの総合演習IIと卒制の作戦会議まで進めることができた。 ちなみに(リンク切れするが)全75分の記録動画は これ である。

そして午後にフリーの時間がぽっかり出来たので、久しぶりに 「Risset Rhythm」 温故知新 のページだけでなく、そこで実験したMaxパッチの記録を発掘して、今回の新しいネタに向けた実験を始めるための「思い出し」と「環境整備」を開始した。 ある程度まで進んだところでリンクを生かすように改編するが、行き先として 「Risset Rhythm」 からの発展に向けて という新しい「入れ物」も作ってみたが、この中身はまだ空白である(^_^;)。 もう約1年前のことなので、けっこうMaxプログラミングの勘所を思い出すには時間がかかるかもしれない。

2021年4月23日(金)

昨日の2限には「Max8補習特訓」の1回目があり、この4月から「サウンドデザイン」と「音楽情報科学」を同時期に受講するために志願した中村さんと、去年前期のリモート「サウンドデザイン」→後期「メディア数理造形演習」→今期「音楽情報科学」と順調に積み上げつつも復習のために志願した松本さんと、今期から実習指導員となりかつて長嶋ゼミに参加していた藤石さんの3人が元気に集まってきた。 中村さんと藤石さんは自分のMacBookAirにMax8を入れて1ヶ月体験利用を登録スタートし、松本さんは1106常備の学生プロジェクト用MacBookに入っているMax8を使用することになったが、どうも調べてみると、国内代理店のMI7のメニューから、「アカデミックの個人サブスクリプション」という利用方法が無くなっていてちょっと当惑した。 まぁ、今後も使うのであればアカデミックのうちに永久ライセンスを購入してしまう(→活用して元をとる)、というのも悪くないだろう。 今後、体験利用の切れる5月下旬までの期間に「Max8補習特訓」を進めるが、5月の連休中には計2日、午後半日の特訓予定も決めて、集中的に追いついてしまうことにした。 午後には学部と大学院の教授会が延々とあって、長い1日が終わった。

そして今日の午前には「サウンドデザイン」と「音楽情報科学」の2週目があった。 履習登録者も確定して、それぞれ、久しぶり(2年ぶり)の対面講義ということで力も入って、がっちり進めることができたが、午前中目一杯のマルチメディア室から1106に戻ってきたらグッタリと疲れていた(^_^;)。 まぁ、この疲労感は幸福な「手応え」でもあり、まぁ生き甲斐というところである。 そして忘れないうちに講義ページ の今週の内容を実際に行った内容に整理して、来週の分をMaxサンプルパッチと共に準備してWebに上げて、ようやく13時半ぐらいになって、金曜のルーチンが終了した。 午後には担当回ではないので「基礎演習E」に行かずに研究室でMaxの実験を上のようにチラッと進めて、イアホンで こんな音 をずっと聞き続けて、いわば「瞑想状態」に入りかけた(^_^;)。 このような日々が無事に7月末まで続くことを祈りたいが、今夜にはCOVID-19のための緊急事態宣言の3度目が発出されるようである。

2021年4月24日(土)

ICMAから届いた案内は、「The Science and Psychology of Music: From Beethoven at the Office to Beyonce at the Gym」(音楽の科学と心理学: オフィスでのベートーベンからジムでのビヨンセまで)という新しい本の紹介だった。 DeepL翻訳で概要を紹介すると、以下のような感じで、なかなか興味をそそられる。

この本の特徴の一つは、専門家ではない人や、これから始めたり興味を広げたりする人のために、親しみやすい言葉で書かれていることです。
出版社からの指示は、「高校レベル」で実例を交えて書くこと、そして各章を簡潔で魅力的なものにすることでした。また、経験豊富な研究者に
とっても、多くの発見があると思います。私たちもそうでした。その結果、音楽の心理学と科学に関連した幅広いトピックについて、66人の一流の
著者による60の章からなるコレクションが完成しました。
ハードカバーの値段は、 ここ だと97ドル、 ここ でも97ドル、ただし アマゾン だと150ドルで、さらに日本への送料が20ドルほどかかる。 思わずクリックしかけたが、思い直してみると、1106研究室には、音楽情報科学に関する英語の書籍でまだまったく開いていないものが10冊近くあるのだった。 緊急事態宣言で日本中が「自宅で読書」という感じではあるが、まぁこれを購入しても読まない確率が99.5%以上なので、グッと断念バーグした。

2021年4月25日(日)

