基礎演習E(長嶋担当回)
(参考)「インタラクティブ」なシステムとは
「事例紹介」担当分 (2019.10.08)
- SUAC1回生の講義担当というのは久しぶりです(^_^;)
- 長嶋研究室ページをチェックせよ !! (約18GB)
- 長嶋個人サイトをチェックせよ !! (約10GB)
- 先週お休みだったのはDetroitでの国際会議に行ってきたからです ★ ★
- 長嶋担当のデザイン学科専門科目3つ(2001年からずっとやってます)
- 2年前期「サウンドデザイン」
- 2年後期「メディア数理造形演習」 (旧「サウンドデザイン演習」)
- 3年前期「音楽情報科学」
→ これらをコンプリートすればインタラクティブなデザインをモノに出来る!! (かも)- インタラクション領域での長嶋の目標 : 「インタラクティブ」の本質を理解して活用する
- SUACデザイン先輩などのインタラクティブな作品(インスタレーション)の例
(暇なときに眺めてみよう : 解説希望→まずは長嶋にアポのメイル)- SUACデザイン学部は開学(2000年4月)以来この20年間、ずっと右肩上がりで偏差値が上がっているが、学生の「造形力」はずっと右肩下がりで低下している(;_;)。デザイン学生にとって造形力と発想力/妄想力は重要な「宝」なのだと自覚しよう
- 「SUACインスタレーション」の中からいくつかピックアップして解説紹介
- SUACインスタレーション(1)
- はち
リアルな「蜂」の造形、それが一斉にガンをつけてくる迫力。実際に動くまでの悪戦苦闘- Shocking
紐を引っ張ると絵と音が出る・・・は簡単。その「スイッチ」部分のからくりとこだわり- REproduction
1ヶ月かかって便器のような造形を作り上げた結果、幻想的なインテリアが完成- 閃(きらめ)き
2回生が2人で作り上げた造形は「覗き込む」ために必須で、新たな鑑賞者を誘引する- Chessでポン!
8×8=64個のスイッチ、というだけではこの体験造形作品は語りきれない- スプラウトス
体験者よりも楽しいのは周りで見ている人、というシュールさを追求- ハコロ
「箱」にこだわった3人が夏休みを全て費やして制作した力作- 創作玩具・巨大パラパラマンガ装置「TANGO BOX」
電気はモーターを回すだけ。触覚も楽しめるこの作品は造形の力作- 星垂る
「数で勝負」というのは造形作品の一つの王道であり、愚直に追求したこの作品は記念碑となった- SUACインスタレーション(2)
- 風見屏風(かざみびょうぶ)
100個の風車を実際に並べて制作する「力技」が抜群- 電車で音を出すサウンドインスタレーション
他大学からSUAC大学院に入ってきてインタラクティブが開花した- らっとらいどらいと
「お尻でお絵描き」はシンプル。ただし怪我がない(潰れない/倒れない)ように確実な造形を実現するのは大変- Beat Box
8×8×6=384個のスイッチ、というだけではこの体験造形作品は語りきれない- Octagon
「一周ぐるりと繋がった円筒形ディスプレイ」のニュースから「どんな映像が面白いか」を追求した力作- Tiny Living
望遠鏡を改造した「顕微鏡」なのに体験者は完全に顕微鏡の中の生き物に引き込まれる- hoppin' drops
電気は一切ナシ。人間の「力」を原動力として幻想的な動きが実現された造形作品- はやくスシになりたい
シャリと15種のネタを全てフェルト造形して、さらに15話のショートムービーまで制作した力作- ネジマキウォール
「メイキング」をご覧あれ。5人が「数の迫力」を追求した3ヶ月- SUACインスタレーション(3)
- 心 臓 音
自分の心臓の拍動を実際に「見る」ことの面白さ- time and space
完成しきれなかったものの、やりたい事はシンプルで魅力的- 食音植物
音を食べてゲップで返してくる植物、というアイデアをここまで造形で完成させたのは立派- 追憶の壁
「プレゼン」をご覧あれ。作品については制作過程を記録しておいて最後にメイキングでまとめるのが重要- 海潮音
