基礎演習E(長嶋担当回) 2022年後期

(参考)「インタラクティブ」なシステムとは

「発想を学ぶ」長嶋担当分 (10/4)

  • 宿題 (長嶋担当分に限定。他の先生は別途に指示があります)
    • 「発想を学ぶ」長嶋担当分の出席確認として、以下のレポートを長嶋へのメイルとして出して下さい。manabaは使いません
    • 対象は、上の「SUACインスタレーション(5)の中にある、過去の基礎演習Eで長嶋が制作を支援した学生課題作品」全26作品(他科目/総合演習/卒制作品など他の学生作品は対象外)ですので、まずはアクセスして参照して下さい。メイキングの様子、最終発表のプレゼンPDF、動作の様子を記録したYouTube動画へのリンクなどの関連情報があります。長嶋(エレクトロニクスのプロ)が制作支援した学生に対象を限定しているのは、支援することでその作品の詳細を知っていること、メイキングなどの記録を残していること、などの理由によります。なお「基礎演習E」の最終課題では、これらの作品のようにエレクトロニクスを活用することは必須条件ではありませんので安心してください
    • レポートの内容としては、全26作品のうちから特に気になった1作品を選んで、「この作品のこの部分はどうなっているのか?」等の質問、「自分ならこの作品をこういう風に改良/発展させてみたい」というコメント、などを歓迎します。
    • 分量は100文字以上〜200文字以下とします。長大な文書は不要です
    • レポートはメイル本文(plain text)として記述して下さい。ワード/PPT等の添付文書として提出した場合、長嶋はワード/PPTを持たないので無効となります。PDFに変換して添付するのも不可です
    • 提出期限は10/11(火)の23:59です。それ以降のメイルは無効となります
    • メイルは学生のSUACアドレスから送って下さい。他のアドレス(携帯会社やgmailやYAHOO等)は無効です
    • Subject:(タイトル)には必ず「基礎演習E(長嶋)・レポート(2224000・文芸太郎)」などと学籍番号と氏名を記載して下さい
    • 長嶋は「レポート」メイルに対して「受領」を後ほど返信します。これが提出確認(証拠)となるので保管しておいて下さい
    • いずれここの下あたりに、それぞれのレポート(氏名は伏せます)に対する長嶋のコメントを書いていきます。ただレポートを出しっ放しにするのでなく、他の学生のレポートと、それに対する長嶋のコメントまでをよく読んでお互いの知識を向上させましょう

    「発想を学ぶ」長嶋担当分 (10/4)のレポートと、それに対する長嶋のコメント

    • 「ただいま〜埴(はに)〜ちゃん」一人暮らしで毎日寂しく思っている私は、出迎えてくれるありがたい存在がいる上に、それが可愛さとシュールさを共存させる埴輪なんて最高なので一家に一台欲しいと思いました。また鍵の定位置を決めることができるので、なくす心配もなさそうだと感じました。センサーなどの仕組みはよくわかりませんが、鍵を持ち上げた時に「いってらっしゃい」と言ってくれる機能もつけることができるのかなと思いました。
      この埴輪人形は、内部に「サウンドシールドを搭載したArduino」が入っていて、鍵置きの部分のマイクロスイッチがONになると、あらかじめ録音していた何通りかの「お帰り」などのセリフからランダムに選んで発音(再生)してくれます。タイトルが「ただいま」なのでこれだけでしたが、マイクロスイッチがOFFになる、つまり鍵を持ち上げて出かける時には別のグループの音声から「いってらっしゃい」と発音するようにArduinoのプログラムを増設するのはとても簡単で、実際に「メガネでサボ点灯」の作品では、そのように眼鏡を置いた時と持ち上げる時で別々の声をかけてくれるようになっています
    • 「わたしはいつでもお前のことをみているぞ」というタイトルの作品に興味を持ちました。私自身一人暮らしで、静かな部屋に帰るのが寂しくて嫌に感じることが多々あるので、こういったものが実際に家に欲しいなと思いました。言葉のバリエーションや、造形の具体的な形がどのようなものなのか気になります。私はインテリアなどこだわりがあるので、自分好みの形や色に変えられるものだったり、お母さんが大好きなので、聞こえてくる声を母の録音の声に自由に設定できたりしたら、もっと欲しくなるなと思いました。
      Arduinoで「何かをしゃべる」という作品を作る場合に定番の「mp3サウンドシールド」を使っているので、言葉は自分でスマホ等で録音したりネットで拾ってきたどんなサウンドでも使えます。また、サウンドの種類は数十個は余裕で持てる(マイクロSDカードにmp3サウンドファイルを置くだけ)ので、Arduinoのプログラムによって、(1)ランダムに選んで鳴る、(2)順番に鳴っていく、(3)距離センサからの距離データに対応して選ぶ・・・なども自在です
    • 「メガネでサボ点灯」メガネは単体だと存在感が薄く、寝起きで裸眼の状態だと探すことがいつも大変だったので、サボ点灯は1つ家に置いておきたいと思いました。大きさも色もそこそこ目立ちそうなので、探す時に困らないし、腕に乗せておくだけで落ちないように支えてくれるのもすごいと思いました。重さを感知してものを支える技術は、色々なものに応用できそうです。
      メイキングを見るとわかりますが、僕がお手伝いしたのは電子回路の部分だけで、造形の全体は全て学生が考えて制作しています。きちんと立っていて、メガネを乗せても傾いたり倒れたりせず、きちんとマイクロスイッチを定位置に保持する・・・というのは、なかなか大変なので、この作品はよく頑張った力作だと思います
    • 「世界キーボード」という作品に興味を持ちました。ボタンではなく、世界地図の上に船のマークが描かれた駒を置いて音色を変えることで、国の雰囲気もイメージしやすく、視覚的な楽しみ方もできて素敵です。また、浜松駅の中に設置すれば、ストリートピアノとはまた違った盛り上がりがあるのではないかと思いました。
      興味を持ってくれたのは嬉しいですが、この作品は「基礎演習E」でなく、「インタラクティブプロダクト演習」での課題作品です
    • 「きょむ」という作品の名前とビジュアルに惹かれました。シンプルではあるものの、手を伸ばして触れたくなる存在感と、現実に存在しない生き物だからこそ部屋にいることの非日常感があり、ひとり暮らしの寂しさを埋めてくれるとてもいいデザインだと感じました。移動するときに目が光るだけでなく鳴き声を出す仕組みがあれば、より生き物がいる感じがして愛らしくなるなと思いました。
      鳴き声を出すためには、Arduinoにサウンドシールド基板(録音したサウンドファイルをマイクロSDカードに入れる)を搭載して、さらに音を出すためのアンプ、そしてスピーカも必要になり、ここで使っていたよりもちょっと大容量の電池が必要になるため、全体の大きさや重量がそこそこ増えることになります。そうすると座布団に乗せたという事を検出する磁石とリードsスイッチとの関係も変化するので、簡単に増設するということでもなくなります
    • 私はメガネをいつも着けているので、「伊達くん」という作品に興味を持ちました。置き場が定まっていないと困るメガネを収納できる場所を作る発想はとても良いと感じました。しかし、個人的には見た目がかなり個性的に感じるので自分の家もしくは多くの方のインテリアにはマッチしない気がします。また、置き場ができてすぐ解決する方は全然マシで、私としては何処にメガネを置いていてもすぐに分かるシステムを開発したいところです。私が調べた中では、メガネ専用紛失防止タグというものがありました。これは、スマホでメガネを呼び出したり、地図で場所を確認できる極小のGPSのようなものを貼り付けるといった商品で、家の中と外に関わらず探せるのでその方が便利だと感じました。
      既存の商品(タグ、スマホ)に頼るのでは何も新しいものは生み出せないと思います。この作品は部屋のどこにでも移動させることが出来るというのもポイントになっています。なお、文字数超過で規定違反ですので今後は注意してください
    • Frog Live ~ in REAL-TIMEが気になります。カエルたちがライブをするというコンセプトや、ステージのデザインもとてもかわいいとおもいました。YouTubeで実演も見ましたが、ロッカーなカエルたちが可愛かったです。カエルの形はどうやって作ったのか気になりました。3Dプリンターを使ったのでしょうか。
      この学生は2回生前期に「サウンドデザイン」と共に「基礎演習E」を受講して、同時期に「サウンドデザイン」で学んだこと以上にまで発展させてしまった・・・という凄い仕事となりました。カエルの造形のために3Dプリンタの技術も並行してモノにして、さらにステージ部分もレーザーカッターの技術をモノにして全て自力で作り上げました。1回生後期の「基礎演習E」では、とてもそこまでは出来ないと思います
    • 私は「Room Tour」の作品が気になりました。 メイキングの写真でブラックライトのペンを改造していましたが、どうして改造したのでしょうか。単純にボタンのスイッチを押すだけの仕組みでは成り立たなかったのでしょうか。また配線みたいなものを伸ばしているように見えましたが、どうやって長くしているのか気になりました。同じ人が何回か遊べるようにルートをいくつか用意する方法を考えてみたいと思いました。
      メイキングのページ( 7/87/15 )をよく見て下さい。100均のペン型ライトでなく、それぞれの部屋に置かれた「台」の中央にマイクロレバースイッチを仕込んで1芯シールドケーブルで延長しました。この台に「それぞれの部屋に隠れた置物」を乗せると、それによってブラックライトを点灯させたいので、ペン型ライトでは駄目なのでした
    • 「UFO型 光で起きられる目覚まし時計」という作品に興味を持ちました。私は朝が弱く、アラームを鳴らして起きてもよく二度寝をしてしまいます。(遠くで鳴らすと聞こえない…)なので、光で起きることができて、かつ普段は間接照明として使えるというこの作品、正直欲しいです。間接照明として使う時、昼白色だけでなく、常夜灯のようにも使えればいいなぁと思いました。
      目覚ましのための強烈な点灯だけでなく、この高輝度LEDの点灯制御はArduinoのプログラムで自在なので、さらにモードを増設して、(1)机上ライトとしてそこそこ明るい、(2)常夜灯としてかなり暗くずっと点灯、(3)間接照明としてゆっくりじわじわと明滅を繰り返す・・・のようにすることは、部品などの増設ナシに容易ですから、あとはアイデア勝負です
    • 私は『 UFO型 光で起きられる目覚まし時計 』に興味を持ちました。一人暮らしのマンションなどで大きな音をあまり出したくない場合など、聴覚障害者の方以外にもたくさんの需要があるものだと思いました。私はこの作品のUFOの形をしているということを活かして、目覚ましの機能を使用する時はUFOの下部の証明部分がモーターによって回転するような仕組みを作ると、光に動きが着いてより目覚まし時計として目覚めやすくなるのではないかと考えました。
      「モーターによって回転するような仕組み」と言うは簡単ですが、モーターの駆動音がまず検討対象となります。また、模型用モーターみたいなものでずっと回転させたら、LEDのためのケーブルが巻き付いて切れてしまいます。ずっと回転させても切れないための方法は大きく2種類ありますが、いずれも技術的にはかなり高度になるので「基礎演習E」の範疇を超えます。考えてみて下さい
    • 私は「居眠り防止ライト布団で寝ろ!」が気になりました。私は毎日寝落ちしてそのまま寝てしまい、1週間のうち布団で寝るのは1、2回なので布団で寝ることを促してくれるこの作品が魅力的に感じました。頭が落ちると光る、という作品ですが頭が一定の高さより低くなるとそれを感知するのでしょうか。頭以外のものに反応したりしないのかが気になりました。あと、光だけでなく音が流れた方が目覚まし効果は高いと思いました。
      目覚ましで音を敢えて出さないのは、隣室などへの騒音を気にしてのことなので、この配慮も重要です。赤外線距離センサによって、造形の前部にある窓越しに、頭までの距離を計測していて、ウトウトして短距離になるとアラーム発光するように調整したArduinoプログラムとしています。原理的には手のひらとかで遮っても反応しますが、一瞬だけ何か(虫とか)が通過しただけでは無視するようにプログラムが作られています
    • 「四季を表現した和風ライト」に注目しました。ゆらゆら揺れるような光り方は具体的にどのような仕組みからきているのかと疑問に思いました。光の量が周期的に変わっているようにみえましたが、実際どう生っているのか知りたいです。四季がもっとハッキリ分かるように、4色のライトを4面それぞれに向けて光らせるのはどうかと考えました。
      4面それぞれに別の光源を用いる場合、その設置(他の面に当たらない)などになかなか困難があります。今回はLEDテープで全体を照明しています。なお、このLEDを「蝋燭のようにゆらゆら光る」と制御しているArduinoプログラムですが、かつてSUACの先輩の作品のために僕がかなりチューニングして作った以下のArduinoスケッチ(R/G/Bをそれぞれ別々の周期で滑らかに変化させる)をそのまま採用しました。その先輩作品は SUACインスタレーション(3) のページの下の方の「花胎 (Hana-Hara)」という作品です。ここの記録も参考にしてみて下さい
      int buttonState = 0;
      int R_value = 0;
      int G_value = 0;
      int B_value = 0;
      int R_phase = 0;
      int G_phase = 0;
      int B_phase = 0;
      int R_step[] = {3, 30, 15, 45, 6, 15, 30, 4, 39, 9};
      int R_sel = 0;
      int counter = 0;
      
      void setup() {
        pinMode(2, INPUT);    
        pinMode(3, OUTPUT);
        pinMode(5, OUTPUT);
        pinMode(6, OUTPUT);
          analogWrite(3, 255);          
          analogWrite(5, 255);          
          analogWrite(6, 255);          
      }
      
      void loop() {
        buttonState = digitalRead(2);
        if (buttonState == HIGH) {    
          metamorphase1();
          metamorphase2();
          analogWrite(3, 255-(R_value/2));
          if( (255-R_value/2) > 200) {
            analogWrite(5, 255);          
          }
          else {
            analogWrite(5, 255-(G_value/6));
          }    
        }
        else {
          analogWrite(3, map(analogRead(A0), 0, 1023, 255,0));          
          analogWrite(5, map(analogRead(A1), 0, 1023, 255,0));          
          analogWrite(6, map(analogRead(A2), 0, 1023, 255,0));          
        }
        delay(3);                   
      }
      
      void metamorphase1() {
        if (R_phase == 0) {    
          R_value += R_step[R_sel];
          if (R_value > 255){
            R_value = 255;
            R_phase = 1;
            R_sel = (R_sel+1) % 10;
          }
        }
        else {    
          R_value -= R_step[R_sel];
          if (R_value < 0){
            R_value = 0;
            R_phase = 0;
          }
        }
      }
      
      void metamorphase2() {
        counter = (counter+1)%5;
        if (counter == 0){
          if (G_phase == 0) {    
            G_value += 1;
            if (G_value > 255){
              G_value = 255;
              G_phase = 1;
            }
          }
          else {    
            G_value -= 1;
            if (G_value < 0){
              G_value = 0;
              G_phase = 0;
            }
          }
        }
      }
      
