モーフィング

2002年5月 長嶋洋一


道を歩いていたら、春風に舞って、こんな2枚の人物のブロマイドが ポケットに飛び込んできました。

えらくピンボケなのですが、ニヤついたオヤジとすましたオヤジ、どうも この二人は兄弟ではないのかな、と思うほど似ていました。そこで、 最近知ったモーフィングのソフトで検証してみることにしました。

モーティングのソフトというのは、 この「Morpher」というもので、MacだけでなくWindows版もある ようです。既に2000円のシェアフィーを作者に送って、パスワードの メイルを受け取っていたので、初実験に挑戦です。

まず、この Morpherというソフトをクリックで起動します。 デスクトップの右上がこう なったら、これで動作中です。いちいちIMovieとかiTuneのように 大袈裟なパネルを出してくるという馬鹿な仕様がないのでスッキリ しています。(^_^)

ファイルメニューで「新規作成」を選ぶと、この ように二つの空のウインドウが開きます。この左側が モーフィングのスタート、右側がエンドの画像となります。

まず、左側のウインドウが選ばれている状態でファイルメニューから この ように「画像のインポート」を選び、一つの画像を指定します。 すると、この ように、スタート画像が設定されます。

同様に今度は右側のウインドウをアクティブにして 画像をインポートして、最終画像として、この ように画像を設定します。

次に、モーティングのポイントを画像の中に指定していきます。 「モード」メニューの中の「Edit Node」というものです。 この段階で、既にこの ように、画面の四隅同志が小さなグリーンの正方形で 指定されています。

あとは、どちらの画像でも好きな方で特徴的な1点をクリックすると、 この ように(この場合には右側の人物の左側の目玉を指定)、 白い正方形が出て、これに対応する左側にも同じ白い 正方形が出てきます。そこで、この ように、左側のウインドウに移って、その対応した白い 正方形を、ここに移動しなさい、と移動してやります。

どうようにして、今度はこの ように、左側の人物の口の真ん中を指定して、 対応して出て来たこの 右側の人物でもこれを移動します。

これをたくさん指定すればするほど、モーフィングが スムースに行きます。例えばこんな カンジです。(^_^;)

あとは、このように 「モード」のメニューから「レンダリングのスタート」 を指定して、フレーム数とかムービーの圧縮形式を指定すると、 場合によっては(高画質の場合(^_^;))エンエンと走って、 ムービーが完成します。

こうして出来たムービーと、逆回しのムービーとを連結して できたのが、 これ です。 結論として、この二人の人物は兄弟ではないのでしょうか。(^_^;)