Basic日記

(実際のところはMax7/Max8日記かも・・・)

長嶋 洋一


2018年11月21日(水)

僕のドメイン[nagasm.org]の本拠である Art & Science Laboratory と、その中の 1106研究室 のページに絡んだ、これまでの「日記」シリーズと掲載期日は、およそ以下のような品揃えである。 各種プラットフォーム、あるいは各種言語環境、を節操なしに食い散らかした記録とも言える。

  • あらえっさっさ日記

  • Sabbatical2004

  • Propeller日記
    • Part 1 2008年2月9日〜2008年3月9日
    • Part 2 2008年3月10日〜2008年3月19日
    • Part 3 2008年3月20日〜2008年3月25日
    • Part 4 2008年3月26日〜2008年4月4日
    • Part 5 2008年4月5日〜2008年5月21日

  • Arduino日記

  • Processing日記
    • Part 1 2011年2月24日〜2011年3月5日
    • Part 2 2011年3月19日〜2011年4月5日
    • Part 3 2011年4月14日〜2011年5月26日
    • Part 4 2011年6月10日〜2011年8月14日
    • Part 5 2012年3月14日

  • SuperCollider日記
    • Part 1 2011年2月24日〜2011年3月5日
    • Part 2 2011年3月13日〜2011年3月24日
    • Part 3 2011年3月25日〜2011年3月31日
    • Part 4 2011年4月12日〜2011年6月7日
    • Part 5 2011年7月28日〜2011年8月5日
    • Part 6 2011年8月18日〜2011年9月6日
    • Part 7 2011年10月8日〜2012年3月6日

  • 続・Propeller日記
    • Part 1 2012年8月27日〜2012年8月30日
    • Part 2 2012年8月31日〜2012年9月12日
    • Part 3 2012年9月13日〜2012年9月25日
    • Part 4 2012年9月28日〜2012年11月16日
    • Part 5 2012年11月19日〜2012年12月13日

  • 続々・Propeller日記
    • Part 1 2012年12月21日〜2013年1月7日
    • Part 2 2013年1月8日〜2013年2月3日
    • Part 3 2013年2月4日〜2013年2月26日
    • Part 4 2014年4月16日

  • RaspberryPi日記
    • Part 1 2013年5月14日〜2013年6月12日
    • Part 2 2013年6月13日〜2013年7月9日
    • Part 3 2013年7月11日〜2013年8月9日

  • PureData日記

  • Max6日記
    • Part 1 2014年2月13日〜2014年6月1日
    • Part 2 2014年6月8日〜2014年7月19日
    • Part 3 2014年7月21日〜2014年8月30日
    • Part 4 2014年8月31日〜2014年9月22日

  • mbed日記
    • Part 1 2014年9月26日〜2014年10月27日
    • Part 2 2014年10月27日〜2014年11月16日
    • Part 3 2014年11月17日〜2014年12月23日

  • Myo日記
    • Myo日記 2015年2月15日〜2015年3月31日

  • Xcode日記
    • Part 1 2015年4月12日〜2015年5月19日
    • Part 2 2015年5月20日〜2015年6月13日
    • Part 3 2015年6月14日〜2015年7月27日

  • postGainer日記
    • Part 1 2015年9月20日〜2015年11月1日
    • Part 2 2015年11月2日〜2015年11月30日
    • Part 3 2015年12月1日〜2016年2月9日
    • Part 4 2016年02月10日〜2016年03月20日
    • Part 5 2016年03月21日〜2016年05月11日

  • Sabbatical2016
    • Sabbatical2016 2016年8月27日〜2016年10月2日 (下のMax7日記のPart2〜Part4と同時進行で重複)

  • Max7日記
    • Part 1 2016年6月1日〜2016年7月16日
    • Part 2 2016年7月21日〜2016年9月7日
    • Part 3 2016年9月8日〜2016年9月27日
    • Part 4 2016年9月28日〜2016年11月30日
    • Part 5 2016年12月5日〜2017年2月17日
    • Part 6 2017年2月21日〜2017年4月20日

  • 続・Max7日記
    • Part 1 2017年8月1日〜2017年9月7日
    • Part 2 2017年9月8日〜2017年10月11日
    • Part 3 2017年10月12日〜2017年12月21日
    • Part 4 2017年12月22日〜2018年3月9日
    • Part 5 2018年4月3日〜2018年6月13日
    • Part 6 2018年6月14日〜2018年8月10日
    • Part 7 2018年8月14日〜2018年9月17日
    • Part 8 2018年9月18日〜2018年10月29日
しかしここに来て、 この流れ であれば次は「Max8日記」である筈、という明白な予想を大幅に裏切って、何を血迷ったか「Basic」なのだ。 これは間違いなく、忙しくなってきた日々に対する現実逃避に他ならない(^_^;)。
きっかけは、たまたま何かのニュースから派生して辿り着いたのが このサイト であり、そこでゲットしたオリジナルが これ で、さらにドキュメントを圧縮した簡易版(これだけで十分)が これ である。 アプリケーション本体(624KB)にドキュメントとサンプルプログラムを付けても計700KB、zipだと312KBである。 なんという小ささ(美しさ)だろう。

10 rem "test001.bas"
20 graphics 0
30 cls
40 sound 440,0.1,100
50 graphics color 100,0,0
60 graphics rect 10,10,60,50
70 fn sleep(0.9)
80 sound 440,0.1,100
90 graphics color 0,100,0
100 graphics rect 30,30,100,110
110 fn sleep(0.9)
120 sound 440,0.1,100
130 graphics color 0,0,100
140 graphics rect 40,40,200,200
150 fn sleep(0.9)
160 sound 880,2.5,100
170 graphics color 0,0,0
180 graphics rect 100,100,300,250

とりあえず これ を解凍して、上のサンプルプログラム「test001.bas」を、アプリケーション「Chipmunk_Basic.app」上にドラッグ&ドロップで投げ込むと(アプリケーションを叩いて開いたウインドウ内に投げ込むことも可能とは素晴らしい)、このページの冒頭にあるように、グラフィックウインドウが開いて時報サウンドが鳴って簡易グラフィックのデモが走る。 そして、「list」と打てば上のプログラムが出てくるが、スクリーンエディタではないのでいちいち打つ必要がある。 ウン10年ぶりのBasicであるが、いやー、懐かしい(^_^;)。
これ を解凍した中にある2本のマニュアル、 basic.manual.txtChipmunk_Basic_Quick_Ref.txt を見ると、なんとシリアル通信からBluetooth通信からMIDI通信まで完備しているような雲行きである。 やはり世界にはとんでもないオタクがいるのだ。 しかし、やはりこんな暇つぶしに没頭する時間は無い。

上のリストは、 前の日記 の最後の「2018年10月29日(月)」にあった項目を再録しつつ現在の状況に合わせて改訂し、一部を消して一部を追加したものであり、今日はまたまたゼミの日(OMMFミーティングもあればカーマに材料買い出しもあり)である。 要するに日々の備忘録として何らかの日記があるとそこにメモ出来るのでこの日記がスタートしたのだが、もしかすると口実のBasicはもう今後、出てこないかもしれない(^_^;)。

2018年11月23日(金)

世間は3連休などと言っているが、おそらく多くの国公立大学は祝日の今日も講義日だろう。 文科省の「15週の講義確保」というお達しの影響である。 朝イチで研究室に出てみると、今日の4-5限の「メディア数理造形演習」の課題制作チームのうち「引きこもり同好会」からの経過報告メイルが届いていた。 だいぶ企画がまとまってきたようで、実際には動画にするものの、企画アイデアの図がしっかりしているので、20分ほどで上のようなサンプルMaxパッチを作ってしまった。 今日はこれを紹介してみよう。

するとそこに、「メディア数理造形演習」の課題制作チームのうち「ジンジャーミルクティー」からのメイルが届いて、上のように、カメラ画像を12分割してそれぞれのブロックのRGB色成分の強度をセンシングするパッチが出来た・・・とあったが、なんせマルチメディア室のiMacの画面はばかでかいので、僕の研究室のお仕事Mac miniのダブル画面(1920*1200)では、上のようにMaxパッチを「50%」に縮小表示しないと、全体が見えなかった。 さらにこのパッチ、あまりに馬鹿正直なワイヤリングだったので(Basicで言えば「スパゲッティプログラム」(^_^;))、所用10分ほどで以下のようにスッキリとサブパッチを作ってみた。 今日はこれも紹介してみよう。

そして某論文の執筆などを進めていると、今度はOMMF2018に向けて、44虎の井上さんから以下のような図とともに「必要なものを確認するために簡単なフローチャートを書いたので送ります。max内でAVIもしくはQuickTimeが再生できるかどうか教えてください。透過の情報を持つ動画で作れたらいいな、と思っています」とのメイルが届いた。 たしかjit.lcdで静止画を重ねる場合には透過(透明)はOKだったと思うが、「透過画素を持つmovie」を重ねたことはなくて、これまでは馬鹿正直にマスクを作っては重ねてきた。 これは、ちょっと調べてみる必要がありそうだ。

2018年11月24日(土)

今日はSUAC推薦入試の日である。 午後に面接をするというこの日の午前は、以下のような感じで、ちょうどAbemaTVでライヴ中継している竜王戦第4局を横目に、昨日仕入れた こんなツール で、「動画の一部を透明」に出来たので、それと別動画とをjit.opで加えたらどうなるか・・・という実験などを進めることになった。

まぁデスクトップが騒然としているが(^_^;)、やっている事はMax上で「jit.op」の画素間演算で、うまく透過レイヤー画像を重ねたようになってくれるものがあるか(たぶん無いのでは?)という実験である。 イラレなどの透過画像は、レイヤーで重ねた時に「透明」の部分だけ下のレイヤーが抜けて、それ以外は上のレイヤーの画像が下のレイヤーを「隠して」くれるが、例えばjitterの「加算」だと、透明とかブラックは加算するとそのまま出てくるものの、それ以外の画素は両方の画素の輝度をRGBごとに加算してしまうので、「明るく」なるだけなのである。 これまではいちいちマスクを作ってきたのだが、「透明動画の合成」が可能だとすれば、OMMF2018で発表する作品だけでなく、今後に向けて嬉しいのだ。

そして全ての演算子を試した結果、「駄目」を確認できた。 そこで順序が逆になったが、jitterが元々持っている「クロマキー」関係のオブジェクトをヘルプから引っ張ってきて実験してみることにした。 すると、上のように、どうやらjitter内部にある機能として、ちゃんと特定の色を透明に抜くことが出来る・・・と判明してきた。 昨日ゲットした このツール は、「無料」ダウンロードして使えるのだが、処理結果のmovieをエクスポートする際に「購入しますか?」と聞いてきて、無料の体験版だと画面のかなりのスペースに邪魔なソフト名が出てくる(^_^;)。 そこで、またまた「RSコンポーネンツのサイトの部品をWebで紹介した協力の謝礼が残っているPayPal口座」から50ドルほどを支出して購入したのだが、これは無くてもよかったのかもしれない。

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そして面接試験を終えて研究室に帰ってくると、44虎の井上さんからテスト動画がメイルで届いて、上のような「背景+合成」の実験まで進んだ。 透明でなくても背景が黒であればいいが、このサンプルだとわずかに「周囲が明るくなった加減」が左右で違うので、境界が気になってしまう。 これを改訂点としてメイルして、今日はここまでである。

2018年11月26日(月)

日曜日にかなり井上さんが素材データを作ってくれていたのを受けて、今日はほぼ終日、研究室でMaxプログラミングに没頭した。 そして、以下のような感じで、なんとなくそれっぽいところまで進んだ。 結局、jitterで透明素材をレイヤーのように重ねるのは断念して、キャラごとにマスクを作って重ねている。

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さらにこの日は、マルチメディア室からOMMF2018に持って行くiMacを、10.6からまずUSBインストーラで10.7に上げて、そこから手慣れた方法で10.11.6まで上げたり・・・という環境設定をずっと進めて、なんとか使えそうなレベルになった。 明日は44虎は昼休みだけのmeetingだが、この調子でガンガン進めないと作品は完成しない。 まだまだ油断できないのである。

その後、夕方になって、「メディア数理造形演習」のチーム「引きこもり同好会」から渡された、先輩の遺品だというiPhoneを分解して「電話をかける」スイッチ端末に改造する・・・という楽しい楽しい作業を このように 進めた。 このためにAmazonで「iPhoneオープナーキット」(そんなのがあるとは !!)を先週金曜に購入して今日の午後に届いていたので、あっさりと作業は進んだ。 ホームボタンを押す、というのを取り出したかったが、オリジナルのホームボタンスイッチから信号を引き出すのは無理だったので、マイクロスイッチを仕込んで、それだと高さが0.5mmほど高いので、あれこれ「技」を駆使してなんとか成功した。

   

ただしその途中で、リード線を剥いて細長くハンダめっきをした時に、ちらっと眼をかすめたらしく、2時間後に帰宅する時にフト気付くと、上のように負傷して出血していた。 微グロ画像なので縮小/グレースケール化した上のサムネイル写真をクリックして、翌朝に撮影したオリジナル画像を見るのは自己責任である。 しかしネットで「結膜下出血」を調べてみると、「眼球内部に出血が入ることはなく視力低下の心配はありません。出血自体は軽度であれば、10日前後で自然に吸収されますので治療の必要はありません。必ず出血は吸収されます」とのことなので、放置することにした。

2018年11月28日(水)

昨日は終日、楽しい楽しいMaxプログラミングの日となったのでこの日記(そういえば「Basic」ってどうなったのか(^_^;))を書く余裕もなかったが、無事に44虎は昼休みに集合して進捗確認その他を進めた。 そしてゼミと44虎時間のある水曜日、もうOMMF2018まで3日である。
朝イチで研究室に出てくると、井上さんから追加の背景画像ともう1本のフラッシュ動画、それに「勝ち」・「負け」・「引き分け」の結果動画が届いていた。 これをMaxプログラムに組み込んで1限が終わると、久しぶりに全員が揃った2限のゼミでは このように なかなかあれこれ盛り上がった。 インフルエンザの予防接種などもあった3限の終盤に持田さんから届いたキャラを加えて、4限に44虎ミーティングでお披露目、RFIDリーダのコネクタ部分の接触不良トラブルも原因解明して(さらに対策のスペア持参の方針)、ほぼ全体が出来上がった。 LEDフラッシュまでを組み合わせた実験は、OMMF2018の現場で進めることになる。
そして5限にはゼミの永田さんのプロジェクトで、またまたMax+jitterで新しいテンプレートを作ってちょっとだけ「先が見えてきた」ところで、長かった1日もあっという間に終わった。 一日中、Maxプログラミングという幸せなこの日に続いて、明日からは2週連続で「インタラクティブプロダクト演習」の担当回、つまりはまたまたMax漬けの日々となる。 これでOMMFまであと2日、あらえっさっさの日々が続く。

2018年12月3日(月)

12月に突入して、一昨日と昨日は大垣でのOMMF2018に参加し、学生は昨日の晩にJRで帰ったものの、僕は夜の高速を避けて後泊して、今日の昼頃にSUACに帰着した。 そこから フォト/ビデオレポート のページをまとめてWebに上げたところである。 44虎となった今回の学生3人はよく頑張ってくれたし、おそらくOMMF2018で多くの刺激を得たのでは・・・と期待している。

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上の写真は、44虎の作品「召喚 ICカードバトラー」の風景である。 短期間に、それぞれの持ち味と技を駆使して、もちろん僕もMaxプログラミングを下請けして(^_^;)、まさにこの4人でなければ出来なかった作品である。 これは動態保存して、いずれ何かの機会にまた展示していこう。

2018年12月6日(木)

さすが年の瀬、どんどん時間が高密度に過ぎて行く。 44虎レポート が出揃ったり、火曜水曜とゼミの山本さんなどが このように あれこれ進める中、某論文の執筆を鋭意進めて、とりあえずの原稿を送付したのは昨日の晩だった。

