Xcode日記 (3)
長嶋 洋一
(一部 「openFrameworks日記」かも)
(一部 「Unity日記」かも)
(一部 「Max7日記」かも)
(一部 「続・Myo日記」かも)
(一部 「Kinect日記」かも)
(一部 「続・mbed日記」かも)
2015年6月14日(日)
昨日はカーマ21と市野イオンに行って、後者では小動物を扱っていない事を確認して(ついでに献血して)前者に戻り、3代目のハムスターが我が家にやってきた。 そこで判明したのは、1代目も2代目も「ジャンガリアン」だと思っていたのは間違いで、今回の3代目を含めて、全て「パールホワイトハムスター」という事だった。 そこから晩・夜中・早朝・朝とあれこれドタバタしたのは省略して、結論としては我が家に元気がやってきた(^_^)。 朝イチから研究室に出てきたのも、この子のおかげである。
そして天寿を全うして100日が経過した2代目の記録Movie ★ ★ ★ ★ を、自宅でいつでも見れるようにDVD化して欲しい、という奥さんからのリクエストに応えて、朝イチのお仕事は上のように、iDVDでのレンダリング・エンコーディングである。 2.26GHz Intel Core2DuoのCPU使用率がほぼ200%一杯、CPU温度は75℃で2時間以上(これが4本のMovieの全てなのか1本目の事なのか不明(^_^;))、というなかなかのハードワークである。 マスターDVDが出来てしまえば、研究室のDELLノート(WindowsXP)での複製作業に移行することになる。
自宅にパソコンを持たない(+スマホも携帯も持たない)主義の僕は、研究室に出てきて朝イチにパソコンを立ち上げると、毎日20〜30本程度のスパムメイルが届いている、という状態がもう15年以上(=SUACの歴史)、続いている。 昼間に届くスパムを加えると、コンスタントに毎日50本以上である。 過去には国内のスパム業者からの「儲かる話」「出会い系」「BSタダ見カード」「ドラッグ通販」などが多数(ピーク時には1日100〜150本)届いたものだが、最近では国内からのスパム発信業者は摘発が厳しくて中国とかにシフトしているためか、メイルのタイトル(Subject:)が日本語、というのがほぼ絶滅した。 わずかに届く日本語スパムは、偽装サイトに誘導してウイルス感染させる「本人確認のための認証」というやつだが、差出人が「ドラゴンクエスト」とか、口座を持っていない銀行とかなので、まったく無駄である(^_^;)。
それに代わって、もろ中国語のセミナー案内メイルと、あとは上記のような英語タイトルの海外からのスパムが主流となってきている。 海外からのスパムの傾向として、セクシー系/ドラッグ系に代わって、写真ネタが多いのが最近の特徴だ(この日は夕方まで、30分に1本ぐらいの目立たない間隔でこの手のスパムがずっと到着し続けた)。 そんな英語スパムメイルの中に1本だけ、Denisからのメイルが届いていた。 2010年に僕がロシアでのワークショップの機会に彼等とDiscussionした時に出ていた話題として、「身体動作とサウンド」というテーマがあったが、昨日、その3回目のワークショップを行ったそうで、 このような 記録動画(限定公開なので転載不可)を紹介してくれた。 けっこうよくあるものだが、kinectで検出した身体動作からゴムひもで連結された棒状のオブジェクトにマッピングして音を出すもので、画像認識の遅延をゴムひものメタファーで吸収する(誤摩化す)、というものである。 これは、「音楽情報科学」のkinectグループでも、freenect+jitterで、Maxで作れると思うので、ぜひ挑戦して欲しい。 Densには以下のようにコメントしておいたので、次なる展開を期待しよう。
- Here you can find pictures
- Here you can find it
- Re: Here you can find some photos
- hungry for a f&ck friend
- Re: Here you will find some pics
- Re: I want to be in your bed
- Re: Here you will find pictures
- Re: Here you can find it
- Re: Here you can find pictures
- Special Fundraising Bonus
- please be my f@ck buddy
- get with me f#ckbuddy
Interesting ! Your metaphor - assigning kinect information to pendulums on a rubberband on the straight line connecting hands - is good. The kinect motion tracking has large latency about 50msec-100msec, so it is difficult to detect rapid beating - like percussion, boxing and piano. People feel fewer unnaturalness with the pendulums on a rubberband, because the response ie essentially delayed. But the performer himself/herself has the frustration of the latency (delay time from the action to the result). In the sports game using WiiRemote or Kinect, the "look-ahead" technique is popular. The program acts rapidly with the prediction result, and ways correct it by comparing the predicted results and the sensor input in real time. This method is the same as the hypothesis by Damasio !!
午前中になんとか無事に2代目ハムスターDVD/複製も完成して、いよいよ午後はDenisの本の続きである。 まずは思い出しとして、上の左のようにMacBookAirで「画面動画記録」の状態で、「04-PyramidSharpEdges」のサンプルを、オリジナルの「test36」として上の左のようにコンバイル・実行するまでの様子を動画として記録して YouTube にも上げた。 ただし、いちいち面倒なので、この動画を撮るのはここだけとしよう。 この編集作業と同時にYouTubeと自分のドメインにWebアップ作業をしている、お仕事Mac miniの画面が以下である。
上の例は、4面体を4枚の三角形の結合として表現して、あとは3次元空間で回転させてライティングしているだけであり、まだまだOpen-GLの基本のキである。 これに対して、以下の「05-PyramidTextured」は、同じ4面体に、Dataフォルダ内に置かれた静止画をテクスチャマッピングしている。 まぁ、jitterではマッピングするのが静止画でなく動画、というのも実験していたので、この程度ではまだまだ驚かない。
以下の「06-OscillatingPlane」は、Denisの本の巻末に詳しく解説されている「Perlin Noise」という、ジャンプしないで滑らかに、しかしランダムを生成するという関数を使って、mesh平面をランダムにうねうねさせているもので、その平面全体が このように 3次元空間内で回転する。
以下の「07-TwistingKnot」は、同じく「Perlin Noise」を使ったランダム系の「数理造型」であり、断面が波打っている柔らかな棒状の物体(カラーもランダムに変化)がランダムな曲率でうねうねと伸びていき、自分自身とぶつかってもめり込んでいく このような いい感じのリアルタイム生成3次元CGである。 まぁ、Max/jitterでも実現可能だと思うが、これで第7章「3D」がおしまいとなった。
そして第8章は「Using Shaders」である。 これまで、あまりShaderというのは意識してこなかったので日本語Wikipediaを引いてみると『シェーダー(英: shader)とは、3次元コンピュータグラフィックスにおいて、シェーディング(陰影処理)を行うコンピュータプログラムのこと。「shade」とは「次第に変化させる」「陰影・グラデーションを付ける」という意味で、「shader」は頂点色やピクセル色などを次々に変化させるもの(より具体的に、狭義の意味で言えば関数)を意味する』・『技術的な視点から見るとシェーダーは(物体の位置を計算・決定するモデリングシステムやレイアウト・アニメーションシステムとは違い)物体の色の計算を担当するレンダラの一部である。すなわち、CGレンダリングソフトはリアルタイム/非リアルタイムを問わず、ソフトウェアあるいはハードウェアによるシェーダーを必ず備えていることになる』とあった。 まぁ、現在ではMax/jitterでも、そしてもちろん、Unityでもリアルタイム版(プログラマブル)Shaderが実装されているのだろう。
Denisの本には「ここにオンラインのShaderのサンプルがたくさんある」として、 ここ が紹介されていたが、URLも変更になっていたし、上のように何故か画面が乱れて、個々のサンプルは見れず、さらには最新のFirefox38.0.5がハングアップして、散々な目に遭った。 Denisの本に「They contain galleries with examples of great shaders which you can learn and use in your projects. For example, try...」と載っていた ここ も、以下のように駄目だった。 何かワラワラと動いているのだが、スクリーンの画面情報との整合が取れていない。 これはFirefoxとの相性(バグ)の可能性もある。
Shaderには色々な種類があるらしいが、この本の第8章では以下の3種類を扱うのだという。
まだあれこれ解説はあったが、とりあえずサンプルを見てみよう・・・と探していくと、これまでの章とはサンプルデータの構造が異なっていた。 下の左のように、例えば最初の「01-ShaderInverting」の直下に、これまでは3つのソースが置かれていたのに対して、ここでは「data」と「src」という2つのディレクトリがあり、これまでのXcodeソースが「src」に置かれて、一方「data」には素材の静止画ファイルに加えて、いずれも中身が「main()」である2つのCソースが置かれている。 これをコンパイル時に使うとしたら、ちょっと謎である。
- A vertex shader processes each vertex of the rendered object and changes its properties, such as position, normal, color, and some custom attributes. It can be used for geometric transformations of 3D objects.
- A geometry shader gets the list of vertices of a primitive to be rendered (for example, the three vertices of a triangle), and generates a new list of vertices, forming one or several primitives that will actually be rendered instead of the one that was input. For example, it can replace each rendered triangle with a bunch of lines that form a "furry" surface.
- A fragment shader processes the color and depth of a pixel which is ready to be rendered to the screen or screen buffer. A fragment shader can be used for implementing postprocessing effects, and also for more complex image processing and generation.
とりあえずこれまでの方法で実験用のプロジェクトを作って、サンプルにあるように「src」ディレクトリの横並びで「data」ディレクトリを置いて中身をコピーしてみたところ、上の右のように、エラーメッセージとともに何も出なかった。 そこであれこれ試行錯誤して、以下のように出てきたのは、「data」ディレクトリを「bin」ディレクトリの直下に置く、というものだった。 このあたり、Denisの本が出た2013年から、openFrameworksもXcodeもバージョンが進展するなかで生まれた不整合だろう。
このあと、「Debugging shaders」・「Creating video effects with fragment shaders」・「Passing a float parameter to a shader」と解説が続いて、以下の「02-ShaderHorizDistortion」では、 このように 3次元CGのShaderで、リアルタイムにうねうねと歪ませている。
このあと、「Passing the float array to the shader」・「Using Perlin noise in shaders」・「A liquify distortion example」と続いて、以下の「03-ShaderLiquify」では、 このように またまたPerlin noiseを使って、液面のような感じでリアルタイムにうねうねと歪ませている。 液体というのは、隣接する分子同士が分子間力によって拘束されていていきなりジャンプする事がないので、このようなShaderは「自然に見せる」ために必要なのだ。
以下の「04-ShaderMasking」は、マスクで抜く、というサンプルで、まぁここらはMax/jitterでも完備しているので、それほど珍しいものではない。
以下の「05-ShaderAudioReactive」は、オーディオ入力(ここではwavファイルを単純に再生したサウンド)によって、リアルタイム生成3次元CGのエフェクトをかけていて、つまりはiTunesなどによくある「ビジュアライザ」で、 このように なっているが、この動画はデスクトップ動画でサウンドが無いので、音は確認できない。
そして以下の「06-VertexDeformation」では、スクリーンショットではマウスカーソルが消えるので判りにくいが、 このように リアルタイムにマウスカーソルの位置に対応させてインタラクティブなビジュアルエフェクトを実現している。 まさに、いよいよ「VJ」の域である。
そして、いよいよ第8章も最後のサンプルとなった。 以下の「07-GeometryFurryCarpet」は、何か別の「webgl-noise」というランダマイズのライブラリまで使っていて、zipが付いていたのを解凍してディレクトリごとbinディレクトリの下にdataディレクトリと横並びで置いたところ、無事にビルドで来た。
ただしこのデスクトップ動画については、これまでの480pでは細かいところが見えにくいので、サイズは大きくなるものの720pで このように 保存した。
これで残されたのは、第9章のOpenCV、第10章のkinect、第11章のOSC、と美味しいところばかりとなった。 既に夕方となり、日曜日のお仕事としてはなかなか充実したので、まだ明るいが今日はここまでとして帰宅することにした。 家に待っている新人ハムスター(生まれてまだ半月ほど)君にキャベツを買って帰る、という大事なお仕事があるのだ。(^_^)
2015年6月15日(月)
我が家に来て2日目の3代目ハムスター(下)にあれこれハラハラしながらも癒されて、新しい週のスタートである。 今日は月曜日というのに、晩には「ゼミ総決起集会」という名の6時間カラオケ懇親会(*^o^*)が予定されていて、飲み歌いの僕はバスに乗って大学にやってきた。
研究室に着くと、届いていたメイルで有効なのは2本だけだった。 1本はヤフオクで、僕は常にジャミネータの中古品が出るとメイルが来るようにしていて、3000円とかふっかけたのはシカトするが、安い不良品は必ず入札することにしている。 1本1000円台で、スタイリッシュな改造用スイッチ付き筐体が入手できるなら、安いものなのだ。 どういうわけか、先週の京都行きあたりからたまたまジャミネータの中古品が出ていて既に2本に入札している(越えられたけどどうする?のメイルが来ないのであと数日で落札予定)が、また新しいのが「1円」から出てきたので、とりあえず入札しておいた。
特定秘密保護法に反対する学者の会の皆様へ 特定秘密保護法に反対する運動へのご参加に感謝しています。 安倍政権が「戦争法」といえる違憲立法を国会提出しましたので、このたび「安全保障関連法案に反対する 学者の会」を約60人の呼びかけ人で立ち上げました。以下のURLのホームページで賛同人を募っています。 ホームページの賛同署名フォームから、賛同人になっていただくよう、お願いします。 安全保障関連法案に反対する学者の会ホームページ http://anti-security-related-bill.jp/ 佐藤学(学習院大学教授)そしてもう1本は、上のようなメイルである。 迷わず以下のように賛同署名したので、たぶん明日か明後日には、 安全保障関連法案に反対する学者の会 にも僕の名前が載ることだろう。 今日の段階でこのページを「静岡」で検索すると、静岡大学の先生が3人ヒットしたが、SUACはゼロだった。 ちょっと情けない。(^_^;)
そして午前には、Sketching2015への参加で米国に入国するためのESTAを、以下のように申請した。 世界中でもっとも攻撃対象になっている国・アメリカでは、入国審査の際に指紋と顔写真を撮られるだけでなく、入国前にこんな申請をしないといけないのだが、ちょうど前回の渡米の後で有効期限が切れていて、今回、久しぶりに申請する予定にしていたのだ。 こんなのを出さないといけないし、セキュリティチェックまで通過しているのに搭乗ゲートで外国人だけパスポートを見せて靴まで脱がされる国、それがアメリカなのである。
国際会議が開催されるという時に、応募するかどうかを場所で考えるというのはこの世界では常識だが、ヨーロッバやカナダであれば無条件に参加を画策し、アジアであれば開催国によって考えて、アメリカの場合には同時期に他で無いかどうか調べて、無ければ仕方なく応募・・・というのが最近のパターンである。 ほぼ同時期にヨーロッパとアメリカで国際会議がある場合には、これまでも100%、欧州行きにチャレンジしてきた。 ・・・ここまで完了したところで気付いたが、どうも上の「ESTA(公式)申請センター」というのは、ちっとも公式じゃなくて(^_^;)、申請代行業者だった。 前回は米国安全保障局(CBP)のサイトで直接、英語で入力したのだが、これだと14ドルで済む。 ただし、けっこう入力が面倒くさかった記憶があるので、まぁ、これでもいいだろう。
7月の第1週には4泊5日でSUACから筑波大に遠征する。 7/2(木)・7/3(金)の2日間、筑波大学の内山先生のところでワークショップ(特別講義)を行い、ここにはSUACからM2の杉浦さんも同行参加する。 そして7/4(土)・7/5(日)2日間、バイオフィードバック学会総会に参加し、僕は発表参加、そして杉浦さんに加えて藤石さんも合流して聴講参加する。 そのプログラムが、 第43回日本バイオフィードバック学会学術総会 のページが更新されて、上のように掲載されていた。 1日目の夕方の、東京に行っての企業見学と懇親会だけは、僕は筑波に残るので学生2人だけで、その後に筑波の宿に帰ってくる。 夜間の東名高速道路は避けて、浜松に戻るのは7/6(月)である。 そしてこの大会の 一般発表プログラム も公開されていた。 僕は2日目午後のセッションのトップパッターだが、この品揃えを眺めると、なかなかに興味深いタイトルが並んでいて、これは楽しみである(^_^)。
すると上のように、早々にESTAの「登録完了」のメイルと添付書類が届いた。 来年4月にパスポート期限が来ると、改めてESTAを取得するために手数料が発生するらしい(^_^;)。 なるべく来年はアメリカ行きを避けてみよう。 順調に行けば、来年の夏はロシアとヨーロッパなのであるが、幻の「世界一周」に挑戦するとなると、やはり北米は行くのかなぁ。
そしてここで気付いたのが、今週の新潟と来週の名古屋までは出張申請の書類を出していたものの、その翌週の筑波遠征と、7月下旬のSketching2015の出張申請について、まだ書類を出していなかったのだった。 上のように、僕の苦手な「書類作成作業」が、なんと今回は「SUAC公用車利用の出張」・「海外出張」という特例ばかりで、書かなければいけない書類がずらりと並んでいる(^_^;)。 これにはかなーりメゲつつ、午前中から昼休みまでかけて、とにかく書類の手続きをやっつける事にした。
そして書類書きを続けている昼休みには、上のようなメイルが届いた。 ヤフオクで最初に入札したジャミネータの最初のやつが、たぶんぼちぼち締め切り期限らしく、このパターンはおそらく出品者が別アカウントで競り上げて、こちらがさらに入札限度額を上げるのを誘う、という技だろう。 この手法はよく知っているので、暖かく無視することにした。 別に落札できなくても、既に手元に10本以上を確保していて、痛くも痒くもないのである。 ・・・結局、両方の書類を書き上げたのはちょうど13時、昼休みが終ってしまった。 あとは学部長と学科長のハンコ(海外出張)、そして同行学生のサイン捺印(公用車同乗)、という手間だけである。
さらに届いた書類をやっつけたところで、研究室からマルチメディア室に電話をしてみると、案の定、4限「サウンドデザイン」の課題1の制作を、直前モードで多くの学生がやっているという。 しかし「ヘルプが欲しい学生がいれば行ってもいいけど」と振ってみると、「皆んな自力で黙々と頑張っているので不要」とのこと。 これは頼もしい。 安心して、定時の4限に「合評」に向かいます、と伝えて、残り時間は1時間ほどである。 ここからopenFrameworksのOpenCVを中途半端にやるのもナンだし、徐々に晩のゼミ総決起集会に向けてテンションが上がりつつあるので、ちょっとネットで調べもの(検索ワードは「新潟の遊び方」)などして過ごした。
そして4限の「サウンドデザイン」は、前半の課題1として「30秒間のサウンドドラマ(電子音響音楽)作品」の提出を受けて、全員で合評をした。 途中で寄り道して、関連した映像・FLASH・サウンドなどの他作品も紹介した。 なかでも全員が絶賛した大場麗央奈さんの この作品 は秀逸で、この学年でメディア造形学科がおしまいになってしまうとはあまりに残念・・・と痛感した。 この作品を聞いたらますますテンションが上がったので、18時からのゼミ総決起集会より前に街に出て、立ち飲みバーで一杯ひっかけてから行くことにした。(^_^;)
2015年6月16日(火)
昨日は「一杯」でなく「三杯」ひっかけてから到着、開始したゼミ総決起集会も無事に盛り上がり(18曲)、疲労困憊の朝である。 今日は午後の企画立案演習までで、放課後のアカペラは臨時にお休みとした。 W杯の初戦があるので早目に終りたい、と予告しようとしていたが、何人ものメンバーからお休み連絡もあったので、全体として今日だけお休み、としたのだ。 次の試合は9月なので、まさに臨時の措置である。 そして研究室に届いていたメイルの中に、3本、重要なものがあって、その対応で今日は一日、完全に潰れた。
Dear Yoichi Nagashima,we are pleased to inform you that your submission to the proceedings track of si15 2nd International Symposium on Sound and Interactivity, 19-23 August 2015, Singapore, entitled ASSEMBLING MUSIC (number: 9), is ACCEPTED for oral presentation.
