A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | L | M | N | O | P | R | S | T | U | W |

Index: P

Packages Packages.java Packages.netscape
Packages.sun parent parseFloat()
parseInt() Password Password.value
Plugin Plugin.description Plugin.filename
Plugin.length Plugin.name PrivilegeManager
PrivilegeManager.disablePrivilege() PrivilegeManager.enablePrivilege()
prompt()



Packagesオブジェクト ・・・ Javaクラスのパッケージ

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 3

コーディング形式

Packages

プロパティ

javajava.* 階層内の最上位を占めるJavaPackageオブジェクトへの参照。
netscapenetscape* 階層内の最上位を占めるJavaPackageオブジェクトへの参照。
sunsun.* 階層内の最上位を占めるJavaPackageオブジェクトへの参照。

解説

PackagesプロパティはJavaScriptの「グローバル」変数です。JavaPackageオブジェクトへの参照(読み出し専用)で、すべてのWindowオブジェクトのプロパティとして定義されます。PackagesプロパティはすべてのWindowオブジェクトで共通なので、特定のWindowオブジェクトを明示的に指定せずに、単にPackagesとだけ記述するのが普通です。
JavaScriptのJavaPackageオブジェクトは、ほかのJavaPackageへの参照やJavaClassオブジェクトへの参照を保持するオブジェクトのことです。個々のJavaPackageオブジェクトは、パッケージ名階層の各ノードに相当します。Packagesプロパティは、パッケージ名階層のルートに相当するJavaPackageオブジェクトを参照します。
JavaPackageオブジェクトのPackagesプロパティは、3つのプロパティ(java、sun、netscape)を保持し、それぞれjava.* パッケージ、sun.* パッケージ、netscape.* パッケージに対応するJavaPackageオブジェクトのことです。

使用上のヒントと注意

Windowオブジェクトにも3つの「グローバル」プロパティ(java、sun、netscape)があり、これらはPackagesオブジェクトのプロパティと同じです。したがって、例えば、Packages.java.lang.Mathと書く代わりに、単にjava.lang.Mathと記述できます。

関連項目

JavaClassJavaObjectJavaPackage



Packages.javaプロパティ ・・・ コアJava言語パッケージのルート

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 3

コーディング形式

Packages.java
java

解説

Packagesオブジェクトのjavaプロパティは、コアJavaクラスライブラリを構成するパッケージを集めたJavaPackageです。例えば、java.lang パッケージ、java.io パッケージ、java.applet パッケージなどが含まれます。javaPackages.javaの省略名です。

関連項目

javaJavaPackage



Packages.netscapeプロパティ ・・・ Netscape社提供のJavaパッケージのルート

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 3

コーディング形式

Packages.netscape
netscape

解説

Packagesオブジェクトのnetscapeプロパティは、Netscape社提供のnetscape.* クラスライブラリを構成するパッケージを集めたJavaPackageのことです。例えば、その代表例はnetscape.javascriptです。netscapeは、Packages.netscapeの略です。

関連項目

JavaPackagenetscape



Packages.sunプロパティ ・・・ Sun Microsystems社のJavaパッケージのルート

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 3

コーディング形式

Packages.sun
sun

解説

Packagesオブジェクトのsunプロパティは、Sun Microsystems社が提供するsun.* クラスライブラリを構成するパッケージを集めたJavaPackageのことです。ただし、これらのパッケージはSun社のJava実装系と一緒に出荷されていますが、正式なJava言語の一部ではありません。したがって、これらのパッケージを使用すると、移植性が低下するおそれがあります。

関連項目

JavaPackagesun



parentプロパティ ・・・ Window.parentを参照



parseFloat()関数 ・・・ 文字列から数値への変換

対応バージョン

コアJavaScript 1.0、JavaScript 1.1で機能拡張、ECMA-262

コーディング形式

parseFloat(s)

引数

s  	解析して数値に変換する対象の文字列。

リターン値

解析結果の数値。指定された文字列sの先頭が有効な数値でない場合はNaNが返されます。JavaScript1.0では文字列sの解析に失敗した場合はNaNの代わりに0が返されます。