そして今週末には広島に行って こんな発表 をする事になってるので、忙しい合間に1993年頃のアレを発掘・修復して発表デモの準備をした。 まずは以下のパッチが「比較対象」となる。 スタートさせるとお経のように等間隔で単調なピアノが連打されていて、スイッチを入れるとピッチや強弱や音価やイベント間隔がランダムになるが、どうあっても「ランダム臭さ」が抜けない・・・というサンプルである。

これに対して、かつて1993年頃にあった、同様にランダムをベースとするものの美しい現代音楽(単音メロディー、あるいはポリフォニックの構造)を生成するMaxパッチというのがあったのだ。 これを今回はなんとか検索発掘することが出来て、ルーツはKarlheinz Essl氏の このページ にあった。 ただしこのライブラリ、かなり昔からの継承システムなので、僕は3カ所のバグを発見して修正してよとやく音が出るようになったので、このままでは使えない(^_^;)。 広島の日本音楽即興学会では、以下の2つのサンプルを紹介してみたいと思っているが、かといって下位構造のパッチを解読しようという気も無いのである。

2018年12月12日(水)

先週の木金には2つの講義で44虎の作品「召喚 ICカードバトラー」を紹介して、続く土日には このように 広島に行って、日本音楽即興学会大会で発表してきた。 そして今週の月曜には午後にゼミの西村クンの材料を購入するためにカーマに行き(研究室の留守番は作品制作の山本さん)、昨日の火曜日には午後京都日帰りで某プレゼンを無事に終えてきた。 そして今日は午前に3回生中間報告会、午後にはゼミと引き続き山本さんの作業アポが入っている。

昨日ちょっと判明したのは、「Max7とMax8とはほぼ互換性がある」というのは間違いで、おそらく呼び出しているQuickTimeとの相性の関係で、「これまでMax5/Max6/Max7で走っていたパッチがMax8でうまく走らない」というものが意外に多い、という事実だった。 これはこの冬休みにでも、過去のMaxパッチ資産(サンプル)を再検証してみる必要がありそうだ。 そしてこの日のゼミも このように あれこれ進んだ。 皆んな頑張っている。

2018年12月13日(木)

イギリスのオークションで「Led ZeppelinがStairway to Heavenの録音にも使ったミキシングコンソール」がオークションに出た、という こんな記事 があったが、1600万円からというのでは、ちょっと買えない。

1-2限の「インタラクトプロダクト演習」はいよいよ残り5週で、学生はそれぞれの作品に向けた検討に入った。 僕は研究室で待機しつつファンタ超劣勢の羽生竜王にハラハラしていたが、OMMF2018でも作品発表した持田さんは秘めていた企画案を持ってトップバッターでアポを入れてきた。 leap motionとかも検討した結果、ロシアで初演するために作った「8チャンネル・テルミン」を活用した「新楽器」というプロジェクトに決めて、あれこれ作戦を練った。 これは今後が楽しみである。
さらに、「インタラクトプロダクト演習」に関してコメントがある数名の学生を告げたところ、さっそく3人まとめての月曜アポのメイルが届いた。 この反応もいい事で、最近の学生はなんとも前向きである。 応援できる学生が出てきたら、こちらも頑張って応援したくなるのだ。

そして昼に研究室に戻ってみると、なんと羽生竜王が昼食前だというのに史上最短記録を大幅に更新して投了し、竜王戦は最終の第7局まで縺れ込む事になった。 タイトル戦でも色々と実験を楽しむ人なので、まぁ仕方ない。

2018年12月15日(土)

昨日は何人かの学生アポへの対応、そして4-5限の「メディア数理造形演習」などに追われて過ぎ去った。 ゼミ永田さんの作品に関するMax7プログラミングの宿題は、なんとか「メディア数理造形演習」の片隅で進めて解決して、メイルでサンプルパッチを送っておいた。 以下のような感じで、要するに「1文字ずつ座標を決めて表示」という、初心に還ったようなパッチとなった。

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そして第1週のOMMF2018(大垣)、第2週の即興学会(広島)を経て、ようやく今月になって初めての「空いている週末」となった。 研究室には注文していた多種のセンサが届いて、まぁこれは冬休みのお楽しみというところで、溜め込んでいたYouTubeダウンロード動画を整理したり、だらだらとネットを巡回しているうちに1日が過ぎた。

2018年12月17日(月)

昨日は磐田に遠征して24曲を完走してリフレッシュ、いよいよ今年の最終週である。 WiFiの飛んでいる浜松駅のタリーズでゲットした情報は、「ICMC2019はニューヨーク」というものだった。 既に届いていた情報は「NIME2019はブラジル」というものだが、いずれも来年6月ではあるものの、以下のNIMEは最長で「6月3日〜6月7日」、ICMCは「6月16日〜6月23日」ということで、前期も佳境の6月にこれを網羅する出張というのはちょっと現実的でない(3週休講)ので、なかなか悩ましいことになった。 まだ南米に行ったことは無いので、ちょっとNIME2019は狙い目・・・と思っていたところなのだ。 まだICMC/NYSEMFのWebページは出来ていないようだが、過去に2回行っているとしても、久しぶりのニューヨークも気になる。

そして3限には「インタラクトプロダクト演習」に関してアドバイス・・・ということで3人の学生アポがあるが、その合間に先週届いていたセンサ群を調べてみる事にした。 納品してきた業者は「あと1つだけ遅れてます」と言っていたので届くまでと放置していたが、どうもまだ時間がかかるらしいので、とりあえずのチェックである。 今回、たまたま何かの折に辿り着いたサイト、その名も Physical Computing Lab というところは、どうやらスケッチングに関連した「Raspberry Pi, BeagleBone, ArduinoなどのOpen Source Hardwareをプロトタイピング、ロボット・プログラミング教育、PBL、小規模量産などで利用する方のための総合情報サイト」ということで、ここのセンサを以下のように製品解説サイトのURLも一緒にメモしつつ(これは普段は滅多にしない事)、ザッと発注していたのである。

https://www.physical-computing.jp/product/1558
Sensors Pack - センサーパック [WS-9467] 販売価格: 4,320円(税別)
https://www.waveshare.com/wiki/Sensors_Pack

https://www.physical-computing.jp/product/1549
Laser Sensor [WS-9524] 販売価格: 1,130円(税別)
https://www.waveshare.com/wiki/Laser_Sensor

https://www.physical-computing.jp/product/1548
Infrared Reflective Sensor [WS-9523] 販売価格: 390円(税別)
https://www.waveshare.com/wiki/Infrared_Reflective_Sensor

https://www.physical-computing.jp/product/1547
Hall Sensor [WS-9522] 販売価格: 340円(税別)
https://www.waveshare.com/wiki/Hall_Sensor

https://www.physical-computing.jp/product/1557
Rotation Sensor - 回転センサー [WS-9533] 販売価格: 400円(税別)
https://www.waveshare.com/wiki/Rotation_Sensor

https://www.physical-computing.jp/product/1543
Color Sensor [WS-9520] 販売価格: 680円(税別)
https://www.waveshare.com/wiki/Color_Sensor

https://www.physical-computing.jp/product/702
Analog Gas Sensor MQ3(DFR-SEN0128) アルコールセンサ [DFR-SEN0128] 販売価格: 850円(税別)
https://www.dfrobot.com/wiki/index.php/Analog_Gas_Sensor(MQ3)_(SKU:SEN0128)

ちなみに以下のように、データシートPDF、あるいはWebサイトになっている場合にはサイトのPDF保存、ということで事前に用意する、というのも滅多にない事だが、これがあるので「やってみよう」という気分になったので、「とりあえず発注」だけだったら放置プレイだった気がする。 どうやら最後の「アルコールセンサ」が届いていないようだ・・・と判明したところで、せっかくなので開封からArduinoあたりで動作確認するところまで、順に記録していく事にした。

そして最初に、以下の「センサーパック」というのを見てみると、なんと別途に複数個を購入していた「Color Sensor」・「Rotation Sensor」・「Hall Sensor」・「Infrared Reflective Sensor」・「Laser Sensor」も入っていたので、要するにこの「センサーパック」を全部試すだけでいい、と判明した。 過去の経験から、いくつかの種類のセンサは同時に多数を使用するので、その分を余計に仕入れていた、という事なのだった。 そこで、以下の一覧の写真の順に軽くチェックしていき、「単純にアナログ値の出るセンサ」と「取り扱いにもプログラミング(ライブラリ活用を含めて)が必要なセンサ」で簡単に分類してみる事にした。 とりあえず簡単なものをサッサと片付けて、あとはじっくりと料理する・・・という作戦である。

まず最初の Color Sensor は、 ユーザーマニュアル によれば、ホスト(Arduinoとかmbedとか)からRGBの色フィルタを設定したり周波数スケーリングを設定したりして、センサ出力も「周波数」として出てくるというインテリジェントタイプだったので、「後回し」と決まった。

次の Flame Sensor は、 ユーザーマニュアル によれば、基本的に焦電センサで「炎の波長」を検出してアナログ電圧出力する(デジタル出力もあり)、というものらしいので「スグに実験できる」というタイプと判明したが、残念ながら手元に「各種の炎」を出す環境にない(^_^;)のでバスする事にした。

次の Hall Sensor は、 ユーザーマニュアル によれば、基本的に磁気センサで磁場を検出してアナログ電圧出力する(デジタル出力もあり)、というもので「スグに実験できる」というタイプと判明した。 そこで以下のように、「アナログ6チャンネルをMaxにシリアルUSBで返す」というスケッチを書き込んだArduinoを用意して、このセンサを繋いで表示してみた。 磁界が無い状態で最大値1023になっている値が、ネオジム磁石を近づけると綺麗に低下してきて、ほぼ半分あたりで飽和するまできちんとセンシング出来た。

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2018年12月18日(火)

昨日の実験の様子を記録していたページを今日になって このように 上げたが、いちいちセンサに付属してくるケーブルの先端がソケットになっていて、Arduinoの基板上のソケットと繋ぐために、ピンヘッダ(オス)を2つ繋いで「両端がピン」という治具を半田付けで作ったり・・・という手間となった。 まぁ、サンハヤトのブレッドボードなどに比べればこれでも信頼性は格段に高いものとなったので、この手間はOKである。 今日は1限に「インタラクトプロダクト演習」に関しての吉田さんアポ、3-4限には院生・ブンちゃんの修了制作追い込みアポ、さらに4-5限には準ゼミ・井上さんのアポもあるが、「新しいセンサと遊ぶ」シリーズを、これらの合間にさらに進めて行こう。

次の Infrared Reflective Sensor は、 ユーザーマニュアル によれば、「830nm-950nm」の赤外線LED(ガリウム砒素)と赤外線フォトダイオードがペアで並んだ TCRT5000 というデバイスがあるだけで、Arduinoとの接続に関しては昨日のHall Sensorとまったく同じ、「スグに実験できる」というタイプと判明した。 そこでさっそく以下のように接続して実験してみると、そこそこ至近距離でセンサボード上の「ON/OFF」ディスプレイLEDが反応していたが、そこそこの範囲では綺麗な「赤外線距離センサ」として使えることが分かった。 過去にお化け屋敷で使っていたセンサはまずまずの大きさの基板だったが、これはとても小さいので、何か使い道がありそうだ。

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次の Laser Sensor は、 ユーザーマニュアル によれば、距離でなくレーザー光の反射のON/OFFをディジタル出力する、というものだが、たぶんArduinoのアナログ入力でも出来るだろう・・・と実験したのが下の様子である。 さすがにレーザーだけあって、出力は確固たるディジタル(+5VとGND)で、距離も1メートルぐらいは楽勝で、たぶん数メートルぐらいまで行きそうな勢いである。 これも何かに応用できそうだが、モロに「赤い光」が丸見えなので、お化け屋敷のように「こっそり検出」という用途には駄目という事になる。

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次の Liquid Level Sensor は、 ユーザーマニュアル によれば、「0cm : 0v」から「2.5cm : 1.74v」などを経て「4.8cm : 1.88v」まで、水位に応じた電圧が出るのだという。 さすがにコンピュータデスクで実際に水に浸すのはいかがなものか・・・と思ったが、せっかくなので本当に水を入れたコップで実験してみたのが以下の様子である。 予想通りに、「水深に比例した電圧」などは出てこなくて、要するに「濡れたかどうか」の出力だけだった。 これはちょっと、使えそうにない。(^_^;)

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次の Moisture Sensor は、 ユーザーマニュアル回路図 によれば、フォーク状の電極を土にブスッと挿し込んで、そこに流れる微弱なトランジスタのベース電流を電圧として出力する「湿気センサ」ということになるが、これは実験が面倒そうなのでパスする事にした。
次の MQ-5 Gas Sensor は、 ユーザーマニュアル回路図データシート によれば、基本的に「ガス漏れ」検知のセンサであり、LPGでも天然ガスでも都市ガスでも高感度に検知し、アルコールや煙もわずかに検知するという。 しかしこれも実験するのもナンなので(ちょうど札幌でスプレーガスによるガス爆発事故のニュースあり)、パスすることにした。
次の Rotation Sensor は、 ユーザーマニュアル によれば、ロータリーエンコーダの出力がそのまま出てくるので、ホスト(Arduino)の側で回転方向(位相検出)とか回転速度(時間あたりの変化量検出)とかを演算する必要があるので、「後回し」と決まった。

次の Sound Sensor は、 ユーザーマニュアル回路図 によれば、コンデンサマイクの出力をLM386でちゃんと増幅しているということで、実験してみたのが下の様子である。 ちょっとその場でアドリブでパッチを改訂したところに若干のミスがあるが(^_^;)、まぁこういう感じでの実験が楽しいので看過することにした。

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これでセンサーパックの残りはあと3種類となったが、 DHT11 Temperature-Humidity SensorTilt SensorUV Sensor の3種のうち、温湿度センサと紫外線センサは実験条件を作るのがちょっと面倒なこと、そして傾きセンサというのは実は単なる「導体球が転がるスイッチ」と知っているので、まとめてパスする事にした。 これで一通り、単純なものは終了で、残ったのはカラーセンサと回転センサの2つである。 こちらはArduinoのスケッチから作ることになるので、まぁ、次に暇が出来る時に・・・という感じだ。

2018年12月19日(水)

今年最後のゼミの日で全員集合したが、考えてみれば次のゼミは来年1月16日で、その翌週からは最終合評シーズンに突入するので、次回がこのゼミ(進捗報告勉強会)の最終回になる、と判明した。 つまり今日は「ラス前」だったのだ。 そのゼミの模様は このように さっそく上げたが、一人では実験できなかったのでゼミで追試したところ、反射型レーザーセンサは、手であれば1メートル程度だったものの、光線反射型センサ用のミラーを持ってみると、楽勝で2メートル以上もOK、おそらく数メートルも大丈夫らしい、と判明した。

そしてさらに午後の3-5限には院生の馬ブンさんと3回生の永田さんがアポを入れて1106で頑張っている。 その傍らでフト思いついたのが、昨日にパスしていた2種類のセンサも、あまり苦労せずセンシングシステムが出来そうだ・・・というアイデアで、さっそく実験してみることにした。 まず Rotation Sensor は、 ユーザーマニュアル によれば、ロータリーエンコーダの出力2チャンネルとシャフト(ノブ)を押すリセットスイッチの3系統がそのまま出てくるが、それをそのままArduinoで3チャンネル電圧としてMax7に送って、Max7の側で回転検出処理をする、というアイデアに気付いた。 これだとArduinoのスケッチは改編不要なのだ。

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実際のところは、簡易機能のArduino2Maxをそのまま使っているので、初期状態とか高速回転の際にはちょっとした誤差が出るものの、上のようにおおむね「右回転」・「左回転」の検出とリセット(押し込み)検出があっさりと実現できた。 もう少しキチンとやるなら、mbedかPropellerあたりで高速処理すればいいが、まぁこの程度でも十分に使えるレベルである。