The reviewers' comments are included below.
You will receive further information regarding the scheduling of your session, which will take place on either Thursday 20 or Friday 21 August, once the schedule has been finalised.The Committee has taken a keen interest in your assemblages and new instruments for musical expression. In addition to the oral presentation, we would like to invite you to bring one or a few of them (e.g. "GHI2014", "LittleBits"..) and to give a demo at the ArtScience Museum on 23 August. We think that would be a great contribution to the 'Sunday Showcase'. Please contact us if you are interested.
.............We look forward to seeing you at si15 in Singapore.
warm regards, PerMagnus Lindborg (Si15 chair) & Suzy Styles (Si15 co-chair proceedings)まず1本目のメイル、論文応募していたシンガポールの国際会議 2nd International Symposium on Sound and Interactivity から、上のように「採択」の通知が来た(^o^)。 メイルの冒頭の「we are pleased to inform you」が定型で、これで結果はもう判るし、「ACCEPTED」を大文字で書くのも定番である。 僕も国際会議 NIME2004 の大会委員長として、論文とコンサートの応募者の全員に、似た定型の「採択通知メイル」と「不採択ごめんねメイル」を出したのだ。 rejectされた可視化の国際会議と違って、こちらはメインフィールドのComputer Musicであり、最初から勝算があったものであり、上記のように「口頭発表だけでなく、出来れば現物を持参してデモって欲しい」という依頼が来ることも想定していた。 これで、 ICMC2003 で学生2人と行って以来、2度目のシンガポール行きが確定した。 さっそく、ゼミとアカペラのメンバーに「同行する?」とメイルしてみたが、たぶん今回は単独行だろう。(^_^;)
ICMCやNIMEと違って、応募締切→採択通知がかなり遅かったので、これから早急にフライトとホテルを確保しないといけない。 ICMC2003 の時にはまだセントレアが開港していなくて、小牧から成田経由でシンガポールに向かった。 その後、学生4人と行ったシドニーの NIME2010 の時にシンガポールでトランジットしたが、今回はたぶん時間帯も違うので、まずはANAのページから旅程案を立てる必要があり、これは午後イチに取り組むことにした。 さらに上記メイルに返信して、「ArtScience Museum on 23 August - contribution to the 'Sunday Showcase'」への参加の段取りが必要であり、これは午前に取り組むことにした そして、final camera readyについては、まずReviewersの意見をきちんと読んでから改訂して、いつものようにSUACのネイティブ英語教員の ライアン先生 にチェックしてもらおう。
New Releases for MyoWe're super excited to announce the latest updates for Myo Connect, firmware, and Windows/Mac SDKs! Whether you're looking to add pointer and zoom to your scripts or access the battery level from the SDK, this release has you covered. For a full list of changes check out the SDK release notes (https://developer.thalmic.com/docs/api_reference/platform/release-notes.html https://developer.thalmic.com/docs/api_reference/platform/release-notes.html) or the New in Myo Connect blog post (http://developerblog.myo.com/new-in-myo-connect-gesture-overlay-pointer-color-and-more/).
Download Now (https://developer.thalmic.com/downloads/)
そして2本目のメイルは上のように、Myoのあれこれが新しくなったぜ(^_^)、というものだった。 「Whether you're looking to add pointer and zoom to your scripts or access the battery level from the SDK」ということで、どうやらこれまではArmBandManagerのバッテリーメータで見るしかなかったMyoのバッテリ残量が、SDK経由で自分のアプリからも読み取れるようになったらしい。 こちらはMyoネタ、筋電ネタ、そしてバイオフィードバックにも繋がるのでさっそく実験してみたいが、上記のシンガポールもなるべく早く、安いフライトを確保しないといけないので、明日以降に着手することにした。
そして3本目のメイルは、 Xcode日記(1) の5月12日の最後あたりに書いていた、もろもろバイオフィードバックの発端となった、 次世代リハビリテーション研究所 の理事長でもある、甲南女子大の辻下先生からのメイルである。 これは、7月のBF学会総会に発表参加することになったので、そこで顔合せをしたい、という僕からのメイルの返信であり、当日にお会いすることにした。 そして上のような、辻下先生の著書2冊、 バイオフィードバック入門 - 薬を使わず病をなおす と 筋電図バイオフィードバック療法 を発見したので、さっそく発注した。 当日までに間に合うかどうか不明だが、ここは勉強のしどころである。
メディア造形3年成瀬です。ナスビーズの進捗報告です。windows7の音声認識について(http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/dictate-text-speech-recognition#1TC=windows-7)
windowsの音声認識の開始は、ボタンを押すか、「音声認識を開始」と言えば開始できます。ショートカットキーとかはまだよくわからなかったです。精度はかなりはっきり言わないと正確に認識はできませんでしたが、変換の候補の選択も可能で、一度その変換を行うと、次から出やすくなり、よく使うワードなどは覚えていくようです。
テキスト入力は問題なくできるので、プログラム自体に直接表示したい言葉を書けるかな、と思いました。ただ、その音声の開始と終了の制御方法はまだ検討が必要そうです。https://www.youtube.com/watch?v=O05WIXAa4ag
↑吹き出しをリアルタイムで表示するのをやってる人がいました!
openFrameworksを使用しているようです。この間にも、昨日の「サウンドデザイン」合評の「感想メイル」が届いたり、今日の「企画立案演習」の体調不良欠席者のメイルが届いて返信したり・・・と同時進行しながら、まずはフライトの前提となる、シンガポールの国際会議の詳細のチェックに取りかかった。 当然、まずはoptionalな「ArtScience Museum on 23 August - contribution to the 'Sunday Showcase'」に関して、リプライのメイルを今日中に出すのが最優先である。 ・・・というところに上のように、「音楽情報科学」で「リアルタイムに音声認識結果の文字をフキダシに出す」という調査をしている成瀬さんからの経過報告メイルが届いた。 このYouTubeの例は、まさに成瀬さんたちが目指している世界に近いが、openFrameworksということはMacであればXcodeが必要である。 さらに「openFrameworksのofxFaceTrackerとChromeの音声認識APIを使って実装」とあるように、僕が使っていないChromeが必要なので、1106の環境でも追試できないし、マルチメディア室のMacではXcodeも無いのでちょっと難しい世界である。 これは悩ましいことになってきた。 去年の多田クンのように、いろいろ調査した結果を成果として報告するとともに、自分の環境で夏休みに実装チャレンジする、というパターンが相応しい感じである。 この日記のopenFrameworksのDenis本チェックとしては、おそらく次の「OpenCV」の章に、このofxFaceTrackerがあるかもしれない。
そして昼休みから3限までの時間をかけて、なんとなく全体像が見えてきたところで「喜んでSunday Showcaseのデモに協力して、いろいろ新楽器を持参します」とリプライした。 久しぶりに GHI2014 と、 mbed日記(3) で作った「NucleoMIDI_1」の出番である。 ラフな旅程としては、やはりセントレア発だと成田で数時間など無駄な乗り継ぎとなるので、上のようなフライトだろう。 夜中に出て朝に着く、というフライトが往路にも復路にもあるが、欧米に比べて半額と安いので、機中泊でなくちゃんとホテルに泊まって6泊7日というところだ。 こうなると、ついでに「多チャンネル・うにうにセンサ」楽器も、これに合わせて作って持参してみたいものだ。
ここで「企画立案演習」のクラスに行き、各グループが17時までのそれぞれの作業に散ったのを見届けて研究室に戻ってきた。 特に各グループからのヘルプ連絡が無ければ、約2時間のお仕事タイムであり、どうもこの学年は優秀でちゃんと独自に進めていくので、ほぼ没頭できそうである。 そこでまずは、だいぷ昔に提出してしまってもう忘れていた、上のような特殊な書体を強要する 応募論文(PDF 13.4MB) を発掘してきた。 「double-blind peer review」という方式の匿名審査なので、著者も所属も全て「アノニマス」である。 恥を曝すことになるが(^_^;)、4人のReviewersのコメントをそのまま全文転載すると、以下である。
Assembling Music is a combination of three projects. The common link claims to be a redefining of a compositional concept of the arrangement of musical material into a physical performative approach. The technical and musical work that has been assembled here is interesting. There are good ideas that have been well applied musically and with technology. The paper itself needs a lot of work to be coherent and workable.The language of the paper is stiff and hard to read through, often times no keeping to the primary concern of "Assembling Music". There are some typical non-native English speaker issues, that might be okay if well presented.
I would be keen to include the performances and perhaps a demonstration, or even have a both setup as part of ASM. As a conference demonstration I am not sure that there is enough coherence in the research. I would strongly suggest having a researcher familiar with the work to find a clearer link in the research. It is not clear how all three works fit into a larger continuum.
The work is novel. The work with "Little Bits" also demonstrates a larger application of the writers research and work. The building blocks are a well developed idea beyond this persons work. The research could take a look at Hakan Lidb's work on play assembly muisc as there are some good links and perhaps there could be a leap in development with the knowledge of the work.
