「サウンドデザイン」の関連領域
サウンドデザイン(長嶋)
- シラバス
- 話題メモ
- 初日(2016.04.14/15)
- 4/14(木)3限での長嶋の説明を訂正します
- デザイン学科の「領域の所属とゼミ教員の選択」についての質問がありました
- 長嶋はそこで「領域の所属とゼミ教員とは直結していないので、他領域の教員のゼミにも所属できる」と説明しました
- 長嶋は直後に学部長/学科長に問合せのメイルを出し、4/14の5限にあったデザイン学科会議で教員全員で議論整理した結果、この説明は間違いである(^_^;)、と確認できました
- 「所属した領域の教員のゼミにしか、所属できない」と説明した別の先生の説明の方が、(原則として)正しいです
- ただし、長嶋は「ビジュアルサウンド領域」の教員ですが、同時に「インタラクション領域」の科目も担当していて、いわば「インタラクション領域」兼務である、という事もデザイン学科会議で確認合意できました
- うすうすの状況として、「ビジュアルサウンド領域」は定員超過して成績/面接による振り分け(希望しても所属できない学生が出る)の可能性があります
- 主としてインタラクティブな作品の制作を志望する学生は、3回生になって「インタラクション領域」の、的場ゼミ、和田ゼミに行くか、「ビジュアルサウンド領域」の長嶋ゼミに行くことが適切です
- それぞれの教員の講義を受講し、また教員とよく話をして、3回生で長嶋ゼミに弟子入りしてこの世界を学びたい、という学生については、定員超過の「ビジュアルサウンド領域」でなく「インタラクション領域」に所属しても。長嶋は「インタラクション領域」兼務なのでこれはOKである。という事もデザイン学科会議で確認合意できました。
- これは長嶋が両領域の専門科目を担当している例外なので、一般的に他の教員ではこの運用はありません
- ある領域の教員のゼミに行くには、その教員の領域に所属している必要があります
- 領域は定員超過していない場合には変更ができますので、2年後期にとりあえず領域選択・所属しても、さらに進んで3回生のゼミの段階で、別の領域の教員のゼミに行くとともにその領域の所属に変更できます
- (まだ未確定ですが)ただし教員ごとのゼミにも定員があるか、あるいは複数教員のゼミ形態になるか、これは検討中なので今後の情報に注意して下さい
- これまでも長嶋はメディア造形学科だけでなく生産造形学科・空間造形学科の学生の制作のうち、サウンド・エレクトロニクス・プログラミング・インタラクティブな要素の支援をしてきました。これは今後も同様で、デザイン学科の全ての領域・全ての他教員ゼミの学生に対しても、サウンド・エレクトロニクス・プログラミング・インタラクティブな要素など、メディアアート分野の支援をしていくので、いつでも(なるべく早目に)アポをとって相談して下さい
- マルチメディア室の使い方について
- Macを立ち上げる
- マルチメディア室のMacは環境設定その他は記憶しない
→デスクトップの壁紙変更などは無駄(^_^;)- RドライブはマウントされないのでローカルHDDに保存したデータは消される
→USBメモリ/携帯型HDDなどにバックアップ必須- Macを立ち下げる
- 「人間には何故、聴覚があるのか」・「人間はサウンドをどこで聞くのか」
- デザイン学科のターゲットと長嶋担当科目「サウンドデザイン」「メディア数理造形演習」「音楽情報科学」の関係
- 「インタラクション」「インタラクティブ」 → 「アルゴリズム」「プログラミング」の必要性と面白さ
- 「サウンドデザイン」で学ぶことの全体像について
- アプリケーションなど
- Mac OSX に慣れる・Windowsとのデータ連携
- Max7 : メインの環境、なんでも出来る
- QuickTime7 Pro : 各種データの相互変換(コンバータ)としての活用
- GarageBand : 著作権の心配なくお手軽に音楽を制作(^_^)
- GarageBandでオリジナルのサウンドトラックができる
- サウンドファイル、ムービーファイルなどの相互変換と活用
- Maxでアルゴリズム(プログラミング)の発想を学ぶ
- Maxで音楽やサウンドの生成・編集ができる (→映像作品のサウンドトラック)
- Maxで音楽と同期したPICT画像のアニメーションができる
- Maxでリアルタイム画像処理ができる ※→後期「メディア数理造形演習」
- Maxで外界(物理世界)とインターフェースできる → インスタレーション、ゲーム ※→後期「メディア数理造形演習」
- 「なぜMaxなのか」→これらの作品の大部分はMaxで出来ている !!
