続々・Propeller日記(4)
長嶋 洋一
Propeller日記(1)
2014年4月16日(月)
前回の 続々・Propeller日記(3) の最後の日付けは「2013年2月26日(火)」であった。1年と2ヶ月ほど前である。 その後、数ヶ月ほど Raspberry Pi にハマり、その中でSketching2013のためにシリコンバレーに行ったあたりの このあたり で、チラッとPropellerが登場した。その後はしばらく沈黙していたが、碧風祭でメディア造形の樺山さんが「光るワンピース」を制作するのにPropellerが登場して、作品「Hikari」として、以下のような成果となった( ここ の最後にある)。
そして2013年12月から2014年1月にかけて、このPropellerベースのシステムが発展して、新楽器「GHI2014」として このように 結実した( ここ の最初にある)。
ところがその後、Parallaxのサイトから「PropStick」が在庫切れとなって消えて、国内に残っていた10数個を慌てて入手したところで時計は止まっていた。 院生のリュ君の修了制作作品にPropellerを使うことになったのも、このストックを使う計画となっていた。そして新学期となり、「SUAC board」も新しく設計するプロジェクトの最終年、とネットで調べていて、嬉しい発見があった(^_^)。 なんと、知らないうちに、どうやら「Propellerのブーム」が訪れたようなのだ(^_^)。
これまで、国内では上の 日本マイクロボット教育社 しかPropeller関係を扱っていなかった。 教育あたりをターゲットとしている地味で無名な会社であるが、ここだけが米国から取り寄せずに入手できるルートだった。 ただし去年あたりは、その在庫も一部で切れていた。
ところが、今日フト見てみると、なんと上の Parallax のサイトで、いつも活用してきたPropStickが「在庫240個」と復活していたので、さっそく補充用に発注した。
そしてなんと、上のように、 秋月電子 の「マイコン関連」ページにも、「Propeller」が登場していたのである(^_^)。 PropStickを取り扱ってくれればbestだが、まずは「秋月でもPropeller」という事実が、なんとも心強い。
そこで、もしかして・・・と検索してみると、上のように スイッチサイエンス のページにも、「Propeller」が登場していた。 これは以下のように、PropStickからクリスタルとUSBシリアルドライバを取り除いたようなものである。
なんとこれは、Sketchingのお友達、Meet Nathan Seidle氏がCEOの、SparkFun社の製品ではないか(^_^)。 彼とは Sketching2008(プロビデンス) でも Sketching2009(ロンドン) でも Sketching2012(ポートランド) でも Sketching2013(シリコンバレー) でも一緒で、楽しい時間を過ごした仲間である。(^_^)
そして、以下のように、限定生産で生産終了している この製品のページ と、 回路図 まで入手できてしまった。
どうやら、Propellerにようやく、時代の注目が集まってきたようである。 この「Propeller日記」も、マイナーに埋もれるのでなく、時代を先取りしていた・・・と評価されるかもしれない。 これは、新M2のリュ君の「Propeller勉強」にも弾みになりそうである。(^_^)
「日記」シリーズ の記録