これをキチンと読んでいかないと・・・と思っていると、さっき出したメイルにもう速攻で返信が来た。 「Thanks for your confirmation. We'll send more information about the events and registration as soon as possible.」とのことで、大会委員長のPerMagnus Lindborg氏(composer, sound artist, researcher - permagnus.org, assistant professor ADM/NTU)とは、快適にメイルが繋がっているようである。 カメラレディの締め切り(8月1日、ただしSketching2015に行っている最中なので自分としては7月27日)はまだだいぶ先なので、まずはいつものように旅程案を検討してみた。 普段だとANAでフライトチケットを購入して、現地のホテルを検索して予約して・・・と進めるが、今回は一応、同行希望の学生がいる可能性を留保して、実際の予約は週末あたりである。
まずはSI2015の SI15 Practical information を眺めてみた。 さすがに最初の「Getting to Singapore」は不要で、僕はとりあえずANAで行くのは確定である。 前週の8月10日が、シンガポール50周年とかいう大イベントがあるのでTightだというが、それから1週間以上あるので、まずまずらしい。
そして SI15 Practical information の「Venues」によると、会場のうち、NYU(Nanyang Technological University)は上のように、シンガポールのかなり西の方(田舎)にある。 「Local travel」によれば、「The distance between NTU and downtown Singapore (where the Arts House and ArtScience Museum are both located) is approximately 24 km. Taxis are readily available and the journey takes 25 minutes with no traffic, and perhaps 45 minutes during rush hours or heavy rain. Taxi in Singapore is safe and convenient and is less costly than in Europe or North America. The MRT is an excellent low-cost alternative, but set aside 90 minutes to travel the Green Line + Bus 191 from downtown to NTU.」とあり、24kmほどのタクシーは空いていれば25分、渋滞したりスコールが降ると45分だという。 あの便利なMRTの沿線ではないのが残念で、ICMC2003のシンガポール国立大学は駅から至近だったが、長距離バスに乗り継いで90分かかるとなると、これはタクシーかなぁ。
そして SI15 Practical information の「Venues」によると、会場のうち、ArtScience Museumとthe Arts Houseは、上のように市街の中心downtown Singapore (where the Arts House and ArtScience Museum are both located)にあって、便利そうである。 SI15 Practical information の「Accommodation」によれば、Registrationのページが開設されると(本当は昨日の予定だがまだ出来ていない)、そこにリーズナブルなホテルの予約リンクもあるらしい。 まぁ、 ICMC2003 の時には、自分で街中のかなり安い庶民的なホテル(現地人しか泊まっていない)を取ったこともあり、なんとでもなるだろう。 あまり気取ったホテルよりも、前回のようにアジアンテイストの安宿がいいなぁ。
そしてYAHOOの路線検索で、とりあえずの旅程案を上のようにしてみた。 ここで17時が近付き、今日はXcodeに触れることなく終った。 そういえば今夜のワールドカップ・アジア予選の初戦の相手は、なんとシンガポールでなのだ。 今朝、シンガポールから届いたメイルから始まった1日だったが、巡り合わせといえばすごい巡り合わせである。 2015年6月17日(水)
昨夜は、W杯アジア予選の日本代表の不甲斐なさに なんて日だ ! と連呼し続けたが、朝6時過ぎに研究室に出て来ると、まずは一昨日のサウンドデザインの 大場作品 に触発されて、記憶を頼りにYouTubeを検索して「サウンドデザイン」の講義ページに 「サウンドねたの伝説[スネークマンショー]を堪能しよう」 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ という資料リンクを、なでしこJAPANを応援しつつ作った。
題名:「スケッチング」ワークショップ 概要:演奏方法から考えて実際に動く新しい電子楽器を試作する 講師:長嶋洋一 教授(静岡文化芸術大学) 日時:7月2日(木) 13:00-17:00、7月3日(金) 10:00-17:00 場所:総合研究棟D211 定員:10名程度 言語:日本語 条件:2日間すべての日程に参加できること Max 7(試用版でもかまわない)をインストールしたノートパソコンを持参できること7月のワークショップに関して、筑波大学の内山先生からのメイルも届き、上のようなアウトラインと、電気系の材料を僕がSUACから持参して、筑波大では素材系として、「ダンボール」「ガムテープ」「両面テープ」「ハサミ」「カッター」「カッターマット」「軍手」「スタイロフォーム」「熱線カッター」などを用意してもらう事になった。 その後、さらに午後までにメイルが2往復して、Gainerよりも「Arduino+Firmata+maxuino」に比重を置くことに方針が決まった。 内山先生によれば、『Firmata、maxuinoのパート、是非お願いいたします。最近は「Arduinoをはじめようキットを買ってみた」という学生は何人かいますが、GAINERを持っている学生はほとんどいなくて、「Arduino UNOはあるけどGAINERは持っていない、でもやりたいことはGAINERぽい」ということがあったりしますので、Firmata、maxuinoは、学生にとっも喜ばれると思います』とのことだった。 時代は進んでいるのだ。 この筑波大ワークショップのテキストWebページは、明日からの新潟出張の道中にでも作ることにした。 考えてみれば、今回も発表のプレゼンをまったく作っていない事に気付いた(^_^;)が、東海道新幹線と新潟新幹線とで時間があるので、なんとかなるだろう。
そして1限の「音楽情報科学」では、チーム「うみうし」のために、新たに加速度センサを製作する、と約束した。 続いて2限はゼミである。 上のように、またまた藤石さんを講師としてUnity講座の続きがあり、今日はこれまでに作ったシーンの中で「Unityちゃん」が跳んだり走ったりする、というのをやった。 Unityちゃんの動きの可愛い様子はスクリーン動画の方がよく判るが、 これ と これ と これ と これ と これ である。
そして午後になって、9月に愛媛大学で開催される FIT2015 から、上のように講演日時の連絡が届いた。 これは、最終原稿の提出期限が近付いている事とリンクしてして、なんと来週6/25だった。 来週はこの6/25から愛知・名古屋方面に2泊の出張なので、ここで原稿提出をやっつけてしまう必要がある。 そこで急遽、チーム「うみうし」の加速度センサの製作は来週月曜の午前にやっつける事にして、今日の午後はこの原稿執筆に没頭、と決まった。 色々と前倒しにやっつけているつもりだが、なかなかに「あらえっさっさ」である。
・・・そして夕方までかけて、なんとか2ページの 予稿 を完成させた。 ただし学会に送るのは、ファイルサイズのケチな制限があるために、サイズを落として猛烈に画像の画質が悪化した こちら である。 これでなんとか、明日からの新潟には、後顧の憂いなく出かけられそうだ。
2015年6月18日(木)
梅雨どきで全国的に雨模様ながら、なんとか浜松も新潟も降水確率は40%未満の週末である。 朝5時半に研究室に出て機材など整理してパッキングしてからバスで浜松駅に向かい、今は新幹線までのタリーズコーヒー内である。 今朝は筑波大の内山先生からのメイル(デモンストレーションのリクエスト、懇親会などについて)が届いていただけで、これは今日の行きの新幹線内の仕事に追加することになる。
事前に購入した切符を眺めてみると、乗車券は「浜松〜新潟」でなく「舞阪〜新潟」である。 舞阪までにした方が、規定の距離を越えて往復割引になるらしいが、舞阪と言えば結婚してから浜松市内に引っ越すまで数年間住んでいた、懐かしいところである。 とりあえずここでメモしておくのは、今日の行きの新幹線(ひかり→とき)の車中でやる事で、ざっと以下である。・・・ということで、ここは新潟に向かう新幹線「とき」の車内、あと30分ほどで新潟である。 速攻で新潟大学駅前キャンパスの会場に向かって、電子情報通信学会・パターン認識研究会が始まる。 筑波大学でのワークショップのテキストベージを快調に作り上げていたので、プレゼンは未着手である(^_^;)。
- 7月の筑波大でのワークショップのWeb資料を完成させる
- 明日の午前にある発表のプレゼンを作る
- 余裕があればこの日記を少し進める
そして。HTML書きに疲れたのでちょっとだけ息抜きにopenFramewoksを、と、上のように第9章「OpenCV」の最初のサンプル「01-MotionDetection」を走らせてみた。 ソースはmovieだが、これはぜひライヴカメラにしてみたい。 この章の注意点としては、久しぶりにaddonとして「ofxOpenCV」が必要で、さらにコンテンツにmovieを参照する場合には、binの下のdataディレクトリに置く必要がある。
電子情報通信学会 パターン認識・メディア理解研究会(PRMU)/音声研究会(SP)/福祉情報工学研究会(WIT)/聴覚研究会(ASJ-H) 議題 福祉/音声/聴覚/パターン認識メディア理解一般 会場 新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」 6月18日(木) 午前 理論(A会場) (5) 12:40-13:40 [招待講演]しあわせインタフェースデザインと障害者支援による社会活性化 ○森本一成(京都工繊大) 6月18日(木) 午後 試作・実用化(A会場) (6) 14:00-14:25 Tetrahedral microphone system for a virtual cardioid microphone ○Kaoru Ashihara(AIST) (7) 14:25-14:50 難聴者支援のためのスマートフォンアプリ ○猿舘 朝・布川博士・伊藤憲三(岩手県立大) (8) 14:50-15:15 タブレット端末を用いた視覚障害者向け絵本読み聞かせ支援システムの開発 ○佐藤優彦(新潟大)他 (9) 15:15-15:40 リアルタイム音源予測に基づく電気式人工喉頭制御の実装 ○田中 宏 他(奈良先端大) 6月18日(木) 午後 テーマセッション:社会活性化(A会場) (14) 16:00-16:25 自己視点からの世界諸英語クラスタリングを目的とした発音距離予測とその耐雑音性に関する検討○佐藤惟知 他(東大) (15) 16:25-16:50 車載カメラ画像からの「スマホ歩き」認識に基づく歩行者の不注意度推定 ○新村文郷 他(中部大) (16) 16:50-17:15 情報コストに基づく支援機器開発スタートアップ時における確認項目 ○梶谷 勇(産総研) (17) 17:15-17:40 災害発生時における避難者の譲り合い行動の影響に関するシミュレーションと理論的考察 ○谷賢太朗(事業創造大)他 6月19日(金) 午前 実験2(B会場) (22) 10:00-10:25 面接における面接者による評価と面接者の動作の関係 ○渡邊栄治(甲南大)・尾関孝史(福山大)・小濱剛(近畿大) (23) 10:25-10:50 筋電センサのジェスチャ認識に関する新手法 ○長嶋洋一(静岡文化芸術大) (24) 10:50-11:15 特徴点ベースによるモデルフリーの物体動線検出 西野博貴・○齊藤剛史(九工大) (25) 11:15-11:40 口形パターンと母音並び語を利用したテキスト入力システム ○飯沼眞紀・齊藤剛史(九工大) (26) 12:40-13:40 [招待講演]新潟市障がい者ITサポートセンターの挑戦 ○林 豊彦(新潟大) 6月19日(金) 午後 シミュレーション・その他(B会場) (32) 14:00-14:25 手話認識のための輪郭特徴を用いた手形状認識 ○波多野美歌・酒向慎司・北村 正(名工大) (33) 14:25-14:50 C言語のポインタ学習における初級者の誤った知識によるメンタルモデルの形成パターンの分析 ○成澤優樹 他(芝浦工大) (34) 14:50-15:15 電流波形形状が非線形変動する機器を含む分電盤電流波形から機器電力を推定する手法 ○石山文彦 他(NTT) (35) 15:15-15:40 推定結果の信頼性に基づく選択的人体姿勢追跡法 ○金子直史(青学大) 他 (36) 15:40-16:05 楽曲のテンポと足のサイクルの差異がランナーの心拍数誘導に与える影響の評価 ○清水孝俊・米村俊一(芝浦工大)そして上のように、会場で午後イチの招待講演が始まった裏で、今回聴講する予定のプログラムをまとめた。 なんと4つの研究会が合同で、それも音声とか聴覚、さらに福祉工学まで合同ということで、招待講演はもろ福祉ネタで、さらに両日ともセッションは2会場でパラレルで、最大でも半分しか聞けないのだった。 会場の反応(温度)も、なんか違う・・・という空気がヒタヒタと届くが、僕はちょうど福祉工学にも近い、福祉エンタテインメントの可能性として、色々と収穫があった。 ただし午後のセッションではだいぶ興味に温度差があり(^_^;)、どうやら内職日和のようである。 モバイルWiFiルータを持参したが、会場にフリーWiFiのパスワードが設定されていて、自腹通信は免れた。 ただし電源ラインが貧弱で、コンセントから遠いとバッテリ動作となるので、休憩時間の移動などを画策する必要がある。
認知症患者がベッドから落ちると怪我をして寝たきりになるので、1994年頃に大阪の高齢者福祉施設の院長に依頼されて、「ベッド 上空に赤外線ビームを走らせて身体が遮るとナースコール」という装置を実験のために納品したことがあったが、この発表ではベッドに大きなセンサシートで身体の姿勢を検出しているという。 上のニッタ株式会社の ウェーハ用圧力分布測定システム というものを2枚並べているとのことで、面白そうだがちょっと高そうである(^_^;)。 全体の印象として、福祉工学では具体的なターゲットがあり、実際に色々な実例とともに進めているものの、個々の技術的な内容はとてもシンプルで、これはリハ工学カンファレンスでいつも実感することである。
京都工芸繊維大の副学長の招待講演として、最後のトピックは「e-テキスタイル」の応用で、これはなかなか面白かった。 無毒性と耐洗濯性が難しいらしい。 また、クラレが5年ぐらいかけて完成した導電繊維「 CNTEC 」がようやく出来たらしい。 これもサンプルが入手できたら、ぜひ実験してみたい。 質疑応答の時に感圧シートについて質問したところ、それほど高くない(10万円程度(^_^;))とのことで、上の 住友理工 の SRセンサ がより良い、とのことだったが、やはりそこそこ高かった(^_^;)。 ・・・その後のセッションからは内職率を上げて、プレゼン作りに没頭していたのでメモは無しである。
その後、ホテルに戻ってプレゼンを完成させるまで頑張った。 そして夕食に出たものの、せっかくの新潟なのに入った店は上の「よさこい」という土佐テイストの居酒屋だった(^_^;)。 そこから、事前に調べていた、新潟最大の繁華街「古町」のカラオケスナックへ・・・と思ったところをグググッッッと堪えて、行かなかった。 なんといっても、浜松に帰った日曜日に、メディア2回生有志との「歌う会」が待っているからであり、今週月曜日のゼミ総決起集会で絶好調で熱唱し過ぎた影響を自覚したからである。 ホテルの部屋飲みで過ごすとは、なんともストイックな新潟第1夜となった。
2015年6月19日(金)
新潟の朝、起床してみると、あれこれのメイルが届いていた。 照岡さんは上京の予定があるとかで、7月のBF学会の僕の発表のあたりに筑波大に来る、と連絡があった。 発表時間が短いのでビデオを見せるだけにするつもりだったが、こうなるとMyoの実演かなぁ。 そしてヤフオクからは、入札して放置していた中古の赤いジャミネータを落札できた、と連絡が来た。 誰も入札せずにスタートのまま1000円だったので、ゆうパック着払い送料の方が高い、というパターンである。
さらにDenisからは、今週のイベントで最新のインスタレーション作品を展示した、というYouTube記録ビデオの情報が届いた。 これ と これ であり、フルート奏者と別にパフォーマンスしているのは、彼の奥さんと息子さんだという(^_^)。 kinectで人間の場所を検出して、周囲を取り囲んだ半透明スクリーンに、その移動に対応して変化する映像をプロジェクションするというもので、本来は3台のプロジェクタで制作していたものの、この場では2台なのでトラッキングが甘いのだそうだ。 日本では初音ミクのライヴだけでなく、この半透明スクリーンものは多い(ゼミ卒業生の森川さんもインスタレーション作品で挑戦した)ので、作品を考える上での参考コメントとともに返信した。
実は、今回の新潟については、事前にネットで色々と調べていて、2日目の今日の午後のセッションをちょっと脱出して、日本酒の酒蔵の見学ツアーと、さらにJRでちょっと行ったところの「せんべい工場」見学/工房体験、というハシゴを計画していたのだが、予定変更でいずれもナシにした。 3週目を迎えた、5週連続の出張月間にちょっと疲れてきた(^_^;)、というのと、今回のこの2箇所はいずれもアクセスがありまよくないためである。 ホテルに荷物の一部を置いてきたものの、パソコンとか分厚い予稿集とかダブルMyoとかを入れたカバンはそこそこ重くて、これで片道20分以上を歩く、というのはあまり気が向かない・・・という判断が勝ったのだ。 また自費で後泊して、明日の午前中に新潟近郊を観光して夕方に浜松に帰る、という予定も変更で、朝帰りして午後からSUACでお仕事の方針である。 過去にはあちこち出張先の付近で観光し倒し、というのも多かったが、こう高密度に連続すると変わるものである。 その代わり、今日のセッションを夕方まで全てチェックして、帰りには藤石さん推薦の新潟駅前「越後のお酒ミュージアム ぽんしゅ館」というのに立ち寄って、日頃はあまり飲まない日本酒の「飲み比べ」に挑戦しよう。 タカラトミーからは、3月に予約注文していた、以下の「プレイウォッチ」を発送しました、というメイルも届いていた。
そしてここから、セッション会場Bである。 隣のA会場の方がどうもメインストリームのようで、こちらは「実験」というセッションで閑散としているが、まぁそのぐらいの方が気楽である(→次第にほぼ満席になった)。 どこかで見たような、というのは気のせい(^_^;)として、今回は昨日の内職で プレゼン もばっちり作ったので、余裕である。 僕は2件目だが、トップパッターの「面接」の実験の報告も面白かった。 面接者(interviewer)と被面接者(interviewee)とのインタラクションの研究として、それぞれの頷きを検出する頭部移動情報と、それぞれの視線検出情報とをリアルタイムに計測するというもので、ちょうど僕がパイオニアの受託研究でクルマに被験者を乗せて加速度センサ情報と印象評価情報と末端二酸化炭素情報(「酔い」の指標)とをリアルタイム計測したのと同じようなのである。 おそらく実験システムはopenFrameworksで作っていると思われる。 いつも入試判定教授会で議論になる「面接官のバラつき」に対して、ロボット被面接者に対してのそれぞれ面接者としての振る舞いを記録して客観的に比較評価すると面白いかもしれない。
・・・そして無事に発表を終えて、4件目の「読唇技術によるテキスト入力」の発表になるほど・・・と思っているところである。 セキュリティ(読み上げた情報を盗み聞きされる)や福祉工学的な要請で、こういうのもあるのだ、と感心した。 面白い研究だが、音声系の人たちからいろいろ突っ込まれていた。
庄屋の日替わりランチの昼食を経て、午後イチのセッションの招待講演「新潟市障がい者ITサポートセンターの挑戦」は昨日に続いて、福祉情報工学の事例紹介だった。 だんだん判ってきたが、どうも新潟大学はこの福祉あたりが一つの柱らしく、それで福祉情報工学研究会が、他研究会と合同で、今回の電子情報通信学会研究会を開催して、新潟大学のアクティビティの宣伝にもしているようである。 しかし、今日の先生はあまりにユニークで、パワフルな「お話」に圧倒されるだけだったが、この間、内職での、7月の 筑波大ワークショップのWebテキスト の作成がおおいに捗った。
