「suno発狂」コレクション

2026年9月 長嶋洋一


  • 「suno発狂」とは、たまに起きるsunoの現象で、生成された曲データの途中から、明らかに異常なサウンドが生成時間リミットまで続くという現象です
  • 同じpromptで生成されたもう1曲はまったく正常なので与えたpromptは原因でなくて、この異常に「生成出力を聞かないsuno」は気付かないというものです
  • 人間の作曲家であれば誰でも(DTM/DAW作曲でも同じ)、「自分の作った音楽」を確認のために聞く(作曲の過程で何度も何度も聞く)のですが、sunoはLLMによって次々と音響を連結させて音楽を生成してそのまま最終出力します。つまり、sunoは確認のために自分の作った音楽を聞くことはありません (現在のところ)
  • この異常の原理については、 ChatGPTとの、とある対話 の中ほどで検討していますので、参考にして下さい
  • sunoの生成曲でduration: 7min59sec になった場合には、貴重な「suno発狂」サンプルである可能性が高いので保存しておきましょう。(正常な7min59secの曲を生成する事もたまにあります)

1回目の「suno発狂」

  • この現象は、京都精華大学 2026 "生成音楽論" のための資料 SunoのModelsとPromptsの比較実験 の中で発見しました
  • 「空白prompt」の実験で、オリジナルモデル「nagasm6 (chaos Piano)」において、1曲は 2min06sec の普通の曲でしたが、同時に生成されたもう一方の この曲 では「sunoの発狂」の現象が起きて、duration: 7min59sec とsuno生成最大サイズ(8分)ギリギリでした。
  • こちらは1min13secあたりで突然にテンポダウンして1min15secから長ーーーーーーーーい「沈黙」に入ります。これで終わりかというとそうではなくて、3分半以上の「沈黙」の後で、4min49secあたりで突然に何事も無かったように音楽が再開して、そこからさらに3分以上も続いた音楽は突然に終わります。まるでJohn Cageの「4分33秒」を思わせる(ただし曲の途中に挟まれる)、異常な「沈黙」です

2回目の「suno発狂」

  • この現象は、京都精華大学 2026 "生成音楽論" のための資料 「現代音楽・実験音楽っぽいprompt」の実験(2) の中で発見しました
  • prompt「hybrid of ガムラン and フォルクローレ」の実験(モデル: v5.5 Pro)で、1曲は 2min20sec の普通の曲でしたが、同時に生成されたもう一方の この曲 では「sunoの発狂」の現象が起きて、duration: 7min59sec でした。
  • こちらは冒頭から普通に続いていた音楽が2min50sec付近からテンポが遅くなり、楽器音のソロが2min57secあたりから単音の残響だけがずーーっと3分以上も持続して、そのまま6min5secあたりで残響が2音ミックスで続き、6min27secあたりから緩やかに周期的変動しつつ最後まで続く、という異常なものでした

3回目の「suno発狂」

  • この現象は、 RRR日記(16) の「2026年9月13日(日)」に、数日前に新しくsunoがv6になった状況を受けて行った実験を進めている中で発見しました
  • モデルは「v6-wild Pro」、与えたpromptは「Instrumental only. No lyrics, no words, no intelligible singing or spoken voice. hybrid of wordless Flamenco vocalization and Tibetan Buddhist chant. Non-lexical vocal sounds used purely as musical texture are allowed, including vocalise, scat singing, humming, moaning, grunting, and screaming.」で、1曲は 2min33sec の普通の曲でしたが、同時に生成されたもう一方の この曲 では「sunoの発狂」の現象が起きて、duration: 7min59sec でした。
  • こちらはイントロはフラメンコ風のGuitar、そして混声Humming Unison Chorus、女声Chorus、その3分5秒あたりでスッと無音になり、その後はずっと無音だったのに、6分30秒あたりから小さなジリジリといいうノイズが大きくなり、6分50秒あたりからcresc、7分59秒まで大きくなっていきました

4回目の「sunoプチ発狂」

  • この現象は、 RRR日記(16) の「2026年9月15日(火)」に、「Barbershop vs ガムラン」promptの実験を進めている中で発見しました
  • モデルは「v6-wild Pro」、与えたpromptは「No lyrics, no words, no intelligible language, no spoken text. Hybrid of wordless Barbershop vocal quartet and Balinese gamelan. Human voice may be used freely as a musical instrument, including vocalise, scat, humming, moaning, grunting, screaming, chanting, and other non-lexical vocal sounds.」で、1曲は 2min28sec の普通の曲でしたが、同時に生成されたもう一方の この曲 では「sunoのプチ発狂」の現象が起きて、duration: 7min28sec でした
  • これまでのsuno発狂(上の3件)では、生成される音楽の途中で「無音」になる期間が長く存在していたのに対して、このsunoプチ発狂では、「次第に音楽が単調になりつつエンディングに至らずに停滞したまま時間が経過する」という新しいパターンです
  • 以下は視聴時にライヴでメモしていた「印象」です
    • イントロは男声から始まって、これで7分も続くのかちょっと心配になりつつ、いい感じで展開
    • ガムラン色は少なくて、やがてドラムが入ってPOPな感じ
    • 1分ほどでぐるっと一巡したところで、早くも「持て余し」の雰囲気
    • これを繰り返して盛り上げるのは大変だし、落とし所も大変・・・と心配
    • 2分半あたりから困って、3分になるとテンポが落ちてきた
    • 3分半でさらに困ってtempo down。来たか?
    • 4分になると楽器も減ってきた。さらにtempo down。これはもう「プチ発狂」だろう
    • 5分半、まさにこれは迷走。後ろの方でずっと続く音がcresc、消えないが困りに困ったsunoを体感
    • 7分、エンディング無し。背景音が大きくなったがそのままプチッと切れて終了、これは正しく「プチ発狂」

5回目の「sunoプチ発狂」

  • この現象は、 RRR日記(16) の「2026年9月15日(火)」に、「Barbershop vs ガムラン」・「+現代音楽遺伝子」promptの実験を進めている中で発見しました
  • モデルは「v6-wild Pro」、与えたpromptは「No lyrics, no words, no intelligible language, no spoken text. Hybrid of wordless Barbershop vocal quartet and Balinese gamelan and atonal contemporary music and odd meter and polyrhythm and microtonality. Human voice may be used freely as a musical instrument, including vocalise, scat, humming, moaning, grunting, screaming, chanting, and other non-lexical vocal sounds. 」で、1曲は 3min21sec の普通の曲でしたが、同時に生成されたもう一方の この曲 では「sunoのプチ発狂」の現象が起きて、duration: 7min31sec でした
  • これも「次第に音楽が単調になりつつエンディングに至らずに停滞したまま時間が経過する」という新しいパターンです
  • 以下は視聴時にライヴでメモしていた「印象」です
    • イントロ、ガムラン楽器もボカリーズも現代音楽。これは二度三度と生成させてみたいかも
    • 男声コーラスどころか混声になっている。ガムランと刻むボカリーズの相性は良い
    • しかし2分半あたりで、なんとなく先行きに不安が・・・
    • 3分半を過ぎて、またまた落とし所が見えない感じ
    • 4分半、手を替え品を替えの材料が無くなってきたか
    • 5分、また楽器が減ってきたか
    • どうやらこれも貴重な「プチ発狂」のサンプルか?
    • 6分、まだtempoは落ちない模様
    • 7分、また背景残響がcrescしている
    • タイミングがたまたま合ってプチ切れではなかったものの、まぁ不良品