Sketching日記(2)

(実際のところはBiofeedback日記またはMax7日記かも)

長嶋 洋一


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2019年5月27日(月)

いろいろある「日記シリーズ」の中で、直前(2018年11月21日〜2019年2月14日)の Basic日記 を受けて2019年2月18日から始まった この日記のPart1 の最後が「2019年5月7日(火)」だったので、そこから約3週間が経過して、いよいよ今週末(6月初旬)からは、久しぶりの「学会発表出張連続月間」がスタートすることになった。 それぞれの発表予稿は4月あたりに完成送付していてほとんど忘却の彼方であり、さらに当日のプレゼンもいつもの事ながら完全に未着手なので(^_^;)、ぼちぼち「思い出し」と「プレゼンやっつけ」を進めないといけない。

まずはこの20日間の記録であるが、ゼミの持田さんの制作に関して、ちょうどSeeed社から上のような 新しい距離センサ が出た、という情報が届いたので、まずは自腹で3個、注文してみた。 しかし注文した後でデータシートを調べてみると、このセンサの出力はアナログ電圧でなくて115200のシリアル、と判明した。 ホストのMaxとの通信に115200のシリアルを使いつつ、センサ情報の取得にも115200のシリアルとなると、普通のArduinoとかでは出来ないことになる。 Propellerを使えばまったく余裕だが、とりあえず簡単にはいかない。

そこでデータシートを読んでいると、さすがにSeeed社もここは考えているようで、「UARTを2個、持っている[Arduino Mega]であれば使える」とのことだったが、[Arduino Mega]は大きな基板で美しくない上に無駄に高価だった。 そしてSeeed社はそんなユーザのために、上のような「UARTを2個持っていて、Arduino Megaと互換」という Seeeduino Lite を提供しているのだった。 そこでSUAC出入り業社を通じて、追加の 距離センサ とこの Seeeduino Lite とを発注した。 特急便でなくいずれも最低価格の「郵送」としたので、届くのは1カ月後ぐらいであり、これは届いたら実験を開始する、という感じである。 持田さんは的場先生の指導で、よくある超音波センサを使うようだが、「テンキーの回路に接続してJavaScriptで動作」という、なかなか面倒で応用性に乏しい戦略となっている模様だ。

脳波センサのOpenBCIからは、新製品として Wet Electrode Cap が出た、というアナウンスが届いたが、あの乾式の「剣山電極」がOpenBCIの売りだったはずなのに、これは昔ながらの導電ジェルべたべたのアレである。 さすがにソソラレないのでパスした。 そして5月13日にはSUAC入試室から依頼されていた、SUACで開催された東海4県の工業高校の教員による研究会で こんな講演 (←URLは敢えて1文字抜けなのでNot Foundとなる)をして、 こんな感じ で、まずまず好評だった。

そして、「音楽情報科学」を受講している中で希望者3人を対象として、3年ぶりに 音楽理論特訓集中講座 が始まった。 これは毎週1コマ、ゼミの次の「水曜3限」にやることになったが、今回は3人とも楽器経験者なので初級の「楽譜のルール」の説明が不要で順調にスタートした。 この特訓の他に、ゼミの2人(提坂さんと梅田さん)が、去年の「サウンドデザイン」を取らなかったのに「音楽情報科学」を受講する関係で、こちらも週に1コマ、「補習」として1106研究室に来て特訓を進めている。 この前期はしばらく、この特講2コマの体制で進んでいく。

そして先週末の土曜日には、久しぶりに卒業生の西さんと飲んだ。 彼女は卒業と同時に航空自衛隊に就職して、今月から7月あたりまで、久しぶりに浜松基地に出張で来ているのである。 詳細は 「空女」 のパンフなどを参照されたい。 これは自衛隊が制作して広報勧誘しているパンフレットなのでOKなのだそうだ。 学生で就職についてビジョンが無くて彷徨っている人がいたら、話し相手にぜひ彼女を紹介してあげたい。 「日本の平和を空から守る」なんて、素晴らしいことである。(^_^)

2019.06.01(土) 日本音楽知覚認知学会(大阪樟蔭女子大学)
2019.06.02(日) 日本音楽知覚認知学会(大阪樟蔭女子大学)
2019.06.08(土) 日本時間学会大会(山口大学)
2019.06.09(日) 日本時間学会大会(山口大学)
2019.06.22(土) 音楽情報科学研究会「音学シンポジウム」(京都大学)
2019.06.23(日) 音楽情報科学研究会「音学シンポジウム」(京都大学)
2019.06.29(土) 日本バイオフィードバック学会学術総会(愛知学院大学)
2019.06.30(日) 日本バイオフィードバック学会学術総会(愛知学院大学)
2019.08.21(水) リハ工学カンファレンス(北海道科学大学)
2019.08.22(木) リハ工学カンファレンス(北海道科学大学)
2019.08.23(金) リハ工学カンファレンス(北海道科学大学)
2019.08.26(月) 音楽情報科学研究会(SUAC)
2019.08.27(火) 音楽情報科学研究会(SUAC)
2019.08.28(水) 音楽情報科学研究会(SUAC)
2019.09.03(火) FIT2019(岡山大学)
2019.09.04(水) FIT2019(岡山大学)
2019.09.05(木) FIT2019(岡山大学)
2019.09.27(金) Sketching in Hardware(Detroit)
2019.09.28(土) Sketching in Hardware(Detroit)
2019.09.29(日) Sketching in Hardware(Detroit)
2019.09.30(月) Sketching in Hardware(Detroit)

そしてようやく、 この日記のPart1 の「2019年4月19日(金)」のところにあった上のリストの期間に突入してきた。 当面は6月にある4つの学会発表出張である。 今週末には大阪樟蔭女子大学での日本音楽知覚認知学会2019年春季研究発表会に行く。 そのプログラムは これ である。 僕の発表予稿は これ であり、ページ数の制限を気にしないために作ったその実質的な中身は PC環境での心理学実験におけるレイテンシとジッタの再検証 というWebに置いてあるので、実質的にはこのページをオフラインで持参してなぞっていく(プレゼンを作らない)、という作戦なのだ。 この発表に関連して、 20年前の発表資料 の中にあったURLを 現在の生存URL に変更して、40部だけコピーして持参配布することにした。

ちなみに、 この日記のPart1 の4月上旬に登場していた、上のJetsonNanoであるが、何度やっても現象は変わらず、つまりは「AIのためのGPUの載ったRaspberry Pi」として使いたいのに、肝心のRaspberry Pi相当部分がちゃんと動いてくれないので、もはや投了である。 出てスグ、というタイミングで掴んだのが失敗だったようで、まだUbuntuというのはダメなのだろうか。(^_^;)

2019年5月28日(火)

スマホを持たず自宅にはパソコンもネットも無いので、僕の毎朝は、研究室に出てきてパソコンを立ち上げ、到着メイルをチェックする事から始まる。 最近ではだいぶスパム対策があちこちで徹底してきたので、かつては毎朝50-100本届いているスパムメイル(英語と日本語が40%ずつ、あとはロシア語と中国語など)を消すことから始まったのに対して、このところは毎朝、スパムは数本程度ときわめて静穏である。 昨日も1人、そして今日は2人のデザイン2回生から「領域選択面談」アポのメイルが届いたが、「音楽情報科学」のプチ課題として「お気に入りの錯覚を選んで報告」というメイルもゼミの梅田さんから届いてきた。 今年もこうやって、新しい錯覚に出会うのが楽しみな時期となった。

そしてフト思い出して、スキャナからWebに上げたのが、上の某大学入試問題(2017)である。 これはちょうど「サウンドデザイン」で今週からMSPによるサウンド生成・サウンド処理を扱うので、タイミングとしては最良であると気付いたのだ。 Max/MSPを使って平均律と純正律の違いを実際に聞き比べる、という以下のMaxパッチは既に作ってあるので、お話としてでなく実際に「耳」で確認してもらう事にした。

2019年6月1日(土)

そしてここは大阪樟蔭女子大学の翔空館10階の、日本音楽知覚認知学会の会場である。 久しぶりに参加できた音知学会であるが、相変わらずなのに安心する(^_^;)、 浜松から新大阪までのひかり車内、そしてこの会場に着いてからの1時間ほどで、「音楽情報科学」で学生が報告してくれた以下の面白い錯視を実際にMaxで遊べるようにする・・・というがパッチがあっさり完成してしまって、既に充実感がある。

上のパッチは、元々の錯視動画の体験だけでなく、テーブルをうりうり描くことで遊べる、という意味ではずっと楽しい感じがする。 これはさっそく、来週の講義とゼミで学生に紹介してみよう。(^_^)
そして午後から始まった今日のセッションは、ポスターセッションも終わって最後の招待講演となった。 ポスターの中では、阪大の「合奏における個性と協創 --人と人工知能の比較--」が気になったが、どうにもいかにも阪大工学部、という感じがした。 招待講演の「歌垣」というのはなかなか面白い話題だが、まぁ「聞くだけ」になりそうである。 その合間に、とりあえず手作業でまとめた今回の発表を以下に整理しておこう。

ポピュラー楽曲における歌唱難易度に関する要因の分析
	本研究では、ポピュラー楽曲を題材に、人が感じる歌の難易度の要因を調査した。歌唱難易度の要因として 楽譜特徴量を定義し楽曲の譜面から抽出、主観評価と
	音楽特徴量の関係を調べる歌唱実験を行った。実験参 加者には楽曲を複数曲歌わせ、難易度をその判定理由とともに評価させた。
ピッチマッチングを用いた学習の維持・定着に関する研究~運動学習の枠組みから~ 発表キャンセル
リタルダンドの印象における音楽経験の影響
	楽曲におけるテンポの変化パタンと印象の関係はこれまで調査されていない.本報告では,音楽経験が大きく異なる聴取者とし,実験刺激を様々なリタルダンドとした
	実験の結果,音楽経験の有無が美しさに対する評価に影響を与えることが示唆されている.
音楽嗜好と共感性
	共感性はヒトが社会を維持していくために不可欠の能力である。本研究では、音楽と共感性の関係を心理学・ 社会学および行動遺伝学的に調べた。共感性の
	生物学的指標としてオキシトシン受容体遺伝子の多型を用 い、音楽嗜好や音楽行動(音楽経験等)との関係を分析した。
金管アンサンブルスタディI アクティブラーニングを活 用したアンサンブル指導の一考察
	高等教育でのアンサンブル指導において、アクティブラーニングの手法を取り入れ、その有益さについて検 討した。学生自身が持つ内在された思考を、ピアレビュー
	を通して、あえて言語化し、それを外在化させる 事は音楽づくりにおいても学修という観点でも有益であると考察する。
合奏における個性と協創 -- 人と人工知能の比較 -- ポスター
多義的な拍子喚起刺激の知覚 ポスター
BGMのテンポが二者間会話に及ぼす影響 ポスター
ピアノ経験の有無やテンポの違いが5指による打鍵動作に 与える影響 ポスター
日本人における音楽聴取の心理的機能についての調査:中間報告 ポスター
歌垣(掛け合い歌)研究の現在 特別講演
金管楽器の相互作用による聴こえ方の変化
	2本の金管楽器を近接して演奏するとき,楽器間の相互作用と位相調節によって音色が相互に変化して聴こえ方に影響す る。このことについて実験に基づく解析を
	行い,倍音成分の位相同期によりミッシング・ファンダメンタルに類似した現 象が起こることを見いだした。実験についての詳細とこの現象を説明するモデルを提案する。
オフィスにおけるBGMの効果:フィールド実験による検討
	オフィスにおけるBGMの使用がオフィスワーカーのメンタルヘルスや職務状況、仕事・会社への評価などに及ぼす効果を調べた。その結果、BGMがオフィスワーカー
	に肯定的な影響を及ぼす可能性が示された。
演奏者の「イメージ奏法」を使った 感情の知覚化による 音楽と映像の供与 ー視聴者自身の音楽への「共感性」の 認知から心の再生を促す試みー
	演奏者の「イメージ奏法」を使った音楽と映像の視聴覚融合の供与が視聴者の共感性の認知を導き、精神面・肉体面へのどのような影響と効果を与え、心の再生を
	促すことができたかを心理学的・医学的検証した報告
音の跳躍方向の異なる箇所での視線移動と演奏エラー
	ピアノ初見視奏では、音が跳躍する箇所で演奏エラーを起こしやすい。1オクターブを超える音の跳躍があ り、左右の手が逆方向に移動する箇所における視線移動
	と演奏エラーについて検討した。
PC環境での心理学実験におけるレイテンシとジッタの再検証 ★ 長嶋洋一 (静岡文化芸術大学)
	心理学実験を行なうPCベースでのマルチメディア・システムの遅延(レイテンシ)とばらつき(ジッタ)について改めて計測実験を行い、研究の基盤に関わるポイントに
	ついて再検討したので報告する
オペラ視聴時の声楽家の脳波個別解析
	オペラ鑑賞が視聴者の脳にどのような反応を引き起こすかを調べるために,オペラのシーンのビデオを観ている時と,比 較のために,映像なしで音のみを聴いている
	(リスニング)時、自然の風景のビデオを観ている時、および安静時の脳波 を計測した.多くの被験者で,デルタおよびベータ・ガンマ周波数帯の脳波パワーの増大が
	認められた.また信号源推定 によって,視聴時とリスニング時で脳活動部位が大きく異なることが示された.
幼児期前期のつくり歌の頻度と幼児の音楽行動特性との関連
	幼児期前期(言語獲得期)の幼児は生活のいろいろな場面で鼻歌のように歌を口ずさむことが多い。本研究で は,幼児期前期のつくり歌の頻度とつくり歌が歌われる
	個人内要因としての幼児の音楽行動特性との関連に ついて,実証的に述べる。

2019年6月5日(水)

6月第1週の 日本音楽知覚認知学会2019春季大会発表出張 はあっという間に終わり、新たな週ではあれこれお仕事に追われてもう水曜日である。 昨夜はアカペラに新入生4人が見学に来てくれた・・・という朗報もあるが、果たしてどうなるか。

そして今日は、1限の「音楽情報科学」で、上のような素晴らしい錯視の報告があって、これをMax版にする、と宣言してしまったが、なかなか厄介そうである。 これは今週末の、時間学会の出張で山口に行く途中に賭けてみよう。 2限にはゼミ、3限には音楽理論特講、4限には打ち合わせ、と日々が刻々と過ぎていく。

2019年6月7日(金)

もう週末、そして明日と明後日は山口大での時間学会へ出張である。 再来週の京大での音楽情報科学研究会(音学シンポジウム)に関しては以下のようなリクエストが届いたので、ちゃっちゃと このように やっつけ作業で作って(といっても15分ぐらいかかった(^_^;))、サッサと送ってしまった。 どうせ30秒なので、なんでもいいのだ。

音学シンポジウム2019 ポスター発表者の皆様
この度は、音学シンポジウム2019におけるポスター発表にお申し込みいただき、誠にありがとうございました。ポスター発表および概要発表に関しまして、
以下の通りご連絡申し上げます。

■概要発表について
音学シンポジウムでは、多数のポスター発表が予定されております。参加者がどの発表を重点的に見て回るかを考えるための参考として、ポスター発表
実施日の午前中に「概要発表」を実施しております。発表1件にあたり30秒(時間厳守)でご自身の研究内容を紹介していただきます。ぜひ、分かりやすく
楽しい概要発表をお願いいたします。

○提出物
概要発表時にスクリーンに表示する1枚のスライドをPDFファイルとしてご提出いただきます。必ず、次の仕様を満たすファイルをご用意ください。
ファイル形式:PDF
スライドのサイズ:アスペクト比4:3のサイズ(例:1024×768など)
スライド枚数:1枚
スライドの内容:できるだけ分かりやすく、発表を聞きたくなるような内容にしましょう。発表タイトル、著者、発表番号(後述)をスライドの中に含めてください。
なお、動画・音声、アニメーションなどは使用不可です。

○提出方法
Googleドライブ、dropbox、ご自身で運用しているWebサーバなど、Web経由でアクセス可能なところにアップロードしていただき、所定のフォームからその
URLをご提出ください。提出にあたっては、パスワードなどが必要なく、URLを知っていればアクセスできる状態にした上で、URLをご提出ください。

今日の1限「サウンドデザイン」では、MSPのエフェクトなどをやって、いよいよ来週と再来週はGarageBandをやって「課題1」、そしてその後はアニメーションとインタラクティブ(ゲーム)に進んで「最終課題」・・・と快調に進んでいる。 2限には晴那ちゃんが研究室にやってきての「某練習」。 こちらも粛々と、遅々として進展している。 いろいろ頑張る時期が続いているのだ。

2019年6月10日(月)

新幹線の一部でWiFiが飛び始めたのは歓迎すべき事だが、たまたま乗った新幹線で飛んでいないと悲しい気分になる。 一昨日と昨日は、 日本時間学会10周年記念大会発表/理事会出張 に行ってきたが、行きの名古屋から新山口までの「のぞみ」車中でやるつもりだったMaxプログラミングは、たまたま半年単位のオーソライズの切れ目に遭遇して、そういう瞬間に限ってWiFiが飛んでいない新幹線だったので、まったく作業が出来なかった。 時間学会の会場である山口大学でも、学生さんに学内WiFiに繋いでもらったもののプロキシが通過できずに断念、結局、ホテルに帰ってきてようやく環境復活できた。 その時間学会の一般講演は以下のようなものだった。
6/8(土) セッションI
(1)末梢時計遺伝子の発現振動に対する摂食刺激の影響
(2)小学生の睡眠パターンと学習姿勢
(3)知覚交替の確率的神経機序における速度パラメータの推定-α波の同期現象に注目したアプローチ-
(4)知識労働者の科学的時間管理に関する検討と進化生物学的考察

6/9(日) セッションII
(5)音楽情報科学における永遠の課題:レイテンシとジッタ
(6)NICT時間周波数標準関連研究の最近の進展
(7)匿名掲示板での「炎上」現象に関する時系列解析における質的データの評価に効果的な極性辞書の検討
(8)PCディスプレイ上の時計表示の有無がタスクパフォーマンスに及ぼす影響について

ポスター発表
実環境における主観的時間推定のためのスマート端末を用いたセンサデータ収集プラットフォーム
2009年7月豪雨で被災した山口市大内地区における土地利用変遷と浸水被害の特徴

セッションIII
(9)系列順序はどのようにして心的時間線上に配置されるのか?-左右空間を構成する基準点の影響に注目して-
(10)マルチ・スケール時間論に基づく意識の理論:拡張ベルクソン主義の観点から
(11)帝国日本における中央標準時の変遷
(12)時間学と我が国の暦問題
そして昨日の帰りには、 このように SLの動画と写真も撮ることが出来た。 全国的に梅雨入りしたというのに、たまたま山口付近は好天だったのが何よりである。

ちなみに僕の発表のプレゼンは、現地でサッと作った これ だけである。 Keynoteなどを使わない、というのは先週に続いてのことで、再来週の京大での音楽情報科学研究会は発表者全員がポスターなので、またまたプレゼンは手抜きということになる。(^_^;)

