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Elementオブジェクト ・・・ Inputを参照
escape()関数 ・・・ 送信用に文字列をエンコードする 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262。IE 4ではUnicodeをサポート。コーディング形式escape(s)
解説escape()関数はJavaScriptの組み込み関数であって、オブジェクトのメソッドではありません。escape()は、sをエンコードした新しい文字列を生成して返します。文字列s自身は変更されません。 文字列をエンコードすると、すべての空白、句読点記号、アクセント文字、そのほかASCII文字以外の文字や数字はすべて%xxという形式に変換されます。この形式で、xxは2桁の16進数です。ISO-8859-1(Latin-1)符号体系に準拠します。例えば、!文字に対応するLatin-1符号は33です。これを16進数で表すと21になります。したがって、escape()はこの文字を%21に置き換えます。次の例を見てください。 escape("Hello World!"); これを実行すると、次の文字列になります。 Hello%20World%21 escape()がエンコードするのは、個々のコンピュータやネットワークがサポートする文字コード体系に依存せずに、文字列の交換や転送を可能にするためです(ただし、ASCIIをサポートしていることは前提にしています)。 escape()のエンコーディングは、URLエンコーディングとほぼ同じです。URLエンコーディングは、空白や句読点記号、そのほか標準ASCII文字セット以外の文字を含む検索文字列やURLをエンコードするのに使われます。相違点は、URLの場合は空白を'+'文字に置き換えますが、escape()は%20に置き換えることです。 IE 4は2バイトのUnicode文字をサポートしています。このため、IE 4のescape()関数は、%uxxxxという形式で2バイト文字にエンコードします。 escape()でエンコードした文字列をデコードする場合は、unescape()関数を使用します。 通常、escape()を使用するのは、クッキー値をエンコードする場合です。クッキーには句読点文字の使用に制限があるからです。詳細はDocument.cookieを参照してください。 関連項目Document.cookie、String、unescape()
eval()メソッド ・・・ 文字列からJavaScriptコードを実行する 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式eval(code)
解説eval()メソッドは、JavaScript式を含んだ文字列を評価するJavaScriptの組み込みメソッドです。codeがJavaScript式を含んでいると、eval()メソッドはその式を評価し、その式の値を返します。また、codeがJavaScript文を含んでいると、eval()メソッドはその文を実行し、最後の文が値を返すなら、その値を返します。eval()メソッドのおかげでJavaScript言語はとても強力なものになっていますが、現実のプログラムで利用することはあまりありません。再帰的なJavaScriptインタプリタのような振る舞いをするプログラムや、動的にJavaScriptのコードを生成して評価するようなプログラムを書くのに使えます。なお、オブジェクトをeval()に渡すと、オブジェクトを基本型の文字列に変換し、その文字列を評価することなく返すことに注意してください。したがって、基本型の文字列値ではなくStringオブジェクトをeval()に渡した場合、eval()はその文字列を評価しません。 Navigator 3では、オブジェクトのメソッド形式でも利用できます。詳細はObject.eval()を参照してください。 バグ情報16ビットWindows(Windows 3.1)プラットフォーム上のNavigator 2でeval()関数を使うと、ブラウザがクラッシュしてしまいます。関連項目Object.eval()
Eventオブジェクト ・・・ イベント情報を保持するオブジェクト 対応バージョンクライアントサイドJavaScript。Navigator 4とIE 4では互換性がありません。コーディング形式
Navigator 4のプロパティ
IE 4のプロパティ
解説Eventオブジェクトを使うと、発生したイベントの情報を得ることができます。残念ながら、これらの情報は標準的なものではないので、Navigator 4とIE 4はほとんど互換性のないEventオブジェクトを定義しています。プロパティが違うだけでなく、Navigator 4とIE 4ではEventオブジェクトへのアクセスの方法が違います。Navigatorでは、イベントハンドラが呼び出される際には、イベント情報を格納したイベントオブジェクトが引数として渡されます。HTML属性で定義されているイベントハンドラでは、引数として渡されるイベントの名前はeventです。一方IEでは、最後に発生したイベントのEventオブジェクトがWindowオブジェクトのeventプロパティに格納されます。関連項目15章
Event.altKeyプロパティ ・・・ イベント発生時にALTキーが押されたかどうかの論理値 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.altKey解説altKeyプロパティは、イベントが発生したときにALTキーが押されたかどうかを表す論理値です。関連項目Event.ctrlKey、Event.modifiers、Event.shiftKey
