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Index: Aalert()メソッド ・・・ Window.alert()を参照
Anchorオブジェクト ・・・ ハイパーテキストのリンク先 対応バージョンクライアントサイドJavaScript 1.2継承元HTMLElementコーディング形式document.anchors[i]document.anchors.length プロパティAnchorはHTMLElementのプロパティを継承し、また次のようなプロパティを定義または上書きしています。
HTML構文Anchorオブジェクトは、標準のHTML<A>タグの中のNAME属性で生成します。<A NAME="name" この名前でアンカーを参照できる。 > text </A> 解説HTMLドキュメント内の指定された場所を「アンカー」といいます。Anchorオブジェクトは、標準HTMLの<A>タグの中のNAME属性で生成します。JavaScriptのDocumentオブジェクトは、ドキュメント内の個々のアンカーへのリファレンスを格納するanchors[]配列を持ちます。このanchors[]配列はJavaScript 1.0からありましたが、JavaScript 1.2になるまでAnchorオブジェクトは実装されませんでした。したがって、JavaScript 1.2より前では、この配列の要素は常にnullです。アンカーの生成に使用する<A>タグは、ハイパーテキストリンクの生成にも使用します。ハイパーテキストリンクのことをHTMLの世界ではよく「アンカー」と呼びますが、JavaScriptの世界ではAnchorオブジェクトではなく、Linkオブジェクトでハイパーテキストリンクを表現します。 関連項目Document.anchors[]、Link
Anchor.name ・・・ アンカーの名前 対応バージョンクライアントサイドJavaScript 1.2コーディング形式anchor.name解説nameプロパティはアンカーの名前です。初期値は<A>タグのNAME属性で指定した名前になります。
Anchor.text ・・・ アンカーのテキスト 対応バージョンクライアントサイドNavigator 4コーディング形式anchor.text解説textプロパティは<A>タグと</A>タグの間にあるプレーンテキストです。このプロパティは<A>タグと</A>タグの間に別のHTMLタグがない場合のみうまく動作します。他のHTMLタグがある場合は、一部のアンカーのテキストしか得られない場合もあります。IE 4のHTMLElement.innerTextは、Anchor.textと同じ機能を持っています(Anchor.textはNavigatorでしか使えません)。
対応バージョンクライアントサイドNavigator 4コーディング形式anchor.x解説xは、アンカーのX座標です。この座標は、ページ上での相対座標になります。つまり、ページの左端からアンカーまでのピクセル数です。 IE 4では、HTMLElement.offsetLeftが似たような機能を持っていますが、Anchor.xといつも同じ値になるとはかぎりません。
Anchor.y ・・・ アンカーのY座標。この座標は、ページ上での相対座標になります。 対応バージョンクライアントサイドNavigator 4コーディング形式anchor.y解説yは、アンカーのY座標です。この座標は、ページ上での相対座標になります。つまり、ページの上端からアンカーまでのピクセル数です。IE 4では、HTMLElement.offsetTopが似たような機能を持っていますが、Anchor.yといつも同じ値になるとはかぎりません。
Appletオブジェクト ・・・ Webページに埋め込まれたアプレット 対応バージョンクライアントサイドJavaScript 1.1コーディング形式document.applets[i]document.appletName プロパティAppletオブジェクトのプロパティは、このオブジェクト自身が表しているJavaアプレットのpublicフィールドと同じです。メソッドAppletオブジェクトのメソッドは、このオブジェクト自身が表しているJavaアプレットのpublicメソッドと同じです。AppletオブジェクトはHTML文書の中に埋め込まれたJavaアプレットを表しています。AppletオブジェクトのプロパティはJavaアプレットのpublicフィールドを表しており、AppletオブジェクトのメソッドはJavaアプレットのpublicメソッドを表しています。NavigatorのLiveConnectテクノロジとIEのActiveXテクノロジを使うと、JavaScriptのプログラムはAppletオブジェクトを通してJavaアプレットのフィールドを読み書きしたり、メソッドを呼び出したりできます。詳細は「20章」を参照してください。 Javaは型のある言語であることに注意してください。これは、オブジェクトの各フィールドごとにデータ型が決まっており、決められたデータ型しか指定できないという意味です。それ以外のデータ型を指定すると、JavaScriptエラーになります。不適切なデータ型をメソッドの引数に指定すると、これもエラーになります。 関連項目JavaObject、20章
Areaオブジェクト ・・・ Linkを参照