    • 「ただいま〜埴(はに)〜ちゃん」というタイトルの作品に興味を持ちました。私は、一人暮らしなので帰宅しても誰も出迎えてくれないので、帰宅した際のお帰りと言ってくれる存在は大きいと思いました。また、鍵をよく無くして、次の日の朝焦って探し回ることが多々あるので、鍵を置くことでお帰りと言ってくれる点に関しては鍵の紛失を防ぐためにもとても良いアイデアだと感じました。なぜ埴輪なのかの理由が一人暮らしには登場しない面白みを感じるためでしたが、部屋の雰囲気にも馴染むおしゃれでかわいいデザインのものでもいいと思いました。
      この作品については上の方でも述べているので参照してください。「おしゃれでかわいいデザインのもの」というと、多くの学生はキャラクタ商品とかぬいぐるみを仕入れてくるのですが、この作品は自分でちゃんと埴輪そのものを制作しているので、力強いと思います
    • 「ただいま〜!!埴(はに)〜ちゃん」鍵を置く場所があってもたまに別の場所に置いてしまう自分のような人のために、帰宅したのに鍵が特定の場所に置かれていない時に音や光でお知らせしてくれるような機能を付けたら良いのではないかと思いました。その場合、玄関や部屋の灯りがついているのに鍵が置かれていない状態で人の動きを感知した時にお知らせするようにしたらどうだろうかと思いました。
      そのアイデアはそっくりそのまま、「メガネでサボ点灯」の作品で実現されています。上の方に書かれていますのでよく読んでみて下さい
    • 「カギオ君」がとても面白いと思いました。カギや小物をよく忘れてしまうので、こういった定位置があると物忘れ防止にもつながっていいと思いました。一人暮らしの人にとってはライトに加えて「おかえり」や「ただいま」を音声で出せるようになるともっといいものになりそうだと思いました。
      対象作品を全部眺めた人はこのようなレポートは書かないので、ちらっと最初のあたりの事例だけ見て書いた・・・という好例ですね。せめて上の方に書かれたことを読んで欲しいと希望します
    • 私は、きょむ が気になりました。丸いフォルムが可愛らしいく、ぬいぐるみのような持ち上げたくなるような質感で安心感があると思いました。玄関と自室で電飾の色が変わるのが不思議でした。中は空洞で、上に装置などが入っているのかと思いましたが、写真を見ると中に機会がぎっしり入っている感じですごいと思いました。私はおしゃべりぬいぐるみなどが好きなので、自分だったら、言葉を喋らせたり、ぴょこぴょこ動くモーションなどを付けてみたいと思いました。
      上の方にコメントがあるので参照して下さい。「ぴょこぴょこ動くモーションなどを付けてみたい」などと気楽に書けるのは実際に制作したことの無い素人の証明なので、どうやったら出来るかを考えて調べてみて下さい
    • 「なないろライト」が特に気になりました。実家暮らしの時に比べると、一人暮らしを始めてからはお湯をためて浸かることが減りましたが、「なないろライト」のように浸かっている間になにか楽しめるツールがあればゆっくりお湯に浸かる時間を大切にできるのではないかと思いました。0.1℃精度で色が変化すると書いてありましたが、色の変化はランダムなのですか?また、もし規則性がある場合は、どう言う意図でその順番にしたのですか?
      ランダムではありません。メイキングのページ( 12/2012/27 )をよく見て下さい。この作品では、作品自体だけでなく、僕は「パソコンの画面のR/G/Bのスライダーを微調整して3色LEDをその明るさで点灯させる」という 専用システム を作りました(これは「基礎演習E」を超えて2回生専門科目「サウンドデザイン」・「メディア数理造形演習」で触れるレベルです)。学生は、部屋を暗くして、0.1℃単位で設定できる温度帯ごとにこのシステムを使って「この温度ではこの色で光らせる」という値を自分の感覚で決めていきました。そこで決まったR/G/Bごとの設定値をArduinoのプログラムに入れ込んで実現したという力作です
    • 私は「繋がる光」が実際に欲しいと思いました。離れた場所にいる家族に、普段安否確認をすることは無いですが、この照明は見れば存在だけでも知れるという所がとても素敵だと思います。この照明は、同じ家の部屋ごとの照明を表すものなのか、離れた家の照明を表すのかどちらでしょうか?前者であれば、電気の消し忘れ防止。後者は温かみを感じる物になるのですね。また、どのように感知し光っているのかが気になりました。
      この作品はSUACの全てが完全リモート(登校禁止)となった2020年前期のもので、僕は電気関係を制作して提供したものの、学生が下宿で全てを制作した力作です。コロナ禍のリモートを意識したシステムの「コンセプトモデル」として制作したものです。遠く離れた家族の生活(それぞれの部屋の電気の点灯/消灯)がリモートで分かることで安心できる、という「繋がり」を、素晴らしい造形(自分で撮ったYouTobe動画やプレゼンPDFもよく見てください)で実現したというものです。メイキングにあるように、実際にはスイッチを押すと、それぞれ対応してArduinoが異なったLED点灯パターンで点灯しています
    • 私が過去作品の中で興味を持ったのは「いつでも雨傘」です。傘を動かすと雨音が変化する仕組みが面白いな、と思いました。また、雨音だけでなく傘を回転させるとカエルの声が聞こえてくるアイデアがいいなと思います。ほかの人より多くのシステムが活用されているのでつくりも複雑になっているのか気になりました。この作品は雨傘用ですが、最近は日傘をさす人も多いと思うので、日傘を回転させたりして動かすと涼しげな風鈴の音が鳴るようにするなどバリエーションを増やすと面白いのかな、と思いました。
      この作品は「基礎演習E」でなく「インタラクティブプロダクト演習」のものであり、2回生前期に僕の専門科目「サウンドデザイン」を履修しているからこそ出来た作品です
    • なないろライト」という作品に興味を持ちました。お風呂の中で体を休めつつ、視覚的にもリラックスができる、良いアイディアだと思いました。お風呂という狭い空間の中であるため、暗闇での光を楽しめそうだと感じました。もう少し色の変化バリエーションを増やして、少しの温度で変化できればもっと面白いのではないかと考えました。
      7段階では荒いからもっと細かく、という発想は容易ですが、いざこの作品を制作しようとすると、何より「防水」という壁がかなり厄介で、さらに「どの方向からでも同じように見える」というのもなかなかに難しいのです。試しに100均で小型電池ライトを買ってきて、実際に水面に浮かべる「もの」を作ってみたら、身に染みてその困難さが分かります。Web資料の表面上だけ見てコメントするのとは雲泥の違いですので是非やってみて下さい
    • 私は「読書のオトモ」に興味を持ちました。私は無音だとなかなか集中出来ないタイプなので、静かめな音楽を流すことで普通に読書するよりもリラックスしながら集中して本を楽しむことができそうだなと思いました。ランダムで音楽が流れる仕組みになっているとありましたが、読む本によって音楽を自由に変えられることができれば、自分がよりその本の中に入り込んで楽しむことができるのかなと思いました。
      ランダムでなく「読む本によって音楽を変える」ことを実現するのは容易で、Arduinoにあと1つだけスイッチボタンを増設して、出てきた音楽がイマイチだと思ったらボタンを押すと次の音楽に切り替わる・・・というようなプログラムにするだけです。ただし毎回、最初の音楽が同じになってしまうのもちょっと考えものです。ボタンを押したたびにランダムにすると、何度かやっていると再び同じ音楽が出てきたりしたら興醒めです。このあたりのアルゴリズムを考えるというのも面白いです。ちなみに僕は無意識下に音楽をアナリーゼしてしまうので「音楽を聴きながら読書」は不可能です
    • 「繋がる光」という作品に興味を持ちました。家族と離れて暮らしている人にとって家族の存在や安否が手軽に確認できることが非常に魅力的です。私は家の模型を作り、電気がついている部屋を窓から確認できるような仕組みにして見たいと思いました。
      「家の模型を作り、電気がついている部屋を窓から確認できる」という作品は、この作品紹介ページの「窓が光る小さな家」という力作で実現しています。この資料もメイキングとかプレゼンを調べてみましょう
    • 私が興味を持った作品は「繋がる光」です。大学生になってから一人暮らしを始め、家族や地元の友達などと簡単には会えなくなってしまい、存在を身直に感じていたいなと思うことが増えました。何気ない瞬間に、その場にいない人の存在を感じることができると思うので、繋がりを持つことを得意とするSNSでも感じられない温かみがこの作品にはあると思いました。ただ、コードでつながっている必要があるので離れて暮らす人の存在を感じるのは難しいのかなとも考えました。
      上の方にも書きましたが、この作品はコロナ禍での「コンセプトモデル」であり、実際に製品化する場合には、すでにスマホ等で実現されている「見守りシステム」のようにインターネットを超えられるので、「コードでつながっている必要がある」という欠点の指摘は的外れです
    • 私は「なないろライト」という作品が気になりました。 温度変化によって細かく色が変わるという発想と技術が凄いなと感じました。お風呂は行くまでが億劫に感じてしまうことが多いので、お風呂に入る時の楽しみができるのが良いなと思います。 球体以外にも色々な形があったら面白いなと考えました。
      球体というのは合わせ目をテープで一周、貼ればなんとなく防水完了しますが、球体以外の形の場合には、(1)防水(電池交換のため完全に接着剤で封止できない)が相当に困難、(2)光り方がうまく全体に行き渡らない、などの問題点も浮上するので、簡単に「球体以外」と言うだけよりも深い課題があります
    • 「小鳥のさえずりアラーム時計〜おはようちゅんちゅん〜」は朝が弱い私にとてもピッタリだと思いました。アラームの音がずっと同じ音だと、その音に慣れてしまって次第に起きられなくなってしまうのですがランダムでさまざまな種類の音源が流れるのであればその心配がなくなると思いました。ただ優しい音だと起きられないのでつんざくような囀りがあればいいなと思いました。また音量も変えられるような仕組みがあれば嬉しいです。
      ランダムに選ばれるサウンドはこの作品ではたまたま6種類(それでも膨大なサウンドライブラリから時間をかけて全て試聴して選択しました)ですが、20でも30でも容易です。音量はアンプにボリュームが付いていて適正音量の設定が可能で、さらに「時間とともにだんだん大きくなる」などという動作は、mp3シールドの音量パラメータをArduinoのプログラムで漸増させてやればいいだけなので容易です
    • 私が気になった作品は「なないろライト」です。私は現在一人暮らしで、家にいると何をしても一人ぼっちでごく稀に虚無感を覚えます。お風呂の中だと特に虚無ります。なのでお風呂にぷかぷか浮かぶライトがあったら気も紛れるのではないかなと思ったからです。とくに私は江戸っ子なので45度くらいの湯につかりますから色の変化も楽しめそうだなと思いました。私が改良させるならば、形のバリエーションを増やします。柚子の形にしてみたり、雪だるま風にしてみたり、蛸なんかも可愛いと思います。
      形を変える点についての問題点は上に書きましたので参照して下さい。ちなみに提出されていたレポートは記述されている条件をちゃんと読んでおらず形式違反です。資格検定でも就職活動でも、提出するドキュメントに関する規定を正しく守らなければ入口で失格となりますので今後は注意しましょう
    • 『繋がる光』が良いと思いました。大学生になり一人暮らしをするようになるとたまに親、兄弟は何をしているのかと気になることもあります。しかしこの装置を使用すればなんとなく何をしているのかが分かるというのが良いと思いました。質問はどのようにリンクさせているのかということです。あと、どれくらい遠くまで対応しているのかです。
      質問に対する回答は「コンセプトモデル」ということで上述していますので参照してください。ちなみに提出されていたレポートは記述されている条件をちゃんと読んでおらず形式違反です。資格検定でも就職活動でも、提出するドキュメントに関する規定を正しく守らなければ入口で失格となりますので今後は注意しましょう
    • 「わたしはいつでもお前のことを見ているぞ」という作品が面白いと思いました。勉強するときについスマホをいじってしまうことを防ぐためにその機械にスマホを置く場所を作ってスマホを触ったら注意するような機能があったらいいなと思いました。ダイエット中の人などはお菓子をおいてみるのも面白いかなと思います。
      「スマホ依存」・「ダイエット(おやつのつまみ食い)」というテーマはSUACデザイン学生の作品では毎年のように登場する永遠の定番です。新しい作品をぜひ提案してください
    • 『なないろライト』という作品が、とても面白そうだなと思いました。お風呂に入っている時に、今何度くらいなのかを確認できるのはすごいなと思いました。色が変わるので、見ていても飽きなくて良いと感じました。丸で作ってありましたが、色んな形で作ってみても面白いと思いました。
      形については上述していますので参照してください
    • 学生課題作品の中でも「Frog Live ~ in REAL-TIME」の作品がすごく興味深かったです。この作品をYouTubeで拝見して、小学生の頃にファミマ入店音のremix動画にハマっていたことを思い出し、DTMやDAWの楽しさがこの作品から伝えられるのではないかと思いました。動画を見たところ、大きめのコンデンサーマイクを利用して音声を取り込んでいるようでしたが、もう少し小さいマイクで制作することは可能なのか気になりました。マイクが小さければ知育おもちゃなどにも応用できそうな気がします。
      この作品については詳しく上述しているので参照してください。マイクは100均で入手した「大袈裟なマイク」(ミュージシャン気分のためのデフォルメ)というだけで、もちろん直径1cmのコンデンサマイクでも実現できます
    • 私は「酒くさくん」に興味を持ちました。音や感触を感知して作動するか作品はよく見かけますが、アルコールを感知する仕組みはあまり見かけないので惹かれました。また一度見たら忘れられないビジュアルとネーミングも私は大好きです。セリフもひとつではなく、いくつかパターンがあっても面白いなと思います。
      アルコールセンサは、最近ではバス/トラックや電車の運転手が就業直前に検査するのでも有名です。ただし僕もこのセンサを使った電子回路はこの作品の支援で初めてやったので新鮮でした。原理的には、電熱線で一定温度に温めた気体成分センサ(特殊な金属)が、周囲のアルコール濃度に対応して抵抗値が変化するというのを検出しているものでした
    • 「からくりロボット カギオ君!!」のアイデアに興味を持ちました。私にとっても「鍵を失くしてしまう」ということがとても身近な悩みで共感できたので、それを解決するための鍵の設置場所を作ること・鍵の出し入れを忘れない工夫ができているため画期的だと思いました。ですが暖色とはいえ目が赤く光るのはちょっと怖いと思ったので、目ではなく頬の部分の木材を薄くして光を透かす方が、木の材質も相まって暖かい印象になるのではないかと考えました。
      作者本人の「プレゼン」にあるように、ポイントは「お帰りなさい」の暖色と、「いってらっしゃい」の爽やか色とを変えるという点にあります。「頬の部分の木材を薄くして光を透かす」という事では、照明のある室内ではほとんど見えない欠点となりかねません
    • 私が特に気になった作品は「ただいま!!〜埴(はに)〜ちゃん」です。二つのコンセプトがどちらも今の私に当てはまったことも大きいと思います。鍵を置くお皿のようなところに重量感知のできるセンサーのようなものが付いているのかな、と考えましたが、実際はどのような仕組みになっているのか気になります。帰宅時に面白味を、との意図で埴輪のオブジェを選んだとのことですが、いくら見慣れないものでもやはり毎日見ていれば慣れというものも出てくると思うので、鍵を置く場所を調整するなどして、自由にオブジェを置き換えることができるようにしたら「面白味」に対してもっとアプローチができたりするのかな、と思いました。
      上の方に書きましたが重量センサーでなく小型のレバーマイクロスイッチです。オブジェを置き換えるというのは、中にどれだけのシステムが入っているかを理解できていない事から出てくる(実際に制作してみれば到底出てこない)安直な発想だと思います
    ここから以下はレポート締め切りまで5時間以内に届いた「駆け込み」組(出席扱いのために出してみただけ?)なのでコメントも淡白に行きます
    • 私は26作品の中で「居眠り防止ライト 布団で寝ろ!」という作品が面白いなと思いました。机の前に座ったまま眠ってしまうということは誰しも経験したことだと思うのですが、それを防止しようと考える着眼が面白いなと思いました。鏡を利用して様々な方向から当たるように工夫をしてもいいのではないかなと考えました。音を使っても効果は上がるのではないかと考えます。
      「音」に関するコメントは上の方にあるのでよく読んで下さい
    • 「読書のオトモ」という題名の作品が特に気になりました。私は本を読むのが好きで、家には色々本があるのですが、特別な一冊をこの箱に入れて置いておきたいなと思いました。本の内容によって、流れる音楽が変わるとより良くなるなと思いました。
      選曲に関するコメントは上の方にあるのでよく読んで下さい
    • わたしが気になった作品は、「ポンポ」です。まず可愛らしい見た目に惹かれました。ですがボールの衝撃にあまり種類がないのではないかと思ってしまいました。強い衝撃を与えてしまうと中のプラスチックの球体が割れてしまわないか心配です。インタラクション領域でどんなことができるかわかりませんが、わたしなら、転がしたり少し衝撃を与えたり、左右に振るなどの動作でボールの色が変わると面白いなと思います。
      メイキング、プレゼン、デモYouTubeなどを見るとわかりますが、「転がしたり少し衝撃を与えたり、左右に振るなどの動作でボールの色が変わる」ためには、この作品のような品揃え(Arduino、3軸加速度センサ、高輝度LED)が必須となります。ボールに対するアクションの種類を詳細に分析して、それぞれの特徴を抽出するというのは「パターン認識」という技術で、それぞれに応じたLEDの光り方をArduinoでプログラミングすれば実現は可能です(突き詰めれば卒業制作レベルにまでその深淵が待ち構えています)。この作品は「基礎演習E」の後半の限られた時間での作業としては相当に頑張ったものだと思います
    • 「UFO型 光で起きられる目覚まし時計」。はじめは見た目の可愛さに惹かれましたが、説明を見てみると、朝の弱い私にぴったりな作品だと思いました。起きられない理由は体を起こせないからなので、止めるボタンが数メートル先にあるという発想が素晴らしいと感じました。プレゼンにも書いてありましたが、光で起きられるのかが疑問です。もしも、自分だったら、光ではなく音や振動にしてみたいです。
      「音」に関するコメントは上の方にあるのでよく読んで下さい
    • 「きょむ」という作品の雰囲気に興味を持ちました。ふわふわしてて可愛い印象ですが、どこか寂しげで家にいたらとても癒されると思います。少し部屋を暗くし、きょむをつけたらきっと不思議な空間が広がると思います。目の色をもう少しバリエーション豊富に変えれるようになれば、さらに色々な雰囲気を出せ、インテリアとしても楽しめると思います。分からなかった所は場所によって目の色が変わる仕組みについてでした。
      メイキングの「写真」のところを見てもらうとわかりますが、置き場所の2箇所の「座布団」には、異なった場所に磁石が配置されていて、「きょむ」(置く場所と置く向きは厳密に指定されている)を置くと、2つのいずれかの場所のセンサがONになって、それぞれ対応したパターンでLEDを点灯するようにしています。適当な場所に適当な向きで置いたのでは何も起きず、それでも動作させるとなると格段に技術レベルを向上させる必要があります
    • 私が特に気になったのは、「めもるくん」です。それぞれの独立したプレートがどのようにして連動するシステムなのか、それをつくるのが難しそうなので気になりました。光を利用した記憶力ゲームは色々考えられそうだと思いました。音をつけてリズムの要素を足せば、さらに楽しいゲームができると思いました。
      「基礎演習E」の作品ではありません
    • 私は「読書のオトモ」という作品にとても感銘をうけました。日々忙しい間で私たちの中では読書へのハードルが上がりつつあります。自身がリラックスできる音楽をかけることで1日の中でホット一息付けるような時間をとる事ができると思います。更に、本を置くとミニファンでお香を炊けるとさらにリラックスできて良いと思います。
      「本を置くとミニファンでお香を炊く」 → 「言うは易し」の典型ですね。ぜひ作ってみて下さい
    • 私は、「読書のオトモ」が気になりました。私自身、本を読むのが好きなので興味を持ちました。本が入るサイズで作られている点やボリューム調整が本を読んでいる最中でもいじれるようになっている点がとてもいいなと思いました。実際の重さはどのくらいになるのか気になりました。
      資料の「写真」には内部が詳しく紹介されています。全ての部品・材料の重さの総和ということで、モバイルバッテリーやスピーカまであるのでそこそこの重量です
    • 自分は「読書のオトモ」が面白いと思いました。自分が改良するなら本を置くところにバーコードスキャナーのようなものをつけて、その本に対応した音楽が流れるようにしたいです。流石に全ての本に音楽をつけるのは難しいと思うので、作者を一人に限定して作品の雰囲気に合った音楽をつけたいなと思いました。
      バーコードスキャナーで本を区別するとなると3回生後期「総合演習I」あたりでのテーマとなります。「基礎演習E」ではちょっと無理です
    • 私が特に気になった作品は「Ichion」です。 その作品が目に止まった理由は、人の声に反応して数値が出され、その音が跳ね返ってくるという新しい発想に驚きました。また、下を覗き込んで声を出すという構造が、思わず覗き込みたくなるような気持ちにさせるという点で興味を持ちました。そして、反応によって出る数値の並び方や出方はどのような法則があるのか気になりました。
      「基礎演習E」の作品ではありません
    • 『窓が光る小さな家』家の内側も見られるような造りになっていたら良いと思った。住宅の窓から漏れる光はあたたかさや優しさを感じられるので、その演出は残しつつ、家がそこに建っているだけではなく見る角度によって違った発見ができるように、四方の壁のうち2面を内部が見えるようにし、家の間取りやインテリアの配置、また照明はどこでどのように光っているのかが分かると、もっと見る人の心を動かすことができると思う。
      メイキングやプレゼンを参照して下さい。この「小さな」サイズでは「家の内側も見られるような造り」というのは不可能です。サイズを3倍以上にすれば可能ですが、規模的に3回生以上の仕事となるので「基礎演習E」では無理で、さらに「小さな家」というコンセプトが消えてしまいます
    • 「きょむ」ひとり暮らしを始めてから、夜一人でなにもすることが無くただ無駄な時間を過ごすことが多くなりました。それと同時にその時間のことをすぐ虚無った、虚無る時間が多いとかと口に出しています。そんな私の虚無時間にピッタリだな、と名前とビジュアルに直観的に惹かれました。なにかすることが欲しい訳ではない私とぼーっと同じ時を過ごしてくれそうでとても同族感を感じています。商品化されるのであれば、ベット脇に置きたいです。
      ボーーッと虚無ってんじゃねーよ!! (勿体無い)
    • 「居眠り防止ライト 布団で寝ろ!」という作品に興味が湧きました。私も高校生時代は机に向かう勉強ばかりで寝落ちしてしまうことも多かったため、目を覚ましてくれるものが欲しいとずっと思っていました。ただ、だいぶ近づかないと反応しなさそうだなと思ったので、教科書やノートと置き場がかぶってしまって困りそうだなと思いました。
      反応距離はArduinoプログラムで調整可能です
    • 私は「なないろライト」という作品が特に好きでした。沢山お風呂に浮かべると楽しそうなので、お風呂が嫌いな子供のための商品にできそうだと思いました。また、浮かべるだけでなく風呂桶などでお湯と水を混ぜて色の変化を楽しむことができると思います。防水と電池交換が厄介ですが、後者に関してはiPhoneなどにみられるワイヤレス充電で解決できないかと思います。(コストの面を考えると現実的ではありませんが…)
      開学から23年目のSUACデザイン学部でこれまで実際にワイヤレス充電で動くシステムを制作した事例はありません。コストだけでなく技術的にも難易度は卒制レベルよりも上(院生レベル)です
    • 選んだ作品「読書のオトモ」。この作品の、「読書」という明確な目的に対してターゲットを絞り込んだデザイン性と、木の温もりや、リラックスできる音楽、電子装置の収納性などが素敵だと思いました。もし私がこの作品をさらに改良できるのであれば、4曲のうちからランダムで音楽が流れるという仕組みではなく、この装置に置いた本のジャンルによって曲が選定できるようにしたいと思いました。また、それだけでなく、本を置いた時の重量によって、今読んでいる物語のペースに合わせて序盤は好奇心を促すようなメロディ、中盤はクライマックス、ラストには感動的なピアノといったような変化をつけて察知されるのもよいと考えました。
      選曲については上の方にあります。本を読み進めても本の重量は変わらないと思います。なお、文字数超過で規定違反ですので今後は注意してください
    • 「なないろライト」に興味を持ちました。私は、実家暮らしで、家にいる時、お風呂は唯一の一人になる空間なので、とても大事な時間です。なないろライトの光は、キャンドルのようなイメージで、リラックスアイテムの一つになると思います。また、小さなお子さんも色の変化で楽しめると思うし、そのお母さんにとってもお湯が熱くないかすぐに確認できる最適なグッズであると思います。最近お風呂で音楽を聴きながらリラックスする人が増えてきていると思うので、防水などの機能をつけるのは至難の技だと思いますが、音楽を流せる機能がついたら喜ぶ人も多いのではないでしょうか。
      きちきちに防水しているので「音楽を流せる機能」があっても蚊の鳴く音ほども聞こえないと思います。なお、文字数超過で規定違反ですので今後は注意してください

