■秋田さんメモによる第1回勉強会の議事録■ 1. 各自己紹介 2.「心の社会」はどう読むか? 長嶋:本書はペンローズの「皇帝の新しい心」とはまったく 逆のアプローチのように見えるが... 竹林:ペンローズは駄目。 「心の社会」の本質は「常識ベースの構築」である。 人間の心理のような複雑なものは常識ベースでモデルを 作らないと始まらない。 本書に対し、(物理科学のように)「結果」を求めては いけない。今もなお、インプリメンテーション(実装)を やってくれる人を探している状態である。 本書はどこから読んでも良いように書いてある。その上、 各々の節が相互に関係している。この書き方そのものも すでに「心の社会」の内容である。 あらゆる分野でボトルネックになるところは知識ベース (常識ベース)のところ。単純な入力に対してアクションするような ものはすぐできるが、それらのデータを集めて「何かをする」と いうところが大変。 3. HMACS 勉強会 音楽はそれ自体がアプリケーションである。 こんなラッキーな分野はない。 この勉強会の結果、音楽産業や地域社会に貢献できればよい。 演奏する人を増やす、バリアを減らす。「場」を提供できる ことが大切。ソフトウェアとインターネットでやってしまっは 駄目。この人数だからこそできるモノもある。少人数でも 多人数でも駄目。狭いから面白い。 今後の方針 1.「心の社会」を読み合わせ、節ごとに相互リンクを張っていく 2.「心の社会」をインプリメントしてみたら? 3. ミニチュアプロジェクトを幾つか並行で走らせたら? -> 2004年NIMEに出展(?) 4.福祉ネタで動けばやりやすいのでは。 センサー関係はたくさんある。 補助金も得やすいし、地域貢献にもなる。 マスコミネタにもなる。 (音楽だと遊びだと思われ易い。同じ技術を病院向けに仕込 んで納品したことがある) 軸としては面白いだろう。痛み、苦しみ、不安などの情報化。 5.静大の学生さんもメディアアートに出展してみては? あるいは共同制作、という形で。 6.The Emotion Machine (http://web.media.mit.edu/~minsky/) は静大の方が和訳中。和訳の監修をやってみては 7.HMACSメーリングリストから、CIKLEシステム(掲示板)へ移行。 http://cikle.ia.inf.shizuoka.ac.jp/ 8.各人の持ちネタを披露してみては。ハードウェア、 ソフトウェア、曲、何でも良いと思う。 9.次回はとりあえず、2月末に静大のどこかで。 何をやるかはまたメーリングリストやCIKLEで。 ------------------ 以上です。静大の学生さんでもメモしていた人がいましたね。 どうぞ議事録をお届け下さい。(長嶋)