A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | L | M | N | O | P | R | S | T | U | W |
Mathオブジェクト・・・数学関数や定数を含む 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.constantMath.function()
定数
関数
解説Mathオブジェクトは、数学関数や定数を保持するオブジェクトへの参照です。読み出し専用でこれらの数学関数や定数はMathオブジェクトにまとめられており、次の方法で呼び出せます。y = Math.sin(x); area = radius * radius * Math.PI;Mathオブジェクトは、DateオブジェクトやStringオブジェクトのようなオブジェクトクラスではありません。これらの関数は、Mathオブジェクトを介して呼び出されますが、メソッドと異なり、Mathオブジェクトそのものを操作しません。 関連項目Number
Math.abs()関数 ・・・ 絶対値の計算 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.abs(x)
Math.acos()関数 ・・・ 逆余弦(アークコサイン)を計算する 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.acos(x)
Math.asin()関数 ・・・ 逆正弦(アークサイン)を計算する 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.asin(x)
Math.atan()関数 ・・・ 逆正接(アークタンジェント)を計算する 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.atan(x)
Math.atan2()関数 ・・・ X軸からポイントまでの角度を計算する 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.atan2(y, x)
解説Math.atan2()は、直交座標(Cartesian coordinates)と極座標(polar coordinates)との変換の一部を行い、ポイント(x, y)の角度θを返します。この関数にMath.atan2()という名前を付けたのはMath.atan()に似た計算を実行するからです。Math.atan2()関数にはxとyの2つの引数を渡しますが、Math.atan()関数にはこの2つの引数の比率(ratio)を渡します。この関数の場合、引数の順番が通常と異なる点に注意してください。Y軸(縦軸)はX軸(横軸)より前にあります。
Math.ceil()関数 ・・・ 端数を切り上げる 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.ceil(x)
解説Math.ceil()は、指定された引数の値に等しいかそれ以上で最も近い整数値を求める関数です。最高値を意味するceiling(天井)から名付けられました。Math.round()関数は四捨五入して整数を求めますが、Math.ceil()関数は切り上げる点が異なります。ただし、負数の端数は切り捨てることに注意してください。次の例を参考にしてください。使用例a = Math.ceil(1.99); // 結果は 2.0 b = Math.ceil(1.01); // 結果は 2.0 c = Math.ceil(1.0); // 結果は 1.0 d = Math.ceil(-1.99); // 結果は -1.0
Math.cos()関数 ・・・ 余弦(コサイン)を計算する 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.cos(x)
Math.E定数 ・・・ 数学定数e 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.E解説Math.Eは数学定数eです。これは自然対数の底であり、その値は約2.71828です。
Math.exp()関数 ・・・ exを求める 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.exp(x)
Math.floor()関数 ・・・ 端数を切り捨てる 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.floor(x)
解説Math.floor()は、指定された引数の値に等しいかそれ以下で最も近い整数値を求める関数です。浮動小数点値は直近の整数に丸めます。最低値を意味するfloor(床) から名づけられました。Math.round()関数は四捨五入して直近の整数を求めますが、 Math.floor()関数は切り下げる点が異なります。ただし、負数の端数は切り上げることに注意。次の例を参考にしてください。使用例a = Math.floor(1.99); // 結果は 1.0。 b = Math.floor(1.01); // 結果は1.0。 c = Math.floor(1.0); // 結果は1.0。 d = Math.floor(-1.01); // 結果は-2.0。
Math.LN10定数 ・・・ 数学定数loge10 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.LN10解説Math.LN10はloge10のこと。10の自然対数。この値は約2.3025850929940459011。
Math.LN2定数 ・・・ 数学定数loge2 対応バージョンコアJavaScript1.0、ECMA-262コーディング形式Math.LN2解説Math.LN2はloge2のこと。2の自然対数。この値は約0.69314718055994528623。
Math.log()関数 ・・・ 自然対数の計算 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.log(x)
解説Math.log()は、logex、つまり、指定された引数の自然対数を求める関数です。引数は0より大きな値でなければなりません。使用上のヒントと注意10を底とする対数と2を底とする対数の公式を以下に示します。log10x= log10e虱ogex log2x= log2e虱ogexこれらをJavaScriptで記述すると、次のようになります。 function log10(x) { return Math.LOG10E * Math.log(x); } function log2(x) { return Math.LOG2E * Math.log(x); }
Math.LOG10E定数 ・・・ 数学定数 log10e 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.LOG10E解説Math.LOG10Eはlog10e。10を底とする定数eの対数。その値は約0.43429448190325181667。
Math.LOG2E定数 ・・・ 数学定数log2e 対応バージョンコアJavaScript1.0、ECMA-262コーディング形式Math.LOG2E解説Math.LOG2Eはlog2e。2を底とする定数eの自然対数。その値は約1.442695040888963387。