エンタテインメント技術
9月3日(火)13:10-15:10 2k会場(一般教育棟 B棟 B21)
I-001	ウェルネス・エンタテインメントを実現するツールキット: スケッチングとメディアアート 長嶋洋一(静岡文化芸術大学)
I-002	実世界に干渉するARキャラクタとのインタラクションシステム
I-003	仮想空間内に現実の物体がある時の没入感
I-004	指揮者の動きに同期した演奏アニメーションの生成
I-005	遠隔音楽ライブ支援システムKSA2におけるNPC集団の自然な制御機能の評価
I-006	word2vecを用いた印象語選定に基づく配色支援手法
そして、この日に「簡易版プログラム」が公開される・・・と予告されていたFIT2019(岡山大)で、僕は上のセッションに割り当てられた、と知った。 まぁECネタであるとしても、大分類として「I分野 グラフィクス・画像」ということで、これは完全アウェーという感じである。 それ以外に関係しそうな(覗いてみるカモ)というセッションは、以下のあたりである。
E分野 音声・音楽
9月3日(火)15:30-17:30 3e会場(一般教育棟 A棟 A36)
E-007	球面調和関数に基づく近接音抽出法を利用したBLSTMによる近接音声強調
E-008	グループディスカッション可視化のための話者クラスタリング
E-009	ユーザの好みを反映した自動作曲システムにおける対話型遺伝的アルゴリズムの有効性
E-010	隠れマルコフモデルに基づく左手用ピアノ楽譜生成手法
E-011	弦楽器練習支援のための音符からの運指推定
E-012	カオス論的手法により音声信号に定義する発話者の覚醒度に相関する特徴量
これは僕のセッションのすぐ後なので、1日で中身が充実する、という意味では要チェックである。 ちなみに「F分野 人工知能・ゲーム」カテゴリにはあまりソソラレル発表が無く、「ゲーム情報学」セッションにもシリアスゲームの影も形も無かった。 そして「G分野 生体情報科学」カテゴリの中には、以下のようなものが散見された。
生体情報科学
9月3日(火)9:30-12:00 1g会場(一般教育棟 A棟 A42)
CG-002	心の健康状態の評価に向けた気分変化を伴う心電図の特徴抽出
CG-003	心電心拍・脳血流・鼻部皮膚温度の変化に着目した暗算課題のストレス検出
医用画像
9月4日(水)13:10-15:10 4j会場(一般教育棟 B棟 B11)
G-018	歩行映像に基づくリハビリテーション支援システムの開発
「H分野 画像認識・メディア理解」カテゴリには面白そうなセッションタイトルがあるものの、中身はゴリゴリの深層学習関係ばかりで、これはパスである。 「J分野 ヒューマンコミュニケーション&インタラクション」では、以下のようなものが気になった。
ヒューマンコミュニケーション
9月3日(火)9:30-12:00 1k会場(一般教育棟 B棟 B21)
CJ-001	親しみやすい対話エージェントのための対人感情を導入したエージェントモデル
CJ-002	ロボットとのインタラクションによる語用障害をかかえる人との対話を学習するシステム
CJ-004	ワークショップにおける業種横断型アイデア発想支援ツールの開発
ヒューマン情報処理
9月3日(火)13:10-15:10 2l会場(一般教育棟 B棟 B32)
J-002	変化の見落とし現象に着目した周辺情報通知に関する基礎的検討
J-003	強さを視覚化するための検討について
J-005	潜在的ニーズ抽出のための生体情報からの感情シフトの検知
J-006	脳波を用いた概念ベース構築方法の再検討
高齢者と介護
9月3日(火)15:30-17:30 3l会場(一般教育棟 B棟 B32)
J-008	医療・介護間の情報共有プロセスに生じるずれとその要因の探索
J-009	隠れマルコフモデルを用いたベッド上における要介護者の体位遷移の推定
J-010	睡眠時における無呼吸状態推定のための最適周波数帯域の検討
J-011	膀胱内蓄尿量推移の無拘束予測のための排尿成分吸光特性解析 -リッジ回帰による最適モデルパラメータの推定-
ヘルスケア
9月4日(水)13:10-15:10 4m会場(一般教育棟 B棟 B33)
J-012	睡眠時における顔領域の赤外線画像に基づく心拍関連情報の抽出
J-013	ウェアラブル筋電計による早食い防止咀嚼ゲーミフィケーションアプリ
J-014	眼球・頭部協調運動を用いた作業者の安全余裕度評価
J-016	単調作業に対する自己効力感向上を目的としたセルフモニタリングと目標設定の関係性の分析
VRとインタフェース
9月4日(水)15:30-17:30 5m会場(一般教育棟 B棟 B33)
J-018	視線入力とハンドジェスチャを併用したインタラクションの設計
J-019	不特定多数の使用者に向けたsEMGの適用におけるハンドジェスチャの認識手法
J-021	ホログラフィックプロジェクタによる空中投影
J-023	仮想世界のオブジェクトを現実世界の道具で操作するハプティックインタフェース
ヒューマンコミュニケーション基礎
9月5日(木)13:10-15:40 7l会場(一般教育棟 B棟 B32)
J-026	視線と口唇の相互作用によるメンタルヘルスの可視化と意味付け
J-030	楽器演奏教育支援のための楽典学習の深化と読譜方略選択の関係
上の「ウェアラブル筋電計による早食い防止咀嚼ゲーミフィケーションアプリ」のように、ようやくシリアスゲーム的なものがあったのが救いである。 「K分野 教育工学・福祉工学・マルチメディア応用」と「M分野 ユビキタス・モバイルコンピューティング」では、以下のようなものが気になった。
福祉工学とアクセシビリティ
9月5日(木)13:10-15:40 7m会場(一般教育棟 B棟 B33)
K-030	聴覚障がい者を対象としたSmartGlassによる競技場の音の可視化
K-036	介護記録の価値の発見につながる情報可視化手法の検討
ITSとIoT
9月3日(火)9:30-12:00 1n会場(一般教育棟 C棟 C31)
CM-005	健康状態把握を目的とした柔軟なIoTプラットフォームのデザインに関する研究
ユビキタスコンピューティングシステム
9月4日(水)15:30-17:30 5p会場(一般教育棟 C棟 C32)
M-017	様々な嗜好を有する人が混在する環境における合意形成に基づいた制御手法の提案
コンシューマシステム・アプリケーション
9月5日(木)13:10-15:40 7q会場(一般教育棟 C棟 C22)
M-040	習慣的歩行において身体活動量を増加させるための速歩促進システムの開発
M-041	スマートホームの住人の「好ましい行動・習慣」を促進するシステムの提案
まだFITまでは日数があるので、具体的な計画はぼちぼちというところである。

2019年6月12日(水)

今日は1限に「音楽情報科学」、2限にゼミ、昼休みに大学院教授会、3限に「音楽理論特訓集中講座」とあって、ようやく午後にここを書く時間が出来た。 これまで水面下であれこれ準備していたが、ようやく音楽情報科学研究会の8月研究会(夏のシンポジウム)の発表募集CFPが以下のように公開された。
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 情報処理学会 音楽情報科学研究会
 第124回研究発表会(夏のシンポジウム)発表募集
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情報処理学会 音楽情報科学研究会 (SIGMUS) の第124回研究発表会(夏のシンポジウム)の発表を募集します。
活発な議論ができる機会ですので、積極的な応募をお待ちしています。
今回初の試みとして、最近(2018-)の査読付き国際会議で発表済みの文献を紹介できる「国際会議既発表セッション」を開催します。
また、本発表会は、優秀な研究発表に対して以下の賞が送られます。http://www.sigmus.jp/?page_id=3550
「ベストプレゼンテーション賞」優れたプレゼンテーションの発表2件(1年のうちで夏のシンポジウムのみに設定されています)
「学生奨励賞」修士課程(博士前期課程)以下の学生による発表で、最も将来性のある発表1件(発表件数によっては2件)

■日時・会場
日程:2019年8月26日(月)〜 8月28日(水)
会場: 静岡文化芸術大学 南棟 南377講義室
   静岡県浜松市中区中央二丁目1番1号
   マップ:https://www.suac.ac.jp/about/campusinfo/map.html
交通: https://www.suac.ac.jp/access.html
懇親会: 8月27日(火)マインシュロス(予定) http://www.meinschloss.jp/

■一般口頭発表
申込締切:2019年7月8日(月)
原稿締切:2019年8月1日(木) ※厳守
発表申込フォーム: https://ipsj1.i-product.biz/ipsjsig/MUS/
照会先:植村 あい子(日本大学文理学部)
E-mail:contact [at] sigmus.jp (お問い合わせの際は、件名に【一般口頭発表】と含めてください)
※学生奨励賞は修士課程以下の学生が対象です。
【研究会への連絡事項】欄の「発表者は修士課程以下の学生である」「発表者は修士課程以下の学生ではない」のいずれかに○を入力してください。
※論文原稿の作成では、情報処理学会の下記URLを参照してください。 http://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/genko.html
※SIGMUSでは、2012年度からインターネットを利用した研究発表のライブ動画中継を試行してきました( http://www.sigmus.jp/?page_id=966 )。
2015年度からは本格運用として、情報処理学会のプレス発表「学術コンテンツを広く世に届けるため、情報処理学会とニコニコが提携」
http://www.ipsj.or.jp/release/niconico_partnering.html に基づいて、情報処理学会チャンネル( http://ch.nicovideo.jp/ipsj/ )
を用いた動画中継と永続的なアーカイブを実施しています。発表申込時の【研究会への連絡事項】欄の「動画中継・アーカイブを希望する」
「動画中継・アーカイブを希望しない」のいずれかに○を入力してください。動画中継を承諾頂けない場合は、必ず発表申込時にお伝え頂く必要があります。
「動画中継のみを希望してアーカイブは不可」という対応はできません。なお、講演の一部だけ中継を希望しない場合は、部分的な中断も可能です。
その場合には、当日ご相談頂ければ対応可能です。ご不明の場合には contact [at] sigmus.jp 宛にご相談ください。動画中継することで、会場に来場できない
研究者や、普段学会に参加されない方々に対しても研究成果を広くアピールできます。またアーカイブにより、当日都合がつかない方々や、将来研究を始める方々が
研究成果を知る機会を増やすことができます。是非、本学会の取り組みにご協力をよろしくお願い致します。
※注意:今回の第124回研究発表会(夏のシンポジウム)では、会場の都合上、動画中継は実施されず、アーカイブのみが実施される予定です。

■国際会議既発表セッション
今回初の試みとして、最近(2018-)の査読付き国際会議もしくは査読付き国際ジャーナルで発表済みの文献を紹介できる「国際会議既発表セッション」を開催します。
国際会議で発表したが、日本の国内学会・研究会では未発表な研究をポスター発表形式で紹介できます。情報処理学会においては、コンピュータグラフィックスと
ビジュアル情報学研究会(SIGCGVI)や音声言語情報処理研究会(SIGSLP)の先駆的な取り組みがあり、本研究会でも国内研究会の可能性を広げるべく導入いたします。
セッション参加希望者は、下記発表申し込みフォームより書誌情報(タイトル、既発表会議名、著者リスト)と、日本語による概要(200-300文字程度)、連絡先などを
入力してください。書誌情報を参考文献として引用しながら、概要の一覧のみをまとめて1つの原稿にする予定で、通常の原稿執筆は不要です。なお既発表文献の
著者(共著者を含む)のみが申し込みできます。
紹介できる文献は最近(2018年1月1日〜現在)において査読付き国際会議もしくは査読付き国際ジャーナルで発表されたものとします。ただし研究内容が日本の
国内学会・研究会で発表済みのもの、日本語によるもの、査読のないもの(arXivなど)は紹介できません。
申込締切:2019年7月12日(金)
発表申込フォーム:https://bit.ly/2Ww1yb3 ※発表申込時に入力していただく書誌情報と概要は、原稿に掲載されます。
照会先:深山 覚(産業技術総合研究所) E-mail:contact [at] sigmus.jp (お問い合わせの際は、件名に【国際会議既発表セッション】と含めてください)
※注意:本セッションによる発表は、各賞(山下記念研究賞、ベストプレゼンテーション賞、学生奨励賞)の対象外です。

■デモセッション
デモセッションでは、楽器演奏などパフォーマンスを伴う発表から、十分な結果は出ていないがSIGMUS参加者とともに議論したい研究、研究的要素がはっきりしていない
思い付きで作ったシステム、諸事情でお蔵入りになったがどうしても披露したい研究、既発表だがデモンストレーションの機会に恵まれなかったシステムまで、様々な研究や
システムをデモ形式で発表する機会をご提供致します。発表を希望される方は、下記の応募方法に従ってご応募ください。通常の研究発表と異なり、まとまった研究成果は
なくて構いませんので、ぜひお気軽にご発表いただければ幸いです。
申込締切:2019年7月12日(金)
発表申込フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfhMTWFT_-sCaWaisTazn2DG_oIGXCrPnY3YwpCHAzdSJvCDg/viewform?vc=0&c=0&w=1&usp=mail_form_link
※発表申込時に入力していただく「発表タイトル・著者・発表概要」は、デモセッション原稿に掲載されますのでご注意ください。
照会先:伊藤 貴之(お茶の水女子大学) E-mail:contact [at] sigmus.jp (お問い合わせの際は、件名に【デモセッション】と含めてください)

■オーガナイズドセッション
オーガナイズドセッションは、オーガナイザ(本研究会の登録員)に自由に企画していただくセッションです。例えば、特定のテーマの発表を揃えたい、通常より長いQ&Aで
深い議論をしたいなど、奮ってご応募頂きますようお願い申し上げます。
提案締切:2018年6月28日(金)
提案可否通知:2018年7月1日(月)
照会先:深山 覚(産業技術総合研究所)E-mail:contact [at] sigmus.jp (お問い合わせの際は、件名に【オーガナイズドセッション】と含めてください)
【応募方法】
下記の各項目を埋めて上記の照会先に電子メールでお送りください。
1. セッション名
2. オーガナイザの氏名、所属、連絡先:   オーガナイザ全員分をお知らせください。   代表者氏名に○をお付けください。
3. セッションの狙いとキーワード(合わせて400字以内)
4. セッション構成(案)(400字以内)   もしすでに発表者や講演者の候補、講演タイトルが挙がっていればお知らせください。後で変更になっても構いません。
5. 原稿の件数と長さ
   どの発表者や講演者がどれくらいの長さの予稿を執筆するかをお知らせください。オーガナイズドセッションの記録を研究報告に残すことに積極的にご協力ください。
セッション提案は、SIGMUS運営委員会で審査した後、可否をご連絡いたします。また、採用されたセッション提案はSIGMUS公式サイト、CFP、ML等で公表いたします。
質問や問い合わせなどは、上記照会先までお願いいたします。
【過去のオーガナイズドセッション】
・「生成音楽の評価学」(第102回研究会)
・「ピアノ学習者の熟達化モデルの構築」 (第102回研究会)
・「“魅せる”の工学」 (第106回研究会)
・「統計的文法理論と構成的意味論に基づく音楽理解の計算モデル」 (第112回研究会)

■音楽情報科学研究会 主査・幹事
主査:中野 倫靖(産業技術総合研究所)
幹事:竹川 佳成(公立はこだて未来大学)   松原 正樹(筑波大学)   糸山 克寿(東京工業大学)   深山 覚(産業総合技術研究所)   森勢 将雅(明治大学)
えらく久しぶりに、我がSUACでの開催である。 これはさすがにホストとして何か発表しないといけないが、ネタが尽きてきているような気もするので、ちょっと考えてみよう。

2019年6月13日(木)

この日は午後に予定されていたデザイン学科会議が事情により流会となって、領域選択面談の学生アポが1人、入っているだけの「お仕事日和」となった。 あちこちのMLから夏シンポのCFPが流れてきたのをトリガとして、一気に以下のように発表申し込みを完了してしまった。 当日に現物をデモするかどうかは未定だが、まぁネタとしては十分だろう。
情報処理学会 第124回音楽情報科学研究発表会の発表申込を受領いたしました。

【和文タイトル】
  音楽情報科学ツール"Max"を用いたメディアデザイン - RFIDの活用例を中心として

【英文タイトル】
  Media design using "Max" environment - practical expansion of RFID

【和文アブストラクト】
  インタラクティブなマルチメディアシステムのデザイン教育のプラットフォームとして"Max"の活用を続けている。過去にも学生作品の制作事例などを
報告してきたが、本稿では「シーズ指向デザイン」の一例として、RFID技術を活用したSUAC学生のインスタレーション作品を中心に紹介する。2016年
頃からデバイスがFeliCaに進化した事例、そしてOMMF2018において発表した最新作の事例の詳細について報告する。

【英文アブストラクト】
  We continue to use "Max" as a platform for interactive multimedia system design education. In the past, we have also reported 
on production examples of student work, but in this paper we will introduce mainly installation works of SUAC students using 
RFID technology as an example of “seeds-oriented design”. We will report on the case where the device has evolved to FeliCa 
from around 2016 and the details of the latest case presented at OMMF 2018.
しかし、上の和文アブストラクトを「Google翻訳」に投げ込んで、そのまま出てきたのが上の「英文アブストラクト」である。 ちょっと前までは、この翻訳で出てくる英語がどうしようもなくて、何度も手直ししていたのに、今回はザッと眺めたところまるでOKなので、そのまま情処学会のサイトに登録してしまった。 ・・・いい時代だなぁ。(^_^;)

2019年6月19日(水)

昨日は理子那菜のMax/Garegaband補習、今日は1限「音楽情報科学」と2限ゼミに続いて3限は理子舞聖菜の「音楽理論特訓集中講座」・・・と特講が続く日々である。 昨日は遂に、業者を経由してSeeed社に発注していた2点(この日記の冒頭に載っている距離センサとSeeeduinoLite)が届いたが、既に距離センサを使う予定だった持田さんのプロジェクトは不発に終わったらしい(^_^;)。

そして4限になってフト思い立ち、上のように 距離センサSeeeduino Lite との組み合わせを実験してみることにした。 まずは上のように、 このページ に従ってArduinoのIDEにSeeed社のライブラリをダウンロード/インストールして、とりあえず「Blink」が書き込めることを確認した。 ちなみにボードを「SeeeduinoLite」にするとともに、「Programmer」の指定は「Parallel Programmer」である。