Event.buttonプロパティ ・・・ 押されたマウスボタンを表す整数 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.button解説マウスイベントが発生すると、buttonプロパティに押されたマウスボタンを表す整数が格納されます。1、2、3はそれぞれ左、中央、右ボタンを表します。関連項目Event.which
Event.cancelBubbleプロパティ ・・・ イベントの通知を中止する 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.cancelBubble解説上位のオブジェクトにイベントが伝播していかないようにしたい場合は、cancelBubbleプロパティをtrueにしてください。
Event.clientXプロパティ ・・・ カーソルのページ上での相対X座標 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.clientX解説clientXプロパティは、カーソルのページ上での相対X座標になります。関連項目Event.pageX、Event.screenX、Event.x
Event.clientYプロパティ ・・・ カーソルのページ上での相対Y座標 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.clientY解説clientYプロパティは、カーソルのページ上での相対Y座標になります。関連項目Event.pageY、Event.screenY、Event.y
Event.ctrlKeyプロパティ ・・・ イベント発生時にCTRLキーが押されたかどうかを表す論理値 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.ctrlKey解説ctrlKeyプロパティは、イベントが発生したときにCTRLキーが押されたかどうかを表す論理値です。関連項目Event.altKey、Event.modifiers、Event.shiftKey
Event.dataプロパティ ・・・ DagDropイベントのデータ 対応バージョンクライアントサイド Naivigator 4。このプロパティを設定するにはUniversalBrowserWrite特権が、また読み込むにはUniversalBrowserRead特権が必要です。コーディング形式event.data解説Eventオブジェクトのdataプロパティは、dragdropイベントが発生したときだけ使われます。このプロパティは、ドロップされたオブジェクトのURLを含む文字列の配列を参照します。セキュリティ上、UniversalBrowserRead特権を持つスクリプトだけがこのプロパティを読み込むことができます。
Event.fromElementプロパティ ・・・ マウスが離れようとしているオブジェクト 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.fromElement解説mouseoverイベントとmouseoutイベントが発生すると、fromElementプロパティはマウスが離れようとしているオブジェクトを参照します。関連項目Event.toElement
Event.height ・・・ リサイズしたウィンドウやフレームの高さ 対応バージョンクライアントサイドNavigator 4コーディング形式event.height解説heightプロパティは、リサイズイベントが発生したときだけ設定されます。このプロパティは、リサイズしたウィンドウやフレームの高さを表します。
Event.keyCodeプロパティ ・・・ 押下されたキーの種類をUnicodeエンコーディングした文字 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.keyCode解説キーボードイベントが発生すると、keyCodeプロパティは押下されたキーの種類をUnicodeエンコーディングした文字を表します。関連項目Event.which
Event.layerXプロパティ ・・・ カーソルのレイヤ上での相対X座標 対応バージョンクライアントサイドNavigator 4コーディング形式event.layerX解説layerXプロパティは、カーソルのレイヤ上での相対X座標を表します。
Event.layerYプロパティ ・・・ カーソルのレイヤ上での相対Y座標 対応バージョンクライアントサイドNavigator 4コーディング形式event.layerY解説layerYプロパティは、カーソルのレイヤ上での相対Y座標を表します。
Event.modifiersプロパティ ・・・ 押下された修飾キー 対応バージョンクライアントサイドNavigator 4コーディング形式event.modifiers解説modifiersプロパティは、イベント発生時に押下された修飾キーを表します。この値は、次のような値のビットマスクになります。Event.ALT_MASK、Event.CONTROL_MASK、Event.META_MASK、Event.SHIFT_MASK 関連項目Event.altKey、Event.ctrlKey、Event.shiftKey