解説

parseFloat()関数は、指定された文字列sを解析し、先頭の数値を返します。parseFloat()関数は、指定された文字列sの解析で、有効な文字(正負記号、数字、小数点、指数など)以外の文字を検出すると、その時点で解析を中止し、そこまでの値を返します。指定された文字列sの先頭が有効な数値でない場合、parseFloat()関数はNaNを返します。NaNは、"not-a-number"の略で、「数値ではない」という意味の予約語です。NaNであるかどうかは、isNaN()関数で調べることができます。
NaNはJavaScript 1.0でサポートされているので、このバージョンの場合、parseFloat()メソッドはsを解析できない場合は0を返します。これはつまり、JavaScript1.0では、parseFloat()メソッドのリターン値が0の場合、sが数字の0を表しているのか、またはそれ以外のものを表しているのかを調べなければなりません。

関連項目

isNaN()parseInt()



parseInt()関数 ・・・ 文字列から整数への変換

対応バージョン

コアJavaScript 1.0、JavaScript 1.1で機能拡張、ECMA-262

コーディング形式

parseInt(s)
parseInt(s, radix)

引数

s	解析対象の文字列。
radix	解析対象の数値の底を示す省略可能な整数。

リターン値

解析結果の数値。指定された文字列sの先頭が有効な数値でない場合はNaNが返されます。JavaScript1.0では文字列sの解析に失敗した場合はNaNの代わりに0が返されます

解説

parseInt()関数は、指定された文字列sを解析し、先頭の数値を返します。parseInt()関数は、指定された文字列sの解析で、指定されたtとして無効な文字を検出すると、その時点で解析を中止し、そこまでの値を返します。指定された文字列sの先頭が有効な数値でない場合、parseInt()関数はNaNを返します。NaNは、"not-a-number"の略で、「数値ではない」という意味の予約語です。NaNであるかどうかは、isNaN()関数で調べることができます。算術演算でNaNが使われた場合、その結果は常にNaNになります。
JavaScript 1.0では、NaNはサポートされていません。したがって、parseInt()メソッドはを解析できない場合0を返します。このJavaScriptのバージョンでは、parseInt()メソッドは解析できない文字列の値なのか、有効な値0なのかを区別することができません。
radixは解析対象の数値の底です。例えば10を指定すると、parseInt()は10進数として解析します。同様に、8は8進数(数字の0から7まで)、16は16進数(数字の0から9までと英字のAからFまで)という意味です。radixには2から36までの値が指定できます。
radixとして0が指定されるか、あるいは何も指定されなかった場合、parseInt()は次のようにして文字列sの底を判定します。文字列sの先頭が0xの場合、parseInt()はそれ以降の文字列を16進数と判定します。文字列sの先頭が0の場合、parseInt()はそれ以降の文字列を8進数と判定します。それ以外で、かつ文字列sの先頭が1から9までの数字の場合、parseInt()はそれ以降の文字列を10進数と判定します。

関連項目

isNaN()parseFloat()



Password要素 ・・・ 機密データの入力フィールド

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0、JavaScript 1.1で機能拡張

継承元

Input、HTMLElement

コーディング形式

form.name
form
.elements[i]

プロパティ

Passwordオブジェクトは、InputとHTMLElementからプロパティを継承し、以下のプロパティを定義または上書きしています。
valuePassword要素によって表示される値。他の入力要素のvalueプロパティと違って、このプロパティはセキュリティに関連する制限があります。

メソッド

Passwordオブジェクトは、InputとHTMLElementのメソッドを継承しています。

イベントハンドラ

Passwordオブジェクトは、InputとHTMLElementのイベントハンドラを継承しています。

HTML構文

Password要素は、標準HTMLの<INPUT>タグで生成します。
<FORM>
    ...
  <INPUT
    TYPE="password"	Password要素の型。
    [ NAME="name" ]	Password要素の参照名。nameプロパティと同じ。
    [ VALUE="default" ]	フォーム送信時に渡すデフォルト値。
    [ SIZE=integer ]	Password要素の大きさ(単位は文字数)。
  >
    ...
</FORM>