そして最後に残ったのは Color Sensor となったが、 ユーザーマニュアル を読んでみると、ホスト(Arduinoとかmbedとか)からRGBの色フィルタを設定したり周波数スケーリングを設定するのは簡単だとしても、最大スケーリングの場合に「2Hz〜500kHz」という幅の周波数の正弦波として光レベルが送られてくるとのことで、これはArduinoで直接カウントするのはちょっと厳しいところがある。 mbedやPropellerであれば楽勝だが、ここでIDEを引っ張り出すというのはちょっと避けたい(^_^;)。 実際にこのセンサをArduinoと使う場合には、おそらく「F-Vコンバータ」のICを使ってその出力電圧をセンシングするだろう、ということで、 今回の実験はここまでとなった。

2018年12月20日(木)

昨日のゼミは午前の2限だったが、その後に このように 展開したので記録してWebに上げていたら、さらに このように 展開してまたまた記録してしてWebに上げていると、さらに このように 展開してさらに記録してしてWebに上げるという、なかなか充実した午後となった。 以下のように、平田クンの透明歯車もいい感じになってきた。

そして今日は木曜日、1-2限に「インタラクティブプロダクト演習」がある日となった。 もう残り4週で、学生はそれぞれの「作品」をやっつけるという追い込みシーズンである。 僕は例によって、大部分の時間を「研究室で待機してアポを待って相談支援する」という体制であり、さらに年末の今日は木曜日というのに教授会も委員会も無い・・・というレアな日であると判明した。 つまり、研究室であれこれ出来る時間が潤沢にあるのだ。 そこで、年末年始から今年度末(既に研究費の旅費枠を使い切っているのでなんと学会出張の予定が無い!)までの「ToDoリスト」などの整理(→自分自身への備忘録)をしてみることにした。

「インタラクティブプロダクト演習」の時間は学生の企画案などに対応したりしつつ、上のようなリストを書き付けてみたが、これは今後もちらほら追加していくことになる。 そして昼休みに、それまで午前中一杯かけて満タン充電したMUSEとMacBookAir5とで試してみると、なんとブードゥー死どころか、先日はうまく行かなかったMUSEとMax7との連携通信が以下のようにサクサクとうまく行った。 要するにMUSEとかMyoは何かある時にだけ持参して現場で充電しているので、フト思いついて1106で立ち上げたりすると、バッテリ電圧が低下しているだけのトラブルだった、と判明したわけである。 これでさっそく、上のリストの第2項目は解決してしまった。(^_^)

その後は夕方まで、ブンちゃんの追い込み制作の支援などを続けた。 明日にも来週にもアポが入って、いよいよエンジンがかかってきたのはさすがだ。

2018年12月21日(金)

講義日としては今年最後(来週月曜の祝日も講義日、さらに集中講義期間となるが僕の担当科目は無い)の日、4-5限の「メディア数理造形演習」があるが、朝イチから学生のアポがあれこれ入っている。 来週月曜にも火曜にも次々にアポが入ってきたこの日、なんとも衝撃的な写真ニュースと遭遇した。

あの美しい辺野古の海が汚されている、という写真だった。 辺野古には、2015年11月の 18回目の沖縄 の時にドライブで行って、実際に美しい海を見届けてきていたが、遂にここに土砂が投入されて、あの美しいサンゴ礁の海が汚されている、というのはなんとも悲しい。 下の写真の上は辺野古の浜の展望台から、そして下は実際に浜まで下りて僕が撮ってきた写真であり、小雨模様で空は曇っていても、海面は明るく美しかったのだ。

辺野古の海にいる生き物については、 postGainer日記(part3) の「2015年12月22日(火)」のところに、「大浦湾の生きものたち[辺野古の海図鑑]」という本を紹介した通りである。

そして午前から3限までは、研究室で頑張る院生の馬ブンさんを見守りつつ、竜王戦第7局の進展をチラチラ見つつ・・・という時間となった。 1限に続いて、途中で3限に「メディア数理造形演習」の電子工作キットの完成チェックのアポが入って、無事に全員が「課題1」をクリアできた。 4-5限は心もそぞろで早々に研究室に戻って、羽生竜王の投了、つまり歴史的にも超レアな(27年ぶり)「羽生無冠」の誕生の瞬間をライヴで見届けるまで研究室に籠ることとなって、今日はおしまいである。 明日にはアカペラのX'mas会(9時間マラソンカラオケ+ケーキ+プレゼント交換)があり、年末の週末も終わっていく。

2018年12月24日(月)

榎本さんから届いた、アカペラのX'mas会の写真は以下である。 皆んな、確実に歌が上手くなっているというのは嬉しいことだ。(^_^)

そして世間はクリスマスイヴの3連休というのに、おそらく国内の多くの大学は講義日である。 今日は1-2限に院生の馬ブンさん、そして2限と3限と5限にそれぞれ、学生からのアポが入ってなかなか盛況の予定だ。 来年2月に東京で開催される「アラ還同窓会」(還暦の我々世代に+上2年ぐらいの世代)の曲目リストの情報が届いて、昨日は何時間かかけて こんな備忘録 を作ったが、そこに置いた音源を聴くと、 ここの写真 のような、遠い遠い青春時代が蘇ってくる(^_^)。

そして今日は、フト気付いてみれば12個にもなっていたキャストパズルを整理しよう・・・という気になって、まずは このページ に行ってみた。 そこで判明したのは、僕が持っている12個のパズルの名前が以下のようなものである、という事だった。 ヤフオクで中古を仕入れて磨いたものもあり、あまり名前とかは気にしていなかったのだが、それぞれに「作家」がいるようなので、名前にも拘りがあるだろう。 ちなみに「★」は難易度(1〜6)である。

2限には「インタラクティブプロダクト演習」の吉田さんのアポがあり、作品制作に使えそうなTWEセンサについてMaxデモとともに紹介した。 この方針で行くとすれば、全面的に応援していこう。
そして3限には「かわゼミ」の河口さんのアポがあり、過去に何度か行った、ウイーンの「カフェ・モーツァルト」のザッハトルテに関する写真などを提供することになって、 このページ からまず「ウイーン」に行った時の記録ページに行き、そこで「ザッハ」と検索するとぞろぞろと出てくるので保存する、という作業を続けた。 そこで判明したのは、 2007年の コペンハーゲン・ロンドン リンツ/ウイーン と、2009年の パリ・ウイーン/リンツ と、2012年の リンツ/ウイーン・ブラチスラバ・リュブリャナ・リエカ/オパティヤ と、2016年の ブリュッセル・ボルドー・バルセロナ・ユトレヒト・エカテリンブルク/モスクワ・ウイーン という4回の渡欧の折りに、ウイーン中心部OPERAにある「カフェ・モーツァルト」で名物の「ザッハトルテ」をいただいていた・・・という事実だった。 せっかくなのでそれらの写真を このページ のように並べてみた。

そしてここでフト思い立ち、図書館に行って、書庫のほぼ同じ場所にあった本を11冊ほど借り出してきた。 冬休みの読書、というよりは、直面している某申請書類のためのお勉強でもある。 以前に借りてザッと読んだ本がそのうち3-4冊あり、その思い出しとともに、新たに色々と仕入れる計画である。 今年の年末年始はこれで決まりだ。
5限には「インタラクティブプロダクト演習」の持田さんのアポがあり、 2010ロシアTour のコンサートで新作 "Ural Power" の世界初演をするために製作して持参した「8チャンネルMIDIテルミン」を、作品のセンサとして提供することにした。 そのメイキング(1日で製作)は これ である。 このシステムの動作は高速で確実なので、安心してMaxプログラミングに入っていける。(^_^)

2018年12月25日(火)

昨日の5限のアポで持田さんの作品制作の目処が立って、併せて入れていた今日の午前のアポがキャンセルとなったので、クリスマスのこの日は何も予定が無い、お仕事日和となった。 明日には筑波に行って晩には歌舞伎町二丁目で歌い納めの予定があるので、今週もぼちぼちというところである。

*SECOND CALL FOR SUBMISSIONS*

We would like to invite you to be part of NIME 2019 - The International Conference on New Interfaces for Musical Expression.

In its nineteenth edition, NIME crosses the Equatorial line, happening forthe first time in South America, being held at the 
Federal University of Rio Grande do Sul, in Porto Alegre, Brazil. The theme of this conference edition is *BLENDING DIMENSIONS: 
Inspiration and Challenge*. This theme aims at inspiring the most unusual musical interactions in the space of possibilities that 
lies between what is apparent and what is hidden. NIME 2019 welcomes those that are willing to take risks in creative processes,
fostering the connections between humans and computers, technology and art, as well as the hemispheres of Earth.

We invite submissions of new works in the following categories:
   - Paper (oral/poster/demo)
   - Music Performance
   - Installation
   - Workshop

*IMPORTANT DATES:*

   - 20 January 2019: Paper, Poster, Demo-paper, Music, and Installation submission deadline
   - 27 January 2019: Final submission upload deadline
   - 1 March 2019: Non-paper demo and workshop submission deadline
   - 15-22 March 2019: Notification of acceptances and rejections
   - 3 April 2019: Early-bird registration deadline
   - 10 April 2019: Camera-ready submission and presenter registration deadline
   - 3 June 2019: Pre-conference workshops
   - 4-6 June 2019: The conference

The online submission system will be open at http://ufrgs.br/nime2019.
Templates for paper and poster proposals are also on the Submission page. - https://www.ufrgs.br/nime2019/participate.html

*IMPORTANT NOTES:* (略)
*SCIENTIFIC PROGRAM* (略)
*Call for Papers* (略)

*Topics*

Original contributions are encouraged in, but not limited to, the following topics:

   - Novel controllers, interfaces or instruments for musical expression
   - Augmented, embedded and hyper instruments
   - Technologies or systems for collaborative music-making
   - New performance paradigms for mobile music-making
   - Music-related human-computer interaction
   - Sensor and actuator technologies, including haptics and force feedback devices
   - Musical mapping strategies
   - Explorations of relationships between motion, gesture and music
   - Evaluation and user studies of new interfaces for musical expression
   - Evaluation and user studies of commercially available “off the shelf” interfaces
   - Interfaces for musical expression for people with special needs
   - Musical applications of robotics
   - Interactive sound art and installations
   - Performance rendering and generative algorithms
   - Machine learning in musical performance
   - Web-based music performance
   - Software frameworks, interface protocols, and data formats, for supporting musical interaction
   - Historical, theoretical or philosophical discussions about designing or performing with new interfaces
   - Discussions about the artistic, cultural, and social impact of NIME technology
   - Sonic interaction design
   - Pedagogical perspectives or reports on student projects in the framework of NIME-related courses
   - Practice-based research approaches/methodologies/criticism

*PAPER REVIEW PROCESS* (略)
*DEADLINE EXTENSION* (略)
*ARTISTIC PROGRAM* (略)
*Call for Music* (略)
*Call for Art Installations* (略)
*Installation Review Process* (略)
*CALL FOR NON-PAPER WORKSHOPS & DEMOS* (略)

Best regards and look forward to seeing you at NIME 2019 in June 2019!!

On behalf of the organizing committee,
NIME 2019

一昨日にNIME2019についての上のような「第2信」が届いていたが、今朝はICMC2019から以下のような「第2信」が届いた。 ブラジルとニューヨークで約10日の間隔で開催されるこの2つの国際会議は、僕も悩んだように世界中の研究者/専門家にとって、「ハシゴ」するには間隔がちょっと開いているので、どちらにするか二択が悩ましい関係にある。 もっと別の月とかであればいいが、おそらくNIMEとICMCは熾烈な「客引き合戦」になっているのだろう。 この両方から届いた「第2信」(普段はそんなにガツガツ届かない)がそれを証明している。

*ICMC-NYCEMF 2019 Call for Works*

We have just learned that we have secured the participation of the New York University New Music Ensemble, directed by Esther 
Lamneck, and the Community Orchestra, directed by Roger Mahadeen, for ICMC-NYCEMF 2019. This is not a professional orchestra, 
but it is a full orchestra of 30-40 musicians.  These ensembles offer a unique opportunity for composers to have works for ensembles 
performed.  Composers who have already made submissions may wish to reconsider their selections, and there is still time to 
resubmit works.  Also, NYCEMF allows you to submit two works if one of them is six minutes or less.  We are repeating our call for 
works below, with these changes included.

*ICMC-NYCEMF 2019 Conference and Festival*
*June 16-23, 2019*

The International Computer Music Conference (ICMC) and the New York City Electroacoustic Music Festival (NYCEMF) invite 
submissions of music, papers, installations, panels and workshop proposals.  The 2019 ICMC will be a joint ICMC-NYCEMF conference 
and festival to be held Sunday June 16 through Sunday June 23, 2019.  The event will take place at *New York University *and the
 *Abrons Arts Center *in the heart of New York City. Details of the festival are shown below and are posted on our web site,
www.nycemf.org.

*I.  Music* (略)
*3D Spatialization Lab* (略)

*Timeline* 
*Submission deadline*: December 31, 2018.
*Submission fee:* none.
*Anticipated notification date:* February 15, 2019

*Review of Works* (略)
*Post-review* (略)

*II.  Papers and Posters*

We encourage the submission of papers on research topics including but not limited to the following areas:

            3D Audio
            Acoustic Ecology
            Acoustics of Music
            Acoustics, Space, and Sound Distribution
            Aesthetics, Theory, History and Philosophy
            Algorithmic Composition
            Analysis of Electroacoustic Music
            AR & VR
            Archiving & Preservation of Electro-acoustic Music
            Artificial Intelligence and Music
            Computational Musicology
            Composition Systems and Techniques
            Digital Audio Signal Processing and Audio Effects
            Distributed, Telematic, and Mobile Music
            History of Electroacoustic Music
            Improvisation and Technology
            Languages for Computer Music
            Live Coding
            Mathematical Music Theory
            Music Education
            Music Information Retrieval
            New Interfaces for Musical Expression
            Notation and Scores
            Perception and Cognition
            Piece plus Paper Presentations
            Software and Hardware Systems
            Sonification
            Sound Synthesis
            Studio Reports

	(以下略)

*Timeline*
*Submission deadline*: December 31, 2018.
*Submission fee:* none.
*Anticipated notification date:* February 15, 2019

*Review* (略)
*Post-review* (略)
*Proceedings* (略)

*III.  Installations*

We invite submissions of installation works for exhibition at the conference.  Categories include but are not limited to:

            Audience Participation Installations
            Data-driven Installations
            Happenings
            Interactive Installations
            Multimedia Installations
            Performance-based installations

	(以下略)

*Review of Works* (略)

*Timeline*
*Submission deadline*: December 31, 2018.
*Submission fee:* none.
*Anticipated notification date:* February 15, 2019

*IV.  Workshops*

We invite submissions of workshop proposals at the conference.  Categories include but are not limited to:

            Auditory Display and Sonification
            Computer Music Composition
            Computer Language-Based: ChucK, CSound, Live, MAX, Supercollider, etc.
            Improvisation and Technology
            Laptop Orchestra/Live Coding
            Music Information Retrieval
            New Instruments for Musical Expression
            Preservation and Access to Electro-Acoustic Music
            Robotics and Music
            Soundmapping
            Sound Reinforcement
            Sound Synthesis
            WebAudio
            Other

	(以下略)

*Review of Proposals* (略)

*Timeline*
*Submission deadline*: December 31, 2018.
*Submission fee:* none.
*Anticipated notification date:* February 15, 2019

*V.  Panels*

We invite submissions of panel proposals. Categories include but are not limited to:

            Acoustic Ecology
            Advancing Computer Music
            Auditory Display and Sonification
            Crowd-Sourcing in Computer Music
            Engagement and the Rise of Citizen-Scientists
            Improvisation and Technology
            Noisescapes: Urban Noise Pollution Phenomenon
            Laptop Orchestra/Live Coding
            Music Information Retrieval for Electro-Acoustic Music
            New Instruments for Musical Expression
            Preserving and Accessing Computer Music
            Soundmapping
            Other

	(以下略)

*Review of Proposals* (略)