実験は1個だけとしても、SeeeduinoLiteは10枚仕入れたので、一念発起して上のように、ArduinoNanoとArduinoMicroとを入れていたケースを整理しつつ、センサと繋ぐシリアル増設コネクタを1個だけハンダ付けした。 そして以下のようなサンプルスケッチをそのままコンパイル・アップロードした。

void setup(){
    Serial1.begin(115200);
    Serial.begin(115200);
}

void loop(){
    while(Serial1.available() >=9){
        if((0x59 == Serial1.read()) && (0x59 == Serial1.read())){
            unsigned int t1 = Serial1.read();
            unsigned int t2 = Serial1.read();
            t2 << = 8;
            t2 += t1;
            Serial.print(t2);
            Serial.print('\t');
            t1 = Serial1.read();
            t2 = Serial1.read();
            t2 << = 8;
            t2 += t1;
            Serial.println(t2);
            for(int i=0; i < 3; i++) { 
                Serial1.read();
            }
        }
    }
}
すると以下のように、データは9バイトであれこれ送ってくる・・・とあったものの、先頭の2バイトで簡単に距離が取得できてしまった。 ここまであっさり動くとちょっと気抜けするものの、とりあえず結果オーライである。(^_^)

動作の様子は このように なった。 ここでやっと気付いたが、センサからの9バイトデータを上のサンプルプログラムが変換して、16ビットの「距離データ」と16ビットの「強度データ」にしてホストのMaxに送っていたのだった。 すると、上の動画のMaxパッチはかなりいい加減なものである(^_^;)と判明したが、距離を上位バイトにしていたので、一見すると動作はほぼ正しかったのだ。 まぁ、これは実際に何か制作する時にちゃんとすればいいので、ここでメモしておけば十分だろう。 これはなかなか、ちょっとした時間にしてはまずまず進展した、というところである。

2019年6月21日(金)

昨日は会議とか面談の合間に東京オリンビックのサイトに5時間ほど接続して「110万人待ち」の後に、なんと このように チケットに当選してしまった(^o^)。 来年のオープンキャンパスの期日はまだ不明だが、宮城スタジアムでのサッカーのこの2試合を観戦するとなると、前期末の講義をいくつか休講にして別の日に補講を行い、さらにオープンキャンパスをお休みする必要がある。 ただし去年に続いて今年もまた、2年連続でオープンキャンパスで模擬授業 を担当することになったので、さすがに2年も貢献すると来年には「お休みさせて」と言えるかもしれない。(^_^;)

そして今日は1限に「サウンドデザイン」(課題1が出たので学生は全員が起きていた)、2限に某練習、3限にはゼミの補習アポ・・・とぼちぼち充実して終わりである。 この週末は京大での音楽情報科学研究会「音学シンポジウム」でのポスター発表があるが、まぁいつものパターンでさりげなく過ごしてくる予定である。

2019年6月24日(月)

一昨日と昨日は、 情報処理学会音楽情報科学研究会「音学シンポジウム」 に行ってきてヘトヘトである(^_^;)。 今回はSLPと共催ということで プログラム (リンク先の論文PDFは存在しない)はSLPと書いてあるがMUSでもある。 上のフォトレポートのページには入っていないものの、秘密ページの方はちょっとだけ写真も多く、充実した京都を堪能してきた。

去年の東大での「音学シンポジウム」では、招待講演・特別講演などからあれこれ刺激を受けたのだが、何故か今年はあまりピンとくるものがなかった。 そしてこの道中、「音楽情報科学」の課題でゼミの梅田さんが取り組んでいる錯覚体験Maxパッチを少しだけ進展させてみたが、残念ながら本質的な部分では掘り下げきれなかった。 つまり、「見える」→「逆に見える」という錯覚特有の面白い部分が、Maxによるコントロールとは別のところで勝手に起きてしまうだけ・・・というやつである。 これはなかなか厄介だ。 今月の出張月間では、大阪と山口と今回の京都とで、それぞれ「錯覚ネタ」のMaxパッチを作ったが、1本目のような「成功」感覚に乏しい2本目/3本目となった。 まぁ、そうそう簡単には出来ないからこそ、面白いのだ。

そして久しぶりに、デンマークからメイルが届いた。 Anthony Brooks先生はあいかわらずエネルギッシュに活躍しているようだが、さらに同報の立命館大学の先生とも含めて何本かのメイルが行き来して、 ここ とか ここ とか ここ とか、謎の国際会議のページをブックマークすることとなった。 さすがに今年はデトロイトのSketchingだけで精一杯なので、今年にAnthony Brooks先生が開催するワークショップとかには行けないのだが、この2つの国際会議については、またAnthony Brooks先生が基調講演をしたり、あるいは何か企画セッションを提案して・・・というような話に展開しかけている。 まだだいぶ先の2020年の会議で応募は2020年になってからだが、ちょうど今、進めている研究と直結しているので、いい感じである。(^_^)

2019年6月25日(火)

怒涛の学会発表シリーズとなった6月も最終週となって、今週末のBF学会大会でのシンポジウム講演で一区切りとなるが、肝心のプレゼンはこれから着手(^_^;)というどたばたである。 今日は2限にゼミの理子・那菜の二人がMaxプログラミングの補習にやって来るが、「サウンドデザイン」の課題1のために今日だけはGarageband大会になるかもしれない。 まず確認しておくと、「第47回日本バイオフィードバック学会学術総会」のWebサイトにある「シンポジウム」のページは、なんとHTMLでなく「PDFが並んだページ」という凄いデザインで当惑したが、とりあえずその4人(座長の辻下先生・長嶋・MDWワークショップに参加してくれた辻下先生の教え子の文京学院大の鈴木先生・照岡さん)の「概要」のPDFが これ である。 これだけで2.1MBというのはかなり無駄に大きい(^_^;)。 辻下先生からは「各シンポジストの発表時間は基本15分とさせていただきます。全体の持ち時間が90分ですので、半分を発表、半分を討論に当てたいと思います。今回辻下は司会に専念し、シンポジウムの趣旨説明とシンポジスト紹介に5分程度話をしますが、あとは討論のところで追加発言したいと考えます。できるだけフロアの方々と30分程度は討論できればと考えておりますので、短時間の発表ですが、どうぞご協力のほどお願いいたします」との指令があったので、なんと15分でこの内容をプレゼンする必要がある。 またまた「URLのQRコード画像」作戦で、別にWebページを作って、そこに誘導しつつザッと紹介・・・という感じになりそうである。

そして、昨日あれこれ行き来したAnthony Brooks先生の関係のメイルについては今朝も続報が届いていたので、ここで備忘録としてきっちりと見えるようにしておこう。 メイルの話題からすると順序が逆になるが、開催時期が前なのでまずは以下の CoG2020 である。 これはIEEEのゲームに関する国際会議のようで、ここにAnthony Brooks先生は招待講演として「呼んで欲しい」と立命館大のTHAWONMAS RUCK先生に投げかけたところ、例によって「会議の予算は限定されていて海外からの招待は難しい。企業に呼んでもらってくれたら嬉しい」という慇懃な回答があったところである。 今後の展開としては、ここにAnthony Brooks先生がハビリテーションの企画を提案してそこに我々が応募する・・・という展開で参加してみたいところだ。

そして2020年の9月にポルトガルで開催される国際会議というのが、何故か以下のように2つのサイトがあるのだが(^_^;)、 国際会議のページ開催大学のページ とある、ICDVRAT2020 (13th International Conference on Disability, Virtual Reality & Associated Technologies)という国際会議である。 ここではAnthony Brooks先生は基調講演をするということで、僕もなんとか応募して発表参加してみたい。 ICEC2018のようにチュートリアルの提案も考えてみたいのである。

そして午後に集中して、プレゼンのための こんなページ を作り始めた。 会場でオンラインが出来るかどうか、等の不確定要素はあるものの、これを今週中に完成させて名古屋入りする・・・という作戦である。

2019年6月26日(水)

日々刻々と新しい話が舞い込んでくるので、あまり抱えず前倒しぐらいで片付けていくのが王道である。 今週は月曜にAnthony Brooks先生からのメイルで来年2020年の夏に向けての新しい話が始まったが、昨日はとりあえずとはいえ、今週末の第47回日本バイオフィードバック学会学術総会シンポジウムのための プレゼン をやっつけたところだった。 そして今朝、研究室に出てきてみると、遂に以下のようなSketching2019の続報が届いて、さっそく参加者登録サイトでの情報提出などのお仕事が発生した。 この3日間のあれこれは、抱え込んで一気に集中してしまったらパニックものだったところだ。

上の WELCOME PACKETはシンプルなものだが、これが来るといよいよSketchingだ、という気がする。 とりあえず今回のプレゼンのタイトルは「Sketching for Wellness Entertainment and Rehabilitation」ということで送っておいたが、まぁ当日までの進展がどのようにでも組み込めるだろう(^_^;)。

そして1限の「音楽情報科学」、2限の ゼミ 、3限の「音楽理論特訓集中講座」、途中で献血(54回目・400cc)、4限の平田クンのアポ・・・とあれこれこなした。 さらに平田クンが「総合演習II」で検討するテーマに関して、なんとAmazonで上のようなものを購入することにして、SUAC代理店に連絡した。 これを分解検討してどのように発展するかはまだ不明だが、少なくともまた研究室で遊べる(これが重要な教育)可能性が増えてしまった。

2019年6月27日(木)

数日前から、産総研の深山さんに「楽器は表現の拡張のために古くから様々な改良を加えられ、同時に、演奏される音楽は楽器の物理的制約に由来して特徴が与えられているように思います。たとえばギターで演奏されることが多い音楽ジャンルではフレットを滑らせて演奏できる平行和音が多く、テルミンで演奏される音楽は必然的にグリッサンドが多くなります。古くからある問題意識・研究テーマかとは思いますが、今の時代に改めてSIGMUSでこの点についてハイライトしてみたいと思い、オーガナイズセッションを企画しました」というお誘いを受けていたのだが、指名されたからには参加しない訳がない。
情報処理学会 第124回音楽情報科学研究発表会の発表申込を受領いたしました。

【和文タイトル】
  楽器と演奏される音楽との関係について

【英文タイトル】
  The relationship between the instruments and the music played

【和文アブストラクト】
  2012年のSIGMUS夏シンポで「Computer Musicパフォーマンスはこの20年間で進歩したのか」、2015年のSIGMUS夏シンポで「新楽器
へのアプローチ」というタイトルで、約30年間にわたってライヴComputer Musicの世界で活動してきた状況を「演奏」と「楽器」の面で総括報告
した。今回、楽器の街・浜松でのSIGMUS夏シンポ2019のオーガナイズドセッション「楽器が創る音楽・音楽が造る楽器(仮)」というテーマに
強くインスパイアされ、「楽器と音楽」という視点で改めて考察し、新しい発展への提言・議論を提供してみたい。

【英文アブストラクト】
  Under the title of "Did the live computer music performance progress in these 20 years?" (SIGMUS summer symposium 
in 2012), and under the title of "Toward a new musical instrument" (SIGMUS summer symposium in 2015), I summarized 
the situation in terms of "performance" and "instruments" in the world of live computer music for about 30 years. This 
time, I am strongly inspired by the theme of the organized session “Music made by musical instruments, musical instruments 
made by musical instruments (tentative)” in Hamamatsu (the city of musical instruments), and I considered again from 
the perspective of “musical instruments and music”, I would like to offer recommendations and discussions for new development.
ということで、2件目となるが、上のように発表申し込みを完了した。 今回の「英文アブストラクト」は、さすがに「夏シンポ」などという業界用語があったこともあり、かなりGoogle翻訳から出てきた英文に手を加えてGoogle翻訳でチェックして作成した。 たまにはこういうのもいいものだ。(^_^;)

2019年7月1日(月)

6月には5週の週末のうち4週でそれぞれ1泊2日の学会出張があったが、そのラスト、 日本バイオフィードバック学会学術総会(シンポジウム講演) も無事に終えて、もう2019年も後半戦の7月に突入である。 今月最初の 日本音楽知覚認知学会令和元年春季研究発表大会 の後で デジカメ修理(1) をしていたが、その後に今回まで3回の出張でも活躍してまた内部に埃が入ったので、今朝はまたまた デジカメ修理(2) からスタートした。

そして、主として「音楽情報科学」でやっている錯覚ネタに関しては、この4回の学会出張中の「内職」で、だいぶ面白いMaxプログラミングを堪能した。 3種類の新しい「錯覚Maxパッチ」がほぼ完成したので、さっそく今週は講義で学生に紹介する予定だが、とりあえず こんな動画 としてまとめてみた。 実は最後のやつは今回のBF学会に行く新幹線と学会会場での内職と休憩時間で完成してしまったが、これは学生もテーマにしているものなので、ちょっとだけ紹介して、実際に苦労するところを体験してもらう予定である。 なんせ、自分としてもなかなか手応えがあったほど、手慣れたMaxプログラミングの結晶なのだ。(^_^)

2019年7月2日(火)

朝イチで研究室に出てきて楽しみなのは、昨日の夕方以降に届いていたメイルを読む瞬間であり、そこからどんな1日になるかが決まってくる。 今日は「アカペラに参加したい」という1回生からのメイルに「熱烈歓迎!」と返信するところからスタートしたので、テンションmaxである。 2限にはりこななのMax補習もあるし・・・というところに新たに届いたメイルのタイトルは「YOICHI - This is a little awkward」というものだった。 いきなり名前から始まるタイトルのメイルで良かった記憶は無いのだが、やっぱり毎年恒例の以下がまた届いた。 アカペラ新加入という歓喜が無かったら即刻削除していたのだが、順序が良かったので、きっちり読んでしまった。
You made a donation to keep Wikipedia online for hundreds of millions of readers. I'm surprised by and deeply grateful for your continued support. 
You are part of the 1% of readers who donated to support Wikipedia. We need your help again this year.

I ask you, humbly: please renew your donation today.

Perhaps you’re thinking: Wikipedia will be fine if I don’t give today. Someone else always gives. It’s a little awkward to say this, but consider that
fewer than 1% of readers donate to Wikipedia. It’s your generosity that keeps us going. The knowledge that what we’re doing matters, and it 
matters to people like you. It ensures Wikipedia is here for you when you need us.

As I look around the internet today, I think back to when I first discovered Wikipedia. The internet was still a pretty free-wheeling place, and Wikipedia
was born out of that spirit of creativity and possibility. The rest of the web has changed a lot - we all use the same few big sites, we do less creating
and more consuming. But Wikipedia is still independent, still written by ordinary people, still has that can-do spirit. Let’s not change that. Please
give today.

If all our past donors gave again today, our fundraiser would be over within an hour. We’re not there yet. Please renew your gift and ensure that
 Wikipedia remains independent, ad-free, and thriving another year.

Your gift’s impact is deeply felt, endowing our engineering and support staff with the resources they need to keep Wikipedia useful to you. While
Wikipedia continues to reliably answer billions of the world’s questions each year, here at the Wikimedia Foundation, we focus on solving the
challenges still facing our movement. Wikipedia does not yet serve everyone in the world. We’re not even close. So this year, our goal is to improve
Wikipedia’s usability. We want to expand access in emerging economies, and welcome more diverse editors to our ranks. We want to use our clout to
advocate for online privacy and freedom of information. As long as the internet exists, we pledge that Wikipedia will strive to make it a better place.

Folks like you help us maintain our integrity, quality, and accessibility. You safeguard our non-profit mission. Please help us keep this wonderful
website free and independent for another year, and do your part to make a better world for years to come.

Now is the time we ask. If Wikipedia is useful to you, please take one minute to keep it online, ad-free, and growing another year.

Katherine Maher - Executive Director, Wikimedia Foundation

(Google翻訳)
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今こそ私達が尋ねる時です。 もしウィキペディアがあなたにとって役に立つなら、それをオンラインで、広告なしで、そしてもう1年成長させるために1分をかけてください。

そして、アカペラ新加入というテンションに押されて、またまた今年もWipediaに上のように寄付してしまった。 まぁ、「情けは人の為ならず」ということで、良しとしよう。

そして、ちょっと気になっていた事を調べてみた。 先週末の 日本バイオフィードバック学会学術総会(シンポジウム講演) では、ほぼ全ての発表に「COIはありません」という「但し書き」が一律に書かれていたのである。 そこでYAHOO検索で出てきた このページ から、上のようなテンプレートをゲットした。 つまりは臨床研究ではこれが「お約束」なのだろう。 今後は、これを入れるような発表に挑戦したいものである。

2019年7月5日(金)

水曜日には1限の「音楽情報科学」と2限のゼミ(この週だけ「音楽理論特訓集中講座」ナシ)があり、昨日の木曜日は有休をとって白内障手術の事前検診ということで眼科に行った。 今回は両眼とも散瞳して眩しくてどうしようもなくなったので、午後には近所のJoyJoyに行って、フリーWiFiでお仕事メイルを片付けつつ白昼堂々の「飲み歌い」で44曲を記録した。 そしてOGの西さん(自衛隊)からのメイルが届いて、明日の土曜日の晩に再び、茨城の基地に帰る前の同窓会part2で「飲む」ことが決定した。 さらにSUAC大学院入試A日程の応募状況が判明して、20日(土)の業務が無いことを確認した上で、これまで一緒に行っていない学生2人とのBIG ECHOも確定し、さらにBCCで何人かに打診メイルを出して、今月も充実度が一気に高まってきた。(^_^)
件名: 【お問い合わせ受付】産学官連携、共同研究に関すること
送信日時: 2019年07月04日(木) 20:51:08
> お問い合わせフォームよりメールが送信されました。
> ■氏名
> ##### #######
> ■ふりがな
> ふりがな はひら
> ■メールアドレス
> #######@gmail.com
> ■電話番号
> +64 ### ### ####
> ■企業名
> Massey University, Wellington New Zealand
> ■お問い合わせ種別
> 産学官連携、共同研究に関すること
> ■お問い合わせ内容
> Dear Sir/Madam,
>
> I would like to get in touch with Professor Yoichi Nagashima. I would like to invite him to take part in research
> project related to sound design, software development and use of traditional Japanese instruments.
>
> I would really appreciate it if you can point me in the right direction.
>
> Kind regards.
>
> ##### #######

そして今日は1限に「サウンドデザイン」が終わって、2限に晴那との某練習に精を出していると、事務局「地域連携室」から電話があり、なんと「NZの大学から長嶋先生に共同研究のご相談」という事だった(^o^)。 届いたメイルは上のようなものであり、なんとも光栄なことに、共同研究に招かれたようなのだった。 まぁ、書かれている内容であればまさにOKであり、こういう事があるというのも醍醐味というものだ。 とりあえず、直接にこの件を引き取ってメイルを出す前にもう1クッション、SUAC事務局にさらに詳しい情報を提供してもらう事にした。 またまた何かが始まりそうで、これまた楽しみである。

2019年7月9日(火)

この数日の間にも色々なことがあり、アカペラに新たに加わった1回生の綾花ちゃんに続いて見学に来ていた2回生の恵梨香ちゃんから「参加」表明が届いたり(^_^)、3回生の杉山さんがなんと後期から突然に僕のゼミに来たい(僕の2回生向け講義を全く受講していないのに)・・・というような相談を受けたり(^_^)、地域連携室から繋がったニュージーランドの Radek Rudnicki 氏からの「invite」というのは、どうもちょっと違いそうだぞ・・・(^_^;)・・・というようなやりとりがあったりした。

