Raspberry Pi 日記 (part3)
長嶋 洋一
2013年7月23日(火)
サンフランシスコから成田に向かう帰途のANA機内(暗くしているが外はずっと暮れない)である。 前日の日記から10数時間が経過したところで、パロアルトのホテルを朝9時前に出て、CaltrainとBARTで空港にやってきたのが11時前、そこから2時間ほど空港でまったりして(搭乗ゲートのエリアはWiFiが無くて、仕方なくこれまで観ること無く貯めていた「ももクロ」の武道館ライヴを1時間も観れたのがある意味で収穫(^_^;))、サンフランシスコ空港を昼過ぎに飛び立った。 帰途のフライトは10時間以上かかる予定が、何故か向かい風が弱いので30分以上も早く着くとのことで、いつものようにワイン爆睡の3時間半から目覚めて、残りが6時間ほどになった太平洋上である。 日本時間はこの時点で朝9時過ぎで、短い睡眠だったがこの後は帰宅するまで12時間、睡魔と戦ってでも、「寝ない」事が時差ぼけ軽減のために重要である。昨日の日記に関しては、ちょっと新しい事を思いついた。 ネットで「Macbook air キートップ 外れ」と検索した時に、一つのYouTube動画と出会ったが、爪楊枝で簡単にMacBookProのキートップを外したりまた付けたり出来る・・・というものだった。 そして、ちょうど大学からもう1台のMacBookAirを研究室に受け取ったばかりだった、と思い出したのである。 この出張用メインのMacBookAirから、問題のキートップを外して、研究室のスペアのMacBookAirのキートップと交換すればいいのであった(^_^)。 この片側だけ外れたキートップを両面テープで補修するとして、それが出張用メインでなく研究室のスペアであれば、叩く頻度も大幅に低下するので好都合なのだ。
そういえば1990年代の半ばには、当時としては最新鋭のPowerBookをいつも持ち歩いて、毎週、浜松と大阪(京都/神戸)を往復していた。 大阪のイメージ情報科学研究所、京都の京都芸術短期大学(現在の京都造形芸術大学)、神戸の神戸山手女子短期大学(現在の神戸山手大学)に、2泊して毎週3日、浜松から通っていたのである。 今では新幹線に乗ると、たくさんの出張族のおっさん達がいそいそとWindowsパソコンを開くので、僕は逆に滅多にパソコンを出す事は無くなったが、1995年頃にはまだノートパソコンを持ち歩くビジネスマンは殆ど存在せず、PowerBook2400cの小型軽量な画面で、14歳で衝撃のデビューを果たした宇多田ヒカルの武道館ライヴの映像を新幹線の席で楽しむというのは「目立った」ものだった。 ところが定宿の梅田のホテルでキーボードにコーヒーをこぼして動作不良となり(^_^;)、梅田のパソコンショップで外付けキーボードを購入してその場をしのぎ、液晶バックライトの半分が暗くなっていたスペアのPowerBook2400cをバラしてキーボードを取り外して交換して、無事にメインのPowerBook2400cを復活させた事もあったのだった。 メインのために犠牲となったスペアの方も、外付けモニタと外付けキーボードによって、内部のMaxはちゃんと走るので、時には複数バソコンが連携する作品で、ちゃんとサブマシンとして働いていたのである。
さて、まだ機内の時間が十分にあるので、この機会に恒例の「これからどうしようか」を、徒然なるままに書きつつ考えてみる事にした。 Raspberry Pi日記としては、そこそこ進めたRaspberry Piをここらでオシマイにするのか、それともここからさらに深入りしていくのか、ある意味で「岐路」なのだ。 そこでまず、機内で時間があるので、ここまでの「Raspberry Pi日記」をザッと読み返して、てにをはのバグを修正しつつ、何か気付いた事があればどんどんメモとして追加する、という4時間弱を過ごした。そのメモは以下である。
ここでフライトの残りは2時間半、バッテリも41%となった。 乗り継ぎの成田空港のロビーでは、壁際に座り込んで充電しながら、「ももクロ武道館」の後半を観てみよう(^_^)。
- Raspberry Piを活用した事例のムービーを集めた「YouTube_RaspberryPi」(13ムービー、534MB)をまだ観ていなかった → 帰国したらチェックすべし
- part1の「2013年5月24日(金)」にあった、内蔵サウンド再生の部分は改めて攻めるべし → スタンドアロンのサウンドインスタレーション
- それとは別にふーみん本のUSBサウンドインターフェースもapt-getして実験すべし
- part2の「2013年6月17日(月)」に、スタンドアロンのLANではVNCはOKだがSSHは駄目、とあったが、Sketching2013のScience Fairの場ではSSHも出来ていた(^_^;)