*Timeline*
*Submission deadline*: December 31, 2018.
*Submission fee:* none.
*Anticipated notification date:* February 15, 2019

*VI. Other Information *
*Heritage Programs * (略)
*Children’s Program * (略)
*Registration* (略)

一応、両方の国際会議の「テーマ」だけは省略せず並べてみたが、まぁ、およそComputer Musicないし音楽情報科学している者であれば、どこかにかこつけて応募が出来る・・・というのが、この2つの国際会議のいいところである。 この記録 を眺めてみると、NIME2016(ブリズベン)とICMC2016(ユトレヒト)に行ったのがもっとも最近なので、また久しぶりに行って刺激を受けたいところなのだが、果たして間に合うだろうか。

そしてネットニュースを眺めていると、「任天堂[スイッチ]試練の時 人気ソフト不足、出荷目標下回る」という驚くべき情報があった。 「控え置き・携帯型の両機能を持つスイッチは、苦戦したWiiUの後継機種として評価されてきた。しかし、これまでのところ、熱心なスイッチファン以外にプレーヤーを広げることに苦労している。ブルームバーグがまとめたアナリスト8人の予想平均によると、スイッチの出荷台数は2017年3月の発売から来年3月までの累計で3500万台にとどまる見通し。任天堂が目標とする3800万台には届かない」とのことである。 そして何より驚いたのが、「新たな顧客層の取り込みを狙い4月に投入した 段ボール製の工作ゲームキット[ラボ]も不発に終わった 」という事だった。 僕はまったくゲームをしないのでファミコンもWiiもプレステもSwitchもまったく無縁なのだが、この工作ゲームキット[ラボ]は素晴らしいアイデアを現実にしたものだ、と感心していたのでとても意外だった。

そこでネットで「スイッチ ラボ 評判」というのを検索して、褒めているのは当然なので、どこが問題だったのか教訓を検討してみるために、敢えて「ネガティブ」な意見を順不同で集めてみたのが上のリストである。 なんといってもさすがゲームの任天堂、「ゲームがつまらない」というのは致命的なのだと実感できた。 そして段ボールの脆弱性もかなり指摘されていた。 やはり、「作るエンタテインメント」という領域に、ゲームの世界のど真ん中の任天堂が切り込むと一般大衆のリアクションとしてはこうなるのだ、という色々な収穫を得ることが出来た。

2018年12月28日(金)

もう年末の週末、SUAC事務局も仕事納めの日であるが、僕は明日まで出てきて、アポのあったGWSを開錠する予定がある。 一昨日の水曜日には奥さんと筑波に行って、施設で暮らす母親が要介護認定基準「要支援1」となった事で5階の部屋から4階の部屋に引っ越す、という手伝いを弟夫婦と4人で手伝った。 天皇陛下と同い年の母親は元看護婦ということで基本的にはしっかりしていたが、短期記憶は少しずつ危ういことになってきていて、最近の脳科学や認知症リハビリ関係で勉強している事をそのまま間近に確認できる。

昔のことは覚えているものの、「さっきの話」は何度も繰り返しているのにストアされずループを繰り返し、久しぶりの人の顔はもう覚えていない・・・というまさにその実態を実感しつつも、まだほぼ健常な表情が残っているのが救いである。 高齢者施設の小さな一人部屋といっても、出してみれば10数袋のゴミが出て(どうして年寄りはこうも空箱と紙袋をきちんと集めているのだろう?)、残り10数箱の不要物(本/CD)の段ボールは新年に発送するという事でなんとか引越しが終わった。 そして晩はいつもの東横イン(新宿歌舞伎町)に行って、いつものジンギスカン屋台に続いていつものバーで今年の歌い納めとしてワイン+16曲を堪能した。 昨日の朝帰りの新幹線では久しぶりに綺麗な富士山が見えた。

その東京行きでは、新幹線とつくばエキスプレスの車内で、図書館から借りた 「L.クラーゲス,杉浦実(訳). リズムの本質. みすず書房, 1994.」 を読んでみたが、おおいなる期待とは裏腹にちょっと残念なことになった。 まぁ、「リズムの本質」なんてテーマをこんな薄い本にまとめられる訳がなく、結局は哲学と美学の霞の向こうに漂うだけだった。

2019年1月4日(金)

2018年が2019年になったところで日々はほとんど変わらない。 昨日はゼミの井上さんの借用機材返却受け取りに研究室に出てきて仕事始めとなり、この年末年始は過去にあったような「ネット被害」の騒ぎもなく安寧にスタートした事を確認できた。 なんせ自宅にはネットも無ければパソコンもスマホも無いので、この年末年始の4日間のネット途絶というのは、年に一度の貴重な時間なのだ。 今日は午後にゼミの馬ブンさんと山本さんのアポが入っていてそれぞれ作品制作の追い込み、という予定である。

YouTube

そしてネットニュースをチェックしていると、 幼稚園2月号の付録が「メダルおとしゲーム」! あのセガが全面協力したそのデキに大人が驚嘆 という記事に遭遇した。 ちゃんと小学館から「つくりかた」YouTube動画まで用意されているとは驚いた。 さっそくAmazonに行ってみると既に定価980円では売り切れだったが、なんとか新品を1980円で注文できた。 新年「初ポチ」となったが、さすがにこれは外せない。 こうやって、今年もあれこれ、ポチするか/しないか、悩む日々が続くのだろう。

そして午後は このように ゼミの2人は黙々と制作を続けて1日が終わった。 CAD/CAMから3Dプリンタで作ったマスクはうまく顔面に装着できたが、実際にはここに3つのスイッチを仕込んで、それらを押すと画面に何かが現れるとともにツボ押しになっている・・・という構想が実現できるのかどうか、まだまだ油断禁物なのだ。

2019年1月5日(土)

新年最初の週末である。 GWS開錠依頼のメイルも届かず学生アポも無く平穏な朝、ひとり研究室を見回すと こんな感じ で、冬休み前に図書館から借りた11冊のうち昨夜までに5冊(分厚いもの中心)を読破していた。 午前中にさらにギブソン関係の2冊を斜め読みして、残るは4冊となった。

そして某申請の書類に取り掛かったところで、フト研究室の片隅に眠っていた「PCオシロスコープPicoScope3205A」に気付いてネットで調べてみると、だいぶ昔にこれを秋月電子から買った時にはWindows版だけしか出ていなかった(→なので長らく放置していた)のに、なんとMac OSXの対応ソフト「PicoScope 6.13.7 Beta for macOS」が このように 2018年の夏に出ている、と判明した。 「Note : This release has only been tested on macOS 10.12 Sierra and macOS 10.13 High Sierra.」とあるが、あくまでこれは10.12以上でしか試していないという事実だけなので、現行の10.11.6で試してみる価値はある。 そこでダウンロードしてインストールして動作させてみると、なんと以下のように動いてくれた。 さすがである。(^_^)

YouTube

そして、これはおいおいの計測実験に使うことにして、あとは「書類書き」に没頭することになった。 この作業は明日も、さらに締め切りを睨んで来週までかかる感じである。

2019年1月6日(日)

新年最初の日曜日である。 すっかり失念していたが、奥さんとその母上と息子の3人で有馬温泉に行く事になっていたらしく、今日と明日は「留守番」(ハムスターのお守り)と判明した。 そうなればここは晩にヒトカラだ・・・と自宅近所の JoyJoy浜松住吉店 に電話予約していると、そのHPの「キャンペーン」から カラオケで楽器を弾こう! というページを発見し、その最下段にあった「島村楽器」・「Roland」・「Gibson」というリンクバナーからRolandに行ってみると、なんと ボイス・トランスフォーマー VT-4 という新製品のページに到達した。

島村楽器札幌パルコ店の VT-4 開封からの初見動画!!取説一切見ません!!見ないで触る!! という紹介動画を見てみると、なかなか面白いボイスエフェクトが超手軽にかかってしまう・・・という悪魔のマシンだった(^_^;)。 ちょっと昔であれば10数万円クラスの機能がありながら、島村楽器でなんと25,920円であるという。 これだからRolandも苦しいのだが、まぁこれはクラブ系のDJとかYouTuberなどであれば大活躍するだろう。 しかし、かつて一人多重録音コーラスを夢想して「TASCAM DP-004」をヤフオクで衝動買いしたのにその後一切触れていないとしても、人間の生声を尊重する立場としては、この邪悪なボイスエフェクタを衝動買いすることは出来ない。

思わずポチッてしまいそうな勢いだったのをグググッと堪えて、ここで平静を取り戻してお仕事に戻った。 ただし、昨日の発見(PCオシロスコープPicoScope3205A)から触発されて、ちょっと実験してみたい事と新しいネタがムクムクと浮上してきていたのである。 ここで忘れないように「マイクロスリップ」と「アクティブタッチ」という2つのキーワードを残しておくが、このように当面のお仕事(書類書き)がある、という状況でも、というかそういう状況だからこそ、「別の」邪念やアイデアや妄想が湧き出してくる・・・というのも、生態学的に自分の思考を眺めてみれば当然の事なのだ。 そして、関連してちょっとした実験として、Mac標準の「ターミナル」を開いて、オンラインマニュアルで man ps をひきつつ、以下のように「いま現在、このMacで走っている全プロセス」を表示してみたのが、 このリスト である。

つまり、これはMacに限らずLinuxマシンでもWindowsでもRaspberry Piでも全て同じように、ほとんど何もしていない状態でも、コンピュータはその裏で200本ぐらいのプロセスが常に起動されて走っているのだ。 これが、今回の「ちょっと実験してみたい事と新しいネタ」のスタートラインである。

2019年1月9日(水)

日曜日は結局、晩に3時間ヒトカラで計30曲を絶唱、そして月曜日にはまだ冬休み期間中というのにゼミの3人のアポが1限から5限まで入って、 このように 充実した日となった。 特に、アマゾンで注文していた「幼稚園」が届き、セガが監修したというゲームを皆んなでワイワイ言いながら作って、出来てみればこれがなかなかに素晴らしい完成度で、十分に楽しめるものだった。

昨日の火曜日には代休をとって午前中に隔月の眼科検診に行ってから学生3人と合流して、「OMMF2018の打ち上げ」ということで、マラソンカラオケ7時間(20曲)→焼肉、というパターンでおおいに慰労し慰労された。 そして今日は冬休み最終日、明日に修了制作検収期限を迎えるM2の馬ブンさんが1-5限、さらにゼミ山本さんも午後に追い込み制作のアポを入れてきた。 来年2月の MDWワークショップ に関しては、辻下先生から「以前にお話していた早稲田大学大学院に通っている鈴木氏という理学療法士も参加可能」という嬉しい情報も届いた。 これで療法士が3人参加となれば、3チームのそれぞれに入ってもらう・・・という理想的な展開となりそうだ。

その合間にSUAC特別研究への申請書類をなんとか完成させて提出したり(テーマはすぐ上の日記に伏線がある(^_^;))、3月に京都で行われる「大学コンソーシアム京都 FDフォーラム」という謎の会議への出張の手続きなどを進めた。 このところの常だが、「2ヶ月先の京都の宿」なんてのはまったく予約出来ず(この前まで6千円だった同じ部屋を27,000円で予約させようとするAPAホテルはもう見限った)、とりあえず会場の立命館大学衣笠キャンバスは阪急の四条大宮からバスで行ける・・・ということで、阪急沿線を検索して、ようやく東横インの大阪・十三を予約できた。やれやれである。

SketchingコミュニティのMLでは、来年のSketching in Hardwareを9月にデトロイトでやるか、あるいは「アメリカを横断する列車の中で開催する」という案が出てきて大騒ぎとなっているが、これは乗り鉄としては大歓迎である。 ちなみにSketchingコミュニティの大御所のTom Igoeが、「2年前にこんなの作っていたよ」と紹介したのは、 このような インターネットに繋がるモノを作るというレクチャーのテキストだった。 とても素晴らしく、思わず PDFに保存 するとともに、暇な時に読んでみるためにプリントした。

午後にはさらに MDWワークショップ に対して、理学療法士の先生(辻下先生の教え子第1期生とのこと)の参加申し込みもあり、ますます充実してきた。 そして午前から午後までずっと、 このように あれこれと馬ブンさんと山本さんの作業が続いて、この日もオシマイとなった。 まだ今日は冬休みの最終日、いよいよ明日から後期再開だというのに、なんとも充実の1106研究室である。(^_^)

2019年1月11日(金)

昨日は後期再開初日、1-2限に「インタラクティブプロダクト演習」があり、午後には馬ブンさんと修了制作提出検収の作業などに没頭した。 他にも来週のセンター試験に関する会議や放課後(;_;)の学生委員会など、いよいよあれこれ始動してきた。 そんな中、遂に日本時間学会の 日本におけるDST導入への反対声明 の公開となり、 この声明 がオープンになった。 考えてみれば、去年の後半ずっと、時間学会理事の専門家の意見交換・議論が続いていた成果であり、中身は立派なものになった。 さすがの時間学会である。

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今日は4-5限に「メディア数理造形演習」があるが、ゼミの平田クンが1-3限にアポを入れて1106研究室にやって来たので、まずは「幼稚園」の付録の「メダルゲーム」の動画を記録して、上のようにYouTubeに上げた。 そして平田クンは このように 、手慣れたレーザーカッター技を駆使したインスタレーション作品の制作追い込みを進めた。 アクリル製の「歯車」(中に水を入れたスノードームとなっている)を透過して壁にプロジェクションする光源としてのMaxパッチは、動く造形が非常に素晴らしいので、CGとか動画とかの細工の無い、単純に「時間的に色合いがランダムにグラデーション変化するだけ」という敢えて超シンプルなMaxパッチを2分ほどで完成させ、さらにMacスタンドアロン・アプリケーションとして書き出した。

2019年1月15日(火)

先週金曜日の晩には11階学部事務室の2人と新年会に行って20曲、結局「日+火+金」で70曲という獲れ高だった。 IAMASの小林さんからSketchingコミュニティには、 こんなプロジェクト がスタートするので何か意見があれば・・・という投稿があったが、珍しく何故か何もリプライが付かずに看過されている。 「AIでアート作品を自動生成」というのはSketchingコミュニティメンバーの自尊心に響かないのかもしれない。 参照されていた AIでBachを自動生成 という論文も、こんなのはもう30年以上前から言われている事でちっとも目新しくない。 「AIで売れ線POPSを自動生成」というのを早く出してみて欲しい。 僕はその可能性を全否定しているのだから。(^_^;)

土曜から月曜までの3連休の前半には、ブンちゃん下請けのMaxプログラミングを以下のように堪能した。 やはり、追い込まれていない余裕の環境でのMaxプログラミングというのは至高の楽しみであると再認識できた。

3連休最終日の昨日(成人の日)には、ちょうど1ヶ月後に迫ってきた アラ還同窓会 のページに置いたレパ関係音源にさらに追加しよう・・・と思い立って、ほぼ1日をかけて以下のように41曲を発掘・編集・変換・追加した。 こんな機会でもなければ出来ない作業だが、久しぶりに(30年ぶりぐらい)懐かしいものを聴き続けることになった。

そして連休明けの今日になった。 ゼミでは1限から5限までのアポが2人、3限から5限までのアポが1人、4限から5限までのアポが1人という大人気である。 実際には院生の馬ブンさんが朝から昼過ぎまで、平田クンは細かい作業だけ終日、山本さんは下宿での作業に切り替えてキャンセル、などと変動したが、放課後のアカペラは学期末の課題週間ということで今週はお休みとなった(果たしてあと2回、来週はどうなるか)。 永田さんと平田クンとでアニメーション工房に置いていた、ヤフオクで入手した「古い棚」を見に行ったりしつつ(→学生にプレゼント)、 このように 充実の1日が終わった。 それぞれのゼミ生の頑張りも、1106では「あたり前田のクラッカー」なのだ。(^_^)

2019年1月17日(木)

