「多数」の入力/出力に拡張する方法
長嶋洋一 (SUAC) ★
- スリーステートゲート : ディジタル入力の拡張
- 入力をスルーするだけのバッファゲート
- 制御入力Gにより出力禁止にすると、出力がハイインピーダンス(絶縁)状態になる
- 多数の出力を結線することが出来る、ただし出力が許可されるのは必ず排他的にどれか一つだけ
- 74HC245
- ラッチ : ディジタル出力の拡張
- 入力はクロック入力CKの立ち上がりで保持(記憶)されて出力される
- CKが変化しなければ入力は変化しても出力は変わらない
- ある信号線を多数に分配してそれぞれ必要なところでラッチすることで多重化
- 74HC574
- デコーダ : 多チャンネルを管理するカギ
- 8ビット等のまとまりを1つのアドレスとして管理
- アドレスの2進状態を解読して排他的な選択信号を与える
- 一般的に負論理である事に注意
- 74HC138/139
- アナログスイッチ : アナログ入力/アナログ出力の拡張
- 規定範囲内の信号電圧であることを厳守する
- 半導体スイッチなので抵抗がそこそこある事に注意
- 簡単なシステムではとても重宝する
- 74HC4053/4052/4051
- 詳しくは→センサとマイクロエレクトロニクスの概要
- 実際にマルチホストマイコン(Gainer、Arduino、AKI-H8。Propeller)に対応して製作した汎用入出力拡張基板「SUACボード」の開発物語も参考に