そして2日目午後の最後のセッション(5件)の1件目は、kinectの画像認識で「手話認識」をする、というもので、かつて1990年代前半に、毎週、浜松から千里中央のイメージ情報科学研究所に通っていた頃に、三菱電機から来ていた研究員がデータグローブで手話認識していたのを思い出した。 手話のボキャブラリーで400語に含まれる23種類の手形状を認識する、というのはかなり大変そうである。 質問事項として「手の毛深さ・タトゥー・マニキュア等は影響しないか?」というのを後で聞いたところ、 kinectの「深度画像」からシルエットを取るとグレースケール画像になるので、表面の色の違いは無視できるとのことだった。
2日目午後のセッションになって、テレビ夜更かしの影響で強烈に眠くなってきたが(これで夕方に日本酒の飲み比べ出来るかなぁ)、初学者のC言語プログラミングのポインタ学習のメンタルモデルなんて事をいまだやっている事に驚いた。
3件目はなんとNTT研究所の人で、分電盤の電力波形の形状から消費電力を推定するところに非線形変動があるので困っている、という事だった。 ノイズ対策のあれこれの頃を思い出した。
4件目はタイトル変更となってわけわかめの「複数姿勢推定方式統合のための姿勢推定信頼性予測法」ということだった(^_^;)。 こちらもkinect関係であり、まさに時代はkinectなのだ。 信頼性を推定・予測して適宜、修正していく、というのはSMHにも通じるかもしれない。
オーラスは「楽曲のテンポ」・「足のサイクル」・「ランナーの心拍」という、なかなか怪しいキーワードの連結されたタイトルである。 いろいろ突っ込みどころがあった発表なので、ぜひ音楽情報科学研究会か日本音楽知覚認知学会にも来て欲しい、と伝えた。
研究会の後で、新潟出身の藤石さんが熱烈に推薦してくれた、新潟駅・西館にある「日本酒ミュージアム ぽんしゅ館」行った。 ここは上のように、新潟の多数の地酒を「飲み比べ」できる、というのがポイントである。 僕は基本的に日本酒は苦手で、かつて「本物の越乃寒梅」を飲んだ時にOKだったのが唯一の例外で、まず飲むことはない。 結婚式とか葬式で口にするだけだ。 そこで、500円でコイン5個を購入して、コインごとに5種類の地酒を試飲する、というのに挑戦した。 店員に「なるべく辛口はどれ?」と聞くと、それはアルコール度数でなく「日本酒度」という指数が高いほど辛口だ、と教えてくれたので、以下の3種類、尾畑酒造の「真野鶴」(日本酒度+21.5)と原酒造の「越の誉」(日本酒度+16)と谷乃井酒造の「男の酒」(日本酒度+11)を試飲した。
しかし、「真野鶴」はソコソコだったものの、辛口とはいえやはり日本酒であった。 そんな中、通常はコイン1枚で試飲できるのに、一つだけ、「こちらのお酒だけメダル2枚となります」というのがあった。 下の玉川酒造の「越後武士(えちごさむらい)」というもので、これは「アルコール度数46度、日本酒度+60」というまったく別格のお酒で、日本の酒税法から分類は「リキュール」となる。 泡盛の60度のものと同じ扱いである。(^_^;)
そして、いつも40度とか60度の泡盛をストレートやロックで楽しむ僕にとって、これはまさにハマッた(^_^)。 要するに米で作ったスッキリフルーティな焼酎(ただし40度を超えているので焼酎でなくリキュール)なのだ。 この素晴らしいお酒と出会って、僕のお土産はこれに即決した。 下のように、試飲所から店内に戻ると、ちょうど一升瓶が売り切れていたので、720mlのものを2本、自分へのお土産とした。 藤石さん、日本酒でなくてごめんなさい。(^_^;)
毎週続く出張月間の疲れからか、この晩は大人しくワイン1本を部屋飲みしてそのまま寝落ちした。
2015年6月20日(土)
いつものように朝5時前に起床すると、昨夜のニュースで新潟を含む日本海側も梅雨入りした、というのに好天だった。 そして満タン睡眠を受けて、このところずっと懸案だったテーマに取り掛かった。 新潟に来てから、オープンキャンパス・スタッフに手を挙げてくれた大場さんとメイルでやりとりしていたが、計3人となったスタッフのmeetingの日程が確定したというのに、昨夜「Web改訂はSUACに帰ってから」とメイルしていたのだ。 この新しいMacBookAirを出張に持ち歩くようになって4ヶ月ほどだが、出張先で自分のWebサイトのコンテンツを改訂できない、というトラブルを解決していなかったのである。僕のドメイン(nagasm.org)のサーバの実体は米国シリコンバレーにあり、コンテンツは全てここにFTPしている。 SUACからの場合には、プロキシサーバを通る必要があるので、プロキシ機能を持ったFTPクライアントのRBrowser(シェアウェア)を使っていて、出張中はプロキシが無い直接接続なので、フリーウェアのCyberDuckを先代のMacBookAirに入れて使っていた。 ところが、肝心のログインのパスワードを忘れてしまい(^_^;)、この新しいMacBookAirのCyberDuckで自分のサーバにFTP接続できずにいたのだ。 一度、サーバ管理関係のドキュメントをまとめているディレクトリを発掘して、「最新pass.txt」というファイルを発見したのだが、この情報では接続がエラーとなっていた。 そこで、1時間半ほどかけて、再びサーバ管理関係のドキュメントを隅々まで発掘していき、遂に改訂したパスワードの情報を見つけた。 「最新pass.txt」というのは、現在のサーバをレンタルしている業者(年間3万円)に、以前の業者(年間24万円)から引っ越した時に作ったファイルだったのだ。
無事に、SSHとFTPでnagasm.orgに接続できる事を確認して、せっかくなのでと、この日記の途中までをWebに上げた。 浜松に帰ってから上げれば今日の午後になるものが、朝から上がったのであるが、それを見ている(差がわかる)人はたぶんいないだろう。 そして、なんか嬉しくなってテンションが上がったところで、いつも「寄付よろしく」と出てくるCyberDuckに応えて、感謝の気持ちを込めて30ドルのdonationを送金した。 速攻で届いたレジストレーションキーファイルをCyberDuckに食わせると、Thank Youのメッセージが出た。 素晴らしいフリーウェアを世界に提供してくれているプログラマにdonationして支援する、というのは、オープンソース/フリーウェアの文化にとって重要なことなのだ。
・・・ということで、ここは朝帰りで新潟から東京に向かう新潟新幹線「とき」の車内である。 今回の全行程の フォトレポート はSUACに帰ってから、おそらく今日の午後にでもWebに上げるのだが、途中の写真データをコピーおいたので、この日記の一昨日と昨日のところに何枚かの写真を追加し、さらに昨日の夕方の「ぽんしゅ館」の部分も付記した。 その後に、上の部分も全て打ったところで高崎から熊谷、と既に群馬→埼玉と進んで、あと東京まて40分ほどである。 openFrameworksはOpenCVに入ったところで、たしか「ソースはmovieだが、これはぜひライヴカメラにしてみたい」と書いていた。 そしてDenisのPDFを眺めてみると、ちゃんと次に「Motion detection from live video」として「It is easy to change the previous example to search motion areas in a live video from a camera.」と書いていた。 さっそくこれをやってみる事にした。
置き換えるのは「testApp.h」の中の「ofVideoPlayer video;」を「ofVideoGrabber video;」にすることと、「testApp.cpp」の「setup()」にある「video.loadMovie( "handsTrees.mov" );」と「video.play();」の2行を「video.initGrabber( 640, 480 );」にすること、これだけである。 すると上のように、見事に新幹線車内の僕のライブビデオのMotion Detectionが出来てしまった。 スクリーン記録動画も撮ってみたが(いつもの480pでなく720pで保存)、 このように なった。素晴らしい(^_^)。 ここで大宮を出て、次はもう上野、そして東京である。
・・・そしてここは東海道新幹線「ひかり」の車中、もう静岡を出て浜松まで15分である。 こちらではパソコンを出さず、コーヒーとともに持参して手付かずだった文献資料を熟読した後で、昼食にと東京駅で仕入れた、本物の「元祖・峠の釜めし」を三島〜静岡間で堪能した。 これから研究室に戻り、まずはシンガポール行きのフライトチケット購入と現地ホテルの予約、そして明日の「歌う会」の3人へのリマインダ連絡、さらにいつものようにデジカメ写真を フォトレポート としてWebにあげる、といった作業に没頭することになる。 研究室の窓際に置いて少しだけブラインドを上げておいた「葉から芽」クンと、夕方に帰宅してハムスター3代目くんに会うのが楽しみである。 さらにopenFrameworks+Xcodeに進むほどの余裕は無さそうなので、今日の日記はここまでにしようかな。
2015年6月22日(月)
もう新しい週のスタートである。 一昨日の土曜日は昼過ぎに研究室に戻り、そこからメイルを全て処理して、 フォトレポート をWebに上げて、 筑波大ワークショップのWebテキスト の暫定版をWebに上げて、 シンガポールの国際会議 に行くためのANAのフライトチケットを予定通りに購入して、BOOKING.COMで探してホテルを予約して(超格安、チャイナタウンの中にあるらしい)、Sketching2015に関するMikeからのメイルに対応して、「歌う会」の3人にリマインダを出して、会議のため火曜日のアカペラが遅く始まると連絡して、終った。日曜日はメディア2回生3人との9時間カラオケマラソン(4人×29曲)を堪能したが、その朝には筑波大の内山先生からメイルが届き、工学系から大学院生3人、寺澤先生の情報系から3人、芸術系からは院生・4回生・3回生・2回生が各1人であと1-2名増えそう、の情報が届いた。 特に「実は工学のメンバーには超絶ハイレベルな学生も混入していまして(笑)」「グローバル教育院2年の西田惇くんは検索すると世界的な活躍が出てくるような人物です」とのことでYAHOOで「西田惇」と検索すると、確かに世界的に活躍している情報がわんさか出てきた。 これはますます楽しみになった。 マラソン後に帰宅すると、ヤフオクで1000円で落札したジャミネータと、タカラトミーのプレイウオッチが届いていた。
そして今日はまず、研究室で上のようにこれらの写真を フォト日記 として上げてみると、引き続きヤフオクで入札していたブラックのジャミネータを落札した、というメイルが届いていた。 なんとこちらは「1円」である(^_^;)。 送料と合わせて1621円を振込手配したので、また今週中には届くだろう。
そして午前中に、上のように、「音楽情報科学」のチームうみうしへの宿題だった、加速度センサを製作して(所要30分ほど)、 サンプルMaxパッチ と、 動作の様子の記録動画 を作った。 これで懸案が一つ、解消した(^_^)。 その後、4限「サウンドデザイン」の講義ページの教材などを整備して、さらにアマゾンから届いた辻下先生の著書「バイオフィードバック入門」を3限で一気に読破してしまった。 けっこう収穫があり、またゼミに関してもアイデアが湧いてきたので、これは水曜日のゼミで打診である。 さらにSUAC事務局からの連絡として、 SUACのWebマガジン というサイトが出来たとのことで(どれだけ業者にボられているかは不明(^_^;))、なんと 根木クン が登場したり、 僕 が登場している事が判明した。
ここで4限の「サウンドデザイン」に向かい、さっそくPlayWatchを嵌めて行って あかんやつ を撮ったり、先週の課題1で好評だった大場麗央奈さんから、1分間versionの メディア造形学科 と 3DS Max vs Max6 を受けとったりした。 いよいよMaxはアニメーション(リアルタイムCG生成)の世界に突入である。 そして5限に家から電話があり、3代目ハムスターを見るために名古屋で予備校の先生をしている下の息子がやってきた、とのことで、ビールとつまみを仕入れて早めに帰宅することにした。
2015年6月23日(火)
朝に届いていたのは今週金曜日に某研究所を訪問する予定確認のメイル、Sketching2015に今年は参加できない小林茂さんからの、深センで行った講演のプレゼン紹介のメイルなどで、この日は午前に医者の検診(4ヶ月に一度)に行った。 その後、フト思い立って、来週に予定していた作業に取りかかった。
そして、企画立案演習にちょっとだけ顔を出す時間を除いて、午後はひたすら研究室で上のような 製作に没頭 した。 まだハンダ付けが終っていないが、1個のセンサ情報を115200でMaxに送る動作は確認しているので、あとは楽しいmbedプログラミング(木曜?)になる予定である。 ただし今回は、ケースに入れる関係で、mbedのファームウェアが完成したら、基板をカットすることになる。 そうなればもう、バグ修正が出来なくなるので、デバッグの精度が要求されるところが初めてのプレッシャーと言える。
2015年6月24日(水)
1限に「音楽情報科学」、2限にゼミ(と裏で回生の森さんの取材撮影)、3限だけ束の間の製作タイム、4限にOpenCampusスタッフmeeting、5限にメディア造形学科会議(;_;)、と予定満載の日であるが、とりあえずお昼をまたいだ「なでしこJAPAN」は、海堀兄さんのミスも御愛嬌で勝って何よりだった。
そして2限のゼミでは、上のようにあれこれと進めた。 以下は僕のUnityのスクリーンショットであり、スクリーン動画は これ と これ と これ である。 このアニメーションに触発されて、Ars Electronica2009で見た作品の 映像記録 を学生に紹介した。 やはり、実際に動く「からくり」が最高だなぁ。(^_^)
さらに3限には以下のように、MOSSで遊ぶ藤石さんと、Macの再インストールを試みる杉浦さんとともに、僕は多重うにうにセンサのハンダ付けの続きを進めて完了した。 続きのmbedプログラミングは明日のお楽しみである。
藤石さんからは以下のスクリーンショットも届いた。
そして4限はオープンキャンパスの展示プロジェクトとしてメンバー3人(かなみ+なつみ+れおな)とのmeetingで、今後の予定(総決起集会、中打上げ、その他)などを相談した。 5限はメディア造形学科会議で潰れて、長い1日が終った。 帰宅して、新潟土産の「越後武士(さむらい)」を頂いていると、どうも鼻水が止まらなくなり、これは日本酒アレルギーでは???という状態になった。 どうやら、毎回「お猪口で1杯だけ楽しむ」だけ・・・という感じになりそうである。(^_^;)
2015年6月25日(木)
昨日、帰宅すると以下のようにYAHOOオークションで「1円」で落札したジャミネータが届いていた。 送料1620円を払っても、これだけの立派な筐体が改造用にゲット出来るのであれば、助かる。
研究室に出て来ると、まずは以下のようにこのジャミネータの写真を撮ってみた。
そして昨日、総合演習IIの制作のため、ゼミの様子を撮影に来たメディア造形4回生の森さんから、以下のような一部の写真が届いていた。 これはなかなか嬉しい記録なので、さっそく 記録ページ も作った。
さらに9月に愛媛大学で開催されるFIT12015の 暫定プログラム (←僕の発表するJ分野のみ) の情報も届いた(文字化けした場合→文字エンコーディングをUnicodeに)。 なかなか、生体関係などで興味あるタイトルが並んでいる。 FITは全部で以下のような15分野にもわたる、壮大な会議であり、過去にもいろいろな刺激を受けてきた。 ただし「音楽情報処理」のセッションは3日間でたった1セッション、5件しか発表が無く、かなり寂しい感じであった。
そしてここから、いよいよ楽しいmbedプログラミング・・・として着手したが、1限の段階から、時分割多重化の設定もなんとなくサクサク出来た。 ところが体調がイマイチなのも相まって、ここから何故か原因不明のバグに捕まった。 10個のうにうにセンサのうち、以前に作ったものと同じポートに割り当てた1個は当然ながら問題なく動く。 そして、他のポートに付けた残り9個のうち1個だけは置換してもちゃんと動くのに対して、残り8個は、単純に4ビットのディジタル出力/アナログ入力のポート指定を置換しただけなのに、何故かMaxと通信するシリアル部分も動かなくなる、という謎な現象に悩まされて、2限、3限とトライするものの、数時間を消費した(下のような感じ)。 これはデバッグ業界でよく言われる「ドつぼ」そのものであり、久しぶりにハマッた。
- A分野 モデル・アルゴリズム・プログラミング
- B分野 ソフトウェア
- C分野 ハードウェア・アーキテクチャ
- D分野 データベース
- E分野 自然言語・音声・音楽
- F分野 人工知能・ゲーム
- G分野 生体情報科学
- H分野 画像認識・メディア理解
- I分野 グラフィクス・画像
- J分野 ヒューマンコミュニケーション&インタラクション
- K分野 教育工学・福祉工学・マルチメディア応用
- L分野 ネットワーク・セキュリティ
- M分野 ユビキタス・モバイルコンピューティング
- N分野 教育・人文科学
- O分野 情報システム
サエない時にはこんなものだが、何もバグの原因を思い付かないまま、4限の教授会の時間となってしまった。 どうもこれは、今日には解決しそうもない雲行きだが、明日から3日間の出張があり、「次」はだいぶ先になりそうだ。
教授会がけっこう早目に終ったので、ここで「音楽情報科学」のグループ「まこみ」から届いていた宿題メイルをやってみる事にした。 Kinectを使って画像の領域を認識するのに、上のように このページ を参考にしているというのだが、「jit.pwindow」に対して「lcd」へのコマンドが繋がっていて、このままではエラー頻発でどう考えてもおかしいのだ。
そしてちょっと試してみて、これは「jit.pwindow」と「lcd」を重ねているのでは・・・と気付いて、上のように「jit.lcd」に対してframerect等を与えて、最終的にこれをjit.opで加算する(黒背景は加算しても変わらない)、というようにしてみた。 改訂パッチ例は これ である。 これを「まこみ」に伝えて、今日は医者に行くことにした。 明日からの出張のために、たぶんクスリが必要な気がする。(^_^;)
2015年6月27日(土)
毎週の出張からやや過労気味で、一昨日の夕方には医者で風邪薬(抗生物質+3種の薬)を処方してもらって持参する出張となった。 昨日は、午前中かかって、懸案の「多重うにうにセンサ」のmbedデバッグに挑戦したが、体調が完全でない事もあって、時分割多重化とか115200シリアル周りまで全てOKであると確認しつつも、10個のセンサのうち正しく動くのが2個だけ、という「ポート定義追加だけでerror」という謎な現象は解決できなかった。 体調から名古屋2泊はカラオケ厳禁、と自分で決めて、ホテルでのお仕事でこのデバッグを続けようと、作りかけのmbedシステムも持参して、雨が降る中、昼前にSUACを出て浜松→豊橋→岡崎→八草→リニモ、というルートで2時間かかって、長久手の某研究所に行って、ここには書けないあれこれを進めて、さらに夕方にはメンバーと共に名古屋に向かって、ビアレストランでの懇親会で盛り上がった。 薬が効いてきて、ぼちぼち黒ビールも美味しく飲めて体調(咳)もやや復活して、出張初日の金曜日が終わった。そして今日は、晩に栄の近くにあるイベントスペースでのライヴに行くだけ、という日ということで、日中はホテルほぼ缶詰でお仕事することにした。 まずは、前日にある学生から届いたメイルを精読して、しっくりこなくて悩んでいる、という論文のタイトル案(アドバイス)をメイルすると、「ぴったし全ての的を得ています(^_^)」と感謝された。 音楽情報科学研究会からは夏シンポの発表募集が届いたが、期限は7/15で、会場は名古屋大ということで、参加すかるか、発表応募するか、これからプチ悩むことになる。 このところお互いに近況を交換しているロシアのDenisからは、学生作品だという 詩を生成する作品 の紹介と、ちょうど昨日と今日のイベントで展示するという SuperColliderを使った作品 の情報が届いた。 そこでこちらからも触発されて、 詩を生成する作品 のインスタ例(SUAC1期生の内田さん)と、 SuperColliderを使った作品の例として以下を紹介した。
そして SuperCollider日記 についても知らせた。 下のスクリーンショットはその時に作ったサンプルで、1台のMacノート内で、SuperColliderとProcessingとMaxとがOSCを介して共同作業している。(^_^)Kobe 1999 http://www.youtube.com/watch?v=GMU102byjVc http://www.youtube.com/watch?v=nbya5DMgjzQ Kyoto 1999 http://www.youtube.com/watch?v=_03t6pBhZ9o http://www.youtube.com/watch?v=mcRlF4te4DM The sound source is RAW muscle signal. Kassel http://www.youtube.com/watch?v=vtbUT2R2qmE Hamburg http://www.youtube.com/watch?v=SwXvlhsB8qw With Shakuhachi, Sho and Koto - my electronic sound part is generated by SuperCollider.
