メディアデザインにおける
バイオフィードバック応用の事例報告

長嶋洋一(SUAC)


Abstract

インタラクティブなインスタレーションや体感ゲームなどのマルチメディア・デザイン教育を行うなかで、情動/感情や意思決定に深く関係している「内受容感覚」や、リハビリテーション・認知症予防・メンタルヘルスケアなどに深く関係している「バイオフィードバック」に注目して、生体情報センシングの応用を目指した実験や試作を進めている。本発表では、(1)触覚フィードバックを持つ触覚/触感センサを活用したウェルネス指向のインタラクティブ・マルチメディアシステム、(2)筋電センサを活用したバイオフィードバック・インスタレーションシステム、(3)頭部の傾きをセンシングするシューティングゲーム(→コロナ禍での肩凝り/首凝りを解消するリラクセーション)、という3件のデザイン事例を取り上げ、オープンソース文化によって理工系でないデザイン系学生でも実際に稼働するシステムを実現している事例を紹介する。

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参考文献