Sabbatical 2016


2016.08.27(土) 欧露ツアー出発 : SUAC→セントレア
2016.08.28(日) Nagoya --> Narita --> Brussels
2016.08.29(月) Brussels --> Bordaux
2016.08.29(月) 4th tempora International Meeting
2016.08.30(火) 4th tempora International Meeting
2016.08.31(水) 4th tempora International Meeting
2016.09.01(木) 4th tempora International Meeting
2016.09.02(金) 4th tempora International Meeting
2016.09.03(土) 4th tempora International Meeting
2016.09.04(日) Bordeaux
2016.09.05(月) Bordeaux --> Narbonne --> Barcelona (train)
2016.09.06(火) Barcelona
2016.09.07(水) VS-Games2016
2016.09.08(木) VS-Games2016
2016.09.09(金) VS-Games2016
2016.09.10(土) Barcelona --> Amsterdam --> Utreht
2016.09.11(日) Gaudeamus Muziekweek
2016.09.12(月) ICMC2016
2016.09.13(火) ICMC2016
2016.09.14(水) ICMC2016
2016.09.15(木) ICMC2016
2016.09.16(金) Utreht --> Amsterdam --> Prague --> (+1) Koltsovo
2016.09.17(土) Koltsovo/Yekatrinburg
2016.09.18(日) Yekatrinburg
2016.09.19(月) Yekatrinburg - Workshop at Ekaterinburg Academy of Contemporary Arts
2016.09.20(火) Yekatrinburg - Workshop at Ekaterinburg Academy of Contemporary Arts
2016.09.21(水) Yekatrinburg - Workshop at Ekaterinburg Academy of Contemporary Arts
2016.09.22(木) Yekatrinburg - Workshop at Ekaterinburg Academy of Contemporary Arts
2016.09.23(金) Yekatrinburg --> (+1) Moscow
2016.09.24(土) Moscow - Workshop at MARS Gallery
2016.09.25(日) Moscow - Workshop at MARS Gallery
2016.09.26(月) Moscow
2016.09.27(火) Moscow(SVO) --> Vienna
2016.09.28(水) ICEC2016
2016.09.29(木) ICEC2016
2016.09.30(金) ICEC2016
2016.10.01(土) Vienna --> Brussels --> (+1) Narita
2016.10.02(日) Narita --> Nagoya
2016.10.02(日) セントレア→SUAC : 欧露ツアー帰着

2016年8月27日(土)

前回の Sabbatical 2004 からは12年たちました。 実は2年前の2014年に検討していた「2回目」が幻となった経緯は Max6日記 の冒頭から「2014年4月1日(火)」までの部分に書いています。 そしてリベンジとなった今回の欧露ツアーに至る経緯は、 post-Gainer日記(3) の「2015年12月3日(木)」から始まっています。 そして post-Gainer日記(4)Max7日記(1)Max7日記(2) と続いてこの日に繋がりました。 出発の時点で、同時進行で このページ の同じ日の部分にも関係した記載があります。(HTMLソースがあるボリュームに到達すると切り替わっていきます)

まずはSUAC研究室での準備の風景から。

そしてお約束、SUACの研究室から今回はe-wingでセントレアまでの道のりです。

セントレアに着いて、前泊はいつもの東横インに。


2016年8月28日(日)

日本を出発するこの日は、太陽を追いかけるのでとても長い1日となりました。 まずはセントレアから成田まで。 出発直前に機材変更でドタバタして50分遅れとなりました(^_^;)。

成田空港でブリュッセル行きに乗り継ぎです。

ブリュッセルまでのB787の機内の様子などです。

ブリュッセル空港に到着してEUに入国して、タクシーでホテルに直行です。

初めてのブリュッセルでこの日しかいないので、とりあえず「グラン・プラス」を目指しました。

ブリュッセルといえばまずココ、「小便小僧」。

そして小便小僧のパロディである「小便少女」に向かいました。

夕食はベルギーならではのビールを次々にトライしました。 チェリービールは美味しかったです。

ベルギービールを堪能したのでホテルに帰って、明日に備えます。

以下は、たくさんの人がいた「グラン・プラス」と「証券取引所」の前で撮ってみた、パノラマ写真です。


2016年8月29日(月)