Event.offsetXプロパティ ・・・ カーソルの要素上での相対X座標 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.offsetX解説offsetXプロパティは、カーソルの要素上での相対X座標を表します(Event.srcElementプロパティを参照)。関連項目Event.clientX、Event.screenX、Event.srcElement
Event.offsetYプロパティ ・・・ カーソルの要素上での相対Y座標 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.offsetY解説offsetYプロパティは、カーソルの要素上での相対Y座標を表します(Event.srcElementプロパティを参照)。関連項目Event.clientY、Event.screenY、Event.srcElement
Event.pageXプロパティ ・・・ カーソルのページ上での相対X座標 対応バージョンクライアントサイドNavigator 4コーディング形式event.pageX解説pageXプロパティは、カーソルのページ上での相対X座標を表します。この座標は、トップレベルのページからの相対座標であって、イベントが発生した要素を含んでいるレイヤからの相対座標ではないことに注意してください。関連項目Event.clientX、Event.x
Event.pageYプロパティ ・・・ カーソルのページ上での相対Y座標 対応バージョンクライアントサイドNavigator 4コーディング形式event.pageY解説pageYプロパティは、カーソルのページ上での相対Y座標を表します。この座標は、トップレベルのページからの相対座標であって、イベントが発生した要素を含んでいるレイヤからの相対座標ではないことに注意してください。関連項目Event.clientY、Event.y
Event.reasonプロパティ ・・・ データの転送状態 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.reason解説datasetcompleteイベントが起きると、reasonプロパティはデータの転送状態を表すコードを保持します。値が0であれば、転送に成功したことを表します。値が1の場合は、転送は中止されたことを表します。値が2であれば、データの転送中にエラーが発生したことを表します。
Event.returnValueプロパティ ・・・ イベントハンドラのリターン値 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.returnValue解説returnValueプロパティが設定されると、イベントハンドラの実際のリターン値がreturnValueプロパティの値で上書きされます。イベント発生時のデフォルトの動作を無効にしたい場合は、このプロパティの値をfalseに設定してください。
Event.screenXプロパティ ・・・ カーソルのスクリーン上での相対X座標 対応バージョンクライアントサイドJavaScript 1.2コーディング形式event.screenX解説screenXプロパティは、カーソルのスクリーン上での相対X座標を表します。他のEventオブジェクトのプロパティと違って、screenXプロパティはNavigator 4とIE 4の両方で同様の意味を持ちます。
Event.screenYプロパティ ・・・ カーソルのスクリーン上での相対Y座標 対応バージョンクライアントサイドJavaScript 1.2コーディング形式event.screenY解説screenYプロパティは、カーソルのスクリーン上での相対Y座標を表します。他のEventオブジェクトのプロパティと違って、screenYプロパティはNavigator 4とIE 4の両方で同じ意味を持ちます。
Event.shiftKeyプロパティ ・・・ イベント発生時にSHIFTキーが押されたかどうかを表す論理値 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.shiftKey解説shiftKeyプロパティは、イベント発生時にSHIFTが押されたかどうかを表す論理値です。関連項目Event.altKey、Event.ctrlKey、Event.modifiers
Event.srcElementプロパティ ・・・ イベントが発生したオブジェクト 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.srcElement解説srcElementプロパティはイベントが発生したWindowオブジェクト、Documentオブジェクト、HTMLElementオブジェクトへの参照です。関連項目Event.target
Event.srcFilterプロパティ ・・・ 変化したフィルタ 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.srcFilter解説filterchangeイベントが起きると、srcFilterプロパティは変化したフィルタを表します。
Event.targetプロパティ ・・・ イベントが発生したオブジェクト 対応バージョンクライアントサイドNavigator 4コーディング形式event.target解説targetプロパティはイベントが発生したWindowオブジェクト、Documentオブジェクト、HTMLElementオブジェクトへの参照です。関連項目Event.srcElement
