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Index: W

window Window Window.alert()
Window.atob() Window.back() Window.blur()
Window.btoa() Window.captureEvents() Window.clearInterval()
Window.clearTimeout() Window.clientInformation Window.close()
Window.closed Window.confirm() Window.crypto
Window.defaultStatus Window.disableExternalCapture() Window.document
Window.enableExternalCapture() Window.event Window.find()
Window.focus() Window.forward() Window.frames[]
Window.handleEvent() Window.history Window.home()
Window.innerHeight Window.innerWidth Window.java
Window.location Window.locationbar Window.Math
Window.menubar Window.moveBy() Window.moveTo()
Window.name Window.navigate() Window.navigator
Window.netscape Window.offscreenBuffering Window.onblur
Window.ondragdrop Window.onerror Window.onfocus
window.onload Window.onmove Window.onresize
Window.onunload Window.open() Window.opener
Window.outerHeight Window.outerWidth Window.Packages
Window.pageXOffset Window.pageYOffset Window.parent
Window.personalbar Window.print() Window.prompt()
Window.releaseEvents() Window.resizeBy() Window.resizeTo()
Window.routeEvent() Window.screen Window.screenX
Window.screenY Window.scroll() Window.scrollbars
Window.scrollBy() Window.scrollTo() Window.self
Window.setHotkeys() Window.setInterval() Window.setResizable()
Window.setTimeout() Window.setZOptions() Window.status
Window.statusbar Window.stop() Window.sun
Window.toolbar Window.top Window.window



windowプロパティ ・・・ Window.windowを参照



Windowオブジェクト ・・・ Webブラウザのウィンドウまたはフレーム

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0、JavaScript1.1と1.2で機能拡張

コーディング形式

self
window
window.frames[i]

プロパティ

Windowオブジェクトは、次のようなプロパティを定義しています。ブラウザに依存するような互換性のないプロパティは、この一覧のあとに分けてまとめてあります。

closed ウィンドウが閉じているかどうかを示す読み出し専用の論理値。JavaScript 1.1以降で追加されました。
defaultStatus ステータス行に表示するデフォルトメッセージ。読み書きが可能な文字列です。
document ウィンドウに含まれるDocumentオブジェクトへの参照。
frames[] ウィンドウに含まれるフレームの配列。
history 現在のウィンドウのHistoryオブジェクトへの参照。
length frames[]配列の要素数。frames.lengthと同じです。読み出し専用です。
location 現在のウィンドウのLocationオブジェクトへの参照。
Math さまざまな数学関数や定数を持っているオブジェクトへの参照。
name ウィンドウの名前。名前はopen()メソッドでウィンドウを生成するときに指定します(指定しなくてもかまいません)。JavaScript 1.0では読み出し専用ですが、JavaScript 1.1では読み書きが可能です。
navigator Navigatorオブジェクトへの参照。このオブジェクトは、現在のウィンドウとほかのすべてのウィンドウで共通のオブジェクトになります。
offscreenBuffering ブラウザのバッファリングを行うかどうかを指定します。
opener 読み書きが可能なプロパティ。現在のウィンドウを生成するときにopen()を呼び出したWindowオブジェクトのことです。JavaScript 1.1以降で使用できます。
parent 現在のウィンドウの親ウィンドウまたは親フレームへの参照。現在のウィンドウが最上位のウィンドウではなくフレームである場合に有効です。
screen ウィンドウのScreenオブジェクトへの参照。
self ウィンドウ自身への参照。windowと同じ意味です。
status ステータス行の現在の内容。読み書きが可能な文字列です。
top 現在のウィンドウを保持する最上位ウィンドウへの参照。現在のウィンドウが最上位のウィンドウではなくフレームである場合に有効です。
window ウィンドウ自身への参照。selfと同じ意味です。


Navigatorのプロパティ
crypto 暗号に関するメソッドを持ったCryptoオブジェクトへの参照。
innerHeight ドキュメントの表示領域の高さ。
innerWidth ドキュメントの表示領域の幅。
java JavaPackageオブジェクトへの参照。これは、(Java言語での)コアjava.*パッケージのパッケージ名階層中で最上位を占めるオブジェクトです。
locationbar ロケーションバーを表示するかどうかを指定します。
menubar メニューバーを見せるかどうかを指定します。
netscape JavaPackageオブジェクトへの参照。これは、Netscape社が提供するnetscape.*Javaパッケージのパッケージ名階層中で最上位を占めるオブジェクトです。
outerHeight ウィンドウの外枠の高さ。
outerWidth ウィンドウの外枠の幅。
Packages JavaPackageオブジェクトへの参照。これは、Javaパッケージ名階層の中で最上位を占めるオブジェクトです。
pageXOffset 水平スクロールバーの位置。
pageYOffset 垂直スクロールバーの位置。
personalbar パーソナルバーを表示するかどうかを指定します。
screenX スクリーン上でのウィンドウのX座標。
screenY スクリーン上でのウィンドウのY座標。
scrollbar スクロールバーを表示するかどうかを指定します。
statusbar ステータスバーを表示するかどうかを指定します。
sun JavaPackageオブジェクトへの参照。これは、Sun Microsystems社が提供するsun.*Javaパッケージのパッケージ名階層中で最上位を占めるオブジェクトです。
toolbar ツールバーを表示するかどうかを指定します。


IEのプロパティ
clientInformation navigatorプロパティと同じですが、こちらのほうが名前は適切です。
event 最後に起きたEventオブジェクトへの参照。

メソッド

Windowオブジェクトは、次のような互換性のあるメソッドを定義しています。ブラウザに依存するような互換性のないメソッドは、この一覧のあとに分けてまとめてあります。

alert() ダイアログボックスに簡単なメッセージを表示します。
blur() 最上位のブラウザウィンドウからキーボードフォーカスを離します。その結果、通常、そのウィンドウはバックグラウンドへ移されます。
clearInterval() 定期的なコードの実行をやめます。
clearTimeout() 未処理のタイムアウト処理を取り消します。
close() ウィンドウを閉じます。
confirm() ダイアログボックスで、確認を求めます。
focus() 最上位のブラウザウィンドウにキーボードフォーカスを移します。その結果、通常、そのウィンドウは前面に出ます。
moveBy() 指定した量だけウィンドウを移動させます。
moveTo() 指定した座標にウィンドウを移動させます。
open() 新しいウィンドウを作り、そのウィンドウを開きます。
prompt() ダイアログボックスで簡単な文字列の入力を求めます。
resizeBy() 指定した量だけウィンドウの大きさを変えます。
resizeTo() 指定した大きさにウィンドウの大きさを変えます。
scroll() ウィンドウに表示されたドキュメントをスクロールします。
scrollBy() 指定した量だけウィンドウをスクロールします。
scrollTo() 指定した場所にウィンドウをスクロールします。
setInterval() 一定間隔でコードを実行します。
setTimeout() 指定された時間が経過したときにコードを実行します。


Navigatorのメソッド
atob() base64でエンコードされたデータをデコードします。
back() ユーザがブラウザの「Back(戻る)」ボタンを押したときと同じ動作をします。
btoa() バイナリデータをbase64でエンコードしたASCII文字に変換します。
captureEvents() ウィンドウ内で起きたイベントで、キャプチャしたいイベントの型を指定します。
disableExternalCapture() 他のウィンドウで起きたイベントをキャプチャしないようにします。
enableExternalCapture() 異なるサーバから読み込んだページのイベントをキャプチャできるようにします。
find() ブラウザの「Find(検索)」ボタンを押したときと同じ動作をします。
forward() ブラウザの「Forward(次)」ボタンを押したときと同じ動作をします。
handleEvent() 引数で与えられたEventオブジェクトに対する適切なイベントハンドラを呼び出します。
home() ブラウザに設定されているホームページに移動します。
print() ブラウザの「Print(印刷)」ボタンを押したときと同じ動作をします。
releaseEvents() キャプチャを停止するイベントの型を指定します。
routeEvent() 同じイベントを待っている他のオブジェクトにイベントを渡します。
setHotkeys() キーボードのショートカットを有効にしたり無効にしたりします。
setResizable() ユーザがウィンドウの大きさを変えられるようにするかどうかを指定します。
setZOptions() ウィンドウの重ね方を指定します。
stop() ブラウザの「Stop(停止)」ボタンを押したときと同じ動作をします。


IEのメソッド
navigate() 指定したURLを読み込み、表示します。

イベントハンドラ

onblur
ウィンドウからフォーカスが離れたときに、このイベントハンドラが呼び出されます。
ondragdrop
ユーザがブラウザにオブジェクトをドロップしたときに、このイベントハンドラが呼び出されます。Navigator 4のみで使用できます。
onerror
JavaScriptエラーが発生したときに、このイベントハンドラが呼び出されます。
onfocus
ウィンドウにフォーカスが移ったときに、このイベントハンドラが呼び出されます。
onload
ドキュメント(またはフレームセット)が完全にロードされたときに、このイベントハンドラが呼び出されます。
onmove
ウィンドウが移動するとこのイベントハンドラが呼び出されます。Navigator 4のみで使用できます。
onresize
ウィンドウの大きさが変わったときに、このイベントハンドラが呼び出されます。
onunload
ブラウザが、今表示されているドキュメントまたはフレームセットから離れたときに、このイベントハンドラが呼び出されます。

