静岡大学情報学部集中講義2002
音像メディア論
長嶋洋一
おおよそ以下のような話ですが、たぶん全部は網羅しきれませんので
抜けた内容については自分で調べてみましょう(^_^;)
「音」とエレクトロニクス
- 空気振動としての音
→耳→鼓膜→聴覚神経→脳
- 聴覚の主体 : 脳の働き
→音響知覚物理学・音響心理学・認知心理学・音楽心理学・感性科学
- 音響振動 = 音響信号 → サウンドエレクトロニクス
サウンドディスプレイデバイスとしてのスピーカ
スピーカの駆動は電磁誘導(モーターと同じ)
サウンド入力デバイス(センサ)としてのマイク(駆動原理は電磁誘導 : 発電機と同じ)
スピーカをドライブするアンプ(増幅器)
- エレクトロニクスの概要
- 作るサウンドエレクトロニクス
「音」の3要素
- 周波数
人間の可聴帯域は?
CDとハイパーソニック
「超音波」帯域の影響
「超低周波」帯域の影響
「電磁波」の影響
「気」の正体と脳波
ピッチの指数的構造
音響理論と音楽理論
- 音量
音量の指数的構造
デシベル
エンベロープ : 音量の時間的変化
- 波形
倍音と高調波
フーリエ解析、フーリエ合成
インハーモニシティ
高調波エンベロープ : 音色の時間的変化
サウンドのアナログ的拡張
- 音源
オシレータ(方形波、矩形波、三角波、鋸歯状波、PWM)
FM音源
サンプリング音源
ホワイトノイズ
ピンクノイズ
- フィルタ
LPF
HPF
BPF
ノッチフィルタ
コムフィルタ
- 変調
AM
FM
RM
DBMとSSB
LFO
ビブラート = LFO + FM
ワウワウ = LFO + LPF
トレモロ = LFO + AM
- 時間遅延effect
ディレイ
エコー
リバーブ
コーラス
フランジャー
レスリー
- エフェクタ
ボコーダ
楽器から音楽へ
- 楽器 Instruments
自然楽器
電気楽器
テレミン
オンドマルトノ
ハモンドオルガン
フェンダー・ローズ
メロトロン
電子楽器
ミニムーグ
MC-8
TR-808
DX-7
SK-1
アナログシンセサイザ
サンプラー
ディジタルシンセサイザ
- 「電子楽器」の解析
- 音源
ピッチ生成
VCO
対数変換
音源方式
加算合成
減算合成
変調合成
非線形合成
音色
フィルタ
VCF
サンプリング
エンベロープ
EG
ADSR
- 音色の時間的変化(タイムバイアント)
加算合成+ハーモニックエンベロープ
FM合成+オペレータエンベロープ
ウェーブモーフィング
マルチサンプリング
Digital Filter
- モノフォニックとポリフォニック
アサイナ
ペダルの話
- 音楽の3要素
リズム
メロディー
ハーモニー
- 音楽理論
旋律法
和声法
対位法
管弦楽法
音律 Temperament
音楽認知の理論
- 「自動演奏」の実現
オルゴール
ロールピアノ
リズムボックス
シーケンサ
- MIDI規格
ノートナンバ
MIDIノートナンバと楽音周波数との関係
ベロシティ
MIDIベロシティと実際の音量との関係
プログラムチェンジ
ピッチベンド
パンポット
ボリューム
コントーロチェンジ
チャンネルプレッシャー
エクスクルーシブ
- シーケンスソフト
ステップタイム
ゲートタイム
デルタタイム
SMF
GM
- シーケンサと打ち込み音楽(DTM) → カラオケ/ゲーム
ディジタル音響(コンピュータサウンド)
- アナログとディジタル
- A/D変換とD/A変換
- 量子化
- 離散化
- サンプル&ホールド (S/H)
- アンチエイリアシングフィルタ
- サンプリング定理
- サウンドファイル
WAV
AIFF
AU
MP3
- サウンドのためのメディア
CD
DAT
MD
DVD
フラッシュメモリ(メモリースティック、コンパクトフラッシュ、スマートメディア)
- ムービーとサウンドトラック
- ストリーミングオーディオ
- Javaとサウンド
- MIDとMIDI
- QuickTime、Shockwave、Flash
- ホームページへの張り込み
- ディジタル信号処理
時間軸と周波数軸
リサンプリング
リバース
ピッチシフト
FFT
IFFT
ボコーダ
畳み込み
グラニュレーション
ウェーブシェーピング
物理モデル
ピッチフォロワー
エンベーロープフォロワー
- Kymaによる楽音合成アルゴリズムの実例
音楽情報科学
- コンピュータに解釈させる
- コンピュータに演奏させる
- コンピュータがコブシをきかす
- コンピュータに歌わせる
- コンピュータに検索させる
- コンピュータに伴奏させる
- コンピュータとセッションする
- コンピュータに採譜させる
- コンピュータに音楽を聴かせる
- コンピュータに編曲させる
- コンピュータに作曲させる
- コンピュータにアドリブさせる
- いろいろな音楽情報科学研究
メディアアートとしてのComputer Music
- テープミュージック (ミュージックコンクレート)
- アルゴリズム作曲
- 確率統計音楽
- カオスとフラクタル
- サウンド・インスタレーション
- 環境音楽(サウンドスケープ)とBGM
- soundからmusicへ
- musicからsoundへ
- グラフィクスとの融合・統合
- マルチメディア・アート
- インタラクティブ・パフォーマンス
- センサとMaxによるインスタレーション/パフォーマンス
- メディアアートフェスティバル2001
- メディアアートフェスティバル2002
関連した話題
- 著作権
- 音の「錯覚」
無限に上昇する音
無限に下降する音
無限に加速するリズム
無限に減速するリズム
メロディー知覚の錯覚
- 視覚と聴覚の絡んだ「錯覚」
- 「耳コピー」
- 指揮者の「眼」と「耳」
- 声楽のビブラートのピッチ中心はどこ?
- 浜松市科学館
- 浜松市楽器博物館
- プレーヤ
- レコーダ
- シーケンスソフト
- ソフトシンセサイザ
- ソフトGM音源
- I-CubeとAKI-H8
- 物理量とセンサ、センサキットの活用
- 登場・関連するソフトウェア
M
Max/MSP
SuperCollider
Kyma
Image/ine
Open-GL
BigEye
Pd
GEM
nato
Jitter