この日はいよいよ、temporaのボルドーに移動する日です。 ホテル向かいのカフェで朝食、そしてタクシーでブリュッセル空港へ。 テロがあったのでチェックが厳しかったです。

あれこれ彷徨ってなんとかチェックイン完了、巨大なブリュッセル空港をゲートに向かいます。

ブリュッセル航空で、いざボルドーへ。

ここはタクシーでなくバス→トラム→バスで宿泊会場に行きました。

ここで痛恨のミス。 ひげ剃り機の充電に、うっかりトランスを入れずに電源に挿して壊してしまい、街に戻ってひげ剃り機を捜すことになりました。 「i」で教えてもらった巨大スーパーで、なんとか安価なやつをゲット。 でも240Vなので帰国しても使えません。

気づいてみれば朝7時の朝食の後、18時過ぎまで食事をしていなかったと気づいて、「ボルドーにてボルドーワインをいただく」という至福の夕食となりました。

宿舎に戻って今日はオシマイ。 いよいよ明日の午前からtemporaが始まります。


2016年8月30日(火)

ついに、ボルドーでのinternational tempora meeting 2016の初日となりました。 まずはシンプルな朝食。

部屋で機材と荷物を確認して、いよいよ出発、バスとトラムを乗り継ぎます。

遂に、会場である「Rocher de Palmer」に到着しました。

参加者が集まってきて、まずは数日間の舞台となる会場の「Rocher de Palmer」を見学。このホールで最終日には「何か」をやっつけます。

ミーティング会場に移動して、初日のカンファレンス。 temporaでは参加者のほぼ全員(特に演奏家でなく作曲家は全員)が、15分から30分のプレゼンテーションを行い、これは毎日の午前中ずっと続きます。 まず初日は「誰がいつ発表する?」というミーティングで、せっかくなので僕は初日、つまりこの直後にやります、と手を挙げました。

写真ではなんだか分かりませんが、「即興演奏のための新しいサイン交換手法」というカンファレンス(ブレゼンテーション)で、その場の参加者も即興セッションしました。

この次に、僕のカンファレンス(ブレゼンテーション)がありました。 こちらのページ にまとめましたので参照してください。 前のグループの質疑の間に機材を並べました。

さらにもう1グループ、シンガポールからの参加者のカンファレンス。

会場にて軽い昼食。フランスなので昼からワインも有りです。

午後には、会場の「Rocher de Palmer」から徒歩圏内にある音楽学校に行きました。 ここはいくつかの即興セッションがグループ化した場合に練習するスタジオともなり、元々はワインシャトーだった、いい雰囲気の音楽学校でした。

この後、 こちらのページ にあるように、temporaの記録を制作してテレビ番組にする?というチームのインタビューがあり、彼らは僕の午前のプレゼンの後でやってきたので、プレゼンの一部を再演しました。

テレビ取材が終わり、地下のホールで初日のコンサートへ。 この5人は地元・ボルドーで活動しているミュージシャンと、このために3日前から参加してセッションを合わせてきた作曲家・音楽家とのチームで、素晴らしい即興ライヴを堪能しました。

夕方にコンサートが終わると、速攻でトラムを乗り継いで、ボルドー市内中心部の「i」に向かいました。 早めに予約しないと無くなる、という、ワインシャトーへのガイドツアーの予約のためです。

無事に土日のカイドツアー(サンテミリオン・メドック)のチケットが取れて、中心部をしばし散策。

無事にプレゼンとTVインタビューを終えた打ち上げのために、夕食はなんと昨日と同じ店に行き(あまりに美味しかったので)、昨日と同じビール(ただし倍のサイズ)、昨日と同じボルドーワイン(追加のチーズは食べきれず)を堪能し、昨日のペンネに続いてカルボナーラをいただきましたが、その美味かったこと。


2016年8月31日(水)

ボルドーでのinternational tempora meeting 2016の2日目です。 いつもの「バス→トラム」のルートで行こうと思っていたら、バス停にメンバーの3人がいて、「バス→バス」の乗り継ぎでもっとスマートに行ける、という方法を学びました。

2日目のカンファレンス(レクチャー/プレゼンテーション)の開始です。 詳しい全体プログラムとか個別のコメントは こちらのページ にあります。

最後のカンファレンスは会場をホールに移して、即興に参加したいメンバーが集まっていろいろと実験しました。 結論として僕も参加することになりましたが、アコースティック楽器と違ってプログラミングが必要なので、明日のリハまでに準備する、という予定が確定しました。