解説

Windowオブジェクトはブラウザのウィンドウまたはフレームのことです。詳細は「13章」で説明しています。
クライアントサイドJavaScriptでは、「グローバルオブジェクト」の役目をWindowオブジェクトは持っています。そして、現在のWindowオブジェクトを前提にして、すべての式を評価します。つまり、現在のウィンドウを明示的に指定する必要はありません。Windowオブジェクトは、グローバル変数のように使うことができるのです。例えば、window.documentと記述する代わりに、単にdocumentと書くだけで十分です。同様に、現在のWindowオブジェクトのメソッドを関数であるかのように使うこともできます。例えば、window.alert()ではなく単にalert()と記述するだけでもかまいません。
Windowオブジェクトは自分自身を参照するwindowプロパティやselfプロパティも持ちます。この2つのプロパティは、現在のウィンドウの参照を暗黙にではなく明示的に指定したいときに使用します。そのほかにもparentプロパティやtopプロパティ、frames[]配列が、現在のウィンドウに関連した他のWindowオブジェクトを参照します。
ウィンドウ内のフレームを参照する場合

frames[i] または self.frames[i] 現在のウィンドウのフレーム
window.frames[i] 指定されたウィンドウのフレーム


フレームの親ウィンドウ(または親フレーム)を参照する場合

parent または self.parent 現在のウィンドウの親
window.parent 指定されたウィンドウの親


任意のフレームから自分が属する最上位ウィンドウを参照する場合

top または self.top 現在のフレームの最上位ウィンドウ
window.top 指定されたフレームの最上位ウィンドウ


新たに最上位ウィンドウを生成する場合は、Window.open()メソッドを使います。open()メソッドを呼び出して、そのリターン値を変数に格納しておけば、その変数を使って新しいウィンドウを参照することができます。JavaScript 1.1の場合、新ウィンドウのopenerプロパティを使用すれば、そのウィンドウをオープンしたウィンドウを参照できます。
 一般的に、ブラウザのウィンドウやフレームに対して何らかの操作を行うのがWindowオブジェクトのメソッドといえるでしょう。例えば、alert()confirm()prompt()などがそうです。これらのメソッドは簡単なダイアログボックスを介してユーザとやり取りします。
Windowオブジェクトの詳細については、「13章」を参照してください。Windowオブジェクトの個々のプロパティ、メソッド、イベントハンドラについては、それぞれの項目を参照してください。

関連項目

Document、13章



Window.alert()メソッド ・・・ ダイアログボックスにメッセージを表示する

対応バージョン

コアJavaScript 1.0

コーディング形式

window.alert(message)

引数

message windowにポップアップさせたダイアログボックスに表示するプレーンテキスト。HTMLではないことに注意してください。

解説

alert()メソッドは、指定されたmessageをダイアログボックスに表示します。このダイアログボックスにはOKボタンがあります。ユーザがOKボタンをクリックすると、ダイアログボックスは消えます。
Windowsプラットフォーム上では、alert()メソッドで表示されるダイアログボックスがモーダルなので、ユーザがダイアログボックスを消すまで、JavaScriptの実行は中断されます。Unixプラットフォーム上のNavigatorでは、alert()メソッドで表示されるダイアログボックスがモーダルではないので、JavaScriptの実行は中断されません。

使用上のヒントと注意

alert()メソッドは、ユーザがフォーム要素に入力した値が何らかの意味で無効であるときに、エラーメッセージを表示して、ユーザに知らせるのが目的です。ダイアログボックスに問題点と対処法を表示します。ダイアログボックスの外観はプラットフォームによって異なりますが、たいていはエラーなどの警告メッセージとわかる表示になっています。alert()メソッドはどのようなメッセージでも表示できますが、「私のホームページにようこそ」とか、「あなたは今週177番めの訪問者です!」といったメッセージは、警告のグラフィックスには適切ではありません。ダイアログボックスに表示するmessageは、整形されたHTMLではなく、プレーンテキストになることに注意してください。改行文字\nを使って複数行に分割することが可能です。空白や下線などを使って多少の整形はできますが、その結果は使用するフォントによって異なります。したがって、一般的にはシステムによって異なると覚えておきましょう。
Navigatorの場合、メッセージの先頭に"JavaScript Alert:"という警告表示が出ます。IEの場合、JavaScriptプログラムから来た旨の表示がないので、セキュリティ上の問題があると指摘されています。

関連項目

Window.confirm()Window.prompt()



Window.atob()メソッド ・・・ base64でエンコードされたデータをデコードする

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4

コーディング形式

window.atob(str64)

引数

str64 base64でエンコードされたASCII文字列。この文字列をデコードします。

リターン値

バイナリデータの文字列。

解説

atob()メソッドは、base64でエンコードされた文字列をデコードし、デコードした値を文字列で返します。文字列の各文字は、バイナリデータの1バイトを表します。返されたこの文字列は、String.charCodeAt()メソッドを使って元のバイナリデータにすることができます。

関連項目

String.charCodeAt()Window.btoa()



Window.back()メソッド ・・・ 前のドキュメントに戻る

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

window.back()

解説

back()メソッドを呼ぶと、window内に表示されていた1つ前のドキュメントを表示します。この動作は、ユーザがウィンドウのBack(戻る)ボタンをクリックしたときと同じ動作です。
フレーム内のドキュメントでは、Window.back()メソッドの動作とHistory.back()メソッドの動作は違うことがあります。



Window.blur()メソッド ・・・ 最上位ウィンドウからキーボードフォーカスを離す

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.1

コーディング形式

window.blur()

解説

blur()メソッドは、Windowオブジェクトによって指定された最上位ウィンドウからキーボードフォーカスを離します。Windowオブジェクトがフレームであった場合、そのフレームを持っている最上位ウィンドウがキーボードフォーカスを失います。通常、最上位ウィンドウがフォーカスを失うと、バックグラウンド、つまり一番後ろに移されます。

関連項目

Window.focus()



Window.btoa()メソッド ・・・ バイナリデータをbase64でエンコードする

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4

コーディング形式

window.btoa(data)

引数

data エンコードするバイナリデータの文字列。この文字列の各文字は、バイナリデータの1バイトに対応します。

リターン値

dataをbase64でエンコードした文字列。この文字列は新しく作成されます。

解説

btoa()メソッドは、バイナリデータdataの文字列をbase64でエンコードし、エンコードされた文字列を返します。dataの各文字は、バイナリデータの1バイトを表しますが、実際は、dataは文字列ではなく、バイトの配列です。btoa()メソッドが返すbase64でエンコードされた文字列は、有効なASCII文字だけを含みます。
バイナリデータは、String.fromCharCode()メソッドを使って文字列にエンコードできることも覚えておいてください。

関連項目

String.fromCharCode()Window.atob()



Window.captureEvents()メソッド ・・・ キャプチャするイベントの型を指定する

対応バージョン

クライアントサイド Navigator4

コーディング形式

window.captureEvents(eventmask)
document.captureEvents(eventmask)
layer.captureEvents(eventmask)

引数

eventmask ウィンドウ、ドキュメント、レイヤがキャプチャするイベントの型を指定します。イベントの型は、整数で指定します。この値は、Eventクラスで定義された静的なイベント型定数か、複数のイベント型定数を「|」や追加演算子で組み合わせたイベント型定数になります。

解説

captureEvents()メソッドは、Windowクラス、Documentクラス、Layerクラスのメソッドです。このメソッドの役割は、どのクラスでも同じです。Navigator 4のイベントモデルでは、指定されたwindowdocumentlayer内で起きたイベントはすべて、そのウィンドウ、ドキュメント、レイヤに渡され、実際にイベントが起きたオブジェクトには渡されません。
キャプチャしたいイベントの型は、eventmaskで指定します。このeventmaskは、Eventクラスで定義されている静的定数のビットマスクです。Event.TYPEプロパティにビットマスク定数の一覧がありますので、参照してください。

関連項目

Window.handleEvent()Window.releaseEvents()Window.routeEvent()Event.TYPE、15章



Window.clearInterval()メソッド ・・・ 定期的なコードの実行を中止する

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.2

コーディング形式

window.clearInterval(intervalId)

引数

intervalId setInterval()メソッドを呼び出したときに返された値。

解説

clearInterval()メソッドは、setInterval()メソッドによって開始されたコードの繰り返し実行をやめます。intervalId引数は、setInterval()メソッドを呼び出したときに返された値でなければなりません。

関連項目

Window.setInterval()



Window.clearTimeout()メソッド ・・・ タイムアウト処理を取り消す

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

window.clearTimeout(timeoutId)

引数

timeoutId setTimeout()からのリターン値。取り消す対象のタイムアウトを特定する値です。

解説

clearTimeout()メソッドは、setTimeout()メソッドによって延期されているコードの実行を取り消します。timeoutID引数はsetTimeout()からのリターン値です。これは、取り消す対象のタイムアウトを特定するために使用します。

関連項目

Window.setTimeout()



Window.clientInformationプロパティ ・・・ Window.navigatorと同じ

対応バージョン

クライアントサイド IE 4

コーディング形式

Window.clientInformation
clientInformation

解説

clientInformationプロパティは、navigatorプロパティと同じ機能を持ったIE 4用のプロパティです。clientInformationプロパティもnavigatorプロパティもNavigatorオブジェクトを参照しています。
clientInformationプロパティのほうがnavigatorプロパティよりもブラウザ一般を指す適切な名前なのですが、Navigatorではサポートされていません。ですから、このプロパティは互換性がありません。

関連項目

navigatorNavigator



Window.close()メソッド ・・・ ブラウザウィンドウをクロ−ズする

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

window.close()

解説

close()メソッドは、windowで指定された最上位のブラウザウィンドウをクローズします。自分のウィンドウをクローズする場合は、self.close()または単にclose()と指定します。
JavaScript 1.1の場合、JavaScriptでクローズできるのはJavaScriptでオープンしたウィンドウにかぎられます。これは、ユーザのブラウザを故意に終了させようとする悪意のあるスクリプトから守るためです。
本書執筆現在、ウィンドウ内のフレームをクローズする有効な方法がありません。したがって、個々のフレームに対応するウィンドウではなく最上位のブラウザウィンドウに対してのみclose()メソッドを呼び出します。

関連項目

Window.closedWindow.open()Window.opener



Window.closedプロパティ ・・・ ウィンドウがクローズされているかどうかを表す論理値

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.1

コーディング形式

window.closed

解説

Windowオブジェクトのclosedプロパティは、ウィンドウがクローズされているかどうかを示す読み出し専用の論理値です。ブラウザウィンドウがクローズしても、そのウィンドウに対応するWindowオブジェクトは消えません。Windowオブジェクトはそのまま生き残りますが、closedプロパティにtrueが設定されます。

