開式の挨拶

写真 ムービー

Paper Session

1A-1:Evolving Tooka: from Experiment to Instrument

Sidney Fels, Linda Kaastra, Sachiyo Takahashi, Graeme McCaig

「トゥッカ」という二人用の吹奏楽器。チューブ状をしており、
ピッチ指定は1人あたりボタン2個、他、サスティンボタンも
付いている。曲げセンサで「曲げ」を検出して、ピッチベンドや
ビブラートも可能、というもの。

1A-02:The Electronic Sitar Controller

Ajay Kapur, Ari J. Lazier, Philip Davidson, R. Scott Wilson, Perry R. Cook

「エレキ・チター」。原理的にはフレット間に抵抗を挟むことにより
弾かれたピッチがわかる。
ピッチは文字に変換され、(リアルタイムで)画像となって現れる。

1A-03:Sound Feedback for Powerful Karate Training

Masami Takahata, Kensuke Shiraki, Yutaka Sakane, Yoichi Takebayashi

Paper Sessionではパソコンのトラブル(?)で発表できず、
Report Session 会場でのリベンジ発表。腰、手首に加速度センサをとりつけ、
上級者における空手の型の動きを記録し、音へ変換。
初心者は上級者と同じ音が出るように練習するという
"新しい空手の練習方法"を提供している。
(バッテリー切れのため、写真、ムービーともありません。)

Report Session(1)

1B-01:Dynamic Patching for Live Musical Performance

M. Kaltenbrunner, G. Geiger, S. Jorda

机の上に丸、四角、星状のブロックを置く。机の下にカメラが
仕込んであり、それらのブロックの情報からピッチ、
フィルター係数等へ変換し、音を出している。
ブロックの形状に対し、発音源、フィルタ等の意味がある。

後で教えてもらったのだが、ブロックの形を認識しているのではなく、
ブロックの裏に書かれているパターンを認識している。よって丸形
ブロックの回転の認識が可能となっている。

1B-02: Aobachi: A New Interface for Japanese Drumming

Diana Young, Ichiro Fujinaga

太鼓のバチに3次元センサを取り付け、ピッチ等へ変換。
ムービーデモはなかった。

Poster Session

1C-01:Daisyphone: Support for Remote Music Collaboration

N. Bryan-Kinns, P. G. T. Healey

円周上に並んだ1つの小円が1ビート。小円は色分けされて表示され、
各ユーザーは色により、設定されたビートが自分のものか他人の
ものかを区別することができる。1周で1パターン。
説明では10人まで演奏に参加可能、ということだったが、デモは見ることが
できなかった。

1C-02:Modeling an air percussion for composition and performance

Christophe Havel, Myriam Desainte-Catherine

マレットにセンサを組み込む。話によると
磁気センサということ。空中でマレットを振るとその位置に依って
音が変わる。

1C-03:A Survey of Real-Time MIDI Performance

Mark Nelson, Belinda Thom

パソコンでMIDIを扱う際のレイテンシを計測した…ということらしいが、
詳細不明。

1C-04:Real-time Gesture Mapping in Pd Environment using Neural Networks

Arshia Cont, Thierry Coduys, Cyrille Henry

詳細不明。

1C-05:The Decentralized Pianola: Evolving Mechanical Music Instruments Using a Genetic Algorithm

Assaf K. Talmudi

詳細不明。

1C-06:Don't Just Play it, Grow it! : Breeding Sound Synthesis and Performance Mappings

James Mandelis, Phil Husbands

データグローブ系の入力装置

Report Session(2)

1D-01:Tree Music : Composing with GAIA

Judith Shatin, David Topper

画像情報を音に変換。

1D-02:Recycling Music, Answering Back: Toward an Oral Tradition of Electronic Music

Gideon D'Arcangelo

詳細不明。

1D-03:Digital Instruments and Players: Part I - Efficiency and Apprenticeship

Sergi Jorda

楽器による演奏と演奏家の練習量から"効率"というものを定式化しようとしている。
感想:面白い試みではあるが、演奏(表現力)を客観的に測るのは難しいだろう。

1D-04:A New Mix of Forgotten Technology: Sound Generation, Sequencing and Performance Using an Optical Turntable

Nikita Pashenkov

この日、一番馬鹿馬鹿しかった(誉め言葉)レポート。
optophonique という「光学式のレコード盤(のようなもの)」があるが、
それに文字(A5,D6など)を書くと、その文字を認識してリズムパターンとなる。
(わざわざ文字にしているところが馬鹿馬鹿しくて良い)