先週の日曜日、息子の新居の棟上げ(餅まき)に行ったが、Googleマップで調べてみたその場所というのは、実は ここ ではなくて、あと1筋、上がったところであると判明した(^_^;)。 ただし更地でなく、過去の家がまだ建っているという古いGoogle Street記録画像のようなので、改訂するのはやめてそのままYouTubeに放置することにした。
      • 2021年4月4日(日) 6時間 63曲
      • 2021年4月11日(日) 6時間 64曲
      • 2021年4月17日(土) 6時間 67曲
      • 2021年4月24日(土) 6時間 59曲
COVID-19対策で去年の4月から続いているJoyJoyヒトカラは、このところ毎週日曜だったのが、眼科通院の関係で先週から毎週土曜にシフトして、当面このペースで行きそうである。 過去の古い古い曲であるものの僕にとって「新曲」という練習も、第1グループの半分くらいは このリスト  の「通常ゾーン」に移動して、残り数曲を毎週欠かさずに歌っている。 「練習中ゾーン」でマークの無い曲は第2グループであり、まだ難所の採譜もしていないしmp3を繰り返し聞くという作業にも入っていないが、焦ることはないのだ。 上は今月、2021年4月のヒトカラ戦果であるが、過去のヒトカラ戦果の置き場所はこの日記の「2021年4月11日(日)」のところにまとめてある。

そして、喉の休養日である今日は、ぼちぼち上のようにMax8プログラミングの実験をちょっとだけ進めているうちに終わった。 イアホンでずっと連続して「ライヴ・サンプリング→Risset Rhythm化」の音を聞いていると、面白いサウンドではあるものの、そうそう長時間も続けられないほど疲労するので、こういう実験を合間に進めていく日々となりそうである。

2021年4月26日(月)

昨日は無性に焼肉が食べたくなって、スーパーで米国牛カルビ3パック(国産牛を選べない庶民感覚)と半額シールの貼られたサニーレタス2袋を仕入れて焼肉を満喫し、さらに9時間睡眠で気力体力充実の週明けを迎えた。 たまにあるのだが、「ライヴ・サンプリング→Risset Rhythm化」に関して、夢の中でちょっとしたアイデアが思い付いたので、午前中に以下のように昨日の続きの実験をしてみたが、やはり夢の中のアイデアには大きな欠陥があると判明した。(^_^;)

そして、上のようにMax8で「基礎心理学」というディレクトリに入れてあった各種の錯覚実験パッチを整理整頓した上で、先週の「音楽情報科学」の中で触れていた、 イリュージョンフォーラム の中の錯覚をMax8で実装する、という作業に着手した。 最初のターゲットは、よくある「ツェルナー錯視」であり、イリュージョンフォーラムでは以下のように2枚の画像を切り替えるだけであるが、ここには多種のパラメータがあるので、それを全てインタラクティブに試して、「錯視の度合い」まで体験的に調べられるようにしてみよう・・・という事である。 これは同時に、jitterでのマルチメディア・プログラミングの格好の教材になる、という点が一挙両得なのだ。

  

そして、午後にかけておよそ2時間半ほど、幸せな幸せなMaxプログラミングの時間を経て、以下のようにインタラクティブであれこれ試せる「ツェルナー錯視」の実験Maxパッチが無事に完成した(^_^)。 NTT基礎研版と並べて動作を記録してみたのが このYouTube である。 暇な半日のお仕事としてはなかなか充実の時間であり、こうやって少しずつ、新・イリュージョンフォーラムの素っ気ない錯覚体験をインタラクティブ化させていけば、また新しい錯覚の発見に貢献できるかもしれない・・・というのはとても大きな収穫である。

その後、なんとなく余勢をかって、さらに新しい錯覚のMax化に着手したが、夕方になって頭が冴えなくなってきたために、最後のバグが取れないうちに時間切れとなった。 明日の朝イチの冴えている時にこのバグを取れるかどうか、ここは勝負である。

2021年4月27日(火)

今日は午前の1-2限「領域専門演習」でゼミの清水さんが1106に来て、「音楽情報科学」から「作曲」まで全般のみっちり2コマの個人指導から始まる。 そして午後の4限には「音楽理論特訓講座」の2回目があり、僕はちょっとだけMartinギターを弾くつもりである。 その後の5限には、ここには詳細を書けない極秘の某会議もあったりして、今日はギッシリ中身が濃いのだ。

そして清水さんが1106にやってくる数分前に、昨日の夕方にちょっとしたバグが解決せずに未完成だった「カフェウォール錯視」のMax8パッチが、上のようにインタラクティブであれこれ試せる実験Maxパッチとして無事に完成した。 昨日と同様に動作を記録してみたのが このYouTube である。 その後は昼前まで、Processingのオブジェクト指向の解説とか、音楽心理学実験に発展する可能性のあるテーマとか、某社が思い出したくないMIBURIの黒歴史とか、僕のモーフィング動画「JizoGazoDazo」(→被験者心理学実験に発展)とか、ホラー音響生成楽器とか、それはそれは「濃い」時間を過ごした。