- 「Maxでこんな事が出来る」のデモ ※最近の長嶋の事例も
- 「サウンドデザイン」であまり扱わないこと
- スピーチ(音声合成) → 英語であれば画面上の任意の英語を発音させる事はカンタン
- シーケンスソフト(本格的「音楽打ち込み」ソフト) → Webで自習できる、音楽理論の解説は来年、GarageBandだけは扱う
- 「初音ミク」その他(ボーカロイド) → Webで自習できる、究めたい人はゼミ等での特訓には対応する
- 宿題 なし(^_^)
- 来週以降の準備について(Flashメモリ/携帯型HDD/イアホン)
- 2日目(2016.04.21/22)
- 先輩の「サウンドデザイン」課題作品集より
- サンプルデータのダウンロードと解答と保存について
- 本日のサンプルパッチ
- Maxを触ってみよう part1 - Maxを立ち上げて編集して終了する
- システム環境設定でサウンドを「内蔵スピーカ」にすると音が出る(ヘッドホン必要)
- Maxを立ち上げる
- 最初にMaxを起動しておけば、あとはMaxパッチ(拡張子maxpat)を叩けば開く
- Maxでは文字は「直接入力」にしておくこと(日本語NG)
- 「編集モード」と「実行モード」 ※ショートカット「Command+E」
- 「File」 → 「New Patcher」で新しいパッチ(Maxのプログラム)を作る ※キャンバスは真っ白(^_^)
※ショートカット「Command+C」「Commande+V」「Command+D」「Command+A」「Command+X」「Command+Z」「Command+W」はWindows等と同じ- パッチの保存「拡張子はmaxpat」→USBメモリ等へ ※ショートカット「Command+S」
- Max/MSPの終了 ※ショートカット「Command+Q」
- Maxを触ってみよう part2 - Maxの基本操作
- オブジェクトを呼び出す (※まだ取り上げないものは呼び出さないこと)
- オブジェクトの細かい設定はインスペクタ(プロパティ) ※ショートカット「Command+I」 → (例)フォントサイズ、色、・・・
- オブジェクト同士を結ぶ
- 「全てのオブジェクトを丸暗記」なんてナンセンス
- 最小限のオブジェクトだけで相当のことが出来る
- Max/MSPで絶対に禁止なのは「無限ループ」
- (整数)変数 - 入力にも出力にもなる
- 縦スライダー、横スライダー - 入力にも出力にもなる
- ツマミ(回転ボリューム) - 入力にも出力にもなる
→ 変数の「インスペクタ」(Command+I)で自由に色を設定する- makenote - MIDI発音情報(on/off)の生成 → 「音の長さ」(Duration)と「打鍵の強さ」(Velocity)
- noteout - MIDIノートの出力(発音) → MIDIチャンネル(音色ごとの系列)
- pgmout - 音色の変更 → MIDIチャンネルを合わせる
- インクリメンタ/デクリメンタ - 例外的に変数と「たすきがけ」可能、1つずつ上下できる
- 楽器パートの「音色」は「pgmout」で設定する(しないとdefaultはピアノ、あるいは直前の設定の音色で演奏される)
- 「音色」の数字と楽器名の対応
- 鍵盤 - 入力にも出力にもなる、高さだけでなく「打鍵の強さ」(Velocity)も出力
- 来週の予告(Maxの続き)
- 1秒カウンタで時計(タイマ)を作る
- ドラムの楽器を理解する ※途中で音楽室に移動して実際にドラムを長嶋が叩いて紹介します
- ドラムマシンを作る
- 宿題 今日、やってみたMaxの使い方について理解・整理しておくこと(予習は不要)
- 3日目(2016.04.28/29)
- Max/MSPを触ってみよう part3 - 本日のサンプルパッチ
- トグル(0/1) - 入力にも出力にもなる
- Max/MSPの情報は「bang」と「データ」(数)と「メッセージ」(文字列)
- int - 整数を保持するメモリ
- bang - データでなくイベント(きっかけ)
