music gearレポ その4-電子ピアノ編 歴史と技術革新 | DIGEQUIPMENT -JR御茶ノ水駅から徒歩2分!クロサワ楽器お茶の水駅前店スタッフブログ-

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筆者の主観と偏見で、機材を掘り下げご紹介します

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前回のその3に続くレポですが

今回は、なんとエレクトリックなピアノ(特に電子ピアノ)編でございます。

最新モデルのご案内の前に、電子ピアノの発達過程を振り返ってみました。

(異論あるかもしれませんが、いわゆるエレピも電子ピアノも一緒にまとめちゃってます。)


世界で初めてエレクトリックピアノを製品化したのはどこのメーカーでしょうか?

「電子ピアノ大国日本」のヤマハでもなく、ローランドでもないようです。

では、有名なRhodes (ローズ) ?Wurlitzer(ウーリッツァー) ?

Rhodes Pianoは1940年代からですし、Wurlitzer Electronic Pianoも35年ごろからです。

実は、第2次世界大戦の前に、世界3大ピアノメーカー※のうちの一つ「Bechstein(ベヒシュタイン)」がNeo-Bechstein (1929年)を発表したのが最初 と言われているようです。

(※3大ピアノ:Steinway & SonsとL. Bösendorfer、そしてC. Bechsteinと言われてます)

本家Bechsteinでも紹介されてるすごくレアな宣伝動画

構造的には映像のとおり、生のピアノの弦の先にU字のピックアップを取り付けたシンプルな打弦式構造

ポピュラーミュージックが隆盛していった時代の流れに沿って、レコーディングや放送向けにぴったりで、グランドピアノよりもコンパクトで音量も稼げる、当時としては非常に最先端のクールな電子楽器でした。


そして、30年代Wurlitzerもアップライトに増幅システムをつけたり、他メーカーとしては同じ打弦式のVierling-Förster pianoが出たり、とありましたが、

 

第2次世界大戦の40年代になりますと、あのRhodes Pianoがついに出現します!!

初期(40年代)のころは「前線の軍人の慰問のために」航空機の廃材を利用して作られた、2オクターブ半の「Pre-Piano」という、原理的に、弦ではなく、シンプルに鉄琴をハンマーが叩く方式のエレクトリックピアノでした。(カワイのトイピアノにピックアップをとりつけたようなもの)

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実は先日発売された超絶人気の「Spectrasonics Keyscape」にこのPre-Pianoのモデリングが入っちゃってます!!!(最高!!)

画像をクリックするとメーカーページへジャンプ

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そして、エレキギターで有名な大会社「Fender」との合資(59年)を経て、

より長いサスティーン(余韻)、ペダルワークも可能で、低音から高音までよりクリアで高出力なシステムを搭載したご存知「(Fender)Rhodes Piano」が世に出現するわけです。

原理的には(簡単に言えば)音叉の片方をハンマーでたたいてその共振をコイルピックアップで拾うというシステム。

音叉の片方(トーンバー)が細い棒状になってて、それをハンマーでたたいて、もう片方(トーンジェネレーター)が板状の共振板となって、あのきれいなサスティーンが得られるわけです。

ちなみに先ほどの「Spectrasonics Keyscape」にも勿論Rhodes Pianoが入ってます。

画像をクリックするとメーカーページへジャンプ

60年代(クリーム色とか赤とかシルバーとか、カラフルなデザイン)は まだちょっとマイナーなポジションでThe Doorsとか、Billy Prestonくらいがメジャーどころでしたが、70年代になると、ポップス、ジャズ(フュージョン)、そしてR&B/ファンクから日本の歌謡曲 に至るまで世界中のミュージックシーンを席巻しまくるのです!!  