午後の4限にはゼミの永井さんと清水さんがやってきての 音楽理論特訓講座このように 進んだ。 今回は「コード」の話であり、冒頭に僕がギターの弾き語りをして、その背景にあるコードの理屈を伝授したが、上のように実際に楽譜からコード名を書く・・・という作業には二人とも難儀していた(^_^;)。 答え合わせは来週である。

2021年4月28日(水)

ゼミの日である。 今週は全員が元気に集合して、それぞれの進捗を報告した。 古谷さんは内定2社目をゲットした(^_^)。 北京の王さんはバイト先のゲーム会社の新作ゲームのトレイラーが公開されたとのことで、 これ を皆んなで鑑賞したりして、ゼミの全体は このように 進展した。

ちなみに(リンク切れするが)全96分の記録動画は これ である。 そして、どうもYouTubeからの動画変換作業が遅いなぁ・・・と思っていると、以下のような表示に行き着いた。 なるほど、ZOOMの画面共有で王さん紹介のゲーム広告動画を鑑賞したその中で使われている音楽か、あるいは王さんの近況紹介でゲーム音楽のアレンジを紹介したが、その「元サウンド」の音楽データか、のいずれかが引っかかっていたらしい。

著作権侵害の申し立て
著作権侵害の申し立てにより、動画は収益化の対象外となっています。
この措置が誤りであると思われる場合は、詳細を確認のうえ異議申し立てを行ってください。
異議申し立てが解決されるまで、収益は別途で保留状態になります。
まぁ、どうせこれは実質的には非公開の動画だし、今のところ26本目の「著作権侵害」メイルも届いていないので、ここは放置の一択である。 さらに調べてみると、どうやら「ゲーム会社の新作ゲームのトレイラー」ということで、コンテンツがそのゲーム会社が収益化のために「著作権者に広告収入が支払われています」というContent IDが付与されていたらしい。 これを全自動で検出して警告してくるYouTubeのシステムもなかなかのものである。

2021年4月30日(金)

世間はゴールデンウイークらしいが、全国の大学の多くは昨日の祝日だけでなく今日も講義日である。 昨日は1106研究室で このように 「Max補習特訓」が進んだが、来週の月〜水の祝日3連休の初日5/3(月)と、例年であれば浜松まつり翌日のため浜松市内の小中学校や企業の多くがお休みとなる木曜日(5/6)、の2日間も午後にみっちりとこの補習特訓を進めることになったので、今年のゴールデンウイークは完全にその存在に気付かないで過ぎ去りそうだ。

僕はmbed NucleoF401REで多くのシステムを開発してきたので、ARM mbedに登録しているDeveloperであり、不定期にmbedコミュニティからのメイルが届いているのだが、ほとんど全て、新たに咀嚼するほどのものでもなく看過してきた。 今朝、届いていた上のようなメイル(以下がDeepL翻訳)についてはしかし、一瞥しただけでちょっとチェックする必要を感じた。

今週、Mbed OSのバージョン6.10がリリースされましたが、その一環として、Mbed Enabledボードのピン名の定義と使用に関する新しい規格を導入しました。
開発者コミュニティやエコシステムパートナーからのフィードバックを受けて、私たちは、開発者がMbedボードから外部コンポーネントに移植するアプリケーション
の再利用や作成をより簡単にしたいと考えました。アナログ・デバイセズ社とSTマイクロエレクトロニクス社のエンジニアリング・チームと協力して、新しい標準
ピン名とコネクターを設計、実装、導入し、Mbedでの使用感を向上させました。
元々、世界がArduinoのブームで盛り上がってきた10年ぐらい昔、ARM社は組み込みCPUとしてArduinoとは別にオリジナルのmbedファミリを開発提供して、オープンソースを嫌う半導体ビジネス各社もmbedに乗っかって多種の組み込みマイコンを出してきた。 僕が活用して「インターフェース」誌に紹介したNucleoF401REなどもその一種だった。 しかし、Arduinoコミュニティはオープンソースの強みを生かして、Arduino IDEをどんどん拡張させることで、ユーザはそのマイコンのコアCPUが何であるかに気付かずに、実はArduinoは多種多様なCPUコアのArduinoのファミリに膨れ上がっていた。 その中には、なんと「ARM mbedコアを持つArduino」というのも登場してきたので、うかうかするとARM社は「見えないコアを提供するだけ」で巨大なユーザ層(Developer)を失ってしまう状況になってきた。 そこで慌てて「Mbed OS」なんてのを出して囲い込みに躍起となっているのだが、今回のアナウンスは、同様に「Arduinoコミュニティへの媚び諂い」(^_^;)とも言えそうなものである。
Mbedボードのピン名の改善 : 現在のピンネーム機能は、2つの特定の分野に焦点を当てています。

