"DSPSS2002"の思い出

2018.07.20 長嶋洋一


2018年8月6-9日の Maxサマースクール・イン・藝大2018 に参加することになりました。 その 開催概要 のページには、過去の「MSPサマースクール1999 - IAMAS」と「DSPサマースクール2000 - IAMAS」という歴史が書かれていましたが、実は2002年にSUAC(静岡文化芸術大学)のメディアアートフェスティバル(MAF2002)と併催ということで、開学して2年半のSUACでDSPSS2002が開催されていました。 Cycling'74でMaxの拡張機能"jitter"(ライヴグラフィクス処理、64次元マトリックス)を開発したプログラマでありメディアアーティストであるJoshua Kit Claytonが来日して、翌週に世界に発表する予定のjitterの開発最終版をカリフォルニアから持参して参加者に配布して、世界への発表に先駆けてjitterを開発者自身が解説する(通訳は小林茂、会場には後藤英・三輪眞弘・赤松正行など錚々たる顔ぶれ)、という画期的なイベントでした。
MAF2002のライブComputer Musicコンサートでは2夜にわたって、「由雄正恒」・「平野砂峰旅 」・「長嶋洋一」・「佐近田展康」・「赤松正行」・「三輪眞弘」・「東野珠実」・「後藤英」・「Joshua Kit Clayton(←jitterを使った作品の世界初演)」などのどこかで見かけた名前の作家の作品が公演され、MAF2002のインスタレーション・ギャラリーでは10日間にわたって、「勝田哲司」・「松村誠一郎」・「中居伊織」・「赤松正行」などのどこかで見かけた名前の作家の作品が展示されました。 以下、手元に残った写真などの資料を再録します。 16年前の若々しい顔とMaxコミュニティの熱気をご堪能下さい。(敬称略)


↑ DSPSS2002チラシ発掘しました。クリックすると大きくなります ↑


DSPSS2002の様子

Joshua Kit Clayton 公開レクチャー

その他の写真・資料は以下をどうぞ

メディアアートフェスティバル2002

Photo Report of Media Art Festival 2002 in SUAC

インタラクティブアートの統合的システム・プラットフォームとしてのMax/MSP (長嶋洋一プレゼンテーション資料)

SUACインスタレーション (Max活用作品多数)

宇宙人音楽と人体音楽の作曲事例報告 (DSPSS2002の裏で同時進行)

あらえっさっさの日記(8月23日のところに三輪さんの「またりさま」発見)