午前に2時間ほどホテルを出て、まずは喫茶店で「サウンドデザイン」の講義で学生に紹介する先輩のMax課題バッチ精選集として「2011-2014課題作品集」26作品を選出・整理した。 そして昼食後にホテルに戻って、雨の中を頑張って持参してきた「多重うにうにセンサ」を広げて、まずは確認・・・とmbedサイトに接続しようとしたところ、なんとこの最新MacBookAirからはmbedサイトに接続したことが無く、ログイン情報が不明で接続できなかった(^_^;)。 仕方ないので他をあれこれ進めたり、晩のライヴに備えて昼寝したりして午後を過ごしていると、ヤフオクから「おめでとうございます!! bogy_homeさんから「非常に良い」と評価されました。これにより、現在の評価ポイントが「34」に上がりました。」というメイルが届いた。 リンク先から調べてみると、僕はこれまでヤフオクで1件の出品と、33件の落札をしていて、その全ての記録が これ と これ のように残っているのだった。 しかし、落札した買い物にあまりに偏りがあるのに驚いた。
そして、ここまでをまとめてFTPでWebに上げたところでぼちぼち夕方になった。 これから上のライヴに行く(RAKASUさんと赤松武子さん目当て)ので、今日の日記としてはここまでかな。PUMP UP THE GAIN!!! vol.6 at spazio rita 「女子力=破壊力」 open 19:00 / start 19:30 / door 2000(1d込み) 出演者 Kraftwife - the mixed THE MIX - RAKASU PROJECT. にゃにゃんがプー cecile tiger again2015年6月28日(日)
名古屋発08:00の「こだま」の車中、三河安城を出て豊橋に向かっているところである。 昨夜のライヴ会場では、赤松夫妻だけでなく、YUKO NEXUS8さんとか、元ジーベックの森さんとか、懐かしい錚々たる人たちとも再会できた。 これから研究室に戻ったら整理してWebに上げる(限定公開モードのYouTbeリンクも含めて)つもりだが、両手にデジカメで動画と写真を撮りまくりつつ、楽しいライヴを堪能した。 RAKASU PROJECT.さんのセンサパフォーマンスは会場を圧倒したし、初めてのKraftwifeのパフォーマンスも(赤松さんの裏方も含めて)素晴らしかった。 ソロの出演者「にゃにゃんがプー」嬢は、なんとSUAC芸文の卒業生だったが、残念なことに僕の選択専門科目「メディアアーツ論」は受講していなかったという。それにしてもホテルを朝07:30に出発するというのは普段ではあり得ない「朝帰り」なのだが、それには理由がある。 朝04:45に起床して、なでしこジャパンのワールドカップ準々決勝・オーストラリア戦をライヴ観戦して、岩渕選手の 華麗なゴール で勝利した、というハイテンションの朝となったので、その勢いのまま一気にチェックアウトして、浜松に向かっているのだ。 研究室に戻ったら、このMacBookAirにmbedサイトの接続環境を移植して、そこで一気に懸案のバグを解決させて新楽器を完成させられるかどうか、かなり復活しつつある体調とともに楽しみである。 (ここで豊橋に到着)
そして午前中かかって、写真を整理したりYouTubeにアップロードしたりして 名古屋ライヴ「女子力=破壊力」 というページを上げて、一昨日の出発前に到達していた上のようなところから、mbedのデバッグという名の試行錯誤を再開した。
法則性がある(再現性がある)のでハードウェア的な障害ではないのだが、とにかくI/Oポートを定義しただけでシリアルのポートを含めておかしくなる・・・という現象を一つずつ潰して行った結果、上のような状況となり、13:30現在のメモとしては下のようになった。 最後(右下)の2チャンネルの4パラメータのスライダはちゃんと動くが、左端上下の2チャンネルは片方の入力だけしか使えないので半分しか動かない。
- 10チャンネルの全てのセンサへの2ビットDigital出力を定義して、実際に時分割で交互点灯処理できる
- センサ用の入力が両方とも正しく動くのが2チャンネルある
- センサ用の入力のうち1ビットだけ正しく動くのが2チャンネルある
ここで初心に帰って、改めてNucleoF401REのページを見ていると ここ とか ここ で発見したのが、「A/D - up to 16 channels」という記述である。 NucleoF401REには多数のポートがあるが、ディジタル入出力にはいくらでも使えるとして、A/D入力については高速の12ビットA.Dが1個あるだけであり、内部的に複数のピンに対してマルチプレクサで割り当てているので、無尽蔵ではなかったのだ。 つまり、今回の「多重うにうにセンサ」は計10個のセンサからそれぞれ2本、計20本のアナログ電圧が出て来るが、そのうち実際に検出できるのは16本までとなる。 10本の指の中には、薬指や小指のように独自に細かいニュアンスを出しにくい場所もあるので、例えばこの2本の指については1本だけA/D入力、ということで対応は可能だろう。
ただし、現状ではまだ6本しか使えていないので、問題は解決されていない。 試しに上のように、アナログ電圧入力を合計20チャンネルに定義したソースをコンパイルしても、エラーが出て来ないので、このチェックは自分で行う必要がある。 まさかアナログ入力に使えるピンはこの16本、と指定されているとは思えないが、調べる必要がありそうだ。 そこで、せっかくmbedサイトのForumをざっと巡回したので、またまたQuestionのコーナーに質問を投稿してみた。 前回のように速攻で的確なアドバイスが来れば嬉しいが。 そして、早起きで眠くなってきたので、今日はここまで、と帰宅することにした。
2015年6月29日(月)
朝6時半に研究室に出て来ると、このところ激減しているスパムの中に、2本の意味のあるメイルが届いていた。 その1本は、既に早々と賛同署名していた「安全保障関連法案に反対する学者の会」からのもので、僕が賛同した時にはたしか学者3000名ほどだったのが「6月27日9時現在で、賛同者は学者で7000名を超え、市民で11000名を超えました」とのことで、以下のようなチラシを全国各地で配布して欲しい、というものだった。 とりあえずはここに置いてアピールに協力しよう。
そしてもう1本はmbed Developer siteからのメイルで、僕の質問に対して「Wim Huiskamp」氏からのコメントが 書き込まれた という連絡だった。 それは以下のような簡潔なものだが、このところハマッていたデバッグ地獄の暗雲を一気に吹き飛ばすものだった(^_^)。
You should use the pins that are marked 'analog in' on the mbed f401 nucleo page (orange box in pinmap drawing). Your code uses several pins that are not identified as analog inputs on that page (eg pb_13, pb_14).そこで改めて ここ を見直してみると、かつてLittleBitySynthコントローラのために10チャンネルのA/Dを設定した時に調べていた、以下の図の「オレンジ色のボックス」を思い出した。 ここでは、以下の図の両方の「オレンジ色のボックス」をマージするべきだったのだ。
そして全てを理解した僕は、今日の午前〜3限まででこの製作が完了することを確信しつつ、朝7時には以下のように、 このページ にリプライしつつ「Accepted(解決した!)」と回答した。 さすが、オープンソース文化というのは素晴らしい。 地球が一周する間に、あれだけ悩んだ(単に忘れていただけ(^_^;))トラブルが解決するのを、まさに「寝て待て」なのだ。(^_^)
Oh, I understand the "orange box in pinmap drawing". We must merge the Arduino map and Morpho map, so we can use these pins ! Arduino-compatible headers PA_0, PA_1, PA_4, PB_0, PC_1. PC_0 PA_5, PA_6, PA_7, PA_2, PA_3 Morpho headers PC_2, PC_3, PC_5, PB_1, PC_4 Thank you very much !!全てがクリアになったところで、30分以上かけて下のようにNucleoF401REのピン定義を整理してリマップした。 勘違いから20本のアナログ入力+4ビットのLED出力、としていた配置は、アナログ入力が16本なので、逆にLED出力は8本までOK、という事になる。 そしてMaxとのシリアル通信のために使っていたPA_2とPA_3がアナログ対応ピンだったので、シリアルポートの移動も必要となる。 10本の指に対しては、昨日の記述のように、親指・人差し指・中指はそれぞれ自由に動くので2チャンネル入力として、薬指・小指はそれぞれPhoto1だけを使うと、2*(2+2+2+1+1)=16チャンネルとなる。 さらにこの日記の「2015年6月24日(水)」のところの写真のように、既に10個の「うにうにセンサ」からそこそこ最適な長さになるようにセンサケーブルをカットしているので、まったく適当でなく、それなりに近いピンに移動する、という必要があるのだ。
これはしかし、NucleoF401REのピンを全て無駄なく使い切る、という意味では僕にとって初めてのケースである。 膨大な入出力ピンを持つmbedの面目躍如だ(^_^)。 過去のmbed日記を発掘してみると、 mbed日記(3) の「2014年11月20日(木)」にあった、以下の図がそもそもの原因だったようだ。 この時には、必要なアナログ入力を10チャンネルとしていたので、Arduino headerマップとMorpho headerマップとをマージせず、とりあえずArduinoのアナログ入力と互換な6ピンに、さらにMorpho headerマップに載っている「Analog In」から残り4ピンを使ったところで満足していたので、16チャンネルを全て使うために探す、という作業をすり抜けていたのだった。
- うにうにセンサ・ピンの名称定義の意味(6pin=+3.3V, 1pin=GND)
- A --- 左手親指
- B --- 左手人差し指
- C --- 左手中指
- D --- 左手薬指
- E --- 左手小指
- F --- 右手親指
- G --- 右手人差し指
- H --- 右手中指
- I --- 右手薬指
- J --- 右手小指
- _5 --- LED1への出力
- _4 --- LED2への出力
- _3 --- Photo1からの入力
- _2 --- Photo2からの入力
- NucleoF401REのポートのマップ
- Serial6 RX --- PA_12
- Serial6 TX --- PA_11
- A_5 --- PB_8
- A_4 --- PB_9
- A_3 --- PA_7 ★今のまま
- A_2 --- PA_6
- B_5 --- PC_7 ★今のまま
- B_4 --- PA_9 ★今のまま
- B_3 --- PA_5
- B_2 --- PA_0 (遠いカモ)
- C_5 --- PB_4 ★今のまま
- C_4 --- PB_5 ★今のまま
- C_3 --- PA_2
- C_2 --- PA_3
- D_5 --- PB_7 ★今のまま
- D_4 --- PC_13 ★今のまま
- D_3 --- PA_1
- D_2 --- open(使用せず)
- E_5 --- PC_10 ★今のまま
- E_4 --- PC_12 ★今のまま
- E_3 --- PB_0 (遠いカモ)
- E_2 --- open(使用せず)
- F_5 --- PC_9 ★今のまま
- F_4 --- PC_8 ★今のまま
- F_3 --- PC_0 (遠いカモ)
- F_2 --- PC_5 ★今のまま
- G_5 --- PB_12
- G_4 --- PB_6
- G_3 --- PC_2 (遠いカモ)
- G_2 --- PC_3 (遠いカモ)
- H_5 --- PB_2
- H_4 --- PB_15 ★今のまま
- H_3 --- PB_1
- H_2 --- PC_4
- I_5 --- PA_15
- I_4 --- PC_14
- I_3 --- PA_4 ★今のまま
- I_2 --- open(使用せず)
- J_5 --- PC_15
- J_4 --- PC_11
- J_3 --- PC_1 ★今のまま
- J_2 --- open(使用せず)
- LED_0 --- PD_2
- LED_1 --- PA_8
- LED_2 --- PB_10
- LED_3 --- PB_3
- LED_4 --- PA_10
- LED_5 --- PC_6
- LED_6 --- PB_14
- LED_7 --- PB_13
・・・そしてここから以下のように、午前・昼休み・3限を費やして、4限の「サウンドデザイン」を前にした14:15に、遂に「多重うにうにセンサ」(←これでは海外に持っていけないのでネーミングはこれから考えよう)を完成してしまった(^o^)。 mbedのUSBマウントコントローラ部分をカッターで切ってケースに収めたので、もう修正はナシ、あとはホストのMaxの方で尻拭いするしかない。
main.cpp
#include "mbed.h" #include "MIDI_sub7.h" void PWM_check(){ if (++PWM_phase > PWM_speed){ PWM_phase = 0; if(PWM_counter[PWM_channel] < PWM_data[PWM_channel]){ blue_set(PWM_channel, 1); } else{ blue_set(PWM_channel, 0); } if(++PWM_counter[PWM_channel] == 100) PWM_counter[PWM_channel] = 0; if(++PWM_channel == 8) PWM_channel = 0; } } int main(){ int i, j, p, counter; unsigned char adc_new; i = j = p = counter =0; rx_top = rx_end = tx_top = tx_end = 0; adc_no = PWM_channel = PWM_phase = 0; MIDI.baud(115200); MIDI.attach(&rx_fifoset, MIDI.RxIrq); for(i=0; i<20; i++){ adc_old[i] = 0; LED_set(i, 0); } for(i=0; i<8; i++){ PWM_data[i] = 0; PWM_counter[i] = 0; } PWM_speed = 1 << 2; while(1){ PWM_check(); p++; if(p == 500){ LED_set(adc_no * 2, 1); LED_set(adc_no * 2 + 1, 0); } else if(p == 1000){ adc_new = ADC_get(adc_no * 2); if(adc_old[adc_no * 4] != adc_new){ adc_old[adc_no * 4] = adc_new; tx_fifoset(0xB0); tx_fifoset(adc_no * 4); tx_fifoset(adc_new); } adc_new = ADC_get(adc_no * 2 + 1); if(adc_old[adc_no * 4 + 1] != adc_new){ adc_old[adc_no * 4 + 1] = adc_new; tx_fifoset(0xB1); tx_fifoset(adc_no * 4 + 1); tx_fifoset(adc_new); } LED_set(adc_no * 2, 0); LED_set(adc_no * 2 + 1, 0); } else if(p == 1500){ LED_set(adc_no * 2, 0); LED_set(adc_no * 2 + 1, 1); } else if(p > 1999){ p = 0; adc_new = ADC_get(adc_no * 2); if(adc_old[adc_no * 4 + 2] != adc_new){ adc_old[adc_no * 4 + 2] = adc_new; tx_fifoset(0xB2); tx_fifoset(adc_no * 4 + 2); tx_fifoset(adc_new); } adc_new = ADC_get(adc_no * 2 + 1); if(adc_old[adc_no * 4 + 3] != adc_new){ adc_old[adc_no * 4 + 3] = adc_new; tx_fifoset(0xB3); tx_fifoset(adc_no * 4 + 3); tx_fifoset(adc_new); } LED_set(adc_no * 2, 0); LED_set(adc_no * 2 + 1, 0); if(++adc_no > 9) adc_no = 0; } tx_fifo_check(); if(rx_fifo_check() == 1){ switch(midi_message>>20){ case 0x0C: switch((midi_message>>16) & 0x0F){ case 0: for(i=0; i<8; i++) PWM_data[i] = 0; break; case 1: PWM_speed = 1 << ((midi_message>>8) & 0x7F); break; } break; case 0x0D: PWM_data[(midi_message>>16) & 0x07] = (midi_message>> 8) & 0x7F; break; } } if(++j > 1000000){ j = 0; counter = ++counter & 0x7F; tx_fifoset(0xC0); tx_fifoset(counter); } } }MIDI_sub7.h