Joe  Zawinulをはじめ、Herbie Hancock、Chick Corea 、Richard Tee、Stevie Wonder、Jan Hammer、Patrick Moraz、Dave Stewart深町純、山下達郎が有名どころですが

もう、現在のミュージックシーンでも洋の東西、プロアマ問わず、ロック、R&Bやポップス等々では必需品の定番モデルです。(現在のだいたいのPCMシンセや電子ピアノに、EPの名でこの音色シュミレートが入ってます)


そして、Rhodesと双璧をなして人気を得ていた(いる)エレピのメーカーがご存知

Wurlitzer Electronic Piano」です。

前述のとおり、Wurlitzer社は、1935年ごろにはアップライトピアノ用に増幅システムを開発してたりしたのですが、いわゆるエレクトリックピアノは1955年から製造にあたっています。

Wurlitzerが普及していった背景には学校や音楽研究室等の施設への導入が盛んにおこなわれていたことがあげられます。

初期のころはホームユースの生ピアノを意識したデザイナブルなものが多く、後のステージユースの代名詞となった緑や黒のスタイリッシュな200や200Aモデルとはちょっと違った佇まいを持ったスタイルが多く生産されました。

Rhodesがゴムチップのハンマー(初期を除く)で音叉(Tine)をたたき、コイル式のピックアップで収音するのに対して、

WurlitzerReedプレートを生ピアノのようなフェルトのハンマーで叩き、プレートタイプのピックアップで拾って音が出る構造です。

Rhodesに比べ、生ピアノに近いアクション構造。

真空管を積んだやや暖かい感じの初期Wurlitzerの有名どころとしては、やはりカーペンターズ(Richard Carpenter)ではないでしょうか。

そして、Rhodes同様、60年代後期から70年代にかけては200やさらに大音量、ローノイズ処理を施した200Aが一世を風靡し始めます。

そんな200Aサウンドを気軽に楽しみたい方は。。。。

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先ほどの「Spectrasonics Keyscape」にもWurlitzer 200Aは入ってますが、

Arturiaの「Wurlitzer-V (V COLLECTION 4に入ってます」がけっこう良いかんじですよ!

プロモもかっこいい♡

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独特のアタックを持ち、柔らかな歪み感も気持ちいサウンドは多くのミュージシャンを虜にしております。

一番有名なDonny Hathawayをはじめ、Elton John、Billy Joel、Ray Charles、Nicky Hopkins、Donald Fagen、そして最近ではNorah Jones等々。。。


一方日本コロムビア(DENNON)は 60年代後半に金属板をハンマーで叩くWurlitzerに似た音色のELEPIAN CEP-6110を経て、同技術をホームユースのCEP-6170、CEP-612D、615 (1970年)に発展、製作。当時の住宅事情から、重たく大きいピアノを置けない一般家庭向けにピアノレッスンに適した楽器としてELEPIANは浸透し てゆきました。

その後(1977年)、ステージユースに使えるポータブルタイプのEP-601T、EP-61Cを発表。


YAMAHAは「ピアノメーカー」としてのこだわりを見せて、プロステージピアノはピアノアクションで弦をたたくのが「本来の姿」と言わんばかりに、1976年CP-70(76鍵盤)、1978年CP-80(88鍵盤)の「CPステージピアノ」を製作。

前述Bechsteinのように、打弦式で、 ボディ構造、ハンマーアクション構造は、小型グランドピアノと同じ構造。ステージでの使用を重視し、周到なハウリング対策、フィードバック対策が施されて おります。上記のような金属棒や板を叩くものと違って弦を叩いているのだからそれはそれは、当時としては一番の「リアルサウンド」でした。

八神純子、オフコース (小田和正)、チューリップ(財津和夫)、小室哲哉、最近では小林武史等々。。70年~90年代を彩るキーボーディストが愛用し、というか、日本のテレビ 番組やライブ映像にはプロアマ問わず、必ずと言ってよいほど露出されてました。(筆者も昔、バンドで借りましたけど、レンタル機材の王道でしたし)、勿論 ハワードジョーンズはじめ海外アーティストも盛んに愛用してました。

ケース一体型で分離式でしたが。。でも重量は109kg(70)と121kg(80)とかなりのヘビー級!