使用上のヒントと注意

クローズされたウィンドウは使用したり操作したりしてはいけません。クローズされている可能性がある場合は、closedプロパティをチェックして確認してからWindowオブジェクトを使うようにしなければなりません。

関連項目

Window.close()Window.open()Window.opener



Window.confirm()メソッド ・・・ ユーザに確認を求める

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

window.confirm(question)

引数

question ダイアログボックスに表示するプレーンテキスト。HTML形式ではありません。ユーザに確認を求める質問です。

リターン値

ユーザがOKボタンをクリックしたときにはtrue、Cancel(キャンセル)ボタンをクリックしたときにはfalseをそれぞれ返します。

解説

confirm()メソッドは、windowにポップアップしたダイアログボックスに指定されたquestionを表示します。ダイアログボックスの外観はプラットフォームによって異なりますが、たいていの場合、ユーザに応答を求めていることがわかるグラフィックが表示されます。ダイアログボックスには、OKボタンとCancelボタンがあります。confirm()メソッドは、ユーザがOKボタンをクリックしたときにtrue、Cancel(キャンセル)ボタンをクリックしたときにfalseをそれぞれ返します。
confirm()メソッドによりダイアログボックスが表示されている間は、ユーザがメインウィンドウに入力しても受け付けられません。メソッドのリターン値が、ユーザがOKボタンとCancelボタンのどちらをクリックするかに依存するので、JavaScriptもユーザからの応答があるまで処理を中断します。

使用上のヒントと注意

ダイアログボックスに表示されるquestionは、プレーンテキスト文字列であって、HTML形式でフォーマットされたものでないことに注意してください。改行文字\nを使って複数行に分割することが可能です。空白や下線などを使って多少の整形はできますが、その結果は使用するフォントによって異なります。したがって、一般的にはシステムによって異なると覚えておきましょう。
ダイアログボックスに表示されるラベルを変更することはできません(例えば、"Yes" "No"などに変えることはできません)。したがって、表示するメッセージが"OK"と "Cancel(キャンセル)"に合うように注意する必要があります。

関連項目

Window.alert()Window.prompt()



Window.cryptoプロパティ ・・・ Cryptoオブジェクトへの参照

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4.04以降

コーディング形式

window.crypto

解説

cryptoプロパティは、このウィンドウが持っているCryptoオブジェクトへの参照です。このプロパティは読み出し専用です。詳細は、Cryptoオブジェクトの項を参照してください。

関連項目

Crypto



Window.defaultStatusプロパティ ・・・ ステータス行に表示されるデフォルトのテキスト

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

window.defaultStatus

解説

WindowオブジェクトのdefaultStatusプロパティは、ウィンドウのステータス行に表示するデフォルトのテキストです。読み書きが可能な文字列です。Navigatorの場合、ファイルの読み込みの進行状態、マウスポインタが上に来ているハイパーテキストのリンク先などがこのステータス行に表示されます。これらの一時的なメッセージを表示しないとき、ステータス行はデフォルトではブランクのままです。しかし、defaultStatusプロパティにメッセージを設定することでステータス行が使われていないときにそのメッセージを表示したり、defaultStatusプロパティを読み出してデフォルトのメッセージの内容を知ることも可能です。defaultStatusプロパティに設定したテキストは、ユーザがマウスポインタをハイパーテキストリンクの上に重ねたときに、一時的に上書きされますが、そのメッセージが消えればすぐに再表示されます。
フレームに対応するWindowオブジェクトのdefaultStatusプロパティを設定すると、マウスがそのフレーム内にあれば(そのフレームがフォーカスを得ているかどうかにかかわらず)、指定されたメッセージが表示されます。フレームを持たない最上位のウィンドウのdefaultStatusプロパティを設定すると、ウィンドウが表示されていれば、指定されたメッセージも常に表示されます。複数のフレームを持つ最上位のウィンドウのdefaultStatusプロパティを設定すると、フレーム間の境界線上にマウスがあるときだけ、指定されたメッセージが表示されます。フレーム化されたドキュメントで常にメッセージを見えるようにするには、そのドキュメントのすべてのフレームに対してdefaultStatusプロパティを設定する必要があります。

使用上のヒントと注意

defaultStatusプロパティを使用すると、ステータス行にメッセージを半永久的に表示することができます。一時的に表示する場合は、statusプロパティを使います。

関連項目

Window.status



Window.disableExternalCapture()メソッド ・・・ 異なるサーバから読み込んだページ間のイベントキャプチャを停止する

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4。UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.disableExternalCapture()

解説

disableExternalCapture()メソッドは、Window.enableExternalCapture()メソッドと反対のことをします。このメソッドを使うと、別のサーバから読み込まれたウィンドウやドキュメント、レイヤで起こったイベントのキャプチャを停止します。

関連項目

Window.captureEvents()Window.enableExternalCapture()、15章



Window.documentプロパティ ・・・ Documentオブジェクトへの参照

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

window.document

解説

WindowオブジェクトのdocumentプロパティはDocumentオブジェクトへの参照(読み出し専用)です。最上位のウィンドウまたはフレームになるwindowが持っているドキュメントのことです。詳しくはDocumentオブジェクトの項を参照してください。



Window.enableExternalCapture()メソッド ・・・ 異なったサーバから読み込まれたページのイベントをキャプチャできるようにする

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4。UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.enableExternalCapture()

解説

スクリプトが読み込まれたサーバとは別のサーバから読み込まれたコンテンツ上でイベントが起きても、セキュリティ上の理由から、デフォルトではそのイベントを捕らえることはできません(このため、パスワードを入力しているときのキーストロークを検出するといったような、他のスクリプトの挙動を盗み見ることはできません)。しかし、UniversalBrowserWrite特権を持っている信頼されたスクリプトだと、enableExternalCapture()メソッドを呼ぶことができます。そして、このスクリプトが読み込まれたサーバとは別のサーバから読み込まれたウィンドウやドキュメント、レイヤ内で起きたイベントを、捕らえることができるようになります。

関連項目

Window.captureEvents()Window.disableExternalCapture()、15章



Window.eventプロパティ ・・・ 最後に起きたイベントに関する詳細情報

対応バージョン

クライアントサイド IE 4

コーディング形式

window.event

解説

eventプロパティは、Eventオブジェクトへの参照です。このプロパティは、window内で最後に発生したイベントについて、詳しい情報を持っています。
Navigator 4のイベントモデルでは、すべてのイベントハンドラに、対応するEventオブジェクトが渡されます。一方IE 4では、Eventオブジェクトは渡されません。イベントハンドラは、Windowオブジェクトのeventプロパティから、イベントについての情報を得なければなりません。

関連項目

15章



Window.find()メソッド ・・・ ドキュメント内を検索する

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4

コーディング形式

window.find()
window.find(target,
caseSensitive,
backwards)

引数

targetwindow内で検索する文字列。省略すると、find()メソッドはダイアログボックスを表示し、ユーザが検索する文字列を入力できるようにします。
caseSensitive文字と小文字を区別するかどうかを指定する論理値。省略すると、falseであると見なされ、大文字と小文字を区別せずに検索されます。
backwards方から検索するかどうかを指定する論理値。省略すると、デフォルトの値はfalseになり、前から検索されます。

リターン値

検索文字列が見つかるとtrueになり、見つからないとfalseになります。

解説

find()メソッドは、window内に表示されたドキュメント中に、target文字列があるかどうか調べます。引数を指定しなかった場合、ダイアログボックスを表示して検索文字列をユーザに入力できるようにします。この動作は、ユーザがブラウザのFind(検索)ボタンを押したときと同じものです。
ドキュメント中に指定された文字列が見つかった場合、その部分を強調した表示にし、trueを返します。指定された文字列が見つからなかった場合、falseを返します。
backwardsが省略されたり、falseが設定されたりすると、find()メソッドは前から検索します。このとき、ドキュメント中に選択されているところがあると、選択されている文字列の次にある文字から探し始めます。どこも選択されていない場合は、ドキュメントの最初から探し始めます。find()メソッドは、見つけた文字列を選択された状態にするので、何度もfind()メソッドを呼び出すと、ドキュメント中にある検索文字列をすべて見つけることができます。backwards引数がtrueに設定されると、find()メソッドは後方から検索します。このとき、ドキュメント中に選択されているところがあると、選択されている文字列の前にある文字から探し始めます。どこも選択されていない場合は、ドキュメントの最後から探し始めます。



Window.focus()メソッド ・・・最上位ウィンドウへキーボードフォーカスを移す

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.1

コーディング形式

window.focus()

解説

focus()メソッドは、Windowオブジェクトによって指定された最上位ウィンドウへキーボードフォーカスを移します。このWindowオブジェクトがフレームの場合、そのフレームを持っている最上位ウィンドウへキーボードフォーカスが移ります。たいていのプラットフォームでは、最上位ウィンドウがフォーカスを得ると前面に出ます。

関連項目

Window.blur()



Window.forward()メソッド ・・・ 次のドキュメントに移動する

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4

コーディング形式

window.forward()

解説

forward()メソッドを呼ぶと、window内に表示されていた次のドキュメントを表示します。この動作は、ユーザがウィンドウのForward(次)ボタンをクリックしたときと同じ動作です。
フレーム内のドキュメントでは、Window.forward()メソッドの動作とHistory.forward()メソッドの動作は違うことがあります。



Window.frames[]プロパティ ・・・ ウィンドウ内のフレームのリスト

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

window.frames[i]
window.frames.length

解説

framesプロパティは、Windowオブジェクトへの参照の配列です。このWindowオブジェクトは、指定されたwindow内にある各フレームに対応しています。frames.lengthプロパティは、window.lengthの場合と同様に、frames[]配列に格納された要素数を持っています。frames[]配列によって参照されるフレームは、自分自身でほかのフレームを持ち、frames[]配列を持つ場合があることに注意しましょう。