そして4限「サウンドデザイン」、5限に院生の杉浦さんと打合せをして、充実の一日が終った。 筑波大の内山先生からは、参加者が全部で12人になった、との連絡も届いた。 まだセンサのチューニングとサウンド生成の試作が残っているので、続きは明日である。unsigned char rxFIFO[256], txFIFO[256], adc_old[40]; unsigned char rx_top, rx_end, tx_top, tx_end, status, keyno, dcb; int midi_message, adc_no, PWM_channel, PWM_speed, PWM_phase; int PWM_data[8], PWM_counter[8]; RawSerial MIDI(PA_11, PA_12); DigitalOut A_5(PB_8); DigitalOut A_4(PB_9); DigitalOut B_5(PC_7); DigitalOut B_4(PA_9); DigitalOut C_5(PB_4); DigitalOut C_4(PB_5); DigitalOut D_5(PB_7); DigitalOut D_4(PC_13); DigitalOut E_5(PC_10); DigitalOut E_4(PC_12); DigitalOut F_5(PC_9); DigitalOut F_4(PC_8); DigitalOut G_5(PB_12); DigitalOut G_4(PB_6); DigitalOut H_5(PB_2); DigitalOut H_4(PB_15); DigitalOut I_5(PA_15); DigitalOut I_4(PC_14); DigitalOut J_5(PC_15); DigitalOut J_4(PC_11); AnalogIn A_3(PA_7); AnalogIn A_2(PA_6); AnalogIn B_3(PA_5); AnalogIn B_2(PA_0); AnalogIn C_3(PA_2); AnalogIn C_2(PA_3); AnalogIn D_3(PA_1); AnalogIn E_3(PB_0); AnalogIn F_3(PC_0); AnalogIn F_2(PC_5); AnalogIn G_3(PC_2); AnalogIn G_2(PC_3); AnalogIn H_3(PB_1); AnalogIn H_2(PC_4); AnalogIn I_3(PA_4); AnalogIn J_3(PC_1); DigitalOut blue_0(PD_2); DigitalOut blue_1(PA_8); DigitalOut blue_2(PB_10); DigitalOut blue_3(PB_3); DigitalOut blue_4(PA_10); DigitalOut blue_5(PC_6); DigitalOut blue_6(PB_14); DigitalOut blue_7(PB_13); void blue_set(int num, int value){ switch(num){ case(0): blue_0 = value; break; case(1): blue_1 = value; break; case(2): blue_2 = value; break; case(3): blue_3 = value; break; case(4): blue_4 = value; break; case(5): blue_5 = value; break; case(6): blue_6 = value; break; case(7): blue_7 = value; break; } return; } void LED_set(int num, int value){ switch(num){ case(0): A_5 = value; break; case(1): A_4 = value; break; case(2): B_5 = value; break; case(3): B_4 = value; break; case(4): C_5 = value; break; case(5): C_4 = value; break; case(6): D_5 = value; break; case(7): D_4 = value; break; case(8): E_5 = value; break; case(9): E_4 = value; break; case(10): F_5 = value; break; case(11): F_4 = value; break; case(12): G_5 = value; break; case(13): G_4 = value; break; case(14): H_5 = value; break; case(15): H_4 = value; break; case(16): I_5 = value; break; case(17): I_4 = value; break; case(18): J_5 = value; break; case(19): J_4 = value; break; } return; } unsigned char ADC_get(int num){ unsigned short data = 0; switch(num){ case(0): data = A_3.read_u16(); break; case(1): data = A_2.read_u16(); break; case(2): data = B_3.read_u16(); break; case(3): data = B_2.read_u16(); break; case(4): data = C_3.read_u16(); break; case(5): data = C_2.read_u16(); break; case(6): data = D_3.read_u16(); break; case(8): data = E_3.read_u16(); break; case(10): data = F_3.read_u16(); break; case(11): data = F_2.read_u16(); break; case(12): data = G_3.read_u16(); break; case(13): data = G_2.read_u16(); break; case(14): data = H_3.read_u16(); break; case(15): data = H_2.read_u16(); break; case(16): data = I_3.read_u16(); break; case(18): data = J_3.read_u16(); break; } return(data>>9); } int rx_fifo_check(void){ unsigned char data; if(rx_top != rx_end){ data = rxFIFO[rx_end]; ++rx_end &= 255; if (data > 127){ status = data; dcb = 0; return(0); } else if(status > 0xEF){ return(0); } else if( (status > 0xBF) && (status < 0xE0) ){ midi_message = (status<<16) + (data<<8); dcb = 0; return(1); } else if(dcb==0){ keyno = data; dcb++; return(0); } else{ midi_message = (status<<16) + (keyno<<8) + data; dcb = 0; return(1); } } return(0); } void rx_fifoset(void){ rxFIFO[rx_top] = MIDI.getc(); ++rx_top &= 255; return; } void tx_fifo_check(void){ if(MIDI.writeable() == 1){ if(tx_top != tx_end){ MIDI.putc(txFIFO[tx_end]); ++tx_end &= 255; } } return; } void tx_fifoset(unsigned char data){ txFIFO[tx_top] = data; ++tx_top &= 255; return; }
・・・と書いたのが17:30だったのだが、そこから「うにうにうにうに・・・」と遊んでいて、気付いたら20時になってしまった。 既に新楽器の開発は最終版の実験/作曲に突入してしまっていたのだ(^_^;)。 これは楽し過ぎるが、時間がいくらあっても足りない。2015年6月30日(火)
朝7時から このように あれこれ広げて、明後日の早朝から 筑波大ワークショップ に向かう準備を開始した。 せっかくなので、それほど大きくない色々な「ブツ」を持参して、紹介・デモする事にしたのだ。 途中でマルチメディア室に行ってあれこれ持ってきたりして、大きな段ボール3つに収まった頃には10時を過ぎていた。 そこから、まだ名前の無い多重うにうにセンサ楽器のパラメータをいじっていたらお昼になり、午後には「企画立案演習」の合間に医者に行ったり、放課後にアカペラがあったり、で一日が終わり、新楽器の動画は撮れなかった。 1限「音楽情報科学」には持って行かず、明日のゼミでのお披露目かな。(^_^)2015年7月1日(水)
今日は朝8時50分あたりに「うるう秒」が09:00の直前に入る、という情報をネットニュースで知って、あわてて3分間ほどでセッティングして撮ったのが、以下の画面である。 これを撮ってからマルチメディア室の「音楽情報科学」の講義に向かったので、数分間、珍しく遅刻した。
そして1限の「音楽情報科学」で各グループの支援を行った。 さらに2限のゼミでは以下のように、明日からの筑波大ワークショップのデモのリハを兼ねた動作チェックと解説を行った。 いずれもだいぶ昔のことで、やり方とか段取りとかを忘れていたり、新しいMacBookAirにはまだRolandのMIDIインターフェースUM-2のドライバをインストールしていなかったと気付いて慌ててダウンロード/インストールしたり・・・と色々なデバッグを行うことができた。
そして、あらかた準備が終ってみればもう4限も半ば、段ボールをパックして台車でSUAC公用車(ステップワゴン)に運び込んで、チラッとだけSUACの回りを一周して(なんせ普段はマニュアルなのに明日から5日はオートマ車)、準備万端、完了である。 明日はSUACを朝7時に出発して筑波に向かう、遠足前のウキウキ感とともに帰宅した。
2015年7月2日(木)
from GHI2014 Tsukuba Demo 2015年7月3日(金)
昨日は朝06:55に院生の杉浦さんとSUACを出発して、東名高速を走行中にカーナビのTV音声(走行中は映像は出ない)でなでしこジャパンの決勝進出を聞き、首都高速を抜けるのに1時間半ほどかかったものの、なんとか予定の13時ほぼちょうどに筑波大に到着して、上の写真のようにワークショップ初日を終えた。 その後、大学近くの中華料理屋での夕食会、そしてホテルに戻ってデジカメ写真をアップしたところで爆睡したが、身体時計はちゃんと午前5時に起床となり、コーヒーとともに出発前に 筑波大ワークショップ のページを改訂した。 昨夜は下のような情報が金箱さんから届いたりして、夜中から今日に繋がっている。 このところ、京都芸大と筑波大のワークショップに比重を置き、さらに新楽器(まだ名前ナシ)を作ったりしていて、気付いてみればopenFrameworksに触っていなかった。 どこまでやったかも忘れていたので探してみると、「6月20日」の新潟から帰る新幹線の中で作った CVのモーション検出 までだったと判明した。 映っている僕が何も着ていないのは、出張族のお父さんは皆んな部屋では全裸、というだけの事なので気にしないで欲しい(^_^;)。 そして、まだ出かけるまで1時間ほどあるので、またまた「思い出し」として、Denisの本のPDFを見ながら、ちょっとだけでも進めることにした。
「09-OpenCV」の章の次のトピックは「02-ImageFiltering」である。 とにかく思い出しを、と このように やってみると、いつもに比べて異常に時間がかかってドキッとしたが、そういえば昨夜、Mac OSXのアップデートと、さらにXcodeのアップデートもしていた事を思い出した。 いずれも1GBを超える大量のダウンロードとともに、上の写真のように再起動にも時間がかかっていたので、システムにあちこちが改訂され、そしてXcodeの環境も変わって、改めて全てをコンパイルしたのだ、と納得できた。 とりあえず、これまでの「おまじない」で無事にコンパイルできたので、このままopenFrameworksの勉強は続けられそうだ。
続く「Geometrical transformations of images」はサンプルが無くて、次に出てきたのは、上の「09-OpenCV」の「03-PerspectiveRemoving」だった。 Webカメラの動画を「undistort( radialDistX, radialDistY, tangentDistX, tangentDistY, focalX, focalY, centerX, centerY )」で歪ませる、というのをやってみたかったので、ここはちょっと寄り道して、サンプルに無いものをテストしてみたくなったが、残念ながらぼちぼち出発の準備ということで、今日はここまでである。
2015年7月4日(土)
筑波3日目の21時、バイオフィードバック学会から帰ってきた夜のホテルの部屋である。 ゼミの藤石さんと杉浦さんは、おそらくまだ東京か、ぼちぼち秋葉原から筑波に戻ってくる頃である。 さきほど、昨日の筑波大学でのSketchingワークショップの2日目の様子を このように Webに上げて、さらに、今日の様子を このように Webに上げたところである。 いずれも、動画をYouTubeに上げてリンクを張るのは、浜松に帰ってからなので、来週火曜日あたりになる。今日のバイオフィードバック学会総会は午後からスタートということで、藤石さんと杉浦さんと相談しつつ、午前は筑波でのドライブとなった。 天気が良ければ筑波山に行こうかと思ったが、なんせ梅雨なのでインドアとして、まず最初に産総研にある「サイエンス・スクエアつくば」に行って、その次にJAXAに行った。 さらにエキスポセンターに行ったところ駐車場が満車だったので、カフェを検索して「コーヒーファクトリー」という喫茶店に行ったら大当たりだった。 そして午後はバイオフィードバック学会総会のシンポジウムとワークショップを聴講して、そこから学生2人は東京のコンテンツ企業の見学ツアー+懇親会に向かうバスに乗って銀座に向かった。 僕は筑波の施設に住む母親のところに行き、82歳になってもまだ矍鑠としている母親と1時間ほど話をしてホテルに戻ってきた。 これから明日の発表のプレゼンを作るので(^_^;)、今日の日記はここまでである。
2015年7月5日(日)
筑波4日目の朝8時である。 昨夜は寝落ちしてしまい、今朝の起床後にプレゼン作りを検討して、 このような たった2ページ(タイトルと目次だけ)のプレゼンを作った。 というのも、発表12分+質疑3分というこの学会発表では、2週間前の PRMU研究会のプレゼン による紹介をササッと流して、Myoの軽い紹介デモを行ったら、もうあとは YouTubeに上げた動画 のより高画質な元のやつを駆け足で見せるしか出来ない、と確信したからである。 決して手抜きではない(^_^;)。昨日は甲南女子大の辻下先生(バイオフィードバック学会理事)ともお会いできて、辻下先生は今日は出席できないとの事なので、学生2人にそれぞれ僕の発表を動画に記録してもらってYouTubeに上げて、後日に見てもらうと約束したので、あの大きな会場でのぶっつけ本番に向けて徐々にテンションを上げていくことにしよう。 BF学会の最後には、昨日も行った産総研の見学会があり、その後にホテルに戻った後で、筑波の最後の夜として学生2人と打ち上げた。 その模様はこれである。
2015年7月7日(火)
昨日の7月6日は、朝7時に筑波のホテルを出発して、2時間ほど渋滞している首都高速を通過中になでしこJAPANの敗退を確認して、茨城→千葉→埼玉→東京→神奈川→静岡、とずっと雨/豪雨の常磐道→首都高→東名高速を計6時間以上かかってSUACに帰着した。 公用車を事務局に返して荷物を研究室に台車で運んで復命書を提出したところで4限になり、「サウンドデザイン」を短めに終えて、研究室に戻ってウトウトしたら一日が終った。 そして昨夜の9時間睡眠で一応回復して、今日もいつものように朝6時過ぎから研究室である。 今回は出張中にこの日記をWebに上げていたが、YouTubeのパスワードが判らず動画だけ上げていなかったので、過去の日記の部分を修正するのでなく、ここにまとめて「補遺」として、動画素材と、あと東京ビッグサイトで活躍した藤石さんからもらった写真などを置くことにしよう。
まず、我々が筑波大に行く前日の水曜日から金曜日まで3日間、藤石さんが東京ビッグサイトで、上の「コンテンツ東京2015」のスタッフ(バイト)として撮ってきた写真がこれである。→ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
そして、この日記の「2015年7月2日(木)」のところに写真がある、東名高速のパーキングエリアのコーヒー自販機(ドリップしている様子をライブカメラで見せる)の動画版を帰途に撮ったのが この動画 である。次は、 筑波大ワークショップ の2日目、 2015年7月3日(金) の最後に、3グループそれぞれが成果をプレゼンした様子の動画である。 特筆すべきポイントは、「グループ2」の作品で、4人のパフォーマーがそれぞれアルミ箔を両面テープで貼り付けた軍手をはめて、4人のうち、ある2人がハイタッチすると、それぞれの組み合わせに割り当てられた音階のサウンドが鳴る、というものである。