昼食もそこそこにレクチャー室に籠って、即興セッションのための作曲を開始しました。

作曲(Maxプログラミング)の続きは宿舎でやろう・・・といったん帰ったものの、宿舎のレストランはお休みとのことで、再びバス→トラムで夕食に出ました。 たまたま降りた駅前のバーに行くと、偶然にもtemporaコアメンバーとその店で出会って、あれこれ熱く語りました。

またまた一人でビール+ワイン+タバスの夕食となり、最終バスに乗り継ぐ3分前にターミナルに到着して、ぎりぎり無事に宿舎に帰りました。


2016年9月1日(木)

いよいよ佳境のtemporaの3日目です。 ちょっと寝坊したので速攻の朝食、そしてバスを乗り継いで会場へ。

午前はあれこれ盛り沢山のカンファレンス。 動画をYouTubeに上げるのは帰国後なので10月となります。

午前のセッションの最後の1時間(12-13時)と昼食を挟んでの1時間(14-15時)は、翌日のコンサートのメインとなる「time space」に即興参加するメンバーの打ち合わせとリハーサルです。

15時過ぎにリハーサルが終了したところで、トラムでボルドー市内に行き、土曜日から宿泊するホテルとすぐ近くのボルドー駅のあたりを眺めてきて、途中で夕食を仕入れて宿舎に帰りました。 明日のコンサートで「Bordeaux Power」という新作を初演する、とノリで宣言してしまったので、ここから一晩での作曲に挑戦です。(^_^;)


2016年9月2日(金)

前夜と早朝に新作初演のための作曲をした、いよいよtemporaの最終日です。 速攻で朝食、そこから1時間ほど作曲(プログラミング)に集中して、昨日と同じルートで会場へ。

最終日の午前はGeneral Meetingで白熱しました。

簡単に昼食、そして午後は直前まで追い込みの作曲と、リハーサルです。

僕のリハーサルを撮ってもらった写真はこの4枚だけでした。

いよいよコンサート開始です。 1曲目はロビーでの即興パフォーマンスです。

ここで3曲目に僕の新曲「Bordeaux Power」の初演がありましたが、さすがにビデオや写真を依頼できず、現時点では何も記録がありません(^_^;)。

ここからは大好評の終演後のパーティです。

ここで力尽きて、その後に予定されていた深夜のイベントをパスして一人で宿舎に帰りました。 とっくの昔にバスは終わっていて、深夜まで走るトラムから、1度だけ逆方向に歩いた遠い記憶を辿って帰着しました。


2016年9月3日(土)

temporaの当初予定ではこの日の午前に「解団式」みたいな感じで、午後にボルドー市内のホテルに移動する予定でしたが、朝は自由解散ということなので、早めに荷物だけ預けにボルドー市内のホテルを目指しました。

すると部屋はOKだ、と午前10時にチェックイン出来て荷物を置けたので、「地球の歩き方」で気になっていたところに出かけました。

それは「ワイン博物館」で、ボルドーワインの全体知識とともに、テイスティングのやり方を教わりました。説明はもちろん、全て英語です。

ここで軽く昼食、そして集合場所の「i」に向かいました。

いよいよ、3日前にチケットをゲットしていた「ワインシャトー・ガイドツアー」に行きました。 この日の行き先はボルドーでも最もフルボディのメドック地方のシャトー2箇所です。 ガイドは英語と仏語で交互にガイドしてくれました。


2016年9月4日(日)

休日のこの日は、翌日にバルセロナに向かうまでの「繋ぎの1日」ということで、4日前にチケットをゲットしていた「ワインシャトー・ガイドツアー」に行きました。 この日の行き先はボルドー市街とまた別の世界遺産、サンテミリオン地方です。 まずは集合時間まで、散歩したり写真を撮ったりまったりしつつ過ごしました。

そしていよいよ、サンテミリオンへのツアーが始まりました。

昨日のワインシャトーに行くだけのツアーとは全く違っていて、世界遺産のサンテミリオンをきっちりとツアーで巡りました。 これは超・お得なツアーなのでした。 ・・・ただし、この「i」ツアーでないと入れない(ガイドが鍵を持っていていちいち開ける)8世紀の遺産(1枚岩をくり抜いた地下の大聖堂やカタコンブ)の部分は全面的に写真撮影禁止ということで、行かないと分かりませんのであしからず。 ひたすら凄かったです。