アイデア先行で実現のために相当に苦労した好例。実際に「動く」ことの難しさ- もふぽっど(mofPod)
「包み込まれて音楽を聞くiPod」というアイデアを実際の巨大ぬいぐるみで実現した力作- Revolution-J
おもちゃ楽器を改造して最終期にレディースバンドで遠征公演した事例。メイキング等をご覧あれ- OTOcakecco
発想はシンプルだが最終的に作品として作り上げるまでのプロセスは大学院生ならではの迫力- 双極式箱庭
多数の「虫」がときどきピクピク動く・・・という世界観を最後まで追求- SUACインスタレーション(4)
- 「いらない」と言われた子たち
3Dプリンタで同じ造形がいくつも出来ることから「いじめ」テーマを追求- 思わず覗きこみたくなる箱
造形と「光」を組み合わせて美しい世界を追求したが、残念な点も教訓となった- The Shadow of a World
「だまし絵」的な錯覚を実際の造形として実現してしまった作品- SUPER UNKO MAKER
馬鹿馬鹿しいアイデアを追求し尽くしたものの、造形力は不足していた、という好例。「デモ動画」をご覧あれ- めざせ! 怪獣王
浜松駅前地区のジオラマを制作し、そこを破壊しまくる怪獣を体験するというアイデア- 妖精のお菓子工場
動くジオラマに挑戦、時間をかけたこだわりのメイキングは注目- プレシ音
「子供がまたがる恐竜のオブジェ」(楽器)を愚直に制作- 召喚 ICカードバトラー
誰もが持っているICカードで「召喚」バトルをする、というコンセプトに重要なのがレーザーカッタで制作した「台」- スノードーム・ギア
レーザーカッタでアクリル製の「歯車」(中に水が入っている)を作って組み合わせて回すというアイデアは秀逸- インタラクティブなシステム実現の例 - SUAC碧風祭・メディア造形学科企画 「お化け屋敷」の事例
- 碧風祭2011「お化け屋敷」
- 碧風祭2013「お化け屋敷」
- 碧風祭2014「お化け屋敷」
- 長嶋担当回(11/19 ・ 11/26)で行うこと (予定)
- 的場先生・和田先生の回の内容(電子工作・Arduino)の復習
- それを自分のモノにしているかの確認
- 抜けている部分の「落ち穂拾い」
- あらためて「手」で体験する
- 「入力」の拡張
- 「出力」の拡張
- 「関係性」の拡張
- コンピュータと結びついて「何かをする」→2回生前期で「サウンドデザイン」(長嶋)を受講しよう
- インスタレーション作品への可能性
長嶋担当回 (2019.11.19[Group2]) (2019.11.26[Group1])
- 講義室(マルチメディア室→電子制御機器制作室)の時間配分の関係で、予告と順番がやや変更となります
- マルチメディア室の講義ではあと1年半の間は、ブラウザにFirefoxでなくChromeを使用して下さい(YouTubeを見るため)
- 的場先生・和田先生の回の内容(電子工作・Arduino)の確認と復習、それを自分のモノにしているかの確認(アンケート)
- 的場先生の回の内容(電子工作)の確認と復習
- 和田先生の回の内容(Arduino)の確認と復習
- 長嶋がザッと上のアンケートを眺める間(約20分間)、上の『「事例紹介」担当分 (2019.10.08)』の「SUACインスタレーション」や「碧風祭・お化け屋敷の記録」などを眺めていて下さい
- 「デザイン系(文系?)の学生がコンピュータ/エレクトロニクスを活用した作品を創れるのか?」という問いに答えます
- 過去には「理工系」の知識/技術が必須だった → コラボレーション・プロジェクト
- 現代は「オープンソース」(ブラックボックス活用)の時代
- 「定量的な理解」は理工系にまかせて「定性的」に理解する
- 技術的な詳細は不明でも「勘どころ」を押さえればオリジナル開発が出来る(^_^)
- 実際の実例(1) - 他大学からSUAC大学院に来て作家として活躍→某大学の先生へ
- 実際の実例(2) - 交換留学生→SUAC大学院に来て勉強→チームラボに転職成功
- (再) 長嶋研究室ページをチェックせよ !! (約18GB)
