先端リハビリテーション論(長嶋)
1日目(2023.10.16)
- 自己紹介 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
- 授業計画(2週・計5コマ) この全てを網羅することはないと思います
- 海外の先端状況を知る
イントロダクションとして、世界のオープンソース文化の状況と、それによって新しいリハビリテーションやウェルネス実現の可能性が進んでいる状況を理解する- 誰でもオリジナルソフトを作れる道具"Max8"を知る
理工系の専門家でなくてもインタラクティブ(対話的)なマルチメディアシステムを容易に実現できるプラットフォーム"Max8"を知り、実際に簡単な「メディアアート」を実現するプログラミングのデモに接する- 生体情報センシングと筋電センサと"Max8"への適用
オープンソース文化の賜物である各種の生体情報センサ(特に筋電センサ)を"Max8"と組み合わせることによって、自由なアイデアでバイオフィードバック・システムを生み出せるという状況を知る- 新しいバイオフィードバック・リハビリテーションを生み出す現場のアイデア
これまで学んできたリハビリ領域から課題を考察して、新しいバイオフィードバック・リハビリに向けたアイデアの検討/議論を進めて、現実的な課題についても理解する- 新しいバイオフィードバック・リハビリテーションのアイデア・プレゼン大会
「生体情報センシング」や「デザイン」や「メディアアート」の領域とコラボレーションすることで、新しいアイデアのバイオフィードバック・リハビリテーションを実現する可能性を求めて、グループで検討し、全体の前でそれぞれプレゼンしてみる- 海外の先端スケッチング状況を知る
- 誰でもオリジナルソフトを作れる道具"Max8"を知る
- "Max" - 1990年頃から現在まで続く「プラットフォーム」
- 過去の「パッチ」が現在でも使える「上位互換性」
- 最初は音楽演奏情報MIDIから始まった
- 生サウンドをリアルタイムに扱うMSP
- ライブグラフィックを扱えるjitter
- Maxとは : 00_Max_demo
- 実際にいくつかサンプルのデモを見てみよう ★
- 01_10秒カウント
- 02_InteractveRhythmGame
- 03_錯覚試作もろもろ
- 04_many9_and_6
- 05_ツェルナー錯視
- 06_medama_Illusion
- 07_カフェウォール錯視
- 08_ShiffrarPavel
- 09_運動の対比
- 10_illusion_game
- 11_蛇のフリッカー回転
- 12_segment_reverse
- 13_サウンドデザイン
- 14_enomoto
- 15_Drive_Game
- 16_OpenCampus2017
- 17_多軸加速度センサ
- Maxの超簡単講座
- Maxに「センサの出張所」を加えると → インスタレーション作品が出来る !
- Maxに「センサの出張所」を加えると → バイオフィードバックが出来る !
- 生体センサの紹介デモ
- Myo
- Muse
- 長嶋オリジナル・センサの紹介
- MiniBioMuse
- VPP-SUAC
- PAW single
- MRTI2015
- PAW-eight
- PAW-double
- 来週までの宿題 : SUACインスタレーション ★ ★ ★ ★ ★ ★ のページの作品(大部分がMaxによって制作されている)を眺めて、「リハビリテーションの道具」として「インスタレーション作品の企画案」を考えてみよう - 言葉だけでなく簡単なイメージスケッチがあると伝わります
(来週は3限からですがNGU到着がギリギリのため13:15あたりにスタートする予定です)2日目(2023.10.23)
- ビデオDemo紹介(SUAC学生の制作事例3件) - 「こんな作品まで実現できます」というお話(→後のテーマに関係します)
- 今週は「ミニ・ワークショップ」として、グループに分かれて議論/アイデア出しを体験しよう
- テーマ「リハビリテーションのための新しいインタラクティブ・システムの提案」
(「システム」には「サービス」も含まれますが、ここでは例えばスマホアプリのように端末内で完結したサービスは除外します)- SUACインスタレーション ★ ★ ★ ★ ★ ★ のページの作品にあるように、色々なセンサを活用すれば、デザイン(文系)の学生でもインタラクティブなシステムを実現できる時代です
- 先週/今週、長嶋が紹介したような色々なセンサ群、そしてMax8を使えば面白いことが実際に作り出せます
- 皆さんがこれまでのリハ演習の日々や、現場で感じてきた問題点を改善改良する、という視点もアリです
- 世の中に出現してきた新技術を活用したら・・・というのはアリです。例えばGPSという新技術が出現したことで世界を席巻した「ポケモンGO」が生まれました