この間に凄い凄い地下大聖堂のツアーがあったのですが写真禁止にて秘密(^_^;)

そしていよいよ、サンテミリオンのシャトーツアーです。

ボルドー最後の夕食は、もう3回目となったレストランに行き、ボルドーの休日が終わりました。


2016年9月5日(月)

この日は、ボルドーからバルセロナまで、2本の特急を乗り継いで移動する、という日でした。 当初予定では夕方16時過ぎには到着する筈でしたが、鉄道が火災事故か何かで全面停止して途中駅のNarbonneで5時間近く待たされて、実際に到着したのは22時半、という散々な日となりました。 まずは朝、工事中のボルドー駅へ。

マルセイユ行きの特急は、1st classでゆったりと行きました。

Narbonne駅に到着しました。 10分ちょっと遅れましたが、バルセロナ行きの乗り継ぎ特急には1時間半近い余裕をみていたので、ビールとサラダで、何も知らないこの時点では余裕の昼食です。

ここからおかしくなりました(^_^;)。 Barcelona行きの表示の前の「○時間○分の遅延」という数字が刻々と大きくなり、いっこうに来ないのでした。

予定よりも約5時間後、ようやくバルセロナ行きの特急が来ました。 車内は激混みですが、指定券があるので座れました。

なんとかバルセロナに到着、タクシーを使わずに気合いでメトロ→徒歩(ちょっと登っていく感じ)で、無事にホテルに到着しました。


2016年9月6日(火)

バルセロナには 2005年のツアー でほとんど主だったところに行き倒していたので、「まだ行っていないところ」だけ(サグラダファミリアだけは例外)に行くことにしました。 当初はバルセロナ郊外(片道2時間程度)のダリの故郷に行くつもりでしたが、前日のダメージと、考えてみれば Sabbatical 2004 の時にパリ・モンマルトルの丘のダリ美術館で「これは僕には無理」と悟っていた事を思い出して断念しました。 そこで午前に行くことにしたのは、ガウディの「コロニー・グエル」です。

カタルーニャ鉄道で「コロニー・グエル(無人駅)」を目指します。

「i」に辿り着きチケットをゲットしました。

あれこれ行かず、ただ向かったのはガウディの「グエル教会」だけです。 ちょうど一人ぼっちで、ひたすにガウディに圧倒される幸せな時間となりました。

ここからホテルの部屋で数時間、籠り切ってお仕事を進めました(欧州でも日本でもサッカーの生中継があったのであまり進まず(^_^;))。 そして夕方(19時)になり、まだまだ明るいので散歩に出かけました。 フニクラを登ってさらにゴンドラに乗り継いで、モンジュイックの丘に行きました。

ホテルのあるパラレル駅に下りてきたので、ここからランブラス通りに散歩しました。

夕食に「Large Beer」と注文したら、とんでもなくデカイのが来ました。 推定1.5リットル。


2016年9月7日(水)

バルセロナと言えばサグラダファミリア。 パリに行くたびに、必ずルーブル美術館の「ミロのヴィーナス」に会いに行くのと同じ、僕の定番です。 11年前の 2005年のツアー でもみっちりと1日、行きましたが、またまたサグラダファミリアに行きました。 11年前とは大きく変わっていて驚きました。

チケット売り場に並ぶ列に行ってみると、午前10時の段階でゲットできるチケットは13時か14時だとのこと。仕方ないのでギラギラの炎天下で約1時間並んでようやくチケットをゲットしました。

チケットをゲットできたところで疲れ果てて、ま向かいの広場で一息つきました。 入場まで1時間半なんて、どこにも行かずにサグラダファミリアを眺めているだけで過ごせます。

遂に11年ぶりのサグラダファミリアです。 11年前は内部はただの工事現場でしたが、今回はなんと「教会」になっていました。

そしてエレベータで上ります。ただし下りは螺旋階段です。

ようやく地上に下りてきました。 久しぶりのサグラダファミリアをとことん堪能できました。

以下はパノラマで撮ってみたサグラダファミリアですが、どうやったってちゃんと全てが撮れることはありません。

いったんホテルに帰って、午後4時の遅い昼食の後に、いよいよVS-Games2016の初日、オープニングレセプションに向かいました。

だいぶ疲れたので、30分ほど早く会場を抜けてホテルに帰りました。 いよいよ明日から会議本番です。


2016年9月8日(木)