今週末の土日はセンター試験、そのため明日の金曜日は全学休講(ただしM2の馬ブンさんの修了制作最終審査を特別に開催)、そこで今日は木曜日なのに「金曜講義日」として4-5限に「メディア数理造形演習」があって、本来の「インタラクティブプロダクト演習」は1週スキップ・・・という変則的な週である。 昨日の水曜日は このように、 今期最終のゼミがあり、それぞれ学生が最後の追い込みに集中する長い1日となった。 以下のようにブンちゃんのインスタレーション(ゲーム)3作品のYouTube記録も撮影し、各自のプロジェクトも着々と進行した。 ただしその陰で、締め切りが過ぎてICMC2019への応募バスが確定し、さらに学期末に向けてNIME2019への応募パスもほぼ確実となってきたが、まぁ仕方ないところだ。

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そして4-5限の「メディア数理造形演習」では、 このように 1106でスイッチインタフェースを作ったり、マルチメディア室でそれぞれの制作を支援したりして終わった。 皆んな、最後の追い込みで、またまた充実の1日となった。

2019年1月21日(月)

金曜日に馬ブンさんの修士最終審査が無事に終わり、土日にセンター試験が無事に終わり、新しい週である。 追い込み学生からの依頼を受けて、今週は月〜金の毎日、GWS室やマルチメディア室の開錠からスタートする。 昨日の日曜日、ネットニュースからは 「MIDI 2.0」が発表 約38年ぶりとなるメジャーアップデートへ というのが流れてきて我が目を疑ったが、なんと以下のようにガセでは無かった。 しかし38年も続いたこれまでのMIDIと接続互換ということは、「31.25kbps」は継承されるらしい。 今更velocityを7ビットから16ビットにしたり、ピッチベンドやプレッシャーやコントロールチェンジを32ビットにしても、まぁ自己満足的な感じで、なんというか、もう消えかけている「電子楽器(メーカ)業界」の断末魔のような印象である。

一般社団法人音楽電子事業協会(AMEI)とThe MIDI Manufacturers Association(MMA)(米国MIDI管理団体)は、従来のMIDI規格に、
新たに拡張性を持たせたプロトコルなどを含んだ次世代のMIDIとして「MIDI 2.0」の開発・規格化および実装作業を進めていくことを発表しました。
MIDI 2.0とは、最初にMIDI機器間でネゴシエーションを行い、既存のMIDI 1.0対応機器との運用性を維持した上で、現在のMIDI 1.0から
チャンネル・メッセージの分解能拡張、ノート・コントロール、タイムスタンプなど、演奏の表現力やデータ再現性を大きく向上させる規格です。
AMEIとMMAのメンバー企業は、現在プロトタイプの開発を進めており、初期のMIDI 2.0プロトタイプ機器間の接続、およびMIDI 1.0対応機器
との間の変換テストを行う、メ ンバー専用のplugfestがThe 2019 NAMM Showにて計画されています。このMIDI 2.0プロトタイプの開発には
Ableton/Cycling‘74, Art+Logic, Bome Software, Google, imitone, Native Instruments, ROLI、Steinberg、TouchKeys、クリムゾン
テクノロジー株式会社、株式会社コルグ、ローランド株式会社、ヤマハ株式会社、株式会社ズーム等、日本・アメ リカをはじめ各国の電子楽器
メーカー・ソフトウェアベンダーが参加しています。
今後MIDI 2.0 対応機器の開発及びAMEI/MMA会員企業向けのMIDI 2.0 規格準拠を表すロゴデザインの制作も行う予定です。
このMIDIのメジャーアップデートは、MIDI 1.0対応機器との接続互換性を維持した上で、高度な接続性によって様々な分野におけるMIDIの
新たな世界を築くべく、規格提案・開発を行ってまいります。

何より、このニュースに対する「5ちゃんねる」の食い付きが殆ど無い、というのがなかなか淋しく悲しい。 かつてであれば「MIDIネタ」のニュースに対しては、あれこれと意見や議論やツッコミが殺到していたものだが、もはやMIDI関係者の高齢化とともに、「打ち込み猛者」とか「こだわりのマニア」などが刻々と絶滅しているのだろう。 ここで「MIDI2.0」などと提案されたところで、過去に累々と屍を晒している「拡張MIDI」や「改良MIDI」などの「新提案」と同様に、世間からは暖かくシカトされてそれほど普及せず、静かに静かに忘却されていく(今までのMIDIが主流でずっと続く)・・・という未来をここで予言しておこう。(^_^;)

実はここから本当に月曜日であり、上の日記の文章は昨日、センター入試監督の担当業務の合間(数時間あり)に書いていた。 上の図は、今朝になって米国のMIDI Manufacturers Associationのサイトから入手した ドラフト などから取り出したものだが、やはり、予想というか懸念は当たっていた。 「MIDI 1.0対応機器との接続互換性を維持」ということは、MIDI機器を接続したらまず、お互いに「貴方はMIDI2.0対応ですか?」と 双方向通信でネゴシエート する必要があり、つまりは、これまでMIDIケーブル1本で片方向通信してきたMIDI機器を、いちいちもう1本も繋いでみる必要があり、さらにTHRU端子によるイモヅル接続(これがMIDIの便利なところ)に関しては、下の図のように「知りません(^_^;)」という仕様なのだった。

これまでのMIDIにも「エクスクルーシブ」という機能拡張の仕様はあるものの、機能をきちんと拡張するためにはMIDIを双方向接続してネゴシエーションする必要があって、実質的には「誰も使わない」廃墟の仕様だったのだが、それをまた再興しようとしている姿勢が基本的に無茶である。 これまでMIDIを愛用活用してきた人たちはここに付いていく筈もなく、かといってこれからこのややこしいMIDIオタクの世界に入ってくる人は期待できない。 世界中の市場(楽器店だけでなくヤフオク等を含む)には、これまでぶれずに続いてきたMIDI文化の資産として、膨大な「MIDI 1.0」の電子楽器/MIDI周辺機器群が、新品・新古品・中古品(綺麗にリペア)として存在していて、MIDI機器を活用した音楽制作・音楽パフォーマンスにおいて、これを捨て去って何か新しいところに踏み込む必要性がまったく存在しない。 つまり、これはもう決定的に、駄目だろう。 MIDIはこれからも今までのMIDIなのだ。

2019年1月22日(火)

学期末の最終課題シーズンも大詰めの週である。 ゼミの学生からのアポなども殺到しているが、学生はそれぞれ淡々と制作を進めていることもあり、逆に僕もちょっと時間がある・・・ということで、この日記の「2019年1月5日(土)」のところにあった懸案の続きを進めることにした。 このタイミングとなったのには理由があり、 SUACインスタレーション(4) のページに追記したように、院生の馬ブンさんの修了制作「破茧成蝶(はちゅうせいちょう)」の記録動画撮影と最終審査が終了して、一部が割れて僕が引き取った3Dブリンティングの「仮面」が用済みとなり、そこに接続されていた、テストスイッチ3個付きのuniversalシールドを搭載したArduinoが戻ってきたからである。 そのuniversalシールドに、さらにGNDとスイッチ(アナログ)1ポート、そしてディジタル出力3ポート分のプローブ接続端子を追加したArduinoを道具として使って、「PCオシロスコープPicoScope3205A」とともに始める実験だったのだ。

まずはArduinoへのスケッチ書き込み以前に、お仕事Mac miniとPicoScope3205Aの動作テストとして、上のようにサンプリングオシロとしての性能をチェックした。 上下2段(青いAチャンネルと赤いBチャンネル)はオフセットで上下にずらして、感度としては+5VとGNDレベルで0.5Vとなるようにしている。 今回は青いAチャンネルだけを使って、0.6Vのところの「H」が、Arduinoシールド上のプッシュスイッチを押して「L」になると0.1Vになる、という設定である。 ここに、ワンショットの「立ち下がりエッジ」として、ちょうど「H」と「L」の中間の300mVをトリガレベルと設定してrunさせて、スイッチを押して青いAチャンネルの電圧がトリガレベルになった瞬間が時間軸のゼロとして、それ以前とそれ以後の電圧がサンプリングさせて表示される。
上の9個のグラフは、横軸の時間的分解能だけを変えて計測したデータであり、1目盛りが1msecや100μsecのあたりでは、単に+5Vの電圧がGNDレベルに下がるだけ、と見えるが、1目盛りが10μsecや1μsecになると、立ち下がりの瞬間にGNDレベルよりもマイナス側までジャンプしているように見えてくる。 そして1目盛りが200nsecから50nsec、20nsecとさらに時間分解能をあげていくと、数回のバウンドの最初には-2V以下まで振れていること、遠いディジタル出力端子(D2)でも1V近く誘導ジャンプしていることが見て取れる。 そして最後の1目盛りが5nsecのグラフだと、スイッチの「H」から「L」への電圧変化はおよそ10nsec近くをかけて偏移していた。

そこで次にいよいよ、Arduinoに test_01 という簡単なスケッチを書き込んで、「スイッチが押されたら(変化したら)ディジタル出力ポートの信号を反転させる」というプログラムを、Arduino Unoとしての最高速の無限ループで回る・・・という実験に進んだ。 負論理のスイッチの「立ち下がりエッジ」を検出しなくても、スイッチの状態変化のたびにディジタル出力が反転すれば、ちょうど、青いAチャンネルではスイッチの立ち下がりが起きて、そのたびに赤いBチャンネルは「L」信号が「H」信号に立ち上がるので、この「最高速反応」の遅延の状態が検出できる、というわけである。 もちろん、無限ループのどの瞬間にスイッチが押されるかは異なるので、Arduinoの速度に対応して一定の時間幅が生じる筈なので、まずは傾向を見るために連続10回、試してみたのが以下のグラフである。

およその目分量で、この10回の計測データを、「130, 180, 160, 150, 125, 170, 150, 120, 155, 205」と読んで、平均の遅延としては「155μsec」、そして重要な最小値が「120μsec」、さらに重要な最大値が「205μsec」、というような傾向がつかめた。 最小値と最大値が2倍近い開きがあるのは、Arduinoのスケッチを見れば当然のことで、ちょっと多めに「100μsecの誤差」が、この手のシーケンシャル処理には本質的に付いて回るが、これは今後の全ての実験のスタートライン(ベースライン)となる。 そこで次に、Arduinoに test_02 というスケッチを書き込んだ。 これはC言語のソースとしてたった1行、変化したディジタル出力を書き出す直前に「delay(1)」、つまり「1msecのwait」で足踏みする、というものである。 こちらも連続10回、試してみたのが以下のグラフである。 少なくとも遅延として1000μsecはかかるので、横軸の時間軸の単位を200μsecとして、さらに立ち下がりイベントの「前20%」と「後80%」を表示するように設定を変更して、他はまったくそのままとした。

およその目分量で、この10回の計測データを、「1.21, 1.14, 1.13, 1.20, 1.15, 1.18, 1.17, 1.14, 1.17, 1.12」と読んで、平均の遅延としては「1.16msec = 1160μsec」と読んでみると、上の実験の平均値「155μsec」と比較してもいい感じに対応していて、Arduinoの時間管理がほぼ正確である、と確認できた。 こうなると、いよいよ本命の実験に向けて、ちょっとヤル気も出てくるというものだが、次のステップの実験はちょっとtrickyで、実験のデザイン考案がパズルのような感じとなった。 結局、この先に進むことは出来ず、その代わりに このように 学生のそれぞれの進展などがあって終わった。 明日はいよいよ、4回生の卒業制作の最終合評である。

2019年1月23日(水)

卒制最終合評の日であるが、今週は毎朝8時にマルチメディア室を開錠する、という持田さんとの約束で早めに研究室に出てきたので、昨日の続きを改めてセッティングしてちょっとだけ進めてみる事にした。 昨日の段階ではArduinoのスケッチとMaxのパッチの連携について曖昧でサッと出来なかったのだが、そこは「睡眠効果」、今朝に目覚めた瞬間にその構想がサーーッと頭に浮かんできたのである。

Arduinoには test_03 というスケッチを書き込んで、昨日は「Arduino2Max」の手法で、「Maxから予約文字"r"が届くのをArduinoが待ち構える」としていたプロトコルを全面的に変更して、Maxは「予約文字: "1"から"4"までをシリアルで送るだけ」、Arduinoは「予約文字を受け取ったら該当するディジタルポートを上げるか下げるかするだけ」という規約にした。 すると上のように、Max側でmetroで繰り返し送った情報に対応して、ちゃんとArduinoが波形を表示して、PicoScope3205A経由で確認できた。 これで「道具立て」はOKである。(^_^)

2019年1月24日(木)

昨日の卒業制作最終合評のうち、山本さんのインスタレーション作品について、プレゼンとか当日の写真のリンクを整理して SUACインスタレーション(4) のページに追加するだけで朝の時間は消えた。 実は昨日の帰りに、以下のように test_03 というArduinoスケッチはそのままにして、Max側を変えた実験をしていたのだが、それを上げる暇も無かったのだ。

そして1-2限の「インタラクティブプロダクト演習」では、僕がサポートする持田さんと吉田さんが1106研究室に来て、 このように あれこれと進めて、とりあえずMax7での部分では「先が見えた」ところまで到達した。 ただしそれぞれの造形などの作業があって、まだまだ油断は出来ない。

さらにこの日は、昨日の卒業制作最終合評のうち、最大級の話題性のある発表をした、かわゼミの松本さんとメイルをやりとりして、数時間かけて「約束のブツ」を発掘して贈ったので、午後の教授会のハシゴをもって、この日のMaxの進展はゼロとなった。 この松本さんの件はあまりここで深入りできないのだが、上の彼女のプレゼンの1ページから類推してみて欲しい。

2019年1月26日(土)

先週末はセンター試験、来週末はMDW2019ワークショップ、再来週末は東京行き・・・と週末に予定が満載のこの時期、今日と明日のこの週末だけは予定もアポ受入れもなく、ちょっとだけ時間が作れた。 昨日はゼミの平田クンがアポを入れて このように 作品を見せにきてくれて、造形部分はほぼ完成、あとはプレゼンに注力することになった。

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そして4-5限の「メディア数理造形演習」では、2チームがそれぞれ制作を進めるとともに、建築領域の3回生ながら受講してくれた榎本さんの課題として、彼女が全て描いた静止画素材群、彼女が選んだBGM素材群、そして彼女が設計したストーリーに従って、「Max7でゲームを作る」というのをその場でゼロから見せる、という事をやってみた。 過去のMaxパッチを一切使わずに、およそ2時間で、上のように(デスクトップrecordingなのでサウンドが無いのはご勘弁)、立派に面白い可愛いゲームが完成したので、この体験をもって彼女は「課題完了」とする予定である。

そして、 test_03 というスケッチが書き込まれたArduinoとお仕事Mac miniとPicoScope3205Aで、上のように前回の実験の続きからスタートした。 今度はMax7からのトリガの時間差を10msecと設定してみたが、予想以上にデータはキレイに取れた。 そこでいよいよ、5msecでなく4msecとしてもOK、さらに 3msecとしてもOK、というのが以下の様子である。 既にこの時間軸あたりだと、Arduinoの出力信号がディジタルとして立ち下がる部分がアナログ的に指数関数的変化しているが、「時間差」についてはとても正確だった。

こうなると、Max7は「OverDrive」にしていて、Preferncesでスケジューラの精度を「1msec」にしている、そのギリギリに近付いていくことになった。 以下のように、PicoScope3205Aの時間軸の単位を適宜、高精度にしつつ実験してみたところ、2msecでもキチンと反応していたが、1msecでは7回の試行のうち1回はちょっと大きめの値となった。 ただし全体としては1msecがきちんと保持されていて、なかなかMax7もArduinoも、やるもんである。

ここまでの実験の結論として、今後に向けておよそ以下のような事を「実験環境の条件」として前提にしていく事にした。 単純なことを繰り返してきたようだが、今後の実験と考察を進めていく上で、その基盤としての前提を曖昧にしたくない、というのが、この最初の段階の実験の大きな目標だったのである。