Skethingコミュニティの方では、MIT Media LabのCarla Diana女史がまた新しいプロジェクトで、「プロジェクションマッピングされる物体が空間を移動するのをリアルタイムトラッキングする技術」という問いかけにあれこれ反応があった中で、上のような こんな動画 が紹介されたり、さらにその作家の こんな動画 (なかなか面白い錯視動画)をゲットしたりして、これも収穫となった。

さらにネットからのニュースで、「光学の歴史上で人類が2000年以上も解決できなかった[レンズの収差の解消]という難問をメキシコの大学院生Rafael Gonzalezが数学的に解決したと報じられた」というのがあった。 上の画像がRafael Gonzalez氏とその「500本の光線でシミュレーションを行い、有効性を計算したところ、すべての結果で得られた平均満足度は99.9999999999%だったという、解析的に導き出した球面収差が解消されたレンズの図」だという。 そしてその数式が以下であるという。 いやいや、こんな数式を考えている人がいるというのは、人類、まだまだ捨てたもんじゃないなぁ。

そしてその後、同じ時間帯であるニュージーランドのRadek Rudnicki氏から長文のメイルが届いて、 こんな作品 も紹介してもらった。 こうなればこちらも・・・と長文であれこれと返信したが、もしかすると後期に何かあるカモ・・・というところである。 IEEEからは ヘルスケア・コンピューティング に関する特集号の情報も届いて、とりあえずPDFをiPadに入れてみた。 あれこれ充実しつつ、晩のアカペラに向けて1日が進んでいく。

2019年7月10日(水)

今日も朝イチに届いていたSkethingコミュニティのMLからは、「プロジェクションマッピングされる物体が空間を移動するのをリアルタイムトラッキングする技術」という問いかけに対して、 こんな会社こんな会社 が紹介されていて、見ているだけで圧倒された。

そしてネットニュースでは、「中国の三峡ダムを運営する国営・中国長江三峡集団は、三峡ダムの構造に問題はないと表明し、同ダムに決壊のリスクがあるとのネット上のうわさを否定した」というのがあった。 「ツイッターでは先週、グーグル・マップの衛星写真が掲載され、三峡ダムがゆがんでおり、決壊のリスクがあるとの投稿があり、この写真が国内のソーシャルメディアに拡散していた」なのだという。 そこでGoogleマップで「中国 三峡ダム」と入れると、以下のようにちゃんと出てきたが、どうもダムのアップ衛星写真は、確かに歪んでいる(^_^;)。 長さが3キロメートル近くもあるダムというのは、さすが中国というところで、日本ではちょっと有り得ない。 果たしてガセなのか真実なのか、これは今後の推移を見守るしかない。

そして1限「音楽情報科学」と2限のゼミが終わってみると、またまたNZのRadek Rudnicki氏から超長文のメイルと、さらに出版の招待が届いた。 「We are thinking that an appropriate length for your eventual chapter would be between 3,000 and 5,000 words. As regards to the onwards timescale, we aim to the release in Q1 2020, subject to publisher confirmation.」 - そんな暇はないのだが(^_^;)。 さらに、先週、SUACの何かの公報誌?みたいなところに執筆を依頼されて、1ヶ月とかいう締め切りをその場で1時間ほどで書いた原稿を提出した校正が このように 届いた。 いちばん最後のピリオド以外はこれでOK、ということで、これ一件落着となった。 出版は9月末あたりらしい。

2019年7月11日(木)

昨日は 期日前投票 を終えて帰宅すると新しいトラ技が届いていたが、 このボードのファミリ の記事があった。 またまたSeeed社である。 なかなか面白そうなので購入して実験しようかな・・・と記事を読んでいくと、ホスト開発環境がWindows限定、と判明したのでアッサリと断念バーグした。 来月号は、早期購入ロットのためか不調で断念バーグした Jetson Nano の特集のようである。 やっぱりちょっと早まったようだ。(^_^;)

その後、昨日からの宿題となっていたNZのRadek Rudnicki氏への返信などを少しずつ書き進めた。 同氏が来日して京都などで伝統音楽の演奏を録音して世界に公開する・・・という活動に異論はないものの、日本には物凄い厖大な「伝統音楽・伝統楽器・古典音楽」に関するYouTube動画があったり、それらを収録した多数のCDを扱うショップなどもいくらでもあるのだ、という点をまずは指摘した。

そして、せっかくなので、1996-1997年ころに、相愛大学の故・辻井永世先生とやりとりした話を、英語に変換しつつ伝えようした。 これはbit別冊「コンピュータと音楽の世界」の付録CDROMに収録した作品 Bit Extra Issue として結実したが、その音素材は音響断片の録音でなく、そのために辻井先生が洒落っ気として新たに作曲した、上の「 epsia 」という曲の完全な演奏録音だったのだ。

2019年7月12日(金)

この日は1限に「サウンドデザイン」、2限に晴那と某練習、そして午後にはクルマの6ヶ月点検に出たりしてあまり時間が取れなかったが、以下のように部品棚から過去2世代のRFID(懐かしい!!)をテーブルに並べた写真を撮った。 これは夏シンポの発表の片方の原稿に使う予定である。

上の写真の3枚は、「株式会社ラステーム・システムズ」製のRFIDを使ったシステムのもので、RFIDリーダから読み込むのはAKI-H8であり、そのAKI-H8ソースプログラムは これ である。 当然ながらアセンブラなのだ(^_^)。 メーカから提供されたリファレンス その1その2その3 を解読して、必要な情報をAKI-H8がゲットしている。
このAKI-H8からは「現在のRFIDの状態」が4ビットでstaticディジタル出力されていて、そのまま簡単にGainerで取り込むようになっているので、この4ビット(何も無しが[0]なので、最大[1]〜[15]までの15枚のRFIDを検出区別できる)をArduinoとかに繋げば、まだまだ現役として簡単に「RFIDモノ」が出来てしまう。 ただし検索してみると「株式会社ラステーム・システムズ」がどうも見当たらず、もしかすると潰れてしまったのかもしれないので、これは入手困難(レアもの)かも。

そして上の写真の3枚は、SUICAその他で国内どころか世界を席巻する、SonyのFelicaである。 こちらはスイッチサイエンスで購入したが、リンクが置かれていたSonyの簡易版リファレンス( ハードソフト )を参照して、MaxからダイレクトにRFIDリーダ/ライタとやりとりする以下のようなパッチを自力で開発してしまった。(^_^)

これはなかなか面白い解析/解読の試行錯誤だったが、いったん通信出来てしまえば、2つの学生作品(いずれも力作)に結実したように、なかなか面白い活用が出来るのだ。なんせ世界中で使われているので、こちらFelicaは今後も無くなることがない・・・というのは大きな安心感である。

そしてここから、情報処理学会に提出する原稿の執筆に取り掛かる前に、「白い絵本」・「無機の眼」・「はやくスシになりたい」・「おはなしパネル」・「二人はウラハラ」・「空からの贈り物」・「ウチュウハウス」・「せんべい屋さん」・「召喚 ICカードバトラー」と計9作品もあった、と気付いたので、まずは 1106研究室のページ を過去に遡って発掘して、原稿に載せるかもしれない情報をまずはこちらに並べてしまう事にした。 「RFIDを活用したインスタレーション作品のカタログ」ということで、まさに「Sketching日記」として格好の題材だろう。(^_^)

RFIDを使ったいちばん最初の作品は大塚理絵さんの「白い絵本」なので、MAF2008で発表ということから2008年の4月から発掘したところ、どうやらスタートラインは上の写真がいちばん下に出てきた、2008年5月18日の このページ らしい。 ところがここではRFIDリーダを直接RS232CからUSBに繋いで実験していて、その後に汎用システムとなった、「RFIDリーダ〜AKI-H8〜Gainer」というシステム(これは後に和田先生にも1セット作って提供した筈)を作っている記録が見当たらなかった。 なんせこの年には、 Propeller日記(5) の最後にちょっと書いてあるように、あるいは Arduino日記 の後半をびっしり埋めているように、院生の鈴木絢さんの修了制作に繋がる 「ステッピングモーター100個」駆動システム 、さらに 電子十二影坊 (Dodeca Propeller) まで、同時進行で並行して進めていたのだった。 鈴木絢さんのその後の頑張りは ここ にあった。(^_^;)

・・・というわけで、まず、上の写真の大塚理絵さんの「白い絵本」に関するメイキング情報はこれ以上はナシ、と判明した。 その次の松永芙美江さんの「無機の眼」は、最終的には卒制まで発展したが、前期に以下のような写真とともに このように 妖しく仕込んでいた・・・という写真を発掘できた。 僕が協力したRFIDリーダ以外の部分については、この作品は和田先生が技術サポートしたので、邪悪なブレッドボードが見える(^_^;)が、写真から見てみると、どうやらこの作品ではRFIDリーダを直接にMaxからシリアルでアクセスしているような感じであった。

そしてようやく、「RFIDリーダ〜AKI-H8〜Gainer」というシステムを作った以下のような写真を ここ で発掘できた。 これは野口佳恵さんの「はやくスシになりたい」に関して、メイキングが冬休み期間を含めて ここここここここ にあったが、「総合演習I」(3回生後期)の最終合評の時点では、この作品はサイレントだった。 つまりサウンドを作る余裕がまったく無かったのだが、野口さんは一念発起、さらに2-3月の春休み期間に全てのムービーをサウンドを含めて再制作して、立派な作品として完成したのは 3月末 になってからだった。

この作品はその後、オーブンキャンパスやMake Ogakiなどで何度も展示し、もっとも遠くでは Sketching2009(英国ロンドン) にまで持参して、世界中の専門家にこの作品を見せてきたのだった。 ロンドンの真ん中にある昔からの由緒ある大学でこの作品がウケた・・・というのは事実なのだ。(^_^)

この作品は現在でも動態保存作品として現役であり、1106研究室のパソコンとともに貸し出して、野口さんが浜松での個展とか東京ビッグサイトでの展示に持っていったこともある。 本人がほつれたフェルトを修復してくれたこともあり、最強のデモ作品である。 そういえば今年の「サウンドデザイン」の講義でも、 このように 学生に見せてデモって、がっちりMaxへの興味として引き込んだところだった。(^_^)

2019年7月13日(土)

昨日の作業の続きである。 SUACインスタレーション(2) のページでは、「はやくスシになりたい」に続いていたが、山村知世さんの「おはなしパネル」の制作は、およそ半年ほど後に始まっていた。 5月28日のこの記録 の後半に、「(RFIDリーダ+AKI-H8)*4 + Gainer」というシステムを完成させていたようである。 実際の展示としては、 総合演習II最終合評MAF2009 にあったが、どうも記録動画を撮っていなかったようなので、今度のゼミでやってみようかな。

野口佳恵さんの卒制作品「二人はウラハラ」は、背景映像と2人のキャラのお腹に仕込んだミニジェクタで計3画面を投射するため、3台のMacをOSCで連携させた力作である。 2人のキャラから伸びて重なった「手」の部分にRFIDリーダが仕込んであって、色々なブツをそこに乗せると、「建前」の映像が背景に流れつつ、それぞれ2人の「腹の中」はそれぞれの腹に投射される、というシュールなコンセプトである。 ただし探してみたものの、「メイキング」の写真などは残っていなかった。 記録は 卒制最終合評 ぐらいである。 SUACインスタレーション(3) のページには、暗くてよく分からないもののYouTube記録動画リンクがある。

そして翌年度に入って、 ゴールデンウイーク 中にも、また1セット、RFIDのシステムを作っていたようである。 金子冴子さんの「総合演習II」の作品「空からの贈り物」は、和田先生に渡したこのRFIDシステム一式が使われているものの、僕は制作についてはノータッチだったので、資料としては SUACインスタレーション(3) のページのプレゼン(解説)などを参照されたい。 記録としては 総合演習II最終合評 だけである。

ここからしばらくの期間があり、柚木苑美さんの卒業制作「ウチュウハウス」では、宇宙船のミニチュア造形物の内部に2箇所のRFIDリーダを置きたい・・・ということで、「おはなしパネル」(4台のRFIDリーダ搭載)の内部の臓物を取り出してこの作品に一時的に貸し出した。 センサだけ貸し出したもののゼミは異なっていたのでこの作品のメイキングの記録はなくて、 卒制最終合評SUACインスタレーション(4) のページのプレゼン(解説)や記録動画(YouTube)だけである。

ここまでの7作品のRFIDが「ラステーム・システムズ」製のRFIDであり、翌年にSonyのFelicaの方を仕入れて実験したようである。 記録としては Xcode日記 の「2015年5月15日(金)」のところから以下のように始まって、「2015年5月18日(月)」のところで動作確認できていた。(^_^)


そしてこのFelicaリーダをダブルで搭載したのが、「サウンドデザイン演習」の2回生のteam「サバ」(有川未奈美・井 紗耶佳・八代晴花)による「せんべい屋さん」という作品である。 メイキングとしては、チームの3人がまずは「紙箱」で動作確認をした 2015年12月12日 の記録があり、さらに 2016年1月20日 のゼミで「ダブルFelicaリーダ」システムが完成したようである。

そしてこの作品「せんべい屋さん」は、 サウンドデザイン演習・最終合評 で完成して動態保存作品となり、 SUACインスタレーション(4) のページに記録が並んだ。 さらに OMMF2016 でも発表してもおおいにウケた。

そして最後が、去年の暮れの OMMF2018 で第44期「虎の穴」(井上聖菜・持田侑菜・平田幸希)と発表した「召喚 ICカードバトラー」である。 メイキングとしては、「せんべい屋さん」のダブルFelicaリーダはそのまま保存するために、新たに このように センサをまず作った。 その後の進捗は、ゼミなどの場で これ とか これ とかが残っていて、一気に OMMF2018 で発表し、動態保存作品となって SUACインスタレーション(4) のページに記録が並んだ。

2019年7月15日(月)

土曜日の晩にはまたまた自宅近所のJoyJoyに行って3時間半で45曲と充実したので、昨日はハッシーの将棋観戦を含めて「ぼちぼち」となったが、それでも音楽情報科学研究会・夏シンポの予稿の片方に着手した。 そして、 SUACインスタレーション(2) のページにあった山村知世さんの「おはなしパネル」のYouTube記録動画が無い・・・という事実に気付いたため、今朝は朝イチで一念発起、 このページ のようにセットアップ(動作確認)して、一気に動画を撮影し、Youtubeに このように 上げてしまった。

世間は「夏の日」とかで祝日らしいが、GW10連休で講義日数がキチキチの国公立大学は今日も通常営業である。 そこで何も邪魔が入らないチャンスとみて、音楽情報科学研究会・夏シンポの予稿の執筆に精を出した。 なんせ今週末にはちょっとレアな組み合わせの「歌う会(9時間マラソン)」があり、初顔合わせの2人(2回生+3回生)に加えて、3年前に こんな感じ にフレッシュだった4回生2人 と、久しぶりに歌うのである。 あれこれ会議などの予定もあるものの、月曜から気合いが入りまくりの週なのだ。
・・・そして午前中いっぱいかけて、 このように 原稿を作成して、情報処理学会に提出してしまった。 2つのうちの1つが終わった、というのは、いいもんである。(^_^)

そして午後になって、フト「音楽情報科学研究会・夏シンポの予稿」のもう1本について考えてみた。 タイトルは「楽器と演奏される音楽との関係について」であり、学会に提出したabstractは 『2012年のSIGMUS夏シンポで「Computer Musicパフォーマンスはこの20年間で進歩したのか」、2015年のSIGMUS夏シンポで「新楽器へのアプローチ」というタイトルで、約30年間にわたってライヴComputer Musicの世界で活動してきた状況を「演奏」と「楽器」の面で総括報告した。今回、楽器の街・浜松でのSIGMUS夏シンポ2019のオーガナイズドセッション「楽器が創る音楽・音楽が造る楽器(仮)」というテーマに強くインスパイアされ、「楽器と音楽」という視点で改めて考察し、新しい発展への提言・議論を提供してみたい』 というものだった。 これって、上の京都精華大でのGHI2014のデモとか、過去の厖大な資料をまずは発掘しておかないと、執筆があれこれ彷徨してしまうので、「RFIDを活用したインスタレーション作品」という1本目と同じように、いやそれ以上の発掘作業が必須なのだった。