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そんなCPへのオマージュから最近発売された

reface CP最高です!

お求めはこちら

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あと、超スーパーどマイナーですけど、少し後にKAWAIにもステージユースのKP-308(1987年)という打弦式のエレピが登場しまして、Dave GrusinがLee RitenourとかGRPのオールスターで演奏している映像がビデオでよく見られます。

(カワイの打弦式KPシリーズは短命でしたけど、クリアでキラキラした素敵な音してました。)


さてさて、これらエレクトリックピアノは打弦式にしても、Reed式やTine式にしても、楽器として大変優れていても、やや難点があって、

  • 構造上、重量が異常に重い(30以上~120kg!!)
  • 図体が大きい
  • 調律等、けっこう手がかかる。
  • ちょっと手荒に運ぶと壊れやすい
  • お値段もけっこうする
  • 生音がかなり鳴る

等々の要因から、特に日本の庶民のホームユースやアマチュアのライブユースには、まだまだ、なかなか手を出しづらいモデルでした。



それに対し

70年代以降はシンセサイザーや電子オルガンの発達に伴い、音源部に電子回路を用いた発音方式や同時発音数が大幅に進化したこともあり、

  • より可搬性の優れた、すっきりしたボディデザイン
  • より軽量
  • お求め安い価格帯(ちょっと高いのもありますが)
  • 運搬による調律の狂いの心配なし
  • ヘッドホンしちゃえば周りに音が出ない
  • ピアノ以外の音色バリエーションやエフェクト、その他諸々搭載していて楽しい

といった、ピアノ音の発音方式を、生の弦やリードのリアル発音に求めずに、シンセサイザーと同じ電子的な合成によって、あらかじめ「ピアノっぽい音(当時の基準ですが)」が搭載された電子ピアノが、(前述のエレクトリックピアノと同時進行で)登場します。


最初期の電子ピアノ(電子音源による発音のピアノ)としては

RMI Electra-piano(1967年~)が挙げられます。(木製鍵盤)

オルガン同様にタブレットと呼ばれるスイッチで電子音を混ぜ合わせて音色を生成する方式でピアノっぽい音の立ち上がり感と減衰を得られる電子ピアノですが、サウンドイメージ的には「音が減衰する電子オルガン」的なニュアンスがまだこの時期は否めません。

勿論タッチの強弱による音色や音量の変化(タッチセンス/キーベロシティー)には対応しておりません。

ですがこの独特の音色はアーティストうけも良く、Steve Winwoodはじめ、Tony Banks、Jon Lord、Ric Wakeman 等々、錚々たる伝説のキーボーディスト達に愛されました。


一方日本のRolandは創業(1972年)の翌年にいち早く、日本初の電子コンボピアノ、EP-10(1973年)を発売。純電子発振方式のピアノは、当時としては革新的な製品でした。

(プラスチック鍵盤)

 

 

そして翌年発表したEP-30(1974年)は、世界初の「鍵盤タッチで強弱を検出できる」タッチ・センス付き鍵盤を搭載した、電子発振方式のピアノとしては大変画期的なモデルでした。

(プラスチック鍵盤)

 

 

一方それに対し,Rolandより少し後に、YAMAHAは先の打弦式エレピのCP70と同時並行して1976年に電子発振方式の電子ピアノCP30を発売。(プラスチック鍵盤)

76鍵、ローランドEP-30と同じくタッチレスポンスをもつエレピ。

音源から音色、ディケイ、ピッチまでの全てが2系列。アーシーなジャズやホンキートンクから、きらびやかなバロックまで幅広いサウンドレンジが可能となっています。

ケースの蓋が分割されてスタンドになるという画期的なデザインも持ち合わせていました。

その後、廉価版のCP20(1977年)、CP10(1979年)、80年代に入ると改良版のCP-35,CP-25,CP-11へと続き、1981年のCP-7まで、電圧制御のアナログ音源方式が続いておりましたが、