    「技法を学ぶ」長嶋担当週 (11/8, 11/15)

    • 長嶋担当の「技法を学ぶ」は、「インタラクティブ作品のデザインとは」です

    • イントロダクション(1) : 頑張った先輩のお話
      • 「小出悠美香」物語
      • 「清水誠一郎」物語
      • 「山口翔」物語
      • 「竹田悠子」物語
      • 「嶋田晃士」物語
      • 「リュジュンヒー」物語

    • イントロダクション(2) : 先輩の作品紹介デモ
      • 「はやくスシになりたい」
      • 「おはなしパネル」

    • SUAC新入生とのプロジェクト - 残念ながらこれはもう無理っぼいです(^_^;)
      • 長嶋がデザイン学科で担当している専門科目は「サウンドデザイン」(2回生前期)→「メディア数理造形演習」(2回生後期)→「音楽情報科学」(3回生前期)と積み上げていく構成なのですが、すいませんが、皆さんのこれらの科目の履修については推奨しません(_o_)
      • 長嶋は定年のため2024年3月、現在のゼミ生(3回生、M1)と共に卒業です
      • SUACデザイン学部の歴史(3学科制、新カリキュラム)について

    • マルチメディア室の使い方と「基礎演習E」(長嶋担当)講義ページへの行き方
      • Macを立ち上げる
      • マルチメディア室のMacは環境設定その他は記憶しない
        →デスクトップの壁紙変更などは無駄(^_^;)
      • RドライブはマウントされないのでローカルHDDに保存したデータは消される (MM室からRドライブへのアクセスは推奨しない)
        →USBメモリ/携帯型HDDなどにバックアップ必須
      • Macを立ち下げる
      • ブラウザChromeを立ち上げる
      • 1106長嶋研究室ページに行く (http://nagasm.org/1106)
      • 「http://nagasm.org」の個人ページから研究室ページに行ってもOK
      • SUACの「教員紹介」ページから研究室ページに行ってもOK
      • 上のほうにある「担当講義関連資料」から「基礎演習E」を選んで、「2022年度後期」に行く

    • 今週の「課題」について(全般)
      • 今週「技法を学ぶ」長嶋担当回の「課題」についてお知らせします
      • これまでの「技法を学ぶ」の週では、皆さんそれぞれ何か実際に手を動かして「作る」という演習だったと思いますが、今週はそのような「演習」はありません
      • 今週、皆さんが提出する「課題」ですが、上の方にある「発想を学ぶ」長嶋担当分と同様に、皆さんは「感想レポート」を提出するだけ、というのが今週の「課題」となります