●General pin names
これは、PCとのインターフェースとして、LED、ボタン、UARTの使い方を定義したものです。すべてのボードがこれに準拠することが求められます。

●Arduino Uno connector
これは、Mbedボードをコンポーネントで拡張するのに便利な、非常に人気のあるコネクタです。この規格は、物理的要件に準拠したコネクターと、
そこで使える必要なMCU信号(デジタル入力、出力、ADC、I2C、SPI、UARTなど)を持つボードを識別するのに役立ちます。Target.jsonにレガシー
Arduinoコネクターの定義が含まれているボードは、レビュー、移行、テストが適宜行われ、最終的には「ARDUINO_UNO」フィールドを使用して
これを示すことになります。

すべてのコードはMbed OS 6.10リリースに含まれており、ピンネーム機能の採用に向けて、シリコンパートナーやプラットフォームパートナーとの協力を続けています。
これはMbed Enabledの要件に含まれています。Arduino Unoコネクタを搭載したボードのコンプライアンスは、mbed.comプラットフォームのウェブサイトに新しい
フィルタで表示されます。
将来的には、他のコネクターにも標準化を拡大していきたいと考えています。開発者コミュニティからのフィードバックや貢献をお待ちしています(フォーラムのトピックを参照)。
リンク先の このページ に行ってみると、DeepL翻訳で上のような事が書かれていた。 要するに、Arduinoであまりに世界的にポピュラとなっている「Arduinoシールド」互換のピン名称を、Arduino IDEと同様に自然に使えるように、mbedのオンラインIDEが「擦り寄っていった」という仕様拡大であり、これまでのソフトウェア資源については上位互換性をもって「引き続き使用できる」ものと判明した。 mbedを開発する際に、Arduinoでお馴染みのライブラリと同様のヘッダファイルを「include.h」等と並べて追加するだけで、ソースプログラム中のピン名称をいちいち置換して書き換えないでそのままArduinoファミリと同様に使えるように「追加拡張」しただけなのだった。 この点さえ確認できれば、もうこの情報については一件落着だ。(^_^)

そし午前の1限には サウンドデザイン が、2限には 音楽情報科学 があって、充実の疲労感とともに研究室に戻ってみると、およそ半月以上も前に大学に出していた書類の決裁が下りたとのことで、いよいよ某社との受託研究プロジェクトが正式にスタートすることになった(^_^)。 まだ連休明けまでは何も動かないのだが、とりあえずはパソコンの購入である。 実はすでに、以下のような候補を調べていたのだった。

新しいM1のMacBookAirの方は一択なのだが、VAIOについては、「新世代CPU」の方がだいぶクロック周波数が低い(1.6GHzに対して1GHz)のに値段が高くて、バッテリ寿命が長いとか軽量ではあるとしても性能が高いのかどうか不明なのが気掛かりで、ちょっと決めかねていたのだ。 そこでYAHOOで、ダメもとで「corei5-8265u corei5-1035g」と入れてみると、なんとタイトルそのまま こんなページ が出てきた(^_^;)。 やはり比較のニーズはあるのだった。 そしてこれを眺めた結果、やはり基本は14nmと10nmのプロセスの違いによるもので、つまりは「新旧の対決」なのだろう。 ページのいちばん下あたりには「では、Core i5-8265U又はCore i5-1035G1ですか?」というのがあり、答えは「テスト結果に基づいて、Technical CityはIntel Core i5-1035G1CPUのCPUを推奨します」となっていた。 しかし、「Macより高いWindowsを買う」というのはあまりに情けないので、結局は3万円ほど安い古い方と決めて、入札を依頼することにした。 なんせ1106研究室にWindows10が来るというのは画期的に凄いことで、動くMacが20台以上ある1106研究室にはWindows10もWindows7もまったく無くて、動く状態で残っているのは(ネットに繋がっていないのは当然だが)、WindowsXPが3台(うちノート2台)、そしてWindows98ノートが1台だけなのだ。

2021年5月1日(土)

この日は朝イチで隔週の眼科通院(進展ナシ(;_;))、そして午後から晩にはいつものJoyJoyヒトカラ6時間を予約してテンションが高揚しているので、研究室はroutineのメイルチェックなどで3時間半ほどの滞在である。 お仕事Macに向かっていると、上空の航空機内のようなゆったりとした長周期の揺れを微かに感じたのでネットニュースを見ると、案の定、また宮城県沖でM6.6の地震があった。 SUACの事務局あたり(2Fや3F)では感じないのだが、研究棟の高層階では、過去にも東北とか新潟とか中国地方とかのそこそこ大きい地震を、この長周期振動によって感じることが出来たのだ。