解説

Password要素は、パスワードなどの機密データを入力するためのフィールドです。ユーザがこのフィールドに文字を入力しても、星印しか表示されません。これはユーザの肩越しに重要なパスワードを盗み見されないようにするためです。さらにセキュリティを強化するため、JavaScriptでPassword要素のvalueプロパティを読み書きする際には制限があります。詳細はTextInputを参照してください。

関連項目

InputText



Password.valueプロパティ ・・・ Passwordオブジェクトへの入力値

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0、JavaScript 1.2で変更

コーディング形式

password.value

解説

Passwordオブジェクトのvalueプロパティは、ユーザが入力したパスワード(文字列)のことです。この文字列は、フォームの送信時にインターネット経由でサーバに送られます。このプロパティの初期値は、Passwordオブジェクトを定義する<INPUT>要素のVALUE属性で指定します。
パスワードの入力には注意を要するので、valueプロパティはセキュリティ上の制限によって保護されています。JavaScript 1.0と1.1では、(VALUE属性によって指定される)このプロパティの初期値とJavaScriptで設定される値を読み出せますが、ユーザが入力した値を読み出すことはできません。ユーザがPassword要素に値を入力すると、JavaScriptは画面に表示されるとおりにアスタリスクの文字列として読み取ります。JavaScript 1.2ではこの制限は変更され、JavaScriptプログラムでユーザのPassword要素への入力を読み出せるようになりました。
valueは読み書き可能なプロパティであり、JavaScriptプログラムで設定できます。しかし、値の設定はPassword要素に表示される文字列には影響せず、フォームが送信されるときにネットワークに送り出されます。このため、Password要素のvalueプロパティは実際には読み出し専用ということになります。



Pluginオブジェクト ・・・ インストールされているプラグインの情報

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 3

コーディング形式

navigator.plugins[i]
navigator.plugins['name']

プロパティ

description読み出し専用の文字列。プラグイン自身が規定するプラグインについて人間が読める形式で説明したもの。完全な製品名、そのほかベンダ名やバージョンなどの情報を保持します。
filename読み出し専用の文字列。プラグインコードを保持するファイルの名前。
lengthプラグインがサポートするMIME型の個数。これらの型を保持するMimeTypeオブジェクトはPluginオブジェクトの配列要素です。
name読み出し専用の文字列。プラグインの名前。descriptionよりはるかに短いのが普通です。この名前をnavigator.plugins[]配列のインデックスとして使用することもできます。

要素

Pluginオブジェクトの配列要素は、プラグインがサポートするデータ形式を示すMimeTypeオブジェクトです。

解説

プラグイン(plugin)は、ソフトウェアモジュールのことです。Navigatorはプラグインを使って、ブラウザウィンドウに埋め込まれた特殊なデータを表示できます。Navigator 3の場合、プラグインはPluginオブジェクトで表現されます。Pluginオブジェクトは、プロパティと配列要素の両方を持つ点で、ほかのオブジェクトと少し違います。Pluginオブジェクトのプロパティはプラグインに関するさまざまな情報を保持します。Pluginオブジェクトの配列要素は、プラグインがサポートする埋め込みデータ形式を示すMimeTypeオブジェクトになります。
Pluginオブジェクトは、Navigatorオブジェクトのplugins[]配列から獲得します。インストールされたプラグインの完全なリストをチェックしながら自分の必要とするプラグインを探す場合、navigator.plugins[]配列を番号で指定して走査できます(例えば、Webページに埋め込むデータのMIME型をサポートするプラグインを探す場合です)。この配列は、プラグインの名前で要素を指定することも可能です。特定のプラグインがユーザのブラウザにインストールされているかどうかをチェックする場合、次のようにすることができます。

document.write( navigator.plugins["Shockwave"] ?
                "<EMBED SRC="movie.dir' HEIGHT=100 WIDTH=100>" :
                "You don't have the Shockwave plugin!" );
この方法で配列インデックスとして使用する名前は、Pluginオブジェクトのnameプロパティと同じものです。
PluginオブジェクトはNavigatorオブジェクトの配列に格納される一方で、個々のPluginオブジェクトもまたMimeTypeオブジェクトの配列です。この2つの事実を混同しないようにしましょう。2種類の配列があるので、次のように書くことができます。


navigator.plugins[i][j]		//i番めのプラグインのj番めのMIME型。
navigator.plugins["LiveAudio"][0]	//プラグインLiveAudioの先頭のMIME型。
Pluginオブジェクトの配列要素を調べると、そのプラグインがサポートするMIME型がわかります。一方、MimeTypeオブジェクトのenabledPluginプロパティを調べると、どのプラグインがそのMIME型をサポートしているかがわかります。

