1999年10月26日 (1)

まずは追加の補足です。昨夜の早稲田グループと一緒の夕食ですが、 あのご馳走のデジカメ画像だけで終わった、ということでは ないので、フォローしておきます。食後、お店がクローズされる まで1時間以上、「Computer Musicとは何か」「サウンドと 音楽とはどう違うのか」「作品のセレクションの基準は何か (納得できない駄作があった(^_^;))」、などの議論が沸騰 していたのです。なんせ、ICMAのボスの橋本先生もいるし、 海外では多いものの国内では数少ない、composer/researcherと いう両方で活動する、小坂さんと僕がいたわけなので、議論の メンバーとしてはかなり濃かったのです。ここに、ICMC初めて、 という人、素朴な疑問を遠慮ナシにぶつける学生(^_^;)も いて、なかなか有意義でした。早稲田の鈴木クン、どうぞ MACS-MLあたりでレポートしてみて下さい。

いまは10/26の朝、6:30です。昨夜のうちにJPEGまでアップして、 結局寝たのは25:00頃だったのでちょっと寝不足ですが、5時半に 目覚めて、さきほどまでメイルを読んだりしていました。 6時(日本では7時)のBS2のニュースを今日は最初から見れた ので、キルギス人質解放とか、日本シリーズが互角になってナゴヤ に移動とか、だいたい同時進行的にフォローできています。 毎年のICMCでは、1週間以上、まったく日本の情報は途絶した まま浦島太郎で帰国していたのに比べて、やはり中国と日本は 近いのですね。(^_^)

テレビで見ると、ずいぶんまた日本は暑いようですが、ここ北京は やはり、夜はかなり冷え込みます。もっともホテルの部屋はずっと 暖房をかけて、さらに追加毛布をかぶって寝ているので、むしろ汗を かいて起床する感じです。マスクをし続けた片寄さんはなんとか 風邪から復帰したらしい、平賀さんはダウンして今日は寝ている らしい、との情報も平田さんからありました。 昨日などは、どうも煙っているというか靄っているというのか、 もしかして目に見える程の大気汚染かな(^_^;)、と思ったの ですが、黄砂が始まっているらしいです。
僕はいつも、ICMCレポートでは「ハードワークで次第に壊れていく 健康悪化日記」として期待されている向きもあるようですが(^_^;)、 今年はけっこう順調に来ています。あ、過去のICMC私的レポートも、 このWebのどこかにありますので、捜してみて下さい。5-6本は ある筈です。URLの「10-03/」を削ると、上流に上がって、そこ から各12コンテンツが9ページ分ぐらい、並んでいます。ここの 「10-03」というのは、10ページ目のたまたま3部屋目、と いうことです。まだマークは貼っていないので、このURLを メイルで知った人以外は、そこからはここに来れないです。

テレビではBS2のニュースが終わり、なんかドラマになってしまった ので、北京電視台のニュースを見て(眺めて)います。トラックの後ろに コンクリートミキサ(ミキサーカーでなく、地上に据え置くもの)を リヤカーに載せて牽いていて、重いので道路に鉄枠が接触して連続的に 火花を出しながら走っていた男が逮捕されたニュースをしています。 路面に火花を出しながら走るトラックを、映像は後ろから前から映して ナンバープレートも大写しです。そして警官に逮捕された運転手の 顔、詳細にその免許証のどアップ。なんか凄い、とことんまで報道 するのですね。(^_^;)(^_^;)

昨夜の板垣さん部屋の打ち上げでの話によると、どうもICMC 参加者の多数が既に観光モードにシフトしているらしいです。 東野さんたちは既に昨日も故宮のあたりに行ったそうです。 僕は、どうもペーパーセッション会場が空いているな、きっと パラレルの反対側の部屋が盛況なんだろうな、と思っていたの ですが、両方ともスカスカらしいです。確かに昼に覗いた テープコンサートもスカスカでした。中国の演奏家が出ると いうので満員御礼となった、梅崎さんの公演は騒々しいお客 に参りましたが、ラッキーだったのかもしれません。昨日 着いたであろう上原先生の御一行様は、閑散としたところで 明日の最終日最終コンサートの準備ですね。明日はペーパー セッションは午前だけ、それも日本人の発表も無いし内容も ****なので、僕たちは朝から観光日ということで、僕はあと 今日一日、勤勉に行こうと思っています。発表の終わった早稲田 グループはたぶん今日明日明後日、と観光でしょうし、国立とか 慶應とか音楽関係の人もそういえばまったく見ません(^_^;)。 筑波も昨日の発表終了で、今日は会場では出会えないかも。 まぁ、ICMCというのも、そういうもんです。


明日のICMCバンケット(ここでも北京ダックの筈です(^_^)) で正式に発表されるのですが、橋本先生や平田さんのICMA 役員の内部情報からほぼ判っているところなので、あとで 訂正するかもしれませんが、最新情報を書いておきましょう。

来年のICMC2000はベルリンです。8/27-9/1です。 会議は8/27の晩のコンサートからですが、8/27の昼間 には、僕がOrganizeするWorkshopもありますので、皆さん、 ここからおいで下さい。といっても、これは別料金の 人数限定(全員にそれぞれ特製MIDIセンサとMAX/MSPの Macが用意され実際に体験する、という予定(^_^))という 企画です。詳しくは、既にアナウンスされている
http://www.icmc2000.org
の方を見て下さい。

さて、問題のその翌年ですが、ICMC2001はたぶん、 キューバのハバナ です(^_^;)。ギリシャ、中国ときて、キューバまで行けば、 もう恐いモノなしですね。スポンサーはなんとユネスコ、 という噂です。レゲエComputer Music、というのはいいかも。

ICMC2002はスウェーデン、ICMC2003は莱さんのところ が意欲を見せていて、国立音大という噂があります。ただし、 Officialにはここらは来年以降にアナウンスされるものです。

今年のICMCには、いろいろな理由があって、いつもの常連が かなり欠席しています。パスした人、スキップした人、 たまたま今年だけ来なかった人、いろいろですが、確実に 言えることは、「来年のベルリンでは採択倍率がかなり 高くなる」ということです。今年パスした優れた作品や ペーパーが、例年以上に集まりますが、会議での発表の 機会は限定されていますから、必然的に競争は厳しくなる、 というのは誰もが認めつつある事実です。日本でも、今年 パスして来年に、という人は多かったのですが、皆さん、 お互いに頑張りましょうね。(^_^)


さて、シャワーを浴びてもまだ眠い(^_^;)ので、どうも 今日のセッションは居眠りモードが入りそうですが、これから、 別HTMLで、明日パスする分のProceedingsを先に眺めておくこと にします。それも含めて、今日のセッションの分については、 今日はパソコンを持参しないでメモだけなので、打ち込んで アップするのは、早くて今夜、ヘタすると明日になります。 いま現在で、ここのWebページにはHTMLとJPEGで127個の ファイルがあるのですが(^_^;)、ぼちぼちくたびれてきた ので、ICMCとともにdecresc.モードに入っていきたいと 思います。北京観光、最終日のGreat Wall Tourなどは、 あまり書かずにJPEGで済ます、という計画です。(^_^;)