コンピュータ音楽作品"Growing Glue Grains"、作曲1991-92年 (ICMC1992に応募、未発表)
コンピュータ音楽作品"Chaotic Grains"、作曲1992-93年 、 1993年2月11日『電楽II』(主催:音楽情報科学研究会、共催:現代音楽協会) (東京・十字屋ホール、ピアノ : 藤原あや乃、指揮 : 長嶋洋一)
コンピュータ音楽作品"CIS(Chaotic Interaction Show)"、作曲1993年、 1993年9月16日『知識工学と芸術に関する国際ワークショップ・コンサート』 (主催:The International Association for Knowledge 
	Technology in the Art, The Laboratories of Image Information Science and Technology) (大阪・ライフホール、パーカッション : 花石真人、CG : 由良泰人、指揮 : 長嶋洋一)  
コンピュータ音楽作品"CIS(Chaotic Interaction Show)"、作曲1993年、 1993年9月17日『神戸国際現代音楽祭 1993』 (神戸・ジーベックホール、パーカッション : 花石真人、CG : 由良泰人、指揮 : 長嶋洋一)
コンピュータ音楽作品"Muromachi"、作曲1994年、 1994年5月27-28日『眼と耳の対位法』 (京都・関西ドイツ文化センターホール、パフォーマンス : 八幡恵美子、CG : 由良泰人)    
コンピュータ音楽作品"Strange Attractor"、作曲1994年、 1994年11月6日『コンピュータ音楽の現在(日本コンピュータ音楽協会)』 (神戸・ジーベックホール、ピアノ : 吉田幸代)    
コンピュータ音楽作品"Muromachi2"、作曲1994年、 1994年11月6日 『コンピュータ音楽の現在・ワークショップ』 (神戸・ジーベックホール、パフォーマンス : 鈴木朝子、CG : 由良泰人)     
マルチメディア・インタラクティブ・インスタレーション作品"Muromachi3"、作曲1995年、 1995年5月20日『芸術祭典・京/造形部門ワークショップ』 (京都・旧龍池小学校、CG:由良泰人)
コンピュータ音楽作品"Virtual Reduction"、作曲1995年、 1995年10月8日『音・電子メディア』 (東京・ドイツ文化センターホール、詩 : 千歳ゆう、Vocal : 佐々木潤哉、指揮 : 長嶋洋一)    
マルチメディア・パフォーマンス作品"David"、作曲1995年、 1995年10月20日『日独メディア・アート・フェスティバル』 (京都・関西ドイツ文化センターホール、パフォーマンス : 藤田康成、CG : 由良泰人)    
コンピュータ音楽作品"Virtual Reduction"、作曲1995年、 1995年11月2日『神戸国際現代音楽祭 1995』 (神戸・ジーベックホール、詩 : 千歳ゆう、Vocal : 佐々木潤哉、前原克彦、指揮 : 長嶋洋一)     
マルチメディア・インタラクティブ・インスタレーション作品"Muromachi4"、作曲1996年、 1996年7月12-28日『コンピュータ音楽の現在・インスタレーション展示』 (神戸・ジーベックホールギャラリー、CG : 由良泰人)
コンピュータ音楽作品"Asian Edge"、作曲1996年、 1996年7月13日『コンピュータ音楽の現在II(日本コンピュータ音楽協会)』 (神戸・ジーベックホール、パフォーマンス : 吉田幸代、CG : 由良泰人)     
マルチメディア・パフォーマンス作品"Johnny"、作曲1996年、 1996年10月19日『京都メディア・アート週間』 (京都・関西ドイツ文化センターホール、パフォーマンス : 藤田康成、CG : 由良泰人)   
コンピュータ音楽作品"Perching Proteus"、作曲1997年 、 1997年3月11日『相愛大学音楽研究所公開講座』 (相愛大学、テープ作品)
コンピュータ音楽作品"Flying Proteus"、作曲1997年 、 1997年3月11日『相愛大学音楽研究所公開講座』 (相愛大学、パフォーマンス : 吉田幸代)
コンピュータ音楽作品"Ephemeral Shimmer"、作曲1997年、 1997年3月26日『[コンピュータ音楽最前線]韓日友好・ソウル公演 日本コンピュータ音楽協会コンサート』 (ソウル・YURIMホール、パフォーマンス : 吉田幸代、CG : 由良泰人)     
コンピュータ音楽作品"Brikish Heart Rock"、作曲1997年、 1997年10月15日『神戸山手女子短期大学公開講演会・コンサート』 (神戸・ジーベックホール、パフォーマンス : 住本絵理、佐藤さゆり)    
コンピュータ音楽作品"The Day is Done"、作曲1997年、 1997年10月15日『神戸山手女子短期大学公開講演会・コンサート』 (神戸・ジーベックホール、パフォーマンス : 下川麗子、石田陽子)    
コンピュータ音楽作品"Atom Hard Mothers"(暫定版)、作曲1997年、 1997年10月15日『神戸山手女子短期大学公開講演会・コンサート』 (神戸・ジーベックホール、パフォーマンス : 寺田香奈、吉田幸代)  
コンピュータ音楽作品"天にも昇る寒さです"、作曲1997年、 1997年11月24日『コンピュータミュージック・アンデパンダン・コンサート』 (神戸・ジーベックホール、パフォーマンス : 住本絵理、佐藤さゆり、山岡祥子、渡辺美紀、生体センサ製作 : 照岡正樹)   
コンピュータ音楽作品"Atom Hard Mothers"(正式版)、作曲1997年、 1997年11月24日『コンピュータミュージック・アンデパンダン・コンサート』 (神戸・ジーベックホール、パフォーマンス : 寺田香奈、吉田幸代、CG : 由良泰人)      
コンピュータ音楽作品"Ogress"、作曲1998年 、 1998年3月10日『相愛大学音楽研究所公開講座』 (相愛大学、パフォーマンス : 下川麗子)    
コンピュータ音楽作品"Scenery"、作曲1998年 、 1998年3月10日『相愛大学音楽研究所公開講座』 (相愛大学、笙 : 林絹代)   
コンピュータ音楽作品"Atom"、作曲1998年 、 1998年3月10日『相愛大学音楽研究所公開講座』 (相愛大学、パフォーマンス : 寺田香奈)   
コンピュータ音楽作品"Bit Extra Issue"、作曲1998年 、 bit別冊「コンピュータと音楽の世界」付録CDROM収録 (共立出版、テープ作品)  
ライブ出演"闇鍋楽団(やみなべバンド)"、作曲1998年 、 1998年6月18日『3DIMENSIONS』 (バートンホール、パフォーマンス : 闇鍋楽団 [長嶋洋一+照岡正樹+中村文隆+島村徹郎+山口龍夫+木下憲治+佐藤さゆり] ) 
コンピュータ音楽作品"Visional Legend"、作曲1998年、 1998年10月19日『International Computer Music Festival』 (神戸・ジーベックホール、パフォーマンス : 東野珠実)      
コンピュータ音楽作品"Mycoplasma"、作曲1998年、 1998年10月28日『神戸山手女子短期大学公開講演会・コンサート』 (神戸・ジーベックホール、パフォーマンス : 塩川麻依子)   
コンピュータ音楽作品"Ogress2"、作曲1998年 、 「作るサウンドエレクトロニクス」付録CDROM収録 (ASL出版、テープ作品)
コンピュータ音楽作品"Arrow of Time"、作曲1999年 、 1999年3月20日『相愛大学音楽研究所公開講座コンサート』 (相愛大学、フルート : 太田里子)   
コンピュータ音楽作品"Voices of Time"、作曲1999年 、 1999年3月20日『相愛大学音楽研究所公開講座コンサート』 (相愛大学、フルート : 太田里子)   
マルチメディア・パフォーマンス作品"Bio-Cosmic Storm ver 0.7"、作曲1999年、 1999年10月16日『京都メディア・アート週間'99』 (京都・関西ドイツ文化センターホール、パフォーマンス : 塩川麻依子、CG : 中村文隆、センサ : 照岡正樹)   
コンピュータ音楽作品"Piano Prayer"、作曲1999年、 1999年12月15日『神戸山手女子短期大学公開講演会・コンサート』 (神戸・ジーベックホール、ピアノ : 吉田幸代)    
マルチメディア・パフォーマンス作品"Bio-Cosmic Storm"、作曲1999年、 1999年12月15日『神戸山手女子短期大学公開講演会・コンサート』 (神戸・ジーベックホール、パフォーマンス : 塩川麻依子、CG : 中村文隆、センサ : 照岡正樹)     
コンピュータ音楽作品"Eternal Traveller"、作曲1999年、 1999年12月15日『神戸山手女子短期大学公開講演会・コンサート』 (神戸・ジーベックホール、パフォーマンス : 寺田香奈、篠原淳子)    
コンピュータ音楽作品"Beijing Power"、作曲2000年 、 2000年3月11日『相愛大学音楽研究所公開講座コンサート』 (相愛大学、超琵琶 : 長嶋洋一)   
コンピュータ音楽作品"Great Acoustics"、作曲2000年 、 2000年3月11日『相愛大学音楽研究所公開講座コンサート』 (相愛大学、オルガン : 塩川麻依子)   
マルチメディア・インタラクティブ・インスタレーション作品"森海"、制作2000年、 2000年5月28日『静岡文化芸術大学一般公開デー・特別展示』 (静岡文化芸術大学、コラボレータ : 李恩沃・佐藤聖徳・大山真澄・加藤美咲・川崎真澄・北嶋めぐみ・林文恵) 
コンピュータ音楽作品"Wandering Highlander"、作曲2000年 、 2000年9月17日『電気学会・電子情報通信学会・情報処理学会・照明学会・映像情報メディア学会・日本音響学会各東海支部・電気設備学会中部支部・
	IEEE名古屋支部連合大会シンポジウム』 (静岡大学、パフォーマンス : 鈴木奈津子、コラボレータ : 大山真澄・加藤美咲・川崎真澄・北嶋めぐみ・高木慶子・竹森由香・田森聖乃・渋谷美樹・鈴木飛鳥)  
マルチメディア・インタラクティブ・インスタレーション作品"季幻"、制作2001年、 2001年5月29日『静岡文化芸術大学一般公開デー・特別展示』 (静岡文化芸術大学、コラボレータ : 井畑理子・高野結花・大井手るな・高木法子・平岡輝子・芝谷真名美・丸山幸恵) 
コンピュータ音楽作品"Visional Legend ver.2001"、作曲2001年、 2001年8月3日『メディアアートフェスティバル』 (静岡文化芸術大学、パフォーマンス : 東野珠実、コラボレータ : 大山真澄・加藤美咲)    
映像付コンピュータ音楽作品"Ogress2"、作曲1998年 、 2001年8月3日『メディアアートフェスティバル』 (静岡文化芸術大学、コラボレータ : 大山真澄)  
コンピュータ音楽作品"tegoto"、作曲2001年 、 2001年8月5日 『メディアアートフェスティバル』 (静岡文化芸術大学、13絃箏/17絃箏 : 三好晃子)    
コンピュータ音楽作品"BioCosmicStorm-II"、作曲2001年、 2001年9月19日『Workshop in CCMIX 』 (スタジオCCMIX(パリ)、パフォーマンス : 長嶋洋一)   
コンピュータ音楽作品"Visional Legend ver.2001"、作曲2001年、 2001年9月22日『Orchestraconcert of "Human Supervision and Control in Engineering and Music"』 (Stadthalle Kassel, Germany 、パフォーマンス : 東野珠実、コラボレータ : 大山真澄・加藤美咲)
コンピュータ音楽作品"BioCosmicStorm-II"、作曲2001年、 2001年9月25日『Ensembleconcert of "Human Supervision and Control in Engineering and Music"』 (Kasseler Sparkasse Wolfsschlucht Kassel, Germany 、パフォーマンス : 長嶋洋一)
コンピュータ音楽作品"Visional Legend ver.2001"、作曲2001年、 2001年9月25日『Ensembleconcert of "Human Supervision and Control in Engineering and Music"』 (Kasseler Sparkasse Wolfsschlucht Kassel, Germany 、パフォーマンス : 東野珠実)
コンピュータ音楽作品"tegoto"、作曲2001年、 2001年9月25日『Ensembleconcert of "Human Supervision and Control in Engineering and Music"』 (Kasseler Sparkasse Wolfsschlucht Kassel, Germany 、パフォーマンス : 三好晃子)
コンピュータ音楽作品"Japanesque Germanium"、作曲2001年、 2001年9月25日『Ensembleconcert of "Human Supervision and Control in Engineering and Music"』 (Kasseler Sparkasse Wolfsschlucht Kassel, Germany 、パフォーマンス : 三好芫山、東野珠実、三好晃子、長嶋洋一)
コンピュータ音楽作品"BioCosmicStorm-II"、作曲2001年、 2001年9月26日 『Ensembleconcert of "Human Supervision and Control in Engineering and Music"』 (Altonaer Museum Hamburg, Germany 、パフォーマンス : 長嶋洋一)
コンピュータ音楽作品"Visional Legend ver.2001"、作曲2001年、 2001年9月26日『Ensembleconcert of "Human Supervision and Control in Engineering and Music"』 (Altonaer Museum Hamburg, Germany 、パフォーマンス : 東野珠実、コラボレータ : 大山真澄・加藤美咲)
コンピュータ音楽作品"tegoto"、作曲2001年、 2001年9月26日『Ensembleconcert of "Human Supervision and Control in Engineering and Music"』 (Altonaer Museum Hamburg, Germany 、パフォーマンス : 三好晃子)
コンピュータ音楽作品"Japanesque Germanium"、作曲2001年、 2001年9月26日『Ensembleconcert of "Human Supervision and Control in Engineering and Music"』 (Altonaer Museum Hamburg, Germany 、パフォーマンス : 三好芫山、東野珠実、三好晃子、長嶋洋一)
インスタレーション・サウンドパート担当、作曲2001年、 2002年1月5日-1月18日『大山千賀子・個展[VIRIS]』 (東京都写真美術館 、コラボレータ : 大山千賀子) 
メディアアート作品"靄夜"、作曲2002年、 2002年8月 (静岡文化芸術大学、笙 : 東野珠実、グラフィクス : 大山真澄・加藤美咲) 
メディアアート・パフォーマンス作品"靄夜II"、作曲2002年、 2002年8月22日『メディアアートフェスティバル2002』 (静岡文化芸術大学、パフォーマンス : 川村武子)   
映像作品"JizoGazoDazo"、制作2002年、 2002年8月23日『メディアアートフェスティバル2002』 (静岡文化芸術大学、音楽 : Led Zeppelin)  
コンピュータ音楽作品"Berlin Power"、作曲2002年、 2002年8月23日『メディアアートフェスティバル2002』 (静岡文化芸術大学、パフォーマンス : 長嶋洋一)   
オペラ"Help! Help! Globolinks"(電子音響パートの作曲)、作曲2002年、 2002年8月31日(アートピアホール、指揮 : 富岡健)  
Sony NetMDウォークマンCM音楽「人体の音楽」編、制作2002年、 2002年-2003年 ON AIR、ACC(日本シーエム放送連盟)フェスティバル入賞(ファイナリスト賞)
コンピュータ音楽作品"Quebec Power"、作曲2003年、 2003年5月24日 『NIME03』(カナダMcGill大学Pollackホール 、パフォーマンス : 長嶋洋一、 コラボレータ : 小川裕己・鈴木力哉) 
コンピュータ音楽作品"MOYA-III"、作曲2004年、 2004年6月3日 『NIME04』(SUAC 、パフォーマンス : 東野珠実)  
コンピュータ音楽作品"Wriggle Screamer"、作曲2004年、 2004年6月6日 『MAF2004公開レクチャーコンサート』(SUAC 、パフォーマンス : 長嶋洋一) 
コンピュータ音楽作品"Coin's Journey"、作曲2004年、 2004年8月23日『MOTUS Final Concert』 (コンセルバトワール・フレデリック・ショパン、France 、CD作品)
コンピュータ音楽作品"BioCosmicStorm-III"、作曲2004年、 2004年8月30日『STEIM 公開レクチャーコンサート』(STEIM、アムステルダム、パフォーマンス : 長嶋洋一) 
コンピュータ音楽作品"Coin's Journey-2"、作曲2004年、 2004年9月17日『La Kitchen 公開レクチャーコンサート』(La Temple、パリ、パフォーマンス : 長嶋洋一) 
コンピュータ音楽作品"BioCosmicStorm-III"、作曲2004年、 2004年9月17日『La Kitchen 公開レクチャーコンサート』(La Temple、パリ、パフォーマンス : 長嶋洋一) 
コンピュータ音楽作品"Coin's Journey"、作曲2004年、 2005年2月19日『ACOUSMATIC MUSIC FESTIVAL』 (東京日仏会館エスパス・イマージュ 、CD作品)
コンピュータ音楽作品"Wriggle Screamer II"、作曲2005年、 2005年5月27日 『NIME05』(カナダ University of British Columbia 、パフォーマンス : 長嶋洋一)  
コンピュータ音楽作品"Nature System"、作曲2005年、 2005年12月25日 『アルゴリズムとからだ展・コンサート』(大垣市情報工房ホール 、パフォーマンス : 稲垣理恵) 
インスタレーション作品"映像ハープ"、制作2006年、 2006年12月22-25日『メディアアートフェスティバル2006』(静岡文化芸術大学) 
コンピュータ音楽作品"Cyber Kendang"、作曲2006年、 2006年12月23-24日『メディアアートフェスティバル2006』(静岡文化芸術大学、パフォーマンス : 長嶋洋一)    
コンピュータ音楽作品"BioCosmicStorm-III"、作曲2007年、 2007年3月26日『互動藝術展演コンサート』(国立台湾師範大学ホール、台湾、パフォーマンス : 長嶋洋一) 
コンピュータ音楽作品"Cyber Kendang"、作曲2007年、 2007年6月9日 『NIME07』(ニューヨーク大学ホール、パフォーマンス : 長嶋洋一) 
コンピュータ音楽作品"Resonated Vibrations"、作曲2008年、 2008年12月20日『メディアアートフェスティバル2008』(静岡文化芸術大学、パフォーマンス : 長嶋洋一)  
コンピュータ音楽作品"controllable untouchableness"、作曲2009年、 2009年12月5日 『インカレ2009・特別コンサート』(国立音楽大学、パフォーマンス : 長嶋洋一)  
コンピュータ音楽作品"controllable untouchableness"、作曲2009年、 2010年9月25日 『Make Ogaki Meeting・ライブコンサート』(ソフトピアジャパン、パフォーマンス : 長嶋洋一)   
コンピュータ音楽作品"BioCosmicStorm-III"、作曲2007年、 2010年12月7日『INTERNATIONAL FESTIVAL/COMPETITION - SYNC2010 Lecture(2)』(THE URAL STATE CONSERVATORY、ロシア、パフォーマンス : 長嶋洋一)
コンピュータ音楽作品"Ural Power"、作曲2010年、 2010年12月7日『INTERNATIONAL FESTIVAL/COMPETITION - SYNC2010 Gala Concert』(THE URAL STATE CONSERVATORY、ロシア、パフォーマンス : 長嶋洋一)  
コンピュータ音楽作品"Ural Power"、作曲2010年、 2011年5月30日『NIME2011』(オスロ大学、ノルウェー、パフォーマンス : 長嶋洋一) 
コンピュータ音楽作品"Ural Power"、作曲2010年、 2011年12月10日『ACMP2011』(東京電機大学、パフォーマンス : 長嶋洋一) 
メディアアート・パフォーマンス作品"Revolution-J"、プロデュース/作曲2011年、 2011年12月10日『インターカレッジ2011』 (首都大学東京、作曲/パフォーマンス : 「ジャミーズ娘+」(数馬あやの+鈴木千佳+山田明歩+森川真衣+土佐谷有里子))   
メディアアート・パフォーマンス作品"Revolution-J"、プロデュース/作曲2011年、 2012年8月25日『MOM2012ライブ』 (ソフトピアジャパン、パフォーマンス : 「ジャミーズ娘+」(上埜安佳里+鈴木千佳+山田明歩+森川真衣+土佐谷有里子))  
コンピュータ音楽作品"Joyful Boxes"、作曲2012年、 2012年8月25日『MOM2012ライブ』 (ソフトピアジャパン、パフォーマンス : 長嶋洋一) 
コンピュータ音楽作品"GHI2014demo"、作曲2014年、 2014年2月5日『MDW2014ワークショップ・パフォーマンス』(SUAC、パフォーマンス : 長嶋洋一)  
コンピュータ音楽作品"GHI2014_Ogaki"、作曲2014年、 2014年8月24日『OMMF2014ライブ』(大垣・ソフトピアジャパン、パフォーマンス : 長嶋洋一)   
インスタレーション作品"Dazed & Confused"、制作2015年、 2015年2月10-15日『INTERIM2015』(京都市立芸術大学) 
コンピュータ音楽作品"GHI2014demo"、作曲2014年、 2015年8月23日『Soundislands Festival Si15』(ArtScience Museum, Singapore、パフォーマンス : 長嶋洋一)   
コンピュータ音楽作品"Bordeaux Power"、作曲2016年、 2016年9月3日『tempora international meeting 2016』(ボルドー、フランス、パフォーマンス : 長嶋洋一)
コンピュータ音楽作品"Bordeaux Power"、作曲2016年、 2017年2月4日『メディアデザインウイーク「スケッチング」ワークショップ』(SUAC、パフォーマンス : 長嶋洋一) 
コンピュータ音楽作品"Bordeaux Power"、作曲2016年、 2017年11月27日『Conference “Musical Interfaces and Robotics”』(東京藝術大学、パフォーマンス : 長嶋洋一) 

