■秋田さんメモによる第6回勉強会の議事録■ 1.ミュージックキャスト(松山さん) 2003年7月プレス発表時点のパワーポイントを使用 7月にUSで発売済み->日本語対応化(10月下旬国内出荷予定) 構想3年。 1-1.ホームサーバーの提案 ○ハードディスク80G ->システム、日本語フォント等を差し引いて、 実質77G ○YAMAHA AVIT技術の集約 通信技術 <- ルーター 802.11b TCP デジタルストレージ <- CDR-HD1000(ハードディスクレコーダ) CD-R,CD-RW(音楽用 CD-R,CD_RWしか焼けないようになっている) ○無線LAN搭載 クライアントは7台まで。 最大で無線5台+有線2台。本体でも鳴らせるので計8個所での再生が可能。 日本で8部屋使うか? -> 米ではもっと増やしてくれという要望はある。 サーバーからクライアント毎に異なる曲を送ることができる。 リニア(非圧縮)も送信できる。 ○サーバーで音楽管理/再生 デモ機にはありとあらゆるジャンルを網羅した。 -> 溜め込むのが一番大変な作業だった。 CD->リッピング->HD 取り込みに丸1日掛かった。 メニュー階層は世の中のホームサーバーに合わせた (これが最良かどうかはわからないが、とりあえず) ジャンル->CDDBで規定されだジャンルを使用。 ただし、日本発のジャンル(演歌等)はない。 ->ユーザーがジャンルを追加可能。 ○端子(サーバー) デジタルイン アナログイン(エアチェック用) アナログ->リアルタイム(MP3)Encode(160kbps)->配信 これで2chの再生ができる。 RS-232C DSP(リバープ、ディレイ等)のコントロール(切り替え) ○その他の機能 IPアドレスの自動設定 -> Copyrightにも絡む。登録したクライアントしか配信しない。 1-2.著作権の保護 ○パケットは暗号化し、クローズドにした。サードパーティの 参入も考えていない。 ○ハードディスク -> CD-R(デジタル)の場合はオリジナル (ハードディスク)を消去する。 1-3.マーケット ○米では好評。 住宅環境や文化の違い。米ではカスタムインストーラという職業があり、 家を建てる(購入する)時にアンプ、スピーカー等も全部埋め込むという 文化がある。 -> 億単位。それを思ったら今回のシステムは安価。 ○営業的には1サーバー3クライアントで考えているよう。 (米で)家ごとのようなケースではフルセット。 1-4.質疑 ○価格は? オープン価格で、店頭予想は、 サーバー 200,000円 クライアント 70,000円(スピーカなし) ○Video配信の可能性は? 最近はVideo系に流れているのでAudioをやるところは少ない。 なぜVideoをやらないか? -> Audioより著作権が厳しい。 VideoをやるとユーザーはおそらくDVDを扱いたくなるはず。 Videoで配信できるのは地上波くらいでは? -> 日本ではホテルくらいでは。 ○無線の帯域は空いている? そこら中で使用されると多少の混線はある。 ○音質は? PCMは16bit。再生時に多少の先読みをしている。 MP3では160, 256, 320kbpsと比較的高めのところを 使っている。仕様の最大8クライアントというのは320kbpsでの ワーストケース。 ○MP3は? TIのDSPを使っている。MP3は今回一番使いやすかった。 コーデックとしてはDTS、SoundVQ等あったし、Microsoftから WMAの話もあったが。 チップは2個使いでパラで動かす。片方がEncode、片方が Decodeに回ることも。 ○TCPパケット間のタイミングはどう取っている? 結局、パケットはいつ届くかわからない。 クライアントにバッファを持たせ、残量をサーバーに報告させている。 残量を見ながらサーバーはパケットを早く送ったり、遅く送ったりする。 バッファの容量は4M。 1-5.意見/感想 ○このモデルの対極のような感じで、iPodをレンタルするビジネスが 米で出てきている。iPodは1200曲入る。結局、客がやりたいのは 曲を聴くことであって、曲を機器にダウンロードすることではない。 例えば、通信カラオケのような機器を各家庭に置くような モデルも面白いかも。 ○最近どんどん帯域を増やすような傾向があるが、それは実は 間違いなのかも。 松山さんより【ちょっとだけ補足】をいただきました。 1-6.【ちょっとだけ補足】 今回お持ちした、サーバー機は、開発用の米国仕向けです (よく見てもらえると120Vとなっています)。 外装色は、ブラックとシルバーがあります。 日本仕向けは、シルバーモデルのみ発売されます。 -------------------------- 2. 静大 黒木さん(登山) 2-1.加速度センサーを付けて登山。データ収集。 加速度がフラット->実は疲れて休憩していた -> なぜそのデータが取れたのかは本人にしかわからない -> 今回は紙メモだけだったが、次回からボイスレコーダ等も考える必要がある。 2-2.前の人のペースに合わせて音楽のテンポ制御等 -> 地形が問題。複数人の登山の場合、全員が同じ地形にいることはまずない。 歩幅はあまり問題にはならない。上級者は難所を初心者に合わせて 歩幅を狭くすることができる。 上級者->初心者複数人へ「気づかせる」ということが重要。 2-3.質疑/意見 今回のデータは下りで加速度が激しい。下りでは勢いに任せて降りること が多いので、その衝撃が出ているのでは? センサも体の何処につけるかに よって全然データが違ってくるので要注意。 ------------------------- 3. 静大 山本さん(うなづき) 3-1.単なるうなづきでも分類ができる -> 納得のうなづき、同意を促すうなづき… 3-2.会話の主導者の特定 -> 聞き手がうなづく 3-3.質疑/意見 うなづきをテレビ会議に利用した例 -> 画像処理しにくい部分の補助 尺八の首振りのデータ化 -> 後頭部に加速度センサーを付ける 障害を持っている人はうなづきが違う -> 福祉ネタへ ------------------------- 4. 長嶋さん リハ工学カンファレンス -> http://www.iuhw.ac.jp/jcaart18/index.html ------------------------- 5. 川村さん HMACSロゴ案