(参考)「サウンドデザイン」の関連領域
インタラクティブプロダクト演習(長嶋担当回)
- 話題メモ
- 初日ガイダンス担当分(2017.10.04)
- 長嶋担当回の目標「インタラクティブプロダクト(システム)の本質」を理解する
- 造形 - 鑑賞用プロダクト - ※インタラクティブじゃない
- からくりプロダクト(可動部品あり) - ヒトの力、重力
- からくり人形(動力源あり) - ぜんまい、ゴム、圧縮空気
- ロボット人形(モーター駆動) - 電池(電気エネルギー)
- ラジコン人形 - 電池+リモコン制御(有線/無線)
- 電子回路によるstandaloneシステム - 触れると光が点滅、触れると音が出る・・・
- マイコン内蔵システム - 高度な処理を実現 - Arduino、LEGOマインドストーム
- パソコン・タブレット・スマホ - 閉じたコンピュータシステム
- パソコン+インターフェース --- 外界とやりとりして高度な処理を実現
- 長嶋の作った「オリジナル楽器」の体験デモ
- Cyber Kendang
- Peller-Min
- 「光る絃」インスタ ※「jitter」活用例
- PAWセンサ単独インターフェース → 先輩作品例
- MRTI2015 ※「jitter」活用例
- 長嶋担当回(2週)で紹介すること
- Macを使おう
- "Max7"で出来ること(の一部)
- お手軽「TouchMIDI32」の紹介
- 「触ると音が出る」システム(楽器?)の作り方
- 「Arduino」で広がる世界
- インスタレーションへの可能性
- パフォーマンスへの可能性
- 担当1回目(2017.12.07)
- 今週と来週は「マルチメディア室スタート」
- マルチメディア室の使い方
- 個人データ(Rドライブ)は保存されない
- データはUSBメモリ/HDDで持ち帰る
- 長嶋Webへのアクセス→「nagasm.org」から or SUACから
- 長嶋が最近作った「新しい楽器」の紹介 ★ ★ ★
- これまでの回と長嶋担当回と今後の回についての関係
- この科目はオムニバス(複数の教員が担当)
- オムニバス科目の美味しい生かし方
- この2週では長嶋から新しいトピック(Macによるサウンド生成など)を提供する
→これを自分のプロジェクトに活用してもOK
→知識として学んだ上で使用せずに自分の路線を進めてもOK- 前期「サウンドデザイン」を受講した学生にはほぼ復習(^_^)のスタート
- ここまでの「インタラクティブプロダクト演習」についての簡単な感想(出席確認)
- 佐々木先生担当回で得たこと
- 伊豆先生担当回で得たこと
- 的場先生担当回で得たこと
- 長嶋担当回の要素に対する第一印象
- Max7の使い方について
- SUACではMax7をライセンス購入している正規ユーザ
- ただし設定業者の軽いミスのために、起動した最初にだけ必要な「おまじない」がある
- 起動した直後のMax7は「体験版」モード(パッチが保存できない)になっている(ウインドウ右上に黄緑色のマーク)
- これは「File」の「New Patcher」を開き、その「File」を見ると、「Save as...」が灰色で選べないので分かる
- そこでMax7を起動したら、まず「Max」メニューの「Perferences」を呼ぶ
- 「Perferences」のいちばん右の「All」タブを開く
- そこにある「URL Proxy」の中身が「http://sopro.suac.ac.jp」となっている
- ここを消して(空白にして)リターンで確定させる
- ここでいったん、Max7を「Quit」(終了)する。閉じただけでは駄目
- そして再びMax7を起動すると、あとはMacを落とすまでパッチが保存できるようになる(^_^)
- Max7入門 part1 - Maxを立ち上げて編集して終了する
- システム環境設定でサウンドを「内蔵スピーカ」にすると音が出る(ヘッドホン必要)
- Maxを立ち上げる
- 最初にMaxを起動しておけば、あとはMaxパッチ(拡張子maxpat)を叩けば開く
- Maxでは文字は「直接入力」にしておくこと(日本語NG)
- 「編集モード」と「実行モード」 ※ショートカット「Command+E」
- 「File」 → 「New Patcher」で新しいパッチ(Maxのプログラム)を作る ※キャンバスは真っ白(^_^)
※ショートカット「Command+C」「Commande+V」「Command+D」「Command+A」「Command+X」「Command+Z」「Command+W」はWindows等と同じ- パッチの保存「拡張子はmaxpat」→USBメモリ等へ ※ショートカット「Command+S」
