「メディア造形論」(長嶋担当) 2014
はじめに
- 出席角煮ん
- 長嶋の自己紹介
- nagasm.org(長嶋の個人ドメイン)にプロフィールあり
- SUACの開学前のカリキュラム策定から関与、開学から今年で15年目(^_^;)
- まずは
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-
長嶋の個人サイト
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- 以下の話はそれぞれ60-90分ぐらいかかるので、聞きたい人は「4人±1人」の単位でアポを取り1106研究室においで下さい(^_^)
- 「旅」好き - 国内編 ★
- 「旅」好き - 海外編 ★
- 沖縄はここ10年以上、毎年行ってます ★
- 「第42期・虎の穴」募集 (後述)
- メディア造形学科卒業生の進路の実態について - そう甘くはない(^_^;)
- 過去の先輩の作品などの鑑賞会(膨大にあります)
- 名作アートアニメーション鑑賞会(膨大にあります)
- 今年の長嶋デモはライブComputer Musicパフォーマンス (^o^)
↑ その解説
↑ そのきっかけ(学生作品「光るワンピース」)
メディア造形で出来ること、学ぶこと・・・
- メディア造形学科と「メディアアート」 - 以下はすべて「メディアアート」。メディア造形学科で学びながら考えて、創っていきましょう
- CG、アニメ、ムービー : 「映像作品」
- ゲーム
- Web作品、FLASH
- iPhone/iPadアプリ
- インスタレーション
- Computer Music
- ネットワーク・アート、パフォーマンス
- 空間演出、サウンドスケープ
- メディア造形学科で学んで欲しいこと
- 「手」の感覚、ものつくり、自然の原理
- メディア造形の「読み書き算盤」 ← Photoshop、Illustrator、簡単なムービー編集、簡単なサウンド編集、YouTube/ニコニコ動画のダウンロード
- 英語は大事 !!
- 「プログラミングの壁」を突破しよう ! → 文系でも(文系だからこそ)プログラミングはマスター出来る
- 長嶋担当科目
- 「サウンドデザイン」2回生前期 - サウンド、Max/MSP、GarageBand
- 「サウンドデザイン演習」2回生後期 - エレクトロニクス、インスタレーション、音楽理論
- 「音楽情報科学」3回生前期 - マルチメディア心理学、錯覚、インスタレーション
SUACメディア造形に来たからには「1回生から色々やろう」という話
インスタレーション作品の実例紹介 (先輩の作品)
- Team 手虎 「つぶ次郎」
- Team メ四ンパン 「はち」
- Team Gun★Min 「閃(きらめ)き」
- Team HEY!キミシグレ 「ハコロ」
- 内田涼子 「詩想作曲法」
- 阪田久美子 「キになる木」
- 山口翔 「風見屏風」
- 嶋田晃士「電車で音を出すサウンドインスタレーション」
- 岡山文香 「らっとらいとらいど」
- 河原崎徹 「Beat Box」
- 松登友樹 「SELECTION」
- 嶋田晃士 「KODAMA」
- 白坂愛 「THE REAL PHANTOM」
- 山田麻友美 「circles」
- 山口翔 「Tiny Living」
- 土屋香乃 「万華響」
- 嶋田晃士 「digitalive paint」
- 岡元千南都 「スキマ」
- 乗松遼 「かたことたく」
- 松永芙美江 「無機の眼」
- 山本達弘 「体感ブロック崩し」
- 野口佳恵 「はやくスシになりたい」
- 山村知世 「おはなしパネル」
- 見崎央佳 「OTOkakecco」(ver.1/2)
- 「ネジマキウォール」
- 鈴木麻菜美 「ふわり」
- 大塚理絵 「心 臓 音」
- 山岡加奈 「Fantastic World Journey !」