Window.handleEvent()メソッド ・・・ 適切なハンドラにイベントを渡す

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4

コーディング形式


window.handleEvent(event)
document.handleEvent(event)
layer.handleEvent(event)
htmlElement.handleEvent(event)

引数

event	渡されるEventオブジェクト

リターン値

eventを処理するために呼び出されイベントハンドラのリターン値。

解説

handleEvent()メソッドは、Windowクラス、Documentクラス、Layerクラス、そして、イベントハンドラをサポートしているすべてのHTML要素のメソッドです。オブジェクトoでこのメソッドが呼び出されたとき、event引数の型を特定して、そのEventオブジェクトをoの適切なハンドラに渡します。

関連項目

Window.routeEvent()、15章



Window.historyプロパティ ・・・ Historyオブジェクトへの参照

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

window.history

解説

historyプロパティは、windowのHistoryオブジェクトへの参照(読み出し専用)です。このwindowは最上位のウィンドウまたはフレームでもかまいません。詳細はHistoryオブジェクトの項を参照してください。



Window.home()メソッド ・・・ ホームページを表示します

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

window.home()

解説

home()メソッドを呼ぶと、ブラウザは設定されているホームページを表示します。この動作は、ユーザがブラウザのHome(ホーム)ボタンをクリックしたときと同じ動作です。



Window.innerHeightプロパティ ・・・ ドキュメントの表示領域の高さ

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4。100ピクセル以下に設定するには、UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.innerHeight

解説

innerHeightプロパティは、windowの表示領域の高さをピクセルで指定する読み書き可能なプロパティです。この高さには、メニューバーやツールバー、スクロールバー等は含まれていません。



Window.innerWidthプロパティ ・・・ ドキュメントの表示領域の幅

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4。100ピクセル以下に設定するには、UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.innerWidth

解説

innerWidthプロパティは、windowの表示領域の幅をピクセルで指定する読み書き可能なプロパティです。この幅には、スクロールバーやウィンドウ装飾等は含まれていません。



Window.javaプロパティ ・・・ javaを参照



Window.lengthプロパティ ・・・ ウィンドウ内のフレーム数

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

window.length

解説

lengthプロパティはwindowに格納されるフレーム数のことです。このwindowは最上位のウィンドウまたはフレームでもかまいません。lengthプロパティはwindow.frames[]配列の要素数でもあります。



Window.locationプロパティ ・・・ ウィンドウのURL

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

window.location

解説

locationプロパティは、windowのLocationオブジェクトへの参照(読み出し専用)です。このオブジェクトは、現在ロードされているドキュメントのURLを表します。詳細はLocationオブジェクトの項を参照してください。
locationプロパティにURLを含んだ文字列を割り当てると、ブラウザはそのURLの内容を読み込み、表示します。



Window.locationbarプロパティ ・・・ ブラウザのロケーションバーが表示されているかどうかを表す

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4。ロケーションバーの表示や非表示の切り替えには、UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.locationbar.visibility

解説

locationbarプロパティは、ブラウザのロケーションバーを表すBarオブジェクトへの参照です(読み出し専用)。Barオブジェクトのvisibilityプロパティを使うと、ロケーションバーがwindow内に表示されているかどうかを調べることができます。署名されてUniversalBrowserWrite特権があるスクリプトの場合は、このプロパティを使ってロケーションバーを表示したり隠したりできます。



Window.Mathプロパティ ・・・ Mathを参照



Window.menubarプロパティ ・・・ ブラウザのメニューバーが表示されているかどうかを表す

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4。メニューバーの表示や非表示の切り替えには、UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.menubar.visibility

解説

menubarプロパティは、ブラウザのメニューバーを表すBarオブジェクトへの参照です(読み出し専用)。Barオブジェクトのvisibilityプロパティを使うと、メニューバーがwindow内に表示されているかどうかを調べることができます。署名されてUniversalBrowserWrite特権があるスクリプトの場合は、このプロパティを使ってメニューバーを表示したり隠したりできます。



Window.moveBy()メソッド ・・・ 指定した量だけウィンドウを移動する

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.2。Navigator 4でウィンドウを画面の外に移動するためには、UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.moveBy(dx, dy)

引数

dx	このピクセル数だけウィンドウを右に移動します。
dy	このピクセル数だけウィンドウを下に移動します。

解説

moveBy()メソッドは、指定された相対量dx、dyだけwindowを移動させます。Navigatorでは、UniversalBrowserWrite特権がないと、ウィンドウの一部分であっても画面の外に移動させることはできません。



Window.moveTo()メソッド ・・・ 指定した座標にウィンドウを移動する

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.2。Navigator 4でウィンドウを画面の外に移動させるためには、UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.moveTo(x, y)

引数

x	ウィンドウの新しいX座標。
y	ウィンドウの新しいY座標。

解説

moveTo()メソッドは、(x, y)座標に左上の角が来るようにwindowを移動します。Navigatorでは、UniversalBrowserWrite特権がないと、ウィンドウの一部分であっても画面の外に移動することはできません。



Window.nameプロパティ ・・・ ウィンドウの名前

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0、JavaScript 1.1(読み書きが可能)

コーディング形式

window.name

解説

nameプロパティはwindowの名前のことです。JavaScript 1.0の場合、nameプロパティは読み出し専用ですが、JavaScript 1.1では読み書きが可能です。最上位ウィンドウの名前は、Window.open()メソッドのname引数で初期設定されます。フレームの名前は、<FRAME>HTMLタグのNAME属性で初期設定されます。
<A><FORM>タグのTARGET属性値として最上位ウィンドウやフレームの名前を使うことができます。このようにTARGET属性を使用した場合、ハイパーリンクされたドキュメントやフォーム送信結果は、指定されたウィンドウに表示されます。
Navigatorがオープンした初期ウィンドウや、メニュー項目からNew Web Browser(新しくブラウザのウィンドウを開く)を選択して開いたウィンドウには名前がありません(name =="")。したがって、別の最上位ウィンドウからTARGET属性を使ってこれらのウィンドウにアクセスすることはできません。JavaScript 1.1ではname属性を設定できるので、この問題を回避できます。

関連項目

Form.targetLink.target



Window.navigate()メソッド ・・・ 新しいURLのロード

対応バージョン

クライアントサイド IE 3

コーディング形式

window.navigate(url)

引数

url	み込み、表示するURL。文字列です。

解説

IEのWindow.navigate()メソッドは、引数urlを指定されたwindowにロードします。
このメソッドはNavigatorではサポートされていません。NavigatorでもIEでも、必要なwindowlocationプロパティにurlを指定するだけで、これと同じ機能が実現できます。

関連項目

LocationWindow.location



Window.navigatorプロパティ ・・・ navigatorNavigatorを参照



Window.netscapeプロパティ ・・・ netscapeを参照



Window.offscreenBufferingプロパティ ・・・ ウィンドウの更新をする際に、バッファリングするかどうかを指定します

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.2

コーディング形式

window.offscreenBuffering

解説

offscreenBufferingプロパティは、ウィンドウの更新情報がウィンドウに送られる前に、オフスクリーンバッファで処理するかどうかを指定します。このようなダブルバッファリングの手法を使うと、DHTMLアニメーションのちらつきを押さえることができます。しかし、余計なメモリとCPUに負荷がかかります。
このプロパティのデフォルトの値は、「auto」です。この値の場合、バッファリングをするかどうかはブラウザが決めます。このプロパティを「true」に設定すると、ブラウザは常にバッファリングを行います。「false」に設定すると、バッファリングは行いません。



Window.onblurハンドラ ・・・ ウィンドウからフォーカスが離れたときに呼び出される

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.1

コーディング形式

<BODY onBlur="handler" ... >
<FRAMESETonBlur="handler" ... >
window.onblur

解説

Windowオブジェクトのonblurハンドラは、ウィンドウがキーボードフォーカスを失ったときに呼び出されるイベントハンドラ関数を指定します。
onblurハンドラの定義はドキュメントの<BODY>タグ、またはフレームセットの<FRAMESET>タグのonBlur属性で行います。この属性には任意個数のJavaScript文が指定できます。複数の文はセミコロンで区切ります。
Navigator 4では、引数としてEventオブジェクトがonblurハンドラに渡されます。一方IE 4では引数が渡されるのではなく、elementを含んでいるWindowオブジェクトのeventプロパティとして適切なEventオブジェクトが使えます。

使用上のヒントと注意

自分のWebで何らかのアニメーションを実行している場合は、ウィンドウから入力フォーカスが離れたときに、onblurハンドラでアニメーションを取り消すようにしましょう。ウィンドウがフォーカスを持たないということは、ユーザはそのウィンドウを見ていない可能性が高いからです。

関連項目

Window.blur()Window.focus()Window.onfocus



Window.ondragdropイベントハンドラ ・・・ ドラッグアンドドロップされたときに呼び出されます

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

<BODY onDrgaDrop="handler" ... >
<FRAMESET onDragDrop="handler" ... >
window.ondragdrop

解説

Windowオブジェクトのondragdropイベントハンドラは、オブジェクトがドラッグアンドドロップされたときに呼び出されるイベントハンドラ関数を指定します。
ondragdropハンドラの定義はドキュメントの<BODY>タグ、またはフレームセットの<FRAMESET>タグのonDragDrop属性で行います。この属性には任意個数のJavaScript文が指定できます。複数の文はセミコロンで区切ります。イベントハンドラ関数がHTML属性で定義された場合は、スコープはウインドウではなく、その要素になります。
ondragdropハンドラ関数は、引数としてEventオブジェクトが渡されます。このオブジェクトのdataプロパティは、ドロップされたオブジェクトのURLを含んだ文字列の配列です。しかし、このdataプロパティを読むためにはUniversalBrowserWriteが必要であることに注意してください。



Window.onerrorハンドラ ・・・ JavaScriptエラーが発生したときに呼び出される

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.1

コーディング形式

onerrorイベントハンドラを登録する方法

window.onerror=handler-func

Navigatorは次の形式でハンドラを呼び出します

window.onerror(message, url, line)