昨日のマルチメディア室での講義の際に実習指導の藤石さんから聞いた情報によると、今回の設備更新(5年に一度)では、OA室に上のような最上級のMacが2台、入ったとのことだが、まぁ500万円ほどのこのコンピュータを実際に使い倒すのは困難なので、どさくさに紛れた「見栄」の産物のような気がする(^_^;)。 そこで思い出したのだが、フリーになって浜松から毎週3日、大阪・京都・神戸に通っていた約7年間の行き先のうちの一つ、神戸山手女子短期大学で僕が教えていたコンピュータは「1人500万円で24台」だった。 今は亡き シリコングラフィックス 社のコンピュータ"Indy"が、文部省からの補助金1億円でこの大学の演習室に24台入ったものの、それを使った授業を出来る教員がいない・・・とのことで依頼され、僕は非常勤講師として毎週、浜松から神戸・元町のこの大学に教えに行っていたのだ。 その模様は、発掘してみたら、 神戸山手での授業風景1994 にあった。ナツカシス。 以下の"Indy"については、 ここ とか ここ とか ここ とか ここ とか ここ とかに紹介されているが、当時としては画期的に強力なグラフィック・ワークステーションであり、僕が自宅に買ったものは8bitグラフィクス版の70万円ぐらいのものだったが、神戸山手にあったのは最上位24bitグラフィクス版の250万円するマシンで、ここにいくつかのソフト(合計250万円ほど)が入って、まったくパソコンすら触ったことのない学生の前には、1人あたり500万円のマシンがずらりと並んでいたのである。(^_^;)

僕は気合いを入れて自宅に購入(→研究と学会発表に活躍)したが、SCSI外付けの「2GB HDD」が20万円したりして(^_^;)、強烈に高価だった。 当時の僕は、浜松と神戸を往復する新幹線の車内で「PowerBook2400c」などのMacノートで宇多田ヒカル(当時中学生)のライブ動画などを見ていたが、そのMacノートのCPU(PowerPC)のクロックは240MHz、内部メモリ容量は32MB、内蔵HDD容量が80MB、というような時代だった。 それなのに神戸山手の音楽科学生は、毎週の出席としてIndy標準カメラで顔画像撮影してネットワーク経由で提出したり、「菊池桃子を歌います〜」などと1分間CD品質10MBのサウンドファイルをばんばん録音保存するという信じられない使い方をして、来るべきコンピュータ時代を予感させていたものだった。

そんな時期の1995年1月には阪神大震災があり、神戸は全域停電、このIndy演習室のモニタも床に落ちたりした。 大学は施錠されていて警備会社に鍵を開けてもらって同僚の教員がこの部屋に入ったのは数日後だったが、僕は震災の翌日に、浜松の自宅からインターネット越しにこの神戸の演習室のIndyに1台ずつリモートログインして、「生きて」いるのを確認していた。 Indy(ワークステーションなので常に電源はONのままで、ユーザはログインして使用する)は突然の停電で電源が落ちても、その後に電源が復旧すると、停電トラブルで壊れたシステムファイル群を自動修復するようになっていて、誰も入室していないのに全てのIndyが生きている(数台はディスプレイが床に落ちていたが)、というのをリモート確認できたのだ。 そんな話を上の本の中にも書いて、当時は情報セキュリティの専門家として、フリーの身で不安定な収入をそこそこ支えてくれたのだが、出版社の「工業調査会」(ここからは単行本を4冊 出版していた)は書籍不況の煽りを受けて2010年に消滅してしまった。

2021年5月3日(月)

一昨日のJoyJoyヒトカラは6時間で65曲とまずまず飛ばしたが、そのダメージで昨日はダラッと過ぎ去った。 せっかくの連休なので「週一」ペースの合間にもう1日、明日か明後日に行く可能性を残しているものの、絶唱6時間はけっこう喉に厳しいのでパスの可能性も大きい。 今日は祝日であるが午後には「Max補習特訓」で研究室に学生たちがくる予定である。
ここには詳しく書けない(のに書いている(^_^;))のだが、光栄なことに今年も極秘の某業務を依頼されて、裏でぼちぼちの作業が始まった。 某領域でSUAC開学の翌2001年から2010年までの10年間を担当したが、その後にまた始まったこちら領域の某業務も、もう2016年から続いて6年目である。 年に一度のこの業務のために、無意識下にはほぼ10ヶ月間ほど緊張感のある日々が続く・・・というのも、「大学教員」冥利に尽きるのである。

2021年5月4日(火)

