音楽情報科学における永遠の課題: レイテンシとジッタ 長嶋洋一(静岡文化芸術大学) レイテンシ : 本質的な遅延時間 ジッタ : 時間軸方向での揺らぎ (1) 心理学(錯覚)実験と「遅れ」の関係 →ちょっとしたデモをご覧下さい (2) 1999年の実験と警鐘 「音楽心理学実験に安易にMIDIを使っては駄目!」 (3) 音楽/ネットワークの「ライヴ性」と遅延について ネットワーク遅延を前提とした音楽セッション → GDS Music (米国特許) (4) 現在のPCは裏で200本のプロセスが走っている ・サンプリング・ストレージ・オシロスコープ ・Arduinoでタイミングの起点→トリガ ・OSC(OpenSoundControl)パケットの遅延 ・PC内部音源の発音における遅延とジッタ → 結論「十分な遅延の計測/検討が必須」 (5) 悪者「ジッタ」の積極的な活用の可能性 ・「カオス」 --- 良質なノイズ → 感度向上 ・Granular Synthesis --- ジッタで音響制御