Event.toElementプロパティ ・・・ マウスの移動先のオブジェクト 対応バージョンクライアントサイドIE 4コーディング形式event.toElement解説mouseoverイベントとmouseoutイベントが起きると、カーソルが入ろうとしているオブジェクトをtoElementプロパティは参照します。関連項目Event.fromElement
Event.TYPEプロパティ ・・・ イベントの種類を表すビットマスク用の定数 対応バージョンクライアントサイドNavigator 4コーディング形式Event.TYPE解説Eventクラスはビットマスク用の定数を定義しています。これらの定数は、各イベントの種類に対応しています。各定数はビットマスクを作るのに使われ、captureEvents()メソッドとreleaseEvents()メソッドに渡されます。利用できる定数は、次のようなものがあります。Event.ABORT Event.KEYDOWN Event.MOUSEUP Event.BLUR Event.KEYPRESS Event.MOVE Event.CHANGE Event.KEYUP Event.RESET Event.CLICK Event.LOAD Event.RESIZE Event.DBLCLICK Event.MOUSEDOWN Event.SELECT Event.DRAGDROP Event.MOUSEMOVE Event.SUBMIT Event.ERROR Event.MOUSEOUT Event.UNLOAD Event.FOCUS Event.MOUSEOVER 関連項目Window.captureEvents()、Window.releaseEvents()
Event.typeプロパティ ・・・ イベントの型 対応バージョンクライアントサイドJavaScript 1.2コーディング形式event.type解説typeプロパティはイベントの型を表す文字列です。このプロパティの値は、「on」がないことをのぞくと、イベントハンドラの名前になります。したがって、onclick()イベントハンドラが呼ばれたときは、Eventオブジェクトのtypeプロパティは「click」になります。Navigator 4では、次のような型のイベントがサポートされています。 abort error mousedown reset blur focus mousemove resize change keydown mouseout select click keypress mouseover submit dblclick keyup mouseup unload dragdrop load move IE 4では、次のような型のイベントがサポートされています。 abort datasetcomplete keypress resize afterupdate dblclick keyup rowenter beforeunload dragstart load rowexit beforeupdate error mousedown scroll blur errorupdate mousemove select bounce filterchange mouseout selectstart change finish mouseover start click focus mouseup submit dataavailable help readystatechange unload datasetchanged keydown reset
Event.whichプロパティ ・・・ 押下されたキー、またはクリックされたマウスのボタン 対応バージョンクライアントサイドNavigator 4コーディング形式event.which解説キーボードイベントやマウスイベントが起きると、whichプロパティは押下されたキー、またはクリックされた(または、ボタンを離した)マウスのボタンを表します。キーボードイベントでは、このプロパティは押下されたキーの文字コードになります。マウスイベントでは、1、2、3の数字のどれかになります。これらはそれぞれ左、中央、右のボタンを表します。関連項目Event.button、Event.keyCode
Event.widthプロパティ ・・・ リサイズしたウィンドウまたはフレームの幅 対応バージョンクライアントサイドNavigator 4コーディング形式event.width解説widthプロパティはresizeイベントが発生したときだけ設定されます。このプロパティは、リサイズしたウィンドウやフレームの幅を表します。
Event.xプロパティ ・・・ カーソル位置の動的に配置された要素上での相対X座標 対応バージョンクライアントサイドJavaScript 1.2コーディング形式event.x解説xプロパティは、カーソル位置の動的に配置された要素上での相対X座標を表します。Navigator 4では、このプロパティとlayerXプロパティは同じものなので、レイヤ上での相対座標になります。IE 4では、CSS-Pを使って動的に配置された要素のうち、カーソルを含む一番内側の要素からの相対座標になります。
Event.yプロパティ ・・・ カーソル位置の動的に配置された要素上での相対Y座標 対応バージョンクライアントサイドJavaScript 1.2コーディング形式event.y解説yプロパティは、カーソル位置の動的に配置された要素上での相対Y座標を表します。Navigator 4では、このプロパティとlayerYプロパティは同じものなので、レイヤ上での相対座標になります。IE4では、CSS-Pを使って動的に配置された要素のうち、カーソルを含む一番内側の要素からの相対座標になります。 |