引数

message	発生したエラーに関するメッセージ(文字列)。
url	エラーが発生したドキュメントのURL(文字列)。
line	エラーが発生した行番号。

リターン値

ハンドラがエラーを処理したのでJavaScript側の対処が不要な場合は、trueを返します。JavaScriptがデフォルトのエラーメッセージを示すダイアログボックスを表示すべき場合は、falseを返します。

解説

Windowオブジェクトのonerrorハンドラは、対応するウィンドウでコードを実行中にJavaScriptエラーが発生したときに、呼び出されます。JavaScriptのデフォルトのエラーハンドラはエラーダイアログボックスを表示します。このエラー処理をカスタマイズしたいときは、自分専用のonerrorハンドラを定義します。
onerrorハンドラを定義するには、Windowオブジェクトのonerrorプロパティに関数を設定します。onerrorハンドラは、ほかのイベントハンドラと異なり、HTMLタグで定義できません。
onerrorハンドラは3つの引数を伴って呼び出されます。1つ目はエラーメッセージです。2つ目は、エラーが発生したドキュメントのURLです。3つ目は、エラーが発生した行番号です。エラー処理関数は指定された引数に基づいてさまざまな処理を行います。例えば、自分専用のエラーダイアログボックスを表示したり、エラーをログに記録したりできます。ハンドラがエラーを処理したのでJavaScript側の対処が不要な場合は、trueを返します。ハンドラがエラーを処理せず記録しただけなどで、JavaScriptがデフォルトのダイアログボックスを表示する必要がある場合は、falseを返します。
なお、このイベントハンドラは、trueを返してブラウザ側の対処が不要であることを知らせますが、Form要素のイベントハンドラはfalseを返して、フォームの送信などのアクションをブラウザがとらないようにします。これは一貫性がなく間違えやすいので要注意です。
対応するウィンドウのonerrorプロパティに、trueを返して何もしない関数を設定すると、そのウィンドウ全体のエラー処理が無効になります。デフォルトのエラー処理に戻したい場合は、onerrorプロパティに、falseを返して何もしない関数を設定してください。



Window.onfocusハンドラ ・・・ ウィンドウにフォーカスが移ったときに呼び出される

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.1

コーディング形式


<BODY onFocus="handler" ... >
<FRAMESET onFocus="handler" ... >
window.onfocus

解説

Windowオブジェクトのonfocusハンドラは、ウィンドウがキーボードフォーカスを得たときに呼び出されるイベントハンドラ関数を指定します。
onfocusハンドラの定義はドキュメントの<BODY>タグ、またはフレームセットの<FRAMESET>タグのonFocus属性で行います。この属性には任意個数のJavaScript文が指定できます。複数の文はセミコロンで区切ります。
Navigator 4では、引数としてEventオブジェクトがonfocusハンドラに渡されます。一方IE 4では引数が渡されるのではなく、elementを含んでいるWindowオブジェクトのeventプロパティとして適切なEventオブジェクトが使えます。

使用上のヒントと注意

自分のWebで何らかのアニメーションを実行している場合は、onfocusイベントハンドラを使ってアニメーションを動かしはじめ、onblurハンドラを使ってアニメーションを止めましょう。こうすると、ユーザがウィンドウに注目しているときだけ、アニメーションが動きます。

関連項目

Window.blur()Window.focus()Window.onblur



Window.onloadハンドラ ・・・ ドキュメントが完全に読み込まれたときに呼び出される

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式


<BODY onLoad="handler" ... >
<FRAMESET onLoad="handler" ... >
window.onload

解説

Windowオブジェクトのonloadプロパティは、ドキュメント、またはフレームセットが完全に読み込まれたときに呼び出されるイベントハンドラ関数を指定します。
onloadプロパティの定義はドキュメントの<BODY>タグ、またはフレームセットの<FRAMESET>タグのonLoad属性で行います。この属性には任意個数のJavaScript文が指定できます。複数の文はセミコロンで区切ります。
onloadイベントハンドラが呼び出されたことは、ドキュメントが完全にロードされたことを意味します。言い換えると、そのドキュメント内のすべてのスクリプトが実行されており、スクリプト内のすべての関数が定義されており、すべてのフォームとそのほかのドキュメント要素が解析され、Documentオブジェクトを介して利用できる状態になっているはずです。

使用上のヒントと注意

ドキュメントが完全に読み込まれているかどうかにイベントハンドラが依存している場合、これらのイベントハンドラを実行する前に、ドキュメントの読み込みが完了していることを確かめなければなりません。ボタンがドキュメントに現れたのに、そのボタンが必要とするドキュメントの一部がまだ読み込まれてない場合、ユーザがボタンをクリックすると、思いがけない振る舞いやエラーが発生する恐れがあります。ドキュメントが完全に読み込まれたことを確認する方法を1つ紹介しましょう。onloadハンドラでloaded変数にtrueを設定し、この変数の値をチェックすることです。そうすれば、完全に読み込まれたドキュメントに基づく処理をしても安心です。

バグ情報

JavaScriptは、あるウィンドウ内のフレームごとにonloadハンドラを呼び出してから、そのウィンドウ自身のonloadハンドラを呼び出すものと想定しています。しかし、Navigator 2は必ずしもそうしているわけではありません。したがって、フレーム化されたドキュメントの場合は、個々のフレームが完全にロードされたことを確かめる必要があります。

関連項目

Window.onunload



Window.onmoveイベントハンドラ ・・・ ウィンドウが移動したときに呼び出される

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4。ただし、UnixプラットフォームのNavigator 4ではサポートされていません。

コーディング形式


<BODY onMove="handler" ... >
<FRAMESET onMove="handler" ... >
window.onmove

解説

Windowオブジェクトのonmoveハンドラは、ユーザが最上位ウィンドウを画面上の別の位置に移動させたときに呼び出されるイベントハンドラ関数を指定します。
onmoveハンドラの定義はドキュメントの<BODY>タグ、またはフレームセットの<FRAMESET>タグのonMove属性で行います。この属性には任意個数のJavaScript文が指定できます。複数の文はセミコロンで区切ります。
onmoveイベントハンドラが呼び出されるときに、イベント情報を含んだEventオブジェクトが引数として渡されます。このオブジェクトのプロパティは、ウィンドウの新しい位置に関する情報が含まれています。



Window.onresizeイベントハンドラ ・・・ ウィンドウのサイズが変更されたときに呼び出される

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.2

コーディング形式


<BODY onResize="handler" ... >
<FRAMESET onResize="handler" ... >
window.onresize

解説

Windowオブジェクトのonresizeハンドラは、ウィンドウ、またはフレームの大きさをユーザが変えたときに呼び出されるイベントハンドラ関数を指定します。
onresizeハンドラの定義はドキュメントの<BODY>タグ、またはフレームセットの<FRAMESET>タグのonResize属性で行います。この属性には任意個数のJavaScript文が指定できます。複数の文はセミコロンで区切ります。
Navigator 4では、引数としてEventオブジェクトがonresizeハンドラに渡されます。一方IE 4では引数が渡されるのではなく、elementを含んでいるWindowオブジェクトのeventプロパティとして適切なEventオブジェクトが使えます。
Navigator 4の場合、Eventオブジェクトのwidthプロパティとheightプロパティから新しいウィンドウの大きさを得ることができます。



Window.onunloadハンドラ ・・・ ブラウザが現在のページから離れたときに呼び出される

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式


<BODY onUnload="handler" ... >
<FRAMESET onUnload="handler" ... >
window.onunload

解説

Windowオブジェクトのonunloadプロパティは、新しいドキュメントやフレームを読み込むために、今表示されているドキュメント、またはフレームを「unload」するときに呼び出されるイベントハンドラ関数を指定します。
onunloadプロパティの定義はドキュメントの<BODY>タグ、またはフレームセットの<FRAMESET>タグのonUnload属性で行います。この属性には任意個数のJavaScript文が指定できます。複数の文はセミコロンで区切ります。
onunloadハンドラは、新しいドキュメントをロードする前にブラウザ状態を「きれいな状態」に戻す必要があるときに利用します。
ブラウザが複数のフレームで構成するサイトを離れるときには、それぞれのフレームごとにonunloadハンドラを呼び出してからブラウザ自身に対してonunloadハンドラが呼び出されます。
現在のページを離れて、別の場所に移動するようにユーザがブラウザに指示すると、onunload()ハンドラが呼ばれます。(例えばWindow.confirm()Window.prompt()といっしょに)onunloadイベントハンドラからダイアログボックスを表示すると、新しいページの読み込みが遅くなるので避けたほうがよいでしょう。

関連項目

Window.onload



Window.open()メソッド ・・・ 新しいウィンドウを開く、または名前が付いたウィンドウにページを読み込む

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0、JavaScript1.1で機能拡張

コーディング形式

window.open(url, name, features, replace)

引数

url 新しいウィンドウに表示するURL。この引数が省略されたり、空の文字列が指定されたりすると、新しいウィンドウはドキュメントを表示しません。
name 新しいウィンドウの名前。名前には英数字と下線が使用可能。この名前は<FORM>HTMLタグと<A>HTMLタグのTARGET属性値として使われます。すでに存在しているウィンドウの名前を指定した場合、open()メソッドは新たにウィンドウを作らずに、指定されたウィンドウへの参照を返します。その場合、features属性は無視されます。
features 新しいウィンドウに表示するブラウザウィンドウの標準機能を指定する文字列。この引数については以下の「解説」の項目で詳しく説明します。この引数は省略可能です。この引数を指定しなかった場合、標準機能がすべて存在するウィンドウが表示されます。
replace 省略可能な論理値。URLを新しいページに読み込むとき、ウィンドウのブラウジング履歴に新しいエントリを作成するか、それとも現在のエントリに上書きするかを指定します。この引数がtrueの場合、新しいエントリは作成されません。この引数はJavaScript 1.1で追加されました。新しく生成したウィンドウにこの引数を指定してもあまり意味がありません。既存のウィンドウの内容を変更するときに使われるものだからです。