    • 過去のテーマと取り組みについて
      • 過去の「基礎演習E」の「技法を学ぶ」長嶋担当週では、長嶋がエレクトロニクスやコンピュータの専門家として、かなり膨大な情報(知識)を提供してきました。これはデザイン学科の学生として、電子回路技術やコンピュータ技術を活用したデザインをする場合に必須となる、重要な知識です。その全体像を(漠然と)眺める、というのが過去のテーマでした
      • 長嶋は、文部科学省(かつては科学技術庁)登録の「技術士」(情報工学部門、電気電子部門の2部門)です。「技術士」とは日本政府がプロフェッショナル・エンジニアとして認定する工学領域で最高レベルの国家資格ですので興味のある人は検索して調べて下さい。この部門の技術士はSUACでは長嶋だけなので、これまでも、他学科/他領域のプロダクトやインテリアの学生が照明器具や音響器具を制作する場合には、まずは「長嶋に聞きに行け」と指導されてきました
      • 資料 : 確実な動作を目指すなら「ハンダ付け」を身に付けよう
      • その過去の「基礎演習E」の長嶋担当の「技法を学ぶ」の内容としては、以下のように大きく3つのレベルに分けました
        • 「電気」と付き合うために必須の常識
        • 電子回路やArduinoを使うための基礎的アドバイス
        • Arduinoから拡張したデザインに向けて
      • しかし「基礎演習E」を履修する学生には色々な指向性があります。「インタラクティブなデザイン」を指向する学生だけでなく、「インテリアデザイン」・「プロダクトデザイン」・「グラフィックデザイン」・「映像デザイン」などを指向する学生も、単位のために履修しています。長嶋はその全員に万遍なくという事ではなく、主として「インタラクティブなデザイン」を指向する学生を強く支援してきました。それ以外の学生は、上の3つのレベルのうち第1項目は必須の常識、第2項目は今後に生きる知識として理解を目指し、第3項目については軽く聞き流すように・・・と指示しました
      • このような過去のスタイルと中身について興味のある学生は、ちょうど2020年度の前期、COVID-19のためにSUACの全科目が全てリモートとなった時の オンライン「基礎演習E」(長嶋担当)講義ページ を参照してみてください。膨大です(^_^;)
      • この内容については上記のリンクを紹介するにとどめて、テーマを一新しました

    • 長嶋担当回テーマは「インタラクティブ作品のデザインとは」として、以下のような内容を紹介し、検討することにします。これは「基礎演習E」の後半(個別制作)や今後の発展を視野に入れたものです
      • 頑張ったSUAC先輩のお話、先輩作品の紹介デモ (週によって内容を変えるので運不運あり)
      • インタラクティブなシステム実現の例 - SUAC碧風祭・メディア造形学科企画 「お化け屋敷」の事例
      • 人間の感覚と自然界を結ぶセンサ/ディスプレイ
      • 広義の「ディスプレイ」の考え方
      • インスタレーション作品の2種類の「お客さん」
      • 「ニーズ指向」デザイン vs 「シーズ指向」デザイン
      • 「機能 vs コスト」という二律背反
      • 演習: インタラクティブ作品のアイデア構想

    • 「SUACインスタレーション」の中から先輩作品のいくつかをピックアップ(他作品も含めてあとで参照してください)

      • 「先行作品の調査」(サーベイ)は重要です。ただし工学/産業の領域での工業所有権(特許・意匠など)と違って、デザインやアートの領域では「先行作品とほぼ同じ」であっても創作の意義あり、という場合もあります (こちらの方がより美しい・楽しい・素晴らしい・・・)

      • SUACインスタレーション(1)
        1. はち
          リアルな「蜂」の造形、それが一斉にガンをつけてくる迫力。実際に動くまでの悪戦苦闘
        2. Shocking
          紐を引っ張ると絵と音が出る・・・は簡単。その「スイッチ」部分のからくりとこだわり
        3. REproduction
          1ヶ月かかって便器のような造形を作り上げた結果、幻想的なインテリアが完成
        4. 閃(きらめ)き
          2回生が2人で作り上げた造形は「覗き込む」ために必須で、新たな鑑賞者を誘引する
        5. Chessでポン!
          8×8=64個のスイッチ、というだけではこの体験造形作品は語りきれない
        6. スプラウトス
          体験者よりも楽しいのは周りで見ている人、というシュールさを追求
        7. ハコロ
          「箱」にこだわった3人が夏休みを全て費やして制作した力作
        8. 創作玩具・巨大パラパラマンガ装置「TANGO BOX」
          電気はモーターを回すだけ。触覚も楽しめるこの作品は造形の力作
        9. 星垂る
          「数で勝負」というのは造形作品の一つの王道であり、愚直に追求したこの作品は記念碑となった

      • SUACインスタレーション(2)
        1. 風見屏風(かざみびょうぶ)
          100個の風車を実際に並べて制作する「力技」が抜群
        2. 電車で音を出すサウンドインスタレーション
          他大学からSUAC大学院に入ってきてインタラクティブが開花した
        3. らっとらいどらいと
          「お尻でお絵描き」はシンプル。ただし怪我がない(潰れない/倒れない)ように確実な造形を実現するのは大変
        4. Beat Box
          8×8×6=384個のスイッチ、というだけではこの体験造形作品は語りきれない
        5. Octagon
          「一周ぐるりと繋がった円筒形ディスプレイ」のニュースから「どんな映像が面白いか」を追求した力作
        6. Tiny Living
          望遠鏡を改造した「顕微鏡」なのに体験者は完全に顕微鏡の中の生き物に引き込まれる
        7. hoppin' drops
          電気は一切ナシ。人間の「力」を原動力として幻想的な動きが実現された造形作品
        8. はやくスシになりたい
          シャリと15種のネタを全てフェルト造形して、さらに15話のショートムービーまで制作した力作
        9. ネジマキウォール
          「メイキング」をご覧あれ。5人が「数の迫力」を追求した3ヶ月

      • SUACインスタレーション(3)
        1. 心 臓 音
          自分の心臓の拍動を実際に「見る」ことの面白さ
        2. time and space
          完成しきれなかったものの、やりたい事はシンプルで魅力的
        3. 食音植物
          音を食べてゲップで返してくる植物、というアイデアをここまで造形で完成させたのは立派
        4. 追憶の壁
          「プレゼン」をご覧あれ。作品については制作過程を記録しておいて最後にメイキングでまとめるのが重要
        5. 海潮音
          アイデア先行で実現のために相当に苦労した好例。実際に「動く」ことの難しさ
        6. もふぽっど(mofPod)
          「包み込まれて音楽を聞くiPod」というアイデアを実際の巨大ぬいぐるみで実現した力作
        7. Revolution-J
          おもちゃ楽器を改造して最終期にレディースバンドで遠征公演した事例。メイキング等をご覧あれ
        8. OTOcakecco
          発想はシンプルだが最終的に作品として作り上げるまでのプロセスは大学院生ならではの迫力
        9. 双極式箱庭
          多数の「虫」がときどきピクピク動く・・・という世界観を最後まで追求

      • SUACインスタレーション(4)
        1. 「いらない」と言われた子たち
          3Dプリンタで同じ造形がいくつも出来ることから「いじめ」テーマを追求
        2. 思わず覗きこみたくなる箱
          造形と「光」を組み合わせて美しい世界を追求したが、残念な点も教訓となった
        3. The Shadow of a World
          「だまし絵」的な錯覚を実際の造形として実現してしまった作品
        4. SUPER UNKO MAKER
          馬鹿馬鹿しいアイデアを追求し尽くしたものの、造形力は不足していた、という好例。「デモ動画」をご覧あれ
        5. めざせ! 怪獣王
          浜松駅前地区のジオラマを制作し、そこを破壊しまくる怪獣を体験するというアイデア
        6. 妖精のお菓子工場
          動くジオラマに挑戦、時間をかけたこだわりのメイキングは注目
        7. プレシ音
          「子供がまたがる恐竜のオブジェ」(楽器)を愚直に制作
        8. 召喚 ICカードバトラー
          誰もが持っているICカードで「召喚」バトルをする、というコンセプトに重要なのがレーザーカッタで制作した「台」
        9. スノードーム・ギア
          レーザーカッタでアクリル製の「歯車」(中に水が入っている)を作って組み合わせて回すというアイデアは秀逸

      • SUACインスタレーション(5)
        1. 小さな世界
          上下2室の造形で、上の部屋は「昼」の明るさとともに金属造形に触れると暖かい。下の部屋は「夜」の光とともに金属造形に触れると冷たい。造形全体をひっくり返すと、上下の部屋はそれぞれ次第に光が逆の演出に変化するとともに、内部の金属造形の温度も反転する。電気信号で発熱したり吸熱する「ペルチェ素子」という新しいデバイスの活用に挑戦した作品
        2. 声の結晶 ーCrystal of Melodyー
          声に反応して雪の結晶が現れる。6つ集めると雪だるまが光って歌う
        3. チキチキ! ガチンコチェキ会
          アトラクション系とクイズ系(いずれもかなり体育会系)の2種類のゲームで得点を上げると、「推し」と一緒のチェキを撮って持ち帰れる
        4. 世界を救え! ウサギシューティング!
          ウサギの被り物の3軸加速度センサによって、コロナ禍で凝り固まった首を動かす角度で照準器を移動させて、画面内に出現するコロナゾンビを造非接触体温計型ガンで撃つと、可愛いウサギに変身する。全部で10匹のウサギが登場するとゲーム終了
        5. 乾パイ! カメレオン先パイ!
          コロナ禍で飲みに行けない日々のための「乾杯」動作ゲーム。ストループ効果を利用しているので、「あか」と出たら、文字色モードでは青いジョッキで、意味モードでは赤いジョッキで乾杯する必要があり、「黄色」と出たら文字色モードでは赤いジョッキで、意味モードでは黄色いジョッキで乾杯する必要がある
        6. あにんてっと
          5体の動物を次々にステージに置くと音楽の演奏中に1パートから5パートまでアレンジが分厚くなってくる。全5曲のどれを選ぶかは最初の1体目を置く位置で決まる
        7. Chewing Music
          「咀嚼で奏でる音楽」のパフォーマンス。ネックセット先端の距離センサ(フォトリフレクタ)によって顎の動きをセンシングしてリズミックにライヴ生成する音楽のテンポ変化させ、音響素材としては頬に貼り付けたマイクで実際に色々な食べ物を咀嚼するサウンドをサンプリングする
        8. 瓦割り台
          何度でも割ることの出来るおもちゃ「無限瓦割り」を使って、COVID-19下のストレスを発散するためのインスタレーション。瓦割りの衝撃をセンシングして、16個のストロボが発光すると共に巨大な衝撃音が深い残響と共に轟く
        9. 魔法の杖
          街の模型に光を生み出す魔法の杖。杖を振って建物にビームライトを当てると、建物ごとにいろいろな種類の動画がプロジェクションマッピングされる

    • インタラクティブなシステム実現の例 - SUAC碧風祭・メディア造形学科企画 「お化け屋敷」の事例

    • 人間の感覚と自然界を結ぶセンサ/ディスプレイ
      • 入力 - 広義のセンサ
      • 関係性(アルゴリズム)をデザインする - プログラム/スクリプト
      • 出力 - 広義のディスプレイ
      • 作品の完成よりも「仕組み」「仕掛け」の理解と検討が重要

    • 広義の「ディスプレイ」の考え方
      • 視覚的ディスプレイというのはごく一部 - モニタ、プロジェクション(フロント/リア/ミックス/粒状物体/噴霧/液体/・・・)、LED、レーザ、etc
      • 聴覚的ディスプレイ - スピーカ、イアホン、ヘッドホン、骨伝導、直進スピーカ、地鳴り、・・・
      • 「味覚」・「嗅覚」・「触覚」にもそれぞれセンサとディスプレイがある その実例(明治大学・宮下先生)

    • インスタレーション作品の2種類の「お客さん」
      • 作品を体験している本人
      • その様子を周囲で眺めている人 → 「行列しても次に体験したい」と思わせる作品は秀逸の証拠
      • この全体の風景そのものが展示空間として作品の存在を主張してくれる

    • 「ニーズ指向」デザイン vs 「シーズ指向」デザイン
      • 「何をしたいのか」・「何を伝えたいのか」 - ニーズ指向のデザイン
      • 「この新技術/新パーツを活用して何かできないか」 - シーズ指向のデザイン
      • HCI(ヒューマン・コンピュータ・インターフェース)は電子部品の単体では駄目。人間との接点の部分に「仕掛け」・「からくり」・「造形」をどのように仕組むかがデザイナの腕の見せ所
      • システムからの視点(何を入力して、どのような関係で、何を返すのか) vs 体験者からの視点(何をしたら、何が返ってくるのか)

    • 「機能 vs コスト」という二律背反
      • 世の中は全て「二律背反」、デザインの世界でも同じ
      • プロの現場では「仕様 vs 開発期間 vs コスト」という3竦み
      • 「それは企業(大量生産)なら実現出来るけれど、個人が作るには費用がかかりすぎる」 ・ 「それは地道に続ければ実現できるけれど、時間がかかりすぎる」 ・ 「それはアイデアとしては最高だけど、現在の人類の技術力では実現できない」 → どうやって折り合いをつけるか?
      • 作品としての実現は教員が応援するが、「美しさ」・「楽しさ」・「驚き」は学生自身のモチベーションが全て

    • 宿題
      • 「技法を学ぶ」長嶋担当分の出席確認として、以下のレポートを長嶋へのメイルとして出して下さい。manabaは使いません
      • レポートの内容としては、過去の先輩作品の事例を参照/鑑賞/考察したり、長嶋の提示したいろいろな「視点」を参考にして、「インタラクティブ作品のアイデア構想」(作品企画案)に挑戦してください。なるべく「既存の作品そのままモロ同じ」を避けて、オリジナリティあるアイデアを期待しています
      • 分量は250文字以上〜400文字以下とします。長大な文書は不要です
      • 企画案は一つでなく複数でもOKですが上記の分量内に入るようにしてください
      • レポートはメイル本文として記述して下さい。ワード/PPT等の添付文書として提出した場合、長嶋はワード/PPTを持たないので無効となります。PDFに変換して添付するのも不可です
      • 今回は「インタラクティブ作品のアイデア構想」(作品企画案)なので、必須条件として「イメージスケッチ」を、上記のメイルに「JPG画像(サイズを1MB未満に圧縮/変形すること。ファイル名は自由)」を1枚だけ添付してください。JPG画像以外だったり2枚以上だったりサイズが1MB以上だった場合には無効となりますので注意して下さい。1枚のJPG画像の中に複数のイメージスケッチや解説の言葉が入っているのはOKですので、サイズ圧縮のためにはモノクロ化も推奨します
      • レポートの提出期限は、「2グループ」の人は11/14(月)の23:59、「1グループ」の人は11/21(月)の23:59です。それ以降のメイルは無効となります。マルチメディア室に身体が出席していたとしても、このメイル未提出者は「出席点ゼロ」として扱われます
      • メイルは学生のSUACアドレスから送って下さい。他のアドレス(携帯会社やgmailやYAHOO等)は無効です
      • Subject:(タイトル)には必ず「基礎演習E(長嶋)・レポート(2224000・文芸太郎)」などと学籍番号と氏名を記載して下さい
      • 長嶋は「レポート」メイルに対して「受領」を後ほど返信します。これが提出確認(証拠)となるので保管しておいて下さい
      • いずれここの下あたりに、それぞれのレポート(氏名は伏せます)に対する長嶋のコメントを書いていきます。ただレポートを出しっ放しにするのでなく、他の学生のレポートと、それに対する長嶋のコメントまでをよく読んでお互いの知識を向上させましょう