- オブジェクトの第2インレット以降は保持されるだけ( → 初期値は変更される)
- 全てのオブジェクトは、左端の第1インレットによって出力が出る
- ↑「+」でこれを試してみよう
- 加算オブジェクト「+」
- 剰余オブジェクト「%」
- 変数オブジェクトは「メモリ」でもある → 入力が保持されている ※入力があれば出る、bangでまた出る
- 定数オブジェクト
- 定数「1」と加算「+」で「インクリメンタ」を作る
- metro - 「時間」の基準(メトロノーム)
- ここまでの道具だてで「時計(タイマー)」が出来る(^_^)- 「%」と「/」の活用
- 「ドラムマシン」を作ろう - 本日のサンプルパッチ
- 「metro」と「1」と「+」と「% 8」と「select」で簡易シーケンサが出来る
- select - 特定の値でヒットしてbangを出す
- metroで絶対に禁止なのは「時間ゼロ」
→ 変数の「インスペクタ」(Command+I)で変化の最小値を設定する- MIDIの10チャンネルは打楽器トラック専用(1〜9チャンネル、11〜16チャンネルは楽器トラック)
- 個々のタイミングのbangからある数値(ノートナンバ:10chでは打楽器指定)を出す
- 「select」の順次出力を「bang」で受けて打楽器に対応した定数を叩いてMIDI10チャンネルに出す !
- 「Maxドラムマシン」のためのドラム講座/リズム(ビート)講座
- この知識は後にGarageBandでオリジナルのドラムパターンを作る(作曲)ときにも生きます
- ドラムの楽器を理解する ※音楽室に移動して実際にドラムを長嶋が叩いて紹介します
- バスドラム(BD) 36
- スネアドラム(SD) 38
- ハイハット(HH) 44
- オープンハイハット(OH)
- クラッシュシンバル 49
- ライドシンバル
- タム(HT/MT/LT/FT)
- リムショット
- 8ビート
- 16ビート
- シャッフル/バラード(12ビート)
- 来週の予告(Maxの続き)
- ドラムマシンを改良する
- 「ドラムマシン」を「自動演奏マシン」にグレードアップする
- ベースを付ける
- アドリブピアノを付ける
- 宿題 今日、やってみたMaxの使い方について理解・整理しておくこと(予習は不要)
- 4日目(2016.05.12/13)
- Maxオブジェクトの可視/不可視の設定
- ショートカット「Command+K」 - 実行時不可視(hide on Lock)
- ショートカット「Command+L」 - 実行時可視(show on Lock)
- ある先輩の作品例 - "OB1.zip"
- 「ドラムマシン」をスッキリさせて行こう
- selectの意味とその使い方(再)
- counter - 3つのモード (インクリメンタの進化形)
- gate - 制御入力により情報を振り分ける(2入力なら単純なスイッチ)
- send と receive
- patcher (サブパッチ) による階層化・構造化 - 「プログラミング」の肝
- loadbang - パッチが開かれた時にbangを出す→初期化
- preset - パッチ内の全ての変数を記憶するプリセットボタン
- 「ドラムマシン」を「自動演奏マシン」にグレードアップする(^_^)
- 「自動演奏マシン」にベースも付けよう 本日のサンプルパッチ
- table - フレーズを描こう (patchと共に保存に設定変更)
- 「if $i1>10 then $i1」オブジェクトは「10より大きい入力の時だけそれを出力する」→休符が作れる(^_^)
- 「自動演奏マシン」にアドリブピアノも付けよう
- MIDIでは伝統的にプログラム「1」「2」「3」はアコピ、「4」「5」「6」はエレピやホンキートンクピアノ
- 楽器パートの「音色」は「pgmout」で設定すること。でないと直前の設定の音色で演奏されてしまう
- 「音色」の数字と楽器名の対応
- ただのランダムだと音楽っぽくない(^_^;)
- tableを使ってランダムに選ばれる音のセット(スケール)を設定 !!