VS-Games2016のセッション1日目、早起きして会場に向かいました。

会場のサイエンスミュージアムは日本の「科学未来館」よりも巨大でした。

初日・午前のセッションから始まりました。 詳しくは、 ここ が満杯になって、新しく移った ここ をご覧ください。

ここから lunch break/poster session を挟んで、さらに午後のセッションです。

午後の最後のセッションの途中でいったん抜け出してホテルに戻りました。

晩のバンケットのために徒歩で出かけました。

バンケットの会場に着きました。 絶景でした。

いよいよバンケット開始です。 おおいに英語で語り合いました(^_^)。

明日は発表があるので、お開き直後に出て、帰巣本能に任せてホテルに戻りました。


2016年9月9日(金)

いよいよVS-Games2016の最終日です。 昨日と同じように会場に向かいました。

まずは午前のセッションです。

ベテランの基調講演はとても収穫がありました。 詳しくは ここ をご覧ください。

さらに午前のセッションが続きました。

lunch breakから午後の前半のセッションへ。

coffee breakの後は、いよいよ午後の最後のセッション、僕も発表しました(^_^)。

セッションが全て終わり、closingセッションでは「来年のVS-Gamesはギリシャのアテネで」と発表されました。

頑張ったので一人打ち上げしてホテルに帰りました。


2016年9月10日(土)

バルセロナからICMC2016の行われるオランダのユトレヒトに移動する日です。 まず、朝イチで前日に予約したタクシーでバルセロナ空港に行きました。格安航空のvuelingは、バゲッジを預けるのも有料でした。

アムステルダムまでのフライトです。 機内が異常に寒かったので、謎のカップラーメンを食べてみました。 味の素はちゃんと仕事してたのかなぁ(^_^;)。

アムステルダム空港駅からユトレヒト中央駅まで、シティライナーで30分ほどです。

Google Mapによれば、ユトレヒト駅から予約したホテルまでは歩いていける筈・・・と、iPadにGoogle MapでなくMapsを走られて、それを頼りにスーツケースをゆっくり転がしていきました。

無事に「カフェ2階の部屋を貸し出しているホテル」にチェックインして荷物を置いて身軽になり、まだまだ陽が高いのでとりあえず市内中心部に散歩に行くと、オランダならではの運河のボートクルーズ乗り場に着いたので、最終17:30のチケットを買って、ちょっとスタートまでまったりしました。

そして待望の、1時間のボートクルーズです(オランダ語と英語でのガイド付き)。 いちばん奥のいい席をゲットして、いい感じの写真を撮りまくりました。

満足のボートクルーズが終わり、明日からはホテルからここまで歩く、という道のりを確認しつつホテルに戻ると、途中に中華レストランとスーパーを発見、およその生活パターンが見えました。 ホテルの下のカフェの夕食はもう懲りたのでこれで最後です(^_^;)。


2016年9月11日(日)

日本を発ってから初めて、朝方に外では雨が降ったようですが、午前10時頃に出かける時には止んでいて曇り(午後には晴れ)、初めてバッグに入れた折り畳み傘を開くことはありませんでした。 この日はICMC2016の最初のWelcomeコンサートが20〜22時にあるだけなので、ユトレヒトであと1箇所だけ行きたかった「鉄道博物館」に行くことにしました。 まずは、ホテルから中心部と駅あたりを散歩して土地勘を養い、ユトレヒト中央駅に行きました。

ユトレヒト中央駅から1時間ごとに、鉄道博物館行きの特別列車が出るというのでこれで行って、いよいよ乗り鉄・撮り鉄の僕にとって天国のような1時間を過ごしました。

中央駅に帰り、ホテルまでの「ラクな経路」(帰りにスーツケースと移動)を確定させました。

その後、ホテルの部屋で数時間、ロシアでの講演の準備をしていたら夜になったので、晩のコンサートでなく明日の朝イチのICMC2016 Registrationに行くことにしました。


2016年9月12日(月)