- (再) 長嶋個人サイトをチェックせよ !! (約10GB)
- (再) インタラクション領域での長嶋の目標 : 「インタラクティブ」の本質を理解して活用する
- (改) 長嶋担当の専門科目3つ(2001年からずっと)+新たに1つ
- 2年前期「サウンドデザイン」 金曜1限
- 2年後期「メディア数理造形演習」 (旧「サウンドデザイン演習」) 金曜4-5限
- 2年後期「メインタラクティブプロダクト演習」 (複数教員オムニバスの一人として担当) 木曜1-2限
- 3年前期「音楽情報科学」 水曜1限
- マルチメディア室(Mac)でのArduinoプログラミング (demo)
- ArduinoプログラミングはWindows環境よりMacは簡単(^_^)
- Arduino IDEを起動する
- スケッチ(プログラム)を作ってコンパイル(エラーチェック)する
- Arduinoを選ぶ
- シリアルポートからArduinoを選ぶ
- スケッチをアップロードする
- ここ2週間で長嶋ゼミの学生プロジェクトのために作ったものの紹介
- ArduinoでLCDモジュールに表示
- GPSモジュール(→WiFiでホストMacへ)
- 6軸センサ(→USBでホストMacへ)
- 3色LEDをArduinoで点灯
- ペルチェ素子(電気→熱い/冷たい)
- 電子工作に関する「落ち穂拾い」
- 「ブレッドボード」の信頼性の無さ について
- 電源電圧と信号電圧について ※間違うと素子破壊
- 「弱電」と「強電」との違い - 電子工作に関しては「長嶋check」を求めていこう!
- 以下に用意した内容は2-3-4回生にまでわたるのでごく一部だけを紹介します
- 「電源」について
- 電子回路に「電源」は必須
- 電池(バッテリ)、ACアダプタ、モバイルUSBバッテリ、・・・
- 「電圧」と「電力」とを考えて選択する
- ディジタル回路の電源は「+5V」 (最近は「+3.3V」も多くなりつつあるので注意)
- ACアダプタは大きく2種(スイッチング電源、降圧アダプタ[→安定化が必須])
- ArduinoでUSBから電源を取るのはあまり推奨できない、というお話
- 「入力」の拡張
- スイッチ(ON/OFF)
- タッチ(静電)スイッチ
- 連続値の電圧を得るには??
- 各種のセンサ
- Arduinoでの使い方
- 「出力」の拡張
- LEDの点灯/消灯
- LEDの連続値制御(PWM)
- AC電源をON/OFFする「ソリッドステートリレー」
- モーターをON/OFFする
- モーターを精密に制御する(速度・方向・保持)
- 各種のアクチュエータ/ディスプレイ
- 「関係性」の拡張
- Arduinoプログラミングで「delay()」を使っているうちは何も出来ない
- 複数の処理を並列化すること、多数の入出力に拡張すること
- 本当の拡張性は「Arduinoを出張所にする」ことから始まる
- かつては「Gainer」というものがあった→製造中止(陳腐化はエレクトロニクスの宿命)
- ArduinoとホストPCとを繋ぐには??
- コンピュータと結びついて「何かをする」→2回生前期「サウンドデザイン」(長嶋)から受講していこう
- インスタレーション作品への可能性
「企画案」への全体コメント (2019.12.17)
- 個々の企画案へのアドバイス/相談/コメントについては別途にどうぞ
- 発想は自由に
- 「ニーズ指向」デザイン vs 「シーズ指向」デザイン
- 「機能 vs コスト」という二律背反
- プロの現場では「仕様 vs 開発期間 vs コスト」という3竦み
- 過去の先例をチェック(サーベイ) → デザイン/アートの世界では「酷似している」はアリ
- 作品としての実現は教員が応援するが、「美しさ」・「楽しさ」・「驚き」は学生自身のモチベーションが全て
「1/14アンケート」へのコメント (2020.01.15)
PDFが変に化けて読めなかった7人のデータ (2020.01.29)
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