- 中級編の補足(頑張る人のために)
- 長嶋が初めて「Max」の解説記事を書いた本
→ 長嶋の書いた本の中の この本 (図書館にある)- その中の「アルゴリズム作曲」のところをWebに置いたのがこれ
→ この本は1999年出版と古いので、Maxのバージョンも古いことに注意。ただし当時のパッチはMax7でも読み込んでMax7版に書き出せるので以下に紹介する- この記事にあるMaxパッチ「***.max」をMax版に書き出したもの(をまとめたzip)はこれ。「***.maxpat」となり、Max7で開けられる。ただしMIDIインターフェースを接続していないとMIDI入力モノは何もしない(^_^;)。MIDI出力モノはdefaultのソフトシンセが鳴る
- ↑このサンプルの最後の3つのパッチは今回の課題にも応用可能
ただしかなり上級編。その最後の実際例が↓- (参考)長嶋が1995年に作曲・公演した作品 "David" に実際に使ったパッチのうちの一部
- そのパッチがこれ
- 当時のノートパソコンの画面は小さかったのでこれで画面一杯(^_^;)
- このパッチを走らせた後には、MIDIチャンネルボリュームや音色が変更されているので、「Max7をQuit」すると音源が初期化される
- センサ関係の入力や、パフォーマンスで鳴らす部分はカットしてある
- 使い方は後日、講義の中で解説するカモ
- 本日のサンプルパッチ
- Max7の次の展開は「サウンド」→この途中でGarageBandもやります(^_^)
- 「何か(お気に入りの曲など)のサウンドデータ」を持参して下さい
- 宿題 今日、やってみたMaxの使い方について理解・整理しておくこと(予習は不要)
後の課題として「オリジナルの自動ドラムマシン」パッチ が出るかも・・・- 5日目(2016.05.19/20)
- 今週と来週、GarageBandを2週にわたって扱います
- 来週、ここまでのまとめの「課題1」が出ます
→ここまでのMax/MSPとGarageBandとQuickTimeProなどの融合技となります- まずは先輩の映像作品を見てみよう - 「Paper Play」 「もちつもたれつ」「←そのメイキング」
- GarageBandを活用しよう part1
- GarageBandとは - Macにもれなく付属する強力な音楽生成ツール(^_^)
- 活躍する先輩の学生時代の映像作品の音楽もGarageBandが多い
- GarageBandの主要な2種類の音源「リアル音源」「ソフト音源」の使い分け
- ソフト音源(来週やります)の一例 - 「どんぐりころころ」
- リアル音源のループ素材を並べるとお手軽に作曲できる
- とりあえずGarageBandを使ってみる (作曲してみる) - ループ素材を並べる
- とりあえずGarageBandを使ってみる (作曲してみる) - 1小節のパターンを作る
- GarageBandの出力はサウンドファイルとして書き出せる ※プロジェクトファイルはGarageBand専用
- 「リアル音源」のコツ(1) 個別のフレーズサンブルはテンポもキー(高さ)も違うが、トラックにドラッグドロップすると、ちゃんとGarageBandがスムースに繋がるように自動修正/調整してくれるので安心(^_^)
- 「リアル音源」のコツ(2) 「リアル音源」トラックにレコーディングできる ※Maxで作ったサウンド(AIFF)も投げ込みOK(^_^)
- GarageBand全体のコツ(1) トラックボリューム、各種パラメータの個別制御(時間的変化)で自在に表情を演出できる
- GarageBand全体のコツ(2) パンポットで音像移動ができる
- 音楽理論は別メニュー(講義外)ですが特別に「ブルース(ロックンロール)進行」の技だけ教えます(^_^;)