ここで使ったテクニックはその場でアドリブで考えたもので、Gainerのアナログ電圧4入力にそれぞれスライドボリューム(+5V〜0V)を入力して、そこから4人の軍手にシールドケーブルで延長して接続しているだけなのだ。 Gainerの4チャンネルのアナログ電圧として、ホワイトボードの写真にあるように、+5V〜0Vの範囲内を6分割して、相互に0.9Vほど離れた電位に設定した。 ある2人がハイタッチすると、この電圧はわずかに上下いずれかに変化するので、それを検出しよう、という作戦である。 Gainerからの出力を表示するスライダーの左右にある細いスライダーで、基準電圧の上下の境界を設定して、ここから上下いずれかに超えたことをイベントとして検出した。 さらに、イベントが起きた2人を4ビット2進数の重み付けで加算することで、「この2人の組み合わせに対応した音階番号」をデコードしている。 これまで、このようなトリッキーなセンサ回路はやった事が無かったので、なかなかに新鮮だった。 現場でアドリブで作ったMaxパッチは、その後、このグループのメンバーの佐藤さんからメイルで届き、ホテルでちょっと改訂して送ったのが、以下のようなものである。 このグループは今後、この作品をコンペに向けてブラッシュアップするとのことで、期待していよう。(^_^)
この晩には筑波大の皆さんとの2夜連続の懇親会があったが、ホテルに戻って、東京から合流する藤石さんを迎えに学園都市駅に行ったところから、藤石さんの写真も合流した。これである。→ ★ ★ ★
次は、筑波での3日目、 2015年7月4日(土) である。 このページにある写真は僕のデジカメで撮ったが、ここに藤石さんの写真も合流する。これである。→ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
そして 2015年7月4日(土) のいちばん下のあたりにある、バイオフィードバック学会・初日の動画である。 特別講演として、剣術の達人が実際に真剣で居合い抜きをした様子が この動画 (長嶋撮影)と この動画 (藤石撮影)である。
この日はその後、僕と学生は別行動となり、僕はクルマで10分ほどの高齢者マンション(要介護になると下層階に移動して職員が面倒を見てくれる)に暮らす母親の顔を見に行った。 なかなか筑波に寄る機会がないので、ここは外せないのだ。
そして学生たちはこの晩、バイオフィードバック学会が仕立てたバスで東京・銀座に行き、モーションキャプチャのスタジオでのデモ(居合いの達人の動きをキャプチャ)、懇親会に参加して、再び筑波に帰ってきた。 藤石さんからもらったその時の写真と動画がこれである。→ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 動画 動画そしていよいよ、筑波での4日目、 2015年7月5日(日) である。 以下の3本の動画は、甲南女子大の辻本先生に見てもらうために、学生に撮ってもらった僕の発表の様子(2カメラ)と、産総研の見学会での「映像酔い」の素材映像である。
なお、バイオフィードバック学会の総会では、来年度の開催について「2016年のBF学会総会 - 2016.06.04あたり」という告知がなされた。 この「6月初旬の週末」というのは、なんといっても6/10の「時の記念日」の付近、ということで、日本時間学会の総会がいつもここなのだが、今年はなんと、例年なら5月末に開催される、日本音楽知覚認知学会の春季研究会がバッティングして、涙を飲んで山口での時間学会をパスして札幌の音知学会に行ったのである。 それが来年は、さらにBF学会とぶつかる可能性が強烈に出てきたわけで、これは相当に悩ましい。(^_^;)これでようやく、昨日、2015年7月6日(月)、つまり筑波から浜松への「朝帰り」に繋がった。 写真は大したものは無いのでサムネイル省略で(^_^;)、これである。→ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
ここで、バイオフィードバック学会に参加した今回の備忘録としてメモしておくとすれば、まずは 2015年7月5日(日) にバイオフィードバック学会でご一緒して、昼食と見学会でも学生とともにSUACステップワゴンで移動した、我が友人の照岡さんが、レストランで見せてくれた、上の SparkFunの筋電センサ基板 である。 このページから、 マニュアル と 回路図 と Arduinoサンプル と Processingサンプル と GitHub全部パック とをゲットしたが、残念ながら、以下のようにこのセンサは006P電池を2個も使う、というものだった。 これでは、僕の作った筋電センサで言えば、いちばん初めの第1世代と同じである(^_^;)。 さっそく、と注文しかけていたが、とりあえずストップした。
そして、バイオフィードバック学会に参加した今回のもう一つの備忘録としては、ランチタイムに学生に紹介したVPP、つまり「気」である。 VPP とは、「気をセンシング」してアレンジ(強調)して、「気を放出」して、皆んなをイカせてしまおう(^_^;)、という妖しい/怪しいプロジェクトである。 このページのVPPYが僕で、VPPMが照岡さんで、VPPFが東大の中村文隆さんである、というのは公然の秘密なのだ。 今回のバイオフィードバック学会の特別講演の居合い抜きの達人とか、さらに色々な人から「呼吸」「気」などの大事な発言を得て、もうそれだけで僕も照岡さんも、久しぶりに刺激を受けたのである。 また、ぼちぼち再開しようかな。
この出張中には、シンガポールの国際会議 2nd International Symposium on Sound and Interactivity の委員長からのメイルも届いた。 paperについてのスタッフと、デモに関するスタッフのアドレスを紹介して、それぞれコンタクトすべし、との事だった。 採択されたものの、最終版の論文原稿をきちんと書いて、さらにSUACのネイティブ教員にチェックしてもらう必要がある。(^_^;)
2015年7月8日(水)
昨日はその後、午後には出張連チャンの疲れからウトウトしたり、企画立案演習も終盤に向かって、さらに放課後のアカペラをショートバージョンで乗り切って、なんとか無事に終った。
一昨日あたりから、2ちゃんねるのニュース速報で 中国バブル崩壊? というスレッドが「祭り」状態になっているものの、日本のニュースでは何故か報道されないし、とても読めないほどスレが伸びているのだが、時間がないのでHTMLをただ保存するだけだ。
そして今日も朝から、音楽情報科学研究会の夏シンポに関して、昨日に送ったメイルへのリプライにまた返信したり・・・と忙しく頑張っている。 今回は単なる研究発表だけでなく、「オーガナイズドセッション」というのに企画提案してみたので、はこだて未来大の平田さんとのやりとりが続いている。 おそらく、あと何日かで方向性が出てきたら、ここにメモすることにしよう。
卒業生の山村知世さんからは、また焼津で個展(今回はTシャツのデザイン個展)をしている、という手紙ももらったが、会場が焼津駅から離れてているようなので、これまでのように駆け付けられるかどうか、出したメイルへの返信待ちである。
1限の「音楽情報科学」を乗り切り、さらに2限のゼミは上のように、今回は遠征疲労のため「お茶会」モードで推移した。 石井さんがノロウイルスの胃腸炎だそうで、筑波で馬刺を食べた我々はなんとか無事だったようで何よりである。 午後には、ディーラーに車を持っていって6ヶ月点検。 なんせこのクルマは既に12年目に入っているので、半年ごとの点検をきちんと受けて、あと1年半、乗るつもりなのである。
この間にも、上のようなチャートとともに 中国バブル崩壊? というスレが伸び続けた。 しかし、僕はこういう経済の事は判らないし知らないし興味がないので、なんともないのだった。 日々、あぶく銭を追い求める人はハラハラしているのかなぁ。 殺伐とした2ちゃんねるのスレに置かれていた、 この笑顔 に癒されて、怒濤の週前半がようやく終った。
2015年7月9日(木)
あいかわらずネットは 中国バブル崩壊? で盛り上がっているが、この日はXcodeもopenFrameworksも進めることなく、いろいろと「仕込み」に没頭した。 音楽情報科学研究会・夏シンポ(8月下旬・名古屋大)については、まだまだ平田さんとの「オーガナイズドセッション」の企画についてやりとりしている。 秋のバイオフィードバック・セミナーに関しては、甲南女子大の辻下先生が、来週月曜日の夕方に僕の研究室に寄ってくれることになったので、ここでアウトラインが決まりそうである。 明日には某研究所の研究員がまた1106に来て、共同研究がいよいよ動き始める。そして今日の最大の進展は、 2nd International Symposium on Sound and Interactivity のペーパーの最終原稿について、レフェリーのアドバイスを受けて。国際文化学科のnativeのRyan先生にチェックしてもらうために、やや原稿に加筆して完成させた。 これで「赤」を入れてもらったら、最終版を完成させて送付して、とりあえずの準備が完了する。 この後に、EC2015の原稿を出して、さらに音情研・夏シンポの予稿を書く・・・という流れである。
5限には、オープンキャンパスの領域3(ビジュアル・サウンド領域)のミーティングがあったが、研究室に戻ると、以心伝心と言うべきか、 2nd International Symposium on Sound and Interactivity の、日曜日の僕のデモを担当する委員長からのメイルが届いていて、必要な機材とかテーブルとかのリクエストをメイルした。 「They sound very exciting with names like "GHI2014", "LittleBits"...we can't wait!」などと書いてきてくれたので、ついでに、「先週作った、この新しい楽器もお披露目するかも」と、うにうにについてチラッと知らせておいた。 ウケれば何よりである。(^_^;)
2015年7月10日(金)
ネットの 中国バブル崩壊? のスレは相変わらず盛り上がっているが、日本のニュースは昨日の中国政府のテコ入れ(1600社の売買停止+米国債売却による資金投入)の持ち直しで「安泰」と報道している。 一体どうなるのか、まったく読む時間は無いが、とりあえず記録としてログだけ落とし続けていこう。
そして、昨日からやりとりしている 2nd International Symposium on Sound and Interactivity との情報交換から、どうやら僕が日曜日にArtScienceMuseumで行うDEMOとは、SI2015のデモセッションとして募集したものに加えることらしい・・・と判明してきた。 久しぶりにEasyChair(論文を投稿するオープンソースのサイト。最近ではほとんどの国際会議がこれを利用している)のページに行くと、まだ暫定らしいが、上のようにプログラムが出てきた。 あちこち未定のセッションだらけなのがやや不安だが(^_^;)、僕のセッションの座長はなんと電機大の小坂さんだった(^_^)。
そしてここから、「音楽情報科学」で「まこみ班」からもらっていた宿題をやっつけた。 テーマとして「ある一定の距離深度に物体が入ったら音が出て深度によって音の高さが変わるパッチを作りたい」とのことで、Kinectを使ったfreenectの応用である。 とりあえず上のように、 こんなパッチ を作ってみた。 YouTubeに上げてみたが こんな感じ で、設定した範囲の深度のブロック位置をトラッキングしている。 テストとしてMax7でやってみたのも、筑波大ワークショップでちょっと慣れた故のプチ進歩である。(^_^;)
ネットでは上のような画像が出回ってきたが、なかなかあちこちでキナ臭い、それでいて梅雨どきでじめじめと湿度が高く、さらに台風が3つも並んで近付いてくる、という、微妙に落ち着かない日々である。 午後には共同研究の打ち合わせのために某研究所の人が来るので、午前の空いた時間に、音情研・夏シンポの発表申し込みをすることにした。 そこで「うにうにセンサ」について調べていると、なんとPAWセンサのメーカ自身がYouTubeに上げている デモ動画 を発見した。 約1年半前のものである。 さらに、このセンサをmbedで使うサンプルとして こんなページ もあったが、これはあまりに素人プログラムであり、他に何もできない、ショボいものだった。 結局、これまで「うにうにセンサ」と呼んできたこの楽器について、英語では「 Multi Rubbing Tactile Instrument (MRTI2015) 」と呼ぶことにして、日本語名については、論文タイトルと同じ「 お触り楽器 」としてみた(^_^;)。 完全にウケ狙いである。
2015年7月11日(土)
ネットの 中国バブル崩壊? の「祭り」も、土日は株式市場がお休みなので、萎んできたようだ。 今日は12時〜17時に、ツインメッセ静岡での受験生向け大学説明会に行くので、研究室にいる時間は朝のちょっとだけである。昨日はその後、夕方にRyan先生から真っ赤に添削された原稿を受けとって、気合いで全て修正した原稿を、 2nd International Symposium on Sound and Interactivity のEasyChairにupload してしまった。 まだ秘密だが これ である。
そして、Sketching2015の暫定プログラムが上のように届いた。 僕はどういうタイトルで出していたか忘れていたが、「Against the boom of image recognition sensors」とは、なかなかに挑戦的なものだった。 ちょうど、「お触りセンサ(MRTI2015)」が完成したので、これと「ダブルMyo」でデモし倒すことにしよう。 Maxのプログラミングに気合いを入れていきたい。
さらにKickStarterからは、だいぶ前に出資していた2件について、いよいよ実現とか発送とかの情報が届いてきた。 これは、届いたらまたどこかの日記で紹介していくつもりである。 ・・・ということで、今日はここまで。 明日はCGクリエイター検定試験の監督なので、この週末にはほとんどXcodeやopenFrameworksの進展はナシである。
2015年7月13日(月)
猛暑の週末に続いて、新しい週のスタートとなった。 DHLから「Your shipment(s) listed below is scheduled for delivery tomorrow.」というメイルが届いているので、近日中におそらくKickStarterで出資・注文した「何か」が届くようなのだが、たくさんボチしているので何かは不明である(^_^;)。怒濤の5週連続出張月間からほぼ体力的にも回復してきたが、前期の学期末も見えてきて、明日の「企画立案演習」はクラス内発表(来週は3クラス合同の最終発表会、その翌週は講堂でのチャンピオン大会)である。 今日4限の「サウンドデザイン」も最終週の合評に向けて来週は課題制作支援大会となるので、実質的には今日の13週がほぼラストである。 水曜1限の「音楽情報科学」は各グループの制作が遅々としていて心配だが、これも支援をテコ入れしてなんとか形に仕上げていこう。 水曜2限のゼミも、今週はメンバーに予告して「議論の会」にして、本ゼミ登録の機会に、皆んなの「これから」を俯瞰していこう、というテーマである。
これらの通常営業に加えて今週の予定として、水曜の午後に、オープンキャンパス「インスタ組」の3人との総決起集会(BIG ECHO)に出かけたり、金曜日の午後から焼津に行って卒業生の山村知世さんのTシャツ個展に行ってその後はいつもの焼津近辺卒業生との同窓会があったり(翌日に浜松に朝帰り)、というのがある。 その合間に某T●Y●T▲中央研究所(3文字も伏字にしていれば判らない筈)との共同研究に関して、 Maxでのある試作を来週末までに完成させることも必要で、そのためにさきほどから、USBメモリの300MB・計17000個ほどのデータをコピーするのに30分以上もかかっている。 そして何より、今週一杯が提出期限のEC2015の原稿執筆、というのもpriorityが高い。 Sketching2015のプレゼンはあまり心配していないが、せっかくなのでSI2015と合わせて、新楽器「MRTI2015」(お触り楽器)のサウンド生成と組み合わせたライブ・グラフィック生成のMaxプログラミング(=作曲)も進めたいのだ。
ここから一念発起、実はけっこう大変な作業だと気付きつつ、EC2015の原稿執筆に取りかかっていたところに、上のような「Nagashima - 長くはお邪魔いたしません」という高飛車なメイルが届いた。 去年のどこかで、初めてWikiPediaに寄付をしたのだが、こういう風に続くとは知らなかった(^_^;)。 しかし、常日頃、WikiPediaにはお世話になっているし、世界のオーブンソース文化のリーダーでもあるので、年に一度ぐらい寄付してもいいかな、と思って以下のようにクレジットカードで手続きしたが、何故かエラーで受け付けられなかった。 FAQの「なぜ私のクレジットカード/デビットカードの寄付が拒否されたのですか?」を見ると、「カード発行元が取引を留保する場合があります。ウィキメディア財団へ初めて寄付をされる場合、特にその可能性が高くなります。ウィキメディア財団への今後のお取引に関するブロックを解除するようにカードの発行元に連絡し、今後の寄付が正常に処理されるようにしてください。」とのことだった。 まぁ、これは面倒なのでパスした。 どうやらWikiPediaはVISAから白い目で見られているようだが、これは僕の知らない事なので、受け付けられないなら寄付はナシである。
その後、EC2015の原稿を1/3から半分ほど攻めたところで4限になり講義、そして5限には甲南女子大の辻下先生が研究室に来てくれて、10月のセミナーについて、いろいろと拡大する方向で話が盛り上がった。 リハビリ関係に新しい世界が繋がる可能性が見えてきそうで、楽しみである。
2015年7月14日(火)
昨日はだいぶ集中してEC2015の原稿執筆に取り組んだが、ぼちぼち残り半分もなんとか今日中に片付けて身軽になりたい。 既に、8月末の名古屋大での音情研・夏シンポに、以下のように発表申し込みしていた。 研究会の意向に反して僕は頑として動画中継を拒否しているが、これには「ここだけ、のマル秘を見せたい」「その場に参加することの意義(アウラ)」という、譲れない一線があるからなのだ。