 

1981年、YAMAHAFM音源という新しい発音方式を持った電子ピアノ GX-1を発表。

(のちの、一世風靡したDXシリーズシンセサイザーの元祖的存在)

 

それまでの音源は発振器が発するシンプルな発音をフィルターを通して倍音成分を削ったり、クセをつけたりする方式(減算合成方式)でした。

(イメージ:「ピー」という元の音をフィルターを加えて「ピーン」とか「ピコーン」とか言った音に加工する)

それに対し、

FM音源は波形発振器の周波数または位相に他の波形を加えることにより、元の周波数と異なる倍音成分を生成することができます。この性質を利用して発振器を組み合わせることにより複雑な波形を作り出すことができます。

(イメージ:「ピー」という元の音にほかの波形を当て込んで「ピキーィィン」とか「ボコーォォン」とか言った音に加工する)

デジタル制御されたFM音源は、それまでのアナログ音源の持っていた、ピッチや挙動の不安定さや、音色の時間的な変化の単調さを一気に解消。複雑な倍音成分を持つ音色を実現し、より音の立ち上がりが強く、減衰も滑らかな、ピアノらしい緻密でクリアで広がりのあるサウンドを実現しました。 (木製鍵盤)

4系列のFM音源と2種類のタッチコントロール機能を搭載。ピアノ以外の音色も素晴らしく、もはや伝説となったサウンド・リッチネスでオフコース(小田和正)やチック・コリア等トッププレイヤーの指名を受ける、画期的なステージピアノでした。

 

2年後の1983年にはGX1のFM音源を使った技術をより 低価格なレギュラー品に昇華してゆき、シンセサイザーではDXシリーズを発表して一躍世界のトップに立ちます。

FM音源の電子ピアノでは初代Clavinova (クラビノーバ)YP-30が登場(プラスチック鍵盤)

ステージタイプではPFシリーズが発売され、アナログ音源のCPシリーズからFM音源のPFへ変わってゆきました。


77年RolandはEP30をよりステージ/レコーディングタイプに強化(ハンマーアクション付き75鍵盤)したコンボタイプのMP700を発売(79年にはグライコをつけた弟機種のMP600を発売)(プラスチック鍵盤)

 

80年には、EP30を強化、低価格化させた形で(アルペジオ機能搭載等)

EP-09を発売

 

81年には電子ピアノ、ステージピアノのバリエーションが一気に増えて、

EP-09をさらにカジュアルなスタイルに昇華したPiano-plusシリーズが登場。

 

ステージタイプをカジュアルにさせたPiano-plusシリーズ

(81年Piano-plus11/70/60  84年にはPiano-plus20/20S/30が追加)

 

鍵盤ユニット独立タイプ(平置きタイプ)とは別に、

HPの初期はキャビネットのしっかりしたものも、いくつか発売された

(81年:HP-930/630/530/525)

(進化)

 

鍵盤部分とスタンド部分とが別になるキャビネット設計に(現在の代表的な電子ピアノのスタイル。)

MIDIも搭載となったHP-300 / HP-400

(Piano-plus300/Piano-plus400)HPシリーズ。(83年)

 

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80年代半ばごろからパソコンの技術的発達(低価格化)と並行して、国外のメーカー中心にサンプリング技術を導入した電子楽器が普及し始めました。(E-mu/AKAI/エンソニック/KURZWEIL等々)

国内のメーカーも次第にシンセサイザーや電子ピアノでサンプリング音源を使用したものが、次第に登場てきます。

サンプリング音源:今までは波形発振器から発生される原音(電子ピアノの場合もっぱらノコギリ波や正弦波に足したり引いたりして加工してピアノっぽい音を疑似的に作り上げてきたのに対し、

サンプリング音源(PCM)は発振器の段階であらかじめメモリチップに録音した音(ピアノ音)を使用した音源。

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86年Rolandはステージ・ピアノ RD-1000を発表