そこでまず第一段階として、 このページ から上のように、これまで作曲してきた作品リストを抽出した。 そしてここから、「楽器と演奏される音楽との関係について」というタイトルに関係の薄そうなもの(電子音響音楽作品や「声」だけのもの)を削り、さらに同じ作品については1つに絞って、およそ30作品となったのが以下の第二段階である。 なお、ここでは「演奏」がメインテーマなので、「作詩」・「CG提供」などのクレジットは外してある。

"CIS(Chaotic Interaction Show)"、1993年9月17日『神戸国際現代音楽祭 1993』 (神戸・ジーベックホール、パーカッション : 花石真人、指揮 : 長嶋洋一)
"Muromachi"、1994年5月27-28日『眼と耳の対位法』 (京都・関西ドイツ文化センターホール、パフォーマンス : 八幡恵美子)    
"Strange Attractor"、1994年11月6日『コンピュータ音楽の現在(日本コンピュータ音楽協会)』 (神戸・ジーベックホール、ピアノ : 吉田幸代)    
"David"、1995年10月20日『日独メディア・アート・フェスティバル』 (京都・関西ドイツ文化センターホール、パフォーマンス : 藤田康成)    
"Virtual Reduction"、1995年11月2日『神戸国際現代音楽祭 1995』 (神戸・ジーベックホール、Vocal : 佐々木潤哉、前原克彦、指揮 : 長嶋洋一)     
"Asian Edge"、1996年7月13日『コンピュータ音楽の現在II(日本コンピュータ音楽協会)』 (神戸・ジーベックホール、パフォーマンス : 吉田幸代)     
"Johnny"、1996年10月19日『京都メディア・アート週間』 (京都・関西ドイツ文化センターホール、パフォーマンス : 藤田康成)   
"Ephemeral Shimmer"、1997年3月26日『[コンピュータ音楽最前線]韓日友好・ソウル公演 日本コンピュータ音楽協会コンサート』 (ソウル・YURIMホール、パフォーマンス : 吉田幸代)     
"Brikish Heart Rock"、1997年10月15日『神戸山手女子短期大学公開講演会・コンサート』 (神戸・ジーベックホール、パフォーマンス : 住本絵理、佐藤さゆり)    
"Atom Hard Mothers"、1997年11月24日『コンピュータミュージック・アンデパンダン・コンサート』 (神戸・ジーベックホール、パフォーマンス : 寺田香奈、吉田幸代)      
"Scenery"、1998年3月10日『相愛大学音楽研究所公開講座』 (相愛大学、笙 : 林絹代)   
"Visional Legend"、1998年10月19日『International Computer Music Festival』 (神戸・ジーベックホール、パフォーマンス : 東野珠実)      
"Arrow of Time"、1999年3月20日『相愛大学音楽研究所公開講座コンサート』 (相愛大学、フルート : 太田里子)   
"Voices of Time"、1999年3月20日『相愛大学音楽研究所公開講座コンサート』 (相愛大学、フルート : 太田里子)   
"Bio-Cosmic Storm"、 1999年10月16日『京都メディア・アート週間'99』 (京都・関西ドイツ文化センターホール、パフォーマンス : 塩川麻依子)   
"Piano Prayer"、1999年12月15日『神戸山手女子短期大学公開講演会・コンサート』 (神戸・ジーベックホール、ピアノ : 吉田幸代)    
"Beijing Power"、 2000年3月11日『相愛大学音楽研究所公開講座コンサート』 (相愛大学、超琵琶 : 長嶋洋一)   
"Great Acoustics"、 2000年3月11日『相愛大学音楽研究所公開講座コンサート』 (相愛大学、オルガン : 塩川麻依子)   
"Visional Legend ver.2001"、2001年9月22日『Orchestraconcert of "Human Supervision and Control in Engineering and Music"』 (Stadthalle Kassel, Germany 、パフォーマンス : 東野珠実)
"BioCosmicStorm-II"、2001年9月26日『Ensembleconcert of "Human Supervision and Control in Engineering and Music"』 (Altonaer Museum Hamburg, Germany 、パフォーマンス : 長嶋洋一)
"tegoto"、2001年9月26日『Ensembleconcert of "Human Supervision and Control in Engineering and Music"』 (Altonaer Museum Hamburg, Germany 、パフォーマンス : 三好晃子)
"Japanesque Germanium"、2001年9月26日『Ensembleconcert of "Human Supervision and Control in Engineering and Music"』 (Altonaer Museum Hamburg, Germany 、パフォーマンス : 三好芫山、東野珠実、三好晃子、長嶋洋一)
"Berlin Power"、2002年8月23日『メディアアートフェスティバル2002』 (静岡文化芸術大学、パフォーマンス : 長嶋洋一)   
"Quebec Power"、2003年5月24日 『NIME03』(カナダMcGill大学Pollackホール 、パフォーマンス : 長嶋洋一) 
"Wriggle Screamer II"、2005年5月27日 『NIME05』(カナダ University of British Columbia 、パフォーマンス : 長嶋洋一)  
"BioCosmicStorm-III"、2007年3月26日『互動藝術展演コンサート』(国立台湾師範大学ホール、台湾、パフォーマンス : 長嶋洋一) 
"Cyber Kendang"、2007年6月9日 『NIME07』(ニューヨーク大学ホール、パフォーマンス : 長嶋洋一) 
"controllable untouchableness"、2010年9月25日 『Make Ogaki Meeting・ライブコンサート』(ソフトピアジャパン、パフォーマンス : 長嶋洋一)   
"Ural Power"、2011年5月30日『NIME2011』(オスロ大学、ノルウェー、パフォーマンス : 長嶋洋一) 
"Revolution-J"、2011年12月10日『インターカレッジ2011』 (首都大学東京、パフォーマンス : 「ジャミーズ娘+」(数馬あやの+鈴木千佳+山田明歩+森川真衣+土佐谷有里子))   
"Joyful Boxes"、2012年8月25日『MOM2012ライブ』 (ソフトピアジャパン、パフォーマンス : 長嶋洋一) 
"GHI2014_Ogaki"、2014年8月24日『OMMF2014ライブ』(大垣・ソフトピアジャパン、パフォーマンス : 長嶋洋一)   
"Bordeaux Power"、 2016年9月3日『tempora international meeting 2016』(ボルドー、フランス、パフォーマンス : 長嶋洋一)

ここから、上の33作品をカテゴリごとに分類整理して、それぞれに「楽器と演奏される音楽との関係について」という視点から議論を進めていく・・・というのがどうやら王道だ、と見えてきた。 こちらは一転して、あれこれ写真とかを並べずに文字だけ(どうせプレゼンの場では記録動画を紹介するので)で書いてみるのも面白いかな。

2019年7月16日(火)

昨日は愛用のMartinギターに新しいMartin弦を張り替えて気分一新して某個人練習、そしてちょっと早めに帰宅した。 今日は朝イチで遠州病院に行ってアトピーの薬を処方してもらって、研究室に戻ってきてから昨日の 夏シンポ予稿の1本目 を4ページから6ページに大幅に増補改訂して情報処理学会に再提出した。 そして2限にはゼミの理子ちゃんが「サウンドデザイン」課題のMaxプログラミング補習にやってきたので、リサジュー図形のテク(キーワードは「整数比」)を伝授した。 SIGMUS運営委員MLからは「締切を本日に延長した夏シンポの申し込み状況は前回の連絡と変わらず、一般口頭発表15件分しか集まっておりません。あと5-6件の申し込み枠があるようなので、委員の皆様からも積極的な申し込みをお待ちしております」という切実な情報が届いたが、まぁ僕は2件も応募しているので、「そんなの関係ねぇ」状態である。 そしてしばらく悩んだ挙句、だいたい上のような分類(それぞれ項目の一部重複があるのは看過)ということになった。 項目がそこそこ同じようにばらけるようにちょっと無理しているものの、これで解説はだいたい書けそうな気がしてきた。 書き始めた原稿の末尾「参考文献」のところには、 このページ から、関係しそうなものを63本ほど抽出して丹念にコピペしたが、なんせ自分の発表なのでまったく問題なく、自信満々なのだ。

2019年7月18日(木)

昨日は1限に「音楽情報科学」、2限にゼミ(後期から参加する杉山さんも見学)、3限にゼミの理子ちゃんのMaxアポ、4限にゼミの田口さんのMaxアポ・・・とぎっしり埋まっている中、夏シンポ予稿の2本目の執筆を粛々と進めて、最大6ページのところ4ページを超えるまで進んだ。 そして今日は1限に会議、2限に会議、4限に会議、というなんとも忸怩たる/遺憾なスケジュール(^_^;)の中、正式に発表募集が届いた12月の日本音楽即興学会大会への応募を、以下のようにササッと書いて出してしまった。

◆発表形式(研究発表・パフォーマンス発表等):研究発表

◆発表タイトル(日本語):テクノロジーによる即興の支援 - 楽器が求める即興と様式が求める即興

◆発表タイトル(英語):Technological supported improvisation - improvisation demanded by instruments and improvisation demanded by style

◆発表内容概要(800字以内):
 インタラクティブなコンビュータ音楽の領域で活動を続けている。コンビュータ音楽の中には、偶然性を元に確率統計的あるいは数理モデル的なアルゴリズムによって
音楽情報を生成するアプローチ(最近流行のAIによる「創発」)もあるが、筆者にとっては打ち込みDTMと同様に興味の対象外である。むしろ筆者がこだわるのは人間の
パフォーマーの即興的な振舞いをセンシングして音楽生成(グラフィック生成を含む)に反映させるインタラクションの創造にあり、重要なのは演奏者自身がその場で
生成されつつある音楽を体感/理解して反応することと考える。アルゴリズミック音楽生成プログラムはこの肝心な「耳」を持たない点で致命的である。
 筆者は作曲の一部として新楽器や新インターフェースを作り出す、あるいは既存の楽器を新しい技術で改造して活用する、というようなアプローチを続けてきた。今回
「テクノロジーによる即興の支援」というテーマにおいて、このようなインタラクティブ・コンビュータ音楽に存在する「楽器が求める即興」と「様式が求める即興」という2つの
視点を提供したい。前者は新楽器や新インターフェースをデザインする際の「ニーズ指向」・「シーズ指向」という対極的なアプローチに関係し、後者は音楽パフォーマンス
における演奏者の位置付けや音楽的インタラクションの構成という作曲コンセプトそのものに関係する。
 本発表においては、典型的なライヴパフォーマンスの事例を具体的に紹介しつつ、ライヴ・コンビュータ音楽における新しい可能性を検討してみたい。

なんとなく8月のSUACでの音楽情報科学研究会・夏シンポのオーガナイズドセッションのテーマが頭に残っている雰囲気はあるが、なんせこちらは「即興」というテーマが鎮座しているので、文句は出て来ないだろう。 まぁ、当日の直前に準備すればどのようにでも仕上がるように出す、といういつもの作戦である(^_^;)。
そして、午後の会議が終わってから、「京都アニメーションで放火」というショッキングなニュースが舞い込んでくるのを尻目に、夏シンポ予稿の2本目の執筆をさらに粛々と進めて、最大6ページのところ最終の6ページに入るところまで進んだ。 明日にはなんとか完成させて学会に出してしまって、身軽になって、土曜日のマラソン9時間を迎えたいところである。

2019年7月22日(月)

先週金曜日には1限「サウンドデザイン」のラス前(課題制作支援)、2限には某練習、そして4限にはりこアポで課題の追い上げの支援をしたり、合間にメイルで届いた井上さんのMax課題の改訂返送などをこなしつつ、無事に 夏シンポ予稿の2本目 も完成して情報処理学会に提出してしまった。
そして土曜日には、久しぶりの4回生2人(ちひろ由季子)に初めての3回生(舞)に代打の1回生(綾花)と、9時間マラソン(27曲)で至福の時間を過ごした。 某練習を含めて、このために生きてる感がある充実の日々と言えるだろう。 世間では京アニだの吉本だの参院選だの線状降水帯だの・・・と色々と喧しい(かまびすしい)が、ここは一歩ずつ、やるべき事を進めていくだけである。

そして今朝になってみると、昨日は参院選の投票日だったようで、その結果がトップニュースとなっていた。 僕はだいぶ前、10日以上前に投票していたのですっかり忘れていたのだが、なんと「N国」の立花さんが国会議員になっていた。 学生時代から何十年間というもの、選挙にはなるべく行ってきたが、僕が投票した人が当選したことは記憶の限りでは皆無で、常に選挙といえば「無駄票」を投じてきたのだが、なんと今回は投票が生きてしまった・・・という初めてのケースとなった。 やっぱり、投票はしてみるもんである。

そしてまたニュージーランドから、上の Radek Rudnicki 氏からのメイルが来た。 どうやら11月の来日が本格化してきて、SUACの僕の「メディア数理造形演習」の中での特別講義を行うという話が実現しそうである。 来日のためのスポンサー対策の一つとして、「SUACのofficialなinvitationが欲しい」とのことで、こちらも本格的に動き出した。 まずは「11/15(金)」の4-5限ということで、教務室に連絡して南棟の281中講義室を確保した。 ここなら、デザイン学生や芸文の学生に参加を呼びかけても入れるだろう。
そして、学長名での正式なInvitationのために、「Title of your lecture」・「Short bio」・「I want a short introduction that briefly introduces your new projects that is not on your website」・「Some pictures that appeal to your activity and that students want to come」とリクエストした。 これらが揃ったら、総務室な教務室に出して、正式な書類としてもらう作戦である。 また、ついでに「IAMAS」・「京都精華大」にも行きたければ、友人の作曲家たちがいるので繋ぐよ・・・とも書き加えてみた。

They are demo videos of the final presentation by students teams in my lecture "Media Mathematical Design Exercise".
All team is constructed by 3 students. (2nd grade)
2015
http://www.youtube.com/watch?v=WyHpPM5E6sM
http://www.youtube.com/watch?v=FmJt5GkgUcQ
http://www.youtube.com/watch?v=A4U3oqTVx7k
http://www.youtube.com/watch?v=O1NO4Wfc65Y
http://www.youtube.com/watch?v=ZJNSKHpQj7M
http://www.youtube.com/watch?v=iJtDFrru5fw
2016
http://nagasm.org/1106/news4/20160212/
http://www.youtube.com/watch?v=LjDXB_N8SbY
http://www.youtube.com/watch?v=aHGXbSAxuj4
http://www.youtube.com/watch?v=1fuYEh-AbqM
http://www.youtube.com/watch?v=TIeK0QP78Q4
http://www.youtube.com/watch?v=S_XMv-U9Ick
http://www.youtube.com/watch?v=nfpdYcJA2Eo
http://www.youtube.com/watch?v=jsoW5azS6QQ
http://www.youtube.com/watch?v=b_7tZjv4Bnc
http://www.youtube.com/watch?v=0HGD6HCIYqM
http://www.youtube.com/watch?v=7pqH79-ewhc
http://www.youtube.com/watch?v=IXRUOF37Yzg
2017
http://nagasm.org/1106/news5/20170207/
http://www.youtube.com/watch?v=fMgQbW-I7pI
http://www.youtube.com/watch?v=300RD4r_UaA
http://www.youtube.com/watch?v=XOz7AcBCpjM
http://www.youtube.com/watch?v=qXb22BbwDro
2018
http://nagasm.org/1106/news5/20180202/
http://www.youtube.com/watch?v=DP9YG45w_A4
http://www.youtube.com/watch?v=Xl8YBqDp7ow
2019
http://nagasm.org/1106/news5/20190201/
http://www.youtube.com/watch?v=hby95Z6zvw0
http://www.youtube.com/watch?v=OX8YYI1jtqg
http://www.youtube.com/watch?v=lWBOSu9rsvw

さらに、僕の「メディア数理造形演習」の様子(学生3人ずつでインスタレーション作品を制作)という様子を伝えるために、過去の記録を発掘して、上のような情報を整理してメイルしてみた。 せっかくなのでここにも置いておくことにしよう。 ちらっと眺めてみたが、こうしてみると、皆んなあれこれ頑張って面白いものを作り出してきていたのだ。(^_^)

日本とニュージーランドにはほぼ時差が無いので、欧米の連中とメイルをやりとりするのとはタイミングが全く異なる。 朝イチで Radek Rudnicki 氏に出したメイル対して、昼前には上のようなカッコイイ写真とともに返信が届いてしまった。 特別講義のタイトルは「New relationships between culture, traditional music and electronic media」である。 その他の資料もばっちり揃っているので、こうなるとこちらの対応も頑張らないといけないぞ。

2019年7月23日(火)

放課後にアカペラがあるか、課題地獄でお休みになるか、不安な学期末の火曜日である。 2限にはゼミの理子ちゃんがアポを入れてやってきて、「サウンドデザイン」の課題のMaxパッチをかなり作り上げてきたところにmp3サウンドを鳴らすだけ追加して、無事に完成した。 引き続き「音楽情報科学」の課題Maxパッチに挑戦である。

そして午後になって、どうやら皆んなマルチメディア室で頑張っているようだが、池田クンから作りかけのMaxパッチとともに質問メイルが届いた。 およそやりたい事は分かっていたが、まだまだ中身は未消化だった。 全部で3問の「数字あてクイズ」なので、第1問だけ作ってあとは自分で・・・というつもりでやっていたが、1時間ちょっとで完全に完成してしまった(^_^;)。 こんな感じ である。 このところMaxプログラミングをちょいちょいやっているので、この位は超簡単なのだった。

2019年7月24日(水)

いよいよ学期末も終盤戦に入ってきた。 1限の「音楽情報科学」では各自の最終課題の支援、2限のゼミ(前期最終)では、 このように それぞれの進捗を報告して、来週の最終合評に備えた。 なかでも以下の平田クンの作品は、実験的試作でありながら、なかなか面白いものとなった。 こんな感じ である。

そして今日の3限に理子アポ、明日の1限に那菜アポ、2限に桜木アポ、来週月曜2限に田口アポ・・・とずんずん予定が埋まってきた。 今週金曜は「サウンドデザイン」最終合評もあり、さらにアポが入りそうな感じだ。 Radek Rudnicki 氏へのSUACからの招待状の話も教務室と進んでいて、あれこれ「大詰め」感のある日々が続く。

2019年7月25日(木)

今日は1限からゼミの那菜ちゃんが来て、なかなかシンプルなのに面白い仕組みのMaxゲームの相談を、ササッと解決して快調にスタートした。 彼女の理解力はMaxプログラマーとして素質十分である。 そして事務局からは、 Radek Rudnicki 氏への招待状が、ネイティブ英語教員のチェックを経て、 このように かっこよく完成した、と届いたので、さっそくニュージーランドに送ってみた。

・・・そしてしばらくして事務局からメイル(「ありがとうございました」への返信)があり、さっきのPDFはデザイン学部長のサインがまだ入っていないと判明して、ではサイン入りPDFを再度下さいと連絡して、慌ててRadek Rudnickiに「さっきのはサインの無い試作品なので再度送ります」とメイルしてみると、それと入れ違いに彼から「Wow this is fantastic. Thanks so much. I really appreciate your effort. It means a lot to me. Looking forward to visiting you and meeting in person.」などとメイルが届いてドタバタした(^_^;)。 さすが、時差のないニュージーランドである。

