おわりに
Granular SynthesisおよびGranular Synthesisについて紹介し、具体的な実現方法
とパラメータについて検討した。
この手法は、実際の音楽作品に活用できるレベル
を目標とした現実的なアプローチで追求することが重要であると考えている。
また、本研究に関連した今後の課題としては、
- 各種パラメータに対する音響心理学的な検討
- 本格的なリアルタイムGranular Samplingシステム
- 大域的音量変化エンベロープによるリズムの生成
- 具体的応用としてのコンピュータ音楽作品への活用
などがあり、引続きに検討を進めていきたい。
また、まだあまり報告の先例のない、Granular Synthesisに関する音楽心理学的な
研究に関しても、共同研究として興味のある方のコンタクトを期待している。
E-mail: nagasm@kobe-yamate.ac.jp