38虎 レポート
2012年8月 長嶋洋一
上埜 安佳里
サウンドデザインの授業にようやく慣れ始めた6月、Make:Ogaki Meeting 2012に参加しないかと 誘われ、ぎりぎりまで返事に悩みました。情報処理Aのプレゼンテーションでインターカレッジでの パフォーマンスやmaxパッチを見て興味を惹かれ、実際にパフォーマンスに参加したいという気持ちは 大いにあったのですが、皆さんが昨年の夏休み計画し演出した企画にぽっと参加していいものか…… という迷いがありました。 しかし、思い切って参加の返答をして良かったと講堂リハーサルの際に実感しました。改造された ジャミネーターを実際に触ってみて文章だけでは理解できなかった仕組みに触れることで昨年の成果を 感じ、悩むよりは、すべきことを頭の中に叩き込もうと決意しました。本番での演奏はハプニングがあり 実際に演奏することはありませんでしたが、それでも十二分に舞台を楽しむことができました。講堂での リハーサルで必死に覚えたことも無駄にならなかったと今になって思います。 また、Makeの各ブースを周り、豊かなアイディアに触れ大きな刺激になりました。今まで触れたことの ない技術や知識に触れ、創作のヒントも幾つか頂けたことは自身にとって大きなプラスになったと感じて います。 今回は、演奏という企画の最終段階での参加になりましたが、今後グループで企画実行する肥しに なりました。こういった貴重な機会に参加しないかと誘ってくれたメンバーと、演奏しやすいようにパッチ を変更、本番では代わりに演奏し全面的にアシストして頂いた長嶋先生、インスタレーションについて 教えてくださった1年生の皆さんに感謝しています。ありがとうございました。森川 真衣
今回、ジャミーズ娘+としてMOMに参加しないかと言われたときに脳裏を過ったのは、東京での私自身 の失敗でした。 ジャミーズ娘+のパフォーマンスを終わらせるタイミングはある意味私が握っているため、操作を間違 えればパフォーマンスが途中で終わってしまうのです。それを東京でやらかしてしまった為に、大きな 迷惑をかけてしまいました。この春に行った講堂パフォーマンス、その記録をYouTubeへ公開という 形でジャミーズ娘+は一度完結という形になりました。けれども、心の中でその失敗は残っていました。 今回話をいただき、私はMOMというイベントへの強い興味が参加へ意志を示すものの、「またあの失敗を してしまったらどうしよう」という不安がありました。ちなみに講堂でのパフォーマンスの時点で犯した 失敗をしても大丈夫な様になっていましたが、それでも何とも言えない不安は私の中にありました。 参加を決めてから、MOMを楽しみにする気持ちを高めようとし、失敗についてはあまり考えないように していました。しかし講堂リハ、会場リハを終えるごとにあの失敗は緊張も相まって「失敗したらどうしよう」 という気持ちが高まってしまいました。 そんな気持ちのまま、本番。まさかの上埜さんのジャミネーターMIDI不調という事態に見舞われましたが、 パフォーマンス自体はなんとか終了。パフォーマンスがブチ切りになると言う事はなく、ある意味成立 できたと思います。とにかく、私は終了後どこかほっとした気持ちになりました。 パフィオーマンス後、SUACブースでの展示での店番ではこのイベントの参加している人たち、来場 してくる人たちの幅がもの凄く広い事に驚きました。純粋に楽しまれる方や仕組み、それもかなり詳しく 聞かれる方等とにかく様々な方が訪れてくださいました。さらに、他の方の展示では手芸系から電子 工作系、ロボット、テスラコイル等、どのブースも展示内容がとても面白く、特に電気工作系は「私も 作りたい!!」と思うものが多かったです。 来場された方々や展示している方々とたくさんお話しでき、本当に充実した2日でした。根木 隆之
今回のMOMで、一番印象に残った事は、参加者の年齢の幅の広さです。僕は、MOMのような技術 作品の展示会には工業高校の学生や大学生などが主に参加しているのだろうと思っていましたが、 実際に行ってみると、学生からお年寄りまで参加者の層が厚く、皆一様に「MOMを楽しんでいる」 雰囲気がありました。インスタレーションの説明を聞く姿も熱心で、会場全体が独特の熱気に 包まれているように感じました。金重 祐香
今回make ogaki meetingに参加させてもらい、たくさんの貴重な経験をしました。 先輩方や長嶋教授のライブパフォーマンスのお手伝いは、初めて舞台裏がどんな風になっている のか、またリハーサルやセッティングというものがどんなものか体験することができました。 会場内の熱気あふれた様々な興奮が充満した空気に触れられたのも貴重な経験となりました。 各参加者が自分の自慢の技術や制作、研究の成果を熱く語る姿に直接向き合い、耳を傾け、 時には私自身もその場で作品をつくることができる、これは日常では非常に得難くこのような イベントでしかできないことだと思います。 そして、suacの展示ブースでブースを訪れてくださった方に先輩方の作品の説明をしたことで 作品に対する理解や、どのように説明すれば分かりやすく、かつ優れた作品であるかを伝える ことができるのか学ぶことができました。 実際にやってみなければ分からない楽しさや苦しさをこの38虎で吸収することができてたいへん 満足しました。ありがとうございました。山田 明歩