そしていよいよ、一度やってみたかった実験に着手した。 まず、ここまでの実験を続けてきた「お仕事Mac mini」をホストとして、ここからOSCメッセージを発信して、それが複数のMacで次々にOSCメッセージとしてバトンタッチされた場合に、どのぐらいの遅延(レイテンシ)があり、それがどのくらいばらつくのか(ジッタ)、という状況の調査である。 具体的には、1106研究室のMacBookAirとして現役の3台(Air3とAir4とAir5)をそれぞれ立ち上げて、まずは全てLANに接続して、それぞれのIPアドレスに情報を伝送して、最後に「お仕事Mac mini」に戻ってきたところまでの遅延を計測してみた。 1106研究室の壁には2系統のLANジャックがあるので、「miniとAir3」の組と、「Air4とAir5」の組とに分離して、OSCメッセージは同じ系統でない方のマシンに飛ぶようにした。 実験の様子は こんな感じ である。

(【注】 後日追記 : ↓ここからの実験条件に問題があり結果の解釈は後に変更されています)

すると上のように、「mini→Air3→Air4→Air5→mini」と4回のOSCメッセージ伝達を経由しての遅延は、およその目分量で、この10回の計測データを、「195, 130, 120, 130, 185, 150, 140, 180, 95, 200」と読んで、平均の遅延としては「153msec」となったが、最小値95msecと最大値200msecでおよそ2倍のばらつきがある、という事になった。 まぁネットワークを経由すればこんなものであるが、逆に言えば同じ研究室内LANですらこれなのだから、一般のネットワークを経由した実験などというのはとんでもないレイテンシとジッタがある、という事の証明なのだ。

そして、ここからがさらにやりたかった実験である。 上の11個のデータは、Air4をLANでなく、AirMacのWiFiルータを経由して、同じようにOSCメッセージを一巡させるという実験の結果である。 LANとWiFiではDHCPで受け取るIPアドレスが変わるので、上流のマシンの「udpsend」のIP指定だけを変更することになる。 その結果、およその目分量で、 この11回の計測データを、「150, 240, 170, 120, 125, 140, 125, 225, 120, 165, 85」と読んで、平均の遅延としてはほぼ同じ「151msec」となったが、最小値85msecと最大値225msecでばらつきが広がった。

LANよりだいぶWiFiの性能が下がるだろう・・・と勝手に思い込んでいたのに、ほとんど違わなかったので、ここで残り2台のMacBookAirもLANを外してWiFiに切り替えた。 研究室にはAirMacのWiFiルータが2台あって併用可能なのだが、ここではワーストケースを求めて、3台とも同じWiFiルータに接続してみた結果が上のデータである。 その結果、およその目分量で、この11回の計測データを、「35, 160, 110, 125, 80, 70, 90, 80, 125, 105, 140」と読んで、平均の遅延としてはかなり良好な「102msec」となって、最小値はなんと35msec、最大値も160msecだった。 これはまったく予想外の結果だったが、最近のPCはWiFiがほぼ標準となりつつあるので、これはいい知らせだ、と解釈することにした。

(【注】 後日追記 : ↑ここまでの実験条件に問題があり結果の解釈は後に変更されています)

2019年1月28日(月)

新しい週、それも学期末で月末の大詰めの週が始まった。 一昨日の土曜日には、2週間後に迫ってきた 東京同窓会 に備えてヒトカラ4時間40曲を熱唱完走し、昨日の日曜日の午前は名人vs竜王というNHK杯を追いかけたりしていたので、土曜日の進展から一転して日曜日はほぼ怠惰に過ごしていたのだが、昨夜は18時過ぎに就寝して今朝は6時前に起床、という満タン睡眠のお陰で、夜中に思いついた実験アイデアとともに元気に研究室に出てきた。

スタートラインは上のようなMaxパッチである。 持田さんから月火とアポが入って朝8時にマルチメディア室を開けに行く・・・というのをヒントに思いついたのが、「1106研究室とマルチメディア室とで、SUAC学内(北棟11階と南棟4階)をOSCメッセージで通信」というレイテンシの計測実験だった。 上のパッチはお仕事 Mac miniがArduinoを介してサンプリングストレージオシロスコープに繋がっている、という「Max7+Arduino+PicoScope3205A」システムの方であり、下のパッチはマルチメディア室のMacに仕込んでずっと走らせているものである。 この道具立てで、一昨日は研究室内でだけ実験していたものを、SUACネットワーク内ではあるものの、体感としてかなり離れた場所とOSCメッセージを往復させよう・・・というイジワル実験なのだ。

上の3回の実験は、まずは最短で「マルチメディア室と1往復」の遅延を計測した様子である。 一昨日の実験で、研究室内の4台のMacで実験した時には、OSCメッセージが伝わるのに1経路あたりおよそ25-30msecのオーダの遅延があったのに対して、なんと成績は1msecと非常に優秀だった。 マルチメディア室のiMac G5は性能がかなり高いこともあるが、MacBookAirの性能がそこそこ低いことの証明ともなった(^_^;)。 そして、これは「朝08:40頃」という時間帯も重要である。 事務局がスタートするのが朝9時なので、まだほとんどSUAC全体としてネットワークは「空いている」時間帯なのだ。

そして上の3回の実験は、「マルチメディア室と10往復」の遅延を計測した様子である。 成績は10.5msecとこちらも優秀、これは「朝08:48頃」となり、事務局の早番は08:45スタートなので、ぼちぼちSUACのネットワークも稼働してきたかもしれない。

そして上の3回の実験はさらにイジワル度を増して、「マルチメディア室とOSCを100往復」の遅延を計測した様子である。 実際には、たまに「帰ってこない」、つまりOSCメッセージがどこかで失われてしまった事も発生した。 成績は120msecから125msecとなり、およそのオーダとしてはきちんと「OSCメッセージの往復で約1msec」という感じで推移している。

ここで必殺のいじわる条件を持ち込んでみた。 上のように、僕のお仕事MacのFirefoxは最新にしておらず、アドオンに対応した最後のバージョン「56.0b9」で止めている。 これは、教材用に色々な動画をダウンロードして手元に置きたいからであり、この動画ダウンロードのアドオンを使って、上のようにある有名な動画サイトから、試しに適当な16本のmp4動画を同時にダウンロードする(^_^;)、という強烈なネットワークタスクを並列動作させてみた。 CPU温度は、QuickTime7Proでmp4動画をレンダリング変換するとかのタスクに比べれば大して上昇しないものの、研究室のネットワークはかなりキチキチになると思われる。

上の6回の実験では遅延のデータがいよいよばらついてきて、およその目分量で、この6回の計測データを、「95, 145, 130, 85, 120, 145」と読んで、平均の遅延は「120msec」、最小値はなんと85msec、最大値は145msecとなった。 動画ダウンロードのそれぞれのトラフィックを見ると、最大で197KB/secのものから最小で19.9KB/secのものまで、おそらくネットワーク経路や他クライアントの状況で疎密はばらばらであり、このOSC往復にもその影響が出ていると考えられる。

そして最後に行った様子が、この動画ダウンロードの並列処理とともに「マルチメディア室とOSCを10往復」の遅延を計測した上のデータである。 1発のOSC往復がおよそ120msecだったので、この結果(およそ1.2秒〜1.4秒)というのは妥当な結果とも言えるが、ばらつきの幅の「0.2秒」というのは、音楽で言えば「アップテンポ(150bpm)の8分音符」の長さであり、8分音符もズレたら音楽が完全に崩壊するので、音楽情報科学的には「致命的な遅延」となるのだ。

ここまでの実験では、OSCメッセージといってもたった1個の数値データだった事に気付いて、さらに上のような実験を行った。 条件としては「16本の動画ダウンロードの並列処理」と並行して、単一のメッセージとして「592文字、107ワード」という英文をネットから拾って、これをごっそりとマルチメディア室にOSCで送り、それが送り返される(メッセージを全て受け取った瞬間)までの遅延を計測する、というものである。 およその目分量で、9回の計測データを、「146, 63, 122, 135, 130, 125, 133, 82, 115」と読んで、平均の遅延は「117msec」、最小値は63msec、最大値は135msecとなった。 OSCのUDPパケット通信にかかる処理から見れば、中身のデータの大きさなどというのはほとんど誤差と言えるようなもの、というのがこの結果である。

今日のアポは1-3限の平田クンがプレゼンデータの作成、3-5限の馬ブンさんが修了報告会プレゼンデータの作成、ということだったが、平田クン作品の肝心のプロジェクタを使った記録がまだだったので、撮影スタジオ(1-5限ずっと予約満杯)を放課後に予約した。 平田クンは上のように5ページの高密度のプレゼンを作ってきたが、これではプレゼンシートの各ページの情報量が多過ぎるので、バラして密度を薄くするようにリクエストした。 プレゼンで情報量過多のシートを未消化のうちに次ページに進められると、そこから先を見る気が失せてしまって、勿体無いのだ。

午後には馬ブンさんの修士報告会のプレゼン資料PDFも最終版が完成し、平田クンは4-5限の講義に向かった。 撮影スタジオは放課後なので、ちょうど17時あたりになったところで、午前中にやっていた実験システムを再度設定して、さらに「16本の動画ダウンロードの並列処理」もまた走らせて計測してみたのが上の6つのデータである。 およその目分量で、6回の計測データを、「123, 80, 120, 93, 70, 130」と読んで、平均の遅延は「103msec」、最小値は70msec、最大値は130msecとなった。 おそらくSUACとしてはもっともネットワーク等も稼働している「佳境」の時間帯であるが、基本的にはほぼ同じようなものだった。 そこそこ相当ないじわるテストだが、OSCはなかなかしっかりと仕事している、と確認できたのが今日の収穫と言えそうだ。

2019年1月29日(火)

今日は1限に2回生の吉田さんのアポ、2限に2回生の持田さんのアポ、3-5限に3回生の平田くんのアポ、そしたて放課後はアカペラ最終回という盛りだくさんな日である。 昨日の放課後には、 このように 撮影スタジオで平田くんの作品の記録(写真と動画)を行った。 実際に透明アクリルの造形越しにスクリーンに「影絵する」のは初めてだったが、なかなか素晴らしかった。

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そして昨夜から今朝にかけてフト思い付いたのが、土曜日に1106研究室で行った、「mini→Air3→Air4→Air5→mini」と4回のOSCメッセージ伝達を経由しての遅延実験である。 LANでもWiFiでも、1台分の遅延が30msecぐらいのオーダになったのが、ちょっと昨日の「1106→マルチメディア室→1106」の実験結果(1msecのオーダ)に対して大き過ぎるのだ。 30msecのオーダというのは、ちょうど昨日のいじわる実験でやった「16本の動画ダウンロードの並列処理と並行」の感じに似ている。 そこで思い出したのが、土曜日の実験の裏で、たしか何かの大きなライブラリを1本、ダウンロードしていたのと、さらにYouTubeに動画のアップロードなどもしていた・・・という事である。 スクリーンショットをよく見ると、CPU温度が、いじわる実験の時と似ていたが、たった1本でもたぶんギガバイト程度の容量なので、最大で1Mbps近くまで流れるSUACネットであれば、細い16本と同じぐらいネットワークを占有していた可能性がある。

そこで上のように再び「Max7+Arduino+PicoScope3205A」システムを立ち上げ、3台のMacBookAirをWiFiでセットして、今度はネットワークが静穏である午前7時台というのを確認して実験してみると、なんと以下のように、3台を経由しても4.5msecほど、とスッキリ良好な結果が確認できた。 つまりは、OSCを実験に使う時に、バックグラウンドでネットワークトラフィックの重い仕事をしていては駄目(ネットワーク上の他人についても同様)、ということだったのだ。(^_^;)

ここで、以下のように今回登場した5台のMacのCPUクロックなどを比べてみると、以下の最初のマルチメディア室のiMac G5は「3.2GHz i5」、次のお仕事Mac Miniは「2.6GHz i5」なのに対して、その下の3台のMacBookAir3-5は「1.4GHz i5」・「2.2GHz i7」・「1.3GHz i5」とかなりクロックが低いので、「1106→マルチメディア室→1106」が1msecで行き来するOSCが、1106のMacBookAirでは1.5msecで行き来する、というのは妥当なオーダである、と納得できた。

そして1限になって吉田さんが1106研究室にやってきて、「インタラクティブプロダクト演習」の最終作品について相談した。 造形としてまださらに制作する部分があるが、その一方で Max7パッチについてのリクエストもあり、こちらはサンプルを提示しつつMacBookを明日まで貸し出して、自力でのプログラミング(+造形制作)という体制を確立した。 Maxで単一サウンド生成からマルチボイス化する部分はきちんと理解できていて、プログラミングの素質も十分である。
そして1限になって吉田さんが1106研究室にやってきて、「インタラクティブプロダクト演習」の最終作品については動作チェックだけで簡単にOKが出て、合わせて「メディア数理造形演習」のチーム課題のMax7プログラミングについての相談を受けた。 こちらはかなり高度に進展していて、Kinectからの画像認識インターフェースは完成して、ゲームとしての仕組みを高度に組み立てている中での、複雑なアルゴリズムの実現のところでひっかかっていた。 これまであまり紹介できなかった、Maxでの「メッセージ処理」のテクニックが必要なので、ちょっとあと2日ではこれは無理・・・という状況を理解してもらって、これは来年度の「音楽情報科学」への宿題とした。 ここまで進んだだけで過去のどのチームよりも高度なところに進んでいるので、これで十分、評価できるのだ。

その後、平田クンがやってきてセッティングの確認、長田さんからはプレゼンデータが届いてチェック、そして永田さんもやってきて「前日に半田付け(^_^;)」という1時間など、1日が このように 慌ただしく過ぎて終わった。 いよいよ明日の水曜日は3回生のプレゼン、続く木曜日は「インタラクティブプロダクト演習」の最終合評、そして金曜日は「メディア数理造形演習」であり、その翌日から2日間の土日はMDWワークショップ、さらに翌日の月曜日にはデザイン研究科の修了報告会である。

2019年1月30日(水)

午前中には、インタラクション領域3回生の「総合演習I」最終合評が このように 行われて、僕はトップバッターの3人だけに出た。 これはゼミの3人だけは評価するものの、まだ今年度はこの領域の他の学生の評価が出来ない、という事情による。 ギリギリになった長田さんと永田さんは冷汗モノだったが、平田くんは余裕のプレゼンだった。(^_^;)

そして午後には、明日の「インタラクティブプロダクト演習」の最終作品に向けて、2回生の吉田さんと持田さんのアポがあるが、もう僕が応援するところはほとんどなくなり、 このように サクサクと作業を進めていた。 その裏で、僕は、山本さん作品と平田くん作品を このページ のページに追記したり、MDW参加者への連絡(浜松駅→SUACの行き方)などを進めた。

2019年2月4日(月)

先週の木曜日には、新聞に上のような写真が載った。 まさに これ であり、マイナス10℃の流氷最小船「おーろら」が懐かしかった。 そしてこの日は このように 「インタラクティブプロダクト演習」の最終合評があった。 また先週の金曜日の朝には、 このような 記事から、どこかで見たような以下のような「遊星歯車」の図を発見した。

その金曜日は4-5限の「メディア数理造形演習」の最終合評とともに、その裏でビジュアルサウンド領域・映像コースの最終合評がある、という理不尽なスケジュールに悩まされた。 その翌日からのMDWワークショップのレジュメの準備については、 このページ で全然OK、と気付いたので助かった。 そして金曜日の午後には、 このように 「メディア数理造形演習」の最終合評があった。 また、一昨日の土曜日には このように 、さらに昨日の日曜日には このように MDWワークショップがあり、専門家とともに非常に中身の濃い2日間を過ごせた。 今日はその記録をまとめたり(YouTubeに上げた動画は9本)、 このページ に追記したりして1日が終わった。 2回生のアポがあり、新年度から領域変更して僕のゼミに来るという話になって、ちょっと盛り上がったのも収穫である。

2019年2月6日(水)