- 宿題 本日までに登場したGarageBandの機能をしっかり理解・整理しておくこと(予習は不要)
来週に「課題1」が出ます(^o^)- 6日目(2016.05.26/27)
- 今週もGarageBandを扱います
- GarageBandを活用しよう part2
- 「ソフト音源」のコツ(1) 最初に1音だけソフトキーボードで入れればコピペで「打ち込み」(編集入力)に移行できる
- 「ソフト音源」のコツ(2) ドラムトラックの入力方法を伝授します
- GarageBand全体のコツ(3) 実はGarageBandの「エフェクト」は超強力なので活用しよう
- 「ソフト音源」のコツ(3) Macのソフトシンセ(標準MIDI)の音色を使いたい場合 → 「ソフト音源」に標準的なMIDIソフトシンセのプログラム番号を指定する方法
- 以下のGarageBandサンプル(zip)はバージョンが変わったので互換性はありません(^_^;)。mp3を聞くのみにして下さい
- 長嶋のGarageBand打ち込み事例(2) : 和風にアレンジ ★ (1日半でこれだけ)
- 長嶋のGarageBand打ち込み事例(3) : 卒展優秀作品DVDサウンドトラック協力の事例 ※使用は自由です(^_^)
(3日間でこれだけ) →作曲のための音楽知識は講義外に企画する「音楽理論特訓講習」で伝授- 「電子音響音楽」について
- まず、講義時間内でなく、別に時間を作ってヘッドホンでここの3作品をじっくり聴いてみよう
- 「サウンドのコラージュ」という音楽作品形態 ※なんでも「音楽」(^o^)という発想の転換
- 今回の「課題1」はコレです(^_^)
- 「課題1」 「30〜40秒間」の電子音響音楽作品(サウンドドラマ)
- 提出締切 来週のコマに簡単な合評をするのでそれまでに下記のように提出する
- ここまで学んだMax/MSPのアルゴリズムミック作曲/サウンド生成処理とGarageBandのまとめ
- 40秒を大きく超える/不足する長さは失格。Duration(尺)は「29秒以上41秒未満」とする ※「ラジオCM」のイメージ
- 課題作品は後日、Web(長嶋ページ)に置く可能性があるので、コラージュの素材であっても著作権に配慮してオリジナルであること
- 30〜40秒のコンテンツはループ再生を前提としない。「起承転結」・「序破急」など展開(ドラマ)を構想して制作すること。ギャグ系、ネタ系、ホラー/オカルト系などもOK
- サウンド素材に防音室とかは使わない。音響品質よりアイデア勝負なので、マルチメディア室iMacの内蔵マイクでOK
- GarageBandのループ音楽素材をただ重ねた/並べただけの淋しい作品は低く評価する
- GarageBandのかっこいいループ音楽素材を利用するよりも、自分でドラムトラックを打ち込んだりMax自動演奏で生成したオリジナルの方を高く評価する
- 提出データは最終的にはGarageBandの「共有」から「ディスクに書き出し」で「MP3エンコード」を使って → 「MP3ファイル("学籍番号.mp3")」とする
- 課題制作のための別の日の作業、「課題回収用HDD」などは実習指導の前田さんに問い合わせること
- データは講師席の「課題回収用HDD」の提出用フォルダ「サウンドデザイン」と、前田さんが用意する講義用USBメモリの両方に入れること。自分のバックアップも別に必ずとっておくこと
- 7日目(2016.06.02/03)
- 「課題1」の合評(^_^)
- 後日、暇な時にでも→ サウンドねたの伝説「スネークマンショー」を堪能しよう ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
- 前回までは「音楽データ」でしたが、今日から「サウンド」そのものを扱います
