「デジタルセンセーション株式会社」のセンセーション(^_^)
静岡新聞
静大がIT企業設立 役員は現役3教員 映像や音楽を創出 浜松
静岡大情報学部(浜松市城北)は七日、大学教員が役員を兼業するIT(情報技術)ベンチャー企業「デジタルセンセーション株式会社」を設立したと発表した。同大発の企業は七社目だが、複数の現役教員が役員を務めるのは初。
情報社会のニーズを踏まえ、教育やスポーツなどのエンターテインメント活動を活性化させる知識コンテンツ(映像や音楽などの情報)の創出を目指して設立された。同大情報学部の竹林洋一教授(同社会長)と坂根裕助手(社長)、杉山岳弘助教授(取締役)の三人が役員を務める。
デバイス(機器)やソフトウエア開発からコンテンツサービスの供給まで総合的なサービスを提供する。大学や地域と連携し、学生と教員がビジネスの世界で実務を学べる環境を育成する。
情報教育や日本伝統芸能の保存といった知識映像コンテンツを製作するほか、年内には次世代ネット配信サービスなどを展開し、事業を拡大する予定。資本金は五百万円。会社は校内に設置し、利益の一部を同大に還元するという。
坂根社長は「高い技術力で付加価値を付けた情報を提供していく。大学の特徴を発揮した会社にしていきたい」と意気込みを見せている。
ベンチャー企業設立の記者会見に臨む(左から)坂根社長、竹林会長、杉山取締役
=浜松市城北の静岡大
読売新聞
静大教授らがITベンチャー 映像情報を開発
デジタル技術を用いた映像コンテンツ(情報内容)の開発や、インターネットによる情報配信などを目的としたベンチャー企業を、静岡大情報学部の竹林洋一教授(情報科学科)らが七日、設立した。
「デジタルセンセーション」と名付けたこの会社は、資本金500万円。社長には同学部の坂根裕助手、会長には竹林教授がそれぞれ就任。役員には杉山岳弘助教授のほか、学外の専門家三人を充てた。
竹林教授らは、現在の映像コンテンツが、映画や音楽など娯楽性の高い限られた分野に集中し、教育や生活、健康、科学など、公共性の高い分野で不足していることに着目。センサーを利用した情報処理技術などを駆使して多様な情報をデジタル化するほか、知識を盛り込んで付加価値を高めることで、生涯学習や地域の活性化など、幅広いニーズに応えられる映像コンテンツが開発でき、ビジネスになると見込んだ。
現在は、出版社と共同で、高校の「情報」や「物理」の授業に用いるコンテンツや、伝統芸能のコンテンツなどを実験的に製作している。また、年内にもインターネット放送局をつくる予定。
当面は、年間1千万円程度の売り上げを見込んでおり、既に情報システム関係の企業などから受注しているという。
朝日新聞
専任教員が役員 30歳の社長誕生
静大ベンチャー企業静岡大情報学部(浜松市城北)の竹林洋一教授らによるIT(情報技術)のベンチャー企業「デジタルセンセーション」が7日、学内に発足した。静大では工・情報学部などを中心とした起業が6例あるが、複数の専任教員が役員を兼業するのは初めて。
資本金は500万円。社長は同学部の坂根裕助手(30)で、竹林教授は会長に就任。元富士通財務部長が監査役を務める。
主な事業は、センサーを利用した電子応用機器システム開発やデジタル映像システムの製作、ネット配信サービスなど。
具体的には教科書会社と共同で情報教育などのテキストに合わせた映像システムを開発したり、大学や地域向けのネット放送局を年内にも開設したりする。企業からの広告収入も期待している。
1年間で1千万円の収入を見込み、すでに数百万円規模の映像システム開発を受注しているという。
Yahoo!毎日新聞
教授らが役員のベンチャー企業、静岡大で初の設立 /静岡
静岡大情報学部(浜松市)の教員3人が中心となったITベンチャー企業「デジタルセンセーション」が7日、設立された。大学発のベンチャー企業は同大では7社目だが、大学の教員が民間企業の役員も兼務するのは初めてという。
同社は情報学部の坂根裕助手(30)が社長となり、資本金は500万円。ITを活用した知識映像コンテンツの開発と、ネット配信サービスが主な業務となる。教科書会社と共同で、教科書での疑問点にインターネットを通じて答える学習コンテンツの開発なども想定しているほか、年内には「インターネット放送局」の開設も目指している。
文系(情報社会学科)の知識と、理系(情報科学科)の技術を合わせた「文工融合」で経営するといい、両学科の教員が幹部になった。また、学生をアルバイト採用し、現場経験を積ませるという。会社の利益の一部は大学へ寄付する。
同社で役員を務める竹林洋一教授(53)は「市場のニーズに応じた研究開発をしていきたい」と話した。
【葛西大博】
中日新聞