- 油井真穂 「Planet of Jewels」
- 伴多絵子 「time and space」
- 野口佳恵 「二人はウラハラ」
- 伊熊千晶 「食音植物」
- 金子冴子 「空からの贈り物」
- 田畑綾佳 「ひかべこ」
- 伊熊千晶 「追憶の壁」
- 山村モモ 「花音(CANON)」
- 大塚理絵 「万変鏡」
- 松川宏美 「hikiribi」
- 鈴木千裕 「Coloration」
- 小畑志織 「海潮音」
- 平井咲子 「もふぽっど(mofPod)」
- 長田真由美 「Clione - angel or devil -」
- 小畑志織 「双極灯のヒ」
- 中谷亘 「ひとり応援団」
- 平井咲子 「girl's apartment」
- ジャミーズ娘+ 「Revolution-J」
- 小畑志織 「双極式箱庭」
- 見崎央佳 「OTOcakecco」
- 鈴木千裕 「にくいりカレーをたべたい」
- イー・ギョンフン 「日本の音風景」
- リュ・ジュンヒー 「カラーオーケストラ」
- 望月真美子 「誰かを待つ街」
- 藤本智江 「植物会議」
- 鈴木千裕 「核目盛(コア・メモリ)」
- 伊熊千晶 「Nepic」
- ・・・(時間があればいくらでも)
真面目な/難しい/大切なお話 - 後で読み返してよーく考えてみよう
- 概要
- 「メディア造形」を広く理解するための4つの「軸」について
- これから4年間、メディア造形学科で学ぶ上でこの軸を参考にしよう
- 9人の学科教員の紹介を聞く上でもこの軸を頭に置いて整理しよう
- この4つの軸は、将来、デザイナとしてあらゆる物事を整理する上でも役立ちます
- 軸が2つあれば2次元、軸が3つあれば3次元、軸が4つあれば4次元の可能性が展開されます
- 第1の「軸」 --- 「再生型メディア」 vs 「インタラクティブ(対話的)メディア」 の軸
- 再生型メディア --- DVD、CD、映画、テレビ視聴、音楽ダウンロード、YouTube、ニコニコ動画の単純視聴、・・・
- インタラクティブメディア --- ゲーム(PC/携帯/スマホ等)、クリック型Flash(電子絵本)、インスタレーション、体験型科学館展示、・・・
- スタジオで納得いくまで作り上げて再生型メディアにまとめる美学
- その場の偶然性/周囲条件/操作などによって変化する可能性をプログラミングする美学
- 「時間」を誰が管理するか
- 第2の「軸」 --- 「センス/感覚によるデザイン」 vs 「数理造形デザイン」 の軸
- 「理系」vs「文系」とはちょっと違う
- 「プログラミング」は文系でもプロになれる。必要なのは「論理性」
- デッサンで重要な「パース」はこの橋渡しをしている概念
- この宇宙はシンプルな数学と物理学で全て記述出来る --- 数理造形と「美」
- プログラムで自動生成される美しい世界をデザインする --- 科学と美との融合
- 第3の「軸」 --- 「コンテンツ(バーチャル)」 vs 「現物(ものづくり)」 の軸
- PCやスマホや携帯やタブレット上で視聴/体験するのがコンテンツ
- プログラム(アプリ)やゲームもコンテンツ
- ポスターや書籍など印刷されるものは境界線上
- 標準コンソール(キーボード/マウス/タブレット)や画像認識以外のインターフェースがあるかどうか
- 造形作品、物理量センサ、モーター、などは「ものづくり」が必要、3Dプリンタなども現物が重要
- 第4の「軸」 --- 「エンタテインメント性」 vs 「実用性/有用性」 の軸
- アニメ、ゲーム、アート、・・・はエンタテインメントの代表
- 広い意味での「エンタテインメント」を考えよう
- 「楽しい」だけではない、「悲しい」も「恐怖(ホラー)」も立派なエンタテインメント
- 「実用性/有用性」はプロだけのものではない
- 「デザイナ本人が楽しむこと」 --- いずれにおいても重要