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関心ワード
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新製品の卵を生むメディアデザイナー
2006年、コントローラーではなく身体動作で楽しむWiiリモコンが登場して、ゲームの世界は新しい時代を迎えました。実は1990年頃からメディアデ
ザイナーたちは、実験的にすでに似たものをつくっていたのです。それが一般向けに販売された背景には、使われている加速度センサーが、ビデオカメラの手ぶ
れ防止機能や自動車のエアバッグのために大量生産され、低価格で流通するようになったことが考えられます。テクノロジーとコストが見合えば、先進的なアイ
デアは製品になります。これまでなかったものを世の中に生みだすメディアデザイナーの活躍が期待されているのです。
ツールやコラボの活用で、あなたもデザイナーに
ITの発達や、ソフトウエアやツールをフリー(無料)で公開・提供するオープンソース化の流れにより、今では誰もが気軽にデザインやものづくりができるよ
うになりました。システムの構想から、絵コンテの作成、プログラミングまでをすべて一人でこなせる環境が整っています。電子回路やプログラミングの仕組み
がわからなくても、開発ツールを利用することで、文系の学生もゲームやアプリをつくることができます。また、逆に絵を描くのが苦手な理系の学生ならば、数
理造形ツールを使ったり、絵が得意な人とコラボしたりする選択肢があります。
驚きや楽しさをもたらすインスタレーション
その場で、インタラクティブ(双方向)に、視覚・聴覚・触覚などに働きかける体験型の作品を「インスタレーション」と呼びます。例えば、手のひらをセン
サーにかざすと、形を画像認識して、対応した形に100個もの風車が回る作品や、ICタグを付けたいろいろな寿司ネタを、読み取り装置を仕込んだシャリの
上に置くと、ネタに合わせてムービーが上映される作品などがあります。このようなインスタレーションやメディアアートは、新しい驚き、楽しさ、癒やしを世
の中にもたらす無限の可能性に満ちています。
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参考資料
1:いろいろなメディアアートの例 1
2:いろいろなメディアアートの例 2
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興味が湧いてきたらデザイン学、情報学、メディア学が向いているかも!
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「ものをデザインする」「無から何かをつくりだす」。ここには美的な感性、数理的な美、そしてテクノロジーが必要となります。そういうボーダーレスな分野
に興味を持っている人は、ぜひ不思議なものを生みだすメディアアート、メディアデザインの世界をめざしてみてください。 例えば、私は手で触らずに空中で音を出す楽器や、筋肉の動きで演奏する楽器をつくりました。今まで世の中になかったものを生みだし、新しい可能性を開く面白さがメディアアート、メディアデザインにはあるのです。 |
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講師 長嶋 洋一 先生がいらっしゃる 静岡文化芸術大学に関心を持ったら
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