昨日の「Max補習特訓」は このように 快調に進んだ。 久しぶりにMyoとMuseを出してデモってみたが、どうも初代のMuseは内蔵バッテリの寿命が近付いている感じだった。 Myoも製造中止となってしまったし、新しいMuse2はSDK非公開など問題もあって登場した頃の熱量まで盛り上がらず、あまり身近なものとならずに世界的にいずれ消滅していくのかもしれない。 この補習特訓では、それまで全く使ったこともなかった「AirDrop」という邪悪で便利なものも学生に教わって、データの配布などにがっつり活用できるようになった(が、自分では受け手として使おうとは思わない(^_^;))。

そして今日は5月3-5日というGW中核3連休の中日であるが、昨夜は夜中に目覚めてあれこれ思い付いたり思い出したりしてしまった。 朝イチで、昨日の某業務で出来上がっていた試作をがっちり全面改訂してほぼ完成させると、次に取り組んだのは、半ば忘却していたMax8プログラミングである。 この日記で「2021年4月26日(月)」のところに書いていたネタの続きであるが、ちょっとした解決方法を思い付いてしまったので、これは実験しなければいけない。 その前にやったのは、以下のように1106研究室の5台のMacBookAirの「Max」ディレクトリに、USBメモリを介してメインのお仕事Mac miniの「Max」ディレクトリの中身("project"と"学生project"、合わせて8GBほど)をreplace改訂しつつ、ネットに繋いでFirefoxのバージョンcheck(最新か)と、AppStoreに繋いでソフトウェア・アップデートのcheckである。 昨日の補習特訓でこの改訂が滞っていたのが発覚したので、これは混乱を避けるためには、たまに必要となる作業なのだ。

そして、連休でメイルも1本も届かず邪魔の入らない研究室で、マイクに向かって叫びつつ奇妙なサウンドを無限加速・無限減速でループ再生させつつ、幸せな幸せなMaxプログラミングの時間を経て、昨夜思い付いていたアイデアに直結するような形で、遂に以下のようなMaxパッチが出来上がった(^_^)。 このパッチでは手作業でサンプリングのスタートとストップをクリックしているが、これはライヴ・パフォーマンスにおいては、パフォーマーが自分のアドリブフレーズ演奏に対応してフットスイッチなどで操作すべきものであり、特に注目点としては、よくある「サンプリングのスタート」のトリガ(sampling time = 既定値 でお任せ)ではなくて、持続するサンプリング時間をスイッチONの保持(→OFFで終了)によって任意にコントロールできる(生成サンプルのdurationをライヴ・サンプリングの最中に音楽演奏表現の一部として盛り込める)、というところにある。

実質的には等価な上の2つのパッチで、サブパッチによって下の方でよりスッキリとさせたのには理由がある。 ここまでくると、従来のステップにあったサンプルサウンドを簡単に録音してここに置いて公開するのはちょっと躊躇するレベルになってきたので、サンプルサウンドを置かないことにした。 COVID-19禍のために学会出張も国際会議もライヴコンサートも全て無くなっている昨今(ここ2年)だが、このMaxパッチのアイデア/コンセプトはICMCモノ(世界初)であり、簡単なデモサウンドというよりも、きちんとした発表の場(ICMCやNIMEなどのコンサートセッション[コンペ]のあるComputer Music国際会議)に応募するために、時間をかけてパフォーマンスの仕込みと共に「作曲」できる状態に発展している・・・という確信を持ったのだ(^_^)。 2021年はまだ、国際会議は全てオンラインであり、参加しても日本は深夜26時とかの異常状態なので、このネタはワクチンを打って海外に行ける(まさに「打って出る」!!)であろう2022年まで温存しておき、作曲とパフォーマンス(新楽器)のアイデアを練っていくことにしよう。 4月21日に形だけ作っておいた 「Risset Rhythm」 からの発展に向けて に、ここまでを追記しておいて、またしばらく放置することにした。

     

その後、たまたまYAHOOスポーツの実況画面ウインドウをサブモニタの方に開いていたら、上のように次々にウインドウ内が派手にきらめき、同点だった試合がいつの間にかワンサイドになっていた。 こうなると今日は、Max8プログラミングも某業務も進んだことだし、スーパーでビールでも仕入れて帰宅するしかない。(^_^;)

2021年5月5日(水)