リターン値

新たに生成されたWindowオブジェクトへの参照、または、すでに存在しているWindowオブジェクトへの参照。どちらになるかは、name引数によります。

解説

open()メソッドは、既存のウィンドウを探し、もしなければ新たにウィンドウを開きます。既存のウィンドウ名をname引数にすると、そのウィンドウへの参照が返されます。このウィンドウには、urlで指定されたURLが表示されますが、features引数は無視されます。JavaScriptの場合、名前しかわからないウィンドウへの参照を獲得するにはこの方法しかありません。
name引数を指定しなかった場合、あるいは指定された名前のウィンドウが存在しなかった場合、open()メソッドは新しいブラウザウィンドウを開きます。このウィンドウには、urlで指定されたURLが表示されます。nameで指定された名前を持ち、featuresで指定されたサイズとコントロール付きで表示されます(features引数については後述します)。urlに空の文字列が指定されていた場合、open()メソッドはブランクのウィンドウを表示します。
name引数は新しいウィンドウの名前です。この名前には英数字と下線が使えます。<FORM>HTMLタグ、または<A>HTMLタグのTARGET属性値としてこの名前を使用すると、ドキュメントをそのウィンドウに表示させることができます。
JavaScript 1.1の場合、Window.open()メソッドでウィンドウに新しいドキュメントをロードしたとき、replace引数が使えます。replace引数を使って、ウィンドウのブラウジング履歴に新しいエントリを作成するか、それとも現在のエントリに上書きするかを指定します。この引数がtrueの場合、新しいドキュメントが古いドキュメントを上書きします。この引数がfalseであるか引数を省略した場合、ブラウジング履歴に新ドキュメント用の新しいエントリが作成されます。この引数はLocation.replace()メソッドとほぼ同じ機能を提供します。
このWindow.open()メソッドと、document.open()メソッドとを混同しないようにしてください。これら2つのメソッドは、別の機能を持っています。コード中で明確にするために、open()ではなくてWindow.open()と書いたほうがよいでしょう。HTML属性としてイベントハンドラを定義すると、ほとんどの場合open()document.open()として解釈されます。したがって、window.open()と書かなければなりません。

Features引数

features引数はウィンドウに表示する機能をカンマで区切って指定します。この引数は省略可能です。この引数を省略するか、空のままの場合、すべての機能がウィンドウに表示されます。この引数に特定の機能を指定した場合は、その指定された機能だけがウィンドウに表示されます。featuresに渡す文字列には、空白が含まれていてはいけません。features引数の形式は次のとおりです。

feature[=value]

通常、valueの値はyesnoです。その場合、上記の等号記号とvalueは省略できます。特定の機能が指定されていれば、yesが指定されているものと見なされます。何もなければnoだと見なされます。しかし、widthheightの場合はvalueが必要です。単位はピクセルで指定します。
features引数で指定可能な機能と意味の一覧を挙げておきます。
alwaysLowered
他のウィンドウよりも常に背面に表示します。Navigator 4のみです。UniversalBrowserWrite特権が必要です。
alwaysRaised
他のウィンドウよりも常に全面に表示します。Navigator 4のみです。UniversalBrowserWrite特権が必要です。
channelmode
ウィンドウの外見をチャンネルモードにするかどうか指定します。IE 4のみです。
dependent
"no"を指定すると、新しく開くウィンドウを、現在のウィンドウの子ウィンドウにしません。Navigator 4のみです。
directories
ディレクトリボタン。Navigatorの場合、「What's New」 や「What's Cool」などです。
fullscreen
ウィンドウを全画面表示にするかどうかを指定します。IE 4のみです。
height
新しく開くウィンドウの、ドキュメント表示領域の高さをピクセル数で指定します。
hotkeys
メニューバーがないウィンドウで、ほとんどのショートカットキーを無効にします。Navigator 4のみです。UniversalBrowserWrite特権が必要です。
innerHeight
新しく開くウィンドウの、ドキュメント表示領域の高さをピクセル数で指定します。Navigator 4のみです。
innerWidth
新しく開くウィンドウの、ドキュメント表示領域の幅をピクセル数で指定します。Navigator 4のみです。
left
ウィンドウのX座標を、ピクセルで表したものです。IE 4のみです。Navigatorでは、screenXを使ってください。
location
URLをブラウザに直接入力するフィールドです。
menubar
メニューバー。
outerHeight
外枠の高さを指定。Navigator 4のみです。
outerWidth
外枠の幅を指定。Navigator 4のみです。
resizable
この機能を指定しないか、あるいはnoと指定した場合、ウィンドウの枠にサイズ変更ハンドルが表示されません(プラットフォームによってはユーザが何からの方法でウィンドウのサイズを変更できます)。なお、ミススペルに注意してください。英語単語としては"resizeable"というスペルも有効ですが、この引数は"e"のない形なので注意しましょう。
screenX
ウィンドウのX座標をピクセル数で表したものです。Navigator 4のみです。IE 4の場合は、leftを使ってください。
screenY
ウィンドウのY座標をピクセル数で表したものです。Navigator 4のみです。IE 4の場合は、topを使ってください。
scrollbars
水平方向と垂直方向のスクロールバーを、必要に応じて表示します。
status
ステータス行。
toolbar
ツールバー。Back(戻る)やForward(次)などのボタン。
top
ウィンドウのY座標を、ピクセルで表したものです。IE 4のみです。Navigatorでは、screenYを使ってください。
width
新しく開くウィンドウの、ドキュメント表示領域の幅をピクセル数で指定します。
z-lock
ウィンドウがアクティブになったとき、ウィンドウが前面に表示されないようにします。Navigator 4のみです。UniversalBrowserWrite特権が必要です。

バグ情報

UnixやMacintoshプラットフォームでNavigator 2を使用する場合、url引数は無効です。その場合の回避策としては、いったんopen()を呼び出してウィンドウを生成し、それからもう一度open()を呼び出してURLを設定します。あるいは、新しい(空の)ウィンドウのlocationプロパティを使って必要なURLを読み込みます。

関連項目

Location.replace()Window.close()Window.opener



Window.openerプロパティ ・・・ 自分をオープンしたウィンドウ

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.1

コーディング形式

window.opener

解説

openerプロパティは、読み書きが可能なWindowオブジェクトへの参照です。このWindowオブジェクトは、現在の最上位ウィンドウを開くためにopen()を呼び出したWindowオブジェクトになります。このプロパティは最上位ウィンドウを示すWindowオブジェクトの場合のみ有効です。フレームを示すWindowオブジェクトの場合は無効です。
openerプロパティを利用すると、自分自身を生成したウィンドウ内で定義された変数や関数にアクセスできるので、便利です。



Window.outerHeightプロパティ ・・・ ウィンドウ領域の高さ

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4。100ピクセルより小さくするためには、UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.outerHeight

解説

outerHeightプロパティは、windowの高さをピクセル数で表します。読み書き可能です。この高さは、メニューバー、ツールバー、スクロールバー、ウィンドウの境界等を含みます。



Window.outerWidthプロパティ ・・・ ウィンドウ領域の幅

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4。100ピクセルより小さくするためには、UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.outerWidth

解説

outerWidthプロパティは、windowの幅をピクセル数で表します。読み書き可能です。この幅は、スクロールバー、ウィンドウの境界等を含みます。



Window.Packagesプロパティ ・・・ Packagesを参照



Window.pageXOffsetプロパティ ・・・ 水平スクロールバーの現在位置

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4

コーディング形式

window.pageXOffset

解説

pageXOffsetプロパティは、現在表示されているドキュメントが、どれだけ右にスクロールされているかをピクセル数で表します。読み出し専用の整数になります。

関連項目

Window.scrollBy()Window.scrollTo()



Window.pageYOffsetプロパティ ・・・ 垂直スクロールバーの現在位置

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4

コーディング形式

window.pageYOffset

解説

pageYOffsetプロパティは、現在表示されているドキュメントが、どれだけ下にスクロールされているかをピクセル数で表します。読み出し専用の整数になります。この値が0のとき、ドキュメントの上端がウィンドウの上端に来ています。

関連項目

Window.scrollBy()Window.scrollTo()



Window.parentプロパティ ・・・ フレームの親

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

window.parent

解説

parentプロパティは、windowを含むWindowオブジェクトへの参照(読み出し専用)です。windowに最上位ウィンドウを指定した場合、parentはそのウィンドウ自身のことになります。windowにフレームを指定した場合、parentwindowを含む最上位のウィンドウまたはフレームになります。

使用上のヒントと注意

parentプロパティは、最上位ウィンドウではなくフレームで使ったほうが役に立つことが多いです。指定されたWindowオブジェクトが最上位ウィンドウとフレームのどちらであるかは、以下のような関数を使って確認できます。

function is_toplevel(w) { return (w.parent == w); }

関連項目

Window.top



Window.personalbarプロパティ ・・・ ブラウザのパーソナルバーが表示されるかどうかを指定する

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4。パーソナルバーの表示や非表示の切り替えをするには、UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.personalbar.visibility

解説

personalbarプロパティは、ブラウザのパーソナルバーを表すBarオブジェクトへの参照です(読み出し専用)。Barオブジェクトのvisibilityプロパティを使うと、パーソナルバーがwindow内に表示されているかどうかを調べることができます。署名されてUniversalBrowserWrite特権があるスクリプトの場合は、このプロパティを使ってパーソナルバーを表示したり隠したりできます。



Window.print()メソッド ・・・ ドキュメントの印刷

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4

コーディング形式

window.print()

解説

print()メソッドを呼び出すと、現在表示されているドキュメントを印刷します。この動作は、ユーザがブラウザのPrint(印刷)ボタンを押したときと同じ動作です。



Window.prompt()メソッド ・・・ ダイアログボックスで文字列の入力を求める

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

window.prompt(message, default)

引数

message ダイアログボックスに表示する文字列。これはHTMLではなくプレーンテキストです。ユーザに情報の入力を求めるメッセージです。
default ダイアログボックスにデフォルトの入力文字として表示される文字列です。この引数に空の文字列("")を指定すると、空の入力ボックスが表示されます。

