■秋田さんメモによる第7回勉強会の議事録■ 2004年03月02日勉強会 議事メモ (冒頭15分ほどなし) 1.静大 吉滝さん発表 サイクリスト支援のためのマルチモーダルナレッジと コミュニケーション環境のデザインに関する研究 1-1.ナレッジベースの作成 ・サイクリング部での記録(文書)の語彙の関連性から 関連コンテンツ検索 1-2.会話支援 無線LANアドホック サイクリング走行中に会話ができる(コミュニケーション支援) 1-3.実施 サイクリングをしてもらった結果、今まで知らずに走行していた点に 気付いた等、高い評価を得た。 --------------- 2.高橋さん、藤城さん発表 2-1.2004年1月24日 18:30開演 アクトシティ音楽院21研修セミナー室で主催者養成セミナー第3期生が開催した 「安藤禎央mindscape」 静岡大学情報学部、静岡文化芸術大学、バークリー音楽大学の学生達が会場設定、 照明、映像制作、撮影、ストリーミング配信等を全て担当。 これに(株)ヤマハ、(株)ローランド、NHKが機材等で多大な御協力をくださり、 上質で感動的なコンサートとなった。 特記すべきは、学生達が自主的で活き活きと熱気をもって取り組んでいる姿で、 リハーサル段階から入って来た市やアクトの職員達も引き込まれていたのが 印象的だった。 この反響はすぐに行政側に伝わり、次年度以降の音楽・文化政策の方向に 一石を投じた。 ・会場での映像撮影 ・会場へのVJ映像配信 ・浜松-ボストンー東京間映像ストリーミング配信(Windows Media, QuickTime) (ボストンは朝4:30, 外気温 -15度) 2-2.アンケート結果 世界が一つに結ばれる感覚が得られた こういうコンサートは初めてで、不思議な感動を体感した。 2-3.その他の話題 今回は1対1の接続だったが、多人数に接続された時はトラフィックとの戦い。 コンサートはとにかく音優先。画像のレートを落としてでも(1枚/1秒) 音を途切れさせない工夫が必要。 --------- 3.多田(YAMAHA)さんiSessionトーク http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0128/kyokai20.htm 3-1.ユビキタス・ミュージックのための課題 ・MIDI 近距離(無線) 遠距離 ・新しい楽器インターフェース ・位置認識 3-2.Bluetooth PHY/LINK両方の機能をワンチップ化、レイテンシ10msを実現 MIDI 帯域が狭くてもいいから早くデータを出したい→ バッファの小さいチップを作った Bluetooth MIDI Dongle 3-3.MIDI over IPの問題点 ・遅延 ・パケットロス ・遅延 30ms以下であれば、セッション可能 50ms(ネットワークゲーム等で実現済み、9m離れたところの人と セッションするのと同様の遅延) ・パケットロス パケット中に「ジャーナル」と呼ばれる部分を送ることで対応。 「受信側の状態はこうなっているはずだ」という情報を送ることにより、 信号の欠落や順番入れ違いを補正。 3-4.新しい楽器インターフェース ・HMD(Head Mounted Display) ・VR(Virtual Reality)/AR(Artificial Reality) ・dolsa http://www.yamaha-motor.co.jp/motorshow/html/museum/ev/13/ 3-5.位置認識 ・GPS楽器 ・PA(自動的にハウリングを抑えるものはできないか?) 3-6.その他の話題 ・一社でできる時代は終わった(カラオケ、携帯) ・MicrosoftがBluetoothを入れる(Longhorn) ・Bluetoothは認証を得るのが一番大変だった --------