第21期「虎の穴」学生レポート集

2005年12月 長嶋洋一

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稲垣 理恵

 今回はじめて虎プロジェクトに参加し、舞台上でパフォーマンスをするという
貴重な体験をさせていただきました。参加しようと考え始めていた当初には想像も
つかなかったことです。私は空間造形学科ですが、知人からこの虎の話を何度か
聞き興味を持っていました。今回参加を決めた理由は、自分が音楽について興味が
あったことと、もう一つは大学生活の中で未だ講義以外のことに参加したことが
なく、自主的に何かをやりたかったということがありました。最初はインスタレー
ションでの参加を希望しましたが、参加を決め最初にアポをとったのが締め切り
直前であったため作品を制作することは諦め、なんと先生の作品の代行パフォーマー
として参加することになりました。
 リハーサルは1週間前に1日やったのみで、あとは本番前に2度通しただけで、
内心不安ではありました。しかし先生から自由にやって良いと言われていたので、
本番に任せようと思いました。自由に動くというのも私には難しいことでしたが。
自分なりに気合と度胸で舞台に立ち、何とか無事終えることが出来ました。
終わった後、私はやり遂げた達成感と自分に対する自身を持つことが出来ました。
しかし、まだ自分のパフォーマンスを見ていないのでなんともいえませんが、
自分はもっと表現できたのではないかとも思います。
 今回虎に参加して、普段なかなか出来ないこと、知らなかったことなど、色々な
体験が出来ました。まず虎のメンバーと仲良くなれたことです。私は空間造形で、
私のほかのメンバーはみんな技術造形でした。最初は緊張しましたが、当日は
みんなでインスタレーション作品の展示の準備をしたり、コンサートを聴いたり
とコミュニケーションがとれ、2日目にはみんなで楽しく雪だるまを作りました。
みんな虎に参加していなかったら知り合ってなかったのではないかという人達
だったので、学科や学年を超えて交流をもてたことがとても良かったです。
そしてインターカレッジに参加していた他の大学の作品やコンサートは、今まで
あまり自分の知らなかった分野で少し衝撃的でした。いろんなことに一生懸命頑
張っている人たちがたくさんいて、とても感化されました。レセプションでは、
周囲を情報音楽の権威に囲まれ、先生方の話にはただただ圧倒されてしました。
 本当に何から何まで初めての体験で、今振り返ってみると、自分はすごいこと
を経験したのだなと改めて実感しています。今回はパフォーマーとして参加
しましたが、次は何か作品を出したいと思います。もちろんまた虎プロジェクト
で出品できたらとも思いますが、私は空間造形学科で、パソコンのパッチを組む
などということは出来ません。とにかく今このプロジェクトを終えて、自分の
考えたことを作品として表現し、それを人に見てもらいたいたくなりました。
なんだかやる気に満ちています。これも虎に参加したおかげだと思います。
本当に参加してよかったです。
 最後に、長嶋先生、本当にお世話になりました。まったく至らないパフォーマー
ですみませんでした。そして良い経験をする機会を与えていただいて、本当に感謝
しています。お疲れ様でした。皆様、本当にありがとうございました。

神谷 裕子

日本中の大学の方々がいらしていて、その人達に自分の作品を見ていただくと
いうことで大変緊張しました。
まだまだ未熟でしょぼい作品なので「こんなものを出すなんて」と思っていました
が、実際にひっくり返して笑っていただいたりして、なんとか出品してよかった
なあと思うことが出来ました。
改善についてのご意見もいただきました。
精進します。
他の学生さんの作品も見ることができ、勉強になりました。

山田 麻友美

今回は、初めて自分の作品を作る立場として虎に参加しました。
前回の20虎では、助虎という立場だったので…
自分の作品を作るということは、考えていたよりも大変で、責任とプレッシャーが
大きかったように思います。軽い気持ちで参加を決め、期日が近づくにつれて
「馬鹿なことしたかも」とも思いました。
でも、参加してIAMASに行って、本当に良い経験をしたと思います。
周りが凄過ぎて、どれくらい凄いかもよくわかりませんでしたが、でも学外の人と
交流したり、志の高い人と接することができて自分に大きな刺激になりました。
学内だけでは絶対に見ることも感じることも無かったものを経験することが
出来ました。出来れば来年の京都にも是非参加したいです。
また、作品を作るにあたって、長嶋先生と宮田先生に、大変お世話になりました。
有難うございました。
色々と手伝ってもらったにも関わらず、結果的に完成とまでは造ることができず、
先生方にも、作品にも、申し訳ないです。当日の会場でも、本当に穴があったら
入りたい気持ちで、自分の作品に近づくのも気が重かったです。
でも今回は参加することに意義があったと信じて、次回に繋げたいと思います。
次は自信を持って見せられる作品を作ります。

横山 早葉

この3日間(私は2日ですが…)インターカレッジに参加し、また、たくさんの
インスタレーション作品とコンサートを見学して、私の総合演習の課題は大きな
成果を得ることができたと思います。一足先に仮完成状態に持っていけたこと、
体験者の声を直接聞けたこと、今後の問題と改善点が見えたこと、など、様々な
メリットを得ることができました。
今後、最終プレゼンに向けて、今回で一番問題として浮き彫りになった、データの
重さをどう軽くしていくのかという課題に全力で取り組んでいきたいと思います。
具体的には、また一からパッチを組み直していくつもりです…
とにかくこの3日間はとても貴重な経験ができたと思っています。
この調子で最終プレゼン頑張りたいです。

山口 翔

 前回に続き二連続の「虎」参加となりました。今回はインター
カレッジコンピュータ音楽コンサートということで自分には
あまり縁がないかなと思ったのですが、映像作品もアリと先生
に言われそちらで参加することにしました。前回同様、こうい
った普段知らない世界を見てみることが必要だと思ったことも、
参加を決めたもう一つの理由でもありました。
 参加してみて一番の収穫だったのは世界観が拡がったことで
す。まだまだ知らない世界があるのだなぁと知ったこと、回り
に比べて何も知らない自分のレベルの低さが如実に表れている
ようで、それはそれで苦しいものがありますが、知ったことは
大きかったと思います。
 二年もそろそろ終わりで、三年になるにつれそろそろ結果を
出していくためにも今回のインカレはよい刺激になりました。
来年のインカレも視野に入れつつ、学内だけでなくいろいろな
場所にアンテナを張ってこれからの活動につなげていこうと思
います。
 最後にこういった場を毎回提供してくれる長嶋先生には本当
に感謝しています。ありがとうございました。