- サウンドファイルの種類と特徴と相互変換
- 「音楽ファイル」には大きく2種類ある
- 「MIDIファイル」 --- 音楽演奏情報を記録したデータファイル。再生系でサウンド合成(シンセサイズ)する必要がある。サイズが非常に小さい
- 「サウンドファイル」 --- サウンドを曲ごとサンブリングしたデータファイル。非圧縮だとかなり大きくなる
- サウンドファイルの相互変換 : iTunes、QuickTime7Proを活用する
- Max7のMIDI(ソフトシンセサイザ)演奏情報をMIDIファイルとして記録する : 「seq」
- MIDIファイルをQuickTime7ProでAIFF/WAVファイルとして書き出す(export)
- QuickTime7ProでAIFF/WAVファイルをトリミングして書き出す
- CDやAIFF/WAVファイルをiTunesでmp3化する(preferenceでCD変換形式をmp3にする)
- CDやAIFF/WAVファイルをGarageBandでmp3化する(「共有」で書き出す)
- 今日は「本日のサンプルパッチ」はありません。一緒に作って行きます(^_^)
- いよいよMSPに進んでみよう part1- MSPの機能をザッと紹介
- Maxの機能(MIDI情報処理)をサウンドに拡張させたMSP
- サウンドの情報は「黒い線」でなく「黄色と黒の縞模様の線」である
- オーディオのON/OFF
- マイク入力とオーディオメーター/レベルメーター
- マイク入力で(叫ぶ/手を叩く)ドラムマシンのスタート/ストップ制御なんてカンタン(^_^)
- スピーカ出力とオーディオボリューム
- サウンド・シンセシスのもっとも基本は「cycle~」
- サイン波のサウンドを鳴らしてみよう
- ピッチ(周波数)と人間の可聴領域
- 宿題 今日、やってみたMaxの使い方について理解・整理しておくこと(予習は不要)
- 8日目(2016.06.09/10)
- ディジタルサウンドの「エフェクト」について ★
- いよいよMSPに進んでみよう part2- サンプリング
- 音楽的ピッチ(音階)とピッチとの変換「mtof」「ftom」
- 「サンプリング」してみよう
- 「サンプリング」とはバッファメモリにサウンドファイルをレコーディングすること
- メモリの確保「buffer~」
- メモリへの記録「record~」
- メモリからの再生「play~」
- スピードや時間的方向を変えて再生してみよう
- 「ゴジラが吠える」サウンドを作ろう
- 「buffer~」からファイルへの書き出し
- ファイルから「buffer~」への読み込み
- サウンドファイルの再生「sfplay~」
- CDからサウンドファイルへの取り込み方法
- 「*~」でオーディオレベルを乗算する
サウンドに乗算される値は「0.0」から「1.0」までがフルスケール ※持ち上げる場合には「割れ」に注意- フェードイン/フェードアウト/クロスフェード
「プチ」を無くすのはサウンドデザインの最初のマナー- サウンドファイルへの録音「sfrecord~」
サウンド入力ソースの切り替え(selector~)のサンプルもあり- 本日のサンプルパッチ ★
- 宿題 今日、やってみたMaxの使い方について理解・整理しておくこと(予習は不要)
- 9日目(2016.06.16/17)
- 「ループ映像」「ループサウンド」の作り方
- いよいよMSPに進んでみよう part3- エフェクト
- より高度な(DJ的)再生「groove~」
ループのON/OFFとともに再生スピードのスライダーのvalueインスペクタを「float」に設定するサンプル
再生速度を変えてミックスして「ハモり」を作るには(再)- サウンドを左右に「飛ばす」には??