2019年8月4日(日)

前期末は白内障手術を交えてあらえっさっさで進んだ。 研究室ページの記録を見ると、 先週の月曜 にはゼミ生が発表の準備、 先週の火曜の午前 には「領域専門演習」(ビジュアルサウンド)最終合評、 先週の水曜1限 には「音楽情報科学」最終合評、 先週の水曜2-5限 には「総合演習II」(ビジュアルサウンド)最終合評があった。 そして木曜には某委員会と某練習があり、金曜は有休で眼科に行って白内障手術を受けた。 昨日の土曜には再び朝イチで眼科の術後検診に行ったが、快調に見えるようになったので、午後にはちらっと研究室に出てきて涼んだ。 眼前の液晶モニタが鮮明に、それこそピクセル単位までくっきり見えたのは新鮮だった。 そして今日も、朝イチで「首から下シャワー」と「水のいらないシャンプー」のお陰で、ぼちぼち快適に研究室に出てきた。 多数の高校生が模試に集っていたが、この暑さの中、頑張って欲しい。

上の写真は、白濁した水晶体を砕いて除去したところに入れた眼内レンズの仕様である。 手術から3日間は抗生物質を飲み、1週間は上のような保護メガネをかけ(運転時以外)、1ヶ月は3種類の点眼薬(抗菌剤・ステロイド・抗炎症剤)を毎日4回、きちんきちんと点眼する必要があり、シャワー/洗顔解禁まであと3日である。 明日にも術後検診、術後1週間の金曜日にも検診・・・と今月中はぼちぼち検診も続くが、まぁ白内障なんてこんなものだろう。 扁桃腺を取った時には全身麻酔で記憶が無いが、麻酔点眼薬だけで完全に意識がある状態での手術というのは、まぁ面白いものだった。 眼内検査装置が女性の合成音声で「スタートします」みたいな事を英語で言うと、その後は変態的テルミンみたいな非音楽的ピッチの連続音が鳴っていて、果たしてこれはどんなセンサ情報に対してピッチをマッピングしているのかな・・・などと考えていたら15分程度で終わってしまった。 もう片方の左目は緑内障も白内障も無いので、当面、手術はこれでオシマイである。

2019年8月5日(月)

2019年8月11日(日)

あれこれ忙しく1週間が経過して(一昨日の金曜日は白内障手術から1週間、午前に晴那ちゃんとの某練習に森ちゃんが加わって充実の時間となり、午後には帰宅してバスで眼科に検診(散瞳)に行った)、昨日に続いて今日はオープンキャンパスの2日目、午後に模擬授業があるので午前中にようやく少しだけ時間が取れた。 去年に続いて2年連続の模擬授業を担当することになったので、2年連続の奉公実績を理由に、来年はオープンキャンパス期間を含む1週間程度、有休を取ってブチ休む予定(なんせ5倍以上の倍率を超えてオリンピックのチケットが取れてしまったので、なんとしても宮城のサッカー観戦に行くという固い決意)である。 そして今日の模擬授業では、 このようなページ を当日朝まで拡充したので、とても1時間では全てをdemoできない・・・と悩ましい状態になっている。

過去の日記シリーズを発掘してみたところ、 Max6日記 (3) の「2014年7月26日(土)」のところ、 Max7日記 (2) の「2016年8月2日(火)」のところ、 続・Max7日記 (2) の「2017年8月7日(月)」のところに、これまでの「サウンドデザイン」や「音楽情報科学」の課題として学生が制作したMaxパッチ作品を整理紹介していた。 そこで、模擬授業で紹介する事例も含めて、今年の「サウンドデザイン」と「音楽情報科学」の課題のうち、まず「音楽情報科学」をここで簡単に整理しておくことにした。

上のパッチは井上聖菜さんの作品で、元々は このポスター にあった錯視図形(多数の陰影正方形が一定のルールで回転して並ぶ)を、PAWセンサによってそれぞれの回転角度やズーミングなどのパラメータをインタラクティブに変化できる一種のゲームのように仕立てたものである。 去年から僕の専門科目を全て取ってきた実力が見事に発揮された。(^_^)

上のパッチは梅田那菜さんの作品で、梅田さんは去年の僕の専門科目を取っていなかったので、同様の提坂さんとともに毎週の補習でMaxを追いかけてきた。 このパッチは贅沢にも3種類の錯視のサブパッチがあり、さらにそれぞれにプレゼンテーションモードを設定して、スマートな画面とメイキング的なパッチの様子を「見せる」演出となっている。 後期には僕のゼミであれこれやっていくための「助走」としては、十分に成長してくれた。(^_^)

上のパッチは大畑美那子さんの作品で、領域が違う彼女はほぼ「Max体験」という参加で、実習指導の高見さんのフルサポートによって、僕が提供した「目玉錯覚(勝手に命名)」のMaxパッチをPAWセンサによってパラメータ変更するというバージョンに進化させてくれた。 僕の作った元パッチについては、この日記の「2019年7月1日(月)」のところで、 このYouTube の3番目で公開していた。

上のパッチは桜木葉月さんの作品で、過去の先輩Maxパッチ作品の中でもインパクトの強い「しいたけ」をPAWセンサ版にしたものとなった。 Maxプログラミングはソコソコで単位取得を目指す・・・という立場ではあるが、PAWセンサモジュールを活用してちゃんとしたゲームになった。 PAWセンサは2個それぞれに4チャンネルの出力があるが、この作品では移動の2チャンネルとズームの1チャンネルだけを使っている。

上のパッチは提坂理子さんの作品で、彼女は今年の2月(前年度)から領域変更で僕のゼミを志願してきて、梅田さんとともに補習でMaxを勉強しつつ、この前期には「サウンドデザイン」と「音楽情報科学」の両方を受講して追いかけてきた。 このパッチは僕が作ったPAWセンサ活用パッチの枠組みを活用しつつ、表示されるデータを全て制作して、「漢字の部首からじわじわ見えてくるのを当てる」というゲームに仕立てた。 僕のパッチではセンサの感度が厳しすぎて難易度が半端なかったが、このパッチではいい感じに設定できた。(^_^)

上のパッチは田口舞さんの作品で、彼女も去年から僕の専門科目を全て取ってきて、後期からは僕のゼミに決まったので、こちらも有望株である。 上のように、有名な「クレイジーダイヤモンド錯視」・「ムンカー錯視」をインタラクティブに自在にパラメータを変えられるようにしてあり、単なる静止画ベースの「錯視画像」とは段違いの面白さとなっている。 梅田さんに続いて田口さんもプレゼンテーションモードを活用してスマートに仕上げているのもさすがである。(^_^)

上のパッチは持田侑菜さんの作品で、構想としては「PAWセンサ2個が上面に配置された目覚まし時計」というMaxパッチである。 つまり、目覚ましが鳴った時に、2個のPAWセンサをいずれも「中ぐらいの深さで平坦に」押すのを一定時間、継続しないと鳴り止まない、という仕掛けである。 持田さんはこの前期に僕の仮ゼミとして参加してくれたが、後期は領域移動して宮田ゼミに進みつつ、準ゼミとして僕のゼミにも来てくれるという計画となっている。 当初は提坂さん一人だけかと思っていたが、グラフィック系の日比谷先生のゼミ希望者が定員超過で、梅田さんと田口さんも僕のゼミに決まり、さらに後期からはこれまで全くノータッチだった杉山さんが僕のゼミに加わるために、この夏休みは何日も「Max追い上げ特訓」補習のために研究室にやってくることになっている。 前向きの意欲ある学生には、こちらもしっかり対応して、後期のゼミに向かっていくのだ。

2019年8月14日(水)

オープンキャンパス翌日の8/12にはアカペラの恵梨香ちゃん小林クン平田クンと9時間マラソン、僕はその直前に1時間ヒトカラ13曲を加えて、計41曲とまずまずの出来高だった。 昨日から3日間はSUAC事務局がお休みとなる期間だが、多くの教員はお仕事に出てきている。 後期から心機一転、僕のゼミに加わることになったもののこれまで何も僕の専門科目を履修していなかった杉山さんは、いよいよ昨日と今日を皮切りに「夏休み中にMaxをモノにしてしまう特訓補習」にやってきている。 目標は「サウンドデザイン」までであり、同様に取っていなかった(ただしこの2人は前期に「サウンドデザイン」と「音楽情報科学」を取った)ゼミの理子ちゃん那菜ちゃんと共に、2回生に混じって後期は僕の「メディア数理造形演習」と、僕も担当する「インタラクティブプロダクト演習」(楽器を作る)の両方を履修して、3人の3回生は追いかけ追い付きつつ「総合演習」で自分のテーマの作品制作に向かうことになる。 そして、残っていた「サウンドデザイン」課題として学生が制作したMaxパッチ作品の整理紹介に着手した。

上のパッチは3回生の梅田那菜さんの作品で、左の餅搗きは普通に上げ下げするものの、右の合いの手が出ている時には杵を下ろせない・・・というところがシュールなタイプのゲームとなった。

上のパッチは3回生の提坂理子さんの作品で、「絵心」系が苦手な学生はこのように数理造形できっちり出来る、というサンプルとなった。 数学的に古典とも言えるリサジュー図形の描画とともに、背景色・描画色・円の大きさなどを自動変化させるoptionを加えて、鍵盤でサウンドとともに7種類のパターンを選択できるようにした。

上のパッチは3回生の入戸野菜々さんの作品で、提供した「先輩Max作品パッチ集」の中にいくつもサンプルのあった「占い系」であり、絵心のある学生は、その中から「枠組み」をいただいて、表示されるコンテンツ(画像)だけオリジナルに差し替える・・・という作戦が流行している。 一定パターンが進んだ最後にrandomで結果シーンが選択される、というものである。

ここから2回生、上のパッチは池田卓矢くんの作品で、「4桁の数字」の知識を問う4問(あと1問は数学)のクイズであるが、左右のキーで「数字を選ぶ桁」(色が変わる)を選択して、上下のキーでその数字を0から9までで選択する・・・という仕組みを質問に対して提供したものである。 静岡県の面積とか徳川家康の没年というのはなかなかレアな数字で知らなかった。

上のパッチは伊東海侍くんの作品で、「連続して繰り返す画像→スペースを押した瞬間に対応した画像が出る」というものであり、スピードが速いためにほぼ「占い系」となっている。 今年はこのタイプの作品で「画像を差し替えただけ」というものが頻発した。(^_^;)

上のパッチは伊奈美幸さんの作品で、幽霊がたくさんランダムウォーク表示されていて、クリックすると画面いっぱいサイズの幽霊がどアップで出てくるというもので、今回の作品の中ではオリジナル路線を追求したものとなった。 ただし「オチ」の部分の表示に関して若干のバグがある(全画面にならない[右下だと見切れてしまう])ところがちょっと残念だった。

上のパッチは大西涼香さんの作品で、過去の先輩のシューティングものをアレンジした力作である。 ターゲットがランダムウォーク表示されるという過去作品でなく、等速直線運動(それも画面からちょっと出る)として、透過画像の照準器でシューティングするようにしてある。 背景音響もお祭り屋台の射的のような感じのものを完備していて、なかなかリアリティのある秀作に仕上がった。(^_^)

上のパッチは小長谷尚生くんの作品で、「連続して繰り返す画像→スペースを押した瞬間に対応した画像が出る」というものであり、スピードが速いためにほぼ「占い系」となっている。 今年はこのタイプの作品で「画像を差し替えただけ」というものが頻発した。(^_^;)

上のパッチは北澤拓弥くんの作品で、ドレミファソラシの音階のどこかをreturnキーで選択すると、その音階にまつわる「お告げ」が出てくる、というものである。 ただし「モード切り替え」ボタンがあり、音階が順に上がっていくだけでなく、ランダムに選ばれるモードの場合には、自分が希望する音階を選択するためには「音感」と「運動神経」の両方がもとめられるために難易度が大きく上がる、という面白さがある。

上のパッチは久保巨樹くんの作品で、「順に動いていくキャラを正しい位置でシューティング」という先輩の名作をコンテンツ差し替えで改訂した作品である。 こうなると勝負はそれぞれの「絵心」となるが、この作品はいい感じでオープンキャンパス模擬授業でもウケていた。

上のパッチは胡桃澤あさひさんの作品で、「順に繰り返す画像→スペースを押した瞬間に対応した画像が出る」というものであるが、敢えてスピードを遅く設定したために容易に任意の場所でシューティングできる。 そして彼女は単に「当たり」・「外れ」としないで、それぞれ逃げるネズミの位置に対応してラストの絵をいい感じで描いているので、存在感がある作品となった。(^_^)

上のパッチは小泉めぐさんの作品で、「ランダムに選ばれる画像→スペースを押した瞬間に対応した画像が出る」というものであり、今年はこのタイプの作品で「画像を差し替えただけ」というものも頻発した。 ただし結果の絵の部分にアイデンティティ(味)があるのは、デザイン学生のり強みである。

上のパッチは清水萌恵さんの作品で、「連続して繰り返す画像→スペースを押した瞬間に対応した画像が出る」というものであり、スピードが速いためにほぼ「占い系」となっている。 今年はこのタイプの作品で「画像を差し替えただけ」というものが頻発した。(^_^;)

上のパッチは鈴木花奈子さんの作品で、「順に繰り返す画像→スペースを押した瞬間に対応した画像が出る」というものであるが、なかなかシューティングのタイミングの難易度チューニングが絶妙で、マスターすると不可能に思える「ヘビを逃れてカエルが向こうに行ける」というsuccessシーンに到達できる。 シンプルながら燃えるゲームで、オープンキャンパス模擬授業では一発で成功させて会場がどよめいた。

上のパッチは高橋夕璃さんの作品で、先輩作品にあったスロットマシンのゲームの枠組みだけ活用して、実際には多数の要素を組み合わせたおとぎばなしのエンディングを、計54枚もの画像デザインによって実現した力作である。 単純なセレクションでも、組み合わせによって最終的な分岐は膨大な数になるので、このような作品を実現するには相当の気合いと根性が必要なのだ。

上のパッチは槻木鈴香さんの作品で、今年の2回生「サウンドデザイン」課題Maxパッチ作品として僕が一押しの秀作である。 水平方向にそれぞれ別の速度で移動する具材がちょうど縦に揃ったタイミングでスペースキーを押す・・・というだけなのだが、これが相当に難しい。 かといって「速度が速いだけ」という難ゲームでなく、要するにいい感じで時間感覚(予測)とともに見渡す必要があるゲームであり、これは認知症予防ゲームとして発展する可能性がとても大きいのだ。

上のパッチは鳥塚洸希くんの作品で、「連続して繰り返す画像→スペースを押した瞬間に対応した画像が出る」というものであり、スピードが速いためにほぼ「占い系」となっている。 今年はこのタイプの作品で「画像を差し替えただけ」というものが頻発した。(^_^;)

上のパッチは永井里緒さんの作品で、「連続して繰り返す画像→スペースを押した瞬間に対応した画像が出る」というものであり、スピードが速いためにほぼ「占い系」となっている。 今年はこのタイプの作品が頻発したが、この作品は「絵心」でついつい見入ってしまうところがさすがである。

上のパッチは中路祐さんの作品で、小学校の時にあった「教科書への落書き」体験パッチである。 過去の先輩作品で「オムライスにケチャップで絵を描く」(png画像として保存できる)というものがあったものをリメイクしているが、この発想は無かった。

上のパッチは丹羽亮介くんの作品で、これも「順に繰り返す画像→スペースを押した瞬間に対応した画像が出る」というものであるが、なかなかテンポ(難易度)のチューニングが絶妙で、まずまず成功するゲームに仕上がった。 爆弾に繋がっている複数の電線から正しいものをニッパーで切断したら成功で、失敗すると爆発する・・・というテーマの作品企画は過去にもあったが、ちょうど世界で爆弾テロが頻発した時勢に、当時の学科会議で「よろしくない」と企画を否定されて作品制作に進めない(涙)、という悲劇的なことがあった。 僕は全力で反対したのだが、そういう政治的な圧力に負けずに自由な発想で作品制作する学生を支援したいものである。

上のパッチは早川瑛大くんの作品で、「連続して繰り返す画像→スペースを押した瞬間に対応した画像が出る」というものであり、今年はこのタイプの作品で「画像を差し替えただけ」というものが頻発した。(^_^;)

上のパッチは広瀬太郎くんの作品で、「連続して繰り返す画像→スペースを押した瞬間に対応した画像が出る」というものであり、今年はこのタイプの作品で「画像を差し替えただけ」というものが頻発した。 ただしこの作品での工夫として、シューティングのたびに再開した時のスピードをランダムに設定するようになっていて、いわば「難易度が自動で変化する」というところは良いアイデアである。

上のパッチは古谷彩季さんの作品で、ランダムに表示される「モグラ叩き」ゲームのパターンである。 イラストの感じがソフトで「絵心」系であり、先輩作品のパッチをきちんと理解して改造している。

上のパッチは増田花野さんの作品で、いわゆるじゃんけんゲームを、実写の写真とともに目指したものである。 ただし残念ながら、このMaxパッチにはバグがいくつもあって、ちゃんとしたじゃんけんゲームになっていない(^_^;)。 これを今後、リベンジで改訂するかどうかは本人の意欲次第である。

上のパッチは南川創くんの作品で、「連続して繰り返す画像→スペースを押した瞬間に対応した画像が出る」というものであり、今年はこのタイプの作品で「画像を差し替えただけ」というものが頻発した。(^_^;)

上のパッチは三宅裕子さんの作品で、かつての先輩の「動き回る蚊を叩く」というゲームの枠組みを利用したものである。 いい感じに出来ているものの、肝心のシューティング判定のための座標の部分にちょっとしたバグがあり、なかなかクリックしてもヒットしてくれない。 距離計算による難易度でなく、この手のバグによる難易度というのはゲームのデザインにおいて致命的であり、「過去のMaxパッチを改造」する場合に、正しく先輩のデザインのポイントを読み解く必要があり、単純に画像を差し替えただけではうまくいかない、という格好のサンプルとなった。

上のパッチは向山恵梨香さんの作品で、これも動き回るシャボン玉を「両手」でつかまえるというシューティングゲームである。 ただし肝心のシューティング判定のための座標の部分にちょっとしたバグがあり、こちらもなかなかクリックしてもヒットしてくれない。 画像を差し替える際にサイズが違うものを用いれば、画像中心(重心)の座標が変わってくるので、ここは重要な難関なのだ。

上のパッチは山田麻友香さんの作品で、「連続して繰り返す画像→スペースを押した瞬間に対応した画像が出る」というものであり、今年はこのタイプの作品で「画像を差し替えただけ」というものが頻発した。(^_^;)

上のパッチは吉永朱観さんの作品で、過去の先輩作品で「オムライスにケチャップで絵を描く」(png画像として保存できる)というものがあったものをリメイクして、雪だるまの顔を描く、というものになった。