今回、MOMにジャミーズ娘として再び演奏する機会に恵まれたことにまず驚きを隠せませんでした。 春に行った講堂収録で一応の完結を見たジャミーズ娘。それから約半年、改造ジャミネーターが 完成してからおよそ1年で2回も大勢の人の前で発表するチャンスを持てて、とても良い経験に なりました。 直前リハで順調にいき、本番を迎えたわけですが、パフォーマンス中に突然のトラブルに見舞われ ながらも先生のアシスト演奏により、最期までしっかりと演奏内容をやりとげることができました。 パフォーマンス後に見た各出展者のブース巡りは非常に刺激的なモノでした。インターネットや 本で見る一方通行の発表ではなく制作者の直の声を聞いてその作品に触れることはほんとうに おもしろいものでした。インターネットで見たことのある作品、初見でもとても興味をそそられる 作品、手に入れたいと思えてくる作品など実にさまざまで残りの夏休みをどう過ごすか、良い 刺激になりました。私たちのSUACブースに足を運んでいただいた方の年齢層・職種も実に幅広く、 私のつたない説明で先輩方の作品を伝えなければならない状況は正直なところ苦しかったのです が、色んな方とふれあい「おもしろいね」と笑顔で言ってもらえたときはほっとしました。先輩の 作品のおもしろさを伝えることができたのかとおもうと、私もその作品の一部になれたのかな? と思います。小さなお子さんがリピーターになってくれたコトが本当にうれしかったです。 このような貴重な場を与えてくださった長嶋先生、一緒にパフォーマンスを成功させることが できた仲間たち、それをサポートしてくれた一年生に感謝しつつこのレポートで今回の遠征を まとめたいと思います。ありがとうございました。鈴木 千佳
ジャミーズ娘+としてMOMへの参加のお話をいただいた時、参加するかどうか迷いました。という のも、春休み中に行った講堂での撮影で終わった気持ちでいたからです。しかし、今は参加して 本当によかったと感じています。 メンバーを入れ替えて、新たなメンバーで臨んだMOM。本番では思わぬハプニングもありました。 また、こうすればよかったのでは・・・と思うところもありましたが、無事最後まで演奏することができ ホッとしています。 SUACブースの店番ではたくさんの方とお話しできました。自分の勉強不足で聞いてくださった 質問に対し答えられなかったのは残念でしたし申し訳なかったです。お話した方の中にはジャミーズ について興味を持ってくださる方もいて、それはすごくありがたいことだと思いました。また、各ブース では今まで触れたことのない技術やたくさんのアイディアに触れることができ、大きな刺激となりました。 同時にさまざまな交流もあり、たくさんのお話を聞くことができました。さまざまな考え方にも触れる ことができ、今後の制作に生かしていきたいと感じました。 MOMへ参加したこの2日間は、とても充実したものとなりました。参加するきかっけをくださった 先生、SUACのメンバーには感謝しています。本当にありがとうございました。柳本 薫
私は最初はMOMへの参加を迷っていました。今回長期帰省をとる予定だったので、MOMへ参加する には一旦浜松へ戻らなければならなかったのです。ですが、帰省といっても私の性格上、だらだら 過ごしてしまう日々が続いてしまう……それならば、せっかくの夏休みを有効活用しようと意気込んでの 参加でした。 1日目は先輩方のジャミーズ娘と先生のパフォーマンスでした。私自身見るのは初めてだったので、 いち観客としてもたのしみながら見させていただきました。ビデオ撮影のため客席にいたため、観客の 反応を見ることもでき、良い経験になりました。パフォーマンス後はブースを回りましたが、手芸から 本格的な電子回路系などジャンルが様々でとても興味深かったです。ワークショップの枡作りも普段は できない経験でした。 2日目もブースをまわるのを中心に、またSUACブースで説明担当をしました。専門的な知識が足りず 上手く説明できなくてもどかしく感じたのが印象に残っています。自分なりの表現でいかに良さを伝える かが難しいのかを、OCのときとはまた違った視点からとらえることができました。カラーオーケストラは 小さな子に好評だったと思います。積み木を積み上げるような感覚で音が増えていく仕組みが面白い ようでした。しかしやはり接続部分が少し固く、あまり容易に組むことができませんでした。このように 多くの年齢層に体験してもらうことによって、新たな改良点が見つかることもあるのだと学びました。 今回の参加は様々な作品に触れることもでき、本当に良い経験になりました。ありがとうございました。土佐谷 有里子
今回ジャミーズ娘+として参加させていただいきました。 ジャミーズ娘+は一年生のときに35虎としての活動でした。夏休みに何か作品を作ろうという企画から 始まり、ジャミネータの改造、そしてジャミーズ娘+。最終的には東京で行われたインターカレッジ2011 に参加という、他では絶対にできない経験をさせていだたきました。 そのジャミーズ娘+が今回MOM2012で復活ということで、嬉しさと同時に少しの抵抗もありました。 あくまで一年生のときの活動であり、春にリベンジの撮影を終えていたからです。それでも、貴重な体験 ができるこのチャンスは逃したくないと思い、参加を決意しました。 今回は数馬さんの代わりに上埜さんがドラムを担当してくれました。急な参加、さらに重要なパートと あって大変だったと思います。それでも熱心に取り組み、役をこなしてくれました。彼女にはとても感謝 しています。本番ではハプニングもありましたが、それもまたいい経験だったと思います。 MOM2012で出展された様々な作品には刺激を受けました。大学でみる学生の作品とは方向性が 異なり、高校時代にひたすら電子回路の勉強をしていた頃を思い出しました。同時にまたそちらの方にも 手を出したいという制作意欲が沸きました。 出展を見て、大学のブースで作品説明をする中で、たくさんの人との出会いがありました。個人的に また連絡を取りたいと思える方もいらっしゃいました。 今回勇気を出して参加することができてとてもよかったです。本当にたくさんの貴重な経験をすること ができました。その機会を与えてくださった長嶋先生、一緒に舞台に立ってくれたジャミーズ娘+の みんな、サポートをしてくれた一年生、本当にありがとうございました。