バイオフィードバック療法セミナー
長嶋 洋一 (SUAC/ASL)
テーマ
- バイオフィードバック療法の根本 : 人間の「こころ」の力
- 生体情報センシングとメディアアートのコラボレーション
- オープンソース文化 : オリジナル・カスタマイズされたBFツールを創ることが出来る時代
自己紹介
- プロフィール
- 個人ドメイン (Art & Science Laboratory) - from 1991
- 研究室ページ (SUAC)
- 母親は看護婦・助産婦
- 技術士(情報工学・電気電子)として福祉工学に関心あり - リハビリテーション工学協会
- 作曲家として筋電楽器を開発、Computer Music作曲/公演に活用 - CQ筋電特集
- メディア心理学実験システムを開発して被験者実験を行う ★ ★ ★ ★
- 著書
- (甲南女子大学→)奈良学園大学の辻下先生と出会い、バイオフィードバックに注目
- 脳波や「気」についても関心あり - VPP - (with 照岡正樹 氏、中村文隆 氏)
まずはDEMO(^_^)
- 「筋肉体操」 - グリップを握ってムキムキになろう
- 「Interactive Rhythm Game」 - タップのタイミングでリハビリ療法
- 「赤外線距離センサ」+「画像認識センサ」を使って約2分間のMaxデモ演奏 (これもバイオフィードバック)
- 筋電センサ「Myo」をダブルで使う
- 脳波センサ「MUSE」で首振りと表情センシング
- 触覚センサと触覚楽器MRTI2015
- これらは全て「Max」というツールでオリジナル制作しています
Maxとは
- 「プロクラミング環境」 - アブリケーションを何でも作れる(ワープロでもブラウザでも)
- メディアアート、インタラクティブアートのプラットフォームとして世界的に注目され続けている
- Maxの歴史は(1990年から)とても長い - 詳細省略 ★ ★ ★ ★ ★
- Maxの簡単な紹介デモ(「サウンドデザイン」講義初日の提示教材)
- Maxの入手方法 - Cycling'74社からダウンロード
- 最新の「Max7」と一つ前の「Max6」との関係について - パッチは互換
- Maxに触れて3ヶ月の学生課題作品(デザイン学部2回生)の事例紹介 - まだセンサ等を学ぶ前の段階でもこんな事が出来る
Maxを用いたメディアアートの紹介
- メディアアートとは - 映像/CG/アニメ/ビデオ等も含まれる (ここでは対象外)
- インタラクティブアートとは - 対話的(インタラクション) - センサとアルゴリズム(プログラム)がリアルタイムに稼働する
- インスタレーション作品 ★ ★ ★ ★
- パフォーマンス作品 ★
- ゲーム/アプリ/Web、科学館の体験展示、テーマパーク、・・・
- 関連の長嶋ワークショップ資料 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
- 「スケッチング」の事例紹介 - ジャミーズ娘+
- ゼミ学生(3回生・前澤さん)の作品例 - 「うんこを作るマシン」
- ゼミ学生(M1・杉浦さん)の作品例 - タブレットで視覚と触覚のトレーニング(これはMaxでなくUnity)
筋電センサ・生体センサなどの事例紹介
- SONYラジオCM「人体の音楽」編
- CQ筋電特集
- e-Health
- BITalino
- Myo
- seeed社の筋電センサ ★
- SparkFun社から出るかも・・・ ★ ★
- センサとMaxとのインターフェース - 「Gainer」から「Arduino」へ ★
Maxを用いた筋電リハビルツールの作成体験
- 今回は「Max6」を使用 - 見てくれは異なっても「Max7」(オンライン起動)とデータ(パッチ)互換
- Maxを起動する ※「Runtime」を起動しないこと
- Maxパッチを作る、保存する、開く - 拡張子は「.maxpat」
- Maxで開発したアプリケーションの出力形態について
- MaxパッチをMaxで走らせる - 改訂/保存も可能(有償Maxユーザとなる必要あり)
- MaxパッチをMax Runtime(フリーのMaxプレイヤー)で走らせる - 誰でもMax Runtimeをダウンロードすればタダで利用可能、ただし改変不可
- ビルドして"Max Collective"で書き出して(export)Max Runtimeで走らせる - 実行形式アプリのようなもの。誰でもタダで利用可能、改変不可
- ビルドして"Application"で書き出す(export) - 実行形式アプリ。誰でもタダで利用可能、改変不可
- ※ センサ(serialオブジェクト)などのポート指定が作成時と対応しないケースがあるので注意
- ※ Max7では「Runtime」(無償Player)は明示的には無くなり、購入ユーザでなければ自動的にRuntime(改変保存不可)となる
- 「編集モード」と「実行モード」 - shortcut「cpmmand-E」で行き来
- オブジェクトを呼び出して置く
- オブジェクト同士を繋ぐ
- 音を鳴らす
- 時間とともに自動生成(自動作曲)
- グラフィクスを動かす
- PCのキー入力に反応する
- マイク入力のサウンドに反応する
- センサ情報をArduino経由で受けとる
- サンプル教材 - ドライブゲーム
・・・(あとは時間のある限り、進めてみる)- 今後の発展について(バイオフィードバック・リハビリ応用への展開)
- 長嶋の研究テーマとしてコラボ希望
- オープンソース、フリー公開が基本
- SUAC学生/院生とのコラボ希望 ※ 絵心、ゲーム、エンタテインメントはお任せ