当時のローランド最先端デジタル技術であるSA(Structured Adaptive)音源方式を搭載したRD-1000は、アコースティックのグランド・ピアノに迫る豊かな表現力とリアルな音色を実現しました。 この機種の成功により、“RD”はローランドのステージ・ピアノの代名詞となりました。

ROLANDデジタルピアノの始まりです。

 

 

SA(Structured Adaptive)音源方式

現代と違い、当時のメモリーの容量にかなり制限がありました。ピアノ音のような時間軸や強弱によって音色が変わる波形は大容量を必要としたため、すべて取り込むのは不可能でした。(フルサンプリングで取れるようになったのは本当につい最近のことです。)

SA音源はピアノの特徴を最も強く表す部分(特に立ち上がりの部分等)は「サンプリング音源」を使用し、

音色の変化が少ない部分(余韻の部分あたり)は正弦波に倍音を重ねてゆく「倍音加算方式の音源」を使用するといった、ハイブリッドな音源仕様です。

 

これに対し、他社の初期サンプリング音源(PCM)は使用メモリの節約のため、余韻の部分を「短いサンプリングをループさせて」作り上げていたものが多く、結果、音が妙にこもったり、和音やフレーズをプレイした際、鍵盤ごとの音質バランスが自然でなかったりとの欠点から、

こういったハイブリッドな方法のほうが「ナチュラルにバランス良く演奏できる」と評価が高かったようです。

 

 

翌87年、SA音源方式を搭載した家庭用ピアノ(HP-5600S / HP-5500S / HP-4500S / HP-3000S)登場

RD-1000で高い評価を得られたSA音源方式は、当時の家庭用ピアノHPシリーズのラインナップに展開されました。

 

YAMAHAも時流に乗り、86年サンプリング音源AWM音源を積んだClavinova (クラビノーバ)CLP-50​を発売

初期サンプリング音源(AWM)ということもあり、今から見れば、上記の事由により多少バランス面や明るさに難が見られていた時期ですが

年を経るごとにメモリーの容量が大容量化、低コスト化になってゆくに従い、CLPシリーズの音質、バランスともに、生々しく、もとより万人受けするセンスの良いサウンドデザインも相まって、全く違和感のないサンプリングサウンドをヤマハデジタルピアノは実現してゆきます。

(AWM2音源に進化 そして ステレオマルチサンプリングへ)

 

90年代以降Rolandもサンプリング音源の技術をさらに革新し、且つスタイリッシュなピアノを多く配信し、現在の人気につながります。

  



河合楽器は85年から本格的に電子ピアノの制作に乗り出しましたが

最初期の段階から、木製鍵盤のリアルなタッチにこだわり、pp~ffからのナチュラルな表現力は現在においても絶大な人気があります。

85年KAWAI 初の電子ピアノPT-200 木製鍵盤にこだわった仕様

 

90年代には木製AWA鍵盤にさらに進化



KORGもすでに80年に電子ピアノを発売(LP-10)しておりましたが、

ことプロユース・アマチュアユースのステージピアノの評価が非常に高く

アナログ音源のEPS-1(83年)のスタイリッシュなデザインですでに人気は高かったのですが

 

そしてデジタルサンプリング音源を搭載したSG-1/SG-1D(87年)は

その抜群のタッチと音抜けの良さはもはや伝説のステージピアノとなり、いまだにファンの多いモデルです。

その後の「ステージピアノのKORG」のイメージを決定づけた伝説の機種SG-1

 

同年(87年)以降発売された本格的家庭用デジタルピアノ、コンサートシリーズのタッチも非常に評価が高く、ピアノ講師のおすすめ電子ピアノの筆頭格となっておりました。

SG-1と並んで発売された、本格的家庭用デジタルピアノCONCERT C-7000


次回はようやく現行機のレポです。すみません。  その5に続く

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