- Maxの終了 ※ショートカット「Command+Q」
- 本日のサンプルパッチ
- Max7入門 part2 - とりあえず内蔵音源(楽器音)を鳴らそう
- オブジェクト(箱)同士を結ぶのがMaxプログラミング
- 最小限のオブジェクトだけで相当のことが出来る
- (整数)変数 - 入力にも出力にもなる
- 縦スライダー、横スライダー - 入力にも出力にもなる
- トグル(0/1) - 入力にも出力にもなる
- Maxの情報は「bang」と「データ」(数)と「メッセージ」(文字列)
- Maxのグレーのコードを情報が流れるのは「イベント」の時だけ
- Maxで絶対に禁止なのは「無限ループ」
- 鍵盤 - 入力にも出力にもなる、高さだけでなく「打鍵の強さ」(Velocity)も出力
- makenote - MIDI発音情報(on/off)の生成 → 「音の長さ」(Duration)と「打鍵の強さ」(Velocity)
- noteout - MIDIノートの出力(発音) → MIDIチャンネル(音色ごとの系列)
- pgmout - 音色の変更 → MIDIチャンネルを合わせる
- インクリメンタ/デクリメンタ - 例外的に変数と「たすきがけ」可能、1つずつ上下できる
- 楽器パートの「音色」は「pgmout」で設定する(しないとdefaultはピアノ、あるいは直前の設定の音色で演奏される)
- 「音色」の数字と楽器名の対応
- 楽器音は「ノート」でピッチを与えるが、ピッチ感のない打楽器音は特別に発音設定される
- MIDIの10チャンネルは打楽器トラック専用(1〜9チャンネル、11〜16チャンネルは楽器トラック)
- 10チャンネルのノート番号と打楽器の対応
- Max7入門 part3 - "touchMIDI32"で外界からの情報でトリガしよう
- システムの「オーディオMIDI設定」
- "touchMIDI32"を繋いでみると・・・
- 「notein」オブジェクトを叩いてMIDIポートとして"touchMIDI32"を指定する
- 人体が触れると32種類のノート情報が発生するセンサ
- 内蔵音源を鳴らすシステムと結び付ける
- パーカッション(MIDI 10ch)は簡易な効果音として活用できる
- 「楽器音」もその楽器の推奨音域から大きく外すと特殊な効果音のように使える
- 担当2回目(2017.12.14)
- 今週も「マルチメディア室スタート」
- 先週の「インタラクティブプロダクト演習」(長嶋担当回)についての簡単な感想(出席確認)
→これを自分のプロジェクトに活用してもOK
→知識として学んだ上で使用せずに自分の路線を進めてもOK- 先週のサンプルパッチ
- Max7入門 part4 - 楽器音の鳴らし方の工夫
- パーカッション(MIDI 10ch)は簡易な効果音として活用できる
- 「楽器音」もその楽器の推奨音域から大きく外すと特殊な効果音のように使える
- 「delay」の連鎖で簡単なチャイムを作ってみよう
- 「正解」に使われる「ピンポン」を作ろう
- 「不正解」に使われる「ブッブーー」を作ろう
- 「ランダム要素」の作り方 → 「占い」系はこれでOK
- 例題 - "touchMIDI32"に触れると「1:5」の確率で「ピンポン」(Good)と「ブッブーー」(Bad)が鳴るプログラム
- 本日のサンプルパッチ
- Max7入門 part5 - 生サウンドを使ってみよう
- サウンド信号処理の使い方 - まずはサンプリングしてみよう
- メモリにサンプリングした音響をサウンドファイル化する
- 再生速度を変える/逆再生する - だけでも遊べる
- サウンドファイルを再生する「sfplay~」
- トリッキーに再生する「groove~」
- Max7入門 part6 - サウンドファイルの活用法
- QuickTime7Proで簡単にデータ変換
- Max7では「.aif」推奨
- Windowsの「.wav」を「.aif」に変換
- 「.mp3」を「.aif」に変換
- movieのサウンドトラックを「.aif」に変換
- QuickTime7Proで簡単にトリミング
- 効果音用サウンドデータライブラリ(CD50枚セット)の活用 - 図書館にある
- 録音する場合は防音室で ※録音時に入ったノイズは消せない
- エフェクトをかける場合にはGarageBandなどを活用する
- 「SUACインスタレーション」のページ(先輩の制作事例集)から学ぼう
※作品制作において「先行作品の調査検討」は重要- 講義中に作ったサンプルパッチ
- 来週12/21から「ドライモデル室スタート」
→長嶋サポートの学生はマルチメディア室or1106研究室に移動- 12/21の1限の終わり頃〜2限の始めくらいにかけて「レーザーカッター講習」の予定
- 関連資料・リンク