    「技法を学ぶ」長嶋担当分(11/8, 11/15)のレポートと、それに対する長嶋のコメント

    「2グループ」(11/8)のレポートとコメント

    • 私は「i SCREAM」「いらないと言われた子たち」といった物体を動かすことでそれに応じたアクションが起こるといった作品が楽しいと感じるので、そういった作品を作りたいと考えました。1つ目は「ガチおままごと」です。これは私が小さい頃、おままごとをよりリアルにやりたいと思っていたことから考えついたものです。「野菜を切ると音がなる」「ヒーターのスイッチを入れると熱(明かり)がつく」「フライパンで野菜を炒めるとジュー、鍋だとグツグツと音がなる」といった視覚、触覚、聴覚をおままごとに取り入れたものです。2つ目は「お料理材料推測ゲーム」です。指定されたお料理に必要な材料が何かを考えるというものです。おもちゃのような食材が何種類かあり、正しい組み合わせの食材を選んだ場合ゲームクリアになる、というのを考えました。これはGUの勝手に商品を読み取るレジから連想したものです。
      ちょっと違いますが、1期生が制作した「Shocking」("食ing"の意味、SUACインスタレーション(1)にあります)という作品は、紐を引っ張ると、「食」にまつわる映像が出て「食」にまつわるサウンドが鳴る・・・というものでした。いい感じのイラストの2作品の企画案ですが、「ガチおままごと」は1つ1つのブロックにRFIDなどのタグを仕込むとしても、フライパンという大きな面積の全体では小さなRFIDリーダが読み取れないのでちょっと困難です。1つ1つの材料に色を付けてカメラで色彩認識するという手もありますが、赤・緑はともかく青い食材というのはちょっと不自然かもです。「お料理材料推測ゲーム」についても同様にセンシングの部分に技術的な課題があるので、残念ですがこのいずれもそう簡単に(基礎演習Eとして)制作することはできないと思われます。GUのレジはRFIDリーダのアンテナをレジのカゴ全体の領域に広げた特製の装置によって実現しています
    • 私は、先輩の作品の「ひかべこ」や「花音」のように、こちらが起こしたアクションによって光ったり音が出たりするような作品がとても好きなので、参考にしました。私が考えたのは「感情カメレオン」です。カメレオンの生態である擬態して色が変わるという点に着目し、「気持ち」によって色が変わったら面白いなと思いました。カメレオンの中には色々な色の電飾が入っており、下に来る装置と連動して何色に光るかや、光方が決まる仕組みです。「感情装置」と名付けましたが、言葉が書かれた装置を別で用意します。例えば「大好き」という感情の上にカメレオンを乗せたらピンク色に強く明るく光ったり、「うるさい」だったらムラサキ色に点滅したり、など、カメレオンが気持ちに擬態します。可能であれば、光ると同時に感情に合わせた鳴き声もつけたいと思いました。
      「感情」をテーマにした作品としては、建築系の1期生3人が制作した「ハコロ」という作品(SUACインスタレーション(1)にあります)も参考にして下さい。この作品では、いろいろな感情を記した「箱」(光っている文字が持ち上げると消えるという電子回路をいちいち内蔵していて、持ち上げる操作をシステムに伝えて投射映像が切り替わりサウンドが鳴るためのセンサともなっている)を多数、3人でひと夏かけて全て手作りしていました。「感情装置」およびカメレオンがそこそこの大きさであれば、同様の仕組みでイメージ図のような動作(鳴き声付き)を実現するのも、まずまず可能です。ポイントとしては、「感情装置」にカメレオンを乗せる場所が、形状の工夫によって必ずその位置になるように仕組む(センサが間違いなく検出される)という部分です。なお重要なことですが、カメレオンが変化するのは「色」ですが、RGB-LEDで変化できるのは「光」です。「色」と「光」との関係は、デザイン学生であれば誰もが理解している必要があるのでよく調べてみて下さい
    • 私は実際に体験して遊べる作品が良いなと思いました。Magic wand(魔法の杖)という作品を作りたいと思いついたのですが、過去作品に似たような物があったので、この案でも作れるのなら作りたいです。杖にあらかじめ体温を測れる様にしておき、その体温に合わせた色の光が出る様に作っておきます。そして、杖が実際に持っている人の体温を測り、プロジェクターにその体温に応じた色の光を映し出すという物です。杖の動きに合わせて光も動く様な感じです。色も体温が違い人それぞれなので、本当に魔法を使っている感覚になると思います。レーザーポインターみたいな感じだと考えています。
      杖の部分に小型の温度センサを内蔵させて、杖を持っている人の体温を計測するというのは原理的に可能で、その体温に合わせた色情報を抽出/マッピングする事も可能です。レーザーポインターと決定的に違うのは、プロジェクタのスクリーン上にその「軌跡」・「残像」が残っていく必要があることで、これは昔からこのタイプの作品の永遠のテーマである「空中お絵描き」というものをどのように実現するか・・・という高い壁があります。おそらく過去作品とは院生・嶋田クンの「digitalive paint」(SUACインスタレーション(2)にあります)かと思いますが、この作品では「空中お絵描き」を実現するために相当に工夫をしているので、説明をよく調べてみましょう。結論として、「空中お絵描き」を解決する手法が簡単には見つからない(杖の先端に赤外LEDを付けて前方のカメラから画像認識するぐらいしかありません。これは古典的な方法ですがシステムが相当に大規模になります)ので、基礎演習Eの制作としては無理っぽいです
    • 僕が提案するのは気軽に簡単にできる塗り絵です。これは塗り絵の型に参加者が、出される選択肢から塗る場所と塗る色を選び塗り絵を完成させるものです。塗り絵のスマホアプリがあります。しかしその多くが塗る色を指定され決められた色しか塗ることができない、答えが決められた塗り絵です。絵は答えのない自由なものであるべきです。それぞれの好きな色を好きな場所に塗るべきです。それが絵の楽しさであると僕は多くの人に感じて欲しいです。しかしそれでは気軽で簡単な塗り絵になりません。そこで塗り絵の型をいくつかのパーツに分け、それらを2つで1組のセットに分け、セットの中から好きな方のどちらかを選び、8色から自由に選びます。これを何度か繰り返し完成させる塗り絵を提案します。これにより完成パターンが大幅に増え、全て塗らなくても好きな場所に好きな色を塗ればいいというメッセージが伝わるのではないかと考えます。
      これはそのようにプログラミングすれば出来ますのでやってみて下さい
    • チームラボのような非日常的で没入感のある作品に魅力を感じたので『絵本の中に入る』をコンセプトに、「入る絵本」という作品を考えました。絵本を開くと部屋全体に複数のプロジェクターから絵本に描かれた絵が映し出され、絵が動き出すというものです。ページをめくると映し出される絵が変わります。没入感を高めるためにスピーカーを複数設置し立体的に音が聞こえるような仕組みや匂いや風の再現を導入したいと考えています。ページをめくるたびに映し出される絵が変わる仕様は近づくと反応するセンサーを絵本の表紙とページの端に取り付ける方法で再現できるのではないかと考えました。
      「没入感を高めるためにスピーカーを複数設置し立体的に音が聞こえるような仕組みや匂いや風の再現を導入」という部分は別にして、絵本を開くとどのページを開いたかを検出するという作品は、SUACインスタレーション(2)にある「白い絵本」という作品や、SUACインスタレーション(5)にある「音で読む絵本」という作品で、過去に先輩が実現していますので調べてみましょう
    • 私は「季幻」のような見る人を参加させる形の映像/画像に興味を持ちました。今回の授業からもCG映像の自由性、映像でしか生み出せない面白さがあると思いました。また、前回の宿題でも「きょむ」という一人暮らしの寂しさにそっと寄り添ってくれるような作品を選びました。よって私もそれらの特徴を踏まえた視聴者参加型のVRを作りたいと考えています。例えば、皆で食事をしているアニメーションを作りそれをいくつかパターン分けし、そのVRを使う人によって様々な食事風景が選べる様になったら楽しいし寂しさも紛らって良いと考えます。季節ごとのイベント、世界各地の食事風景などそのパターンは無限大です。以上が私のアイデア構想です。
      VRで体験するための「皆で食事をしているアニメーション」というのを色々なシーンに対応してたくさん作る、というのは、デザインの学生であればいくらでも時間をかけて練り上げることは容易です。問題はそれらのシーンがどのように切り替えられるのか(選ばれるのか)、という関係性のための仕組みですが、イメージ図を見てもわかりません。この部分が不明なのでこの企画案に対してはこれ以上のコメントが出来ません
    • 僕は『はやくスシになりたい』からチップを仕込んだものをリーダーに置くことで反応させることが誰でも出来て面白いと思いました。そこで、浜松の有楽街をモチーフにした『夜の街』というものを考えました。繁華街の模型の台の部分にリーダーを入れ、5cm程の人型の模型の下部にチップを入れてその人の数を認識して音と光を変えるといったものです。夜に街に出かける機会がない子供達が雰囲気を体験したりすれば面白いのではないかと思いました。
      RFIDタグ(交通系ICカードや皆んなの学生証も全て同じSonyのFelicaです)の使い方として、バスや駅の改札口のように「ここに当ててね」という場所にRFIDリーダが仕込まれています。上の企画案では、「繁華街の模型の台の部分にリーダーを入れて」と簡単に言いますが、その上空だけでRFIDを検出できるRFIDリーダをどこに置くのか、という本質的な疑問が完全に抜け落ちているので実現は不可能です。RFIDのタグは500円ぐらいなので多数を使えますが、RFIDリーダは1個2万円ぐらいなのでこれを多数、敷き詰めるというのは現実的ではなく、さらに敷き詰めたとしてもその2つの中間の部分に置かれたりすると誤動作します。『はやくスシになりたい』では、RFIDの「ネタ」を置く場所は「シャリの上に限定」という、ユーザに気付かれずに正しくRFIDを置かせる、という企画案が勝利しているのです
    • 私はheart museumの大小様々な種類の動物の心臓を見つめ直すという視点に関心をもち、同じ視点から心臓という見えない部分を感じ取るためのインタラクティブ作品を考えようと思いました。他人とハグをしたりペットを触ったりすると相手の鼓動を感じることが出来ます、あるいは緊張で鼓動が大きくなり自分の心臓を感じることもあります。心臓を感じる時、その持ち主の生をあらためて実感できます。そこで、様々な動物のイラストや模型の胸に聴診器を当てると、その動物の鼓動のリズムに合わせて光に強弱が着くライトを考えました。普段は音や振動で感じ取る鼓動を光によって視覚情報にし、新しい鼓動の感じ取り方を表現するとともに種による拍動の違いを認識し直すきっかけになる作品になるとよいなと思います。目で生を感じたいです。
      体験者が自分自身の心臓の鼓動を聞き、その心拍に同期したタイミングで実際にドクドクと大きさが変化するシリコン製の心臓の造形を眺める、というのは、SUACインスタレーション(3)にある「心 臓 音」という作品で先輩が実際に実現しました。YouTube動画は最終的に国立音大でのインターカレッジで展示したものではなく、SUAC内のイベントで展示した試作段階のものですが、この背後にはエアーポンプと空気溜まりの箱とエアーバルブなどの仕掛けが潜んでいるという力作でした。この企画案の場合には聴診器を当てているような「体(てい)」で、実際にはどの動物かを識別するタグのセンサであればよく、あとはRGB-LEDを時間的に輝度変化させればいいので、難易度はややマシです。実際には、(1)RFIDリーダが「聴診器」に仕込めるか、(2)動物ごとに聴診器を当てる場所(そこにRFIDタグがある)をきちんと明示できるか、というような課題をクリアしていけば実現は可能かと思いますが、基礎演習Eというよりは2-3回生でチャレンジする規模の作品かもしれません
    • 私が提案するインタラクティブ作品のアイデア構想は、「触れる宇宙空間」です。部屋の隅に月のオブジェを配置し、そこに床に置かれている大きな鉱石のようなもの(骨組みに紙を貼ったもの、一つ一つが光っている)を近づけると星座の説明が浮かび上がってくるというものです。周りには装飾として、星モチーフのビーズなどを吊るす(suacインタラクションのhoppin' dropを参考にしました)ことで全体的な雰囲気作りができるのではないかと思いました。もし実現出来れば、見た目の印象の強さによって人を惹きつけ、実際に体験することで知識を得られるという点で、見る人の記憶に残る作品になるのではないかと思います。
      「はやくスシになりたい」という先輩作品を紹介したためか、安易に「RFIDタグ」で識別する・・・という企画案が続いていますが、これも月のオブジェに多数のRFIDリーダ(1個2万円)をたくさん内蔵するという段階でコスト的に破綻しているので実現はほぼ無理です。「多数の場所から選ぶことを自然に実現」というような似たインタラクションとしては、SUACインスタレーション(3)にある「Nepic」という作品では、直径60cmの黒い球体(地球儀)に紫外線ライトを当てることでその場所に関する情報に対応したことが起きるようになっていますが、紫外線ライトが当たることを検出する光センサは200円ほどなので多数を内部に配置できています。なお提出レポートには形式違反がありましたので注意して下さい
    • 「そよぐ花瓶」〈目的〉・ふとした際に手が触れてしまい花瓶を倒してしまうことを防止する・花瓶が揺れることで花の自然状態である風にそよぐ様子を想起させる〈概要〉底部に重心を集中且つ形状を球形にすることで、おきあがりこぼしのように倒して起き上がってくる花瓶。起き上がることで中身が拡散することを防止すると同時に、風や微細な振動等で花瓶が揺れることで花が風に揺れる様子を使用者に想起させる。見た目も丸みを帯びたデザインにすることで可愛らしい印象と、幼児などの小さい子供が触っても怪我をしにくいデザインにする。おきあがりこぼしとして成立させるためには下に重心を置かなければならないが、花瓶の底部に厚みを持たせる、または何か重い素材(金属など)を底部に仕込むことで実現できるのでは無いかと思う。
