動作環境とMAKEFILEこのフリーウェア集は、IRIX5.3のIndyで作曲の一部として制作した 各種のソフトウェア等をアトランダム(ほぼ時間軸上)に並べた作品集である。 主に、サウンド編集、MIDI関連、Open-GL関連、RMCP関連などとなって いる。なお、バイナリは添付していないので、以下の環境で、それぞれの Cプログラムをコンパイルする必要がある。makefileとしては、特に指定の無いものはこちら を、RMCPに関連するものについては こちらを使う。コンパイルが成功する 環境であれば、使える。(^_^;) 動作環境としては、MIDIはポート2を使うこと。また、初期のIndyの マザーボードにはMIDI周辺にバグがあり、MIDIが使えないので、この場合は 交換が必要である。 基本的には、それぞれのソフトウェアはroot権限で起動すること。 なお、このソフトウェア群については、大部分が既に忘却の彼方に消えている ので(^_^;)、それぞれ正しくコンパイルされれば正しく動くことは約束できる ものの、基本的に一切ノーサポートである事をご了承いただきたい。 作者自身にも無理な作業ではあるが(^_^;)、ソースを読んで料理吟味すること をお勧めする。世界一高価なMIDIスルーボックスSGIのライブラリにあった「世界一高価なMIDIスルーボックス」という ソフトの、SGIのバグにパッチを当てて対応したオリジナル版。(^_^;)CGとリンクしたMIDI送信の実験Open-MLとMIDIのリンクのための実験ソフト。マウスによって、 リアルタイムCGのパラメータを変えるとともにMIDI を出力する。サウンドファイルをLからRにパンニングAIFF44.1KHzモノラル形式サウンドファイルを入力として、その時間軸 全域をかけて線型に、Lの端からRの端までクロスフェードして パンニングするソフト。 使用方法は、Unixシェルから、% panpot (変換前サウンドファイル名) (変換後サウンドファイル名)のように入力する。関係した情報を表示するとともに処理を行う。 変換前のファイルはそのままで、新しいファイルが生成される。 サウンドファイルをRからLにパンニングAIFF44.1KHzモノラル形式サウンドファイルを入力として、その時間軸 全域をかけて線型に、Rの端からLの端までクロスフェードして パンニングするソフト。 使用方法は、Unixシェルから、% potpan (変換前サウンドファイル名) (変換後サウンドファイル名)のように入力する。関係した情報を表示するとともに処理を行う。 変換前のファイルはそのままで、新しいファイルが生成される。 サウンドファイルの多重再生プログラムIRIX5.2では、標準付属のsoundplayerがいくつでもサウンドを多重再生 できたのに、IRIX5.3になって単一サウンド再生の仕様に後退してしまった ので作ったソフト。環境によるが10数本までのサウンドファイルであれば、 1本が20MB程度までは楽勝で多重再生できる。(^_^) 使用方法は、Unixシェルスクリプトの中ではplayer (再生対象ファイル名) &のように入力する。もちろんコマンドとしても利用できる。 MIDI入力で指定のUnixプロセスを起動するMIDI入力により、1024種類のUnixシェルスクリプトを指定して起動する プログラム。そのそれぞれのシェルスクリプト中に、作品として必要な プロセスを記述することで作曲が完成する。 仕様はプログラム中に記述してあるように、This program only receive MIDI [D8 nn]-[DF nn]. If shell "play_d8_00" exists current directory, it plays when MIDI [D8 00] comes. If not exist, play nothing. Shell script files are "play_d8_00" to "play_df_7f" --- 8 * 128 = 1024.となっている。 Open-GLの3次元CGとサウンド生成をMIDIで制御作品 "Asian Edge" や "Atom Hard Mothers" などで活用したソフトで、 CGのデザインはコラボレータの由良泰人氏による。 外部からのMIDI入力によって、多種の3次元CGを動かしたり変形 (モーフィング付)させることができる。また、指定されたファイル名 のサウンドファイルもMIDIから多重再生することができる。MIDIメッセージを出力する簡易プログラムコマンドオプションとして16進文字列として与えたMIDIメッセージ を出力するツール。 シェルスクリプトとしてサウンド生成系を記述した作品において、 外部のMAXやMIDIと同期をとるのに非常に便利であり、多くの作品で 活用している。 使用方法は、Unixシェルスクリプトの中でsendmidi 90 3F 7Fのように入力する。もちろんコマンドとしても利用できる。 Granular Synthesis/Granular Sampling 等を実験するソフトリアルタイムのサンプリングと信号処理を実験するソフト。メニューに 従って、マウスでリアルタイムにパラメータを変更していける。 