リターン値

ユーザが入力した文字列です。ユーザが何も入力しなかった場合は空の文字列になり、ユーザがCancelボタンをクリックしたときはnullになります。

解説

prompt()メソッドは、指定されたmessageをダイアログボックスに表示します。ダイアログボックスには、テキスト入力フィールド、OKボタン、Clear(クリア)ボタン、Cancel(キャンセル)ボタンがあります。ユーザの入力を求めるグラフィック(プラットフォームに依存)も表示されます。
ユーザがCancel(キャンセル)ボタンをクリックすると、prompt()メソッドはnullを返します。ユーザがClear(クリア)ボタンをクリックすると、prompt()メソッドは入力フィールドから現在のテキストを削除します。ユーザがOKボタンをクリックすると、prompt()メソッドは入力フィールドに現在表示されているテキストを返します。
prompt()メソッドがダイアログボックスを表示している間は、ユーザがOKボタンやCancel(キャンセル)ボタンをクリックしてダイアログボックスを消さないかぎり、メインブラウザに入力できません。このメソッドはユーザの応答に基づいて値を返すので、JavaScriptの実行はprompt()の呼び出しで中断し、それ以降のJavaScript文はユーザからの応答が返るまで実行されません。

関連項目

Window.alert()Window.confirm()



Window.releaseEvents()メソッド ・・・ イベントのキャプチャを中止する

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

window.releaseEvents(eventmask)
document.releaseEvents(eventmask)
layer.releaseEvents(eventmask)

引数

eventmask ウィンドウ、ドキュメント、レイヤのキャプチャを中止するイベントの型を指定します。イベントの型は、整数で指定します。この値は、Eventクラスで定義されている静的なイベント型定数か、複数のイベント型定数を「|」や追加演算子を使って組み合わせたイベント型定数になります。

解説

releaseEvents()メソッドは、Windowクラス、Documentクラス、Layerクラスのメソッドです。このメソッドは、captureEvents()メソッドとは逆の働きをします。Navigator 4のイベントモデルでは、releaseEvents()メソッドを使うと、window、document、layereventmaskで指定した型のイベントのキャプチャを停止します。Event.TYPEプロパティに、eventmask引数で使われるビットマスク定数の一覧があるので参照してください。

関連項目

Window.captureEvents()Window.handleEvent()Window.routeEvent()Event.TYPE、15章



Window.resizeBy()メソッド ・・・ 指定した量だけウィンドウのサイズを変更する

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.2。Navigator 4でウィンドウの幅や高さを100ピクセルより小さくしたい場合は、UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.resizeBy(dw, dh)

引数

dw	このピクセル数だけウィンドウの幅を増やします。
dh	このピクセル数だけウィンドウの高さを増やします。

解説

resizeBy()メソッドは、dwdhで指定された量だけwindowのサイズを変更します。Navigatorでウィンドウの幅や高さを100ピクセルより小さくしたい場合は、UniversalBrowserWrite特権が必要です。



Window.resizeTo()メソッド ・・・ ウィンドウのサイズを変更する

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.2。Navigator 4でウィンドウの幅や高さを100ピクセルより小さくしたい場合は、UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.resizeTo(width, height)

引数

width	新たに設定するウィンドウの幅。
height	新たに設定するウィンドウの高さ。

解説

resizeTo()メソッドは、幅がwidthピクセル、高さがheightピクセルになるように、windowの大きさを変えます。Navigatorでウィンドウの幅や高さを100ピクセルより小さくしたい場合は、UniversalBrowserWrite特権が必要です。



Window.routeEvent()メソッド ・・・ 次のハンドラにキャプチャしたイベントを渡す

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4

コーディング形式

window.routeEvent(event)
document.routeEvent(event)
layer.routeEvent(event)

引数

event	次のイベントハンドラに渡すEventオブジェクト。

リターン値

eventを渡されたハンドラが返す値。

解説

routeEvent()メソッドは、Windowクラス、Documentクラス、Layerクラスのメソッドです。このメソッドは、どのクラスでも同じ動作をします。キャプチャしたEventオブジェクトeventwindow、document、layerのイベントハンドラに渡されると、そのeventを待っているイベントハンドラにeventを渡したいことがあるかもしれません。ウィンドウ、ドキュメント、レイヤが別のウィンドウ(フレーム)、ドキュメント、レイヤを含んでいる場合、含まれているオブジェクトがcaptureEvents()メソッドを使ってキャプチャしたイベントの型を登録していると、それらのオブジェクトの適切なイベントハンドラにイベントが回されます。
一方、キャプチャしたイベントを待っているウィンドウやドキュメント、レイヤを含んでいない場合、routeEvent()メソッドはイベントが発生したオブジェクトの適切なイベントハンドラにeventオブジェクトを渡します。captureEvents()メソッドとrouteEvent()メソッドは、Navigatorの「トリクルダウン」イベントモデルの基礎になっています。

関連項目

Window.captureEvents()Window.handleEvent()Window.releaseEvents()、15章



Window.screenプロパティ ・・・ スクリーンに関する情報

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.2

コーディング形式

screen
window.screen

解説

screenプロパティはブラウザ内のすべてのウィンドウによって共有されているScreenオブジェクトの参照です。このScreenオブジェクトはスクリーンについての情報、つまり利用するピクセル数や色の情報を指定するプロパティを含んでいます。

関連項目

Screen



Window.screenXプロパティ ・・・ スクリーン上のウィンドウのX座標

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4

コーディング形式

window.screenX

解説

screenXはスクリーン上のwindowの左上の角のX座標を指定します。ウィンドウがフレームであれば、このプロパティはフレームを含む最上位ウィンドウのX座標を指定します。



Window.screenYプロパティ ・・・ スクリーン上のウィンドウのY座標

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

window.screenY

解説

screenYはスクリーン上のwindowの左上の角のY座標を指定します。ウィンドウがフレームであれば、このプロパティはフレームを含む最上位ウィンドウのY座標を指定します。



Window.scroll()メソッド ・・・ ウィンドウでドキュメントをスクロールする

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.1。JavaScript 1.2では scrollTo()を使うことが推奨されています

コーディング形式

window.scroll(x, y)

引数

x	このX座標までスクロールさせます。
y	このY座標までスクロールさせます。

解説

scroll()メソッドは、指定されたx座標とy座標がウィンドウの左上に来る位置に、ウィンドウ内のドキュメントを移動します。
X座標は右方向が正に、Y座標は下方向が正になります。したがってscroll(0,0)と指定すると、ドキュメントの左上がウィンドウの左上に来る位置に移動します。
JavaScript 1.2ではscrollTo()scrollBy()メソッドがscroll()よりもよく使われます。



Window.scrollbarsプロパティ ・・・ ブラウザのスクロールバーが表示されているかどうかを指定する

対応バージョン

クライアントサイド Navigator 4。スクロールバーの表示や非表示の切り替えにはUniversalBrowserWrite特権が必要です。

コーディング形式

window.scrollbars.visibility

解説

scrollbarsプロパティは、ブラウザのスクロールバーを表すBarオブジェクトへの参照です(読み出し専用)。Barオブジェクトのvisibilityプロパティを使うと、スクロールバーがwindow内に表示されているかどうかを調べることができます。署名されてUniversalBrowserWrite特権があるスクリプトの場合は、このプロパティを使ってスクロールバーを表示したり隠したりできます。



Window.scrollBy()メソッド ・・・ 指定した量だけドキュメントをスクロールする

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.2

コーディング形式

window.scrollBy(dx, dy)

引数

dx	このピクセル数だけ、ドキュメントを右にスクロールします。
dy	このピクセル数だけ、ドキュメントを下にスクロールさせます。

解説

scrollBy()メソッドはdxdyで指定された量だけ、ウィンドウに表示されているドキュメントをスクロールします。



Window.scrollTo()メソッド ・・・ ドキュメントをスクロールする

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.2

コーディング形式

window.scrollTo(x, y)

引数

x	ドキュメント表示領域の左端になるドキュメントのX座標。
y	ドキュメント表示領域の上端になるドキュメントのY座標。

解説

scrollTo()メソッドは、window内に表示されたドキュメントをスクロールして、ドキュメント中のx座標とy座標を、可能であればドキュメント表示領域の左上角に移動します。
scrollTo()メソッドは、JavaScript 1.1のWindow.scroll()メソッドよりもよく使われます。scroll()メソッドはscrollTo()メソッドと同じですが、名前が適切ではありません。



Window.selfプロパティ ・・・ ウィンドウ自身

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

window.self

解説

selfプロパティは、windowで指定されたWindowオブジェクトへの参照です。つまり、window.selfwindowは同じものを参照します。JavaScriptの式では、現在の最上位ウィンドウ、またはフレームへの参照は暗黙に行われるので、上記の形式でwindowを省略して単にselfとするだけで、現在のウィンドウを参照できます。

使用上のヒントと注意

selfプロパティを使用すると、現在のウィンドウやフレームを明示的に参照できます(例えば、現在のウィンドウを関数に渡すときなど)。selfプロパティを使用すると、コードがわかりやすくなります。例えば、単にnameと書くよりself.nameと書いたほうが、現在のウィンドウやフレームを参照していることがはっきりとわかります。
windowプロパティとselfプロパティは同じ意味です。

関連項目

Window.window



Window.setHotkeys()メソッド ・・・ キーボードのショートカットの許可を設定する

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4。UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.setHotkeys(enabled)

引数

enabled メニューバーのないウィンドウ内で、キーボードショートカットを使えるようにする(true)かしないか(false)を指定する論理値です。

解説

setHotkeys()メソッドは、メニューバーのないウィンドウ内で、ユーザがキーボードからブラウザにコマンドを発行できるようにするかしないかを指定します。Window.open()メソッドに渡されるhotokeysオプションと似たような動作をします。

関連項目

Window.open()



Window.setInterval()メソッド ・・・ 一定間隔で関数の実行と式を評価する

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.2。IE 4はこのメソッドの2つの形式の1つだけをサポートしています

コーディング形式

window.setInterval(code, interval)
window.setInterval(func, interval, args...)