昨日の火曜日にはデザイン研究科の修了制作報告会があったり、今日はビジュアルサウンド領域3回生の「総合演習I」最終合評があったり、と忙しい日々が続いているが、忘れないうちに このページ にまとめたゼミ生の作品などの記録を、せめて写真とYouTubeリンクだけでも並べておきたい・・・と足掻いている、
昨日は、MDWワークショップに参加してくれたRAKASU PROJECT.さんからも、記録写真と記録動画が届いていたが、なんと「開けない写真」と「開けない動画」が入っていた(^_^;)。 「開けない写真」の拡張子は「HEIC/HEIFフォーマット」というもので、 このページ によれば、「iOS11やmacOS 10.13 High Sierraでサポートされた写真や動画のファイル容量サイズを抑える新しい高圧縮画像フォーマット」とのことで、まったく余計なお世話である。

ネットの情報で、これをJPEGに変換するフリーのツールがある、ということで、上のような HEIC Converter というのを入手して、なんとか静止画は変換できて、 このページ を置くことが出来た。 まずはやれやれであるが、まだ動画は残っているので、いずれなんとかしよう。
そしてここからはいよいよ、ゼミ生のこの後期の仕事をざっと並べてみる事にした。 全ての素材は既にWebにあるので、リンクだけの整備である。 まずは院生の馬ブンさんの修了制作については、 このページ にある3作品、「jump girl」・「にゃん~パン」・「破茧成蝶(はちゅうせいちょう)」の写真を以下のように並べて、YouTubeリンクも再録した。 詳しい解説やプレゼン等は、 このページ を参照されたい。


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次にあったのが、1月23日の4回生 「卒業制作」最終合評 である。 ゼミ生では以下の山本さん(インタラクション領域)のインスタレーション作品だけでなく、西村くん(ビジュアルサウンド領域)のテキスタイルねたもあったが、ここに並べる記録としては、Max7を活用した山本さん作品だけが載ることになる。 詳しい解説やプレゼン等は、 このページ を参照されたい。


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その次にあったのが、1月30日の3回生 「総合演習I」最終合評 である。 ゼミ生ではインタラクション領域の3回生3人が発表したが、Flashゲームの長田さん作品と、Max7を使ったものの実験的要素の強かった(未完成)永田さん作品は このページ にも載っていないので、以下の平田くん作品「スノードーム・ギア」だけである。 詳しい解説やプレゼン等は、 このページ を参照されたい。


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その次にあったのが、1月31日の2回生 「インタラクティブプロダクト演習」最終合評 である。 ゼミ生ではないがOMMF2018でも一緒だった持田さんの「エンドレスサウンド」と、あと同様にMax7を活用した吉田さんの作品「音してブロック」が以下である。 詳しい解説等は、 このページ を参照されたい。


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その次にあったのが、2月1日の2回生 「メディア数理造形演習」最終合評 である。 準ゼミとして参加してくれた井上さん、そして上記の持田さんがそれぞれ別のチーム(各3人)に加わって、以下の作品「おーい、でてこーい」・「FIGHT OFF THE DRAGONS」を完成発表した。 詳しい解説やプレゼン等は、 このページ を参照されたい。


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そしてようやく、MDW2019ワークショップの3チームの成果となる。 フォトレポートとしては、落さんから届いたものも含めると、 このページこのページこのページ である。 これは2日間(実質1日)のやっつけ仕事なので、これまでも このページ には載せていないが、それなりの成果だったので、ここで写真とYouTubeリンクを再録しておく意義がある。 まずはリクエストを受けて行った、MyoとMUSEを使った僕のデモである。


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そして以下が、各チームの発表の様子である。 今回のテーマ「バイオフィードバック」にがっちり四つに組んだテーマが並んで壮観だった。 各チームのプレゼンについては、 このページ のいちばん下にあるので参照されたい。


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そして1月26日の日記に「4時間・40曲ヒトカラ」と書いていたが、間近に迫った アラ還同窓会 に備えて、昨日の火曜日の夕方にも「4時間10分・43曲ヒトカラ」に行った。 前回は週末だったが昨日は平日のため、4時間を予約しようとすると「5時間フリータイムの方が安い」と奨められたが、結局、4時間10分になったところで喉が「これ以上はヤバイ」と警告したために中止したのだ。

 2088-01 アタックNO.1 ★Key="-2"
 1896-04 残酷な天使のテーゼ 高橋洋子 ★Key="-2"
 7219-19 花は桜 君は美し いきものがかり ★Key="-1"
 7219-17 茜色の約束 いきものがかり ★Key="-1"
 6906-42 川の流れのように 美空ひばり ★Key="-1"(original)
 6351-10 涙そうそう 夏川りみ ★Key="-3"
 6308-33 雪の華 中島美嘉 ★Key="-3"
 6172-38 陽のあたる坂道 Do As Infinity ★Key="-3" (LIVE版 6706-32)
 5626-21 Everything Misia ★Key="-1" 25.2/24.4/24.0/24.0/24.0Kcal
 6192-14 fragile(Live) ELT ★Key="-3" (LIVE 2383-46 PV 4716-61)
 2383-58 Time goes by(弦楽版) ELT ★Key="-2"
 2790-11 10$の恋 憂歌団 ★Key="+1"(original)
 7288-26 ヘッドライト・テールライト 中島みゆき ★Key="-2"
 2463-50 命の別名 中島みゆき ★Key="-2"
 2463-35 糸 中島みゆき ★Key="-1"
 2463-03 悪女 中島みゆき ★Key="-1"
 2247-02 あんたのバラード 世良公則&ツイスト ★Key="+7"(original)
 2122-23 大空と大地の中で 松山千春 ★Key="+2"(original)
 1766-99 我が良き友よ 吉田拓郎 ★Key="±0"
 1766-77 全部だきしめて 吉田拓郎 ★Key="+2"
 1766-49 襟裳岬 吉田拓郎 ★Key="+2"
 1766-39 せんこう花火 吉田拓郎
 1766-11 唇をかみしめて 吉田拓郎
 1766-04 たどりついたらいつも雨ふり 吉田拓郎 ★Key="+2"(original)
 6656-23 ワインレッドの心 井上陽水 ★Key="+2"
 1645-46 クレイジーラブ 井上陽水
 1645-02 氷の世界 井上陽水
 1555-82 氷雨 ジェロ ★Key="+2"
 1508-49 海雪 ジェロ ★Key="+2"
 1489-50 時の流れに身をまかせ テレサテン ★Key="-1"
 5710-58 Menthol Heaven TUBE ★Key="±0"(original)
 6104-10 TSUNAMI サザンオールスターズ (6763-31もある)
 2604-14 幼い日に 南こうせつ ★Key="+2"(original)
 2604-11 夢一夜 南こうせつ ★Key="+5"(original) (LIVE版 2604-36)
 1374-21 マキシーのために かぐや姫 ★Key="+1"(original)
 1374-16 ひとりきり かぐや姫 ★Key="+1" ★TempoDown="-2"
 1370-06 眠れぬ夜 オフコース ★Key="+4"(original)
 1247-02 ぼくの好きな先生 RCサクセション
 1237-06 M(エム) PRINCESS PRINCESS ★Key="-2"
 1169-03 Stairway To Heaven[天国への階段] Led Zeppelin ★Key="+3"(original)

上が前回、そして以下が今回の歌った曲リスト(順不同)だが、まぁほぼ連続でこれだけやっておけば、準備は万端というところである。 その後、 アラ還同窓会 の女声合唱の指揮者とのメイルで、コダーイの「天使と羊飼い」のA2(アルト低声部)を応援することになったので、この練習はその意味でも役立つこととなった。

 7075-10 三日月 絢香 ★Key="-2" (Live版 1092-29)
 6673-72 愛のうた 倖田來未 ★Key="-1" (LIVE版 5983-03 ★Key="-2")
 6351-10 涙そうそう 夏川りみ ★Key="-3"
 5467-06 Bye-Bye ブラックビスケッツ ★Key="-2"
 5025-04 奏(かなで) スキマスイッチ
 4368-24 ハナミズキ 一青窈 ★Key="-3"
 3480-01 雪 猫 ★Key="+2"
 3456-03 Too far away 水越恵子 ★Key="-4"
 2790-10 嫌んなった 憂歌団 ★Key="+3"(original)
 2783-08 ごはんができたよ 矢野顕子 ★Key="-2"
 2783-04 ひとつだけ 矢野顕子 ★Key="-2"
 2675-02 シクラメンのかほり 布施 明 ★Key="+3"
 7288-26 ヘッドライト・テールライト 中島みゆき ★Key="-2"
 3692-20 タクシー ドライバー 中島みゆき ★Key="-1"
 3692-76 地上の星 中島みゆき ★Key="-1"
 2463-50 命の別名 中島みゆき ★Key="-2"
 2463-35 糸 中島みゆき ★Key="-1"
 2155-02 悲しい色やね 上田正樹 ★Key="+2"(original)
 4165-44 キャサリン 松任谷由実(荒井由実) ★Key="-1"
 2132-63 14番目の月 松任谷由実(荒井由実) ★Key="-2"
 2132-24 埠頭を渡る風 松任谷由実(荒井由実) ★Key="-2" (通常 2799-67)
 2127-98 SWEET MEMORIES 松田聖子 ★Key="-2" (通常 2127-09)
 1766-74 人生を語らず 吉田拓郎 ★Key="+2"(original)
 6656-52 5月の別れ 井上陽水
 6656-23 ワインレッドの心 井上陽水 ★Key="+2"
 1645-58 飾りじゃないのよ 涙は 井上陽水
 1645-37 なぜか上海 井上陽水 ★Key="+2"(original)
 1645-27 とまどうペリカン 井上陽水
 1645-13 Make-up Shadow 井上陽水
 1645-08 いっそセレナーデ 井上陽水 ★Key="+2"(original)
 1645-04 心もよう 井上陽水 ★Key="+3"(original)
 1645-01 傘がない 井上陽水
 1593-05 Maybe Tomorrow レベッカ ★Key="-3"
 1509-11 卒業写真 ハイ・ファイ・セット ★Key="-2"
 1468-02 喝采(かっさい) ちあきなおみ ★Key="-1"
 1404-69 サナトリウム さだまさし
 1404-57 まほろば さだまさし ★Key="+2"(original)
 1404-01 主人公 さだまさし ★Key="+2"(original)
 6104-10 TSUNAMI サザンオールスターズ (6763-31もある)
 1374-09 けれど生きている かぐや姫 ★Key="+1"(original)
 1359-01 岬めぐり ウイークエンド ★Key="+2"(original)
 1289-02 島唄(オリジナル・ヴァージョン) THE BOOM ★Key="+1"(original)
 7243-22 未来予想図II DREAMS COME TRUE ★Key="-3" (通常 1095-02)

そして、宿題に残っていた「開けない動画」についても、手元の「Free MP4 Converter」という、「どんな動画でもmp4に変換する」という便利なツールでなんとか変換して、 このページ に追加した。 僕のデモについては、さりげに上のところに追加してある。 これで「覚えているうちに整理」という宿題は解決したが、まだまだ週末の東京行きまでは気を抜けない日々が続く。

2019年2月7日(木)

忙しい時期もほぼ終盤、今日は午前に情報ネットワーク専門部会、午後にデザイン学科会議があるだけ、という「あれこれ整理する日」である。 今月下旬に関西学院大で開催される音楽情報科学研究会(+エンタテインメントコンピューティング研究会)のプログラム(タイトルだけ抜粋)が以下のように届いた。 EC研究会との共催ということでタイトルが既に遊んでいるが、残念ながら事情があってこれには参加できない。 この次の音楽情報科学研究会は5月か6月の「音学シンポジウム」という事になるので、そちらでの発表を目指そう。 その次の音楽情報科学研究会は8月でSUACでの開催である。

第122回音楽情報科学研究会・第51回エンタテインメントコンピューティング研究会合同研究発表会

日時: 2019年2月22日(金)- 23日(土)
会場: 関西学院大学理工学部 神戸三田キャンパス IV号館402教室(4階北側)

1. コード進行における非和声音に着目した主旋律の生成法開発および多様性の主観評価
2. 多面体を用いた楽曲の自動生成について
3. 情報理論的考察に基づくオーケストラ曲のピアノ自動編曲の試み
4. 座位姿勢矯正へ向けたインタラクティブ・ソニフィケーションのサウンドデザイン
5. 初学者を対象とした中・上級者の模写過程を追体験する描画練習支援システム
6. 深層学習による物体検出を利用した簡易な手書き譜面演奏装置Gocenの再実装
7. 偏光板を利用した影の性質を拡張するインタラクティブアート表現の検討
8. 建築ファサードおけるインタラクティブメディアIMSSの基礎検討とプロトタイピング
9. 単語埋め込みを利用した和音進行分析
10. ドラムパターンの大域的構造と音響特徴量パラメタの相互作用
11. ベイズ推論により拡張されたスパイラルアレイモデルB-SAMによる調性同定
12. カバーソング同定法と音声指紋を組み合わせることによるマッシュアップを考慮したメドレー楽曲における楽曲断片検出法の提案

招待講演 「ゲームオーディオの現状と課題」  中西 哲一(バンダイナムコスタジオ サウンド部 部長)

13. 気乗りしない課題へのやる気を喚起する行為としてのビデオゲーム利用の検討
14. ご当地アイドルの古参ファンの体験を追体験するノベルゲームによる新規ファン獲得支援の試み
15. コミュニケーションが苦手なゲーマーの為のゲームプレイまとめ動画自動編集システムの開発と評価
16. 音声の自己聴取音化によるものまね練習支援
17. タッチインタラクションと音で実現する擬似的な『あたたかさ』の提示方法に関する検討
18. End-to-End 学習を利用したスペクトログラム生成による楽器音抽出手法の提案
19. 異なる残響下におけるピアニストのペダリングの変化
20. 畳み込みニューラルネットワークを用いた脳波による音響信号再構成
21. 演奏表情データベースPEDB 2nd Editionを用いたフレーズ構造聴取に関する初期検討
22. 伴奏者の演奏表現を考慮した伴奏システム
23. 和音の響きの調和性を考慮した歌声に対する伴奏システム

24. デモンストレーション:音楽情報処理の研究紹介XVIII
	複数声部楽曲における旋律聴取の様相
	吹奏楽曲を題材としたGTTM分析の実際
	即興演奏システムJamSketchの一拡張
	光と音の刺激提示をずらした視聴覚メトロノームによるドラムのリズム感習得支援
	word2vecを用いたMr.Childrenの歌詞特徴の変遷分析
	MoSE: 機械学習を用いたモーションコントロールによるベースエフェクタ
	既存旋律の結合により入力旋律を補正する即興演奏支援システム

25. デモンストレーション: エンタテインメントコンピューティングの研究紹介
	ポーズ推定を利用した「ダンスのキレ」判別システムの構築
	ユーザーをストレスから解放するデジタルインタラクティブエンタテイメントの提案
	ジェスチャによる3次元モデリングのための機械学習を用いた入力形状判別システム
	認知症がもたらす記憶障害の疑似体験システム
	映画音響構造研究の概念を応用したPOVショット型オーディオドラマの音響演出分析手法の検討

26. 深層ドラム譜事前分布に基づく畳み込み非負値行列因子分解を用いたドラム採譜
27. 位相情報を考慮したRNNによるドラム自動採譜
28. 演奏箇所の任意ジャンプを許容するピアノ練習支援の検討
29. HamoKara:カラオケのためのハモリ練習支援システム
30. 実時間音声合成技術を活用した歌唱デザインインタフェースの試作

2019年2月8日(金)

全国的、特に北日本に「前例の無い寒波」がやってくるというが、ここ脳天気な浜松は、午後に卒展に展示する作品の補修の山本さんアポがあるだけ、という温和な日である。 たまたま「AppleのmacOSに搭載のパスワード管理アプリケーションKeyChainのパスワードを全て盗むことができてしまう脆弱性」というニュースから、5ちゃんの記事のリンクで 世界中の情弱からパスワードを収集しているサイト というところに行ってみた。 画面中央の入力欄にパスワードを入れると、そのパスワードがコンピュータによってどのぐらいの時間でcrackされるか、が表示されるという。 「1234567890123456789」だと「8年」、「passwordpassword」だと「3万5千年」、「m」が11個で1日、12個で4週間、13個で2年、14個で51年、15個で1000年だというから、かなり適当なサイトである。 元々、ここに自分のパスワードを試しに入れてみてその「強さ」を検証する・・・と騙されて入力された古今東西のパスワードを盗み取るサイトなのだから仕方ない。

