成安造形大学コラボレーション・プロジェクト
アーティストのための汎用センサ自作応援講座
第2話
奇遇というのかテレパシーが通じたというのか、
第1話
を書いていたまさにその途中で、疋田クンからのメイルが届きました。
このページは疋田クンたちと一緒に進めていく公開プロジェクトですので、
いい機会なので、メイルを引用しながらコメントしていきましょう。
seian-H8チーム編成も安定し、あらためてお願いすることになりそうです。
チームの課題として、
1.MAXを勉強しなければならない。
今のところ、センサからの情報はMIDIで来る、そして仕掛けの部分は
MAXでアルゴリズムを実現する、そこからの出力は
・MIDIで出して外部音源やサンプラーを鳴らす
・MAXからパソコン内蔵音源で鳴らす、MSPでサウンドを鳴らす
・MAXで扱えるグラフィクスやQTムービーを使う
・MIDIを受けてリレー出力とか照明制御するマシンを作る
というような作戦となりますので、いずれにしてもMAXは必須ですね。
いい機会なので、このプロジェクトでは、「コンピュータと音楽の世界」
に僕が書いた記事よりも簡単な初心者バージョンをやっていきましょう。
2.何をつくろうか?抽象的(極端に複雑なものは挫折します)。
と言う、基本系の問題です。
これは、
第1話
を参考にして下さい。いずれにしても、この領域で僕がアレコレ言うこと
は創造性を制限しますので、ここは皆さんの世界です。発想の自由さ、
現実化の制限、というのは、境界は時代とテクノロジーとともに
変化していきますので、固定的な判断は無用です。あれこれ、奇抜な
アイデアを投げかけていただければ、技術的な実現可能性とか
実現手法についてコメントします。(^_^)
僕がコラボレーションで進めているVPPというチームでは、
あまりにもったいないので書きませんが(^_^;)、凄いアイデア
というか、恐いアイデアとか強烈にソソラレルものがいくつも
出ています。実現はともかく。
多数の意見がわいわい出てくることの重要性がこれだと思います。
3.ひとつブラックボックスを作成してMAXにて個性を出す。1の課題へもどる。
と、三つの枝になり
これは、本プロジェクトのメインテーマです。ちかぢか、秋月から
最新のAKI-H8キットを仕入れて、以前にこのWebで紹介している
よりもさらに丁寧に、誰でも作れるように解説していきます。
そして、インスタを志す作家の卵がみんな汎用のブラックボックス
(MIDIセンサ)を持ち、自由なアイデアであれこれつっこんでは
ヘンなものを制作していく、という世界を目指しています。(^_^)
疋田クンの書いてくれたように、この1-3のループが回るごとに
作家として経験を積み、成長していく、というのがいいですね。
4.完全スタンドアローンなブラックボックスを作成。(疋田)
*newhyperが、起動時のみパソコンを必要とした事が魅力的だったのと、
疋田の作品は個々が独立(こだわっているのも古いかな)しているため。
僕は基本的には「汎用マシン」というのは自分では作らずに、作品
ごとに専用マシンを作っているわけです。そこで疋田クンのこの方針は、
よーく判ります(^_^)。
腕にワザがついてくれば、このような「作品の一部としてセンサや
システムを制作」という境地になってきますね。
5.大学対抗のロボコンにエントリーしようか!って?
言う、話しも盛り上がりつつあり、
コントローラーは、パワーグローブでMIDI!グーとパーとチョキぐらい
かな(^_^;)です。
先日テレビでやっていた高専のロボコンでも、コントローラに
プレステだかニンテンドウ64だかのコントローラを使って
いたみたいですね。PowerGloveは色々と使いにくいので、まぁ
コントローラとしては、ビジュアルな受け狙いということに
なるかもしれません。(^_^;)
.....しかも、G4はシリアルもADBも付いてないそうです。(@_@)諸行無常USB
あらためて、2000年(問題?)を実感します。
当面、USBマシンについては、ローランドのUM-2を仕入れて下さい。
これでMAXでもMIDIセンサが使えます。USB対応については、
ちょっと
考えはじめていますので、いずれは何か対応できるかもしれません。(^_^;)
...ということで、頑張って、ぼちぼち、進めていきましょう。(^_^)
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