- 数値データをサウンド信号に変換する「sig~」
- 振幅変調(AM)
- 「FIFOメモリ」(リングバッファ)とは → 「tapin」「tapout」
単純に遅らせるのは後述の「delay~」だが、FIFOメモリでは「マイナスのdeley(→未来(^_^;))」も出来る- 周波数変調(FM)
- ディレイ
これをオリジナルと重ねると面白くなる(^_^)- ディジタルフィルタとイコライジング
- リバーブ - 本格的にはフィルタとタップを多段に駆使する!
- 本日のサンプルパッチ ★
- 宿題 今日、やってみたMaxの使い方について理解・整理しておくこと(予習は不要)
- 10日目(2016.06.23/24)
- Maxでアニメーション(1)
- 「Maxでアニメーション」の意味
→ 後期「メディア数理造形演習」(旧「サウンドデザイン演習」)に繋がる発展の可能性 !!- 本日のサンプルパッチ ★
- まずは「lcd」パッチ
- まずは「lcd」にお絵描き
- 「lcd」の大きさはVGA(640*480)程度にしておこう(合評のため)
- 全てのマニュアルはhelpにある
- ペンの太さ
- ペンの色
- お絵描きしたら静止画ファイルにしよう
- 「lcd」パッチでdraw系のグラフィクスをやってみよう
- 基本図形 - paintrect
- 基本図形 - framerect
- 基本図形 - paintoval
- 基本図形 - frameoval
- 基本図形 - linesegment
- 4つの数値をリストにまとめる「pack」
- 先頭にコマンドを付加する「prepend」
- 末尾にコマンド等を付加する「append」
- ランダム自動描画パッチ
- →自動演奏と組み合わせると・・・
- お絵描きして静止画ファイルに保存してPNG→PICTに変換する
- 来週の予告 - 静止画を動かすアニメーション
- 最終課題は「オリジナルのBGMに同期したアニメーション(モーショングラフィクス)にインタラクティブな要素を加えた一種のゲームとも言えるMaxパッチ」制作、となる予定です
- 宿題 本日までに登場したMaxテクをしっかり理解・整理しておくこと(予習は不要)
- 11日目(2016.06.30, 07.01)
- オープンキャンパス「ビジュアル・サウンド領域」スタッフ募集
→古田・佐井・日比谷・かわ 先生にそれぞれ申し込んで下さい- オープンキャンパス「長嶋組」スタッフ募集
- 過去の「虎の穴」のイメージです
- 「ビジュアル・サウンド」領域の長嶋担当の「インタラクティブ作品」展示関係が中心です
- 展示会場は「インタラクション」領域と一緒の文化芸術研究センターです
- スタッフ・バイト代(図書カード)は「ビジュアル・サウンド」領域から出ます
- 前日の設置日、当日(1日目/2日目)の説明員、2日目の撤収、を担当します
- メンバーの都合を調整して1日程度「勉強会」を開催して、あれこれ特別に伝授します
- 定員は3-4人、メイルでの希望で先着順です
- 撤収日に打上げにご招待の予定です
- 今後の予定
- 2016.07.07(木)/2016.07.08(金)
- 2016.07.14(木)/2016.07.15(金) 課題演習日、マルチメディア室は前田さんが開けてくれます
- 2016.07.21(木)/2016.07.22(金) 課題制作応援
- 2016.07.28(木)/2016.07.29(金) 最終合評、アンケート (早めに終わります)
- Maxでアニメーション(2)
- 本日のサンプルパッチ ★
- 多数の絵の「ぱらぱらアニメ」を作る
- →自動演奏と組み合わせると・・・
- PICT画像に座標を指定して「動かす」
- PICT画像をランダムに「動かす」 (1)普通の「random」は神出鬼没
- PICT画像をランダムに「動かす」 (2)酔っぱらいの千鳥足「drunk」の面白さ
- 座標の計算により物理的挙動を表現できる - 「数理造形」
- 等速速直線運動 - 無重力の宇宙空間はコレ
- 等速円運動/単振動 - 宇宙空間はコレで溢れている