ゴールデンウイークの3連休の最終日であるが昼前から雨で夕方〜晩は豪雨という予報である。 通常の年であれば今日は「浜松まつり」3日間の最終日、3日間とも昼は中田島砂丘での凧揚げ、晩は御殿屋台の引き回しと町内での激練りで、最終日は午前2時ぐらいまで騒いだ浜松市民は翌日の5月6日は死に絶えて学校も企業もお休み・・・というところだが、SUACは明日も普通にあって、午後にはまた「Max8補習特訓」である。 昨日は「Live Sampling Risset Rhythm」が大いに進展していたが、さらに朝イチで、昨夜から夢の中に出てきていた某業務の某試作をがっつりと作成してしまってテンションが上がり、今日は天気が悪くても行くのだ・・・とJoyJoyに控えめ4時間の予約を入れた。
そして午前から午後までかけて、たまたま発見した こんなページ に行き、そこにあった「当カテゴリ内記事一覧」というトピック23件を全て読み進めていたが、弊害としてついついAmazonに行き、3冊も注文してしまった(^_^;)。 似たようなページとして、 こんなページ もあったが、これを眺めるのはまた先になりそうである。 合間には手を慣らすためにMartinも弾いたりして、これでこの連休も無事に過ぎ去ることになった。

2021年5月6日(木)

昨日のJoyJoyヒトカラは4時間みっちり攻めに攻めて45曲、まぁこんなところだろう。 僕の中では、 この日記のPart7 の「2020年11月10日(火)」のところにあるように、 チケットをキャンセル  (→払戻し)した時点でもう東京オリンピック2020は終わっていたのだが、ネットニュースから こんなページ が出来たという事を知って、さっそく署名してきた。 ただし、何故か書き込みしたコメントが表示されなかったのだが、一体どうなっているのかは不明である。(^_^;)

そして午後には「Max8補習特訓」の3人が1106研究室にやってきて、 このように 順調に補習が進んで、サウンド処理からアニメーションまで一気に進んでしまい、「補習特訓」シリーズの打ち上げとなった(^_^)。 あとは講義の中でさらに繰り返すことで、Max8の楽しい世界を堪能していって欲しい。

そして事務局からは、某プロジェクトに関して発注依頼していた2台のパソコンが来週5/10(月)に届く・・・と連絡があった。 ちょうど、連休明けということで5/10からこのプロジェクトの話を進めていこう、という話になっていたので、いよいよググッと動き出すことになりそうだ。

2021年5月7日(金)

今日は「サウンドデザイン」と「音楽情報科学」に全力投球する日である。 前夜のカレーに続いて、普段は朝食をとらないが今日だけは「朝カレー」を食べ、昼食もいつもの「梅干し・納豆・豆腐・わかめスープ・10穀米」でなくカレーを持参した。 そして このように 、去年はリモートのために無かった「音楽室でのドラム紹介」を含めて「サウンドデザイン」を進めて、さらに「音楽情報科学」ではいつもの「あれこれ脱線ゲーム」を最大限に拡張して色々な話題を提供しつつ議論して終わった。
午後はその余韻でヘロヘロになったまま、来週月曜には届くVAIO、つまり1106研究室にここ10年ほど縁のなかったWindowsパソコンがやってくる、という事で、まったく予備知識がない状態への対策として、 ここ とか ここ とか ここ とか ここ とか ここ とか ここ とか ここ とか ここ とか ここ とか ここ とか ここ とかのリンクをとりあえずここに記録しておく・・・という作業で終わった。 こんなにあったのでは、ちょっと最初から難儀だなぁ(^_^;)。 また、 ここ を見て、とりあえず東芝の純正のUSBメモリ32GBをAmazonに発注してみた。

そして気付いたのだが、新しいM1のMacBookAirはたしかUSBがUSB-Cになっているので、1106にある大部分のUSB機器が繋がらない。 そこでとりあえず、Amazonで「usb-c ハブ」と検索してみると、なんと最近ではSDカードやHDMI、さらにはVGAだのLANだの・・・と膨大に並んだ「出張所」が百花繚乱だった(^_^;)。 これはスグには決められないので、ぼちぼちこの週末に眺めてみることにしよう。

2021年5月8日(土)

週末になったが、水曜日に行っていたので今日はJoyJoyには行かず、明日に行くためにじっと休養/待機の日(Amazonから届いた分厚い文庫本の読書など)である。 藤石さんからは、昨日の「サウンドデザイン」の音楽室の模様(写真と動画)が このように 届いたが、まぁ昔のようには叩けないので、こんなもんだろう。(^_^;)

そして、 USB-Cのハブについては、いくつかの解説サイトを流し読みしたところで、一気に上の3つを業者に発注してしまった。 併せて、2台のノートパソコンそれぞれのケースも発注したが、この手のケースはタイミングを失するとゲットできなくなるので、なかば運試しという感じになる。 VAIOはそこそこ古いモデルなので一般的なケースしか無かったが、MacBookAirの方は「M1チップに感動して作った MacBook Air/Pro 本革スリーブケース」という、なかなかソソラレル商品があったので発注してみた。 品切れにならずゲットできれば上出来だろう。