Math.max()関数 ・・・ 2つの数値を比較して大きいほうを返す 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.max(a, b)
Math.min()関数 ・・・ 2つの数値を比較して小さいほうを返す 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.min(a, b)
Math.PI定数 ・・・ 数学定数π 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.PI解説Math.PIは定数π、円周率のことです。この値は約3.141592653589793116です。
Math.pow()関数 ・・・ x yを求める 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.pow(x, y)
使用上のヒントと注意Math.pow()関数は引数xとyとして任意の値をとりますが、その結果が虚数や複素数になる場合のリターン値はNaNになります。第1引数xが負数の場合は、第2引数yは正または負の整数でなければなりません。指数の値が大きくなると、浮動小数点オーバフローが発生し、リターン値が無限大になる可能性があります。関連項目Math、Math.exp()
Math.random()関数 ・・・ 擬似乱数を計算する 対応バージョンコアJavaScript 1.1、ECMA-262コーディング形式Math.random()
Math.round()関数 ・・・ 四捨五入して整数にする 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262
解説Math.round()は、四捨五入して整数を求める関数です。例えば2.5は3に、-2.5は-2になります。
Math.sin()関数 ・・・ 正弦を計算する 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.sin(x)
Math.sqrt()関数 ・・・ 平方根を計算する 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.sqrt(x)
使用上のヒントと注意以下に示すようにMath.pow()関数を使って立方根を求めることもできます。function cube_rt(x) { return Math.pow(x,1/3); }
Math.SQRT1_2定数・・・数学定数1/√2 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.SQRT1_2解説Math.SQRT1_2は定数1/√2で、2の平方根の逆数です。その値は約0.70710678118654757274です。
Math.SQRT2定数 ・・・ 数学定数√2 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.SQRT2解説Math.SQRT2は定数√2で、2の平方根です。その値は約1.414213562373095です。
Math.tan()関数 ・・・ 正接を計算する 対応バージョンコアJavaScript 1.0、ECMA-262コーディング形式Math.tan(x)
MimeTypeオブジェクト ・・・ MIMEデータ型を表す 対応バージョンクライアントサイドNavigator 3コーディング形式navigator.mimeTypes[i] navigator.mimeTypes["type"] navigator.mimeTypes.length プロパティ
解説MimeTypeオブジェクトはブラウザがサポートするMIMEデータ型(データ形式)を表します。このデータ形式は、ブラウザが直接サポートする場合もあれば、「ヘルパーアプリケーション」やプラグインを介して間接的にサポートすることもあります。使用上のヒントと注意navigator.mimeTypes[]配列は番号で指定することもできれば、MIMEデータ型の名前(typeプロパティの値)で指定することも可能です。ブラウザがどのMIMEデータ型をサポートしているかを知るには、配列内の各要素を順番に調べます。また特定のデータ型がサポートされているかどうかを知るには、次のようにします。var show_movie = (navigator.mimeTypes["video/mpeg"] != null); 関連項目Navigator、Plugin
MimeType.descriptionプロパティ ・・・ MIMEデータ型の説明 対応バージョンクライアントサイドNavigator 3コーディング形式mimetype.description解説MimeTypeオブジェクトのdescriptionプロパティはMimeTypeオブジェクトについて英語で説明したものです。typeプロパティより詳細な説明です。
MimeType.enabledPluginプロパティ ・・・ MIMEデータ型をサポートするプラグイン 対応バージョンクライアントサイドNavigator 3コーディング形式mimetype.enabledPlugin解説enabledPluginプロパティはPluginオブジェクトへの参照です。指定されたMIMEデータ型をサポートするプラグインがインストールされておりかつ有効なものでなければなりません。そうでない場合はこのプロパティの値はnullです。使用上のヒントと注意navigator.mimeType[]配列は、ブラウザがサポートするMIMEデータ型を示します。これに対してMimeTypeオブジェクトのenabledPluginプロパティは、プラグインによってサポートされているMIMEデータ型かどうかを示します(MIMEデータ型はヘルパーアプリケーションがサポートする場合もあるし、ブラウザが直接サポートする場合もあります)。MIMEデータ型がプラグインでサポートされる場合は、<EMBED>タグでWebページに埋め込むことができます。
MimeType.suffixesプロパティ ・・・ MIMEデータ型に共通のファイル拡張子 対応バージョンクライアントサイドNavigator 3コーディング形式mimetype.suffixes解説MimeTypeオブジェクトのsuffixesプロパティは読み出し専用の文字列です。指定されたMIMEデータ型のファイルで共通に使用するファイル名の拡張子(ドット記号を除く)のリストです。例えば、text/html MIMEのデータ型suffixesは"html, htm"です。
MimeType.typeプロパティ ・・・ MIMEデータ型の名前 対応バージョンクライアントサイドNavigator 3コーディング形式mimetype.type解説MimeTypeオブジェクトのtypeプロパティは、MIMEデータ型の名前を示す読み出し専用の文字列です。例えば、"text/html"や"image/jpeg"などの文字列で、データ型を区別します。このプロパティは一般的なデータ型やデータ形式に関する説明です。typeプロパティの値は、navigator.mimeTypes[]配列の要素にアクセスするインデックスとして使うことも可能です。 |