      これは電気仕掛けでなく、より基本的なおきあがりこぼし(物理的なおもちゃ)ですが、Wikipedia「おきあがりこぼし」に分かりやすい図の解説がありますね。造形を試作して、どのように倒しても元に戻るように、それでいて外見上はかなりスラッと高くて意外性のあるように仕上げることは、「基礎演習E」の対象として格好の題材だと思います。形状、材料、造形手法、あれこれチャレンジしてみて欲しいと思います。ちなみに内部に電気仕掛け(加速度センサとモータ)を仕込んで、傾きに対応して重心を内部でコッソリ移動させることで、外見からは想像できない動きをするおきあがりこぼし、というものも存在します
    • 今回僕が考えたアイデアは、鳥の翼を使った作品です。羽の1枚1枚から作って、複数枚を組み合わせたものを作ります。1枚ずつにそれぞれ薄く色をつけておきます。全体の羽の内側に、ライトを設置して、光るようにします。羽の素材は薄くて、光が少し透けるようなものを使用して、綺麗に光が見えるようにします。1番内側の羽は取り外しができないようにしておきます。複数枚重ねて、羽を作っていきます。各層ごと色の違う羽を重ねます。外側から羽を抜いていくと、中の光の色が変わっていくという仕組みにしていきます。羽の質感も知識不足で、まだはっきりは決め切れていないのですが、触り心地のいいものに出来ればなと考えています。羽も厚すぎると光が通らないのでそこも気をつけた素材にしたいと思います。
      「SUACインスタレーション」のページには載っていませんが、「羽の1枚1枚から作って、複数枚を組み合わせる」というのはけっこう定番の手法なので、過去にSUAC学生の作品などで似たようなコンセプトの作品が作られたような遠い記憶もあります。ただし出来栄えや全体のイメージは大きく異なると思われるので、例えば「基礎演習E」で制作することに挑戦することも可能です(僕は何もアドバイス出来ませんが素材や造形に関して他の教員/実習指導員からアドバイスを得られそうです)。なお提出レポートには形式違反がありましたので注意して下さい
    • 私は、インスタレーション(3)の双極花の寄生実験のような、空間を演出する作品を作ってみたいと思いました。そこで実体がつかめないのに同じ部屋に何かがいる感覚を作る、音を利用する空間演出がやりたいです。瞑想空間のような暗い部屋に入った参加者の反対側から子供の笑い声や裸足の足音がかすかにするというのを考えました。参加者の居場所を認識する手段として、まず画像認識を使うことを考えました。画像認識の方法について詳しくないので明確にはわかりませんが、全面真っ暗な部屋では認識が難しいかと考えます。参加者に手持ちライトを持ってもらうのを考えましたが、スピーカーが見えてしまう可能性や光源が認識できるのか疑問がある為あまりやりたくない方法です。例えばスマートフォンとのアプリ連携などで可能でしょうか。暗い室内での位置情報を得る方法としてはどんなものがあるかを考えたいです。
      全面真っ暗な部屋で画像認識するのは全く問題ありません。人間が感じない「赤外線LED」ライトで照らしておけば、ビデオカメラでもスマホのカメラでもちゃんとモノクロで画像認識できます。かつて僕が前林明次さん(現IAMAS教授)の作品 AUDIBLE DISTANCE (ICCビエンナーレ1997で準グランプリ受賞、その後2年間は常設展示)のシステム開発で協力しましたが、その時には5m×5m×5mの真っ暗な空間内でHMDを装着した来場者3人が被る帽子の前後2点の赤外LED、計6点を上空5mのCCDカメラから画像認識して3人の位置と視線を検出するセンサシステムを作りました。詳しくはSUAC図書館にあるこの本に書いているので参照して下さい。スマホのアプリ(GPS)でこの位置検出を行うのは精度的に困難です。ただし、瞑想空間のような響く場所では、いくら四隅にスピーカを置いたところで、それぞれの音が空間で混じって、サウンドの定位を感じることはほぼ不可能です。瞑想空間で「どこから届いてくるか分からない不思議なサウンド」を体験する作品としては、SUACインスタレーション(4)にある「CUT SOUND ROOM」という先輩作品の事例があります。これは「直進スピーカ」(パラメトリックスピーカー)という特殊なスピーカー(正面の直線上だけ10数m先でも聞こえて、ちょっとその軸からずれると全く聞こえなくなる)を瞑想空間内に多数配置して、突然に耳元をザワッと撫でるようにサウンドが出現する不思議体験を実現しました。僕は機材としてこの直進スピーカを10数セット持っていますが、1回生ではテクニックとして必要な基礎(多チャンネル音響処理など)が不足しているので「基礎演習E」では取り扱えません
    • 自分の葬式に参列できる仕組みがあれば面白いなと考えました。葬儀場の真ん中に飾られる故人の写真と棺の中の人形に自分の姿が投影されるようになっており、それに対してお花をくべたり焼香を上げたりしたいです。できるなら火葬した後の骨上げもできたらいいなと思います。実際には自分の葬式には絶対参列することは絶対にできないので、それが擬似的に体験できるようになれば面白いなと思いました。また自分の葬式なら好き勝手できるし自分の理想の葬式を行うことが出来ていいのではないかと思いました。終活を行う上でもデモンストレーションになって役に立ちそうです
      WikipediaやYouTubeで「生前葬」と検索すると、出るわ出るわ、たくさん出てきますのでそれぞれ追求してみて下さい。「生前葬」は既に文化としてもビジネスとしても成立しているので、いまさら作品として成立するかどうかはやや疑問で、企画案に目新しさは皆無です。過去の学生作品では、石膏に顔を浸けて自分のデスマスクを作り、それを上半身トルソーの顔に取り付けて自分の分身として寝台に寝かせて周囲を花で飾って、さらにその身体(遺体)のあちこちに静電センサを仕込んで、身体にそっと触れる場所(額、頬、鼻、顎、首筋、胸など)ごとに異なったパターンで花の隙間から光が溢れる・・・というようなファンタジー作品がありました。せめてその位までは考えて欲しかったです
      → 生前葬だと自分の遺体に対して焼香を上げたりお花をくべたり、ましてや骨上げは難しいと思ったのでやはり生前葬とは違ったものだと思いました。また、生前葬だとちゃんとした葬儀場を抑える必要がありますが私の想定しているものはもっとイベントチックなもので、その場で直ぐに投影して行うことが出来ます。生前葬が自分の周りの人もターゲットであるのに対してこれは自分の葬式に自分が参列するのが目的です。それでもやはり同じでしょうか先生の意見をお聞かせ願えたら嬉しいです。
      上記のあなたの「生前葬」に対する限定された狭い認識よりも、世の中の「生前葬」は既にもっと拡張してしまっているので(よく調べてみて下さい)、その意味であなたの企画は既存のものの範囲を超えていないと思いました
    • 私は「Beat Box」のように音を組み合わせて、自分だけの音楽を作ることが面白いと思ったので、「Natural Box」という作品を考えました。この作品は、環境音や生活音を組み合わせて新しい音楽・音を作るというものです。センサーの所に1つ1つ音を入れたオブジェクトを置き、それを読み取ることでモニターに情報を反映させます。鳴る音は、モニターで波紋のように広がっていくようにして可視化させます。オブジェを複数個置いた場合は、出た波が重なると思うので、波が重なった時にまた違う(出来るだけ重なった音にちなんだ)新しい音が流れるようにしたいです。Beat Boxのように綺麗で整った音楽を作ることは難しいと思いますが、偶然性のある音楽が作れたり、普段生活していてよぬ聞くような音が作れたりすると思うので、そういったところが面白いと思います。
      これは表示媒体(デスク状)には下からプロジェクションして、さらにその下側からは色々なオブジェの下面に貼られた認識マークを画像認識してその位置と番号を検出する、という技術で実現されるもので、SUACインスタレーション(2)にある「かたことたく」という作品や、SUACインスタレーション(3)にある「もっと飛び出す絵本」という作品など、これまでも定番として制作されてきました。実現はまずまず容易ですが、1回生ではテクニックとして必要な基礎(画像認識ライブラリ処理を含むプログラミング)が不足しているので「基礎演習E」というよりは3回生後期「総合演習I」あたりで挑戦してみましょう
    • 自分は絵本用ブックシェルフを考えました。ブックシェルフは背面にLEDを付け、センサーまたはスイッチなどにより本が取り出された時に本が取り出された部分の背面のLEDが光る仕組みになっています。また絵本を置いて読むための場所も作り、センサーやスイッチにより絵本が置かれている時はスタンドライトが付く仕組みになっています。ブックシェルフ自体の大きさは小さめで子供でも上段に絵本を収納できる程度です。本を読む部分は床にあり、子供が床に座って絵本を置いて読むことを想定しています。しかし本を戻していないままや、本を読んでいる途中のまま放置されるとライトが点灯したままになってしまうため時間によって音が鳴ったりライトが消えたりする仕組みをつけようかと思いましたが、長い時間をかけて絵本を読む子もいると想定されるため今回はその仕組みを付けないことにしました。
      これは作れるので挑戦してみて下さい。スイッチとLEDで簡単なようですが、実際にはライト(内側は反射材)の形状のところが「肝」で、点光源で照射角の鋭いLEDの光を用いて、どれだけ「子供が床に座って絵本を置いて読む」ことに役立つように出来るか・・・と考えるとなかなかの難題なのです
    • 私は、「はち」や「幽風箱-ゆうふうそう-」、「ムシーク」などの作品のように、体験者のうごきによって装置が作動するといった、体験者自身が作品の一部となるようなものに興味を持ちました。私が考えたアイデアは「超舌味覚ちゃん」です。興味を持った作品の体験者の動きに反応するようなアイデアではありませんが、「はやくスシになりたい」のような、体験者が自分で触って体験するものです。「超絶」と味覚を感じる「舌」をかけて超舌味覚という名前です。味覚に対して色のイメージが強いので食べたものによって顔の色が変化したら視覚的にも表現できておもしろいとおもいました。モチーフの舌の上に食材のモチーフを乗せるとその食材に連動して、顔の中の電飾の色が変化するというものです。
      「顔の中の電飾の色」ということは、この顔はモニタ/スクリーンに描かれた変化するCG画像ではなくて、実際に「顔(頭部)」の造形があり、その口の部分に色々な食材のモチーフ(RFIDタグを仕込んだ造形物)を置いて、舌のあたりにRFIDリーダがあってその種類をセンシングして・・・ということなのですね。SUACインスタレーション(3)にある「二人はウラハラ」という卒業制作(←「スシ」作品の作者)がかなり近いところに行っているかと思いますが、なかなかこの頭部の造形が「センサでありディスプレイである」というところが難題のようです。「基礎演習E」というよりは3回生後期「総合演習I」以降に挑戦してみましょう
    • 海をテーマにしたゲームを考えました。プレイヤーがサメとなり、スクリーンに映し出されたエサとなる魚を捕食します。プレイヤーがなれるサメを複数種用意します。魚にも食べていいもの、食べてはダメなものがあり、サメ毎にその魚の種類を変えます。食べてはダメなものを食べてしまうとサメのHPが減ります。HPがなくなるとゲームオーバーです。ゲームオーバーにならず、設けた時間制限内生きたら成功です。結果発表では、食べた魚の数に応じてサメの体が大きくなるアニメーションをつけます。途中でタコが墨を吐いてくるなどでスクリーンが見づらくなるおじゃまアニメーションもおもしろいと思いました。どのような形にするかは決めかねたので、イメージスケッチに描き起こしました
      まず、スクリーンにどこから映像を投射するかを考えないといけないです。影が出ないようにするにはリアプロジェクション(透過型のスクリーンに背後からプロジェクション)にする必要があり、過去の先輩はそのリアプロ用のスクリーンを自作するところから始めました。次に体験者の位置や動きを検出するための画像認識システムとしてカメラが必須となり、その設置場所の検討も必要です。全体を統合して体験型ゲーム(「SUACインスタレーション」の中に多数の事例があります)とするためには、ProcessingかFlashかUnityかMaxでのプログラミングも必須なので、和田先生のUnity指導で3回生あたりになったら挑戦してみて下さい。なお提出レポートには形式違反がありましたので注意して下さい
    • 私はお風呂に入りたくなる作品を作りたいと考えました。お風呂の嫌なところはじめじめしていて暗く、1人で寂しいところだと思います。それを感じさせなくするために、先輩作品の「音波(おとなみ)」、「タマオモイ」のように人が触れたことに対して音と光で反応する作品を作りたいと思いました。基礎Eの作品ですが、「なないろライト」という作品が近いと思います。本体は、優しい乳白色で、水の上に浮かばせることでヒーリングミュージックが流れ始め、本体を中心に水の波紋が広がり、中からやわらかい光を発します。その光は本体に触れると色が変わります。難しそうですが、触ったところから波紋が広がるようにゆっくり色が変わる仕組みに出来たら最高です。炎の揺らぎにはリラックス効果があるので、光はずっとついているのではなく、ゆらゆら弱まったり強まったりさせたいと思いました
      イメージ図のようにお風呂に浮かせた時にほぼ全体が水面の上に浮く、という物体はたぶん存在しません。スピーカーを水面下に配置して音を出すという想定のようですがスピーカーの原理を理解できていません。アイデアは自由ですがファンタジーだけでは実際の「もの」は出来ないのでデザインの学生であれば「実現性」についてもちゃんと検討するようにしましょう

    「2グループ」(11/8)のレポートとコメントはここまで。提出期限まで1時間以内になって届いた以下の2件はいずれも著しい形式違反のため「無効」としました

    • 犬用のノーズワークのアイデアです。・・・・・
      「SUACアドレスから送る」条件に違反、文字数が96文字と不足なので「無効」です
    • インフィニティガントレットという、・・・・・
      Subject:(タイトル)の形式違反、添付されたjpegデータは壊れていて画像として認識されず、文字数が110文字と不足なので「無効」です