関連項目

NavigatorMimeTypeMimeType.enabledPlugin



Plugin.descriptionプロパティ ・・・ プラグインの説明

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 3

コーディング形式

plugin.description

解説

Pluginオブジェクトのdescriptionプロパティは読み出し専用の文字列です。指定されたプラグインについて人間が読める形式の英語で説明したものです。このテキストはプラグインの作成者から提供されるもので、機能の概要、ベンダ名、バージョンなどの情報が記載されます。



Plugin.filenameプロパティ・・・pluginプログラムのファイル名

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 3

コーディング形式

plugin.filename

解説

Pluginオブジェクトのfilenameプロパティは、pluginプログラムそのものを含むディスク上のファイル名を表す読み出し専用の文字列です。ファイル名は、プラットフォームによって異なります。プラグインを識別するには、filenameプロパティよりもnameプロパティのほうが便利です。



Plugin.lengthプロパティ・・・サポートするMIMEタイプの数

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 3

コーディング形式

plugin.length

解説

各Pluginオブジェクトには、それぞれのプラグインでサポートされるデータ型を表すMimeType配列があります。すべての配列と同じように、lengthプロパティは配列内のMIMEタイプの要素の数を示します。



Plugin.nameプロパティ・・・プラグインの名前

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 3

コーディング形式

plugin.name

解説

Pluginオブジェクトのnameプロパティは、プラグインの名前を示す読み出し専用の文字列です。各プラグインは識別可能な一意な名前が必要です。
nameプロパティの値は、navigator.plugins[]配列のインデックスとしても使用できます。これによって、簡単に特定のプラグインが使用するブラウザにインストールされているかどうかをチェックできます。

var sw_installed = (navigator.plugins["Shockwave"] != null);

プラグインの中には、MIMEタイプのリストを設定可能なものもあります。必要なプラグインがインストールされていることを確認したら、Plugin.mimeTypes[]配列を使って、そのプラグインが適切なデータ型を表示できるかどうかを確認できます。



PrivilegeManagerプロパティ・・・署名付きスクリプトで使用するJavaクラス

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

netscape.security.PrivilegeManager

メソッド

disablePrivilege()	enablePrivilege()で有効にした特権を無効にする。
enablePrivilege()	指定した名前の特権を有効にする。

解説

netscape.security.PrivilegeManager は、セキュリティ特権を要求したり無効にしたりするためのJavaクラスで、署名付きのスクリプトによって使用されます。詳細は、「21章」を参照してください。

関連項目

21章



PrivilegeManager.disablePrivilege()メソッド・・・特権を無効にします

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

netscape.security.PrivilegeManager.disablePrivilege(privilege)

引数

privilege無効にする特権を表す文字列。通常、これは「UniversalBrowserRead」や「UniversalBrowserWrite」などの標準のシステム特権のいずれかになります。

解説

disablePrivilege()メソッドは、Javaクラスであるnetscape.security.PrivilegeManagerの静的なJavaメソッドです。署名付きのスクリプトでこのメソッドを呼び出し、特権を無効にできます。

関連項目

21章



PrivilegeManager.enablePrivilege()メソッド・・・特権を有効にする

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

netscape.security.PrivilegeManager.enablePrivilege(privilege)

引数

privilege有効にする特権を表す文字列。通常、これは「UniversalBrowserRead」や「UniversalBrowserWrite」などの標準のシステム特権のいずれかになります。

解説

enablePrivilege()メソッドは、Javaクラスであるnetscape.security.PrivilegeManagerの静的なJavaメソッドです。署名付きのスクリプトで呼び出して、特権を一時的に有効にできます。有効にされた特権は、現在のメソッドが返されるまで、あるいはスクリプトが対応するdisablePrivilege()メソッドを呼び出すまで有効になります。

関連項目

21章



prompt()メソッド ・・・ Window.prompt()を参照




トップページに戻る