arguments[] ・・・ 関数の引数の配列 対応バージョンコアJavaScript 1.1、ECMA-262(関数の中だけで定義されます)コーディング形式arguments解説関数の中では、argumentsはその関数に渡されたArgumentsオブジェクトを参照します。このオブジェクトは関数に渡された引数に加え、付加的なプロパティも持っています。arguments識別子は関数内のローカル変数として自動的に宣言され、初期化されます。arguments識別子は関数の中で使われるときだけArgumentsオブジェクトを参照しており、グローバルコード中では未定義になります。argumentsと(推奨されない)Function.argumentsプロパティとを混同しないようにしてください。 関連項目Arguments、7章
Argumentsオブジェクト ・・・ 関数に渡された引数と他のプロパティ 対応バージョンコアJavaScript 1.1、ECMA-262(関数の中だけで定義されます)コーディング形式arguments配列の要素Argumentsオブジェクトは配列です。この配列の要素は、関数に渡された引数です。最初の引数が0番目の要素、2番目の引数が1番目の要素、3番目以降も同様になります。引数として渡された値すべてがArgumentsオブジェクトの要素になります。このとき、関数宣言に含まれていない引数もArgumentsオブジェクトの要素になります。プロパティ
解説関数が呼ばれるとArgumentsオブジェクトが生成され、そのArgumentsオブジェクトを参照するローカル変数argumentsが自動的に初期化されます。Argumentsオブジェクトは主に、関数に渡された引数の数を調べたり、関数では宣言されていなかった引数を参照するために使われます。配列の要素とlengthプロパティに加え、calleeプロパティとcallerプロパティも特殊な状況では役に立ちます。Argumentsオブジェクトと(推奨されない)Function.argumentsプロパティとを混同しないようにしてください。 関連項目Function、7章
Arguments.callee ・・・ 実行中の関数自身への参照 対応バージョンコアJavaScript 1.2、ECMA-262(関数の中だけで定義されます)コーディング形式arguments.callee解説arguments.calleeは、実行中の関数への参照です。これを使うと、名前がない関数でも自身を参照できます。
Arguments.caller ・・・ 関数を呼び出しているコンテキスト 対応バージョンコアNavigator 4(関数の中だけで定義されます)コーディング形式arguments.caller解説Argumentsオブジェクトのcallerプロパティは、実行中の関数を呼び出した関数のArgumentsオブジェクトへの参照です(トップレベルで呼ばれた関数であればnullになります)。このプロパティは、例えばスタックトレースを作成する場合などに有用です。arguments.callerはNavigator 4でサポートされていますが、ECMA-262には含まれていません。このプロパティをJavaScriptに加えると最適化が難しくなるので、標準化はされませんでした。 arguments.callerプロパティと、推奨されないFunction.callerプロパティとを混同しないようにしてください。 バグ情報トップレベルで関数が呼ばれると、arguments.callerプロパティはnullでなければなりません。しかし、Navigator 4ではトップレベルで関数が呼ばれると、arguments.callerは自分自身を参照しているargumentsを参照するというバグがあります。
Arguments.length ・・・ 関数に渡された引数の数 対応バージョンコアJavaScript 1.1、ECMA-262(関数の中だけで定義されます)コーディング形式arguments.length解説Argumentsオブジェクトのlengthプロパティは、arguments[]配列の要素数を表します。したがって、このプロパティを使えば、実行中の関数に渡された引数の数がわかります。このプロパティは、関数に定義されている引数の数ではなく、実際に渡された引数の数になります。実際に渡された引数の数については、Function.lengthを参照してください。また、定義上の引数の数については、Function.arityを参照してください。 関連項目Function.arity、Function.length
Arrayオブジェクト ・・・ 配列をサポートする組み込みオブジェクトクラス 対応バージョンコアJavaScript 1.1、ECMA-262(機能拡張)、Navigator 4(機能拡張)、配列の機能はJavaScript 1.0でも使えましたが、Navigator 2ではArrayオブジェクトは使えません。コンストラクタnew Array() new Array(size) new Array(element0, element1, ..., elementn)[監訳者注] [element0, element1, ..., elementn] (Navigator 4のみ)
プロパティlength配列の要素の個数を示す整数(読み書きが可能)。あるいは配列の要素が連続していない場合は、配列の最後の要素のインデックス番号より1だけ大きい値。 メソッド
解説JavaScriptの最も基本的な機能の1つが配列です。JavaScriptのオブジェクトは、どのようなデータ型であっても、配列としても使うことができます。配列とオブジェクトの二面性や配列要素の操作の詳細については、「9章」を参照してください。ArrayオブジェクトはJavaScript 1.1で新たに追加された機能です。Arrayオブジェクトは、JavaScriptオブジェクトが持つ通常の機能だけではなく、配列を初期化するコンストラクタ関数、配列のサイズを格納し自動更新されるlengthフィールド、 配列要素を操作するためのメソッドjoin()、reverse()、sort()もサポートします。ECMA-262とNavigator 4では、さらにメソッドが追加されています。これらの新機能の詳細については、対応する項目を参照してください。 関連項目Object、9章