そして、上のように画面一杯の幅になるまで、何度も「billgates」を繰り返し入力したところ、「3 untrigintillion years」と表示された。 「untrigintillion」というのはどれほどなのか不明なのでYAHOO.COMに行って検索したみたところ、 このページ から、「Untrigintillion」というのは、「short scale」では「10の96乗」、そして「long scale」では「10の186乗」だ、という。 何のこっちゃ(^_^;)。 そこでさらにこのページのリンクから Short scaleLong scale を見ても、ますます何のこっちゃ不明である。 ここはやはり本家のWikopediaか、と Names of large numbers を眺めてみたが、どうやら歴史的な背景がある・・・とだけしかピンとこない。 そしてズバリの Long and short scales のWikipediaを調べてみると、やはり歴史的なものが根強いらしい、と判明した。

西洋の諸言語の命数法には、long scaleとshort scaleと呼ばれる2種類がある。これは漢字文化圏でいう万万進と万進の関係に似たものである。 long scaleやshort scaleは標準的な用語ではないが、意味するところが明確なので、百科事典や科学的な文章でしばしば使われる。 19世紀から20世紀の大部分では、イギリスでは前者のみ、アメリカでは後者のみが使われていた。それ故、それぞれ「イギリス式」、「アメリカ式」 とも呼ばれるが、今日ではイギリスでも後者が使われるため、「イギリス式」という表現は正確ではない。 歴史上フランスでは双方共に用いられており、19世紀はじめには広範囲でshort scaleに移行した。アメリカはこれに従ったもので、long scaleを 使用していた20世紀初頭のイギリスにおいてアメリカでは方式が違うことに注意を呼びかけている。しかし、現在ではフランスも他の英語圏を除く ヨーロッパ諸国に合わせてlong scaleに落ちつき、それとは逆にイギリスではshort scaleに移行するという複雑な経緯を辿っている。 1948年、国際度量衡総会はlong scaleの普遍的な使用を提案し、short scaleを使っている国々にlong scaleに戻すよう呼びかけた。しかし、 英語圏においては上述の通りアメリカを筆頭にイギリスが移行したこともあり、現在では一般的にshort scaleが使用されている。

そこで遂に、このページの「日本語」のリンクをクリックして、 西洋の命数法 というところに行った。 上の解説を読んで、日本語でも当惑するほど混乱している、というのが判明した。 こんなのがまだ放置されている世界なのだ、というのは、ある意味で面白いと思う。

2019年2月9日(土)

関東地方は雪だというこの日、脳天気な浜松は相変わらず呑気な好天である。 明日と明後日の東京行きのため天気予報を見ているが、当日の交通状況は当日にならないと分からない。 ネットのニュースでは、「 マイクロソフト、企業にInternet Explorerの使用をやめるよう要請 」というのが届いた。 あの邪悪なやつを遂に自分で邪悪だと認めたわけだが、代わりに推奨されているという「Windows10の標準ブラウザーであるEdge」というのは知らなかったので調べてみると、「 Edgeはマイクロソフトの個人情報収集ブラウザーじゃねの? 」という5ちゃんの情報に辿り着いた。 そこでYAHOOで「Edge + 個人情報収集」で検索して最初に出てきた このページ を見てみると、WindowsXPまでしか知らなかったが、今ではWindowsは7とか8とか10になっているらしいが、いやいや酷いことになっていた。 このページのタイトルは、なんと Windows 10のプライバシー設定 必ず確認したい8つの設定箇所と16個の設定項目 だと言う。 以下はその見出しだけだが、こんな不気味なOSを使っている連中の気が知れない。馬鹿なのか? そしてここで、フト こんなページ に行ってみた。 もちろん邪悪なInternet Explorerなどは使ったこともない(Windowsパソコンを買うとまず削除するのだが、いつの間にかゾンビのように蘇っているのも気持ち悪かった)が、僕がこれまでに使ってきた「Webブラウザ」を、ここで思い出しておこう・・・という事である。

上はブラウザ Mosaic である。 僕が最初に使ったブラウザは、Silicon GraphicsのIndyワークステーションで動くこれだった。 当時は動画やFlashはもちろん、「アニメGIF」も無く、Webページで時間的に「動く」のは、「blink」タグを使ったテキストが点滅するか、あるいはCGIを経由してパラメータを渡してサーバ側の動的なプログラムを起動するしかなかった。

上はブラウザ Netscape Navigator である。 Mosaicの後、1990年代半ばから、つい最近の2010年あたりまで、ずっとFirefoxの一択だったと思う。 IndyでもMacでもWindowsでも動くので、まさに「Webプラットフォーム」だった。 オープンソースのMozillaというのも、ずっと支持してきた大きな理由である。

上はブラウザ Safari である。 OSXの時代になって?からMacに標準で付いているブラウザであるが、僕はこれを使ったことが殆ど無い。 唯一、使うのは、買ってきたMacを立ち上げてFirefoxをダウンロード/インストールするまでWeb接続する時だけだった。(^_^;)

上は今でも現役のブラウザ Firefox である。 ただし、上のアドオン一覧にあるような便利なアドオン(主として動画のダウンローダ)を使うために、最新でなく、アドオンを持てる最後の「56.0b9」で止めている。 SUACのマルチメディア室(SUAC唯一のMac部屋。他は全てWindows)のMacにも入っているが、マルチメディア室のFirefoxでYouTube動画を見ようとすると何故か止まってしまう(^_^;)ので、YouTubeの視聴時には次のChromeを推奨している。

上はブラウザ Google Chrome である。 色々と考えればここに移行すべきであるのは分かっているのだが、いまだに便利なアドオンのため、Chromeは「とりあえず入れてあるブラウザ」でしかない。 上記のようにSUACのマルチメディア室でYouTube動画を見る場合、さらに研究室のお仕事Macでは、お仕事にはFirefoxを走らせつつ、サブ画面で同時にアベマTVの将棋生中継を見たりする時には、「将棋専用Chrome」がabemaTVとの相性が良いのか、Firefoxよりも画面が綺麗でネットの途切れが少なくて重宝している。

上はお仕事Macにインストールされて何故かメニューバーにアイコンがあるブラウザ Vivaldi である。 これは何かで話題になったフリーのブラウザで、確か「とにかく軽くて速い」というのが売りらしいが、なんせ使っていないので詳細不明である。 こんなふうに色々なブラウザと共にIT時代を生きてきたのだが、それにしても「邪悪なInternet Explorer」というのは独特な存在である。 諸悪の根源というのはこういうのを言うのだろうが、「 マイクロソフト、企業にInternet Explorerの使用をやめるよう要請 」ということらしいので、ちょっとは世界が平和になるのかもしれない。

2019年2月12日(火)

3連休の2日目、一昨日の2月10日には東京での アラ還同窓会 に参加し、昨日の2月11日にはその合唱団で一緒だった友人夫妻の墓参に行って浜松に帰ってきた。 そして今日は、朝から このページ にフォトレポートを追加してWebに上げたところで、あとは明日からの卒展のために機材を学生に貸し出すぐらい(昼休みには大学院入試判定研究科教授会あり)というのんびりした日である。

そんな東京行きの新幹線や時間調整の喫茶店での読み物として持参したのが、上の電子情報通信学会誌の特集記事「リザバーコンピューティング」というものだった。 この言葉は知らなかったが、ちょっと読んでみると、時系列情報に適したリカレントニューラルネットワークの流れの発展系で最近ホットなものだ、というネタだった。 それも「カオスの淵」(edge of chaos)などという、1990年代前半に僕が学会発表していたキーワードが堂々と出ている、というソソラレルものだった。 さらに2度読みしてみると、非線形モジュールによってノイズに埋もれたパターン認識に適するとか、センサ段で前処理をするという「エッジコンピューティング」の本命だとか、なんともこれまでに触れてきた多くの事項とあまりに密接な関係があった事に驚いた。 つまり、ようやく時代はここに追いついてきたのだ。

そこでYAHOOで「リザバーコンピューティング」を検索すると、いきなり「リザーバーコンピューティングではありませんか?」と叱られた(^_^;)。 つまり、電子情報通信学会誌ではReservoir Computingを「リザバーコンピューティング」と訳しているものの、世間では「リザーバーコンピューティング」と言うらしく、さらには「量子レザバーコンピューティング」という阪大の論文もあった。 そんな中、YAHOO検索のトップにあった リザーバーコンピューティング(Reservoir Computing:RC) というページは、紹介していた サーベイ論文 の図(上)とともに、驚くほど簡明に書かれていて、電子情報通信学会誌の特集記事の分かりにくさと対照的だった。 「Reservoir」という単語は初めてだったが、今後ちょっと注目である。

YAHOO検索で2番目の「日経サイエンス  2018年8月号」の記事だという この解説 は、ちょっと話題性を狙った書き方をしているのが気になるが、まぁそういう事である。 また、YAHOO検索で3番目の リザーバコンピューティングを用いた強化学習 は、さらに新しい「リザーバ」という読み方を提案しているが(^_^;)、解説は的確だった。 YAHOO検索で4番目の この解説 は、「人工知能・AIと機械学習の最新事例を毎日配信するメディア」というサイトなのでタイムリー(去年の11月の記事)だが、対象として製造業(上の関係ない写真が象徴的)を意識しているらしい視点が良かった。 収穫として、「リザバーコンピューティングでは、多様な時系列パターンをリザバー部で生成するために最初から結合を一定程度、疎にする工夫がされています。例えば、あらゆる結合の組み合わせの可能性のうち10%のみを実際に結合します。これは、結合がないと信号間の連携が行われず、全結合では全てが同期する可能性が高まってしまうためです」というのは、なかなか重要なポイントである。

YAHOO検索で5番目の レーザのダイナミクスを用いたリザーバコンピューティング は、上の図も含めて、電子情報通信学会誌の記事の一つそのものだった。 YAHOO検索で6番目の 東大、スピン波を利用した人工知能用情報処理チップデバイスを提案――超低消費電力高性能端末機器の実現へ は、下の図も含めて、これも電子情報通信学会誌の記事の一つそのものだった。

YAHOO検索で7番目の 光で機械学習をスピードアップ 〜光リザーバーコンピューティングによる高速機械学習〜 というページも、さすがNTTコミュニケーション科学基礎研究所のオープンハウスらしく、以下の解説の図とともに分かりやすかった。

YAHOO検索で7番目の リザバー・コンピューティングによる神経細胞の分散培養系の身体化 は科研費の研究報告だったが、「本研究では,多様性を生み出す能力を明らかにするために,シャーレ上に培養した神経回路において,どのようにして静的な神経回路構造から動的な活動パターンが生じるかを調べた.特に,培養神経回路によるリザバー計算を考えたとき,培養神経回路のリザバーとしての特徴を明らかにした.神経回路が自発活動で時空間パターンの再現性と多様性を両立するメカニズムとして,神経回路に部分的な神経集団が存在し,部分集団単位で逐次的に活動伝達することで安定性を確保し,かつ自律的な内部状態依存で部分集団間の関係が変化することで多様性を両立することを示した」というものだった。 だいぶ中身はぶっ飛んでいるが、図は見慣れたカオス同期のアレであり、馴染み深いものだった。 YAHOO検索で8番目の 物体の動きで答えを出すタコ足コンピューター というのは、以下の図のようになんと検索2番目の「日経サイエンス 2018年8月号」の広告とも言える同じネタからの記事(物理リザバー)だったので、日経サイエンスを買わずに済んだ。 「生物は進化の過程で、その環境における生存に役立つ計算を効率的に実行できる体の構造を獲得した(→進化的に生物はリザバーコンピュータになっている)」という視点は正にその通りだろう。

ここまで関係記事を検索して眺めたお陰で、ほとんどリザバーコンピューティングの雰囲気が理解できたが、これはどちらかというと「検出」「パターン認識」など「分析系」の応用がメインのようだ。 しかし我々Computer Musicする科学者としては、かつて1990年代前半に「男は黙って楽音合成」と言った長野高専の大矢さんがやっていた「リカレントニューロンによる楽音合成」のように、この馴染みあるリザバーコンピューティングを、「生成系」に使いたいのである。 ここは腕の見せ所だが、久しぶりになんだか色々と実験をやってみたくなった。 既にこれまでの「日記シリーズ」では、それぞれのページのHTMLをおよそ200kB程度に近づいたら新しいパートに進んだが、この「Basic日記」では大幅に超過して260kBを超えているのに更新しなかったのは、さすがにBasicでpart2は無いからだった。 新しいネタとして「リザバーコンピューティング」を掲げるのであれば、このあたりを区切りとするのも悪くない、という気がしてきた。

2019年2月14日(木)

この日記もそろそろ終わり・・・と書いていたが、Appleから以下のようなメイルが届いてあれこれあれこれしたので、ここは備忘録メモとしてきちんと記録しておこう。 ちょうどニュースでは、「著作権侵害、スクショもNG "全面的に違法"方針決定」などという馬鹿な話が文化審議会著作権分科会で了承された、というのでネットはちょっと荒れているのだが、以下にあるスクショはAppleの正規画面なので、たぶんAppleは著作権侵害違法サイトではないのでいいのかな・・・などと試しつつ、今後のトラブルに備えて記憶すべき点を列記しておきたい。

Dear Yoichi,

In an effort to keep your account more secure, two-factor authentication will be required to sign in to your 
Apple Developer account and Certificates, Identifiers & Profiles starting February 27, 2019. This extra layer 
of security for your Apple ID helps ensure that you're the only person who can access your account. If you 
haven't already enabled two-factor authentication for your Apple ID, please learn more and update your 
security settings.  (https://support.apple.com/HT204915)
If you have any questions, contact us. https://developer.apple.com/contact/

Best regards, 
Apple Developer Relations

要するに、セキュリティのために今後はApple IDでのログインについて「2段階認証」をするのだ、ということで、まずは確実に本人の電話(SMSか音声読み上げ)によって最初の「正しいと認識されたマシン」を登録して、その後はこのマシンに表示される6桁の認証コード(毎回ランダムに発行)によって他のマシンを「正しいと認識されたマシン」として登録して、それ以外のマシンからのログイン(これまでのIDとパスワードだけ)は認めない・・・という事らしい。 Appleの解説ページは以下のように、 これこれ である。

研究室にいれば「お仕事Mac mini」を使っているだけだが、その他に現役で交互に出張に持参したり講義に持っていくMacBook Airの3号機と4号機と5号機があるので、少なくともこれら4台全てを僕のApple IDにおける「正しいと認識されたマシン」に登録しておく必要がある。 出張先でアプリケーションのアップデートをしたり、最悪はシステムをオンラインで修復する必要があるからだ。 そこでここから1時間半以上かかって、なんとか4台の全てが僕のApple IDにおける「正しいと認識されたマシン」に登録された。 以下は「お仕事Mac mini」のSystem Preferenceの「iCloud」(これまで一度も使ったことが無かった(^_^;))の部分にある、アカウントの詳細である。

そして、この状況でおそらく今後は出張先でどのマシンからでもApple IDでログイン出来ると思うが、同時に使っていて起きた現象を含めて、以下のように備忘録メモを残しておこう。

実際には上記だけでなく、環境が変わるたびにAppleから認証を求めるメイルが届いてクリックを要求されたり・・・となかなか面倒である。 これで次回の出張で正しくいけるかどうかは甚だ不安なのだが、とりあえず「starting February 27, 2019」というタイムリミットぎりぎりで設定変更は無事に完了した。 当初はApple Developerだけだと思ってシカトしていたのだが、全Apple IDが対象だったのだ。 やれやれ。

→ 話はここに続く