ICMC2016の実質初日です。 まずは朝イチで最初のパネルセッション会場に行きました。

午前の最初のPaperセッションに行きました。 詳しくは ここ をご覧ください。

午後イチ、というより昼イチの「Poster&Demo」セッションのためのセッティングに追われました。

いよいよ僕の発表セッションです。 写真は撮れていないのですが、だいぶ慣れてきた英語でバンバン、話しました。

無事に2時間の発表をクリアして、次のセッションは同じ建物内ではなく市内のどこか、という事でパスして、会場を後にしました。

円をユーロに替えるために中央駅に行き、その後、散歩した後にちらっと打ち上げしました。


2016年9月13日(火)

ICMC2016の2日目です。 詳しくは ここ をご覧ください。 まずは朝イチで最初のパネルセッション会場に行きました。

午前のセッションに行きました。 詳しくは ここ をご覧ください。

続いて、基調講演に行きました。

その後、「Poster & Demo」を覗いてから遅い昼食をとってホテルの部屋に戻り、晩まで明日のプレゼン作りなどお仕事して終わりました。 詳しくは ここ をご覧ください。


2016年9月14日(水)

ICMC2016の3日目です。 詳しくは ここ をご覧ください。 まずは朝イチで午前のセッション会場に行きました。

昼食に出て、久しぶりに「緑茶」で「コメ」を食べました。 そして元気を充電して、「Demo & Poster」セッションを覗きました。

そしていよいよ、2回目の発表のセッションに参加しました。 僕の発表の模様は、 ここ をご覧ください。

ここからこの日のお楽しみ、「HKU見学ツアー」に参加しました。 ローランドのモジュールシンセがありました(^_^)。


2016年9月15日(木)

ICMC2016の4日目です。 詳しくは ここ もご覧ください。 まずは午前のセッション、続いてICMA総会、そして昼食を挟んで「Poster & Demo」セッション、そして午後のセッションの最初の2件だけです。

そして午後には今日の最大のイベント、ピクニック&ディナーのツアーに行きました。 色々と説明してもらって、とても勉強になりました。 海外で活躍する日本人と、久しぶりに日本語の会話を堪能しました(^_^)。


2016年9月16日(金)

ロシアへの移動日です。 まずはユトレヒト駅まで歩き、特急でアムステルダム・スキポール空港まで30分。

スキポール空港近くのホテルにday stay(10時〜18時)を予約して入り、お仕事と出発前のシャワーでフライトに備えました。

今回のフライトはチェコ航空で、まずはアムステルダムからプラハまでのフライトです。

プラハに到着して、エカテリンブルク行きのフライトまでの乗り継ぎは30分ほどでまったく余裕ナシ。 スキポール空港のゲートでカップ麺を食べておいて正解でした。

6年ぶりのエカテリンブルク空港に到着、気温は8℃とかなり寒く、それまでの30℃あたりの日々から激変です。 午前5時といっても時差が3時間あるので、欧州時間の身体は「まだ午前2時」と言っています。 無事にホテルにチェックインしました。


2016年9月17日(土)

朝5時に到着していた、エカテリンブルク初日です。 朝食後、Denis親子がホテルにやってきて、近くのカフェで軽く打ち合わせをしました。

ホテルの前でDenis親子と別れて、そこから 2010年 に、一面の雪の中で歩いた通りや2010年の会場となったコンサルバトワール前を再び、散歩してみました。 しかし、8℃という気温は2日前までの日々から一気に20℃以上も低いので、寒さがこたえました。

この日の午後はずっと部屋で、明後日から4本連続のレクチャーの準備と明日の打ち合わせの準備、その他お仕事をして過ごしました。


2016年9月18日(日)

エカテリンブルク2日目です。 朝からDenisと息子さんと運転手の親戚が来てくれて、まず近くの森林公園に散歩に行きました。

街なかに戻り、池のある公園で、Denisが息子と取り組んでいるロボットカー(スマホで操縦)の試運転をしました。

レストランでランチとともに明日のレクチャーの打ち合わせをしました。 午後〜晩はこの日もホテルの部屋で鋭意、明日からのレクチャーの準備/仕込みに没頭しました。


2016年9月19日(月)