Array.concat()メソッド ・・・ 配列を連結する 対応バージョンコアJavaScript 1.2コーディング形式array.concat(value,...)
解説concat()メソッドを使うと、引数の各値をarrayに連結した新しい配列を返してくれます。配列は新たに作成されるので、元の配列は影響を受けません。使用例var a = [1,2,3]; a.concat(4, 5) // [1,2,3,4,5]を返す。 a.concat([4,5]); // [1,2,3,4,5]を返す。 a.concat([4,5],[6,7]) // [1,2,3,4,5,6,7]を返す。 a.concat(4, [5,[6,7]]) // [1,2,3,4,5,[6,7]]を返す。 関連項目Array.join()、Array.push()、Array.splice()
Array.join()メソッド ・・・ 配列要素を文字列に変換し、それらを連結する 対応バージョンコアJavaScript 1.1、ECMA-262コーディング形式array.join()array.join(separator)
解説join()メソッドは、arrayの各要素を文字列に変換し、separatorで指定された区切り文字を各要素間に挿入しながらそれらの文字列を連結し、その結果の文字列を返します。使用上のヒントと注意join()メソッドの逆方向の処理、つまり文字列を配列要素に分割する場合は、Stringオブジェクトのsplit()メソッドを使用します。使用例a = new Array(1, 2, 3, "testing"); s = a.join("+"); // sは文字列"1+2+3+testing"になる。 関連項目String.split()
Array.lengthプロパティ ・・・ 配列のサイズ 対応バージョンコアJavaScript 1.1、IE 3、ECMA-262コーディング形式array.length解説配列のlengthプロパティの値は、常に配列内の最後の要素のインデックスより1つ大きな値になります。要素0から始まる各配列要素が連続している場合、lengthプロパティの値は配列要素の個数になります。Array()コンストラクタで配列を生成すると、その配列のlengthプロパティが初期化されます。配列に要素を新しく追加すると、必要に応じてlengthプロパティの値も更新されます。 使用例a = new Array(); // a.lengthの値はゼロに初期化される。 b = new Array(10); // b.lengthでの値は10に初期化される。 c = new Array("one", "two", "three"); // c.lengthの値は3に初期化される。 c[3] = "four"; // c.lengthの値は4に更新される。 c[10] = "blastoff"; // c.lengthの値は11になる。JavaScriptのオブジェクトはすべて配列として使用できますが、自動的に生成され更新されるlengthプロパティを持つのはArray()コンストラクタで生成した配列だけです。 lengthプロパティに値を設定すると、配列のサイズが変更されます。前の値より小さい値をlengthプロパティに設定すると配列の長さが短くなるので、配列の最後の要素が失われます。前の値より大きい値をlengthプロパティに設定すると、配列の長さが長くなります。配列の最後に新しく追加される要素の値は、JavaScriptの未定義値になります。 使用上のヒントと注意Array()コンストラクタとlengthフィールドがJavaScriptに新たに追加されたのは、Navigator 3からです。Navigator 2用のプログラムには、配列コンストラクタを作成して、lengthフィールドと同様の機能を実現しようとしているものもあります。しかし、lengthフィールドの自動更新はできません。lengthフィールドに値を設定することで配列の長さを調節することもできません。
Array.pop()メソッド ・・・ 配列の最後の要素を取り除き、その要素を返す 対応バージョンコアNavigator 4[監訳者注]IEでは5.5からサポートされました。 コーディング形式array.pop()
解説pop()メソッドはarrayの最後の要素を取り除き、配列の大きさを1つ小さくし、取り除いた要素を返します。使用例pop()メソッドと、対になっているpush()メソッドは、先入れ後出し(FILO)というスタックの機能を提供します。var stack = []; // stack: [] stack.push(1, 2); // stack: [1,2] 2を返す。 stack.pop(); // stack: [1] 2を返す。 stack.push([4,5]); // stack: [1,[4,5]] [4,5]を返す。 stack.pop() // stack: [1] [4,5]を返す。 stack.pop(); // stack: [] 1を返す。 関連項目Array.push()
Array.push()メソッド ・・・ 配列に要素を付け加える 対応バージョンコアNavigator 4[監訳者注]IEでは5.5からサポートされました。 コーディング形式array.push(value, ...)