情報処理学会 第108回音楽情報科学研究発表会の発表申込を受領いたしました。 3.講演題名:お触り楽器 【著者リスト】 1.姓名/所属:長嶋 洋一:Yoichi Nagashima/静岡文化芸術大学:Shizuoka University of Art and Culture 【和文タイトル】 お触り楽器 【英文タイトル】 Multi Rubbing Tactile Instrument (MRTI2015) 【和文アブストラクト】 アールティ社が2013年に発表したPAWセンサ(2個のLEDと2個のフォトトランジスタが配置された 空間をウレタンで充填封止)を用いて、過去に追求した「触らない楽器」シリーズと真逆の「触りまくる」 楽器の可能性について検討した。2個のLEDを時分割点灯してそれぞれのフォトトランジスタ受光量を センシングするので、センサ1個あたり4チャンネルの「揉む」「触る」ニュアンスを容易に検出できる。 新楽器「Multi Rubbing Tactile Instrument (MRTI2015)」として、両手で抱えられる大きさの 卵形のプラスチック容器に計10個のPAWセンサを両手の掌の指先で包み込むような配置で取り付けて 試作した。マイコンにmbedを採用し8チャンネルの青色LEDのPWM発光機能も搭載し、ホストPCに 対して115200bpsの高速シリアル通信でMIDIプロトコルに準じて双方向通信する。 【英文アブストラクト】 This is a report of a novel tactile musical instrument. This instruments is called "Multi Rubbing Tactile Instrument (MRTI2015)", using ten pieces of "PAW sensor produced by RT corporation". The previous research was focused on "untouchable" instruments, but this approach is turned into fully tactile - "rub" and "touch". The controller is mbed (NucleoF401RE), and it communicates with host PC via high speed serial (115200bps) by MIDI-like protocol. I will report the principle of the sensor, and detail about realizing the new system. 【事務連絡】 別途に提案しているオーガナイズドセッションの中で、チュートリアルとは別に、1つの一般発表として 行うものです。オーガナイズドセッションが無くなった場合には普通の一般発表です 【研究会への連絡事項】 動画中継・アーカイブを希望しないそして、平田さんとやりとりして、今日の音楽情報科学研究会からの案内には、以下のように書かれた情報が登場した。 果たしてどうなるか。
音楽情報科学研究会夏のシンポジウムの発表募集です. 締め切り直前になりましたので,再度ご案内させていただきます. 締め切りは明後日の7月15日です. 皆様からのご応募お待ちしております. □■ 情報処理学会 音楽情報科学研究会 第108回研究発表会(夏のシンポジウム) 発表募集 ■□ ■日時・会場 日程:2015年8月31日(月)〜9 月2日(水) 会場:名古屋大学 東山キャンパス IB電子情報館 東棟 2F大講義室 http://www.engg.nagoya-u.ac.jp/access/index.html 地下鉄「名古屋大学駅」3番出口に一番近いのがIB電子情報館です。 ■オーガナイズドセッションのご案内 下記のオーガナイズドセッションが企画されていますので、本オーガナイズドセッションでの発表を希望される場合 には、【研究会への連絡事項】欄に「オーガナイズドセッション希望」とお書きください。申込締切、原稿締切、 発表申込フォームは、一般口頭発表と同様です。 照会先:平田圭二/竹川佳成/前澤陽(E-mail: contact[at]sigmus.jp) OS-1「新楽器へのアプローチ」(オーガナイザー:長嶋洋一(SUAC)) 音楽情報科学のテーマの一つである「新インタフェース/新楽器」に関した検討から、 新楽器の開発だけでなく、認識・作曲・聴取支援などの領域にも関連した幅広い議論を 提起してみたい。 キーワード:新インタフェース、新楽器、NIME ※ オーガナイズドセッションは都合により取り止めになる場合があります。 その場合、オーガナイズドセッションにご応募いただいた発表は、一般 口頭発表枠でのご発表となりますので、あらかじめご了承ください。そして、あと1人か2人のチュートリアル講演を内々に打診しつつ、僕は自分のチュートリアルを以下のように申し込みしてしまった。 果たしてどうなるか。
情報処理学会 第108回音楽情報科学研究発表会の発表申込を受領いたしました。 3.講演題名:新楽器へのアプローチ 【著者リスト】 1.姓名/所属:長嶋 洋一:Yoichi Nagashima/静岡文化芸術大学:Shizuoka University of Art and Culture 【和文タイトル】 新楽器へのアプローチ 【英文タイトル】 Toward a new Musical Instrument 【和文アブストラクト】 この領域で多くのアプローチを重ねてきた立場から、音情研2015夏シンポのオーガナイズドセッションの チュートリアルとして、新しくこの分野に挑戦したい方々に,ノウハウや注意点をまとめて伝授することで、 日本発のユニークな新楽器の登場に寄与してみたい。具体的なメニューとして、(1)楽器の定義とは、 (2)新楽器の歴史を技術的な潮流として解説、(3)新楽器と歌声合成の隆盛の原因は音生成技術の 飽和(停滞)、(4)なぜ新楽器の開発が必要で伝統楽器では不十分なのか、(5)新しい音楽と新楽器の 関係(ニーズとシーズ)、(6)新楽器に求められているもの(機能・仕様)、(7)3つの陥穽 - マッピング/ レイテンシ/ユーザビリティ、という7つの項目から考察してみたい。 【事務連絡】 別途に提案しているオーガナイズドセッションの中で、チュートリアルとして発表するものです。オーガナイズド セッションが無くなった場合にはチュートリアル講演となります。分量(予稿と講演時間)は通常の発表の 2倍〜3倍程度を見込んでいます 【研究会への連絡事項】 動画中継・アーカイブを希望しないまぁ、これらの中身については、原稿締め切りがSketching2015から帰国する8月4日なので、出発前には片付けてしまうことになるので、自分で自分の首を締めているのだが、せっかく新楽器が出来たので、自分の尻に火を付けているのだ。 ・・・そして午前中かかって、なんとか原稿をやっつけて、EC2015のEasyChairにupload してしまった。 まだ秘密だが これ である。 新たに音情研の夏シンポに申し込んだので気を抜けないものの、これで明日は安心して歌えるというものだ。
そして午後になり、「企画立案演習」のクラス内発表会に向かうまでに・・・と、凄く久しぶりにLittleBitsSynthとLittleBitsSynthControllerを開けてみた。 アリゾナでのSketching2015では、「お触り楽器」とともにこれを持参して、さりげにNucleoF401REの紹介をするためである。 ところが、探しても探しても、肝心のMaxパッチが発掘できなくて困った(^_^;)。 あちこち探して判明したのは、 mbed日記 (3) の「2014年11月20日(木)」の最後のところでNucleoF401REのファームウェアは完成して、以下のような仕様となっていたのだが、なんとその時に実験で作ったMaxパッチは保存していなかったのだった。 LittleBitsSynthController「NucleoMIDI_1」のシステム仕様と回路図をここに再録すると以下である。
- MID入力をMIDI出力としてエコーバックするのは、プログラムチェンジ(ch=1〜16)のみ
- コントロールチェンジのMIDI 1channelのコントロールNO.の0から5で与えられたデータに対応した電圧が、アナログ出力端子1〜6から出力される
- コントロールチェンジのMIDI 2channelのコントロールNO.の0から3で与えられたデータに対して、data=0でLOW(0V)、data>0でHIGH(+5V)がトリガ出力端子1〜4から出力される。ワンショットトリガ(トリガ幅)は送り手の方で生成する
- アナログ入力端子1〜10から入力された0〜5Vの電圧は、0〜4V付近までがNucleoF401REのフルスケール0〜3.3Vに圧縮されて入力される。これを越えた入力電圧は内部的に+4V付近で飽和するので最大値となる。このアナログ電圧が、コントロールチェンジのMIDI 16channelのコントロールNO.の0から9としてMIDI出力される
- 100msec間隔でプログラムチェンジをダミー入力する事を推奨する
- MIDI機能を拡張するためには、ファームウェアをNucleoF401REプログラム「MIDI_test_03」から改訂すればよい
そこで、思い出しを兼ねて、箱からLittleBitsSynthControllerとLittleBitsSynthを出して、この仕様に合わせてMaxパッチを作りながら以下のように動作を確認していった。 その結果、D/A出力の6ポート、トリガ出力の4ポートはいずれもLittleBitsSynthControllerの動作確認と拡張ケーブルまでチェックできたが、A/D入力の10ポートは動作確認できたものの、肝心の拡張ケーブルは5本しか出来ておらず、さらにそのうち1本にショートらしい不具合が見つかった。 つまりA/Dは実質、4ポートしか使えないのだ。(^_^;)
こうなると、どこかで時間を作って、あと6本のケーブルを作ってしまいたいが、アリゾナに行くまでにその余裕があるかどうか、悩ましいところだ。 とりあえず上のように、馬鹿正直なLittleBitsSynthController用のMaxパッチが出来たので、「作曲」とまで言わなくても、とりあえず音を出すまでやってみたいが、これはハマると途方も無く時間を取られる(超楽しい)のが確実である。 明日のゼミでやれるといいが、どうだろうか。
2015年7月16日(木)
昨日は「音楽情報科学」とゼミ、午後には「歌う会」で終わり、台風11号が近付いてきた今日は、「音楽情報科学」の4回生グループのMaxバッチの下請けをやったり、音情研・夏シンポで結局オーガナイズドセッションが立ち消えになって僕のチュートリアルだけになりそう・・・というやりとりをしていて終った。 YouTube に上げたこれで、ムキムキmanの顔に自分の顔を入れるかどうかは、4回生が来週、考えるところだろう。2015年7月18日(土)
昨日は午前に、卒業生の山中さん(下)が1106にやってきた。 同期の金子冴子さん( Myo日記 の「2015年3月16日(月)」のところに詳しく載っている)が結婚するということで、結婚式の余興に「恩師のメッセージ」というのを作りたい、という依頼である。
そこで、手描きもナンなので、かつて ゼミ合宿・下呂温泉 に一緒に行った時の写真から金子さんが写っているものを並べて、以下のようなものを作って写真に撮ってもらった。 ただし結婚式までは秘密ということで、サムネイルをクリックしても「Not Found」となるのであしからず。(^_^;)
そして昨日の午後には焼津に行き、 またまた焼津・山村知世 個展2015 に行って、個展を見て、山村さんと焼津の御馳走を美味しくいただいて飲んで、焼津に泊まって、今日、浜松に朝帰りしてきた。 午前には「お触りセンサ」のデモのためにjitterサンプルから厳選したグラフィックと合体させて、なんとかそれっぽいものが出来た。 これは音情研・夏シンポでの発表の際にアドリブでデモるまでは、YouTubeに上げずに秘密にしておくことにしよう。 さらに頑張って、午後じゅうかかって、なんと「お触り楽器」の予稿をゼロから全5ページ、一気に完成させてしまった(^_^)。 今晩、プリントアウトを持ち帰ってミスをチェックしたら、もう明日には学会に送ってしまおう。
2015年7月20日(月)
祝日であるがSUACは通常営業、4限には2回生メディア造形必修科目「サウンドデザイン」のラス前の課題制作支援大会がある。 世間は3連休ということでまったく邪魔が入らないので、講義時間以外は全て、原稿執筆に没頭する予定である。 昨日は朝イチで、音情研・夏シンポで発表する1本目の原稿を このように 完成させて、これよりも画質を落としたPDFを学会サーバにアップロード完了させた。 そして、今週金曜日には某T●Y●T▲中央研究所(3文字も伏字にしていれば判らない筈)との共同研究に関して、 Maxでのある試作を進めたが、残りは金曜日の午前に片付けることにして、本命の音情研・夏シンポの予稿執筆に取りかかった。 なんせ学会に「通常の発表の2〜3倍の後援時間と予稿ページ数」と宣言してしまったので、最低でも12ページ、最高で18ページとなる分量なのだが、締め切りの関係から、Sketching2015に渡米する前、つまりあと1週間で完成させないといけないのだ。 昨日の午後いっぱいかかって5ページほど進んだが、ここからはPerry Cookの英語論文2本をサーベイして書き進むのでペースダウンは必至、なんとしても書きたいテーマではあるものの、納得いけるところまで執筆するにはかなりの気合が必要である。2015年7月22日(水)
原稿は昨夜の段階で10ページ。 忙し過ぎて何も書けないがメモだけ(^_^;)。
何となく感じる「気配」の正体? 「準静電界」とは - サメやナマズが持つセンサーが人間にも そして1限の「音楽情報科学」では、4回生の2チームの作品がそれっぽくなってきて(記録は来週の合評)、2限のゼミでは後期に向けての議論とともに、学生に頼んでMRTI2015のデモを記録してもらった。 その様子は以下である。
MRTI2015 - demo1
MRTI2015 - demo2
MRTI2015 - demo3
MRTI2015 - リハ音楽情報科学研究会・夏シンポの方は、僕の60分のチュートリアル講演、寺田さんの30分の招待講演、さらに30分のパネルディスカッション、という感じにまとまろうとしている。 こうなると、リミットの18ページまで予稿を書き上げるのがますます至上命題となってきた。
2015年7月23日(木)
Myoから こんなメッセージ が届いた。 しかしGoogle翻訳にコピペするぐらいで他に何も出来ないほど忙しい。2015年7月24日(金)
昨日は教授会の後に、デザイン学部の教員が交代に発表する「情報交換会」というのがあり、久しぶりにプレゼンした。 午前にチラッと作った プレゼン で、ネットに繋いだブラウザからYouTubeを見せたり、Myoとうにうにをデモッたりして30分を終えた。 もう、この程度のプレゼン/デモなら準備ナシでいくらでも出来る(^_^;)。 肝心なのは音情研・夏シンポの原稿執筆であり、なかなか進まないので、今日の午前と、明日あたりが勝負だ。2015年7月25日(土)
学生も課題や総合演習で休日なのに大学に出て来る気配のある土曜日であるが、僕は一切タッチせず、朝6時半から研究室に籠った。 いよいよ終盤、音情研・夏シンポの予稿執筆の期限が目前である。 情報処理学会の原稿提出期限までには1週間以上あるものの、Sketching2015に渡米している期間内に締め切りがやってくるので、さすがにアメリカから情報処理学会のサーバにアップロードしようとしてトラブッても時差があって困るので、出国前には片付けたいのである。 そうなると、出国前日の来週水曜日は終日、「メディア造形総合演習II」の最終合評なので、デッドラインは来週火曜日であり、出来れば月曜日には送ってしまいたいので、この土日がラストチャンスである。 しかし明日の日曜日には、月に一度のお楽しみの某mixiカラオフの予定があり、これを絶つのではなんで生きているのか判らなくなるので(^_^;)、要するに今日の一日が勝負なのだ。 MikeからはSketchingの宿舎(アリゾナ大のB2という施設内のコテージ)の部屋割り情報が届いたり、ANAからは「【ANAより】ご搭乗前のご案内」というメイル「ご出発が近づいてまいりました。準備はお済みですか? お客様の予約内容についてご案内いたします。ご搭乗を心よりお待ち申し上げております。」というのが届いたが、対応している暇は無い。 原稿は午前10時半の段階で14ページ。 あと4ページのリミットに向けて、ひたすら頑張るだけである。 ただし内容は書いていてこんなに楽しいことは滅多にないほど楽しくて、生きてて良かったと実感しつつ、の至福の執筆なのである。2015年7月27日(月)
昨日はシンガポールから、early registrationした 参加者リスト が届いたり、Sketching2015の直前連絡が届いたりしたが、それに目もくれずに午前中も原稿執筆に没頭してカラオフの時間を削った。 そして今日、さらに午前中かかって、遂に完成した(^o^)。 まだ秘密だが これ である。 夏シンポのチュートリアルは、多数のICMCとかNIMEとかのコンサート風景動画がそのまま新楽器の紹介となるので、1時間あっても何ということもなく話せるだろう。 maxの18ページというボリュームでこんな形にまとめられて、大変だったが大きな収穫である。今週は、今日の4限の「サウンドデザイン」で最終課題の合評、水曜日には1限の「音楽情報科学」で最終課題の合評、さらに2限から21時あたりまでかかって、メディア造形総合演習IIの最終合評があり、その翌日の木曜日の午前には成田に向かってSketching2015である。 ちょうどこのHTMLも180kBになろうとしている区切りなので、ここで「Xcode日記」は終了することにした。 まだopenFrameworksは続いているが、続きは夏〜秋あたりに、Denisとのやりとりが再開したところかな。 この夏休みには、まったく別に1本、気合いの論文執筆の懸案もあり、日記シリーズどころではなくなるのだ。 Sketching2015、SI15、夏シンポ、FIT、EC2015、と夏休み期間中にこれから5本の出張シリーズがあるが、その模様は個別にフォトレポートとすることにしよう。
「日記」シリーズ の記録