エカテリンブルク3日目です。 早朝に待ち合わせをして、名所「ホワイトタワー」を見物しつつ、最初のレクチャー会場、「ゴーリキー図書館」に向かいました。

会場に着いたら、まずはセッティングです。

いよいよ、アカデミーの学生と教員を対象とした、最初のレクチャーです。 ここ に記録があるので見てください。

無事にレクチャーを終えて、メトロで市内中心部に帰ってランチです。

いったんホテルに戻って1時間ほど仮眠して「次」に備えて、市内中心部のギャラリーに行ってまたセッティング。

本日2回目、一般公開のレクチャーです。 満員立ち見の熱気に包まれました。 ここ に記録があるので見てください。

好評のうちに終了し、ホテルに戻って一人打ち上げをしました。


2016年9月20日(火)

エカテリンブルクも4日目です。 朝、ホテルから会場のアカデミーまではメトロで行きました。

午前・午後で計4時間の1回目のワークショップ会場に着いたら、まずは会場作りから。

いよいよワークショップです。 写真は ここ に記録があるので見てください。

市内へは車で送ってもらいました。

晩にはDenisとIgorの公開レクチャーがあり、聴衆として参加しました。


2016年9月21日(水)

エカテリンブルクも5日目です。 昨日と同じように、ホテルから会場のEkaterinburg Academy of Contemporary Artsまでメトロで行き、またセッティングです。

ワークショップの最中には写真は撮れませんが、 ここ に記録があるので見てください。 無事に終了後、ホテルに戻りました。

日本の TV動画をダウンロード開始して夕食に出かけて、ホテルに帰って一杯やりながら視聴しました。


2016年9月22日(木)

エカテリンブルク6日目、久しぶりの休養日(ホテルの部屋でお仕事)をまったり過ごしました。


2016年9月23日(金)

モスクワへの移動日です。 ホテルにはエカテリンブルク・アカデミー of コンテンポラリー・アートの校長先生が見送りに来てくれて、レクチャーに対する公式な感謝状の発行に許可が出た、と持参してくれました。

エカテリンブルク駅の有料待合室で出発を待ちました。

そしていよいよ、シベリア横断鉄道による25時間の旅です。 連続16時間ほどのパソコンでの作業については ここ をご覧ください。 今日の写真は夜に寝るまでです。


2016年9月24日(土)

シベリア横断鉄道(寝台車)でモスクワに着いたこの日は、長い1日となりました。 まずは前夜からの続きで、シベリア横断鉄道の車内からモスクワ・Kazansky駅への到着までです。

先にモスクワに戻っていたIgorのお迎えと合流してまずはホテルに荷物を置きました。

クレムリンの真ん前にあるホテルは豪華でした。

カフェで軽食の後に、この日に開催されている「VRカンファレンス」に行きました。

レクチャー会場の近くにある面白いカフェに移動して軽食です。

モスクワでのレクチャー会場である「ギャラリーMARS」では、ちょうどVR体験展示をしていました。 ここ に記録があるので見てください。

そしていよいよ、公開レクチャーの初日です。 ここ にも記録があるので見てください。

MARSギャラリーの近くにあるBARで軽く打ち上げて帰りました。


2016年9月25日(日)

晩にギャラリーMARSで2日目のレクチャーが予定されているだけのこの日、Denisと待ち合わせて、まずはホテルのすぐ裏にある(徒歩3分)、モスクワの中心のさらに中心、「クレムリン」に散歩に行きました。 怒涛の中国人観光客御一行様をフレームから外すのに難儀しました。

クレムリンの有料ゾーンから出ると、そこは「赤の広場」です。 怒涛の中国人観光客御一行様の密度がさらに増しました。

赤の広場に面した、巨大な百貨店「グム」でまったりしました。

書店に行くというDenisと別れて、マネージア広場を散策しつつ(モスクワ市民マラソンを眺めつつ)ホテルに戻って、一仕事しました。

午後4時にホテルでDenisとIgorと合流して、この日は歩いてギャラリーMARSに向かいました。

昨日とまったく同じパターンを希望して同じ店で食事をしてMARSに行き、無事にロシア最後のレクチャーも好評のうちに終えました(^_^)。 詳しくは ここ とか ここ とかもご覧ください。

「土地勘も出来たのでこのあたりで降りるよ」と格好付けてIgorの車から途中で降りたら方向を間違えて(^_^;)、結局、約3kmほど彷徨いつつ歩いて、なんとかホテルに帰りました。