- GPIOのピン定義の最終版は → part2の「2013年6月24日(月)」にある
- 「OLED+XBee」の改訂はとりあえず完成として打ち止めにする
- Sketching2013のScience Fairの場で忘却してデモ出来なかった(^_^;)Propellerの設定は、part2の「2013年7月3日(水)」にあった → MIDIを受けてLEDを個別PWM制御する、という「board_010.spin」
- Macのアーカイブ機能でフォルダごとzip化したものをRaspberry Piにrcpしてunzipすればまとめて転送OK(^_^)
- Sketching2013のScience Fairの場では、Raspberry PiへのVNCとSSHはスタンドアロンLANで出来たが、OSC経由でのPWMデモはエラーで走らなかった。研究室LANのDHCPと切り離してOSCが通るかどうかの確認が必要
- ↑その設定手順はpart2の最後、「2013年7月9日(火)にある
- 機内でお仕事する(MacBookAirのバッテリを長持ちさせる)コツは以下
- CPUが頑張る仕事は避ける(Max6とかレンダリングとか)
- 過去のドキュメントを「読む」「考える」「メモする」仕事を中心にする
- バックライトは最低限にする
- キーボードのバックライトは書くときだけ明るくしてこまめに消す
- ブラインドのショートカットを多用する
- これで数時間のお仕事はOK(いま検証中(^_^))、機内睡眠の必要からこれで十分
- バッテリ残量表示が「50%」まではけっこう頑張るが、40%台になると減り方が速くなる(^_^;)
- 最終のToDoリストはpart3の「2013年7月11日(木)」にある → 改訂
- SEEED社がUSBでない?超小型のWebカメラを出すので買って実験してみる
- 3台のRaspberry PiのOSCグラフィックが遅かったのは、Raspberry PiというよりもVNCでビットマップを転送しているから
- Raspberry PiにOSCを入れてシンセサイザ、というのはSketching2013で発表があった (今市?)
- part3の「2013年7月15日(月)」の最後のところで、Raspberry PiにXBeeを繋いだ実験はまだ途中で未完である(^_^;)。先頭データの「255」と、3台スタック機での動作不良が未解決 → 忘れないうちにやるべし。SUACboard上のXBeeと同一なので共存不可であることに注意 !!
- 「CCRMAが35ドルで販売しているRaspberry PiのSDカードには、PdだけでなくSuperColliderまでインストールされている」 → チェックすべし
- 「Seeed から出しているGROVEブランドで、組み込み用のMP3再生モジュール」 → これはやはりチェックすべし
- 「iPhoneアプリをコントローラとする」ってのをやるかどうか・・・(^_^;)
・・・と書いたが、残念ながら「ももクロ」はお預けとなった。 今は17時過ぎ、成田からセントレアまでの45分のフライト中である。 国内線の乗り継ぎロビーに行って、チャージしつつ空港WiFiに繋いでみると、なるほど今日は火曜日、休講にしていた「サウンドデザイン」の時間にマルチメディア室で課題に挑戦したらしい2回生の多数から(さらに「音楽情報科学」の3回生も)、課題のMaxパッチについて質問/相談/支援要請、というアポが殺到していた(^_^;)。 既に先週のうちにアポを入れた学生には明日も対応するが、急に依頼しても対応されるとは限らないのをアポと言う。 とりあえず、以下のメッセージをテキストエディタで打って、メイルを出してきた学生からのメイルに全てコピペで返信した。
そして、カリフォルニアに比べて圧倒的に「蒸し暑い」日本の空気に閉口しつつ、いつも成田に着くとこのロビーで楽しむハーゲンダッツの抹茶アイスで涼をとった。 どうも積乱雲が出ているとかで、揺れるらしい。 とりあえずバッテリーは62%まで復活したので、揺れて酔わないうちはダウンロードしたニュースでも読むことにした。 これでセントレアからe-wingで浜松西インターに行き、クルマで帰宅するのは順調にいって21時である。 明日は予定満載、いよいよ今週末は前期末のあらえっさっさである。(^_^;)長嶋です。いまサンフランシスコから成田に着いたのですがあと30分で セントレアへのフライトです。同様のメイルが多数届いているのでまとめて コピペで返信します。今週「水→金」の予定は満載でアポ対応不可です。 次のメイルは明日の朝に大学で読みますので再度連絡します。以上
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