    「1グループ」(11/15)のレポートとコメント

    • 私はアニメーションが好きなのでそことうまく絡ませつつ、こちら側からのアクション次第で異なるアニメーションを見ることができるものが楽しそうだと思いました。そこで提案するものは、装置に何らかの物体をのせて、その重さによってプロジェクターに映し出されるアニメーションが変わるものです。具体的には、はじめからプロジェクターにはキャラクターが映し出されていて、こちら側が好きなものをのせると、その重さによって画面上でキャラクターが何らかのアクションを起こすという感じです。こちらののせるもの次第で画面の中のキャラクターに干渉できるのが楽しそうだと思いました。
      「アニメが好き」・「キャラクタを描くのが得意」などの特技がある人は、作品においてそこを重点的なメリットとする作戦はとても有効です。この企画案はちょっと1回生のレベルは超えている(使う道具をまだ学んでいないのでBlack Boxとして利用するしかない)ものの、図の雰囲気も良好で仕組みや関係性も明確なので、ちょっと背伸びして「基礎演習E」でチャレンジする価値があると思います。「重さを感知する」となると、まずセンサ装置は机の上に安定して設置させ(変形しない)、その上部に「圧力センサ」を配置することになり、過去の先輩作品だとSUACインスタレーション(4)にある「おしゃべりスリッパ」という作品(Nintendo Wii Sportsの体重センサを利用)とか、SUACインスタレーション(4)にある「錬成」という作品(これがセンサとしてはかなり近い)があります。ただし「錬成」で使ったストレインゲージ(圧力で抵抗値が変化する「曲げセンサ」)は精度があまり取れないので、この作品では台に乗せる複数の造形物の重量をかなり注意してそれぞれ異なるようにして「乗せたものの重量→乗せたものの種別を判定」する部分で精密な試行錯誤が必要でした。これとやや発想を変えて「衝撃を感知する」とすると、重量より難しいようですが実は小型加速度センサの活用によってかなり自由度が上がります。その場合にはセンサ装置は固定置きというよりも「揺れる機構」(サンドバッグみたいに)の方がいい事になりますが(倒れないような台座の工夫は必要)、「ちょっと触れる」・「軽く叩く」・「強くしばき倒す」などのアクションをかなりの感度幅で検出できるようになるので、むしろ重量センサでの微調整の手間は少なくなります。このセンで作品制作に進みたいのであれば準備が必要ですので早めにアポを入れて相談してみて下さい
    • 私が考えたのは、「テーブルゲームテーブル」です。授業中に見せていただいたリジュンヒーさんの「砂」を使った作品を参考にしました。幼い頃、二つ折りになっている将棋盤やオセロ盤を開閉する際に、指を挟んで泣いたことが何度かあります。そのときのことを思い出して、遊びたいだけなのになぜ指を痛めないといけないのだと思いました。そこで、「指を挟まない」且つ「片づけの手間を少しでも省く」ということを目指しました。モードは通常モードと9×9モード(将棋)、8×8モード(オセロ・チェス)の3タイプです。駒を置いたり動かしたりするのに支障がないように、また、テーブルとして普段使いできるように、金属板とガラス板の二重構造にします。
      すいません、この文章と図から僕は企画案がきちんと理解できませんでした。ガラス板の下にある「砂」が、SUACインスタレーション(4)にあるリュジュンヒー君の「Sand Art」という作品と同じような低周波振動共鳴によって形が変わるのが「通常モード」だとすると、肝心の砂を初期状態のバラバラにしたり新しい砂を上から振り撒くことが出来ません。さらにスイッチの操作によってその砂が「9×9モード(将棋)」・「8×8モード(オセロ・チェス)」などのマス目に変化することで、その上で「駒入れ」にある将棋やチェスの駒をおいて対局できる・・・という構想については、砂の低周波振動でそのような綺麗なマス目が出現することは物理学的/数学的に不可能なので、残念ですが企画倒れになると思います。なお提出レポートには形式違反がありましたので注意して下さい
    • 私は綺麗な夕焼けや雲ひとつない青空を見たときに、日当たりの悪い自分の部屋の中でも空の色を感じていたいと思ったので、室内に空を作れる照明を考えました。この照明は天井を照らすタイプのもので、実際の時刻と連動させて、照明の色が時間帯に応じた空の色に変化します(例:16時〜19時は夕焼けの色に光る)また照明の色は、実際の空の色から1〜3色ほど抽出したもので、これらの色が綺麗なグラデーションになるように配置します。ただ色鮮やかに照らされるだけ、というのはつまらないと思ったので、通常のモード以外に夏モードや冬モード、地球の裏側モードなどを作ることで、スイッチを押せば季節や場所にあった空の色の照明にできると面白そうだと思いました。
      ニーズ(目的)はよく理解できます。ただし「空の色」とは何なのか、その物理的な原理についてもっと調べる必要がありそうです。まず「照明」というのは対象物に何かの光を当てて反射されてきた光を見るというものです。ところが「空」というのは対象物ではなくて、本来は漆黒な宇宙空間を背景にして、地球を包んでいる大気圏の空気分子(窒素・酸素等)によって散乱されて届く太陽光(幅広い色に対応する振動数成分を含有)です。朝や夕方が赤いのは太陽光からの光路の長さのために散乱の度合いが変わる(振動数が高いほど散乱して減衰する)ためです。この提案では照らされるのは天井なので、まず天井/壁の色や模様に大きく影響され、完全に白色だったとしてもその材質(細かい凹凸)によって効果がかなり変化します。とりあえず光源はRGB-LEDであるとすればArduinoによってその光のバランスを任意に変えたり時間帯によって変更したり、季節のモードや地球の裏側なども自在に出来るのですが、出発点の「それって空なの?」という課題は最後まで付き纏ってくると思われます
    • 私の家に住みついたナニカ〈PoteFamily〉 私は、存在感があってあたたかな照明を作りたいです。ペットのように愛おしい、生き物のような照明が、家の中で私たちの心を満たしてくれるだろうと考えました。PoteFamilyには特徴が3つあります。まず愛嬌のあるボディーです。小動物や水滴、石などを連想させる柔らかなフォルムと、撫でたくなるサラサラとした質感から、ペットのような愛おしさを感じます。2つ目は、近づくと音が鳴るシステムです。センサーで人を感知し、近づくと自然音が単発で鳴ります。鳴り続けることがないので、煩わしさを覚えることはありません。鳴き声のようで心地が良いです。3つ目は、カラーバリエーションの多さです。全9色の中からすきな色を選ぶことができます。たくさんの色を揃えると、家族のように見えてきて温かい気持ちになります。シーンや気分によってそれぞれの色を使い分けることも出来ます。
      これをサンコーレアモノショップとかダイソーとかの、「アイデア商品を企画して中国に開発製造委託して数量限定で大量生産(そのロットで売り切り)する企業」が企画した場合、製品の単価はおそらく300円から500円で実現できます(その代わり数千個〜1万個の仕入れ必須)。デザインの学生が手作りしようとした場合、まず筐体(重量バランス)と外装素材の選定でかなり難儀し、内蔵したArduinoとセンサと音源シールドとアンプとスピーカと電池によって構想よりもかなり大きなものとなり、コスト(部品代+材料代)としては1台およそ5000〜6000円ほどになるので、巨大な全9色を作るためには5万円は必要となり、実験/試作/9個の制作に、たぶん3ヶ月から半年かかります。残り7-8週の基礎演習Eでは、技術的には問題ないとしても残念ながらたぶん完成しません
    • 私は先輩方の多くが作品でLEDライトを使っていることに興味を持ったので、私も光を扱った作品を作りたいなと思いました。私の提案は「作るイルミネーション」です。これは、幼い頃から自分の家をイルミネーションでキラキラさせたいと思っていたことから着想を得ました。内容としては、曲げられるスティックや組み立てられるブロックを光らせるというものです。これらはソーラー充電式なので、電気代はかかりません。小型のものにすることで、大掛かりな飾り付けをしなくても、簡単に作れて家の庭や壁などに飾ることができます。普段は見ることしかないイルミネーションを、自分で考える→作る→見ることでより特別な思い出を作れることを期待しています。
      アイデアとしては立派ですが、現実にメーカで製品として出す場合、また学生が個人として試作する場合には、色々な課題や試練があります。上のあたりに書かれたレポートと僕のコメントを参考にしてみて下さい
    • 私は自分で体験するだけでなく、体験した後、見ても楽しめるような作品(先輩の「声の結晶-Crystal of Melody-」のようなもの)が楽しそうだなと思いました。ということで、「おうちでステージショー」というアイデアを考えました。自分の歌った歌が録音された後、ドーム状の装置から音楽と光が発せられ、まるでステージで歌っているような気分になれるといった作品です。ドレミ・・・の音階ごとに何色に光るかを決めておいて、歌われた歌の音階を解析してその色に光らせるといった装置にすれば、曲ごとに色が変わるので毎回楽しいのではないかなと思います。ドーム状の装置にすることで四方八方に光らせることが出来るので、一人だけでなく大勢でも楽しむことが出来ると思います。
      企画案にある事は、そこそこプログラミングが大変ですが技術的には全て実現可能です。「声の結晶-Crystal of Melody-」とか、SUACインスタレーション(5)にある「FrogLIVE ~幻の4匹目~」という作品がちょっと近い(同じ技術的な基盤を活用して実現)かと思います。ただし1回生後期の「基礎演習E」で挑戦するというのはちょっと背伸びし過ぎているので、3回生「総合演習I」あたりのターゲットというのが妥当かもしれません
    • 10個ほどアイディアを考えたのですが、面白そうだった3案を提出します。(1)まず、「そっちが鳴るんかい鶏めざまし」です。鶏ではなく、卵が鳴ります。指定の時間になると、卵がお尻から一つ発射され、音が鳴ります。同じ卵を幾つも用意した箱を下に設置し、大量の卵の中から鳴っている一つを見つけ、ボタンを押して音を止めます。絶対に起きたい時に使う用のめざましです。指定の時間に卵を発射する、というのが難しそうです。(2)次に、「香る植物ランプ」です。スイッチをONにすると花の中心の胚珠が光り、土となる部分から匂いを放出するという機能です。照明と観葉植物を組み合わせました。視覚と嗅覚から楽しめると思います。匂いは好きに変更できるようにしたいです。(3)最後に、「音鳴り包丁&まな板」です。具材を切る時、包丁とまな板が接触すると効果音が鳴る仕組みです。僕の中で一番実現できそうな案です。子供が親と料理をする時にこれがあれば、遊び感覚でより楽しんでくれそうだと思いました。
      たくさん考えたというのは評価できます。ただし現実に「基礎演習E」で出来そうなものは(3)だけです。(1)は卵をお尻から一つ発射するというメカの部分が相当難しいのに加えて、卵の一つ一つに内蔵される部品(Arduino等とボタンスイッチと音源回路とアンプとスピーカと電池)を考えると上述の例のようにあまり現実性がありません。(2)は「光る」部分は簡単ですが「匂いを出す」というのはなかなかに厄介で、匂うことは出来ても、次に「スイッチを押したら匂ってきた」と体験させるためには、いったん匂いを消すことが必要で、この手の作品がなかなか成立しない原因となっています
    • 私は万華鏡のようなライトを考えました。お風呂や寝る前など、リラックスしたい時に活用できるものがあるといいなと思ったため、防水に対応しつつ暗い場所で映えるものを考えました。ライトで天井や壁に投影することで本来の万華鏡を覗くよりも広範囲に柄が映し出され、リラックスした体勢で見ることが出来ます。一定時間で柄が変わるのに加え振動を与えると柄が変化するように出来れば、寝る前やひたすら休みたい時は放置して柄の変化を楽しみ、お風呂に入ってる時など少し手持ち無沙汰な時間は手で振動を与えて柄の変化を楽しみつつリラックスできるなと思いました。
      「万華鏡」というからには、内部に60度とか45度の角度で貼り合わされた「鏡」が必須となりますが、その内部に強い光源を入れて、出口の部分には光線を拡大するような魚眼レンズのようなものを設置すれば、原理的には可能かもしれません。過去にはSUACインスタレーション(3)にある「万変鏡」という卒制作品がありましたが、これは内部の模様を小型コンピュータでライブ描画するプログラミングまで作った力作です。この作品のように、鏡の外側のスペースにバッテリとか光源/光源制御システムを内蔵するという部分がなかなか難儀しそうです。Amazonで検索すると、これとかこれとかこれとかこれとかこれとかこれとかこれとかこれとかたくさん出てくるので、独自性にさらに検討が必要かもです
    • 私は誰もが音楽を楽しめる、実際に触って遊べるモノを作りたいと思いました。そこで考えたのが、カエルの大合唱です。これは、カエルのフィギュアをハスの葉のステージに積み上げられるだけ積み上げていき、積めたカエルの数に応じて、合唱の演出が変わるというモノです。例えば一匹だった場合は、カエルのソロコンサートの演出、積めば積むほど合唱の厚みが変わったり、コンサート会場の規模が変わったりして、最終的にはドームコンサートまでできるくらいにしたいです。積み上げるときには制限時間を設けて、それで遊ぶひとに応じて難易度が変更できるなどすると、幅広い人に楽しんでもらえるのではないかなと思います。
      企画案(アイデアのみ)としては成立しているようですが、これだけでは非常に問題が多くて現実性はあまり無さそうです。イメージスケッチは2次元のイラストなので詳細不明ですが、まず2本足のカエルのフィギュアは、ステージである「ハスの葉」の上にどうやって立たせる形状なのか不明です。たくさんカエルを立たせて2階/3階まで積み上がってきたそのカエルの総数をどのように計測するのか、RFID等は使えないので技術的にはかなり難問です。そしてカエルの数によって映像の合唱演出が変わる、ということは、ソロ→デュエット→合唱→ドームコンサート、と音楽的にも演出的にも多種のアレンジ(作曲/編曲)が必要となりますがその素養はあるのでしょうか。これらを解決して実現できるとすれば、卒業制作あるいは修士の修了制作のレベルの意義があります。なお提出レポートには形式違反がありましたので注意して下さい
    • 私は、先輩たちの作品を見て実際に体験できるものそして、何か感情に変化の起こるものがいいなと思いました。からくりロボットカギオくん!みたく使うと気持ちがほっこりするものが理想です。そこで思いついたのが気持ちの具現化をしてくれてそれに寄り添った音楽を流してくれるインタラクションです。いらないと言われた子たちをはじめとした自分が起こしたアクションによって光ったり何かが起こるということを生かして、音楽を流したいです。失恋ソングや反抗期の人に送る歌などピンポイントに流せるのが理想ですが、その感情をどういう風に見分けて設定するのか想像がつかないので喜怒哀楽と、その度合いの8種類の感情分けをしてどんなイライラにでも対応できるオルゴールやオーケストラなど歌詞のない選曲をするのが無難だな、と感じています。誰にも言えない、わかってもらえない感情をそのままにしない、救ってあげられるインタラクションになればいいなと思います。
      素朴なアイデアですが、小学生であればともかく、デザイン大学生の企画としては失格と言えそうなレベルです。「様々な感情を読み取り」と簡単に書いていますが、いまこの瞬間にも、世界中で数多くの研究者・専門家が「どうやったら人間の感情を読み取ることができるだろうか」という追求を続けています。この追求はざっと数十年間は続いてきたもので、それを実装して学生作品として作れるようなものではありません。つまりこの企画案は、「感情」に関するリサーチが決定的に欠けているからこそ出てきたものであり、その程度の姿勢/取り組みでは今後もろくなものが出来ないという危惧があります。なお提出レポートには形式違反がありましたので注意して下さい
    • 私は、先輩方の作品である靄夜(もや)のように空間全体を演出し、包み込まれるようか気分になる作品に興味を持ちました。そこで考えたのが「星空のオーケストラ」です。暗い部屋の壁や天井、また天井から吊り下げられたそれぞれ大小、色が異なる星のオブジェに光に反応するセンサーを取り付け、人が部屋で寝そべりながらそのオブジェに光を当てることで、それぞれ異なる短い音楽が流れます。例えば、大きな赤い星に光を当てると、情熱や迫力を感じる音楽が流れ、小さい白い星に当てると静かでやわらかい音楽が流れるなど様々です。この作品の面白いポイントは、暗い部屋の中をライトで星を見つける楽しさと、短い音楽を繋げることで自分だけの曲を作り出すことのできる楽しさを持っているところだと思います。
      まず、「靄夜(もや)」という瞑想空間内に設置するシステムは、現在でも動態保存されているので、体験したいという学生が5-6人出てきた場合には、実際に設置して体験するワークショップを行う用意があります。ただし設置に2日間、撤収にまる1日かかるので、冬休みとか春休みでないと無理でしょう。このワークショップの受け入れ期限は2023年3月あたりまでになります。この「星空のオーケストラ」の企画案ですが、ほぼ真っ暗な空間の上空に発光体(オブジェ)があるとして、そこにライトで光を当てる・・・というのは致命的に興醒めします。そのライトの光はさらに向こうの天井を照らして、その壁面や天井の素材をくっきりと見せてしまうために、せっかくの暗黒空間が単なる施設の中だと気付かせて現実に引き戻してしまうためです。瞑想空間で実験してみると分かりますが、オブジェごとに何か音を出したとしても、空間の全体にワンワン響いてしまってその位置関係(離れていること)は知覚できなくなるので、これも無意味に近い残念なことになります
    • 私は視覚・嗅覚・空間感覚を楽しめるものを考えました。仕組みとしては「はやくスシになりたい」を参考にしました。台があり、そこに置く造形にチップを仕込みます。台には色々な香りの液体が仕込んである状態です。台にバラやオレンジ,木の造形を置くと、その造形から連想されるようなフローラルやシトラス,ウッディの香りが放出されて部屋中に広がる仕組みです。また、造形や香りのイメージから連想されるピンクやオレンジ,緑の色のライトがつき、色んな方向からその空間を楽しめるようなものになっています。このアイディアを出した理由としては、よく売っているフレグランスは長期的に置いておくものが多く、しばらくは同じ香りしか楽しめません。しかし、私は気分によって香りを変えたいと思うタイプなので、多種多様な香りを楽しめて、かつ見た目も華やかなものを考えました。
      「嗅覚」に関する作品で最も重要なのはその「消し方」です。この企画案では色々な香りがどんどん混ざって放出されるので、想像してみるとゴミ溜めのような感じになってしまう危険性がとても高いと思われます。フレグランスはその単一の香りだからこそ人間は慣れて(耐えて)いけるわけなので、作品としては「一旦無臭に戻す」ための強力な送風機とか何かが必要になってしまいます