引数

code 定期的に実行されるJavaScriptコード。このコードが複数のJavaScript文を含む場合、セミコロンで区切ります。
func 定期的に実行されるJavaScript関数。このメソッドの形式はIE4では利用できません。
interval コードや関数を呼び出す間隔をミリ秒単位で指定するための整数値。
args... 各関数呼び出しに対して引数として渡される任意の値の組。

リターン値

codefuncの定期的な実行を中止するために、Window.clearInterval()メソッドに渡すことができる値。

解説

setInterval()メソッドは、intervalミリ秒間隔で、codeで指定されたJavaScript文を繰り返し実行します。
IE 4では使えませんが、Navigator 4では最初の引数として文字列の代わりに関数を取ることができます。setInterval()のこの形式では、指定された関数funcintervalミリ秒の間隔で繰り返し実行されます。任意の他の引数は、各funcの呼び出しに対して、引数としてsetInterval()に渡されます。
どちらの形式でも、setInterval()codefuncが繰り返し実行することを中止するためにWindow.clearInterval()に渡される値を返します。
setInterval()setTimeout()と関係があります。一定時間後にコードを実行したいときはsetTimeout()が使えます。しかし、繰り返し実行するようなことはできません。

関連項目

Window.clearInterval(),Window.setTimeout()



Window.setResizable()メソッド ・・・ ウィンドウのサイズが変更可能か不可かを指定する

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4。UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.setResizable(resizable)

引数

resizable ウィンドウのサイズを変更可能にする(true)か不可能にする(false)かどうかを指定するブール型の引数。

解説

setResizable()メソッドは、ユーザがウィンドウのサイズを変更できるか否かを指定します。Window.open()メソッドの引数のresizableオプションと似ています。いくつかのプラットフォームのウィンドウシステムでは、このメソッドは無効です。

関連項目

Window.open()



Window.setTimeout()メソッド ・・・ 指定の経過時間のあとでコードを実行する

対応バージョン

クライアントサイドJavaScipt 1.0

コーディング形式

window.setTimeout(code, delay)

引数

code 指定されたdelayが経過したあとに実行するJavaScriptコード(文字列)。
delay ミリ秒単位で指定する時間。指定された時間が経過すると、指定されたcodeが実行されます。

リターン値

タイムアウトid。この値をclearTimeout()メソッドに渡すと、codeの実行を取り消すことができます。

解説

setTimeout()メソッドは、codeに指定されたJavaScript文を、delayに指定されたミリ秒だけ経過したあとに実行します。指定されたミリ秒が経過すると、codeに指定されたJavaScript文が正常に実行されます。codeは1回しか実行されないことに注意してください。codeを繰り返し実行したい場合は、codeの中でsetTimeout()メソッドを呼ぶようにして、自身を再実行しなければなりません。JavaScript 1.2では、一定間隔でコードを実行するためにWindow.setInterval()を使用できます。
codeに指定された文はwindowコンテキストで実行されます。つまり、windowはこれらの文を実行する現在のウィンドウになります。codeに複数の文を指定するときは、それぞれの文をセミコロンで区切ります。

バグ情報

Navigator 2の場合、setTimeout()を繰り返し使用するとメモリリークを起こす可能性があります。

関連項目

Window.clearTimeout(),Window.setInterval()



Window.setZOptions()メソッド ・・・ ウィンドウの重ね方を指定する

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4。UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.setZOptions(option)

引数

option	ウィンドウを重ねる際のオプション

解説

setZOptions()メソッドは、ウィンドウの重なり方を指定します。optionは下記の4つのうちの1つでなければなりません。

"alwaysRaised"
他のウィンドウがアクティブでも、そのウィンドウが常に手前に表示される。
"alwaysLowered"
そのウィンドウがアクティブでも、そのウィンドウが常に後ろに隠れる。
"z-lock"
ウィンドウの重なりの順序を固定し、アクティブになっても手前には表示されない。
"" (空文字列)
上記3つのオプションが指定されなければ、ウィンドウは通常の重なり方をします。そして、通常のウィンドウのように手前に表示されたり後ろに隠れたりします。
これらのオプションはWindow.open()メソッドが呼ばれたときにも設定できることに注意してください。
プラットフォームによっては、異なる振る舞いをする場合もあるので注意してください。ウィンドウの重なり方はプラットフォームによって異なる場合もありますし、またすべてのプラットフォームで有効になるとはかぎません。



Window.statusプロパティ ・・・ ステータス行に表示する一時的なメッセージ

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

window.status

解説

statusプロパティは、ウィンドウのステータス行に表示する一時的なメッセージを表します。このメッセージは読み書きが可能な文字列です。このメッセージが表示されるのはある一定時間だけです。その有効期間は、例えば他のメッセージに上書きされたり、ユーザがマウスをウィンドウ内のどこか別の場所に移動するまでの間などです。statusに指定したメッセージが消えると、ステータス行はデフォルトのブランク状態に戻るか、defaultStatusプロパティが指定されている場合は、そのデフォルトメッセージが表示されます。
ステータス行を持つのは最上位ウィンドウだけですが、フレームのstatusプロパティは設定可能です。statusプロパティを設定すると、指定されたメッセージが最上位ウィンドウのステータス行に表示されます。現在どのフレームがフォーカスを持っているか、またどのフレームがマウスでポイントされているかにかかわらず、フレームに設定された一時的なメッセージが表示されます。この点がdefaultStatusプロパティと異なります。

使用上のヒントと注意

statusプロパティを使用すると、ステータス行に一時的なメッセージを表示できます。半永久的なメッセージを表示したい場合は、defaultStatusプロパティを使用します。
statusプロパティが役立つのは、通常、イベントハンドラやWindow.setTimeout()メソッドにより実行が遅延されたコードの中です。スクリプトの中からstatusを直接指定しても、ユーザにはメッセージが見えません。メッセージはすぐに表示されるわけではなく、表示されても、すぐほかのブラウザメッセージ("Document: done"など)で上書きされてしまいます。
ハイパーテキストリンクのonMouseOver()イベントハンドラでstatusプロパティを利用したければ、そのイベントハンドラからtrueが返るようにしなければなりません。なぜなら、マウスがリンクの上に来ると、デフォルトのアクションが起動されてリンクのURLが表示され、その結果イベントハンドラが設定したステータスメッセージが上書きされてしまうからです。しかしイベントハンドラからtrueが返されると、このデフォルトのアクションが取り消され、設定したstatusメッセージがそのまま表示されます(この状態はマウスがリンクを離れるまで続きます)。

関連項目

Window.defaultStatus



Window.statusbarプロパティ ・・・ ブラウザのステータス行の表示

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4。ステータス行の表示や非表示の切り替えには、UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.statusbar.visibility

解説

statusbarプロパティは、ブラウザのステータスバーを表すBarオブジェクトへの参照です(読み出し専用)。Barオブジェクトのvisibilityプロパティを使うと、ステータスバーがwindow内に表示されているかどうかを調べることができます。このプロパティを使ってステータスバーを表示したり隠したりできるのは、UniversalBrowserWrite特権を持つ署名付きのスクリプトだけです。



Window.stop()メソッド ・・・ ドキュメントの読み込みを中止する

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

window.stop()

解説

stop()メソッドを呼び出すと、ドキュメントの読み込みをブラウザが中止します。これは、ユーザがウィンドウのStop(停止)ボタンをクリックした場合と同じ動作です。



Window.sunプロパティ ・・・ sunを参照



Window.toolbarプロパティ ・・・ ブラウザのツールバーの表示

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4。ツールバーの表示や非表示の切り替えには、UniversalBrowserWrite特権が必要。

コーディング形式

window.toolbar.visibility

解説

toolbarプロパティは、ブラウザのツールバーを表すBarオブジェクトへの参照です(読み出し専用)。Barオブジェクトのvisibilityプロパティを使うと、ツールバーがwindow内に表示されているかどうかを調べることができます。このプロパティを使ってツールバーを表示したり隠したりできるのは、UniversalBrowserWrite特権があるスクリプトだけです。



Window.topプロパティ ・・・ フレームのウィンドウ

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

window.top

解説

topプロパティは、windowを持つWindowオブジェクトのうち、最上位ウィンドウへの参照(読み出し専用)です。windowが最上位ウィンドウそのものであれば、topプロパティはwindowへの参照にすぎません。しかし、windowがフレームであれば、topプロパティは、そのフレームを持っている最上位ウィンドウへの参照です。なお、windowがほかのフレームに格納されるフレームへの参照であっても、topプロパティは最上位ウィンドウへの参照であることに注意してください(フレームが何層にも入れ子になっている可能性があります)。また、Window.parentプロパティとの違いに注意しましょう。

使用上のヒントと注意

statusプロパティやdefaultStatusプロパティが役立つのは、最上位ウィンドウで実行するときだけです。フレームで実行されるJavaScriptコードが最上位ウィンドウにアクセスする場合に、topプロパティは役に立ちます。例えば、以下に示すようにすればメッセージラインにメッセージを表示できます。

top.defaultStatus = 'Welcome to my Home Page!';

関連項目

Window.parent



Window.windowプロパティ ・・・ ウィンドウ自身

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

window.window

解説

windowプロパティは、selfプロパティと同じで、windowにより指定されるWindowオブジェクトへの参照です。つまり、window.windowwindow自身と同じです。なぜなら、JavaScript式の場合、現在の最上位ウィンドウまたはフレームへの参照が暗黙に行われるので、上記の形式で先頭のwindowを省略してwindowだけでも現在のウィンドウを参照できます。

使用上のヒントと注意

windowプロパティ(あるいはselfプロパティ)を使用すると、現在のウィンドウやフレームを明示的に参照できます。こうすると、コードがわかりやすくなります。例えば、イベントハンドラで新しいウィンドウをオープンするときには、window.open()と指定しなければなりません。open()だけでは、Document.open()と間違えられるからです。

関連項目

Window.self



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