解説push()メソッドは引数を順番にarrayの最後に付け加えます。このメソッドを使うと、新しい配列を作らずに、直接arrayを書き換えます。push()メソッドと、対になっているpop()メソッドは、先入れあと出し(FILO)というスタックの機能を提供します。Array.pop()メソッドの使用例を参照してください。 関連項目Array.pop()
Array.reverse()メソッド ・・・ 配列の要素を逆順に並べ替える 対応バージョンコアJavaScript 1.1、ECMA-262コーディング形式array.reverse()解説Arrayオブジェクトのreverse()は、配列の要素を逆順に並べ替えるメソッドです。新たに配列を生成せずに、指定されたarrayの要素を逆順に並べ替えるだけです。arrayへの参照が複数ある場合、配列要素の新しい順序はすべての参照に反映されます。使用例a = new Array(1, 2, 3); // この場合は、a[0] == 1, a[2] == 3; a.reverse(); // 逆順に並べ替えた結果は、 a[0] == 3, a[2] == 1;
Array.shift()メソッド ・・・ 配列の要素を前にずらす 対応バージョンコアNavigator 4[監訳者注]IEでは、5.5からサポートされました。 コーディング形式array.shift()
解説shift()メソッドはarrayの先頭にある要素を取り除き、その取り除いた要素を返します。その際、残った要素すべてを前にずらし、空いた空間を埋めます。shift()メソッドは新しい配列を生成しません。shift()メソッドは新しい配列を生成せずに、直接arrayを書き換えます。shift()メソッドはArray.pop()メソッドに似ていますが、最後の要素ではなく、最初の要素を操作するという点が違います。shift()メソッドはunshift()メソッドと一緒によく使われます。 使用例var a = [1, [2,3], 4] a.shift(); // 1を返します。 a = [[2,3], 4] a.shift(); // [2,3]を返します。 a = [4] 関連項目Array.pop()、Array.unshift()
Array.slice()メソッド ・・・ 配列の一部を切り出した新しい配列を返す 対応バージョンコアJavaScript 1.2コーディング形式array.slice(start,end)
解説slice()メソッドは、arrayの一部を切り出した新しい配列を返します。新しい配列には元の配列のstart番めからend-1番めの要素が含まれます。endが指定されない場合は、返される配列にはstartから配列の最後までの要素がすべて含まれます。なお、このメソッドは元の配列には影響を与えません。配列から切り出した要素を元の配列から取り除きたい場合は、Array.splice()メソッドを使ってください。 使用例var a = [1,2,3,4,5]; a.slice(0,3);  // [1,2,3]を返します。 a.slice(3); // [4,5]を返します。 a.slice(1,-1); // [2,3,4]を返します。 a.slice(-3,-2); // [3]を返します。IE 4にはバグがあり、[1,2,3]を返します。 バグ情報IE 4では、startに負の値が使えません。関連項目Array.splice()
Array.sort()メソッド ・・・ 配列の要素をソートする 対応バージョンコアJavaScript 1.1、ECMA-262コーディング形式array.sort()array.sort(orderfunc) 引数orderfunc ソート順を指示する関数を指定します。 解説sort()は、arrayの要素をそのままソートするメソッドです。「そのまま」というのは、配列のコピーが作成されないという意味です。引数を指定せずにsort()を呼び出すと、アルファベット順にソートされます(厳密には文字エンコーディングにより順序が決まります)。各要素は、必要に応じて文字列に変換されて、大小が比較されます。アルファベット順以外のソート方法を使用したい場合は、比較関数を指定して、2つの値を比較し、両者の大小関係を示す値を返すようにします。この比較関数は2つの引数をとります。これらの引数をaとbとすると、次にようにします。