このソフトを利用したサウンドをいくつかの作品に使用した。Javaクラスファイルを逆コンパイルするツール[rejava]Javaバイトコード/アプレットのクラスファイルの内部情報を解析して 表示するためのツール。 使用方法は、Unixシェルから、% rejava (解析対象ファイル名)のように入力する。関係した情報を表示するので、必要に応じて リダイレクト先にファイル名を指定する。 44.1KHzモノラルをLからRにパンニングして反転AIFF44.1KHzモノラル形式サウンドファイルを入力として、その時間軸 全域をかけて線型に、Lの端からRの端までクロスフェードして パンニングし、さらに極性反転するソフト。直流成分の乗った波形を 多重に重ねることでオーバーフローするのを避ける際に用いる。 使用方法は、Unixシェルから、% paninv (変換前サウンドファイル名) (変換後サウンドファイル名)のように入力する。関係した情報を表示するとともに処理を行う。 変換前のファイルはそのままで、新しいファイルが生成される。 44.1KHzモノラルをRからLにパンニングして反転AIFF44.1KHzモノラル形式サウンドファイルを入力として、その時間軸 全域をかけて線型に、Rの端からLの端までクロスフェードして パンニングし、さらに極性反転するソフト。直流成分の乗った波形を 多重に重ねることでオーバーフローするのを避ける際に用いる。 使用方法は、Unixシェルから、% potinv (変換前サウンドファイル名) (変換後サウンドファイル名)のように入力する。関係した情報を表示するとともに処理を行う。 変換前のファイルはそのままで、新しいファイルが生成される。 「マウスでぐりぐり演奏」用ソフト由良泰人氏とのコラボレーション作品 "Muromachi" の、Indyに よるエミュレーションソフト。音源は標準MIDI音源をGMリセットで 使用する。ファイルの中身を16進表示でダンプJava解析の作業用に作った簡易ダンプ用ツール。 使用方法は、Unixシェルから、% hexdump (ダンプ対象ファイル名)のように入力する。 RMCPモニタRMCPソフトの開発のために作った簡易モニタツール。 使用方法は、Unixシェルから、% rmcpmonのように入力する。 "IMPROVISESSION" 1997バージョンRMCPを用いて、神戸山手女子短期大学情報教育センターの24台のIndy でセッションを行うためのクライアントソフト。マウスとキーボードの 操作で、2次元平面に対応したサウンドやランダムフレーズを生成し、 他者にbroadcastできる。簡単なフレーズシーケンサも持っている。 全てのマシンに、rootによりRMCPssが起動されている必要がある。48KHzステレオをLからRにパンニングAIFF48KHzステレオ形式サウンドファイルを入力として、その時間軸 全域をかけて線型に、Lの端からRの端までクロスフェードして パンニングするソフト。使用方法は、Unixシェルから、% pan48 (変換前サウンドファイル名) (変換後サウンドファイル名)のように入力する。関係した情報を表示するとともに処理を行う。 変換前のファイルはそのままで、新しいファイルが生成される。 48KHzステレオをRからLにパンニングAIFF48KHzステレオ形式サウンドファイルを入力として、その時間軸 全域をかけて線型に、Rの端からLの端までクロスフェードして パンニングするソフト。使用方法は、Unixシェルから、% pot48 (変換前サウンドファイル名) (変換後サウンドファイル名)のように入力する。関係した情報を表示するとともに処理を行う。 変換前のファイルはそのままで、新しいファイルが生成される。 48KHzステレオをミックスしてRチャンネル化AIFF48KHzステレオ形式サウンドファイルをミックスしてRチャンネルのみ のサウンドファイルとするソフト。使用方法は、Unixシェルから、% ronly48 (変換前サウンドファイル名) (変換後サウンドファイル名)のように入力する。関係した情報を表示するとともに処理を行う。 変換前のファイルはそのままで、新しいファイルが生成される。 48KHzステレオをミックスしてLチャンネル化AIFF48KHzステレオ形式サウンドファイルをミックスしてLチャンネルのみ のサウンドファイルとするソフト。使用方法は、Unixシェルから、% lonly48 (変換前サウンドファイル名) (変換後サウンドファイル名)のように入力する。関係した情報を表示するとともに処理を行う。 変換前のファイルはそのままで、新しいファイルが生成される。 サウンドファイルをランダムに多重再生作品 "Atom Hard Mothers" のために制作。プログラム中に記述された 複数の鈴虫の鳴き声のサウンドファイルを、秋の夜長、茂みの中の自然な 鈴虫の喧騒に仕立てるために使用した。 自然なゆらぎをもってランダムにそれぞれのサウンドファイルが起動 され、多重に再生されるようになっている。このパートは作品の背景音響 CDパートに収められた。
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