- 放物運動 - 地球上はコレで溢れている
- 力学的に不審な挙動を加味する - 「生命」のイメージの演出
- 過去の「サウンドデザイン」課題作品(Max4の時代)を発掘しました
- 最終課題は「オリジナルのBGMに同期したアニメーション(モーショングラフィクス)にインタラクティブな要素を加えた一種のゲームとも言えるMaxパッチ」制作、となる予定です
- 12日目(2016.07.07/08)
- 来週は課題演習日、マルチメディア室は前田さんが開けてくれます
- Maxでインタラクティブ → ゲームが作れる(^_^)
- 本日のサンプルパッチ ★
- キーボード入力の取得
- カーソルキー(↑←↓→)入力の取得
- マウスボタン状態の取得
- マウスカーソル座標の取得
- ストップウォッチだけでゲームになる
- 状態判定
- ランダム生成 → 「占い」系コンテンツ
- 初期設定について - 「loadbang」の活用、「table」の保存設定に注意
- 過去の「サウンドデザイン」課題作品(Max6以降)
- 最終課題
(1)オリジナルのサウンド(BGM/SE)と(2)Maxアニメーションに(3)インタラクティブな要素を加えた、一種のゲーム/インスタレーション(体験型マルチメディア作品)とも言えるMaxパッチ
- 提出締切 7月27日(水)
- ここまで学んだ全てのまとめ
- 自分の学籍番号のフォルダを作って、その中に必要なデータ等を全ていれて、zipに圧縮して提出
- メインのMaxパッチは「学籍番号.maxpat」として、参照されるデータ(サウンド、画像など)も横並びに置く。ファイル名は「半角英数字」にしないと悲しい事が起きるかも・・・
- 課題作品は後日、Web(長嶋ページ)に置く可能性があるので、著作権に配慮してオリジナルであること
- 課題制作のための別の日の作業、「課題回収用HDD」などは実習指導の前田さんに問い合わせること
- 次々週の講義時間はほぼ、それぞれ個別の制作を支援しますので、「ここまで出来ていて」「ここが出来ない」というポイントまで整理しておくこと
- データは講師席の「課題回収用HDD」の提出用フォルダ「サウンドデザイン」と、前田さんが用意する講義用USBメモリの両方に入れること。自分のバックアップも別に必ずとっておくこと
- 13日目(2016.07.14/15)
- 課題演習日
- 14日目(2016.07.21/22)
- 「USBゲームコントローラ」と「Max」との熱い関係について
- 課題支援日
- 15日目(2016.07.28/29)
- 後期「メディア数理造形演習」について
- 最終合評
- 授業アンケート
- 補遺 最終合評の時にちょっと原因不明で「預かり」となった2人のパッチについて解決・解明しましたので報告します
- 清水菜々美さんのこのパッチですが、描画されない、というトラブルの原因は「"readpict"と手打ちした際に何らかの原因で余計な文字コードが混入したらしい」というものでした。 トラブル元のパッチを開くと、Maxコンソール(エラーメッセージを表示)に「lcdオブジェクトは"readpict"というコマンドは知りません」と出ました。 見た目は"readpict"と正しいのですが、何らかの原因でオブジェクトが゛正しいコマンドと認識しませんでした。 新しいメッセージオブジェクトに改めて直接入力で"readpict"と打つとエラーは出なくなり、このパッチのように正しく動くようになりました。(^_^)
- 中島英理奈さんのこのパッチですが、シューティング判定の座標の設定がずれている・・・という事で引き取りましたが、調べてみるといくつかの部分にまだバグがあり(^_^;)、しかし全体としてはしっかり出来ているので自力で完成まで持っていける、と判断して、僕が完成させる事は敢えてしませんでした。 いいトレーニングになるので、バグを発見して完成させる、というのに誰か挑戦してみて下さい。 例えば「int」オブジェクトは、両方のインレットに情報が入らないと正しく動きません。
- 関連資料・リンク