※ 「生成AI」モノはシステムの裏方として活用可能ですが、今回はメインテーマとしては除外(世界的に議論中なので)- 既に製品/サービスとして出ているもの(例 : AppleWatch+スマホ で健康管理)は駄目です。自由で柔軟な発想を期待します
- ドラえもんに出てくるような、(実現性に乏しい)架空の「空想的なアイデア」は却下です
- 実際に作れるか、実現できるか、世界では既に出てきているか・・・などの技術的なポイントについては、「ミニ・ワークショップ」中に長嶋に質問して下さい
→ 「プレゼン大会」の後にも長嶋がコメントします- 本当に試作してみたいテーマが出てきた場合には、SUACの学生と共同で試作してみるかもしれません
- グループ分け
- 全体を名簿の学籍番号から「約7人」の8チームに分けます(チーム[1]〜チーム[8])
- アンバランスが起きた場合には、チーム間でトレードの相談をします
- 各チーム、「仮リーダー」を選出して以下に進んでください
- グループ・ディスカッション
- テーマ「リハビリ支援のための新システムの提案」→上にあるような視点を参考にして、グループごとにユニークなアイデアを期待します
- 所用時間はおよそ「60分1本勝負」
- その後、全体で「各グループのプレゼン」大会となります
- この時間内に、以下の内容を含む、プレゼンのための資料(最終的に横配置のPDF[→ "チーム1.PDF" など]に書き出す)を誰か代表がとりまとめて作成してください
- チーム名前
- チームのメンバー
- タイトル ※作品でもシステムでもサービスでも「タイトル」はとても重要です
- テーマとコンセプト (例 : テーマ「軽度認知症対策」、コンセプト「ゲームに没入しているうちに脳が活性化」 など)
- 対象ユーザー (年齢層、障害/リハの種類、etc..)
- イメージスケッチ(手描きを写メって取り込みOK)
- 機能、動作、作用、などの解説
- もし実現されたとして、こんな価格だったらいい(社会に貢献する)のでは? という「定価」案
- ディスカッションの時間内、長嶋は教室で巡回/待機しているので、「技術的な実現可能性は?」・「使えるセンサが世界に実在するか?」等々の質問があればつかまえてください
- 去年の先輩の最終発表プレゼンを見てみよう (→もろネタかぶりはNGなので注意)
- プレゼン大会
- 各チームの検討結果を全体に報告(プレゼン)する
- 長嶋のUSBメモリを経由して講師席の長嶋PCにプレゼンPDFを提出し、全体で見る
- 各チームのプレゼンター(代表でも全員でもOK)が説明する
- 所用時間は5分程度(最大7分、質疑・コメント含む)
- 宿題
- 「先端リハビリテーション論」長嶋担当回(先週と今週)に関して、以下の感想レポートを長嶋へのメイルとして出してください
- レポートの内容としては、今回の集中講義への感想、プレゼン大会を受けての「こんなアイデアはどうか?」・「こんなリハビリ支援のシステムを実現させてみたい」など、自由な意見を歓迎します
- 分量は100文字以上〜150文字以下とします。長大な文書は不要です
- レポートはメイル本文(plain text)として記述してください。ワード/PPT等の添付文書として提出した場合、長嶋はワード/PPTを持たないので無効となります。PDFに変換して添付するのも不可です
- 提出期限は10/30(月)の23:59とします
- Subject:(タイトル)には必ず「先端リハビリテーション論(長嶋)・レポート(2032100・奈良学徒)」などと学籍番号と氏名を記載してください
8グループのプレゼン一覧
関連資料・リンク
- Art & Science Laboratory
- Bio-sensing Platforms for "Wellness Entertainment" System Design
- 筋電センサ関係情報
- ウェルネス・エンタテインメントやバイオフィードバックを実現するフレームワーク/ツールキットとしてのメディアアート
- 新・筋電センサシステム「VPP-SUAC」
- 新・触覚センサシステム「PAW-double」
- SUACインスタレーション
- バイオフィードバック療法セミナー(1)
- バイオフィードバック療法セミナー(2)
- バイオフィードバック療法セミナー(3)
- 宇宙人音楽と人体音楽の作曲事例報告
- 電気刺激フィードバック装置の開発と音楽パフォーマンスへの応用
- Ars Electronica "Expanded Animation 2022" Symposium - "Synaesthetic Syntax: Gestures of Resistance"
Interactive Multimedia Generated by Rubbing/Tactile Interfaces - Biofeedback Effects for Wellness Entertainment