京都精華大学 2026 "生成音楽論" (長嶋) 第1週

Opening Remarks

シラバスにある「生成音楽論」のサブタイトルは、『音楽生成AIの理解と活用を目指す。音楽とは何かという根源的な考察を多様な視点で進める』です。
シラバス「授業の概要」では、『音楽生成AIについて、その原理や限界について理解するとともに、実際に活用していくための視点を考察する。共通ツールとして音楽生成AI「suno」を使用して、実例や課題を通して具体的に音楽生成(作曲)すると共に、「生成AIそのもの」・「音楽そのもの」についての深い考察を目指す。既に現実のコンテンツ作成の領域で実用レベルに到達している音楽生成AIなので、この科目においては「ボーカル(歌)と歌詞」については敢えて対象から除外して、テキスト(文字)文化およびストーリーテリング文化と切り離した「サウンド」コンテンツとしての音楽に焦点を絞る』と述べています。
全7週のオンライン授業では、実際にsunoで音楽を生成する演習的内容と共に、毎週テーマを設定した「解説」「資料リンク」等に基づいて、興味のある関連情報を調べて考察することで、「音楽とは何か」という根源的な考察も並行するように心掛けて下さい。また、対象から除外した「ボーカル(歌)と歌詞」を含む楽曲の生成については、授業を離れて独自に実験・発展させることも推奨します。

イントロダクション

とりあえずsuno

生成AIとは(概論)

音楽の「スタイル」・「ジャンル」とは

音楽生成AIと「歌声」について

この科目のシラバス「授業の概要」において、以下のように明記しました。
既に現実のコンテンツ作成の領域で実用レベルに到達している音楽生成AIなので、この科目においては「ボーカル(歌)と歌詞」については敢えて対象から除外して、テキスト(文字)文化およびストーリーテリング文化と切り離した「サウンド」コンテンツとしての音楽に焦点を絞る。
現在では、「コンピュータがしゃべる」・「コンピュータが歌う」というのも当たり前になりましたが、コンピュータ・エレクトロニクス技術の歴史からは、この領域については深くて長い歴史があります(第5週あたりで紹介する予定)。 そしてsunoなど現代の音楽生成AIにおいては、実はこの「コンピュータがしゃべる」・「コンピュータが歌う」技術の歴史を軽く超越してしまいました。

上述のように、この科目では「音楽生成AIと取り組む事 = 音楽そのものと取り組む事」を目的としているので、敢えて、sunoにおいても「ボーカル(歌)と歌詞」の生成をカットして扱います。 その理由は、歌詞は文学的要素(言語学・文学・演劇学)などに大きく関係しているからです。 もちろん、「楽器」としての「声」については音楽における重要な要素なので、ボカリーズ(母音唱法)/スキャットなどの「歌詞を持たない歌声」についてはOKとします (このページの「イントロダクション」に置いた、長嶋がsunoで作った曲 でも使われています) 。なお、個人としてsunoで音楽生成する場合には、どんどん自分で実験して歌詞のあるボーカルを活用して下さい。

なお、sunoで音楽生成した場合の著作権については後で紹介しますが、ボーカル曲を生成させる際に、歌詞として「既存の詩」(詩人の詩集から)とか「既成曲の歌詞」などをそのまま与えるのは、著作権上の問題となるので注意して下さい。sunoは歌詞を与えなくても自動で歌詞を生成しますし、一つの手としては「ChatGPTなどの生成AIに作詞させる」というのもあります。 長嶋は「日本時間学会」会員(元理事)なのですが、2026年時間学会大会を機に「時間学」のテーマソングをsunoで作りました。興味のある人は ここ をチェックしてみましょう


この謎の「歌う鍵盤」について興味のある人は → チェック

sunoに与えるPromptの実験

生成AIとの関係についてJASRACが方針/取り組みを発表(2026.06.11)

今週の課題

提出された課題に対するコメント

今回提出されたmp3の中で長嶋が感銘を受けた作品

あくまで単なる個人的感想である事を最初にお断りしておきます。カッコイイ曲でも、suno界隈でけっこう聞き飽きた「よくある曲」は選抜していません