COVID-19の3度目の緊急事態宣言は延長され、さらに福岡県と愛知県も加わって、さっそくJoyJoy本部のホームページは上のように、大部分の店舗がある愛知県も全面休業となった(5/31を5/13と間違えているのはワザと???)。 ただし静岡県は、「まん防」の神奈川県と緊急事態宣言の愛知県に挟まれているもののいずれも宣言されていないので、たった4店舗(浜松3店、磐田1店)ではあるが、順調に「【月〜木】AM11:00〜翌AM6:00」・「【金・祝前】AM11:00〜」・「【土・特日】24時間営業」・「【日・祝日】〜翌AM6:00」という営業を続けていてくれるのが、せめてもの救いである。

2021年5月9日(日)

昨日あたりから、「中国が打ち上げたロケットが制御不能で地球に落下する」という こんなニュース で騒然としている。 今日の午前11時あたりに大気圏に突入するらしいが、その時間も不確定であり、さらにその後の落下地点も直前まで不明だという(^_^;)。 そこでせっかくの機会なので、このロケットを追跡してライヴ表示しているという「Chinese Rocket Expected to Crash Into Earth | Real-time Tracker」というYouTubeライブチャンネルのスクリーンショットを撮影して並べてみることにした。 スタートは日本時間の午前9時半で、いよいよ「落ちてくる」というニュースが流れるまで10分間隔で記録することにしたが、世界地図上を物凄いスピードで移動するその軌跡を眺めているだけで、けっこう飽きないものだ。


9時30分の位置


9時40分の位置


9時50分の位置


10時の位置

人工衛星(落下ロケット)の速度というのはイメージできなかったが、10分おきの位置を並べてみると、およそ30分で地球の1/3?ぐらいを進んでいるようである。 高度(Altitude)は150〜180kmほどで、まだ大気圏でなく「宇宙」ということになるのかな。 軌道としては、一周すると南にずれていく感じなので、おそらくあと2-3周したとしても、とりあえず日本からは離れていく方向で、日本人はそれほど慌てることはないようであるが、まだ落下しないとしても、ポルトガル〜イタリア〜トルコあたり、南ヨーロッパの真上を通過しているので、欧州の人たちは気が気でないだろう。(^_^;)


10時10分の位置


10時20分の位置


10時30分の位置


10時40分の位置


10時50分の位置


11時の位置

上のように、10分おきの記録を取り始めて1時間半ほどしたところで、最初の9時30分に撮った位置とかなり近い、ポルトガルの沖合までロケットが到達した。 およそ地球を1時間半ほどで回っているらしい。 高度は前回が187kmだったのが184kmということで、まだ宇宙空間のようである。 高度は一定かというと、前回はここからアジアを経てオーストラリアあたりでは150kmを切るまで下がって、そこからじりじり上がっていたので、地球の中心からの距離はそこそこ変動していて、「円軌道」でなく「円に近い楕円」軌道の一方の焦点に地球の重力中心がある・・・という関係らしい。 一周回ってきたところで、前回はイラン上空だったのが今回はサウジアラビア上空まで、南にずれてきているようだ。


11時10分の位置


11時20分の位置


11時30分の位置


11時40分の位置


11時50分の位置


12時3分の位置

食事をしていたら12時ちょうどのスクリーンショットを撮り逃したが(^_^;)、NHKニュースによれば中国当局が「すでに地中海上空で11時過ぎに大気圏突入した(誤差はプラスマイナス1時間(^_^;))」と発表した・・・という。 ところがまだまだ「Chinese Rocket Expected to Crash Into Earth | Real-time Tracker」のライヴ中継では、高度が上昇しつつメキシコあたりを横断して大西洋に向かっている。 そして、いくつかのネットニュースが「モルディヴ沖に墜落・・・」と伝えてきた。


12時10分の位置


12時20分の位置


12時30分の位置


12時40分の位置


12時50分の位置

前回よりも高度が下がりつつ、上のように12時50分のところまで追いかけてみたが、その後あちこちの複数のニュースが「アラビア海からインド洋に落下」と伝えてきたところで撤収することにした。 つまりは、「Chinese Rocket Expected to Crash Into Earth | Real-time Tracker」のようなトラッキングサイトというのは、「ライヴ」といっても、航空機や人工衛星などの過去の航行記録から推定される位置を示すだけで、今回のように大気圏突入で燃え尽きるというような事象の記述については、簡単に言えば「嘘」なのだという。 けっこう追いかけるのは面白かったが、既に落下したものを、いまだ飛んでいると示すサイトに付き合うこともないので、ここで終了した。

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