上のパッチは、SUACの交換留学生としてやってきて「サウンドデザイン」を受講してくれた、「チョ ヒョンジン」さん・「キム ダウン」さん・「ユン イエジ」さん・「パク ヒョンジュン」さんのMaxパッチ作品である。 彼女たちはデザイン/ゲームの学科ではないのでちょっと大変だったが、ちゃんと味のある作品を提出してくれたのは、さすがである。(^_^)

2019年8月16日(金)

昨日は台風10号にもめげずに焼津からOGの山村知世さんが研究室にやってきた。 このように 藤枝市民会館で大きな個展をするということで、初めての「おはなしパネル」の貸し出し遠征である。 セッティングまで確認して、作品とパソコンを貸し出したが、展示期間が札幌出張とかぶるので、ちょっと行けるかどうか苦しいところだ。

そして今日は朝6時過ぎには研究室に出てきて、午前から午後に、遠州病院の1日人間ドックに行ってきた。 暫定の検査結果は良好で、それもずっと高原状態で続いていた体重が3kgも減って10年前と同じになり、メタボ検診の腹回りも一気に4cmほど減った。 別に病気して痩せたわけでもなく、食事療法も運動療法もしていない。 唯一の心当たりは、ちょうど去年の人間ドックの頃にテレビで見た「ある運動」を、毎朝1日1回だけ、ただし14ヶ月ほど、ほぼ毎日続けてきた、という事ぐらいであり、こうなればこれは明日からもずっと続けたい、と決意した。 その「ある運動」とは、「高橋克典のラク痩せ体操」というもので(僕が見たテレビでも高橋克典が絶賛していた)、検索すると YouTube があった。 「腸腰筋」というのを鍛えることになるらしい。 ただし僕はこの動画のように脚の1周ごとに足を床に付けずに空中でずっと回転させるのと、「5回ずつ計20回」でなくて、右脚の外回し・左脚の外回し・右脚の内回し・左脚の内回しをそれぞれ100回ずつ、一気にやってしまう。 スクワットとかの他の運動は長続きしないのだが、小学生時代にサッカー少年団だった僕はこの運動(股関節)は全く苦にならないので、ずっと続けられそうなのだ。(^_^)

2019年8月18日(日)

金曜日の晩には11階学部事務室の二人と6時間24曲とまずまずの成果、そして昨日は休養日ということで、 「工場見学」などの記録 というページをまとめてみたが、なかなか手間がかかった(^_^;)。 これはいよいよ直前に迫ってきた、久しぶりの札幌出張にもさりげなく関係しているのである。
    • 一般口演の発表時間は10分間、質疑応答は4分間、演者交代時間は1分間 です
    • 発表終了の1分前に呼び鈴を1回、終了時に2回鳴らしてお知らせします。発表時間は厳守でお願いします。質疑応答の時間が終了した際には、呼び鈴を3回鳴らします
    • 異なる分野から多くの方が参加されますので、わかりやすい表現・用語を使用してください。専門用語を使う場合には説明を加えるなど、初めて聞く方にも理解できるように配慮をお願いします
    • 各セッションの口述発表終了後、口述発表の質疑応答で十分に議論を尽くせなかったことや聞けなかったことなど、発表者、座長、参加者でざっくばらんに議論し、発表者と参加者が交流するための「アフターセッション」を実施します
    • 発表者は、発表開始の10分前までに次演者席(会場左手前方)に着席ください
    • 発表は、PCプレゼンテーションのみです。35mmスライドやビデオテープは使用できません
    • 発表データは、PC本体をご持参されるか、USBフラッシュメモリーをご持参ください
    • 動画を使用する場合やMacOSで発表される方は必ずご自身のPCをご持参ください
    • 発表に使用するPC、プロジェクターの画面サイズはワイド画面16:9です。標準4:3もご使用になれますが画面が小さくなります。ご使用のデータのサイズを合わせてレイアウトの確認をしてください
    • 発表スライドの1枚目は、表題スライド(演題名・演者名等)にしてください
    • コネクターの形状は、ミニD-sub15ピンまたはHDMIです。外付コネクターを必要とする場合は、必ずご自身でご持参ください。また、AC アダプターは必ずご用意ください
    • 発表中にスクリーンセーバーや省電力機能が作動しないように設定してください
    • 電源のオプションを「常にオン」もしくは「プレゼンテーション」にしてください
    • ご自身のPCと共に、バックアップ用のデータ(USBフラッシュメモリー、CD-R)をご持参ください
そして今日は、札幌で発表の日本リハビリテーション工学協会の「リハ工学カンファレンス」の発表のためのプレゼン作りをする事にした。 プログラムを調べてみると、なんと発表者への連絡事項は上のようになっていた。 僕の発表は3日目の朝イチのセッションであるが、終了後にちょっと抜けて行きたいところがあるので(^_^;)、「アフターセッション」をいかにさりげに脱出するかが鍵である。
そして「ワイド画面16:9」という情報からKeynoteを作りかけたが、なんと「発表時間は10分間」であるという。 概要として「はじめに」に書いた内容は「生体情報センシング技術とメディアアートとスケッチング(物理コンピューティング)をバイオフィードバック(BF)に生かした研究を進めている。本発表では、(1)認知症リハビリに有効なシステムを実現した事例紹介、(2)触覚/触感センサにより内受容感覚に着目した新しいBF手法の提案、(3)欧州が先導しているシリアスゲーム(役に立つGame)に関して4カ国の国際会議で発表/Tutorial開催/議論してきた世界先端状況の報告を行いたい」であるが、どうやってもこれは10分に収まるわけが無い。 ・・・そして3時間ほどかかって、 このように プレゼンを完成させた。

2019年8月19日(月)

札幌出張前日である。 フト思いたって、朝イチで このように 1106研究室の棚をかなり占めていた「1991年以来の『トランジスタ技術』誌」を、2012年まで一気にまとめてゴミ出ししてしまった。 「3年間、触れていないものは捨てていい」という断捨離の理論に従って、3年どころか10年も15年も触れていないので、もう捨てていいだろう、と覚悟を固めたのだ。 要するにオープンソースの時代となって、デバイスもデータシートも技術情報も全て、ネットでタダで入手できる時代なのだろう。 二束三文でヤフオクに出してもいいのだが、梱包と発送が面倒なので断念バーグした。

そして午前は眼科に行って白内障手術後検診で経過順調を確認してSUACに戻り、午後はゼミに加わる杉山さんの「Max補習」である。 すでに「サウンドデザイン」の中盤まで進めていて、まずまず順調なのだった。

2019年8月26日(月)

上の日記から1週間が経った。 先週の火曜日から土曜日までは、 リハ工学カンファレンス2019 に参加する出張で、久しぶりの札幌だった。 このページ とさりげに関係した、より詳細版の隠しページもあるのだが、これは秘密である。 Amazonからは「ご注文いただいた『 タラタラしてんじゃねーよ 』は製造元から出荷の予定が立たない」とのメイルが届き、注文キャンセルすることになった(;_;)。 昨日は研究室で朝から晩まで頑張って、届いていたメイル400本と、出張中に出現した案件15件ほどを必死に片付け、 このページ をFTPでサーバに上げるのに1時間かかるというのでそのまま放置して帰宅していた。
音楽情報科学ツール"Max"を用いたメディアデザイン - RFIDの活用例を中心として
Media design using "Max" environment - practical expansion of RFID
  インタラクティブなマルチメディアシステムのデザイン教育のプラットフォームとして"Max"の活用を続けている。過去にも学生作品の制作事例などを
報告してきたが、本稿では「シーズ指向デザイン」の一例として、RFID技術を活用したSUAC学生のインスタレーション作品を中心に紹介する。2016年
頃からデバイスがFeliCaに進化した事例、そしてOMMF2018において発表した最新作の事例の詳細について報告する。

楽器と演奏される音楽との関係について
The relationship between the instruments and the music played
  2012年のSIGMUS夏シンポで「Computer Musicパフォーマンスはこの20年間で進歩したのか」、2015年のSIGMUS夏シンポで「新楽器
へのアプローチ」というタイトルで、約30年間にわたってライヴComputer Musicの世界で活動してきた状況を「演奏」と「楽器」の面で総括報告
した。今回、楽器の街・浜松でのSIGMUS夏シンポ2019のオーガナイズドセッション「楽器が創る音楽・音楽が造る楽器(仮)」というテーマに
強くインスパイアされ、「楽器と音楽」という視点で改めて考察し、新しい発展への提言・議論を提供してみたい。
今日は、明日からの音楽情報科学研究会のための準備と、さらにゼミの杉山さんの補習(Maxお勉強)のアポもあるが、なにより自分の発表が2件あるものの、いつものように全くプレゼンの準備をしていなかったので、午前中はここからである。 リハ工学カンファレンスの発表は10分+質疑5分だったのでなんとかなったが、夏シンポはたしか30分ぐらいあるので、少しは準備も必要だろう。 まずはこの日記の6月あたりから、上のように自分が発表応募していたものの完全に忘却していた「内容」を発掘した。
そして探してみると、なんとこの日記の「2019年7月12日(金)」のところで、ちゃんと1件目の発表のための資料を整理していたことを発見した(^o^)。 これならこの部分にアンカータグを設置しておけば、いつでも飛んでこれる。 そこでさっそくタグを置いて、 研究室ページ から飛べるようにした。 これでKeynoteのプレゼン作成は不要で、ここを見せつつプレゼンすれば十分である(^_^)。
さらに探してみると、なんとこの日記の「2019年7月16日(火)」のところで、ちゃんと2件目の発表のための資料を整理していたことを発見した(^o^)。 これならこの部分にアンカータグを設置しておけば、いつでも飛んでこれる。 そこでさっそくタグを置いて、 研究室ページ から飛べるようにした。 これでKeynoteのプレゼン作成は不要で、ここを見せつつ 作品記録動画のYouTubeリンク へ飛んでは「お話」したら、なんとかなりそうである(^_^)。

そしてここから、必要な情報へのリンクを全て束ねて、上のような プレゼンページ を完成させた。 自分のパソコンはWiFiでなくLANで繋げば、YouTubeの記録動画もサクサク観れるのでは・・・という希望である。 ここまで頑張って、ようやく午前9時となった。 事務局が仕事を始めるので、あれこれ問い合わせなどが出来て、まずは情報処理学会から事務局に届いていた「SIGMUSキット」段ボールを受け取り、会場となる講義室は機材を置いて施錠してもOK、と確認した。 その台車で文芸センター倉庫に行って。会場で電源を分配するテーブルタップも仕入れて研究室に持ってきた。

当初は午後に杉山さんの補習が終わってからの予定だった「会場設営準備」を、上のように、一念発起して午前中に このように やっつけてしまった。 北海道と違ってまだまだ暑い浜松では汗だくになったが、まずは377講義室でのWiFiとLANの動作を確認した。 ところが378では、どうしてもWiFiが飛んでこないので、情報室に連絡して後の対応を任せた。 まぁ、とりあえず研究会の会場でOKなので、最低限をクリアしたところだが、378で行われるデモセッションでも音楽情報科学研究会運営委員会でもWiFiは使いたいのである。 そして昼食中に情報室から電話があり、デザイン学部事務室のWiFiルータが過去1年間接続されなかったためにMACアドレスの登録が自動停止されていたため、と問題は解決した。 これでとりあえずの準備は完了である。(^_^)

2019年8月29日(木)

音楽情報科学研究会・夏のシンポジウム2019の 1日目2日目 も無事に乗り切り、ほぼ成功裏に終了した。 懐かしい人達と再会できたのが大きな収穫だった。 今日は情報処理学会に「受付キット」の段ボールを返送して、午後には某練習があるだけである。 来週には岡山でのFIT(まだプレゼンを作っていないのでこの週末に作る予定(^_^;))、そして月末にはデトロイトのSketchingが待っている。

そんな中、Mike KuniavskyからSketchingコミュニティへのメイルとして、なんと「I know, we haven't even done Skeching 2019, but we're already thinking about Sketching 2020, largely because we want to move it to Europe and to have it earlier in the year, so we're planning now.」というのが届いた。 かつてロンドンでのSketchingに行ったものの、基本的には北米というか米国での開催だが、来年は久しぶりに欧州だという。 上がアンケートの候補地だが、どこでもOK、これは楽しみだ。

2019年9月6日(金)

上の日記から1週間が経った。 昨日まで3日間は、 FIT2019 に参加する出張で、久しぶりの岡山だった。 このページ とさりげに関係した、より詳細版の隠しページもあるのだが、これは秘密である。 数年たってもいまだ査読が進んでいない、京大の望月先生の「宇宙際タイヒミュラー理論」の解説本 宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃 を知ってAmazonで入手、この出張の間に2度読みしたが、要するに肝心なところは「これは素人には難解なので」という理由で伏せられているので、なんだかぼんやりした本だった。 今朝は6時から研究室で頑張って、届いていたメイル300本と、出張中に出現した案件6件ほどを必死に片付け、2限には晴那がやってきて練習し、昼には このページ まで整理してサーバに上げた。

2019年9月8日(日)

台風15号が東海から関東を直撃して東海道新幹線でも計画運休する・・・というこの週末だが、何故か静岡県では西部と東部でまったく異なる天気予報となっている。 ここ数年、取り組んできた某論文もいよいよ大詰めで、昨日と今日と明日の3日間は何も予定を入れずに朝から晩までひたすら執筆推敲に没頭して1日が終わる。 かつて「Computer Musicの作曲に没頭する1週間(他に何もしない)を捻出するために1年間、頑張る」という生き方に手応えを感じたことがあったが、今回は作曲でなく論文の違いはあっても、体感は同じである。 ネットで情報過多のこの時代、皮相的な文章生成はコピペ(自分の過去の資産からの発掘)で簡単だが、深い思索と考察からきちんとした文章を練り上げるという行為は作曲と同じで自分自身との戦いなのだ、と実感しつつ、苦しいながらも充実の日々と言っておこう。

2019年9月9日(月)

台風15号は関東に傷跡を残しつつも太平洋に去ったこの日、終日、お仕事に没頭した。 夕方になって、NIMEコミュニティからのメイルで「Absurd Musical Interfaces」という、ロンドンでのハッカソンへの参加案内が届いた。 「不条理な楽器」というのは逆にソソラレルが、「馬鹿げた、超現実的で愚かな音楽的提案」・「現在の音楽技術に挑戦する型破りな人工物を作成する」・「ミュージカルツールの使用方法を覆し、明言されていない仮定を明らかにし、代替案を探る」という「お題」に興味を持ったらどうぞ参加して・・・とある。 このページ (オリジナルは こちら ) であるが、まぁ、行けない。(^_^;)

2019年9月17日(火)

あっという間に1週間が経過してしまった。 懸案の論文をなんとか暫定版として送付して、えらく気抜けしたものの、まだまだ油断は禁物である。 Sketchingコミュニティからは、遂にSketching2019のスケジュールが届いた。 また何も準備していないが(^_^;)、僕の発表は2019.09.27(金)の13:00-13:20と判明した。

この3連休は、つくばの施設の母親のところに息子夫婦と行ってきたりして終わり、昨日は東京から朝帰りして、録音スタジオを使いたいという学生のために「鍵開け」をした。 今日は9月卒業者のための教授会その他の会議が目白押しである。 とりあえず、デトロイト空港に着いたらどうやって会場のホテルに行けばいいのか、そこから調査開始というところで、あとはSketchingプレゼンの準備などで今週前半は終わり、木金にはアカペラ合宿の予定だ。 なんとか天気が悪くなければ今年は十分だろう。

2019年9月18日(水)

今日は午前に晴那と練習、そして午後に手作業にて Sketchingスケジュール表 をコピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペコピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペコピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペコピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペコピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ&コピペ・・・によって テキスト版 に置換した。 発表者とタイトルがテキスト化できたので、うまく行けば同時進行でここの日記(おそらくpart3)にコメントを書いていこう。 なお、これは参加者限定の非公開というところなので他言無用である。

さらに初めてのデトロイトで土地勘が無いので、Googleマップであれこれ調べていたが、どうも前夜祭の場所は上の写真のようなファンキーなところである、と判明した。 カフェとかレストランじゃなくて、「町工場」みたいなところで、さすがのSketchingである。 ただしホテルからここに現地集合する方法が分からず(徒歩で27分の1.3マイル[2キロ]というのは苦しい)、もしかするとタクシーになりそうだ。

2019年9月21日(土)

昨日と一昨日は奇跡的に天気が良かったところに アカペラ合宿2019 に行ってきて、身体はガタガタである。 実際には明日か明後日にもっとガタガタになるという確信がある。

明日は某イワカラに遠征するので、いよいよ今日しかSketching2019のプレゼンを作る暇がない・・・という追い込みモードに入った。 まぁ、材料は豊富にあるのでKeynoteに嵌め込んでいくだけの楽しいお仕事である。 そして、無事に このように プレゼンが出来てしまった。 18分しかないので、とても全部は見せられないが、まぁ、あとは現場で当日のコンディション次第である。 なんせ成田からワシントン経由でデトロイトに着いた翌日の午後イチ、身体の遠い記憶によれば、おそらく最も時差ぼけがキツい時間帯なのだ。

2019年9月24日(火)

今月2度目の3連休の最終日となった昨日は、はるばるそれだけのために北京からSUACにやって来た来訪者を迎えて、2時間ほど「濃い」面談の時間を過ごした。 これについてはおいおい、来年2月あたりに続報することになるが、また楽しみが増えた。 ネットではまた新しい錯視画像が話題になっていて、なんとこれは「自分で顔を左右に振る」・「表示するスマホを左右に振る」ということで、その間だけ動いて見える、というものである。 こちらが止まれば動かないので、これは「運動残効」ではない。 どうも周囲のギザギザが関係しているらしく、ネットでは中央部分を差し替えた画像の大喜利大会になっているらしい。

昨日はその後に床屋に行き、有休とした今日は午前に耳鼻科に行って、明日からの海外出張の準備がぼちぼち始まった。 そして、持参するデータなどの整理を進める裏で、なんと久しぶりに PuteData日記 を掘り出して読み始めた。 さらに、出張に持参するMacBookAirにも「Pd-extended」をインストールして、道中に実験できるような環境を作った。 もう6年前のことなので忘却の彼方だが、北京からの来訪者と絡んで、これはぼちぼち来年度までに勉強しておく事になりそうである。

そして午後の幸せな2時間ほどで、なんと上のように、「MaxからPureDataにOSCで4パラメータを送る」・「PureDataからMaxにOSCで4パラメータを送る」という PureDataパッチとMaxパッチのペア が出来てしまった。 要するに、2013年の PuteData日記 では、実際にPureDataを使うというよりは、PureDataサイトの「紹介」をまとめていただけだったので、実際にやってみたのはこれが初めてとなった。 動作の様子は このように なった。
・・・そんなこんなでちょうど区切りとなったので、ここでpart2を終えて、 Sketching日記(3) に続けていくことにしよう。

→ Sketching日記(3)

「日記」シリーズ の記録