2016年9月26日(月)

モスクワで1日だけの「何も予定の無い日」です。 まずは手持ちのユーロから一部をルーブルに両替するために、クレムリンの裏を、銀行のあるグム(巨大デパート)に向かいました。

そこから「赤の広場」を経て、川沿いを散歩しました。

写真では伝わりませんが強烈に寒い体感温度に負けて、カフェに退散しました。

暖をとって復活したので、再びクレムリン横の広場に行って、前日から気になっていた屋台、そしてカフェでのワインでまったりして、ホテルに帰りました。

モスクワ最後の晩は、ホテル至近のいかにもロシア風、というレストランで、ビーフストロガノスとともに、計4ショットの「地ウォッカ」を飲み比べしました。 結論としては、「全て美味しい」となりました。


2016年9月27日(火)

出発から1ヶ月が経ちました。 モスクワからウイーンへの移動日ということで、まずタクシーでベラルーシ駅に行きました。

空港行き直通特急「エアロエクスプレス」で30分の快適な移動でモスクワ空港へ。

駅から直結のターミナルで、長蛇のセキュリティチェックの後に、搭乗ゲートへ。

いよいよウイーンへのフライトです

ウイーン空港で荷物を受け取り、市内Mitte駅まで直行特急CATで16分の便利さです。

メトロを乗り継いで、目的地のAlser Strasse駅を目指します。

市内なのに日本のビジネスホテル並の安いペンションホテルに到着しました。 徒歩1分のところにスーパーもあります。


2016年9月28日(水)

ウイーンでのICEC2016の初日です。 まずはホテルから、トラム→メトロ→メトロ→GoogleMap(GPS)で会場のウイーン大学を目指しました。

会場に着いて、ICEC2016の午前のセッションが始まりました。 詳しくは、 ここ が満杯になって、新しく移った ここ もご覧ください。

ここで昼休み。 12階の屋上からのウイーンは絶景です(^_^)。

そして午後のセッションになりました。 いろいろと勉強になる発表もありました。

1日目のセッションが終了し、一部の参加者は「ウイーンを歩くツアー」に行きましたが、ウイーンはもう慣れっこの僕は、場所を熟知している焼きソバの夕食後、ホテルに帰りました。


2016年9月29日(木)

ウイーンでのICEC2016の2日目です。 会場までは、トラムの乗り継ぎで行ったら一番乗りでした。

午前の最初のセッションは基調講演。 僕の研究テーマにど真ん中でした。 詳しくは、 ここ もご覧ください。

続いて午前のセッションです。 詳しくは、 ここ もご覧ください。

ランチタイムを挟んで、午後のセッションです。

ここからは本日の最後、「ポスターとデモの30秒PR」セッションに続いてポスター/デモセッションです。

これでICEC2016の2日目が一応終わって、一旦ホテルに帰りました。

この晩には、ICEC2016のバンケットがありました。


2016年9月30日(金)

いよいよウイーンでのICEC2016の最終日です。 セッションは午前で終了、となりました。

昼食はオペラ座のカフェ・モーツァルトに出かけて「ザッハトルテ+ワイン」をいただきました。 その後はホテルに戻って晩までお仕事して終わりました。


2016年10月1日(土)〜10月2日(日)

帰国日の朝です。 慣れたトラムとメトロを乗り継いでMitte駅に行きました。

CAT(city airport train)で空港まで16分。 まず荷物を預けて身軽になりました。

エアポートラウンジに行き5時間を過ごしました。 まず2時間ほどお仕事して、その後ランチその他でまったり休憩。

いよいよラウンジから搭乗ゲートへ行って、ウイーンからブリュッセルまでのフライトです。

ブリュッセル空港に着き、そのままANAの成田行きに乗り継ぎます。

帰路も同じ787の最後列座席で寛いで、11時間のフライトで翌日10/2の午後に成田に着きました。

成田ではゲートに乗り付けずにバスに乗りましたが、中国の国慶節で大量の増便があるから、と到着して分かりました。 東京に向かうバスと電車のチケット売り場は長蛇の列でした。

国内線乗り継ぎゲートから、セントレアまでのフライトです。

セントレアに着き、遠鉄バスe-wingで浜松に帰りました。

・・・(読んでいただき)お疲れさまでした(^_^;)。