使用例数値順でソート方法を指定する関数の作成法と使用法を以下に示します。// 数値順にソートする関数。 function numberorder(a, b) { return a - b; } a = new Array(33, 4, 1111, 222); a.sort(); // アルファベット順にソートすると: 1111, 222, 33, 4。 a.sort(numberorder); // 数値順にソートすると: 4, 33, 222, 1111。
Array.splice()メソッド ・・・ 配列の要素を挿入、削除、置換する 対応バージョンコアNavigator 4[監訳者注]IEでは、5.5からサポートされました。 コーディング形式array.splice(start, deleteCount, value, ...)
解説splice()メソッドはstartから0個以上の要素を取り除き、引数で指定された0個以上の値で置き換えます(startも含まれます)。挿入、削除が行われたインデックスよりも後ろにある配列の要素は、要素が連続して並ぶように適宜移動されます。slice()メソッドと似たような名前ですが、splice()メソッドは直接arrayを書き換えることに注意してください。 使用例var a = [1,2,3,4,5,6,7,8] a.splice(4); // [5,6,7,8]を返します。このときのaは[1,2,3,4]になります。 a.splice(1,2); // [2,3]を返します。 aは[1,4]になります。 a.splice(1,1); // [4]を返すべきなのですが、Navigator 4では4を返します。 // このときのaは[1]になります。 バグ情報splice()メソッドは必ず取り除かれた要素の配列を返すことになっています。しかし、Navigator 4では、要素を1つだけ取り除いた場合は、配列ではなく、要素そのものを返してしまいます。また、要素が取り除かれなかった場合は、空の配列ではなく、何も返しません。関連項目Array.slice()
Array.toString()メソッド ・・・ 配列を文字列に変換する 対応バージョンコアJavaScript 1.1、ECMA-262コーディング形式array.toString()
解説toString()メソッドは配列を文字列に変換し、その文字列を返します。配列が文字列として使われると、JavaScriptはこのメソッドを呼び出して、自動的に配列を文字列に変換します。しかし、場合によっては、toString()メソッドを自分で呼びたいときもあるでしょう。toString()メソッドは、最初に配列の要素を1つずつ文字列に変換して(このときtoString()メソッドが呼び出されます)配列を文字列に変換します。各要素が文字列に変換されると、カンマで区切られて出力されます。Navigator 4でLANGUAGE属性にJavaScript1.2と明示的に指定した場合は、カンマで区切った要素を「[」と「]」で囲んで返します。しかし、この動作はECMA-262では異なります。
Array.unshift() ・・・ 配列の先頭に要素を挿入する 対応バージョンコアNavigator 4[監訳者注] IEでは、5.5からサポートされました。 コーディング形式array.unshift(value, ...)
解説unshift()メソッドは元の要素を後ろにずらしてarrayの先頭に引数を挿入します。unshift()メソッドの最初の引数は、arrayのインデックス0の要素になります。そして、2番目の引数はインデックス1の要素になり、3番目以降も同様になります。unshift()メソッドは新しい配列を生成せずに、直接arrayを書き換えることに注意してください。使用例unshift()メソッドはshift()メソッドと一緒によく使われます。var a = []; // aは[]。 a.unshift(1); // aは[1]になり、1を返します。 a.unshift(22); // aは[22,1]になり、2を返します。 a.shift(); // aは[1]になり、22を返します。 a.unshift(33,[4,5]); // aは[33,[4,5],1]になり、3を返します。 関連項目Array.shift() |