    以下はギリギリ(提出期限まで6時間以内)に届いた「1グループ」(11/15)のレポートなのでコメントも簡単にいきます

    • 私は、「パラサイティズムミミクリ」や「靄夜」の作品に見られるような、単純な作品の規模の大きさによる圧倒感と暗闇が生む美しさをかけ合わせたものが好きなので、それを使ったインスタレーション作品の案を考えた。まず電飾を施した糸を部屋に縦横無尽に張り巡らせる。その糸は右から左、上から下へとこれもまた縦横無尽に光が流れ、その動きに合わせて音も聞こえる。体験者はその張り巡らされた糸の中に入り込むことで作品の一部となる。また糸にはタッチセンサをつけ、体験者が触れると、そこから光が流れるようにする。また時間の経過によって作品が変化していくものも好きなので、体験者には一人ひとつ小さなモービル(アルミホイルなどで作ると軽い上に光の反射も美しいので良いと思う)を紐に括り付けてもらい、展示の最初は糸が張り巡らされただけの隙間を感じる作品だったものが、終わりには、重量感を感じるほどの作品になっていると面白い。
      図が小さくてよく見えませんでした。アイデアとしては面白そうですが、「電飾を施した糸を部屋に縦横無尽に張り巡らせる」システムの実現方法とコストの問題、そして「首吊り」の危険性についての懸念があります
    • 私自身、RPGなどの物語に触れながら進行するゲームが好きなので、「はやくスシになりたい」や「『いらない』と言われた子たち」のようなストーリー性を持った体験型の作品を作りたいと思いました。ざっくりとした構造までしか考えられませんでしたがリードスイッチを利用した仕掛け絵本が作ってみたいです。「ページをめくって読み進める」という本の特性を利用し、ページが重なると反応するようにリードスイッチを配置して音や光の演出を加えてみたいと考えました。ただ、電子機器を組み込んだ絵本自体が私たちの生活にとってかなり身近にあふれているので、独自性をどうやって出そうか迷っています。それからスイッチをページ内に複数仕込むという構造上サイズがそこそこ大きなものになりそうなので、コストをいかに抑えるかが課題です。
      自覚している独自性の問題、制作に関する課題、まさにその通りです。過去の先輩作品ではリードスイッチでなく「リボン状の協力マグネット」+「高感度磁気センサ」の組み合わせで実現している例が2つほど「SUACインスタレーション」の記録の中にあります
    • 私は、インタラクションの作品を考える時に同じ人が「もう一度やりたい」「何回やっても面白い」と感じるようなものを作りたいと思いました。そこで遊ぶ人自身が作品を作ることで成り立ち、何度もやりたくなるようなこととして絵を描いたり、作曲したりすることを考えました。遊ぶ人が自分でイラストを描いてその色をカラーセンサで読み取り、色やセンサで読み取っている時間によって音階や音の長さが決まり、簡単な作曲ができるような仕組みを作ってみたいです。イラストや作曲は敷居が高いと感じてしまう人も多いと思いますが、このアイディアだとイラストは色が判別できれば大丈夫で、作曲は自分で音楽を作るというよりも色にカラーセンサをあてるだけなので誰でも気軽に遊べるのではないかと考えます。また、描かれたイラストや音に連動してリズムゲームのような背景をスクリーンに映し出すとより楽しくできそうだと思いました。
      体験者がお絵描きするのをセンシングして絵や音が出る・・・というのはインタラクティブな作品の王道で、「SUACインスタレーション」の記録の中にもいくつも前例があります。色センサを使ったものもありました。ただしこの企画案を実現するのは1回生「基礎演習E」ではちょっと無理なので3回生あたりで挑戦してみるといいでしょう
    • 私は、食材を組み合わせてプログラム上で料理をするという作品を作りたいと思いました。対象はおままごとが好きな年代の子供で、料理をしたいという気持ちをおもちゃで実現するものです。にんじん、キャベツ、肉、カレールーなどそれぞれの食材の模型を作り、それらを組み合わせることで調理の過程のアニメーションが流れ(肉と豆腐の模型を組み合わせて豆腐ハンバーグを作る過程が流れる)、それに合った音が流れて(豆腐ハンバーグだと、ぺたぺたというこねる音、ジューという焼く音)アニメーションの中で料理が完成するという物です。
      おままごとの延長/発展で「料理する」・「食べる」をテーマとする作品も多いです。イメージ図だと騙されてしまいますが、この企画案だと、食材の模型はお皿の上に乗ったまま何も変化せずにじっとしていて、あとの結果はアニメーション(モニタ画面? プロジェクション?)を見て、というところがなんだか残念な気がします。なお提出レポートには重大な違反がありましたので注意して下さい
    • 私が提案するのはクリスマスツリーミュージックです。これはオーナメントに一つ一つ特定の楽器で演奏したクリスマスソングを割り振って、クリスマスツリーの決められた場所にオーナメントを一つ飾ると特定の楽器の音楽が流れてくるという仕組みです。二つのオーナメントを飾ると2種類の楽器が演奏し、オーナメントを全部飾ると全ての楽器が同時に鳴り出しクリスマスソングをオーケストラが演奏しているように聞こえるというものです。
      イメージ図ではオーナメントをひっかける場所(RFIDリーダが置かれる)が10箇所、描かれているので、このシステムを実際に作るとなると部品代だけで25万円を超えることになるのがちょっと問題ではないかと思われます
    • 私が考えたのは「sympathy robot」です。周りの声や音に反応して体を動かしたり表情を変えたりします。声の結晶 ーCrystal of Melodyーの作品から発想しました。ひとり暮らしをする人におすすめしたい作品になっています。例えばアップテンポな音楽を流すと楽しそうに体を動かしたり、ローテンポで静かな音楽を流すとゆったりと揺れる、と言った具合に動かすようにします。友達を呼んでワイワイするときは一緒に楽しめ、一人で話し相手がいないときに話しかけると声に応じて相槌を打ってくれます。ヘルツを測ってその大きさに応じて反応するセンサとプログラムで再現できるのではないでしょうか。
      「ヘルツを測ってその大きさに応じて反応する」Hzというのは周波数の単位なのでその大きさ?というのは周波数の高低ということかと思いますが、周囲の環境音の周波数成分や強度に反応して何かする・・・というのは技術的には実現可能です。ただしこのイメージ図のようなロボットの形状を実際に試作し、周囲の音楽のテンポの速い/遅いを検出して動作する、というところまで実装するにはおよそ数百万円必要なので、まず宝くじを入手してみましょう
    • 私は通常とは逆に開く傘を提案します。雨の日、車からの乗り降りでどうしても濡れてしまいます。そこで、私は傘の開き方に問題があるのではと考えました。車のドアの隙間から傘を開く際に傘は持ち手の部分から開くため、必要以上にドアを開けなければなりません。逆に開く傘であれば、このような状況を避けることができると思います。この傘であれば先端をドアの隙間から出すだけで開くことができます。この傘は構造上中心に雨水が溜まってしまうため長時間の使用には支障をきたすかもしれませんが、家の中から車へ、スーパーから車へなどの短い時間であれば問題なく使えるはずです。
      画期的なアイデアです。誰でも思いつきそうなこの画期的なアイデアの傘が実際に世の中に出てこないのには理由があります。ぜひ実際に作ってみて下さい
    • 団欒-だんらん-という作品を見て、囲炉裏から着想を得ていることから、囲炉裏の火の温かさやそこで共に過ごす人とのあたたかさを囲炉裏部分のパネルにて表されていたり、またそれを見る人と共有できるのではないかと思った。私の中での団欒は、家族で炬燵に入って話したりして過ごすことであるため、炬燵の形状の装置があれば面白いと思った。机部分がパネルになっており、炬燵に入っているひとの足の動きによって波紋ができたり画面に変化があれば一緒に楽しめるし、どこの誰の足がパネル部に影響を及ぼしているのかを当てたりしてあたたかい時間を過ごせるものを提案したい。
      提出された画像は壊れていたのでコメント出来ません
    • 私はストーリー性のある謎解きゲームを提案したいと思います。碧風祭のときに体験した、謎解きサークルの企画から着想を得たものです。「はやくスシになりたい」という作品では、シャリが固定されていて(置いてある状態)、そこに乗せるネタを選ぶことでそれぞれ違うムービーを映し出していました。私が提案したいのは、参加者がまずセンサーを内蔵した腕輪か何かを身につけ、謎を解いたあとに部屋に散りばめられた選択肢のところへ行き、そこにセンサーを反応させることで、スクリーンに映像が流れ、ストーリーが進んでいく、という仕組みです。謎はいくつか用意し、順番に解いていくと、ストーリーが繋がっていきます。間違えた選択肢に近づいても、新しい映像が流れることはなく、間違いだったのだと気づきます。
      イメージ図ではセンサー(RFIDリーダが置かれる)が10箇所、描かれているので、このシステムを実際に作るとなると部品代だけで25万円を超えることになるのがちょっと問題ではないかと思われます

    「技法を学ぶ」長嶋担当分(11/8, 11/15)レポート提出者

    「技法を学ぶ」長嶋担当分(11/8, 11/15)にきちんとレポートを提出したのは以下の39人です。 「基礎演習E」の残りの個人制作期間については、これらの学生への対応/支援を優先します。
    2224001
    2224005
    2224006
    2224010
    2224016
    2224017
    2224018
    2224023
    2224024
    2224026
    2224027
    2224029
    2224033
    2224034
    2224039
    2224041
    2224042
    2224043
    2224046
    2224052
    2224056
    2224057
    2224059
    2224066
    2224069
    2224070
    2224072
    2224077
    2224086
    2224087
    2224089
    2224091
    2224094
    2224098
    2224099
    2224104
    2224107
    2224110
    2224117
    

    「20221122レポート」へのコメント (2022.11.23)

    「20221122レポート」に無くて「20221124レポート」に加わった差分レポートへのコメント (2022.11.25)

    「20221129レポート」へのコメント (2022.12.1)

    「20221206レポート」へのコメント (2022.12.7)

    「20221220中間報告」へのコメント (2022.12.21)

    「最終報告」へのコメント (2023.02.08)

    関連資料・リンク